募集要項 - 地域医療機能推進機構(JCHO)

平成 28 年度
認定看護管理者教育課程サードレベル募集要項
独立行政法人地域医療機能推進機構
本部研修センター
2016 年度(平成 28 年度)認定看護管理者教育課程サードレベル 募集要項
本課程は、日本看護協会認定看護管理者規則第4章教育課程第9条に則り、下記の日本看護協会認
定看護管理者教育課程の教育目標に基づき、看護管理の教育を行うことを目的とする。
1.教育理念
人口構造の変化、疾病構造の変化、経済の変動などの社会変化は保健医療福祉におけるヘルスケア
サービスに多大の影響を及ぼしている。限られた資源と厳しい医療環境のもとで、看護管理はあらゆるヘ
ルスニーズを持つ人々に対して柔軟に対応しながら未来を予測した質の高い組織的看護サービスを提
供する重要な役割を担っている。
保健医療福祉の向上と地域社会への貢献を旨とする当センターの看護管理者教育は、組織において
求められる役割遂行に必要な能力、および地域社会のニーズに対応するために組織を変革するためのリ
ーダーシップとマネジメント能力を開発する。もって、様々な変化に対応できる実践的かつ創造的な看護
管理者を養成する。
2.教育目的
1)社会が求めるヘルスケアサービスを提供するために看護の理念を掲げ、それを具現化するために
必要な組織を構築し、運営していくことのできる能力を高める。
2)看護事業を起業し運営するにあたって必要となる経営管理能力に関する知識・技術・態度を習得す
る。
3.教育目標
1)保健医療福祉の政策動向を理解し、それらが看護管理上に与える影響を考える。
2)看護現場の状況を分析・データ化し、職能団体、行政機関等へ提示できる能力を養う。
3)社会が求めるヘルスケアサービスをアセスメントし、目的の達成をめざした看護の組織化をはかるた
めの諸理論を学習する。
4)経営者あるいはその一員として経営管理の視点に立ったマネジメントが展開できる能力を養う。
5)トップマネジャーが備えるべき要件について学ぶ。
4.教育方針
1)研修生の自律性を尊重し、自主的な学習を支援する。
2)研修生の看護実践を尊重し、個人の経験と新しい知識を関連づけられるよう支援する。
3)研修生個々の問題意識を尊重し、問題解決に取り組む姿勢を養うよう支援する。
5.開催期日
1)研修期間:平成 28 年 8 月 29 日~ 12 月 16 日(金)
Ⅰ期 平成 28 年 8 月 29 日(月)~ 9 月 9 日(土)
Ⅱ期 平成 28 年 10 月 17 日(月)~ 10 月 28 日(金)
Ⅲ期 平成 28 年 12 月 5 日(月)~ 12 月 16 日(金)
(土曜日は原則開講。別紙日程表参照)
2)研修時間:9時30分~16時30分
6.研修場所
独立行政法人地域医療機能推進機構本部研修センター
〒273-0027 千葉県船橋市海神町西1丁目 1042 番地2
電話 047-495-7700
7.募集定員
FAX 047-431-0421
30名
8.受講要件
認定看護管理者教育課程に受講志願できる者は、日本国の看護師免許取得後、実務経験が通算5
年以上ある者で、下記のいずれかの要件を満たした者とする。
1)認定看護管理者セカンドレベル教育課程を修了している者。
2)看護部長相当の職位にある者。
3)副看護部長相当の職位に 1 年以上就いている者。
9.受講者選考の方法と内容
受講者の選考は、応募書類に基づき認定看護管理者教育課程教員会の議を経て行う。
1)受講を希望する者は、以下の書類を本センター宛にメールで出願する。
(1)サードレベル受講申込書
(2)認定看護管理者制度セカンドレベル教育課程を修了証の写し(受講要件1該当者)
(3)職位に関する勤務施設長の勤務証明書(受講要件2あるいは3の該当者)
2)選考は応募書類に基づき選考する。
3)選考結果は、応募者全員に文書で通知する。
4)書類送付先 [email protected]
10.教育課程および時間数
別表1参照
11.課程修了の証明
1)修了要件
(1)全ての科目において、科目時間の5分の4以上出席していること。
(2)科目修了試験(科目レポート・口頭試問)の審査に合格していること。
2)科目修了審査(合格基準を含む)
5教科目の評価すべてが合格基準に達していること。なお、教科目の評価はレポートにより行う。
(1)各教科、1教科目につき1課題のレポートにより評価する。
①科目レポート提出期限は、研修終了日とする。
②レポート評価は、科目担当講師が行う。
③評定は、A:80 点以上、B:79―70 点、C:69―60 点、D:59 点以下の4段階とし、A・B・Cは合格、
Dは不合格とする。
(2)再評価について
①科目レポートが不合格の場合は、科目レポートの再提出を1回に限り認める。
②再提出は、評価の通知後1ヶ月を期限とする。
③再評価はCおよびDの2段階評価とし、Cを合格とする。
(3)修了
①修了の可否については、出席状況、教科目評価をもとに、認定看護管理者教員会で最終決定す
る。
②修了決定されたものには、本人宛に、修了証明書を授与する。
12.授業料等
項 目
授業料
金 額
(1)授業料
150,000円
(2)教材費
10,000円
審査料
(3)科目審査料(修了証発行含む)
25,000円
その他の費用
(4)科目再審査料(1科目)
5,000円
(5)補習授業料
5,000円
*経営管理論演習の「看護管理臨地実習」の交通費は受講生の負担とする。
*地域医療機能推進機構関連施設の受講者は除く。
13.提出書類
1)受講申込書(様式1)
受講要件に必要な書類
別表1
教科目
ねらい
保健医療福祉政策論
1. 保健医療福祉の政策動向を
時間
30
理解し、それらが看護管理上
単元
1)社会保障の概念
2)諸外国の保険医療福祉
に与える影響を考え行動でき
3)保健医療福祉政策
る。
2. 看護現場の現状を分析・デー
4)看護制度・政策
タ化し、職能団体、行政機関
5)制度・政策に影響を及ぼす看護管理者
等へ提示できる。
6)保健医療福祉政策演習
保健医療福祉組織論
1. 社会が求めるヘルスケアサー
30
1)保健医療福祉 サービスのマーケティング
ビスをアセスメントし、目的の
2)組織デザイン論
達成を目指した看護の組織化
3)ヘルスケアサービスの創造
を図るための諸理論を理解で
きる。
1. 経営者あるいはその一員とし
60
1)医療福祉と経済論
て、経営管理の視点に立った
2)医療福祉経営
マネジメントが展開できる。
3)財務管理
経営管理論
4)経営分析
5)ヘルスケアサービスの経営と質管理・
経済性
6)看護経営の今後のあり方
7)労務管理
8)人材フローのマネジメント
9)危機管理
看護経営者論
1. トップマネジャーが備えるべ
45
1)経営者論
き要件について理解し、行動
2)管理者の倫理的意思決定
できる。
3)看護事業の開発と起業
4)実習
5)経営者論演習Ⅱ
統合演習
教科目で学習した内容を統合、
15
活用し、看護管理の実践の向上を
めざす。
合計
180
統合演習