ESMPRO構成ガイド - 東芝ソリューション株式会社

東芝IAサーバー
ESMPRO構成ガイド
運用管理編
東芝ソリューション株式会社
2016年12月
Rev.3.1
1
用語 (略語) 説明 (1/2)
用語
略語
説明
Baseboard Management Controller
BMC
サーバーの状態やOSに依存することなくHWの管理・監視を行うためのマイコン
Intelligent Platform Management Interface
IPMI
BMCを制御するための標準インターフェース仕様
RMCP+
IPMI 2.0で規定されたリモート管理通信プロトコル
Remote Management Control Protocol Plus
Simple Network Management Protocol
SNMP
ネットワークに接続された通信機器をネットワーク経由で監視・管理するためのプロトコル
Simple Object Access Protocol
SOAP
Webサービス間で情報交換する際のプロトコル
Web Service Management
WS-man
Common Information Model
CIM
CIM Indication
-
Storage Management Initiative-Specification
SMI-S
サーバーなどをリモート管理するためのWebサービス技術標準仕様
管理対象の情報を扱うためのモデル標準
CIMにおけるイベント通知
CIMに基づくストレージに関するモデル標準
Platform Event Trap
PET
BMCから直接出力されるSNMPトラップのフォーマット仕様
System Event Log
SEL
IPMI仕様で規定されたサーバーのHWログ
BMCが出力する
管理サーバー / 管理PC
-
管理コンソールとして使用するサーバー もしくはPC
管理対象サーバー
-
上記の「管理サーバー / 管理PC」が管理するサーバー
EXPRESSSCOPEエンジン
EE
MAGNIAシリーズにおけるBMCの総称
(現行のMAGNIA本体には EXPRESSSCOPEエンジン3 が標準搭載)
標準LAN
OS上から使用可能なLANポート
管理用LAN
EXPRESSSCOPEエンジン専用のLANポート
2
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
用語 (略語) 説明 (2/2)
用語
略語
In-Band
IB
Out-of-Band
OOB
説明
管理対象サーバーの標準LANを使用して通信すること (*1) (OS稼働時のみ通信可能)
管理対象サーバーの管理用LANを使用して通信すること (*1) (OSの状態にかかわらず通信可能)
ESMPRO/ServerManager
SM
エージェントSWやEXPRESSSCOPEエンジンを統合管理するためのマネージャーSW
Windows版のみ
現行のMAGNIA本体にバンドル
ESMPRO/ServerAgentService
SAS
管理対象サーバーの情報取得や通報を行うためのエージェントSW
Windows版とLinux版 (Red Hat Enterprise Linux 6および7) がある
Windows版は2014年11月以降リリースのMAGNIA本体にバンドル
Linux版は弊社Webサイトからダウンロード可能で、2016年4月以降リリースのMAGNIAをサポート
SA
管理対象サーバーの情報取得や通報を行うためのエージェントSW
Windows版のみ
2014年10月以前リリースのMAGNIA本体にバンドル
ESMPRO/ServerAgent Extension
SAEX
管理対象サーバーのスケジュール運転を行うためのエージェントSW
Windows版のみ
現行のMAGNIA本体にバンドル
Universal RAID Utility
URU
ESMPROと連携してRAIDシステムの監視・管理を行うためのSW
Windows版とLinux版がある
Windows版は現行のMAGNIA本体にバンドル
Linux版は弊社Webサイトからダウンロード可能
HarnessEye/web
HEW
サーバーを統合管理するためのSW (旧製品)
Windows版のみ
2011年9月以前リリースのMAGNIA本体にバンドル
ESMPRO/ServerAgent
(*1) EXPRESSSCOPEエンジンの設定で「Shared BMC LAN」を有効にしている場合は、以下のとおりとします。
In-Band : OS上で標準LANに設定したIPアドレスを使用して通信すること
Out-of-Band : EXPRESSSCOPEエンジンに設定したIPアドレスを使用して通信すること
Shared BMC LANについては、「付録 – Shared BMC LAN」、「EXPRESSSCOPEエンジン3 ユーザーズガイド」およびサーバー本体のユーザーズガイドを参照してください。
3
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
はじめに
本資料では、MAGNIAシリーズで使用するサーバー管理ソフトウェアESMPRO
を構成するためのシステム構成情報を提供します。
※UPS関連オプションを使用した構成については、「ESMPRO構成ガイド 電源管理編 」を参照してください。
4
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目次
•
•
管理コンポーネントと機能
.................................................................................
6
‒
MAGNIAの管理コンポーネント
.................................................................................
7
‒
管理コンポーネントと機能一覧
.................................................................................
10
.................................................................................
13
.................................................................................
14
.................................................................................
29
.................................................................................
33
オプションソフトウェア
.................................................................................
36
‒
製品一覧
.................................................................................
37
‒
機能概要
.................................................................................
38
付録
.................................................................................
40
‒
.................................................................................
41
管理・監視の構成
‒
‒
‒
ESMPROによる管理
•
Windows 環境
•
Linux 環境
•
VMware ESXi5 / ESXi6 環境
•
HarnessEye/web 混在環境
ESMPROと他社製品の連携
•
SNMPトラップ転送
•
イベントログ監視
ESMPROを使用しない構成
•
•
•
EXPRESSSCOPEエンジンによる管理・監視
•
リモートマネージメント拡張ライセンス
•
ESMPRO/AlertManager
Shared BMC LAN
5
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管理コンポーネントと機能
6
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管理コンポーネントと機能 – MAGNIAの管理コンポーネント (1/3)
•
•
•
MAGNIAでは、複数の管理コンポーネントを提供しています。
管理コンポーネントは、お客様の運用形態に合わせて選択可能です。
各コンポーネント適用時に使用できる機能については「管理コンポーネントと機能一覧」を参照してください。
Windows 環境の管理
低
高
管理・監視能力
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
ESMPRO/SM
EXPRESSSCOPE
エンジン
ESMPRO/SM
ESMPRO/SA
ESMPRO/SM
ESMPRO/SA
管理対象サーバーへの
追加SW不要
2014年10月以前のMAGNIAのみ (*1)
2014年11月以降のMAGNIAのみ (*1)
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
ESMPRO/SM
ESMPRO/SM
ESMPRO/SAS
非サービスモード
ESMPRO/SAS
サービスモード
管理コンポーネント
(*1) MAGNIA本体のリリース時期によって、バンドルされるエージェントSWが異なります。(ESMPRO/SAまたはESMPRO/SASのいずれか)
詳細は、「ESMPRO/SASとESMPRO/SA」を参照してください。
= 標準
7
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管理コンポーネントと機能 – MAGNIAの管理コンポーネント (2/3)
Linux 環境の管理
低
高
管理・監視能力
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
ESMPRO/SM
ESMPRO/SM
ESMPRO/SM
ESMPRO/SAS
非サービスモード
ESMPRO/SAS
サービスモード
管理対象サーバーへの
追加SW不要
2016年4月以降のMAGNIAのみ (*2)
VMware ESXi5 / ESXi6 環境の管理
低
高
管理・監視能力
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
ESMPRO/SM
ESMPRO/SM
管理対象サーバーへの
追加SW不要
LSI SMI-S
プロバイダ
管理コンポーネント
= 標準
(*2) ESMPRO/SAS (Linux版)は、弊社Webサイトよりダウンロード可能です。(http://magnia.toshiba-sol.co.jp)
ESMPRO/SAS (Linux版)は、2016年4月以降にリリースされたMAGNIAで利用できます。
8
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理コンポーネントと機能 – MAGNIAの管理コンポーネント (3/3)
•
•
「リモートマネージメント拡張ライセンス」を追加すると、EXPRESSSCOPEエンジンの機能を拡張できます。
拡張される機能については「管理コンポーネントと機能一覧」を参照してください。
EXPRESSSCOPEエンジンの機能拡張
低
高
管理・監視能力
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
リモートマネージメント
拡張ライセンス
管理コンポーネント
= 標準
= オプション
形番
製品名
説明
TN8115-04T
リモートマネージメント拡張ライセンス
OSの状態に依存することなく、リモートコンソール、リモートメディアが利用可能。
9
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管理コンポーネントと機能 – 管理コンポーネントと機能一覧 (1/3)
VMware ESXi5 / ESXi6 (*9)
管理対象サーバーの環境
Linux
Linux (*10)
Windows
Windows
管理SW未使用
機能
サーバ監視機能
ESMPRO/SM で管理する場合
EE
EE拡張時
(*1)
EE
EE拡張時
(*1)
SMI-S
+ EE
SA
SA + EE
SAS + EE
SAS + EE
IB
-
-
-
-
-
○
○
-
-
OOB
○
○
○
○
○
-
○
○
○
IB
-
-
-
-
-
○
○
○
○
OOB
○ (*2)
○ (*2)
○ (*2)
○ (*2)
○ (*2)
-
-
○
○
IB
-
-
-
-
○
○ (URU)
○ (URU)
○ (URU)
○ (URU)
OOB
○ (*2)
○ (*2)
○ (*2)
○ (*2)
○ (*2)
-
-
○
○
IB
-
-
-
-
-
○
○
-
-
OOB
○
○
○
○
○
-
○
○
○
IB
-
-
-
-
-
○
○
-
-
OOB
○
○
○
○
○
-
○
○
○
RAID監視、リビルド
-
-
-
-
○
○ (URU)
○ (URU)
○ (URU)
○ (URU)
システム/SW構成情報の表示
-
-
-
-
○
○
○
○
○
CPU/メモリ/ファイル/LANの
使用率・稼働状況の監視
-
-
-
-
△ (*3)
○
○
○
○
OSログ監視
-
-
-
-
-
○
○
-
○
Ping監視
-
-
○
○
○
○
○
○
○
任意のMIB監視
-
-
-
-
-
○
○
-
-
温度/HDD/ファン/電圧/
電力/電源監視
標準LANの情報、
状態の表示
RAID情報、
状態の表示
HW構成情報の表示
HWログ情報 (SEL)
採取
(*1) 「EE拡張時」とは、オプション製品である「リモートマネージメント拡張ライセンス」を適用した場合のことです。
(*2) 2014年11月以降にリリースされたMAGNIAに標準搭載しているEXPRESSSCOPEエンジンの機能です。
(*3) 状態の表示はできません。
(*9) VMware ESXi6環境をESMPRO/SMで管理する場合は、ESMPRO/SM Ver.6.05以降をお使いください。
(*10) ESMPRO/SAS (Linux版)は、2016年4月以降にリリースされたMAGNAで利用できます。
ESMPRO/SAS (Linux版)を管理する場合は、ESMPRO/SM Ver.6.08以降をお使いください。
非サービス
サービス
○:サポート
△:一部機能をサポート
-:未サポート
10
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理コンポーネントと機能 – 管理コンポーネントと機能一覧 (2/3)
VMware ESXi5 / ESXi6 (*9)
管理対象サーバーの環境
Linux
Linux (*10)
Windows
Windows
管理SW未使用
機能
ストール監視
自動再起動機能
通報機能
リモート
コンソール/
リモートメディア
機能
ESMPRO/SM で管理する場合
EE
EE拡張時
(*1)
EE
EE拡張時
(*1)
SMI-S
+ EE
SA
SA + EE
SAS + EE
SAS + EE
BIOS/POST ストール監視
○
○
○
○
○
○
○
○
○
ブート監視
-
-
-
-
-
○
○
○
○
OSストール監視
-
-
-
-
-
○
○
○ (*11)
○ (*11)
シャットダウン監視
-
-
-
-
-
○
○
○ (*12)
○ (*12)
IB
-
-
-
-
-
○
○
-
-
OOB
-
-
○
○
○
-
○
○
○
ブート異常時の通報
-
-
○
○
○
-
○
○
○
OSパニック時の通報
-
-
○
○
○
-
○
○
○
RAID監視の通報
-
-
-
-
○
○ (URU)
○ (URU)
-
○ (URU)
CPUなどの使用率・稼働状況
監視の通報
-
-
-
-
○
○
○
-
○
OSログ監視の通報
-
-
-
-
-
○
○
-
○
POST/BIOSセットアップ
○ (*4)
○
○ (*4)
○
○ (*4)
-
○ (*4)
○ (*4)
○ (*4)
ブート画面、パニック画面
○ (*4)(*5)
○
○ (*4)(*5)
○
△ (*6)
-
○ (*4)
○ (*4)
○ (*4)
CUI画面 (OSコンソール)
○(*5)
○
○(*5)
○
-
-
○ (*4)
○ (*4)
○ (*4)
GUI画面 (OSコンソール)
-
○
-
○
-
-
-
-
-
リモートメディア
(CD/DVD/FD/フラッシュ)
-
○
-
○
-
-
-
-
-
HW異常時の通報
(*1) 「EE拡張時」とは、オプション製品である「リモートマネージメント拡張ライセンス」を適用した場合のことです。
(*4) 本機能を利用する時は、管理対象サーバーのCOM2ポートを使用できません。
(*5) VMware環境では未サポートです。
(*6) VMware環境ではパニック画面のみのサポートです。
(*9) VMware ESXi6環境をESMPRO/SMで管理する場合は、ESMPRO/SM Ver.6.05以降をお使いください。
(*10) ESMPRO/SAS (Linux版)は、2016年4月以降にリリースされたMAGNAで利用できます。
ESMPRO/SAS (Linux版)を管理する場合は、ESMPRO/SM Ver.6.08以降をお使いください。
(*11) Linux環境では、Red Hat Enterprise Linuxの機能を使用します。
(*12) Linux環境では未サポートです。
非サービス
サービス
○:サポート
△:一部機能をサポート
-:未サポート
11
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理コンポーネントと機能 – 管理コンポーネントと機能一覧 (3/3)
VMware ESXi5 / ESXi6 (*9)
管理対象サーバーの環境
Linux
Linux (*10)
Windows
Windows
管理SW未使用
機能
リモート
コントロール機能
リセット、パワー
ON/OFF、ダンプ
ESMPRO/SM で管理する場合
EE
EE拡張時
(*1)
EE
EE拡張時
(*1)
SMI-S
+ EE
SA
SA + EE
SAS + EE
SAS + EE
IB
-
-
-
-
-
△ (*7)
○
-
-
OOB
○
○
○
○
○
-
○
○
○
非サービス
サービス
○ (*5)
○ (*5)
○ (*5)
○ (*5)
-
○
○
○
○
BIOS/BMC FWのアップデート
○
○
○
○
○
-
○
○
○
リモートからのBIOS設定
(一部の設定のみ)
○
○
○
○
○
-
○
○
○
Webブラウザーによる
リモートコントロール (OOB)
○
○
○
○
○
-
○
○
○
-
-
-
-
-
○ (SAEX)
○ (SAEX)
○ (SAEX)
(*12)
○ (SAEX)
(*12)
電力制御機能
(Power Capping) 設定
○
○
○
○
○
-
○
○
○
保守機能
BIOS/BMC設定情報の
バックアップ、リストア
○
○
○
○
○
-
○
○
○
統合管理機能
(*8)
複数台のリモートコントロール
-
-
○
○
○
○
○
○
○
複数台のスケジュール運転
(UPS不要)
-
-
-
-
-
○ (SAEX)
○ (SAEX)
○ (SAEX)
(*12)
○ (SAEX)
(*12)
複数台の電力管理
-
-
○
○
○
-
○
○
○
OSシャットダウン
スケジュール運転 (UPS不要)
(*1) 「EE拡張時」とは、オプション製品である「リモートマネージメント拡張ライセンス」を適用した場合のことです。
(*5) VMware環境では未サポートです。
(*7) パワーONのみのサポートです。
(*8) 1つのESMPRO/ServerManagerで管理できるサーバーは、最大1000台です。
(*9) VMware ESXi6環境をESMPRO/SMで管理する場合は、ESMPRO/SM Ver.6.05以降をお使いください。
(*10) ESMPRO/SAS (Linux版)は、2016年4月以降にリリースされたMAGNIAで利用できます。
ESMPRO/SAS (Linux版)を管理する場合は、ESMPRO/SM Ver.6.08以降をお使いください。
(*12) Linux環境では未サポートです。
○:サポート
△:一部機能をサポート
-:未サポート
12
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成
13
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Windows 環境) (1/7)
• ESMPRO/ServerAgentService と ESMPRO/ServerAgent (1/3)
MAGNIA本体のリリース時期によって、バンドルされるエージェントSWが異なり
ます。
ESMPRO/ServerAgentService
バンドル時期
対応する
ESMPRO/SM
ESMPRO/ServerAgent
2014年11月以降にリリースした
MAGNIA本体
2014年10月以前にリリースした
MAGNIA本体
Ver.6以降
Ver.5以降
•
ESMPRO/ServerAgentServiceがバンドルされているMAGNIAに、ESMPRO/ServerAgentをインストールするこ
とはできません。
•
ESMPRO/ServerAgentがバンドルされているMAGNIAに、ESMPRO/ServerAgentServiceをインストールするこ
とはできません。
•
ESMPRO/ServerManager Ver.6以降では、ESMPRO/ServerAgentServiceとESMPRO/ServerAgentの両方を
管理できます。
14
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Windows 環境) (2/7)
• ESMPRO/ServerAgentService と ESMPRO/ServerAgent (2/3)
ESMPRO/ServerAgentServiceでは、非サービスモードを用意することで、
従来のESMPRO環境よりもエージェントレス環境 (*1) での管理・監視能力を
強化しました。
ESMPRO/ServerAgentServiceでは、従来と同等の管理サービスを実現するサービスモードと、
一部の監視機能を除いた非サービスモードの2種類のインストールモード があります。
非サービスモードでは、サーバー管理・監視のためのサービスが常駐しないため、
システム環境をより軽量化できます。
低
高
管理・監視能力
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
ESMPRO/SM
EXPRESSSCOPE
エンジン
ESMPRO/SM
ESMPRO/SA
ESMPRO/SM
ESMPRO/SA
2014年10月以前のMAGNIAのみ (*1)
エージェントレス環境 (*1)
2014年11月以降のMAGNIAのみ (*1)
New
EXPRESSSCOPE
エンジン
EXPRESSSCOPE
エンジン
ESMPRO/SM
ESMPRO/SM
ESMPRO/SAS
非サービスモード
New
ESMPRO/SAS
サービスモード
管理コンポーネント
= 標準
(*1) 「エージェントレス環境」とは、サーバー管理・監視のためのサービスが常駐しない環境のことです。
15
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Windows 環境) (3/7)
• ESMPRO/ServerAgentService と ESMPRO/ServerAgent (3/3)
主な変更点の比較
観点
設計・構築
運用
他製品連携
ESMPRO/ServerAgentService
ESMPRO/ServerAgent
•
HW監視を行う場合は、EXPRESSSCOPEエンジン (BMC) 管理が必須
- 管理用LANに対してIPアドレスの割り当てとLANケーブル接続が必要
•
EXPRESSSCOPEエンジン (BMC) の管理は任意
•
.NET Framework (4.0以降) 必須
•
.NET Framework は不要
•
通信プロトコルはWS-Man/CIM Indication (TCP/5985, 5986, 6736)
•
通信プロトコルはSNMP (TCP/161, 162)
•
動作モード (サービスモード/非サービスモード) を選択可能
※インストール後の変更は不可
•
動作モードは変更不可 (サービス常駐)
•
管理サーバーは、ESMPRO/SM Ver.6以降
•
管理サーバーは、ESMPRO/SM Ver.5以降
•
アラートビューアを常時起動可能
※ESMPRO/SM側の変更点 (Ver.5→6)
•
アラートビューアは30分でセッションタイムアウト
•
統合ビューア (Win32アプリ) の廃止 (Webコンソールのみ使用可)
※ESMPRO/SM側の変更点 (Ver.5→6)
•
統合ビューア (Win32アプリ) の併用可
•
通報プロトコルはSNMP Trap/CIM Indication/PET
※通報機能はサービスモードのみ
- HWイベントの通報はPET
- SAS監視イベントはCIM Indication
- OSイベントはSNMP Trap
•
通報プロトコルはSNMP Trap
•
WS-Man接続のために、管理対象サーバーの管理者権限ユーザー/パスワードが
必要
•
SNMP接続のために、管理対象サーバーにコミュニティ名の設定が必要
•
WS-Man接続で暗号化通信 (HTTPS) を行う場合、管理対象サーバーに証明書
の登録が必要
•
SNMP接続 (v1) のために暗号化通信はなし
•
他SWから直接SAのSNMP MIBアクセス不可 (MIB廃止)
•
他SWから直接SAのSNMP MIBアクセス可能
•
他SWと連携する場合は、トラップ転送機能を利用 (*1)
※設定画面はWebコンソールに統合
•
他SWと連携する場合は、トラップ転送機能を利用 (*1)
•
受信したアラートをファイルに保存 (アラートログ自動保存機能)
※ファイル出力先が従来とは異なる
•
受信したアラートをファイルに保存 (アラートログ自動保存機能)
(*1) トラップ転送機能については、「ESMPROと他社製品の連携 (SNMPトラップ転送)」を参照してください。
16
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Windows 環境) (4/7)
• 構成図
= 標準製品
= オプション製品
管理対象サーバー
ESMPRO/ServerAgent Ver4.6
for Guest OS (Windows版)
1ライセンス / 1サーバ無制限ライセンス
仮想マシン
SW
メール / ポップアップ通知/
コマンド実行/プリンタ出力/
ファイル出力
仮想マシン
Windows
Windows
管理サーバー/管理PC (*1)
ESMPRO/SA
or
ESMPRO/SAS (*2)
ESMPRO/SMがインストールさ
れていない装置からも管理可能
ESMPRO/SAEX
ESMPRO/SMのWeb
コンソールから管理
SW
URU
ESMPRO/AlertManager
Ver4.2
Windows
ESMPRO/SM
HW
EXPRESSSCOPE
エンジン
In-Band監視
標準LAN
管理PC
SW
Webブラウザ
Out-of-Band
監視
Windows
HW
管理用LAN
標準LAN
HW
標準LAN
形番
製品名
説明
ACS4037B
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
標準アラート通知手段に、メール/ポップアップ通知、プリンタ/ファイル出力、コマンド実行
を追加。SMまたはSA、SASにインストール。1マシン1ライセンス
ACS4034B
ESMPRO/ServerAgent Ver4.6 for Guest OS
(Windows版) 1ライセンス
ゲストOS用エージェント。Windowsのイベントログを監視。
ACS4035B
ESMPRO/ServerAgent Ver4.6 for Guest OS
(Windows版) 1サーバ無制限ライセンス
ゲストOS用エージェント。同一の物理サーバー内であれば、台数無制限で仮想マシンに
インストール可能。
(*1) クライアントPCにESMPRO/ServerManagerをインストールすることもできます
(*2) MAGNIA本体のリリース時期によって、使用できるエージェントSWが異なります。(14ページ参照)
17
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Windows 環境) (5/7)
• ソフトウェア・機能 相関図 – ESMPRO/SAS
(サービスモード)
= 標準製品
= オプション製品
管理サーバー/PC
メールサーバー
Webブラウザ
ポップアップ通知
コマンド実行
プリンタ出力
ファイル出力
Webコンソール (HTTP)
管理サーバー/PC (Windows)
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
ESMPRO/ServerManager Ver.6 以降
通報 (SNMP/TCP)
・OSログ監視の通報
メール通報 (SMTP)
Webサーバー
Webコンソール
In-Band監視 (WS-Man)
・CPU負荷監視
・ファイルシステム監視
・ストレージ監視 etc
In-Band監視 (WS-Man)
・インベントリ情報など
主な管理情報の監視
スケジュール
運転 (TCP)
RAID監視
(SOAP)
通報 (CIM Indication)
・CPU負荷監視の通報
・ファイルシステム監視の通報
・ストレージ監視の通報 etc
ESMPRO
/SAS
サービス
Out-of-Band監視
(RMCP+)
・HW監視
メール通報
(SMTP)
・HW監視の通報
通報 (PET)
・HW監視の通報
ESMPRO/SAEX
URU
プロバイダ
Windows
OS標準プロバイダ
HW
管理対象サーバー
EXPRESSSCOPEエンジン
HW監視を行うにはEXPRESSSCOPE
エンジン の管理が必須
18
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Windows 環境) (6/7)
• ソフトウェア・機能 相関図 – ESMPRO/SAS
(非サービスモード)
= 標準製品
管理サーバー/PC
メールサーバー
Webブラウザ
Webコンソール (HTTP)
管理サーバー/PC (Windows)
ESMPRO/ServerManager Ver.6 以降
Webサーバー
Webコンソール
In-Band監視 (WS-Man)
・CPU負荷監視
・ファイルシステム監視
・ストレージ監視 etc
スケジュール
運転 (TCP)
RAID監視
(SOAP)
In-Band監視 (WS-Man)
・インベントリ情報など
主な管理情報の監視
Out-of-Band監視
(RMCP+)
・HW監視
メール通報
(SMTP)
・HW監視の通報
通報 (PET)
・HW監視の通報
ESMPRO
/SAS
ESMPRO/SAEX
URU
プロバイダ
Windows
OS標準プロバイダ
HW
管理対象サーバー
EXPRESSSCOPEエンジン
HW監視を行うにはEXPRESSSCOPE
エンジン の管理が必須
19
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Windows 環境) (7/7)
• ソフトウェア・機能 相関図 – ESMPRO/SA
= 標準製品
管理サーバー/PC
= オプション製品
メールサーバー
Webブラウザ
ポップアップ通知
コマンド実行
プリンタ出力
ファイル出力
Webコンソール (HTTP)
管理サーバー/PC (Windows)
メール通報 (SMTP)
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
ESMPRO/ServerManager Ver.5 以降
In-Band監視 (SNMP)
・インベントリ情報など
主な管理情報の監視
・CPU負荷監視
・ファイルシステム監視
・ストレージ監視 etc
・HW監視 (In-Band時のみ)
Webサーバー
Webコンソール
通報 (SNMP/TCP)
・OSログ監視の通報
・CPU負荷監視の通報
・ファイルシステム監視の通報
・ストレージ監視の通報 etc
・HW監視の通報 (In-Band時のみ)
ESMPRO/SA
スケジュール
運転 (TCP)
RAID監視
(SOAP)
Out-of-Band監視
(RMCP+)
・HW監視
メール通報
(SMTP)
・HW監視の通報
通報 (PET)
・HW監視の通報
ESMPRO/SAEX
URU
Windows
HW
EXPRESSSCOPEエンジン
管理対象サーバー
20
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Linux環境) (1/4)
• ESMPRO/ServerAgentService (Linux版)
2016年4月以降にリリースされたMAGNIAでは、
ESMPRO/ServerAgentService (Linux版) による管理が可能
•
Red Hat Enterprise Linux 6および7をサポートしています。
•
機能の概要は、「管理コンポーネントと機能一覧」を参照してください。
•
ESMPRO/ServerAgentService for Linuxは、弊社Webサイトからダウンロードできます。
http://magnia.toshiba-sol.co.jp
•
管理には、ESMPRO/ServerManager Ver. 6.08以降をお使いください。
21
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 - ESMPROによる管理 (Linux 環境) (2/4)
• 構成図
= 標準製品
= オプション製品
メール / ポップアップ通知/
コマンド実行/プリンタ出力/
ファイル出力
管理対象サーバー
ESMPRO/SMがインストールさ
れていない装置からも管理可能
SW
Linux
ESMPRO/SAS
(Linux版)
管理サーバー/管理PC (*1)
SW
URU
ESMPRO/AlertManager
Ver4.2
ESMPRO/SMのWeb
コンソールから管理
管理PC
SW
ESMPRO/SM
HW
Webブラウザ
EXPRESSSCOPE
エンジン
In-Band監視
標準LAN
管理用LAN
Windows
Out-of-Band
監視
HW
標準LAN
HW
標準LAN
形番
製品名
説明
ACS4037B
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
標準アラート通知手段に、メール/ポップアップ通知、プリンタ/ファイル出力、コマンド実行を
追加。SMまたはSA、SASにインストール。1マシン1ライセンス
詳細については、Webもご参照ください。
http://magnia.toshiba-sol.co.jp/pro/magnia/linux/index.htm
(*1) クライアントPCにESMPRO/ServerManagerをインストールすることもできます。
22
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Linux 環境) (3/4)
• ソフトウェア・機能 相関図 – ESMPRO/SAS Linux版
(サービスモード)
= 標準製品
= オプション製品
管理サーバー/PC
メールサーバー
Webブラウザ
ポップアップ通知
コマンド実行
プリンタ出力
ファイル出力
Webコンソール (HTTP)
管理サーバー/PC (Windows)
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
ESMPRO/ServerManager Ver.6.08 以降
通報 (SNMP/TCP)
・OSログ監視の通報
メール通報 (SMTP)
Webサーバー
Webコンソール
In-Band監視 (WS-Man)
・CPU負荷監視
・ファイルシステム監視
・ストレージ監視 etc
In-Band監視 (WS-Man)
・インベントリ情報など
主な管理情報の監視
RAID監視
(SOAP)
通報 (CIM Indication)
・CPU負荷監視の通報
・ファイルシステム監視の通報
・ストレージ監視の通報 etc
ESMPRO/SAS
(Linux版)
サービス
Out-of-Band監視
(RMCP+)
・HW監視
メール通報
(SMTP)
・HW監視の通報
通報 (PET)
・HW監視の通報
URU
プロバイダ
Linux
OS標準プロバイダ
HW
管理対象サーバー
EXPRESSSCOPEエンジン
HW監視を行うにはEXPRESSSCOPE
エンジン の管理が必須
23
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (Linux 環境) (4/4)
• ソフトウェア・機能 相関図 – ESMPRO/SAS Linux版
(非サービスモード)
= 標準製品
管理サーバー/PC
メールサーバー
Webブラウザ
Webコンソール (HTTP)
管理サーバー/PC (Windows)
ESMPRO/ServerManager Ver.6.08 以降
Webサーバー
Webコンソール
In-Band監視 (WS-Man)
・CPU負荷監視
・ファイルシステム監視
・ストレージ監視 etc
RAID監視
(SOAP)
In-Band監視 (WS-Man)
・インベントリ情報など
主な管理情報の監視
Out-of-Band監視
(RMCP+)
・HW監視
メール通報
(SMTP)
・HW監視の通報
通報 (PET)
・HW監視の通報
ESMPRO/SAS
(Linux版)
URU
プロバイダ
Linux
OS標準プロバイダ
HW
管理対象サーバー
EXPRESSSCOPEエンジン
HW監視を行うにはEXPRESSSCOPE
エンジン の管理が必須
24
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (VMware ESXi5/ESXi6 環境) (1/2)
• 構成図
= 標準製品
= オプション製品
管理対象サーバー
メール / ポップアップ通知/
コマンド実行/プリンタ出力/
ファイル出力
ESMPRO/ServerAgent Ver4.6
for Guest OS (Windows版)
1ライセンス / 1サーバ無制限ライセンス
仮想マシン
SW
仮想マシン
管理サーバー/管理PC (*1)
Windows
Windows
SMI-Sによる
RAID監視
ESMPRO/SMがインストールさ
れていない装置からも管理可能
ESMPRO/SMのWeb
コンソールから管理
SW
LSI SMI-S
プロバイダ
ESMPRO/AlertManager
Ver4.2
VMware
ESXi5 / ESXi6 (*2)
ESMPRO/SM
HW
標準LAN
管理用LAN
SW
Webブラウザ
EXPRESSSCOPE
エンジン
リモート
マネージメント
拡張ライセンス
リモートKVM
リモートメディア
管理PC
Windows
EEによる
HW監視
HW
標準LAN
HW
標準LAN
形番
製品名
説明
ACS4037B
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
標準アラート通知手段に、メール/ポップアップ通知、プリンタ/ファイル出力、コマンド実行を
追加。SMまたはSA、SASにインストール。1マシン1ライセンス
ACS4034B
ESMPRO/ServerAgent Ver4.6 for Guest OS
(Windows版) 1ライセンス
ゲストOS用エージェント。Windowsのイベントログを監視。
ACS4035B
ESMPRO/ServerAgent Ver4.6 for Guest OS
(Windows版) 1サーバ無制限ライセンス
ゲストOS用エージェント。同一の物理サーバー内であれば、台数無制限で仮想マシンにイ
ンストール可能。
TN8115-04T
リモートマネージメント拡張ライセンス
OSに依存することなく、リモートコンソール、リモートメディアが利用可能。
(*1) クライアントPCにESMPRO/ServerManagerをインストールすることもできます。
(*2) VMware ESXi6環境をESMPRO/ServerManagerで管理する場合は、ESMPRO/ServerManager Ver.6.05以降をお使いください。
25
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (VMware ESXi5/ESXi6 環境) (2/2)
• ソフトウェア・機能 相関図
= 標準製品
= オプション製品
管理サーバー/PC
メールサーバー
Webブラウザ
Webコンソール (HTTP)
ポップアップ通知
コマンド実行
プリンタ出力
ファイル出力
管理サーバー/PC (Windows)
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
ESMPRO/ServerManager Ver.6 以降
In-Band監視 (WS-Man)
・インベントリ情報など
主な管理情報の監視
・CPU負荷監視
・メモリ監視
・データストア監視 etc
メール通報 (SMTP)
Webサーバー
In-Band監視 (WS-Man)
・RAID監視
通報 (CIM Indication)
・RAID監視の通報
Webコンソール
Out-of-Band監視 (RMCP+)
・リモートKVM
・リモートメディア
通報 (PET)
・HW監視の通報
Out-of-Band監視 (RMCP+)
・HW監視
メール通報
(SMTP)
・HW監視の通報
LSI SMI-S プロバイダ
VMware
ESXi5 / ESXi6
HW
OS標準プロバイダ
リモートマネージメント
拡張ライセンス
EXPRESSSCOPEエンジン
管理対象サーバー
26
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (HEW 混在環境) (1/2)
• 構成図
= 標準製品
= オプション製品
HarnessEye/web (HEW) がバンドルされている旧機種(*1)のMAGNIAを、
ESMPROで管理する場合の構成です。
メール / ポップアップ通知
コマンド実行 etc
管理対象サーバー
SW
管理サーバー/管理PC (*1)
ESMPRO/SeverAgent
HarnessEye/web連携用
HarnessEye/web
エージェント
SW
ESMPRO/AlertManager
Ver4.2
Windows
ESMPRO/SM
ESMPRO/SMがインストールさ
れていない装置からも管理可能
ESMPRO/SMのWeb
コンソールから管理
管理PC
SW
HW
Webブラウザ
Windows
In-Band監視
HW
標準LAN
標準LAN
HW
標準LAN
形番
製品名
説明
ACS4037B
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
標準アラート通知手段に、メール/ポップアップ通知、プリンタ/ファイル出力、コマンド実行
を追加。SMまたはSA、SASにインストール。1マシン1ライセンス
ACS4048A
ESMPRO/ServerAgent HarnessEye/web連携用
旧機種 (*1) のMAGNIAをESMPROで管理するための連携用エージェント。
Windows用
(*1) 旧機種とは、2011年9月以前にリリースした製品を言います。
(*2) クライアントPCにESMPRO/ServerManagerをインストールすることもできます。
27
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROによる管理 (HEW 混在環境) (2/2)
• ソフトウェア・機能 相関図
= 標準製品
管理サーバー/PC
Webブラウザ
ポップアップ通知
コマンド実行
プリンタ出力
ファイル出力
= オプション製品
Webコンソール (HTTP)
管理サーバー/PC (Windows)
ESMPRO/ServerManager Ver.5 以降
メールサーバー
メール通報 (SMTP)
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
Webサーバー
Webコンソール
In-Band監視 (SNMP)
・インベントリ情報など
主な管理情報の監視
・CPU負荷監視
・ファイルシステム監視 etc
HarnessEye/web エージェント
監視
・HW監視
Windows
ログ出力
・HW障害
ESMPRO/SA HEW 連携用
RAID ユーティリティ
ログ出力
・RAID障害
通報 (SNMP/TCP)
・OSログ監視の通報
・CPU負荷監視の通報
・ファイルシステム監視の通報 etc
監視
・OSログ監視
OSイベントログ
HW
管理対象サーバー
28
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROと他社製品の連携 (SNMPトラップ転送) (1/2)
• 構成図
= 標準製品
ESMPRO/SMが受信した通報を、SNMPトラップとして
他社のSNMP管理コンソールに転送。(*1)
管理対象サーバー
転送先は最大5台まで。
SW
管理サーバー/管理PC
Windows
管理サーバー/管理PC
Linux
VMware ESXi5 / ESXi6
SW
SW
Windows
Linux
他社製
SNMP管理
コンソール
ESMPRO/SM
EXPRESSSCOPE
エンジン
Windows
HW
標準LAN
管理用LAN
HW
標準LAN
HW
標準LAN
EEからのSNMPトラップはPET
(Platform Event Trap) の仕様に準拠 (*2)
(*1) ESMPRO/SMが転送するSNMPトラップのMIBは、以下の場所にあります。
[ESMPRO/SMインストールフォルダー]¥ESMPRO¥ESMWEB¥mib
(*2) EEのSNMPトラップをESMPRO/SM以外の管理ソフトウェアに直接送信する構成は、サポートしておりません。
他社製の管理ソフトウェアで監視する場合は、ESMPRO/SMのSNMPトラップ転送機能を使用することを推奨します。
ESMPRO/SM以外の管理ソフトウェアでEEのSNMPトラップを受信する場合は、自己責任で実施してください。
29
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROと他社製品の連携 (SNMPトラップ転送) (2/2)
• ソフトウェア・機能 相関図
= 標準製品
管理サーバー/PC
他製品 SNMP管理SW
通報 (SNMP) (*1)
・ESMPRO/SMが受信した通報
管理サーバー/PC
ESMPRO/ServerManager
「ESMPROによる管理」 (14~28ページ) 参照
Windows
Linux
VMware
ESXi5 / ESXi6
管理対象サーバー
管理対象サーバー
管理対象サーバー
(*1) ESMPRO/SMが転送するSNMPトラップのMIBは、以下の場所にあります。
[ESMPRO/SMインストールフォルダー]¥ESMPRO¥ESMWEB¥mib
30
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROと他社製品の連携 (イベントログ監視) (1/2)
• 構成図
ESMPRO/SAS (サービスモード) またはESMPRO/SAが出力するイベントログを監視することによ
り、JP1等の他社製の管理ソフトウェアで、MAGNIAのHW監視ができます。
ESMPRO/SAまたはESMPRO/SAS、
URUが出力するイベントログを監視
管理対象サーバー
管理サーバー/管理PC
SW
Windows
SW
他社製
イベントログ監視
エージェントSW
HW
ESMPRO/SA
or
ESMPRO/SAS (*1)
Linux
URU
他社製
管理SW
HW
管理用LAN
標準LAN
Windows
In-Band監視
標準LAN
= 標準製品
(*1) MAGNIA本体のリリース時期によって、使用できるエージェントSWが異なります。(14ページ参照)
31
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROと他社製品の連携 (イベントログ監視) (2/2)
• ソフトウェア・機能 相関図
= 標準製品
管理サーバー/PC
他社製管理SW
In-Band監視
※他社製SWによる
ESMPRO/SA or SAS (*1)
監視
・HW監視
Windows
ログ出力
・HW障害
URU
ログ出力
・RAID障害
通報
・OSログ監視の通報など
※他社製SWによる
他社製イベントログ監視
エージェントSW
監視
・OSログ監視
OSイベントログ
HW
管理対象サーバー
(*1) MAGNIA本体のリリース時期によって、使用できるエージェントSWが異なります。(14ページ参照)
32
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROを使用しない構成 (EEによる管理・監視) (1/2)
• 構成図
= 標準製品
= オプション製品
Webブラウザから、”http://[管理用LANのIPアドレス]“
または “https://[管理用LANのIPアドレス]” に接続して、
EEのWebコンソールからHW監視。
SSHでリモート制御
WS-manで電源制御など
管理対象サーバー
管理サーバー/管理PC
Windows
SW
SW
HW
リモート
マネージメント
拡張ライセンス
Web
ブラウザ
EXPRESSSCOPE
エンジン
HW
管理用LAN
標準LAN
Linux
SSH
クライアント
WS-man
クライアント
標準LAN
リモートKVM
リモートメディア
形番
製品名
説明
TN8115-04T
リモートマネージメント拡張ライセンス
OSに依存することなく、リモートコンソール、リモートメディアが利用可能。
33
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – ESMPROを使用しない構成 (EEによる管理・監視) (2/2)
• ソフトウェア・機能 相関図
= 標準製品
= オプション製品
管理サーバー/PC
Webブラウザ
Out-of-Band監視
(HTTP)
・HW監視
HW
Out-of-Band監視 (HTTP)
・リモートKVM
・リモートメディア
リモートマネージメント
拡張ライセンス
SSHクライアント
リモート制御 (SSH)
・電源制御
・電力制御
・SEL取得 etc
WS-manクライアント
リモート制御 (WS-man)
・電源制御
・センサー情報取得
EXPRESSSCOPEエンジン
管理対象サーバー
34
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
管理・監視の構成 – その他
•
ESMPRO/ServerManagerで管理可能なサーバー数
1つのESMPRO/ServerManagerで管理可能なサーバーは、最大1000台です。
•
複数のESMPRO/ServerManagerの利用時
1台の管理対象サーバーを、最大3台のESMPRO/ServerManagerから管理できますが、
以下の点にご注意ください。
- EXPRESSSCOPEエンジンは、必ず1つのESMPRO/ServerManagerから管理してください。
- RAIDシステム管理機能は、必ず1つのESMPRO/ServerManagerで管理してください。
•
他社製管理ソフトウェアでのEXPRESSSCOPEエンジンの監視
他社製管理ソフトウェアによる、EXPRESSSCOPEエンジンが送信するSNMPトラップの監視は
サポートしておりません。
その他の詳細については、「ESMPRO/ServerManager インストレーションガイド」、
「EXPRESSSCOPEエンジン3 ユーザーズガイド」などをご参照ください。
35
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
オプションソフトウェア
36
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
オプションソフトウェア - 製品一覧
■ リモートメンテナンス機能の拡張
形番
TN8115-04T
製品名
リモートマネージメント拡張ライセンス
■ アラート通知手段の拡張
形番
ACS4037B
説明
製品名
備考
ESMPRO/AlertManager Ver4.2
標準アラート通知手段に加えて、メール/ポップアップ通知,プリンタ/ファイル出力,コマンド実行
製品名
備考
ESMPRO/ServerAgent Ver4.6 for Guest
OS(Windows版)1ライセンス
ゲストOS用。ハードウェア監視機能未サポート。
ACS4035B
ESMPRO/ServerAgent Ver4.6 for Guest
OS(Windows版) 1サーバ無制限ライセンス
ゲストOS用。ハードウェア監視機能未サポート。同一サーバ上に構築された仮想マシンに限り
無制限。
■ HarnessEye/web連携オプション
ACS4048A
製品名
ESMPRO/ServerAgent
税別価格
54,500円
Windows
ACS4034B
形番
48,000円
Windows
■ Hyper-V、VMwareの仮想サーバーの管理
形番
EXPRESSSCOPE エンジン3のリモートKVMとリモートメディアを使用可能とするライセンス
税別価格
税別価格
32,700円
163,500円
Windows
説明
従来機種をESMPROで監視するための連携用エージェント
税別価格
76,100円
HarnessEye/web連携用
37
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オプションSW – 機能概要 (リモートマネージメント拡張ライセンス)
EXPRESSSCOPEエンジンにリモートマネージメント拡張ライセンスを登録すると、
EXPRESSSCOPEエンジンのリモート管理機能が拡張されます。
リモートKVM機能
•
管理対象サーバーのOSの状態にかかわらず、遠隔地の管理対象サーバーのKVMを、リモート操作することができます。
OSセットアップ
Windows
管理対象サーバー
BIOS設定
POST
BSOD
ブートオプション
RAID設定
Linux
SW
管理サーバー/管理PC
HW
リモートマネージメント
拡張ライセンス
EXPRESSSCOPE
エンジン
リモートメディア機能
•
管理対象サーバーのOSの状態にかかわらず、管理
サーバー/管理PC上のODDやフラッシュメモリ、ISOフ
ァイル等を、管理対象サーバーのドライブとして使用す
ることができます。
SW
Webブラウザ
HW
管理用LAN
標準LAN
= 標準製品
= オプション製品
38
Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
オプションSW – 機能概要 (ESMPRO/AlertManager)
ESMPRO/AlertManagerは、ESMPRO/ServerAgentService、ESMPRO/ServerAgent、
ESMPRO/ServerManagerの標準のアラート通報機能を大幅に拡張するオプションSW製品です。
アラート情報をメールやポップアップメッセージで通知したり、プリンタやファイルに出力することができます。
また、アラートが発生した場合に、指定したアプリケーションを起動することができます。
機能
説明
通報先の
グループ管理
通報先/通報手段をグループ化することで、複数の宛先に
対して、複数の手段で、一括して通報することができます。
ESMPRO/SAS または ESMPRO/SAを拡張した場合 (Windows版のみ)
•
ESMPRO/SAS または ESMPRO/SAのアラート通報機能を拡張します。
管理対象サーバー
メール
SW
メールサーバー
Windows
SW
通報
手段
ESMPRO/SAS or SA
メールサーバー
ESMPRO/AlertManager
HW
HW
標準LAN
標準LAN
ポップアップ
アラートの内容をポップアップメッセージで表示します。
コマンド実行
アラート発生時に、指定のコマンドを実行します。
プリンタ出力
アラートの内容をプリンタで印刷します。
ファイル出力
アラートの内容をテキストファイルに出力します。
スケジュール機能
ポップアップ表示
コマンド実行
プリンタ出力
ファイル出力
ESMPRO/SMを拡張した場合
アラートの内容をメールで送信します。
各通報先毎に、通報可能時間帯やリトライ間隔を指定す
ることができます。
メール通知
管理サーバー / PC
管理対象サーバー
SW
Windows
Windows
ESMPRO/SM
Linux
メールサーバー
SW
メールサーバー
ESMPRO/AlertManager
VMware ESXi5 / ESXi6
HW
標準LAN
HW
標準LAN
= 標準製品
= オプション製品
•
ESMPRO/SMが受信した、複数の管理対象サーバーのアラート情報を、ESMPRO/AlertManagerで通報できます。
39
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付録
40
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付録 – Shared BMC LAN
EXPRESSSCOPEエンジン3の設定でShared BMC LAN
機能をEnableにすると、標準LANのLAN1ポートを管理用
LANとして共用することができます。
Shared BMC LANを使用する場合の注意事項
管理対象サーバー
SW
HW
EXPRESSSCOPE
エンジン
標準LAN1
• 以下のタイミングで、5秒程度EEとの通信が切断されます。
‒ DC ON/OFF、システムリセット、OS再起動を行った場合
‒ ドライバーのロード/アンロードが行われた場合
‒ OS上で、LAN1の有効/無効の操作を行った場合
管理用LAN
管理用LANポート
は使用不可
EEに設定したIPアドレスを使った通信
OS上で標準LAN1に設定したIPアドレスを使った通信
• 以下の場合、EEと通信できません。
‒ LAN1を含んだNICチーミングを構成した場合
‒ LAN1を使って、同一装置上のEEにアクセスした場合
(ESMPRO/SMで、自分自身のEEを管理する場合がNG)
• SNMP通報
通報応答確認を有効にしていない場合、EEとの通信が切断されたタイミングで発生したイベントの通報が行われ
ないことがあります。
• その他
その他、Shared BMC LANについては、「EXPRESSSCOPEエンジン3 ユーザーズガイド」およびサーバー本体
のユーザーズガイドを参照してください。
41
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参照ドキュメント
 ESMPROを使用するときは、以下のドキュメントを参照してく
ださい。











ESMPRO/ServerManager インストレーションガイド
ESMPRO/ServerManager セットアップガイド
ESMPRO/ServerAgentService インストレーションガイド
ESMPRO/ServerAgent インストレーションガイド
ESMPRO/ServerAgent for GuestOS (Windows版) インストレーション
ガイド
EXPRESSSCOPEエンジン3 ユーザーズガイド
Universal RAID Utility ユーザーズガイド
ESMPRO サーバー管理ガイド (http://magnia.toshiba-dme.co.jp/download/?action=DispInfo&dl_id=1429)
HarnessEye/web ユーザーズガイド
その他、各製品に添付のユーザーガイド
各プログラムのヘルプ
※ マニュアル類は、以下のWebサイトで公開しています。
http://magnia.toshiba-dme.co.jp/download/index.php?action=SearchMan
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Copyright 2012-2016, Toshiba Solutions Corporation. All rights reserved
http://magnia.toshiba-sol.co.jp/
•
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本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
MAGNIA、HarnessEyeは、東芝ソリューション株式会社の登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Red Hat、Red Hat Enterprise Linuxは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.の登録商標です。
LinuxはLinus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
VMwareの製品は、http://www.vmware.com/go/patents のリストに表示されている 1 つまたは複数の特許の対象です。VMwareは、米国およびその他の地域に
おける VMware, Inc. の登録商標または商標です。
EXPRESSBUILDERとESMPRO、EXPRESSSCOPE、Universal RAID Utility(URU)は日本電気株式会社の登録商標です。
JP1は、株式会社日立製作所の日本における商標または登録商標です。
本サイト掲載の会社名、製品名、サービス名は登録商標または商標として使用されている場合があります。
本サイト記載のシステム名、製品名等には、必ずしも商標表示( (R)、TM )を付記していません。
正しく安全にお使いいただくために、ご使用前に必ず取扱、操作に関する説明書をよくお読みください。
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