2001年医薬品世界売上上位品目速報

ユート・ブレーン ニュースリリース
<ユート・ブレーン ニュースリリース>
2001年医薬品世界売上上位品目速報
医療・医薬品業界のコンサルティング・調査会社ユート・ブレーン(谷津田義久社
長、03-3270-8741)では、2001年1-9月期の世界の医薬品上位品目をまとめた。
2001年1-9月期/1-6月期主な医薬品売上
仮順
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
品名
ゾコール(リポバス)
リピトール
オメプラール
プロクリット
ノルバスク
クラリチン/D
プレバシッド(タケプロン)
セレブレックス
ジプレキサ
グルコファージ
バイオックス
パキシル/セロクサット
プロザック
ゾロフト
プレマリン
プラバコール(メバロチン)
エポジェン(エスポー)
コザール/ハイザール
オーグメンチン
リスパダール
ユート・ブレーンのまとめによる
メーカー名
一般名
薬効
シンバスタチン
高脂血症薬
メルク
アトルバスタチン
高脂血症薬
ファイザー
オメプラゾール
抗潰瘍剤(PPI)
アストラゼネカ
エポエチンアルファ
腎性貧血
J&J
アムロジピン
Ca拮抗剤
ファイザー
ロラタジン
抗アレルギー剤
シェリング・プラウ
ランソプラゾール
抗潰瘍剤(PPI)
TAP+アボット
セレコキシブ
Cox2阻害剤
ファルマシア
オランザピン
精神分裂病薬
リリー
メトフォルミン
糖尿病薬
ブリストルMS
ロフェコキシブ
Cox2阻害剤
メルク
パロキセチン
抗うつ剤SSRI
GSK
塩酸フルオキセチン
抗うつ剤SSRI
リリー
セルトラリン
抗うつ剤SSRI
ファイザー
エストロゲン製剤
更年期障害他
AHP
プラバスタチン
高脂血症薬
ブリストルMS
エポエチンα
腎性貧血治療剤
アムジェン
ロサルタン
AⅡ受容体拮抗剤
メルク
アモキシシリン+クラブラン酸カリウム 抗生物質
GSK
リスペリドン
精神分裂症薬
J&J
欧米大手企業のニュースリリースに基づいて作成したもの。
百万ドル
百万ドル
1-9月売上 伸び率 1-6月売上 伸び率
4,615
21%
2,875
17%
4,566
27%
2,906
22%
4,287
-5%
2,866
-3%
2,627
36%
1,599
29%
2,620
8%
1,739
10%
2,471
5%
1,643
5%
2,298
13%
1,559
21%
2,210
20%
1,359
18%
2,186
32%
1,374
36%
2,022
44%
1,320
45%
2,005
37%
1,210
43%
1,887
11%
1,254
18%
1,765
-7%
1,315
7%
1,720
11%
1,122
12%
1,646
20%
1,059
18%
1,516
15%
955
10%
1,453
10%
1,021
9%
1,435
21%
895
15%
1,400
10%
999
15%
1,384
9%
969
11%
ゾコール(日本名リポバス)が1−9月期では世界トップ
欧米大手各社の決算発表に基づき、ユート・ブレーンでまとめた主な医薬品売
上は上の表の通り。これは日本のメーカーの販売分を含んでいないため、既にユ
ート・ブレーンで公表している世界の医薬品売上ベスト31品目とはまとめる基準
が異なっている点に留意されたい。例えば、7位にプレバシッド(日本名タケプロ
ン)が入っているが、これは武田とアボットのジョイントベンチャーであるTAP
とアボットが販売している分で、日本の武田が直接販売している売上は含まれて
いない。16位のプラバコール(日本名メバロチン)も、ブリストル・マイヤーズ
スクイブが販売した売上であり、オリジナルの三共の売上は含まれない。ただし、
リピトールなどは、ファイザーから山之内へ販売した額が含まれている。
トップを見ると、1−6月期ではリピトールが1位だったが、1−9月期にはメルク
のゾコール(日本名リポバス)がリピトールを抜いて1位となった。ただし、アメ
リカでの売上が多い医薬品については、医薬品卸がメーカーの値上げ前にかなり
の額を仕入れることが多く※、1億ドルや2億ドルの売上はすぐに変化する影響が
出ている。(※米医薬品卸は、値上げの予想される大型医薬品を大量に仕入れ、メー
カーが値上げを発表した後は値上げ後の卸価格で販売して差額を稼ぐのが普通。)
本リリースに関する連絡先:大阪本部 永江研太郎
TEL 06-4964-0550/FAX 06-4964-0555 E-mail: [email protected]
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