アルティマ、ノルウェーEnergy Micro(エナジーマイクロ)社と代理店契約

ALT-20101122002892
編集御担当殿
NEWS RELEASE
2010 年 11 月 26 日
株式会社アルティマ
アルティマ、ノルウェーEnergy Micro(エナジーマイクロ)社と代理店契約を締結
超低消費電力ARM® Cortex™-M3 搭載 32bitマイコン「EFM32」の販売を開始
~ “Embedded Technology 2010 アルティマ・ブース(小間番号 E-25)” にて展示実演 ~
※当社調べ
株式会社アルティマ(以下アルティマ、本社:横浜市港北区新横浜 1-5-5、代表取締役社長:荒井 文彦)は、この度 Energy Micro
AS(以下 Energy Micro 社、本社:ノルウェー オスロ市、CEO:Geir Førre)と販売代理店契約を締結し、同社の超低消費電力 32 ビ
ットマイクロコントローラ「EFM32」の販売を 2010 年 12 月 1 日より開始することを発表いたします。
昨今消費電力の削減は設計者にとって最重要の課題となっており、特に電池を用いた機器では動作時の消費電力に加え、動
作していないスリープ時の消費電力も非常に低いものが求められています。
この度取り扱いを開始した「EFM32」マイコンは、低消費電力で定評のあるARM® Cortex™-M3 プロセッサコアを搭載し、
32MHz動作時のMHzあたりの消費電流を 180µAまで押さえることを実現しました。プロセッサ処理終了後には瞬時に「Sleepモー
ド」に切り替わり、さらに「Deep Sleepモード」では 900nAの超低消費電流のみ消費、必要時には 2µ秒の超短時間でプロセッサを
起動させることができます。ARM Cortex-M3 アーキテクチャによる 125DMIPSの高速処理を行い、すぐにSleepモードに入る、
効率的な間欠動作を行うことで、1 時間に 1 回の動作をする場合であれば電池 1 本で約 10 年間の使用が可能となっています。
さらに、Energy Micro社の独自技術である“Peripheral Reflex System(PRS)”を用いることにより、プロセッサがスリープ時であ
っても、I/Oやタイマー、ADC/DAC、シリアルインタフェースなど、必要な周辺回路のみを自律的に機能させることも可能となりま
した。
また、アプリケーション開発段階においては、「EMF32」開発キットのアドバンスド・エナジー・モニタリング(AEM)機能の一つで
ある、「グラフィカル電力デバッギングツール」をターゲットに接続することにより、電力動向把握、及び不要な垂れ流し電力の除
去を行うことができます。これにより、設計者は開発初期の段階からアプリケーションの Total 電力の最適化・最小化を簡単かつ
効率的に行うことができ、よりエナジー・フレンドリーな製品の設計開発を実現することができます。
従来、8 ビットや 16 ビットのマイコンが使われていた用途においても、最近では機能の複雑化や開発期間の短縮化要求などに
より、高度な OS の搭載やネットワーク機能の搭載が必要となってきております。それらの要求を満たすため、徐々に 32 ビットマ
イコンへの移行が進むと考えられていますが、その一方で、32 ビットマイコンの消費電力が障壁となり、移行の妨げとなるケース
が増えています。 Energy Micro 社の「EFM32」マイコンは、業界をリードする ARM 社の最新 32 ビットプロセッサコアを採用し、
独自の省電力テクノロジーを用いることで、従来の 8 ビット、16 ビットマイコンをも下回る低消費電力を実現し、お客様に対して、さ
らに効率的な開発プロセス、幅広い開発環境、他の設計とのコード流用性、ネットワーク機能の実現、などのメリットを提供しま
す。
Energy Micro 社は 2007 年に設立され、すでに業界で高い評価を得て各社にて搭載が進んでいる ARM® Cortex™-M3 をベ
ースとした超低消費電力 32 ビットマイクロコントローラ製品 22 品目を量産販売しており、欧州、米国、アジア各国で採用が進んで
います。特に超低消費電力を特徴とし、電力・水力・ガス等のスマートメーター、セキュリティ機器、ポータブルヘルスケア機器、セ
ンサーネットワーク機器など日本市場でも注目の応用分野での採用が期待されています。
アルティマでは日本で初めて Energy Micro 社製品の紹介を行うにあたり、2010 年 12 月 1 日~3 日にパシフィコ横浜で開催さ
れる『Embedded Technology 2010/組込み総合技術展(ブース番号:E-25)』に出展し、他の取り扱い製品とあわせて展示い
たします。また Energy Micro 社より Vice President of Asia Sales である Andrea Marchi 氏を招聘し、製品の紹介及びデモを行
います。
当製品に関する詳細は、弊社 Web ページをご参照ください。(http://www.altima.co.jp/products/energymicro/index.html)
Energy Micro 社について
2005 年に Texas Instruments 社(TI)により買収されたノルウェーChipcon 社の創業者 Geir Førre ほか、TI、Atmel、Nordic
Semiconductor 等経験者が集まりノルウェーのオスロ市を本社に 2007 年に設立されました。2009 年には最初のシリーズである
EFM32 Gecko シリーズ ARM Cortex-M3 搭載マイクロコントローラをリリースし、2010 年には低コスト版 Tiny Gecko 及び内蔵メ
モリー増量及び USB 対応の Giant Gecko の各シリーズを発表しました。Energy Micro 社の「世界で最もエネルギーにやさしい
マイコン」は電池を使用する超低消費電力アプリケーションなどで幅広い採用事例があります。
詳細は http://www/energymicro.com を参照ください。をご参照ください。
株式会社アルティマについて
株式会社アルティマは 1991 年に設立され、日本の市場へ半導体をはじめとする世界の最先端で高性能な製品の販売、サー
ビス及び技術支援を提供しています。当社は設立当初より米国アルテラ社の FPGA/CPLD 製品の販売において、世界をリードす
るディストリビュータの 1 社であり、アルテラ社製品を使用した開発のサポート、技術サポート、プログラミング及びその他トータ
ル・サポートを提供しています。また、通信機器、産業機器、ディジタルコンスーマ機器、ストレージ装置、OA 機器等、幅広いアプ
リケーションをターゲットとする多種多様な先端製品を取り扱い、同様に技術サポートを提供する事により、さらにトータルソリュー
ションをお届けしています。アルティマに関する詳細は Web サイト(URL:http://www.altima.co.jp/)をご覧ください。
※本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
本プレスリリースに関するお問合せ先
株式会社アルティマ
<報道関係者様窓口>
マーケティング企画室 熊倉
TEL:045-476-2155 FAX: 045-476-2156
E-mail:[email protected]
URL:http://www.altima.co.jp/
<お客様窓口>プロダクトセールス 3 部 小林
TEL:045-476-2155 FAX: 045-476-2156
https://www.altima.jp/inquiry/index.html (お問合せフォーム)
参考画像
写真上:
<超低消費電力の 32bit マイコン EFM32
"Gecko (ゲッコー)">
写真上:
<EFM32 Tiny Gecko シリーズ>
写真上:
<EFM32 Tiny Gecko シリーズ>
写真上:
< EFM32 Giant Gecko シリーズ>
-2-