風の十字路2010年03月号

清風薬局のインターンシップ
(就業体験)
への取り組み
清風薬局では春季インターンシップ(就業体験)受入薬局として2月
に1名の薬学生を受け入れ、薬剤師としてまた社会人としての初歩教
育を行いました。以下に、研修生の感想をご紹介します。
(原文のまま)
清風薬局は地域密着型の薬局で8店進出しています。各店舗によってその地域に合った特徴を持
っており、どこがどう違うのか実際に体験して学びたいと思って研修に臨みました。そして自分の
進路を考えていきたいと思いました。
はじめは、多良木本部でした。ここは総合病院の門前薬局であるため患者様の数がかなり多いで
す。お昼の時間帯は特に多く、調剤室での仕事は素早く正確に行われていました。研修生の私は何
倍もの時間がかかったり、チェックを受けると数え間違いしたりしました。そこでかなり速いスピ
ードと高い正確さが必要だと実感しました。しかし、どんなに忙しくても服薬指導をはじめとする
患者様と接するときには、丁寧に分かりやすくする事を心がけていました。一方、朝や夕方の患者
様が少ない時は、薬の発注や薬歴の仕事があります。このときは、ゆっくり丁寧に私に教えて頂き、
社会人、特にこのような患者様と接する職業の人は優しく説明できるのだと思いました。私も将来
このような薬剤師になりたいと思います。また、日常生活でも優しく丁寧に説明するように気をつ
けていきたいです。
次はハートピアです。福祉用具貸与、販売をしています。各家庭まで福祉用具を貸し出しに行っ
たり、管理をしたりしていて足を使い高齢の方と接することで生まれる会話や信頼感にやりがいを持てると思いました。
免田店では施設の薬を前もって準備したり、人吉店では抗がん剤の薬がよく出るため取りやすい所においたり、花みずき
薬局では化粧品やOTCにも力を入れたり、サンロード免田店ではサプリメントや薬局製剤を作ったりそれぞれ色々な特徴
をもっています。どんな患者様が来ても対応できるように各薬局とのネットワーク作っ
ている所も凄いと思いました。それらを知り、各地域や他店舗との兼ね合いを見て適応
しなければならないと感じました。
私は、薬剤師になるにはあと4年もあると楽観していました。薬学部が6年制になっ
たのは医療の発達や、より地域に貢献できるように期待されているためですが、卒業す
るまでかなりの時間があるからといって遊んでいました。しかし、今回の研修でたくさ
んの方に相談にのってもらったため進路が定まってきましたし、モチベーションも上が
りました。自分の将来を見通しながら勉学に励み立派な薬剤師になって戻ってきますの
で、その時はよろしくお願いします。
今回はこのような研修を2年次という早い段階で受け入れてくれた事を心から感謝し
ております。本当にありがとうございました。
※薬学教育6年制薬剤師の1期生が、
平成24年
(再来年)
春に誕生します。
現在5年生の薬学生による薬局での長期実務実習(11週間)がいよいよこの春から始まります。
清風
薬局では、
1名の実習生を受け入れると共に、引き続き教育機関としての役割も担っていく所存です。