CSRマネジメント重要項目を明確に定め、企業経営と一体化した CSRマネジメントを推進しています。 CSRの考え方と関連方針推進体制 AGCグループは、「私たちの使命」「私たちの価値観」「私た AGCグループは、CSRを推進する社内組織として、 2005年に「CSR委員会」を設置しました。年4回開催するちのスピリット」からなるグループビジョン（→P2参照）を定めています。これをベースに、経営方針 CSR委員会は、グループCEOが委員長を務め、事業および “AGC plus ” で掲げる「あらゆるステークホルダーにプラスコーポレートの各部門長がグループのCSRに関わる全体方の価値を提供する」ことで、社会からの信頼・期待を獲得し、針や課題について審議しています。持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。 CSR委員会での審議結果は、コンプライアンス、EHSQ（注1）また、当社グループが果たすべき社会的責任を示したマネジメント、リスクマネジメントなどの専門部会を通して「AGCグループ企業行動憲章」、全従業員が順守すべき事グローバルに共有され、カンパニーやSBU（注2）の各施策に項をまとめた「AGCグループ行動基準」を制定しています。反映されています。（注1）EHSQ：Environment（環境）, occupational Health & Safety（労働安全衛生）and Quality（品質）の略（注2）SBU：Strategic Business Unitの略。戦略事業単位 CSRの関連方針 CSR推進体制図 CSR委員会（年4回開催）社会的要請 AGCグループビジネス環境 CSRに関わる全体方針や課題の審議議　長：グループCEO 事務局：グループコーポレートCSR室グループビジョン企業行動憲章すべての事業活動、社会活動を貫く企業理念経営方針各専門部会 “AGC plus” コンプライアンス委員会 EHSQマネジメント ● 統合リスクマネジメント ● ● AGCグループコーポレート経営企画部行動基準各カンパニー/SBU 企業行動憲章 AGCグループが善良な企業市民であるために行動の基盤とすべき考え方を定め、社会に対して宣言したもの 27 AGCレポート 2016 行動基準グループメンバーが仕事をする上で順守しなければならない事項をまとめたもの経営方針 “AGC plus” グループの事業活動の具体的な方針、経営環境の変化や自社の状況に応じて、必要であれば見直していくべきもの総務部カンパニー/SBU CSR室法務部支援・指導国内外所管グループ会社人事部資材・物流部 PDCAサイクルと重要項目 CSRのPDCAサイクル AGCグループのステークホルダー AGCグループは、CSR活動をステークホルダーの視点で評価し、社会から必要とされる施策を強化していくために、 ISO26000を活用した「CSRモニタリング」の仕組みを 2011年から運用しています。お客様株主・投資家の皆様社会の皆様評価／要求・期待具体的には、CSR課題を重要性により4象限に分類し、べき項目」を重要項目と定め、目標と実績をステークホルダー従業員情報開示 AGCグループ「CSR課題マトリクス」を作成。ステークホルダーとAGCグループ双方にとって重要な「仕組みを構築し、社会にコミットすお取引先様 CSRモニタリング CSR課題の重要項目の見直し目標設定 CSRモニタリング CSR活動の皆様にCSRホームページなどを通じて報告しています。 CSR課題マトリクスこの象限に位置づけられる項目を「AGCグループの重要項目」として目標・実績を社外に開示ステークホルダーにとっての重要性情報収集を継続すべき項目当面追加の対応は不要と判断された項目仕組みを構築し、社会にコミットすべき項目 ISO26000に対応するAGCグループの重要項目 ISO26000の項目 AGCグループの重要項目中核主題課題組織統治意思決定のプロセス及び構造組織統治労働条件及び社会的保護適正な労働環境労働における安全衛生労働安全衛生職場における人材育成及び訓練人材育成汚染の予防汚染の予防持続可能な資源の利用持続可能な資源利用気候変動の緩和及び適応気候変動への対応汚職防止汚職防止公正な競争独禁法の順守バリューチェーンにおける社会的責任の推進サプライチェーンにおける社会的責任消費者の安全衛生の保護製品の安全性人権と労働慣行仕組みを構築すべき項目環境 AGCグループとしての重要性公正な事業慣行消費者課題 WEB CSRマネジメントおよびCSR活動の詳細については、CSRホームページ（www.agc.com/csr/）をご覧ください。 AGCレポート 2016 28