(30) 非破壊検査

(30)
非破壊検査
<概要>
非破壊検査は、素材、機器、溶接構造物等の、表面キズ、内部欠陥、溶接欠陥や損傷の有無な
どを、切断したり分解したりすることなく検査する手段です。試験方法には、目視試験をはじ
めとして、放射線透過試験、超音波探傷試験、磁粉探傷試験および浸透探傷試験などがありま
す。
<適用対象>
・素材、機器、溶接構造物
<検査項目>
・目視試験
:表面にある欠陥や形状・寸法・色調などを目視または拡大鏡で調べる。
・放射線透過試験:部材の内部にある欠陥の有無や内部の様子を調べる。
(炭素鋼で 70 mm まで可能(通常 50 mm))
・超音波探傷試験:内部欠陥の有無と表面からの位置を調べる。
・磁粉探傷試験 :表面に開口している欠陥や表面近傍にある欠陥を調べる。
・浸透探傷試験 :表面に開口している欠陥を調べる。
<適用例>
・溶接構造物の溶接割れの有無調査
・溶接部のスラグ巻込み、ブローホールの有無調査
・配管の漏れ発生部の発生位置確認試験
・配管の減肉測定
・アルミニウム溶接部の溶込み状況確認試験
・鋳物素材の引け巣発生状況調査
・電子部品の内部確認試験
〔配管の浸透探傷試験〕
〔配管の超音波探傷試験〕
〔リモコンの放射線透過試験〕
〔配管の磁粉探傷試験〕