ビジネスレポート - Euroland

証券コード:6727
第 31期 Business Report
2013.4.1 ∼ 2014.3.31
株主メモ
事
業
年
度 4 月1日∼3 月31日
定 時 株 主 総 会 毎事業年度の終了後 3 ヶ月以内
9
新宿局承認
8 2 2
準
日 3 月31日(その他必要があるときはあらかじめ公告して定めた日)
剰余金の配当
3 月31日(中間配当を実施する場合は9月30日)
受領者確定日
上場証券取引所 東京証券取引所第一部
1336
差出有効期間
平成26年9月
3 0日まで
基
証 券 コ ー ド 6727
東京都新宿区西新宿8-17-1
住友不動産新宿グランドタワー31階
IR 室
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 1 号
および特別口座 三井住友信託銀行株式会社
の口座管理機関
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 1 号
事 務 取 扱 場 所 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(郵便物送付先) 〒168 - 0063
東京都杉並区和泉二丁目 8 番 4 号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(電 話 照 会 先)
0120 - 782 - 031
(ホームページ) http://www.smtb.jp/personal/agency/index.html
ワコムホームページのご案内
ワコムの IR ウェブサイトには、決算発表資料、適時開示資料、IR スケジュールなどの最新情
報を掲載しています。また、IR メールマガジン登録受付なども行っています。
http://www.wacom.com/jp/ja/investors
■ISO14001登録範囲
電子製品(タブレット、液晶タブ
レット、電子ペン、電子カーソル、
電子印鑑及び付属品で構成さ
れる製品)の設計・開発、製造、
及びサービス
(リペアサービス、
ダウンロードサービス)
JIS Q 14001 : 2004
登録番号 JSAE1201
Open up.
Sense more.
私たちのブランドコンセプト。
私たちの心の奥深くにあって、
すべての行動の源となるもの
それは、私たちに世界を
新しく感じさせてくれるもの
To Our Shareholders 株主の皆様へ
唱し、デジタルインクデータの標準化への取り組みも進めました。
さらにグローバルなSCM体制やITインフラの再構築、本社機
務基盤の安定性を重視しつつ、配当性向40%以上を基本に、
ことにありがとうございます。第 31 期(平成 26 年 3 月期)ビジ
事業体制整備においては、グローバルなSCM(生産・品質・物
能のグローバル化にも取り組んでまいります。
安定的な配当を継続したいと考えております。
ネスレポートをお届けするにあたり、ひとことご挨拶申し上げ
流管理)プロセスやERP(基幹業務)システムの再構築、グロー
ます。当社は創業30年を迎えるにあたり「A world alive with
バル組織化の推進などに取り組んでまいりました。
株主の皆様には日ごろより当社にご理解とご支援を頂き、ま
当社は自然で直感的なユーザインターフェース・ソリューション
creativity- クリエイティビティにあふれた活き活きとした世
これらの結果、当連結会計年度の業績は売上高が78,615百万
界」を新たなビジョンとして、更なる成長への一歩を踏み出し
円(前 期 比28.7%増)となり、営 業 利 益 は8,663百 万 円(同
ました。このビジョンのもと、私たちは従来の映像制作や工業
デザイン、写真加工などのデジタル表現から、医療や教育やビ
9.5%増)、経常利益は8,282百万円(同9.6%増)、当期純利
益は5,249百万円(同10.0%増)となり、過去最高の売上と利
32期につきましては、為替レートを通期平均で1ドル100円、1
ユーロ135円と想定し、事業環境の変化に対する取り組みを踏
まえて、売上高92,000百万円(前期比17.0 %増)、営業利益
10,500百 万 円(同21.2 % 増)、経 常 利 益10,450百 万 円(同
26.2 % 増)、当期純利益6,970百万円(同32.8 %増)を連結
ジネス、モバイル機器や一般ユーザのライフスタイルの分野へ
益を達成しました。
業績の見通しとしました。
の拡大に貢献していきたいと考えています。
第32期(平成27年3月期)の見通しについて
中期経営計画の修正について
第32期においては、先進国では金融緩和策などを背景に緩や
この度、当社は平成24年10月25日に発表した中期経営計画
第31期(平成26年3月期)の業績について
かな景気回復基調が続く一方で、新興国は経済成長速度の鈍
「WAP1215」を修正いたしました。基本となる成長戦略に変更
第31期においては、米国景気の回復とユーロ圏経済の安定化、
化が予想されています。IT分野においては、スマートフォンや
はないものの、コンシューマユーザのタブレットへの移行や、ハ
日本の景況感改善などにより、世界経済は緩やかな拡大を見せ、
タブレット及びクラウドが主要なITプラットフォームとなるととも
イエンドスマートフォン市場の成長鈍化などの市場環境の変化を
為替も前期より円安水準で推移しました。また、IT分野におい
に、製品差別化のためペンソリューションの重要性がさらに高
踏まえた、新たな取り組みの進捗状況を反映したものです。修正
ては、スマートフォンやタブレット市場が拡大し、SNSやクラウ
まると考えます。
後の中期経営計画では、期間を1年間延長し、平成29年3月期ま
ドとともに新たな市場を形成しています。
そのような状況を踏まえ、当社は事業モデルの変革とともに、
でに、連結売上高1,350億円以上、連結売上高営業利益率15%
このような事業環境にあって、ブランド製品事業においては、
新規ユーザ層の拡大に積極的に取り組み、事業成長の加速を
以上、連結ROE30%以上の達成を目指しています。
当社初のOS搭載タブレット「Cintiq Companion(シンティッ
図ります。ブランド製品事業をユーザカテゴリー別に「クリエイ
クコンパニオン)」の発売や液晶ペンタブレット「Cintiq(シン
ティブ」、
「コンシューマ」、
「特定業務分野」の3つに再編し、よ
配当政策、株主の皆様へのメッセージ
ティック)」シリー ズ の 拡 充、タブレット用 の スタイラスペン
り付加価値の高いソリューションの提供を目指します。クリエイ
当社は31期の業績を受けて、株主の皆様の当社へのご支援に
「Bamboo Stylus(バンブースタイラス)」シリーズの拡大、ソ
ティブビジネスにおいては、従来の製品ラインとモバイル製品
感謝し、平成26年3月31日現在の株主の皆様に対して、一株
フトウェア製品の強化などに積極的に取り組みました。電子サ
ラインの更なる拡大を図ります。また、コンシューマビジネスで
当たり17円50銭の配当を実施させて頂きました。今後とも財
と事業を拡大し、斬新な発想と感性で世界中の人々の創造性
イン用液晶ペンタブレットの採用も世界的に進みました。
は、スタイラスペンとアプリケーションに加えて新たなカテゴ
コンポーネント事業においては、サムスン電子のスマートフォン
リー製品を開発します。特定業務分野ビジネスでは、電子サイ
「GALAXY Note(ギャラクシーノート)」シリーズ向けのペンソ
ン分野のグローバル展開と成長の加速を図ります。
リューションの出荷が引き続き拡大しました。一方で、タブレッ
次に、コンポーネント事業においてはスマートフォンやタブレッ
ト市場での技術基盤を拡大するため、新規にアクティブES(静
ト分野におけるリーダーシップの強化とアクティブESペンによ
電結合)ペン技術を開発しました。また、デジタルインクの普及
る新規ユーザの獲得、生産の自動化による競争力の向上などに
TM(
を図るため、新たに「WILL
Wacom Ink layer Language)
(ワコムインクレイヤーランゲージ)」というフレームワークを提
1
によって一人ひとりの創造性の拡大に貢献します。また、グロー
申し上げます。
バル企業として、透明性の高い経営と企業価値の継続的向上を
目指してまいります。
今後とも株主の皆様の一層のご理解とご支援をよろしくお願い
代表取締役社長
Our Vision
取り組みます。また、
「WILL」による事業分野を超えたデジタ
ルインクの標準化に取り組みます。
クリエイティビティにあふれた活き活きとした世界
2
Wacom Now ワコムナウ
Our Mission
第 31 期には、当社として最も多くの
クリエイティビティをいつでもどこでも
発揮できるモバイル商品群を充実
新製品を市場に投入しました。
また、クリエイティブな作業を
2013年3月に発表した「Cintiq 13HD」は、高性能と薄型コンパクトボ
いつでもどこでもできるモバイル分野
ディ、お求めやすい価格設定などによって、高い評価をいただきました。
においても新製品を発表しました。
また、Windows 8 OS(オペレーションシステム)を搭載した「 Cintiq
加えて、ペン入力のデータに幅広い互換性を
Companion」とAndroid OS搭 載 の「Cintiq Companion Hybrid」
「スタジオから離れても思う存分クリエイティブな作業を
を8月に発表。
持たせるための業界標準を提唱するなど、
ワコムの活動範囲は大きな広がりを見せています。
したい」という、プロクリエイターの皆様のご要望に応え、他社のタブ
レットとは一線を画した商品と位置づけ、順調に立ち上がりました。
Cintiq Companion
私たちは、この世界をよりクリエイティブな場所に
変えるため、インスピレーションをとどけ、
その方法を提供します。
さらに、iPad上でも筆圧検知を含めた豊かな手書き入力の表現を可能
にするスタイラスの 新 製 品として、
「 Intuos Creative Stylus(イン
OSやアプリの境界を越えて手書きの
テュオスクリエイティブスタイラス)」を8月に発表しました。モバイル環
インクデータを自在に活用できる
「 WILLTM(Wacom Ink Layer Language)」を提唱
境で手軽にスケッチを作成して、スタジオに戻ってから本格的な作業環
境で納得のいく作品に仕上げることも可能です。
Intuos Creative Stylus
デジタルペン累計 1 億本達成(*)、モバイル機器
ユーザインターフェースの差異化に貢献
サムスン電子 GALAXY Note 3
教育の現場でも活躍する
ワコムの液晶ペンタブレット
2014 年 2月、手書きインクデータ(=デジタルインク)をコン
最高峰のプロ用液晶ペンタブレットが、CG(コンピュータグ
ピュータの OSやアプリケーションなどの互換性を気にせず自
ラフィックス)の教育に本格的に活用されています。国際分業
在に共有・活用できる仕組み「 WILL 」を発表しました。
によるグローバル化が進むアニメーション産業において、ワコ
「 WILL」の仕組みを使うことにより、例えば、相手が離れた場
ムの液晶ペンタブレットは、優秀な人材育成に役立っており、
所にいてもクラウド経由でインクデータをリアルタイムにやり
最先端設備を誇る城西国際大学メディア学部 映像芸術コー
サ ム スン 電 子 が 販 売 開 始したGALAXY Note 3、GALAXY Note10.1
とりすることが可能になります(下写真)。
「デジタル文房具」
スのアニメスタジオにも「 Cintiq 24 HD touch 」が導入され
(2014エディション)、GALAXY Note Proなどに、当社コンポーネント事
時代の扉を開くための新たな業界標準として提唱し、数多く
るなど、多くの教育現場で活躍しています。
業で提供するペン・センサーシステム「 Wacom feel IT technologies
のハードウェアやソフトウェアのメーカー、サービス事業者、シ
(ワコム・フィー ルイット・テクノロジーズ)」が採用されました。ペンを
ステムプロバイダーなどに、幅広く採用を呼びかけています。
城西国際大学 メディア学部 映像芸術コース アニメスタジオ
使った手書きでの文字入力、入力したコマンドの実行、複数ウィンドウの
表示と操作などを可能にする新次元のユーザインターフェースに、ワコム
のペンが不可欠な役割を果たしています。
(*)当社ペンコンポーネントの累計生産本数が、2014年4月16日時点で
「デジタル文房具」時代の有力ツールとしてペンの
1億本を超えました。
サムスン電子 GALAXY NotePRO
3
存在感が急速に高まっています。 4
Business Lines
ブランド製品事業
事業の構成
ワコムブランドを冠したハードウェア製品やソフトウェア、ソリューションなどを提供します。ハイエンドのデザインやグラフィック
ス用途から、日常のクリエイティブな活動を楽しむためのツール、さらには業務フローのペーパーレス化やセキュリティ強化に役
ワコムは、あらゆる分野で人々のクリエイティブなニーズに
立つ入力機器まで、お客様のニーズや事業特性により、3 つのビジネスカテゴリーで構成されています。
応えるため、ユーザインターフェース製品とソリューションを
クリエイティブビジネス
開発・製造・販売しています。
その事業領域は、ブランド製品事業、コンポーネント事業、
高性能液晶パネルを採用したクリエイティブディスプレイの「Cintiq(シンティック)」シリーズが好評をいただいています。さらに
その他の事業から構成されています。
2013 年からは、OS を搭載して「Cintiq」の高度な機能をいつ、どこでも利用できるクリエイティブモバイルの「Cintiq Companion
(シンティックコンパニオン)」シリーズを提供しています。また、ペンタブレットでは、高度な筆圧感知と傾き検出に対応したペンお
よび指によるマルチタッチ・ジェスチャー操作が特徴の「 Intuos Pro(インテュオスプロ)」、エントリー向けの「 Intuos(インテュオ
ス)」の両シリーズを提供しています。そして、iPad 上で 2048 段階までの筆圧検知が可能で表現力豊かな手書き入力表現ができ
クリエイティブビジネス
ブランド製品事業
クリエイティブユーザの情熱を支援し、ニーズに応える高度な製品とソリューション群
を提供します。
〔該当製品〕ディスプレイ( Cintiq)、モバイル( Cintiq Companionなど)、ペンタブ
レット(Intuosなど)
コンシューマビジネス
日々の暮らしを創造的に楽しくする、シンプルで直感的なユーザインターフェースをす
べてのユーザに提供します。
〔該当製品〕Bamboo Stylus、Bamboo Padなど
特定業務分野ビジネス
先進的なソリューションで社会に貢献し、ペーパーレス化と高セキュリティ化により、効
率的でより安全な業務プロセスを提供します。
〔該当製品〕STUシリーズ(サイン用液晶ペンタブレット)、DTシリーズ(液晶ペンタブ
レット)など
ソフトウェア
るスタイラスペン「 Intuos Creative Stylus(インテュオスクリエイティブスタイラス)」も提供しています。
ブランド製品事業、コン
ポーネント事業をサポー
トするた め、クラウド の
プラットフォームからア
プリケーションなどのソ
フトウェアサービスを提
供します。
〔該当製品〕
WILL、
Bamboo Paper、
Sign&Saveなど
Cintiq Companion
Cintiq 24HD touch
Cintiq 13HD
コンポーネント事業
スマートフォン、タブレット、電子書籍端末などにペン入力やマルチタッチの技術を活用したユーザイ
ンターフェース・ソリューションをコンポーネントとして提供します。
その他の事業
国内製造業向けなどに、高シェアを誇るハーネス機能を組み込んだ電気設計用 CAD ソフトウェアを提供します。
〔該当製品〕ECAD dio(イーキャド ディオ)
5
Intuos Pro
Intuos
Intuos Creative Stylus
6
コンポーネント事業
コンシューマビジネス
ペンタブレットで培ってきたペン入力とマルチタッチ技術を、
Bamboo Paper
Androidや Windows などの OSに対応させ、
Wacom® feel IT technologiesは、
各種モバイル機器に提供しています。
スマートフォンやタブレット、パソコン、電子書籍端末にペン入力や
ペンによる手書き入力や、
マルチタッチによる直感的な操作などを、
マルチタッチ機能をOEM(相手先ブランド製造)先に
より自然な使い心地で提供する
コンポーネントとして供給しています。
ユーザインターフェース・ソリューションです。
Bamboo Pad
タッチパネル + コントローラIC
Bamboo Stylus duo
入力用ぺン
搭載される商品に合わせて、EMR 方式、
アクティブES 方式、パッシブES 方式から、
最適なものを提供。
多くの人々が、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器を使い、タッチ操作によってコンテンツを利用しています。今後は、
これまで、ワコムはペン技術として独自の EMR ®(電磁誘
スタイラスペンを用いて、モバイル機器でもコンテンツを作り、加工する使い方が増えていくと見られています。ペンを「デジタル
導)方式のコンポーネントのみを提供してきましたが、拡
文房具」として活用する世界は、ごく間近に迫っていると言っていいでしょう。ワコムは、魅力的なスタイラスペンの提供、
「 WILL 」
大するタブレット市場でのペン入力ニーズに応えるため、
( P. 4 参照)の採用を業界に幅広く働きかけると同時に、クラウドをベースとしたアプリケーションやサービスの強化を通して、日常
新たに2 種類の静電結合( ES )方式を加え、モバイル機器
へのデジタルペン搭載の流れをさらに促進します。EMRと
生活の様々なシーンで人々がクリエイティビティを自在に発揮できる機会をお届けし続けます。
アクティブES 、最もシンプルな構造のパッシブES の 3 方式
により、
「ヘビーユース」から「ライトユース」まで、お客様
のニーズに応じて選択いただけるマルチテクノロジー戦略
を展開していきます。
特定業務分野ビジネス
センサーボード + コントローラIC
EMR方式で使用。
コンピュータやネットワークインフラなどの発展によって、さまざま
な領域で文書の電子化(ペーパーレス化)が加速しています。企業
内での文書管理や販売店での商品説明、金融機関での契約手続き、
サイン用液晶ペンタブレット
STU- 530
10 . 1 型液晶ペンタブレット
DTU- 1031
EMR 方式
医療現場での電子カルテ利用、ホテルでのチェックイン手続きなど、
その領域は多岐にわたっています。また、電子化した文書の管理に
は高度のセキュリティ機能も不可欠です。当社が提供するペンタブ
レット商品群は、様々なビジネスの現場で、お客様とコンピュータ
21 . 5 型液晶ペンタブレット
DTK- 2241
ペン用途
ヘビーユース
頻繁に長時間使用
ビジネス、学校での手書き、
スケッチ等の詳細な描き込み
動作原理
電磁誘導( EMR)方式
システムをつなぐ重要な役割を果たしています。
利 点
7
ペンに電池が不要で小型化に最適
(端末に格納可能)
タブレット構造図
アクティブES 方式
ミドルユース
時々使う
簡単なノートテーキング等
静電結合( ES)方式
(筆圧情報等の信号をペンから
タッチセンサーに発信)
タッチICでペンを制御
ペン専用のセンサーボードが不要
ワコム アクティブES 方式ペンの特長
① 新開発コントローラICで、ペンとタッチの信号を同時処理
② マルチタッチとペン入力のノウハウを結集した高性能
③ デジタルペンの開発・製造ノウハウを生かした高い完成度
④ 自動生産ラインを活用した大量生産
⑤ ペンIDをクラウドを介して利用可能
8
WAP 1215
単位:百万円
連結売上高
中期経営計画
Wacom Action Plan for Changing Platform
中期経営計画については、平成 24 年 10 月25 日発表後の
市場環境の変化や進捗状況を反映して、
期間を1 年間延長し、当社第 34 期(平成 29 年 3 月期)の
連結売上高目標値を150 億円引き上げ 1 , 350 億円と
140,000
120,000
100,000
80,000
60,000
40,000
20,000
0
135,000
その他の事業
コンポーネント事業
25,000
21,100
20,000
92,000
78,615
14,400
15,000
61,068
10,500
10,000
8,663
7,915
4,770
5,000
14,137
9,648
6,970
5,249
0
第30期実績
第30期実績
第31期実績
第32期予想
第33期計画
第34期計画
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
(平成27年3月期)
(平成28年3月期)
(平成29年3月期)
することにしました。
営業利益
当期純利益
110,000
ブランド製品事業
単位:百万円
連結利益
第31期実績
第32期予想
第33期計画
第34期計画
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
(平成27年3月期)
(平成28年3月期)
(平成29年3月期)
基本となる成長戦略に変更はありません。
基本戦略
成長戦略
ビジネスプラットフォームをPCからモバイル・クラウドへ
拡大し、新規ビジネスの創出と既存ビジネスの成長を図る
●
財務目標:当社 第34期(平成29年3月期)までに
・連結売上高:1,350億円以上
・連結営業利益率:15%以上
・連結ROE:30%以上
ビジネスプラットフォームをモバイルとクラウドベースへと拡大する
●
ブランド製品事業の成長を加速する
●
コンポーネント事業の成長を加速する
●
グローバルSCM(生産・品質・物流管理)体制を強化する
●
グローバル組織化を推進する
●
グローバルなITインフラを整備する
●
新規UI(ユーザインターフェース)技術開発を加速する
●
新興地域への投資を強化する
80,000
70,000
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
市場環境等の変化
・PCからタブレットへのユーザ移行により、ペンタブレットの成長が鈍化
・コンシューマ市場でスタイラスペン市場が急速に低価格化
・スマートフォン市場における高価格帯製品の成長率が鈍化
・タブレット市場は拡大するも、低価格化が想定以上に進行
70,700
59,000
49,200
38,960
29,406
第30期実績
第31期実績
第32期予想
第33期計画
70,000
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
第34期計画
テクノロジー基盤の拡大と新規アクティブES ペンの製品化
TM(
「WILL
Wacom Ink Layer Language)」によるデ ジタ ル インク
の標準化
●
●
クラウドプラットフォームとユーザコミュニティーの推進
●
ペン量産技術の強化と自動生産設備投資
●
事業モデルのグローバル化を支えるビジネスシステム投資
インクコミュニケーション
63,400
50,200
39,002
クラウド
デジタルペーパー時代の
グローバルスタンダードへ
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0%
OPM(営業利益率)
ROE(株主資本利益率)
ROA(総資産利益率)
30%
第30期実績
20%
20%
17%
13%
11%
11%
10%
20%
16%
16%
11%
13%
第32期予想
第33期計画
株主還元
第34期計画
配当性向
単位:%
55.9
60
30
43.0
50
18.00
40
37.7
17.50
20
15
13%
第31期実績
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
(平成27年3月期)
(平成28年3月期)
(平成29年3月期)
25
24%
42,100
31,056
単位:円
成長投資を積極的に推進
●
単位:%
主要利益指標
市場変化への対応
単位:百万円
コンポーネント事業 売上計画
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
(平成27年3月期)
(平成28年3月期)
(平成29年3月期)
想定為替レート: 1ドル100円、1ユーロ135円
(平成24年10月25日発表時想定 1ドル75円、1ユーロ100円から変更)
※第32期予想および中期経営計画の各数字は、平成26年4月30日時点
修正の要因
単位:百万円
ブランド製品事業 売上計画
(7,000)
(7, 200)
30
11. 25
(4,500)
10
5
0
第30期実績
第31期実績
第32期予想
第33期計画
第34期計画
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
(平成27年3月期)
(平成28年3月期)(平成29年3月期)
平成25年 2月にサムスン電子が約 53 億円を出資
第30期実績
第31期実績
第32期予想
第33期計画
第34期計画
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
(平成27年3月期)
(平成28年3月期)(平成29年3月期)
1株当たり配当金、配当性向推移
( )内は平成25 年6月1日付株式分割前で算出した1株当たり
配当性向は連結ベースで40 %以上を維持します。
9
10
Wacom Global
ワコムのグローバル・オペレーション展開
ワコムグローバル
各拠点の強みがペンタブレット市場における世界シェア85%※というグローバル・オペレーションを実現させています。
グローバル市場で成長を続ける当社は、創立当初より海外展開に取り組み、
棒グラフは所在地別売上高
単位(黒数字)
:百万円
単位(現地通貨)
:1,000ドル
単位(現地通貨)
:1,000ユーロ
アメリカ、欧州、中国、韓国、オーストラリア、シンガポール、香港、台湾、
インドに連結子会社を持っています。
事業活動のグローバル化にともない人事施策面の重要性も増しています。
80
,5 02)
6
4 9,0
今回は、グローバル人事を統括しているロバート・マーリングハウスが、
日々の活動や戦略的な取り組みなどをお話しします。
社 員です。設 立 後 30 年 余りの 当 社 の 成
観の共有が不可欠です。そのために、世界各地で「グルーバルリー
長は、有能な人材を引き付けその能力を
ダーシップトレーニング」を実施しております。また、社員がこれまで
フルに活用し、会社全体が1つのチームと
の業務の枠を超え、より大きな目標にチャレンジして成長できる環境を
してうまく機能することで実現されました。
整備します。様々な文化的背景や専門性を持ったメンバーが、共通の
その意味で、人材への投資は中長期的に
ゴールを目指して業務に取り組み、外国語やマネジメントなどのスキ
は非常に大きな効果があると言えます。
社員それぞれが自分の持つ能力を発揮し、
情 熱をもって業 務に取り組むことで、事
業の成功と個人としての成長の両方を実
1 00
1,
(
11 000
1,
(
(
32
(
87
4
ー
, 0ユ
8 0 ,0 0
1
)
ロ
5 ロ
0 525 ユー 668 ,53 ユー
, 94 0 0
63 89, ,000
,
2
0
9
1
1
1,
)
ロ
85
8,
7
86
(
3
3
6,
事業の成功を左右する最も重要な要素は、
4. ワコムのHRチームにとってのチャレンジは?
ワコムが全社一丸の「One Wacom 」として機能するためには、価値
)
9
90
4,
5
1 . ワコムの HR(人事)チームの役割は?
0
5
9 3 29 )
,4 24,9 0ドル
06
0 ) , 29
,
2
1
4
9
1 ,0 0
,2 ル 9
68 ) 1
1
1, ドル
14 0ド
4,
5
社員インタビュー
11
,6 6)
37 1,05
(
(
(
2
,15 2)
18 1,62
(
1
ルを向上させながらより大きな貢献ができるよう、様々な施策でサ
Robert Marlinghaus
(ロバート・マーリングハウス)
ポートしていきます。
Head of Global Human
Resources
現できるような環境作りが、グルーバル
HRチームの使命だと考えています。よって、HRチームのミッション
は、「 We inspire and equip our people to make the world a
more creative place」です。
2. HRの視点から見て、ワコムのユニークな点は?
e
Op
n up
. S ense m
第29期
ore
.
Ambitious for
Wacom
Global Thinker
Inspiring
Communicator
Compelling
People Leader
Agile Business
Leader
Strategic
Innovator
第30期
第31期
第29期
第30期
第31期
アメリカ
ヨーロッパ
北南米を含む
東ヨーロッパ・中東・アフリカを含む
第29期
第30期
第31期
アジア・
オセアニア
第29期
第30期
第31期
日 本
コンポーネント事業の売上高は
( )内の数字として日本に含む
アジア・オセアニア
その他
8.8%
その他
ワコムの 事 業 展 開は世 界 中にまたがり、グローバルHRは約25 のオ
日本
フィスで勤務している1 ,200 人以上もの人々に接します。そのため、
ヨーロッパ
グローバルな要求とローカルな考え方のバランスをうまくとることが必
要です。目下の最大の課題は、未来へ向けてワコムが成長するための
真の意味でのグローバルチームをつくることですが、これには社員自
16.1%
ペンタブレット市場
世界シェア
ワコム
85%※
ペンタブレット市場
日本シェア
アメリカ
身のリーダーシップ強化に加え、これをサポートするHRツールやプロ
15.9%
セスも必要です。
ワコム
3. ワコムのHRチームはどのように構成されていますか?
主には、ローカルベースの人事、業務スペシャリスト、業務パートナー
59.2%
(うち、コンポーネ
ント事業 49.6%)
90.5%
※当社推定・概算(2013年通年)
出所:BCN調査(2013年通年)
といった3つの機能から構成されています。
11
12
Business Review 営業概況
単位:百万円
78,615
売上高
80,000
61,068
40,000
で)における当社グループを取り巻く事業環境は、国内の景況
20,000
感が好転し、欧米でも緩やかな景気回復が続きました。為替相
0
33,030
32,045
当社製品を取り巻く市場動向については、ブランド製品事業の
クリエイティブビジネスの市場では、デジタルコンテンツの制作
単位:百万円
営業利益・当期純利益
営業利益 当期純利益
8,663
が、先進国では工業デザインに加え、3 D 技術の利用に拡大し、
アジアや南米など新興国にも広がりを見せています。さらに、各
種デザイン活動の現場がモバイル環境へ広がりを見せています。
コンシューマビジネス市場では、手書き入力のニーズがタブレッ
トにも広がり、電子文具市場が成長の兆しを見せています。特定
業務分野ビジネスの市場では、幅広い分野で電子署名のニーズ
2,000
子 の GALAXY Noteシリー ズ やWindows 8 Pro 対 応 の タブ
4,770
4,067
3,252
3,128
1,968
2,181
1,967
第27期
第28期
第29期
第31期
単位:百万円
総資産・純資産
総資産 純資産
60,000
教育向け端末市場などでも電子ペン技術は差別化要因として
40,000
ニーズが高まりつつあります。
30,000
この ような 事 業 環 境 の もと、当 社グ ル ー プ は 中 期 経 営 計 画
20,000
WAP 1215 の達成に向けて、インターネットを積極的に活用し
10,000
たマーケティングや営業活動による売上の拡大、新製品開発力
0
はじめとするSCM(生産・物流管理)やQA(品質管理)体制の
第30期
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
50,859
50,124
レットなどで電子ペン機能を搭載した機種が増加を見せ、また、 50,000
強化による製品ラインの拡大、電子ペン自動組立装置の稼働を
5,249
0
効果からペンタブレットの導入が進んでいます。コンポーネント
出 荷が好 調だったことで前 期から売 上を大 幅に伸ばしました。
で一部モデルの販売が振るわなかったものの、ディスプレイ製品
ノートPC向けペン・センサーシステムも法人向け業務用途を中
の「Cintiq 13HD」が昨年3月発表以来好評を博したことや、当
心に売上が堅調に推移しました。
社 初 のOS搭 載 タブレットとして 市 場 投 入した モ バイ ル 製 品
この結果、売上高は39, 002百万円(前期比 25 .6 %増)、営業利
「Cintiq Companion」シリーズが売上拡大に貢献したこと、さら
29,212
27,094
18,270
32,799
を強いられました。
買 い 替え需 要 の 喚 起が功を奏し、売 上は前 期を上 回りました。
特定業務分野ビジネスでは、ペーパーレスでの業務フローを実
今年 2 月には新しい設計エンジンを搭載した「 ECAD dio DCX
現する液晶サインタブレット「 STU(エスティーユー)」シリーズ
R 1 」を発表しました。
に新製品を投入するなど、販売がグローバルに拡大したことで、 この結果、売上高は653 百万円(前期比 7 . 9 %増)、営業利益は
123 百万円(同 19 . 6 %増)となりました。
売上は前期を大きく上回りました。
地域別では、円安効果も手伝い、日本、米国、欧州、アジア・オ
この結果、売上高は38 , 960 百万円(前期比 32 . 5 %増)、営業利
第28期
第29期
第30期
第31期
事業別売上高
単位:百万円
その他の事業
653
強化、次世代グローバルITインフラの整備などに努めました。
24,963
22,190
コンポーネント事業
第27期
コンポーネント
(スマートフォン向け)
クリエイティブ
コンシューマ
特定業務
コンポーネント
(タブレット向け) コンポーネント
(ノートPC向け)
コンポーネント
(タッチ用途向け) CAD
33,334
30,000
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
20,000
コンポーネント事業については、すべての製品ラインにおいて
前期から売上を伸ばしました。
製品ライン別では、スマートフォン向けペン・センサーシステ
17,666
11,096
10,000
2,618
1,825
8,317
5,000
73
0
ム の 出 荷が、昨 年9月に発 表されたサムスン電 子 の GALAXY
0.8%
単位:百万円
製品ライン別売上高推移
益は5 , 214 百万円(同 6 . 5 %増)となりました。
18,918
18,482
その他の事業
Stylus 」シリーズの既存モデル一新と新製品投入を行うなど、 ソフトウェア事業については、新規大口案件受注や消費税増税
引き続き拡販に努めましたが、低価格化と競争激化により苦戦 前の駆け込み需要、さらにWindows XP のサポート終了に伴う
セアニアの各地域とも売上は前期を上回りました。
34,129
28,199
益は6 ,667百万円(同20 .0 %増)となりました。
に円安効果も加わったことで、売上は前期を大幅に上回りました。
コンシューマビジネスにおいては、スタイラスペン「 Bamboo
6,000
が広がり、情報セキュリティ強化や紙資源削減などへの優れた
事業の分野では、タブレット市場が拡大するなかで、サムスン電
7,915
8,000
4,000
ンドを「Intuos」に統合し新製品を発表したペンタブレット製品
けて、売上は前期を大幅に上回りました。
40,706
第27期
第28期
第29期
第30期
第31期
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
場は、日銀の金融緩和政策などを背景に円安が進みました。
製品ライン別には、クリエイティブビジネスにおいて、製品ブラ
Note 3向けに好調に推移しました。タブレット向けペン・セン
サ ーシステムも、大 手PCメーカー 各 社 から電 子 ペン装 備 の
Windows 8 Pro OS搭載タブレット機種が拡充されたことや、
サムスン電子のGALAXY Noteシリーズの拡充や新モデル向け
務分野ビジネスの販売が順調に推移し、さらに円安の恩恵を受
60,000
全社(連結)
当 連 結 会 計 年 度(平 成 25 年 4 月1日 から平 成 26 年 3 月31日ま
ブランド製品事業
ブランド製品事業については、クリエイティブビジネスや特定業
5,373
3,935
1,691
606
343 653
第30期
第31期
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
これらの結果、当連結会計年度の業績は売上高が78 , 615 百円
単位:百万円
(前期比 28 . 7 %増)となり、営業利益は8 , 663 百万円(同 9 . 5 %
売上高
増)、経 常 利 益 は8 , 282 百 万 円(同 9 . 6 % 増)、当 期 純 利 益 は
5 , 249 百万円(同 10 . 0 %増)となりました。
コンポーネント事業
39,002
49.6%
前期 61,068
78,615
ブランド製品事業
百万円
38,960
49.6%
28.7%増
当期 78,615
7,915
9.5%増
当期
8,663
10.0%増
当期
5, 249
当期純利益
前期
13
4,770
前期 29,406 32.5%増
当期 38,960
ブランド製品事業 営業利益
営業利益
前期
コンポーネント事業 売上高
ブランド製品事業 売上高
前期
4,895
6.5%増
当期
前期 31,056
25.6%増
その他の事業 売上高
当期 39,002
コンポーネント事業 営業利益
5, 214
前期 5,554
20.0増
当期
前期
606
7.9%増
当期
653
当期
123
その他の事業 営業利益
6,667
前期
102
19.6%増
(注)記載金額は、単位未満を四捨五入して表示しています。
(注)営業利益は、各事業の営業利益合計から管理部門の費用が引かれています。
14
Consolidated Financial Statements 連結財務諸表
単位:百万円
連結貸借対照表(要旨)
(資産の部)
単位:百万円
連結損益計算書(要旨)
前期
当期
対前期比
平成25年3月31日現在
平成26年3月31日現在
(増減)
流動資産
現金及び預金
受取手形及び売掛金
商品及び製品
仕掛品
原材料及び貯蔵品
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物
減価償却累計額
建物及び構築物(純額)
機械装置及び運搬具
減価償却累計額
機械装置及び運搬具(純額)
工具、器具及び備品
減価償却累計額
工具、器具及び備品(純額)
土地
有形固定資産合計
無形固定資産
のれん
その他
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
投資その他の資産合計
固定資産合計
資産合計
21,596
10,602
3,742
427
1,314
1, 229
3,859
△ 18
42,752
3,733
△ 2,006
1,726
235
△ 130
105
3,009
△ 1,879
1,130
1,448
4,410
15,394
11,388
7,161
358
1,811
1,718
2, 295
△ 51
40,073
4,062
△ 2,098
1,964
890
△ 264
626
3,736
△ 2,452
1, 284
1,457
5,332
△ 6, 202
786
3,419
△ 69
497
489
△ 1,564
△ 33
△ 2,679
329
△ 92
238
655
△ 134
521
727
△ 573
154
9
922
25
2,382
2,408
4
3, 218
3, 222
△ 21
219
25
330
△ 19
555
7,372
50,124
1,615
41
596
△ 20
2, 232
10,786
50,859
1,396
16
266
△1
1,677
3,414
735
836
814
(負債の部)
前期
当期
対前期比
平成25年3月31日現在
平成26年3月31日現在
(増減)
流動負債
支払手形
買掛金
短期借入金
未払法人税等
賞与引当金
役員賞与引当金
その他
流動負債合計
固定負債
繰延税金負債
退職給付引当金
退職給付に係る負債
資産除去債務
その他
固定負債合計
負債合計
(純資産の部)
435
11,384
600
2, 204
875
168
3,930
19,596
9,430
600
1,929
484
59
3,737
16, 239
△ 435
0
△ 275
△ 391
△ 109
△ 193
△ 3,357
160
611
78
467
1,316
20,913
425
768
151
475
1,820
18,060
265
△ 611
768
73
8
504
△ 2,853
△ 1,954
前期
当期
対前期比
平成25年3月31日現在
平成26年3月31日現在
(増減)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計
新株予約権
純資産合計
負債純資産合計
4, 203
7,573
18,354
△ 204
29,926
4, 203
7,564
21,711
△ 1,539
31,939
24
416
324
△ 28
712
148
32,799
50,859
△ 834
△ 810
96
29, 212
50,124
連結包括利益計算書(要旨)
前期
当期
対前期比
前期
当期
対前期比
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
平成25年4月1日から
平成26年3月31日まで
(増減)
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
平成25年4月1日から
平成26年3月31日まで
(増減)
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税金等調整前当期純利益
法人税等合計
当期純利益
61,068
36,833
24,235
16,320
7,915
111
467
7,559
4
16
7,546
2,775
4,770
17,547
11,851
5,696
4,948
748
△ 21
3
723
△2
0
723
245
479
少数株主損益調整前当期純利益
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定
その他の包括利益合計
包括利益
4,770
5,249
479
15
1,084
1,100
5,870
392
1,158
1,550
6,799
377
74
450
929
単位:百万円
連結キャッシュ・フロー計算書(要旨)
前期
当期
対前期比
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
平成25年4月1日から
平成26年3月31日まで
(増減)
営業活動によるキャッシュ・フロー
5,895
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 1,611
財務活動によるキャッシュ・フロー
4,337
現金及び現金同等物に係る換算差額
1,006
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 9,627
現金及び現金同等物の期首残高
11,970
現金及び現金同等物の期末残高
21,596
734
△ 4,416
△ 3,255
735
△ 6,202
21,596
15,394
△ 5,161
△ 2,805
△ 7,592
△ 271
△ 15,829
9,626
△ 6,202
連結キャッシュ・フロー計算書の説明
売上高が、為替の円安効果やブランド製品事業およびコンポーネント事業で
営業活動によるキャッシュ・フロー:たな卸資産の増加や法人税等の支払いが
0
の新製品効果などにより28 .7% 増えて過去最高を更新しました。一方、売
増加したものの税金等調整前当期純利益などにより、734百万円を得られま
△9
上総利益率は、ブランド製品事業における製品ミックスの変化により前期
した。
39.7%から38.1%へと低下し、販売管理費も、海外現地法人での人員増
投資活動によるキャッシュ・フロー:電子ペン自動組立装置や事業規模拡大に
3,357
△ 1,335
2,013
392
1,158
△ 28
1,522
52
3,587
735
(注)掲載した連結財務諸表は、主要な項目のみを表示しております。また、記載金額は、単位未満を四捨五入して表示しております。
連結貸借対照表の説明
資産の残高は、ブランド製品事業での高価格帯の新製品販売に伴うたな卸資産の増加や、設備投資ならびにソフトウェア等の取得による固定資産の増加、さらに
株式の取得による投資有価証券の増加の一方で、現金及び預金の減少などから50,859百万円となりました。負債の残高は、買掛金などの減少により18,060百
に伴う人件費や社内グローバルITインフラ整備に伴う経費が増加したことな
伴う金型等の有形固定資産の取得に伴う支出のほか基幹業務システム等の
どから売 上 高 販 管 費 率 も 若 干 上 昇し、営 業 利 益 率 は 前 期 の13.0 %から
ソフトウェアの取得などにより4,416百万円の使用となりました。
11.0%へと低下しました。それらの結果、当期純利益は5,249百万円と前
財務活動によるキャッシュ・フロー:自己株式の取得による支出と株主の皆様
期に対し10.0% 増にとどまりました。
への配当金の支払いなどにより3,255百万円の使用となりました。
連結株主資本等変動計算書(要旨) 当期(平成 25 年 4月1日から平成26 年 3月31日まで)
株主資本
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
4,203
資本剰余金
利益剰余金
7,573
18,354
自己株式
△ 204
株主資本合計
29,926
24
為替換算
調整勘定
△ 834
退職給付に係る その他の包括 新株予約権
調整累計額 利益累計額合計
-
△ 810
96
純資産合計
29,212
△ 1,892
△ 1,892
5,249
5,249
△ 1,437
93
△ 1,437
102
△9
△9
7,564
その他有価証券
評価差額金
△ 1,892
△ 1,437
4,203
単位:百万円
その他の包括利益累計額
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
15
78,615
48,684
29,931
21,268
8,663
90
470
8,282
2
16
8,269
3,020
5,249
連結損益計算書の説明
資本金
万円となりました。純資産の残高は、当期純利益の増加などにより32,799百万円となりました。
単位:百万円
3,357
21,711
△ 1,334
△ 1,539
2,013
31,939
5,249
93
392
1,158
△ 28
1,523
52
1,575
392
416
1,158
324
△ 28
1,523
712
52
148
3,588
32,799
△ 28
16
Non-Consolidated Financial Statements 単体財務諸表
Financial Indices 財務指標(連結)
単位:百万円
単体貸借対照表(要旨)
(資産の部)
流動資産
固定資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産
固定資産合計
資産合計
(負債の部)
流動負債
固定負債
負債合計
単位:百万円
前期
当期
対前期比
平成25年3月31日現在
平成26年3月31日現在
(増減)
33,722
30,039
3,555
2,184
3,103
8,841
42,564
4,252
3,023
4,663
11,937
41,976
△ 3,683
697
839
1560
3,096
△ 588
前期
当期
対前期比
平成25年3月31日現在
平成26年3月31日現在
(増減)
17,956
1,013
18,969
14,671
1,200
15,871
△ 3,285
187
△ 3,098
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税引前当期純利益
法人税等合計
当期純利益
単位:%
ROA(総資産利益率)、ROE(株主資本利益率)
ROA 単体損益計算書(要旨)
前期
当期
対前期比
平成24年4月1日から
平成25年3月31日まで
平成25年4月1日から
平成26年3月31日まで
(増減)
52,925
35,717
17,208
10,213
6,995
113
44
7,064
2
12
7,054
2,524
4,530
71,276
50,257
21,019
12,809
8,210
38
71
8,177
0
3
8,174
2,873
5,301
18,351
14,540
3,811
2,596
1,215
△ 75
27
1,113
△2
△9
1,120
349
771
19.9
20
15
10.7
5
11.3
7 .3
7 .1
(純資産の部)
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
株主資本合計
評価・換算差額等
新株予約権
純資産合計
負債純資産合計
前期
当期
対前期比
平成25年3月31日現在
平成26年3月31日現在
(増減)
4,203
7,573
11,903
△ 204
23,476
24
96
23,595
42,564
4,203
7,564
15,313
△ 1,539
25,541
416
148
26,105
41,976
0
3,410
△ 1,335
2,065
392
52
2,510
△ 588
6
単位:%
資本剰余金
利益剰余金
4,203
7,573
11,903
9.8
自己株式
△ 204
ー
△9
7,564
31.31
12.25
12.24
第27期
第28期
13.66
10
0
第29期
第30期
第31期
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
単位:百万円
株主資本合計
その他有価証券
評価差額金
新株予約権
純資産合計
23,476
24
96
単位:%
自己資本比率
68.1
64.8
64.2
23,595
55.2
58.1
1株当たり配当金、配当性向
61.2
△ 1,892
5,301
△ 1,437
93
50
10
40
5
30
0
△ 1,334
△ 1,539
2,065
25,541
52
445
392
416
52
148
2,510
26,105
17.50
60
55.9
54.9
11.25
5,301
△ 1,437
93
392
配当性向 単位:%
60.7
15
△ 1,892
102
配当金 単位:円
20
5,301
3,409
15,313
29.81
10.0
△ 1,892
△ 1,437
4,203
単位:円
20
60
△9
第31期
評価・換算差額等
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
9.8
第30期
1株当たり当期純利益
第27期
第28期
第29期
第30期
第31期
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
70
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
第29期
30
11.0
0
株主資本
資本金
第28期
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
13.0
3
単体株主資本等変動計算書(要旨) 当期(平成25 年4月1日から平成26 年 3月31日まで)
第27期
0
15
9
118.38
50
第27期
第28期
第29期
第30期
第31期
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
△9
114.79
10.4
7.1
0
12
113.67
100
OPM(営業利益率)
(注)掲載した単体財務諸表は、主要な項目のみを表示しております。
また、記載金額は、単
位未満を四捨五入して表示しております。
196.14
173.15
150
11.7
10
単位:円
200
17.0
10.9
1株当たり純資産
ROE
第27期
第28期
第29期
第30期
第31期
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
7.50
7.50
50
7.50
40
37.7
30
第27期
第28期
第29期
第30期
第31期
(平成22年3月期)
(平成23年3月期)
(平成24年3月期)
(平成25年3月期)
(平成26年3月期)
(注)平成25年6月1日付で、1株を400株に株式分割しています。
比較のため、第27期から第30期までは実際の数値を割って表示しています。
17
18
Corporate Governance
Corporate Data
コーポレート・ガバナンス
会社概要(平成 26 年 6 月28日現在)
沿 革
1983 7
1988 6
当社はコーポレート・ガバナンスに関わる主要機関として取締役
設 立 年 月日 1983年7月12日
会と監査役会を設置しています。透明性の高い公正な経営を実
資
本
金 42億347万円(平成26年3月31日現在)
現するため取締役の任期を1年にし、経営陣の株主の皆様に対
社
員
数 連結1,035名 単独472名(平成26年3月31日現在)
する経営責任を明確にしています。取締役5名のうち1名を独立
事業セグメント 1. ブランド製品事業
[ペンタブレット製品の開発・製造・販売など]
○ クリエイティブビジネス(ディスプレイ、モバイル、ペンタブレット製品等)
○ コンシューマビジネス(タッチスクリーン用スタイラスペン製品等)
○ 特定業務分野ビジネス(電子サイン用液晶ペンタブレット製品等)
性の高い社外取締役にして経営に対する監視機能の強化を図り、
監査役も監査役3名の全てが独立性の高い社外監査役として取
締役会等の重要な会議に出席するなど、取締役の職務執行の監
査を行っています。加えて、意思決定の迅速化による事業環境
2. コンポーネント事業
[スマートフォン、タブレット、電子書籍端末ほかの入力部品の開発・製造・販売など]
○ ペン・センサーコンポ−ネント
○ タッチ・センサーコンポ−ネント
の変化への対応力強化を図るため執行役員制を導入しています。
3. その他の事業
株主総会
選任・解任
選任・解任
選任・解任
報告
監査役会
監査役3名
取 引 銀 行 みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、埼玉りそな銀行
取締役会
取締役5名
会計監査人
連携
選任・解任
連携
代表執行役員
報告
報告
報告
経営戦略会議
執行役員9名
内部監査室
リスク管理委員会
報告
評価
各事業部門
各関係会社
役
員 代表取締役社長
取
締
役
取
締
役
取
締
役
社 外 取 締 役
常 勤 監 査 役
(社 外 監 査 役)
社 外 監 査 役
社 外 監 査 役
報告
監査
連携
内部統制担当部署
(BP部)
[CADシステムの開発・製造・販売など]
○ 電気設計、ハーネス設計用CAD
リスクホットライン
通報
従 業 員
執 行 役 員 代表執行役員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
執 行 役 員
山田 正彦
小見山 茂樹
長谷川 渉
山本 定雄
藤島 安之
水野 晴夫
本 社 / 工 場 〒349-1148
埼玉県加須市豊野台二丁目510番地1
TEL:0480-78-1211(代表)
FAX:0480-78-1220
1991 8
1998 9
1999 6
支 社・営 業 所
2000 3
2001 9
2003 4
東
京
支
社 〒160-6131
東京都新宿区西新宿8-17-1
住友不動産新宿グランドタワー 31階、35階
名 古 屋 営 業 所 〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦1-17-26
ラウンドテラス伏見10階
大 阪 営 業 所 〒531-0072
大阪府大阪市北区豊崎5-4-9
商業第二ビル6階
福 岡 営 業 所 〒812-0013
福岡県福岡市博多区博多駅東2-6-23
博多駅前第2ビル8階
海 外 子 会 社 Wacom Technology Corporation(アメリカ)
Wacom Technology Services, Corp.※(アメリカ)
※ Wacom
Technology Corporationの販売・マーケティング子会社
Wacom Europe GmbH(ドイツ)
Wacom China Corporation(中国)
Wacom Korea Co., Ltd.(韓国)
蛯谷 毅
嘉村 孝
山田 正彦
小見山 茂樹(ジャパン・アジアパシフィック統括本部長)
長谷川 渉(財務本部長)
山本 定雄(技術開発本部長)
嘉本 秀年(コンポーネント事業本部長)
大場 雅宏(ブランド製品事業本部SCM本部長)
下田 耕嗣(ブランド製品事業本部製品開発本部長)
ジョセフ ディール(ワコムテクノロジー社長)
マーティン ボイト(ワコムヨーロッパ社長)
Wacom Australia Pty. Ltd.(オーストラリア)
11
11
2004 4
2005 2
4
12
2006 1
5
2007 2
5
9
11
Wacom Taiwan Information Co., Ltd.(台湾) Wacom India Pvt. Ltd.(インド)
海 外 販 売 拠 点 Moscow(モスクワ)
米国ワシントン州にワコムテクノロジーを設立(現連結子会社)
プロフェッショナル向けペンタブレット「Intuos」発売
電気設計用 CAD「ECAD/dio」発売
コンシューマ向けペンタブレット「FAVO/Graphire」発売
中華人民共和国にワコムチャイナを設立(現連結子会社)
液晶ペンタブレット「Cintiq」発売
JASDAQ 市場に株式上場
ヒューレット・パッカード社のタブレット PC にペン・センサーコンポーネ
ントが採用
大韓民国にワコムデジタルソリューションズ(現ワコムコリア)を設立
(現連結子会社)
初の普及価格帯液晶ペンタブレット 15 型「DTI-520」発売
オーストラリアにワコムオーストラリアを設立(現連結子会社)
東京証券取引所第一部に株式上場
電子ペーパーを使用した電子書籍端末にペン・センサーが採用
シンガポールにワコムシンガポールを設立(現連結子会社)
東京証券取引所 第 1 回「ディスクロージャー新人賞」受賞
コンシューマ向け新モデル「Bamboo」発売
将来に向けた新しい事業ビジョンとブランド・コンセプトを発表
電子サイン用液晶ペンタブレットをドイツ・ベルリン州立銀行が採用
台湾にワコムタイワンインフォメーションを設立(現連結子会社)
複数の指を同時に検出する高性能マルチタッチセンサーシステムを開発
2009 10
モバイル機器での使用に最適化したデジタルペン入力システムの新ブ
ランド「Wacom feel IT technologies」をコンポーネント事業に導入
2010 10
2011 2
インドにワコムインディアを設立(現連結子会社)
3
5
6
10
2012 7
12
2013 3
8
9
2014 2
3
4
19
ドイツにワコムコンピュータシステムズ(現ワコムヨーロッパ)を設立
(現連結子会社)
2008 10
Wacom Hong Kong Ltd.(香港)
Wacom Singapore Pte. Ltd.(シンガポール)
資本金 48 百万円にて株式会社ワコムを設立(埼玉県上尾市)
ペンタブレット製品及び電気設計用 CAD の事業を開始
東京証券取引所 第 16 回「ディスクロージャー表彰」受賞
英国フロレンティス社の電子サイン認証ソフトウェア事業を買収
iPad 用スタイラスペン「Bamboo Stylus」発売
iPad 用手書きアプリ「Bamboo Paper」発売
プロフェッショナル向け液晶ペンタブレット「Cintiq 24HD」発売
Samsung 社のスマートフォン Galaxy Note に
「Wacom feel IT technologies」が採用
Samsung 社の GALAXY Note がシリーズ化、タブレットモデルにも
「Wacom feel IT technologies」を展開
日本 IR 協議会より「IR 優良企業奨励賞」を受賞
より薄くコンパクトな 13.3 型液晶ペンタブレット「Cintiq 13HD」発表
当社初の OS 搭載モバイル製品「Cintiq Companion」を発表
iPad 用高性能スタイラスペン「Intuos Creative Stylus」を発表
ペンタブレット「Intuos」のラインアップを一新して発表
OSやアプリなどの境界を越え手書きインクデータを自在に活用する仕
組み「WILL」
を発表
電気設計用CADに新設計エンジン搭載の「ECAD dio DCX R1」
を発表
デジタルペンのテクノロジーラインアップを拡大、アクティブES方式な
どの開発を発表
モバイル機器用ペン入力コンポーネントで生産累計1億本達成
20
Shareholder Information 株式の状況(平成26年3月31日現在)
株主の皆様へアンケートのお願い
株主、投資家の皆様とのコミュニケーションを図るために実施
株式の状況
前回、第 30期ビジネスレポートの株主アンケートの集計
552,000,000株
169,046,400株
36,177名
発行可能株式総数
発行済株式の総数
株主数
Q4.当社の製品を利用したことがありますか?
結果についてご報告いたします。
いたしましたアンケートの結果をご紹介いたしました。皆様から
お寄せいただいた貴重なご回答は、経営の参考とさせて頂い
購入を検討中 7%
ある 14%
ご協力有難うございました。
ております。併せて、下記に印刷されておりますアンケートにつ
きましても、ご記入の上ご返信いただけますようお願いいたし
大株主の状況
株主名
持株数(株) 持株比率(% )
サムスン アジア ピーティーイー リミテッド
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
株式会社ウィルナウ
株式会社惠藤洋治事務所
バンク オブ ニユーヨーク ジーシーエム クライアント アカウント
ジエイピーアールデイ アイエスジー エフイー−エイシー
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口 9)
惠藤 洋治
ジェーピー モルガン チェース バンク 385174
山田 正彦
8,398,400
6,982,200
5,888,700
4,840,000
4,800,000
5.04%
4.19%
3.53%
2.90%
2.88%
4,685,574
2.81%
4,527,900
4,425,000
4,319,000
3,768,000
2.72%
2.65%
2.59%
2.26%
(注)1 . 当社は自己株式 2, 578 , 000 株を保有しておりますが上記には含めておりません。
2. 持株比率は自己株式を控除して計算しております。
ます。
Q1.当社の株式を購入された理由は?(複数回答あり)
将来性
83%
収益性
経営理念
13%
ない 79%
事業内容
49%
財務内容
株価の割安感
13%
10%
証券会社からの勧誘
その他
Q5.今回のビジネスレポートにつきまして、どの箇所に興味を
13%
お持ちになりましたか?(複数回答あり・上位抜粋)
5%
新中期経営計画
株式に関する重要な事項
情報提供
自己名義株式 1.53%
株 式 数:
2,578,000株
(人 数:
1名)
20%
利益還元
所有者区分別株式分布状況
65%
安定的な経営
金融機関 16.39%
株 式 数: 27,704,100株
(人 数:
30名)
36%
株主の皆様へ
Q2.当社に今後期待するポイントは?(複数回答あり)
44%
積極的な事業拡大
その他
ワコムナウ
30%
営業概況
29%
ワコムグローバル
16%
財務データ
16%
株式の状況
42%
(複数回答可)
2. 当社に今後希望されるポイントは何でしょうか。
a. 情報提供 b. 利益還元 c. 安定的な経営
d. 積極的な事業拡大 e. その他( )
47%
37%
事業紹介
当社は、平成 25 年 6 月 1 日付にて当社普通株式 1 株につき 400 株の割合で株式分
割を実施するとともに、単元株式数を 100 株とする単元株制度を採用しております。
(複数回答可)
1. 当社の株式を購入された理由は何でしょうか。
a. 将来性 b. 収益性 c. 経営理念 d. 事業内容
e. 財務内容 f. 株価の割安感 g. 証券会社からの勧誘
h. その他( )
38%
13%
5%
(複数回答可)
3. 下記のどの商品・製品に関心をお持ちですか。
a. Cintiq b. Cintiq Companion c. Intuos
d. Bamboo Stylus e. Bamboo Paper f. 電子サイン製品
g. 医療分野製品 h. 教育分野製品 i. 電子ペンセンサー部品
j. マルチタッチセンサー部品 k. ECAD l. その他( )
4. 当社の製品を利用したことがありますか。
a. ある b. ない c. 購入を検討中
「a. ある」および「c. 購入を検討中」とお答え頂いた方は、
製品名をお書きください。
( )
5. 今回のビジネスレポートにつきまして、どの箇所に興味を
その他、当社に対するご意見・ご希望など
外国法人等 25.74%
株 式 数: 43,518,327株
(人 数:
242名)
169,046,400株
36,177名
証券会社 2.47%
株 式 数:4,171,224株
(人 数:
56名)
その他法人 7.31%
株 式 数: 12,360,235株
(人 数:
166名)
Q3.下記のどの商品・製品に関心をお持ちですか?(複数回答あり 上位抜粋)
医療分野製品
電子ペン部品
27%
電子サイン製品
個人その他 46.56%
株 式 数: 78,714,514株
(人 数:
35,682名)
Intuos
医療・教育分野の技術開発に積極的に専念してほしい。
○
ワコムの技術はまだまだ他分野に拡げられると思うが、無理
な業容拡大はせず、着実に伸びていってほしい。
○
自社株買いをお願いしたい。
○
配当性向をよくしてもらいたい。
○
サムソン向けだけにとらわれず、全方位外交での事業展開を
進めてほしい。
○
常に数年先を見据え、経営されているのが良いと思います。
31%
教育分野製品
マルチタッチ部品
21
62%
○
21%
15%
11%
Bamboo
9%
Bamboo Stylus
8%
お持ちになりましたか。
(複数回答可)
a. 株主の皆様へ b. ワコムナウ c. 事業の構成
d. 中期経営計画 e. ワコムグローバル f. 営業概況 g. 財務データ h. 財務指標 i. コーポレート・ガバナンス
j. 会社概要 k. 株式の状況 l. アンケート結果
m. その他( )
その他、当社に対するご意見・ご希望があればお願いいたします。
ご協力有難うございました。
※無記名アンケートにつき、お名前、ご住所等の個人情報は不要です。