6次産業化ネットワーク活動交付金のあらまし

※ 今後の検討により、変更となる場合があります。
農林漁業者
ホテル
流通業者
多様な事業者がネットワークを構
築して取り組む新商品開発や販路
開拓、農林水産物の加工・販売施
設の整備等を支援します。
外食産業事業者
直売所
JA
都道府県
平成26年1月
加工業者
6次産業化を成功させるためには、個別の農林漁業者だけで加工・販売
に取り組むのではなく、新たな販路取得や開発につながる事業者や、原料
を安定的に調達するため、他の農林漁業者等と連携して取り組む事が重要
です。
農山漁村の所得や雇用の増大、地域活力の向上を図るため、地域の創
意工夫を生かしながら、多様な事業者がネットワークを構築して取り組
む新商品開発や販路開拓、農林水産物の加工・販売施設の整備等を支援
します。
Point1
事業実施主体を含む3者以上の者が連携し、ネットワークを構築して実
施する取組を支援します。
なお、このネットワークは契約書に基づく契約ではなくても、事業計画
上、きちんと連携する者が明記されていれば事業の支援対象となること
としています。
Point2
主に都道府県域内でネットワークを構築して実施する取組を支援します。
なお、都道府県域を越える広域ネットワークの取組については、国の直
接採択事業により支援します。
Point3
ネットワークの構築により、大規模に取り組む6次産業化の取組も対象
となることから、施設・機械等の整備に対する補助金上限額は設定して
いません。
Point4
推進事業と整備事業による支援以外にも都道府県段階で6次産業化プラ
ンナー等を配置し、個別相談の実施や研修会・交流会の開催等により6
次産業化に取り組む農林漁業者等に対する支援を行います。
Point5
事業実施主体は、事業実施計画を都道府県に提出し、承認を受ける
必要があります。
取組事例
推進事業
①市町村が農家に呼びかけ、JA、法認定者、食品産業事業者、観光業者等と
連携するための会議を開催
②会議での検討を踏まえ、プロジェクト検討会を開催し、具体的な事例調査や取組計
画の作成を行う
③ホテルや土産物店、直売所等で販売するため、法認定者がトマトゼリーの新商品を開発
取組事例
①法認定者が、トマトゼリーを製造加工するため施設を設備
②併せて、直売所を開設
整備事業
推進事業(ソフト)
農林漁業者と食品事業者、流通業者、観光業者、JA、市町村等が
参画する6次産業化ネットワークの構築や新商品開発・販路開拓の
取組を支援する事業です。(交付率:1/2以内、2/3以内)
対象となる事業実施主体は?
新商品開発・販路開拓以外の取組
都道府県、市町村、民間事業者、NPO法人、公益社団法人、公益財団法人、一般社団
法人、一般財団法人、特例民法法人、農林漁業者の組織する団体(JA等)、商工業者
の組織する団体(商工会等)、食料産業クラスター協議会、地域協議会、事業協同組合、
企業組合等
新商品開発・販路開拓
農林漁業者、民間事業者、NPO法人、事業協同組合、企業組合、農林漁業者の組織す
る団体、商工業者の組織する団体、民間事業者等
◇助成を受けるためには、次の採択基準を満たす必要があります◇
① 都道府県が地産地消促進計画を定めていること又は27年度末までに定めること
が確実であること
② 多様な事業者(事業実施主体を含む3者以上)が連携するネットワークを構築
している又は構築する見込みであること
③ ネットワークの構成員に六次産業化・地産地消法の認定を受けた方若しくは受
ける見込みの方が含まれていること
他
対象となる事業内容は?
1 推進会議の開催
農林漁業者と多様な業種の事業者が参画して、ネットワークの構築に向けた
推進会議やシンポジウムの開催等。
2 プロジェクト調査・検討
具体的なプロジェクトの検討に必要となる委員会の開催や事例調査、取組計
画・工程表の作成等。
3 プロジェクトリーダーの育成
プロジェクトの円滑な実施に向けて、プロジェクトマネジメント等に関する
知識・技術を取得するためのビジネス講座等の受講。
4 新商品開発・販路開拓の実施
新商品開発に必要な試作の実施やパッケージデザインの開発、試作品の試食
会、試験販売の実施、開発された新商品の商談会への出展、パンフレットの
作成等
※ 3回を限度として試作品の改良が可能です。
※ 平成26年度から民間企業OB等の知見を活用した販路開拓活動経費を支援対象に追
加します。
整備事業(ハード)
6次産業化ネットワークの取組に必要となる加工施設・機械等の整
備に対する支援です。(交付率:1/2以内)
対象となる事業実施主体は?
1 六次産業化・地産地消法又は農商工等連携促進法の認定
を受けた農林漁業者団体又は中小企業者(注※)
2 農林漁業者団体とは、農林漁業者3戸以上が主たる構成員又は
出資者となる団体(注※※)
3 中小企業者とは、農林漁業者団体と連携し資本金の額又は出資
の総額が3億円以下の会社並びに常時使用する従業員の数が3
百人以下の法人(製造業の場合、業態で異なる。代表者が大企
業又はみなし大企業である場合を除く)
◇助成を受けるためには、次の採択基準を満たす必要があります◇
①
②
③
④
都道府県が地産地消促進計画を定めていること又は27年度末までに定めること
が確実であること
事業規模(総事業費)が1億円以上である事業を実施する場合にあっては、
原則として事業実施主体が5年以上の経営経験を有していること
多様な事業者が連携(事業実施主体を含む3者以上)するネットワークを構築して
いる又は構築する見込みであること
本事業で扱う農林水産物について、事業実施主体及びネットワークを構築する
農林漁業者全体で、おおむね50%以上生産を行っている又は目標年度までに
生産を計画していること
他
対象となる事業内容は?
1
農林水産物等の加工・流通・販売等のために必要な施設
農林水産物等の集出荷施設、処理加工のための施設、高付加価値化、地域の生
産・加工との連携等を図る総合的な販売施設・地域食材提供施設等及び附帯施設
2 農林水産物等の生産のために必要な施設等(1と併せて実施する場合)
簡易土地基盤整備、農業用水のための施設、営農飲雑用水のための施設、乾燥
調製貯蔵のための施設、育苗のために必要な施設等及び附帯施設
※農商工等連携事業計画で農林漁業団体が実施する場合は、「2」単独でも実施が
可能です。
3 食品等の加工・販売のために必要な施設
農林漁業者団体等と連携する中小企業者が行う食品等の加工・販売のために整備
する施設及び附帯施設
※法認定者とは、「六次産業化・地産地消法」に基づき認定された総合化事業計画又は「農商工等連携促進
法」に基づき認定された農商工等連携事業計画で認定を受けた方のことです。
※※農林漁業関連事業に常時従事する者を3名以上雇用している又は常時雇用者を新たに3名以上雇用する目
標及びプログラムが設定されている場合も対象となります。
事業実施主体(市町村、農林漁業者、民間事業者等)
(整備事業は法認定者が事業実施主体)
①
事
業
要
望
④
事
業
採
択
の
内
報
⑤
事
業
計
画
書
提
出
⑧
計
画
承
認
・
割
当
内
示
⑨
交
付
申
請
⑩
交
付
決
定
、
事
業
着
手
都道府県
⑥
②
要
望
調
査
③
割
当
内
報
成
果
目
標
の
妥
当
性
協
議
⑦
承
認
・
割
当
内
示
国
※1
※2
成果目標の妥当性協議とは、事業実施計画に記載されている農林水産物・新
商品の販売目標や所得目標及びこれを達成するための方法・体制等が適正であ
るかどうかを国と都道府県で確認するための協議のことをいいます。
すでに総合化事業計画等の法認定を受けている方であっても、ネットワークの
取組に際し、総合化事業計画等の変更が必要となる場合があります。
6次産業化ネットワーク活動交付金支援例
★ネットワークを構築し、
地域の創意工夫を活かした取組に対する支援をおこないます。
事業内容
推
進
事
業
交付金の支援対象経費の例
交付率
推進会議の開催
講師謝金・旅費、会場借料、会場設営費、資料印
刷費、試食実施費、開催案内作成費、通信費、消
耗品費 等
1/2以内
(注1)
プロジェクト調査・検討
委員謝金・旅費、会議費、調査員手当・旅費、調
査票印刷費、発想賃金、郵送料、集計整理賃金、
資料印刷費、通信費、消耗品費 等
1/2以内
(注1)
プロジェクトリーダーの育成
研修受講費、旅費、テキスト購入費 等
1/2以内
(注1)
新商品開発費(開発員手当て、資材購入費、成分
分析等検査費、開発機器のリース・レンタル料等)
市場評価実施費(調査員手当・旅費、会場借料、 1/2以内
新商品開発・販路開拓の実施
資料印刷費、会場装飾費、アンケート調査費等)
(注2)
商談会出展費、ポスター・パンフレット等作成費、
試供品費、販路開拓活動員手当・旅費) 等
農林水産物等の集出荷施設、処理加工のための
農林水産物等の加工・流 通・
施設、総合的販売施設・地域食材提供施設及び附
販売等のために必要な施設
帯施設 等
整
備
事
業
簡易土地基盤整備、農業用水のための施設、営
農林水産物等の生産のために
農飲雑用水のための施設、乾燥調整貯蔵のため
必要な施設等(上記の加工施
の施設、育苗のために必要な施設及び附帯施設
設等と併せて実施する場合)
等
農林漁業者団体等と連携する中小企業者が行う
食品等の加工・販売のために 食品等の加工・販売のために整備する施設及び附
必要な施設
帯施設
1/2以内
1/2以内
1/2以内
注1
「六次産業化・地産地消法」に基づき策定された「地産地消促進計画」に基づき、都道府県又は市
町村が実施する取組は交付率が2/3になります。
注2
新商品開発・販路開拓については、法認定者(3ページ参照)が認定を受けた事業計画に基づき実
施する取組の場合及び地産地消促進計画に基づき農林漁業者等が実施する取組の場合、交付率が
2/3になります。