授業科目名 フランスの文化A (French Culture A) 必修の区分 ※ 単位

授業科目名
フランスの文化A (French Culture
A)
必修の区分
※
単位数
2.0
開講年次
3
講師名
奥田 恭士
所属
環境人間学部
オフィスアワー・場所
※
連絡先
※
講義目的及び到達目標
革命によって大きな社会的変化をとげたフランスにおいて、大衆と芸術文化全般との
関係がどのような形で変わっていったかについて、概説します。19世紀フランスの歴
史と社会を理解すること、芸術様式がその社会的変化に対応していくステージを把握
することが目標です。
講義内容・授業計画
講義内容
前半は19世紀フランスの社会と文化に関する総論概説。後半は、表現と享受という二
側面から、芸術様式の諸相に言及し、個々の事例を具体的に取り上げる予定です。
授業計画
1.導入―第1部(十九世紀フランスの社会と文化)の概説
2.時空間意識の変化−鉄道と地下鉄
3.公共空間の広がり−照明と電気
4.文学の大衆化−新聞小説の台頭
5.消費の時代−デパートとリゾート
6.第1部の復習(社会と文化のまとめ)
7.第2部(諸芸術と文化)の概説
8.『カルメン』をめぐるメディア①小説
9.『カルメン』をめぐるメディア②オペラ
10.『カルメン』をめぐるメディア③ダンス
11.『ジゼル』とパリ−ロマンティック・バレエとオペラ座
12.パンアルモニコンの夢−自動楽器の変遷
13.風刺画にあらわれた社会−ドーミエ、グランヴィル
14.第2部の復習(諸芸術と文化のまとめ)
15.まとめと評価(到達度の確認)
テキスト
講義用作成プリントを配布します。
参考文献
参考文献は、毎回配布する講義用作成プリント冒頭ページに記載したもの。
成績評価の基準
平常点(20%)、到達度テスト(80%)を基準とし、総合的に評価します。
履修上の注意・履修要件
配布プリントの空欄は各自で必ず補充すること。
地域に関する学修
該当しない
備考
この講義は、担当教員が専門とするフランス文学をベースに、主に19世紀フランス社
会を背景として、その相関を提示するものである。担当教員の研究については、教員
研究者データベースHP(http://kyoin.u-hyogo.ac.jp/)を参照のこと。※本学の配布資
料等を参照してください。