日本精神保健福祉学会 設立総会 議案書 - So-net

日本精神保健福祉学会
設立総会
議案書
日時:2011 年 6 月 26 日(日)
13 時~14 時
会場: 神戸学院大学 ポートアイランドキャンパス
日本精神保健福祉学会設立準備会
日本精神保健福祉学会
設立総会次第
1.開会
2.設立準備会代表挨拶
3.学会の設立趣意書(案)の説明
4.議事
1)審議事項
第一号議案:日本精神保健福祉学会規約(案)について
第二号議案:2011 年度事業計画(案)について
第三号議案:2011 年度予算(案)について
2)報告事項
(1)学会事務局について
(2)入会申込について
(3)学会ホームページの開設について
(4)寄付金の募集について
(5)その他
5.閉会
「日本精神保健福祉学会」設立趣意書(案)
2011 年 6 月 26 日
21 世 紀 は「 こ こ ろ の 時 代 」と い わ れ て い ま す が 、世 界 各 地 で 戦 争 や 暴 力 お よ び 差 別 の 問
題、または自然破壊と環境保全、飢餓と飽食などの複合的な問題を抱えています。その一
方、国内においても超高齢社会と少子化への対応とともに、深刻な自殺、虐待の多発、所
得格差による貧困率が世界第3位になるなどの多くの社会問題の解決に向け、精神保健福
祉学の視座から解決しなければならない諸課題に直面しています。
ところで、わが国においては、精神保健福祉領域のソーシャルワーク活動が「精神保健
福 祉 士 」 と し て 国 家 資 格 化 さ れ て か ら 10 年 を 過 ぎ て も 、 精 神 に 障 が い の あ る 人 び と や 家
族への支援課題のみならず、それら支援すべき諸課題も様々な領域へと拡がっています。
そのためには、すべての国民とともに、多くの精神に障がいのある人びとのウェルビーイ
ングを促進し、ノーマライゼーションやソーシャルインクルージョンの実現をめざし、精
神保健福祉を向上させるための社会的な課題の解決に向けて早急に取り組むべきでしょう。
そうした状況下、わが国における精神保健福祉の確立への期待は、ますます高まってき
ました。さらに精神保健・医療および福祉の向上に応えるための学術研究を推進すべき課
題も大きくなっています。それらの研究課題に対して、グローカル(グローバルかつロー
カル)な学術研究活動によって、確かな根拠を示せるような研究に取り組むべき時を迎え
ています。
これらの国内外の社会的・歴史的な動向や研究すべき課題を踏まえ、精神保健福祉領域
の研究者や関係専門職などに参加を求め、精神保健福祉学を学門的に探求する学術的な組
織として、社会貢献できる諸活動を展開することを目的にした学術研究団体である「日本
精神保健福祉学会」を設立することにしました。
日本精神保健福祉学会設立発起人
荒 田 寛( 龍 谷 大 学 )、石 川 到 覚( 大 正 大 学 )、伊 東 秀 幸( 田 園 調 布 学 園 大 学 )、大 島 巌( 日 本
社 会 事 業 大 学 )、岡 村 正 幸( 佛 教 大 学 )、金 子 努( 県 立 広 島 大 学 )、倉 知 延 章( 九 州 産 業 大 学 )、
白 石 弘 巳( 東 洋 大 学 )、助 川 征 雄( 聖 学 院 大 学 )、住 友 雄 資( 高 知 県 立 大 学 )、高 畑 隆( 埼 玉
県 立 大 学 )、田 中 英 樹( 早 稲 田 大 学 )、辻 井 誠 人( 大 阪 人 間 科 学 大 学 )、中 村 和 彦( 北 星 学 園
大 学 )、長 崎 和 則( 川 崎 医 療 福 祉 大 学 )、半 澤 節 子( 自 治 医 科 大 学 )、藤 井 達 也( 上 智 大 学 )、
松 為 信 雄 ( 神 奈 川 県 立 保 健 福 祉 大 学 )、 丸 山 裕 子 ( 桃 山 学 院 大 学 )、 村 上 雅 昭 ( 明 治 学 院 大
学 ), 栃 本 一 三 郎 ( 上 智 大 学 )、 水 野 雅 文 ( 東 邦 大 学 )
日本精神保健福祉学会設立賛同者
上 野 谷 加 代 子( 日 本 福 祉 教 育・ボ ラ ン テ ィ ア 学 習 学 会 長 ),鹿 島 晴 雄( 日 本 精 神 神 経 学 理 事
長 )、白 澤 政 和( 日 本 社 会 福 祉 学 会 長 )、高 橋 重 宏( 日 本 ソ ー シ ャ ル ワ ー ク 学 会 長 )、竹 中 秀
彦 ( 日 本 精 神 保 健 福 祉 士 協 会 長 )、 野 中 猛 ( 日 本 精 神 障 害 者 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 学 会 長 )、
古 川 孝 順 ( 元 ・ 日 本 社 会 福 祉 学 会 長 )、 牧 里 毎 治 ( 日 本 地 域 福 祉 学 会 長 )、 谷 中 輝 雄 ( 日 本
精神保健福祉士養成校協会長)
以上、敬称略・五十音順
第一号議案
日本精神保健福祉学会規約(案)
2011年6月26日
第1章 総則
(名称)
第1条 本会は、日本精神保健福祉学会(Japanese Society for the Study of Mental Health and Social
Welfare)と称する。
(事務所)
第2条 本会の事務所は、当面の間,事務局長が所属する大学等に置く。
第2章 目的及び事業
(目的)
第3条 本会は、精神保健福祉に関する研究および研究者相互の連絡と協力を促進し、兼ねて内外の
学会との連繋を図り、精神保健福祉の発展に寄与することを目的とする。
(事業)
第4条 本会は前項の目的を達成するために、下記の事業を行う。
1. 学術研究集会や公開講演会等の開催
2. 機関誌その他の刊行物の発行
3. 内外の諸学会との連絡及び協力
4. その他本会の目的を達成するために必要な事業
第3章 会員
(会員の資格)
第5条 精神保健福祉に関する研究を行う者は理事会の承認を得て、本会の会員となることができる。
(入会)
第6条 会員になることを希望する者は、会員1名の推薦を得て、所定の入会申込書を理事会に提出
する。
(会費)
第7条 会員は、総会の定めるところにより年会費を納めるものとする。既納の会費は返済しない。
(退会)
第8条 会員は、理事会に申し出て退会することができる。
(名誉会員)
第9条 本会は、本会発展に多大な貢献のあった会員に名誉会員の称号を贈ることができる。
(除籍)
第10条 会員が本会の名誉を著しく傷つけた場合、理事の3分の2以上の提案により、総会出席会員の3
分の2以上の同意を得て、その会員を除籍することができる。
(賛助会員)
第11条 本会の趣旨に賛同し、本会のために特別の援助をなす団体または個人は、理事会の議を経て、
本会の賛助会員とすることができる。
第4章
機関
(役員)
第12条 本会に次の役員をおく。
1. 理事8名のうち1名を会長に,うち2名を副会長にあてる他、総務担当理事、研究担当理事、
渉外担当理事、機関誌担当理事,大会担当理事等の理事をおく。
2. 監事2名。
(理事および監事の選任)
第13条 理事および監事は、総会において選任する。
(任期)
第14条 役員の任期は、総会において承認された日から一般社団法人の設立総会日までとし、役員に
欠員が生じた場合、補充された役員の任期は前任者の残任期間とする。
(会長)
第15条 会長は、理事の互選によって本会を代表する。
(副会長)
第16条 副会長は、理事の中から会長が指名する。また、副会長は会長を補佐し,会長に事故がある
とき又は会長が欠けたときは、会長があらかじめ理事会の承認を得て定めた順位に従いその職務を代
行する。
(理事)
第17条 理事は、次の任務を担う。
1.理事会を組織して会務を執行する。
2.理事が担当する役割は,会長が任免する。
3.理事(総務担当理事を除く)は委員会を担当し,その委員長等となって会務を遂行する。
4.総務担当理事は事務局長を兼務し,事務局を統括する。
(監事)
第18条 監事は、会計および会務執行の状況を監査する。
(顧問)
第19条 本会の重要会務につき会長の諮問に応ずる顧問は,本会に特別の功労があったものを、理事
会の議を経て総会において推挙する。ただし任期は定めない。
(事務局)
第20条 事務局は,本会の事務を処理する.
(委員および事務局員)
第21条 会長は、委員および事務局員を委嘱し,会務の執行を補助させることができる。
(特別委員会)
第22条 理事会は、本会の活動目的に照らし、集中的に活動を要する課題があると認められたときに
は、総会の議をへて、特別委員会を設置することができる。特別委員会の委員長(役員でない場合に
限る)は、理事会に出席し、意見を述べることができる。ただし、議決権は有しない。
(総会)
第23条 会長は、毎年1回会員の通常総会を召集しなければならない。会長が必要と認めるとき、理
事の2分の1以上から請求があるとき、または会員の3分の1以上の請求があるときは、臨時総会を開
く。
(議決)
第24条 総会の議事は、出席会員の過半数をもって決する。
第5章
会計
(経費)
第25条 本会の経費は、年会費、寄付金およびその他の収入をもってあてる。
(予算および決算)
第26条 本会の予算および決算は、理事会の議決を経て、総会の承認を得て、これを決定する。
(会計年度)
第27条 本会の会計年度は、毎年4月1日に始まり3月31日をもって終わるものとする。
第6章 規約の変更及び解散
(規約の改正)
第28条 本規約を変更する場合は、会員の10分の1以上または理事の過半数の提案により総会出席会
員の3分の2以上の同意を得なければならない。
(本会の解散)
第29条 本会を解散するには、会員の3分の1以上または理事の3分の2以上の提案により、総会出席会員
の3分の2以上の同意を得なければならない。
附則
第1条 本規約は、2011年6月26日より施行する。
第2条 本会設立時の役員は、次の通りとする。
理事 石川到覚
会長
田中英樹
副会長
荒田寛
副会長
藤井達也
白石弘巳
松為信雄
半澤節子
住友雄資
監事 岡村正幸
助川征雄
第3条 本会は2012年度末までに一般社団法人格を取得することとし,理事及び監事は法人設立総会
で選出するものとする。
第4条 本規約第29条にかかわらず,一般社団法人格取得後の設立総会時に本規約は失効し,本会は
解散する。本会が解散した場合,本会会員は法人化後の会員に移行するとともに,残余財産があると
きはその法人に帰属するものとする。
第二号議案
日本精神保健福祉学会
2011 年度事業計画(案)
Ⅰ.基本方針
本学会を 2011 年 6 月 26 日に設立し,2011 年度中は、一般社団法人化を図ることを主た
る目的として活動する.そして、学会機関誌の創刊や 2012 年度全国大会の開催等の準備を
着実に進める.さらに、本学会の運営では、法人設立までは会員年会費を徴収せず,当初
の設立時役員を中心にして,賛同する会員からの寄付金等でまかなうこととする。なお、
一般社団法人の登記後は,年会費を徴収することとし、具体的には、次の事業を実施する.
Ⅱ.事業内容
1
設立総会の開催(2011 年 6 月 26 日)
2
設立記念シンポジウムの開催
3
一般社団法人化に向けての準備
4
機関誌(仮称)『精神保健福祉学』創刊号を 2012 年度に刊行するための準備
5
第1回全国学術研究集会(北海道/北星学園大学・2012 年6月)開催の準備
6
ホームページを作成し,運用を開始すること
7
関連学会等との交流を促進すること
8
事務局体制の整備
9
その他本会の目的に即した事業の推進
-1-
第三号議案
日本精神保健福祉学会 2011年度予算(案)
会計単位:一般会計
収入の部
科 目
予 算
備 考
Ⅰ. 事業活動収入
① 事業収入
50,000
参加費収入
② 寄付金収入
50,000 設立シンポジウム参加費
949,000
寄付金収入
事業活動収入(①+②) 合計
949,000
999,000
支出の部
科 目
予 算
備 考
Ⅰ. 事業活動支出
① 事業費支出
813,800
会議費支出
旅費交通費支出
通信運搬費支出
消耗備品費支出
事務消耗品費支出
印刷製本費支出
52,000
143,200
25,000
52,000
45,600
32,000
賃借料支出
諸報酬費支出
30,000 総会、シンポジウム会場使用料
288,000 設立記念シンポジウム講師謝礼及び交通費
支払手数料支出
租税公課支出
雑支出
② 管理費支出
理事会(年2回)
理事会出席に係る経費
総会、全国学術研究集会等案内発送 他
学会活動の記録機器購入費 他
社印、代表者印購入費 他
総会、シンポジウム、全国学術研究集会等
資料印刷費
法人設立のための司法書士報酬費
ホームページ作成費(管理料込)
60,000 各種振込手数料、定款認証手数料
50,000 一般社団法人登録免許税
36,000 レンタルサーバ及びメールアドレス管理費 他
185,200
会議費支出
旅費交通費支出
通信運搬費支出
消耗備品費支出
事務消耗品費支出
印刷製本費支出
賃借料支出
諸報酬費支出
支払手数料支出
租税公課支出
雑支出
13,000
35,800
9,000
13,000
11,400
8,000
0
72,000
15,000
0
8,000
事業活動支出(①+②) 合計
999,000
報告事項1
学会事務局の体制について
学会規約第 2 条に基づき、学会の事務局を次のとおり設置します。
暫定事務局:高知県立大学 社会福祉学部 鈴木孝典研究室気付
日本精神保健福祉学会事務局
(住所)
〒781-8515
高知県高知市池 2751-1
(連絡先) FAX:088-847-8742
E-メール:[email protected]
※メールアドレスは、ホームページ開設後に変更します。
以 上
報告事項2
学会の入会申込について
学会規約第 5 条および第 6 条に基づき、次のとおり学会の入会申込を受け付けます。
1.入会資格
・精神保健福祉に関する研究を行う者で理事会の承認を得た者
・日本精神保健福祉学会会員1名の推薦を得た者
2.入会申込の方法
・別添の「日本精神保健福祉学会入会申込書」に必要事項を記入の上、 学会事務
局まで郵送 してください。入会申込書は、郵送のみ受け付けます。
・「推薦人記入欄」には、必ず 推薦人より自筆による署名と捺印 を得てください。
以 上
報告事項3
学会ホームページの開設について
2011 年度の事業計画に基づき、学会ホームページの開設準備を進めてまいります。
学会ホームページにつきましては、2011 年 7 月下旬(見込)より試験的に運用を開始
し、10 月上旬には本格的な運用に移行する予定です。
ホームページのアドレスは、確定し次第、学会に入会いただいた皆様の学会との連
絡用メールアドレスに宛ててお知らせ致します。
学会ホームページでは、会員向けのお知らせや全国学術研究集会の情報など、最新
の情報を掲載致しますので、是非ともご活用ください。
以 上
報告事項4
寄付金の募集について
日本精神保健福祉学会は、2011 年度事業計画に記したとおり、一般社団法人設立ま
では、会員からの年会費を徴収せず、当初の設立時役員を中心にして、賛同する会員
の皆様からの寄付金等でまかなうこととしております。現在、ホームページの開設や
一般社団法人設立に向けた検討、さらには第 1 回全国学術研究集会の開催など、2011
年度事業計画に沿った事業実施に向けた準備を進めていますが、その資金の不足が懸
念されます。
つきましては、学会への入会を希望される方からの寄付を募集いたします。寄付は、
あくまで任意であり、学会への入会の条件ではありませんが、是非ともご協力賜わり
たく、よろしくお願い申し上げます。
なお、会計処理の都合上、寄付金は、一口 5 千円とし、一口以上のご協力を重ねて
お願い申し上げます。
寄付金の送金方法のご案内
・送金の方法: 指定の口座への銀行振込のみ の受付となります。
また、ご寄付いただいた場合には、大変お手数ではございますが、
学会事務局まで FAX が E-メールにてご寄付頂いた旨と、ご氏名、
ご所属、ご連絡先をお知らせくださいませ。
・送金先:高知銀行 西支店
普通口座3011517
(口座名)日本精神保健福祉学会 事務局長 住友雄資
(ニホンセイシンホケンフクシガッカイ ジムキョクチョウ スミトモユウジ)
以 上