①マニュアルレンズメータ検査

屈折度数検査(レンズメータ) 例)Inami 製マニュアル
・眼鏡レンズ、コンタクトレンズの頂点屈折力測定
・眼鏡レンズの光学中心の決定
・プリズムの度数と基底方向の測定
目的
準備物レンズメータ・レンズ
視度調整は項 15 で。
電源スイッチをONにし、視度調整後レンズの裏面をレンズ受けに当てレンズ押さえで固定する
視野中心にする時、一旦
レンズ押さえをはずし、垂直は、
レンズテーブル上下ハンドルで、
水平は手で移動させること。
90
60
120
ターゲット像が見えてくるまで測定ハンドルを+→−へ回し、視野中心にターゲットを合わせる
例)Inami 製
90
120
YES
ターゲット
がコロナ(丸)
になっているか?
YES
60
150
30
180
00
1.0
1.25
1.5
球面レンズ
NO
150
30
180
00
トーリックレンズ
2.0
1.75
1.5
再度測定ハンドル
を微調整して鮮明
にする
90
120
90
中央に流れている線が
大体わかるまで、測定
ハンドルをまわす
例)
60
−1.5 だった!
150
30
180
00
ターゲット回転ハンドルを
回し、短い方の 3 本線を
流れている方向に合わす
1.25
1.5
1.75
その値が球面レンズ度数
(単位は D:diopter)
結果・記載例)
+側へ少しもどし、再度+→−
へまわし、最初に鮮明になった
位置の数値を記載する
S−1.5D 又は
+2.0 だった!
S−1.5D
180
00
90
60
120
150
30
180
00
50°
90
60
120
測定ハンドルをさらにまわして、再度鮮明に
なった直交する位置の数値(B)値を読む
150
30
180
00
2.25
2.0
1.75
90
60
120
-0.5 だった!
(A値−B値)計算し−の符号をつける
例)
150
30
180
00
0.25
0.5
0.75
− +2.0−(-0.5) =−2.5 だった!
例)−+2.0−(−0.5)
その値が円柱レンズ度数B’値(単位は D)
外部のターゲット
回転ハンドルを読んでも
いいよ!
30
少し判りにくい
けど、この光
線だよ!
その値が球面レンズ度数A値(単位は D)
例)
150
本当は鮮明になっ
た光線の直交方向
にピントが合ってい
るんだよ!
例)
60
120
90
140° 120
60
30
150
方向環をまわしてターゲットの方向
と合わせ、その角度を記載する
C−2.5D
180
00
例)
例)AX140°
140°だった!
結果・記載例)
その値が円柱レンズ軸 E値(単位は°)
S+2.0D C−2.5DAX140°又は
+2.0
( )
その値をまとめて記載するS A D
C B’D AX E°
-0.5
50°
イナミレンズメータ
補足1)
トーリックレンズ
球面レンズ
―4.0D
−3.0D
縦にピントが合っている(だから横に流れる)
−2.0D ②
+1.0
−1.0D
S+1.0D
±0
D
+1.0D
+2.0D
+1.0
S+3.0D C−5.0DAX180°
①
②絶対値 流れている方向
( )
縦にも横にもピントが合っている
(だから点)
+3.0D
+4.0D
②―2.0D
横にピントが合っている(だから縦に流れる)
①
① +3.0
目的
多焦点レンズ測定
多焦点レンズの屈折力測定
準備物レンズメータ①多焦点眼鏡②累進屈折力眼鏡・チェックカード
図は説明書他より抜粋
よ う ちゃく
①二重焦点レンズの測定(熔 着 ・付加型)の場合
②累進屈折力レンズの測定の場合
各製造メーカーで用意しているチェック
カード上に眼鏡レンズを置き、遠用・近
用度測定部それぞれに印をつける
(ない場合は図を参考にする)
眼鏡レンズの凹面をレンズ台に載せる
光学中心を合わせてからターゲットが鮮明に
なる位置を捜し、レンズを少し移動させター
ゲットを視野中心に合わせ、遠用部をレンズ
メータマニュアルと同様測定する①
弱度の場合や
加入度数が後面
の場合はこっち。
簡易法
レンズの凹面をレンズ台に載せ遠用
測定部の中心を測定する
遠近とも正確な
測定は難しい。
②
YES
(②-①)が加入度数
②が近用部の屈折力
遠用度数測定位置
遠用アイポイント
②
簡易法は その まま
凹面をずらす。
カクシマーク
①
その値が遠用部の後頂点屈折力
そのままレンズを
ずらし、熔着型レ
ンズの中心を遠
用部と同様に測
定する②
レンズの基本的な測定位置(右眼)
レンズの凸面をレンズ台
に載せ熔着型レンズの
中心を遠用部と同様に
測定する②
8㎜
25D
加入度数
その値が遠用部の後頂点屈折力
耳側カクシマークの下の加入 NO
度数の数字が判るか?
19 ㎜
近用度数測定位置
説明
累進レンズは測定する部
分によって加入度数が違っ
てくる。各メーカーによって
デザインが異なるため、そ
れぞれ専用の測定シール
を貼って、決められた測定
位置で近用度数を確認す
る。又は加入度数は各メー
カーとも レンズに記されて
いる(レンズの耳下側)
判りにくい場合、眼鏡レンズの方向を変
えたり凸レンズで拡大したりして確認。
レンズをそのまま下方やや内側の近用度測
定部まで移動させて遠用部と同様に測定する
③
熔着型 レンズ
の中心から光
学中心までの
距離と同じだ
け光学中心か
ら遠用部方向
にレンズを移
動させて同様
に遠用部を測
定する③
①
その数字が加入度数
②
同距離ね。
その値が近用部の屈折力
ハードコンタクトレンズ測定
③
遠近差をみるの
で厚みなどの条
件を統一させる
為。
(②-③)が加入度数
①+(②-③)が近用部の屈折力
レンズ受けを取り外し、レンズメータを垂直に
立ててコンタクトレンズ受けに変更する
コンタクトレンズの水気を柔らかい布など
で軽くとり、そっとレンズ受けに載せる
眼鏡と同様に測定する
光学中心
目的
コンタクトレンズの
屈折力測定