RELEASE NOTE Multicam 07

Release Note
EVS LSM-XT[2]
Multicam 09.00.74
リリース・ノート Multicam 09.00.74
1. 注意
・マルチカムバージョン9は、XT[2]プラットフォームでのみ動作
可能です。マルチカムバージョン9は、XT1プラットフォームは
サポートしていません。
・以前のバージョンからマルチカム9にアップデートした場合に
は、クリアービデオディスクを実行してください。逆の場合も
同様です。
2.新しい機能
2.1.09.00.70からの新しい機能
・ TCの再ストライプ:マルチカムインターフェイスから再ストライプするタイムコードは、
新しいタイムコードから継続のタイムコードを複製します。例えば、マルチカムVGAから再
ストライプ後のタイムコードをIPD上で正しく見ることができることです。
・プロトコルAVSPオプション:PLAYコマンドに応答するオートNEXTを無効にするオプションの
追加
2.2.09.00.70からの新しい機能
・2倍速のHDカメラを2台、1台のXT[2]に接続することが出来ます(6CHのみ)
・デフォルトクリップデュレーションを4時間まで設定することが出来ます
・VarIDフィールドにクリップ名をコピーする、新しいマルチカムパラメータ
○exec.batファイルの中のmulticam.exeの後ろに“/VARID_FROM_NAME”を追加する
2.3.08.04.33からの新しい機能
・ 新しいタイムコードの管理
- レコーダーごとに2つのTCを記録
- VITC管理の改善
- 不連続TCのフィルタリング
・ 新しいレコードトレイン管理とディスク管理
- 15台までの外付けディスクのサポート
- グローイングクリップ
- ディスクのバンド幅を約50%増加
・ HCTXボードのGigaBitイーサネット接続
- 外部ストレージとのファイルのやり取り
- XT2間のポイント-ポイントのファイルのやり取り
・ MTPCポートのGigaBitイーサネット接続
- FTPログの収集
- サポート情報とマニュアルへのコンタクト用のWebサーバーアクセス
・ Apple ProRes 422とApple ProRes 422 HQコーデックのインテグレーション
・ VDCP用の32バイトの新しいクリップID(VarID32)
・ ソニープロトコルのギャングチャンネルの実行
・ VDCPとOdeticsプロトコルでのFill&Keyチャンネルの実行
・ X-Hub V.3との機能
- X-HubのBNCにマシンを適切に接続
- ネットワークからデバイスを非接続にすることが可能
・VGA及びリモートユーザーがIPDによって作られたクリップを消去することを防ぐことが可能
3. バグの修正
3.1.09.00.70からの修正
・ PGMとPRVをスワップしたときにスピードが変化するバグの修正
・ AVSPプロトコル:クリアーディスク後に、システムステータスからリターンされる時間値が正
しくないバグの修正
・ VDCP:IDLsmを使った時に、新しいコピー機能が動作しないバグを修正
・ SpotBos SONYモードでクリアーディスク後に、マシンがフリーズするバグを修正
・SpotBox AVSPでのダンプ
・TC Refのresyncの修正
・PLST内のクリップブラウジングの修正
・Odeticsプロトコル:マルチカムをリスタートするとLanceTDC-100(コントローラー)がロック
するバグを修正
・セカンダリープロトコルがリモート2で制御されるチャンネルに、規定された場合、リモート
1のセットアップをチェックするとリモート2の設定がリセットされるバグを修正
・SpotBox0Recコンフィグ時の、残時間を修正
・AVSP-C0.17ラストコマンド:サーバーからのリターンがないバグを修正
・VDCP:LouthstoponFirstlmgの修正
・音声が、いくつかのコンフィグでおかしくなるバグを修正
・マイクロミックスDolby-Eの修正
・AVSPプロトコル:1つ以上のシリアルポートを使用した場合にOSDを表示しないバグを修正
3.2.09.00.67からの修正
・ プロトコルVDCP:VARIDの設定がリストに反映されないバグを修正
・ プロトコルVDCP:クリップの収録中/作成中にIDサイズ要求がアップデートされないバグを修
正
・ プロトコルVDCP:視界範囲の外部でいる場合さえ(クリップのVARIDが既に存在する場合)、
加えられたIDが通知されてしまうバグを修正
・ プロトコルVDCP:クリップがNetMoveVDCP(VARID)で移動されたときに消去されたIDが通知さ
れないバグを修正
・ PGM/PRVのリモートにおいて:PLST編集モードで、PLSTのエレメントを消去する。“enter”を
押してエレメントを再挿入、リモートの“shiht+insert”か”take“での再挿入時に、初めの
ガードバンドで挿入されるバグを修正
3.3.09.00.66からの修正
・ 65540より上のシリアル番号のデバイスのShift+F4のSDTI画面表示でのバグを修正
・ 65540より上のシリアル番号のサーバーがSDTIネットワークのサーバーにならないバグを修正
・ プロトコルVDCP:VARIDの設定がリストに反映されないバグを修正(RTRモスクワ)
・ プロトコルVDCP:TrainExからのCopyClipのバグを修正
3.4.09.00.63からの修正
・ PLSTリプレイス期間中に“IN OUT OSD”情報が何も表示されないバグを修正
・
・
・
・
・
・
クリップフィールドが0の場合に、PLSTのクリップのショートコピーができないバグを修正
PLSTに同じクリップが既に作られている場合に、Short-in/Short-outが保存されないバグを修正
ODDアウト或いは、ShortアウトのクリップはPLSTにインサートできないバグを修正
IMX SLSM NTSCモードが正しく動作しない(ODD/EVENエラー)バグを修正
VDCP:IDが追加されたリストで、VARIDの設定が反映されないバグを修正
色々なHCTXGBへの修正
M9とM10バージョン間のXTコピーが可能
幾つかのケースでの欠点をリセット
・ リビルドオンラインの改善
・ DNxHD:Avidのどのようなソフトウェアプレイヤーでも再生できないクリップの作成で正しく
初期化できないコーデックを修正
3.5.09.00.47からの修正
・ ラストキューコマンドを使った時にキューポイント番号が常に表示されないバグを修正
・ オートネーム機能でVARID32に準じた名前をセットすると12文字で切られてしまうバグを修正
・ データベース内のHDクリップのアスペクトレシオが間違っており、IPD/XFile及びサードパーテ
ィのアプリケーションに不正確なデータが送られてしまうバグを修正
・ Spotbox SONYモードにおいて、Auto Start RecがOFFの場合にプレイヤーに何もロードされませ
んでした。前にロードされた最後のフレームか、レコーダーでロードされたものをロードします
・ リモートからクリップをロードする場合に、セカンダリーコントロールをソニープロトコルに渡
すと、そのチャンネルがライブになってしまうバグがありました。セカンダリーコマンド以前と
同じ映像をロードするようにしました
・ 時折、2リモートモードでセカンダリーリモートでレバーを操作した場合にブラウジングが滑ら
かに動作しないバグを修正
・ リモートトレインではSync Toが何も動作しないバグを修正
・ Spotbox Sonyモードで、レコードとレインの始めで、ネットワークレコードトレインの残時間が
間違っていたバグを修正
・ サーバの日付が、時々間違ってしまうバグを修正
・ “resync to TC ref”コマンド後にAVSPのレコードトレインで戻る時間が不正確であったバグを
修正
・ オーディオスワップのあるクリップを含むPLSTを再生した場合に、時々音声がおかしくなってし
まうバグを修正
・ VDCPレコーダー:レコーダー1(ox81)のみが使用可能で、他のレコーダーはレコードできなか
ったバグを修正(System errorをリターン)
3.6.08.04.33からの修正
・ スーパーモーションのクリップを非常にゆっくりと再生した場合に、クリップのショートアウト
点で3フィールド(3倍速)或いは2フィールド(2倍速)戻るバグを修正
・ Pref camに関連する複数のバグを修正
・ PL DIFF モードで BROWSE ボタンを押すと AUX クリップが再生されてしまいます。もし、ユーザ
ーが、その後直ぐに PLAY キーを押したりレバーを動かしたりしますと、既に AUX クリップ再生し
ている状態ですので、正しくシンクロしなくなります。これを防ぐためには、PLAY キーを押す前
に、PLIST キーを最初に押してプレイリストを再キューアップするか、ジョグダイアルを動かし
てください。
・ OSDに関連する複数の修正:間違ったOSDやキャラクターの修正
・ 時折、同じXTの幾つかのPGMに幾つかのネットワーククリップがロードされ、それらを同時に再
生したときに最後1つが失敗するバグを修正
・ PGM/PRVモードで、sort-TC後、Liveボタンを押した後でもPGMにロードし続けるバグを修正
・ 同じサーバーの異なるPGMで幾つかのPLSTを同時に再生した場合に、PGM1やPGM2にロードされて
いるPLSTにトランスポートコマンドが適用されてしまうバグの修正
・ Spotbox AVSPにおいて、6recのVDRパネルで、レコーダーが同期していない場合にクリップの作
成が出来なかったバグを修正
・ ポストロールパラメータが全てのコントロールされているPGMに適用されないバグを修正
・ プライマリーチャンネルにクリップがロードされている場合に、リモートからサーチ機能に入れ
ないバグを修正
・ コンフィグレーション中にPLSTに挿入されたスーパーモーション(3x)クリップは、スーパー
モーションではなくなるバグを修正。レバーのレンジが33%ではなく50%になっていました
・ XFileのレコードトレインに接続可能なバグを修正
・ PLSTがロードされている時に、ブラウズボタンを押すとAuxクリップが再生を開始してしまうバ
グを修正
・ Alt-PでPLSTをポーズしてもAuxクリップがポーズしないバグを修正
・ ペイントモードで、OSDをディセーブルにするとターゲットモードでもディセーブルになってし
まうバグを修正
・ Goto-TC後、OSD上のリメインタイムが間違って表示されてしまうバグを修正
・ Setupスクリーンで、Alt-Oを押しても全てのOSDがディセーブルにならないバグを修正
・ ネットワークTLのローディングが可能であったバグを修正
・ スプリットからペイント或いはターゲットモードに変更した時の、リモートパネルの表示のバグ
を修正
・ 3Rec3Playモードで、トグルCamが正しく動作しなかったバグを修正
・ タイムラインのないページでは、タイムラインエクステンド機能による新しいクリップの作成が
実行されなかったバグを修正
・ レコーダーのモニタリング出力のOSDモニタリングができないバグを修正
・ スプリットオーディオがイネーブルで、PLSTエディットモードでリモートのDキーでエディット
に戻れないバグを修正
・ PGMとPRV両方でライブから異なるディレイがセットされている時に、Sync Prvが正しく動作しな
いバグを修正
・ PLSTリプレイスモードでのundo/redoのバグを修正
・ タイムアウト後、OSD上の警告メッセージが消えるバグを修正
・ PGM/PRVモードでPLSTを再生中にチャンネルコンフィグレーションが変更されると、収録素材が
壊れてしまうことがあるバグを修正
・ 時々クリップをセーブするのに数秒掛かってしまうバグ(リモートがフラッシュ)を修正
・ リモートパネルからのSetupのリストア - デフォルトのコンフィギュレーションが直接呼び出さ
れないバグを修正
・ エフェクト付のPLSTを再生した時に、OSDのPRVチャンネルのオーディオメーターが間違っていた
バグを修正
・ スタンドアローンモードでPLSTかTLに挿入されたクリップが消去できないバグを修正
・ セカンダリーのコントロールをIPDPからVDCPに変更した時に、サーバーに不具合が起きるバグを
修正
・ オプションコード112が有効になっていないとVGAからPLSTにサーチの結果のクリップを挿入
できないバグを修正
・ PLSTコンディショナルモード(リモートセットアップ)で2つのPGMに異なるPLSTがロードされ
ている場合に、PGM2にロードされているPLSTの名前が最初のPGMのPLSTの名前に表示されてしまう
バグを修正
4.既知のバグと制限事項
4.1.
既知のバグ
4.1.1 M09.00.47からのバグ
・ コンディショナルモードで1つのPGMにPLSTをロードします。エクスクルーシブモードでセカンダ
リーコントロールをそのチャンネルに与えます⇒リモートが、そのモードでロックし、再コント
ロールできなくなります
・ リモートレコードレインでのGo toTCができません
4.1.2
M08.04からのバグ
・ ペイント/ターゲットモードで、リモートからクリップをロードしタブレットからPLAYを押すと
100%のスピードで再生されてしまいます
・ F9の画面がリモートサーバー表示の時に、スタイラスがタブレットの上にあっても矢印でリスト
をナビゲートできないことがあります
・ リプレイスモードで、‘replace in progress’がコントロールしていないチャンネルのOSDにも
表示されてしまいます
・ マシンAからマシンBのクリップを再生します。この場合、クリップがオンエア中でもマシンBか
ら消去できてしまうバグがあります
・ PLSTコンディショナルモード(リモートセットアップ)では、タイムラインをロードすることが
できないバグがあります
・ PLSTのundoコマンドは、“Make Local”コマンドには効かないバグがあります
・ 4/8トラックのマニュアルオーディオスワップモードで、デフォルトの設定では、時々アウト
点が正しくないことがあります
・ スプリットスクリーンモードでは、PGM1にのみオーディオメーターが表示され、PGM2には表示さ
れないバグがあります
・ sort-TC後、結果のリストを受け取り最初にLiveを押すことなくPLSTをロードします。この場合
ブラウズボタンは、サーチ結果用のブラウズボタンになってしましいます
・ IMXコーデックでVITCを挿入した場合、フィールドでポーズするとTCが一定でないバグがありま
す
・ Loop Rec offで、収録容量がいっぱいになった時、クリップを作ることなくアプリケーションを
閉じてしまうと、再起動時にサーバーはレコーダーのキャッシュにディスク容量の少しを再配分
します。その結果、収録の一部が失われてしまいます。サーバーを再起動する前に、クリップ化
してプロテクトします
・ Loop Rec off、capacity/chでは、残容量が間違っています。
・ クリップのユーザーTC上のGo to TCは要求のTCにはGOTOしません
4.1.3. M08.04以前からのバグ
・ デフォルトのディスプレー・モードは VGA です。バージョンアップしても、デフォルトのモード
は維持されます。Multicam アプリケーション内で、ALT-Backspace を押して VGA モードとビデオ・
モードをトグルで順番に切り替えると、システムがネットワークから非接続になる可能性があり
ます。ネットワークに再接続するには、アプリケーションから出て、アプリを立ち上げ直すしか
ありません。この問題は、常に規則正しく起きるわけでは有りませんが、Multicam アプリケー
ション内では可能な限り ALT-Backspace を使うのは避けて下さい。Multicam が走っている状態
で ALT-Backspace を使うと、そのときに記録されたビデオ・フィールド上に 00:00:00:00 の TC
がマークされる可能性もあります。
・ PUSH to a client system. クリップは正しいマシン上にコピーされますが、デスティネーショ
ンマシンのセットアップで定義された receive ページではなく、もとのマシンのセットアップで
定義された receive ページにコピーされてしまいます。
・ クライアントが別のクライアントにクリップを push することは出来ません。
・ XT サーバ上でプレイリストを作ってロードしたとします。ライブに戻って、プレイヤー上で前
に読み込んだクリップを別のマシンに移動すると、プレイリストを読み込む直すことは出来なく
なっています。
・ リモート上で、タイムライン・モードで表示されるクリップの TC が正しくない場合があります。
・ Setup メニュー、Audio Meters の調整。このパラメータが 10dB または 12dB に設定されて いる
と、OSD 上のメーターが消えます。
・ ネットワーク・トレインの後にクリップまたはプレイリストを読み込み、キュー・ライブをマー
クすると、キューは前に読み込んだネットワーク・トレインではなく、ローカル・トレイン上に
マークされます。
・ ターゲット・トラッキングでは、レコード・トレインの OUT 点上ではフリーズを掛けられません。
PLAY VAR でのみです。ノーマル再生では OK です。
・ リモートでサーチ実行後、ブラウズ機能は、クリップサーチの結果をブラウズします。リモート
のクリップはブラウズできなくなってしまいます。
4.2.
制限事項
4.2.1. M09.00.47からの制限
・ プレーヤーに、何かが表示されるまで、EVSコンフィギュレーションパラメータの‘Monitor Out’
を“SDI”に設定してSpotbox IPDPをスタートさせます。
・ Sonyギャングモードでは、Sony VITCタイムコードは使用できません。Sony LTCとSony Timerモ
ードのみです。
4.2.2. M08.04からの制限
・ Setupからテクニカルセッティングを再読み込みした場合、RS422の設定は、リモートで最後に設
定された状態が呼び出されます
・ キーワードファイルのファイル名は最大8文字です
・ PGM/PRVモードで、ネットワークPLSTを再生中にリモートのXTがシャットダウンすると、チャン
ネルはIDELになります。Liveを押すと、両方のチャンネルにCam Aがロードされます
・ IPDでのクリップのトリミングはIPDのみに影響し、リモートには影響しません。逆の場合も同様
です
・ PLST編集時、PLSTスクリーンの全てのPLSTのデュレーションは一時的なものです(それらの計算
は、カットモードの様に)
・ SDTIネットワークで、サーバーに接続されていないスレーブのX-Hubからケーブルが抜けてしま
うとマスターX-Hubは。一時的にスレーブX-Hubを切り離し、ネットワークが崩壊します
・ VDCPプロトコルは、リモートのセカンダリーコントロールにセットすることができません。コマ
ンドラインパラメータを使わなければなりません(RmtVdcpEx)それは、エクスクルーシブモード
です
4.2.3. M8.04以前からの制限
・ タイムラインのXT1でのご使用は、お勧めできません:幾つかのコンフィグレーションでオー
ディオの問題の危険があります。
・ Internal Loop:オーディオの設定がエンベデッドの場合には、Loopモードの設定が、Video+Audio
或いは、Video Onlyであったとしてもオーディオは取り込まれます。
・ このバージョンでのタイムラインの制限:
○ インサートとエクステンドはオーバーライトモードのみです。
○ 3ポイント編集のみです。
○ 少なくとも2つの出力が必要です。
○ プレイリストをタイムラインに変換すると、ビデオとオーディオのトランジションは
カットのみになります。
○ タイムライン内の全てのトランジションはカットのみとなります。
○ 再生スピードは100%のみです。
○ タイムラインのデュレーションは変更できません。
○ タイムライン機能は、最初のリモートのみでしか使用できません。
・ 最初のリモートの、最初の PGM の Playlist モードで、Aux Track のパラメータを PGM に設定し
た場合、現行のプレイリストに aux クリップを定義しないと、オーディオはプレイリストのオリ
ジナルで自動的に置き換えられません。これはバグではありません。”Aux track to PGM”(「Aux
トラックを PGM に設定する」)は、aux トラックを現行のプレイリストに定義した時だけ使用して
下さい。
・ インターレース・モードでは、IN 点および OUT 点はイーブン・フィールドにだけマークされま
す。これは、クリップを繋ぐ際のパリティー違反を避けるためです。オペレータがオッド・フィ
ールドに IN 点・OUT 点をマークすると、LSM は実際には次または前のイーブン・フィールドに
IN 点 OUT 点をマークし、その(イーブン・)フィールドに飛びます。プログレッシブ・モード
では、IN 点・OUT 点共にどのフィールドにでもマークできます。
・ プレイリストを再生する時、トランジション・エフェクト中には Next および Skip を受け付けま
せん。次のトランジションがスプリット・オーディオで、オーディオとビデオの IN 点が異なる
場合やビデオとオーディオのエフェクトの長さが違う場合も同様です。Next および Skip は受け
付けません。
・ F7(セットアップの mix/wipe テスト)は、未実装です。
・ ワイプボーダーのカスタムカラーを規定する YUV パラメーターを調整するとき、一致する色
は、メイン出力には表示されません。
・ ジョグでサーチ中には、別のカメラに切り替えることは出来ません。いったんジョグを停し、あ
たらしいカメラに切り替えてから、再びジョグをはじめてください。
・ リモート・レコード・トライン上では、同じ PGM の再生中に別のカメラに切り替えることは出来
ません。あたらしいカメラは、常にポーズの状態になります。
・ リモート・レコード・トレイン上のライブ画は、実際のライブ画よりもおよそ 2、3 秒遅れた画
になります。
・ Page 10 のプレイリストは、RS422 プロトコル専用のため EVS リモートからは使えません。
・ インターナル・ループ・モードは、Super Motion のシステムでは使えません。
・ リモート・クリップの名前を変えたり消去するには、クリップが記録されているサーバ上
で、”Clip Edit by Network”のパラメータを”Enable”にする必要があります。
・ キーワード・ファイルは、ネットワーク・サーバがネットワーク上のすべてのシステムに配布し
ます。何らかの理由でネットワーク・サーバが(ネットワークから)非接続になった場合、別の
XT が代わりにネットワーク・サーバとなって、キーワード・ファイル配布の役割を請け負いま
す。 初めにネットワーク・サーバの役割を果たしていたシステムがネットワークに再接続され
てもネットワーク・サーバの状態に自動的に復帰しない場合には、あらたにネットワーク・サー
バの役割 を引き受けたシステム(= 現在のネットワーク・サーバ)を非接続にすると、もとも
とネットワーク・サーバだったシステムが再び復帰して、キーワード・ファイルの配布を行いま
す。これは、将来のバージョンでフィックスされます。ネットワーク・サーバでないシステムが
キーワード・ファイルの配布を行えるようになります
・ セットアップの“Protect Clip Pages”のパラメータをリセットしても、既存クリップのプロテ
クトの状態はリセットされません。
・ 作成前に、クリップにアーカイブのフラグを立てることは出来ません。
・ Setup スクリーン(Shift + F2)
: ローカルおよびネットワークのクリップ数は、スクリーン
に入ったときにだけ更新されます。
・ Delay スクリーン(Shift + F7): NTSC NDF モードでも、このスクリーンのタイムコードは DF
ベースで計算されます。
・ Playlist Edit モードでプレイリストをコピーすると、Playlist Edit モードから出て、ライブ・
モードに戻ります。
・ EVS メニューからクリアークリップを実行すると、レコードトレインとカメラネームもクリアー
されてしまいます。
・ コンフィギュレーション・スクリーンの”Phase”フィールドは、編集できません。Phase はメ
ンテナンス・メニューのオプションに従って定義する必要があります。これは、バグではありま
せん。
・ VGAがリモートクリップで、ネットワークPLSTがリモート上にロードされているとき、VGAを、ク
リップバンクからPLSTバンクに切り替えると、リモートPLSTのプレイアウトが終了してしまう
5.互換性
5.1.ハードウェアの互換性:
・ Multicam 9には、DOS 6.22と64MBのRAMがMTPCに必要です。
・ このバージョンは、XT[2]シャーシと対応するオーディオ コーデックでのみ互換性があります。
HCT-X ボードはネットワーク オプション使用可能なためにSDTIチップセットとともに装着され
なければなりません。
・ このバージョンは HCT-2、HCT-4、HCT-S シャーシとも、XT1シャーシとも互換性がありません。
・ MTPC ボードは A1/R2 にアップグレードされなければなりません。これは、システムに現在イン
ストールされている EVS アプリケーションの”hardware revision”エリア(自動検出)内、また
はボードの正面のラベルでチェックできます。MTPC ボードが古いバージョン(A1またはA1/R)なら、
システムにMulticam 9をインストールしてはいけません。フォトロンへアップグレードについて
問い合わせて下さい。
・ バックプレーンの STXX ジャンパーを必ず外して下さい
・ COHX の使用には HCTX が必要です。
・ HCTX の使用には、新しいディスク コントローラ(RCTL)が必要です。
5.2.ソフトウェアの互換性
SDTI Network and XHub
・ Multicam 9のSDTIネットワークは、以前のバージョンと互換性がありません。ネットワーク
内の全てのシステムを接続して動作させるには、バージョン09.00でなければなりません。も
しシステムが異なるソフトウェアバージョンであれば、ネットワークに接続しようとすると
エラーメッセージが表示されます。
・ XHub SDTIハブでの互換性:Multicam 09.00は、XHub v.2.05か2.06と3.01と互換性があります。
但し、Multicam 9のSDTI機能はXHub v.3.01とで最大限に利用できます。
・XHub2.06既知のバグ
○マスターXHubの電源が切れると、スレーブXHubに繋がっている全てのXT間のネットワークが
繋がらなくバグ
○サーバーがシャットダウンした場合に、同じハブの最もシリアル番号の高いXTがサーバーに
なるバグ
○マスターXHub上のサーバーがスタートした場合に、ごく稀に、スレーブ上のサーバーが繋
がらないバグ
・XHub3.01既知のバグ
○マスターXHub上とスレーブXHub上、それぞれのXHub上に1つのClientがあるとき一時的に
スレーブXHubが繋がらなくなるバグ
○マスターXHub上のサーバーのSDTIケーブルが一瞬外れた場合に、ネットワークが途切れる
バグ
ネットワーク上では、全てのXHubは同じバージョンでなければなりません。もし不明であれば以
下の手順でバージョンをチェックできます:
○ ハブの電源を落とします
○ フロントパネルの4つ全てのディップスイッチを下にします。
○ ハブの電源を入れます
○ 7つのステータス LED が、バイナリパターンに従い以下の記載のように点灯し
ます。
Branch LED #
1
v. 1.06
v. 1.07
2
3
green
green
4
5
6
red
green
green
red
green
green
green
green
green
v. 2.03
green
red
v. 2.04
green
red
green
v. 2.05
green
red
green
green
red
green
green
red
v. 2.06
v. 3.01
○
○
○
5.3.
green
7
green
green
green
ハブの電源を落とします
4つ全てのディップ スイッチを上に戻します
もしハブをアップグレードする必要があるならば、フォトロンにお問い合わせ下さ
い
クリップの互換性:
以前のバージョンからマルチカム9にアップデートした場合には、クリアービデオディスクを実行
してください。逆の場合も同様です。
5.4.
コンフィグレーション
バージョン9にアップグレードした場合には、全てのアプリケーションラインはデフォルトにリセ
ットされます。そのため、アプリケーションを開始する前(ご使用前)にコンフィグレーションを
チェックしていただくことをお勧めいたします。