分析機器適格性確認の 隠れたコストと 新たなビジネスチャンス

分析機器適格性確認の
隠れたコストと
新たなビジネスチャンスの可能性
白書
Paul Coombes
コンプライアンスサービス
プログラムマネージャー
要約
分析機器適格性確認 (Analytical Instrument Qualification:
AIQ) の画期的なモデルでは、主要なラボ機器の定期、また
は予定外のキャリブレーション/適格性確認に、必要なメン
テナンスと修理サポートが組み合わされ、なおかつ完全に
自動化され、統合された 1 つのシステムを使用します。こ
の新しいペーパーレスな品質システムの利点は、人的工数
の減少、効率の良いプロトコール、より少ないインフラ、
機器のダウンタイムの低減、といった全ての面でコストを
節約できるということです。
効率の面では、プロトコールやレポートのレビューと承認
に要する時間が短くて済むこと、企業全体 (エンタープライ
ズ全体) のすべてのメーカーの機器に対してひとつのテスト
プロトコールセットを使用すること、依頼する仕事に関し
てより大きく関与することで的確な意思決定ができること、
監査リスクを軽減するために合理化されたコンプライアン
スプロセスが得られること、などの利点があります。
2
はじめに
cGMP や GLP の規制を受けるすべてのラボは、コンプライ
アンスのコスト、つまり、十分な分析機器適格性確認
(Analytical Instrument Qualification: AIQ) 作業を行い、
規制の傾向に遅れを取らずに付いていくための時間と出費、
という課題に取り組む必要があります。
本論文のテーマ:
• コンプライアンスの傾向と不十分な機器適格性確認 ( 順
守違反) に関連する罰則
• 従来型のコンプライアンスプログラムに関連する明らか
なコストと顕在化していないコスト
時流に取り残されないようにすることは非常に重要です。 • 新しい拡張 AIQ (aAIQ) プログラムの利点
企業が規制の傾向を把握し、十分な AIQ を実施していると
仮定すると、AIQ プログラムの実行には選択肢があります。 今こそ、ご使用の AIQ プログラムが最新かつ法令を遵守し
また、取り組むべき課題は変化します。 cGMP の「 c 」は
ていることを確認し、プログラムの本当の総コストについ
「current」を意味し、会社は常に製品の品質に関心を払い、 て精査する時です。時間と費用を節約する方法を見落とし
継続した品質改善の必要性を強調しています。用語
ているかもしれません。AIQ プログラムを実施する方法に
「current」は、FDA やその他の取締機関が、より新しい基
はいくつかの選択肢がありますが、確実な原則が 1 つあり
準と改善を実施し、必要な場合には執行することを意味して
ます。
います。実際に、一部の FDA 査察官については、適格性確
認検査の使用の不備がある会社について報告する傾向にある “効率”がキーワードです。
ことが認識されています。
独自のコンプライアンスプログラムを開発し、実施してきた
企業もあれば、大手機器メーカーにより提供される、定評が
あり、広く受け入れられている適格性確認サービスを使用し
ている企業もあります。多くの企業では両方を混在して使用
しています。どのように AIQ プログラムを実行するかを決
めるのは企業自身です。独自の社内コンプライアンスプログ
ラムを開発・保守するか、定評があり広く受け入れられてい
る適格性確認業者に外部委託するか、大手機器メーカーによ
り提供されるサービスを使用するかを選択することができる
のです。
総合的な AIQ プログラムのコストを検討する場合、実際に
支払う金額 (ハード費用) を比較するだけでは十分ではあり
ません。異なる方法を実施する場合に必要な費用 (ソフト費
用) すべてを確認し、検討する必要があります。効率の向上、
リスクの軽減、将来の展望など、目に見えない利点も検討す
る必要があります。
「...規制という言葉に隠されたものに目を向ければ、
規制は利益の邪魔になるものというより、むしろ利
益に寄与するものであって、製造効率の他、コンプ
ライアンスも向上させる新たな機会となります。」
Justin O. Norway、“Compliance Opportunities”1
AIQ の画期的なモデルでは、必要なメンテナンスと修理サ
ポートが組み合わされ、主要なラボ機器の定期、または予定
外のキャリブレーション/適格性確認に、完全に自動化され統
合された 1 つのシステムを使用します。この新しいモデルを
本文書では拡張 AIQ または「aAIQ」と呼んでいます。
この方法は、従来型の様々な AIQ モデルからベストな機能
を組み込み、 1 つのモデルにまとめています。結果として、
複数の品質システムによる重複や、複数業者による非効率を
排除する、合理化された管理システムです。
3
規制の傾向と順守違反に対する罰則
規制当局は、限られたリソースのもとで、規制と世界レ
ベルでの業界の成長のバランスを取る傾向があります。
当局の監査に対して十分に準備するためには、企業は当
局の変化を認識し、その変化に AIQ プログラムを適合さ
せる必要があります。
AIQ の実施失敗や不十分な実施に関連した厳しい罰則の
例がいくつかあります。最新バージョンの規制に従うこ
とは、第一段階にすぎません。さらに、規制当局により
発行された最新のガイドラインや草案と、査察官による
強制執行の方針を認識する必要があります。
AIQ に関する最新の FDA および USP の見解は、警告書
(Warning letter) やフォーム 483 (Form 483) を継続的に
モニタリングして新しい状態に保つ必要があります。お
客様の社内 QA 部門はおそらく、この権利をお持ちです。
http://www.fda.gov や http://www.labcompliance.com
などのウェブリソースを参考にできます。
「規制要求事項、査察、強制執行基準はかなり変
動的です。今日適合している内容が、将来も適
合するとは限りません。規制自身も変わります
が、さらに頻繁に変更されるのは査察基準です。
90 年代初めには、査察の焦点は GLP や GMP
の基本的な要求事項にありましたが、それは次
に機器ハードウェアに変えられ、その後はソフ
トウェアやコンピュータシステムに変わってき
ています。」
Ludwig Huber, A Primer:Good Laboratory
Practice and Current Good Manufacturing
Practice 2
政府による規制の傾向と、これら規制を満足させる業界
の取り組みをここで説明します。
4
リスクベースおよび科学ベースの取り組み
最近、 FDA は「 21 世紀に向けた医薬品 cGMP: リスク
ベースの取り組み 3」と表題を付けた構想を立ち上げまし
た。この構想の目的の中には、リスク管理と品質システ
ムの概念を医薬品メーカーに浸透させることと、医薬品
製造と技術に最新の科学の進歩を用いるようメーカーに
働き掛けることがあります。
査察の観点から、リスクベースの取り組みは、当局が限
られたリソースを効果的および効率的に割り当てるのに
役立ちます。査察現場を選択するために定量的なリスク
ベースモデルを開発することで、当局は査察により最も
大きな公衆衛生上の影響を達成できる場所を予測できま
す。このモデルには、施設 (コンプライアンス履歴など)
や施設で製造される医薬品の種類に関連するリスクファ
クターも含まれることになります。
企業の観点からは、AIQ プログラムで規定されたテスト
そのもの (またはテストの不備) に対する「リスクベース」
または「科学ベース」の論理的根拠を示すよう求められ
ていることを意味します。企業は、ルーチンで実施して
いる従来の GMP の範囲を超え、AIQ の範囲や頻度を含
む品質管理に関する決定について正当性を証明すること
が求められています。
AIQ に関する USP の草案
2005 年に、米国薬局方 (USP) 改訂版は AIQ に関する草
案の章を提案しました。これは、ラボでの適格性確認や
キャリブレーションプログラムの監査に対する FDA の取
り組みに影響を及ぼす可能性があります。草案は、有名
な機器適格性確認のための 4Q モデルである、設計時適
格性確認 (DQ)、据付時適格性確認 (IQ)、稼働性能適格性
確認 (OQ)、稼働時適格性確認 (PQ) に基づいています。
まもなく最終版が完成すると予想され、実施について検
討を開始する必要があります。分析機器適格性確認のた
めの標準作業手順 (SOP) が既にあると仮定すると、 4Q
モデルと一致しているか確認する必要があります。さら
に、その手順がベンダーや場所に関係なく、 1 つの機器
カテゴリに適用できる必要があります。
電子記録
規制当局は電子記録を用いることにより、企業が自社の
効率や、FDA による監査の効率を高めることを積極的に
受け入れ、希望していることを示しました。この提案は、
FDA に提出されたり、査察官により確認される電子記録
を信頼する姿勢を象徴しています。
データの作成、変更、保守、アーカイブ、検索、転送の
ために、ラボで使用されているコンピュータシステムの
価値に疑問を呈する人はいません。しかし、コンピュー
タシステムを使用して、生データの処理や生データと処
理済データの電子的な保存が一般的に行われているにも
関わらず、多くのラボではまだ印刷した紙で記録を保存
し、確認と承認処理を行うことと決めています。
完全にペーパーレスな (または、少なくとも紙をあまり使
用しない) システムに移行させると決定するためには、慎
重な費用対効果の分析が必要です。AIQ の観点から言え
ば、電子記録を用いると、山のような文書業務を効率的
に管理することが可能になり、貴重な監査証跡を提供す
ることも可能になります。さらに、ペーパーレスシステ
ムにより、業務プロセスの合理化、レビューサイクルの
スピードアップ、ワークフローの管理、データの共有、
情報に基づく意志決定を行うための検索可能なライブラ
リの提供などを行うことが可能です。
もちろん、電子記録の使用を選択する会社は、GMP/GLP
や 21 CFR Part 11 に準拠する方法で行う必要がありま
す。ラボがデータの完全性とセキュリティ、アクセスコ
ントロールや、電子署名などの多くの要件を満たすこと
ができれば、21 CFR Part 11 では、電子的なフォーマッ
トで必要とされる規制情報を提出するオプションが存在
します。4
コンプライアンスの促進
競争の激しい市場では、多くの企業が FDA 承認を速く獲
得するための戦略を採用しています。ジェネリック医薬品
メーカー、新興国の企業や、開発業務委託機関などの間で
は特にその傾向があります。このような環境では、 AIQ
プロセスを合理化することが強く望まれています。同時に、
規制基準を満たさないことは避けねばなりません。
グローバル化された AIQ
FDA は、世界的な医薬品品質基準をハーモナイズさせる
ために、国際的な保健および規制パートナーと協力して
います。世界規模で活動している大企業にとって、1 つ
のラボによって会社全体の評価が下げられるリスクを避
けるために、世界中のすべてのラボに対して優れた品質
管理が必要であることを意味します。このような統一性
は、一貫したプロトコールを世界中のすべてのラボに適
用するという機会も提供します。
先進的な企業は、さまざまなラボ、部門、現場や、国々
で見られる、まちまちな AIQ 作業を調和させようとして
います。ここでの目標は費用対効果と世界的な規制への
対応です。
企業規模の品質プログラムにより、個々のラボに対する
企業レベルの管理の重要性が示されます。基準から外れ
た 1 つのラボが企業全体の評判を脅かしてはなりません。
ラボネットワーク全体にわたって品質管理に投資するこ
とで、企業全体に影響を及ぼすこのような不適合ラボの
リスクを減らします。
査察と警告
査察および強制執行の基準はかなり変動的ですが、企業
が査察時に驚くことがないようにするには、最新の動向
について状況を常に把握しておく必要があります。優れ
た情報源としては、FDA の情報公開閲覧室である下記サ
イトがあります。http://www.fda.gov/foi/warning.htm
または http://www.fdawarningletter.com
機器の用途に応じた適格性確認/校正が実施されていない
という、HPLC システムに関する警告が企業に出されて
きました。例えば、使用許可を受けたメソッドで実際に
使用される範囲よりも狭い性能範囲のポンプ流量やカラ
ム温度などのパラメータを確認する定期 OQ/ キャリブ
レーション作業に対して、警告が発行されてきました。
他の傾向としては、説明のつかない矛盾に関して完全な
調査が実施されずに、結果とフォローアップの記録が作
成されたことに対する cGMP 警告があります。
5
コストのコントロール
当然のことながら、ラボの管理者は購買部門や他の財務部
門から、コンプライアンスの「コスト」を抑制するように
圧力を受けています。しかし、通常そのような圧力は「ソ
フト費用」と呼ばれる社内的な効率のコストを無視して、
端的に「価格」だけにフォーカスしています。
価格だけに基づいてコンプライアンスプログラムを評価す
る前に、以下の質問への回答を考えてみてください。再校
正のために LC が使用できない場合、製造ラインのサンプ
ル分析に使用できない機器には 1 日でいくらの費用がか
かっているでしょうか? ラボに LC や GC で一杯の部屋がい
くつかある場合、費用は劇的に積み上がります。また、
キャリブレーションサンプルの分析、結果の解析とレポー
ト作成、レポートのレビューと承認、適格性確認プロセス
の管理に費やす工数を計算に入れてください。
さらに、会社のラボがあなたの管理するラボだけでない場
合には、大局を見据える必要性があります。部門にある他
のいくつかのラボを含めて、上記のような費用を考えると、
部門全体でのコストはいくらになるでしょうか? 1 つの場所
に複数の部門を持ち、さらに世界中にオフィスが点在して
いる大企業では、会社規模でのコストはいくらでしょうか?
コンプライアンスが適切に実施されるためには、支払わな
ければならないコストがあります。企業がこれらの費用を
削減したがっているのは明らかです。しかし、コンプライ
アンスプログラムの価格だけを分離して検討するのは間違
いです。すべてのソフト費用を組み込んだ、より広い視点
が必要です。
6
従来型コンプライアンスプログラムのコストと利点
メンテナンスや修理に関するプログラムと同様に、コンプ
ライアンスプログラムにも、いくつかのモデルが存在しま
す。Mike Brown が『Tuning-up Lab Instrument Service』
で指摘しているように、各モデルにはそれぞれ長所と短所
があります。5 ラボ管理者は、リスク、品質、コスト間の正
しいバランスを見つける必要があります。
社内モデル
多くの企業は、独自の機器テストを行うことで費用を少な
く抑えるよう努力しており、これを「社内」モデルと呼び
ます。この方法の利点は、現場に品質スタッフを持つこと
による優れた管理と迅速な対応です。機器メーカー (OEM)
へのサービスの出費を抑えることに加えて、このモデルで
は、交渉や保守が必要なベンダー契約はないはずなので、
管理上の資源を節約できることが約束されています。しか
し、「実際」には、社内モデルではラボにおけるすべての技
術を取り扱うことはできないため、専門機器や全ての新た
に設置した機器に対して、ベンダーのサービスを購入する
必要が常にあります。
そのため、このモデルをより詳しく見ると、重大なコスト
がかかっていることが明らかになります。たとえラボ管理
者に QA/QC 部門の諸経費に関する責任がなくても、関連
支出について認識する必要があります。これらの支出には、
テストを実施する人員のヘッドカウント、品質管理および
その管理スタッフ、機器の技術やコンプライアンス規制に
取り残されないようするための教育費、避けることができ
ない必須のベンダー契約に要する「複合モデル」の費用、
プログラムを保守するのに必要なインフラなどが含まれま
す。また、社内の計測グループが主要なサービスを提供す
る場合、明らかに自己保身的な動機から、ラボ管理者の目
の届かないところで作業の不手際を隠す傾向があることを
認識する必要があります。
多くの場合、社内モデルはそれほど経済的とは言えません。
特にコンプライアンスが専門知識の中心分野ではない場合、
コストとリスクを注意深く分析すると、外部委託が優れた
代替案であることが分かります。
外部委託モデル
多くのラボで使用されるコンプライアンスモデルには、大
部分の主要機器 (LC 、GC 、溶出装置、分光計、天秤など)
のテストに関して、独立したサービスプロバイダへの外部
委託があります。このモデルの明らかな利点は、 OEM の
サービスを利用するよりも通常は多少低価格で専用の作業
員を使用できることです。もう 1 つの利点は、1 つの窓口
で 1 回契約を結べばよいということです。
しかし、 Brown 氏が指摘したように、「リスク、品質や、
利便性に関する代償が生じる可能性」があります。6 ご使用
の機器の工場サポートを持ち、複雑なシステムに対応する
ことができるプロバイダーを特定するには、さらに注意深
い分析が必要です。契約に含まれるサービス内容と各地で
どのようにしてサービスの標準化が図られるかについて明
確な合意に至る必要があります。「低コスト」の独立サービ
スプロバイダが、新しい技術と新しい規制傾向についての
情報をどのようにスタッフに周知させ、そのレベルを維持
させているかという疑問は常に残ります。
安価なコストで契約を結ぶことは魅力的ですが、ご使用の
アプリケーションに相応しいサプライヤーを見つけ出し、
その後、作業を滞らせることなく、品質の良い成果を確保
するためにプロバイダーを管理するというソフト費用を考
慮する必要があります。
OEM モデル
ここで説明している従来型コンプライアンスモデルのうち
機器メーカーのサービスを用いることが、最も品質が高く、
最もリスクが低いと一般的に受け入れられています。高水
準の専門知識とコンプライアンス規制に関する最新知識を
期待することができます。 Brown 氏が指摘したように、
「OEM モデルは、非常に複雑なシステムやラボ生産性が重
要視されるシステムに対してよく用いられる選択肢」です。7
さらに、一貫したサービスを全世界的に入手できます。
しかし、品質の高さにはコストがかかります。OEM コンプ
ライアンスサービスの初期費用は、ここで説明した従来型
モデルの中で最高です。また、さまざまなメーカーの機器
を使用している企業には、複数の契約に関連するソフト費
用が発生します。
7
新しい拡張 AIQ (aAIQ) プログラムの利点
AIQ の新しいモデルでは、必要なメンテナンスと修理サ
ポートが組み合わされ、主要なラボ機器の定期、または予
定外のキャリブレーション/適格性確認に、完全に自動化さ
れ、統合された 1 つのシステムを使用します。この方法は、
前記の従来型の様々な AIQ モデルからベストな機能を組み
込み、 1 つのモデルにまとめています。結果として、複数
の品質システムによる重複や複数業者による非効率を排除
する、合理化された管理システムになっています。
このような品質システムはお客様のラボに相応しいでしょ
うか? 数台の LC や GC を用いた小さな業務を管理している
か、世界中にラボを持つ企業かに関わらず、費用対効果の
分析では、実施にかかる表面上の価格以外の内容も考慮す
る必要があります。まず、 1 つのプログラムの下で、メン
テナンス、修理、定期コンプライアンス作業を実施する場
合に節約できる費用を計算します。次に、規制リスクが軽
減することによる価値を見積もります。最後に、ラボの効率
を向上させる「ソフト費用」のすべてを詳しく調べます。
結局のところ、高級サービスが費用を節約します。
以下のグラフでは、従来型コンプライアンスプログラムと
拡張 AIQ プログラムの推定費用を比較しています。影付き
の範囲に注目してください。これは、aAIQ プログラムの推
定されるトータルコストを表します。
マンアワー費用の節約
分析時間の人件費は誰もが知っています。しかし、コンプ
ライアンスに関連するソフト費用は多く、大きな経費予算
につながる可能性があります。例えば、次のようなコスト
が考えられます。
• 時間的コスト - キャリブレーションサンプルの分析、結
果の分析やレポートの作成、社内グループや契約者と複
数のプロトコールを用いて作業することに費やす時間。
• トレーニング費用 - 機器技術やコンプライアンス規制に
取り残されないように、スタッフをトレーニングするた
めの時間と支出。
• QA 費用 - レポートをレビューし、プロトコールや SOP
を開発する品質スタッフにより費やされる時間。
• 契約管理費用 - 契約を調査し、管理する調達スタッフに
より費やされる時間。
時間と費用を最大限節約するためには、自動化された AIQ
を、 1 つのプログラムの下で、メンテナンスや修理、そし
てリモートエンジニアリングサポートに組み合わせて合理
化する必要があります。分析者と科学者は、最終的に機器
サービスイベントの負担から解放されます。管理者の業務
とトレーニングの負担も減ります。
社内モデル
コストファクター
外部委託モデル
OEM モデル
OQ 1 回の
価格
インフラ & ヘッド
カウントのコスト
契約の
管理コスト
トレーニングの
コスト
消費される
社員の時間
QA の
コスト
システムの
ダウンタイム
従来型と aAIQ のコンプライアンスプログラムのトータルコストの比較
8
効率的なプロトコール - 少ないインフラストラクチャ
さまざまな機器に対して複数のプロトコールがあると、管
理費用が増し、監査官への説明が困難になる恐れがありま
す。以下の FDA レポートからの抜粋を考慮してください。
「査察中、企業が HPLC と GC システムの性能確
認の SOP を提供しませんでした。実際には、その
企業はそれらのシステムの検証に関してサービス
契約を結んでおり、契約者の SOP を採用していま
す。それぞれが異なる SOP を持っており、比較で
きない異なる種類のテストが含まれています。企
業は、すべての GC システムに対して要求仕様を
明らかにして一貫性を保証する手順を確立する必
要があります。また、これは HPLC システムにも
適用されます。」
FDA Establishment Inspection Report
(EIR、施設査察レポート)
出典: Labcompliance.com/usersclub
LC や GC メーカーからの複数の手順を含む OEM モデルと
違い、 aAIQ では世界中で 1 つの機器適格性確認プロト
コールを使用し、コンプライアンスを合理化し、規制リス
クを低減させます。
機器のダウンタイムが減少
前記のように、OQ や再校正のために停止している各機器は、
サンプル分析のための時間の損失というコストがかかって
います。再適格性確認はメンテナンスに密接に関係してお
り、大きな機器修理や変更があった場合には、その後に再
度実施する必要があります。世界中にラボがある場合、会
社規模のコストは莫大なものになる可能性があります。
平均的に、社内モデルのキャリブレーションには 3 日のダ
ウンタイムが必要です。下記グラフでは、 OQ/ キャリブ
レーション中の機器のダウンタイムに関して実施した
LCGC magazine 2007 の読者調査の結果を示しています。8
2007 LCGC magazine 調査をご覧ください。これは、かな
り長い定期的なダウンタイムに苦しむラボが多数あるとと
ともに、大部分のラボが 2、3 日の標準的なダウンタイムを
報告していることを示しています。確立された aAIQ プロ
グラムでは、すべてのテストが合格した場合、所定のダウ
ンタイムは 1 日になります。しかし、もちろん一部の機器
が本当に故障していることにより、システムが OQ/再校正
に失敗することもあります。そのような場合、 aAIQ や
OEM モデルでは、エンジニアの専門知識や部品の調達が可
能なため、修理時間を短縮し、エンジニアリングの問題を
迅速に解決することができます。
プロトコールや SOP の開発や保守のためのコストととも
に、プログラムを維持するために必要なインフラが減りま
す。結果として、ラボの生産性に対し、直接の影響を及ぼ
します。
さらなる利点は、完全に制御できる柔軟性です。自動化さ
れたシステムにより、さまざまなラボに対する多様なユー
ザー要件を満たすように設定された判定基準と設定値のあ
るプロトコールなど、開発や保守が非常に簡単になります。
つまり、従来型の紙ベースの品質システムで複数のプロト
コールを維持するよりも簡単で安価になります。
約1日
米国
ヨーロッパ
2、3 日
4∼5日
6 日以上
質問: 適格性確認のために機器の使用を停止し、使用可能になるまでに要する
HPLC のダウンタイムはどのくらいですか?
2007 LCGC Magazine Survey Results: キャリブレーション中の機器のダウンタイム
9
メンテナンス、修理、キャリブレーション、適格性確認に
1 社のプロバイダーを用いるハードおよびソフト費用につ
いて詳細に見てきました。次に、ペーパーレスの自動化さ
れた品質システムが、効率の向上、リスク軽減、将来の展
望に関してラボにもたらす利点をさらに詳しく調べてみま
しょう。これらの利点を定量的に量ることは困難ですが、
検討することは重要です。
ペーパーレスシステムの直接の利点は、印刷費用と時間の
節約です。それ以上に、認識されにくい別の効率性の利点
があります。紙記録の保存と保守のために、 1 人またはそ
れ以上のフルタイムの管理作業が発生している可能性があ
ります。大部分のラボの従業員は、企業がすべてのラボの
紙記録をスキャンまたはマイクロフィッシュにして、その
後、オリジナルの紙記録を民間記録保管企業で保管してい
るとは認識していません。実際には高いコストがかかって
いますが、ラボ管理者が実際に請求書を見ることがないた
め、このコストは通常、見逃されたり、意図的に無視され
ています。
拡張 AIQ プログラムは、21 CFR Part 11 に準拠した記録
の保管および検索を備えている必要があります。これによ
り、会社のすべての LC や GC のキャリブレーションデー
タ、修理記録、コンフィグレーションデータに安全にアク
セスすることが可能です。また、紙やバインダーを書庫に
保管する高い費用や、文書を紛失したり、破損するリスク
がありません。
時間
ペーパーレスのソリューションの利便性を希望しているが、
まだ電子署名への移行が完全になされていない企業にとっ
て、複合型の「電子記録にリンクされた書類上のインク署
名」という代替方法があります。この場合、ペーパーレス
システムと言うよりもむしろ、「紙の少ない」システムと呼
ぶことがふさわしいかもしれません。
従来型
迅速なレビューと承認
プロトコールやレポートのレビューと承認の時間が短くて
済むことは、明らかな利点です。大部分のラボでは、各
キャリブレーション/適格性確認レポートに対して、2 つ以
上の署名による管理者レベルのレビューが必要です。レ
ポートによっては、100 ページを超える場合があり、すべ
ての計算を確認して、すべてのページに署名と日付が必要
な場合、平均的な応答時間は 2 日から 3 日になる可能性が
あります。
拡張 AIQ システムは、レビューと承認ワークフロープロセ
スをあなたの代わりに管理する機能を提供します。コンプ
ライアンスレポートと記録は、レビュープロセスを合理化
するために一貫して構成されます。リモートでレビューお
よび承認するために、レポートを電子メールで送信して電
子署名することができるため、応答時間を 2 ∼ 3 時間に短
縮します。プロセス管理ソフトウェアは、監査証跡全体を
自動的に保持する必要があります。
企業規模のプロトコール
たとえ、効率的なペーパーベースシステムを所有していて、
すべての FDA 規制に対して最新の状態であっても、全メー
カーの GC や LC に対して 1 つのテストプロトコールを持
つことで、さらに効率を向上させることが可能です。
一例を挙げると、1 つの自動化されたプロトコールにより、
管理者の直接の影響下にないラボを管理することが簡単に
なります。本論文で前述したように、ラボネットワーク全
体にわたる優れた品質管理に投資することで、企業全体に
影響を及ぼす不適合ラボのリスクを減らします。ソフト
ウェアにより、プロトコール、ワークフロー、生データ、
レポートを管理します。企業規模のプロトコールを用いる
ことで、一貫性の高い QA の履行が達成可能になります。
検査委託研究機関を使用する研究主体の大手製薬会社では、
これは特に重要です。
効率
拡張 AIQ プログラムのさらなる利点
従来型
レビューと承認に要する時間
10
プロトコールの効率
さらに、矛盾や不備が問題になる前に、それを発見し対処
することが可能です。OQ やバリデーション文書が付属する
ため、不適切な OQ テスト仕様が適用されていても「法令
に準拠」したラボシステムになる可能性がありますが、企
業全体の科学的なパフォーマンスは適切に位置付けされま
せん。
Laboratory Systems Validation Testing and Practice
で、Paul Coombes はある社のケーススタディを公開しま
した。その中で、不適切な適格性確認により超大型新薬に
対するラボの成果の理解が不十分になり、分かりにくくな
りました。結果として、FDA の新製品認可は、ラボテスト
の問題が見つかり解決されるまで遅延され、 1 年かかりま
した。
「すべてがバリデーションされたと考えられている
にも関わらず、多様なモデルの液体クロマトグラ
フ検出器システムを使用することで偏りが生じた
ことを示す結果が、さまざまなラボから報告され
ました。」
「各部門や事業分野で “法令に準拠” していること
という目標だけでは、必ずしも全体的な品質保証
が保たれていることにはなりません。個別の品質
システムがリンクされていない場合は特にそれが
あてはまります。」
Paul Coombes, Laboratory Systems Validation
Testing and Practice9
企業規模アクセスの利便性
企業規模の拡張 AIQ の利点としては、1 つのラボや企業全
体にわたるキャリブレーションデータすべてへのアクセスが
あります。企業規模でペーパーレスシステムを用いると、ラ
ボの結果はさらに明確に理解されるようになります。データ
の保存と検索がさらに効率的になります。ファイリングによ
る保管では利用できない、科学的なデータを比較する新しい
手法が利用できるようになります。企業規模アクセスの利点
についてのソフト費用に関しては、計算するのが困難ですが、
国内規模であろうと世界規模であろうと効率を向上させるこ
とができることは疑う余地がありません。
別の例としては、会社が新製品を開発し、世界中の部門や
契約ラボで製品を分析する必要があると仮定してください。
それぞれ少しずつパフォーマンスの異なる多数の LC へテス
トメソッドを転送する方法を考え出す必要があります。世
界規模でアクセスできることにより、キャリブレーション
データを検索し、分析に使用されるべき機器を特定し、分
析に相応しくない機器に目印を付けておくことが可能です。
優れた意志決定が可能に
ここまでに示してきたように、報告機能と記録の保存を向
上させることは、時間や費用を節約するだけではなく、事
業をリモートで管理するという側面も向上させます。その
上、十分に計画されたペーパーレスシステムにより、 AIQ
文書を最高の科学的価値を持つ文書へと置き換えます。
「データに基づく意志決定は、今日の業界にとって
最も困難な側面の 1 つです。データはいたるとこ
ろにありますが、有益な情報はほんのわずかです。
大部分の工場では山のようにデータを作成します
が、必要とされる情報を妥当な人に提供できる適
切な性能を持ったソフトウェアなしには、その
データは使われないままです。」
Justin O. Norway、“Compliance Opportunities”10
ラボの運営規模にかかわらず、 1 つのプロトコールと、
キャリブレーションデータへのアクセスを企業規模で持つ
ことは、十分な情報に基づいて経営に関する意志決定を行
い、それを効率的に実行するための貴重なツールになりま
す。資産管理とレポート作成をシンプルにすることにより、
資産を継続的に向上させ、配置を最適化させることを大き
く促進します。同様に、機器サポート、問題解決、製品品
質向上のための強力なツールにもなります。
FDA がより多くのリソースを公衆衛生に対する最大のリス
クのある分野に投じるという責任を優先させているので、
同様に我々も行っていくべきです。
効率
効率
一例として、ディレイボリュームやグラジエント性能に関
して、特に高感度の HPLC 分析が必要であると想像してく
ださい。最高のグラジエント性能と最小のディレイボ
リュームを持つ、社内の 5 台や 10 台の HPLC を特定する
ために、すべての記録を電子的に検索できるという利点を
想像してください。
従来型
従来型
11
データへのアクセス
意志決定の効率
「難題は、十分に行われないことと、やり過ぎることの
妥協点を見つけ出すことです。例として、バリデーショ
ンを考えてみましょう。バリデーションプロセスを開始
する際にそれを完璧に順守する場合、各バリデーション
ステップに対する付加価値は膨大なものになります。し
かし、各ステップを個々にバリデーションを実施しても
付加価値は発生しません。バリデーションの費用は各バ
リデーション活動とともに増加します。問題になるのは、
「どこが最適なのか」、「どの程度バリデーションすれば十
分なのか」です。課題は、最適な点を見つけ出すことで
すが、これには徹底的なリスク分析が必要です。」
Ludwig Huber, A Primer:Good Laboratory
Practice and Current Good Manufacturing
Practice11
拡張または従来型の AIQ システムのテストプロトコールは、
広く認められたコンプライアンスと科学の専門家とともに開
発し、独立した審査機関により確認する必要があります。
OQ テストに関するリスクベースの論理的根拠を示す文書は
不可欠です。
監査リスクの軽減
拡張 AIQ プログラムでは、OEM や実績のある「社内」プロ
グラムと同じ、高品質で低リスクの AIQ サービスが提供さ
れるべきです。また、プログラムは、FDA や EMEA 査察官
に承認されるものである必要があります。
一貫性のある適格性確認レポートと記録は、間違いや不順守
のリスクを減らし、コンプライアンスプロセスを合理化した
り、QA によるレビューをより容易にします。複数のプロト
コールを削減することは、査察プロセスも合理化します。プ
ロトコールが 1 つだと説明も容易で、査察官も簡単に理解
できます。
12
結論
AIQ の新しいモデルは、必要なメンテナンスと修理サポー
トが組み合わされ、主要なラボ機器の定期、または予定外の
キャリブレーション/適格性確認に、完全に自動化され、統
合された 1 つのシステムを使用します。この新しいペー
パーレスである品質システムの利点は、より少ないマンア
ワー、効率の良いプロトコール、より少ないインフラ、機器
のダウンタイム低減、といった全ての面でコストを節約でき
るということです。
効率の面では、プロトコールやレポートのレビュー、承認に
要する時間が短くて済むこと、企業全体 (エンタープライズ
全体) のすべてのメーカーの機器に対してひとつのテストプ
ロトコールセットを使用すること、依頼する仕事に関してよ
り大きく関与することによる優れた意志決定、監査リスクを
軽減するために合理化されたコンプライアンスプロセス、な
どといった利点が挙げられます。
ご使用の AIQ システムをここまでに述べてきたような拡張
AIQ プログラムに自動化させ、調和、合理化させてくださ
い。時間や費用を節約しながら、持続可能な規制への対応が
可能になり、コンプライアンスの恩恵を受けることが可能に
なります。
参考文献
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InTech, January 1, 2004, www.isa.org (June 4, 2007).
2.
Ludwig Huber, A Primer: Good Laboratory Practice
and Current Good Manufacturing Practice, Agilent
Technologies, 2002.
3.
United States Food and Drug Administration,
Pharmaceutical cGMPs for the 21st Century – A
Risk-Based Approach; Final Report, September 2004.
4.
United States Food & Drug Administration, Code
of Federal Regulations, Title 21, Food and Drugs,
Part 11, Electronic Records; Electronic Signatures;
Final Rule; Federal Register 62 (54), 13429/13466, 1997.
5.
Mike Brown, “Tuning-up Lab Instrument Service,”
Lab Manager Magazine, October/November 2006.
6.
同上
7.
同上
8.
LCGC North America, 2007.
9.
Paul Coombes, Laboratory Systems Validation
Testing and Practice, PDA/DHI, 2002.
ISBN Number: 1-930114-48-6.
10. Justin O. Norway, “Compliance Opportunities.”
11. Ludwig Huber, A Primer: Good Laboratory Practice
and Current Good Manufacturing Practice.
13
用語集
21 CFR Part 11
Title 21 Code of Federal Regulations; 連邦規則集の表
題 21、電子記録、電子署名、米国食品医薬品局。電子記
録が紙の記録と同等で、電子署名が従来の手書き署名と
同等であると考える FDA の基準を示しています。
4Q
機器適格性確認の 4Q モデルで、USP の草案の章 1058
で定義されている。使用目的に対する適合性を実証する
ために、分析機器を適格性確認する必要性を記載。4Q
は、設計時適格性確認 (DQ)、据付時適格性確認 (IQ)、
稼働性能適格性確認 (OQ)、稼働時適格性確認 (PQ) を指
します。
aAIQ
advanced Analytical Instrument Qualification; 拡張
AIQ。必要なメンテナンスと修理サポートを組み合わせ
て、主要なラボ機器の定期および予定外のキャリブレー
ション/適格性確認を、完全に自動化され統合された 1
つのシステムを使用して実施することを説明するために
使用する語句。
AIQ
Analytical Instrument Qualification、分析機器適格性
確認
cGMP
Current Good Manufacturing Practices、医薬品の製造
ならびに品質管理に関する基準 (GMPs)。医薬品製品に
関する規制で、米国食品医薬品局 (FDA) により米国で発
行されます。内容が動的であることを強調するために
「current」が付きます。
DQ
Design Qualification、設計時適格性確認。適格性確認
GLP
Good Laboratory Practices、医薬品の安全性試験の実
施に関する基準。FDA や経済協力開発機構 (OECD) な
どの国際機関により発行される要件。
GMP
Good Manufacturing Practice、医薬品の製造ならびに
品質管理に関する基準
HPLC
High Performance Liquid Chromatography、高速液体
クロマトグラフシステム
IQ
Installation Qualification、据付時適格性確認。受領し
た機器が設計や仕様どおりであること、機器が選択した
環境で適切に据え付けられたこと、そして設置環境が機
器の操作や使用に適していることを証明します。
ISPE
International Society for Pharmaceutical
Engineering、国際製薬技術協会
LC
Liquid Chromatography、液体クロマトグラフ
OEM
Original Equipment Manufacturer、相手先商標製品製造
OQ
Operational Qualification、稼働性能適格性確認。機器
が、選択した環境下で操作仕様に従い機能することを実
証します。
プロセスの最初のステップ。ユーザーの要求事項、機器
の機能や、操作仕様を記録します。ベンダーが適切なソ
フトウェア開発とサポートプロセスを持っているか確認
します。
PDA
Parenteral Drug Association、非経口製剤研究協会。
EIR
Establishment Inspection Report、施設査察レポート
(FDA)
PQ
Performance Qualification、稼働時性能適格性確認。
EMEA
European Medicines Agency、欧州医薬品庁
FDA
Food and Drug Administration、米国食品医薬品局
Form 483
「査察所見の警告」、査察中に観察された矛盾を伝えるた
めに、FDA 現場査察官により施設に対して発行されるレ
ポート。
GAMP
Good Automated Manufacturing Practice、自動化製造
実践規範
GC
Gas Chromatography、ガスクロマトグラフシステム
14
製薬や生物薬剤団体に対する、科学、技術、規制などの
情報、規制情報、教育などの世界的なプロバイダー。
機器や装置が、日常的な使用に適合する仕様で一貫して
機能することを実証します。実際の運転条件の下で予想
動作範囲全体にわたり検査が行われます。
QA
Quality Assurance、品質保証
QC
Quality Control、品質管理
SOP
Standard Operating Procedure、標準作業手順
USP
United States Pharmacopeia、米国薬局方。米国で製造
および販売される、すべての処方薬や市販薬、栄養補助
食品、その他の健康管理用品の公的な基準設定機関。
本資料に記載の情報、説明、製品仕様等は予告なしに変更される
ことがあります。
アジレント・テクノロジー株式会社
© Agilent Technologies, Inc. 2007
Printed in Japan、August 22, 2007
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