タイトコンベア YC-1010 型構造・機構《ベルト搬送部の密閉化》従来のトラフコンベアの基本構造を利用して密閉化します。 ① 既設のコンベアフレーム ② 既設ベルト ③ 既設プ－リ－等は、そのまま使用します。 ●・スタンドのトラフ形状は、35 度・又は、45 度としています。 ●・点検作業時、歩きながらローラの回転状況が確認できます。 1．形状(密閉化) ① キャリヤ側ベルトのサイド（耳）部が一本の線となって、サイド滑走板に線接触し、搬送部の密閉化が保たれるように設計しています。 ② サイド滑走板先端上部には、SUS カバー(薄板)を取付けてドーム（空洞）形状を成し、外からの風の流入を防止しています。 ◎ 上記①・②の形状により、内部からの輸送物の落下や飛散を防止します。 ③・特に傾斜コンベアにおいて、塊状・粒子状の輸送物には効果的です。 ④・ローラの取替え・サイドローラ 1/2 は、軸を握り上方にあげて、外支柱を交して手前に引き抜く。センターローラは従来と共通です。 ⑤・コンベア内部の点検は、3ｍ間隔についている点検用（600ｍｍ）SUS カバーを手軽に開放して点検が出来ます。 ⑥・べルトの荷重圧はセンターローラと、1/２強のサイドローラで支持しています。 ⑦・サイドローラについては、乗継部のシュート幅に対応できる長さにしています。 ⑧・サイド滑走板は、サイドローラ部を切り込んであります(約 40～70ｍｍ)ベルトの耳部が蛇行時に滑走板部にくい込まないように、約 5～12ｍｍの段差もつけてあります。 2．サイドスカート板基本的には、更新をお願いします。特に、シュート周辺には、耐磨耗対策の実施をお勧めします。なお、シュート部が多いベルトコンベアで、スカートが連続して長い場合には、単独の短いスカートに区切り、スカートの切断部は、SUS カバーで防塵の連続性を持たせることが出来ます。スカートの設備費用や手間も軽減できます。。 3．効果 ①・荷こぼれが少ない。 ②・発塵の発生が少ない。 ③・集塵効果が高まる。 ④・スカート効果が高まる。 ⑤・傾斜コンベアで、粒状物が飛散しにくい。 ⑥・ベルトの蛇行がしにくい。 ⑦・省スペースである。 ⑧・点検・目視が容易です。安全柵 YC-8000 型ベルト・ローラの回転体に接触しないための防護安全柵 1．構造 ① 外枠 8Φ・内枠 4Φ・50ｍｍメッシュです。 ② 基本長さは 1980ｍｍ高さは、ベルト幅・用途場所により異なります。 ③・固定方法は、コッター方式（脱落防止ワイヤー付）です。 ④・支柱の取り付けは、キャリヤスタンド外支柱・コンベアフレームいずれかに挟み込んでボルトで固定する方法です。 2．機能 ①・安全柵支柱は、M-10 ボルトを使用しています。 ②・キャリヤ側であれば、キャリヤスタンドの外支柱に取付が出来ます。 ③・リターン側であれば、コンベアフレームに取付ける。 ④・キャリヤ・リターン側共用であれば、コンベアフレームに取付け 1 本の支柱で 1 枚のメッシュの場合と、分割して 2 枚の場合もあります。 ⑤・干渉物がある場合には、干渉物高さを交わす腕をとりつけます。 ⑥・メッシュを支持する支柱には、上部に外枠を架けるフックを付けてあり、下部に U 字金具を設けてコッター（矢）を差し込んで固定します。 ⑦・矢には、脱落防止用のワイヤーが取付けてあります。 ⑧・メッシュ 1 枚に、2 本の支柱が必要です。ハイレグパッド YC-2031 型テールスカート部からの二次飛散防止構造軽量です耐久性・耐摩耗性・耐候性に優れ、焼却時も安全です。（ダイオキシンは微量です） ①・この材質は、ポリエチレン性スポンジを使用し、硬質・軟質の接合体です。 ②・形状は、野球のホームベース形を成しています。 ③・ベルトの形状に合わせることが出来ます。（中に軟線を入れています） ※・テールプーリ側の落鉱の山が無くなります。スクラムフォーム YC-2032 型サイドスカートの重くて硬いゴムから、軽くて軟らかい耐久性のあるスポンジに変えました。構造軽量です ①・耐久性・耐摩耗性・耐候性に優れ、焼却時も安心です。（ダイオキシンは微量です） ②・この材質は、ポリエチレン性スポンジを使用し、硬質・軟質の 3 層の接合体です。 ③・55ｔ×100～160ｈ×2000L で、接合は接着剤です。 ④・ベルトとの摩擦抵抗も軽減して、ベルトの寿命延長にも貢献します。 ⑤・初期設定時または、調整時ベルトとの押し圧を気にすることは有りません。 ⑥・軽量のために、取付作業が楽になります。効果 ①・軽量のために、作業性に優れています。 ②・55ｍｍと幅を持たせることにより、ベルトとスポンジの間に出来る隙間からの輸送物の飛散が減少します。（緩衝作用効果）流水器 YC-3021 型少ない水で大きな効果を発揮します ◎・高所にあるベルトコンベアからの搬送物の飛散を防止するために、受け板があり、この受け板内に堆積したダストや落鉱を間欠的に洗い流す装置です。 1．構造 ①・タンクは、70・90L の 2 種類です。 ②・タンクの材質は、FRP 製です。 ③・外枠は、ステンレス製です（吐出口・高さ等については、指示に従います。） ④・給水パイプは、15A コック付です。 ⑤・タンクは、自己回転式で他の動力は使用していません。 2．効果 1・高所の清掃作業が無くなります。 2・工場用水の使用を始末できます。 ※・安全と省力化に寄与します。水洗式ダスト回収装置 YC-6030 型リターンベルトからのダスト飛散を無くするベルトクリーナーの掻き取り効果の改善は永遠のテーマだといわれています現在のクリーナーでは、掻き取りの効果をあげれば、ベルトの寿命を短くします。この装置は、リターンベルトのダストを水洗ノズルで洗い落とし水槽内に案内して、流入したダストを、回転柄杓で掬い上げてキャリヤベルトに戻す装置です。現在、1 年半が経過しました。これまでに起きた問題は、塊が流れ落ちてケースと柄杓間に噛みこんだ事・大量にダストが流れ込んだこと。（異常時）各 1 回解決済み輸送物・・・石灰石ベルト幅・・・900 巾消耗品・・柄杓は現在異常なし SUS3ｔ仕様です。対策 ①・ダスト流入槽上部に、流入防護メッシュを設置。 ②・ケーシング底部に、バブリング用の給水口を設置。 ※・起動・停止は、輸送物センサーで ON/OFF の自動です。