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テルストラ社、OpenStackの導入により、
プロビジョニング時間の
週単位から秒単位への大幅短縮を実現
テルストラ社、通信事業者および企業をターゲットに、驚くべき効率向上をもたらす
史上初の汎アジア向けネットワーク・アズ・ア・サービスアーキテクチャを構築
ビジネス
業界
テルストラ社は、
オーストラリアに本社を構える大手電気通信技術事業者です。同社
• テレコミュニケーション
では、
オーストラリアを含む23ヶ国を拠点として、世界各地で36,000人にのぼる従
業員が活躍しています。
テルストラ社が提供するソリューションは、地球規模の接続
性、
マネージドネットワークサービス、
クラウドサービス、
コラボレーションサービス、
課題
ボイス&モバイルサービス、
そしてサテライトメディアサービスと、多岐に及びます。
• ネットワークのプロビジョニング時間の
大幅短縮
テルストラ社のグローバル企業&サービス部門は、IPネットワークおよびネットワー
• 帯域幅プロビジョニングの柔軟性の向上
クアプリケーションサービスを提供しています。2015年、
テルストラ社は、Pacnet社
• ユーザ体験の改善
の買収により、
アジアでの顧客基盤を倍増させ、PEN関連の各製品へのアクセスを
提供しました。
ソリューション
課題
• Mirantis OpenStack ディストリビューション
多くのデータセンターの顧客は、各ユーザが任意のタイミングで要求する正確なネ
• ミランティス によるインテグレーションサービス
ットワークリソースを効率的に提供するために、帯域幅を動的に割り当てる必要があ
• Sonus社によるプログラム可能
ネットワー クコントローラ
ります。
これは、動きの速い大量のデータを伴うアプリケーションの待ち時間を最小
限に抑え、
ビデオやゲームを始めとするマルチメディアなどの帯域幅集約型アプリケ
ーションにおける高いエンド・ツー・エンド性能を維持するためには、決定的に重要
な要素です。
これをデータセンター全体にわたって実現することは、
とりわけ、複数の
データセンターが地理的に分散し、
データセンター同士が海によって隔てられている
場合には、特に難易度の高い課題となります。
ベネフィット
• ネットワークのプロビジョニング時間が
週単位から秒単位へ大幅短縮
• ユーザーコミットメントが
年単位から時間単位へ大幅短縮
クラウドコンピューティングの急速な成長に伴い、通信事業者や企業は、
トラフィッ
ク・パターンの混雑度が増し、分散型コンピューティングオペレーションのためのネ
ットワーク帯域幅にかかる負荷が増大しているにもかかわらず、信頼性の高い高性
能ネットワーキングサービスを確実に提供しなければならないという非常に大きな
プレッシャーに直面しています。他の多くの電気通信事業者と同様に、
テルストラ社
のPENグループがこれまで構築していたインフラストラクチャーでは、顧客向け回線
のプロビジョニングは、
スイッチやルータなどの機器の手動セットアップを伴う何週
間にもわたる作業となっていました。
そうこうするうちに、顧客側も徐々に賢明になり
回線のプロビジョニングから帯域幅の割り当てまで、
あらゆる業務に関して、
スピー
ドが要求されるようになりました。
テルストラ社は、地理的に分散された複数のデータセンターすべてにわたって、SDN
を利用した帯域幅ソリューションを提供することにより、OpenStackクラウド間のポ
イント・ツー・ポイント接続性を提供したいと考えるようになりました。
©2015 Telstra, Inc. and Mirantis, Inc.
• シンプルなユーザ仕様
引用
「我々は、顧客の皆さまの個々のニーズに
合うかたちで、帯域幅と仮想回線の
プロビ ジョニングに関する管理権限を
顧客の皆さ まにお返しします。」
- Jon Vestal
テルストラ社 副社長
プロダクトアーキテクチャ担当
また、
インテグレーションを成功に導くために、OpenStackのため
この柔軟性は、
とりわけ、大容量のデータがタイム・クリティカルなウ
のオンデマンドSDNに関する深い専門知識も必要でした。様々な
ィンドウに一気に突出する作業負荷など、所要時間がわずか数時間
選択肢やディストリビューションを検討し、機能の比較を行ったう
しかない短時間トランザクションのために費用のかかる帯域幅の回
えで、
テルストラ社が選んだのは、Mirantis OpenStack と同社の
線を利用する際には、顧客にとって大きなメリットとなります。従来
インテグレーションサービスでした。
の電気通信事業者は、通常、最低でも12ヶ月間の回線のプロビジョ
ニングを必要とするため、
しばしば、
ネットワーク容量の活用不足や
ソリューション
過払いにつながります。
顧客は、
セルフサービス型のカスタマーポータルであるPEN API、
そしてFuelを用いたMirantis OpenStackを装備したネットワー
ク制御プレーン PEN UIから、
自動化ツールでAPIを呼び出すこと
により、
ネットワークの接続性と帯域幅の動的プロビジョニングを
行います。
「我々は、顧客の皆さまの個々のニーズに合うかたちで、帯域幅と仮
想回線のプロビジョニングに関する管理権限を顧客の皆さまにお
返しします。
」
とヴェスタルは言います。
また、PENは、
ジャスト・イン・タイムのプロビジョニング、帯域幅のス
PENとして知られるテルストラ社のSDNプラットフォームは、通信
事業者や企業向けに開発された、史上初の汎アジア向けネットワ
ーク・アズ・ア・サービス
(NaaS)
アーキテクチャです。
テルストラ社
は、複数地域のアプリケーションサービスをリアルタイムで統合す
ることができます。PENを利用することにより、異なる国や大陸に
またがる地理的に離れたデータセンター間でさえ、
ポート間接続
ケジュール管理、
そして自動パス再計算と障害迂回が可能なきめ細
やかなSLAによる経済的メリットももたらします。
これらの機能は、
データセンターと各国の間の高額なWANリンクの インテリジェン
ト・プロビジョニング を可能にし、OpenStackクラウド間の段階的
SLAに関連するデータフローのソフトウェア制御を通して、
リンクが
常に100%、活用・収益化されていることを確実にします。
のプロビジョニングは、約4秒で完了します。電気通信事業者や企
業は、
アジア太平洋地域および合衆国全土にわたり、
クラウドネッ
トワークを容易に作成することができます。帯域幅、遅延時間、
そし
て持続時間などといったフローパラメータは、
カスタマイズが容易
で、価格設定はリアルタイムで表示されます。
「従来の方法では、回線のプロビジョニングには15日から20日程
度を要します。
クロスコネクトの申請を行い、
その最中にプロビジ
ョニングを行い、販売注文にサインを取り付けなければなりません
でした。」
テルストラ社のプロダクトアーキテクチャ担当副社長を
務めるジョン・ヴェスタルは言います。
美しいユーザーインターフェースを含む
PENに関する詳細をご覧ください。
新しいシステムの導入により、同社では、回線のプロビジョニング
http://www.telstraglobal.com/products/global-connectivity/pen
とデプロビジョニングが数秒で完了するようになりました。PENを
現在PENは、
オーストラリア、香港、
日本、
シンガポール、合衆国、
そ
活用することで、通信事業者や企業は、
自社回線を、要求に応じて
して中国の13のデータセンターにおいて利用可能です。最終的には、
瞬時にカスタマイズすることができます。例えば、高速な応答時間
アジア太平洋地域全土にわたって、相互接続されたすべてのデータ
が要求される高頻度取引、VOIP、
あるいはオンラインゲームなど
センターで利用可能となる予定です。
のアプリケーションでは回線の待ち時間の短縮を選択し、
あるい
は、
コスト削減のために、通常はそれほど短縮経路が必要とされな
いEメールや大容量ファイル送信などのアプリケーションでは回
VIDEO
線の待ち時間の延長を選択するなど、臨機応変に対応することが
できます。
主要なメリットの1つが、顧客が必要に応じて、動的に帯域幅のプ
ロビジョニングを行うことができる点です。
これは1時間単位でも
行うことができ、帯域幅のタイプに応じて価格設定情報がリアルタ
イムで提供されます。
香港で行われたPENのデモンストレーションの要素をご覧いただけます。
OpenStack Summit at:
©2015 Telstra, Inc. and Mirantis, Inc.
http://bit.ly/pacnet-video