公開特許公報 特開2015-166386

(19)日本国特許庁(JP)
〔実 31 頁〕
公開特許公報(A)
(12)
(11)特許出願公開番号
特開2015-166386
(P2015−166386A)
(43)公開日 平成27年9月24日(2015.9.24)
(51)Int.Cl.
FI
テーマコード(参考)
A01N 43/84
(2006.01)
A01N
43/84
101 2B051
A01N 25/00
(2006.01)
A01N
25/00
102 4H011
A01P 13/00
(2006.01)
A01P
13/00
A01P
3/00
(2006.01)
A01P
3/00
A01P
7/02
(2006.01)
A01P
7/02
審査請求
未請求 請求項の数8
(21)出願番号
特願2015-115151(P2015-115151)
(22)出願日
平成27年6月5日(2015.6.5)
OL
公開請求 (全65頁) 最終頁に続く
(71)出願人 000002093
住友化学株式会社
東京都中央区新川二丁目27番1号
(74)代理人 100100158
弁理士
鮫島 睦
(74)代理人 100106518
弁理士
松谷 道子
(74)代理人 100156144
弁理士
(72)発明者 定
落合 康
由直
兵庫県加西市岸呂町636番地の2
住友
化学株式会社内
Fターム(参考) 2B051 AB01
BA09
BB01
最終頁に続く
(54)【発明の名称】ダイズにおける有害生物の防除方法
(57)【 要 約 】
【課題】ダイズ栽培地の有害生物防除において、優れた効果を発揮する方法を提供するこ
と。
【解決手段】ダイズ栽培地における有害生物の防除方法であって、ダイズ種子に、化合物
A群より選択される1種以上の化合物を処理する工程、
前記化合物を処理したダイズ種子を播種する前、播種と同時、または播種した後に、フル
ミオキサジンを栽培地に処理する工程、および
ダイズの生育期に、化合物B群より選択される1種以上の化合物を茎葉処理する工程、
を含む、ダイズ栽培地における有害生物の防除方法。
化合物群A:ネオニコチノイド系化合物等
化合物群B:有機リン系除草剤化合物等
【選択図】なし
( 2 )
JP
1
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A
2015.9.24
2
【特許請求の範囲】
a usage、Myrothecium
【請求項1】
caria、Burholderia
ダイズ栽培地における有害生物の防除方法であって、ダ
、Bacillus
イズ種子に、化合物A群より選択される1種以上の化合
aecilomyces
物を処理する工程、
illus
前記化合物を処理したダイズ種子を播種する前、播種と
acillus
同時、または播種した後に、フルミオキサジンを栽培地
ubtillis、Bacillus
に処理する工程、および
、Trichoderma
ダイズの生育期に、化合物B群より選択される1種以上
の化合物を茎葉処理する工程、
10
verru
cepacia
chitonosporus、P
lilacinus、Bac
amyloliquefaciens、B
firmus、Bacillus
s
pumulis
harzianum、Hi
rsutella
rhossiliensis、Hi
rsutella
minnesotensis、Ve
を含む、ダイズ栽培地における有害生物の防除方法。
rticillium
化合物群A:ネオニコチノイド系化合物、ジアミド系化
およびArthrobotrys
合物、カーバメート系化合物、有機リン系化合物、生物
es
系殺線虫剤化合物、その他の殺虫剤化合物および殺線虫
その他の殺虫剤化合物および殺線虫剤化合物:フィプロ
剤化合物、アゾール系化合物、ストロビルリン系化合物
ニル、エチプロール、ベータシフルトリン、テフルトリ
、メタラキシル系化合物、SDHI化合物、その他の殺
ン、クロルピリホス、アバメクチン、スピロテトラマト
菌剤化合物および植物生長制御剤
、チオキサザフェン、フルアザインドリジンおよびフル
化合物群B:有機リン系除草剤化合物、オーキシン系除
エンスルホン
草剤化合物、HPPD阻害型除草剤化合物、ACCac
アゾール系化合物:アザコナゾール、ビテルタノール、
e阻害型除草剤化合物、ALS阻害型除草剤化合物、V 20
ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾ
LCFAS阻害型除草剤化合物、PPO阻害型除草剤化
ール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブ
合物、ストロビルリン系化合物、アゾール系化合物、S
コナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フ
DHI化合物、ピレスロイド系化合物、ベンゾイルフェ
ルトリアホール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾー
ニルウレア化合物、有機リン系殺虫剤化合物、ネオニコ
ル、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル
チノイド系化合物およびジアミド系化合物
、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾ
【請求項2】
ール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾ
化合物群Aが以下の化合物である請求項1記載の防除方
ール、トリアジメノール、トリチコナゾール、フェナリ
法。
モール、ヌアリモール、ピリフェノックス、イマザリル
化合物群A:
、オキシポコナゾール−フマレート、ペフラゾエート、
ネノニコチノイド系化合物:クロチアニジン、チアメト 30
プロクロラズおよびトリフルミゾール
キサム、イミダクロプリド、ジノテフラン、ニテンピラ
ストロビルリン系化合物:クレソキシム−メチル、アゾ
ム、トリフルメゾピリム、ジクロロメゾチアズ、スルホ
キシストロビン、トリフロキシストロビン、フルオキサ
キサフロール、フルピラジフロン、アセタミプリドおよ
ストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン
びチアクロプリド
、ジモキシストロビン、ピリベンカルブ、メトミノスト
ジアミド系化合物:フルベンジアミド、クロラントラニ
ロビン、オリサストロビンおよびマンデストロビン
リプロール、シアントラニリプロール、シクラニリプロ
メタラキシル系化合物:メタラキシルおよびメタラキシ
ール、ブロフラニリドおよびテトラニリプロール
ル−M
カーバメート系化合物:アルジカルブ、オキサミル、チ
SDHI化合物:セダキサン、ペンフルフェン、カルボ
オジカルブ、カルボフラン、カルボスルファンおよびジ
メトエート
chlamydosporum
dactyloid
キシン、ボスカリド、フラメトピル、フルトラニル、フ
40
ルキサピロキサド、イソピラザム、フルオピラム、チフ
有機リン系化合物:フェナミホス、イミシアフォス、フ
ルザミド、イソフェタミド、ピラジフルミドおよびピリ
ェンスルホチオン、テルブホス、ホスチアゼート、ホス
ジフルメトフェン、N−(1,1,3−トリメチルイン
ホカルブ、ジクロフェンチオン、イサミドホス、イサゾ
ダン−4−イル)−1−メチル−3−ジフルオロメチル
ホス、エトプロホス、カズサホス、クロルピリホス、ヘ
ピラゾール−4−カルボン酸アミド(ラセミ体またはエ
テロホス、メカルホン、ホレート、チオナジン、トリア
ナンチオマー、R体のエナンチオマーとS体のエナンチ
ゾホス、ジアミダホス、ホスチエタンおよびホスファミ
オマーの任意の割合での混合物を含む)
ドン
その他の殺菌剤化合物:トルクロホスメチル、チラム、
生物系殺線虫剤化合物:Harpin
、Pasteuria
teuria
Protein
キャプタン、カルベンダジム、チオファネートメチル、
nishizawae、Pas
マンコゼブ、チアベンダゾール、イソチアニル、エタボ
penetrans、Pasteuri 50
キサム、ピカルブトラゾクス、オキサチアピプロリン、
( 3 )
JP
3
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A
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4
およびトリアゾキシド
【請求項5】
植物生長制御剤:エテホン、クロルメコート、メピコー
ダイズ種子の播種と同時に、フルミオキサジンを栽培地
トおよび4−オキソ−4−(2−フェニルエチル)アミ
に処理する、請求項1∼3のいずれかに記載の防除方法
ノ酪酸
。
【請求項3】
【請求項6】
化合物群Bが以下の化合物である請求項1または2記載
ダイズ種子を播種した後に、フルミオキサジンを栽培地
の防除方法。
に処理する、請求項1∼3のいずれかに記載の防除方法
化合物群B:
。
有機リン系除草剤化合物:グリホサートカリウム塩、グ
【請求項7】
リホサートイソプロピルアミン塩、グリホサートグアニ 10
有害生物が、雑草および/または節足動物および/また
ジン塩、グリホサートジメチルアミン塩、グリホサート
は植物病原菌である請求項1∼6のいずれかに記載の防
モノエタノールアミン塩
除方法。
オーキシン系除草剤化合物:2,4−Dコリン塩、ジカ
【請求項8】
ンバN,N−ビス(3−アミノプロピル)メチルアミン
有害生物が、雑草である請求項1∼6のいずれかに記載
塩、ジカンバジグリコールアミン塩
の防除方法。
HPPD阻害型除草剤化合物:イソキサフルトール、メ
【発明の詳細な説明】
ソトリオン
【技術分野】
ACCace阻害型除草剤化合物:クレトジム、フルア
【0001】
ジホップPブチル
本発明は、ダイズにおける有害生物、即ち有害節足動物
ALS阻害型除草剤化合物:クロリムロンエチル、チフ 20
、線虫、植物病原菌および/または雑草の防除方法に関
ェンスルフロンメチル、リムスルフロン、トリベニュロ
する。
ンメチル、イマザモックスアンモニウム塩、イマゼタピ
【背景技術】
ルアンモニウム塩
【0002】
VLCFAS阻害型除草剤化合物:アセトクロール、ピ
様々な化合物が殺虫剤、殺線虫剤または殺菌剤の有効成
ロキサスルホン
分として知られている。また、フルミオキサジンが除草
PPO阻害型除草剤化合物:ホメサフェンナトリウム、
剤の有効成分として知られている。
ラクトフェン、フルミクロラックペンチル
【先行技術文献】
ストロビルリン系化合物:ピラクロストロビン、アゾキ
【非特許文献】
シストロビン、トリフロキシストロビン、
【0003】
アゾール系化合物:プロチオコナゾール、エポキシコナ 30
【非特許文献1】Crop
ゾール、テブコナゾール
andbook, vol.98 (2012)
SDHI化合物:ベンゾビンジフルピル、ビキサフェン
ster
、フルキサピロキサドおよびN−(1,1,3−トリメ
SBN:1−892829−25−8)
チルインダン−4−イル)−1−メチル−3−ジフルオ
【非特許文献2】Compendium
ロメチルピラゾール−4−カルボン酸アミド(ラセミ体
ticide
またはエナンチオマー、R体のエナンチオマーとS体の
//www.alanwood.net/pestic
エナンチオマーの任意の割合での混合物を含む)
ides/)
ピレスロイド系化合物:ビフェントリン、ラムダシハロ
【発明の概要】
トリン、ガンマシハロトリン、シペルメトリン
【発明が解決しようとする課題】
ベンゾイルフェニルウレア化合物:テフルベンズロン、 40
【0004】
トリフルムロン
本発明は、ダイズ栽培地の有害生物防除において優れた
有機リン系殺虫剤化合物:アセフェートおよびメソミル
効果を発揮する方法を提供することを課題とする。
ネオニコチノイド系化合物:イミダクロプリド、クロチ
【課題を解決するための手段】
アニジン、チアメトキサム
【0005】
ジアミド系化合物:フルベンジアミド、クロラントラニ
本発明は、1種以上の特定の殺虫剤化合物、殺線虫剤化
リプロール
合物、殺菌剤化合物を処理したダイズ種子に、播種前に
【請求項4】
、播種と同時に、または播種後に、フルミオキサジンを
ダイズ種子を播種する前に、フルミオキサジンを栽培地
、ダイズ栽培地に処理し、さらに特定の殺虫剤化合物、
に処理する、請求項1∼3のいずれかに記載の防除方法
殺線虫剤化合物、殺菌剤化合物、除草剤化合物の茎葉処
。
50
Protection
Publishing
Common
H
Mei
Company、I
of Pes
Names(http:
理を組み合わせることにより、栽培地に発生する有害生
( 4 )
JP
5
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A
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6
物を防除する方法である。
a usage、Myrothecium
本発明は、以下のものを含む。
caria、Burholderia
【0006】
、Bacillus、chitonosporus、P
[1]
aecilomyces
ダイズ栽培地における有害生物の防除方法であ
verru
cepacia
lilacinus、Bac
って、ダイズ種子に、化合物A群より選択される1種以
illus
上の化合物を処理する工程、
acillus
前記化合物を処理したダイズ種子を播種する前、播種と
ubtillis、Bacillus
同時、または播種した後に、フルミオキサジンを栽培地
、Trichoderma
に処理する工程、および
rsutella
rhossiliensis、Hi
ダイズの生育期に、化合物B群より選択される1種以上 10
rsutella
minnesotensis、Ve
の化合物を茎葉処理する工程、
rticillium
を含む、ダイズ栽培地における有害生物の防除方法。
およびArthrobotrys
化合物群A:ネオニコチノイド系化合物、ジアミド系化
es
合物、カーバメート系化合物、有機リン系化合物、生物
その他の殺虫剤化合物および殺線虫剤化合物:フィプロ
系殺線虫剤化合物、その他の殺虫剤化合物および殺線虫
ニル、エチプロール、ベータシフルトリン、テフルトリ
剤化合物、アゾール系化合物、ストロビルリン系化合物
ン、クロルピリホス、アバメクチン、スピロテトラマト
、メタラキシル系化合物、SDHI化合物、その他の殺
、チオキサザフェン、フルアザインドリジンおよびフル
菌剤化合物および植物生長制御剤
エンスルホン
化合物群B:有機リン系除草剤化合物、オーキシン系除
アゾール系化合物:アザコナゾール、ビテルタノール、
草剤化合物、HPPD阻害型除草剤化合物、ACCac 20
ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾ
e阻害型除草剤化合物、ALS阻害型除草剤化合物、V
ール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブ
LCFAS阻害型除草剤化合物、PPO阻害型除草剤化
コナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フ
合物、ストロビルリン系化合物、アゾール系化合物、S
ルトリアホール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾー
DHI化合物、ピレスロイド系化合物、ベンゾイルフェ
ル、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル
ニルウレア化合物、有機リン系殺虫剤化合物、ネオニコ
、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾ
チノイド系化合物およびジアミド系化合物
ール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾ
[2]
ール、トリアジメノール、トリチコナゾール、フェナリ
化合物群Aが以下の化合物である[1]記載の
amyloliquefaciens、B
firmus、Bacillus
s
pumulis
harzianum、Hi
chlamydosporum
dactyloid
防除方法。
モール、ヌアリモール、ピリフェノックス、イマザリル
化合物群A:
、オキシポコナゾール−フマレート、ペフラゾエート、
ネノニコチノイド系化合物:クロチアニジン、チアメト 30
プロクロラズおよびトリフルミゾール
キサム、イミダクロプリド、ジノテフラン、ニテンピラ
ストロビルリン系化合物:クレソキシム−メチル、アゾ
ム、トリフルメゾピリム、ジクロロメゾチアズ、スルホ
キシストロビン、トリフロキシストロビン、フルオキサ
キサフロール、フルピラジフロン、アセタミプリドおよ
ストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン
びチアクロプリド
、ジモキシストロビン、ピリベンカルブ、メトミノスト
ジアミド系化合物:フルベンジアミド、クロラントラニ
ロビン、オリサストロビンおよびマンデストロビン
リプロール、シアントラニリプロール、シクラニリプロ
メタラキシル系化合物:メタラキシルおよびメタラキシ
ール、ブロフラニリドおよびテトラニリプロール
ル−M
カーバメート系化合物:アルジカルブ、オキサミル、チ
SDHI化合物:セダキサン、ペンフルフェン、カルボ
オジカルブ、カルボフラン、カルボスルファンおよびジ
メトエート
キシン、ボスカリド、フラメトピル、フルトラニル、フ
40
ルキサピロキサド、イソピラザム、フルオピラム、チフ
有機リン系化合物:フェナミホス、イミシアフォス、フ
ルザミド、イソフェタミド、ピラジフルミドおよびピリ
ェンスルホチオン、テルブホス、ホスチアゼート、ホス
ジフルメトフェン、N−(1,1,3−トリメチルイン
ホカルブ、ジクロフェンチオン、イサミドホス、イサゾ
ダン−4−イル)−1−メチル−3−ジフルオロメチル
ホス、エトプロホス、カズサホス、クロルピリホス、ヘ
ピラゾール−4−カルボン酸アミド(ラセミ体またはエ
テロホス、メカルホン、ホレート、チオナジン、トリア
ナンチオマー、R体のエナンチオマーとS体のエナンチ
ゾホス、ジアミダホス、ホスチエタンおよびホスファミ
オマーの任意の割合での混合物を含む)
ドン
その他の殺菌剤化合物:トルクロホスメチル、チラム、
生物系殺線虫剤化合物:Harpin
、Pasteuria
teuria
Protein
キャプタン、カルベンダジム、チオファネートメチル、
nishizawae、Pas
マンコゼブ、チアベンダゾール、イソチアニル、エタボ
penetrans、Pasteuri 50
キサム、ピカルブトラゾクス、オキサチアピプロリン、
( 5 )
JP
7
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8
およびトリアゾキシド
の防除方法。
植物生長制御剤:エテホン、クロルメコート、メピコー
[6]
トおよび4−オキソ−4−(2−フェニルエチル)アミ
を栽培地に処理する、[1]∼[3]のいずれかに記載
ノ酪酸
の防除方法。
[3]
化合物群Bが以下の化合物である[1]または
[7]
ダイズ種子を播種した後に、フルミオキサジン
有害生物が、雑草および/または節足動物およ
[2]記載の防除方法。
び/または植物病原菌である[1]∼[6]のいずれか
化合物群B:
に記載の防除方法。
有機リン系除草剤化合物:グリホサートカリウム塩、グ
[8]
リホサートイソプロピルアミン塩、グリホサートグアニ
れかに記載の防除方法。
ジン塩、グリホサートジメチルアミン塩、グリホサート 10
【発明の効果】
モノエタノールアミン塩
【0007】
オーキシン系除草剤化合物:2,4−Dコリン塩、ジカ
本発明の有害生物の防除方法により、ダイズ栽培地の有
ンバN,N−ビス(3−アミノプロピル)メチルアミン
害生物を防除できる。
塩、ジカンバジグリコールアミン塩
【発明を実施するための形態】
HPPD阻害型除草剤化合物:イソキサフルトール、メ
【0008】
ソトリオン
本発明の有害生物の防除方法は、
ACCace阻害型除草剤化合物:クレトジム、フルア
(1)ダイズ種子に、特定の殺虫剤化合物、殺線虫剤化
ジホップPブチル
合物および殺菌剤化合物から成る化合物群Aより選択さ
ALS阻害型除草剤化合物:クロリムロンエチル、チフ
れる1種以上の化合物を処理する工程、
ェンスルフロンメチル、リムスルフロン、トリベニュロ 20
(2)前記1種以上の化合物を処理したダイズ種子を播
ンメチル、イマザモックスアンモニウム塩、イマゼタピ
種前に、播種と同時に、または播種した後に、フルミオ
ルアンモニウム塩
キサジンを栽培地に処理する工程、および、
VLCFAS阻害型除草剤化合物:アセトクロール、ピ
(3)ダイズの生育期に、特定の除草剤化合物、殺虫剤
ロキサスルホン
化合物および殺菌剤化合物からなる化合物群Bより選択
PPO阻害型除草剤化合物:ホメサフェンナトリウム、
される1種以上の化合物を処理する工程、
ラクトフェン、フルミクロラックペンチル
を含む。
ストロビルリン系化合物:ピラクロストロビン、アゾキ
【0009】
シストロビン、トリフロキシストロビン
本発明において、ダイズは一般的に作物として栽培され
アゾール系化合物:プロチオコナゾール、エポキシコナ
る品種であれば限定されない。
ゾール、テブコナゾール
30
有害生物が、雑草である[1]∼[6]のいず
かかる品種の植物には、フルミオキサジン等のPPO阻
SDHI化合物:ベンゾビンジフルピル、ビキサフェン
害剤、イソキサフルトール等の4-ヒドロキシフェニル
、フルキサピロキサドおよびN−(1,1,3−トリメ
ピルビン酸ジオキシゲナーゼ阻害剤、イマゼタピル、チ
チルインダン−4−イル)−1−メチル−3−ジフルオ
フェンスルフロンメチル等のアセト乳酸合成酵素(以後
ロメチルピラゾール−4−カルボン酸アミド(ラセミ体
ALSと略する)阻害剤、グリホサート等の5-エノー
またはエナンチオマー、R体のエナンチオマーとS体の
ルピルビルシキミ酸-3-リン酸シンターゼ(以後EPS
エナンチオマーの任意の割合での混合物を含む)
Pと略する)阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合
ピレスロイド系化合物:ビフェントリン、ラムダシハロ
成酵素阻害剤、2,4-D、ジカンバ等のオーキシン型除
トリン、ガンマシハロトリン、シペルメトリン
草剤、ブロモキシニル等の除草剤に対する耐性が、古典
ベンゾイルフェニルウレア化合物:テフルベンズロン、
トリフルムロン
的な育種法、または遺伝子組換え技術により付与された
40
植物も含まれる。
有機リン系殺虫剤化合物:アセフェートおよびメソミル
【0010】
ネオニコチノイド系化合物:イミダクロプリド、クロチ
古典的な育種法により耐性が付与された植物の例として
アニジン、チアメトキサム
、チフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系A
ジアミド系化合物:フルベンジアミド、クロラントラニ
LS阻害型除草剤耐性のSTSダイズがある。
リプロール
また、遺伝子組換え技術により耐性を付与された植物の
[4]
ダイズ種子を播種する前に、フルミオキサジン
例として、グリホサート耐性のダイズがあり、Roun
を栽培地に処理する、[1]∼[3]のいずれかに記載
dupReady2Yield(登録商標)、Gly−
の防除方法。
Tol(登録商標)等の商品名で既に販売されている。
[5]
同様に遺伝子組換え技術によるグルホシネート耐性のダ
ダイズ種子の播種と同時に、フルミオキサジン
を栽培地に処理する、[1]∼[3]のいずれかに記載 50
イズがあり、LibertyLink(登録商標)等の
( 6 )
JP
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A
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10
商品名で既に販売されている。グリホサートおよびAL
1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1
S阻害剤の両方に耐性であるOptimum(登録商標
、 Cry9C、Cry34AbまたはCry35Ab
)GAT(登録商標)の商品名のダイズ品種がある。同
などのδ−エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP
様に遺伝子組換え技術によるイミダゾリノン系ALS阻
2、VIP3またはVIP3Aなどの殺虫タンパクのハ
害剤耐性のダイズがあり、Cultivanceの名前
イブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素
で開発されている。同様に遺伝子組換え技術によるグリ
も含まれる。ハイブリッド毒素は、組換え技術を用いて
ホサートおよびジカンバの両方に耐性のダイズとして、
、これらタンパクの異なるドメインの新しい組合せによ
RoundupReadyExtend(登録商標)の
って作り出される。一部を欠損した毒素としては、アミ
商品名のダイズ品種がある。
ノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている
アリルオキシアルカノエートジオキゲナーゼ(aryl 10
。修飾された毒素は、天然型の毒素のアミノ酸の1つま
oxyalkanoate
dioxygenase)
たは複数が置換されている。これら毒素の例およびこれ
をコードする遺伝子を導入し、2,4−D、MCPA、
ら毒素を合成する事ができる組換え植物は、EP−A−
ジクロプロップ、メコプロップ等のフェノキシ酸系除草
0374753、WO93/07278、WO95/3
剤と、キザロホップ、ハロキシホップ、フルアジホップ
4656、EP−A−0427529、EP−A−45
、ジクロホップ、フェノキサプロップ、メタミホップ、
1878、WO03/052073等に記載されている
シハロホップ、クロジナホップ等のアリールオキシフェ
。これらの組換え植物に含まれる毒素は、特に、甲虫目
ノキシプロピオン酸系除草剤とに耐性となる作物を作出
害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫への耐性を植物へ付与す
することができ、Enlist E3の商品名のダイズ
る。
品種がある。
また、1つ若しくは複数の殺虫性の害虫抵抗性遺伝子を
【0011】
20
含み、1つまたは複数の毒素を発現する遺伝子組換え植
上記の植物は、遺伝子組換え技術を用いて、例えば、バ
物は既に知られており、いくつかのものは市販されてい
チルス属で知られている選択的毒素等を合成する事が可
る。これら遺伝子組換え植物の例として、Intact
能となった植物も含む。
a(登録商標)等が挙げられる。本発明に用いられる植
この様な遺伝子組換え植物で発現される毒素として、バ
物としては、例えばRag1(Resistance
チルス・セレウス(Bacillus
Aphid Gene1)遺伝子が導入されたダイズ等の
cereus)
やバチルス・ポピリエ(Bacillus
popil
アブラムシに対する耐性が付与された植物も挙げられる
liae)由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリ
。
ンゲンシス(Bacillus
thuringien
また、本発明に用いられる植物としては、線虫に対する
sis)由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1
耐性が、古典的育種法または遺伝子組換え技術を用いて
F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cr 30
付与されたものも含まれる。線虫耐性を与える遺伝子組
y3Bb1またはCry9Cなどのδ−エンドトキシン
換え技術としてはRNAiが挙げられる。
、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3Aなど
【0012】
の殺虫タンパク;線虫由来の殺虫タンパク;さそり毒素
上記の植物は、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作
、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的神経毒素等動物
用を有する抗病原性物質を産生する能力を付与されたも
によって産生される毒素;糸状菌類毒素;植物レクチン
のも含む。抗病原性物質の例として、PRタンパク等が
;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアー
知られている(PRPs、EP−A−0392225)
ゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等の
。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換
プロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、
え植物は、EP−A−0392225、WO95/33
アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジン等のリボゾ
818、EP−A−0353191等に記載されている
ーム不活性化タンパク(RIP);3−ヒドロキシステ 40
。こうした遺伝子組換え植物で発現される抗病原性物質
ロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グル
の例として、例えば、ナトリウムチャネル阻害剤、カル
コシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダー
シウムチャネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、K
ゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HM
P4、KP6毒素等が知られている。)等のイオンチャ
G-CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル、カルシ
ネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンタ
ウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホ
ーゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;PRタンパク;ペプ
ルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベン
チド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵
シンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グル
抗性に関与するタンパク因子(植物病害抵抗性遺伝子と
カナーゼ等が挙げられる。
呼ばれ、WO03/000906に記載されている。
また、この様な遺伝子組換え作物で発現される毒素とし
)等の微生物が産生する抗病原性物質等が挙げられる。
て、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry 50
上記の植物は、遺伝子組換え技術を用いて、油糧成分改
( 7 )
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質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質を付与した植
dimethoate)。
物も含む。例として、VISTIVE(登録商標)(リ
【0017】
ノレン含量を低減させた低リノレンダイズ)等が挙げら
本発明においてダイズ種子に処理される有機リン系化合
れる。
物としては、以下のものが挙げられる。
さらに、上記の古典的な除草剤形質または除草剤耐性遺
フェナミホス(fenamiphos)、イミシアフォ
伝子、殺虫性害虫抵抗性遺伝子、抗病原性物質産生遺伝
ス(imicyafos)、フェンスルホチオン(fe
子、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形
nsulfothion)、テルブホス(terbuf
質について、これらを複数組み合わせたスタック品種も
os)、ホスチアゼート(fosthiazate)、
含まれる。
【0013】
ホスホカルブ(phosphocarb)、ジクロフェ
10
ンチオン(dichlofenthion)、イサミド
本発明において、ダイズ種子に処理される特定の殺虫剤
ホス(isamidofos)、イサゾホス(isaz
化合物、殺線虫剤化合物、殺菌剤化合物または植物生長
ophos)、エトプロホス(ethoprophos
制御剤から成る化合物群Aの化合物としては、ネオニコ
)、カズサホス(cadusafos)、クロルピリホ
チノイド系化合物、ジアミド系化合物、カーバメート系
ス(chlorpyrifos)、ヘテロホス(het
化合物、有機リン系化合物、生物系殺線虫剤化合物、そ
erofos)、メカルホン(mecarphon)、
の他の殺虫剤化合物および殺線虫剤化合物、アゾール系
ホレート(phorate)、チオナジン(thion
化合物、ストロビルリン系化合物、メタラキシル系化合
azin)、トリアゾホス(triazophos)、
物、SDHI化合物、その他の殺菌剤化合物または植物
ジアミダホス(diamidafos)、ホスチエタン
生長制御剤が挙げられる。
(fosthietan)およびホスファミドン(ph
【0014】
20
osphamidon)。
本発明においてダイズ種子に処理されるネオニコチノイ
【0018】
ド系化合物としては、以下のものが挙げられる。
本発明においてダイズ種子に処理される生物系殺線虫剤
クロチアニジン(clothianidin)、イミダ
化合物としては、以下のものが挙げられる。
クロプリド(imidacloprid)、ニテンピラ
Harpin Protein、Pasteuria
ム(nitenpyram)、アセタミプリド(ace
nishizawae、Pasteuria
tamiprid)、チアメトキサム(thiamet
trans、Pasteuria
hoxam)、フルピラジフロン(flupyradi
othecium
furone)、スルホキサフロール(sulfoxa
lderia
flor)、トリフルメゾピリム(triflumez
hitonosporus、Paecilomyces
opyrim)、ジクロロメゾチアズ(dicloro 30
pene
usage、Myr
verrucaria、Burho
cepacia、Bacillus
lilacinus、Bacillus
c
amylo
mezotiaz)、チアクロプリド(thiaclo
liquefaciens、Bacillus
prid)およびジノテフラン(dinotefura
mus、Bacillus
fir
n)。
cillus
【0015】
a harzianum、Hirsutella
rh
本発明においてダイズ種子に処理されるジアミド系化合
ossiliensis、Hirsutella
mi
物としては、以下のものが挙げられる。
nnesotensis、Verticillium
フルベンジアミド(flubendiamide)、ク
chlamydosporumおよびArthrobo
ロラントラニリプロール(chlorantranil
trys
iprole)、シアントラニリプロール(cyant
【0019】
raniliprole)、シクラニリプロール(cy 40
本発明においてダイズ種子に処理されるその他の殺虫剤
claniliprole)、ブロフラニリド(bro
化合物および殺線虫剤化合物としては、以下のものが挙
flanilide)およびテトラニリプロール(te
げられる。
traniliprole)
フィプロニル(fipronil)、エチプロール(e
【0016】
thiprole)、ベータシフルトリン(beta−
本発明においてダイズ種子に処理されるカーバメート系
cyfluthrin)、テフルトリン(teflut
化合物としては、以下のものが挙げられる。
hrin)、クロルピリホス(chlorpyrifo
アルジカルブ(aldicarb)、オキサミル(ox
s)、アバメクチン(abamectin)、スピロテ
amyl)、チオジカルブ(thiodicarb)、
トラマト(spirotetramat)、チオキサザ
カルボフラン(carbofuran)、カルボスルフ
フェン(tioxazafen)、フルアザインドリジ
ァン(carbosulfan)およびジメトエート( 50
ン(fluazaindolizine)およびフルエ
subtillis、Ba
pumulis、Trichoderm
dactyloides。
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ンスルホン(fluensulfone)。
本発明においてダイズ種子に処理されるメタラキシル系
【0020】
化合物としては、以下のものが挙げられる。
本発明においてダイズ種子に処理されるアゾール系化合
メタラキシル(metalaxyl)およびメタラキシ
物としては、以下のものが挙げられる。
ル−M(metalaxyl−Mまたはmefenox
アザコナゾール(azaconazole)、ビテルタ
am)。
ノール(bitertanol)、ブロムコナゾール(
【0023】
bromuconazole)、シプロコナゾール(c
本発明においてダイズ種子に処理されるSDHI化合物
yproconazole)、ジフェノコナゾール(d
としては、以下のものが挙げられる。
ifenoconazole)、ジニコナゾール(di
セダキサン(sedaxane)、ペンフルフェン(p
niconazole)、エポキシコナゾール(epo 10
enflufen)、カルボキシン(carboxin
xyconazole)、フェンブコナゾール(fen
)、ボスカリド(boscalid)、フラメトピル(
buconazole)、フルキンコナゾール(
furametpyr)、フルトラニル(flutol
fluquinconazole)、フルシラゾール(
anil)、フルキサピロキサド(fluxapyro
flusilazole)、フルトリアホール(flu
xad)、イソピラザム(isopyrazam)、フ
triafol)、ヘキサコナゾール(hexacon
ルオピラム(fluopyram)、イソフェタミド(
azole)、イミベンコナゾール(imibenco
isofetamid)、ピラジフルミド(pyraz
nazole)、イプコナゾール(ipconazol
iflumid)、ピリジフルメトフェン(pydif
e)、メトコナゾール(metconazole)、ミ
lumetofen)、N−(1,1,3−トリメチル
クロブタニル(myclobutanil)、ペンコナ
インダン−4−イル)−1−メチル−3−ジフルオロメ
ゾール(penconazole)、プロピコナゾール 20
チルピラゾール−4−カルボン酸アミド(ラセミ体また
(propiconazole)、プロチオコナゾール
はエナンチオマー、R体のエナンチオマーとS体のエナ
(prothioconazole)、シメコナゾール
ンチオマーの任意の割合での混合物を含み、R体とS体
(simeconazole)、テブコナゾール(te
の比が80:20以上にR体リッチなものを以下では「
buconazole)、テトラコナゾール(tetr
化合物1」と称することもある)、およびチフルザミド
aconazole)、トリアジメノール(triad
(thifluzamide)。
imenol)、トリチコナゾール(triticon
【0024】
azole)、フェナリモール(fenarimol)
本発明においてダイズ種子に処理されるその他の殺菌剤
、ヌアリモール(nuarimol)、ピリフェノック
化合物としては、以下のものが挙げられる。
ス(pyrifenox)、イマザリル(imazal
トルクロホスメチル(tolclophos−meth
il)、オキシポコナゾール−フマレート(oxpoc 30
yl)、チラム(thiram)、キャプタン(Cap
onazole
fumarate)、ペフラゾエート
tan)、カルベンダジム(carbendazim)
(pefurazoate)、プロクロラズ(proc
、チオファネートメチル(thiophanate−m
hloraz)およびトリフルミゾール(triflu
ethyl)、マンコゼブ(mancozeb)、チア
mizole)。
ベンダゾール(thiabendazole)、イソチ
【0021】
アニル(isotianil)、トリアゾキシド(tr
本発明においてダイズ種子に処理されるストロビルリン
iazoxide)、ピカルブトラゾクス(picar
系化合物としては、以下のものが挙げられる。
butrazox)、オキサチアピプロリン(oxat
クレソキシム−メチル(kresoxim−methy
hiapiprolin)およびエタボキサム(eth
l)、アゾキシストロビン(azoxystrobin
aboxam)。
)、トリフロキシストロビン(trifloxystr 40
【0025】
obin)、フルオキサストロビン(fluoxast
本発明においてダイズ種子に処理される植物生長制御剤
robin)、ピコキシストロビン(picoxyst
としては、以下のものが挙げられる。
robin)、ピラクロストロビン(pyraclos
エテホン(ethephon)、クロルメコート(ch
trobin)、ジモキシストロビン(dimoxys
lormequat−chloride)、メピコート
trobin)、ピリベンカルブ(pyribenca
(mepiquat−chloride)、4−オキソ
rb)、メトミノストロビン(metominostr
−4−(2−フェニルエチル)アミノ酪酸(以下、「化合
obin)、オリサストロビン(orysastrob
物2」と称することもある)。
in)およびマンデストロビン(mandestrob
【0026】
in)。
本発明において種子処理される上記群Aの化合物は公知
【0022】
50
の化合物であり、既知の技術文献に基づき合成すること
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ができ、また、市販の製剤や標準品を購入して使用する
ホメサフェンナトリウム、ラクトフェン、フルミクロラ
こともできる。
ックペンチル
【0027】
【0035】
本発明においてダイズ生育期にダイズに茎葉処理される
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるストロビ
特定の除草剤化合物、殺虫剤化合物または殺菌剤化合物
ルリン系化合物として以下のものが挙げられる。
から成る化合物群Bの化合物としては、有機リン系除草
ピラクロストロビン、アゾキシストロビン、トリフロキ
剤化合物、オーキシン系除草剤化合物、HPPD阻害型
シストロビン、
除草剤化合物、ACCace阻害型除草剤化合物、AL
【0036】
S阻害型除草剤化合物、VLCFAS阻害型除草剤化合
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるアゾール
物、PPO阻害型除草剤化合物、ストロビルリン系化合 10
系化合物として以下のものが挙げられる。
物、アゾール系化合物、SDHI化合物、ピレスロイド
プロチオコナゾール、エポキシコナゾール、テブコナゾ
系化合物、ベンゾイルフェニルウレア化合物、有機リン
ール
系殺虫剤化合物、ネオニコチノイド系化合物およびジア
【0037】
ミド系化合物が挙げられる。
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるSDHI
【0028】
化合物として以下のものが挙げられる。
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理される有機リン
ベンゾビンジフルピル、ビキサフェン、フルキサピロキ
系除草剤化合物として以下のものが挙げられる。
サド、および化合物1
グリホサートカリウム塩、グリホサートイソプロピルア
【0038】
ミン塩、グリホサートグアニジン塩、グリホサートジメ
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるピレスロ
チルアミン塩、グリホサートモノエタノールアミン塩
20
イド系化合物として以下のものが挙げられる。
【0029】
ビフェントリン、ラムダシハロトリン、ガンマシハロト
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるオーキシ
リン、シペルメトリン、フェンプロパトリン、エスフェ
ン系除草剤化合物として以下のものが挙げられる。
ンバレレート
2,4−Dコリン塩、ジカンバN,N−ビス(3−アミ
【0039】
ノプロピル)メチルアミン塩(以下、ジカンバBAPM
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるベンゾイ
A塩と称することもある)、ジカンバジグリコールアミ
ルフェニルウレア化合物として以下のものが挙げられる
ン塩
。
【0030】
テフルベンズロン、トリフルムロン
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるHPPD
【0040】
阻害型除草剤化合物として以下のものが挙げられる。
30
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理される有機リン
イソキサフルトール、メソトリオン
系殺虫剤化合物としては以下のものが挙げられる。アセ
【0031】
フェート、メソミル
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるACCa
【0041】
ce阻害型除草剤化合物として以下のものが挙げられる
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるネオニコ
。
チノイド系化合物として以下のものが挙げられる。
クレトジム、フルアジホップPブチル
イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、
【0032】
スルホキサフロール、フルピラジフロン
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるALS阻
【0042】
害型除草剤化合物として以下のものが挙げられる。
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるジアミド
クロリムロンエチル、チフェンスルフロンメチル、リム 40
系化合物として以下のものが挙げられる。
スルフロン、トリベニュロンメチル、イマザモックスア
フルベンジアミド、クロラントラニリプロール
ンモニウム塩、イマゼタピルアンモニウム塩
【0043】
【0033】
本発明において種子処理される上記群Bの化合物は公知
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるVLCF
の化合物であり、既知の特許文献に基づき合成すること
AS阻害型除草剤化合物として以下のものが挙げられる
ができ、また、市販の製剤や標準品を購入して使用する
。
こともできる。
アセトクロール、ピロキサスルホン
【0044】
【0034】
本発明においてダイズ種子に上記群Aの化合物を処理す
本発明においてダイズ生育期に茎葉処理されるPPO阻
る工程において、群Aの化合物は、通常、固体担体、液
害型除草剤化合物として以下のものが挙げられる。
50
体担体等の担体と混合され、さらに必要に応じて界面活
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性剤等の製剤用補助剤が添加されて製剤化される。好ま
∼500g、さらに好ましくは10000m あたり5
しい剤型は水性の液体懸濁製剤である。
0∼110gである。なお、栽培地にフルミオキサジン
【0045】
を処理する工程において、アジュバントを混合してフル
本発明においてダイズ種子に処理される上記群Aの化合
ミオキサジンを処理してもよい。
物は、単一の成分から成る製剤を単独でまたは2種以上
【0051】
組み合わせて用いても良いし、2種以上の複数の成分か
本発明においては、上記群Aの化合物を処理したダイズ
ら成る製剤を用いても良い。
種子は、通常の方法で栽培地に播種される。本発明の有
【0046】
害生物の防除方法では、ダイズ種子の播種前にフルミオ
上記群Aの化合物の処理される量は種子100kgあた
キサジンを栽培地に処理してもよく、ダイズ種子の播種
り通常0.2∼5000g、好ましくは0.5∼100 10
と同時、または播種後にフルミオキサジンを処理しても
0gの範囲で施用される。有効成分を植物の種子に施用
よい。
する方法としては、例えば種子に有効成分を含有する製
ダイズ種子の播種前にフルミオキサジンを処理する場合
剤を粉衣する方法、有効成分を含有する製剤に種子を浸
は、播種前50日前∼播種直前、好ましくは播種前30
漬させる方法、有効成分を含有する製剤を種子に吹き付
日∼播種直前、より好ましくは播種前20日∼播種直前
ける方法、および有効成分を含有する担体で種子をコー
、さらに好ましくは播種前10日∼播種直前にフルミオ
トする方法が挙げられる。
キサジンが処理される。
【0047】
ダイズ種子又の播種後にフルミオキサジンを処理する場
本発明においては、上記群Aの化合物を処理したダイズ
合は、好ましくは播種直後∼出芽前にフルミオキサジン
種子を播種する前または播種した後の栽培地に、フルミ
が処理される。
オキサジンを処理する工程がある。
20
【0052】
【0048】
本発明においてダイズ生育期に上記群Bの化合物を茎葉
本発明におけるダイズの栽培地としては、ダイズを栽培
処理する工程においては、上記群Bの化合物は通常、固
する場所であれば特に限定されないが、例えば、畑地、
体担体、液体担体等の担体と混合され、さらに必要に応
圃場、非農耕地、公園、堤塘、育苗トレイ、育苗箱およ
じて界面活性剤等の製剤用補助剤が添加されて製剤化さ
び苗場等が挙げられる。
れる。好ましい製剤は、乳剤、水性の懸濁剤、水性の液
【0049】
剤(Soluble
フルミオキサジンは公知の化合物であり、市販の製剤や
【0053】
標準品を購入して使用することができる。
本発明においてダイズ生育期に上記群Bの化合物を茎葉
【0050】
処理する場合は、播種10日後∼120日後が好ましく
栽培地にフルミオキサジンを処理する工程において、フ 30
、より好ましくは播種21日後∼90日後に上記群Bの
ルミオキサジンは、通常、固体担体、液体担体等の担体
化合物が処理される。その際、上記群Bの化合物から1
と混合され、さらに必要に応じて界面活性剤等の製剤用
つの化合物のみを処理してもよいし、複数の化合物を処
補助剤が添加されて製剤化される。好ましい剤型は水性
理してもよい。複数の化合物を処理する場合、それぞれ
液体懸濁製剤、水和性粉剤、顆粒水和剤、粒剤であり、
を単独の有効成分とする製剤を複数用いてもよく、その
より好ましくは顆粒水和剤である。さらに有効成分とし
際は混用されて、または順次に処理される。また複数の
てフルミオキサジンを単独の成分とする製剤を単独で用
化合物を処理する場合、複数の化合物が有効成分となっ
いてもよいし、他の除草剤を有効成分とする製剤と混用
た混合製剤を用いてもよい。
して用いてもよい。さらに、フルミオキサジンと他の除
【0054】
草剤を有効成分とする製剤を用いてもよい。また、フル
上記群Bの化合物の処理量は、通常10000m あた
Liquid)である。
2
2
ミオキサジンと他の除草剤を有効成分とする製剤と、さ 40
り5∼5000g、好ましくは10000m あたり2
らに他の除草剤を有効成分とする製剤と混用して用いて
0∼2000g、より好ましくは10000m あたり
もよい。
500∼1500gである。なお、栽培地に上記群Bの
栽培地にフルミオキサジンを処理する方法としては、例
化合物を処理する工程において、アジュバントを混合し
えば、フルミオキサジンを栽培地の土壌に散布する方法
て処理してもよい。
およびフルミオキサジンを雑草発生後の雑草に散布する
【0055】
方法が挙げられる。
本発明の有害生物の防除方法によれば、ダイズ栽培地の
2
栽培地にフルミオキサジンを処理する工程で使用される
有害節足動物、有害線虫および/または植物病原菌、並
2
フルミオキサジンの量は、通常10000m あたり5
びに雑草等の有害生物を防除することができる。
2
∼5000g、好ましくは10000m あたり10∼
2
1000g、より好ましくは10000m あたり20
【0056】
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かかる有害節足動物としては例えば次のものが挙げられ
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る。
xigua)、アワヨトウ(Pseudaletia
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax
separata)、ヨトウガ(Mamestra
b
striatellus)、トビイロウンカ(Nila
rassicae)、タマナヤガ(Agrotis
i
parvata
lugens)、セジロウンカ(So
psilon)、タマナギンウワバ(Plusia
n
gatella
furcifera)等のウンカ類、
igrisigna)、トリコプルシア属(Trich
ツマグロヨコバイ(Nephotettix
cinc
oplusia
ticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Neph
iothis
otettix
coverpa
virescens)等のヨコバイ類
、ワタアブラムシ(Aphis
gossypii)、
モモアカアブラムシ(Myzus
persicae) 10
、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne
br
spp.)、ヘリオティス属(Hel
spp.)、ヘリコベルパ属(Heli
spp.)等のヤガ類、モンシロチョ
ウ(Pieris
rapae)等のシロチョウ類、ア
ドキソフィエス属、ナシヒメシンクイ(Graphol
ita
molesta)、マメシンクイガ(Legu
assicae)、チューリップヒゲナガアブラムシ(
minivora
Macrosiphum
アズキサヤムシガ(Matsumuraeses
euphorbiae)、ジ
ャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum
solani)、ムギクビレアブラムシ(Rhopa
losiphum
padi)、ミカンクロアブラムシ
(Toxoptera
citricidus)等のア
ブラムシ類、アオクサカメムシ(Nezara
ant
glycinivorella)、
az
ukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adox
ophyes
orana
fasciata)、チャ
ノコカクモンハマキ(Adoxophyes
、チャハマキ(Homona
sp.)
magnanima)、
ミダレカクモンハマキ(Archips
fuscoc
ennata)、ホソヘリカメムシ(Riptortu
upreanus)、コドリンガ(Cydia
s
onella)等のハマキガ類、チャノホソガ(Cal
clavetus)、クモヘリカメムシ(Lept 20
ocorisa
chinensis)、トゲシラホシ
カメムシ(Eysarcoris
parvus)、ク
サギカメムシ(Halyomorpha
mista)
、ターニッシュッドプラントバグ(Lygus
lin
optilia
pom
theivora)、キンモンホソガ
(Phyllonorycter
ringoneel
la)のホソガ類、モモシンクイガ(Carposin
a niponensis)等のシンクイガ類、リオネ
eolaris)等のカメムシ類、オンシツコナジラミ
ティア属(Lyonetia
(Trialeurodes
ガ類、リマントリア属(Lymantriidae
vaporarioru
m)、タバココナジラミ(Bemisia
tabac
i)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia
a
spp.)等のハモグリ
s
pp.)、ユープロクティス属(Euproctiss
pp.)等のドクガ類、コナガ(Plutella
x
rgentifolii)等のコナジラミ類、アカマル
ylostella)等のスガ類、ワタアカミムシ(P
カイガラムシ(Aonidiella
ectinophora
auranti 30
gossypiella)、
i)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockas
ジャガイモガ(Phthorimaea
pis
lella)等のキバガ類、アメリカシロヒトリ(Hy
perniciosa)、シトラススノースケ
ール(Unaspis
citri)、ルビーロウムシ
(Ceroplastes
カイガラムシ(Icerya
phantria
opercu
cunea)等のヒトリガ類、イガ
rubens)、イセリヤ
(Tinea
translucens)、コイガ(T
purchasi)等の
ineola
bisselliella)等のヒロズ
カイガラムシ類、グンバイムシ類、キジラミ類等;
コガ類等;
【0057】
【0058】
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo
suppres
salis)、サンカメイガ(Tryporyza
i
アザミウマ目害虫:ミカンキイロアザミウマ(Fran
kliniella
occidentalis)、ミ
ncertulas)、コブノメイガ(Cnaphal 40
ナミキイロアザミウマ(Thrips
ocrocis
チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips
medinalis)、ワタノメイガ
(Notarcha
derogata)、ノシメマダ
ラメイガ(Plodia
interpunctell
a)、アワノメイガ(Ostrinia
furnac
dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips
tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankl
iniella
intonsa)、タバコアザミウマ
alis)、ヨーロピアンコーンボーラー(Ostri
(Frankliniella
nia
ミウマ類等;
nubilaris)、ハイマダラノメイガ(
Hellula
diasia
undalis)、シバツトガ(Pe
teterrellus)等のメイガ類
、ハスモンヨトウ(Spodoptera
litur
a)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera
e 50
parmi)、
fusca)等のアザ
【0059】
双翅目害虫:イエバエ(Musca
domestic
a)、アカイエカ(Culexpopiens
lens)、ウシアブ(Tabanus
pal
trigon
( 12 )
JP
21
A
2015.9.24
22
us)、タマネギバエ(Hylemya
a)、タネバエ(Hylemya
2015-166386
antiqu
platura)、
シナハマダラカ(Anopheles
sinensi
s)、イネハモグリバエ(Agromyza
oryz
リ(Periplaneta
americana)、
トビイロゴキブリ(Periplaneta
brun
nea)、トウヨウゴキブリ(Blatta
orie
ntalis)等;
ae)、イネヒメハモグリバエ(Hydrellia
【0062】
griseola)、イネキモグリバエ(Chloro
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus
ps
rticae)、ミカンハダニ(Panonychus
oryzae)、マメハモグリバエ(Lirio
myza
trifolii)等のハモグリバエ類、ウ
リミバエ(Dacus
cucurbitae)、チチ
ュウカイミバエ(Ceratitis
capitat 10
u
citri)、オリゴニカス属(Oligonych
us
spp.)等のハダニ類、ミカンサビダニ(Ac
ulops
pelekassi)等のフシダニ類、チ
a)等;
ャノホコリダニ(Polyphagotarsonem
甲虫目害虫:ニジュウヤホシテントウ(Epilach
us
na
ケナガハダニ類、ケナガコナダニ(Tyrophagu
vigintioctopunctata)、ウ
リハムシ(Aulacophora
femorali
s)、キスジノミハムシ(Phyllotreta
s
triolata)、イネドロオイムシ(Oulema
oryzae)、イネゾウムシ(Echinocne
mus
squameus)、イネミズゾウムシ(Li
ssorhoptrus
oryzophilus)、
ワタミゾウムシ(Anthonomus
grandi 20
s)、アズキゾウムシ(Callosobruchus
chinensis)、シバオサゾウムシ(Sphe
nophorus
opillia
venatus)、マメコガネ(P
japonica)、ドウガネブイブ
イ(Anomala
cuprea)、コーンルートワ
ームの仲間(Diabrotica
spp.)、コロ
ラドハムシ(Leptinotarsa
deceml
latus)等のホコリダニ類、ヒメハダニ類、
s putrescentiae)等のコナダニ類、コ
ナヒョウヒダニ(Dermatophagoides
farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermato
phagoides
ptrenyssnus)等のヒ
ョウヒダニ類、ホソツメダニ(Cheyletus
ruditus)、クワガタツメダニ(Cheylet
us
malaccensis)、ミナミツメダニ(C
heyletus
moorei)等のツメダニ類等。
【0063】
かかる植物病原菌としては以下のものを挙げることがで
きる。
Cercospora
ospora
gossypina、Cerc
kikuchii、Cercospor
a zeae-maydis、Cercospora
ineata)、コメツキムシの仲間(Agriote
ojina、Phakopsora
s
、Rhizoctonia
spp.)、タバコシバンムシ(Lasioder
ma
serricorne)、ヒメマルカツオブシム 30
シ(Anthrenus
verbasci)、コクヌ
ストモドキ(Tribolium
castaneum
)、ヒラタキクイムシ(Lyctus
brunneu
s)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora
m
e
totrichum
spora
us
s
gossypii
solani、Colle
gossypii、Perono
gossypina、Aspergill
spp.、Penicillium
Fusarium
spp.、
spp.、Tricoderma
spp.、Thielaviopsis
spp.、R
alasiaca)、マツノキクイムシ(Tomicu
hizopus
spp.、C
s
orticium
spp.、Phoma
Diplodia
spp.、Verticilliu
piniperda)等;
【0060】
直翅目害虫:トノサマバッタ(Locusta
mig
ratoria)、ケラ(Gryllotalpa
fricana)、コバネイナゴ(Oxya
ensis)、ハネナガイナゴ(Oxya
a
yezo 40
japon
ica)等;
m spp.、Puccinia
sphaerella
ra
e)、ハキリアリ(Acromyrmex
、ファイヤーアント(Solenopsis
rosa
hora
soja
nicotianae
nicotianae、Phytopht
infestans、Phytophtho
spp.)
ra
erythroseptica等)、Pythi
spp.
um
spp.(Pythium
m、Pythium
【0061】
hium
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattell
germanica)、クロゴキブリ(Perip
laneta
spp.、Myco
spp.、Phytophto
e、Phytophthora
)等;
a
spp.、
spp.(Phytophthora
var.
膜翅目害虫:カブラハバチ(Athalia
spp.、Mucor
fuliginosa)、ワモンゴキブ 50
debaryanu
sylvaticum、
graminicola、
irregulare、
Pythium
mum等)、Microsphaera
a、Diaporthe
Pyt
Pythium
ulti
diffus
phaseolorum va
( 13 )
JP
23
r.
clerotinia
lsinoe
A
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24
sojae、Septoria
s、Phakopsora
2015-166386
glycine
)、ホソアオゲイトウ(Amaranthus
pachyrhizi、S
ulus)、ヒユモドキ(Amaranthus
sclerotiorum、E
thusblitoides)、ハイビユ(Amara
heter
nthus
ostrophus、Gloeocercospora
sorghi、Alternaria
tu
berculatos)、アメリカビユ(Amaran
glycines、Ustilago
maydis、Cochliobolus
pat
deflexus)、アマランサス
テンシス(Amaranthus
spp.。
クイ
quitensis
)、ナガエツルノゲイトウ(Alternanther
【0064】
a philoxeroides)、ツルゲイトウ(A
かかる雑草としては以下のものが挙げられる。
lternanthera
イラクサ科雑草:ヒメイラクサ(Urtica
ure 10
ns)
sessilis)、サン
グイナリア(Alternanthera
tenel
la)
タデ科雑草:ソバカズラ(Polygonum
con
ケシ科雑草:ヒナゲシ(Papaver
volvulus)、サナエタデ(Polygonum
)、アザミゲシ(Argemone
lapathifolium)、アメリカサナエタデ
(Polygonum
アブラナ科雑草:セイヨウノダイコン(Raphanu
persicari
a)、イヌタデ(Polygonum
s raphanistrum)、ラディッシュ(Ra
longise
tum)、ミチヤナギ(Polygonum
mexicana
)
pensylvanicum)
、ハルタデ(Polygonum
rhoeas
phanus
avic
napis
sativus)、ノハラガラシ(Si
arvensis)、ナズナ(Capse
ulare)、ハイミチヤナギ(Polygonuma
lla
bursa−pastoris)、セイヨウカ
renastrum)、イタドリ(Polygonum 20
ラシナ(Brassica
juncea)、セイヨウ
cuspidatum)、ギシギシ(Rumex
j
アブラナ(Brassica
aponicus)、ナガバギシギシ(Rumex
c
、ヒメクジラグサ(Descurainia
pinn
obt
ata)、スカシタゴボウ(Rorippa
isla
rispus)、エゾノギシギシ(Rumex
usifolius)、スイバ(Rumex
acet
campestris)
ndica)、キレハイヌガラシ(Rorippa
s
osa)
ylvestris)、グンバイナズナ(Thlasp
スベリヒユ科雑草:スベリヒユ(Portulaca
i arvense)、ミヤガラシ(Myagrum
oleracea)
rugosum)、マメグンバイナズナ(Lepidi
ナデシコ科雑草:ハコベ(Stellaria
ia)、ミミナグサ(Cerastium
med
um
holos
virginicum)、カラクサナズナ(Co
ronopus
didymus)
teoides)、オランダミミナグサ(Cerast 30
フウチョウソウ科雑草:クレオメ
ium
ome
glomeratum)、オオツメクサ(Sp
ergula
ene
arvensis)、マンテマ(Sil
アフィニス(Cle
affinis)
【0066】
gallica)
マメ科雑草:クサネム(Aeschynomene
i
ザクロソウ科雑草:クルマバザクロウソウ(Mollu
ndica)、ジグザグジョイントベッチ(Aesch
go
ynomene
verticillata)
アカザ科雑草:シロザ(Chenopodium
al
bum)、ケアリタソウ(Chenopodium
rudis)、アメリカツノクサネム
(Sesbania
a
mbrosioides)、ホウキギ(Kochia
scoparia)、ノハラヒジキ(Salsola
exaltata)、エビスグサ
(Cassia
obtusifolia)、ハブソウ
(Cassia
occidentalis)、ジュズ
ハギ(Desmodium
kali)、アトリプレックス属(Atriplex
40
spp.)
tortuosum)、ノ
ハラハギ(Desmodium
adscendens
)、シロツメクサ(Trifolium
【0065】
)、クズ(Pueraria
ヒユ科雑草:アオゲイトウ(Amaranthus
r
ノエンドウ(Vicia
repens
lobata)、カラス
angustifolia)
etroflexus)、アオビユ(Amaranth
、タヌキコマツナギ(Indigofera
us
viridis)、イヌビユ(Amaranth
uta)、インディゴフェラ
us
lividus)、ハリビユ(Amaranth
digofera
us
spinosus)、ホナガアオゲイトウ(Am
ササゲ(Vignasinensis)
aranthus
hybridus)、オオホナガア
オゲイトウ(Amaranthus
palmeri)
、ホソバイヌビユ(Amaranthus
rudis 50
hirs
トルキシレンシス(In
truxillensis)、野生
カタバミ科:カタバミ(Oxalis
cornicu
lata)、オッタチカタバミ(Oxalis
ica)、オキザリス
str
オキシプテラ(Oxalis
( 14 )
JP
25
A
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26
oxyptera)
lium
フウロソウ科雑草:アメリカフウロ(Geranium
m spurium
carolinense)、オランダフウロ(Ero
dium
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aparine)、ヤエムグラ(Galiu
var. echinosper
mon)、ヒロハフタバムグラ(Spermacoce
cicutarium)
latifolia)、ブラジルハシカグサモドキ(
トウダイグサ科雑草:トウダイグサ(Euphorbi
Richardia
a
ィングドファルスボタンウィード(Borreria
helioscopia)、オオニシキソウ(Eu
phorbia
maculata)、コニシキソウ(
Euphorbia
alata)
humistrata)、ハギク
ソウ(Euphorbia
【0068】
esula)、ショウジョ
ウソウ(Euphorbia
brasiliensis)、ウ
ヒルガオ科雑草:アサガオ(Ipomoea
heterophyll 10
、アメリカアサガオ(Ipomoea
nil)
hederac
a)、ヒソップリーフサンドマット(Euphorbi
ea)、マルバアサガオ(Ipomoea
a
rea)、マルバアメリカアサガオ(Ipomoea
brasiliensis)、エノキグサ(Aca
lypha
australis)、トロピッククロト
ン(Croton
hederacea
glandulosus)、ロブド
クロトン(Croton
lobatus)、ブラジル
コミカンソウ(Phyllanthus
corcov
adensis)、トウゴマ(Ricinus
var. integriusc
ula)、マメアサガオ(Ipomoea
lacun
osa)、ホシアサガオ(Ipomoea
trilo
ba)、ノアサガオ(Ipomoea
com
purpu
acumina
ta)、ツタノハルコウ(Ipomoea
heder
munis)
ifolia)、マルバルコウ(Ipomoea
【0067】
ccinea)、ルコウソウ(Ipomoea
アオイ科雑草:イチビ(Abutilon
hrasti)、キンゴジカ(Sida
theop 20
rhombi
foria)、マルバキンゴジカ(Sida
pomoea
cord
ifolia)、アメリカキンゴジカ(Sida
グラジオビ(Sida
iovii)、シダ
サンタレムネンシス(Sida
グランディフォリア(I
glaz
pomoea
cairica)、セイヨウヒルガオ(
Convolvulus
arvensis)、コヒル
ガオ(Calystegia
iscus
ヒルガオ(Calystegia
trionum)、ニシキアオイ(Ano
cristata)、エノキアオイ(Malva
strum
aris
tolochiafolia)、モミジバヒルガオ(I
santaremnensis)、ギンセンカ(Hib
da
qua
grandifolia)、イポモエア
アリストロチアフォリア(Ipomoea
sp
inosa)、シダ
moclit)、イポモエア
co
hederacea)、
japonica)
、ツタノハヒルガオ(Merremia
coromandelianum)
hedeac
ea)、ヘアリーウッドローズ(Merremia
アオギリ科雑草:コバンバノキ(Waltheria
30
indica)
egyptia)、ロードサイドウッドローズ(Mer
remia
cissoides)、オキナアサガオ(
スミレ科雑草:マキバスミレ(Viola
arven
Jacquemontia
sis)、ワイルドパンジ−(Viola
trico
ムラサキ科雑草:ワスレナグサ(Myosotis
lor)
a
tamnifolia)
a
rvensis)
ウリ科雑草:アレチウリ(Sicyos
angula
シソ科雑草:ヒメオドリコソウ(Lamium
pur
tus)、ワイルドキューカンバー(Echinocy
pureum)、ホトケノザ(Lamium
stis
exicaule)、タマザキメハジキ(Leonot
lobata)、野生ニガウリ(Momor
dicacharantia)
ミソハギ科雑草:エゾミソハギ(Lythrum
is
sa
licaria)
セリ科雑草:チドメグサ(Hydrocotyle
nepetaefolia)、ニオイニガクサ(
Hyptis
40
s
ampl
suaveolens)、ヒプティス
ロファンタ(Hyptis
ジキ(Leonurus
lophanta)、メハ
sibiricus)、ヤブ
ibthorpioides)
チョロギ(Stachys
ムクロジ科雑草:フウセンカズラ(Cardiospe
【0069】
rmum
ナス科雑草:ヨウシュウチョウセンアサガオ(Datu
halicacabum)
サクラソウ科雑草:アカバナルリハコベ(Anagal
ra
lis
anum
arvensis)
arvensis)
stramonium)、イヌホオズキ(Sol
nigrum)、テリミノイヌホオズキ(S
ガガイモ科雑草:オオトウワタ(Asclepias
olanum
syriaca)、ハニーヴァインミルクウィード(A
ホオズキ(Solanum
mpelamus
ケイヌホオズキ(Solanum
albidus)
アカネ科雑草:キャッチウィードベッドストロー(Ga 50
americanum)、アメリカイヌ
ptycanthum)、
sarrachoi
des)、トマトダマシ(Solanum
rostr
( 15 )
JP
27
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acu
er)、ビーチクリーピングオックスアイ(Wedel
leatissimum)、ワイルドトマト(Sola
ia
num
ト(Melampodium
sisymbriifolium)、ワルナス
carolinense)、セン
ナリホオズキ(Physalis
2015.9.24
28
atum)、キンギンナスビ(Solanum
ビ(Solanum
A
angulata)
、スムーズグランドチェリー(Physalis
glauca)、パーフォリエートブラックフッ
perfoliatum
)、ウスベニニガナ(Emilia
sonchifo
lia)、シオザキソウ(Tagetes
minut
su
a)、パラクレス(Blainvillea
lati
bglabrata)、オオセンナリ(Nicandr
folia)、コトブキギク(Tridax
proc
a
umbens)、イェルバ
physaloides)
ゴマノハグサ科雑草:フラサバソウ(Veronica
hederaefolia)、オオイヌノフグリ(V 10
eronica
persica)、タチイヌノフグリ
(Veronica
arvensis)
オオバコ科:オオバコ(Plantago
lum
ruderale)、パラグアイ
(Acanthospermum
、ブリストリー
mum
asiat
ica)
ポロサ(Porophyl
スターバー(Acanthosper
hispidum)、フウセンガズラ(Car
diospermum
halicacabum)、カ
ッコウアザミ(Ageratum
【0070】
スターバー
australe)
conyzoide
s)、コモンボーンセット(Eupatorium
キク科雑草:オナモミ(Xanthium
pensy
p
erfoliatum)、アメリカタカサブロウ(Ec
lvanicum)、オオオナモミ(Xanthium
lipta
alba)、ダンドボロギク(Erech
occidentale)、野生ヒマワリ(Heli
tites
hieracifolia)、アメリカン
anthus
caria
annuus)、カミツレ(Matri
chamomilla)、イヌカミツレ( 20
Matricaria
perforata)、コーン
マリーゴールド(Chrysanthemum
seg
etum)、オロシャギク(Matricaria
m
エバーラスティング(Gamochaeta
ata)、ウラジロチチコグサ(Gnaphalium
spicatum)、ジャゲリア
eria
um
hirta)、ゴマギク(Partheni
egesbeckia
sia
ケントキンソウ(Soliva
temisia
vulgaris)、チャイニーズマ
グウォート(Artemisia
verlotoru
m)、セイタカアワダチソウ(Solidago
al
ヒトラ(Jaeg
hysterophorus)、メナモミ(Si
atricarioides)、ヨモギ(Artemi
princeps)、オウシュウヨモギ(Ar
spic
orientalis)、メリ
sessilis)
【0071】
ユリ科雑草:ワイルドオニオン(Allium
adense)、ワイルドガーリック(Allium
tissima)、セイヨウタンポポ(Taraxac
vineale)
um
ツユクサ科雑草:ツユクサ(Commelina
officinale)、ハキダメギク(Gal 30
can
co
insoga
ciliata)、コゴメギク(Gal
mmunis)、マルバツユクサ(Commelina
insoga
parviflora)、ノボロギク(
bengharensis)、エレクトデイフラワー
Senecio
vulgaris)、セネシオ
ジリエンシス(Senecio
is)、セネシオ
ブラ
brasiliens
グリセバチ(Senecio
gr
(Commelina
erecta)
【0072】
イネ科雑草:イヌビエ(Echinochloa
cr
isebachii)、アレチノギク(Conyza
us−galli)、エノコログサ(Setaria
bonariensis)、ヒメムカシヨモギ(Con
viridis)、アキノエノコログサ(Setari
yza
a faberi)、キンエノコロ(Setaria
canadensis)、ブタクサ(Ambr
osia
artemisiaefolia)、クワモ
ドキ(Ambrosia
ングサ(Bidens
ダングサ(Bidens
ンス
trifida)、コセンダ 40
pilosa)、アメリカセン
frondosa)、ビーデ
スバルテルナンス(Bidens
subalt
glauca)、アメリカエノコログサ(Setari
a geniculata)、メヒシバ(Digita
ria
ciliaris)、ラージクラブグラス(D
igitaria
sanguinalis)、ジャマ
イカンクラブグラス(Digitaria
horiz
ernans)、セイヨウトゲアザミ(Cirsium
ontalis)、ススキメヒシバ(Digitari
arvense)、アメリカオニアザミ(Cirsi
a insularis)、オヒシバ(Eleusin
um
m
us
vulgare)、マリアアザミ(Silybu
marianum)、マスクチッスル(Cardu
nutans)、トゲチシャ(Lactuca
e indica)、スズメノカタビラ(Poa
an
nua)、スズメノテッポウ(Alospecurus
aequalis)、ブラックグラス(Alopec
serriola)、ノゲシ(Sonchus
ole
urus
myosuroides)、カラスムギ(A
raceus)、オニノゲシ(Sonchus
asp 50
vena
fatua)、セイバンモロコシ(Sorg
( 16 )
JP
29
hum
yron
A
2015.9.24
30
halepense)、シャタ−ケ−ン(So
rghum
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vulgare)、シバムギ(Agrop
repens)、ネズミムギ(Lolium
nse)、イヌスギナ(Equisetum
palu
stre)等。
【0074】
multiflorum)、ホソムギ(Lolium
本発明の有害生物の防除方法において、フルミオキサジ
perenne)、ボウムギ(Lolium
rig
ンを処理する工程においては、1種以上の他の農薬を併
idum)、カラスノチャヒキ(Bromus
sec
用することもできる。他の農薬としては、例えば殺虫剤
alinus)、ウマノチャヒキ(Bromus
te
、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節
ctorum)、ホソノゲムギ(Hordeum
ju
剤および薬害軽減剤が挙げられる。
batum)、ヤギムギ(Aegilops
cyli
ndrica)、クサヨシ(Phalaris
aru 10
上記除草剤、植物生長調節剤および薬害軽減剤としては
、例えば、以下のものが挙げられる。
ndinacea)、ヒメカナリークサヨシ(Phal
除草剤:ジカンバ(dicamba)およびその塩(ジ
arisminor)、シルキーベントグラス(Ape
グリコールアミン塩、ジメチルアンモニウム塩、イソプ
ra
ロピルアンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、コ
spica−venti)、オオクサキビ(Pa
nicum
dichotomiflorum)、テキ
サスパニカム(Panicum
ネアキビ(Panicum
リン塩)、2,4-Dおよびその塩またはエステル(ブト
texanum)、ギ
チルエステル、ジメチルアンモニウム塩、ジオールアミ
maximum)、メリケ
ン塩、エチルヘキシルエステル、イソクチルエステル、
ンニクキビ(Brachiaria
platyphy
lla)、ルジグラス(Brachiaria
イソプロピルアンモニウム塩、ナトリウム塩、トリイソ
ruz
プロパノールアミン塩、コリン塩)、2,4-DBおよび
iziensis)、アレクサンダーグラス(Brac
その塩またはエステル(ジメチルアンモニウム塩、イソ
hiaria
クチルエステル、コリン塩)、MCPAおよびその塩ま
plantaginea)、スリナムグ 20
ラス(Brachiaria
decumbens)、
パリセードグラス(Brachiaria
たはエステル(ジメチルアンモニウム塩、2−エチルヘ
briza
キシルエステル、イソクチルエステル、ナトリウム塩、
ntha)、コロニビアグラス(Brachiaria
コリン塩)、MCPB、メコクプロップ(mecopr
humidicola)、シンクリノイガ(Cenc
op)およびその塩またはエステル(ジメチルアンモニ
hrus
echinatus)、ヒメクリノイガ(C
enchrus
pauciflorus)、ナルコビ
エ(Eriochloa
ウム塩、ジオールアミン塩、エタジルエステル、2−エ
チルヘキシルエステル、イソクチルエステル、メチルエ
villosa)、ペニセタ
ステル、カリウム塩、ナトリウム塩、トロールアミン塩
setosum)、アフリ
、コリン塩)、メコプロップP(mecoprop−P
gayana)、オオニ
)およびその塩またはエステル(ジメチルアンモニウム
ム(Pennisetum
カヒゲシバ(Chloris
ワホコリ(Eragrostis
pilosa)、ル 30
ビーガヤ(Rhynchelitrum
repens
塩、2−エチルヘキシルエステル、イソブチル塩、カリ
ウム塩、コリン塩)、ジクロプロップ(dichlor
)、タツノツメガヤ(Dactyloctenium
prop)およびその塩またはエステル(ブトチルエス
aegyptium)、タイワンアイアシ(Ischa
テル、ジメチルアンモニウム塩、2−エチルヘキシルエ
emum
ステル、イソクチルエステル、メチルエステル、カリウ
rugosum)、野生イネ(Oryza
sativa)、アメリカスズメノヒエ(Paspal
ム塩、ナトリウム塩、コリン塩)、ジクロプロップP(
um
dichlorprop−P)、ジクロプロップPジメ
notatum)、コースタルサンドパスパルム
(Paspalum
maritimum)、キクユグ
ラス(Pennisetum
clandestinu
m)、ホソバチカラシバ(Pennisetum
se
tosum)、ツノアイアシ(Rottboellia 40
cochinchinensis)
チルアンモニウム塩(dichlorprop−P−d
imethylammonium)、キンクロラック(
quinclorac)、キンメラック(quinme
rac)、ブロモキシニル(bromoxynil)、
ブロモキシニルオクタノエート(bromoxynil
【0073】
−octanoate)、ジクロベニル(dichlo
カヤツリグサ科雑草:カヤツリグサ(Cyperus
benil)、メチオゾリン(methiozolin
microiria)、コゴメガヤツリ(Cyperu
)、アイオキシニル(ioxynil)、アイオキシニ
s
ルオクタノエート(ioxynil−octanoat
iria)、キンガヤツリ(Cyperus
oratus)、ハマスゲ(Cyperus
od
rotu
e)、ジアレート(di−allate)、ブチレート(
ndus)、キハマスゲ(Cyperusescule
butylate)、トリアレート(tri−allat
ntus)、ヒメクグ(Kyllinga
e)、フェンメディファム(phenmedipham)
graci
llima)
トクサ科雑草:スギナ(Equisetum
、クロロプロファム(chlorpropham)、デス
arve 50
メジファム(desmedipham)、アシュラム(
( 17 )
JP
31
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A
2015.9.24
32
asulam)、フェニソファム(phenisoph
mefenacet)、クロメプロップ(clomep
am)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、
rop)、ナプロアニリド(naproanilide
モリネート(molinate)、エスプロカルブ(e
)、ブロモブチド(bromobutide)、ダイム
sprocarb)、ピリブチカルブ(pyribut
ロン(daimuron)、クミルロン(cumylu
icarb)、プロスルカルブ(prosulfoca
ron)、ジフルフェンゾピル(diflufenzo
rb)、オルベンカルブ(orbencarb)、EP
pyr)、エトベンザニド(etobenzanid)
TC、ジメピペレート(dimepiperate)、
、ベンタゾン(bentazon)、トリジファン(t
スエップ(swep)、プロパクロール(propac
ridiphane)、インダノファン(indano
hlor)、メタザクロール(metazachlor
fan)、アミトロール(amitrole)、フェン
)、アラクロール(alachlor)、アセトクロー 10
クロラゾール(fenchlorazole)、クロマ
ル(acetochlor)、メトラクロール(met
ゾン(clomazone)、マレイン酸ヒドラジド(
olachlor)、S−メトラクロール(S−met
maleic
olachlor)、ブタクロール(butachlo
yridate)、クロリダゾン(chloridaz
r)、プレチラクロール(pretilachlor)
on)、ノルフルラゾン(norflurazon)、
、テニルクロール(thenylchlor)、アミノ
ブロマシル(bromacil)、ターバシル(ter
シクロピラクロール(aminocyclopyrac
bacil)、レナシル(lenacil)、オキサジ
hlor)、アミノシクロピラクロールメチル(ami
クロメホン(oxaziclomefone)、シンメ
nocyclopyrachlor−methyl)、
チリン(cinmethylin)、べンフレセート(
アミノシクロピラクロールカリウム(aminocyc
benfuresate)、カフェンストロール(ca
lopyrachlor−potassium)、トリ 20
fenstrole)、フルフェナセット(flufe
フルラリン(trifluralin)、ペンディメタ
nacet)、ピリチオバック(pyrithioba
リン(pendimethalin)、エタフルラリン
c)、ピリチオバックナトリウム塩(pyrithio
(ethalfluralin)、ベンフルラリン(b
bac−sodium)、ピリミノバック(pyrim
enfluralin)、プロジアミン(prodia
inobac)、ピリミノバックメチル(pyrimi
mine)、シマジン(simazine)、アトラジ
nobac−methyl)、ビスピリバック(bis
ン(atrazine)、プロパジン(propazi
pyribac)、ビスピリバックナトリウム塩(bi
ne)、シアナジン(cyanazine)、アメトリ
spyribac−sodium)、ピリベンゾキシム
ン(ametryn)、シメトリン(simetryn
(pyribenzoxim)、ピリミスルファン(p
)、ジメタメトリン(dimethametryn)、
yrimisulfan)、ピリフタリド(pyrif
プロメトリン(prometryn)、インダジフラム 30
talid)、トリアファモン(triafamone
(indaziflam)、トリアジフラム(tria
)、フェントラザミド(fentrazamide)、
ziflam)、メトリブジン(metribuzin
ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナ
)、ヘキサジノン(hexazinone)、テルブメ
ミドP(dimethenamid−P)、ACN、ジ
トン(terbumeton)、テルブチラジン(te
チオピル(dithiopyr)、トリクロピル(tr
rbuthylazine)、テルブトリン(terb
iclopyr)およびその塩またはエステル(ブトチ
utryn)、トリエタジン(trietazine)
ルエステル、トリエチルアンモニウム塩)、フルロキシ
、イソキサベン(isoxaben)、ジフルフェニカ
ピル(fluroxypyr)、フルロキシピルメプチ
ン(diflufenican)、ジウロン(diur
ル(fluroxypyr−meptyl)、チアゾピ
on)、リニュロン(linuron)、メトブロムロ
ル(thiazopyr)、アミノピラリド(amin
ン(metobromuron)、メトキスロン(me 40
opyralid)およびその塩(カリウム塩、トリイ
toxuron)、モノリニュロン(monolinu
ソパノールアンモニウム塩、コリン塩)、クロピラリド
ron)、シデュロン(siduron)、フルオメツ
(clopyralid)およびその塩(オラミン塩、
ロン(fluometuron)、ジフェノクスロン(
カリウム塩、トリエチルアンモニウム塩、コリン塩)、
difenoxuron)、メチルダイムロン(met
ピクロラム(picloram)およびその塩(カリウ
hyl−daimuron)、イソプロツロン(iso
ム塩、トリイソパノールアンモニウム塩、コリン塩)、
proturon)、イソウロン(isouron)、
ダラポン(dalapon)、クロルチアミド(chl
テブチウロン(tebuthiuron)、ベンズチア
orthiamid)、アミドスルフロン(amido
ズロン(benzthiazuron)、メタベンズチ
sulfuron)、アジムスルフロン(azimsu
アズウロン(methabenzthiazuron)
lfuron)、ベンスルフロン(bensulfur
、プロパニル(propanil)、メフェナセット( 50
on)、ベンスルフロンメチル(bensulfuro
hydrazide)、ピリデート(p
( 18 )
33
JP
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34
n−methyl)、クロリムロン(chlorimu
ethyl)、トリフルスルフロン(triflusu
ron)、クロリムロンエチル(chlorimuro
lfuron)、トリフルスルフロンメチル(trif
n−ethyl)、シクロスルファムロン(cyclo
lusulfuron−methyl)、トリトスルフ
sulfamuron)、エトキシスルフロン(eth
ロン(tritosulfuron)、ピロコリナフェ
oxysulfuron)、フラザスルフロン(fla
ン(picolinafen)、ベフルブタミド(be
zasulfuron)、フルセトスルフロン(flu
flubutamid)、ノルフルラゾン(norfl
cetosulfuron)、フルピルスルフロン(f
urazon)、フルリドン(fluridone)、
lupyrsulfuron)、フルピルスルフロンメ
フルロクロリドン(flurochloridone)
チルナトリウム(flupyrsulfuron−me
、フルルタモン(flurtamone)、ベンゾビシ
thyl−sodium)、ホラムスルフロン(for 10
クロン(benzobicyclon)、ビシクロピロ
amsulfuron)、ハロスルフロン(halos
ン(bicyclopyrone)、メソトリオン(m
ulfuron)、ハロスルフロンメチル(halos
esotrione)、スルコトリオン(sulcot
ulfuron−methyl)、イマゾスルフロン(
rione)、テフリルトリオン(tefuryltr
imazosulfuron)、メソスルフロン(me
ione)、テンボトリオン(tembotrione
sosulfuron)、メソスルフロンメチル(me
)、イソキサクロルトール(isoxachlo
sosulfuron−methyl)、メタゾスルフ
rtole)、イソキサフルトール(isoxaflu
ロン(metazosulfuron)、ニコスルフロ
tole)、ベンゾフェナップ(benzofenap
ン(nicosulfuron)、オルトスルファムロ
)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)
ン(orthosulfamuron)、オキサスルフ
、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ピラ
ロン(oxasulfuron)、プリミスルフロン( 20
ゾキシフェン(pyrazoxyfen)、トプラメゾ
primisulfuron)、プリミスルフロンメチ
ン(topramezone)、フルポキサム(flu
ル(primisulfuron−methyl)、プ
poxam)、アミカルバゾン(amicarbazo
ロピリスルフロン(propyrisulfuron)
ne)、ベンカルバゾン(bencarbazone)
、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)
、 フルカルバゾン(flucarbazone)、フ
、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfur
ルカルバゾンナトリウム塩(flucarbazone
on−ethyl)、リムスルフロン(rimsulf
−sodium)、イプフェンカルバゾン(ipfen
uron)、スルホメツロン(sulfometuro
carbazone)、プロポキシカルバゾン(pro
n)、スルホメツロンメチル(sulfometuro
poxycarbazone)、プロポキシカルバゾン
n−methyl)、スルホスルフロン(sulfos
ナトリウム塩(propoxycarbazone−s
ulfuron)、トリフロキシスルフロンナトリウム 30
odium)、チエンカルバゾン(thiencarb
塩(trifloxysulfuron−sodium
azone)、チエンカルバゾンメチル(thienc
)、トリフロキシスルフロン(trifloxysul
arbazone−methyl)、クロランスラム(
furon)、クロルスルフロン(chlorsulf
cloransulam)、クロランスラムメチル(c
uron)、シノスルフロン(cinosulfuro
loransulam−methyl)、ジクロスラム
n)、エタメトスルフロン(ethametsulfu
(diclosulam)、フロラスラム(flora
ron)、エタメトスルフロンメチル(ethamet
sulam)、フルメトスラム(flumetsula
sulfuron−methyl)、ヨードスルフロン
m)、メトスラム(metosulam)、ペノキスス
(iodosulfuron)、ヨードスルフロンメチ
ラム(penoxsulam)、ピロキシスラム(py
ルナトリウム(iodosulfuron−methy
roxsulam)、イマザメタベンズ(imazam
l−sodium)、イオフェンスルフロン(iofe 40
ethabenz)、イマザメタベンズメチル(ima
nsulfuron)、イオフェンスルフロンナトリウ
zamethabenz−methyl)、イマザモッ
ム(iofensulfuron−sodium)、メ
クス(imazamox)、イマザモックスアンモニウ
トスルフロン(metsulfuron)、メトスルフ
ム塩(imazamox−ammonium)、イマザ
ロンメチル(metsulfuron−methyl)
ピック(imazapic)、イマザピックアンモニウ
、プロスルフロン(prosulfuron)、チフェ
ム塩(imazapic−ammonium)、イマザ
ンスルフロン(thifensulfuron)、チフ
ピル(imazapyr)、イマザピルイソプロピルア
ェンスルフロンメチル(thifensulfuron
ンモニウム塩(imazapyr−ammonium)
−methyl)、トリアスルフロン(triasul
、イマザキン(imazaquin)、イマザキンアン
furon)、トリベニュロン(tribenuron
モニウム塩(imazaquin−ammonium)
)、トリベニュロンメチル(tribenuron−m 50
、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゼタ
( 19 )
JP
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ピルアンモニウム塩(imazethapyr−amm
カルシウム(prohexadione−calciu
onium)、クロジナホップ(clodinafop
m)、1-メチルシクロプロペン(1−methylc
)、クロジナホッププロパルギル(clodinafo
yclopropene)およびトリネキサパック(t
p−propargyl)、シハロホップ(cyhal
rinexapac)。
ofop)、 シハロホップブチル(cyhalofo
薬害軽減剤:ベノキサコール(benoxacor)、
p−butyl)、ジクロホップ(diclofop)
クロキントセット(cloquintocet)、クロ
、ジクロホップメチル(diclofop−methy
キントセットメキシル(cloquintocet−m
l)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)、
exyl)、シオメトリニル(cyometrinil
フェノキサプロップエチル(fenoxaprop−e
)、シプロスルファミド(cyprosulfamid
thyl)、フェノキサプロップP(fenoxapr 10
e)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシク
op−P)、フェノキサプロップPエチル(fenox
ロノン(dicyclonon)、ジエトレート(di
aprop−P−ethyl)、フルアジホップ(fl
etholate)、フェンクロラゾール(fench
uazifop)、フルアジホップブチル(fluaz
lorazole)、フェンクロラゾールエチル(fe
ifop−butyl)、フルアジホップP(flua
nchlorazole−ethyl)、フェンクロリ
zifop−P)、フルアジホップPブチル(flua
ム(fenclorim)、フルラゾール(flura
zifop−P−butyl)、ハロキシホップ(ha
zole)、フルクソフェニム(fluxofenim
loxyfop)、ハロキシホップメチル(halox
)、フリラゾール(furilazole)、イソキサ
yfop−methyl)、ハロキシホップP(hal
ジフェン(isoxadifen)、イソキサジフェン
oxyfop−P)、ハロキシホップPメチル(hal
エチル(isoxadifen−ethyl)、メフェ
oxyfop−P−methyl)、メタミホップ(m 20
ンピル(mefenpyr)、メフェンピルジエチル(
etamifop)、プロパキザホップ(propaq
mefenpyr−diethyl)、メフェネート(
uizafop)、キザロホップ(quizalofo
mephenate)、ナフタリックアンヒドライド(
p)、キザロホップエチル(quizalofop−e
naphthalic
thyl)、キザロホップP(quizalofop−
キサベトリニル(oxabetrinil)。
P)、キザロホップPエチル(quizalofop−
【0076】
P−ethyl)、アロキシジム(alloxydim
本発明において、フルミオキサジンと同時に併用するこ
)、クレトジム(clethodim)、セトキシジム
とができる除草剤としては、特にグリホサートカリウム
(sethoxydim)、テプラロキシジム(tep
塩、グリホサートグアニジン塩、グリホサートジメチル
raloxydim)、トラルコキシジム(tralk
アミン塩、グリホサートモノエタノールアミン塩、グル
oxydim)、ピノキサデン(pinoxaden) 30
ホシネートアンモニウム塩、クロリムロンエチル、クロ
、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、
ランスラムメチル、ピロキサスルホン、イマゼタピルア
フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、
ンモニウム塩、メトリブジン、2,4-D、2,4-Dブト
グルホシネート(glufosinate)、グルホシ
チルエステル、2,4-Dジメチルアンモニウム塩、2,
ネートアンモニウム塩(glufosinate−am
4-Dジオールアミン塩、2,4-Dエチルヘキシルエス
monium)、グルホシネートP(glufosin
テル、2,4-Dイソクチルエステル、2,4-Dイソプロ
ate−P)、グルホシネートPナトリウム塩(glu
ピルアンモニウム塩、2,4-Dナトリウム塩、2,4-D
fosinate−P−sodium)、ビアラホス(
トリイソプロパノールアミン塩、2,4-Dコリン塩、ジ
bialafos)、アニロホス(anilofos)
カンバ、ジカンバジグリコールアミン塩、ジカンバジメ
、ベンスリド(bensulide)、ブタミホス(b
チルアンモニウム塩、ジカンバイソプロピルアンモニウ
utamifos)、パラコート(paraquat) 40
ム塩、ジカンバカリウム塩、ジカンバナトリウム塩、ジ
、パラコートジクロリド(paraquat−dich
カンバコリン塩、ジカンバBAPMA塩、メソトリオン
loride)、ジクワット(diquat)およびジ
、テンボトリオンおよびイソキサフルトールが好ましい
クワットジブロミド(diquat−dibromid
。
e)
【0077】
【0075】
本発明において、フルミオキサジンと同時に併用するこ
植物生長調節剤:ヒメキサゾール(hymexazol
とができる薬害軽減剤としては、特にシプロスルファミ
)、パクロブトラゾール(paclobutrazol
ド、メフェンピルジエチルおよびイソキサジフェンエチ
)、ウニコナゾール(uniconazole)、ウニ
ルが好ましい。
コナゾールP(uniconazole−P)、イナベ
【0078】
ンフィド(inabenfide)、プロヘキサジオン 50
上記のフルミオキサジンと併用される除草剤および/ま
anhydride)およびオ
( 20 )
JP
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A
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38
たは薬害軽減剤との組合せとしては、以下に挙げる処理
フルミオキサジンとグリホサートモノエタノールアミン
例がさらに好ましい。
塩と2,4-Dコリン塩との組合せ、
フルミオキサジンとグルホシネートアンモニウム塩との
フルミオキサジンとジカンバとの組合せ、
組合せ、
フルミオキサジンとジカンバジメチルアンモニウム塩と
フルミオキサジンとグリホサートカリウム塩との組合せ
の組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートグアニジン塩との組合
フルミオキサジンとジカンバイソプロピルアンモニウム
せ
塩との組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートジメチルアミン塩との
フルミオキサジンとジカンバカリウム塩との組合せ、
組合せ
フルミオキサジンとジカンバナトリウム塩との組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートモノエタノールアミン 10
フルミオキサジンとジカンバコリン塩との組合せ、
塩との組合せ
フルミオキサジンとジカンバBAPMA塩との組合せ、
フルミオキサジンとクロリムロンエチルとの組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートカリウム塩とジカンバ
フルミオキサジンとクロランスラムメチルとの組合せ、
BAPMA塩との組合せ、
フルミオキサジンとクロリムロンエチルとピロキサスル
フルミオキサジンとグリホサートグアニジン塩とジカン
ホンとの組合せ、
バBAPMA塩との組合せ、
フルミオキサジンとピロキサスルホンとの組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートジメチルアミン塩とジ
フルミオキサジンとイマゼタピルアンモニウム塩との組
カンバBAPMA塩との組合せ、
合せ、
フルミオキサジンとグリホサートモノエタノールアミン
フルミオキサジンとクロリムロンエチルとチフェンスル
塩とジカンバBAPMA塩との組合せ、
フロンメチルとの組合せ
20
フルミオキサジンとジカンバジグリコールアミン塩との
フルミオキサジンとトリベニュロンメチルとチフェンス
組合せ、
ルフロンメチルとの組合せ
フルミオキサジンとグリホサートカリウム塩とジカンバ
フルミオキサジンとメトリブジンとの組合せ、
ジグリコールアミン塩との組合せ、
フルミオキサジンと2,4−Dとの組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートグアニジン塩とジカン
フルミオキサジンと2,4-Dブトチルエステルとの組合
バジグリコールアミン塩との組合せ、
せ、
フルミオキサジンとグリホサートジメチルアミン塩とジ
フルミオキサジンと2,4-Dジメチルアンモニウム塩と
カンバジグリコールアミン塩との組合せ、
の組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートモノエタノールアミン
フルミオキサジンと2,4-Dジオールアミン塩との組合
塩とジカンバジグリコールアミン塩との組合せ、
せ、
30
フルミオキサジンとジカンバとイソキサジフェンエチル
フルミオキサジンと2,4-Dエチルヘキシルエステルと
との組合せ、
の組合せ、
フルミオキサジンとジカンバジグリコールアミン塩とイ
フルミオキサジンと2,4-Dイソクチルエステルとの組
ソキサジフェンエチルとの組合せ、
合せ、
フルミオキサジンとジカンバジメチルアンモニウム塩と
フルミオキサジンと2,4-Dイソプロピルアンモニウム
イソキサジフェンエチルとの組合せ、
塩との組合せ、
フルミオキサジンとジカンバイソプロピルアンモニウム
フルミオキサジンと2,4-Dナトリウム塩との組合せ、
塩とイソキサジフェンエチルとの組合せ、
フルミオキサジンと2,4-Dトリイソプロパノールアミ
フルミオキサジンとジカンバカリウム塩とイソキサジフ
ン塩との組合せ、
フルミオキサジンと2,4-Dコリン塩との組合せ、
ェンエチルとの組合せ、
40
フルミオキサジンとジカンバナトリウム塩とイソキサジ
フルミオキサジンとグリホサートカリウム塩と2,4-D
フェンエチルとの組合せ、
エチルヘキシルエステルとの組合せ、
フルミオキサジンとジカンバコリン塩とイソキサジフェ
フルミオキサジンとグリホサートカリウム塩と2,4-D
ンエチルとの組合せ、
イソクチルエステルとの組合せ、
フルミオキサジンとメソトリオンとの組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートカリウム塩と2,4-D
ルミオキサジンとテンボトリオンとの組合せ、
コリン塩との組合せ、
フルミオキサジンとイソキサフルトールとの組合せ、
フルミオキサジンとグリホサートグアニジン塩と2,4-
フルミオキサジンとアメトリンとの組合せ、
Dコリン塩との組合せ、
フルミオキサジンとイソキサフルトールとシプロスルフ
フルミオキサジンとグリホサートジメチルアミン塩と2
ァミドとの組合せ、
,4-Dコリン塩との組合せ、
50
フルミオキサジンとテンボトリオンとイソキサジフェン
( 21 )
JP
39
2015-166386
40
との組合せ。
【0079】
本発明において、ダイズ種子に処理する上記群Aの化合
物を複数処理する場合の組み合わせとしては表1∼表3
に記載する組み合わせ処理例が好ましい。
【0080】
【表1−1】
【表1−2】
【表1−4】
【表1−3】
【表1−5】
A
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( 22 )
JP
41
42
【表1−8】
【表1−6】
【表1−9】
【表1−7】
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A
2015.9.24
( 23 )
JP
43
【表1−10】
2015-166386
44
【表1−12】
【0081】
【表2−1】
【表1−11】
【表2−2】
A
2015.9.24
( 24 )
JP
45
【表2−3】
2015-166386
46
【表3−2】
【0082】
【表3−1】
【表3−3】
A
2015.9.24
( 25 )
JP
47
2015-166386
48
【表3−4】
20
【表3−6】
【表3−5】
【表3−7】
A
2015.9.24
( 26 )
JP
49
50
【表3−8】
20
【表3−9】
2015-166386
【表3−10】
【表3−11】
A
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( 27 )
JP
51
【表3−12】
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52
【表4−2】
【0083】
本発明において、ダイズに茎葉処理する上記群Bの化合
物を、単独でまたは複数処理する場合、表4の記載の処
理例が好ましい
【0084】
【表4−1】
【表4−3】
A
2015.9.24
( 28 )
JP
53
54
【表4−6】
【表4−4】
【表4−7】
【表4−5】
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A
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( 29 )
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55
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56
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
【0088】
まず、以下の実施例で示す殺虫効力、除草効力および作
物に対する薬害の評価基準を示す。
[有害節足動物防除効力]
有害節足動物防除効力の評価は、調査時の虫の生死を判
別し、次の式により防除価を求める。
防除価(%)=100X(1−T/C)
10
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
C:無処理区の観察時の虫数
T:処理区の観察時の虫数
【0089】
[植物病原菌防除効力]
植物病原菌防除効力の評価は、調査時の植物病原菌によ
る病徴が、無処理のそれと比較して全くないか、ほとん
ど違いがないものを「0」とし、植物病原菌による病徴
【表4−8】
が完全若しくはほとんど見られないものを「100」と
して、0∼100に区分する。
20
【0090】
[除草効力および作物に対する薬害]
除草効力の評価は、調査時の供試雑草の出芽または生育
の状態が無処理のそれと比較して全くないか、ほとんど
違いがないものを「0」とし、供試植物が完全枯死また
は出芽若しくは生育が完全に抑制されているものを「1
00」として、0∼100に区分する。
作物に対する薬害の評価は、薬害がほとんど認められな
い場合は「無害」、軽度の薬害が認められる場合は「小
」、中程度の薬害が認められる場合は「中」、強度の薬
30
害が認められる場合は「大」で示される。
【0091】
種子に、特定の殺虫剤化合物、殺線虫剤化合物、殺菌剤
化合物および植物生長調節剤から成る化合物群Aより選
択される1種以上の化合物を処理する工程において、表
【0085】
1、表2および表3に示す組み合わせより選ばれる組み
本発明においては、フルミオキサジンの単独処理または
あわせを種子に処理することで、以下の方法によって有
上記好ましい併用処理例、上記群Aの化合物の単独処理
害節足動物効力、植物病原菌防除効力および/または除
および好ましい組み合わせ処理例(表1∼表3)、およ
草効力、並びに作物に対する薬害が上記基準により確認
び上記群Bの化合物の好ましい処理例(表4)の、3つ
される。
の群における個々の処理例の、あらゆる組み合わせを開 40
【0092】
示する。
実施例1
【0086】
NipsIt(クロチアニジン600g/L、Vale
本発明におけるダイズの栽培では、一般的なダイズ栽培
nt社製)をダイズ(品種Genuity
における植物栄養学的管理を行うことができる。施肥体
upReady2Yield)種子に206mL/kg
系はPrecision
Agricultureに基
種子(1.28液量オンス/100ポンド種子)で処理
づくものであってもよいし、慣行の均一なものでもよい
する。当該ダイズの播種前の圃場に、ValorSX(
。また、窒素固定細菌を化合物群Aの種子処理と併用し
フルミオキサジン51%顆粒水和剤、Valent社製
て接種することもできる。
)を210g/haで処理する。7日後に当該ダイズを
【実施例】
当該圃場に播種し、ダイズ本葉3葉期にRoundup
【0087】
50
Round
WeatherMax(グリホサートカリウム塩660
( 30 )
JP
57
2015-166386
A
2015.9.24
58
g/L、Monsanto社製)を、2.338L/h
7L/ha(64液量オンス/エーカー)に変え、同時
a(32液量オンス/エーカー)で処理する。
にダイズ品種をGenuity
【0093】
dy
実施例2
【0100】
実施例1におけるValorSXの処理を、Valor
実施例9
SXの210g/ha+RoundupWeather
実施例1∼7におけるRoundupWeatherM
Max(グリホサートカリウム塩660g/L、Mon
axを、EnlistDuo(グリホサートジメチルア
santo社製)の2.338L/ha(32液量オン
ミン塩205g/L+2,4−Dコリン塩195g/L
ス/エーカー)の処理に変えて同様に実施する。
【0094】
RoundupRea
Extendに変えて同様に実施する。
、DowAgrosciences社製)の4.092
10
L/ha(3.5パイント/エーカー)に変え、同時に
実施例3
ダイズ品種をEnlist
実施例1と同様にNipsItをダイズ種子に処理し、
する。
圃場に播種する。播種翌日に、ValorSX(フルミ
【0101】
オキサジン51%、Valent社製)を210g/h
実施例10
aで処理する。ダイズ本葉3葉期にRoundupWe
実施例1∼9におけるNipsItを、INOVATE
atherMax(グリホサートカリウム塩660g/
(クロチアニジン160g/L+メタラキシル13g/
L、Monsanto社製)を、2.338L/ha(
L+イプコナゾール8g/L、Valent社製)に変
32液量オンス/エーカー)で処理する。
えて309mL/100kg種子(4.74液量オンス
【0095】
/100ポンド種子)の処理にて同様に実施する。
実施例4
20
E3に変えて、同様に実施
【0102】
実施例3におけるValorSXの処理を、Valor
実施例11
SXの210g/ha+RoundupWeather
実施例1∼9におけるNipsItを、Cruiser
Max(グリホサートカリウム塩660g/L、Mon
MAXX
santo社製)の2.338L/ha(32液量オン
/L+メタラキシルM36g/L+フルジオキソニル1
ス/エーカー)の処理に変えて同様に実施する。
2g/L+セダキサン12g/L、Syngenta社
【0096】
製)に変えて235ml/100kg種子(3.22液
実施例5
量オンス/100ポンド種子)の処理にて同様に実施す
実施例1∼4におけるValorSXを、ValorX
る。
LT(フルミオキサジン30%+クロリムロンエチル1
【0103】
0.3%、Valent社製)の315g/ha処理に 30
実施例12
変えて同様に実施する。
実施例1∼9におけるNipsItを、Acceler
【0097】
onシステム(DX−612(フルキサピロキサド32
実施例6
6g/L、Monsanto社製)の31ml/100
実施例1∼4におけるValorSXを、Fierce
kg種子の処理+DX−309(メタラキシル313g
(フルミオキサジン33.5%+ピロキサスルホン42
/L、Monsanto社製)の242ml/100k
.5%、Valent社製)の262.5g/ha処理
g種子(1.5液量オンス/100ポンド種子)の処理
に変えて同様に実施する。
+DX−109(ピラクロストロビン200g/L、M
【0098】
onsanto社製)の242ml/100kg種子(
実施例7
1.5液量オンス/100ポンド種子)の処理+IX−
実施例1∼4におけるValorSXを、Fierce 40
104(イミダクロプリド600g/L、Monsan
XLT(フルミオキサジン24.57%+クロリムロン
to社製)の515ml/100kg種子(3.2液量
エチル6.67%+ピロキサスルホン31.17%、V
オンス/100ポンド種子の処理))に変えて同様に実
alent社製)の280g/ha処理に変えて同様に
施する。
実施する。
【0104】
【0099】
実施例13
実施例8
実施例1∼12に追加して、ダイズ開花期に化合物1を
実施例1∼7におけるRoundupWeatherM
30g/haで茎葉処理して同様に実施する。
axを、RoundupExtend(グリホサートモ
【0105】
ノエタノールアミン240g/L+ジカンバジメチルア
実施例14
ミン120g/L、Monsanto社製)の4.67 50
実施例1∼12に追加して、ダイズ開花期に化合物1+
Vibrance(チアメトキサム240g
( 31 )
JP
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A
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60
テブコナゾールを30g+150/haで茎葉処理して
て同様に実施する。
同様に実施する。
【0107】
【0106】
実施例15
実施例14
実施例1∼14におけるダイズ3葉期処理を、ダイズ6
実施例1∼14におけるダイズ3葉期処理を、実施例1
葉時期処理に変えて同様に実施する。
∼14のそれぞれにおいてダイズ3葉期処理された単独
【産業上の利用可能性】
または複数の化合物+SelectMax(クレトジム
【0108】
120g/L、Valent社製)を438mL/ha
本発明の有害生物の防除方法により、ダイズ栽培地の有
(6液量オンス/エーカー)のダイズ3葉期処理に変え
害生物を効率的に防除することができる。
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(51)Int.Cl.
FI
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DF04
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