無料通話アプリ関連犯罪被害

みんなで、この新しいインターネット社会の安全・安心を実現しよう
粟中だよりネット特集号
粟野中学校生徒指導部発行
2014. 5. 20 発行
無料通話アプリ関連犯罪被害
あなたのお子さんは、大丈夫ですか?
前回もご紹介しましたが、メッセージのやりとりや通話ができる「無
料通話アプリ」が人気になっています。
主な「無料通話アプリ」は、ID(英数字の組み合わせ)を設定するこ
とができ、相手(自分)のIDを自分(相手)のアプリに入力することで、メ
ールアドレスと同じように連絡先として使うことができます。
インターネット上には「無料通話アプリ」のIDと、相手を誘うコメントを掲
示板に書き込み、見知らぬ人と出会うことができるサイトやアプリが多く出回っていて、
これを子どもが使って犯罪の被害にあうケースが多発しています。
【このような心配な出来事が増えています】
①
子どもが携帯型音楽プレーヤーから無料サイトにアクセス
し、アニメ画像をクリックしたら登録になって料金を請求さ
れた。[無料のアダルトサイトのワンクリック詐欺も、子ど
もの被害が増加中]
②
無料通話やグループでのメッセージのやりとりができる
コミュニケーションアプリで、知らない人からメッセージ
が届いた。
③ 子どもが食事中もずっとメールのやりとりをしていて、注
意しても聞かない、もしくは注意すると激しく怒り出す。
インターネットは様々な情報を調べることができ、学校教育でも利用されており、子ど
もたちに欠かせないものになってきています。
しかし、使い方を誤るとトラブルの原因にもなります。
① 少額でもお金がかかる場合は相談する。
② 情報端末機器で撮影した写真・動画は公開(アップ)
しない。(位置情報が貼り付いており、特定されます)
③ 氏名・住所はもとより、顔写真は公開しない。
④ 知らない人のメールに返信しない。
⑤ 保護者と話し合って利用時間を決め、友達に宣言する
などといったルールを、家庭内で決めておきましょう。
【本情報は、4月16日付けの日 朝日新聞記事を引用しています。】
裏に続きます…ネット接続可能機器に関してです
ここに掲載したパソコン、iPad
(アイパッド)、携帯ゲーム機、ス
マートフォン、携帯電話、iPhone
(アイフォン)等は全てインター
ネットに接続可能な電子メディ
アです
「音楽聴きたいから」「新しいゲーム機がほしい」と言われて買ったら、知らないうちに
子どもがインターネットの世界にデビューしていたというケースが、多くあるようです。
ペアレンタルコントロールとも呼ばれている機能制限で、有害サイトの閲覧を制限した
り特定の機能やアプリの利用制限はできます。しかし、子どもが設定変更をすることも可
能です。[ペアレンタルコントロールの設定方法は、販売店等にお問い合わせください。]
結局は、
現代の子どもたちは、自分自身がインターネット
社会を安全に有効に利用する力とマナーを身に
つけることが大切なのです。
お子さんと、何のために、どのように使うのか、目的やルールを話し合いましょう。
また、機器を持たせたことによって何らかのトラブルに遭っていないか、過度の長時間
利用になっていないかなどを、こまめに〔冷静に〕意見を交わしあいましょう。
お子さん専用の機器として持たせる場合、親が貸して使わせているという意識付けを
することも有効です。〈ただし、スマホ等の購入時は、使用者を正しく登録することが大
切です。〉
子どもたちも大人も、日々進化をするインターネット界で生きる経歴は変わりません。
いや、むしろ子どもたちの方が先輩になっているかもしれません。
むしろこれを対話のチャンスとして、
新しい社会をともに築く、新しい“大人・子ども関係”を実現したいものです。