心臓血管外科専門医取得コース - 基礎医学研究者育成プロジェクト

心臓外科専門医コース
(1)コースの全体像
心臓血管外科専門医制度は外科専門医制度を基盤とした2階建ての制度です。心臓血
管外科専門医取得のためには、外科専門医取得、卒後7年間以上の心臓血管外科修練、
50例以上の手術執刀経験、および一定の業績を必要とするため、以下の修練コースを
設定しました。
2年間の初期臨床研修の後に、関連施設(心臓血管外科基幹修練施設)において3〜
4年間の心臓血管外科修練を行い、心臓血管外科専門医取得に必要な手術経験を積みま
す。なお、この間に一般外科研修を行い、卒後4〜5年目に外科専門医取得を指導しま
す 。卒 後 6 〜 7 年 目 に 名 古 屋 大 学 附 属 病 院 に て 2 年 間 の 心 臓 大 血 管 外 科 修 練 を 行 い ま す。
社会人大学院生として大学院入学を原則とし、心臓血管外科専門医取得に必要な業績指
導を行うとともに、学位取得を指導します。卒後8〜9年目から2年間、留学を含む専
門分野修練を行い、卒後10年目までに心臓血管外科専門医を 取得できるように指導し
ます。
(参考3)
マッ チング外科修練開始
0年
1年
2年
初期臨床研修
外科専門医外科専門医
予備試験 面接試験
3年
4年
5年
6年
心臓血管外科学位取得
専門医試験
7年
8年
9年
10年
後期外科研修
一般外科研修初期心臓外科研修
後期心臓外科研修
大学院
小児心臓施設
関連施設( 大規模施設)
関連施設( 小規模施設) 関連施設( 大規模施設)
名大附属病院
非関連施設
関連施設( 大規模施設)
関連施設( 大規模施設)
名大附属病院
国内留学
海外留学
専門分野研修施設
(2)コースの概要
コース名:心臓血管外科専門医取得コース
大学病院・医療機
診療科名
関名
専門分野
指 導
名
者数
目
的
養成人
期
間
数
名古屋第二日赤病院
心臓外科
心臓外科
3
心臓外科初期研修
1名
4年間
名古屋第一日赤病院
心臓外科
心臓外科
2
同上
1名
4年間
社会保険中京病院
心臓外科
心臓外科
2
同上
1名
4年間
大垣市民病院
心臓外科
心臓外科
2
同上
1名
4年間
市立四日市病院
心臓外科
心臓外科
2
同上
1名
4年間
名古屋棭済会病院
心臓外科
心臓外科
2
同上
1名
4年間
名大学医学部附属
心臓外科
心臓外科
6
心臓外科後期研修
5名
2年間
心臓外科
小児心臓
3
小児心臓外科専
1名
2年間
1名
2年間
1名
2年間
1名
2年間
1名
2年間
病院
あいち小児保健医療
総合センター
社会保険中京病院
外科
心臓外科
小児心臓
門研修
2
外科
金沢医科大学
心臓外科
小児心臓
門研修
1
外科
県立循環器呼吸器病
心臓外科
心臓外科
小児心臓外科専
門研修
2
センター
小牧市民病院
小児心臓外科専
心臓外科専門研
修
心臓外科
心臓外科
1
心臓外科専門研修
受入人数
5名
(3)コースの実績
心 臓 血 管 外 科 専 門 医 を 取 得 す る た め に は 最 低 50 例 の 執 刀 を 必 要 と し ま す 。術 式 毎 に
10 例 以 内 の 制 約 が あ る た め 、約 100 例 の 執 刀 が 必 要 と な り ま す 。名 古 屋 大 学 お よ び 関
連 施 設 で は 年 間 約 2500 例 の 心 臓 大 血 管 手 術 を 施 行 し て お り 、手 術 総 数 の 約 20%を 修 練
医の手術経験に使用すると、現状において年間 5 名の心臓血管外科専門医の輩出が可
能と算出しています。直近 3 年間の心臓血管外科専門医輩出実績は総数で 8 名です。
(4)コースの指導状況
心臓血管外科専門医取得のためには、認定修練施設において3年間以上の修練期間
を必要とします。認定修練施設には基幹施設と関連施設の別があり、名古屋大学グル
ープでは17施設が基幹施設、4施設が関連施設を取得し修練体制を整えています。
また、関連施設へは教授・准教授の巡回指導体制を行っています。名古屋大学グル ー
プでは年1〜2回の教育セミナーおよび手術手技指導セミナーを行っています。
(5)専門医の取得等
学会等名
日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会
資格名
心臓血管外科専門医
資格要件
1) 日 本 国 の 医 師 免 許 証 を 有 す る こ と 。
2)日 本 外 科 学 会 認 定 医 ,あ る い は 外 科 専 門 医 ま た は 外 科 専 門 医
筆記試験合格者であること。
3) 卒 後 修 練 期 間 7 年 以 上 を 有 す る こ と 。
4) 認 定 修 練 施 設 に お い て 3 年 以 上 の 修 練 期 間 を 有 す る こ と 。
5) 修 練 期 間 中 に 別 に 定 め る 手 術 経 験 を 有 す る こ と 。
6) 心 臓 血 管 外 科 学 に 関 す る 別 に 定 め る 一 定 の 業 績 ( 学 会 発 表 ,
論文発表)および研修実績(学会参加)を有すること。
7)日 本 胸 部 外 科 学 会 ,日 本 心 臓 血 管 外 科 学 会 , 日 本 血 管 外 科 学
会 の う ち の 尐 な く と も 2学 会 の 会 員 で あ り , 3年 以 上 の 会 員 歴 を
有すること。
学会の連携等の概要
大 学 院 教 育 は 専 門 医 修 練 の 一 環 と 位 置 づ け で い る 。社 会 人 大 学 院 生 と し て 入 学 し
1年間以上の臨床研修を附属病院で行い、研究指導,学会発表,論文作成を行い,
4年 間 で 専 門 医 取 得 に 必 要 な 業 績 指 導 と 学 位 指 導 を 行 う 。