沿岸海象データ処理プログラム

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3
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9
9
5
水路部技報
沿岸海象データ処理プログラム
宗田幸次.第五管区海上保安本部水路部,
福島繁樹:海上保安学校海洋科学教官室
Programf
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lOceanographicDataP
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c
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構成は,第 1図のとおりである。
1
. はじめに
1)初期メニュー
オープニングメニューで N88BASICプログラ
水路部では,昭和 5
7
年 8月及び昭和 5
8年 3月に,
海象観測業務(観測値の整理 ・解析)に役立てるた
ム主メニュー,実行形式のプログラム主メニュー叉
めパソコンが全管区水路部に配備された。これを機
は MS-DOSのコマンドメニューを選択する。
会に,本庁及び全管区で新規プログラムの開発や既
2)主メニュー
存 プ ロ グ ラ ム の 変 換 作 業 ( FORTRAN言 語 →
① N88BASICプログラム(補助メニュー)
BASIC言語)が行われ潮汐・潮流関係統一プロ グラ
2
5
6バイト:通常処理」叉は「6
4バイト: JRC「
6
本)が完成し,昭和 5
9年 4月に全管
ムの第一段( 1
ADCPプログラム一次データ処理」を選択する。前
2年 1
1月にパージョ
区に送付された。その後,昭和 6
者を選択すると従来の統一プログラムに相当するこ
7本のプログラムが追加された。
ンアップされ 1
のプログラムの中枢となる主メニューが呼び出せ
この度,近年多様化されてきた海象業務に対応さ
る。また,後者を選択すると JRC可搬型超音波流速
0
年ぶりに潮汐 ・潮流関係統一プログラ
せるため約 1
計データ処理のメニューが呼び出せる。
ムを大幅に改良した。この結果,適用範囲が拡大し
② 実行形式プログラム主メニュー
たため名称を沿岸海象データ処理フ。ログラムに変更
BASIC叉は FORTRANのコ ンパイラーで翻訳
し,去る平成 6年 1月に全管区に送付した。
したプログラムを実行するための主メニューが呼び
本稿では,このプログラムの概要を紹介する。
出せる 。
③ MSDOS3.3Cコマ ンドメニュー
2
. 沿岸海象データ処理プログラムの特徴
フロッピーディスクの初期化,ディスクのコピー,
メモリースイッチの変更叉はファイルの変更( N88
(
1
) オペレーテイングシステム
N88DISKBASICから現在一般に普及している
MSDOS (
V
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s
i
o
n3
.30C)に変更した。
(
2
)
BASIC形式←→ MS-DOS形式)が実行できる。
3)副メニュー
① N88-BASICプログラム主メニュー関係
システム起動プログラム
プログラムの起動は,ハードテ”ィスクにより行う。
.
1
.
1)には潮汐データ処理のプ
副メニュー画面( 1
当システム起動時に初期メニ ュー,主メ ニュ ー及
.
1
.2
)に
ログラムが 3画面あり,副メニュ ー画商( 1
び副メニュー等が画面表示され各フ。ログラムの実行
は潮流データ処理のプログラムが 4画面ある。潮
が容易に開始できるようにした。各メニュー画面の
汐 ・潮流データ処理,気象データ処理及びその他の
一 31-
穴
時由謀説
M車
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海銀ヂータ
処理プ a グ
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1993
海上保安I
T水 路 i
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処理内容
NBS-BASIC プ
ログ,ム主メー・ー値動
.
寓
3
MS-DOS
沿J
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C O O P S <V•<.
番 号
プログヲ,,主,~晶一起動
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J
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行
コマ
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その他
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沿岸海象データ処理プログラム
初期メニュー及び主メニュー
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第 l図
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3
.1
9
9
5
水路部技報
データ処理は,それぞれ 1画面である 。 まだ,沿岸
グ (
1
0分間隔のサンプリングデータを使用したディ
海況調査のプログラムは登録されていない。
ジタルフィルター)によるスムージングデータの作
②実行形式プログラム関係
成,フロ ッピーディスクへの出力,スムージングデー
1)には潮汐メニューがあり,
副メニュー画面( 2.
タによる潮位カーフ。のディスプレイ,プリンタへの
.2
)には潮流メニューがそれぞれ
副メニュー画面( 2
出力,月表作成等の処理をする 。
)
験潮曲線グラフ&データ検査( T202
l画面ある 。
③
(
3)登録番号
プログラム”TlOlヘ”Tl02
ヘ
,
,T201,
,
及
ひ”
T701"
0
処理内容を明確にするためプログラムの登録番号
カ一フ申
をデイスフ。
レイに表示し,併せてデータの検
を次のとおり細分化した。
(
例
) T50101F
査を行い,カーブ及び検査結果をハードコピーによ
りプリンタに出力する 。
①②③④⑤
① T :潮汐
で、出力された毎時i
朝位デ一夕(月単位)により湖!位
S :潮流
R :潮汐&潮流
9時間加重平均( T
4
0
3
)
④ 移 動 平 均 及 び3
C :沿岸海況調査 M :気象
② 1:複合処理
2・読み取り
0 :その他
3・標準化処理
プログラム”TlOlヘ”Tl02
”及び”T701”で出力さ
れた毎時潮位データ(月単位)により,潮汐周期成
4 :計算(調和分解等) 5 :推算
6 ・作表&作図
分を除去するための移動平均及び3
9時間加重平均の
計算を行い,その結果をブリンタ,フロッピーディ
7 :ファイル管理
③通し番号
スクに出カする 。
④小区分(但し,①∼③がディレクトリーの場合の
プログラム” TlOl”及ぴ”Tl02”で出力された毎時
み
)
⑤ F:FORTRAN言語
B:BASIC言語
c・c
501”で出力さ
潮位データ(月単位)とプログラム” R
れた毎時潮位推算データにより,実測値と推算値の
言語(但し,実行形式プログラムのみ)
偏差の計算を行い,その結果をプリ ンタ,フロ ッピー
(
4)追加プログラム
各メニュー画面中,登録番号の冒頭に *印 を付し
テeイスクに出力する。
また,実測値と実測値の潮位差の計算を行い,そ
たプログラムは,今回新たに追加したものである。
1)潮汐関係
①
4
0
4
)
⑤実測値と推算値の偏差の計算( T
の結果をプリンタ,フロ ッピーディスクに出力する 。
⑥ 気圧補正値の計算( T
4
0
5
)
RMD簡易験潮器データ処理( T
l
0
3
)
離合社製の RMD型簡易験潮器により収得した潮
プログラム”TlOl”及び” T102
”で出力された毎時
位データについて,生データから一次データへの変
潮位データ(月単位)とプログラム” M202”で出力さ
換,短周期スムージング(移動平均)と長周期スムー
れた毎時気圧データ(月単位)により,
1hPa当た
0
分間隔のサンプリングデータを使用した
ジング( 1
りの潮位補正量( cm)と使用した気圧データの観測
テデ
ィジタルフィノレター)によるスムージングデータ
点における年平均気圧値を入力し,気圧補正計算を
の作成,フロ ッピーテeイスクへの出力,スムージン
行い,その結果をプリンタ,フロッピーディスクに
グデータによる潮位:
カーフ’のテeィスフ。
レイ,プリン
出力する。
⑦ 時系列図作成( T
6
0
1
)
タへの出力,月表作成等の処理をする 。
②
RMD水位計データの処理( Tl04)
プログラム” TlOlヘ”Tl
02
ヘ”T701ヘ”T403
,
”
離合社製の RMD深度計により収得した潮位デー
”T404
”及び” R
501”で出力された毎時潮位データに
タについて,生データから一次データへの変換,短
より,潮位カーブの時系列図をプロ ッターに作図す
周期スムージング(移動平均)と長周期スムージン
る。
-33-
水路部技報
V
o
l
.1
3
.1
9
9
5
⑧ 時系列図作成( T
6
0
2
)
TRAN言語の一畳夜調和分解計算プログラムを
プログラム” T103
”及ぴ”Tl04”で出力された長周
PCで使用可能にしたものである 。
0分 間 隔 の サ ン プ リ ン グ
期スムージングデータ( 1
7
0
2”で出力された調和分解計算用
プログラム” S
データ)により,分単位,時間単位及び日平均デー
データにより,計算を行い調和定数データをプリン
タの潮位カーブの時系列図をプロッターに作図す
タ,フロッピーテ。イスクに出力する。
③ 数 畳 夜 調 和 分 解 計 算 (S
4
0
2
F
)
る
。
⑨ 海岸昇降検知センターデータの比較グラフ表
示( T
6
0
3
)
本庁の大型計算機 ACOSで使用していた FOR-
TRAN言語の数昼夜調和分解計算プログラムを
海岸昇降検知センターから提供された月平均潮位
PCで使用可能にしたものである 。
データにより,月平均グラフ,年平均グラフ及び験
プログラム” S
7
0
3”及び”S
7
0
4”で出力された調和
潮所聞の潮位差を表示し,その結果をハードコピー
分解計算用データにより,計算を行い調和定数デー
によりプリンタに出力する。
タをフ。リンタ,フロッピーテ伊イスクに出力する。
④ 3
2
畳夜調和分解計算( S
4
0
4
F
)
⑮験潮テレメータ観測データ入出力変換
(
T
7
0
2
)
本庁の大型計算機 ACOSで使用していた FOR-
潮位テレメータ観測システムで得られた月表デー
タ(スムージング後の毎時潮位データ)をプログラ
TRAN言語の 3
2畳 夜 調 和 分解 計 算 プ ロ グ ラ ム を
PCで使用可能にしたものである 。
ム
”Tl02
”で出力きれる毎時潮位データ(月単位)形
7
0
6”で出力された調和分解計算用
プログラム” S
式に変換し,併せてデータの検査を行い,その結果
データにより,計算を行い調和定数データをプリン
をプリンタ,フロッピーテ イスクに出力する。
タ,フロッピーディスクに出力する。
e
補足
⑤ 3
9時間加重平均( S
4
1
0
)
説明文中で使った既存プログラムの番号と処理内
プログラム” S
7
0
1”で出力された毎時潮流データ
旬
、
.
9時間加重
により,潮流周期成分を除去するための 3
1
:
l
"
プログラム番号
平均(ダ、ッドソンフィルター)の計算を行い,その
処理内容
TlOl
験潮成果作成
Tl02
デジタイザー験潮記録読み取り
結果をプリンタ,フロッピーディスクに出力する。
⑥
スペクトルの計算( S
4
1
1
)
プログラム”S
302”で出力された北方・東方成分潮
&験潮成果作成
T201
データ検査
流観測値データ,水温 ・塩分 ・深度の各観測値デー
T701
毎時j
朝高ファイル管理
7
0
1”で出力された北方 ・東方成分
タ,プログラム” S
R501
潮汐と潮流の推算
潮流毎時値データ,水温・塩分・深度の各毎時値デー
2)潮流関係
タにより,高速フーリエ変換によるパワースペクト
① JRC可搬型超音波流速計データ( S
l
O
l
)
ル及び自己相関係数のスペクトル計算を行い,その
JRC可搬型音波流速計データについて, 一次デー
結果をディスプレイ,プリンタ,フロッピーディス
タのプリンタ出力,一次データから任意間隔にデー
クに出力する。
タを読み取り二次データに変換し,プリンタ,フロッ
4
1
2
)
⑦ 相 互 相 関 係 数 の 計 算 (S
ピーディスクに出力する等の処理をする。
プログラム”S
7
0
1”で出力された北方・東方成分潮
また,流速ベクトル矢符をプロッターに作図する。
流毎時値データ,水温 ・塩分・深度の各毎時値デー
② 一 昼 夜 調 和 分 解 計 算 (S
4
0
1
F
)
タ,プログラム’' S
409”で出力された北方・東方成分
本庁の大型計算機 ACOSで使用していた FOR-
潮流移動平均値データ,水温・塩分・深度の各移動
-34-
V
o
l
.1
3
.1
9
9
5
水路部技報
平均値データ及び”T403”で出力された潮位平均値
潮流調和定数データをキーボードから入力し,海
データにより,任意データ聞における相互相関係数
洋データ高度利用システム形式の調和定数データを
の計算を行い,その結果をテ胡
イスプレイ,プリンタ
作成し,プリンタ,フロ ッピーディスクに出力する 。
こ の テ,
一夕は,フ。ロク唄ラム,,S
4
0
6
"
, "S501”
に出力する 。
"
S
6
0
4
"
, "S605,
,
及
び
、
”R501”用の入力デ一夕となる 。
⑧ 潮 流 の 推 算 (S
5
0
1
)
フ。
ロク*ラム”S401Fヘ”S402F”
,
”S403ヘ”S404F”
⑬
高度利用毎時値データへの変換(S
7
0
5
)
プログラム”S706”で出力された 3
2昼夜調和分解
及び”S707”で出力された海洋データ高度利用形式
計算用潮流毎時値データを海洋データ高度利用シス
の潮流調和定数データにより,潮流の推算を行い,
その結果をプリンタ,フロ ッピーディスクに出力す
テム形式の潮流毎時値データに変換し,フロ ッピー
る。
テヂイスクに出力する 。
⑨ 流向流速頻度統計作図[ 1枚の用紙に 3図作
補足
成
] (
S
6
0
8
)
説明文中で使 った既存フログラムの番号と処理内
プログラム”S606”を改良したものであり, A 4縦
何
、
.
fr
用紙に,流向別流速頻度図,流速別頻度図及び流向
プログラム番号
別最大流速図の 3図を一度にプロ ッターで作図す
S302
分速値平滑&標準ファイル作成
る。
S406
標準点大潮改正計算
⑮ 時系列作図[ 1枚の用紙に 5図作成] (
S
6
0
9
)
S602
一&数昼夜(潮2
0
4
)
プログラム”S607”を改良したものであり, B 5
,
S604
潮流精円(画面)
A4
, B 4用紙から用紙を任意に選択し,観測値流
S605
潮流楕円(プロ ッター)
速ベクトル図, 2
5時間移動平均値流速ベクトル図,
S706
1
5昼夜& 3
2
昼夜調和分解データ
北方・東方分速曲線図及び水温図の 5図を一度にプ
ロッターで作図する 。
処理内容
作成(DISK)
3)気象関係
。ー畳夜調和分解データ作成[KEY] (
S
7
0
2
)
① 気 圧 デ ー タ の 作 成 (M202)
プログラム”S602”で作図された太陰時の北方 ・東
キーボードから入力し,毎分値,毎時値及び日平
方成分潮流毎時値データを読み取り,キーボードか
均値の各気圧データを作成し,プリンタ,フロ ッピー
らデータを入力し,プログラム屯401F'’用のデータ
テV スクに出力する 。
② 風データの移動平均(M401)
を作成し,フロッピーディスクに出力する 。
⑫数昼夜調和分解データ作成[KEY] (
S
7
0
3
)
プログラム”M201”で出力された風毎時値データ
プログラム”S602”で作図された太陰時の北方・東方
により,移動平均計算を行い,その結果をプリンタ,
成分潮流毎時値データを読み取り,キーボードから
フロ ッピーディスクに出力する 。
データを入力し,プログラム”S402F”用のデータを
作成し,フロ ッピーディスクに出力する 。
③ 風データの頻度統計計算(M402)
プログラム”M201”で出力された風毎時値データ
⑬数昼夜調和分解データ作成[DISK] (
S
7
0
4
)
により,風向風速の頻度統計計算を行い,その結果
プログラム”S302”で出力された北方・東方成分の
をプリンタ,フロ ッピーディスクに出力する 。
潮流毎時値データにより,プログラム”S402F”用の
④ 風データの頻度統計作図(M601)
I
寺怖データを作成し,
太陰時の北方 ・
東方成分潮流毎I
プログラム”M402”で出力された風向風速の頻度
フロ ッピーディスクに出力する 。
統計データにより,風向別流速頻度図,風速別頻度
⑪潮流調和定数作成(S
7
0
7
)
図及び風向別最大風速図をプロ ッターで作図する 。
-35-
水路部技報
V
o
l
.1
3
.1
9
9
5
⑤気圧データの時系列図( M603)
測得した観測値を読み取り平滑化して毎時潮高値
プログラム”M202”で出力された気圧データによ
データファイルを作成するとともに LFT型験糊器
り,時系列図をプロ ックーで作図する 。
で測得した観測データ(記録紙,験湖テレメータ値)
4)その他
を処理し験糊月表を作成し毎時潮高値データファイ
① 地 図 作 成 (0
6
0
1
)
ルを作成する 。
付図,精度を要しない岸線図をプロ ッターで作図
2)験潮曲線グラフによるデータの検査
験潮曲線を CRT画面に表示してデータの検査を
する 。
②
7
0
1
)
岸線ファイル作成( 0
プログラム”0601”用の岸線経緯度データをデジ
する 。
3)時系列デー タ処理
観測値,推算値,偏差値及び移動平均値等の時系
タイザ一入力により作成し,フロ ッピーテー
ィスクに
出力する 。
③ 岸線ファイル修正( 0
7
0
2
)
列データをプロ ッターで図イじする 。
4)移動平均及び3
9時間加重平均
9時間加重平均(ダ ッ ドソ ン
単純移動平均叉は 3
プログラム”0701”で出力された岸線経緯度デー
タの不必要なデータの検索を行い,エテー
ィタを使用
フィルター)で観測値を処理する 。
し修正を行う 。
5)偏差計算
(
5
) プロ ッター用フ。
ログラム
232Cインターフェイス仕
プロ ッタ一命令は, RS様とな っている 。 これ以外のイ ンターフェイスの場
観測値から推算値を号 |
いて糊位偏差値ファイルを
作成する 。
6)気圧補正処理
合,例えば GPIBインターフェイス仕様であれば
気圧データファイルで潮汐観測値を気圧補正す
’
" 8ビッ トパラレノレイ
サブルーチン”GPIBPL.BAS
る。
ンターフェイス仕様であればサブルーチン”PAR-
(
2
) 潮流データ処理
APL. BAS”を準備したので。
各フ。
ログラムのプロ ッ
1)第 l次データ処理
0
0
0
0台)と差し替える
ター用サブルーチン(行番号5
各種流速計で測得した観測値を読み取り標準化処
理する 。
こと 。
(
6
) 海洋データ高度利用システム対応
2)第 2次データ処理
①潮流調和分解以外のデータ処理
次のファイルは,当プロ グラム用の小型電子計算
且,塩分,
流速ベクトル,北 ・東方分速曲線,水1
機と海洋データ高度利用システム用のワークステー
ションとの聞で相互にデータ転送できる 。
①
潮汐毎時観測値データファイル(高度利用形
潮流推算の時系列図及び流向流速頻度統計図を作成
する 。
流向流速,水温,塩分,深度の毎時値データの抽
式)
②
潮流毎時観測値データファイル(調和分解用
データ形式)
9時間加重平均
出&修正,スペクトル計算,移動・ 3
計算,相互相関係数計算等をする 。
②潮流調和分解
③ 潮流調和定数ファイル
3
. データ処理の概要
(
1
) 潮汐データ処理
1)毎時期高値データファイルと月表作成処理
アーンデラ水位計及び新旧 RMD型簡易験潮器で
5
昼夜及び3
2
畳夜の潮流調和分
一昼夜,数昼夜, 1
解計算用データを作成するための各種処理を行う 。
5
昼夜
作成されたデータにより,一昼夜,数昼夜, 1
2
昼夜の潮流調和分解を行い,潮流調和定数
及 び3
ファイルを作成する 。
3
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水路部技報
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毎時潮高値データファイルと月表作成処理
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第 3図 潮 汐 デ ー タ 処 理 流 れ 図 l
験潮曲線グラフによるデータの検査
時系列図処理
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偏差計算
気圧データ補正処理
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第 4図 潮 汐 デ ー タ 処 理 流 れ 図 2
-38-
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水路部技報
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第 5図 潮 流 処 理 流 れ 図 (
概略)
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Cコ:印字
Cコ:画面表示
口:アロ y タ一
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第 6図 潮 汐 デ ー タ 処 理(
第 1次データ処理)
流れ図
-39-
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水路部技報
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第 7図
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手入力による潮流調和定数ファイル作成
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潮流調和分解以外のデータ処理
(
第 2次データ処理)流れ図
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潮流調和定数
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数昼夜∼ 32昼夜
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第 8図 一昼夜潮流調和分解及び手入力による潮流
調和定数ファイル作成(第 2次データ処理)
流れ図
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3
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9
5
水路部技報
また,手入力により潮流調和定数ファイルを作成
第二に, FORTRAN言語で書かれたプログラムを
する。
コンパイラーで翻訳しリンクした実行形式プログラ
3)第 3次データ処理
ムを追加したこと。第三に,気象データ処理等のプ
潮流調和定数による,四季曲線,潮流楕円図,潮
ログラムを追加して適用範囲を拡張したこと等があ
流推算等をする。
げられる。しかし,時間的制約があったため十分な
(
3)気象データ処理
プログラムのチェックができておらず,改良の余地
風のデータについて,データファイル,風速ベク
を残している。従って,利用者の努力が要求される。
トル時系列図(観測値及び移動平均値),風向風速頻
今後,当プログラムに改良が重ねられより使い勝
手の良いものになることを期待するとともに,本稿
度統計図を作成する。
気圧データについて,データファイル,気圧の時
が,沿岸海象業務に少しでも役立てば幸いである。
最後に,当プログラムの編集作業に関し多大なる
系列図を作成する。
御助言と 御指導を頂いた桑木野文章氏に感謝の意を
4
. おわりに
表します。
今回のパージョンアップでプログラム総数 1
4
7本
参考文献
を擁した沿岸海象データの一大処理体系が完成し
た。この主な改良点は,次の 3点である。まず第一
福島繁樹 ・新田清
1
9
8
5:潮汐・潮流関係統一プロ
グラムについて,水路部技報,
に,海洋データ高度利用システムとリンクしたこと。
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第 9回数昼夜以上の潮流調和分解処理
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第 2次データ処理)流れ図
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水路部技報
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(一昼夜)
(数∼ 32昼夜)
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第1
0図潮流調和定数による解析処理
(
第 3次データ処理)流れ図
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第1
1囲 気 象 デ ー タ 処 理 流 る 図
-42-