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全 員 協 議 会 資 料
平成24年(2012)6月29日
産業観光部 産業振興課
資料 産3
特定非営利活動法人
21世紀出雲産業支援センターの主要事業について
1.組織(平成24年6月1日現在)
(1)名称
(2)設立
(3)代表者
(4)役員ほか
(5)会員企業
(6) 活動目的
(7)事務局
(8)所在地
特定非営利活動法人21世紀出雲産業支援センター
平成16年9月1日
理事長 河内幸男(出雲市副市長)
理事10名 監事2名
技術顧問5名
139
産業振興に関する事業を行い、もって産業の活性化を図り住民生活の向上を図る。
職員6(うち市からの派遣2)、嘱託員1、 臨時職員1
出雲市雇用創造推進協議会 事業推進員2
出雲市今市町北本町3-2-1(出雲市役所北部庁舎1階)
2.平成24年度事業計画
(1)事業実施方針
企業活動の拡大による地域経済の活性化を目的として、販路・事業展開の拡大、企業間交流・マ
ッチングの促進、情報収集・発信をより効果的に展開する。
また、斐川町との合併に伴い、当センターへの斐川の企業の入会促進を進めることにより、活動
範囲を斐川町に広げ、企業間交流の場の拡大を図ることとする。
今年度の事業は、
「おいしい出雲発信」プロジェクトと「産業の縁結び」プロジェクトの2本柱で
の事業展開を行い、昨年度作成した特産品ガイドブック『おいしい出雲』を活用した出雲の商品の
PRやイメージ化を図るとともに、ふるさとフェアなど販路の拡大に取り組む。
また、農商工等連携・企業間交流、企業活動支援に取り組むとともに、「出雲産業フェア」では、
企業の技術を市民へより強くアピールしながら、商談会と区分するなど開催方法を工夫して実施す
る。
「おいしい出雲発信」プロジェクト
(2)事業の概要
①特定非営利活動に係る事業
事業名・予算額
事業内容
○「おいしい出雲」発信≪新規≫
・出雲の特産品ガイドブック「おいしい出雲」
の交通要所・観光・宿泊施設への配布
・大阪空港での特産品PR
・出雲の特産品のイメージ化
(のぼり、ポスター制作)
・出雲の特産品ガイドブックの増刷
○「神話博しまね」出展助成≪新規≫
販路拡大に関する
・「おいしい出雲」ブース出展
支援事業
(各商工会議所・商工会と共同出展)
(2,511 千円)
○「商談会シート」普及≪新規≫
・「商談会シート」
(FCP製作)の活用
・商談代行(スーパーマーケットトレードショウへの出展)
○「出雲カタログギフト」造成
・ギフトに係る業界と連携し、出雲限定カタ
ログギフトの製作を検討する。
○「ふるさとフェア 2013」開催支援
(場所:広島グリーンアリーナ)
-1-
説明
特産品の販売を通し
て、出雲の観光や特産
品の情報を発信し、観
光誘客の拡大、食品業
者の販路拡大につな
げるため物産展等を
開催するとともに、販
路拡大手法を検討し
ます。
事業名・予算額
「産業の縁結び」プロジェクト
産学官・農商工、
異業種連携、企
業間交流に関す
る事業
(2,943 千円)
事業内容
○「セミナー・講演会」、
「企業交流会」開催事業
・新事業展開につなげるためのセミナー
・ビジネスチャンス拡大に向けた企業交流会
○農商工等連携促進支援補助金
○技術顧問による相談業務
○企業活動支援
・企業訪問により、企業情報やニーズを聞き
企業活動支援・
取り、企業間マッチングや支援制度の紹介
を行う。
誘致促進に関す
る事業(300 千円) ○企業誘致促進
・市外の企業を訪問し、企業誘致につなげる
ための企業情報の収集や提案を行う。
○企業情報データベース化≪新規≫
・企業情報や相談内容を集積したデータベース
の構築
産業の情報収集
○ホームページのリニューアル
・提供に関する
・支援Cホームページと神有ネットの統合
事業(1,812 千円)
○ホームページ、PR リーフレット・広報紙・
メールマガジンによる情報発信
○「出雲産業フェア 2012」開催
産業振興に関す
開催日:11月3日(土)、4日(日)
るイベント開催
場 所:出雲ドーム
事業(10,000 千円)
その他産業振興に関する
事業(1,000 千円)
②収益事業
事業名・予算額
コンサルタント事業
(1,400 千円)
販売促進支援事業
(1,355 千円)
③その他の協議会事業
事業名・予算額
アンテナショップ
いずも
地域雇用創造推進事業
≪新規≫
説明
農商工等連携による
商品・サービスの開発
に関するセミナー等
の開催や助成制度、相
談業務により、事業展
開を支援します。
誘致企業のフォロー
アップや企業訪問に
より企業間マッチン
グを促進するための
企業情報の収集や提
案を行います。
企業情報や訪問・相談
履歴を集積したデー
ターベースを構築し、
情報を共有すること
で企業活動支援を強
化します。
民間の役割を拡大し
ながら、市民の産業へ
の理解と企業へ商談
の場を提供します。
○地域雇用創造推進関連事業≪新規≫
厚生労働省委託事業「地域雇用創造推進事
業」の拡大にかかる経費を支出することで、事
業者、求職者等の知識、技術の習得の向上を図
る。
国の委託事業を有効
に活用するため、研修
内容の充実を図りま
す。
事業内容
○農業入札サポート(手数料収入)
年5回、70件程度
入札説明会開催、設計書・仕様書作成、
入札案内、質問処理、入札
説明
農業用機械等の購入
及び施設整備等に係
る入札業務のサポー
ト行います。
○「出雲物産展」開催(手数料収入)
天満屋広島アルパーク店での行われる「出雲
物産展」の事務局運営。
○マッチング商品卸販売(手数料収入)
市内業者とのマッチングにより完成した商
品(塩羊羹)の卸販売。
海士(隠岐)、多伎の
塩を使用した羊羹を
市内事業者に発注し
ます。
事業内容
説明
特産品の販売、観光情
実施主体:アンテナショップいずも運営協議会
報の発信を通して出
○市補助金 1,500 千円、出展料 1,000 千円
雲市の魅力をアピー
※大阪での開催
ルします。
実施主体:出雲市雇用創造推進協議会
○人件費 5,078 千円、事務費 1,911 千円、
研修費 18,417 千円、消費税 1,270 千円
-2-
事業者、求職者等の知
識、技術の習得の向上
を図ります。
3.平成23年度の主な事業実績
(1)販路拡大に関する事業
①出雲物産展の開催〔平成 23 年 6 月 17 日(金)~19 日(日)〕
天満屋広島アルパーク店(広島市西区) 14 社出展
②住宅展示場【住宅宣言吉島】イベントへの出展
〔平成 23 年 10 月 1 日(土)~2 日(日)
〕
広島テレビ住宅宣言吉島(広島市中区吉島東)
試行的に飯南町とともに1社出展
③しまねふるさとフェア 2012 の開催支援
【出雲物産展】
〔平成 24 年 1 月 21 日(土)~22 日(日)〕
広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ) 34 社出展
④アンテナショップいずも「第3回出雲の物産と観光展」の開催
〔平成 24 年 3 月 9 日(金)~11 日(日)
〕
大阪
せんちゅうパル専門店街2階(豊中市新千里東町)
出展者数:21 社、委託出展: 3 社
バイヤー20 社案内、9 社来場、商談件数 7 件
取引成立金額 1,094,700 円
【アンテナショップいずも】
⑤出雲の特産品セットの造成の検討
昨年度、試作販売を行った特産品セットについて、継続して商品の評価・検証を行った。
出雲市ブランド室の依頼により「日本の心のふるさと出雲」応援寄附の出雲市特産品進呈リス
トとしてのセット商品『出雲の味詰め合わせ』を造成した。
セット商品であるため、複数の商品をそれぞれの企業から仕入れることから利益率が低く、
観光客にとっては、一つの商品を選択する傾向があるため、ただちにセット商品を本格的な造成
に結びつけるのは難しいと判断した。
⑥特産品ガイドブック「おいしい出雲」の造成
出雲の特産品を紹介するガイドブック「おいしい出雲」を制作した。
神々のふるさと出雲。「出雲大社」は、縁結びの神様。縁は恋仲だけ
でなくすべてのものの結びつきを意味しており、出雲でうまれた「おい
しい特産品」が幸福の縁をつないでいくようにと願いを込め、作成した。
部数: 初版6万部
規格: A4版、カラー、48ページ
掲載企業:
63社
掲載商品: 165商品
配 布 先:
交通要所(空港、JR駅、一畑電車駅、道の駅など)
観光施設、宿泊施設、土産物店、報道機関、公的機関、
旅行会社、アンテナショップ、タクシー・バス会社など
【表紙デザイン】
(2)新技術・新製品の開発支援に関する事業
農商工・産学官連携、新製品販売促進支援事業
平成23年度は新たに、農商工・産学官・異業種等の連携による技術、経営資源、研究成果・
知識経験を有効に活用した商品やサービスの展開・取組に対して助成措置を設け、重点的に取り組
んだ。また引き続き、新製品等の販売促進を支援した。
≪補助金額≫
対象事業費の1/2以内。限度額:農商工 50 万円、新製品 20 万円
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≪補助対象期間≫
≪補助事業一覧
交付決定日~平成 24 年 3 月 31 日
計7件≫
1.農商工等連携促進 4件
補助事業者名
有限会社 坂根屋
(農商工連携)
しまね大根役者ネット
ワーク (農商工連携)
出雲縁結び倶楽部
(異業種連携)
就労継続支援事業所
飾彩房 (農商工連携)
補助事業内容
出雲大納言小豆の生産力・品質及び認知度向上と、出
雲ぜんざいの普及に向けた農商工連携の取組
地域の食材と島根県内の飲食店をつなぐネットワー
クとしての「しまね大根役者ネットワーク」の構築
県外の成婚予定者のための「出雲大社結婚式のトータ
ルサポート」PR促進事業
日本海(小伊津港)での若布養殖と加工販売
2.新製品販売促進 3件
補助事業者名
株式会社 農援隊
大福工業株式会社
株式会社 渡部製鋼所
補助事業内容
食育向上に資する「ミニ植物工場」及び夏場の高温対
策に有効な「グリーンハウスクーラー」の販売促進
島根県産天然鉱物を原料とした「有害物質の吸着剤~
ヘビメタクリーンZ~」の販売促進事業
プラスチック粉砕機開発新製品~低速粉砕機 P2
1L型(1.5kW)
、P31L型(2.2kW)~の販売促進
(3)企業間交流・マッチング・企業活動支援の促進に関する事業
①情報収集及び出雲市の情報発信業務
○平成 23 年度 企業懇話会
開 催 日:平成 24 年 1 月 30 日(月)
場
所:広島グランドインテリジェントホテル(広島市南区)
参加人数:18人(本市に関連のある企業12社出席)
②企業訪問及び情報収集・提供
○企業訪問件数(3月31日現在)
:延べ 1081件
③企業間マッチングの支援
包装資材、電子部品、金型、成型について県外企業へ紹介し取引につなげた。また、営業部
門の弱い製造企業と営業関連企業との連携を支援するなど、10件のマッチング
④事業者向けセミナーの開催(産業フェア開催時に実施)
出席者数:177名
内
容:「商品開発の基本」、「今後の販売方法」、
「バイヤーへのプレゼンの仕方」
「オリジナルパッケージの開発プロセス」
⑤出雲市・斐川町合併記念講演会
開 催 日:平成 23 年 11 月 28 日(水)19 時~20 時 30 分
会
場:ニューウェルシティ出雲
出席者数:145名
内
容:「藻谷浩介氏」記念講演
出雲の行く道 ~新出雲市の地域経済活性化へ~
㈱日本政策銀行 参事役 藻谷 浩介 氏
※NPO 法人ビジネスサポートひかわとの共同開催
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⑥企業交流会の開催
開 催 日:平成 24 年 3 月 5 日(月)
開催場所:㈱島根富士通・ニューウェルシティ出雲
開催内容:工場視察34人、情報交換会37人出席
・㈱島根富士通 代表取締役社長 宇佐美隆一氏 講演会・工場視察
・出雲ラジコンクラブ会長
長浜洋一郎氏 手作りラジコン機(零戦)の技術紹介
・情報交換会
(4)産業振興に関するイベント開催事業
出雲産業フェア 2011 の開催
出雲の産業に対する市民の一層の理解と関心を得る場とするとともに、企業、教育研究機関等
の技術をアピールし、商談、産学官連携につながる場となるよう、主催者、実行委員会の事務局
として企画運営にあたった。また、商工団体および市職員の応援を得て当日の運営を行った。
開 催 日:平成 23 年 11 月 5 日(土)~6 日(日)
会
場:出雲ドーム
出展者数:121 社・団体
来場者数:10,000 人
〔商談会〕
商社、バイヤーを23名招致し、のべ82件の商談
を開催した。3件の商談成立、25件については商談
継続という結果となった。
(5)その他産業振興に関する事業
①産学官連携セミナー、講演会の開催
開 催 日:平成 23 年 5 月 27 日(金)16:00~17:30
開催場所:ホテル武志山荘 3階八雲の間
開催内容:総会時に開催 56人出席
事例発表
①島根大学医学部准教授 花田英輔氏
「エージェント型マルチメディア双方向通信システムと産学官連携の取組み」
②松江工業高等専門学校機械工学科教授 郡原宏氏
「松江テクノフォーラムの取り組み」
③㈲島根農場代表取締役 坂口泰司氏
「マカオへの牛肉輸出と沖縄での産学官連携の取り組み」
②企業見学会
開催日:平成 23 年 7 月 12 日(火)
参加者:25名
訪問先:上田コールド株式会社、ヒラタ精機株式会社、
ひらたCATV株式会社、出雲エネルギーセンター、多伎いちじく館
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③大好き☆出雲!「八百万の出雲のまげなもん売らこい!」人材育成事業
出雲の歴史や観光、特産品などを楽しく学び、出雲の魅力を全国に発信する方を育むことを
目的とする人材育成講座を開講した。
出雲に関する知識や、出雲に対する誇りや郷土愛、おもてなしの心を身につけていただける
講座内容を展開するとともに、アンテナショップ開催支援等のスキルを磨くための実地体験も
行った。
〔開催期間〕:平成 23 年 7 月 26 日(火)~8 月 21 日(日) のうち4日間・7日間
〔参加人数〕:20人
④着地型旅行商品の造成
平成22年度に引き続き、観光客が滞留する都市となるよう地元ならではの魅力を盛り込ん
だ旅行商品を造成した。
○出雲國まちあるきマップ造成
観光客の周遊が見込まれる「出雲市駅周辺」と「出雲大社
周辺」の2箇所のマップを作成
○体験プログラム・スポーツツーリズムパンフレット造成
民泊・塩作り・灰干しなど出雲で体験出来るプログラム
や、マラソン・ウォーキングなどのスポーツツーリズムをまとめたパンフレットを作成し、
参加型プラン・イベントを発信。
○出雲の茶里旅(ちゃりたび)
昨年作成した「平田編」・
「佐田編」に加え、新たに
「大社編」
「出雲中心部編」を作成し、合計4プラン
となった『茶里旅』の統合チラシ・ポスターにより、
利用者の拡大を図った。
○出雲國古代食
平成22年度に市内旅館、料亭3店舗で開始した、古代(奈良・平安時代)の文献に記載さ
れた食材を使用し、復元した古代食。好評であった弁当について、今年度は、紙箱からより高
級感がある白木風プラスチック製に変え、それに伴い中の
器も、市内窯元(出西窯)で古代須恵器風の器を造成し、
利用者満足度向上を図った。
また、より多くの方に古代食を利用してもらう仕掛けと
して、手軽な喫茶メニュー『小箸間(こばしま)
(仮称)』
を開発した。
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