日本国債が暴落しないか不安だわ。 - ニッセイ アセットマネジメント

2012年6月7日号
日本の財政悪化が問題になっているけど、
日本国債が暴落しないか不安だわ。
日本は国債の大半が国内の投資家により保有されています。需給面で
見れば、ギリシャ国債のような暴落懸念はないと考えられます。
ギリシャ国債はなぜ下落しているのか?
※
2011年末現在、日本政府は1,076兆円 と巨額の政府債務残高を有しており、経済規模に対する債務
残高比率をみると、日本はギリシャより財政が悪化していることがわかります。ただし国債の保有者はギリ
シャと日本で大きく異なります。
※IMFの予想値
■ 保有者の比較
■ GDPに対する政府債務残高比率の比較(2011年)
(%)
250
ギリシャ国債
海外
5%
200
150
国内
29%
100
50
ス ペイ ン
カ ナダ
ド イツ
英国
フラ ン ス
米国
ポ ルト ガ ル
ア イ ルラ ンド
イタ リ ア
ギリシ ャ
日本
0
日本国債
海外
71%
国内
18%
国内
(うち金融機関)
77%
95%
※2005~2010年新規発行分
※2011年3月末時点
出所)IMF、OECD、日本銀行、ギリシャ公的債務管理庁のデータを基にニッセイアセットマネジメント作成
ギリシャ国債の多くは、海外投資家(ドイツやフランス等、欧州の銀行や保険会社等の金融機関が中心)に
より保有されています。ギリシャ国債はユーロ建てであるためドイツやフランスの金融機関にとっては為替変
動リスクがなく、自国の国債に比べ高い利回りが期待できる魅力的な投資対象でした。
ところが、ギリシャでは2009年の政権交代の際に財政統計処理の不備が判明、財政運営に対する懸念が
高まり、これを機に海外投資家のギリシャ国債への投資姿勢も消極的になり、需給が悪化、ギリシャ国債の
利回りは大幅に上昇(価格は大幅に下落)することとなりました。
その後、イタリアなど政府債務残高の大きな他の欧州諸国にも信用不安が拡大、国債利回りの大幅な上
昇が波及し、一連の金融市場の混乱が新聞等では「欧州債務危機」等の表現で報道されています。
当資料のいかなる内容も将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
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■ ギリシャ 10年国債の利回りの推移
(%)
40
データ期間:1998年3月末~2012年5月末(月次)
35
30
25
2009年10月の政権
交代により財政統計
処理の不備が判明
20
15
10
5
0
1998/3
2000/3
2002/3
2004/3
出所)ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成
2006/3
2008/3
2010/3
2012/3(年/月)
日本国債の大部分は国内金融機関が保有
ギリシャ国債の主要な保有者が外国人投資家であったのに対し、日本政府が資金調達のために発行する
日本国債の大部分は、国内の金融機関(銀行や保険会社等)により保有されています。これらの金融機関
は景気低迷による貸出先の減少に伴い、国債を中心とした有価証券運用を拡大してきました。足元、景気
回復の兆しも伺えますが、貸出が大幅に増加する状況にはなく、国内金融機関は今後も国債を中心とした
有価証券運用を継続せざるを得ないと考えられます。
また、新規国債の発行額も前年度並みの水準が維持されることからも、需給が大きく悪化する懸念は少な
く、日本国債の利回りは今後も低い水準で推移すると見込まれます。
■ 国内金融機関 預貸率の推移
■ 国内金融機関 預証率の推移
(%)
100
(%)
50
90
45
40
80
35
70
30
60
25
20
50
1995
1999
2003
2007
2011 (年)
1995
1999
2003
2007
2011 (年)
出所)日本銀行のデータを基にニッセイアセットマネジメント作成
データ期間:1995年~2011年(年次)
※預貸率=貸出金÷預金等、預証率=有価証券÷預金等
■ 日本 10年国債の利回りの推移
(%)
5
データ期間:1995年1月末~2012年5月末(月次)
4
日本国債の利回りは
低位安定
3
2
1
0
1995/1
1997/1
1999/1
2001/1
2003/1
2005/1
2007/1
2009/1
2011/1
(年/月)
出所)ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成
当資料のいかなる内容も将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
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ニッセイ日本インカムオープン
愛称:
Jボンド について
ファンドの特色
●
●
●
●
日本の多種多様な債券に投資します。
信用リスクをコントロールします。
ラダー型運用(等金額投資による運用)をめざします。
毎月分配をめざします。
※分配金額は、委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。分配対象額が少額の場合には、分配を行わないこともあります。
※将来の分配金の支払いおよび水準について、保証するものではありません。
投資リスク
● 当ファンドは、主に国内債券を投資対象としますので、金利変動等による組入債券の価格の下落、組入債券の発行体
の倒産または財務状況の悪化等の影響により、ファンドの基準価額が下落し、損失を被ることがあります。
● ファンドは、預貯金とは異なり、投資元本および利回りの保証はありません。運用成果(損益)はすべて投資者の皆様の
ものとなりますので、ファンドのリスクを十分にご認識ください。
● 当ファンドの基準価額の変動要因としては、主に「金利変動リスク」「信用リスク」「流動性リスク」などがあります。詳しくは、
投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
ファンドの費用
投資者が直接的に負担する費用
購入時
購入時手数料
(1万口当り)
換金時
信託財産留保額
購入申込受付日の基準価額に1.575%(税込)を上限として販売会社が独自に定める率をかけた額とします。
※料率は変更となる場合があります。詳しくは販売会社にお問合せください。
ありません。
投資者が信託財産で間接的に負担する費用
毎日
随時
運用管理費用
(信託報酬)
ファンドの純資産総額に年率0.8925%(税込)をかけた額を上限とし、ファンドからご負担いただきます。
監査費用
ファンドの純資産総額に年率0.0315%(税込)をかけた額を上限とし、ファンドからご負担いただきます。
その他の費用・
手数料
組入有価証券の売買委託手数料、信託事務の諸費用および借入金の利息等はファンドからご負担いただきま
す。これらの費用は運用状況等により変動するため、事前に料率・上限額等を記載することはできません。
※当該費用の合計額、その上限額および計算方法は、運用状況および受益者の保有期間等により異なるため、事前に記載することはできません。
※詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
分配金に関する留意事項
●分配金は、預貯金の利息とは異なり、ファンドの信託財産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がり
ます。
●分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて支払われる場合があります。その場合、
当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を
示すものではありません。
●受益者のファンドの購入価額によっては、支払われる分配金の一部または全部が実質的に元本の一部払戻しに相当する場合があります。ファン
ド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。
ご留意いただきたい事項
●投資信託はリスクを含む商品であり、運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資者の皆様のものとなります。投資元本
および利回りが保証された商品ではありません。
●当資料はニッセイアセットマネジメントが作成したものです。ご購入に際しては、販売会社よりお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)、契約
締結前交付書面等(目論見書補完書面を含む)の内容を十分にお読みになり、ご自身でご判断ください。
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http://www.nam.co.jp/
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販売会社(目論見書のご提供、募集の取扱等を行います)
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株式会社中国銀行
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株式会社みちのく銀行
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株式会社みなと銀行
株式会社宮崎銀行
株式会社武蔵野銀行
株式会社山形銀行
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株式会社りそな銀行
朝日信用金庫
尼崎信用金庫
アルプス中央信用金庫
飯田信用金庫
磐田信用金庫
愛媛信用金庫
大阪東信用金庫
大田原信用金庫
鹿児島相互信用金庫
金沢信用金庫
川口信用金庫
きのくに信用金庫
京都中央信用金庫
桐生信用金庫
呉信用金庫
コザ信用金庫
湖東信用金庫
埼玉縣信用金庫
さがみ信用金庫
しののめ信用金庫
西武信用金庫
瀬戸信用金庫
登録番号
東海財務局長(登金)第12号
関東財務局長(登金)第43号
関東財務局長(登金)第633号
四国財務局長(登金)第2号
沖縄総合事務局長(登金)第3号
四国財務局長(登金)第7号
東海財務局長(登金)第14号
近畿財務局長(登金)第8号
近畿財務局長(登金)第7号
関東財務局長(登金)第593号
福岡財務支局長(登金)第1号
近畿財務局長(登金)第11号
関東財務局長(登金)第623号
関東財務局長(登金)第624号
東海財務局長(登金)第7号
関東財務局長(登金)第578号
関東財務局長(登金)第47号
近畿財務局長(登金)第14号
福岡財務支局長(登金)第5号
東海財務局長(登金)第17号
中国財務局長(登金)第2号
関東財務局長(登金)第579号
東北財務局長(登金)第7号
東北財務局長(登金)第8号
福岡財務支局長(登金)第11号
福岡財務支局長(登金)第6号
九州財務局長(登金)第3号
北陸財務局長(登金)第2号
北陸財務局長(登金)第3号
北陸財務局長(登金)第5号
関東財務局長(登金)第3号
東北財務局長(登金)第11号
関東財務局長(登金)第649号
関東財務局長(登金)第5号
近畿財務局長(登金)第22号
九州財務局長(登金)第5号
関東財務局長(登金)第38号
東北財務局長(登金)第12号
関東財務局長(登金)第609号
近畿財務局長(登金)第3号
関東財務局長(登金)第143号
近畿財務局長(登金)第39号
関東財務局長(登金)第251号
関東財務局長(登金)第252号
東海財務局長(登金)第26号
四国財務局長(登金)第15号
近畿財務局長(登金)第77号
関東財務局長(登金)第219号
九州財務局長(登金)第26号
北陸財務局長(登金)第15号
関東財務局長(登金)第201号
近畿財務局長(登金)第51号
近畿財務局長(登金)第53号
関東財務局長(登金)第234号
中国財務局長(登金)第25号
沖縄総合事務局長(登金)第7号
近畿財務局長(登金)第57号
関東財務局長(登金)第202号
関東財務局長(登金)第191号
関東財務局長(登金)第232号
関東財務局長(登金)第162号
東海財務局長(登金)第46号
A
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
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○
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○
○
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B
C
D
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○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
取扱販売会社(登録金融機関)
高松信用金庫
高山信用金庫
多摩信用金庫
知多信用金庫
東京東信用金庫
東濃信用金庫
奈良中央信用金庫
姫路信用金庫
福井信用金庫
福岡ひびき信用金庫
碧海信用金庫
北海信用金庫
水戸信用金庫
登録番号
四国財務局長(登金)第20号
東海財務局長(登金)第47号
関東財務局長(登金)第169号
東海財務局長(登金)第48号
関東財務局長(登金)第179号
東海財務局長(登金)第53号
近畿財務局長(登金)第72号
近畿財務局長(登金)第80号
北陸財務局長(登金)第32号
福岡財務支局長(登金)第24号
東海財務局長(登金)第66号
北海道財務局長(登金)第32号
関東財務局長(登金)第227号
取扱販売会社(金融商品取引業者)
あかつき証券株式会社
宇都宮証券株式会社
SMBC日興証券株式会社
SMBC日興証券株式会社(投信SC)
SMBCフレンド証券株式会社
株式会社SBI証券
岡三オンライン証券株式会社
岡三証券株式会社
香川証券株式会社
クレディ・スイス証券株式会社
静銀ティーエム証券株式会社
大和証券株式会社
髙木証券株式会社
東海東京証券株式会社
東洋証券株式会社
内藤証券株式会社
西日本シティTT証券株式会社
野村證券株式会社
浜銀TT証券株式会社
フィデリティ証券株式会社
マネックス証券株式会社
みずほインベスターズ証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
明和證券株式会社
UBS証券会社
楽天証券株式会社
ワイエム証券株式会社
登録番号
関東財務局長(金商)第67号
関東財務局長(金商)第32号
関東財務局長(金商)第2251号
関東財務局長(金商)第2251号
関東財務局長(金商)第40号
関東財務局長(金商)第44号
関東財務局長(金商)第52号
関東財務局長(金商)第53号
四国財務局長(金商)第3号
関東財務局長(金商)第66号
東海財務局長(金商)第10号
関東財務局長(金商)第108号
近畿財務局長(金商)第20号
東海財務局長(金商)第140号
関東財務局長(金商)第121号
近畿財務局長(金商)第24号
福岡財務支局長(金商)第75号
関東財務局長(金商)第142号
関東財務局長(金商)第1977号
関東財務局長(金商)第152号
関東財務局長(金商)第165号
関東財務局長(金商)第173号
関東財務局長(金商)第2336号
関東財務局長(金商)第185号
関東財務局長(金商)第2633号
関東財務局長(金商)第195号
中国財務局長(金商)第8号
A
B
C
D
B
C
D
○
○
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※加入協会 A:日本証券業協会、B:社団法人日本証券投資顧問業協会、C:一般社団法人金融先物取引業協会、D:一般社団法人第二種金融商品取引業協会
※販売会社は今後変更となる場合があります。また、販売会社によっては、新規のお申込みを停止している場合もあります。詳しくは、販売会社または委託会社の照会先まで
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H24-MA63
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