自転車で行こう2 SlowLife-Matsu - SlowLife

平成21年度 EST普及推進事業 in MATSUYAMA
○
自転車で行こう 2
開催日時 11月1日(日)
午後1時30分∼午後4時
開催場所 松山市大街道商店街
報告書
特定非営利活動法人まちづくり支援ひえめ
松山市勝山町2-9-9 伸光堂ビル4F
TEL089-924-2226 FAX089-924-2225
machizukurishien@mb.pikara.ne.jp
平成21年度 EST普及推進事業 in MATSUYAMA
自転車で行こう○
2
CO2の排出削減をはじめとする環境問題、石油価格の高騰、健康増進など、多様な社会ニーズの高まり
目
的
のなか、暮らしのさまざまな場面に自転車を取り入れる人が増えてきている。
そこで、自転車の魅力・松山らしい自転車の活用について探り、積極的な利用を促進する。
テーマ
自転車×街
日
11月1日(日) 午後1時30分∼午後4時
時
出演者
自転車が暮らしを変える! 街を変える!
場
所
松山市大街道商店街
スピーカー
金井 一郎氏(トーキョーバイク 代表)
宇都宮 一成氏(NPO法人シクロツーリズムしまなみ ポタリングガイド)
前田 眞氏(NPO法人まちづくり支援えひめ 代表)
司会進行
やのひろみ
スピーカーたちが、それぞれの視点から、「環境×健康×自転車の関係性」「近年の自転車トレンド事情」
「自転車がもたらす豊かな暮らし」「サイクリストたちの聖地・瀬戸内しまなみ海道の魅力」「自転車生活から
ダイジェスト 取り組むまちづくり」などを紹介。 自転車生活を始めたい と思わせるトークセッションで利用を呼びかけ
た。会場には、トーキョーバイクのレンタルステーション・移動カフェ・世界一周を果たしたタンデム自転車の
展示などを行ない集客を図った。エコ通勤モニター募集の告知も行なった。
1.松山市と自転車 松山は、平野部という地形・温暖な気候にも恵まれているため自転車生活に適してい
る。自転車を上手に乗りこなすことは、「エコ&健康」であり、より快適な暮らしにつながる。「自転車生活から
まちづくり」に取り組もう。自転車の保有台数は、松山1人/1台。自転車天国・オランダは、1人/2台。駐輪
場においては、量は確保されているが、停めたい場所にない。「ドア to ドア」に対応していない。小さな駐
輪場を点在させる必要がある。
2.自転車の現状 東京では、「自転車で通勤する人=ツーキニスト」が激増中。かつて、アウトドアブーム
にのってマウンテンバイクに注目が集まったが、重いため街乗りには不向き。現在の自転車ブームは、街乗
りスタイルで自転車を楽しもうというもの。流行だから自転車に乗るのではなく、自分のライフスタイルに合っ
ているからという理由で選ばれている。自転車は左側通行だが、意外に知らない方が多い。歩行者・自転車・ク
ルマ、それぞれがルールを遵守し、道路をお互いにシェアしているという気持ちで利用しなければならない。
3.自転車のある暮らし 松山市内の美容室には、自転車で来店される顧客のために空気入れを常設。毎年5
内
容
月には、スタッフと顧客合わせて20人∼30人で、しまなみサイクリングを実施。季節を感じることができる恒例イ
ベントとして定着している。クルマは 道 を、自転車は 風景 を見ているのではないか。
松山のグルメスポットを自転車で巡るツアーを開催してはどうか。自転車は駐車場の心配がいらないし、ドア to
ドア。このツアーを通して「自転車でも簡単にまちを巡ることができる」という感覚を伝えたい。
4.自転車とファッション 女性には、自転車をファッションの一部ととらえている方が多い。服装も、レンギス
ひ と め
+スカート、帽子などこだわりを持っている。自転車はクルマと比べて、洋服が一目でわかるからか?!
総 括
移動手段には、「徒歩⇒仕方なく自転車⇒オートバイ⇒クルマ⇒車種のグルードアップ⇒積極的に自転
車」という流れがある。行き着くところまで行き着いてから、自分のライフスタイルには自転車が合っていると
気づくのではないか…。自転車は、優しくて知的な乗り物。自分自身を高めるためにも自転車の楽しみを知
って欲しい。それが結果的に地球環境保護に貢献し、自分のまちを好きになることにつながる。今後も、「自
転車にやさしいまちとは」「松山らしい自転車の活用法とは何か」、みんなと議論を重ねていきたい。
←トークセッション
左から、やの、金井氏、宇都宮氏、前田氏
←世界一周を果たした
タンデム自転車も展示
トーキョーバイク
レンタルステーション↓→
→カフェも
大人気
トークセッション
スピーカー 金井 一郎氏(トーキョーバイク 代表)
宇都宮 一成氏(NPO法人シクロツーリズムしまなみ ポタリングガイド)
自転車×街
自転車が暮らしを変える!街を変える!
前田 眞(NPO法人まちづくり支援えひめ 代表)
司会進行
やの ひろみ
■本イベントの趣旨
また、自転車はスポーツという文化も
れに適した自転車も登場している。通
前:環境保護・CO2削減問題は、交通
持ち合わせている
勤に使えば体にもいい。流行だから
環境の整備にまで及んでいる。それ
ヨーロッパでも、トーキョーバイクは人
自転車に乗るのではなく、自分自身
は、クルマから自転車へのシフトを促
気を集めている。ネットで購入される
のライフスタイルに合うから自転車に
していて、CO2削減
方も多い。松山市内の自転車店、雑
乗っているのだ。
にも貢献している。本
貨店でも取り扱っている。自転車は、
イベントは、そうした現
日常生活に馴染み、溶け込んでいる
状を知ってもらい、交通手段のあり方
のではないか。
について考えるきっかけにしてもらい
■タンデムで世界一周!
たい。松山での自転車保有率は、1人
宇:大学時代、日本各地を
/1台だが、自転車王国のオランダで
自転車で巡っている人たち
は1人/2台
と仲間になった。日本一周をしている
で、通勤に
人の影響を受けて、一層自転車には
■ツーキニスト激増中!
約27%の人
まっていった。
金:東京では、「自転車で通勤する人
たちが自転
ニュージーランドを1人で巡っている
=ツーキニスト」が激増し、朝の風景
車を利用し
時、自転車世界一周しているアメリカ
が様変わりしている。10キロの距離も
ている。
人夫婦と出会った。そして、ニュージー
あたりまえ。毎日のことなので、ダイエ
松山は平野部なので、自転車が乗り
ランドから日本にいた彼女に国際電話
ットにも一役買っている。マラソン・登
やすい地形を有している。公共交通
をした。「僕と世界一周をしよう!」。
山・メタボリック対策といった健康志向
機関も充実しているが、自転車を上手
彼女は、インドア派だったので「タンデ
も追い風になっている。
に乗りこなすことは、より快適な暮らし
ム」にした。自転車はしんどい分、
■自転車と歩行者の関係
にもつながる。「自転車生活=まちづ
様々な出来事が記憶に深く刻まれる。
前:自転車は左側通
くり」でもあるのだ。
自転車ならではのスピードが「風のに
行だが、意外に知ら
■トーキョーバイクとは
おい」を気
ない方が多い。自転
金:子どもの時は、どこに行く
づかせてく
車と歩行者の事故も
のも自転車で、「ドキドキ・ワ
れる。
多い。自転車=左側、歩行者=右側、
クワク」する冒険心が培われた。トーキ
ドイツ・デン
このルールを守って互いに知恵を出
ョーバイクは、力んで乗るものではなく、
マークなど
し合えば、車道・歩道を上手に使いこ
気軽に自転車を楽しんでもらうもの。
は、自転車
なすことができる。
コンセプト=一生懸命なペダリングで
にやさしい街で、人と自転車が道路を
クルマから見れば、車道を走る自転車
はなく、ドキドキ・ワクワク気持ちよく乗
シェアしている。マナーも良い。
は邪魔者に見られがち。クルマと自転
る。店頭でも
■自転車とライフスタイルがマッチ
車が道路をシェアしているという気持
大変評判が
金:自転車ブームが巻き起こっている
いい。
が、まだ道路整備が追いついていな
ヨーロッパで
い。かつて、アウトドアブームにのって
は自転車文
マウンテンバイクに注目が集まった。
化が進んで
マウンテンはかっこいいが、重いので
りき
いるが、各国によって温度差はある。
街乗りには不向き。現在の自転車ブ
ームは、街乗りで楽しめるスタイル。そ
ちを持って狭い空間を分け合わなけ
ればならない。
電動自転車の出荷台数は増えていて、
ァッションの一部としてとらえている点
■自転車にやさしいまちを議論
去年50ccバイクの出荷台数を抜いた。
にあると思う。
前:「自転車にやさしいまちとは、どん
以前はテザインが格好悪かったが、今
ユーザー:
なまちなのか?」ぜひ、松山でみんな
は優れている。これは、つくる側がデ
2年前、友
と議論していきたい。今のままでは、
ザイン性を重視するようになったという
人が乗っ
やさしいまちとは言えない。アーケー
ことで、すばらしい革新だと思う。
ていたトー
ド内を自転車で走りぬける人もいるし
日本の自転車の9割は中国製。安価
キョーバイ
…。
で出来るからで、これはしかたのない
クを見てス
ことだと思う。(トーキョーバイクの自転
テキだなと思った。HPを見て「カワイ
車は台湾製)メイド イン ジャパンに
イ∼!」と一目ぼれ。速攻で購入した。
するには、高性能に特化するしかない。
通勤で乗っているが、見た目の可愛ら
■自転車のある暮らし
しさだけでなく、漕ぎ出しがとにかく軽
金:松山は温暖気候で、
い!これは、軽快車では味わえない
自転車生活に適している。高校通学
感覚だ。
は、自転車が必需品のようだし…。
金:自転車を楽しもうというライフスタイ
宇:松山のグルメスポットを自転車で
ルが大切だと思う。大学生たちは、し
街中では、よく駐輪場が問題になるが、
巡る旅「つまみぐいツアー」をしてみた
ょうがなく自転車に乗っている。単なる
松山の現状を見ると、量は確保されて
い。自転車なら駐車場の心配もない。
移動手段の道具としてしか見ていな
いる。ただ、停めたいと思う場所に駐
このツアーを通して、「自転車でもまち
いからだ。だから、クルマに乗れるよう
輪場がない。「ドア to ドア」に対応し
を簡単にまわれるんだ!」という感覚
になったら、もう自転車には乗らない。
ていないのだ。小さな駐輪場を点在さ
を体で知って欲しい。自転車で 点 を
自転車には、積極的に乗りたいと思わ
せる必要がある。東京には壁に掛ける
せる楽しさがある。「ライフスタイルを格
面 にしていきたい。
駐輪場がある。
クルマは 道 を、自転車は 風景 を
好良く表現する」「暮らしを豊かにす
金:都内では、ガードレールや電柱に
見ているように思う。
る」という側面に気づいて欲しい。
停める人が多い。駅前は、軽快車が
金:自転車に乗っていると、いいスポッ
ユーザー(美容師):自転車で
あふれている。撤去しているのだが…。
トを見つけるといった第六感も磨かれ
来店されるお客さまのために
駅まで自転車、そこからは、電車に乗
てくる。女性は、生活を楽しむセンス
空気入れを常設している。5
って出かけているのが現状だ。
に長けている。新しいレストランやカフ
年ほど前から毎年、お店のスタッフ&
■瀬戸内しまなみ海道の魅力
ェなどを見つけるのも得意。男性は、
お客さま合わせて20人∼30人で、し
宇:世界からサイクリストたちが訪れて
仕事かゴロ寝。
まなみサイクリングを実施している。時
いる。先日は、アセアンから来日した2
トーキョーバイクのユーザーは、圧倒
期は、5月の花のシーズン。餅つきや
0代の若者10人が、しまなみサイクリ
的に男性だったが、現在は、女性が3
ングを楽しんだ。
∼4割にまで増えてきている。女性が
金:旅先では、レンタサイクルを利用し
自転車を選ぶポイントは、デザインや
ている。以前、電動自転車でしまなみ
色を重視する。もう少し 利用する目
海道を渡ったが、そのすばらしさに驚
的 を加味して欲しいのだが…。
いた!今回、このイベントに呼ばれ
■トーキョーバイクのユーザーたち
長島梓(トー
で楽しんでいる。しまなみサイクリング
は、とにかく気持ちいい&楽しい。自
転車は歩
く より早 い
し、風・季
キョーバイク
節を感じる
看板ムスメ):
ことができ
トーキョーバ
る。自転車
イクには、女
ファッションにもこだわっていて、帽子
性スタッフも
もその一つ。レンギス+スカートもいい。
いるので、入りやすいと言われる。女
しまなみと「縁」があるのだと思った。
ところてん作りなども工程に組み込ん
性ユーザーのこだわりは、自転車をフ
自転車だか
らといってファッションに妥協したくな
ないこと。クルマも使いながら、自転車
い。それにクルマに比べて、洋服が
の方が楽しければ自転車で、というス
ひ と め
一目でわかるし…。
タイルを大切にして欲しい。その時の
しまなみサイクリングは、今後も継続し
気持ち・目的・天候など、シチュエー
ていきたい。
ションに合わせて選べばいい。
■自転車で行こう
宇:私は、自転車一色の人生だが、時
前:今後、自転車による快適&エコな
間を節約するためにクルマにも乗って
まちづくりをめざして4つの事業を実
いる。そんな自分に違和感を覚えるが
施していく。自転車や公共交通を使っ
…。いつも心に余裕を持っていたい。
た通勤スタイルにトライしていただくエ
タンデム世界一周を経て、「これから
コ通勤モニターも募集中。様々な角
の人生、なんでもできる!」という確信
度からいい点、悪い点を指摘して欲し
を得た。しまなみ海道は、橋が主役で
い。特に、辛口の意見が欲しい。
はなく、島が主役。裏路地も味わい深
CO2 25%削減の目標が掲げられ、
いので、そうした魅力も伝えていたき
企業などにおいても自転車を活用しよ
い。
うというウェーブが起きてくる。自転車
前:自転車を生活に取り入れるには、
は、環境・健康をキーワードに、各問
いくつかのステップがあると思う。
題を解決してくれる救世主。私も自転
①いいバイクとの出会い
車生活を通して環境問題の改善に貢
②自転車での楽しみ方の発見
献したい。
③1人⇒仲間⇒優しさの醸成。
こうした経過をへて、自転車のある暮
らしが日常になってくる。自転車は、
魔法の乗り物みたいでワクワク感をく
れる。自分自身を高めるためにも、い
いバイクに乗って楽しんで欲しい。そ
れは、結果的に地球環境保護に貢献
金:トーキョーバイクは、自分が乗りた
していることになるのだから…。自分た
いスタイルのものだけつくっている。
ちのまちを好きになることにつながる
自転車は、優しくて知的な乗り物。主
のだから…。
役は、自転車ではなく 乗る人 だから、
楽しみ方も 乗る人 しだい。自転車を、
「気持ちを感じる道具」「暮らしを豊か
にする道具」として利用してもらいた
い。
移動手段には、歩く⇒今は仕方ない
から自転車⇒オートバイ⇒クルマ⇒車
種のグレードアップ⇒積極的に自転
車、といった流れがある。自転車が溶
け込んでいるまちは、上記のサイクル
を経ている。行き着くところまで行き着
いてから、自分のライフスタイルには
自転車が合っていると気づくのでは
…。
自転車生活で肝心なことは、ムリをし
↑来場者を対象にしたクイズも
出題されました
1/3
トークセッション
スピーカーたちが自転車の魅力を
多角的に紹介
金井一郎氏
トーキョーバイクの顧客のうち
3∼4割は女性
宇都宮一成氏
前田眞氏
トーキョーバイクの大ファンです!
松山市内の美容室では、スタッフ&顧客
で、しまなみサイクリングツアーを実施
トーキョーバイク レンタルステーション
「街乗り」にこだわって開発されたトーキョーバイク。
乗りやすさ・洗練されたデザイン・色は、買い物客たちからも注目を集めて
いました。そこで質問、「あなたにとって自転車って?」
「約1年半、通勤(約2キロ)に使っている。エコ&体力づくりのため」
「通勤に使い始めて、基礎体力がついた。趣味の山登りがラクになった」
「通勤で朝からカラダを動かすと、一日が気持ちいい」
「駐車場の心配がいらない。細い通りのパン屋さん、雑貨屋さんにも入りやすい」
「買い物でよく使っている。自転車だと荷物を少なくしたいので、持ち帰りのことを
考えて衝動買いをしなくなった」
「買い物に自転車を使うようになって、夕飯が美味しく感じるようになった」
「狭い道でもスイスイ行けるので、逆にクルマよりも広い視野でまちを見ることが
できるようになった」
「自転車の専門雑誌が増え、4∼5年前だとインターネットでも手に入れること
ができなかった種類の自転車が買えるようになった」
「アメリカのメッセンジャーたち、カッコイイ!」
シクロツーリズムしまなみ
宇都宮一成・トモ子さん夫妻が世界一周を
したタンデム自転車も展示され話題を集め
ました。
おでカフェ
人気のおでカフェも、・スイート フルーツ ティー
・ミルカ ・スコーン ・しまなみチーズケーキ
・フェアトレードのコーヒーなどでイベントを盛り上げました。
瀬戸内bike biz
[環境省] エコでスマートなライフスタイル
中四国地方環境事務所は、年間を通じて温暖で好天日数が多く、自転車の利
用に適した瀬戸内地域において「瀬戸内bike biz」として自転車の普及促進を
提唱しています。