2008 - Societe Generale Asia Pacific

プレスリリース
四半期財務情報
本書面は、2008 年 11 月 3 日にパリにて作成、配布されたプレスリリースの日本語版です。
2008 年 11 月 3 日
2008 年第 3 四半期決算:
四半期決算 満足のいく
満足のいく業績
のいく業績、
業績、リスクは
リスクは低減
業務粗利益:
増
業務粗利益 経常外項目(b)の影響を
影響を除き前年同期比 10.0%増
業績
リテール バンキング・
増*
バンキング・金融サービス
金融サービス部門
サービス部門の
部門の業務粗利益:
業務粗利益 前年同期比 9.7%増
コーポレートおよび
コーポレートおよびインベストメント
およびインベストメント バンキング部門
バンキング部門の
部門の顧客勘定業務の
顧客勘定業務の業務粗利益:
業務粗利益
13 億ユーロ(b)(前年同期は
前年同期は 14 億ユーロ(b))
リスク引当金
リスク引当金:
引当金 67bp
営業利益:
営業利益 7 億 2,400 万ユーロ
グループ当期純利益
グループ当期純利益:
当期純利益 1 億 8,300 万ユーロ
2008 年 1-9 月期決算:
月期決算:グループ当期純利益
グループ当期純利益は
当期純利益は 19 億ユーロ、
ユーロ、プロフ
プロフ
ォーマ・
ォーマ・ベースの
ベースの Tier 1 比率は
比率は 9.0%(政府の
政府の投資機関
投資機関である
機関である SPPE による劣後債
による劣後債の
劣後債の
引き受け後の水準)
水準)
業務粗利益:
増
業務粗利益 経常外項目(b)の影響を
影響を除き前年同期比 3.2%増
経費率:
経費率 70.6%
グループ税引
グループ税引き
税引き後 ROE: 8.6%
経常外項目(b) 計上前の
計上前の ROE: 15%**
2008 年 9 月 30 日現在の
日現在のバーゼル II 基準の
基準の Tier 1 比率(
比率(政府支援策の
政府支援策の影響控除
(コア Tier I の 6.8%を
を 含 む)
後): 8.5%(
(a)2007 年の公表済み四半期業績は、不正かつ隠蔽された市場取引に関して計上された架空取引を修正のうえ再表示している。
比較のために表示した 2007 年 3 月 31 日、同 6 月 30 日、同 9 月 30 日、同 12 月 31 日に終了する四半期の業績は、2008 年 1 月に発覚した不正
かつ隠蔽された市場取引に関して 2007 年および 2008 年に計上された架空取引による会計上の影響を調整のうえ、修正再表示している。当該
情報は付属書類 3 に記載している。ただし、グループの業績に関する情報をより適切に開示するために、当文書における数値は過去に公表さ
れたデータに対応させている。また、コメントもこれらの公表済みデータに基づいて行っている。
(b):全ての経常外項目(業務粗利益、リスク引当金、その他資産の損益に影響)は付属書類 A に記載している。
* グループの編成変更および為替相場の変動の影響を除いたベース。
**業績報酬に関連する調整を考慮に入れないベース。
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SOCIETE GENERALE
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+33 (0)1 42 14 95 77
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この書面は、当社に関する情報を一般に公表するために作成されたものであり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。また、日本、米国そ
の他有価証券の取得の申込みまたはその引受けもしくは買付けの申込みの勧誘が適用法令と抵触する法域において、有価証券の取得の申込みまたはその引受
けもしくは買付けの申込みの勧誘を構成するものではなく、そのような勧誘の一部を構成するものでもありません。
2008 年 11 月 2 日に開催されたソシエテ ジェネラルの取締役会において、グループの 2008 年第 3 四
半期の財務諸表が承認された。グループは第 3 四半期に 2 億ユーロの純利益を計上し、2008 年 1-9
月期の純利益は 19 億ユーロとなった。第 3 四半期の純利益は、金融危機の悪化や慎重なリスク引当
金の計上に影響を受けると共に、国際会計基準(IAS)第 39 号の改訂の早期適用(2008 年 7 月 1
日)による恩恵を受けなかった。しかしながら、グループは引き続きすべての事業分野において申し
分のない業績を達成し、また、リスク・エクスポージャーの大幅な低減、市場リスクの厳格な管理、
高水準の支払能力の達成に努めた。
2008 年 9 月 30 日現在のグループの状況を検証した取締役会は、厳しい環境下においてグループによ
る戦略の推進を可能とする、グループの支払能力水準に満足した。
1.
グループ連結決算
グループ連結決算
2008 年第 3 四半期決算において
四半期決算において、
において、グループは
グループは IAS 第 39 号の改訂を
改訂を適用していない
適用していない。
していない。改訂により
改訂により、
により、トレーディング・
トレーディング・ポー
トフォリオ内
内の特定の
トフォリオ
特定の非流動的な
非流動的な証券を
証券を、売却可能または
売却可能または満期日
または満期日まで
満期日まで保有
まで保有する
保有する資産
する資産の
資産のポートフォリオへ
ポートフォリオへ移管すること
移管することが
することが可
能となる。
となる。
単位:
百万ユーロ
単位
:百万
ユーロ
業務粗利益
2008
2008 年
第 3 四半期
2007
2007 年(a)
第 3 四半期
5,108
5,375
比較可能ベース
ベース**
比較可能
ベース
営業費用
-3,697
-3,374
1,411
2,001
+9.6%
-29.5%
724
1,775
-59.2%
-11,559
-10,889
1,123
2008
2008 年
第 3 四半期
2007
2007 年
第 3 四半期
グループ税引
グループ税引き
税引き後 ROE
1.7%
事業部門税引
事業部門税引き
税引き後 ROE
10.1%
-83.7%
-9.3%
+6.2%
+4.0%
4,812
7,154
-32.7%
-36.5%
3,140
6,550
-62.9%
183
増減
-12.3%
-34.7%
比較可能ベース
ベース**
比較可能
ベース
当期純利益
2007
2007 年(a)
1-9 月期
18,043
+8.0%
比較可能ベース
ベース**
比較可能
ベース
営業利益
-5.0%
2008
2008 年
1-9 月期
16,371
-8.2%
比較可能ベース
ベース**
比較可能
ベース
営業総利益
増減
-52.1%
-54.5%
1,923
4,298
18.0%
2008
2008 年
1-9 月期
8.6%
2007
2007 年
1-9 月期
23.8%
23.3%
12.6%
30.7%
-55.3%
(a): 不正かつ隠蔽された市場取引に関して2007年に計上された架空取引による会計上の影響を修正していない数値。修正後の数値は付属書類3に記載している。
ただし、グループの業績に関する情報をより適切に開示するために、数値は過去に公表されたデータに対応させている。また、コメントもこれらの公表済み
データに基づいて行っている。.
2008年の秋は、大幅な経済・金融の混乱に特徴付けられるものであった。9月にリーマン・ブラザー
ズとワシントン・ミューチュアルが破綻して以降、金融危機は深刻化し、3カ月物金利と翌日物イン
デックス・スワップ間のスプレッドの大幅な拡大に示されるように、数週間におよぶ銀行間市場の実
質上の麻痺状態をもたらした。
銀行間活動の円滑な機能において必要不可欠である信頼を回復するために、主要な中央銀行は、複数
にわたり膨大な流動性を市場に注入した。また、各国の政府も急激な貸し渋りを阻止するために、協
調政策を実施した。フランスでは、以下の 2 本の柱から成る欧州計画が実施された。
銀行の支払能力の強化策:フランス政府は、銀行が発行した総額 400 億ユーロの株式や準株
式 証 券 の 引 き 受 け を 主 な 目 的 と す る 、 政 府 の 投 資 機 関 SPPE ( Societe de Prises de
2/28
Participations de l’Etat)を設立した。ソシエテ ジェネラルは 2008 年第 4 四半期に、フラン
スの大手 6 行に割り当てられた総額 105 億ユーロの内、17 億ユーロの劣後債を発行する予定
である。その結果、グループの Tier 1 比率は約 50bp 上昇する。
最大 2,650 億ユーロの保証付き融資枠の設定を目的とした、銀行に対する中長期的な資金提
供を行う、フランス経済融資機関(Societe de Financement de l’Economie Francaise)の設
立。
これらの政策への見返りとして、ソシエテ ジェネラルは、2009 年にフランス経済への融資残
高を 4%(年率ベース)拡大することを、目標として設定した(各行とも 3~4%で設定)。
これらの緊急対策は効果を表し始めている。最近では、銀行間市場の段階的な再開、マネーマー
ケットや債券市場の金利の正常化の兆候が確認されている。
厳しさを増す経済環境や一部の事業活動の著しい季節性にも関わらず、2008 年第 3 四半期の経常外
項目計上前のグループの業務粗利益は前期を上回った。
フランス国内
フランス国内ネットワーク
国内ネットワーク部門
ネットワーク部門では、顧客による株式投資の回避や規制預金金利の相次ぐ引
部門
き上げが利ザヤに与えた影響などを特徴とする厳しい環境下において、好調な業績を達成し
た。2008 年初頭に発覚した異例の不正取引による影響は収まりつつあり、個人顧客の当座預
金口座の開設は平常に戻りつつある。
国際リテール
国際リテール バンキング部門
バンキング部門は引き続き大幅な成長を達成した。ロシアやルーマニアなど、
部門
事業を展開している一部諸国に対する見解に影響を与えるような、最近の市場の大幅な変動
にも関わらず、グループは依然としてこれらの諸国は中長期的には、銀行業務において魅力
的な側面を備えていると確信している。これら諸国の経済成長の鈍化(それでもなお、西欧
諸国や米国の水準を上回っている)を背景に、グループはより選択的なクレジットの分配方
針を採用し、顧客セグメント、通貨、商品に準じて適合させている。
金融サービス
バンキング事業よりも経済環境の悪化から受ける影響は強い。
金融サービス部門
サービス部門はリテール
部門
それにも関わらず、顧客フランチャイズは進展を続けた。
グローバル インベストメント マネジメントおよび
バ
マネジメントおよびサービス
およびサービス部門
サービス部門の中では、プライベート
部門
ンキング事業は厳しい状況下において目覚ましい業績を達成したのに対して、証券サービス
事業の業務粗利益は金融市場の低迷による影響を受けた。アセット マネジメント事業では、
グループは事業商品と組織の適応を目的とした回復計画を実施した。
コーポレートおよび
コーポレートおよびインベストメント
およびインベストメント バンキング部門
バンキング部門は、株式市場が乱高下の展開となる中、
部門
リスクを厳密に監視することに尽力し、良好な業績を達成した。当四半期の業績は、事業活
動を健全な水準に維持しつつ、金融市場の激しい動向(リーマン・ブラザーズの破綻以降、
市場のトレンドは常軌を逸していた)からの影響を回避することのできる能力を実証するも
のであった。またグループは当四半期にリスク(特に米国住宅用不動産市場関連のリスク
「特定の財務情報」を参照)へのエクスポージャーを大幅に低減させ、残りのエクスポージ
ャーの評価を一段と引き下げた。
業務粗利益
第 3 四半期の業務粗利益は前年同期比 8.2%減*(絶対ベースでは前年同期比 5.0%減、前期比 8.5%
減)の 51 億 800 万ユーロであった。
グループのコア事業であるリテール バンキング部門と金融サービス部門の業務粗利益は前年同期比
9.7%増*となった。この健全なトレンドを裏付けるように、フランス国内ネットワーク部門の業務粗
利益は、PEL/CEL 口座に係る引当金変動の調整後のベースで 2.4%増加した。国際リテール バンキ
ング部門と金融サービス部門も成長を維持しており、業務粗利益はそれぞれ 26.5%*、7.7%*ずつ増
加した。
株式市場の低迷から受ける影響が強いことから、アセット マネジメント事業の業務粗利益は前年同
期比 24.8%減*となり、当四半期には新たな評価損は計上されなかった。プライベート バンキング事
3/28
業の業務粗利益は 1 億 9,800 万ユーロと健全な水準を維持し、証券サービス事業の業務粗利益は前年
同期比 8.6%増*となった。
コーポレートおよびインベストメント バンキング部門の経常外項目(経常外項目は合計 11 億ユーロ
の損失となった、詳細は付属資料 4 を参照)計上前の業務粗利益は 17 億ユーロであった。これは前
期の水準を 8.5%下回るものの、前年同期の水準を 20.9%上回った。業務粗利益は、13 億ユーロの利
益寄与となった好調な顧客勘定業務に裏打ちされた。第 3 四半期に非常に厳しい市況に直面し、グル
ープはトレーディング ポジションの管理において慎重なスタンスを採用し、引き続きリスクへのエ
クスポージャーを低減させた。
2008 年 1-9 月期の業務粗利益は前年同期比 12.3%減*(絶対ベースでは同 9.3%減)の 163 億 7,100
万ユーロであった。経常外項目計上前では、業務粗利益は 3.2%増加した。
営業費用
第 3 四半期の営業費用は前年同期比で 8.0%*増加した(絶対ベースでは同 9.6%増)。国際リテール
バンキング、金融サービス、プライベート バンキングの各事業への投資がその要因であった。
第 3 四半期の経費率は 72.4%であった。業務粗利益における経常外項目による影響や、比較対象の
前年同期の水準が低かったことから、経費率は当然のごとく上昇した。
1-9 月期の経費率は 70.6%となり、前年同期の 60.4%から上昇した。
営業利益
第 3 四半期の営業総利益は前年同期比 34.7%減*の 14 億 1,100 万ユーロとなった。このうち事業部門
からの寄与は 16 億 1,200 万ユーロであった。
1-9 月期の営業総利益は前年同期比 36.5%減*(絶対ベースでは同 32.7%減)の 48 億 1,200 万ユー
ロであった。.
第 3 四半期のリスク引当金は 6 億 8,700 万ユーロ、またはバーゼル I のリスク調整後資産ベースの
67bp であった。
•
フランス国内ネットワーク部門のリスク引当金は 33bp と限られた上昇にとどまった。
•
ロスバンク統合の影響調整後の国際リテール バンキング部門のリスク引当金は 57bp と依然
として相応な水準であった。ロスバンクを考慮に入れた後では、リスク引当金は 71bp となり、
依然グループが同事業に対して予想していた水準(60~80bp)の範囲内にある。
•
金融サービス部門のリスク引当金が 127bp に上昇した原因は、連結範囲の変更よる影響と、
新興諸国における消費者金融事業の貸出残高の伸びにあると考えられる。
•
コーポレートおよびインベストメント バンキング部門のリスク引当金の増加は、未実現損失
に対する引当金の積み増し(1 億 3,200 万ユーロ)と、合計 4,000 万ユーロに達した、第 3 四
半期に複数の金融カウンターパーティが債務不履行に陥ったことによる影響を反映したもの
である。
全般的に、経済環境の悪化が引き続き家計や企業の財務状況に著しい影響を与える見通しである。ソ
シエテ ジェネラルは、景気の鈍化がリスク引当金に与える影響は、以下により抑制することができ
ると見ている。
4/28
•
•
•
他の欧州市場よりもリスクが低いフランス市場におけるプレゼンス
特定諸国における選択的貸出方針の導入(ルーマニアでのカレンシーローン、ロシアでの法
人向け貸出)
積極的に集中管理されている、大企業向けの適切な規模かつ分散化されているローン・ポー
トフォリオ。
第 3 四半期の営業利益は前年同期比 62.9%減*(絶対ベースでは同 59.2%減)の 7 億 2,400 万ユーロ
であった。
1-9 月期の営業利益は前年同期比 54.5%減*(絶対ベースでは同 52.1%減)の 31 億 4,000 万ユーロ
であった。
当期純利益
第 3 四半期には、所得税(グループの実効税率 44.9%)および少数株主持分損益の控除後のグルー
プ当期純利益は、前年同期比 87.4%減*(絶対ベースでは同 83.7%減)の 1 億 8,300 万ユーロであっ
た。税引き後 ROE は 1.7%であった。経常外項目計上前では、ROE は約 14%**となる。
1-9 月期の当期純利益は前年同期比 56.3%減*(編成変更の影響を除いたベースでは同 55.3%減)の
19 億 2,300 万ユーロとなった。税引き後 ROE は 8.6%であった。グループは当期を通して多数の経
常外項目(その一部は特定の会計基準に直接的に関連)から引き続き多大な影響を受け、業務粗利益
は 23 億 1,800 万ユーロの減収、税引き前当期純利益は 20 億 4,800 万ユーロの減益の影響を受けた。
これらの項目を調整した税引き後 ROE は約 15%**となる。
1-9 月期の 1 株当たり純利益は 3.36 ユーロであった。
**
業績報酬に関連する調整を考慮に入れないベース。
5/28
2.
グループの
グループの資本構成
2008 年 9 月 30 日現在のグループの自己資本は 352 億ユーロ1、1 株当たり純資産は 1.4 ユーロの未
実現キャピタルロスを含め 53.6 ユーロであった。
グループは自社株買い政策の一環として、第 3 四半期中に 10 万株(1-9 月期を通して 100 万株)の
自社株を買い戻した。9 月末現在、グループが保有する自社株は、トレーディング目的の保有分を除
き 3,000 万株(株式資本の 5.1%)であった。ソシエテ ジェネラルは 2007 年 1 月に実施したストッ
クオプションプランをカバーするために、9 月 30 日以降 130 万の購入選択権を取得した。その結果、
従業員に付与するプランをカバーするために、ソシエテ ジェネラルは 710 万の購入選択権を有して
いる。最後に、2008 年 9 月 24 日付の CECEI(金融機関・投資会社評議会)の承認により、2008 年
11 月 2 日の取締役会において、12 億 1,800 万ユーロの取得価値に相当する、1,000 万株(株式資本
の 1.7%)の消却が実施された。自社株の消却がグループの簿価および自己資本比率に及ぼす影響は
な い も の の 、 ソ シ エ テ ジ ェ ネ ラ ル の 株 式 資 本 は 、 738,409,055 ユ ー ロ ÷ 590,727,244 株 か
725,909,055 ユーロ÷580,727,244 株へ減少する。
バーゼル II 基準のリスク調整後資産は、第 2 四半期の 3,404 億ユーロから微減して 3,402 億ユーロと
なった。9 月 30 日現在の Tier I 比率は 8.5%となった(コア Tier I 比率は 6.8%)。この比率は、配当
性向を 45%(コア Tier I の 25bp に相当)と想定して算出した水準である。9 月 30 日現在のプロフォ
ーマ・ベースの Tier I 比率(政府施策を含む)は 9.0%であった。
当グループは S&P およびフィッチより AA-、ムーディーズより Aa2 の格付けを付与されている。
1
当数値には主に、(i) 超劣後債 44 億ユーロと永久劣後債 9 億ユーロ、および(ii) 未実現キャピタルロス 8 億ユーロが含まれ
る。
6/28
3.
フランス国内
フランス国内ネットワーク
国内ネットワーク部門
ネットワーク部門
単位:
百万ユーロ
単位
:百万
ユーロ
業務粗利益
2008
2008 年
第 3 四半期
2007
2007 年
第 3 四半期
増減
1,781
1,746
+2.0%
+0.1%
+1.8%
-1,108
+1.8%
-3,435
-3,379
+1.7%
653
638
+2.4%
1,839
1,892
-2.8%
-116
537
-68
570
+3.5%
+70.6%
-5.8%
-296
1,543
-224
1,668
+2.0%
+32.1%
-7.5%
345
364
-5.2%
985
1,060
-7.1%
-3.6%
PEL/CEL 引当金の影響およびユーロネクストの株式売却益を除外
税引き
税引き後 ROE
増減
-1,128
引当金の
影響および
およびユーロネクスト
ユーロネクストの
株式売却益を
PEL/CEL 引当金
の影響
および
ユーロネクスト
の 株式売却益
を除外
引当金純繰入額
営業利益
当期純利益
2007
2007 年
1-9 月期
5,271
+2.4%
引当金の
影響および
およびユーロネクスト
ユーロネクストの
株式売却益を
PEL/CEL 引当金
の影響
および
ユーロネクスト
の 株式売却益
を除外
営業費用
営業総利益
2008
2008 年
1-9 月期
5,274
2008
2008 年
第 3 四半期
2007
2007 年
第 3 四半期
18.9%
23.0%
-2.0%
2008
2008 年
1-9 月期
18.8%
2007
2007 年
1-9 月期
23.0%
経済成長の急激な悪化という環境の下、フランス
フランス国内
フランス国内ネットワーク
国内ネットワーク部門
ネットワーク部門は、底堅い事業活動と満足のゆく業績
部門
を通して、健全な地位を実証した。
個人顧客の当座預金口座数は、第3四半期には27,100件の純増(前年同期比では98,000件の純増)となり、9月
個人顧客
30日現在の口座数は630万件であった。
第3四半期の貸借対照表上の預金残高は1.5%増の697億ユーロであった。
第3四半期には、生命保険の新規資金受入額は前年同期比19.5%減の16億ユーロとなり、同業他社を僅かに下回
った(バンカシュアランス業界の平均は13%減)。新規資金受入額の減少は2つの要因の組み合わせによるもの
であった。第1に、金融市場の急激な変動を背景とする貯蓄者の強固なリスク回避志向を受け、ユニットリンク
保険への支払いが激減した。第2に、8月の上旬以降、長期的な預金のコミットメントを伴わない流動性預金の
非課税貯蓄口座のリターンが、利益配当付き保険のリターンを上回ったことによる、流動性預金との競合であ
る。第3四半期の株式市場の注文件数も、前年同期比30.5%減と同様に減少した。
住宅ローン残高は前年同期比で 10.1%の増加となった。フランス国内ネットワーク部門は、個人向け
に価格競争力のある住宅ローンを提供するという商業政策を維持した。
第 3 四半期の法人顧客市場
法人顧客市場は好調であった。貸借対照表上の預金残高は第
3 四半期に急増し、前年同期比
法人顧客市場
32.4%増の 278 億ユーロとなった。また、フランス国内ネットワークの法人顧客向けの貸出残高は前年同期を
大幅に上回った。
事業資金の貸出残高:13.8%増
投資資金の貸出残高:19.5%増
PEL/CEL口座に係る引当金の影響を除いたベースで、フランス国内ネットワーク部門の第3四半期の業務粗利
益は前年同期比2.4%増の17億8,100万ユーロであった(第3四半期にはPEL/CEL口座に係る引当金の影響がなか
ったのに対して、前年同期は700万ユーロの引当金の戻入があった)。PEL/CEL口座に係る引当金の影響を考
慮したベースだと、業務粗利益は同2.0%増であった。
第3四半期の正味受取利息は前年同期比で1.5%増加した(PEL/CEL口座に係る引当金の影響を除く)。規制貯
蓄金利の上昇を主因とする利ザヤの低下圧力は、預金残高と貸出残高の伸びにより相殺された。
第3四半期の手数料収入は前年同期比で3.5%増加した。金融手数料(同15.2%減)は引き続き、有価証券残高
の減少をもたらす株価指数の急落による影響を受けた。第3四半期のサービス手数料は、フランス国内のリテー
7/28
ル バンキング事業の顧客とコーポレートおよびインベストメント バンキング事業とのシナジーの最適化に支え
られ、同10.3%増と堅調を維持した。
第 3 四半期の営業費用は前年同期比で 1.8%増となった。経費率(PEL/CEL 口座に係る引当金の影響
を除く)は前年同期から 0.4%低下して 63.3%となった。
第 3 四半期のリスク引当金は前年同期の 25bp から 33bp へ小幅上昇した。リスク引当金の水準は依然として平
均値を下回っている。
以上の結果、フランス国内ネットワーク部門によるグループ当期純利益への寄与は、第 3 四半期には
3 億 4,500 万ユーロとなり、前年同期の 3 億 5,800 万ユーロを僅かに下回った(PEL/CEL 口座に係る
引当金の影響を除く)。
税引き後 ROE(PEL/CEL 口座に係る引当金の影響を除く)は、第 3 四半期には 18.9%となった。こ
れに対して前年同期は 22.6%であった(PEL/CEL 口座に係る引当金の影響を除く)。
1-9 月期の業務粗利益は 1.8%増の 52 億 8,000 万ユーロであった(PEL/CEL 口座に係る引当金の影
響およびユーロネクストの株式売却益を除く)。1-9 月期の営業費用は前年同期比で 1.7%増加した。
PEL/CEL 口座に係る引当金の影響を除いた、1-9 月期の業務粗利益は 18 億 4,500 万ユーロと前年
同期とほぼ同じ水準で、経費率は 65.1%であった(ユーロネクストの株式売却益を除いたベースでは
前年同期とほぼ同水準)。1-9 月期のグループ当期純利益への寄与は 3.8%減少した(PEL/CEL 口
座に係る引当金の影響を除く)。
最後に、1-9 月期の ROE は 18.9%であった(PEL/CEL 口座に係る引当金の影響を除く)。
8/28
国際リテール
国際リテール バンキング部門
バンキング部門
4.
単位:
百万ユーロ
単位
:百万
ユーロ
2008 年
第 3 四半期
2007 年
第 3 四半期
増減
1,301
871
+49.4%
業務粗利益
比較可能ベース
比較可能
ベース
2008
2008 年
1-9 月期
3,629
2007
2007 年
1-9 月期
2,494
+26.5%
営業費用
-668
-494
+35.2%
633
377
+67.9%
比較可能ベース
比較可能
ベース
比較可能ベース
比較可能ベース
-2,011
-1,457
+38.0%
1,618
1,037
+56.0%
+11.5%
+46.2%
引当金純繰入額
営業利益
-127
506
-44
333
比較可能ベース
比較可能
ベース
X 2.9
+52.0%
+34.1%
-293
1,325
-155
882
+40.3%
当期純利益
255
172
2008 年
第 3 四半期
2007 年
第 3 四半期
36.8%
35.9%
税引き
税引き後 ROE
+48.3%
+45.5%
+20.9%
+11.6%
営業総利益
増減
+89.0%
+50.2%
+35.4%
685
484
2008
2008 年
1-9 月期
36.3%
2007
2007 年
1-9 月期
35.8%
+41.5%
(b): 付属書類 4 の経常外項目を除く
金融危機にも関わらず、第 3 四半期の国際リテール バンキング部門は好調を維持した。第 3 四半期の業務粗利
益は 13 億 100 万ユーロ(7,500 万ユーロの経常外項目を含む)と前年同期を 26.5%*上回った。これらの安定
した継続的な業績(前年同期比で第 1 四半期には 22.1%増*、第 2 四半期には 14.2%増*)は、大幅な成長が期
待できる地域に狙いを定めた地域ネットワークにより支えられている。
1-9 月期の国際リテール バンキング部門の業務粗利益は前年同期比 20.9%増*の 36 億 2,900 万であ
った。
9月30日現在の国際リテール バンキング部門の事業活動は、安定した事業ダイナミクスを明確に示し
ている。
-
国際リテール バンキング部門の顧客フランチャイズは1200万人の個人顧客により構成され
ており、前年同期比で8.4%増加した*(ロスバンクの統合による影響を除く)。
-
2007年9月以降に比較可能ベースで増設した320支店を含む、3,600店超の支店総数を誇るネ
ットワーク。
-
比較可能ベースで前年同期比3,000人超増員した、国際リテール バンキング部門の顧客にサー
ビスを提供するための、59,000人を上回る従業員数。
-
預金残高と貸出残高は、個人顧客では前年同期比9.0%増*と29.3%増*、法人顧客では同15.1%
増*、27.9%増*であった。
-
預貸率は100%であった。
流動性危機による影響下にありながらも、グループが事業を展開している中・東欧諸国やロシアは、
西欧諸国や米国を上回る中期的な成長見通しを備えている。現在最先進諸国に影響を与えている景気
の失速から、中・東欧諸国やロシアは影響を回避し続けることは不可能であるものの、今後数年間は、
大幅な成長を続ける見通しである。それぞれの状況により異なる(ユーロ圏への加盟、コモディティ
資源、低水準の対外債務)ものの、それぞれのファンダメンタルズも、安定要因としての役目を果た
す見込みである。従って、ロシアの株式市場の大幅な変動にも関わらず、ロシア経済およびロシアの
銀行システムは依然として大幅な発展余地を備えているのである。実際、国際通貨基金(IMF)は
9/28
2009 年にロシア経済は 5%を上回って成長すると予想している(2008 年 10 月に修正)。また、ル
ーマニアの中期的なマクロ経済見通しは良好で、依然として大幅な銀行サービスの拡大や経済の一段
とした「ユーロ化」の余地を備えている。BRD は第 3 四半期も成長を続け、商業政策を現在の市況
に適応させている。また、チェコ共和国では、コメルチニ バンカは引き続き良好な営業実績を実証
している。
1
第 3 四半期の営業費用は、比較可能ベースで前年同期比 11.6%の増加*(絶対ベースでは同 35.2%増 )に抑え
られた。支店ネットワークの展開費用を除くと、増加幅は僅か同 7.8%*となる。営業費用の増加が業務粗利益
(b)
の伸びを下回ったことから、第 3 四半期の経費率は 54.5% と、前年同期の 56.7%から改善した。
1-9 月期においても同様の傾向が確認されている。営業費用は前年同期比 11.5%増*(絶対ベースでは同
38.0%増 1)、支店ネットワークの展開費用を除くと同 7.5%増*となった。経費率は 56.6%(b)と、前年同期の
58.4%を下回った。
以上の結果、第 3 四半期の営業総利益は前年同期から大幅に伸長した(前年同期比 26.4%増*の 5 億 5,800 万ユ
(b)
1
(b)
1
ーロ 、絶対ベース では同 48.0%増 )。1-9 月期の営業総利益は前年同期比 34.1%増*(絶対ベース では
(b)
同 48.8%増 )であった。
9 月 30 日現在のリスク引当金は、主にロスバンクの統合を要因に、71bp と前年同期の 42bp を上回
った。ロスバンク統合の影響を控除した経費率は 57bp であった。
当部門によるグループ当期純利益への寄与は、第 3 四半期には 2 億 1,800 万ユーロ(b)となり、前年同期比で
(b)
43.4%増加*した(絶対ベースでは同 26.7%増*)。1-9 月期には同 38.2%増*(絶対ベースでは同 33.9%増 )
であった。
税引き後 ROE は、第 3 四半期には 31.5%(b)(前年同期は 35.9%)、1-9 月期には 34.3%(b)(同
35.8%)であった。
1
主としてロスバンクの統合による。
10/28
5.
金融サービス
金融サービス部門
サービス部門
単位:
百万ユーロ
単位
:百万
ユーロ
業務粗利益
2008 年
第 3 四半期
2007 年
第 3 四半期
増減
804
707
+13.7%
比較可能ベース
比較可能
ベース
営業費用
-375
比較可能ベース
比較可能
ベース
350
332
税引き
税引き後 ROE
-1,337
-1,091
+5.4%
-149
201
-102
230
+46.1%
-12.6%
1,066
949
147
2008 年
第 3 四半期
2007 年
第 3 四半期
12.2%
15.6%
-9.5%
+22.5%
+12.3%
+7.2%
-396
670
-272
677
-14.2%
133
+17.8%
+12.9%
+1.9%
比較可能ベース
比較可能
ベース
当期純利益
+21.1%
増減
+10.2%
+12.8%
比較可能ベース
比較可能
ベース
引当金純繰入額
営業利益
2007
2007 年
1-9 月期
2,040
+7.7%
-454
営業総利益
2008
2008 年
1-9 月期
2,403
+45.6%
-1.0%
-1.5%
454
432
2008
2008 年
1-9 月期
14.5%
2007
2007 年
1-9 月期
15.7%
+5.1%
金融サービス
金融サービス部門
サービス部門は以下の事業により構成されている。
部門
(i)
専門金融事業(消費者金融、設備ファイナンス、車両オペレーショナルリース・車両管理、
専門金融事業
IT 資産リース・管理)
(ii)
生命保険・
生命保険・損害保険事業
専門金融事業は第 3 四半期を通して拡大を続けた。
消費者金融業務は、「バンク
PSA ファイナンス」との事業提携を通してロシアでの事業を拡大した。
消費者金融
この合意は、クレジット、リース、保険、サービスを含む包括的な商品、およびプジョーやシトロー
エンの販売代理店に対する購入資金融資(車両やスペアパーツの在庫のファイナンシング)を提供し、
個人顧客の資金調達ニーズに応える上で有用である。消費者金融業務は、子会社である NSGB 内に
おいてエジプトでも設立され、グループ間のシナジー効果を一段と実証している。
第 3 四半期に消費者金融業務は健全な業績を達成し、新規貸出高は 36 億ユーロ(前年同期比 30.6%
増*、1-9 月期では同 21.9%増*)、9 月 30 日現在の貸出残高は 210 億ユーロ(前年同期比 20.5%増
*)であった。
設備ファイナンス
設備ファイナンス業務では、グループは事業展開している諸国における主要な国際的設備メーカーを支援する
ファイナンス
という方針を続行している。SG エクイプメント ファイナンスは 2 社の子会社を設立し、クロアチアとブラジ
ルのリース市場に進出した。設備市場の首位の座を確保している欧州においても、SG エクイプメント ファイ
ナンスは PEMA GmBH の 100%買収を通してサービスを拡大しており、トラックサービスを含むリース市場を
1
設立した。第 3 四半期の新規契約高 は前期比 1.0%増*と安定していた。1-9 月期では、ドイツ(1-9 月期で
10.0%増*)とイタリア(同 23.4%増*)を主導に、8.5%*と大幅な伸びを見せた。
SG エクイプメント ファイナンス全体の貸出残高1は第 3 四半期に 10.8%*伸長し、9 月 30 日現在で 185 億ユー
ロとなった。
1
ファクタリングを除く。
11/28
車両オペレーショナルリース
車両オペレーショナルリース・
車両管理
月 30 日現在で 773,000 台超)
オペレーショナルリース・車両管理業務では、管理車両台数(9
は前年同月比 8.4%*の伸びと、引き続き健全な水準で増加している。管理車両台数はインド(前年同
期比 2.3 倍)、リトアニア(同 2.2 倍)、ブラジル(同 2.1 倍)において最も大幅に増加し、フラン
スとドイツも良好な業績を達成し(第 3 四半期に保有車両は前年同期比で 5.2%、8.7%ずつ増加)、
ALD オートモーティブは欧州第 2 位の座を確保した。
良好な業績を主導に、専門金融
専門金融事業の業務粗利益は第
3 四半期には前年同期比 9.1%増*(絶対ベース
専門金融
では同 16.3%増)の 6 億 8,500 万ユーロ、1-9 月期には同 11.3%増*(絶対ベースでは同 20.4%増)
の 20 億 2,700 万ユーロとなった。
国際的な投資を継続した結果、営業費用は第 3 四半期には前年同期比 12.8%増*(絶対ベースでは同 22%)、1
-9 月期では同 12.6%増*(絶対ベースでは同 23.4%)となった。第 3 四半期の営業総利益は 2 億 7,500 万ユー
ロ、前年同期比で 4.1%の増加*(絶対ベースでは同 8.7%増)となった。1-9 月期の営業総利益は 8 億 2,600
万ユーロと、前年同期を 9.5%*上回った(絶対ベースでは同 16.2%増)。
新興諸国の消費者金融業務が全体に占める割合が拡大したことを受け、当部門のリスク引当金は増加した。第
3 四半期のリスク引当金は 127bp と、前年同期の 101bp から上昇した。
生命保険事業は、第
3 四半期も引き続き非常に厳しい環境に直面した。こうした背景下、第 3 四半期
生命保険
の新規受入資金は前年同期比 13.3%減の 15 億 5,000 万ユーロとなり、利益配当付き保険の人気が高
まる中、ユニットリンク保険の比率は低下を続けた(2 億 7,200 万ユーロ)。第 3 四半期の業務粗利
益は前年同期比 0.9%減*の小幅減少となったものの、1-9 月期では同 4.5%増*となった。
金融サービス
3 四半期の営業利益は前年同期比 14.2%減(絶対ベースでは同 12.6%減)の 2
金融サービス部門の第
サービス
億 100 万ユーロ、1-9 月期では同 1.5%減*の 6 億 7,000 万ユーロとなった。
グループ当期純利益への寄与は、第 3 四半期には前年同期比 10.7%減*(絶対ベースでは同 9.5%
減)の 1 億 3,300 万ユーロとなった。ただし、1-9 月期では、グループ当期純利益への寄与は同
4.4%増*(絶対ベースでは同 5.1%増)の 4 億 5,400 万ユーロであった。
税引き後 ROE は、第 3 四半期には 12.2%、1-9 月期には 14.5%であった(第 3 四半期、1-9 月期
ともに前年同期を下回った)。
12/28
6.
グローバル インベストメント マネジメントおよび
マネジメントおよびサービス
およびサービス部門
サービス部門
単位:
百万ユーロ
単位
:百万
ユーロ
業務粗利益
2008 年
第 3 四半期
2007 年
第 3 四半期
増減
746
854
-12.6%
比較可能ベース
比較可能
ベース
営業費用
-640
-638
94
214
+0.3%
-56.1%
プライベート バンキング
SG SS およびオンライン
およびオンライン貯蓄
オンライン貯蓄
単位:
十億ユーロ
単位
:十億
ユーロ
137
-50.4%
-23.4%
-1,957
-1,964
-0.4%
242
917
-73.6%
+7.0%
-60.8%
68
増減
-25.0%
+10.1%
比較可能ベース
比較可能ベース
当期純利益
アセット マネジメント
2007
2007 年
1-9 月期
2,889
-7.8%
比較可能ベース
比較可能
ベース
営業利益
2008
2008 年
1-9 月期
2,213
-81.9%
175
602
-70.9%
-6
40
NM
-106
199
NM
46
51
-9.8%
156
157
-0.6%
28
46
-39.1%
125
246
-49.2%
2007
2007 年
1-9 月期
26.2
450
2008 年
第 3 四半期
2007 年
第 3 四半期
新規契約資産受入額(
新規契約資産受入額(期中)
期中)
-6.1
-10.2
2008
2008 年
1-9 月期
-13.7
運用資産残高(
運用資産残高(期末)
期末)
371
450
371
** フィマットおよびニューエッジの計上前
(b): 付属書類 4 に記載の経常外項目の計上前
グローバル インベストメント マネジメントおよび
マネジメントおよびサービス
およびサービス部門
サービス部門は
部門は、以下の
以下の主要な
主要な 3 事業により
事業により構成
により構成
されている
いる。
されて
いる。
(i) アセット マネジメント事業
マネジメント事業(
マネジメント)
事業(ソシエテ ジェネラル アセット マネジメント)
(ii) プライベート バンキング事業
バンキング事業(
事業(SG プライベート バンキング)
バンキング)
(iii) ソシエテ ジェネラル セキュリティーズ サービス(
)、ブローカー
サービス(SG SS)、
)、ブローカー事業
ブローカー事業(
事業(ニュー
エッジ)
エッジ)およびオンライン
およびオンライン貯蓄事業
オンライン貯蓄事業(
貯蓄事業(ブルソラマ)
ブルソラマ)
グローバル インベストメント マネジメントおよび
マネジメントおよびサービス
およびサービス部門は、株式市場の暴落による影響を受
サービス
け、業務粗利益は概して前年同期の水準を下回った。
アセット マネジメント事業の第
3 四半期のグループ当期純利益への寄与はほぼ収支トントンであっ
マネジメント
た。グループは、アセット マネジメント事業の商品・サービスおよび組織構造を、新たな経済・金
融環境に適応させることを目的とした、回復計画を実施した。ターゲットとする顧客と商品提供の精
査に加えて、アセット マネジメント事業では、オルタナティブ、ストラクチャード、インデックス
リンク投資活動における地位の強固を目的に、リクソー アセット マネジメント(9 月 30 日現在の運
用資産残高は 703 億ユーロ)と SGAM AI との将来的な合併を検討している。これらが統合すれば、
(i)商品構成の増強および(ii)収入とコストのシナジー効果の活用が期待できる。
株価指数の暴落は、SG SS、
、ブローカー、
ブローカー、オンライン貯蓄
オンライン貯蓄事業にも影響を与えており、グループ当期
貯蓄
純利益への寄与は前年同期の水準を下回るものであった。
その一方で、プライベート
プライベート バンキング事業は、堅固な事業活動に支えられ、すべての事業において
バンキング
引き続き満足のゆく業績を達成した。フランス国内外での様々な事業拡大プロジェクトが成長を下支
えている。
13/28
当部門の 2008 年 9 月 30 日現在の運用資産残高は 3,710 億ユーロと、2008 年 6 月 30 日現在の 3,814 億
ユーロから微減した。その要因は(i)株式市場からの資金の流出と株式市場の下落、および(ii)為替の
効果であった。
以上の結果、当部門の業務粗利益は、第 3 四半期には前年同期比 16.4%減 (b) (絶対ベースでは同
12.6%減)の 7 億 4,600 万ユーロであった。第 3 四半期の営業利益は、前年同期比 56.6%減(b)(絶対ベ
ースでは同 56.1%減)となった。グループ当期純利益への寄与は、第 3 四半期は前年同期比 51.7%減
(b)
(絶対ベースでは同 50.4%減)の 6,800 万ユーロであった。
1-9 月期では、当部門の業務粗利益は、前年同月比 10.0%減(b)(絶対ベースでは同 23.4%減)の 22 億
1300 万ユーロであった。営業利益は同 33.2%減(b)(絶対ベースでは同 73.6%減)となり、グループ当
期純利益への寄与は、主に金融危機がアセット マネジメントに与えた影響が要因で、前年同期比
29.7%減(b)(絶対ベースでは同 70.9%減)の 1 億 7,500 万ユーロとなった。
アセット マネジメント
厳しい環境の下、ダイナミック マネー マーケット ファンドの残余資産(9 月 30 日現在 13 億ユー
ロ)はごく僅かとなり、9 月 30 日現在の SGAM の資産運用残高は 2,980 億ユーロと、2008 年 6 月 30
日現在の水準を 112 億ユーロ下回った。前年同期比では、資産運用残高は 20.5%減少した。その要因
は、為替効果(24 億ユーロの減少要因)、相場効果(487 億ユーロの減少要因)のほか、契約資産流
出による累積的影響(ダイナミック マネー マーケット ファンドの 153 億ユーロの流出と CDO の 100
億ユーロの流出を含む、合計 261 億ユーロの流出)があった。
第 3 四半期の業務粗利益は前年同期比で 34.8%の減少(b)(絶対ベースでは同 25.5%減)で、粗利益率
は 17bp となった。業務粗利益が前年同期の水準を下回った要因としては、主に運用資産の価値の下
落や様々な手数料の収縮、ならびに 3,300 万ユーロのシードファンドの評価損の計上およびリーマ
ン・ブラザーズへのエクスポージャーに係る 1,200 万ユーロの引当金の計上などが挙げられる。第 3
四半期には、業績報酬に係る引当金の大幅な戻入があり、営業費用は前年同期比 11.7%増*(絶対ベ
ースでは同 8.0%増)となった。
第 3 四半期の営業総利益とグループ当期純利益への寄与はそれぞれ 900 万ユーロと 600 万ユーロのマ
イナスとなった。
1-9 月期の業務粗利益は前年同期の水準を 27.3%(b)下回り(絶対ベースでは同 54.0%減)、営業費用
も同 0.7%減*(絶対ベースでは同 3.1%減)となった。1-9 月期の営業総利益は、2008 年上半期の流
動性危機による影響を受け、1 億 6,800 万ユーロのマイナスとなった(前年同期は 3 億 1,400 万ユーロ
のプラス)。
プライベート バンキング
SG プライベート バンキングでは、第 3 四半期には顧客フランチャイズの質の高さおよびフランス内
外における事業拡大戦略(事業買収、グリーンフィールド オペレーション、または社内外でのパー
トナーシップ)の健全性が改めて実証された。当事業は引き続き、6 専門事業の地域ネットワークの
設立を通して(2008 年 6 月:ボルドー、2008 年 9 月:リヨンとマルセイユ、2009 年の計画:リール、
レンヌ、ストラスブール)フランス国内ネットワーク部門との合弁事業の拡張を行っている。それと
同時に、グループは 2007 年 10 月に上海支店を開設するなど、中国のような高い成長余地を備えた市
場において、プライベート バンキング事業の内部成長プロジェクトを遂行している。
厳しい環境の下、SG プライベート バンキングの第 3 四半期の業績は満足のゆくものであった。
業務粗利益は前年同期の水準を 1.0%*と僅かに下回った(絶対ベースでは同 1.5%減)
粗利益率は 109bp と高水準であった
14/28
第 3 四半期の契約資産受入額は、年換算で 11%に相当する 18 億ユーロの純増となった。2008
年 9 月 30 日現在の運用資産残高は 730 億ユーロと、2008 年 9 月 30 日現在の 755 億ユーロを
僅かに下回った。この減少は、相場効果と為替効果が不利に働いたことのみに起因するもの
である。1-9 月期の契約資産受入額は 42 億ユーロの純増であった。
営業費用が前年同期比で 4.7%増*(絶対ベースでは同 3.8%増)となったのは、すべての市場で商業
投資を実施したことに起因する。第 3 四半期の営業総利益は前年同期比 11.4%減*(絶対ベースでは
同 11.3%減)の 6,300 万ユーロであった。
ワシントン・ミューチュアルに対するエクスポージャーに係る 1,000 万ユーロの特別損失を考慮に入
れた後の、第 3 四半期のグループ当期純利益への寄与は前年同期比 3.9%増(b) (絶対ベースでは同
9.8%減)の 4,600 万ユーロとなった。
1-9 月期の業務粗利益は、前年同期比 4.4%増(b)(絶対ベースでは同 4.2%)となり、営業費用は同
8.5%増*(絶対ベースでは同 7.2%増)となった。グループ当期純利益への寄与は 1 億 5,600 万ユーロ
と、前年同期の水準を 4.5%(b)(絶対ベースでは同 0.6%減)と僅かに上回った。
ソシエテ ジェネラル セキュリティーズ サービス(
)、ブローカー
サービス(SG SS)、
)、ブローカー(
ブローカー(ニューエッジ)
ニューエッジ)およびオ
およびオ
ンライン貯蓄
ンライン貯蓄(
貯蓄(ブルソラマ)
ブルソラマ)
証券サービス
3 四半期も好調な拡大を続け、業務粗利益は前年同期の水準を 8.6%*上回った
証券サービス業務は第
サービス
(絶対ベースでは同 13.1%増)。その結果、9 月 30 日現在の預かり資産残高は前年同期から 6.2%増
加し、2 兆 7,440 億ユーロとなった。9 月 30 日現在の管理資産残高は 4,810 憶ユーロと、前年同期比
20.2%増となった。
2008 年の環境は 2007 年より悪化したものの、第 3 四半期にブローカー
ブローカー事業
ブローカー事業の販売数量は大幅な伸び
事業
を見せた。2008 年 8 月末に、米国の顧客預金総額において、第 1 位の FCM(先物取引業者)として
選ばれたニューエッジ
ニューエッジは、第
3 四半期に 3 億 9,800 万件の取引を執行し、4 億 5,600 万件の取引を決済
ニューエッジ
した。
ブルソラマに関しては、第
3 四半期の注文執行件数は、前年同期比では 14.0%減となったものの、前
ブルソラマ
期比では 4.6%増となった。オンライン貯蓄残高は 2008 年 9 月 30 日現在で 31 億 3,000 万ユーロと、
前期から 3.2%*減少した。第 3 四半期には 5,275 件を超す口座が新規開設され(2008 年 1-9 月期で
15,580 件超)、2008 年 9 月 30 日現在の銀行口座数は 74,691 件となるなど、フランス国内におけるブ
ルソラマのバンキング業務の成功が改めて実証された。
SGSS、ブローカーおよびオンライン貯蓄事業の業務粗利益は、第 3 四半期には前年同期比 4.0%増*
(絶対ベース1では同 10.5%減)となった。営業費用は前年同期の水準を 12.7%*上回った(絶対ベー
スでは同 5.1%減)。
以上の結果、当事業の営業総利益は、第 3 四半期には前年同期を 28.6%*下回り、グループ当期純利
益への寄与は前年同期比 20.0%減*となった。
1-9 月期の業務粗利益は、前年同期比 3.0%減(b)(絶対ベース 1 では同 14.6%減)となり、営業費用は
同 15.4%増*(絶対ベースでは同 1.5%減)となった。グループ当期純利益への寄与は前年同期比 8.1%
の減少(b)となった。
1
SGSS、ブローカーおよびオンライン貯蓄事業の業績数値の変動を解釈する際には、2007 年第 2 四半期に計上したユーロ
ネクストの株式売却益に関連する調整に加えて、ニューエッジの連結に関連した連結対象の変更の影響に注意する必要があ
る。ソシエテ ジェネラルは 2008 年第 1 四半期よりニューエッジの 50%を比例ベースで連結化した。従って、2007 年末ま
でのフィマットの 100%連結よりも小規模な連結となる。
15/28
7.
コーポレートおよび
コーポレートおよびインベストメント
およびインベストメント バンキング部門
バンキング部門
単位:
百万ユーロ
単位
:百万
ユーロ
2008 年
第 3 四半期
2007 年
第 3 四半期
増減
647
1,159
-44.2%
業務粗利益
比較可能ベース
比較可能
ベース
2008
2008 年
1-9 月期
2,873
2007
2007 年
1-9 月期
5,183
-43.2%
ファイナンスおよび
ファイナンスおよびアト
およびアド
アドバイザ
イザリー
フィクストインカム、
フィクストインカム、通貨、
通貨、コモデ
コモディデ
ィディ
エクイティ
営業費用
-42.6%
375
105
679
+38.1%
NM
-25.2%
1,410
-482
1,945
1,178
1,214
2,791
+19.7%
NM
-30.3%
-777
-743
+4.6%
-2,732
-2,936
-6.9%
+9.6%
-130
416
比較可能ベース
比較可能
ベース
NM
-2.9%
141
2,247
NM
引当金純繰入額
営業利益
-270
-400
-9
407
比較可能ベース
比較可能
ベース
NM
NM
-244
310
2008 年
第 3 四半期
2007 年
第 3 四半期
NM
21.1%
税引き
税引き後 ROE
NM
-93.7%
-93.6%
-659
-518
51
2,298
NM
当期純利益
-44.6%
518
-379
508
比較可能ベース
比較可能
ベース
営業総利益
増減
NM
NM
NM
-291
1,697
2008
2008 年
1-9 月期
NM
2007
2007 年
1-9 月期
40.1%
NM
(a): 不正かつ隠蔽された市場取引に関して2007年に計上された架空取引による会計上の影響を修正していない数値。修正後の数値は付属書類3に記載している。
ただし、グループの業績に関する情報をより適切に開示するために、数値は過去に公表されたデータに対応させている。また、コメントもこれらの公表済み
データに基づいて行っている。
(b): 付属書類4に記載の経常外項目の計上前。
コーポレートおよび
コーポレートおよびインベストメント
およびインベストメント バンキング部門
バンキング部門の第3四半期の業績は引き続き、複数の金融機
部門
関の破綻、大幅なボラティリティと相関関係を伴う株式市場の暴落、クレジット市場の混乱、および
一部の資産クラスの持続的な悪化などの厳しい市況による影響を受けている。このような不利な環境
にも関わらず、グループは第3四半期に、リスクに対するエクスポージャーを、売却またはヘッジ、
あるいは複数行の債務不履行を要因とする特定のシンセティックCDOの分解を通して、大幅に削減
した。
第 2 四半期と同様に、当部門の業務粗利益には金融危機関連の経常外項目(b)が含まれている。銀行の
経営破綻や米国住宅用不動産市場関連資産の評価損の計上による影響の一部は、CDO の値洗いや金
融債務の再評価によるプラスの影響により相殺された。2008 年第 2 四半期同様に、当部門の業務粗
利益に関するコメントは、これらの経常外項目の計上前の数値に基づいて行っている。ただし、営業
利益とグループ当期純利益への寄与については、これらの経常外項目の計上後の数値で言及している。
上記調整後の当部門の業務粗利益は、第3四半期には17億2,600万ユーロとなり、前年同期の14億
2,800万ユーロから20.9%増加した。第3四半期の好調な活動(経常外項目を除く)は、市場活動とト
レーディング ポジションの賢明な管理を主導とする、見事な業績を要因とするものである。1-9月
期の上記調整後の業務粗利益は51億4,400万ユーロとなり、前年同期の53億9,800万から小幅減少と
なった。
16/28
劣悪な市場環境にも関わらずエクイティ
エクイティ事業は堅調で、経常外項目の計上前の第3四半期の業務粗利
エクイティ
(b)
益は、前年同期比3.1%減 、前期比14.4%減(b)の6億6,000万ユーロであった。当事業の業務粗利益は、
取引数量が全般的に減少する中、底堅い顧客勘定業務(前年同期比では12.3%の減少(b)だが、前期比
では2.5%の増加(b))に牽引される形となった。フロー商品は非常に好調で、新規受入額は前年同期比
14.3%増、前期比では17.4%増となった。ただし、ストラクチャード商品は不利な季節的な影響や、
市場の暴落を背景とする投資家による「様子見」の姿勢による影響を受けた。SG CIBは「ベスト・
エクイティ・デリバティブ・プロバイダー・イン・ヨーロッパ・アジア・アンド・ノースアメリカ」
賞を受賞し、「RISKインターディーラー・ランキング2008」で世界第1位の座に選ばれ、また2008
年9月末現在の市場シェアは14.3%とワラント市場における世界第1位の座を確保するなど、株式デリ
バティブ分野における世界有数の地位を実証した。トレーディング収益も比較的好調であった(経常
外項目の計上前のベースで1億6,100万ユーロ、前年同期比43.8%増(b) 、前期比43.3%減(b) )。裁定取
引の収益は減少したものの、非常に厳しい市場環境下において、プラスを維持した。その一方、ボラ
ティリティ トレーディングは好調な業績となった。
債券・
債券・ 為替・
為替・ コモディティ事業の業務粗利益(経常外項目の計上前)は7億4,400万ユーロを計上し、
コモディティ
前年同期比で140.0%増(b)、前期比で4.9%増(b)となった。第3四半期にも再び、フロー商品、金利や為
替のストラクチャード商品、およびコモディティを主導に、顧客勘定業務は記録的な業務粗利益を計
上した。この好調な業績は、これらの事業活動において顧客フランチャイズの拡大を継続して行って
きたことの証であり、「RISKインターディーラー・ランキング2008」から複数の賞を受賞したこと
(ユーロ・インタレストレート・キャップ/フロアーで第2位、ユーロ・インフレーション・スワップ
で第5位)や、2008年にリスク・マガジン誌から「グローバル・ベスト・コモディティーズ・ハウ
ス」賞を受賞したことにも実証されている。トレーディング業務の収益は、現物商品やコモディティ
のトレーディング活動が健全なパフォーマンスとなったことから、第3四半期に2億9,900万ユーロと、
前年同期の7,200万ユーロのマイナス(経常外項目の計上前)から大幅に増加し、前期比では10.7%
増(b)となった。
ファイナンスおよび
ファイナンスおよびアドバイザリー
およびアドバイザリー事業の第3四半期の業務粗利益は3億2,200万ユーロとなり、前年
アドバイザリー
同期比で26.3%の減少(b)、前期比で20.7%(b) の減少となった。市況が悪化する中、当事業の業績には
ばらつきが見られた。インフラ、天然資源、事業買収関連のストラクチャード ファイナンシング、
特にEDFによるブリティッシュ・エナジーの買収(総額110億英ポンド)案件における資金調達オペ
レーションへの主要な関与などは良好な業績に繋がった。市場が下落する中、コーポレートおよびイ
ンベストメント バンキング部門はユーロ債の発行市場におけるシェアを維持し、ユーロ債発行市場
での第5位の地位を保持した。これらの取引が示す通り、当事業は引き続き顧客および顧客の取引に
対して資金を供給した。レバレッジド ファイナンスおよび不動産ファイナンスの市況は依然として
低迷している。
コーポレートおよびインベストメント バンキング部門の第 3 四半期の営業費用は、賞与引当金の払
戻を背景に非常に低い水準であった前年同期から 9.6%増加した*(絶対ベースでは同 4.6%増)。コ
ストベースの下方修正による影響の一部は、リスク管理インフラの強化に係る投資により相殺された。
1-9 月期の営業費用は、前年同期比 2.9%減*(絶対ベースでは同 6.9%減)となり、経費率は
53.1%(b)と前年同期の 54.4%(b)から低下した。
当部門は第 3 四半期に、主に未発生損失(1 億 3,200 万ユーロ)および複数行の債務不履行(4,000
万ユーロ)に対する引当金に関連する、2 億 7,000 万ユーロの引当金を計上した。
当部門の営業利益は、第3四半期は4億ユーロの損失、1-9月期は5億1,800万ユーロの損失となった。
グループ当期純利益への寄与は、第3四半期には2億4,400万ユーロの減少要因、1-9月期には2億
9,100万ユーロの減少要因となった。
17/28
8.
コーポレート センター
コーポレート センターの第 3 四半期の営業総利益は、主に株式ポートフォリオ(1 億 4,200 万ユー
ロ)の永久的減損の評価損を計上したことを要因に、2 億 100 万ユーロの損失となった(前年同期は
2,200 万ユーロのプラス)。2008 年 9 月 30 日現在の IFRS 基準による産業株式ポートフォリオの帳
簿価額は、未実現キャピタルゲインを除き、7 億 5,500 万ユーロ、時価では 8 億 4,700 万ユーロであ
った。
9.
結論
良識的に作成した第 3 四半期決算は、ここ数年を通してグループが展開してきたユニバーサル バン
キング モデルの構造安定性を実証するものであった。非常に厳しい環境にも関わらず、事業は好調
を維持し、第 3 四半期のグループの基礎的な収益率(経常外項目を除く)は約 14%の水準にある。
グループはまた、リスクに対するエクスポージャーを大幅に削減すると共に、残りのエクスポージャ
ーに対する引当金の積み増しを行った。
2008 年 9 月 30 日現在、バーゼル II を基準とする Tier I 比率は 9.0%(コア Tier I 比率は 6.8%)と、
グループのバランスシートの健全性を実証している。この健全な支払能力に加えて、多様な顧客フラ
ンチャイズの良好な質は、ソシエテ ジェネラルによる戦略の遂行や 2009 年に見込まれる経済環境の
悪化を乗り切るうえで、有用となる見通しである。
2009 年の財務情報開示日程
2009 年 2 月 18 日
2008 年第 4 四半期・
四半期・通期決算の
通期決算の発表
2009 年 5 月 7 日
2009 年第 1 四半期決算の
四半期決算の発表
2009 年 8 月 5 日
2009 年第 2 四半期決算の
四半期決算の発表
2009 年 11 月 4 日
2009 年第 3 四半期決算の
四半期決算の発表
本文書にはソシエテ ジェネラル グループの目標・戦略に関する予測・意見が多数含まれます。
これらの予測は、一般事項、特定事項の両方を含む一連の前提を基礎としています。結果として、これらの予測が実現しないリスクがあり
ます。グループの将来の業績は多数の要因に左右されますため、現在の予測とは異なる可能性があります。したがいまして、本文書を読ま
れる方には、正当な程度以上にこれらの数値に信頼を置かないようお勧めします。
投資家の皆様には、本文書が提供する情報に基づいて投資上の決定をなされる際に、不確定要因やリスクを考慮するようお勧めします。ソ
シエテ ジェネラルまたはその代表者のいずれも、本文書に記載した事項、それに関連する事項、または当該記載事項が言及する文書もし
くは情報に関し、これらの利用に起因するいかなる損失に対しても責任を負うものではありません。
特に明記しない限り、ランキングは内部資料によるものです。
2008
2008 年度第 3 四半期および
四半期および 1-9 月期決算
月期決算の
決算の詳細(
詳細(英語版)
英語版)は以下の
以下のホームページでご
ホームページでご覧
でご覧いただけます
・IR 専用ホームペー
専用ホームページ
ホームページ:www.ir.socgen.com
・グループの
グループの総合ホームページ
総合ホームページ:
ホームページ:www.socgen.com
本リリースの配布元
ソシエテ ジェネラル グループ
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広報担当
Fax: 03-5549-5129
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グループの主要指標 - 2008 年 第 3 四半期および 2008 年 1-9 月期
1)連結損益計算書
(単位:
単位:百万ユーロ
百万ユーロ)
ユーロ)
2008 年
業務粗利益
営業費用
1-9 月期
第 3 四半期
増減(%)
増減(%)
2007
2007 年
2008 年
増減(%)
増減(%)
2007
2007 年
5,108
5,375
-5.0
-8.2(*)
16,371
18,043
-9.3
-12.3(*)
(3,697)
(3,374)
9.6
8.0(*)
(11,559)
(10,889)
6.2
4.0(*)
営業総利益
1,411
1,411
2,001
純引当金
(687)
(226)
営業利益
724
1,775
18
(3)
持分法適用会社純利益
2
連結調整勘定償却
0
4,812
7,154
X3.0
(1,672)
(604)
-59.2 -62.9(*)
62.9(*)
3,140
6,550
NM
659
27
NM
12
-83.3
14
32
-56.3
0
NM
0
0
NM
(333)
(484)
-31.2
(1,284)
(1,816)
-29.3
固定資産売却益
法人税
-29.5 -34.7(*)
34.7(*)
X3.0
-32.7 -36.5(*)
36.5(*)
X2.8
X2.6(*)
-52.1 -54.5(*)
54.5(*)
少数株主持分控除前
少数株主持分控除前当期純利益
411
1,300
-68.4
2,529
2,529
4,793
-47.2
少数株主持分
228
177
28.8
606
495
22.4
当期純利益
183
1,123
-83.7
1,923
1,923
4,298
-55.3
年率換算グループ ROE(%)
1.7%
18.0%
8.6%
23.8%
Tier 1 自己資本比率
8.0%
7.7%
8.0%
7.7%
(*) グループの
グループの組織変更に
組織変更に伴う調整と
調整と固定為替レ
固定為替レートに
ートに基づく
2)主要部門別税引後純利益
(単位:
単位:百万ユーロ
百万ユーロ)
ユーロ)
1 -9 月 期
第 3 四半期
2008 年
2007
2007 年
増減
2008 年
2007
2007 年
増減
フランス国内
フランス国内ネットワーク
国内ネットワーク
345
364
-5.2%
5.2%
985
1,060
-7.1%
7.1%
フランス国外
フランス国外の
国外のリテール バンキング
255
172
48.3%
8.3%
685
484
41.5%
41.5%
金融サービス
金融サービス
133
147
147
-9.5%
9.5%
454
432
5.1%
5.1%
グローバ
ローバル インベ
インベストメント マネジ
マネジメントおよび
メントおよびサーヒ
およびサービ
サービス部門
アセット マネジメント
プライベート バンキング
GSSI およびブルソラマ
コーポ
コーポレートおよび
レートおよびインヘ
ンキング部門
およびインベ
インベストメント バンキング
コアビジネス
コーポレート センター部門
センター部門
グループ合計
グループ合計
68
137
-50.4%
0.4%
175
602
-70.9%
0.9%
(6)
40
NM
(106)
199
NM
46
51
-9.8%
156
157
-0.6%
28
46
-39.1%
125
246
-49.2%
(244)
244)
310
NM
(291)
1,697
NM
557
1,130
-50.7%
0.7%
2,008
4,275
-53.0
53.0%
(374)
(7)
NM
(85)
23
NM
183
1,123
-83.7%
83.7%
1,923
1,923
4,298
-55.3%
55.3%
19/28
主要部門別業績の
主要部門別業績の四半期別推移
(単位:百万ユーロ)
2006 年
Q2
Q3
Q1
Q4
2007 年
Q2
Q3
Q1
Q4
2008 年
Q2
Q3
Q1
Q4
フランス国内
フランス国内
国内ネットワーク
ネットワーク
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
営業利益
その他資産の損益
持分法適用会社純利益
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
1,698
1,730
1,677
1,728
1,736
1,789
1,746
1,787
1,739
1,754
1,781
-1,130
-1,093
-1,084
-1,143
-1,145
-1,126
-1,108
-1,187
-1,161
-1,146
-1,128
568
637
593
585
591
663
638
600
578
608
653
-61
-71
-55
-88
-78
-78
-68
-105
-87
-93
-116
507
566
538
497
513
585
570
495
491
515
537
0
2
1
2
3
1
0
0
1
1
0
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
1
-173
-192
-185
-169
-176
-199
-192
-169
-167
-176
-182
334
377
354
331
340
388
378
327
325
341
356
13
14
12
13
13
19
14
12
13
13
11
321
363
342
318
327
369
364
315
312
328
345
平均配分資本
5,547
5,702
5,756
5,806
5,965
6,155
6,335
6,456
6,631
7,015
7,289
税引き後 ROE
23.1%
25.5%
23.8%
21.9%
21.9%
24.0%
23.0%
19.5%
18.8%
18.7%
18.9%
フランス国外
国外の
フランス
国外
のリテールバンキング
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
641
669
695
781
763
860
871
950
1,116
1,212
1,301
-378
-395
-415
-456
-465
-498
-494
-529
-649
-694
-668
263
274
280
325
298
362
377
421
467
518
633
-48
-53
-47
-67
-58
-53
-44
-49
-88
-78
-127
215
221
233
258
240
309
333
372
379
440
506
その他資産の損益
9
-1
1
-2
20
1
-2
9
-3
13
1
持分法適用会社純利益
2
3
2
4
8
11
8
9
4
1
2
-58
-58
-59
-67
-64
-78
-82
-96
-79
-94
-108
168
165
177
193
204
243
257
294
301
360
401
146
営業利益
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
平均配分資本
税引き後 ROE
57
57
57
61
60
75
85
92
109
122
111
108
120
132
144
168
172
202
192
238
255
1,103
1,164
1,401
1,597
1,701
1,796
1,917
2,025
2,275
2,503
2,770
40.3%
37.1%
34.3%
33.1%
39.9%
37.4%
35.9%
39.9%
33.8%
38.0%
36.8%
金融サービス
金融
サービス
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
営業利益
その他資産の損益
持分法適用会社純利益
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
562
592
594
656
645
688
707
798
775
824
804
-304
-318
-321
-347
-344
-372
-375
-435
-428
-455
-454
258
274
273
309
301
316
332
363
347
369
350
-66
-60
-60
-87
-84
-86
-102
-102
-113
-134
-149
192
214
213
222
217
230
230
261
234
235
201
0
0
0
-1
0
1
0
0
0
-1
0
1
-3
-2
-10
-2
-3
-1
-1
-3
8
-2
-67
-75
-74
-75
-73
-77
-78
-87
-72
-71
-62
126
136
137
136
142
151
151
173
159
171
137
3
4
3
4
4
4
4
5
5
4
4
123
132
134
132
138
147
147
168
154
167
133
平均配分資本
3,094
3,264
3,301
3,462
3,560
3,681
3,779
3,884
4,013
4,144
4,346
税引き後 ROE
15.9%
16.2%
16.2%
15.3%
15.5%
16.0%
15.6%
17.3%
15.4%
16.1%
12.2%
当期純利益
グローバルインベストメントマネジメントおよび
グローバルインベストメントマネジメントおよびサービス
およびサービス部門
サービス部門
業務粗利益
769
775
767
884
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
営業利益
その他資産の損益
919
1,116
854
852
597
870
746
-523
-552
-564
-659
-649
-677
-638
-744
-654
-663
-640
246
223
203
225
270
439
216
108
-57
207
106
-3
-1
-1
-3
-1
-5
-2
-33
0
-2
-12
243
222
202
222
269
434
214
75
-57
205
94
0
0
0
-1
0
0
-2
-4
0
1
-1
20/28
持分法適用会社純利益
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
1
-1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-75
-69
-65
-64
-83
-136
-64
-12
25
-60
-25
169
152
137
157
186
298
148
59
-32
146
68
14
10
5
9
10
9
11
9
-1
8
0
155
142
132
148
176
289
137
50
-31
138
68
平均配分資本
1,019
1,052
1,074
1,197
1,239
1,282
1,456
1,550
1,506
1,421
1,400
税引き後 ROE
60.8%
54.0%
49.2%
49.5%
56.8%
90.2%
37.6%
12.9%
NS
38.8%
19.4%
アセットマネジメント
業務粗利益
営業費用
333
305
295
348
340
345
243
191
-18
264
181
-193
-196
-186
-230
-212
-226
-176
-227
-201
-204
-190
営業総利益
140
109
109
118
128
119
67
-36
-219
60
-9
0
0
0
1
0
0
0
-4
0
0
2
140
109
109
119
128
119
67
-40
-219
60
-7
0
0
0
-1
0
0
-2
-4
0
0
0
0
引当金純繰入額
営業利益
その他資産の損益
持分法適用会社純利益
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
平均配分資本
税引き後 ROE
1
-1
0
0
0
0
0
0
0
0
-47
-38
-38
-39
-43
-41
-22
15
72
-20
2
94
70
71
79
85
78
43
-29
-147
40
-5
9
2
3
2
3
1
3
1
-8
1
1
85
68
68
77
82
77
40
-30
-139
39
-6
287
293
276
265
277
302
404
502
450
301
268
118.5%
92.8%
98.6%
116.2%
118.4%
102.0%
39.6%
NM
NM
51.8%
NM
プライベートバンキング
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
営業利益
164
164
156
174
191
198
201
233
214
203
198
-102
-106
-105
-121
-118
-126
-130
-157
-133
-133
-135
62
58
51
53
73
72
71
76
81
70
63
-2
0
-1
-1
0
-1
0
0
-1
-1
-10
60
58
50
52
73
71
71
76
80
69
53
その他資産の損益
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
持分法適用会社純利益
法人税等
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-14
-14
-12
-9
-17
-15
-17
-14
-18
-16
-12
46
44
38
43
56
56
54
62
62
53
41
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
平均配分資本
税引き後 ROE
3
3
2
4
3
3
3
4
3
2
-5
43
41
36
39
53
53
51
58
59
51
46
376
386
372
377
396
410
435
466
480
513
533
45.7%
42.5%
38.7%
41.4%
53.5%
51.7%
46.9%
49.8%
49.2%
39.8%
34.5%
およびオンライン
オンライン貯蓄
SG SS および
オンライン
貯蓄
業務粗利益
営業費用
272
306
316
362
388
573
410
428
401
403
367
-228
-250
-273
-308
-319
-325
-332
-360
-320
-326
-315
営業総利益
44
56
43
54
69
248
78
68
81
77
52
-1
-1
0
-3
-1
-4
-2
-29
1
-1
-4
43
55
43
51
68
244
76
39
82
76
48
その他資産の損益
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
-1
持分法適用会社純利益
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-14
-17
-15
-16
-23
-80
-25
-13
-29
-24
-15
29
38
28
35
45
164
51
26
53
53
32
2
5
0
3
4
5
5
4
4
5
4
27
33
28
32
41
159
46
22
49
48
28
引当金純繰入額
営業利益
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
平均配分資本
356
373
426
555
566
570
617
582
576
607
599
30.3%
35.4%
26.3%
23.1%
29.0%
111.6%
29..8%
15.1%
34.0%
31.6%
18.7%
コーポレートおよび
コーポレートおよびインベストメントバンキング
およびインベストメントバンキング部門
インベストメントバンキング部門
業務粗利益
1,957
1,832
1,521
税引き後 ROE
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
1,688
1,947
2,077
1,159
-661
1,563
663
647
-1,006
-1,063
-831
-930
-1,081
-1,112
-743
-489
-1,001
-954
-777
891
769
690
758
866
965
416
-1,150
562
-291
-130
19
35
23
16
29
31
-9
5
-312
-77
-270
21/28
不正取引による純損失を
除いた営業利益
不正取引による純損失
営業利益
その他資産の損益
持分法適用会社純利益
連結調整勘定減損額
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
910
0
910
804
0
804
713
774
895
0
0
0
713
774
895
996
0
996
407
-1,145
250
0
-4,911
0
407
-6,056
250
-368
0
-368
-400
0
-400
23
1
4
2
1
-1
2
24
-3
7
6
6
6
8
4
6
2
6
5
5
1
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-293
-219
-197
-193
-233
-274
-101
2,109
-113
177
148
646
592
528
587
669
723
314
-3,918
139
-183
-243
3
3
5
2
3
2
4
0
0
3
1
643
589
523
585
666
721
310
-3,918
139
-186
-244
平均配分資本
4,747
4,868
4,969
5,067
5,303
5,731
5,888
5,811
5,913
6,145
6,300
税引き後 ROE
54.2%
48.4%
42.1%
46.2%
50.2%
50.3%
21.1%
NM
9.4%
NM
NM
コーポレートおよび
コーポレートおよびインベストメントバンキング
およびインベストメントバンキング部門
インベストメントバンキング部門(
部門(カウエンを
カウエンを除く)
業務粗利益
1,879
1,776
1,517
1,688
1,947
2,077
647
1,159
-661
1,563
663
ファイナンス・アドバイザリー
308
396
416
439
354
449
375
681
980
-88
518
フィクストインカム・通貨・コモディディ
543
623
492
594
525
584
105
-2,099
-151
48
-379
エクイティ
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
不正取引による純損失を
除いた営業利益
不正取引による純損失
営業利益
その他資産の損益
持分法適用会社純利益
連結調整勘定減損額
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
1,028
757
609
655
1,068
1,044
679
757
734
703
508
-997
-1,004
-824
-930
-1,081
-1,112
-743
-489
-1,001
-954
-777
882
772
693
758
866
965
416
-1,150
562
-291
-130
19
35
23
16
29
31
-9
5
-312
-77
-270
901
807
716
774
895
996
407
-1,145
250
-368
-400
0
0
0
0
0
0
0
-4,911
0
0
0
901
807
716
774
895
996
407
-6,056
250
-368
-400
23
1
4
2
1
-1
2
24
-3
7
6
6
6
8
4
6
2
6
5
5
1
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
-290
-219
-199
-193
-233
-274
-101
2,109
-113
177
148
640
595
529
587
669
723
314
-3,918
139
-183
-243
3
3
5
2
3
2
4
0
0
3
1
637
592
524
585
666
721
310
-3,918
139
-186
-244
平均配分資本
4,738
4,860
4,963
5,065
5,303
5,731
5,888
5,811
5,913
6,145
6,300
税引き後 ROE
53.8%
48.7%
42.2%
46.2%
50.2%
50.3%
21.1%
NM
9.4%
NM
NM
144
111
12
-66
36
92
38
154
-111
261
-171
-11
-68
2
-54
-14
-32
-16
-32
-12
-45
-30
133
43
14
-120
22
60
22
122
-123
216
-201
-3
-2
6
-2
0
5
-1
-17
2
-3
-13
130
41
20
-122
22
65
21
105
-121
213
-214
コーポレートセンター部門
コーポレートセンター部門
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
営業利益
その他資産の損益
2
2
-3
2
0
4
-1
-16
611
14
12
持分法適用会社純利益
0
-3
0
-2
-1
-2
-1
-2
-1
-4
-2
連結調整寛容減損額
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
グループ合計
グループ合計
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
不正取引による純損失を
除いた営業利益
不正取引による純損失
0
0
0
-18
0
0
0
0
0
0
0
29
-2
62
45
16
45
33
-211
-113
-208
-104
161
38
79
-95
37
112
52
-124
376
15
-308
55
58
61
41
57
62
59
44
46
56
66
106
-20
18
-136
-20
50
-7
-168
330
-41
-374
5,771
5,709
5,266
5,671
6,046
6,622
5,375
3,880
5,679
5,584
5,106
-3,412
-3,489
-3,213
-3,589
-3,698
-3,817
-3,374
-3,416
-3,905
-3,957
-3,697
2,359
2,220
2,053
2,082
2,348
2,805
2,001
464
1,774
1,627
1,411
-162
-152
-134
-231
-192
-186
-226
-301
-598
-387
-687
2,197
2,068
1,919
1,851
2,156
2,619
1,775
163
1,176
1,240
724
0
0
0
0
0
0
0
-4,911
0
0
0
22/28
営業利益
2,197
2,068
1,919
1,851
2,156
2,619
1,775
-4,748
1,176
1,240
724
その他資産の損益
34
4,
3
2
24
6,
-3
13
606
35
18
持分法適用会社純利益
10
3
8
-3
11
9
12
12
5
7
2
0
0
0
-18
0
0
0
0
0
0
0
-637
-615
-518
-523
-613
-719
-484
1,534
-519
-432
-333
1,604
1,460
1,412
1,309
1,578
1,915
1,300
-3,189
1,268
850
411
145
146
143
130
147
171
177
162
172
206
228
1,459
1,314
1,269
1,179
1,431
1,744
1,123
-3,351
1,096
644
183
18,437
19,454
20,482
22,054
23,268
23,727
24,324
23,413
25,436
29,033
29,611
31.5%
26.8%
24.6%
21.2%
24.4%
29.0%
18.0%
NM
16.5%
8.6%
1.7%
連結調整勘定減損額
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
平均配分資本
税引き後 ROE
23/28
付属資料 2:財務諸表作成の
財務諸表作成の基準となる
基準となる事項
となる事項
1- 2007年
2007 年の公表済み
公表済み四半期業績は
四半期業績は、 不正かつ
不正かつ隠蔽
かつ隠蔽された
隠蔽された市場取引
された市場取引に
市場取引に 関して計上
して計上された
計上された架空取引
された 架空取引を
架空取引を修正のうえ
修正 のうえ
再表示している
している。
再表示
している。
比較のために表示した2007年3月31日、同6月30日、同9月30日、同12月31日に終了する四半期の業績は、2008年
1月に発覚した不正かつ隠蔽された市場取引に関して2007年および2008年に計上された架空取引による会計上の
影響を調整のうえ、修正再表示している。当該情報は付属書類3に記載している。ただし、グループの業績に関
する情報をより適切に開示するために、当文書における数値は過去に公表されたデータに対応させている。ま
た、コメントもこれらの公表済みデータに基づいて行っている。
2- 2008年
2008年9月30日
30日に終了する
終了する連結業績
する連結業績は
連結業績は2008年
2008年11月
11月2日の取締役会において
取締役会において承認
において承認された
承認された。
された。
2008年9月30日に終了する9ヶ月間に関する財務情報は、欧州連合が採択している国際財務報告基準(IFRS)に
準拠して作成している。2008年10月15日に欧州連合は、2008年10月13日に国際会計基準審議会(IASB)が発表
した、国際会計基準(IAS)第39号「金融商品:認識および測定」およびIFRS第7号「金融商品:開示」の改訂
を採用した。これらの改訂により、事業体は2008年7月1日から、特定の状況または異例な状況下において、デ
リバティブ以外の金融資産を、損益または売却可能資産として、時価基準で再分類することが認められる。こ
れらの改訂により認められた再分類は、2008年1-9月期の連結財務諸表においては導入されていない。再分類
は2008年10月1日から導入する予定である。
本プレスリリースに記載されているバーゼルII基準の数値は、会計監査人の監査を受けていない。
本財務情報は、IAS第34号「中間財務報告」により定められている中間財務報告を構成するものではない。ソシ
エテ ジェネラルの経営陣は、2008年会計年度に関しては、完全な連結財務諸表を公表する予定である。
3- グループROE
グループROE は、IFRS 基準によるグループの平均株主資本に基づき、(i)株主資本の部に直接計上され
た未実現のまたは繰り延べられたキャピタルゲインもしくはキャピタルロス(転換準備金を除く)、(ii)超
劣後債、(iii)株主資本の部で認識された永久劣後債、を除外し、(iv)超劣後債および修正再表示された永
久劣後債に係る支払利息を控除のうえ算出している。また、ROE の算出に使用した当期純利益は、超劣後債に
係る当期分の税引き後支払利息、ならびに2006 年以降は修正再表示された永久劣後債に係る税引き後支払利息
(2008 年第3四半期5,500万ユーロに対して、2007 年第3四半期2,600 万ユーロ)を除外したものである。
4 1 株あたり利益
あたり利益は、以下の(i)を(ii)で除して求めている:(i)当期純利益、ただし(2005年以降は)超
利益
劣後債に係る税引き後支払利息(2008 年第3四半期4,800 万ユーロ、2007 年第3四半期1,700 万ユーロ)の控
除後、2006 年以降は負債から株主資本の部に再分類された永久劣後債に係る税引き後支払利息(2008 年第3四
半期700万ユーロ、2007 年第3四半期900万ユーロ)の控除後。(ii)平均発行済み株式数から自己株式を控除
したもの。ただし(a)トレーディング目的で保有する自己株式および(b)流動性契約に基づき保有する自己
株式は含まれている。
5 - 純資産は、以下を除くグループ株主資本より構成される:(i)超劣後債(44
億ユーロ)、従来は負債に
純資産
分類されていた永久劣後債(9 億ユーロ)、および(ii)超劣後債および永久劣後債に係る支払利息。ただし
トレーディング目的で保有する自己株式および流動性契約に基づき保有する自己株式の帳簿価額は含まれてい
る。また、1 株あたり純資産の算出に使用した株式数は、2008 年 9 月 30 日現在の発行済み株式数から自己株
式を控除したものである。ただし、(a)トレーディング目的で保有する自己株式、および(b)流動性契約に
基づき保有する自己株式は含まれている。
24/28
付属資料3:不正かつ隠蔽された市場取引に関して計上された架空取引の修正後のデータ
3.1 2008 年第 3 四半期および 1-9 月期の比較損益計算書
第 2 四半期
(単位
単位:
:百万
百万ユーロ
ユーロ)
)
ユーロ
グループ
業務粗利益
2007 年
2008 年
半期
増減
2007 年
2008 年
増減
5,375
5,108
-267
18,043
16,371
-1,672
-3,374
-3,697
-323
-10,889
-11,559
-670
2,001
1,411
-590
7,154
4,812
-2,342
-226
-687
-461
-604
-1,672
-1,068
不正取引による純損失を除いた営業利益
1,775
724
-1,051
6,550
3,140
-3,410
不正取引による純損失
2,524
0
-2,524
363
0
-363
営業利益
4,299
724
-3,575
6,913
3,140
-3,773
-3
18
21
27
659
632
12
2
-10
32
14
-18
0
0
0
0
0
0
-1,353
-333
1,020
-1,941
-1,284
657
2,955
411
-2,544
5,031
2,529
-2,502
177
228
51
495
606
111
2,778
183
-2,595
4,536
1,923
-2,613
23,734
29,611
23,319
28,027
46.4%
1.7%
25.6%
8.6%
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
その他資産の損益
持分法適用会社純利益
連結調整勘定減損額
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
平均配分資本
税引き後 ROE(期末)
25/28
3.2 不正かつ
不正かつ隠蔽
かつ隠蔽された
隠蔽された市場取引
された市場取引に
市場取引に関して計上
して計上さ
計上された架空取引
れた架空取引の
架空取引の修正後の
修正後の 2007 年四半期業績
(百万ユーロ)
2007
2007
2007
2007
第 1 四半期
報告済
第 2 四半期
修正後
報告済
第 3 四半期
第 4 四半期
修正後
報告済
修正後
報告済
修正後
-661
コーポレート
コーポレートおよび
レートおよびインベ
およびインベ
ストメントバンキング部門
ストメントバンキング部門
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
不正取引による純損失を
除いた営業利益
不正取引による純損失
営業利益
1,947
1,947
2,077
2,077
1,159
1,159
-661
-1,081
-1,081
-1,112
-1,112
-743
-743
-489
-489
866
866
965
965
416
416
-1,150
-1,150
29
29
31
31
-9
-9
5
5
895
895
996
996
407
407
-1,145
-1,145
0
-97
2,524
-4,911
-5,274
-6,056
-6,419
895
798
0
-2,064
0
996
-1,068
407
2,931
その他資産の損益
1
1
-1
-1
2
2
24
24
持分法適用会社純利益
連結調整勘定減損額
6
6
2
2
6
6
5
5
0
0
0
0
0
0
0
0
-233
-200
-274
428
-101
-959
2,109
2,232
669
605
723
-639
314
1,980
-3,918
-4,158
3
3
2
2
4
4
0
0
666
602
721
-641
310
1,976
-3,918
-4,158
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
少数株主持分損益
当期純利益
コーポレートセンター部門
コーポレートセンター部門
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
営業利益
その他資産の損益
持分法適用会社純利益
36
36
92
92
38
38
154
154
-14
-14
-32
-32
-16
-16
-32
-32
22
22
60
60
22
22
122
122
0
0
5
5
-1
-1
-17
-17
22
22
65
65
21
21
105
105
0
0
4
4
-1
-1
-16
-16
-1
-1
-2
-2
-1
-1
-2
-2
0
0
0
0
0
0
連結調整勘定減損額
法人税等
0
0
16
16
45
54
33
22
-211
-209
少数株主持分損益控除前当期純利益
37
37
112
121
52
41
-124
-122
57
57
62
62
59
59
44
44
-20
-20
50
59
-7
-18
-168
-166
少数株主持分損益
当期純利益
グループ合計
グループ合計
業務粗利益
営業費用
営業総利益
引当金純繰入額
不正取引による純損失を
除いた営業利益
不正取引による純損失
営業利益
6,046
6,046
6,622
6,622
5,375
5,375
3,880
3,880
-3,698
-3,698
-3,817
-3,817
-3,374
-3,374
-3,416
-3,416
2,348
2,348
2,805
2,805
2,001
2,001
464
464
-192
-192
-186
-186
-226
-226
-301
-301
2,156
2,156
2,619
2,619
1,775
1,775
163
163
0
-97
0
-2,064
0
2,524
-4,911
-5,274
2,156
2,059
2,619
555
1,775
4,299
-4,748
-5,111
その他資産の損益
24
24
6
6
-3
-3
13
13
持分法適用会社純利益
11
11
9
9
12
12
12
12
0
0
0
0
0
0
0
0
-613
-580
-719
-8
-484
-1,353
1,534
1,659
1,578
1,514
1,915
562
1,300
2,955
-3,189
-3,427
連結調整勘定減損額
法人税等
少数株主持分損益控除前当期純利益
26/28
付属資料4:経常外項目による税引き前利益への影響
(単位
単位:
:百万
百万ユーロ
ユーロ)
)
ユーロ
第 2 四半期
第 3 四半期
1-9 月期
2007 年
2008 年
2007 年
2008 年
2007 年
2008 年
36
-
-
-
36
-
36
-
-
-
36
-
-
75
業務粗利益への
への影響
業務粗利益
への
影響
フランス国内
フランス国内ネットワーク
国内ネットワーク
ユーロネクストのキャピタルゲイン
国際リテールバンキング
国際リテールバンキング
Asiban のキャピタルゲイン
グローバ
ローバルインベ
ルインベストメントマネジ
ストメントマネジメントおよび
メントおよびサーヒ
およびサービ
サービス
アセット マネジメント
特定のファンドに提供される流動的なサポート
リーマンの影響
プライベート バンキング
ユーロネクストのキャピタルゲイン
-
75
-
75
165
-
-53
-12
112
-286
75
-
-
-53
-12-
-53
-286
-
-
-53
-
-53
-274
-
-
-
-12
1
-
-
-
-12
1
-
1
-
-
-
1
-
164
-
-
-
164
-
159
-
-
-
159
-
5
-
-
5
-
コーポレートおよび
コーポレートおよびインベストメント
およびインベストメント バンキング
60
-1,223
-269
-1,079
-215
-2,271
株式
20
-68
-2
-152
19
-20
ユーロネクストのキャピタルゲイン
34
-
-
-
34
-
金融負債の再評価および自己株式
-14
-68
-2
-
-
26
-661
-
エキゾチッククレジットデリバティブの減損および評価損
ヘッジしないCDOの評価損
SGセキュリティーズサービス、ブローカー、オンライン貯蓄
SGセキュリティーズサービスにおけるユーロネクストのキャピタルゲイン
FIMAT におけるユーロネクストのキャピタルゲイン
7
-15
139
-159
-
-159
-205
-1,123
-178
-2,652
-79
-
61
-
305
10
-372
-
-370
24
-1,159
-37
-20
-124
315
-166
-55
-
-98
-
-453
-
-754
-29
-15
-64
-
-101
-58
SGAMが売却した欧州ABSの評価損
-
-84
-17
-382
-17
-632
SIV PACE の評価損
-
7
-
-57
-
-62
ICEキャピタルゲイン
リーマンの影響
フィクストインカム、通貨およびコモディティ
金融負債の再評価
モノラインの評価損
RMBSの評価損
82
-
-
-
82
-
リーマンの影響
-
-
-
-223
-
-223
Islandic banks
-
-
-
-14
14
-494
-62
196
-56
401
14
-501
36
262
42
504
引受業務におけるIG売買以外の評価損
-
7
-98
-13
-98
-50
リーマンの影響
-
-
-
-53
-
-53
コーポレートセンター
-
306
-
-142
-
164
クレディデュノールの金融負債の再評価
-
44
-
-
-
44
Muscat のキャピタルゲイン
-
262
-
ファイナンスおよびアドバイザリー
CDS の値洗い価値
株式ポートフォリオの評価損
グループ合計
グループ合計
-14
-
-
262
-142
-
-142
-67
-2,318
261
-917
-322
-1,158
-
-
-
-10
-10
-
-
-
-10
-10
引当金純繰入額への
への影響
引当金純繰入額
への
影響
プライベートバンキング
Washington Mutual のアカウントアロケーション
27/28
コーポレートおよび
コーポレートおよびインベストメント
およびインベストメント バンキング
少数のアカウントアロケーション
-
-
-
-40
-
-322
-
-
-
-40
-
-322
他資産の純益
コーポレートセンター
フィマットのキャピタルゲイン
グループ全体
グループ全体の
全体の影響
-
-
-
-
-
602
-
-
-
-
-
602
261
-917
-322
-1,208
-67
-840
28/28