No. 2 - 日本獣医学会

The Journal of Veterinary Medical Science
和 文 要 約
第 70 巻,第 2 号,平成 20 年 2 月
臨床病理学:
多様な疾患における犬の C 反応性蛋白濃度━中村正明 1)・高橋 雅 1)・大野耕一 1)・越野
明子 1)・中島 亘 1)・瀬戸口明日香 1)・藤野泰人 1)・辻本 元 1)
(1)東京大学大学院農学生
命科学研究科獣医内科学教室).................................................................................................. 127-131
疾患時の犬の CRP 濃度測定の有用性を検討するため,さまざまな疾患を持つ 928 頭の
犬の CRP 濃度をレーザーネフェロメトリー法によって測定し,その他の臨床病理学的
パラメーターと比較した.さまざまな炎症性疾患において CRP 濃度の上昇が認められ
たが,中でも腫瘍性疾患と免疫介在性疾患で上昇症例が多く認められた.また子宮蓄膿
症,脂肪織炎,急性膵炎,多発性関節炎および血管肉腫の症例では全例で著明な CRP
値の上昇が認められた.一方,癲癇,髄膜脳炎,水頭症のような神経疾患や,甲状腺機
能低下症,副腎皮質機能亢進症および糖尿病などの内分泌疾患ではほとんど CRP 値の
上昇は認められなかった.CRP 濃度と白血球数の間には弱い相関(r = 0.44)しか認めら
れず,桿状核好中球数との間には相関は認められなかった.CRP 濃度とアルブミン濃度
との間にも相関は認められなかったが,蛋白漏出の可能性のある腸疾患とネフローゼ症
候群を除外した際には CRP 濃度とアルブミン濃度との間に弱い負の相関(r =− 0.40)が
認められた.CRP はさまざまな炎症性疾患において上昇し,白血球数や桿状核好中球数
の測定だけでは検出できない炎症の存在を検出できる可能性が示唆され,今後ルーチン
検査として必須の検査であると考えられた.
血小板活性化因子による犬の血小板活性化反応の特性とそれに対する抗血小板物質の抑制効果
(短報)━ 土屋 亮 1)・田付弓子 1)・北尾 哲 2)・古市 満 1)・根尾櫻子 1)・久末
正晴1)・山田 隆紹 1)・小林 好作 1)
(1)麻布大学獣医学部,2)動物メディカルセンター).... 181-183
犬のエンドトキシン血症の積極的治療法を検討する一環として,血小板活性化因子
(PAF)による刺激時の血小板内シグナル伝達およびそれに対する各種抗血小板物質の効
果について検討した.PAF による血小板活性化には細胞外カルシウムの流入が不可欠で
あった.PAF 特異的阻害剤の他,カルシウムチャネルブロッカーとプロスタグランディ
ン E1 が PAF による血小板の活性化抑制効果を示した.
免
疫 学:
Brucella abortus S19 ワクチン接種ラクダにおけるサイトカインプロファイル解析
(短報)
━ Odbileg, R.1)・ Purevtseren, B.2)・ Gantsetseg, D.3)・ Boldbaatar, B.2)・
Buyannemekh, T.2)・ Galmandakh, Z.2)・ Erdenebaatar, J.2)・ 今 内 覚 1)・ 小 沼
操 1)・大橋和彦 1)
(1)北海道大学大学院獣医学研究科動物疾病制御学講座感染症学教室,
2)
Immunological Research Center, Institute of Veterinary Medicine, 3)Animal
Disease Control Section, State Central Veterinary Sanitary and Diagnostic
Laboratory, Ulaanbaatar, Mongolia).................................................................................. 197-201
Brucella abortus S19
(B. abortus S19)
ワクチン株をラクダ 7 頭に接種し,Real-time PCR 法
によりサイトカインプロファイルを解析した.ワクチン接種 6 時間,48 時間,1 週,2
週および 3 週後にサイトカインの定量を行った結果,ワクチン接種後 1 週目から IFN-γ
および IL-6 が上昇した.IL-1 α,IL-1 β,TNF α,IL-2 および IL-4 の推移に変化は認めら
れなかった.今回の結果から B. abortus S19 ワクチンによって細胞性免疫型
(Th1)
サイトカ
インである IFN-γ が誘導されることが示唆された.
内
科 学:
分娩前後にかけて著しい体重減少のみられた搾乳牛の分娩後の末梢血単核球の変化━大塚
浩通 1)・加瀬 瞳 1)・小比類巻正幸 1,2)・安藤貴朗 1)・渡辺大作 1)・増井真知子 2)・林
s · iii
智人 3)・川村清市 1)
(1)北里大学獣医学部,2)小比類巻家畜診療サービス,3)東京理科大
学)................................................................................................................................................ 153-158
分娩前後に著しい体重減少のみられた搾乳牛の分娩後の細胞性免疫機能とホルモン濃
度の変化を明らかにする目的で,分娩後における乳牛の血漿成長ホルモン(GH),イン
スリン濃度,末梢白血球ポピュレーション,real-time RT-PCR による末梢血単核球の
mRNA of IFN-γ ,IL-4,GH レセプター(R)およびインスリン-R 発現量を観察した.対象
牛は 1 戸の牛群で飼育されていたホルスタイン種 10 頭で,分娩前から分娩後の 1 ヶ月間
に体重が 10 %以上減少した体重減少群(n = 5)と 5 %未満であった対照群(n = 5)とし
た.体重減少群では対照群に比べ観察期間を通して,血清コレステロールが高値,血液
尿素窒素が低値で推移した.白血球ポピュレーションにおいては,分娩 1 から 2 ヶ月の
減少群の CD4+CD45R– T 細胞数が低値であった.体重減少群の IFN-γ /IL-4 比は観察期間
中対照群に比べ低値で推移する傾向にあった.また体重減少群の単核球 GH-R 発現量は
分娩 2 ヶ月において対照群に比べて低かった.以上のことから,分娩前後おける著しい
体重減少の見られる乳牛では,分娩後に細胞性免疫機能の低下があるものと示唆された.
牛における超音波ガイドによる右腎生検の有用性と安全性━ Mohamed, T.1,2)・及川 伸 1)
(1)酪農学園大学獣医学部,2)ザガジグ大学(エジプト・アラブ共和国)).......................... 175-179
超音波ガイド法による牛の腎生検は,解剖学的に右腎において適用しやすい手法であ
る.牛 20 頭の右腎を本法にて生検を行ったところ,適正なサンプル採取は 95 %で達成
された.また,生検後に肉眼的血尿は観察されなかった.剖検所見では,すべての刺入
が皮質に留まっており,6 頭において皮膜下に小さな血腫(直径 2 cm 以下)が確認された
だけだった.本法の長期的な安全性を確認するために 5 頭に対して生検後 9 日間血液所
見等を観察したところ,血液尿素窒素およびクレアチニン濃度は異常を示さず,特に炎
症反応も観察されなかった.以上より,超音波ガイド法による右腎生検の安全性と有用
性が確認された.
インスリン投与を行なっている 1 型糖尿病犬におけるリンパ球構成比の変化
(短報)
━森
昭博 1)・相良芙美 1)・清水須美礼 1)・水谷 尚 1)・左向敏紀 2)・廣瀬 昶 1)・吉村 格 3)・
植松洋介 4)・山口智宏 4)・新井敏郎 1)
( 1)日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科,
2)
3)
同・獣医保健看護学科, 同・応用生命科学部動物科学科,4)ケーナインラボラトリ
ーズ)............................................................................................................................................ 185-187
1 型糖尿病犬と正常犬の血漿代謝産物とリンパ球構成比を測定し,それらが糖尿病犬
における免疫状態を評価する指標となるか検討した.糖尿病犬において血漿 GLU およ
び FRA 濃度は正常犬に比べ有意に上昇していた.また糖尿犬において,CD3+,CD4+ お
よび CD21+ の絶対値および CD4+/CD8+ 比は有意に低下した.糖尿病犬におけるリンパ球
サブセットの異常は免疫機能の低下と関連しているかもしれない.
マイコトキシンが牛の末梢血単核球増殖反応に及ぼす影響(短報)━ 和田賢二 1)・榛葉
弥生 2)・大塚浩通 2)・小比類巻正幸 3)・増井真知子 3)・川村清市 2)・遠藤 洋 1)・小形
芳美 1)
(1)山形県農業共済組合連合会,2)北里大学獣医畜産学部,3)
(有)小比類巻家畜診
療サービス)................................................................................................................................. 193-196
アフラトキシン B1(AFB1),デオキシニバレノール(DON),ゼアラレノン(ZEN)が各
種の牛末梢血単核球増殖反応に及ぼす影響を検討した.子牛では親牛に比べて単核球増
殖能が低下したが,品種による差は認められなかった.増殖抑制効果は DON,AFB1,
ZEN の順に強く,DON および AFB1 は濃度依存的であった.したがっていくつかのマイ
コトキシンは牛の単核球増殖を直接抑制することが示唆された.
実験動物学:
若齢期の繰り返しストレスが雄 Spontaneously Diabetic Torii ラットの糖尿病発症に及ぼす影
1)
2)
響━大川勝正 1)・望月一男 1)・横越英彦 2)
( 静岡県工業技術研究所, 静岡県立大学) 145-151
Spontaneously Diabetic Torii(SDT)ラット は,SD ラットより発見され,確立された自
s · iv
然発症 2 型糖尿病モデルである.我々は,若齢期の繰り返しストレスが,高脂肪食を摂
取させた SDT ラットの自発運動量,糖尿病発症などに及ぼす影響について検討した.ス
トレスは,4 週齢から 1 日置きに 10 回の水浸拘束ストレス(WIRS)を負荷した.試験の
結果,若齢週の SDT ラットの自発運動量は,SD ラットよりも明らかに低くなっており,
先天的に自発運動量が低いものと推察した.また,ストレスを負荷した SDT ラットは,
ストレスを負荷しないものに比べて,糖尿病の発症,耐糖能異常の発症が遅滞した.SDT
ラットは自発運動量が SD ラットよりも少なく,自発的にエネルギーを消費しにいと考
えられる.一方,WIRS 負荷した SDT ラットは飼料効率が低下しており,WIRS 無負荷
の SDT ラットよりもエネルギー消費を増加させたものと考えられ,これが糖尿病発症に
影響を与えたものと推察した.
寄生虫病学:
動物園飼育下のシロミミキジに認められた Plasmodium (Bennettinia) juxtanucleare 感染
(短報)━ 村田浩一 1)・仁位亮介 1)・佐々木絵美 1)・石川智史 1)・佐藤雪太 1)・澤邊
京子 2)・津田良夫 2)・松本令以 3)・須田朱美 3)・植田美弥 3)
(1)日本大学生物資源科学部,
2)
3)
国立感染症研究所昆虫医科学部, よこはま動物園)......................................................... 203-205
動物園で飼育されているシロミミキジ(Crossoptilon crossoptilon)の成雄 1 羽が元気不良
と削痩を呈した.顕微鏡観察で血液原虫感染が認められた.形態学的特徴および分子生
物学的解析結果から原虫は Plasmodium
(Bennettinia)juxtanucleare と同定された.ミミキ
ジ属の鳥類から本血液原虫が検出されたのは初記録である.動物園における希少鳥類保
全では,本血液原虫の感染に留意する必要がある.
病
理 学:
イヌの門脈体循環シャント症例の肝に見られる Lipogranuloma の病理組織学的解析━磯
部香里 1)・松永 悟 2)・中山裕之 1)・上塚浩司 1)
(1)東京大学大学院農学生命科学研究科
2)
獣医病理学教室, 同・高度医療科学教室)........................................................................... 133-138
イヌの門脈体循環シャント(PSS)では,肝実質中に細胞質内褐色色素と脂肪空胞を有
する細胞の集簇巣が散見されることが多い.この集簇巣は Lipogranuloma と表記される
が,PSS での病理組織学的性状を調べた論文は少ない.そこで,イヌの肝生検 144 例
[PSS 65 例と非 PSS 79 例]を調べて,Lipogranuloma の病理組織学的性状,発生頻度と密
度を解析した.発生頻度は PSS 症例で 55.4 %であった.また,脂肪空胞および褐色色素
の量に従い,3 タイプに分類された.褐色色素は Berlin blue,PAS,Sudan black B に陽性
で,Hall 法に陰性であった.空胞細胞はほとんどが MSR-A に陽性を示し,Hepatocyte と
Albumin に陰性であった.電子顕微鏡では,褐色色素は高電子密度の微小顆粒物質とし
て観察された.Lipogranuloma 発生頻度は,1 歳未満を除いた場合,PSS グループが非
PSS グループよりも有意に高かった.肝の Lipogranuloma 密度は PSS グループで有意に
高 か っ た . 結 論 と し て , イ ヌ の PSS の 肝 生 検 標 本 で は , 特 に 1 歳 以 上 の 症 例 で ,
Lipogranuloma が頻繁に観察され,この病変はクッパー細胞およびマクロファージから
成り,細胞質内褐色色素はセロイドとへモジデリンであった.PSS での発生機序は不明
であり,今後の検討の必要がある.
外
科 学:
2 −メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンポリマーによるバイオフィルム形成抑制
に関する研究━藤井聖久 1)・松本裕子 1)・小山富久 1)・岩崎泰彦 1)・石原一彦 2)・高久
田和夫 1)
(1)東京医科歯科大学生体材料工学研究所,2)東京大学大学院工学系研究科マテ
リアル工学専攻)......................................................................................................................... 167-173
器具関連感染症は医療器具の埋植にともなう難治性の合併症であり,その予防法の開
発は重要である.この原因として細菌によるバイオフィルム形成が挙げられることから,
本論文ではバイオフィルム形成の抑制法について研究を行った.実験では,2 −メタク
リロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)を含むポリマーである poly( MPC-co-nbutyl methacrylate)
(PMB)を表面にコーティングしたステンレス鋼板試料,およびコーテ
ィングされていない試料を細菌の含まれた培養液中で培養した.また半数の実験では培
s· v
養液中に抗生物質の添加を行った.培養の後,核酸および多糖を染色した試料の表面を
走査型レーザー顕微鏡によって観察した.また試料表面の細菌数を ATP assay によって
測定した.PMB コーティングされていない試料の表面においては,細菌とバイオフィ
ルムが確認された.一方,PMB コーティングされた試料の表面ではバイオフィルムの
形成が認められず,細菌数が有意に減少していた.この減少は PMB コーティングされ
ていない試料の培養液中に抗生物質の添加を行ったときよりも顕著であった.PMB コ
ーティングされた試料に抗生物質を添加することによって,さらに細菌数を減少させる
ことができた.これらの結果により PMB コーティングと抗生物質の同時使用が,器具
関連感染症の予防に効果的な方法である可能性が示唆された.
毒
性 学:
マンガン欠乏ウズラにおける網膜機能障害: LED 内蔵型コンタクトレンズ電極を用いた鳥類
網膜電図の記録━遠藤健太郎 1)・伊藤典彦 2,3)・前原誠也 2)・篠崎 綾 4)・今川智敬4)・
上原正人 4)・水野直治 5)・佐々木正治 6)・平賀武夫 1)・寺岡宏樹 1)
(1)酪農学園大学獣医毒
2)
3)
性学教室, 同・伴侶動物医療学教室, 横浜市立大学医学部眼科学教室,4)鳥取大学
獣医解剖学教室,5)酪農学園大学ハイテクリサーチセンター,6)アボット・ジャパン非
臨床試験推進グループ)............................................................................................................. 139-144
必須元素であるマンガンの欠乏は神経や骨格筋の異常だけでなく,網膜の超微形態に
変化を起こすことがラットで報告されている.野鳥臓器のマンガン濃度は様々な数値を
示すことから,疾病の原因となっている可能性が懸念される.網膜電図は視覚機能を評
価するための有用な非侵襲的方法である.この方法は視覚依存度が高く,行動学的実験
が困難である鳥類では特に有効である.本研究では,LED 内蔵型コンタクトレンズ電極
(LED 内蔵型電極)を使用することにより,簡便で再現性の高いウズラの網膜電図検査を
実施し,マンガン欠乏の影響を観察した.10 分間の明順応後,シングルフラッシュおよ
びフリッカー刺激により刺激強度依存性の錐体系由来陰性波(a 波)とそれに続く陽性波
(b 波)が再現性良く観察された.マンガン欠乏給餌開始後 3 から 6 週間で肝臓マンガン
濃度が半減し,13 から 15 週間後に体重減少が観察された.シングルフラッシュ刺激に
よる a 波および b 波の潜時はマンガン欠乏処置 3 から 6 週間で有意に延長した.すべて
の錐体系応答の振幅はマンガン欠乏処置で低下する傾向を示した.電子顕微鏡観察によ
り,マンガン欠乏処置により錐体細胞の外節円板の配列変化などが認められた.以上の
成績は鳥類の網膜機能の維持においてマンガンが不可欠な役割を持つことを示唆する.
ウイルス学:
スクレイピープリオン蛋白質
(PrP27-30)
の構造変化と,プロテイナーゼ K 抵抗性およびプリ
オン感染性の関連━鈴木
(葭葉)
幸子 1)・高田益宏 1)・照屋健太 2)・品川森一 1)・毛利
資郎 1)・横山 隆 1)
(1)
(独)動物衛生研究所プリオン病研究センター,2)東北大学大学院
医学系研究科)............................................................................................................................. 159-165
スクレイピープリオンタンパク質(PrP27-30)は,プリオンの主要構成成分である.
PrP27-30 は不溶性のため,構造に関する詳細な知見は未だ得られていない.PrP27-30 は
弱アルカリ溶液中における超音波処理により,脱凝集させることが可能であった.この
脱凝集 PrP27-30 について pH,熱,変性剤処理に伴う構造変化とプロテイナーゼ K
(PK)
に対する抵抗性,プリオンの感染価の関連について解析した.PK 抵抗性と感染価の消
失は完全には一致していなかった.感染性の消失にはアミロイド構造の減少が必要で,
この変化はチオフラビン T の蛍光強度の減少によって示された.
馬インフルエンザの診断における迅速抗原検出キットの有用性
(短報)
━山中隆史 1)・辻村
1)
1)
1) 1)
行司 ・近藤高志 ・松村富夫 ( 日本中央競馬会競走馬総合研究所栃木支所)............. 189-192
馬インフルエンザウイルス(EIV)への 5 つの人用迅速抗原検出キットの感度を比較し
たところ,Directigen Flu A + B および ESPLINE INFLUENZA A & B-N
(Espline)
が高かった.
鼻腔スワブ中の EIV への検出感度を,これらキット,鶏卵分離および RT-PCR とで比較
したところ概ね結果が一致し,これらキットの診断における有用性が示された.しかし,
特異性は Espline が優れていた.
s · vi