平成27年7月園だより - 社会福祉法人 愛児園

2015年
(平成27年度)
7月
ほそだだより
〒653-0835
神戸市長田区細田町5丁目2-4
社会福祉法人 愛児会
ほそだ保育園
TEL(078)642-0395
保育理念
~子どもの今と未来をつなぐ~
保育方針
~受容と尊重~
~自己の発揮~
~思いやり~
~支え合い、感謝する~
七月に入りました。山開き、川・海開きの声が聞かれる活動的な季節の始まりです。
気温は高く暑さは十分すぎる程ですが、太陽と雲(雨雲)が青空の取り合いをしていて、夏本番までにはも
う少し時間がかかりそうです。太陽がギラギラと元気な時は、水や土が子ども達の友達に加わります。園庭
で花や野菜の水やりを終え片付けていると、アゲハチョウが土の上に羽を立てて止まり休んでいました。ホ
ッと一息、水を飲みに立ち寄ったのでしょう。かわいいお客様に目が止まり、時間が止まったような一瞬で
した。振り返ると砂場で遊ぶ子ども達の足元にある砂も、のどが乾いたようにパサパサしていたので、ジョ
ウロで水を入れてみました。すると早速泥ダンゴ作りが始まりました。しばらくすると小さな手の中に、け
っこうしっかりした硬さのかたまりがおさまっていました。泥ダンゴ作りが始まった五月頃は、かたまらず
「できない~」と口々に伝えていましたが、回を重ねる中でとても形の良いものが出来るようになっていま
した。子ども達の「自分でしたい!」という気持ちはどんなことも可能にする大きなエネルギーです。いろ
いろな場面で繰り返し頑張る姿を、静かにそっと見守り応援していきたいと思います。
春先から手を洗うついでに(?)水遊びが始まる時があり、もったいなく感じる場面が見られました。そ
の都度「プールの時に、沢山お水がいるので、大切にしましょう」と声をかけてきましたが、その約束がか
なうプール開きも目前です。体調を整えて、水遊びを存分に楽しみたいものです。太陽の季節ならではの水
や土、砂などに触れることでさらに、一人一人の感覚の働きが豊かになることでしょう。
七夕まつりは星まつり。東の空を見上げて「夏の大三角形」と呼ばれる三つの星を探してみましょう。そ
の中でひときわ明るい星が、こと座のベガ(おりひめ)、天の川をはさんでベガと反対側にあるのが、わし座
のアルタイル(ひこぼし)、三星の中で一番暗いのが、はくちょう座のデネブ、夏の夜空でそれぞれどんなこ
とを語り合っているのでしょう。星空に夢が広がります。
地上から見ると空に浮かぶ光の帯、天の川は2000億コもの星の集まりです。それぞれ光を放つ小さな星
たちに、短冊に思いを込めた願いを届けましょう。
七夕飾りが天の川までたどりついたら、願いがかなうとされていますから。
副園長
島田 泰子
<7月の予定>
日
曜日
行事名
1
水
発育測定(7日まで)
全園児
2
木
5歳児園外保育
5歳児クラス
3
金
4
土
5
日
6
月
Bブロック5歳児交流
5歳児クラス
7
火
七夕まつり
全園児
8
水
プールびらき
全園児
9
木
あゆみ幼児園との交流
5歳児クラス
10
金
幼児体育遊び
3~5歳児クラス
体育講師の馬場先生と運動遊びを楽しみます。
11
土
12
日
13
月
クッキング
5歳児クラス
生地からこねて、うどんづくりをします。
14
火
絵本の読み聞かせ
4・5歳児クラス
15
水
避難訓練
全園児
津波を想定した避難訓練を行います。
16
木
17
金
食育体験
4・5歳児クラス
野菜の収穫をして、農作物について学びます。
18
土
19
日
20
月
休園(海の日)
21
火
幼児体育遊び
3~5歳児クラス
体育講師の馬場先生と運動遊びを楽しみます。
22
水
保育参加及びグループ懇談
4歳児クラス
23
木
誕生会
全園児
7月生まれの友達をみんなで祝います。
24
金
25
土
26
日
27
月
28
火
29
水
30
木
避難・消火訓練
全園児
火災を想定した避難・消火訓練をします。
31
金
食育体験
5歳児クラス
作物の生育に必要な栄養(菌)について学びます。
デイサービスの方々との交
流
対象クラス
5歳児クラス
内容
身長、体重を測ります。
*発育記録カードにてお知らせします。
青少年科学館に行きます。クラスに掲示しているお知らせ
の通り準備をお願いします。
5歳児クラスの子ども達が、サルビアデイホームの方々と交
流します。
しりいけ保育所、駒栄保育所のお友達とほそだ保育園で遊
びます。
七夕のお話を聞いたり、歌をうたったりします。
楽しいプール遊びが始まります。プールでの約束
事や楽しさを伝えます。
あゆみ幼児園の5歳児の友達と一緒にほそだ保育園で遊び
ます。
新長田図書館の方に絵本や紙芝居を読んで頂き、おはなし
の世界を広げます。
子ども達と一緒に活動を楽しんでいただいた後、グループ
懇談を行います。
〜車・バギーによる送迎時のおねがい〜
●車について・・・
停車できる台数は4台までとなっています。雨の日や時間帯によっては混み合うことがありますの
で、お子様の送迎は速やかにしていただきますようご協力よろしくお願いします。
●バギーについて・・・
置き場所に限りがありますので、バギーは必ずたたんで奥から順に置いて下さい。特に雨の日は台数
が多い為、上記のマナーを守っていただきますようご協力お願いいたします。
クラスだより
ひよこ組
r
毎日の朝のつどいでは「♪きらきらはれたあさ~」と大好きな歌が聞こえると、保育士と一緒に円
形になり、体をゆらゆらさせたり、じーっと聞いたり、歌に合わせて、
“あ~”と声を出してうたう、
可愛らしい姿が見られます。保育園に入園してから3か月が経つと、うつぶせで遊んでいた子どもが、
座れるようになり、つかまり立ちをしていた姿が伝い歩きや、一歩二歩…と歩くようになり、一日一
日成長する様子に私達も驚きと嬉しさでいっぱいです。また、体の成長だけでなく“抱っこして~”
“お外に連れて行って~”と色々な自分の思いを表現するようになり、クラスの保育士と信頼関係も
出来て、安心して身を寄せてくれる一人一人の存在に愛しさを感じます。日々成長する子ども達の思
いに寄り添い、あたたかい言葉をかけながら、一人一人が安定して過ごせるようにしていきたいと思
います。
保育士 樽・田中・田邊・石井
りす組
「あっ、ちょうちょ!」と、園庭にひらひらと舞うちょうを指さし、元気よく走り出す子ども達。
先日、友達と手を繋いで近くの公園へ散歩に出かけ、かくれんぼや自然散策をして、穏やかな楽しい
ひと時を過ごしました。
「あっ、おはな!」
「あっ、ムイムイ!」と言って、きれいに咲いている花や
虫を見つけると、嬉しそうに知らせ、ダンゴムシを掌に乗せてもらうと、じーっと見つめたり、触っ
てみたり…身近な植物や虫など、色々なものに興味を示し、小さな発見を周りの人と喜び合う姿はと
ても微笑ましいです。また、少しずつおしゃべりができるようになり、
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
と、玩具の貸し借りをして、保育士や友達との関わりを広げながらやりとりを楽しんでいます。これ
からも一人一人の思いに丁寧に寄り添い、耳を傾け一緒に喜び驚きながら、満足して過ごせるように
関わっていきたいと思います。
保育士
中長・岩本・山中・武藤・後藤
うさぎ組
少しずつ気温が高くなってきていますが、そんな暑さにも負けず、「先生、一緒に走ろう!」と言
って園庭でおいかけっこをしたり、虫探しをして自然に触れたりして楽しんでいます。少しずつ自分
の思いを言葉で表現することも多くなり、
「こんなのできたよ」
「こんなことしたよ」と言って友達同
士や保育士と言葉のやりとりをして遊びを楽しんでいます。また、自分でしたいという気持ちが少し
ずつ育ってきており、靴下や靴など、自分で履く姿が見られるようになってきました。“できた!”
という喜びを一緒に共感し、一人一人が満足感を味わいながら“次もやってみたい!”という意欲に
繋いでいけるよう関わっていきたいと思います。7月からは子ども達がとても楽しみにしているプー
ル遊びや水遊びが始まります。安全に配慮して、たくさん水に触れて楽しみたいと思います。
保育士
原・飴本・梁瀬・石黒・八木
ぱんだ・ばんび組
「見て!スリッパ並べたよ!」「服をきれいにたたんだよ!」など、自分でできたことを嬉しそうに
教えてくれる子ども達。乳児期の生活の中で、たくさん手をかけてもらい、今ではコップの出し入れ
や着替え、体拭きなど、身の回りのことを最後まで自分でしようとする姿が増えてきています。出来
たことや頑張ったことを伝えにくる姿から、褒めてほしいという気持ちが感じられます。遊びの中で
は「○○ちゃん、一緒に遊ぼう」と友達を誘って遊ぶ姿も見られ、会話をしながら関わることを楽し
んでいます。思いがぶつかり合うこともありますが、“嫌だ”“嬉しい”“悲しい”等の色々な感情を
味わうことも成長の過程では大切な経験として、必要な時には仲立ちしながら、友達とのかかわり方
が自然に身についていくように見守っていきたいと思います。そして意欲的に取り組もうとする姿を
一つ一つ認め、喜びや満足感へとつないでいきたいと思います。
保育士 藤川 伴
きりん組
食育活動でトマト、ピーマン、茄子、胡瓜の苗を植えました。その中で、トマトが緑から赤に変化
してきており、すぐに一人の子どもが気づいて「うわ~!先生、トマトが赤色になってきたよ」と言
うと、みんなが口々に「本当だ~」「早く食べたいね」とトマトが大きくなった事を喜び、目を輝か
せる姿が見られました。水やりもグループ毎に行う事が楽しみで当番がまわってくるのを心待ちにし
ています。水がたくさん入ったジョウロを「一緒に持とう」と子ども同士で誘い、「いっぱいあげよ
う」「大きくなあれ」と植物に親しみを持ち、自分で育てることの楽しさを感じる中で、興味・関心
がぐんぐんと広がってきていることを感じます。植物を育てながら、日頃野菜を作って下さる農家の
方、料理を作ってくれるお家の方々に“感謝の心”が少しずつ芽生えるように子ども達と過ごしてい
きたいと思います。
保育士 椎葉
ぞう組
楽しみにしていた竹馬遊びがスタートし、はりきって挑戦しています。なかなかうまく乗ることが
出来ず、難しさを感じながらも、繰り返し乗る内に、少し立てるようになったり一歩前に足が出せた
り、手応えを感じながら頑張ろうとする姿が見られます。できるようになった喜びを積み重ねて、一
人一人の大きな自信へと繋げていきたいと思います。先日、クラスで飼育しているメダカが卵を産み
ました。一生懸命水草に産み付ける姿に、子ども達からは「頑張れ!」と応援の声があがりました。
残念ながらお母さんメダカはその後死んでしまいましたが、「ありがとう」と、卵を産んでくれた事
への感謝をし、園庭の花壇に埋めました。今は、水槽に卵専用のネットを設け、毎日赤ちゃんが生ま
れる日を楽しみに観察しています。生き物に触れ、育てる体験の中で生命の大切さを学ぶことができ
るよう過ごしていきたいと思います。
保育士 掛
調理室
昼食の調理をしていると、乳児クラスの子ども達がランチホールに遊びにきて、「ごはん楽しみに
しているよ!」
「いっぱいおかわりいれといてね!」と大きな声で私たちに伝えてくれます。そして、
昼食の時間になると、幼児クラスの子ども達の「おかわりください!」といった元気な声がランチホ
ールに響いています。食欲が減ってしまいがちなこの時期ですが、暑さに負けずしっかりと食べてい
る子ども達の姿を目にし、嬉しく思います。また、テラスや三階の畑ではゴーヤやトマト、胡瓜とい
った夏野菜がお日様のパワーをいっぱい浴びて、ぐんぐん育っています。夏野菜には暑い夏に必要な
水分やビタミン類が豊富で、体を冷やす成分が含まれており、胃の消化を助ける働きがあります。そ
んな旬の食材をたくさん使い、これからも子ども達が元気に過ごせるように、なお一層衛生面に気を
つけながら、食事を作っていきます。
栄養士 西上・荒巻・酒井