模試対策講義・第3回 組( ) 番号( )名前( ) 2005年度進研模試1月

模試対策講義・第3回
組(
) 番号(
)名前(
)
2005年度進研模試1月実施・設問5
制限時間10分
¶1
Does going online influence everyone in the same way? Perhaps not. Perhaps the effects of
Internet use depend on a person’s character. Psychologist Robert Kraut thinks this is so.
According to Kraut, the Internet allows social people to become even more social. (1) It lets
them get in touch with friends more easily, and they go out more often. And people who are
not social? They may use the Internet to avoid others. They may like going online so that
they don’t have to talk to anyone. However, (2) this does not mean that the Internet is
unhealthy for shy people. In fact, the Internet can help shy people make friends.
Researchers find that shy people frequently communicate more easily online than face-to-face.
¶2
The Internet is changing how we communicate. Maybe you can see its effects on your own
life. (3)It is less easy to see larger changes in our communities or around the whole world, but
changes are happening. It is something to think about.
設問1
下線部(1)を It と them の内容を明らかにして日本語に直せ。
設問2
下線部(2)の内容を具体的に日本語で答えよ。
設問3
下線部(3)を日本語になおせ。
模試対策講義・第3回
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模試対策講義・第3回
<見取図>
¶1
(1)Does going online influence everyone in the same way?
Going online influences
everyone
in the same way
S
V
O
◎ going online は既出。「インターネットに行く」、「インターネットを利用する」
◎ A influence B で「AはBに影響を与える」。
◎段落冒頭の疑問文だから「テーマの開示」。
インターネットを使うことが、あらゆる人に同じように影響を与えるだろうか?
(2)Perhaps not.
Perhaps
[Going online does] not [influence
everyone
in the same way ]
S
V
O
◎既出事項の省略。前文と比較すると良い。
【全訳例】おそらくそうではないだろう。
(3)Perhaps the effects of Internet use depend on a person’s character.
Perhaps
the effects of Internet use depend on a person's character
S
V
O
◎ the effects of Internet use の A of B は「インターネット利用が持つ影響」だから「Bの持つA」で所有
格の of。
◎ A depend on B で「AはBに依存する」、「AはBによって決まる」。
【全訳例】たぶん、インターネット利用が持つ影響は、その人の性格によって決まるだろう。
(4)Psychologist Robert Kraut thinks this is so.
Psychologist Robert Kraut
thinks
[that] this is so
S
V
O
◎ Psychologist(,) Robert Kraut は同格のコンマ(,)が省略されている。
「心理学者であるロバート・クラウト」
と訳出する。
◎ことシリーズの that が省略されていることに注意。
【全訳例】心理学者であるロバート・クラウトは、これは正しいと考えている。
(5)According to Kraut, the Internet allows social people to become even more social.
According to Kraut
the Internet allows social people to become even more social
S
V
O
C
◎ according to A で「①Aによると」、「②Aに応じて」。ここでは①の「クラウトによると」。
◎ allow 人 to ~で「①人が~するのを許す・許可する」、
「②人に~させる」、
「③人が~するのを可能にする」。
ここでは②で「インターネットは社交的な人にもっと社交的になることをさせる」。モノ主語だから、理由・
条件・手段に代えて、人を主語にして訳し直すと「インターネットのおかげで社交的な人はもっと社交的にな」
る」とする。
◎ social people で「人付き合いの良い人」「社交的な人」。
【全訳例】クラウトによると、インターネットによって、社交的な人はさらにもっと社交的になる。
(6)It lets them get in touch with friends more easily, and they go out more often.
It lets them get in touch with friends
more easily
S V
O
C
and
they go out more often
S
V
◎主語 It の具体的な内容は、前文の主語を代入してみると the Internet だと分かる。
★使役動詞「let+人+原形」は前文の「allow 人 to ~」と全く同じ意味。この書き換えは頻出。
It lets them get in touch with friends more easily.
It allows them to get in touch with friends more easily.
◎ them の具体的内容は、やっぱり前文の目的語(O)を代入してみると social people だと分かる。
◎やっぱりモノ主語だから「インターネットは社交的な人がもっと簡単に友達と連絡がとれるようにさせる」
とはしない方が良い。
【全訳例】インターネットのおかげで、社交的な人はもっと簡単に友人と連絡がとれるようになり、もっと頻繁に外
出する。
(7)And people who are not social?
【全訳例】では、社交的でない人々の場合は?
(8)They may use the Internet to avoid others.
They may use the Internet
to avoid others
S
V
O
◎ to avoid others の to 不定詞は、文末副詞の位置にあるので、「何するために」「なぜどうして」「なにする
のが」「その結果」を代入してみると「何するために」が適当だと分かる。
◎ avoid は「避ける・敬遠する」。
【全訳例】そうした人々は、他人を避けるためにインターネットを使うかもしれない。
(9)They may like going online so that they don’t have to talk to anyone.
They may like going online
S
V
O
so that
they don't have to talk
to anyone
S
V
★ so that+文で「~できるように」「~するために」。
【全訳例】彼らは誰とも話す必要がなくなるように、インターネットを使うのを好むかもしれない。
(10)However, this does not mean that the Internet is unhealthy for shy people.
However
this does not mean that+文
S
V
O
<文>
the Internet is unhealthy
for shy people
A
=
B
◎ this は承前語句だから、その具体的内容は前文(8)(9)にある。
◎ unhealthy には「①不健康な」と「②有害な・危険な」の意味がある。ここでは②。
【全訳例】けれども、このことによって、内気な人にはインターネットが有害だということにはならない。
模試対策講義・第3回
(11)In fact, the Internet can help shy people make friends.
In fact
the Internet can help shy pepple [to] make friends
◎ in fact で「①事実・実際に」、「②要するに・つまり」、「③それどころか・逆に」の3つ。ここでは①③な
らどちらでもOK。
◎ help 人 to ~で「人が~するのを助ける」の意味。
【全訳例】それどころかインターネットは内気な人が友人を作るのに役立つこともできる。
(12)Researchers find that shy people frequently communicate more easily online than face-to-face.
Researchers find
that+文
S
V
O
<文>
shy people frequently communicate
more easily
S
V
online than fact-to-face
◎ that は「研究者は分かっている+何を=ということを」だから「ことシリーズ」で名詞。
◎ face-to-face で「顔を合わせて」「面と向かって」の意味。
【全訳例】内気な人はよく、面と向かってよりもインターネットの方がコミュニケーションを取りやすいのだと研究
者は考える。
¶2
(13)The Internet is changing how we communicate.
The Internet is changing how we communicate
S
V
O
◎ how S+V で「SがVする方法」
【全訳例】インターネットは私達が連絡を取り合う方法を変えつつある。
(14)Maybe you can see its effects on your own life.
Maybe
you can see its effects
S
V
O
on your own life
◎ effect on A で「Aへの影響」「Aの上に与える影響」
【全訳例】おそらく、自分自身の生活への影響を見て取ることができるだろう。
(15)It is less easy to see larger changes in our communities or around the whole world, but changes are
happening.
It is less easy
A =
B
in our communities
to see large changes or
around the whole world
but
changes are happening
A
=
B
◎ It は形式主語で、真主語は to 以下のETの法則。
◎ or が結ぶモノの対称的な美しさを味わうこと。前後とも前置詞+名詞だね。
【全訳例】社会の中や、あるいは世界中で、劇的な変化を知るのは簡単ではないが、でも変化は(確かに)起こって
いる。
(16)It is something to think about.
It is something
A =
B
to think about
◎ think about A で「Aについてよく考える」。
◎ something は「何か~もの・こと」と訳さずに、単純に「こと・もの」で良い。
◎ to think ~の to は形容詞用法で「~すべき」。
【全訳例】それはよく考えるべきことである。
設問1=インターネットのおかげで、社交的な人はもっと簡単に友人と連絡がとれるようになり、もっと頻繁に外出
する。
発想
主語 It の具体的な内容は、前文の主語を代入してみると the Internet だと分かる。them の具体的内容も、
やっぱり前文の目的語(O)を代入してみると social people だと分かる。モノ主語は人を主語にして訳し直
す。モノ主語自体は理由・条件・手段として副詞化する。だから「~のおかげで」「~を使うと」の訳語は覚
えておくと良い。
設問2=他人を避けるために(また誰とも話す必要がなくなるように)インターネットを使うこと。
発想
this は承前語句だから、その具体的内容は前文(8)(9)にある。また、(8)(9)どちらかと迷った場合は、両方とも
They may ~から始まる相似文であること、「他人を避けること」が具体化したものが「他人と話をする必要
がなくなること」だと考えると、字数制限がなければ両方、字数制限があれば抽象度合いの高い(8)を書いて
おけば良い。相似文が用いられる場合は、この様に「抽象→具体」の論理が展開されていることが多い。
設問3=自分の住む地域社会の中や、あるは世界中で、劇的な変化を目にするのは容易ではないが、変化は起こってい
るのだ。
要点
★ It を「それは」と訳していた時点で0点。形式主語は訳出できない。to 以下のことシリーズが真主語。
◎ less easy が否定文で訳出できているか。「そんなに簡単ではない」くらいで良い。
◎ or が結ぶモノを訳出できているか。「Aか、あるいはBで」は see large changes を飾る副詞。