広報くさつ平成28年11月15日号 16ページ(PDF:977KB)

INFORMATION
草津の古代を掘る2016
史跡草津宿本陣 楽座館
古代の交通と草津~古代の道を考える~
12月の催し
No.1164
2016(平成28年)
編集発行:草津市広報課
草津市役所:〒525-8588
滋賀県草津市草津三丁目13番30号
11.15
市内の古代道路の調査成果
を報告し、古代の交通につい
て考えます。
・と き 12月10日㈯ 13:30~16:00
・ところ 市役所 8 階 大会議室
・定 員 80人〔当日先着順〕
・講 師 中 村健二さん・内田保之さん(
(公財)滋
賀県文化財保護協会)
・その他 手話通訳あり(11月25日㈮までに申込要)
▶問合せ 文 化財保護課(₆階、☎561-2429、5612488)
【落語会】落語の上演
◦と き 12月 3 日㈯ 14:00~15:00
◦演 者 落語家 桂雀五郎さん
桂紋四郎さん
【和音会】箏・尺八の演奏
◦と き 12月17日㈯ 13:30~14:30
ちょう ざ ん
◦演 者 勝井粧子さん・井本 蝶 山さん
【いずれも】
◦定 員 45人
〔先着順〕
◦参加費 600円
▶申込・問合せ 直接か電話で、史跡草津宿
本陣
(草津一、☎・561-6636)
芦浦観音寺 秋の一般公開
☎
(077)
563-1234、
(077)
561-2483
( 8:30~17:15以外と休日は守衛室 ☎
(077)
561-2499)
草津市ホームページ http://www.city.kusatsu.shiga.jp/
秋の特別拝観。境内をボ
ランティアガイドが案内す
るほか、茶席、謡曲・銭太
鼓・南京玉すだれなどの実
演を行います。観音寺の宝
物の里帰り展示あり。
93
▲芦浦観音寺
広報課の特定任期付職員が、
草津の魅力などを紹介します
・と き 11月23日(水·祝) 10:00~15:00
・ところ 芦浦観音寺
(芦浦町)
・拝観料 300円
(茶席は300円別途要)
・駐車場 乗用車 5 台程度
(無料)
▶問合せ 市観光物産協会
( 4 階、
商工観光労政課内、
☎566-3219、
561-2486)
PR を兼ねて劇場に現れたのです。
東京の新派劇出身で大きな目の可憐な女性。松竹
キネマの専属となり、「散りにし花」でデビューの後、
主に時代劇で活躍を続け、大正14年に日活京都へ移っ
ています。「大正座」は日活系なので、草津を訪れた
のは日活移籍後かもしれません。当時は花形女優が
映画館を回って実演やあいさつをすることが頻繁に
梅村蓉子
行われました。昭和 6 年ごろから映画はトーキー(音
「東山三十六峰、静かに眠る丑三つ時…」。派手な
生涯に180本を超える映画に出演した彼女の代表作
チャンバラ劇を、生き生きと語る弁士の名調子は館
の一つが「祇園の姉妹」
(昭和11年、溝口健二監督)です。
の外にまで響くほどだった、といいます。大正13年、
反抗的な妹芸妓
(山田五十鈴)
に振り回されながらも
草津宿本陣のすぐ近くにあった芝居小屋「大正座」
(本
義理を重んじ健気に生きる芸妓役を好演。
「世間ちゅ
町二
(現・草津二)
)
が映画の常設館へ転業、草津に新
うもんがあるさかいな」の台詞が印象的でした。世
しい娯楽時代の到来を告げました。
が戦時体制に入ってからは、戦争映画にも出演。と
無声とはいえ、なにしろ絵が動く活動写真。それ
ころが、京都府の丹波地方で撮影中の昭和19年春、
まで見てきた旅回りの役者芝居とは全
不幸にも急性盲腸炎から腹膜炎を起こし急逝します。
く別の世界です。コーヒー 1 杯10銭の
40歳の若さでした。
時代、入場料は10~30銭ほど。草津最
彼女が活躍した昭和初期、草津の映画館は「大正座」
初の映画館に集まった人々に、さらに
を含めて 2 館でした。戦後は 3 館が並立する時代も
サプライズが待っていました。売り出
ありましたが、平成19年を最後にまちなかの単立映
し中の女優、梅村蓉子があいさつと
画館が姿を消したのは、寂しい限りです。
よ う
こ
声付きの映画)に変わり、一大隆盛期を迎えます。
市の木
キンモクセイ
10月31日現在(対前月比) 人口131,340人(+82) 男65,731人
(+47) 女65,609人(+35) 世帯数56,065世帯
(+32)
市の花
アオバナ
広報くさつは、ホームページで公開しています。市民センターなどの市の
公共施設や、 草津駅・南草津駅、市内の滋賀銀行各支店にも置いています。
JR
来草した映画女優
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マチイロ
(旧 i 広報紙)
16
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(ちいき本棚) 2016年11月15日