マルチメディア通信を活用した国際共同学習 における情報教育としての

情報教育 と その評価
マルチメディア通信を活用した国際共同学習
(Holy Cross School[英国]とのテレビ会議によるドラマコラボレーション)
における情報教育としてのカリキュラムと評価
田 中
抄
録
龍 三
活用能力の育成」が,生徒の「建設的,発展的なコミュ
この学習では,生徒のドラマの共同上演を目的とした,
本校と姉妹校の生徒の同年齢異文化間交流における生徒
ニケーション力を高めようとする内面的変容」につなが
ることも提案していきたい。
の「異文化理解力」と,共同意志決定の場における建設
的妥協を伴う「プロジェクト学習の企画実践力」,そして,
交流の手段として用いられるさまざまなメディアを活用
2
実践の経緯
することによる情報活用の実践力,情報の科学的な理解
本校音楽科では,1996年度より「インターネット
および情報社会に参画する態度の育成を柱とする「メデ
を活用したMIDIコラボレーション」による交流学習
ィアミックス活用力」の3つの学力に支えられているい
を「インターネットを活用したMIDIコラボレーショ
る。
ンで国際交流にチャレンジ」というテーマでメディアキ
<キーワード>
ッズ,ヴァーチャルクラスルームの場を想定してスター
情報教育に支えられた国際共同学習,プロジェクト学習,
異文化理解,メディアミックスの活用,ドラマ科による
表現力,英語によるコミュニケーション力
トした。
1997年5月に姉妹校提携のために来校したホー
リークロス校(英国)のローレンス先生が,生徒のMI
DI作品を聴き,ホーリークロス校の総合学習「ジャパ
1
ン・プロジェクト」に用いる「日本風ファンファーレ」
はじめに
の制作を依頼した。そのことがきっかけで,総合学習「イ
本校は現在,「国際学級」設置構想のもと,国際枠制
ンターネットを活用したMIDIコラボレーションで国
度を設け,帰国生徒,外国籍生徒の受け入れ国際理解教
際交流にチャレンジ」は「インターネット,テレビ会議
育を推進してきている。その中で,帰国生徒,外国籍生
システムを使ったドラマコラボレーション」へと発展し,
徒,一般生徒のすべての生徒それぞれが「生活体験に基
現在はメディアを活用した「ドラマ科の共同学習」とし
づく文化の違い」を互いに肌で感じ合える場を設定し,
て,他者理解力,自己認識力など,「ドラマ科でめざす学
そのぶつかり合いの中から互いに「相違点」
「共通点」を
力」に加えて「異文化理解力」「メディアミックスの活用
発見し,「違い」を認め合うことにより自己を確立してい
力」の育成もめざしている。さらに本校では2002年
ける生徒の育成をめざしている。その一環として,イギ
度より文部科学省の研究開発学校の指定を受け,新教科
リスの姉妹校「ホーリークロス・スクール」との間で国
としてドラマ科の研究実践を行っている。
際共同学習を行い,両校の生徒がマルチメディア通信を
活用し,互いに相手の文化を学ぶためのリアルオーディ
エンス(本物の聴衆)となり,互いの違いに学び合い,
互いの違いを生かし合う場を構築しつつある。
3
本校「ドラマ科」の特色
前述した「ドラマ科」の実践に至る過程を通して,他
前述した構想のもと,国際共同におけるメディアの活
者との関わりの中でドラマを作り,演じることが,場面
用の在り方や,生徒が,遠く離れた場所の異文化にいる
や人物,またそれらを取り巻く人や自然,歴史や文化な
生徒とメディアを通して相互理解に深めていくカリキュ
ども意識し理解することになり,他者を理解し自分を知
ラムと評価の在り方について提案したいと思う。併せて
るためのコミュニケーション力の育成に結びつくと考え
「相互啓発(相互に行われる自己啓発)や共同的な意志
た。なぜなら,自分以外の人物を表現するために行われ
決定の場の設定」,および「目的に応じたメディアの選択,
た分析は,他者理解のための数多くの視点をもたらし,
TANAKA
Ryuzo:大阪教育大学附属池田中学校(大阪府池田市緑丘 1-5-1)
- 31 田中龍三:マルチメディア通信を活用した国際共同学習における情報教育としてのカリキュラムと評価
その人物の内面を理解してもらうためのさまざまな演技
表現は自分を理解してもらうための表現力に結びつくか
らである。つまり,他者の人格を演じることや他者との
(1)ドラマに関する学力
・表情表現力
・身体表現力
・他者理解力
・自己認識力
・即興的表現力
深めさせ,表面だけでなく他者の心の中にある思いも汲
(2)マルチメディア通信を活用した国際共同
学習を行うための学力
み取ろうとする気持ちを育てるとともに自己を再認識さ
・同年代異文化間の共同学習の場における,生徒の「異
共同作業を通して「他者への思いやりをもった理解」を
文化理解力」
せ,自分に対する自信を深めさせることを目的としてい
・共同意志決定の場における建設的妥協を伴う「プロ
るのである。
ジェクト学習の企画実践力」
ホーリークロス校は正規の授業として「ドラマ科」が
・
「異文化理解」「プロジェクト学習の企画実践」を進
設定されており,伝統のあるカリキュラムの下,専門の
めるための「メディアミックス活用力」
先生による授業が行われている。本研究実践では本校が
・
「異文化理解」「プロジェクト学習の企画実践」を進
ビギナーとして学ぶため「ドラマ科」のカリキュラムや
めるための「英語によるコミュニケーション力」
テキストの提供を受けた。また,ホーリークロス校との
共同学習の場を設定し,隔月程度の頻度でテレビ会議シ
ステムを活用した共同授業も行っている。
(2)に示す4つの学力は,最初に実践した「カブキ
プロジェクト」の成果を基に構想した学力で,ホーリー
本学習では,ホーリークロス校の生徒との間で行われ
クロス校とマルチメディア通信を用いたドラマの国際共
る,メディアミックスの活用および英語によるコミュニ
同学習で,(1)に示す5つの学力をめざすために必要と
ケーションでのドラマの授業という場を設定している。
なる学力である。
その中で「相互啓発や共同的な意志決定」を通して,生
徒に「他者を理解し自分を知る力」および「気づく力に
支えられた表現力」を身につけさせることにより,生徒
自らが「建設的,発展的なコミュニケーション力」を高
めることの大切さに気づくことをねらっている。
このように本校のドラマ科では,「他者を理解し自分
を知る力」「場面や人物の設定に際し,背景となる自然・
5
カリキュラムのモデル化
実際のドラマ科のカリキュラム作りは以下の順序で行
った。
(1)めざす学力の設定
① ドラマに関する学力とマルチメディア通信をした国
際共同学習を行うための学力を分けて設定した。
歴史・文化を分析的にとらえ,関わりに気づく力」
「建設
的,発展的なコミュニケーションを創る力」の育成をめ
(2)年間指導計画の作成
ざしているのであるが,これらの力は,情報教育で育て
① ドラマに関する学習内容とマルチメディア通信を活
る3つの能力・態度を支える力と大きく関わっていると
用した国際共同授業を行うための学習内容を分けて
思われる。たとえば,「他者を理解し自分を知る力」は,
設定した。
受け手の状況などを踏まえて発信・伝達できる能力と大
② ホーリークロス校との間で日程変更が予測されるた
め,指導計画に柔軟性をもたせた。
きく関わってくる。このようにドラマの授業が,情報機
器を使う力のみならず,人と交流する力もめざすことに
(3)評価規準および評価点の判断基準の作成
より,情報教育の可能性を広げることができるのではな
① 評価規準はホーリークロス校のカリキュラムを参考
にした。
いかと考える。
② 評価点は観点別に5段階グレード制を採用し,生徒
4
めざす学力と評価方法
が学習状況を把握しやすいようにした。
その評価規準表は[表1]に示す。
本校ではドラマ科がめざす学力を,大きく2つに分け
て設定した。1つはドラマに関する学力で,もう1つは
ホーリークロス校とマルチメディア通信を活用した国際
共同学習を行うための学力である。これは,本校ドラマ
科のカリキュラムがホーリークロス校のカリキュラムを
参考に構想されたため,テレビ会議システムをはじめと
するマルチメディア通信による共同授業を通して授業を
6
運用の実際
(1)授業時数
年間を通して毎週2時間(連続)を設定し,運用
は選択教科の時間の中で行っている。
(2)対象生徒
検証することが不可欠であったからである。それぞれの
前期(5月~9月)が3年生のみの選択者,
学力を以下に示す。
後期(10月~3月)が2,3年生の選択者で,生徒
- 32 学習情報研究 2004.7
数は各学年15名程度。
(3)形
るためビデオ作品にした。
態
・ホーリークロス校との交流の部分で英語科の教師
(3)キャラクター作りを題材とした共同授業
「かさ地蔵」と”The Elves and the Shoemaker”
〔2002年6月17日に”London Grid For Learning”
とのTTとなった。
のオープニングイベントとして実施〕
7 テレビ会議によるドラマ科授業の実践事例
①
・子供に聞かせる昔話
(1)社会問題「いじめ」をテーマとする共同学習
・よく似た登場人物それぞれのキャラクターを演
〔2000年度後期実施〕
①
じ分けるられるドラマ
②
テーマ
「自分の意志に反していじめに加わってしまった人
特徴的な内容
・本校は作成した台本に基づき上演し,ホーリーク
物」をどのように表現するか。
②
テーマ
ロス校は即興で上演し,その違いについて話し合
特徴的な内容
った。
ようせい
・日英両国に共通する社会問題の中から「いじめ」の
・本校は妖精 の作る靴をイメージした絵を描き,画
問題を取り上げ,互いにドラマで演じ合うことによ
像ファイルにしてホーリークロス校に送った。
・
「かさ地蔵」の話はホーリークロス校では知られて
り両国の文化の相違点,共通点を学んだ。
・ホーリークロス校からドラマ担当のレスリー先生を
いなかったため,まず英語で紹介しているサイト
再度本校に招き,オフラインでの国際ティームティ
を紹介した。その後,イメージの固定化を避ける
ーチングを行った。
ため,英語で書かれた絵本を数種類郵送した。
・ロンドンの教育関係の大きなイベントとして行わ
・事前に,発表するドラマのストップモーションの写
れたため,事前の打ち合わせを入念に行った。
真にキャプションをつけてホーリークロス校の生
徒にメールで送りコミュニケーションの効率化を
図った。
▲作成した英語のシナリオでキャラクターを表現
▲再来校のレスリー先生による,いじめる者の
キャラクター設定の授業
(2)社会問題「ジェンダー」をテーマとする
創作ドラマによる共同学習
〔2001年度前期,後期実施〕
①
テーマ
「社会的性差の存在に身近な生活の中で気づく」
②
特徴的な内容
▲評価会で互いのドラマについて互いに質問をする
・日英両国に共通する社会問題の中から「ジェンダ
ー」について取り上げ,両国の文化の相違点,共通
点を学んだ。
・シナリオを英訳し,登場人物の関係図を作成し,
ホーリークロス校にメールで送り,理解の効率化を
8 本実践を通し指導者として見えたこと
(1)生徒の様子から
①
生徒は相手の立場を考えることに注意をすることに
より自己を知る機会をもつようになった。そして,関
図った。
・テレビ会議では伝わりにくい,状況の設定を伝え
わった情報を基に,相手の立場を理解したり自分の成
- 33 -
田中龍三:マルチメディア通信を活用した国際共同学習における情報教育としてのカリキュラムと評価
②
身の回りにあるさまざまな情報機器を実際に使って
の効果の視点で理解し,適切な活用方法を見つけてい
こうとする様子がうかがえた。
③
ホーリークロス校クロス校の資料を基にして作成した評価の規準
項 目 グ レ ード
みて,規格の違いなどから,それらの特性を情報活用
[表1]
/
長に気づいたりする様子がうかがえた。
自分が関わる情報に関して,画像に映っている友達
の了解をもらってから送ることの意味を学び,著作権
や肖像権などのについて自分の責任を考える態度が育
1
級
っていることがうかがえた。
(2)指導を通して
①
ホーリークロス校との交流の中で,生徒に気づかせ
るための柔軟な視点をもつことの大切さを実感した。
②
2
級
両校の指導者が積極的に連絡を取り,学ばせる内容
を共通に理解しておくことの大切さを実感した。
③
授業を構想するアイデアをもつ基盤となる豊富な体
験や経験が必要だと実感した。
④
3
級
メディアに関する最新の情報を知っておくの大切さ
を実感した。
本校ではメディアを活用することにより,イギリスの
4
級
姉妹校との共同学習を取り入れた「ドラマ科」の授業が
実践できた。紹介した事例は3年間の実践の一部分では
あるが,その中で生徒たちはメディアを活用して,当た
5
級
り前のようにホーリークロス校の生徒や先生と情報交換
新しい表現を作り出している。
/
の活用についても,すぐに使い方に慣れ,特性を発見し,
項 目 グ レ ード
を行っている。また,コンピュータをはじめとする機器
ドラマ科評価基準表
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
自 分 の描 い た
イ メ ージ を ,
表 情 を伴 っ た
音 声 表現 で 伝
える力
自分 の 描い た
イメ ー ジを 身
体表 現 で伝 え
る力
柄の人物設定を
通して他者の人
格を演じる力
(なりきり力)
先入観にとらわ
れずに事象の本
質を見る力
相手のセリフや
演技に対応する
力
(即興的対応)
(状況判断)
他 者 との 関 係
を 理 解し た 上
で , 表現 し よ
う と する 内 容
に 応 じた 声 の
表 情 ,顔 の 表
情 お よび 状 況
に 応 じた 間 合
い を 関連 さ せ
て 作 り, セ リ
フが言える。
表 現 しよ う と
す る 内容 に 応
じた声の表
情 , 顔の 表 情
お よ び状 況 に
応 じ た間 合 い
を 関 連さ せ て
作 り ,セ リ フ
が言える。
表 現 しよ う と
す る 内容 に 応
じ た 声の 表 情
お よ び状 況 に
応 じ た間 合 い
を 作 り, セ リ
フが言える。
他者 と の関 係
を理 解 した 上
で状 況 を把 握
し, 表 現し よ
うと す る内 容
を伝 え るの に
適し た 身ぶ り
手ぶ り スト ッ
プモ ー ショ ン
組み 合 わせ て
動ける。
表現 し よう と
する 内 容を 伝
える の に適 し
た身 ぶ り手 ぶ
り, ス トッ プ
モー シ ョン を
組み 合 わせ て
動ける。
自分の役柄につ
いて,その人物の
プロフィールを,
他者や周りの環
境との関わりも
含めて考え,自分
に戻ることなく
演じることがで
きる。
ドラマのテーマ
および舞台全体
のバランスと,場
面が伝えようと
している内容を
考えて,自分の動
きが作れる。
ドラマのテーマ
および舞台全体
のバランスと,場
面が伝えようと
している内容を
考えて,自分の表
現が作れる。
自分の役柄につ
いて,その人物の
プロフィールを,
他者や周りの環
境との関わりも
含めて考え,心の
内面を演じるこ
とができる。
それぞれの場面
の必然的な関連
および登場人物
の心理を理解し
て自分の動きが
作れる。
実生活のさまざ
まな場面に置き
換えて考え,相手
の表現に合わせ
て自分の表現が
作れる。
表現 し よう と
する 内 容を 伝
える の に適 し
た身 ぶ り手 ぶ
りを つ けて 動
ける。
物事の仕組みを
理解し,リアルな
動きが作れる。
相手の動きや言
葉から相手の思
いを理解し,自分
の表現が作れる。
適 切 なイ ン ト
ネ ー ショ ン と
声 量 を用 い ,
状 況 に応 じ た
間 合 いを 作 り
な が ら自 分 の
セ リ フが 言 え
る。
適 切 なイ ン ト
ネ ー ショ ン を
用 い て, プ レ
ーンな状態
( ク セの な い
状 態 )で 自 分
の セ リフ が 言
える。
舞台 上 の, 自
分お よ び他 者
の「立ち位置」
を考 え て動 け
る。
自分の役柄につ
いて,その人物の
プロフィールを,
他者や周りの環
境との関わりも
含めて考え,観客
に分かるように
演じることがで
きる。
自分の役柄につ
いて,その人物の
プロフィールを
考え,恥ずかしが
らずに演じるこ
とができる。
日常生活のさま
ざまな場面と結
びつけて考える
中で,物事の仕組
みに気づくこと
ができる。
相手のプロフィ
ールも考えて,
ダイアローグの
部分を演じるこ
とができる。
自分の役柄につ
いて,その人物の
プロフィールを
考えることがで
きる。
シナリオから,場
面や登場人物の
関係が理解でき
る。
シナリオ通りに
モノローグの部
分を演じること
ができる。
舞台 上 の「 立
ち位 置 」を 考
えて動ける。
Ⅵ
Ⅶ
Ⅷ
他 者 の表 現 か
ら 自 分を 見 つ
め直す力
英語 に よる ド
ラマ表現力
自 分 や他 者 の
成 長 を認 識 で
きる。
Communication
英語による,コラ
ボレーションの
ためのコミュニ
ケーション力
(英語の授業+α
の部分)
テレビ会議で伝
えられた,相手の
発表,意見を理解
し,即座に自分の
意見を伝えたり,
質問したりする
ことができる。
当初は,今後の社会においては情報教育が不可欠にな
ってきていることを実感し始めており,情報教育に対し
て,かなり構えて取り組んでいた。しかしこれらの実践
1
級
を通して,情報教育は,教科の学習を目標に向かって進
めると,自然に関わってくるものだと考えるようになっ
た。つまり,既存の教科のめざす学力と情報教育がめざ
す能力・態度が,どの教科においても,相互に高まりあ
2
級
っていく時代になってきたのではないだろうか。
9
まとめ
3
級
本実践を通して,生徒たちに自分が本当に伝えたいこ
とを明確にし,受け手の状況に応じた表現を工夫するこ
4
級
自 分 に無 か っ
た 視 点を 発 見
す る こと に よ
り , 他者 の 表
現 を 評価 で き
る。
自分に有っ
て , 他者 に 無
か っ たと 思 わ
れ る 視点 を 見
つ け るこ と が
できる。
自 分 の課 題 を
日 常 生活 の 課
題 と の関 連 で
認識できる。
とを学ばせることの大切さを実感した。生徒の多様な活
動の中で発揮されたさまざまな力の中で,自分自身がま
だ発見できていない力を見つけだすことも自分の課題で
ある。今後もコンピュータや情報通信ネットワークをは
じめとするさまざまな機器やシステムを活用し,これま
5
級
他 者 の表 現 と
自 分 の表 現 と
を 比 較し , 自
分 の 課題 を 発
見 す るこ と が
できる。
対話 の 流れ の
中で , アイ コ
ンタ ク トや 間
合い の 取り 方
に注 意 して ,
相手 と のコ ミ
ュニ ケ ーシ ョ
ンが う まく と
れる。
Creativity
日本 語 と英 語
の細 か いニ ュ
アン ス の違 い
を理 解 した う
えで , 自分 の
表現が作れ
る。
Expression
強調 す べき 部
分な ど を理 解
し, ジ ェス チ
ャー を 交え て
表情 豊 かに 表
現できる。
Articulation
英語 ら しい 発
音, リ ズム ,
イン ト ネー シ
ョン で 表現 で
きる。
(子音など)
Projection
英語 の セリ フ
を暗 唱 して ,
後の 方 まで 届
く声で言え
る。
Ⅸ
Ⅹ
メディアミック
スによる情報作
成力
メディアを活用
した,コラボレー
ションのための
コミュニケーシ
ョン力
情報の受け手側
の状況や思いを
理解し,目的に応
じたメディアを
組み合わせて選
び,自分のメッセ
ージを伝えるこ
とのできる情報
を作成,加工する
ことができる。
コラボレーショ
ンの目的および
相手の思いを理
解し,自分の発信
する情報の意味
を理解してコミ
ュニケーション
がとれる。
テレビ会議で伝
えられた,相手の
発表,意見を理解
し,時間をかけて
でも自分の意見
を伝えたり,質問
したりすること
ができる。
情報の受け手側
の状況や思いを
理解し,目的に応
じたメディアを
組み合わせて選
び,情報を作成,
加工することが
できる。
コラボレーショ
ンの目的および
相手の思いを理
解し,自分の発信
する情報に責任
をもってコミュ
ニケーションが
とれる。
テレビ会議で伝
えられた,相手の
発表,意見を大ま
かに理解し,簡単
な言語表現でリ
アクションを返
すことができる。
情報発信の目的
に応じたメディ
アを組み合わせ
て選び,情報を作
成,加工すること
ができる。
電子メール上で
受け取ったメー
ルの内容を理解
して,疑問点の解
決や,自分の考え
を伝えるための
返事を書ける。
情報発信の目的
に応じたメディ
アを選び,情報を
作成することが
できる。
コラボレーショ
ンの目的を理解
し,コミュニケー
ションに有効な
電子メールを,フ
ァイル添付機能
を効果的に用い
て送れる。
インターネット
の仕組みやマナ
ーの大切さを理
解し,電子メール
を,ファイル添付
機能を効果的に
用いて送れる。
電子メールを使
って,自分の意見
を表明したり,質
問したりするこ
とが
できる。
基本的なメディ
アの機能を知っ
ていて,とりあえ
ず操作ができる。
電子メールを,フ
ァイル添付機能
を効果的に用い
て送れる。
でできなかった授業をつくっていきたい。
[参考文献]
http://www.kozuki-ite.or.jp/ronbun/2003/tanaka/index.htm
- 34 学習情報研究 2004.7