QlikView 11

QlikView 11
QlikView 11 新機能紹介
QlikView 11 の 5 つのテーマ
昨今のビジネスユーザーは、意思決定をする際
に、データ・人・場所という三つの要素から洞察
を得ることが多いでしょう。QlikView 11 は、ま
QlikView 11 では「 Business Discovery 」−膨大な情報の中からビジネ
スにおける問題と解決法を探索すること− を更に進化させています。
仕事仲間との情報共有がいっそう容易になり、管理の容易性が向上し
たことで、より大規模のエンタープライズ導入にも対応し、さらにモバ
イルデバイスにおける使用感も向上しています。
さにこの洞察の源をビジネスユーザーに提供し
ます。モバイル Business Discovery により、
「そ
の 場 で」意 思 決 定 を 行 え ま す。ソ ー シ ャ ル
Business Discovery に よ り、複 数 の 人 が 共 同 で
意思決定をすることができます。そしてQlikView
の核心部分の向上により、データ主導の意思決定
が促進されます。以下の 5つのテーマへ注力した
QlikView 11 によって、ビジネスユーザーは動的なダッシュボードで検
索や対話を行うことができ、あらゆるデバイスから分析を行うことも
できます。自分自身でデータに対する質問を投げかけて、解を探索する
ことで、QlikViewが Business Discoveryの標準と
なることでしょう。
• ソーシャルBusiness Discovery
こともできますし、グループやチームでも同じことができます。それに
• 比較分析
よって、洞察や意思決定への新たな道が築けることでしょう。今までの
• モバイルBusiness Discovery
ように、新しい疑問や質問が生まれるたびにクエリーやレポートの作
成を IT 部門に依頼して、支援してもらう必要はありません。
IT 部門が注力すべきは、セキュリティ、拡張性、パフォーマンスを確保
しながら関連データを収集、提供することです。Business Discovery に
よって、IT 部門はビジネスユーザーに対して、セルフサービス型のビジ
ネスインテリジェンス( BI )を提供することができます。
ソーシャルBusiness Discovery
ソーシャル Business Discovery とは、ビジネスユーザー同士が、共同活
動によって解決策を探索することです。グループ内で同じ分析画面を
見ながら、関連するビジネス上の質問を、ある人が投げかければ、リア
ルタイム、もしくは後からでも他の人が回答することができます。他の
ユーザーと協力してデータを探索するため、新しい視点の解決法や洞
察を得られるでしょう。
QlikView 11 の新しいソーシャル Business Discovery の機能は、コラボ
レーションオブジェクト、共有ブックマーク、Microsoft Office ® 統合、
および Microsoft SharePoint ®で使用する QlikView Web パーツなど、既
存の QlikView プラットフォームのコラボレーション機能に基づいて構
築されています。
qlikview.co.jp
• 迅速な分析
アプリケーション・プラットフォーム
• エンタープライズ・プラットフォーム
QlikView 11
セッション共有が複数の意思決定者をまとめる
セッションを共有することで、地理的に分散している複数のモバイルユーザーでも、チーム
を組み、情報を分析し意思決定を行うことができます。ユーザーは、分析画面上で選択内容
を共有したり、シナリオを一緒にテストするなど、QlikView のドキュメントを共同かつリア
ルタイムに使用することで、新たな洞察を得て、問題解決に繋げることができます。また、
QlikView のライセンスを持っていない人も含めて、QlikView ドキュメントを自分以外の人と
共有できます。セッションに他の人を招待するには、1 回のみ使用できる URL を配布します。
セッションの間中、すべての参加者が同じ QlikView アプリに同時にアクセスします。手動で
制御を受け渡す必要はありません。セッション共有は、デスクトップやノートパソコンはも
ちろん、タブレットやスマートフォンでも行えます。
注釈を付加できるノート機能により意思決定の履歴を記録、分析の経緯を辿る
QlikView 11 の新しいノート(注釈)機能により、QlikView ユーザー同士が、共通の QlikView
コンテンツについて協議することができます(図 1 参照)。例えば、あるユーザーが何らかの
QlikView オブジェクトに関する注釈を作成します。その後、他のユーザーが注釈を書き加え
る こ と で、ス レ ッ ド 型 の デ ィ ス カ ッ シ ョ ン が 開 始 さ れ ま す。各 自 の 選 択 内 容 の ス ナ ッ プ
ショットを取り込み、ディスカッションに加えることで、他のユーザーが注釈やコメントを
見直す際に、その分析の同じ場面に戻ることができます。QlikView は、オブジェクトの状態
(ユーザーの選択内容)、および誰がいつそれぞれの注釈やコメントを作成したかを取り込む
ことで、どのように意思決定が行われたかという記録を保持します。
図1:ノート(注釈)機能により意思決定の履歴を記録、分析の経緯を辿る
© 2011 QlikTech
What’New in QlikView 11 | Page 2
QlikView 11
比較分析
QlikView 11 により、QlikView の連想分析機能は、また新たなレベルへと到達しました。
より深い洞察のために比較分析を実行
比較分析を使用して QlikView で情報を分析すると、ビジネスユーザーは新しい種類の洞察を
迅速に得ることができます。ユーザーは、データを複数の異なる視点、または異なる選択状
態で容易に比較し、対話的に操作できます(図 2 参照)。そのため、傾向、外れ値、差違などを
より容易に見分けることができ、使用パターン、市場における機会と脅威、および相対的パ
フォーマンスに対する新たな洞察を得ることができます。
図2:比較分析でより深い洞察を得る
© 2011 QlikTech
What’New in QlikView 11 | Page 3
QlikView 11
モバイルBusiness Discovery
モバイル Business Discovery では、ユーザーは「その場で」洞察を得ることができ、特定の時
間や特定の場所に制限されることはありません。QlikView on Mobile では、モバイル端末で
真の Business Discovery を実現するとともに、すべての QlikView 機能を提供します。
複数のタブレットプラットフォームをサポートすることで使いやすさが
向上、価値創出までの時間も短縮
ビジネスユーザーは、さまざまなタブレット端末から HTML5 ブラウザ経由で QlikView アプ
リにアクセスできます。組織における使いやすさが増し、QlikView への投資から価値創出ま
でが非常に迅速です。これは、ユーザーがタブレット、およびデスクトップやノートパソコ
ンすべての端末で、QlikView アプリをシームレスに使用できることを意味しています。各モ
バイルプラットフォームが新しくなるたびに、新バージョンのアプリケーションが開発され
るのを待つ必要もなく、同様の機能と対話性を手にすることができます。QlikView 11 は、
Apple iOS 、Android 、および BlackBerry プラットフォームのタブレットに対して、すべての
モバイル機能を提供しています。
QlikView 11は小型タッチスクリーンを最適に活用
ビジネスユーザーは、HTML5 ブラウザを使用して各自のスマートフォンから QlikView にア
クセスすることで、さらなる使いやすさを手にします。QlikView Server は、スマートフォン
のアプリについて、チャート、グラフ、リストボックス、地図などのオブジェクトを一度に 1
つずつ表示します(図 3 参照)。ユーザーは、どのオブジェクトを表示するかをタイルビュー
から選択できます。iPhone や Android 携帯をはじめとする小型スクリーンの端末では、この
シングルオブジェクト表示モードはより直感的なユーザー体験をもたらします。開発者がア
プリケーションを作り直す必要はありません。
図3:スマートフォンに対するブラウザベースのサポートにより、小型タッチスクリーンを最適に活用
© 2011 QlikTech
What’New in QlikView 11 | Page 4
QlikView 11
迅速な分析アプリケーション・プラットフォーム
「最終(エンド)」ユーザーというものは存在しません。すべてのユー
Business Discovery に、
ザーが何らかの始点、つまり情報創出の中心点となるため、情報が一点に集中してそこから
放射状に広がるということはもはやありません。迅速な分析アプリ・プラットフォームによ
り、ビジネスユーザーは、IT 部門の大々的かつ継続的な関与を必要とせずに、迅速かつ容易に
分析を作成することができます(図 4 参照)。
QlikView 11 は、IT プロフェッショナルとサードパーティソフトウェア開発者の要望に応え
る新たな機能および改善された機能を搭載しています。また、独自の分析アプリを作成した
いと望むビジネスユーザーの要望にも応えます。QlikView 11 では、拡張性とアプリケーショ
ン開発が改善されています。
図4:QlikViewでのアプリ開発は、コラボレーティブかつインタラクティブ
インタラクティブで効率的な導入手法
プロトタイプ
レビュー
作成
フィードバック
レビュー
従来型の BI ツールでの開発
• ビジネスユーザーは利用者
• 年や月単位での導入期間
• 社外の技術者が参画することが、多い
© 2011 QlikTech
What’New in QlikView 11 | Page 5
QlikView 11
拡張性
QlikView 11 を使用すると、開発者はより簡単にプラットフォームを拡張できます。
ドキュメント拡張機能により、カスタムコードを実行する手段が提供
Ajax ブラウザクライアントにより、ビジネスユーザーは、外部の分析システムからのデータ
をより簡単に無理なく操作できます。別の分析システムから返されたデータと QlikView 内で
直接やり取りすることも可能です。QlikView から離れて別途外部システムにアクセスする必
要はありません。また QlikView 10 で導入した拡張機能オブジェクトと同様に、ドキュメン
ト拡張機能は再利用可能です。いったん作成すれば、複数の QlikView ドキュメントで再利用
できます。
ドキュメント拡張機能は、カスタムコードを実行し、QlikView Ajax/JavaScript API( アプリ
ケーション・プログラミング・インターフェース)とやり取りする手段を提供します。例え
ば開発者は、Google アナリティクスとのインターフェースの役割を果たすドキュメント拡
張機能を使用して、アナリティクスチャートをレンダリングせずに QlikView ドキュメントの
使用パターンを追跡できます。あるいは、特定のオブジェクトに関連付けられていないコー
ドを実行したり、ツールバーやタブ行をカスタマイズすることもできます。
QlikView Workbenchの拡張機能オブジェクトテンプレートにより、
開発がスピードアップ
QlikView Workbench を 使 用 す れ ば、開 発 者 は、Microsoft Visual Studio ® で QlikView 拡 張 機
能オブジェクトをこれまでになく迅速かつ容易に作成できます。新しい Visual Studio プロ
ジ ェ ク ト テ ン プ レ ー ト に は、有 効 な QlikView 拡 張 機 能 オ ブ ジ ェ ク ト を 構 築 し、QlikView
Server へ公開するために必要なファイルがすべて用意されています。また、テンプレートに
は次の内容も含まれています。
• QlikView 拡張機能オブジェクトをカスタマイズするためのガイダンス
• 拡張機能オブジェクトのカスタム・プロパティ画面を作成するための
ユーザーインターフェース
• 拡張機能を Visual Studio でテストするための機能
アプリケーション開発の改善
開 発 者 と ビ ジ ネ ス ユ ー ザ ー が QlikView ア プ リ ケ ー シ ョ ン を よ り 簡 単 に 作 成 で き る よ う、
QlikView 11 ではいくつかの機能が新たに付加、または改善されました。
What’New in QlikView 11 | Page 6
QlikView 11
バージョン管理製品との統合により、開発がより簡素化
QlikView の大規模エンタープライズ導入を管理する際、開発者および管理者は、Microsoft
Team Foundation Server などの一元的なソース管理システムに QlikView デスクトップから
直接アクセスし、直接システムを使用することで、アプリケーション開発を効率化できます。
QlikView 開発者は、ファイルメニューの新しいオプションを使用して、QlikView ドキュメン
トをソース管理システムに接続できます。ソース管理システムでは、変更の追跡やロール
バックが行え、複数の開発者による変更をマージすることも可能です。スクリプト、プロパ
ティ、およびユーザーインターフェースのオブジェクト定義といった QlikView ドキュメント
の各要素は別々に保存されているため、各要素の変更は別々に追跡できます。
Ajaxダイアログボックスの改善により、
QlikViewオブジェクトの作成がより容易に
Ajax ブラウザクライアントでの QlikView オブジェクト(チャート、グラフ、リストボックス
など)の作成が、特に技術者以外のユーザーにとって、これまで以上に容易になりました。
QlikView の開発者およびビジネスユーザーは、改善されたダイアログボックス、ドラッグア
ンドドロップ、リポジトリからの再利用を使用して、通常のオブジェクトまたは拡張機能オ
ブジェクトを作成できるようになりました。作成したオブジェクトはすべて、コラボレー
ションオブジェクトとして共有できます。
QlikView では、最もよく使うメニュー項目が一番上のレベルに表示され、その下に他の項目
が配置されています。
きめの細かいチャート軸管理により、
チャート内のデータ表現がシンプルに
チャート軸管理をよりきめ細かく設定できるため、開発者は、軸間の有意義な比較を 1 つの
チャート内でより簡単に作成できます。さらに、上位 / 下位 / 先頭 N 値などを 1 つのチャート
でより簡単に表示することもできるようになりました。QlikView の前リリースのマクロおよ
び高度な集約機能を使用してこの機能が実現しました。
What’New in QlikView 11 | Page 7
QlikView 11
開発者向けメタデータの拡張により、
ビジネスユーザーのユーザー体験が向上
QlikView アプリケーションを作成または変更するとき、開発者は各チャートの軸や数式に注
釈を付けることができます。これにより、チャート要素のコンテンツおよびコンテキストの
説明をビジネスユーザーに提供できます。例えば、ユーザーがチャートの X 軸上でマウスを
動かすと、関連する軸のコメントが表示されます。また、Y 軸上でマウスを動かすと、数式に
関するコメントが表示されます。この新しい機能は、QlikView 10 で導入したコメントとタ
グを拡張したものです。
レイアウトオプションの改善により、
QlikViewアプリの作成がより簡単に
開発者とビジネスユーザーが QlikView アプリをより簡単に作成できるよう、QlikView 11 で
はいくつかの改善がなされました。
• コンテナオブジェクトの機能拡張により、アプリケーション画面領域を有効活用できます。
コンテナオブジェクトにより、QlikView のデザイナーは、一連の事実に関する複数の視点
を省スペースの単一オブジェクトで表現する手段が得られます。QlikView 11 では、複数
のオブジェクトを単一のタブに配置し、グリッド状に表示することで、より効率的で使い
やすい QlikView ユーザーインターフェースを作成できるようになりました。ユーザーは、
一覧するだけで、統合された表示内容や文脈を掴むことができます。
• 軸と数式の条件付き表示により、ユーザーの使いやすさが向上します。開発者は、複数の
QlikView オブジェクトを操作して、ユーザーの行動や選択、役割、または基盤となるデー
タの状況に基づく厳正なコンテキストを提供できるようになりました。開発者は、軸や数
式をいつチャートで使用するか、あるいはテーブルをいつ使用するかを管理する条件を、
任意の基準に基づいて指定できます。
• タブナビゲーションの向上により、QlikView コンテンツの検索が容易になります。Ajax ク
ライアントでは、QlikView ドキュメントにおけるシート(タブ)間の移動方法が改善され
ました。ユーザーは、タブをスクロールして必要なシートを見つける、またはドロップダ
ウンメニューからシートを選択することが可能になりました。また、新しいシートを追加
するのも簡単になりました。
What’New in QlikView 11 | Page 8
QlikView 11
エンタープライズ・プラットフォーム
Business Discovery プラットフォームは、ビジネスユーザーに、場所を制限しない洞察力、
機動力、ソーシャルでコラボレーティブな経験などのメリットをもたらしますが、このほか
にも利点があります。
Business Discovery プラットフォームは、機密データを保護するためのセキュリティ機構、
大量データを迅速に処理する機能、および高機能で使いやすい管理ツールといった IT 要件も
満たしています。QlikView 11 は、大規模なエンタープライズ導入のパフォーマンスを改善
するために、新たな機能や改善された機能を備えており、IT 部門の専門家はそれらの機能を
容易に保護・管理できます。
パフォーマンスの向上
QlikView 11 では、QlikView ドキュメントのリロード、および QlikView の派生アプリケーショ
ンの配布に使用される QlikView Publisher コンポーネントに関して、重要な改善がなされま
した。
QlikView Publisher のリロードとループのパフォーマンスが著しく向上し、タスクが軽減さ
れました。QlikView 11 は QlikView 10 と比較して、QlikView Publisher のパフォーマンスが
おおよそ 40 %改善されています。
ロードバランシングの改善による複雑さの低減およびコスト削減
QlikView Web Server を用いた導入におけるロードバランシングアルゴリズムが新たに付
加されて、QlikView 管理者は、QlikView Server のクラスタをいっそう効果的に管理できるよ
うになりました。QlikView Web Server は、ランダムに、または RAM(ランダムアクセスメモ
リ)や CPU(中央処理装置)の使用率を基準にするなど、複数の方法でトラフィックをルー
ティングできます。これらの要素は連携して機能します。そのため管理者は、例えば、大型の
QlikView アプリケーションを、ディスク容量が十分にあるものの処理に負荷がかかり過ぎて
いるサーバーへはルーティングしないなどといった、環境の構成ができます。
きめの細かいクラスタリングにより、
使用可能なコンピューティング・リソースを最適化
クラスタリングをよりきめ細かく設定できるため、大量データを含む導入を管理している
QlikView 管理者は、複雑さを低減しコストを削減することができます。
管理者は、クラスタのどのノードがどのドキュメントを実行するかを制御できるようになり
ました。
例えば、容量の大きい QlikView ドキュメントを大型のサーバーへ割り当て、小さい負荷には
普通のハードウェアを使用することで、有効利用することができます。
What’New in QlikView 11 | Page 9
QlikView 11
管理の容易性
管理者がより容易にシステムを管理できるよう、QlikView 11 では多くの事項が改善されて
います。
QlikView管理コンソールで管理者の時間を節約
QlikView 11 の統合管理コンソールのインターフェースは、スピードと使いやすさの面で著
しく改善されており、その使いやすさはテスト済みです。また、タスクの検索とフィルタリ
ング、ステータス・タスクページのタスク実行履歴、タスクテンプレートと作成ウィザード、
イベント通知(サービス停止など)などの点も変更されています。
AccessPointの再設計により、
ITはビジネスユーザーをより効率的にサポート
AccessPoint とは、ユーザーがセキュリティ権限を持つ QlikView アプリを検索しそのアプリ
にアクセスする QlikView のポータルです。QlikView 11 の AccessPoint は、QlikView Server
上で QlikView アプリにアクセスするユーザーに対し、視覚的に優れた使いやすさをもたらし
ます(図 5 参照)。また、より高速で最新の設計をはじめ、ドキュメントに特性/属性を割り
当てて検索と編成を容易にする機能、アプリの検索とお気に入りへの登録、詳細ビューでア
プリを簡単にソートする機能、検索可能な説明をドキュメントへ追加する機能などが、新た
に付加または改善されました。
図5:AccessPointのすっきりとした見栄え(Look and Feel)
© 2011 QlikTech
What’New in QlikView 11 | Page 10
QlikView 11
QlikView管理サービスのAPIが機能拡張され、
さらなる自動化が可能に
QlikView 管理サービスの API が機能拡張されたことにより、管理者は QlikView 環境の自動化
を向上できます。この API により、開発者と管理者は、プログラムで QlikView 管理サービスと
や り 取 り し、QlikView Server や QlikView Publisher の 管 理 の さ ま ざ ま な 部 分 を カ ス タ マ イ
ズ、または自動化できます。
QlikView 11 には、50 を超える QlikView 管理サービスの API コールが新たに用意されており、
コラボレーションオブジェクトの管理、ディレクトリ・サービス・コネクタの検索および検
証、タスクのインポートなどの分野において、自動化をサポートしています。また、リモート
管理、ログファイルへのアクセス、QlikView Server と QlikView Publisher のライセンス構成、
およびセクションへのアクセス管理などもサポートしています。
セキュリティ管理
管理者が QlikView 環境をより容易に保護できるよう、QlikView 11 では数々の機能が新たに
付加、または改善されています。
ドキュメントレベルの監査により監査精度が向上、リスクは軽減
リスク管理とコンプライアンスは、取り扱いの難しいビジネスデータがどこにある場合で
も、懸念事項のトップに来る項目です。QlikView 管理コンソールで新たな任意設定を行うこ
とで、管理者はより効率よくユーザーの対話を監査できます。管理者は、どのユーザーがど
のドキュメントにアクセスしてこの分析を行ったかを過去にさかのぼって追跡するという
監査方法を実施して、監査結果の精度を向上することが可能です。管理者は、システムレベ
ルだけではなく、ドキュメントレベルまで掘り下げて、QlikView の利用を監査できます。
ダウンロードとエクスポートのきめ細かい制御により、
管理の容易性が向上
QlikView 管理者は、ドキュメントのダウンロードやデータのエクスポートに制限を適用する
ことができます。ドキュメントレベルとユーザーレベル、どちらにおいても任意に制限を適
用できるようになりました。
What’New in QlikView 11 | Page 11
QlikView 11
PublisherQVDの生成により、データの集中管理と保護が容易に
QlikView開発者とデザイナーにとって、データの集中管理はこれまでになく容易になりました。
中 央 で 制 御 さ れ て い る、サ ー バ ー 側 の QlikView Publisher の ロ ケ ー シ ョ ン か ら QVD
( QlikView データファイル)レイヤーを生成することにより、データを管理できます。開発者
とデザイナーは、スクリプトによって QVD を生成できるようになりました。QVD を生成す
るためだけに QVW( QlikView ファイル)を管理するというオーバーヘッドが追加されること
も あ り ま せ ん。さ ら に、QlikView 管 理 者 は こ の メ カ ニ ズ ム を 用 い て、NTFS( New
Technology File System )セキュリティを QVD に設定することもできます。
QlikView 11 についての詳細は、www.qlikview.co.jp をご覧ください。
© 2011 QlikTech International AB。無断複写・転載を禁じます。QlikTech、QlikView、Qlik、Q、Simplifying Analysis for Everyone、Power of
Simplicity、New Rules、The Uncontrollable Smileその他QlikTech の製品名およびサービス名、また各ロゴマークは QlikTech International
ABの商標または登録商標です。その他ここに記載されている全ての企業名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。ここに掲
載されている情報は予告なく変更されることがあります。このドキュメントは情報の提供のみを目的としており、いかなる表明または保証
を示すものではありません。また、QlikTechはこのドキュメントについての間違いや脱落に対して一切の責任を負いません。QlikTech製品お
よびサービスに付随する保証については、明示的な保証の記載がある場合のみ保証します。ここに記載されているいかなる内容も付加的な
保証の一部と解釈してはなりません。
What’New in QlikView 11 | Page 12