NOS(Nutanix Operating System)3.5.1GAリリースのご案内

2013年12月26日
お客様各位
日商エレクトロニクス株式会社
エンジニアリング本部
第四エンジニアリング部
第二グループ
NOS(Nutanix Operating System) 3.5.1GAリリースのご案内
拝啓
貴社益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。
平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。
この度、NOS3.5.1GAのリリースをご案内申し上げます。
敬具
- 記 -
■動作環境
【動作モデル】
全てのモデルでNOS3.5.1GAを動作させることが可能です。
【モデル混在】

Nutanixクラスター内に異なるモデルを混在させることができます。但し、NX-2000シリーズのみは
NX-6000シリーズと混在することができません。

NX-1000シリーズを他シリーズと混在させるには10GbEネットワークで構成される必要があります。
但し、クラスターを構成できる最大Node数は8Nodeまでとなります。

クラスター内のハイパーバイザは同一種類で構成されている必要があります。

クラスター内のNOSバージョンは同一バージョンで構成されている必要があります。
■主な機能
NOS3.5で導入された主な機能は次の通りです。

Web Consoleが従来のFlashベースからHTML5ベースに変更されました。これに伴い、画面デザイ
ンが大幅に変更され、GUIで操作できる項目が増えました。

GUIでNode拡張・削除操作が可能になりました。

Web Console用にSSL証明書のインポートが可能になりました。

Web ConsoleログインでAD認証がサポートされました。

SNMP(V3)がサポートされました。
■既知の問題
本NOSバージョンで次の問題が見つかっております。

Web Console内のイベント画面で「resolve select all」を実施すると過去全てのイベントが更新されま
す。更新対象のイベントのみにチェックを付けて更新を行ってください。

Nutanixクラスター全体のデータ冗長性(RF=2)を確認することができません。将来のNOSではGUI操
作で確認できる予定です。現状はドライブやNode故障に伴うデータコピーの進捗状況のみをGUI、お
よびコマンドラインで確認できます。

e-mailアラートを有効にすると、送付先に指定したアドレス以外にメーカーのサポート用アドレス
([email protected])が自動的に含まれます。このアドレスを送信先の対象から削除することが現状
はできません。メーカーへの送信を停止する場合は、外部MTAなどの機器でフィルタリングを行ってく
ださい。

リモートサポートを設定する際のオプションとしてHTTP Proxy設定をGUIで行う場合、認証情報
(ID,Password)を同時に設定する必要があります。認証情報が不要な環境ではnCLIでHTTP Proxy設
定を行う必要があります。
■アップグレードについて

アップグレードはローリングアップグレード方式です。一旦アップグレードを開始すると、クラスター内の
全てのController VMが順次自動的にアップグレードされます。(目安:20~30分/Controller VM)

アップグレード実行中のController VMは停止します。しかし、該当Nodeのハイパーバイザによるデー
タストアへのマウントパスは自動的に他Nodeへ切り替わるためVMへの影響はありません。

NOS3.0.3以降のNOSバージョンで稼働中のクラスターはNOS3.5.1へ直接アップグレードが可能です。
このバージョンを下回るバージョンで稼働中のクラスターは、一旦下記の何れかのバージョンを経由し
てからNOS3.5.1へアップグレードする必要があります。NOS3.0.3より下のバージョンをご利用中で
NOS3.5.1へのアップグレードをご希望されるお客様は、事前に弊社まで個別にお問い合わせくださ
い。
・3.1/3.1.1/3.1.2/3.1.3.x
・3.5/3.5.0.1

NOS3.5.1へのアップグレードに伴いController VMのメモリ割り当てを16GBに拡張する必要がありま
す。
【アップグレード手順】
http://download.nutanix.com/guides/c_3_5_1/pdf/Upgrade_Guide-NOS_v3_5_1.pdf
注意)クラスターロックダウン
アップグレードガイド内の「Upgrading to NOS3.5.1」の章のステップ8「Remove old Nutanix SSH key」の手
順を実行するとロックダウン機能が有効になります。ロックダウン機能が有効になるとクラスターサービスの
停止操作(cluster stop)ができなくなります。ロックダウン機能を使用しない場合は、この手順をスキップし
てください。ロックダウン機能を有効にした後で機能を解除する場合は次の手順を実施します。
<ロックダウン解除手順>
1) クラスター内の何れかのControllerVMにSSHでログインします。
2) SSH デフォルトキー表示します。
nutanix@cvm$ cat /etc/ssh/ssh_host_rsa_key.pub
ssh-rsa
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAQEAs0ImoJciXIChqMYBMfN8v/a/Md/ot6N/ShaKKyLikTQVt
flg+ANX6MPXbIUCreEedI4TFWU2tmqtKoBTfQHY
RtmpRqrb+n5UxmD4OJpblbGnbBmzehul/AY9ds5ira9LC/NucG3CvnCrKwg7k3AwdMBGjKVrpnoI
NSJv+UfLw+IxtnLvFsfU0pqvYqUdM15lfrSp1E+vTeYb
8TlJMkd3/Hdw7Amoso936zjZIEGKPlKZg3P70AoF7e84k4KL8p1eYpAnUFaa5Q+wDleX6IG2Zk
8nc85zgsfZkJC4kMl9zQcCjDqg6bgcO2hvQCBtdBf0bO1B
Y/BV5llrxT6fMtOjfw==
3) WebConsoleにブラウザでログインします。
4) ロックダウンのメニューを開きます。(歯車マーク > Cluster Lockdown)
5) 「+New Public key」をクリックして値を入れます。
Name:default
Key:手順2)で確認したキーを改行を入れずに貼り付けます。
6) 「save」をクリックします。
【アップグレードモジュール】
http://download.nutanix.com/releases/congo-3.5.1/nutanix_installer_package-congo-3.5.1-3446.tar.gz
■サポート期間
NOS
サポート終了
2.x
2015/2 月
3.x
2016/3 月頃予定(※)
※サポート終了の予定日は都合により前後する可能性があります。
■お問い合わせ窓口
日商エレクトロニクス株式会社
エンジニアリング本部
第四エンジニアリング部 第二グループ
e-mail: [email protected]
■改訂履歴
2013/12/26 初版作成
以上