(1)構造骨組の熱応力変形解析 火災時には,地震・台風時より 遥かに

(1)構造骨組の熱応力変形解析
(2)コンクリートの高温時ひずみ構成則に関する実験
火災時には,地震・台風時より
鉄筋コンクリート構造は建築基
遥かに大きな変形が構造骨組に
準法で耐火構造に指定されてい
生じる。火災加熱を受ける構造
5F
骨組が,熱膨張や熱劣化により,
どのように変形して壊れるのか
を解析により追跡している。右
4F
るが、火災時に爆裂が生じるな
3700
I
3700
ど、火災安全性が万全であると
G
5
E
4
170
00
床スラブ有
00
272
はいえない。しかし、鉄筋コン
C
3
2
Y
1 A
X
Z
*変形量20倍
クリート構造の耐火性に関する
図に火災加熱を受ける鋼構造骨
研究は少なく,基本となるコン
組の変形を示す。梁の熱膨張で
クリートの高温時挙動について
柱が外側へと押し出される様子
や,梁がたわみ込む様子が分か
床スラブ無
も不明な点が多い。よって,
700℃位までの高温圧縮実験を
る。床スラブの有無でも壊れ方
体系的に実施し,高温時ひずみ
が違うことが分かる。
構成則について研究している。