デートDV

相談しても
自分さえ
ムダかもしれない・・・
我慢すればいい・・・
相談したことが
バレるのが怖い・・・
恥ずかしくて誰にも
相手の行為は
言えない・・・
愛情表現だ・・・
女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク
配偶者からの暴力を「ドメスティック・バイオレンス(DV)」というのに対し、高
校生や大学生など、若い世代のカップルの間で交際相手から受ける暴力を「デートD
ささい
V」といいます。デート DV は些細な暴力から深刻な暴力(ストーカー事件・DV へ
の発展)にエスカレートする危険性があります。
「好きな人を独り占めしたい!」
・「自分の思い通りになって欲しい!」・「好きな人に頼まれる
きら
と断れない!」
・「嫌われたくない!」など、好きな人の事が気になる・もっと好かれたいと思
うのは自然な事です。しかし、相手に無理やり自分の意見を押しつけたり、暴力を振るって言
うことをきかせるというのはいけないことです。どんな事情があっても許されません。
また、
「相手の為に」と自分の気持ちに“ウソ”をついて、
“ガマン”する必要もありません。
こわ
つら
相手を“怖い”と感じる、一緒にいる事が“辛い”と感じるのであれば、それは対等な人間関
あいだがら
係とは言えないのです。対等な人間関係とは『NO』と言える間 柄 の事です。
内閣府の調査によるとデートDVを受けた事がある女性は13.6%、男性は4.3%とな
じゃくねんれ い そ う
けいこう
っています。さらに年齢別にみると、男女とも若 年 齢層ほど被害経験のある人が多い傾向にあ
り、特に20代女性は21.3%で約5人に1人・20代男性では9.4%で約10人に1人
が、10代~20代の時にデートDVに被害を受けたと回答しています。
デート DV は誰にでも起こりえる事であり、男女とも被害者・加害者になる可能性や大人の
つな
DV に繋がっていく可能性があると言われています。大人へと成長していく時期だからこそ、
多くの人にデート DV について、関心を持ち、正しい知識を得て欲しいと思っています。
し
っ
と
もうそう
そ く ば く
どくせんよく
嫉妬や妄想・ゆがんだ独占欲や束縛は愛情ではありません!!
おこ
◆ メールの返信が遅いと怒る
◆ 電話やメールをチェックする
い せ い
◆ 他の異性とは距離を置かせる
ふ き げ ん
◆
◆
◆
◆
自分を最優先しないと不機嫌になる
自分の思い通りにならないと怒る
服装について細かく制限する
常に居場所を報告させる
おど
◆ 別れるなら死ぬと脅す
こうしたことは付き合っている2人の間でよくあることかもしれませんが、言葉や態度で精
神的に追い詰めたりすることも暴力になり、どれも相手に恐怖心を与えるものです。
どちらか一方の意見や考えや気持ちが優先されている・相手の顔色をうかがっているなど、
二人の関係が対等でないと感じたら、それは暴力であり、デートDVです。
こわ
あやつ
暴力は相手を怖がらせて 操 り、思い通りにコントロールする手段として使われています。
身 体 的 暴 力
たた
なぐ
け
か
叩 く・殴 る・蹴 る・噛
む・髪を引っ張る・突
き飛ばす・物を投げつ
ける・刃物などで脅す
など
精 神 的 暴 力
経 済 的 暴 力
バカにしたり傷つく言
葉を言う・不機嫌にな
デート費用などいつも
お金を払わせる・お金を
借りたまま返さない・無
理やり物を買わせる
など
ど
な
る・無視する・怒鳴る・
にら
睨む・脅す・責任を押し
付ける など
か く り
性 的 暴 力
嫌がっているのに性行
為を強要する・避妊に
協力しない・無理やり
体に触れようとする
など
社 会 的 隔離
携帯電話をチェックす
る・行動や服装など細
かく指示する・友人関
係を制限する など
暴力爆発期
開放期
怒りのコントロール
ができずに、激しい
暴力を振るいます
暴 力 は 二 度 と しな い
と謝罪し、別人の様に
優しくなります
ちくせき
緊張の蓄積期
ちょっとした事で機
嫌が悪くなり、緊張
感が増していきます
DVにはサイクルがあると言われています。暴力を振るった後にくる開放期では一転して優し
くなり「暴力は二度としない」と約束するなど、2人の関係が落ち着きます。そのたびに、被害
者は「今度こそ変わってくれるかもしれない」と期待し、「わかってあげられるのは自分だけ」
と暴力を許してしまいます。しかしその後再び、チェックが厳しくなり、すぐ不機嫌になるなど
の緊張の蓄積期を迎え、もっとひどい暴力が向かってくる暴力爆発期に突入します。DVサイク
ルは一度だけではなく何度も繰り返され、だんだん暴力も激しくなり、周期も短くなっていくこ
とが多いといわれています。
◆まずは誰かに相談しましょう
一人で問題を抱え込み、悩んでいるとますます辛くなってしまいます。
話だけでも聞いてもらうことが大切です。
◆「市役所相談窓口」社会福祉課
月曜~金曜
9:00~16:00
0557-32-1535
◆「伊東警察署」
月曜~金曜
8;30~17:15
0557-38-0110
◆「静岡県女性相談センター」DV電話相談
祝日・年末年始以外 9:00~20:00
054-286-9217
◆「静岡県男女共同参画センターあざれあ相談室」
月・火・木・金
9:00~16:00
水
14:00~20:00
毎月第2土曜
13:00~18:00
東部 055-925-7879
(すべて祝日・年末年始を除く)
発行:伊東市企画部企画政策課
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