会議録(PDF:351KB

第 32 回
松江市建築審査会
会
議
長
委
員
議
録
会
議
録
日時 平成25年2月18日(月)10時00分より
(1)
.特定行政庁 挨拶
松江市都市計画部建築指導課長
今津課長 挨拶
(2)
.審査会会長 挨拶
昌子会長 挨拶
(3)
.議長の選出
松江市建築審査会条例第 4 条第 1 項により昌子会長を議長とする。
(4)
.審査会成立宣言
議長より、委員全員の出席により、松江市建築審査会条例第 4 条第 2 項に基づき、会の
成立が宣言される。
(5)
.会議録の署名委員の指名
松江市建築審査会第 5 条第 2 項に基づき、議長が会議録の署名委員として津田委員を指
名。
(6)
.議事
第 1 号議案及び第 2 号議案について議長より事務局へ議案内容の説明を求める。
第1号議案:用途地域等の制限にかかる許可申請に関する全員審議案件の審議
議案集及び資料にて説明
『建築基準法第 48 条第 6 項ただし書きに規定される用途地域内の建築制限に関する許可
申請について』
1.申請者住所
申請者氏名
松江市西津田四丁目 2 番 8 号
株式会社 ホンダクリオ島根 代表取締役社長 狩野浩之
2.建設地概要
位
置
松江市学園一丁目 418 番、419 番、420 番、421 番
用途地域
第二種住居地域
防火地域
指定なし
-1-
その他地域
建築基準法第 22 条区域
工事種別
新築
敷地面積
1,843.37 ㎡
3.建築物概要
用
途
展示場(自動車修理工場)
構
造
鉄骨造 平屋建て
規
模
延べ面積 申請部分 370.60 ㎡
工事種別
新築
自動車修理工場スペースを備えた自動車販売のための展示場を建築す
るもの。原動機を使用する工場の床面積にかかる建築基準法上の制限
は、50 ㎡であるが、本計画はそれを超えている。
※本計画の原動機を使用する自動車修理工場の床面積 136.73 ㎡
4.法抵触事項
建築基準法第48条第6項
5.意見の聴取概要
開 催 日 時 平成 25 年 2 月 5 日(火)午後 4 時 00 分
開 催 場 所 松江市城東公民館 交流ホール
出 席
者
利害関係者
8名
申 請
8 名(設計事務所含む)
者
松江市消防
1名
松江保健所
1名
6.提案理由
本申請内容について検討協議した結果、関係行政機関の同意等も得られて
おり、第二種住居地域における住居の環境を害するおそれがないと認めら
れ、許可し得るものと思料されます。
7.関係行政機関の意見
○松江市消防本部
特に意見無く同意します。
○松江保健所
特に意見はございません。
○松江市都市計画課
建築基準法第48条第6項ただし書きにより、第二種住居地域における住居の環境
を害するおそれがないと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可した場合はこ
の限りでないとしており、建築指導課の判断に対して異議はございません。
-2-
○松江市環境保全課
・騒音規制法・振動規制法・水質汚濁防止法に関すること
工事施工の際に、騒音規制法・振動規制法・水質汚濁防止法の届けの義務が必要な
場合があるので注意すること。
・騒音に係わる環境基準に関すること
建築物の位置は、第二種住居地域であり、騒音に係わる環境基準のB地域に該当す
る。この環境騒音基準は、昼間(6時~22時)65db以下、夜間(22時~6
時)60db以下であり、この値を維持するように努めること。
・廃棄物に関すること
工事の施工又は稼動時に伴って発生する廃棄物については、廃棄物の内容を十分に
把握し、分別を徹底するなどリサイクルの推進に努めること。
・その他
設置にあたっては、騒音・振動・粉塵・排水等の環境対策のほか、周辺環境との協
調を図ること。万一、施設に対しての苦情等が発生した場合は、近隣住民との十分
な対話をもって速やかに且つ適切な措置を講ずること。
8.意見聴取会の意見
申請者等より原動機の騒音は規制基準値内の計画である旨を説明されたが、利害
関係者 8 名のうち 2 名より騒音が懸念されるため反対の意見があった。その他の
方々は法令遵守で実施されれば支障なく、地区の活性化にも繋がるとの意見であ
った。
9.平面概要の図面により周辺状況・動線・建築物の工事内容について説明。
10.想定される騒音については、規制基準値の範囲内であることを配布資料により説明。
各委員からの意見および質問
関委員 ・・・
意見聴取会で 2 名の反対があったわけですが、欠席された方々にそのこと
を知らせる必要はないですか。欠席された方の中に反対の意見をお持ちの
方がおられることはないのでしょうか。
江藤主任・・・
利害関係者に意見聴取会の開催について文書でご案内しており、特に意思
表示もなく出席されなかった場合には意見はないものと考えられます。
内田係長・・・
この意見聴取会は法に基づいたものでありますが、事前に事業者が利害関
係者に詳細に説明を行っておりますし、トラブル等が発生しないように誠
実に対応しているということで納得され出席されなかったものと思います。
-3-
津田委員・・・
反対の意見を言われた 2 名は個人の方ですか。また、隣接に住宅等をお持
ちのかたですか。
内田係長・・・
個人の方です。また、隣接地の所有者の方ですが、建物等は建てておられ
ない状態です。
田中委員・・・
建設地である学園一丁目は、現在かなり交通量が多く、原動機の使用より
もむしろ大型車の通行による騒音や振動の影響が大きい地域となっている
と思いますが、そのあたりの説明もされたのでしょうか。
内田係長・・・
建設地において実際の騒音測定を行ったデータ等はありませんが、申請者
より提出された資料において騒音における環境基準に照らし、第二種住居
地域の環境を害するおそれがないと判断して建築審査会に諮問させていた
だいております。
丸田委員・・・
この地域は第二種住居地域でありながら、現在の土地利用の状況をみれば
すでに商業地域のような環境になっている地域であると思います。また、
この建設地の隣接地には住居はほとんどない状況です。この学園一丁目は、
すべて第二種住居地域ですか。
内田係長・・・
建設地を含む道路の沿道地域は幹線道路の沿道地域として第二種住居地域、
それに囲まれた内部地は第二種中高層専用地域となっております。
※都市計画図資料により説明
第二種住居地域である当該建設地周辺は小規模な自動車修理工場を含む施
設もすでに存在している地域でありまして、商業施設が並んでいるような
土地利用がなされているのが実態となっております。
昌子会長・・・
この地域は車関係の沿道サービスの施設がすでに多く存在する地域となっ
てますね。
内田係長・・・
そうですね。隣接の第二種中高層住居専用地域内に存在する多数の住宅な
どにの沿道地域は幹線道路の沿道地域として第二種住居地域、それに囲ま
れた内部地は第二種中高層専用地域となっております。
※資料により説明
田中委員・・・
コンプレッサー設置室の外壁部分は遮音的な処置をされるのですか。そう
であれば騒音は相当に減衰すると思いますが。
長岡主任・・・
外壁部分は石膏ボード等により施工され、15db 減衰する設計になっており
-4-
ますが、開口部等もありますので実際の効果としては明確にはわかりませ
ん。遮音に対して一定の配慮をした設計であるとは言えると思います。
昌子会長・・・
夜中に作業されるようなことはありませんか。
内田係長・・・
営業時間は 19 時までとなっております。これはあくまで店舗の営業時間で
すので、サービス部門についてはワークスケジュールによってはその時間
以降まで作業を行う場合が考えられますが、このことは意見聴取会でも申
請者の方から説明されておりました。原則としては 19 時となっております。
昌子会長・・・
騒音は遮音に配慮した設計であっても開口部もあるわけですし、発生する
ことは当然ありますよね。
内田係長・・・
騒音については当然発生いたしますが、あくまで騒音規制基準値の範囲内
ですので問題はないと思っております。ただし騒音については人によって
感覚の違いがありますので周りからなんらかの反応があることもあり得る
とは思います。
昌子会長・・・
今回の事案では騒音が最も大きな問題のようですが、他には特に問題はあ
りませんか。
内田係長・・・
今回の建築基準法の該当条項にかかる許可ということから言えば、原動機
を使用する工場であることから騒音の問題が主な対象となります。
昌子会長・・・
ご意見、ご質問が終わったようですので、ここで採決に入りたいと思いま
す。この第1号議案についてご承認いただくということで決定してよろし
いでしょうか。
昌子会長・・・
疑義が無いことにより、第1号議案は可決されました。
本件は建築審査会として同意することとします。
第2号議案:用途地域等の制限にかかる許可申請に関する全員審議案件の審議
議案集及び資料にて説明
『建築基準法第 3 条第 1 項第 3 号に規定に基づく建築基準法の適用除外の指定について』
1.事 業 者 名
松江市教育委員会
教育長 福島律子
-5-
2.事業場所概要
位
松江市殿町 1 番地 59
置
用途地域
第一種中高層住居専用地域
防火地域
指定なし
その他地域
建築基準法第 22 条区域
国指定史跡
国指定史跡「松江城」内
3.事 業 概 要
事 業 名
興雲閣保存修理事業
事業担当課
松江市教育委員会文化財課
対 象 建 物
興雲閣(島根県指定有形文化財)
建 築 年 次
明治 36 年 9 月
指 定 年 次
昭和 44 年 2 月(島根県指定有形文化財指定)
構
造
木造 2 階建て
規
模
延べ面積 772.65 ㎡
既存部分 753.75 ㎡・・・適用除外指定部分
増築部分
基 本 事 項
18.90 ㎡・・・現行建築基準法適用部分
現在文化財指定されている既存建物について建築基準法の適用除外の
指定を行うものであり、隣接別棟増築行為については現行建築基準法
を適用する。
工 事 種 別
既存部分復元修理及び一部増築
内 部 構 成
4.審 議 事 項
建築基準法第3条第1項第3号
5.提 案 理 由
本申請内容について検討協議した結果、関係行政機関の同意等も得られ
ており、第二種住居地域における住居の環境を害するおそれがないと認
められ、許可し得るものと思料されます。
6.関係行政機関の意見
○松江市消防本部
消防法令に適合することが条件である。
○松江保健所
特に意見はありません。
各委員からの意見および質問
昌子会長 ・・・
今回の計画により今までと大きく違うのは、保存修理に併せて内部の用途
-6-
を一部変更しカフェをつくるということですね。カフェとなれば飲食がで
きる施設になるわけですから、厨房もできますし消防や保健所も関連して
きますね。今までの興雲閣は展示だけの市民にとってはあまり存在を知ら
れていないかもしれない施設だったという認識です。
江藤主任 ・・・
はい。保存修理に併せてカフェをつくり展示だけではなく飲食もでき、
市民が気軽に立ち寄り親しみを感じる施設となるよう計画されたものです。
また、建築基準法は適用除外となりますが、消防法や食品衛生法など他法
令は当然遵守して対応することとなります。
昌子会長 ・・・
全体を解体して工事を行うのですか。
江藤主任 ・・・
平成 20 年度に文化財課の方で作成した「興雲閣修理復原基本計画」によれ
ば主にベランダ部分の老朽化が進んでいることが問題となっているように
記載されておりまして、その部分は解体し補強修理が必要であるとされて
います。また、文化庁が示しております「重要文化財(建造物)耐震診断指針」
による耐震診断も行っておりまして、その結果に基づいた文化財を適正に
保存するための構造補強を実施いたします。平成 24 年度に実施設計を行い、
平成 25~26 年度で工事する予定となっており、具体的には平成 25 年度は
調査解体、平成 26 年度は組立仕上げ等が予定されています。また、復原時
期は現在の平面形となった明治 45 年とすることが決定しております。
内田係長 ・・・
復原時期が明治 45 年ということで、文化財ですから忠実に復原しなければ
なりませんので、現行建築基準法に合わない部分が存在してしまうため、
建築基準法第3条に基づく建築基準法適用除外について今回お諮りしてい
るものです。
丸田委員 ・・・
建築基準法第3条の第1項第3号とのことですが、島根県指定有形文化財
との関係がどのように繋がるのでしょうか。
江藤主任 ・・・
建築基準法第3条の第1項第3号の条文の中に「文化財保護法第182条
第2項の条例」となっておりますが、島根県文化財保護条例はこの文化財
保護法第182条第2項の規定に基づき制定されたものです。興雲閣は、
その島根県文化財保護条例第4条第1項の規定により指定された島根県指
定有形文化財です。
丸田委員 ・・・
文化財関連法令により指定された文化財を建築基準法第3条の第1項第3
号に基づいて適用除外するわけですから法としての取り扱いは問題ありま
せんが、一方で不特定多数の方々が利用されることが想定された施設にな
-7-
るわけですから建物の耐震性に対して可能な限り配慮して実施された方が
よいと思います。
江藤主任 ・・・
先ほどもご説明しましたとおり文化庁が示しております「重要文化財(建造
物)耐震診断指針」による耐震診断も行っておりまして、その結果に基づい
た文化財を適正に保存するための構造補強を実施いたしますが、あくまで
文化財を適正に保存するための構造補強ですので、本会にて得られた貴重
な参考意見として、この建築物を活用するにあたり、より広く不特定多数
の方々が来訪される施設となることから、特に耐震性に関して配慮し可能
な限りの対応をするよう松江市教育委員会文化財課及び建築課に申し伝え
ます。
津田委員 ・・・
設計は京都伝統建築技術協会となっておりますが、工事の発注も文化財専
門の業者になるのですか。
内田係長 ・・・
工事の発注については明確な情報を得ておりませんが、島根県指定の文化
財でありますから、そのような物件に対して対応が可能と判断できる業者
への発注がなされるものと思います。
丸田委員 ・・・
構造補強に使われる木材は現状と同じ樹種ですか。
江藤主任 ・・・
構造補強には木材と金物が使用されるようになっております。樹種につい
ては明確に把握しておりませんが、文化財の構造補強木材として適正な樹
種の木材が選定されると考えます。
田中委員 ・・・
2階の増築エレベーターホールは屋根はありますが、壁については手すり
のみで解放状態なので風雨が心配です。
江藤主任 ・・・
増築エレベーターホールは既存建物にアクセスする部分が既存の開放ベラ
ンダなのでこのような計画になっていると思います。
丸田委員 ・・・
エキスパンション部分のあきの寸法についてはどうでしょうか。
阪神淡路大震災のような大きな地震では、この部分が破損したケースが多
く見られたようですが。
内田係長 ・・・
層間変形角の問題ですね。これについては検討されておりまして、興雲閣
耐震判定性能判定委員会にもかけるように文化財より資料を得ています。
田中委員 ・・・
内部の計画ですが多目的便所の平面位置が利用者には分りにくいと思いま
-8-
す。多目的便所であるだけに配置は奥ではない方がよいと思います。
江藤主任 ・・・
現状変更の届出を既にしている状況の中で、平面計画についてどれだけ検
討ができるのかわかりませんが、審査会の中でこのようなご意見があった
ということは貴重な参考意見として松江市教育委員会文化財課及び建築課
に申し伝えます。
関委員
・・・
便所は1階しかないのですね。
内田係長 ・・・
1階のみの計画となっております。文化財の復原ですので現状の便所の位
置に設置されております。
関委員
・・・
厨房とカフェの位置が尐し離れていますね。
江藤主任 ・・・
厨房の位置は現状の水屋として使用されていたスペースとなっております。
文化財の復原ですので現状の位置に設置されております。
関委員
・・・
江藤主任 ・・・
明治の頃、旅館として使われていた時期があったのでしょうか。
文化財課から得た資料によりますと明治 36 年から昭和 15 年まで松江市工
芸品陳列所として使われていたようです。明治 40 年に一時的に皇太子様の
行啓における宿泊所となったと記録されています。
昌子会長 ・・・
ご意見、ご質問が終わったようですので、ここで採決に入りたいと思いま
す。この第2号議案についてご承認いただくということで決定してよろし
いでしょうか。
昌子会長 ・・・
疑義が無いことにより、第2号議案は可決されました。
本件についても建築審査会として同意することとします。
(7)
.包括同意基準処理案件の報告:法 43 条 1 項但し書きの規定に基づく許可申請案件 2 件
(8)
.会長専決基準処理案件の報告:法 44 条 1 項第 2 号の規定に基づく許可申請案件 1 件
(9)
.議事の終了
(10)
.閉会の挨拶
内田係長 挨拶
-9-