化粧料分野における公知技術集

化粧料分野における公知技術集
2012 年版
平成24 年 3 月16 日
日本化粧品工業連合会
特許委員会
「化粧料分野における公知技術集
2012年版」の作成にあたって
化粧品業界においては、多数の特許出願・権利化された技術、及び特許出願
に至らない無数の技術に支えられ、化粧品の製造が行われているといっても過
言ではないでしょう。
特許出願された技術は、出願公開制度により出願人以外の者の知るところと
なって、重複研究や重複出願が抑制されると共に、新たな技術開発の基礎とな
ります。
一方、特許出願に至らない技術については、各社のニュースリリースや一般
書籍等によって公開され公知情報となるものの、個別の情報を入手するために
は多大な労力を要します。
特許庁における特許出願の審査においては、このような公知情報の入手の困
難性から、新規性に乏しい出願が特許化される懸念があります。また、企業に
おいては、公知情報を入手していれば防止することのできた重複研究・重複出
願の実施という非効率な事態を招きます。
こうした状況を是正するため、特許庁は、昭和59年8月に「周知・慣用技
術集(化粧料及び類似品)」を特許庁公報に公表しました。また、日本化粧品工
業連合会特許委員会は、このような技術集の公表は業界にとって意義があると
判断し、平成22年2月15日に「化粧料分野における公知技術集 2010
年版」を発行いたしました。
しかし、技術の進歩は著しく、日進月歩の様相を呈しており、公知技術集に
収載すべき公知情報も日々増加しています。
そこで、特許委員会では、特許委員会会員各社からのご協力のもとに、20
10年版の「処方例」及び「近年の報告」の記載を補完した、「化粧料分野にお
ける公知技術集 2012年版」を新たに作成いたしました。
特許の出願等にあたりまして、2010年版と共にこの公知技術集をご活用
いただければ幸いでございます。
なお、この公知技術集のメンテナンス作業は、今後も継続していきたいと考
えており、その際は引続きご支援・ご協力を頂きますようお願い申し上げます。
平成24年3月16日
日本化粧品工業連合会
特許委員長 池田 隆
はじめに
近年、知的財産権への意識が高まっており、化粧料分野でも、「とりあえず出
願しておく程度の発明」から、「非常に高度、複雑な発明」まで、さまざまな特
許が数多く出願されています。
ご承知のとおり、特許制度は、特許権を付与されることで独占実施できる代
わりに、特許公報として公開されることになります。この出願公開制度は、重
複研究、重複投資を避けることが目的で導入されているものです。
企業が特許出願すべきかを判断する際に、あるいは特許庁が特許とすべきか
を判断する際に、公知資料の有無が大きな判断材料となります。
特許公報等に関しては、調査環境の整備が進み、迅速、安価に情報が入手で
きるようになり、公知資料として活用しやすくなってきました。
しかしながら、特許公報等とは異なり、一般書籍、製品カタログ、化粧品企
業各社のニュースリリース、化粧品原料メーカー各社の原料カタログ、学術文
献等の非特許情報は、公知資料であるにもかかわらず十分に活用できる環境が
整備されておらず、日本化粧品工業連合会特許委員会では、設立当初から整備
の必要性が指摘されていました。
前回、特許委員会では、こうした指摘に少しでも応えるため『化粧料分野に
おける公知技術集 2010年版』を作成致しました。
本公知技術集では、特許委員会会員各社からご提供いただいたニュースリリ
ース、原料カタログ等に記載されている技術情報を中心に、国際特許分類に沿
って体系的に整理しています。
今回、同様の主旨並びに手法で、2010年版発刊以後の技術情報を中心に、
2012年版を作成致しました。
これらの『化粧料分野における公知技術集』が、化粧品処方の研究時、特許
の出願時などに活用されることにより、化粧品業界の特許レベルの向上や円滑
な特許制度の運用に役立てば幸いです。
公知技術について
本公知技術集に掲載しました技術情報は、主に日本化粧品工業連合会特許委
員会会員各社からご提供いただいた製品カタログ、原料カタログ、処方例集、
ニュースリリース、技術報告など600件を超える資料を、分科会メンバーが、
1件ごとに要約したものです。中には、要約として書き落とすことができず掲
載できなかった資料、あるいは要約することにより提供資料の主旨が十分表現
できなかったのではないかと考えられる資料もあるかと考えます。資料をご提
供いただいた各社には、この点のご理解をお願い申し上げますとともに、本公
i
知技術集のご利用にあたり、ご承知おきいただきたいと考えます。
公知技術集の構成について
1.国際特許分類第 8 版〔2006.1〕「A61Q 化粧品または類似化粧品製剤の使用」
にそって分類しています。
(注) A61Q の全分類について記載しているものではありません。
2.右上の枠内には各カテゴリーのIPCおよびFタームを記載しており、関
連特許情報を検索する際に利用できます。
3.上記分類のカテゴリー毎に以下の項目順で記載しています。
・主要成分
(スキンケア剤では「主機能成分」
)
・剤型又は製剤(スキンケア剤では省略)
・処方例
・近年の報告
4.ご提供いただいた化粧品原料カタログや各社のニュースリリースなどの情
報は、「処方」及び「近年の報告」に記載しています。一つの情報に複数の技
術情報が含まれている場合は、関連するカテゴリーに重複して記載していま
す。
5.『スキンケア剤』では、機能別に9カテゴリーに区分し、この9カテゴリー
以外の機能、または機能が明確ではないものは『10.10 その他』に記載してい
ます。
ご注意
本公知技術集のご利用にあたり、以下の点に十分ご注意ください。
1.いかなる特許に対しても非侵害、自由実施を保証するものではありません。
2.薬事法、不当景品類及び不当表示防止法(景表法)等のいかなる法的事項
を保証するものではありません。
3.記載の処方等について、いかなる製品の安定性、安全性などの品質を保証
するものではありません。
4.本公知技術集は、提供されたニュースリリースなどの記載を参考に記載し
たもので、原文をそのまま記載したものではありません。
5.夫々の技術情報の発行日は、提供された資料に記載、あるいは提供元の情
報に基づいています。
6.本公知技術集は、発行日が平成24年3月16日です。例えば、本公知技
術集自体を使って、特許無効審判等に利用される場合、資料の公知あるいは
周知等に係わる日付は、平成24年3月16日となります。一方、本公知技
ii
術集自体ではなく、ここに紹介されている文献等に遡り、それ自体を特許無
効審判等に利用される場合は、文献等の発行日が資料の公知あるいは周知等
に係わる日付となります。
7.掲載された内容により利用者に損害が生じましても、当会では一切その責
を負いません。予めご了承ください。
[資料提供元]
・一丸ファルコス 株式会社
・岩瀬コスファ 株式会社
・株式会社 大島椿本舗
・花王 株式会社
・高級アルコール工業 株式会社
・株式会社 コーセー
・株式会社 資生堂
・株式会社 ナリス化粧品
・日光ケミカルズ 株式会社
・ニベア花王 株式会社
・日本メナード化粧品 株式会社
・日本ロレアル 株式会社
・株式会社 ノエビア
・株式会社 ファンケル
・ポーラ化成工業 株式会社
・株式会社 マツモト交商
・丸善製薬 株式会社
・株式会社 マンダム
・山川貿易 株式会社
・ライオン 株式会社
この公知技術集は、2010年4月から2012年3月にかけて、下記のメンバーで構成さ
れる、日本化粧品工業連合会 特許委員会 第2分科会で編集したものです。
分科会メンバー:平田 恭一(井田ラボラトリーズ)、三ツ井 一真(加美乃素本舗)
、
坂口 育代(クラブコスメチックス)
、清水 一人(サンスター)
、河野 友美(大正製
薬)、砂川 靖喜(ナリス化粧品)、森川 貴行(日本メナード化粧品)、岡田 知之(ノ
エビア)
、菊川 義明(バスクリン)
、菅沼 壮一・神田 尚希(ホーユー)
、金子 巧・
川口 太一郎(ミルボン)
、川崎 琴美・桝本 英樹(ロート製薬)
、桂田 正徳(リー
ダー;マンダム)、福本 直喜(西日本化粧品工業会)
iii
目
1.
2.
3.
4.
メイクアップ剤、ボディーパウダー;メイクアップの除去剤
1.1
ファンデーション (A61Q1/02)
1 ‑
25
1.2
口紅 (A61Q1/04、A61Q1/06)
26 ‑
71
1.3
ほお紅 (A61Q1/08)
72 ‑
74
1.4
アイメイク (A61Q1/10)
75 ‑
84
1.5
おしろいまたはボディパウダー (A61Q1/12)
85 ‑
86
1.6
メイクアップ除去剤 (A61Q1/14)
87 ‑ 100
マニキュアまたはペディキュア剤
2.1
ネイルエナメル (A61Q3/02)
101 ‑ 102
2.2
除光液(リムーバー) (A61Q3/04)
103 ‑ 103
毛髪手入れ用製剤
3.1
シャンプー (A61Q5/02)
104 ‑ 119
3.2
パーマ剤 (A61Q5/04)
120 ‑ 122
3.3
整髪剤 (A61Q5/06)
123 ‑ 138
3.4
ヘアブリーチ剤 (A61Q5/08)
139 ‑ 142
3.5
ヘアカラー剤 (A61Q5/10)
143 ‑ 154
3.6
ヘアーコンディショナー剤 (A61Q5/12)
155 ‑ 178
発毛促進あるいは発毛抑制をする剤
4.1
5.
6.
育毛剤・ヘアトニック (A61Q7/02)
179 ‑ 183
除毛剤、または除毛補助剤
5.1
シェービング剤 (A61Q9/02)
184 ‑ 186
5.2
脱毛剤・除毛剤 (A61Q9/04)
187 ‑ 188
制汗剤または身体防臭剤
6.1
7.
次
制汗剤・身体防臭剤 (A61Q15/00)
189 ‑ 190
防護剤;外部の影響から防護するため皮膚に直接接触させる製剤
7.1
サンスクリーン剤 (A61Q17/04)
191 ‑ 224
8. 身体用洗浄剤 (A61Q19/10)
225 ‑ 236
9. 入浴剤 (A61Q19/10)
237 ‑ 241
10. スキンケア剤 (A61Q19/00、19/02、19/08)
10.1
美白用化粧料
242 ‑ 252
10.2
保湿・肌荒れ防止用化粧料
253 ‑ 281
10.3
抗酸化用化粧料
282 ‑ 287
10.4
しわ・たるみ改善用化粧料
288 ‑ 296
iv
10.5
創傷治癒・細胞賦活用化粧料
297 ‑ 300
10.6
アクネ用化粧料
301 ‑ 305
10.7
くすみ対応用化粧料
306 ‑ 308
10.8
敏感肌用化粧料
309 ‑ 312
10.9
抗老化用化粧料
313 ‑ 321
10.10
その他
10.10.1 スキンケア処方集
322 ‑ 408
10.10.2 その他近年の報告
409 ‑ 429
v
1.メイクアップ剤、ボディーパウダー、メイクアップの除去剤
この区分は、メイクアップ化粧料(仕上用化粧品)であって、具体的にはファンデーシ
ョン、おしろい、口紅(口紅、リップクリーム、練紅、リップグロス)、眉目頬化粧料(ア
イシャドウ、アイライナー、眉墨)、まつげ化粧料(マスカラ)、メイクアップ除去剤、頬
紅、爪化粧品(ネイルエナメル、リムーバー)、ボディーパウダー(タルカムパウダー、ボ
ディパウダー、バスパウダー、パヒュームパウダー) が包含される。
IPC
:A61Q1/02
Fターム :4C083CC12
1.1
ファンデーション
ファンデーションは、メーキャップの基礎をなすものであり、顔全体に塗布して、肌を
保護し、肌色を調整あるいは矯正し、肌のキメを整えることを主たる目的とする。なお、
特に隠ぺい力を高めてシミやそばかすを覆い隠すことを主たる目的とする製品もある。
(1)主要成分
主たる機能成分は、顔料とバインダーとしての油剤である。顔料は、着色顔料、体質顔
料及びその他の顔料に分けられる。油剤は、剤型、機能に応じて適宜配合される。
<顔料>
・着色顔料(隠ぺい力が大きいので、肌の色を覆い、肌色を調整する目的で配合する。):
黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、雲母チタン、酸化クロム、水酸
化クロム、オキシ塩化ビスマス、群青、紺青、酸化チタン被覆処理雲母、コチニール被覆
処理雲母、カラミン被覆処理雲母、酸化クロム被覆処理雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化
クロム、カラミン、タール系色素
・体質顔料(隠ぺい力が小さいので、肌の色を覆い隠す作用は余りなく、増量、展色性を
目的に配合する。)
:タルク、マイカ、カオリン、ゼオライト、ベントナイト、セリサイト、
無水珪酸(シリカ)、酸化珪素、珪酸マグネシウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、珪
酸アルミニウムマグネシウム、炭酸カルシウム、合成珪酸アルミニウム、合成珪酸ナトリ
ウム・マグネシウム
・その他の粉体(延展性など使用感、化粧崩れの防止など性能改善を目的に配合する。):
ナイロンパウダー、ポリエチレン末、結晶セルロース、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム。
<油剤>
・流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、プリスタン、パラフィンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、オゾケライト、セレシン、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリン、
ラノリンアルコール、液状ラノリン、硬質ラノリン、ポリブテン、オレイルアルコール,
イソステアリルアルコール,オクチルドデカノール、セタノール、ステリルアルコール、
1
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オレイン酸、イソステアリン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、パ
ルミチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオク
タン酸グリセリン、トリイソステアリン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、
オリーブ油、サフラワー油、アボカド油、マカデミアナッツ油、ホホバ油、小麦胚芽油、
茶実油、卵黄油、ミンク油。
(2)剤型又は製剤
製品の形態からファンデーションは、固形ファンデーション(ケーキ状ともいう)、クリ
ーム状ファンデーション、液状ファンデーションに大別される。
①固形ファンデーション
固形ファンデーションは、水を含ませたパフでの使用に適した製品、水を含ませないパ
フでの使用に適した製品、あるいはどちらでも使用できる製品に区分され、手軽に使用す
ることができる。特に水ありで使用すると塗布時に冷感があり、夏季にサマーファンデー
ションとして多用される。通常、固形ファンデーションは、主に粉体と油剤からなるバイ
ンダーとから構成され、均質に混合した後、金皿などにプレス打形して製造される。
②クリーム状ファンデーション
クリーム状ファンデーションは、主に粉体と油剤からなるバインダーとから構成され、
均質に混合した後、熱時にジャー容器、金皿、スティック容器に流し込んで製造される。
クリーム状ファンデーションは、油性タイプ、乳化タイプ、スティックタイプに区分され、
皮膚への付着性がよく、塗膜に耐水性があり、化粧崩れしにくいので、被覆力が大きくで
き、皮膚の乾燥を防ぐなどの特長を備えている。反面、皮膚閉塞性が強く、油っぽい感触
が敬遠されることもある。
③液状ファンデーション
液状ファンデーションは、粉体をクリームや乳液などの乳化ベースに均質分散して製造
される。親水性のクリームや乳液が主流であり、皮膚への付着性がよく、のびが軽く、油
っぽさがないなどの特長があり汎用される。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
リキッドファンデーション
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月
成分名
A
クエン酸トリエチルヘキシル(商品名:NIKKOL TOC)
重量%
6.0
ペンタイソステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKO
LDecaglyn 5−IS)
1.5
メチルポリシロキサン・セチルメチルポリシロキサン・ポリ(オキシ
2
0.5
エチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン重合体
シリコーン処理ファンデーション用顔料混合物 (商品名:FDP‑C‑088)
15.0
デカメチルシクロペンタシロキサン
10.0
NIKKOL スクワラン
B
3.0
防腐剤
適量
グリセリン
5.0
グルタミン酸ナトリウム(1水和物)
0.5
精製水で全量
100.0
調製法 A、Bをそれぞれ秤取し、80℃に加温、溶解する。Aを撹拌しながらBを
加え、ホモミキサーで乳化する。その後、パドルミキサーで撹拌しながら冷
却し、調製を終了する。
特徴
45℃で3週間の安定性を確認
<処方例‑2>
剤型名
出典
リキッド ファンデーション(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HLF‑SA5‑M3B)
成分名
A
ジメチコンコポリオール(商品名:シリコーン SS−2803)
1.000
セスキオレイン酸ソルビタン(商品名:コスモール 82)
0.500
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
0.200
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル(商品名:サラコス 5408)
1.000
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
2.000
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−
01)
B
2.000
フェニルトリメチコン(商品名:シリコンMP−1)
2.000
プロピルパラベン
0.100
シクロペンタンシロキサン(商品名:シリコンCY−5)
(ジメチコン・ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロメチコン
(商品名:DN−195)
C
重量%
11.000
1.500
ジメチコン(商品名:シリコン IWS−2)
25.000
酸化チタン(商品名:酸化チタンCR−50)
8.800
酸化チタン、アルミナ、ステアリン酸、シリカ(商品名:TTO‑51(C))
2.200
シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン
4.400
(商品名:サンラブリーTZ‑824)
ポリメタクリル酸メチル(商品名:マイクロスフェアーM−305)
3.300
マイカ(商品名:セリサイト DN−MC)
2.057
酸化鉄(商品名:黄酸化鉄 LL−XLO)
0.990
3
D
E
酸化鉄(商品名:ベンガラ No.217)
0.066
酸化鉄(商品名:ベンガラ R−516−L)
0.110
酸化鉄(商品名:黒酸化鉄 BL−100)
0.055
メチルパラベン
0.022
精製水
18.000
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.000
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
1.000
メチルパラベン
0.200
塩化Na(商品名:塩化ナトリウム)
0.800
シリカ、エタノール、BG、メチルパラベン、水(商品名:サンラブ
リーLFS−C)
5.000
シリカ(商品名:アエロジル200)
0.700
100.000
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを混合・粉砕したCを加え、均一に混合する。
3.Dを秤量し、加温し均一溶解させた後、Eを加え撹拌分散させる。
4.(A+B+C)に(D+E)を加え、乳化を行い、十分撹拌する。
5.適当な容器に充填する。
特徴
サンラブリーLFS−Cを配合したリキッドファンデーションです。密着性に優
れ、持続性が期待できます。
<処方例‑3>
剤型名
出典
リキッド ファンデーション(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HLF‑SA5‑M3P)
成分名
A
B
重量%
ジメチコンコポリオール(商品名:シリコーン SS−2803)
1.000
セスキオレイン酸ソルビタン(商品名:コスモール 82)
0.500
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
0.200
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル(商品名:サラコス 5408)
1.000
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
2.000
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N‑01)
2.000
フェニルトリメチコン(商品名:シリコンMP−1)
2.000
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.100
シクロペンタンシロキサン(商品名:シリコンCY−5)
11.000
(ジメチコン・ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロメチコン
(商品名:DN−195)
1.500
4
C
ジメチコン(商品名:シリコン IWS−2)
25.000
酸化チタン(商品名:酸化チタンCR−50)
6.600
酸化チタン、アルミナ、ステアリン酸、シリカ(商品名:TTO−5
D
E
1(C))
2.200
シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン(商品名:サンラブリーTZ−824)
4.400
ポリメタクリル酸メチル(商品名:マイクロスフェアーM−305)
3.300
マイカ(商品名:セリサイト DN−MC)
4.246
酸化鉄(商品名:黄酸化鉄 LL−XLO)
0.880
酸化鉄(商品名:ベンガラ No.217)
0.110
酸化鉄(商品名:ベンガラ R−516−L)
0.176
酸化鉄(商品名:黒酸化鉄 BL−100)
0.066
メチルパラベン
0.022
精製水
18.000
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
6.000
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
1.000
メチルパラベン
0.200
塩化Na(商品名:塩化ナトリウム)
0.800
シリカ、エタノール、BG、メチルパラベン、水(商品名:サンラブ
リーLFS−C)
5.000
シリカ(商品名:アエロジル200)
0.700
100.000
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを混合・粉砕したCを加え、均一に混合する。
3.Dを秤量し、加温し均一溶解させた後、Eを加え撹拌分散させる。
4.(A+B+C)に(D+E)を加え、乳化を行い、十分撹拌する。
5.適当な容器に充填する。
特徴
サンラブリーLFS−Cを配合したリキッドファンデーションです。密着性に優
れ、持続性が期待できます。
<処方例‑4>
剤型名
出典
クリームファンデーション(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CFO‑QHAG)
成分名
A
重量%
ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン (商品
名:KF−6038)
3.00
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーンCY−5)
5
15.40
トリイソステアリン酸PEG−10グリセリル (商品名:エマレッ
クスGWIS−310)
1.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル (商品名:O.D.O)
1.00
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル (商品名:ノムコート HK‑G)
0.30
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N‑01)
5.00
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
(商品名:エルデュウPS−203)
0.30
ステアリン酸イヌリン (商品名:レオパールISK)
1.50
シクロペンタシロキサン、酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸、
PEG−9ジメチコン、ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエ
チルジメチコン、ポリクオタニウム−61 (商品名:コスメサーブ
WP−LS)
B
10.00
プロピルパラベン
0.05
トコフェロール (商品名:トコフェロール100)
0.05
酸化チタン、水酸化Al,ポリクオタニウム−61 (商品名:リピ
ジュアーチタン)
6.00
タルク、ポリクオタニウム−61 (商品名:リピジュアータルク)
3.68
シリカ、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキ
シルジメチコン、オレイン酸PEG−14 (商品名:サンスフェア
ーH−121−ET)
9.00
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー (商品名:SI01−
2タロックスLLXLO)
1.00
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー (商品名:SI01−
2タロックスR−516L)
0.20
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー (商品名:SI01−
C
2タロックスBL−100)
0.10
メチルパラベン
0.02
水
34.00
BG
6.00
グリセリン
1.00
メチルパラベン
0.20
塩化Na
1.00
100.00
6
調製法
1.Bを秤量し、粉砕機にて全体を粉砕する。
2.Aを秤量し、溶解させる。
3.AにBを加え全体を均一に分散させる。
4.Cを秤量し、溶解させる。
5.A+BにCを加え、乳化を行う。
6.室温まで冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
リピジュア処理粉体とコスメサーブWP−LSを配合したクリームファンデー
ションです。肌との密着性に優れ、サンスフェアH−121−ETが余分な皮脂
を吸着し、塗布後さらっと仕上げます。
<処方例‑5>
剤型名
出典
ケーキファンデーション
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LSCF‑12‑SE21O)
成分名
A
重量%
タルク、ポリクオタニウム−61(商品名:リピジュア−タルク)
16.32
酸化チタン、水酸化 AL、ポリクオタニウム−61(商品名:リピジュ
ア−チタン)
8.90
マイカ、ポリクオタニウム−61(商品名:リピジュア−セリサイト)
ナイロン (商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS)
44.50
7.12
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン(商品名:ソフトセリサ
イト SH)
8.90
(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー(商品
名:シリコーン KSP−100)
B
0.89
酸化鉄、メチコン(商品名:SI
黄酸化鉄
LL−XLO)
1.78
酸化鉄、メチコン(商品名:SI
ベンガラ
R−516−L)
0.36
酸化鉄、メチコン(商品名:SI
黒酸化鉄
BL−100)
0.14
メチルパラベン
0.09
ジメチコン(商品名:シリコーン IWS−1000)
5.98
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール 525)
1.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
3.00
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル(商品名:O.D.O)
1.00
トコフェロール(商品名:トコフェロール 100)
0.01
プロピルパラベン
0.01
100.00
7
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.Bを秤量し、加熱し溶解させる。
3.AとBを混合し、さらに粉砕する。
4.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
細胞膜類似構造を有するリピジュアにより表面処理した粉体を使用したファン
デーションです。肌への付きが向上し、吸保湿性に優れ、しっとりした使用感が
得られます。
<処方例‑6>
剤型名
出典
ケーキファンデーション
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LSCF‑12‑SE22P)
成分名
A
重量%
タルク、ポリクオタニウム−61(商品名:リピジュア−タルク)
20.90
酸化チタン、水酸化 AL、ポリクオタニウム−61(商品名:リピジュ
ア−チタン)
5.34
マイカ、ポリクオタニウム−61(商品名:リピジュア−セリサイト)
44.50
ナイロン(商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS)
7.12
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン(商品名:ソフトセリサ
イト SH)
8.90
(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー(商品
名:シリコーン KSP−100)
B
0.89
酸化鉄、メチコン(商品名:SI
黄酸化鉄
LL−XLO)
0.89
酸化鉄、メチコン(商品名:SI
ベンガラ
R−516−L)
0.27
酸化鉄、メチコン(商品名:SI
黒酸化鉄
BL−100)
0.10
メチルパラベン
0.09
ジメチコン(商品名:シリコーン IWS−1000)
5.98
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール 525)
1.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
3.00
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル(商品名:O.D.O)
1.00
トコフェロール(商品名:トコフェロール 100)
0.01
プロピルパラベン
0.01
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.Bを秤量し、加熱し溶解させる。
3.AとBを混合し、さらに粉砕する。
4.金皿などの容器に圧縮成型する。
8
特徴
細胞膜類似構造を有するリピジュアにより表面処理した粉体を使用したファン
デーションです。肌への付きが向上し、吸保湿性に優れ、しっとりした使用感が
得られます。
<処方例‑7>
剤型名
出典
プレストファンデーション
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:PF‑1‑SAT)
成分名
A
ラウロイルリジン(商品名:アミホープ LL)
重量%
2.85
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン(商品名:ソフトセリサイ
ト SH)
47.50
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
11.73
酸化チタン、メチコン(商品名:チタン DN−SH)
ポリメタクリル酸メチル(商品名:マイクロスフェアー M)
B
4.75
11.40
カオリン
4.75
シリカ (商品名:サンスフェア H−121)
1.90
シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛 (商品名:サンラブリー TZ‑824)
9.50
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黄酸化鉄 LL−XLO)
0.29
酸化鉄、メチコン(商品名:SI ベンガラ R−516−L)
0.19
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黒酸化鉄 BL−100)
0.05
メチルパラベン
0.09
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.AとBを混合し、さらに粉砕する。
3.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
紫外線散乱効果を有するサンラブリー TZ−824を配合したプレストファン
デーションです。マイクロスフェアー M、サンスフェア H−121の配合によ
りさらっとした仕上りが得られます。
(in vitro SPF;9.4±2.5 , in vitro E.UVA;8.8±2.3)
<処方例‑8>
剤型名 2ウェイ ケーキ ファンデーション(モイストタイプ)
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FU‑MT‑94)
成分名
A
酸化チタン、メチコン(商品名:チタン DN−SH)
マイカ、メチコン(商品名:セリサイト DN(SH))
9
重量%
8.89
34.79
マイカ、メチコン(商品名:セリサイト DN−MC(2))
マイカ、メチコン(商品名:SI マイカNo.5500)
B
4.29
19.83
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
5.90
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黄酸化鉄 LL−XLO)
2.59
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラR−516−L )
0.43
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラ No.217)
0.26
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黒酸化鉄 BL−100)
0.26
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.08
ミネラルオイル(商品名:シルコール P−70)
2.00
(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチ
C
ル(商品名:コスモール 168E)
1.00
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:サラコス 913)
1.50
テトライソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール44)
3.50
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (1000cs))
6.00
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.02
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.02
キトサン、メチコン(商品名:DNーキトファイン S)
5.00
ナイロン(商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS)
3.64
100.0
調製法 1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.AとBを混合し、さらに粉砕する。
4.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
キトファインの保湿性を発揮させるモイスチャー効果のある2ウェイケーキフ
ァンデーションです。
<処方例‑9>
剤型名
出典
2ウェイ ケーキ ファンデーション(オイルコントロールトタイプ)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FU‑OC‑94)
成分名
A
酸化チタン、メチコン(商品名:チタン DN−SH)
マイカ、メチコン(商品名:セリサイト DN(SH))
マイカ、メチコン(商品名:セリサイト DN−MC(2))
マイカ、メチコン(商品名:SI マイカNo.5500)
重量%
8.90
34.83
4.30
19.83
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
6.85
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黄酸化鉄 LL−XLO)
2.59
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラR−516−L)
0.43
10
B
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラ No.217)
0.25
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黒酸化鉄 BL−100)
0.25
ナイロン(商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS)
3.65
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.08
ミネラルオイル(商品名:シルコール P−70)
2.00
(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチ
ル(商品名:コスモール 168E)
1.00
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:サラコス 913)
1.50
テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:コスモール4
4)
3.50
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (1000cs))
6.00
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.02
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.02
シリカ(商品名:サンスフェアH−122)
4.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.AとBを混合し、さらに粉砕する。
4.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
サンスフェアH−122を配合し、高いオイルコントロール性とスムースなノビ
を有する2ウェイケーキファンデーションです。
<処方例‑10>
剤型名 2ウェイ ケーキ ファンデーション(1)
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HU‑TWB‑94)
成分名
A
酸化チタン、メチコン(商品名:チタン DN−SH)
重量%
8.65
酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸(商品名:微粒子酸化チタン
MT−100T)
1.73
マイカ、メチコン(商品名:セリサイト DN(SH))
マイカ、メチコン(商品名:セリサイト DN−MC(2))
マイカ、メチコン(商品名:SI マイカNo.5500)
34.60
4.33
17.30
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
9.90
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黄酸化鉄 LL−XLO)
2.16
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラ R−516−L)
0.35
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラ No.217)
0.26
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黒酸化鉄 BL−100)
0.22
11
B
ナイロン(商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS)
6.49
ミリスチン酸Mg(商品名:ミリスチン酸マグネシウム)
0.43
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.09
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
2.12
(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチ
ル(商品名:コスモール 168E)
0.27
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:サラコス 913)
0.81
テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:コスモール4
4)
3.38
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
0.81
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (1000cs))
4.73
トリメチルシロキシケイ酸、ジメチコン(商品名:シリコーン KF
−7312K)
1.35
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.01
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.01
100.00
調製法 1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.AとBを混合し、さらに粉砕する。
4.金皿などの容器に圧縮成型する。
<処方例‑11>
剤型名
出典
2ウェイ ケーキ ファンデーション(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HU‑TWB‑94)
成分名
A
重量%
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
8.83
酸化チタン、メチコン(商品名:チタン DN−SH)
5.16
マイカ、メチコン(商品名:SI マイカNo.5500)
21.50
(タルク、ケイフッ化K)焼生物、メチコン(商品名:ソフトセリサ
イト SH)
30.10
ヒドロキシアパタイト、メチコン(商品名:DN HAP(SH))
ナイロン(商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS)
8.60
10.32
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黄酸化鉄 LL−XLO)
1.03
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黒酸化鉄 BL−100)
0.07
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラ R−516−L)
0.30
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.09
12
B
(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチ
ル(商品名:コスモール 168E)
0.96
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:サラコス 913)
1.93
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン(商品名:サラスコ 6
318)
3.37
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
1.95
ジメチコン(商品名:シリコン IWS−1000)
5.77
トコフェロール(商品名:トコフェロール80)
0.01
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.01
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.AとBを混合し、さらに粉砕する。
4.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
生体適合成分であるヒドロキシアパタイト「DN HAP(SH)」を配合した
2ウェイケーキファンデーションです。肌への付き、塗布時の伸びが良く、良好
な仕上がりがえられます。
<処方例‑12>
剤型名 2ウェイ ケーキ ファンデーション(3)
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:MB2F‑4SO5O)
成分名
A
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
重量%
13.65
酸化チタン、メチコン(商品名:チタン DN−SH(2))
8.90
マイカ、メチコン(商品名:マイカ MA−500(SH))
17.80
(タルク、ケイフッ化K)焼生物、メチコン(商品名:ソフトセリサ
イト SH)
35.60
ポリメタクリル酸メチル(商品名:マイクロスフェアーM−100)
9.79
(メタクリル酸メチル/アクリロニトリル)コポリマー、シリカ、酸
B
化チタン(商品名:MFL−50STI)
0.89
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黄酸化鉄 LL−XLO)
1.78
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラ R−516−L)
0.36
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黒酸化鉄 BL−100)
0.14
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.09
ジメチコン(商品名:シリコン IWS−1000)
5.90
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール525)
1.00
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
4.00
13
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.05
プロピルパラベン
0.05
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.AとBを混合し、さらに粉砕する。
4.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
中空状微小粒子(MFL−50STI)を配合した2ウェイケーキファンデーシ
ョンです。柔らかい使用M性で、きめ細やかな仕上がりとなります。
<処方例‑13>
剤型名 2ウェイ ケーキ ファンデーション(3)
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:MB2F‑4SO6P)
成分名
A
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
重量%
18.23
酸化チタン、メチコン(商品名:チタン DN−SH(2))
5.34
マイカ、メチコン(商品名:マイカ MA−500(SH))
17.80
(タルク、ケイフッ化K)焼生物、メチコン(商品名:ソフトセリサ
イト SH)
35.60
ポリメタクリル酸メチル(商品名:マイクロスフェアーM−100)
(メタクリル酸メチル/アクリロニトリル)コポリマー、シリカ、酸
化チタン(商品名:MFL−50STI)
B
9.79
0.89
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黄酸化鉄 LL−XLO)
0.89
酸化鉄、メチコン(商品名:ベンガラ R−516−L)
0.27
酸化鉄、メチコン(商品名:SI 黒酸化鉄 BL−100)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.09
ジメチコン(商品名:シリコン IWS−1000)
5.90
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール525)
1.00
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
4.00
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.05
プロピルパラベン
0.05
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.AとBを混合し、さらに粉砕する。
4.金皿などの容器に圧縮成型する。
14
特徴
中空状微小粒子(MFL−50STI)を配合した2ウェイケーキファンデーシ
ョンです。柔らかい使用M性で、きめ細やかな仕上がりとなります。
<処方例‑14>
剤型名
出典
2ウェイ ケーキ ファンデーション(4)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:2WCF‑7A2)
成分名
A
重量%
タルク、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:タルク D
N−SH)
13.65
マイカ、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:セリサイト
DN−DH)
31.15
酸化チタン、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:チタン
DN−SH(2))
8.90
ヒドロキシフルオロケイ酸(Mg/K)、(ジメチコン/メチコン)
コポリマー(商品名:ミクロマイカKM−SH)
17.80
ポリメタクリル酸メチル(商品名:マイクロスフェアーM−100)
8.90
ヒドロキシアパタイト(商品名:板状 HAP−SC)
4.45
シリカ(商品名:サンスフェアH−121)
1.78
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
2タロックス LLXLO)
1.78
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
2タロックス R−516L)
0.36
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
B
2タロックス BL−101)
0.14
メチルパラベン
0.09
ジメチコン(商品名:KF−96A−1000cs)
4.98
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
3.00
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール525)
1.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:O.D.O)
1.00
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、
トコフェロール(商品名:エルデュウ PS−203)
1.00
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.01
プロピルパラベン
0.01
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.AとBを混合し、さらに粉砕する。
15
3.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
ミクロマイカKM−SHを配合した、透明性に優れた2ウェイケーキファンデー
ションです。板状HAP−SCを配合することで、余分な皮脂を吸着し化粧持ち
に優れます。
<処方例‑15>
剤型名
出典
2ウェイ ケーキ ファンデーション(5)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:2WCF‑24SCTR)
成分名
A
重量%
タルク、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:タルク D
N−SH)
23.46
マイカ、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01セ
リサイトFSE)
31.15
酸化チタン、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:チタン
DN−SH(2))
8.90
ヒドロキシフルオロケイ酸(Mg/K)、(ジメチコン/メチコン)
コポリマー(商品名:ミクロマイカKM−SH)
8.90
(アクリル酸ブチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、
(メタクリル酸/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、シリ
カ(商品名:マイクロスフェアーS−100)
8.90
シリカ(商品名:サンスフェアH−51)
1.78
ヒドロキシアパタイト(商品名:板状 HAP−SC)
4.45
トレハロース(商品名:トレハロース)
0.10
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
2タロックス LLXLO)
0.89
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
2タロックス R−516L)
0.27
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
B
2タロックス BL−100)
0.10
メチルパラベン
0.10
ジメチコン(商品名:KF−96A−1000cs)
7.38
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:コスモール222)
2.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
1.00
セスキイソステアリン酸ソルビタン(商品名:コスモール182V)
0.10
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル(商品名:サラコス FH)
0.50
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.01
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.01
16
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.AとBを混合し、さらに粉砕する。
3.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
トレハロースを配合することで、保湿効果が期待されます。板状HAP−SCを
配合することで、余分な皮脂を吸着し化粧持ちに優れます。
<処方例‑16>
剤型名 2ウェイ ケーキ ファンデーション(6)
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:2WCF‑ET21M‑O)
成分名
A
重量%
タルク、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノ
ール、ジメチコン、水酸化Al(商品名:MBBT−タルクDM)
20.00
マイカ、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01セ
リサイトFSE)
35.10
マイカ、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:マイカ M
A−500(SH))
8.70
酸化チタン、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:チタン
DN−SH(2))
8.70
ポリメタクリル酸メチル(商品名:マイクロスフェアーM−100)
4.35
シリカ、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキ
シルジメチコン、オレイン酸PEG−14(商品名:サンスフェアH
−121−ET)
4.35
ヒドロキシアパタイト(商品名:板状 HAP−SC)
3.48
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
2タロックス LLXLO)
1.74
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
2タロックス R−516L)
0.35
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
B
2タロックス BL−100)
0.14
メチルパラベン
0.09
ジメチコン(商品名:KF−96A−5000cs)
0.20
ジメチコン(商品名:KF−96A−20cs)
3.48
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
3.00
ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペン
タエリスリチル(商品名:コスモール168ARV)
17
0.30
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:サラコス 913)
1.00
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(商品名:ノムコートTAB)
5.00
プロピルパラベン
0.01
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.01
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.AとBを混合し、さらに粉砕する。
3.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
MBBT−タルクDMとメトキシケイヒ酸エチルヘキシルを併用した紫外線防
御効果に優れたファンデーションです。肌との密着に優れ、サンスフェアーH−
121−ETが余分な皮脂を吸着し、塗布後サラッと仕上げます。
<処方例‑17>
剤型名
出典
2ウェイ ケーキ ファンデーション(7)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:2WCF‑9TM)
成分名
A
重量%
タルク、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:タルク D
N−SH)
7.41
マイカ、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01セ
リサイトFSE)
44.50
マイカ、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:マイカ M
A−500(SH))
13.35
酸化チタン、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:チタン
DN−SH(2))
8.90
ナイロン−12(商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS)
4.45
ラウロイルリシン(商品名:アミホープLL)
1.78
シリカ
1.78
(商品名:サンスフェアH−51)
酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸
、シリカ (商品名:TTO‑55C)
2.67
酸化亜鉛、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:MZ‑303S)
1.78
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
2タロックス LLXLO)
1.78
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
2タロックス R−516L)
0.36
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01−
B
2タロックス BL−100)
0.14
メチルパラベン
0.10
ジメチコン(商品名:KF−96A−100cs)
1.98
18
(ジメチコン・ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン
(商品名:DN−196)
3.00
テトライソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール 44V)
3.00
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール5
25)
1.00
ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペン
タエリスリチル(商品名:コスモール168ARV)
1.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:O.D.O)
1.00
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.01
プロピルパラベン
0.01
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する。
2.AとBを混合し、さらに粉砕する。
3.金皿などの容器に圧縮成型する。
特徴
シリコーン処理粉体を使用することで、高い撥水生が得られ、化粧持ちに優れて
います。ナイロン12、ラウロイルリシンを配合することで、肌に均一に、なめ
らかに広がります。
<処方例‑18>
剤型名
出典
メイクアップ剤
㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日
成分名
酸化チタン(約 33%)、シクロメチコン (商品名:Tioveil CM)
40.0
シクロペンタシロキサン (商品名:SH245)
5.0
トリメチルシロキシケイ酸 (商品名:BY11−018)
7.5
カプリリルメチコン (商品名:SS−3408)
3.0
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル (商品名:ユビナール MC‑80N)
8.0
PEG−10ジメチコン (商品名:ES−5612)
1.0
精製水
35.2
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル (商品名:Glycasil2000)
特徴
重量%
0.3
顔料を安定に配合できる。
(4)近年の報告
◆マルメロは天然の増粘剤として古くから化粧品に使用されており、べたつきがなくさっ
ぱりとした使用感がある。また構成成分である種々の多糖類混合物が、保護コロイドとし
て作用する。これらの特性を利用したクインスシードG(商品名)(表示名称:クインスシ
19
ードエキス、グリセリン、水)、クインスシード2S(商品名)(表示名称:クインスシー
ドエキス、BG、水、フェノキシエタノール、メチルパラベン)は、フィーリング改良剤、
クリーム、乳液、ファンデーション、等に配合されている。(岩瀬コスファ㈱・原料カタロ
グ,2008 年 4 月 1 日)
◆「アクティブパウダーモイスト LS 9696」(商品名)(表示名称:ホソバセンナ種
子多糖体、水、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、グ
リセリン、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、ジェランガム、ジポリヒドロキシステア
リン酸ポリグリセリル‐2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は非親水性のメイク
アップ処方への水溶性有効成分の配合を可能とし、親水性粒子を70%、水溶性有効成分
を最大63%まで含有できる。水溶性有効成分を徐放する機能や、優れた持続的保湿作用
を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆「リポフラクチルPM LS 9323」(原料名)(表示名称:リンゴ種子油、その他成
分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、 リンゴ種子油は豊富にトリグリセライドを含み、リノ
ール酸などの必須脂肪酸を多く含む。リンゴ種子油は、スキンケアにおいて、外部ストレ
スや加齢に伴う乾燥からの保護・改善効果、エモリエント効果、肌色改善、細胞間マトリ
ックスの修復という特性を有する。また、ヘアケアにおいては、毛髪の官能特性、くし通
りの改善効果という特性を有する。
(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 6 月 20 日)
◆グリセリン、水添レシチン、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、スク
ワラン、ステアロイルメチルタウリンNa の混合物であるO/W 乳化剤(商品名:NI
KKOL ニコムルス LH)は、耐塩性に優れた複合O/W乳化剤で、ほとんどの油性成
分を乳化可能、チキソトロピー性のある、なめらかでのびのよいエマルションが得られる。
(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月)
◆飽和炭化水素油である、水添ジデセン(商品名:NIKKOL シンセラン2)、オレフ
ィンオリゴマー(商品名:NIKKOL シンセラン4SP)は、無色透明の軽く、さっぱ
りとした感触で、酸化や熱に対して安定で、他の油性成分との相溶性に優れ、容易に乳化
することができる。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 11 月)
◆「NIKKOL TOC」(商品名)(表示名称:クエン酸トリエチルヘキシル)は無機粉
体、顔料の分散性に優れており、ほとんどの油相成分との相溶性が良く、サンスクリーン
クリーム、リキッドファンデーション、アフターシェイプローションなどに配合できる。
(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月)
◆「アクティブパウダーフェームネス LS 9689」(商品名)(表示名称:エンドウエ
キス、水、グリセリン、
(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリ
マー、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、キサンタンガム、ジポリヒド
ロキシステアリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、非
親水性のメイクアップ処方への水溶性有効成分の配合を可能としたもので、成型メイクア
ップ処方に配合すると、皮膚のはりを改善した。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「リソカスタ DA−L」(商品名)、「リソカスタ DA−H」(商品名)(表示名称:ダイ
20
マージリノール酸水添ヒマシ油)は延糸性があり艶のある厚い皮膜を形成する高極性オリ
ゴマー油で総合的な機能、感触はラノリンに近い。固形化粧料において発汗防止、硬度低
下抑制、折損強度を高める。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ユキノシタエキスは紫外線による肌のダメージを抑制する。(㈱ファンケル・ニュースリ
リース,2010 年 4 月 30 日)
◆微粒子酸化亜鉛を油性基剤中に低次粒子化させたペースト(商品名:コスメサーブWP
A−65MP(V))(表示名称:酸化亜鉛、フェニルトリメチコン、メチコン、水添ヒマ
シ油、イソステアリン酸ポリグリセリセリル−2)は、酸化安定性に優れ、紫外線散乱効
果を有する。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆微粒子酸化チタンを揮発性シリコン基剤中に低次粒子化させたペースト(商品名:コス
メサーブWP−TTN(V))(表示名称:酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸、シク
ロペンタシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリ
ン酸ポリグリセリル−2)は、透明性、酸化安定性に優れ、紫外線散乱効果を有する。(岩
瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ、エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有
する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ACTIVE POWDER HONEY LS 9723」(商品名)(表示名称:水、
グリセリン、
(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、ハチ
ミツエキス、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、ジポリヒドロキシステ
アリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、疎水ポリマー
により親水性粒子を70%まで内包する粉体で、粉体粒子は水溶性有効成分を最大63%
まで含有出来る。非親水性メイクアップ処方への水溶性有効成分の配合が可能であり、内
包する水溶性成分を皮膚へ自然に徐放する機能を有する。 (山川貿易㈱・原料カタログ)
◆シリカ被覆微粒子酸化チタンをミクロンサイズの中空状にすることで、塗布時に肌の上
で軽くくずれてなめらかにのびるとともに、細かく均一に広がることで高い紫外線防止効
果を発揮する。(日本メナード化粧品㈱・ニュースリリース,2010 年 4 月 9 日)
◆板状粉体の絹雲母の表面を、アクリルポリマーを土台として、炭素数6つの炭化フッ素
と親水基を有する新フッ素系表面処理剤で被覆している。炭化フッ素による基本的な撥水
撥油効果に加え、親水基を有することによって撥油効果が高くなるとともに、肌のうるお
いを保つことで乾燥による化粧くずれも防ぐことができる。(日本メナード化粧品㈱・ニュ
ースリリース,2010 年 1 月 14 日)
◆新フッ素系表面処理剤の、炭化フッ素は撥油効果を持つが、油となじみにくい親水基を
用いることでさらに撥油効果が高くなり、皮脂をはじく効果が高くなる。また、親水基は
水分を抱え込む性質があり、肌のうるおいを保って乾燥による化粧くずれを防ぐ事ができ
る。(日本メナード化粧品㈱・ニュースリリース,2010 年 1 月 14 日)
21
◆透過性が高く絹のような美しい光沢を持つ「絹雲母」の表面に、紫外線遮断効果のある
「約 50nmの微粒子酸化チタン」を新複合化技術「ナノ噴霧プロセス」にて均一に点在さ
せた「立体UVパウダー」は、立体感を生み出す反射光の効果を損なわせず、紫外線を防
御することができる。(日本メナード化粧品㈱・ニュースリリース,2010 年 2 月 23 日)
◆ナイロン多孔質パウダーPOMP(POMP605(商品名)、POMP610(商品名)、
表示名称:ナイロン−6)は多孔質の度合いが非常に大きい微粒子であり、真珠パウダー
と比較し光散乱性が高く、透明感付与、ソフトフォーカス効果が期待できる。また、粒子
径によって、光の透過性、散乱性を変化させる為、ファンデーションでの光散乱は勿論、
透過して肌まで光が届く事から反射した光が再度散乱する事で肌への透明感付与に優れる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆ジメチコンクロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー(トレフ
ィル−506S/E−508(商品名)、9701Cosmetic
名)、9040/9045/9041/9546Silicone
lend(商品名)、EP−9215/EP−9216
P−9293
Powder(商品
Elastmer
TI/EP−9289
B
LL/E
AL(商品名))のパウダータイプは、真珠状に微粒子化(約4μ)したも
ので、高い吸油性(皮脂吸収)、サラサラ感、潤滑性、広がり性、スクラブ性、洗浄効果、
しわ隠し効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆ジメチコンクロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー(EP−
9289
LL
Cosmetic
Powder(商品名))のプレミックスタイプは、
アミノ酸機能性粉末ラウロイルリシンとの混合でなめらかな感触、優れたプレス成型性が
ある。さらに高い皮脂吸収性がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆ジメチコンクロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー(商品
名:EP−9293
AL
Cosmetic
Powder)のプレミックスタイプは、
アルミナで被覆し、光を散乱させ、概観はマットな印象を与え、シワなどの皮膚の凹凸を
目立たなくする。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「RonaFlair
LowLuster
Pigment」(商品名)(表示名称:
マイカ、硫酸バリウム、酸化チタン)は隠蔽性、カバー力が高い事からくすみやしみ、そ
ばかすへの補正力に優れている。また、透明感が高い事から明るく自然な若々しい肌感を
演出する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「RonaFlair
Mica
M」(商品名)(表示名称:マイカ)はパーティクル
サイズを均一化した薄片粒子の為、肌への密着性が高く進展性に優れる。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「RonaFlair
Balance
シリーズ」(商品名)(表示名称:マイカ)は
コーティング技術によって明度、彩度を維持した赤、青、黄色の干渉光を有する。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「TIMIRON
シリーズ」(商品名)(表示名称:マイカ、酸化チタン、シリカ等)
は、酸化チタン層の膜厚をコントロールすることで様々な干渉色をもつ顔料で、透明感が
22
高く、柔らかで自然な色を演出することが可能である。また、酸化チタン層の膜厚をコン
トロールすることで様々な干渉色をもつ顔料で、透明感が高く、柔らかで自然な色を演出
することが可能である。さらに、厚みをナノオーダーでコントロールしたシリカフレーク
に金属酸化物を被覆した多色偏向タイプパール顔料で、見る角度により色が変化(カラー
トラベル)する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Calmaru
かるまる」(商品名)(表示名称:軽質炭酸カルシウム)は、適度な
光拡散によるソフトフォーカス効果がある。また、各種メイク製品へ適する高い伸展性、
優れた感触が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「板状硫酸バリウムHシリーズ」(商品名)(表示名称:硫酸バリウム)は、各種メイク
製品へ適する高い伸展性、優れた感触が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010
年 4 月 1 日)
◆「アクティブパウダーピューリティ LS 9695」(商品名)(表示名称:セイヨウト
チノキエキス、酵母エキス、ナイアシンアミド、パンテノール、グルコン酸亜鉛、カフェ
イン、ビオチン、水、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマ
ー、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、グリチルリチン酸アンモニウム、
キサンタンガム、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐
剤・調整剤等)を含む)は、疎水性ポリマーにより、親水性粒子を70%まで内包でき、内
包する水溶性の有効成分を皮膚へ除放する機能を持つ。さらに、水溶性の有効成分として、
SEBARYL
LS
9088を用いており、5αリダクターゼ阻害による過度の皮脂
分泌抑制効果を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「NPDIN」(商品名)(表示名称:ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール)は、イ
ソノナン酸とベオペンチルグリコールからなるジエステルである。加熱による安定性が高
く、高いクレンジング力を有する。顔料分散性に優れた無色透明の液状エステル。なめら
かな使用感、優れた酸化安定性、様々な油剤と溶解しやすいという特徴がある。無味・無
臭。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2007 年 5 月 16 日 2009 年 3 月 3 日)
◆シリコーン処理粉体(商品名:タルク DN−SH、チタン DN−SH(2)、セリサイ
ト DN−SH、セリサイト DN−MC(2)、ソフトセリサイト SH、マイカ MA−5
00、DN−HAP(SH))は、(ジメチコン/メチコン)コポリマーにより粉体表面を
コーティングしている。これにより、油剤への分散性が向上する。また、パウダー製剤の
汗による化粧崩れを防ぐ等、使用性の改善効果を製剤に付与できる。
(岩瀬コスファ㈱・原
料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆唇のしわには、 縦じわ
だけでなく、横方向の
横じわ
も多く認められることが分か
った。また、横じわは縦じわより量が少ないにも関わらず唇への美しさへの影響が大きく、
『横じわが少ないほど美しい』という新たな発見があった。これもとに、唇のしわを目立
たなくする新色材「RSピグメント」を配合した新口紅の発売に至った。(㈱資生堂・ニュ
ースリリース,2009 年 11 月 4 日)
◆KAK TTI(商品名)(表示名称:トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン)、
23
KAK PTI」(商品名)(表示名称:テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル)は、
粉体に対し高い分散性を有し皮膚への残りのよいエモリエント剤である。口紅、ファンデ
ーション用途に適している。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「アクティブパウダーアイトリートメントLS 9792」(商品名)
(表示名称:水、(メ
タクリル酸ラウリル/ジメタクリルサングリコール)クロスポリマー、PG、ジカプリリル
エーテル、パンテノール、グリチルリチン酸アンモニウム、酸化チタン、アルゲエキス、
ナギイカダ根エキス、ツボクサエキス、トウキンセンカ花エキス、キサンタンガム、ジポ
リヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)
は、内包する水溶性の有効成分を皮膚へ自然に徐放する機能を持ち、抗くま作用を有する。
(山川貿易㈱・原料カタログ,2007 年 5 月 15 日改訂版)
◆「ソフトセリサイトT−6」(商品名)(表示名称:ヒドロキシフルオロケイ酸(Mg/K))
は、白色度の高い顔料であり、くすまないため化粧持ちの良い製品の開発を容易にすると
共に、さらっと仕上がり、しっとり感のある粉体製品の開発を容易にする。(岩瀬コスファ
㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆「FA4001CM」(商品名)(表示名称:シクロペンタシロキサン、(アクリレーツ/
メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー)、「FA4002ID」(商品名)(表
示名称:イソドデカン、(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマ
ー)は、耐水性、耐皮脂性のある柔らかい皮膜形成剤であり、サンスクリーン、ベースメ
イキャップに適した違和感のない皮膜を形成し、色移り防止効果がある。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「AMAZE」(アメイズ)(商品名)(表示名称:変性コーンスターチ)は、トウモロコ
シデンプンの中でも直鎖状の高分子構造であるアミロースを選択的に抽出した植物由来の
皮膜形成剤であり、ヘアセット樹脂として用いれば、雨の日でも崩れないセット性が実現
できる。マスカラやファンデーション等のメイキャップ製品に用いれば、涙や汗に強い皮
膜が得られ、スキンケア製品に応用した場合には、合成樹脂と比較してはるかに巨大な高
分子膜がしわのリフトアップ効果に役立つ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10
月 1 日)
◆「SW−8005 C30 Resin Wax(SW−8005 C30 レジンワック
ス)」(商品名)(表示名称:アルキル(C30−45)ジメチルシリルポリプロピルシルセス
キオサン)は、皮膜形成性、皮膜持続性を有すると共に、アルキル変性ワックスの持つ相
溶性、増粘・固化効果、及び保湿効果を併せ持つ新規多機能シリコーンである。よって、
耐水性を付与し、色移り、化粧崩れを防止する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年
6 月 1 日)
◆「ミリストイル化プルラン」(商品名)(表示名称:ミリストイル化プルラン)は、高い
耐水性を持ち、油との相溶性に優れ、ハリのある皮膜を形成する。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆光の屈折率の異なるポリエステルとナイロンとを交互に積層し、さらにそれをポリエス
24
テルで包んだ擬似角層構造粉体を開発した。この粉体をファンデーション等に使用すると、
散乱光比率(肌からの全反射光から表面反射光を除いた散乱光の割合)が上昇し、官能評
価による肌内部からの輝きも高まることを確認した。(㈱ポーラ・オルビスホールディング
ス,ニュースリリース,2010 年 9 月 22 日)
25
IPC:A61Q1/04,06
Fターム:4C083CC13
1.2 口紅
唇に塗布して色彩を施し、艶を与え、魅力的に魅せるために使用される。この他、主に唇
の保護を目的にしたリップクリーム、あるいは唇に艶(光沢)を付与するリップグロスも
ある。
(1)主要成分
主たる機能成分は、色彩を施す顔料と基剤としての油剤であり、油剤はワックス類と液状
油に大別できる。
<油剤>
・ワックス類(口紅の形状を保つために配合される。):カルナウバロウ、キャンデリラロ
ウ、ミツロウ、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、パラフィンな
ど。
・液状油(艶、延展性、付着性などの機能を付与するために配合される。):ヒマシ油、流
動パラフィン、スクワラン、イソプロピルパルミテート、トリオクタン酸グリセリン、リ
ンゴ酸ジイソステアリル、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ラノリン、ジ
メチルシリコーン油(メチルポリシロキサン)
、メチルフェニルシリコーン油、環状ジメチ
ルシリコーン油(オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキ
サン)など。
<顔料>
・着色顔料(色彩を施す目的で配合される。):ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタ
ン等の無機顔料、赤色202号、赤色204号などのタール色素(法定色素)、酸化チタン
被覆処理雲母、黒酸化鉄被覆雲母などのパール顔料など。
<その他>
・酸化防止剤、香料
(2)剤型又は製剤
スティック状が主流であるが、流し込みタイプもある。
①スティック状(棒状)口紅
上記ワックス類、油脂、粉体にその他の成分が配合される。
②流し込み口紅基本的にスティック状(棒状)口紅と成分は同じであるが、成型性が異な
るためスティック状(棒状)口紅と比較してワックスの配合量が少ない
(3)処方例
<処方例‑1>
26
剤型名
出典
リップスティック
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 3 月 13 日
成分名
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセントISDA)
50.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
17.0
オクチルドデカノール/ジブチルラウロリルグルタミド/ジブチルエ
チルヘキサノイル(商品名:AJK−OD2046)
オクチルドデカノール(商品名:リソノール20SP)
15.0
8.0
N−ラウロイル−L−グルタミン酸(フィトステリル/オクチルドデ
シル)(商品名:エルデュウPS−203)
5.0
ミネラルオイル
5.0
トコフェロール
適量
Total
100.0
<処方例‑2>
剤型名
出典
リップスティック
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 12 月 1 日改訂版,LGS‑S1‑1
成分名
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセントISDA)
51.0
オクチルドデカノール、ジブチルラウロイルグルタミド、ジブチルエ
チルヘキサノイルグルタミド(商品名:AJK−OD2046)
25.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート
17.0
DIS)
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
(商品名:エルデュウPS−203)
5.0
シクロペンタシロキサン
2.0
トコフェロール
適量
Total
100.0
<処方例‑3>
剤型名
出典
リップスティック
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 3 月
成分名
重量%
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/エイコサン二酸)ポリグ
リセリル−10、パルミチン酸デキストリン(商品名:ニコワックス
LM)
5.0
27
カルナウバロウ
10.0
ミツロウ
15.0
セタノール
5.0
ヒマシ油
調製法
特徴
65.0
80℃で溶解する。型に流し込み、冷却後、型から取り出す。
皮膚の乾燥を防ぎ、潤いを保つ
<処方例‑4>
剤型名
出典
リップスティック
(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LP‑10‑TU83)
成分名
A
重量%
ポリエチレン (商品名:サンワックス171−P)
5.00
キャンデリラロウ (商品名:キャンデリラワックスNo.1)
6.50
マイクロクリスタリンワックス(商品名:マルチワックスW−445)
3.00
水添オリーブステアリルエステルズ(商品名:フィトワックス18L
57)
3.00
水添ポリイソブテン (商品名:パールリーム18)
18.00
オレフィンオリゴマー (商品名:ノムコートHPD−C)
14.00
イソドデカン (商品名:イソドデカン)
9.00
イソノナン酸イソトリデシル (商品名:サラコス913)
5.00
トリイソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール43V)
14.80
水添ロジン酸ペンタエリスリチル、イソステアリン酸オクチルドデシ
ル (商品名:GEL−ISOD)
B
12.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール100)
0.10
プロピルパラベン
0.10
シリル化シリカ (商品名:VM2270)
0.50
赤202、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:赤色
202号
(40%分散物))
0.75
酸化チタン、水酸化Al、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2
(商品名:酸化チタンCR−50
(70%分散物))
0.90
酸化鉄、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:ベンガ
ラR−516−L
(45%分散物))
1.20
青1、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:青色1号
−Al
C
(50%分散物))
0.15
酸化チタン、マイカ(商品名:Flamenco Ultra Silk)
3.00
酸化チタン、マイカ(商品名:Timica Extra Large Sparkle)
2.00
ヒドロキシアパタイト (商品名:板状HAP−SC)
1.00
28
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し均一に溶解させる。
2.AにBを加え撹拌混合し、均一に分散させる。
3.Cを加え均一に分散させる。
4.モールドにバルクを流し込み、冷却する。
5.モールドからスティックを取り外し、適当な容器に装着する。
特徴
イソヘキサデカンを配合した発色性に優れた口紅です。板状HAP−SCを配合
した密着性に優れた口紅です。
<処方例‑5>
剤型名
出典
リップスティック
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LS‑KLS18H)
成分名
A
重量%
カルナウバロウ (商品名:カルナウバワックス No.1)
2.00
キャンデリラロウ (商品名:キャンデリラワックス No.1)
5.00
セレシン (商品名:セレシン 810)
6.00
マイクロクリスタリンワックス(商品名:マルチワックス W−445)
2.00
ヒドロキシステアリン酸コレステリル (商品名:サラコス HS)
1.50
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン)ジペンタエリス
B
リチル (商品名:コスモール 168ARV)
12.00
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:コスモール 222)
18.00
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:コスモール 43V)
8.15
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N‑01)
12.00
オクチルドデカノール (商品名:カルコール 200GD)
15.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール 100)
0.05
プロピルパラベン
0.10
ヒドロキシアパタイト (商品名:板状 HAP)
2.50
酸化チタン、シリカ、アルミナ、ステアリン酸、フェニルトリメチコン、
水添ヒマシ油、イソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:コスメ
サーブ WP−58MP)
2.00
赤202、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:Co
smecolor Red‑7 40% Disp.)
1.10
黄5、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コスメカ
ラー Yellow‑6 50% Disp.)
1.30
酸化鉄、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コスメ
C
カラー R‑516−L)
5.30
マイカ、酸化チタン (商品名:フラメンコ スパークル ゴールド)
4.00
29
マイカ、酸化チタン (商品名:フラメンコ スーパーパール 120C)
2.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加熱し溶解させる。
2.AにB、C加え、攪拌・混合する。
3.モールドに(A+B+C)を流し込み、冷却する。
4.モールドからスティックを取り外し、適当な容器に装填する。
特徴
滑らかなのびで、シェアーな仕上がりが得られる口紅です。板状HAPを配合し、
顔料の発色と密着性を向上させています。
<処方例‑6>
剤型名
出典
リップスティック
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LS‑KLS02R)
成分名
A
重量%
カルナウバロウ (商品名:カルナウバワックス No.1)
1.90
キャンデリラロウ (商品名:キャンデリラワックス No.1)
4.80
セレシン (商品名:セレシン 810)
6.70
マイクロクリスタリンワックス (商品名:マルチワックス W‑445)
1.70
ヒドロキシステアリン酸コレステリル (商品名:サラコス HS)
1.20
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン)ジペンタエリス
B
リチル (商品名:コスモール 168ARV)
14.50
リンゴ酸ジイソステアリル (商品名:コスモール 222)
14.50
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コスモール 43V)
14.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N‑01)
11.49
オクチルドデカノール (商品名:カルコール 200GD)
14.50
トコフェロール (商品名:トコフェロール 100)
0.05
プロピルパラベン
0.10
ヒドロキシアパタイト (商品名:板状 HAP)
2.50
酸化チタン、シリカ、アルミナ、ステアリン酸、フェニルトリメチコン、
水添ヒマシ油、イソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:コスメ
サーブ WP−58MP)
4.00
赤202、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:Co
smecolor Red‑7 40% Disp.)
1.50
青1、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コスメカ
C
ラー Blue‑1 60% Disp.)
0.56
酸化鉄、マイカ、酸化チタン(商品名:クロイゾネ スパークル レッド)
6.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加熱し溶解させる。
30
2.AにB、C加え、攪拌・混合する。
3.モールドに(A+B+C)を流し込み、冷却する。
4.モールドからスティックを取り外し、適当な容器に装填する。
特徴
滑らかなのびで、シェアーな仕上がりが得られる口紅です。板状HAPを配合し、
顔料の発色と密着性を向上させています。
<処方例‑7>
剤型名
出典
リップスティック
(3)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LLS‑LIP26B)
成分名
A
重量%
セレシン (商品名:セレシン 810)
1.50
キャンデリラロウ (商品名:キャンデリラワックス特号)
4.00
マイクロクリスタリンワックス (商品名:Hi−mic 3090)
8.50
カルナウバロウ (商品名:カルナウバワックス No.1)
1.00
パラフィン (商品名:パラフィンワックス 115)
6.00
リンゴ酸ジイソステアリル (商品名:コスモール 222)
6.00
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン (商品名:シリコ
ーン EOS−28)
10.00
ヒドロキシステアリン酸コレステリル (商品名:サラコス HS)
0.20
ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデ
シル)、トコフェロール (商品名:エルデュウ CL−301)
2.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N‑01)
2.13
プロピルパラベン
0.05
トコフェロール (商品名:トコフェロール 100)
0.02
トリメチルシロキシケイ酸、シクロペンタシロキサン (商品名:シリ
コーン KF−7312J)
3.00
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
B
33.00
ステアリン酸イヌリン (商品名:レオパール ISK)
2.00
ナイロン (商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS.)
1.00
赤202、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コス
メカラー Red‑7 40% Disp.)
3.20
赤201、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コス
メカラー Red‑6 50% Disp.)
1.20
青1、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コスメカ
ラー Blue‑1 60% Disp.)
1.00
酸化鉄、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コスメ
カラー LL‑XLO 60% Disp.)
31
1.90
酸化チタン、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コ
スメカラー Titanium 70% Disp.)
C
2.30
シリカ、Al、酸化鉄 (商品名:シコパール ファンタスティコ ゴール
ド)
8.00
マイカ、ポリクオタニウム−61 (商品名:リピジュア−マイカ)
2.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加熱し溶解させる。
2.AにB、C加え、攪拌・混合する。
3.モールドに(A+B+C)を流し込み、冷却する。
4.モールドからスティックを取り外し、適当な容器に装填する。
特徴
細胞膜類似構造を有するリピジュアにより表面処理した粉体を配合した色移り
しない口紅です。口唇への密着性を向上させ、口唇荒れの改善が期待できます。
<処方例‑8>
剤型名
出典
リップスティック
(3)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LLS‑LIP31R)
成分名
A
重量%
セレシン (商品名:セレシン 810)
1.50
キャンデリラロウ (商品名:キャンデリラワックス特号)
4.00
マイクロクリスタリンワックス (商品名:Hi−mic 3090)
8.50
パラフィン (商品名:パラフィンワックス 115)
6.00
リンゴ酸ジイソステアリル (商品名:コスモール 222)
6.00
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン (商品名:シリコ
ーン EOS−28)
10.00
ヒドロキシステアリン酸コレステリル (商品名:サラコス HS)
0.20
ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデ
シル)、トコフェロール (商品名:エルデュウ CL−301)
2.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N‑01)
2.13
プロピルパラベン
0.05
トコフェロール (商品名:トコフェロール 100)
0.02
トリメチルシロキシケイ酸、シクロペンタシロキサン (商品名:シリ
コーン KF−7312J)
3.00
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
B
34.50
ステアリン酸イヌリン (商品名:レオパール ISK)
2.00
ナイロン (商品名:オルガソール 2002 EXD.NAT.COS.)
1.00
赤202、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コス
メカラー Red‑7 40% Disp.)
32
7.00
青1、トリイソステアリン酸ポリグリセリル− (商品名:コスメカラ
ー Blue‑1 60% Disp.)
1.40
酸化チタン、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品名:コ
C
スメカラー Titanium 70% Disp.)
0.70
シリカ、酸化鉄 (商品名:シコパール ファンタスティコ ルビー)
8.00
マイカ、ポリクオタニウム−61 (商品名:リピジュア−マイカ)
2.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加熱し溶解させる。
2.AにB、C加え、攪拌・混合する。
3.モールドに(A+B+C)を流し込み、冷却する。
4.モールドからスティックを取り外し、適当な容器に装填する。
特徴
細胞膜類似構造を有するリピジュアにより表面処理した粉体を配合した色移り
しない口紅です。口唇への密着性を向上させ、口唇荒れの改善が期待できます。
<処方例‑9>
剤型名
出典
リップスティック
高級アルコール工業㈱・パンフレット
成分名
重量%
ダイマージリノール酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタDA−L)
14.0
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル(商品名:TCG−M)
30.0
スクワラン(商品名:オリーブスクワラン)
15.5
イソステアリン酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタMIS)
10.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
10.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリン
ワックス)
7.0
セレシン(商品名:セレシン810)
5.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
5.0
ポリエチレンワックスマイクリクリスタリンワックス(商品名:PM
WAX82)
特徴
3.5
1.唇にツヤ・光沢を与える、2.発汗を防止、3.のびが良い、4.不快感の
ないにおい、味。発汗評価(室温、45℃、45℃→室温、50℃→室温、5℃
→室温
全て○)
<処方例‑10>
剤型名
透明口紅
33
出典
FRAGRANCE JOURNAL,(6),104(2008)
成分名
水添ポリイソブテン
重量%
51.0
オクチルドデカノール、ジブチルラウロイルグルタミド、ジブチルエ
特徴
チルヘキサノイルグルタミド(商品名:AJK−OD2046)
25.0
リンゴ酸ジイソステアリル
17.0
ラウロイルグルタミン酸(フィトステアリル/オクチルドデシル)
5.0
シクロペンタシロキサン
2.0
トコフェロール
適量
防腐剤
適量
パール顔料
適量
安定性、官能特性(光沢性、塗りやすさ、付着性)に優れた透明の口紅である。
<処方例‑11>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
トコフェロール
適量
Total
特徴
100.0
透明感の高いスティック
<処方例‑12>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
30.0〜
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
60.0
34
AM)
2
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PT
I)
5.0
Total
100.0
<処方例‑13>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
3
30.0〜
18.0
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
15.0〜
27.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PT
I)
5.0
<処方例‑14>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
3
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
35
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
10.0
<処方例‑15>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
水添ポリイソブテン
10.0
<処方例‑16>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
10.0
<処方例-17>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
3
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
36
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5
5.0
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン(商品名:KAK PT
I)
5.0
<処方例‑18>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
水添ポリイソブテン
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
<処方例‑19>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
デシルテトラデカノール(商品名:リソノール 24SP)
7
トコフェロール(商品名:EMIX−D)
Total
適量
100.0
<処方例-20>
剤型名
(〜3.0)
透明リップスティック
37
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレートPA
M)
2
50.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
30.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
10.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
5
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
<処方例‑21>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
50.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
30.0
3
イソノナン酸イソノニル(商品名:KAK99)
10.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
5
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
<処方例-22>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
3
50.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
30.0
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール(商品名:KAK NDO)
10.0
38
4
5
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
<処方例‑23>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレートPA
M)
2
50.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
30.0
3
エチルヘキサン酸セチル(商品名:CEH)
10.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
5
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
<処方例‑24>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
重量%
60.0〜
30.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
30.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
10.0
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PT
I)
5
5.0
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
<処方例‑25>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
39
重量%
1
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
0.0〜
20.0
<処方例‑26>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレートP
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
ポリブテン
10.0
<処方例‑27>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
10.0
<処方例‑28>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
40
重量%
1
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
5
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
<処方例‑29>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
5
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
<処方例‑30>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
ポリブテン
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
41
<処方例‑31>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PT
I)
5
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
6
デシルテトラデカノール(商品名:リノソール24SP)
5.0
5.0
3.0〜
7.0
<処方例‑32>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PT
I)
5
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ヒドロキシイソステアリンエチルヘキシル(商品名:リソカスタ I
OHS)
出典
5.0
0.0〜
3.0
<処方例‑33>
剤型名
22.5
5.0
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
6
22.5
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
42
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
イソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPGI
S21)
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
Total
22.5
22.5
5.0
5.0
100.0
<処方例‑34>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
Total
5.0
5.0
100.0
<処方例‑35>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
3
45.0
イソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPGI
S21)
11.25
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
11.25
43
GIS23)
4
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
6
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
Total
22.5
5.0
5.0
100.0
<処方例‑36>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
トコフェロール
7
青色1号
0.025
8
水
0.225
適量
<処方例‑37>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
25.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
25.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
5
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
44
6
青色1号
0.025
7
DPG
0.225
<処方例‑38>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
25.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
25.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
青色1号
0.025
7
グリセリン
0.225
<処方例‑39>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
25.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
25.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
青色1号
0.025
7
ジグリセリン
0.225
<処方例‑40>
剤型名
透明リップスティック
45
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
25.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
25.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
青色1号
0.05〜
0.1
7
0.45〜
水
0.9
<処方例‑41>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
25.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
25.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
青色1号
0.05〜
0.1
7
DPG
0.45〜
0.9
<処方例‑42>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
46
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
25.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
25.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
青色1号
0.05〜
0.1
7
グリセリン
0.45〜
0.9
<処方例‑43>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
25.0
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
25.0
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
緑色3号
0.025
7
DPG
0.225
<処方例‑44>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート PAM)
47
45.0
2
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
パプリカ
0.30
7
緑色3号
0.04
<処方例‑45>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
シコニン
0.20
7
β−カロテン
0.20
8
赤色223号
0.10
<処方例‑46>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
3
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
48
4
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
5
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5.0
6
シコニン
0.10
7
β−カロテン
0.20
8
赤色223号
0.10
9
緑色3号
0.03
<処方例‑47>
剤型名
出典
透明リップスティック
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日
成分名
1
重量%
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
2
45.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS22)
22.5
3
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
22.5
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
6
Glitter(商品名:Ronaster
TM
5.0
5.0
Noble
Spa
rks)
1.0〜
5.0
<処方例‑48>
剤型名
出典
リップスティックベース
高級アルコール工業・パンフレット,2010 年 4 月 1 日(ILB(1)‑43‑mis)
成分名
イソステアリン酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタMIS)
重量%
15.0
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
29.9
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:TCG−M)
20.0
オクチルドデカノール(商品名:リソノール20SP)
15.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
合成ワックス、(エチレン/プロピレン)コポリマー(商品名:リップ
49
5.0
ワックスPZ80−20)
6.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
特徴
ックス)
4.0
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
安定性試験:恒温試験(3ヶ月、25℃、45℃)、サイクル試験(5サイクル、
5℃→25℃→45℃→25℃)
<処方例‑49>
剤型名
リップスティックベース
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版(ILB(1)‑29)
成分名
1
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
2
ダイマージリノール酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタ DA−L)
15.0
3
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
27.4
4
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
5
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
15.0
6
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−3(商品名:リソレックス PG
IS22)
6.0
7
ポリエチレン(商品名:ポリワックス 500)
5.5
8
キャンデリラワックス(商品名:CANDELILLA WAX75)
3.0
9
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリン
10
調製法
ワックス)
3.0
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
(1)原料1〜10を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)撹拌
しながら均一溶解させ、脱泡する。(3)適当な金型に流し込む。(4)0℃の冷却
板で15分間冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。
<処方例‑50>
剤型名
リップスティックベース
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版(ILB(1)‑43)
成分名
1
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
50
重量%
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
5.0
2
ダイマージリノール酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタ DA−L)
15.0
3
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
29.9
4
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:TCG−M)
20.0
5
オクチルドデカノール(商品名:リソノール 20SP)
15.0
6
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
7
合成ワックス、(エチレン/プロピレン)コポリマー(商品名:リッ
プワックス PZ80−20)
8
9
調製法
5.0
6.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリン
ワックス)
4.0
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
(1)原料1〜9を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)撹拌し
ながら均一溶解させ、脱泡する。(3)適当な金型に流し込む。(4)0℃の冷
却板で15分間冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。
<処方例‑51>
剤型名
出典
リップスティックベース
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日改訂版
成分名
1
ダイマージリノール酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタDA−L)
2
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
3
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
重量%
15.0
5.0
27.4
4
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
5
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
6
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
7
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
8
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
9
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
10
ックス)
3.0
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
51
調製法
(1)原料1〜10を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)攪拌
しながら均一溶解させ、脱泡する。(3)適当な金型に流し込む。(4)10℃
の氷水で15分間冷却する。
特徴
安定性試験:恒温試験(3ヶ月、25℃、45℃)、サイクル試験(5サイクル、
5℃→25℃→45℃→25℃)
<処方例‑52>
剤型名
出典
リップグロス
(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション (Formula:LG‑10‑TU72)
成分名
A
オレフィンオリゴマー (商品名:ノムコートHPD−C)
重量%
24.00
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル (商品名:サラコス54
18V)
20.00
パルミチン酸デキストリン (商品名:レオパールKL2)
3.00
トリイソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール43V)
19.40
水添ポリイソブテン (商品名:パールリーム18)
30.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール100)
0.10
プロピルパラベン
0.10
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル (商品名:ノムコート HK
−G)
2.00
シリル化シリカ (商品名:VM2270)
0.40
酸化チタン、マイカ、酸化鉄 (商品名:Desert Rwflec
tions Canyon Sunset)
1.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、室温で均一に分散させた後、加温し溶解させる。
2.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
密着性、艶や感に優れた液状のリップグロスです。
<処方例‑53>
剤型名
出典
リップグロス
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LG‑TK‑RBY)
成分名
A
重量%
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
10.00
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:コスモール 222)
35.00
水添ポリイソブテン(商品名:パールリーム 18)
20.00
ミネラルオイル(商品名:モレスコホワイト P−500)
29.80
トコフェロール(商品名:トコフェロール 100)
52
0.10
B
プロピルパラベン
0.10
シリカ、酸化鉄(商品名:シコパール ファンタスティコ ルビー)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加えて均一に分散させる。
3.適当な容器に充填して室温まで冷却する。
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たリップグロスです。唇に魅惑的な輝きを与えます。
<処方例‑54>
剤型名
出典
リップグロス
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LG‑TK‑GRN)
成分名
A
B
重量%
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
10.00
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:コスモール 222)
35.00
水添ポリイソブテン(商品名:パールリーム 18)
20.00
ミネラルオイル(商品名:モレスコホワイト P−500)
29.80
トコフェロール(商品名:トコフェロール 100)
0.10
プロピルパラベン
0.10
シリカ、酸化鉄(商品名:シコパール ファンタスティコ グリーン)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加えて均一に分散させる。
3.適当な容器に充填して室温まで冷却する。
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たリップグロスです。唇に魅惑的な輝きを与えます。
<処方例‑55>
剤型名
出典
リップグロス
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LG‑TK‑GLD)
成分名
A
重量%
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
10.00
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:コスモール 222)
35.00
水添ポリイソブテン(商品名:パールリーム 18)
20.00
ミネラルオイル(商品名:モレスコホワイト P−500)
29.80
トコフェロール(商品名:トコフェロール 100)
0.10
プロピルパラベン
0.10
53
B
シリカ、酸化鉄、Al(商品名:シコパール ファンタスティコ ゴール
ド)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加えて均一に分散させる。
3.適当な容器に充填して室温まで冷却する。
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たリップグロスです。唇に魅惑的な輝きを与えます。
<処方例‑56>
剤型名
出典
リップグロス
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LG‑TK‑ROS)
成分名
A
B
重量%
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
10.00
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:コスモール 222)
35.00
水添ポリイソブテン(商品名:パールリーム 18)
20.00
ミネラルオイル(商品名:モレスコホワイト P−500)
29.80
トコフェロール(商品名:トコフェロール 100)
0.10
プロピルパラベン
0.10
シリカ、酸化鉄、Al(商品名:シコパール ファンタスティコ ピンク)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加えて均一に分散させる。
3.適当な容器に充填して室温まで冷却する。
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たリップグロスです。唇に魅惑的な輝きを与えます。
<処方例‑57>
剤型名
出典
リップグロス
高級アルコール工業㈱,技術資料,2005 年 11 月 25 日
成分名
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
40.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
10.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス PG
IS22)
25.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
19.0
54
ジメチルシリル化シリカ(商品名:アエロジル R972)
1.0
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオパール T
T)
4.0
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシ
ルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレート P
AM)
特徴
1.0
付着性が良好で、かつ、べとつきの少ないリップグロスである。
<処方例‑58>
剤型名
リップグロス
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版(LG330‑CR)
成分名
1
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
2
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
3
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス PG
IS22)
40.00
15.00
30.00
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオパール T
T)
6
重量%
9.88
4.00
ダイマージリノール酸ジ(C20−40)アルキル(商品名:KEST
ER WAX K82−D)
1.00
7
赤225
0.02
8
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.10
調製法
(1)原料1〜8を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)撹拌し
ながら均一溶解させ、ディスパー分散を行った後、脱泡する。(3)25℃まで
冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。
<処方例‑59>
剤型名
リップグロス
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版(LG330‑PP)
成分名
1
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
40.0
2
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
15.0
3
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス PG
55
IS22)
30.0
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオパール T
8.8
T)
6
7
8
9
調製法
4.0
ダイマージリノール酸ジ(C20−40)アルキル(商品名:KEST
ER WAX K82−D)
1.0
ピンク色調合レーキ
0.6
酸化チタン、マイカ(商品名:Timiron Star Luste
r MP−115)
0.5
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
(1)原料1〜7、9を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)撹
拌しながら均一溶解させ、原料8を加えた後、ディスパー分散を行い、脱泡する。
(3)25℃まで冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。
<処方例‑60>
剤型名
リップグロス
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版(LG330‑CP)
成分名
1
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
40.0
2
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
15.0
3
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス PG
IS22)
30.0
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオパール T
T)
6
8.8
4.0
ダイマージリノール酸ジ(C20−40)アルキル(商品名:KEST
ER WAX K82−D)
1.0
7
ピンク色調合レーキ
0.6
8
ホウケイ酸(Ca/Al)、酸化チタン、シリカ、酸化スズ(商品名:R
onaStar Blue Sparks)
9
0.1
ホウケイ酸(Ca/Al)、酸化チタン、シリカ、酸化スズ(商品名:R
onaStar Silver)
0.1
10
合成金雲母、酸化チタン、酸化鉄(商品名:プロミネンス RYH)
0.3
11
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
調製法
(1)原料1〜7、11を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)
56
撹拌しながら均一溶解させ、原料8〜10を加えた後、ディスパー分散を行い、
脱泡する。(3)25℃まで冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。
<処方例‑61>
剤型名
リップグロス
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版(LG330‑LP)
成分名
重量%
1
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
40.00
2
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
15.00
3
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス PG
IS22)
27.67
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオパール T
T)
6
8.80
4.00
ダイマージリノール酸ジ(C20−40)アルキル(商品名:KEST
ER WAX K82−D)
1.00
7
淡ピンク色調合レーキ
0.05
8
パール剤
3.38
9
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.10
調製法
(1)原料1〜7、9を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)撹
拌しながら均一溶解させ、原料8を加えた後、ディスパー分散を行い、脱泡する。
(3)25℃まで冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。
<処方例‑62>
剤型名
リップグロス
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版(LG330‑GR)
成分名
1
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
40.0
2
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
15.0
3
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス PG
IS22)
4
30.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
57
8.8
5
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオパール T
T)
6
4.0
ダイマージリノール酸ジ(C20−40)アルキル(商品名:KEST
ER WAX K82−D)
1.0
7
赤色調合レーキ
0.6
8
ホウケイ酸(Ca/Al)、酸化チタン、シリカ、酸化スズ(商品名:
RonaStar Blue Sparks)
9
0.1
ホウケイ酸(Ca/Al)、酸化チタン、シリカ、酸化スズ(商品名:
Ronastar Silver)
0.1
10
合成金雲母、酸化チタン、酸化鉄(商品名:プロミネンス RYH)
0.3
11
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
調製法
(1)原料1〜7、11を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)
撹拌しながら均一溶解させ、原料8〜10を加えた後、ディスパー分散を行い、
脱泡する。(3)25℃まで冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。
<処方例‑63>
剤型名
出典
リップグロス
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 3 月 13 日
成分名
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
40.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックッスP
GIS22)
30.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK
PT
I)
17.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
10.0
オクチルドデカノール/ジブチルラウロリルグルタミド/ジブチルエチ
ルヘキサノイル(商品名:AJK−OD2046)
Total
3.0
100.0
<処方例‑64>
剤型名
出典
透明リップグロス
FRAGRANCE JOURNAL,(6),105(2008)
成分名
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー
40.0
58
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2
30.0
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル
17.0
リンゴ酸ジイソステアリル
10.0
オクチルドデカノール、ジブチルラウロイルグルタミド、ジブチルエ
チルヘキサノイルグルタミド(商品名:AJK−OD2046)
特徴
3.0
色材
適量
パール剤
適量
トコフェロール
適量
保存安定性、官能特性(光沢性、塗りやすさ、付着性)に優れた透明のリップグ
ロスである。
<処方例‑65>
剤型名
リップグロスベース
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版
技術資料,2009 年 3 月 3 日(LG330)
成分名
1
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
40.0
2
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
15.0
3
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス PG
IS22)
30.0
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
5
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオパール T
9.9
T)
6
7
調製法
4.0
ダイマージリノール酸ジ(C20−40)アルキル(商品名:KEST
ER WAX K82−D)
1.0
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
(1)原料1〜7を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)撹拌し
ながら均一溶解させ、ディスパー分散を行った後、脱泡する。(3)25℃まで
冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。色材、ラメ剤・
パール剤等を配合することで、色付きリップグロスが容易に調製できる。
<処方例‑66>
剤型名
出典
リップグロスベース透明タイプ
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版(LG366)
成分名
59
重量%
1
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
40.0
2
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート DIS)
15.0
3
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス PG
IS22)
25.0
4
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK PTI)
16.4
5
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオパール T
T)
6
2.0
ステアリルジメチコン(商品名:SilcareSilicone4
1M65)
7
調製法
1.5
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.1
(1)原料1〜7を適当な容器に計量し、100℃まで加熱する。(2)撹拌し
ながら均一溶解させ、ディスパー分散を行った後、脱泡する。(3)25℃まで
冷却する。
特徴
なめらかな付け心地、唇をつややかに彩り、しっかりと付着する。
<処方例‑67>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 6 月 1 日改訂版
成分名
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:KAK
PT
I)
27.0
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK
139)
20.0
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセントISDA)
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレート
20.0
DIS)
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックス
15.0
P
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス
500)
キャンデリラロウ(商品名:キャンデリラワックスSP75)
5.5
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:マイクロクリスタリンワッ
クス)
3.00
<処方例‑68>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日改訂版
成分名
60
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
水添ポリイソブテン(商品名:パールリーム18)
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
<処方例‑69>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日改訂版
成分名
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
水添ポリイソブテン(商品名:パールリーム24)
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
<処方例‑70>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
61
ダイマージリノール酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタDA−L)
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
<処方例‑71>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
(ジグリセリン/ジリノール酸/ヒドロキシステアリン酸)コポリマ
ー(商品名:リソカスタHSDA)
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
<処方例‑72>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマジリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
62
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
<処方例‑73>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペン
タエリスリチル(商品名:ハイルーセント138DP)
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
<処方例‑74>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
イソステアリン酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタMIS)
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
63
6.0
GIS23)
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
<処方例‑75>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
水添ポリイソブテン(商品名:パールリーム18)
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
<処方例‑76>
剤型名
出典
リップバーム
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2009 年 3 月 3 日改訂版
成分名
テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商品名:KAK PT
I)
重量%
27.5
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
20.0
ダイマージリノール酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタDA−L)
20.0
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:ハイマレートDIS)
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
6.0
ポリエチレン(商品名:ポリワックス500)
5.5
キャンデリラロウ(商品名:CANDELILLA WAX 75)
3.0
64
マイクロクリスタリンワックス(商品名:精製マイクロクリスタリンワ
ックス)
特徴
3.0
色材無配合
(4)近年の報告
◆「アクティブパウダーモイスト LS 9696」(商品名)(表示名称:ホソバセンナ種
子多糖体、水、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、グ
リセリン、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、ジェランガム、ジポリヒドロキシステア
リン酸ポリグリセリル‐2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は非親水性のメイク
アップ処方への水溶性有効成分の配合を可能とし、親水性粒子を70%、水溶性有効成分
を最大63%まで含有できる。水溶性有効成分を徐放する機能や、優れた持続的保湿作用
を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆「ハイルーセントISDA」(商品名)(表示名称:イソステアリン酸ポリグリセリル−
2/ダイマージリノール酸)コポリマー)は高い光沢性、抱水性に優れた植物由来のオリ
ゴマーエステルで、リップグロスやスキンクリーム(O/W)に応用できる。乳化剤として
も機能し、角質水分量を向上させ、水分量をキープし、皮膚バリヤ機能が高い。リップバ
ームに応用すると、輝くツヤ感があり、リップスティックの弾力を高め、経時的軟化を抑
制し、なめらかな付け心地を与え、付着性を高めることができる。(高級アルコール工業
㈱・技術資料,2008 年 6 月 1 日改訂版,2009 年 3 月 3 日))
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックスAKJシリーズ(商品名:AKJ−OD2046、
AKJ−BG2055、AKJ−CE2046)は、「GP−1」(商品名)(表示名称:ジ
ブチルラウロイルグルタミド)と、
「EB−21」(商品名)(表示名称:ジブチルエチルヘ
キサノイルグルタミド)とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)の
プレミックス品で、アミノ酸系油ゲル化剤単品に比べより低温で溶解することが可能。種々
の油をゲル化することができ、スティックタイプ制汗剤、クリーム、リップスティック、
リップグロス、アイシャドー、マスカラ、口紅、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアクリー
ム、サンケア用品に応用できる。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 2 月 1 日,2010
年 4 月 1 日改訂版)
◆リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレン
ジアミン)コポリマー (商品名:ハイマレートPAM)は、オイルゲル化剤であり、油剤
を透明に固化、高い形状保持効果、変色・退色・着臭がなく、皮膚に対する高い安全性を
持っている。
(FRAGRANCE JOURNAL,35(11),72〜76(2007))
◆「ハイマレートPAM」(商品名)(表示名称:リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージ
リノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマー)は、ポリアミド
樹脂とリンゴ酸ジイソステアリルの混合物であり、口紅やリップグロスに適したオイルゲ
ル化剤で、特に透明性の高い製品への応用、透明リップスティックに適している。油剤を
透明に固化、高い形状保持効果があり、変色・退色・着色がなく、無味・無臭。リンゴ酸
65
ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)
コポリマーハイマート濃度が高くなると硬度も高くなり、透明性も向上する。特に相溶性
の良い油剤は水酸基を持つエステル油である。また、ヒトパッチ試験、粘膜刺激性試験、
感作性試験、急性毒性試験、変異原性試験で無刺激の評価。DSCで熱収支が大きくなく、
昇温、降温過程において熱による影響を受けにくい。この原料を使用の透明リップスティ
ックにおいて、油溶性色素赤色218号と赤色223号を比較すると、外観色では赤色2
23号の方がやや黄色味が強いが、2色とも彩度(鮮やかさ)は同等程度。透明度である L
*値にも差異がない。着色は赤色218号の方が青味が見られる(ピンク色寄り)。また、
水溶性染料は可溶化剤によって透明性に影響を受ける。水との相溶性が良好なのは赤色1
04号(1)、青色1号、緑色3号、赤色230号(1)。DPGとの相溶性が良好なのは赤
色104号(1)、青色1号、緑色3号。グリセリンとの相溶性が良好なのは赤色201号、
赤色230号(1)である。グリッター(RonasterTM
s)(INCI名:Calcium
lica
Titanium
Noble
Spark
Aluminum Borosilicate、Si
Dioxide、Tin
Oxide)配合により、硬度
への影響はほとんどない。高配合になるにしたがって、折損強度が向上する。グリッター
の粉がスティックの脆さを軽減していると考えられる。(高級アルコール工業㈱・原料カタ
ログ,2008 年 12 月 1 日,2009 年 2 月 1 日,2009 年 3 月 3 日)
◆「Olivem900」(商品名)(表示名称:オリーブ脂肪酸ソルビタン)は、皮膚と
の親和性の高いオリーブ由来の乳化・分散剤であり、O/W型とW/O型の乳化剤に可能
である。顔料分散性に優れるため口紅などに用いられる。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2009 年 6 月 1 日)
◆「リソカスタDA−L」(商品名)、「リソカスタDA−H」(商品名)(表示名称:ダイマ
ージリノール酸水添ヒマシ油)は、良好な保形性、水分保持性、有効なチキソトロピー性、
保存安定性、皮膚安定性、色剤の溶解・分散機能に優れており、口紅等の油性固形化粧料
に用いられる。(FRAGRANCE JOURNAL,31(11),87〜97(2003))
◆口紅(ワックスオイルゲル)の微細構造を可視化し、「アモルファスポリプロピレン」を
配合することで、カードハウス構造を微細かつ均一にコントロールすることができた。そ
の結果、口紅を塗布する際の抵抗力を極めて低くし、使用時の滑らかさを向上させ、口紅
塗膜の表面を均一になることで唇上での発色とツヤが飛躍的に向上して優れた仕上がりを
実現した。(㈱コーセー・ニュースリリース,2009 年 4 月 22 日)
◆リジノール酸ジイソプロピル(商品名:KAK DADIP−R)は高粘性油だがべとつ
き感の少ない軽い感触のエモリエント剤で口紅の発汗防止効果がある。(高級アルコール
工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「パーム核硬化油」(商品名)(表示名称:水添パーム核油)は植物油を水素化して得ら
れる硬化油でクリーム類、口紅類に最適である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆「リソノール 16SP」(商品名)(表示名称:ヘキシルデカノール)、「リソノール 1
66
8SP」(商品名)(表示名称:イソステアリルアルコールもしくはオクチルデカノール)、
「リソノール 20SP」(商品名)(表示名称:オクチルドデカノール)、「リソノール 2
4SP」(商品名)(表示名称:デシルテトラデカノール)は、植物由来のアルコールから
ガーベット反応より得られる2−アルキル‑アルカノール構造を持つ高級アルコールであ
る。分岐鎖構造のため、飽和アルコールにもかかわらず凝固点は低く、色、臭いに優れ酸
化されにくく、メークアップ化粧品、口紅、乳化物に対して優れた性能をもつ。
(高級アル
コール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ヒマシ油誘導体エステル(商品名:RISOCAST
MIS)を配合した口紅は、自
然な付け心地、のびがよく・やわらかい感触、スティックの弾性を高め・折れ難い、付着
性がある、安全性が高い。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「リソカスタDA−H」(商品名)、「リソカスタDA−L」(商品名)(表示名称:ダイマ
ージリノール酸水添ヒマシ油)は、光沢性の高いエステル油剤、高粘性エステル油、包水
性がよい。固形化粧料に適した高機能エステルで、スティックの弾性を高め、折れ難い。
付着性に優れ、持続性も高い。光沢性が高い、高粘性エステル油、抱水性がよい。オイル
ワックス構造への効果は、網目構造を形成し、構造に弾性を与え、スティックの折れ・脆
さの改善効果や油の染み出し抑制効果がある。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 3 月 3 日改訂)
◆高粘性油剤(商品名:ハイルーセントやリソカスタ)の口紅処方への影響として、使用
感改善、光沢性改善、硬度低下抑制、折れ強度改善、すべり性改善、付着性改善、結晶状
態の改善に寄与している。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日)
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ、エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有
する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ACTIVE POWDER HONEY LS 9723」(商品名)(表示名称:水、
グリセリン、
(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、ハチ
ミツエキス、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、ジポリヒドロキシステ
アリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、疎水ポリマー
により親水性粒子を70%まで内包する粉体で、粉体粒子は水溶性有効成分を最大63%
まで含有出来る。非親水性メイクアップ処方への水溶性有効成分の配合が可能であり、内
包する水溶性成分を皮膚へ自然に徐放する機能を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆水素添加ヒマシ油とダイマー酸のオリゴマーであるダイマージリノール酸水添ヒマシ油
(商品名:リソカスタDA)(表示名称:ダイマージリノール酸水添ヒマシ油)は、ラノリ
ン並みの抱水性、ツヤがある。(FRAGRANCE JOURNAL,31(5),82〜83(2003))
◆ナイロン多孔質パウダーPOMP(POMP605(商品名)、POMP610(商品名)、
表示名称:ナイロン−6)は多孔質の度合いが非常に大きい微粒子であり、真珠パウダー
と比較し光散乱性が高く、透明感付与、ソフトフォーカス効果が期待できる。また、粒子
67
径によって、光の透過性、散乱性を変化させる為、ファンデーションでの光散乱は勿論、
透過して肌まで光が届く事から反射した光が再度散乱する事で肌への透明感付与に優れる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Calmaru
かるまる」(商品名)(表示名称:軽質炭酸カルシウム)は、適度な
光拡散によるソフトフォーカス効果がある。また、各種メイク製品へ適する高い伸展性、
優れた感触が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「板状硫酸バリウムHシリーズ」(商品名)(表示名称:硫酸バリウム)は、各種メイク
製品へ適する高い伸展性、優れた感触が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010
年 4 月 1 日)
◆「アクティブパウダーピューリティ LS 9695」(商品名)(表示名称:セイヨウト
チノキエキス、酵母エキス、ナイアシンアミド、パンテノール、グルコン酸亜鉛、カフェ
イン、ビオチン、水、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマ
ー、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、グリチルリチン酸アンモニウム、
キサンタンガム、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐
剤・調整剤等)を含む)は、疎水性ポリマーにより、親水性粒子を70%まで内包でき、内
包する水溶性の有効成分を皮膚へ除放する機能を持つ。さらに、水溶性の有効成分として、
SEBARYL
LS
9088を用いており、5αリダクターゼ阻害による過度の皮脂
分泌抑制効果を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「アクティブパウダーリップ LS 9844」(商品名)(表示名称:水、グリセリン、(メ
タクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、ジカプリリルエーテ
ル、酸化チタン、エンドウエキス、アルゲエキス、ホソバセンナ種子多糖体、ジェランガ
ム、キサンタンガム、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−2)は、疎水性ポ
リマーにより、親水性粒子を70%まで内包でき、内包する水溶性の有効成分を皮膚へ除
放する機能を持つ。また、内包される有効成分により、口唇はより滑らかに(保湿効)な
る。さらに、内包される有効成分により、コラーゲン、エラスチン、GAGの合成促進作
用により、口唇はふっくらとなる。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「ハイアクオスターDCS」(商品名)(INCI:BIS−Ethoxydiglyc
ol
Succinate)は、皮膚への保湿効果、水分蒸散抑制効果を有し、皮膚にし
っとりとした効果を付与する。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2007 年 5 月 16 日)
◆「NPDIN」(商品名)(表示名称:ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール)はイソ
ノナン酸とベオペンチルグリコールからなるジエステルである。加熱による安定性が高く、
高いクレンジング力を有する。顔料分散性に優れた無色透明の液状エステル。なめらかな
使用感、優れた酸化安定性、様々な油剤と溶解しやすいという特徴がある。無味・無臭。(高
級アルコール工業㈱・原料カタログ,2007 年 5 月 16 日,2009 年 3 月 3 日)
◆保湿成分としてアミノ酸系保水成分、はちみつ、ローヤルゼリーエキスを配合した。ア
ミノ酸系保水成分とダイマー酸エステル(保水成分)の保水構造体がヴェールとなって保
水持続効果を奏する。(花王㈱・ニュースリリース,2010 年 7 月 8 日)
68
◆透明リップスティックにおいて香料配合による透明感の影響はない。ただし、使用する
香料が油溶性のものが好ましい。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1
日)
◆イソステアロイルダイマージリノール酸ポリグリセリル−2は塗布時のツヤ、すべり性
(伸展性)、不快なダレがない、付着性に優れリップグロス用の新原料としての諸性質を備
える。(商品名:ハイルーセントISDA)FRAGRANCE JOURNAL,(7),35〜40(2005)
◆「TISG」(商品名)(表示名称:トリイソステアリン)は、低拡散性で皮膚への残り
が良くリッチだがべとつき感のないエモリエント剤である。口紅、ヘアケア用途に適して
いる。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「KAK TTI」(商品名)(表示名称:トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン)、
「KAK PTI」(商品名)(表示名称:テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル)は、
粉体に対し高い分散性を有し皮膚への残りのよいエモリエント剤である。口紅、ファンデ
ーション用途に適している。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「リソレックス PGIS22」(商品名)(表示名称:ジイソステアリン酸ポリグリセリ
ル−2)は、W/Oエマルジョン用の乳化剤である。口紅、ヘアコンディショナー用の極
性油である。参考値:水酸基価 約110〜140(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆「リソレックス PGIS23」(商品名)(表示名称:トリイソステアリン酸ポリグリセ
リル−2)は、W/Oエマルジョン用の乳化剤である。口紅、ヘアコンディショナー用の
極性油である。参考値:水酸基価 約30〜70(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆「リソレックス PGIS32」(商品名)(表示名称:ジイソステアリン酸ポリグリセリ
ル−3)は、W/O、O/Wエマルジョン用の乳化剤である。口紅、ヘアコンディショナ
ー用の高極性油である。参考値:水酸基価 約180〜220(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「ハイマレート DIS」(商品名)(表示名称:リンゴ酸ジイソステアリル)、「ハイルー
セント 138DP」(商品名)(表示名称:(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロ
ジン酸)ジペンタエリスリチル)は、粉体や顔料に対し優れた分散特性を持つ艶のある高
極性油。口紅のベース油、ヘアコンディショニング剤に最適である。
(高級アルコール工業
㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「リソカスタ ODSHS」(商品名)(表示名称:ステアロイルオキシステアリン酸オク
チルドデシル)は、顔料分散性に優れた油剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタロ
グ,2009 年 2 月 1 日)
◆「FA4001CM」
(商品名)(表示名称:シクロペンタシロキサン、(アクリレーツ/
メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー)、「FA4002ID」(商品名)(表
示名称:イソドデカン、
(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマ
ー)は、耐水性、耐皮脂性のある柔らかい皮膜形成剤であり、サンスクリーン、ベースメ
69
イキャップに適した違和感のない皮膜を形成し、色移り防止効果がある。 (㈱マツモト交
商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「SW−8005 C30 Resin Wax(SW−8005 C30 レジンワック
ス)」(商品名)(表示名称:アルキル(C30−45)ジメチルシリルポリプロピルシルセス
キオサン)は、皮膜形成性、皮膜持続性を有すると共に、アルキル変性ワックスの持つ相
溶性、増粘・固化効果、及び保湿効果を併せ持つ新規多機能シリコーンである。よって、
耐水性を付与し、色移り、化粧崩れを防止する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年
6 月 1 日)
◆「Unimer U−6」(商品名)(表示名称:トリコンタニルPVP)、「Unimer
U−15」(商品名)(表示名称:(エイコセン/ビニルピロリドン)コポリマー)、
「Uni
mer U−151」(商品名)(表示名称:(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマ
ー)は、顔料分散性に優れた耐水性皮膜を形成すると共に、紫外線吸収剤の密着性を向上
させる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「ミリストイル化プルラン」(商品名)(表示名称:ミリストイル化プルラン)は、高い
耐水性を持ち、油との相溶性に優れ、ハリのある皮膜を形成する。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「ハイルーセント ISDA」(商品名)(表示名称:(イソステアリン酸ポリグリセリル
−2/ダイマージリノール酸)コポリマー)は、①無色透明の高粘性オイル、②つややか
な光沢感、③ひと際優れた包水力、④色材との分散性が良好、⑤適度な粘性・粘着性を有
する(処方配合時の付着性を高めることが可能)、⑥油剤との相溶性が良好、⑦におい・味
なし、⑧安全性に優れる、⑨塗布時にはキシミ感がなく使用感に優れる、⑩−15℃以下
の融点を持ち温度安定性への影響が少ない、⑪酸化安定性が極めて良好、という特徴があ
る。リップグロスに用いる事により①輝くツヤ感、②なめらかな使用感、③不快なダレ感
はなく優れた付着性、④適度な膜厚によってふっくらとした唇になる、⑤ラスティング効
果が良好、という特徴がある。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改
訂版,技術資料,2005 年 11 月 25 日)
◆植物由来イソステアリン酸の精製方法開発により、含有量が多く、無色無臭のイソステ
アリン酸(商品名:ステアリン酸EX)が得られるようになり、より化粧品原料としての
応用が期待される。イソステアリン酸エステル類は常温で液体であり、組み合わされるア
ルコールにより、皮膚柔軟作用、エモリエント作用、相溶作用、皮膜形成作用などの特性
を持っている。また、常温で乳化させたW/Oエマルションの乳化物も得られている。さ
らに、イソステアリン酸エステル類の組み合わせにより粘度、使用感の調整が可能である。
イソステアリン酸プロピルは皮膚に対して、脂ぎった感じを与えずにエモリエント性を与
え、延展生にも優れている。イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステア
リル(商品名:ICIS、ISIS)はホホバ油と比較して、曇点が低く、加熱安定性、
相溶性、延展性に優れている。皮膚に柔軟性を与え、皮膚・毛髪を保護し、光沢を付与す
ることから、最近ではヘアケア製品、特にリンスの油成分として注目されている。ジイソ
70
ステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸トリグリセリルがW/Oエマルションを
安定に精製させる基剤として重要である。トリイソステアリン酸グリセリル、テトライソ
ステアリン酸ペンタエリスリットは、イソステアリン酸の改良により色相が大幅に改善さ
れトリオクタン酸エステルに比較しても過熱安定性に優れ、屈折率がオリーブ油に非常に
似ており毛髪に光沢を付与するので、今後ヘアケア用化粧品への応用が期待される。トリ
イソステアリン酸グリセリル(商品名:TISG)、トリイソステアリン酸トリメチロール
プロパン(商品名:KAK
品名:KAK
TTI)、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商
PTI)は、口紅の原料として有用であるが、におい、色相の課題からマ
スキング等の対応が必要であった。しかし、無色無臭のイソステアリン酸EXからの製品
はマスキング等が不要になった。(FRAGRANCE JOURNAL,2,89‑95(1994))
71
IPC:A61Q1/08
Fターム:4C083CC11
1.3 ほお紅
ほお紅はポイントメイクに用いる化粧料であり、頬に塗布することで、顔色を明るくした
り、陰影を施し表情豊かな、魅力ある容貌をつくることを目的にする。
(1)主要成分
主たる成分は顔料とバインダーとしての油剤である。顔料は体質顔料、着色顔料及びそ
の他の粉体に分けられる。油剤は、剤型、機能に応じて適宜配合される。
<顔料>
・体質顔料(隠蔽力が小さいので、肌の色を覆い隠す作用は余りなく、増量、展色性を目
的で配合される。):タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、無水ケイ酸(シリカ)、硫酸
バリウム、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム。
・着色顔料(隠蔽力が大きいので、肌の色を覆い、頬の色を補正する目的で配合される。):
ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、コチニール,カーサミン,β‑カロチン,ク
チナシ、ベニバナ、酸化クロム、カーボンブラック、酸化チタン,酸化亜鉛、オキシ塩化
ビスマス,雲母チタン、カルミン被覆雲母、ベンガラ被覆雲母、酸化チタン被覆合成金雲
母、酸化クロム被覆処理雲母、魚鱗箔、タール系色素。
・その他の粉体(延展性など使用感調整の目的で配合される。):ナイロンパウダー、結晶
セルロース、ポリエチレン末、セルロース末。
<油剤>
流動パラフィン,ワセリン、ラノリン、スクワラン、ステアリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、セレシン、ミツロウ、トリ‑2‑ヘキサン酸グリセリル、メチルポリシロキサン
(ジメチルシリコーン油)、ラノリンアルコール、マイクロクリスタリンワックス、セタノ
ール、ステアリルアルコール、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、トリオクタン酸グリセリル、オリーブ油、マカデミアンナッツ油、ホホバ油、小麦胚
芽油。
(2)剤型又は製剤
製品の形態からほお紅は粉末固形タイプ、粉末タイプ、油性タイプ、乳化タイプ等に分
けられる。
①粉末固形ほお紅
粉末固形ほお紅は、粉体を圧縮して固形状に固めた物で、パフ、チップ、ブラシなどの
用具を使用して塗布される。粉末固形ほお紅は、主に粉体と油剤からなるバインダーから
構成され、均質に混合した後、金皿などにプレス打型して製造される。
②粉末ほお紅
72
粉末ほお紅は、粉体を均質に混合し、容器に充填した物であり、粉体、その他の成分か
ら構成される。
③油性ほお紅
油性ほお紅は、軟膏状、スティック状などの製品があるが、基本的な処方は油剤と粉体
からなり、顔料に油剤およびその他の成分が配合される。
(3)近年の報告
◆ノエビアナチュラルコードチークカラー:肌に自然な血色を与え、華やかな印象を引き
立てる。自然で美しい立体感を作ることができます。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009
年 7 月 8 日)
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ,エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ACTIVE POWDER HONEY LS 9723」(商品名)(表示名称:水、
グリセリン、
(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、ハチ
ミツエキス、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、ジポリヒドロキシステ
アリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、疎水ポリマー
により親水性粒子を70%まで内包する粉体で、粉体粒子は水溶性有効成分を最大63%
まで含有出来る。非親水性メイクアップ処方への水溶性有効成分の配合が可能であり、内
包する水溶性成分を皮膚へ自然に徐放する機能を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「TIMIRON
シリーズ」(商品名)(表示名称:マイカ、酸化チタン、シリカ等)
は、酸化チタン層の膜厚をコントロールすることで様々な干渉色をもつ顔料で、透明感が
高く、柔らかで自然な色を演出することが可能である。また、酸化チタン層の膜厚をコン
トロールすることで様々な干渉色をもつ顔料で、透明感が高く、柔らかで自然な色を演出
することが可能である。さらに、厚みをナノオーダーでコントロールしたシリカフレーク
に金属酸化物を被覆した多色偏向タイプパール顔料で、見る角度により色が変化(カラー
トラベル)する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「XIRONA
シリーズ」(商品名)(表示名称:マイカ、酸化チタン、シリカ等)は、
厚みをナノオーダーでコントロールしたシリカフレークに金属酸化物を被覆した多色偏向
タイプパール顔料で、見る角度により色が変化(カラートラベル)する。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「Ronastar
シリーズ」
(商品名)(表示名称:ホウケイ酸(Ca/Al)、酸化
チタン、シリカ、酸化スズ)は、ガラスにチタンを被覆したパール顔料で、エッジが丸く、
痛さを感じないガラスパールである。高い透明感、メタリック感、濁りの無いマストーン、
くすみの無い光沢感が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Calmaru
かるまる」(商品名)(表示名称:軽質炭酸カルシウム)は、適度な
73
光拡散によるソフトフォーカス効果がある。また、各種メイク製品へ適する高い伸展性、
優れた感触が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「板状硫酸バリウムHシリーズ」
(商品名)(表示名称:硫酸バリウム)、各種メイク製品
へ適する高い伸展性、優れた感触が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4
月 1 日)
◆「アクティブパウダーピューリティ LS 9695」(商品名)(表示名称:セイヨウト
チノキエキス、酵母エキス、ナイアシンアミド、パンテノール、グルコン酸亜鉛、カフェ
イン、ビオチン、水、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマ
ー、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、グリチルリチン酸アンモニウム、
キサンタンガム、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐
剤・調整剤等)を含む)は、疎水性ポリマーにより、親水性粒子を70%まで内包でき、内
包する水溶性の有効成分を皮膚へ除放する機能を持つ。さらに、水溶性の有効成分として、
SEBARYL
LS
9088を用いており、5αリダクターゼ阻害による過度の皮脂
分泌抑制効果を有する。 (山川貿易㈱・原料カタログ)
74
IPC:A61Q1/10
Fターム:4C083CC14
1.4 アイメイク
1.4.1 アイライナー
アイライナーは、まつ毛の生えぎわに沿ってラインをひくためのメークアップ料であっ
て、目もとをはっきりさせたり、目を大きくみせたり、目の型を美しく整えたりして表情
豊かな目もとをつくる目的で使用され、描き易さ、乾き易さ、仕上りのよさ、化粧もちな
どの性能が求められる。
(1)主要成分
主たる成分は、顔料、油剤、及び皮膜形成剤(高分子)である。
<顔料>
黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化チタン、カーボンブラック、雲母チタン、酸化チ
タン被覆処理雲母、酸化クロム、群青、紺青、タルク、マイカ、カオリン、ゼオライト、
ベントナイト、セリサイト、無水珪酸(シリカ)、酸化珪素、珪酸マグネシウム、酸化セリ
ウム、酸化マグネシウム、珪酸アルミニウムマグネシウム、炭酸カルシウム、合成珪酸ア
ルミニウム、合成珪酸ナトリウム・マグネシウム。
<油剤>
カルナウバロウ、キャンデリラロウ、木ロウ、ミツロウ、硬化油、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、流動パラフィン、ワセリン、ラノリン、
ラノリンアルコール、液状ラノリン、硬質ラノリン、ポリブテン、セタノール、ステリル
アルコール、ジメチルポリシロキサン、パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸イソ
プロピル、ラウリン酸ヘキシル、オリーブ油、サフラワー油、アボカド油、ホホバ油、卵
黄油、ミンク油。
<皮膜形成剤>
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、マレイン酸ポリマー、セラック、ラテ
ックス、ゼラチン、キサンタンガム、グアガム、アラビアゴム、カラヤガム、トラガント
ガム、カラギーナン。
<その他>
プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、1,3‐ブチレングリコー
ル、ヘキシレングリコールなどの保湿剤、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香
酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、安息香酸塩、フェ
ノキシエタノールなどの防腐剤、ビタミンE、BHTなどの酸化防止剤。
75
(2)剤型又は製剤
製品の状態からアイライナーは、ペンシルタイプと液状タイプに大別される。
①ペンシルタイプのアイライナー
ペンシルタイプのアイライナーは、均一な線を描くには適しているが、化粧もちに劣る
のが欠点とされる。通常、木軸あるいは樹脂軸に押し出し成形で製造された芯を入れたタ
イプの他に流し込み成形で製造された芯を用いるカートリッジ式のタイプもある。
②液状タイプのアイライナー
液状タイプのアイライナーは、アプリケータ(主に細い筆)に適当量をとり、まつ毛の
はえ際に筆先で線を描くように用いられる。このタイプには、溶剤型、エマルジョン型、
水溶性の高分子に顔料を分散させた懸濁型がある。
1.4.2 マスカラ
マスカラは、まつ毛に塗布するためのメークアップ料であって、まつ毛を濃く長く見せ
たり、まつ毛を柔らかくカールしたり、目を大きく引き立てて、目もとの美しさを強調、
目もとの華やかさを演出する目的で使われる。
(1)主要成分
主たる成分は、顔料、油剤、及び皮膜形成剤(高分子)である。
<顔料>
黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化チタン、カーボンブラック、雲母チタン、酸化チ
タン被覆処理雲母、酸化クロム、群青、紺青、タルク、マイカ、カオリン、ゼオライト、
ベントナイト、セリサイト、無水珪酸(シリカ)、酸化珪素、珪酸マグネシウム、酸化セリ
ウム、酸化マグネシウム、珪酸アルミニウムマグネシウム、炭酸カルシウム、合成珪酸ア
ルミニウム、合成珪酸ナトリウム・マグネシウム。
<油剤>
カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ、硬化油、パラフィンワックス、マイク
ロクリスタリンワックス、オゾケライト、流動パラフィン、ワセリン、ラノリン、ラノリ
ンアルコール、液状ラノリン、硬質ラノリン、ポリブテン、セタノール、ステリルアルコ
ール、ジメチルポリシロキサン、パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸イソプロピ
ル、ラウリン酸ヘキシル、オリーブ油、サフラワー油、アボカド油、ホホバ油、卵黄油、
ミンク油。
<皮膜形成剤>
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、マレイン酸ポリマー、セラック、ラテ
ックス、ゼラチン、キサンタンガム、グアガム、アラビアゴム、カラヤガム、トラガント
ガム、カラギーナン。
76
(2)剤型又は製剤
マスカラは、油性タイプ、乳化タイプ、水性タイプに大別される。
①油性タイプマスカラ
油性タイプは、揮発性油剤と顔料を主体としたマスカラで付着性に優れる反面落としに
くさがある。
②乳化タイプマスカラ
乳化タイプは、揮発性油剤と顔料とを乳化分散したもので、油性タイプに比べて耐水性
が少し劣るので目の回りが汚れやすいものの、落としにくさが改善されている。
③水性タイプマスカラ
水性タイプは、高分子を含有しており、良好な耐水性、付着性が付与でき、しかも化粧
除去しやすいなどの特長をもつ。
1.4.3 アイシャドウ
アイシャドウは、まぶたに適用するメークアップ料であって、まぶたに明暗、輝き、色
彩などを施し、服飾と調和をはかり、目の表情、美しさを強調する目的で使用する。
(1)主要成分
主たる成分は、顔料であり、着色顔料、体質顔料及びその他の顔料に分けられる。
<顔料>
・着色顔料:黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、雲母チタン、酸化
クロム、水酸化クロム、オキシ塩化ビスマス、群青、紺青、酸化チタン被覆処理雲母、コ
チニール被覆処理雲母、カラミン被覆処理雲母、酸化クロム被覆処理雲母、オキシ塩化ビ
スマス、酸化クロム、カラミン、タール系色素。
・体質顔料:タルク、マイカ、カオリン、ゼオライト、ベントナイト、セリサイト、無水
珪酸(シリカ)、酸化珪素、珪酸マグネシウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、珪酸ア
ルミニウムマグネシウム、炭酸カルシウム、合成珪酸アルミニウム、合成珪酸ナトリウム・
マグネシウム。
・その他の粉体:ナイロンパウダー、ポリエチレン末、結晶セルロース、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム。
(2)剤型又は製剤
アイシャドウには、油性(軟膏型)
、スティック、乳化、ケーキ状などがある。
①油性(軟膏型)アイシャドウ
油性(軟膏型)アイシャドウは、主に顔料と油剤からなるバインダーとから構成され、
均質に混合した後、容器に流し込んで製造される。
②スティック状アイシャドウ
スティック状アイシャドウは、主に顔料と油剤からなるバインダーとから構成され、均
77
質に混合した後、熱時に型に流し込んで製造される。
③乳化アイシャドウ
乳化アイシャドウは、顔料をクリームや乳液などの乳化ベースに均質分散して製造され
る。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
アイシャドウ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ES‑GR‑1)
成分名
A
重量%
タルク、メチコン (商品名:タルク DN−SH)
47.50
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン (商品名:ソフトセリサ
イト SH)
9.50
窒化ホウ素 (商品名:SHP−3)
9.50
シリカ、酸化鉄 (商品名:シコパール
B
ファンタスティコ
グリーン)
ジメチコン (商品名:シリコーン IWS−1000)
28.50
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する
2.AとBを混合し、さらに粉砕する
3.金皿などの容器に圧縮成型する
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たアイシャドーです。
<処方例‑2>
剤型名
出典
アイシャドウ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ES‑GRB‑1)
成分名
A
重量%
タルク、メチコン (商品名:タルク DN−SH)
47.31
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン (商品名:ソフトセリサ
イト SH)
9.50
窒化ホウ素 (商品名:SHP−3)
9.50
シリカ、酸化鉄 (商品名:シコパール
B
ファンタスティコ
グリーン)
28.50
グンジョウ
0.19
ジメチコン (商品名:シリコーン IWS−1000)
5.00
100.00
78
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する
2.AとBを混合し、さらに粉砕する
3.金皿などの容器に圧縮成型する
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たアイシャドーです。
<処方例‑3>
剤型名
出典
アイシャドウ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ES‑GO‑2)
成分名
A
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
重量%
47.50
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン (商品名:ソフトセリサ
イト SH)
9.50
窒化ホウ素(商品名:SHP−3)
9.50
シリカ、酸化鉄、Al(商品名:シコパール ファンタスティコ ゴ
ールド)
B
28.50
ジメチコン(商品名:シリコーン IWS−1000)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する
2.AとBを混合し、さらに粉砕する
3.金皿などの容器に圧縮成型する
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たアイシャドーです。
<処方例‑4>
剤型名
出典
アイシャドウ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ES‑GOG‑2)
成分名
A
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
重量%
47.36
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン (商品名:ソフトセリサ
イト SH)
9.50
窒化ホウ素(商品名:SHP−3)
9.50
シリカ、酸化鉄、Al(商品名:シコパール ファンタスティコ ゴ
ールド)
B
28.50
酸化クロム(商品名:クロムグリーン)
0.14
ジメチコン(商品名:シリコーン IWS−1000)
5.00
100.00
79
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する
2.AとBを混合し、さらに粉砕する
3.金皿などの容器に圧縮成型する
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たアイシャドーです。
<処方例‑5>
剤型名
出典
アイシャドウ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ES‑RO‑3)
成分名
A
タルク、メチコン (商品名:タルク DN−SH)
重量%
47.50
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン (商品名:ソフトセリサ
イト SH)
9.50
窒化ホウ素(商品名:SHP−3)
9.50
シリカ、酸化鉄、Al(商品名:シコパール ファンタスティコ ピ
ンク)
B
28.50
ジメチコン(商品名:シリコーン IWS−1000)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する
2.AとBを混合し、さらに粉砕する
3.金皿などの容器に圧縮成型する
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たアイシャドーです。
<処方例‑6>
剤型名
出典
アイシャドウ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ES‑ROY‑3)
成分名
A
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
重量%
47.31
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン (商品名:ソフトセリサ
イト SH)
9.50
窒化ホウ素(商品名:SHP−3)
9.50
シリカ、酸化鉄、Al(商品名:シコパール ファンタスティコ ピ
ンク)
B
28.50
黄色205号
0.19
ジメチコン(商品名:シリコーン IWS−1000)
5.00
100.00
80
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する
2.AとBを混合し、さらに粉砕する
3.金皿などの容器に圧縮成型する
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たアイシャドーです。
<処方例‑7>
剤型名
出典
アイシャドウ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ES‑RB‑4)
成分名
A
重量%
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
47.50
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン(商品名:ソフトセリサ
イト SH)
9.50
窒化ホウ素(商品名:SHP−3)
9.50
シリカ、酸化鉄(商品名:シコパール
B
ファンタスティコ
ルビー)
ジメチコン(商品名:シリコーン IWS−1000)
28.50
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する
2.AとBを混合し、さらに粉砕する
3.金皿などの容器に圧縮成型する
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たアイシャドーです。
<処方例‑8>
剤型名
出典
アイシャドウ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ES‑RBR‑4)
成分名
A
タルク、メチコン(商品名:タルク DN−SH)
重量%
47.36
(タルク・ケイフッ化K)焼成物、メチコン(商品名:ソフトセリサ
イト SH)
9.50
窒化ホウ素(商品名:SHP−3)
9.50
シリカ、酸化鉄(商品名:シコパール ファンタスティコ ルビー)
B
28.50
赤色226号
0.14
ジメチコン(商品名:シリコーン IWS−1000)
5.00
100.00
81
調製法
1.Aを秤量し、全体を粉砕する
2.AとBを混合し、さらに粉砕する
3.金皿などの容器に圧縮成型する
特徴
見る角度によって色が変る偏光顔料(シコパール ファンタスティコ)を配合し
たアイシャドーです。
1.4.4 アイブロウ(眉墨)
アイブロウは、眉に塗布して目の美しさを強調するメークアップ料であって、眉毛の線
を際立たせたり、眉毛を濃く見せたり、眉の形を矯正することを目的にする。
(1)主要成分
主たる成分は、顔料であり、着色顔料、体質顔料及びその他の粉体に分けられる。
<粉体>
・着色顔料:黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、雲母チタン、酸化
チタン被覆処理雲母、コチニール被覆処理雲母、カラミン被覆処理雲母、酸化クロム被覆
処理雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化クロム、カラミン、タール系色素。
・体質顔料:タルク、マイカ、カオリン、ゼオライト、ベントナイト、セリサイト、無水
珪酸(シリカ)、酸化珪素、珪酸マグネシウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、珪酸ア
ルミニウムマグネシウム、炭酸カルシウム、合成珪酸アルミニウム、合成珪酸ナトリウム・
マグネシウム。
・その他の粉体:ナイロンパウダー、ポリエチレン末、結晶セルロース、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム。
(2)剤型又は製剤
ケーキタイプ、ペンシルタイプ(鉛筆、カートリッジ式)
、液タイプなどがあり、色あい
は、ブラック、ブラウンが殆どである。
①アイブロウ(ケーキタイプ)
アイブロウ(ケーキタイプ)は、主に粉体と油剤からなるバインダーとから構成され、
均質に混合した後、金皿などにプレス打形して製造される。
②アイブロウ(鉛筆、カートリッジ式)
溶解した油剤に顔料を分散し、冷却後、押出し成型して芯状の製品を製造する(カートリ
ッジ式)。
また、芯を木軸や樹脂軸に入れた製品もある。(鉛筆)
③液状アイブロウ(ペン式、筆式)
粉体をクリームや乳液などの乳化ベースに均質分散して製造される。
(3)近年の報告(アイメイクアップ)
82
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックスAKJシリーズ(商品名:AKJ−OD2046、
AKJ−BG2055、AKJ−CE2046)は、ジブチルラウロイルグルタミド(表
示名称)(商品名:GP−1)と、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド(表示名称)(商
品名:EB−21)とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)のプレ
ミックス品で、アミノ酸系油ゲル化剤単品に比べより低温で溶解することが可能。種々の
油をゲル化することができ、スティックタイプ制汗剤、クリーム、リップグロス、アイシ
ャドー、マスカラ、口紅、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアクリーム、サンケア用品に応
用できる。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 2 月 1 日)
◆野性ヤマイモの根抽出物である「アクチゲンY」(商品名)(表示名称:ヘキシルデカノ
ール、ディオスコレアビロサ根エキス INCI:HEXYLDECANOL、Dioscorea villosa)は、ロ
ーションや洗浄用化粧料の他、保湿用化粧料、クレンジング剤、シャドー及び敏感肌用・
炎症性肌用化粧料等に使用できる。
(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆野性ヤマイモの根抽出物である「アクチフィトY」(商品名)(表示名称:BG、水、ディ
オスコレアビロサ根エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む) (INCI:Butylene Glycol、
Water、Dioscorea villosa、Root Extract)は、ローションや洗浄用化粧料の他、保湿用
化粧料、クレンジング剤、シャドー及び敏感肌用・炎症性肌用化粧料等に使用できる。(山
川貿易㈱・原料カタログ)
◆「リソノール 16SP」(商品名)(表示名称:ヘキシルデカノール)、「リソノール 1
8SP」(商品名)(表示名称:イソステアリルアルコールもしくはオクチルデカノール)、
「リソノール 20SP」(商品名)(表示名称:オクチルドデカノール)、「リソノール 2
4SP」(商品名)(表示名称:デシルテトラデカノール)は、植物由来のアルコールから
ガーベット反応より得られる2−アルキル‑アルカノール構造を持つ高級アルコールであ
る。分岐鎖構造のため、飽和アルコールにもかかわらず凝固点は低く、色、臭いに優れ酸
化されにくく、メークアップ化粧品、口紅、乳化物に対して優れた性能をもつ。
(高級アル
コール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ,エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ACTIVE POWDER HONEY LS 9723」(商品名)(表示名称:水、
グリセリン、
(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、ハチ
ミツエキス、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、ジポリヒドロキシステ
アリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、疎水ポリマー
により親水性粒子を70%まで内包する粉体で、粉体粒子は水溶性有効成分を最大63%
まで含有出来る。非親水性メイクアップ処方への水溶性有効成分の配合が可能であり、内
包する水溶性成分を皮膚へ自然に徐放する機能を有する。 (山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「Calmaru
かるまる」(商品名)(表示名称:軽質炭酸カルシウム)は、適度な
83
光拡散によるソフトフォーカス効果がある。また、各種メイク製品へ適する高い伸展性、
優れた感触が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「板状硫酸バリウムHシリーズ」(商品名)(表示名称:硫酸バリウム)は、各種メイク
製品へ適する高い伸展性、優れた感触が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010
年 4 月 1 日)
◆「アクティブパウダーアイトリートメントLS 9792」(商品名)
(表示名称:水、(メ
タクリル酸ラウリル/ジメタクリルサングリコール)クロスポリマー、PG、ジカプリリル
エーテル、パンテノール、グリチルリチン酸アンモニウム、酸化チタン、アルゲエキス、
ナギイカダ根エキス、ツボクサエキス、トウキンセンカ花エキス、キサンタンガム、ジポ
リヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)
は、内包する水溶性の有効成分を皮膚へ自然に徐放する機能を持ち、抗くま作用を有する。
(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「AMAZE(アメイズ)」(商品名)(表示名称:変性コーンスターチ)は、トウモロコ
シデンプンの中でも直鎖状の高分子構造であるアミロースを選択的に抽出した植物由来の
皮膜形成剤であり、ヘアセット樹脂として用いれば、雨の日でも崩れないセット性が実現
できる。マスカラやファンデーション等のメイキャップ製品に用いれば、涙や汗に強い皮
膜が得られ、スキンケア製品に応用した場合には、合成樹脂と比較してはるかに巨大な高
分子膜がしわのリフトアップ効果に役立つ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10
月 1 日)
◆「AMPHOMER(アンホマー)」(商品名)(表示名称:(オクチルアクリルアミド/
アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー)は、ア
クリル系のセット樹脂で、構造中に若干のアミノ基を導入することにより吸着力がアップ
し、カール保持効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ヨドゾールGH800F」(商品名)(表示名称:アクリル酸アルキルコポリマーアン
モニウム、メチルパラベン、EDTA−2Na、水)、「ヨドゾールGH41F」(商品名)
(表示名称:
(スチレン/アクリル酸アルキル)コポリマーアンモニウム、メチルパラベン、
水)、「ヨドゾールGH810F」(商品名)(表示名称:アクリル酸アルキルコポリマーア
ンモニウム、DPG、メチルパラベン、EDTA−2Na、水)は、アイメイク用アクリ
ル樹脂エマルションであり、高硬度・耐候性・光沢に優れ、硬さ調整可能な水系皮膜形成
剤である。耐水性が高く、水系エマルションのため、洗浄も容易である。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Unimer U−6」(商品名)(表示名称:トリコンタニルPVP)、「Unimer
U−15」(商品名)(表示名称:(エイコセン/ビニルピロリドン)コポリマー)、
「Uni
mer U−151」(商品名)(表示名称:(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマ
ー)は、顔料分散性に優れた耐水性皮膜を形成すると共に、紫外線吸収剤の密着性を向上
させる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
84
IPC:A61Q1/12
Fターム:4C083CC12,CC17
1.5 おしろいまたはボディパウダー
おしろいはメイクアップの仕上げに用いられ、ファンデーションなどのメイクアップ料
による不自然な艶をおさえ、自然で滑らかに仕上げるために使用される。また、メイクア
ップ後の汗や脂によるてかりを抑え、メイクアップを長持ちさせるためにも用いられる。
特にボディパウダーでは汗や皮脂を吸収してさらっとした感触を与える。
(1)主要成分
<粉体>
・体質顔料(隠蔽力が小さいので、肌の色を覆い隠す作用はあまりなく、増量、展色性を
目的で配合される。):タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、無水ケイ酸
・着色顔料(隠蔽力が大きいので、肌の色を覆い、肌色を調整する目的で配合される。):
ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、タール色素。
・その他の粉体(延展性など使用感調整の目的で配合される。):ポリエチレン末、ナイロ
ン末、ポリアクリル酸アルキル、メチルシロキサン網状重合体、ウレタン、架橋ポリスチ
レン。
<油剤>
結合剤:ヒマシ油、流動パラフィン、スクワラン、イソプロピルパルミテート、トリオク
タン酸グリセリン、リンゴ酸ジイソステアリル、オレイルアルコール、ヘキサデシルアル
コール、ラノリン、ジメチルシリコーン油(メチルポリシロキサン)
、メチルフェニルシリ
コーン油。
(2)剤型又は製剤
ルースタイプと粉末固形タイプに大別される。
(3)近年の報告
◆「アクティブパウダーモイスト LS 9696」(商品名)(表示名称:ホソバセンナ種
子多糖体、水、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、グ
リセリン、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、ジェランガム、ジポリヒドロキシステア
リン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は非親水性のメイク
アップ処方への水溶性有効成分の配合を可能とし、親水性粒子を70%、水溶性有効成分
を最大63%まで含有できる。水溶性有効成分を徐放する機能や、優れた持続的保湿作用
を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆フェイスパウダー
・きらきらパールで華やかな印象に
85
光沢感のあるパールを贅沢に
使用しており、肌に華やかな煌めきを与える。
・楽しめる使用感
特殊な処理により、
水分を含んだパウダーが肌の上ではじけ、不思議なひんやり感を与える。
がり
・美しい仕上
パウダーに水分を含んでおり、肌にピタッと密着し、透明でつややかな肌に仕上げ
る。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009 年 7 月 8 日)
◆「ACTIVE POWDER HONEY LS 9723」(商品名)(表示名称:水、
グリセリン、
(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、ハチ
ミツエキス、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、ジポリヒドロキシステ
アリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、疎水ポリマー
により親水性粒子を70%まで内包する粉体で、粉体粒子は水溶性有効成分を最大63%
まで含有出来る。非親水性メイクアップ処方への水溶性有効成分の配合が可能であり、内
包する水溶性成分を皮膚へ自然に徐放する機能を有する。 (山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「Naviance
Tapioca
A」(商品名)(表示名称:タピオカデンプン)
は粒子径が大きいため、少量配合でも粉感を付与することができる。また、ふわっとした
エアリーな感触を付与できる。さらに、白くなりにくく厚塗りしてもナチュラル感を出す
ことが可能である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
86
IPC:A61Q1/14
Fターム:4C083CC22,CC23,CC24
1.6 メイクアップ除去剤
石鹸などで落ちにくいファンデーション、アイメイク、口紅等のメイクアップ化粧品を
効果的に除去することができ、油性汚れを溶解・分散させ、ふき取りや洗い流すことによ
って除去する。
(1)主要成分
<油性成分>(皮膚上に残留する油性汚れを油性成分の中に溶解・分散させることを目的
とする。)アボカド油、アーモンド油、オリーブ油、米ヌカ油などの植物油、スクワラン、
流動イソパラフィンなどの炭化水素、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソス
テアリル、ステアリン酸 2‐エチルヘキシル、2‐エチルヘキサン酸ステアリルなどのエス
テル類。
<界面活性剤>(メイクアップ汚れを油性成分や水性成分中に取り込んだ後、肌上で乳化
させることを目的とする。)ポリオキシエチレンソルビタン酸エステル、ポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、モノアルキルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、ココイルイセチオ
ン酸塩、N‑ラウロイル‑β‑アラニン等。
(2)剤型又は製剤
メイクアップ除去剤には、クレンジングオイル、クレンジングクリーム、クレンジング
ミルク、クレンジングローション、クレンジングジェル、クレンジングフォーム、クレン
ジングシート等の形態があり、用途に併せて適宜使い分けられている。
①クレンジングオイル
多量の油性成分が含まれている。油性成分によって油性汚れを溶解・分散させた後、肌
上で水を取り込み乳化することで洗い流し後のべとついた感触が少なく、さっぱりと洗い
上げることができる。多量の油性成分中に界面活性剤を分散させる。
②クレンジングクリーム
多量の油性成分が含まれているコールドクリームに多量の界面活性剤を配合したものの
総称。比較的肌にマイルドであり、洗浄力も備えている。しっとりと洗い上げるタイプの
ものが多い。主に高級アルコールおよび油性成分を界面活性剤で乳化する。
③クレンジングジェル
透明な外観のものが多く、さっぱりとした心地よい使用感を得ることができる。多量の
油性成分中に界面活性剤や多価アルコールを分散させる。
④クレンジングフォーム
87
透明な外観のものが多く、さっぱりとした心地よい使用感を得ることができる。多量の
油性成分中に界面活性剤や多価アルコールを分散させる。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
クレンジングオイル
FRAGRANCE JOURNAL,(20),118〜121(2007)
成分名
重量%
コハク酸ジエトキシエチル(商品名:ハイアクオスターDCS)
3.0
水
1.5
イソノナン酸とネオペンチルグリコールのジエステル(商品名:NP
DIN)
残量
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX)
15.0
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX)
5.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
3.0
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.0
クエン酸Na(E−MIX−D)
特徴
適量
保湿機能に優れ、さっぱりした使用感触
<処方例‑2>
剤型名
出典
クレンジングオイル
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール(商品名:NPDIN)
重量%
75.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
5.0
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX(HLB:7.0))
5.0
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
特徴
15.0
無色透明液状。クレンジング力に優れ、なめらかな感触(すべりやすく、ざらつ
かない)、安定性(室温・高温・サイクル)に優れる。
88
<処方例‑3>
剤型名
出典
クレンジングオイル
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
イソノナン酸イソノニル(商品名:KAK99)
重量%
75.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
5.0
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX(HLB:7.0))
5.0
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
特徴
15.0
無色透明液状。安定性(室温・高温・サイクル)に優れる。
<処方例‑4>
剤型名
出典
クレンジングオイル
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
イソノナン酸イソトリデシル(商品名:KAK 139)
重量%
75.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
5.0
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX(HLB:7.0))
5.0
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
特徴
15.0
無色透明液状。安定性(室温・高温・サイクル)に優れる。
<処方例‑5>
剤型名
出典
クレンジングオイル
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール(商品名:KAK ND
O)
75.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
5.0
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX(HLB:7.0))
89
5.0
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
特徴
15.0
無色透明液状。安定性(室温・高温・サイクル)に優れる。
<処方例‑6>
剤型名
出典
クレンジングオイル
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:NPDC)
重量%
75.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
5.0
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX(HLB:7.0))
5.0
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
特徴
15.0
無色透明液状。安定性(室温・高温・サイクル)に優れる。
<処方例‑7>
剤型名
出典
クレンジングオイル(さっぱりタイプ)
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール(商品名:NPDIN)
2
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
3
調製法
15.0
5.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
5
75.0
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX(HLB:7.0))
4
重量%
5.0
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
微量
(1)成分1〜5を適当な容器に計量し、50℃まで加温する。
(2)均一に溶解させる。
(3)(2)を脱泡し、25℃まで冷却する。
<処方例‑8>
剤型名
出典
クレンジングオイル(手が濡れていても使えるクレンジングオイル)
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
90
重量%
1
ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール(商品名:NPDIN)
2
イソステアリン酸PEG−20グリセリル(商品名:エマレックスG
WIS120EX(HLB:7.0))
3
66.0
20.0
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
10.0
4
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
2.0
5
精製水
2.0
6
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
調製法
微量
(1)成分1〜3、6を適当な容器に計量し、50℃まで加温する。
(2)成分4、5を適当な容器に計量し、50℃まで加温する。
(3)(2)を(1)に加え、分散させる。(1000rpm、1min)
(4)(3)を脱泡し、25℃まで冷却する。
<処方例‑9>
剤型名
出典
クレンジングオイル(さっぱりタイプ−2)
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール(商品名:NPDIN)
2
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
3
重量%
67.5
15.0
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX(HLB:7.0))
4
5.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
5
5.0
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDC
S)
3.0
6
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.0
7
精製水
2.0
8
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
調製法
微量
(1)成分1〜4、8を適当な容器に計量し、50℃まで加温する。
(2)成分5〜7を適当な容器に計量し、50℃まで加温する。
(3)(2)を(1)に加え、分散させる。(1000rpm、1min)
(4)(3)を脱泡し、25℃まで冷却する。
<処方例‑10>
剤型名
出典
クレンジングオイル(しっとりタイプ)
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
91
成分名
1
ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール(商品名:NPDIN)
2
トリイソステアリン酸PEG−30グリセリル(商品名:エマレック
スGWIS330EX(HLB:10.0))
3
調製法
5.0
5.0
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセントISDA)
6
15.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスP
GIS23)
5
67.5
ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル(商品名:エマレックス
GWIS210EX(HLB:7.0))
4
重量%
トコフェロール(商品名:イーミックスD)
1.0
微量
(1)成分1〜6を適当な容器に計量し、50℃まで加温する。
(2)均一溶解させる。
(3)(2)を脱泡し、25℃まで冷却する。
<処方例‑11>
剤型名
出典
クレンジングオイル
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2007 年 3 月改訂
成分名
重量%
トリイソステアリン酸 PEG‑20 グリセリル(商品名:NIKKOL T
GI−20)
15.0
パルミチン酸エチルヘキシル(商品名:NIKKOL IOP)
10.0
エチルヘキサン酸セチル(商品名:NIKKOL CIO)
10.0
ミネラルオイル
64.6
フェノキシエタノール
調製法
特徴
0.4
各成分を秤量し、パドルミキサーで均一溶解する。
洗い流しタイプの低価格タイプ
<処方例‑12>
剤型名
出典
クレンジングオイル
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2007 年 3 月改訂
成分名
重量%
トリイソステアリン酸PEG−20グリセリル(商品名:NIKKO
L TGI−20)
15.0
パルミチン酸エチルヘキシル(商品名:NIKKOL IOP)
34.6
エチルヘキサン酸セチル(商品名:NIKKOL CIO)
10.0
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL TRIFAT S−
20.0
92
308)
デカメチルシクロペンタシロキサン
20.0
フェノキシエタノール
調製法
特徴
0.4
各成分を秤量し、パドルミキサーで均一溶解する。
洗い流しタイプのシリコーン配合タイプ
<処方例‑13>
剤型名
出典
クレンジングオイル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:OE‑26LB1)
成分名
A
重量%
ミネラルオイル(商品名:シルコールP70)
36.00
パルミチン酸オクチル(商品名:サラコスP−8)
20.00
ジカプリリルエーテル(商品名:コスマコールOE)
10.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
10.00
ジオレイン酸ポリグリセリル−10(商品名:サラコスPG−218)
14.00
セスキカプリン酸ポリグリセリル−2(商品名:サラコスDG−15
B
調製法
8)
6.00
精製水
4.00
Aを秤量し、加温し溶解させる。AにBを加え、攪拌を行う。適当な容器に充填
する。
特徴
濡れた手でも使用できるクレンジングオイルです。コスマコールOEを配合する
ことによりハードメイクも素早く落とすことが出来ます。
<処方例‑14>
剤型名
出典
A
クレンジングオイル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CL‑OE1‑P8)
成分名
重量%
ジオレイン酸ポリグリセリル−10(商品名:サラコスPG−218)
14.00
セスキカプリル酸ポリグリセリル−2(商品名:サラコスDG−15
8)
B
調製法
6.00
パルミチン酸エチルヘキシル(商品名:サラコスP−8)
46.00
ジカプリリルエーテル(商品名:CosmacolOE)
10.00
トリエチルヘキサノイン(商品名:T.I.O)
24.00
全量量り込めるビーカーにAを秤量し、次いでBを秤量する。その後、70〜8
0℃で溶解させ、攪拌混合し均一の溶液とする。攪拌したまま室温まで冷却し、
適当な容器に充填する。
特徴
クレンジング力の強い油剤(サラコスP−8、Cosmacol OE)を高配
93
合したクレンジングオイルです。濡れた手、顔でも使え、軽い力でメイク汚れを
落とします。
<処方例‑15>
剤型名 クレンジングオイル
出典
A
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CO‑10‑TU69)
成分名
重量%
ジオレイン酸ポリグリセリル−10(商品名:サラコスPG−218)
14.00
セスキカプリン酸ポリグリセリル−2(商品名:サラコスDG−158)
6.00
ミネラルオイル(商品名:モレスコホワイトP−70)
67.80
エチルヘキサン酸セチル(商品名:サラコス816T)
8.00
シリル化シリカ(商品名:VM2270)
2.00
(パルミチン酸/2‑エチルへキサン酸)デキストリン(商品名:レオパー
ルTT2)
2.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.10
調製法 Aを秤量し、室温で均一に分散させた後、加温し溶解させる。室温まで撹拌冷却し、
適当な容器に充填する。
特徴
手の平でのたれを押さえるためトロミを付与したクレンジングオイルです。
<処方例‑16>
剤型名
出典
クレンジングクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:NS‑CC‑1)
成分名
A
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
重量%
2.00
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:コスモール 4
3)
3.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
2.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
B
30.00
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール 525)
8.00
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:コスモール 222)
3.00
ミツロウ(商品名:ゴールデンブランド蜜蝋)
2.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.20
精製水
47.40
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
2.00
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.20
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
94
調製法
Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。BにAを加え、
乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充
填する。
特徴
レオパールKLを用いたクレンジングクリームです。メイクや肌の汚れを素早く
落せます。pH;8.4〜9.0[25℃]
<処方例‑17>
剤型名
出典
クレンジングクリーム
FRAGRANCE JOURNAL,2,89‑95(1994)
成分名
A
B
重量%
イソステアリン酸イソプロピル(商品名:IPIS)
2.0
モノイソステアリン酸プロピレングリコール
3.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル(15EO)
1.0
ポリオキシエチレン蜜蝋(8EO)
3.5
パラフィンワックス
2.0
流動パラフィン
48.0
ブチルパラベン
0.1
プロピレングリコール
3.0
メチルパラベン
0.1
精製水で
100.0
<処方例‑18>
剤型名
出典
クレンジングローション
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:C‑M‑1)
成分名
A
B
精製水
31.80
DPG(商品名:DPG−RF)
10.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
ジメチコンコポリオール(商品名:シリコーン L−7001C)
調製法
重量%
50.00
8.00
Aを秤量し、加温し溶解させ室温まで冷却する。Bを秤量し、溶解させる。Aに
Bを加え乳化を行う。適当な容器に充填する。
特徴
さっぱりとした使用感のクレンジング乳液です。メークアップ、皮膚の汚れをき
れいに取り去ります。
95
<処方例‑19>
剤型名
出典
クレンジングジェル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CJ‑1‑47)
成分名
A
重量%
オクチルドデセス−25(商品名:エマルゲン 2025G)
16.00
ラウレス−9(商品名:エマルゲン 109P)
4.00
ミネラルオイル(商品名:シルコール P−70)
10.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
20.00
トコフェロール(商品名:トコフェロール 80)
B
0.05
精製水
19.80
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
30.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
調製法
0.15
Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。AにBを加え、
撹拌を行い均一なゲル状とする。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
透明タイプの油性クレンジングジェルです。メイクや肌の汚れを素早く落しま
す。水又は、ぬるま湯でさっぱりと洗い流せます。pH;4.0〜5.0[25℃]
<処方例‑20>
剤型名
出典
クレンジングジェル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:YB‑1‑178)
成分名
A
B
重量%
精製水
34.89
カラギーナン(商品名:カラギーナン)
1.00
ポリソルベート80(商品名:レオドールスーパー TW−O120)
5.00
PEG/PPG−300/55コポリマー(商品名:プルロニック
C
調製法
F−108)
1.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
8.00
エトキシジグリコール(商品名:エチルカルビトール)
28.00
メチルグルセス−10(商品名:グルカム E−10)
20.00
BHT(商品名:ジブチルヒドロキシトルエン)
0.01
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
ジメチコンコポリオール(商品名:シリコーン FZ−2162)
2.00
Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを加え、加温し均一に溶解させる。(A+B)
にCを加え、撹拌を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
水溶性のクレンジングジェルです。さっぱりとした使用感にもかかわらず、メー
クアップ、皮膚の汚れをきれいに取り去ります。
96
<処方例‑21>
剤型名
出典
クレンジングジェル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CJ‑A‑2)
成分名
A
重量%
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパー TW−S120)
5.00
ラウラミドDEA(商品名:アミノーン L−02)
5.00
ジメチコンコポリオール(商品名:シリコーン FZ−2161)
3.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
B
C
調製法
15.00
DPG(商品名:DPG−RF)
4.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
精製水
44.40
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー 104 (2%水溶液))
20.00
精製水
3.00
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.40
Aを秤量し、加温し溶解させる。AにBを加え、均一に分散させる。(A+B)
にCを加え、撹拌を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
水溶性透明タイプのクレンジングジェルです。さっぱりとした使用感にもかかわ
らず、メークアップ、皮膚の汚れをきれいに取り去ります。
<処方例‑22>
剤型名
出典
クレンジングジェル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CG‑C‑10)
成分名
A
オクチルドデセス−25(商品名:エマルゲン 2025G)
ラウレス−9(商品名:エマルゲン 109P)
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
イソノナン酸イソノニル(商品名:サラコス 99)
メチルグルセス−10(商品名:グルカム E−10)
B
調製法
重量%
18.00
2.00
56.00
4.00
11.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
精製水
8.80
Aを秤量し、加温し溶解させる。AにBを加え、ゲルを生成させる。室温まで撹
拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
イソノナン酸イソノニル(サラコス99)を配合した油性クレンジングジェルで
す。ロングラスティングのシリコン系メークもきれいに取り去ります。
97
<処方例‑23>
剤型名
出典
A
クレンジングオイルジェル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:COG‑8TG)
成分名
重量%
ジオレイン酸ポリグリセリル−10(商品名:サラコスPG−218)
14.00
セスキカプリル酸ポリグリセリル−2(商品名:サラコスDG−15
8)
B
C
6.00
エチルヘキサン酸セチル(商品名:サラコス816T)
50.80
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
10.00
ジカプリリルエーテル(商品名:CosmacolOE)
10.00
マカデミアナッツ油(商品名:精製マカデミア油)
1.00
グリチルレチン酸ステアリル(商品名:シーオー・グレチノール)
0.10
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.05
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.05
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル(商品名:ノムコートHK
−G)
5.00
(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン(商品名:レオバールT
T2)
調製法
3.00
全量量り込めるビーカーにAおよびBを秤量し、次いでCを秤量し、(パルミチ
ン酸/オクタン酸)デキストリンを良く分散させる。その後、90℃以上数分間
加温し、攪拌混合し均一の溶液とする。攪拌したまま25℃まで冷却し、脱泡後、
適当な容器に充填する。
特徴
白色味がかったクレンジングオイルジェルです。濡れた手、顔でも使え、軽い力
でメイクになじみメイク汚れを落とします。
(4)近年の報告
◆飽和炭化水素油である、水添ジデセン(商品名:NIKKOL シンセラン2)、オレフ
ィンオリゴマー(商品名:NIKKOL シンセラン4SP)は、無色透明の軽く、さっぱ
りとした感触で、酸化や熱に対して安定で、他の油性成分との相溶性に優れ、容易に乳化
することができる。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 11 月)
◆「Neosolue DE」(商品名)(表示名称:ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジ
オール)は、どんな油性原料でも溶解させる相溶性の高い油剤であり、クレンジングオイ
ルなどに用いられている。特に難溶性シリコーンの溶解性に優れている。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Neosolue MP」(商品名)(表示名称:ジネオペンタン酸メチルペンタンジオ
ール)は、どんな油性原料でも溶解させる相溶性の高い油剤であり、クレンジングオイル
などに用いられている。特に難溶性UV吸収剤の溶解性に優れている。(㈱マツモト交商・
98
原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆野性ヤマイモの根抽出物である「アクチゲンY」(商品名)(表示名称:ヘキシルデカノ
ール、ディオスコレアビロサ根エキス INCI:HEXYLDECANOL、Dioscorea villosa)は、ロ
ーションや洗浄用化粧料の他、保湿用化粧料、クレンジング剤、シャドー及び敏感肌用・
炎症性肌用化粧料等に使用できる。
(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆野性ヤマイモの根抽出物である「アクチフィトY」(商品名)(表示名称:BG、水、ディ
オスコレアビロサ根エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む) (INCI:Butylene Glycol、
Water、Dioscorea villosa、Root Extract)は、ローションや洗浄用化粧料の他、保湿用
化粧料、クレンジング剤、シャドー及び敏感肌用・炎症性肌用化粧料等に使用できる。(山
川貿易㈱・原料カタログ)
◆メークを落とすことに適したオイルをブレンドした「パーフェクトブレンドオイル」は、
マスカラなどの落ち難いメークも簡単に落とせる。「メドウフォーム油」は、肌の毛穴に詰
まった角栓を溶かす働きがある。洗い流す際にナノサイズまでにオイルを分散させる「ナ
ノサイズクレンジング」は、すっきりとメークが落ちるほか、少量の水であれば、オイル
の中に水を閉じ込める働きがあるため、濡れた手でも使用できる。(㈱ファンケル・プレス
リリース,2008 年 12 月 1 日)
◆「NIKKOL TGI−20」(商品名)(表示名称:トリイソステアリン酸PEG−2
0グリセリル)は自己乳化油用の乳化剤で、広範囲の油性原料に対する乳化性能が優れて
いる。液状でにおいが少なく、植物起源の脂肪酸、グリセリンを使用している。(日光ケミ
カルズ㈱・原料カタログ,2007 年 3 月改訂)
◆「NPDIN」(商品名)(INCI:Neopentyl
Glycol
Diiso
nonanoate)は、イソノナン酸とベオペンチルグリコールからなるジエステルで
ある。加熱による安定性が高く、高いクレンジング力を有する。顔料分散性に優れた無色
透明の液状エステル。なめらかな使用感、優れた酸化安定性、様々な油剤と溶解しやすい
という特徴がある。無味・無臭。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,,2007 年 5 月 16
日,2009 年 3 月 3 日)
◆「ミクロネクトン」(商品名)、「ミクロネクトンR」(商品名)(表示名称:タナクラクレ
イ)は平均細孔半径500Åの多孔質の物質のため、皮膚表面の垢や汚れなどの不純物を
吸着し、水洗いするだけで滑らかな美肌作用がある。それ以外にも各種ミネラル成分をバ
ランス良く含有しており、しっとり感を出す作用がある。更に、酸化鉄および微量の硫黄
の働きにより消炎作用がある。タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚表面で角質タンパ
ク、特にシステインと反応し、徐々に硫化水素やポリチオン酸、特にペンタチオン酸とな
って抗菌性を現す。それ以外にも、タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚角化に関係が
あるSH‑基をS・Sに変えることによって、角質軟化作用を呈する。また、緩和な還元作
用を呈する。
(美白作用)
(大日本化成㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆顔料分散性に優れた無色透明の液状エステル。なめらかな使用感、優れた酸化安定性、
様々な油剤と溶解しやすいという特徴がある。無味・無臭。(高級アルコール工業㈱・原料
99
カタログ,2009 年 3 月 3 日)
100
2.マニュキュアまたはペディキュア剤
IPC:A61Q3/02
Fターム:4C083CC28
2.1 ネイルエナメル
爪被覆剤は、爪に塗布する事によって爪を保護し、また艶や色合いによって華やかな印
象を与える事を目的としている。
(1)主要成分
被膜形成成分と揮発成分とからなり、被膜形成成分には被膜形成剤、定着剤樹脂、可塑
剤、色材及び沈殿防止剤など、揮発成分には、真溶剤、助溶剤および希釈剤が夫々適宜配
合される。
<被膜成分>
被膜形成剤:ニトロセルロース。
定着剤樹脂:アクリル樹脂、アルキッド樹脂、スルホンアミド樹脂、エポキシ樹脂、アク
リル酸アルキルコポリマー、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体。
可塑剤:カンファー、フタル酸エステル、クエン酸エステル、アジピン酸エステル、安息
香酸スクロース。
色材:無機顔料、有機顔料、魚鱗箔、アルミニウム末、合成箔、染料。
沈殿防止剤:有機変性粘土鉱物。
<揮発成分>
真溶剤:酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、乳酸エチル、ジアセトンアルコール。
助溶剤:エタノール、イソプロパノール、ブタノール、酢酸エトキシエチル。
希釈剤:トルエン、キシレン。
(2)剤型又は製剤
爪被覆剤にはネイルエナメル、ベースコート、トップコートがあり、剤型としては溶剤
タイプと水性タイプに分けられる。溶剤タイプは塗膜の光沢、傷のつきにくさ、経日にお
ける剥がれなどの点においては、優れているが、低沸点の有機溶剤を多量に用いるため引
火性、溶剤臭等の問題があり、さらには、長期の使用により、爪が変色したり、割れると
いった影響を及ぼすこともある。水性タイプは、爪の黄変防止に優れた剤型であるが、塗
膜強度が溶剤タイプに比べて弱く、剥がれといった点がある。
①溶剤タイプ
溶剤タイプは、揮発成分に皮膜成分を均質に分散させたタイプである。
②水性タイプ
水性タイプは、ニトロセルロースを使用せず、被膜成分としてアクリル系ポリマーエマ
101
ルジョン、酢酸ビニル系ポリマーエマルジョンなどの水溶性の被膜剤あるいは水系エマル
ション樹脂が配合される。
(3)近年の報告
◆「SBG−HA」(商品名)(表示名称:グリセリン,セレブロシド ,スクワラン,ペンチ
レングリコール,ヒアルロン酸Na)は、保湿・エモリエント&バリアー機能改善&皮膚柔
軟化に効果を示し、乳液・クリーム、エッセンス、ファンデーション等に配合できる。化
粧品用途としては、スキンケア製品、爪ケア製品、入浴剤、シャンプー、リンス、トリー
トメントなど。(山川貿易㈱・原料カタログ,2010 年 3 月 29 日)
102
IPC:A61Q3/04
Fターム:4C083CC29
2.2 除光液(リムーバー)
爪被覆剤の皮膜を溶解して除去する目的で使用される。
(1)主要成分
<溶剤>
アセトン、酢酸ブチル、炭酸プロピレン、乳酸エステル、メチルエチルケトン、酢酸エチ
ル、プロピレンカーボネート、ジアセトンアルコール、アセトニトリル、酢酸プロピル、
酢酸イソプロピル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル。
<油性成分>
流動パラフィン、ラノリン、イソステアリルアルコール、トリー2−エチルヘキサン酸グ
リセリル、スクワラン、ジメチルポリシロキサン、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒマシ油、ホホバ油、オリーブ油。
<その他の成分>
精製水、プロピレングリコール、グリセリン、1,3‑ブチレングリコール、カルボキシビニ
ルポリマー、メチルセルロース、エデト酸塩、酸化防止剤。
(2)剤型又は製剤
除光液(リムーバー)には①液状タイプ、②乳化タイプがある。
①液状タイプ
液状タイプは、溶剤を主成分とし、爪保護の為に油脂やその他の成分が配合される。使
用時に爪に塗布しやすくする為に増粘されたタイプもある。
②乳化タイプ
乳化タイプは、溶剤に油性成分、水性成分が配合される。液状タイプよりも爪保護成分が
多く配合され、また粘性もある為、塗布しやすい。
103
3.毛髪手入れ用製剤
IPC:A61Q5/02
Fターム:4C083CC38
3.1 シャンプー
シャンプーは、毛髪及び頭皮を洗浄して清浄にすることを主たる目的とする。すなわち、
毛髪や頭皮に付着したゴミ、埃、あるいは脂分、フケ等を除去するために用いられる。シ
ャンプーは主に液状であるが、他にドライシャンプーもある。又、毛髪・頭皮を清浄にす
る目的のほかにトリートメント性、カラーリング性、フレグランス性、デオドラント性、
清涼性などの機能を付加、あるいは特徴付けたものもある。
(1)主要成分
<洗浄剤>
・陰イオン性界面活性剤:アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エ
ステル塩、α‑オレフィンスルホン酸塩、モノアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシエチ
レンモノアルキルリン酸エステル塩、N‑アシル‑N‑メチルタウリン塩、N‑アシルサルコ
シン塩、N‑アシル‑N‑グルタミン酸塩、N‑アシル‑N‑メチル‑β‑アラニン塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸
塩など。
・両イオン性界面活性剤:カルボキシベタイン型界面活性剤(アルキルジメチルアミノ酢
酸ベタイン、高級脂肪酸ジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、高級脂肪酸アミドプロピルアミノ酢酸ベタイン)、イミダゾリン型両
イオン性界面活性剤(2‑アルキル‑N‑カルボキシメチル‑N
‑ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニウムベタイン)、アルキルベタイン型両イオン性界面活性剤、アルキルアミドベタイン型
両イオン性界面活性剤、アルキルスルホベタイン型両イオン性界面活性剤など。
・非イオン性界面活性剤:高級脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステル、高級
アルコールEO付加物、高級脂肪酸EO付加物、及びアミンオキサイドなど。
<コンディショニング剤>
・陽イオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチ
ルアンモニウム等の第四級アンモニウム塩。
・カチオン化ポリマー:カチオン化セルロース、カチオン化グアガム、第四級窒素含有コ
ラーゲン蛋白加水分解物、第四級窒素含有デキストラン、第四級窒素含有ケラチン蛋白加
水分解物
・その他:ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重合体、ポリアクリル酸アミド、
ポリアクリル酸ナトリウム等のアニオン性高分子。ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合
体、ビニルピロリドン・スチレン共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸アミ
104
ドなどのノニオン性高分子。ポリエーテル変性シリコーン、高重合シリコーンなどの油剤。
カラヤガム、クインシードガム、グアガムなどのガム質。動物性あるいは植物性蛋白質及
びその加水分解物。アシル化ペプチドなど。
<その他成分>
・ふけ取り剤、殺菌剤、増泡剤、ハイドロトープ剤、キレート剤、pH調整剤、紫外線吸
収剤、香料、冷感・清涼剤等。
(2)剤型又は製剤
洗浄剤と増泡剤、コンディショニング剤などからなり、コンディショニング、トリートメ
ント、ふけ防止、染毛、デオドラント、頭皮ケアなどの目的に応じた成分が適宜配合され
る。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
シャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HR‑ISK‑1)
成分名
A
精製水
66.40
ラウリル硫酸TEA、水(商品名:エマール TD)
22.00
ココイルグルタミン酸K(商品名:アミソフト CK−11(F))
ラウラミドプロピルベタイン、水、塩化 Na
(商品名:アンホレックス L
B−2)
コカミドDEA(商品名:アミゾール CDE)
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(商品名:ジャガー
C−13S)
PCA、乳酸Na、ソルビトール、加水分解コラーゲン、プロリン、水、
水酸化Na(商品名:プロデュウ 200)
B
調製法
重量%
2.00
4.00
3.00
0.10
2.00
加水分解コラーゲン(商品名:HCP M−15)
0.20
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
香料
0.10
Aを秤量し、加温し溶解させる。低温でBを加え、撹拌する。室温まで撹拌冷却
し、適当な容器に充填する。
特徴
カチオン化グアーガム(ジャガー C−13S)、加水分解コラーゲン(HCP M
−15)を配合したシャンプーです。pH;5.4〜6.0[25℃]
105
<処方例‑2>
剤型名
出典
シャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HS‑SB‑1)
成分名
A
精製水
重量%
43.85
ラウラミドDEA(商品名:アミノーン L−02)
3.00
ポリクオタニウム−7、メチルパラベン、プロピルパラベン、水(商品
B
名:リポフロー MN)
1.00
ポリクオタニウム−10(商品名:ポリマー JR−400)
0.20
PPG−10メチルグルコース(商品名:グルカム P−10)
5.00
ヒドロキシプロピルセルロース(商品名:HPC H)
1.00
加水分解コラーゲン(商品名:HCP M−15)
0.50
EDTA−2Na(商品名:クレワット N)
0.05
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
カリ石ケン素地、グリセリン、水(商品名:HGR−30K)
香料
調製法
45.00
0.20
Aを秤量し、加温し溶解させる。低温でBを加え、撹拌を行う。室温まで撹拌冷
却し、適当な容器に充填する。
特徴
洗浄剤成分が脂肪酸石鹸のシャンプーです。脂肪酸石鹸液(HGR−30K)を
使用し、製造方法は容易です。
<処方例‑3>
剤型名
出典
シャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:M‑S‑1)
成分名
A
精製水
重量%
47.10
ラウロイルメチルアラニンNa、水(商品名:エナジコール L−3
0AN)
8.00
ココイルメチルタウリンNa、水、塩化Na(商品名:アンホレック
ス AM−1)
5.00
ラウラミドプロピルベタイン、水(商品名:アンヒトール 20AB)
30.00
パーム核脂肪酸アミドDEA(商品名:アミノーン PK−02S)
3.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
3.00
ジオレイン酸PEG−120メチルグルコース(商品名:グルカメー
ト DOE−120)
1.00
ジステアリン酸グリコール(商品名:エマノーン 3201M)
1.50
クエン酸
0.10
106
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
B
調製法
0.20
カルボキシメチルキチン、メチルパラベン、エタノール、水(商品名:
キチンリキッド)
0.50
褐藻エキス、BG(商品名:ファルコレックス ヒバマタ)
0.20
銅クロロフィンNa、水(商品名:ミドリゲン粉末 (0.5%水溶液))
0.30
香料
0.10
Aを秤量し、加温し溶解させる。低温でBを加え、撹拌する。室温まで撹拌冷却
し、適当な容器に充填する。
特徴
褐藻エキス(ファルコレックス ヒバマタ)を配合したタラソテラピーシャンプ
ーです。さっぱりとした洗い上がりにかかわらず、しっとり感が得られます。
<処方例‑4>
剤型名
出典
コンディショニングシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HR‑S‑1)
成分名
A
精製水
重量%
33.05
ラウロイルメチルアラニンNa、水(商品名:エナジコール L−3
0AN)
6.00
ラウレス硫酸Na、水、EDTA−3Na(商品名:エマール E−
27C)
2.00
ラウラミドプロピルベタイン、水、塩化Na(商品名:アンホレック
ス LB−2)
30.00
パーム核脂肪酸アミドDEA(商品名:アミノーン PK−02S)
2.50
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
4.00
PCA−Na、水(商品名:PCAソーダ)
2.00
EDTA−2Na(商品名:クレワット N)
0.05
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
B
乳酸、水(商品名:乳酸 (17.7%水溶液))
適量
C
キトサンPCA、水(商品名:カイトマー PC (1%水溶液))
香料
調製法
20.00
0.20
Aを秤量し、加温し溶解させ、室温まで冷却する。Bを加えpH調整を行う。p
H調整後、Cを加え、さらに撹拌を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充
填する。
特徴
キトサンPCA(カイトマーPC)を配合したシャンプーです。トリートメント
効果が高く、しっとりとした髪に仕上げます。pH;5.3〜6.3[25℃]
107
<処方例‑5>
剤型名
出典
コンディショニングシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HR‑IHS‑1)
成分名
A
重量%
ラウレス硫酸Na、水(商品名:エマール 20C)
27.00
ラウリル硫酸TEA、水(商品名:エマール TD)
9.00
コカミドプロピルベタイン、水(商品名:ソフタゾリン CPB)
8.00
コカミドDEA(商品名:アミゾール CDE)
4.00
PEG−40水添ヒマシ油(商品名:エマノーン CH−40)
2.50
ジステアリン酸PEG−150(商品名:エマレックス 6300d
i−ST)
1.00
ポリクオタニウム−10(商品名:ポリマー JR−400)
0.15
馬油(商品名:精製馬油)
1.00
PCA−Na、乳酸Na、ソルビトール、加水分解コラーゲン、プロ
リン、水(商品名:プロデュウ 100)
1.00
クエン酸
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
B
精製水
C
香料
調製法
46.05
0.10
Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを加え、撹拌を行う。低温でCを加え、撹拌
する。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
馬油を配合したシャンプーです。しっとり、艶やかな髪に仕上げます。pH;6.0
〜7.0[25℃]
<処方例‑6>
剤型名
出典
コンディショニングシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:RS‑1‑30)
成分名
A
精製水
重量%
52.30
ラウロイルメチルアラニンNa、水(商品名:エナジコール L−3
0AN)
30.00
トリデセス−3酢酸Na(商品名:ビューライト ECA)
5.00
ラウラミドDEA(商品名:アミゾール LDE)
3.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
3.00
セテアレス−60ミリスチルグリコール(商品名:エルファコス GT
−282S)
3.00
108
ラウレス−2、ラウレス−20、ポリクオタニウム−10、メチルパ
ラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール、
イソプロパノール、ジメチコン、水(商品名:DN−シリコンエマル
B
調製法
ジョン10万)
3.00
クエン酸
0.30
EDTA−2Na(商品名:クレワット N)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
香料
0.20
Aを秤量し、加温し溶解させる。低温でBを加え、撹拌を行う。室温まで撹拌冷
却し、適当な容器に充填する。
特徴
高分子シリコーンエマルジョン(DN−シリコンエマルジョン 10万)を配合
したコンデショニングシャンプーです。さらさらした髪に仕上げます。pH;6.0
〜7.0[25℃]
<処方例‑7>
剤型名
出典
水のいらないシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:NW‑HC‑1)
成分名
A
調製法
特徴
重量%
精製水
49.70
エタノール
40.00
ココイルグルタミン酸TEA、水(商品名:アミソフト CT−12S)
4.00
ジメチコンコポリオール(商品名:シリコーン L−7001C)
2.00
PG(商品名:プロピレングリコール)
4.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
香料
0.20
Aを秤量し、溶解させる。適当な容器に充填する。
洗い流さない、ふき取りタイプのシャンプーです。髪に塗布し、タオル等でふき
取るだけで、毛髪の汚れを取り去ります。
<処方例‑8>
剤型名
出典
シャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:DCS‑26OUE)
成分名
A
重量%
精製水
21.00
ココイルグルタミン酸TEA、水(商品名:アミソフトCT−12S)
25.00
ラウラミドプロピルベタイン、水(商品名:アンヒトール20AB)
15.00
ラウロイルメチルアラニンNa、水(商品名:エナジコールL−30
5.00
109
AN)
コカミドメチルMEA、グリセリン(商品名:アミノーンC−11S)
4.00
ポリクオタニウム−10、水(商品名:ポリマー JR−400(2パ
ーセント)soln.)
10.00
セテアレス−60ミリスチルグリコール(商品名:エルファコスGT
−282S)
1.00
PCAイソステアリン酸PEG−60水添ヒマシ油(商品名:ピロテ
ルCPI−60)
0.50
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
4.00
グルコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
ナーレ)
2.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
安息香酸Na(商品名:安息香酸ナトリウム)
0.20
クエン酸
0.10
B
ポリクオタニウム−64(商品名:リピジュアC)
2.00
C
ココイルグルタミン酸TEA、ジステアリン酸グリコール、コカミド
DEA、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、
クエン酸、水(商品名:DN−PコンクAP−FP)
調製法
10.00
Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、溶解させる。BにAを加え、攪拌
を行う。C、Dを加え、撹拌し、適当な容器に充填する。
特徴
アミノ酸系の洗浄成分を主体としたヘアシャンプーです。髪の補修成分として、
トルナーレ及びリピジュアC(生体類似成分)を配合しています。
<処方例‑9>
剤型名
出典
シャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SP‑BRT‑3)
成分名
A
重量%
ラウレス硫酸 Na、水(商品名:エマール20C)
30.00
ラウラミドプロピルベタイン、水(商品名:アンヒトール20AB)
24.00
ラウロイルメチルアラニンNa、水(商品名:エナジコールL−30
AN)
12.00
ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド(商品名:アミノーンC−
11S)
2.00
精製水
15.25
グリセリン(商品名:グリセリン)
4.00
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
ナーレ)
1.00
110
メチルパラベン
0.30
クエン酸
0.10
EDTA−2Na(商品名:クレワットN)
0.05
ジステアリン酸グリコール(商品名:エマノーン3201M)
2.00
セテアレス−60ミリスチルグリコール(商品名:エルファコスGT
B
−282S)
1.00
PEG−40水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−40)
2.00
ペンタエルカ酸スクロース(商品名:サーフホープエスイー COS
ME C−2102)
C
0.30
PEG−32、ポリクオタニウム−52、水(商品名:ソフケアKG
−301W)
D
3.00
イソプロパノール、エチルパラベン、ジメチコン、フェノキシエタノ
ール、プロピルパラベン、ポリクオタニウム−10、メチルパラベン、
ラウレス−2、ラウレス−20、水(商品名:DNシリコンエマルジ
ョン10万)
調製法
3.00
Aを秤量して加温し、溶解させる。Bを秤量して加温し、溶解させる。AにBを
加え、均一にする。A+BにCを加え、均一にする。低温でA+B+CにDを加
え、均一にする。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
主たる洗浄剤にラウレス硫酸 Na を使用したパール状シャンプーです。ソフケア
KG−301により良質な泡とトリートメント効果が期待できます。
<処方例‑10>
剤型名
出典
コンディショニングシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SP‑WHS‑3)
成分名
A
精製水
重量%
10.00
水、ジステアリン酸ポリグリセリル−3、ステアリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ポリソルベート60、グアーヒドロキシプロピル
トリモニウムクロリド、小麦粉脂質、水添アボカド油(商品名:HA
IRSPHERE AG)
B
2.00
ラウリル硫酸Na(商品名:エマール 2Fペースト)
26.50
ココアンホ酢酸Na(商品名:アンヒトール 20YB)
5.00
デシルグルコシド(商品名:マイドール 10)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
ポリクオタニウム−10(商品名:ポリマー JR−400)
0.20
塩化Na(商品名:塩化ナトリウム)
1.20
クエン酸
0.50
111
精製水
C
43.30
ラウレス硫酸Na、水、ジステアリン酸グリコール、コカミドMEA、
メチルパラベン、プロピルパラベン、デヒドロ酢酸Na、クエン酸(商
品名:DN−P コンク A)
調製法
6.00
Aを秤量し、撹拌分散させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。低温でBにA、
Cを加え、撹拌を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
毛髪への吸着性に優れたヘアスフェア AGを配合したシャンプーです。トリー
トメント効果の持続性が高く、ダメージ毛の修復に適しています。
<処方例‑11>
剤型名
出典
コンディショニングシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:PS‑FN‑3)
成分名
A
精製水
重量%
39.20
ラウロイルメチルアラニンNa、水(商品名:エナジコール L−30
AN)
20.00
ラウロイルサルコシンNa、水(商品名:ソイポン SLE)
5.00
ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、水(商品名:ソフタゾリ
ン LSB−R)
5.00
ラウリルグリコールヒドロキシプロピルエーテル(商品名:ビスコセ
ーフ LPE)
1.00
ラウリルグルコシド、エタノール、水(商品名:マイドール 12)
4.00
グリセリン(商品名:グリセリン)
2.00
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
ナーレ)
1.00
セテアレス−60ミリスチルグリコール(商品名:エルファコス G
T−282S)
2.00
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、水(商品名:ジャ
がー C−13S 1パーセント水溶液)
B
調製法
メチルパラベン(商品名:メチルパラベン)
0.20
安息香酸 Na(商品名:安息香酸Na)
0.20
クエン酸
0.30
ポリクオタニウム‑64(商品名:リピジュア C)
0.10
Aを秤量し、加温・攪拌を行い、均一に溶解させる。均一溶解後、冷却し、低温
でBを添加する。室温まで冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
20.00
なめらかな洗いあがりのアミノ酸系リンスインシャンプーです。
112
<処方例‑12>
剤型名
出典
シャンプー
日光ケミカルズ㈱・技術資料,2009 年 7 月
成分名
A
B
コカミドプロピルベタイン、水(商品名:NIKKOL AM−31
30N)
10.0
ラウレス硫酸Na、水
20.0
ラウレス硫酸TEA、水
10.0
コカミドDEA
3.0
パール光沢付与剤
2.0
ポリクオタニウム−10、塩化Na、水(1.5%水溶液)
10.0
ブチレングリコール
3.0
クエン酸(10%水溶液)
1.5
EDTA−2Na
0.1
防腐剤
適量
水で全量
調製法
重量%
100.0
A、Bをそれぞれ計量し、80℃に加温する。パドルミキサーでAを撹拌しなが
ら、Bを少量ずつ加える。Bを全量添加したら、室温になるまで撹拌を続け、調
製を終了する。
<処方例‑13>
剤型名
出典
シャンプー
日光ケミカルズ㈱・技術資料,2009 年 7 月
成分名
A
重量%
ココイルメチルタウリンNa、水(商品名:NIKKOL CMT−
30)
25.0
ラウロイルメチルタウリンNa、水(商品名:NIKKOL アラニ
B
ネート LN−30)
15.0
ラウリルベタイン、水(商品名:NIKKOL AM−301)
20.0
ラウラミドDEA
5.0
NIKKOL HCO−60
1.0
パール光沢付与剤
2.0
ポリクオタニウム−10、塩化Na、水(1.5%水溶液)
10.0
ブチレングリコール
3.0
クエン酸(10%水溶液)
0.4
EDTA−2Na
0.1
防腐剤
適量
113
水で全量
調製法
100.0
A、Bをそれぞれ計量し、80℃に加温する。パドルミキサーでAを撹拌しなが
ら、Bを少量ずつ加える。Bを全量添加したら、室温になるまで撹拌を続け、調
製を終了する。
<処方例‑14>
剤型名
出典
シャンプー
日光ケミカルズ㈱・技術資料,2009 年 7 月
成分名
A
B
ココイルサルコシンNa、水(商品名:NIKKOL サルコシネー
ト CN−30)
10.0
ラウリルベタイン、水(商品名:NIKKOL AM−301)
10.0
ヤシ油脂肪酸K、ミリスチン酸K、水
30.0
ラウレス硫酸Na、水
20.0
コカミドDEA
3.0
セテアレス−60ミリスチルグリコール
2.0
パール光沢付与剤
2.0
ポリクオタニウム−10、塩化Na、水(1.5%水溶液)
10.0
ブチレングリコール
3.0
EDTA−2Na
0.1
防腐剤
適量
水で全量
調製法
重量%
100.0
A、Bをそれぞれ計量し、80℃に加温する。パドルミキサーでAを撹拌しながら、
Bを少量ずつ加える。Bを全量添加したら、室温になるまで撹拌を続け、調製を
終了する。
(4)近年の報告
◆18−MEA、コレステロールのカプセル化物(商品名:NanoRepair‑C)は
毛髪内部に浸透し補修し、毛髪保水性が向上する。(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9
月 1 日)
◆「Hydrovance」(商品名)(表示名称:ヒドロキシエチルウレア、水)は痛ん
で弱くなった髪を補修し、健康的な髪へよみがえらせるだけでなく、ブラッシング等の外
適応力から毛髪を守る。髪にうるおいを与え、保水性が向上する。(㈱マツモト交商・技術
資料,2009 年 9 月 1 日)
◆オリーブオイルはビタミンやポリフェノール、必須脂肪酸を豊富に含み、またヒトの皮
脂の脂肪酸と構成が非常に近い。「オリベム1000」(商品名)(表示名称:オリーブ脂肪
酸セテアリル、オリーブ脂肪酸ソルビタン)は乳化処方中で液晶構造を作り、ダメージを
114
受けた部分のキューティクルに入り込み補修する。「オリベム460」(商品名)(表示名
称:オリーブ油PEG−7
カルボン酸Na)、「オリベム300」(商品名)(表示名称:
オリーブ油PEG−7エステル)はシャンプーに配合することで洗浄しながら毛髪のダメ
ージを抑えつつ毛髪表面をコートすることでアミノ酸等の水溶性成分の流出を防ぐことが
期待できる。また毛髪のキューティクルを健全に保つ。(㈱マツモト交商・技術資料,2009
年 9 月 1 日)
◆「マンゴーオイル203」(商品名)(表示名称:マンゴー種子油、クエン酸)は毛髪に
対し伸びが良く良好な感触を付与し、ドライ時のくし通り、ツヤ付与に効果がある。(㈱マ
ツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「サンフラワーセラミド」(商品名)(表示名称:オクチルドデカノール、水添ココグリ
セリル、ヒマワリ種子エキス)は毛髪に対し、修復効果、コンディショニング効果、パー
マに対する保護効果、頭皮乾燥に対する保護作用、カラー後の色落ち防止効果を有する。
(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「TEGO
Cosmo
C10」(商品名)(表示名称:クレアチン)はダメージ毛を
改善し、毛髪の強度向上、弾力性改善、パーマ・カラーからのダメージを修復保護する。
(㈱
マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆セラミドはキューティクルの剥がれを改善しダメージ保護効果を有する。セラミド2は
損傷毛の修復、セラミド6Ⅱ(表示名称)(商品名:Ceramide
きと光沢付与、セラミド3(表示名称)(商品名:Ceramide
Ⅵ)は毛髪への輝
Ⅲ、ⅢB)は毛髪強
度の改善とキューティクルのめくれ改善、滑らかな指通りが実現できる。(㈱マツモト交
商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆加水分解コムギタンパク質(商品名:HYDROTRITICUMシリーズ)は毛髪へ
の吸着、浸透性に優れ、キューティクルの復元、毛髪強度の改善補強、光沢、潤滑性を付
与する。(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「Neosolue‑Aqulio」(商品名)(表示名称:シクロヘキサン−1,4−ジ
カルボン酸ビスエトキシジグリコール)は毛髪への有効成分の浸透を促進し、ダメージを
改善する。シリコーンのようなサラサラ感も付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2010 年 4 月 1 日)
◆「ハニーテイン」(商品名)(表示名称:加水分解ハチミツタンパク)はキューティクル
の剥離を防止し、毛髪のダメージを改善する。ヘアカラー、パーマから毛髪を保護する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「モイストコートPX」(商品名)(表示名称:キトサンヒドロキシプロピルトリモニウ
ムクロリド)はダメージが進む毛髪に選択的に吸着するダメージセンサー機能をもち、紫
外線照射及び洗浄による染色毛の退色防止作用、感触の改善、フケ原因菌に対する抗菌作
用を有する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「NIKKOL
エステパール
酸グリコール)、「NIKKOL
10V、15V」(商品名)(表示名称:ジステアリン
エステパール
115
30」(商品名)(表示名称:ジステアリ
ン酸PEG−3)は液体シャンプー用光沢付与剤(パール剤)で、粘度および起泡力にほ
とんど影響を与えることなく、美しく安定なパール光沢を得ることができる。(日光ケミカ
ルズ㈱・原料カタログ,2009 年 4 月改訂版)
◆カッシアベータグルカンはインド産のマメ科の植物(Cassia angustifo
lia Vahl )の種子から抽出精製して得られる、高分子(分子量約17万ダルトン)
の複合多糖類を、濃縮安定化したコロイド状の水溶液。本品含有のガラクトマンナンは、
D−ガラクトース及びD−マンノースが分子量比 1.5:3.5 でグリコシド結合している、水
溶性多糖類。この鎖状構造ならびに保水機能は、ヒアルロン酸と同等と考えられる。(山川
貿易㈱・原料カタログ)
◆「リポフラクチルPM LS 9323」(商品名)(表示名称:リンゴ種子油、その他成
分(防腐剤・調整剤等)を含む) リンゴ種子油は豊富にトリグリセライドを含み、リノール
酸などの必須脂肪酸を多く含む。リンゴ種子油は、スキンケアにおいて、外部ストレスや
加齢に伴う乾燥からの保護・改善効果、エモリエント効果、肌色改善、細胞間マトリック
スの修復という特性を有する。また、ヘアケアにおいては、毛髪の官能特性、くし通りの
改善効果という特性を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 6 月 20 日)
◆ラウレス−2、ラウレス−20、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、
ポリクオタニウム−10、フェノキシエタノール、イソプロパノール、ジメチコン、水の
混合物である高分子シリコンエマルジョン(商品名:DN−シリコンエマルジョン(10
万))は、シャンプー、コンディショナー及びトリートメント等に配合し、毛髪のすべり性
やまとまり性を付与する。高重合シリコンをエマルション化することで、低温でも容易に
製剤へ配合することが可能となった。また、高重合シリコンとカチオン化セルロースの組
み合せにより、エマルションの安定性と製剤中での安定化が得られると共に、毛髪へ優れ
た付着性が得られる。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆「SBG−HA」(商品名)(表示名称:グリセリン,セレブロシド ,スクワラン,ペンチ
レングリコール,ヒアルロン酸Na)は、保湿・エモリエント&バリアー機能改善&皮膚柔
軟化に効果を示し、乳液・クリーム、エッセンス、ファンデーション等に配合できる。化
粧品用途としては、スキンケア製品、爪ケア製品、入浴剤、シャンプー、リンス、トリー
トメントなど。 (山川貿易㈱・原料カタログ,2010 年 3 月 29 日)
◆「NIKKOL EGDS」(商品名)(表示名称:ジステアリン酸グリコール)はシャン
プー処方系に配合すると、大きな結晶状のパール光沢を付与し、温度耐性がよくなる。(日
光ケミカルズ㈱,技術資料,2009 年 7 月)
◆「NIKKOL EGMS−70V」(商品名)(表示名称:ステアリン酸グリコール)は
シャンプー処方系に配合すると、透明感のあるキメ細かなパール光沢を付与し、増粘作用
がある。(日光ケミカルズ㈱,技術資料,2009 年 7 月)
◆「NIKKOL エステパール 10V/エステパール 15V」(商品名)(表示名称:ジ
ステアリン酸グリコール)はシャンプー処方系に配合すると、大きな結晶状のパール光沢
を付与し、温度耐性がよくなる。また低粘度処方に最適である。(日光ケミカルズ㈱,技術
116
資料,2009 年 7 月)
◆「NIKKOL エステパール 30V」(商品名)(表示名称:ジステアリン酸PEG−
3)はシャンプー処方系に配合すると、大きな結晶状のパール光沢を付与する。
(日光ケミ
カルズ㈱,技術資料,2009 年 7 月)
◆ステロール誘導体であるインナーリピッドは、毛髪の水分保持に必要な脂質である。イ
ンナーリピッドは、高濃度で内包させたカプセルとすることにより、毛髪内部への浸透性
に優れ、高い補修効果を発揮する。
(㈱コーセー・ニュースリリース,2010 年 7 月 6 日)
◆ラウレス硫酸Na(表示名称)又はココイルグルタミン酸TEA(表示名称)を主成分
とするパール光沢発泡剤(商品名:DN−PコンクA、B、AP−FP)を用いることに
より、製造工程の省力化、常に一定のパール光沢を持った製品の製造が可能となる。(岩瀬
コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆ツバキ油は、保湿、柔軟、保護作用を有する。髪をダメージから守り、潤いやツヤを与
える。肌のバリア機能をアップする。(㈱大島椿・製品カタログ)
◆「MERQUAT10」(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム10)は、中分子量の
カチオン化セルロースで、溶解性が高く、シャンプーに配合する事でコンディショナー中
のシリコーン吸着を助ける。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆カチオン性ポリマーである「MERQUATシリーズ」(商品名)(表示名称:ポリクオ
タニウム−7)は、シャンプーにおいて泡立ち、泡質、洗浄中の柔らかさを改善し、毛髪
に良好な吸着作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「MERQUAT2001」(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム−47)は、毛髪
への吸着が少なく、櫛通りを改善、ヘアカラーの色持ちを向上、ダメージ毛髪のゴワつき、
パサつき改善作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「MERQUAT280/295」(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム22)は、
塩化ジメチルアンモニウムとアクリル酸を共重合したカチオン性ポリマーで、高いコンデ
ィショニング効果、均染効果、洗い流し時の指通りの改善作用を有する。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「SENSOMER
CI−50」(商品名)(表示名称:塩化ヒドロキシプロピルトリ
モニウムデンプン)は、損傷した毛髪に吸着し薄く柔らかい皮膜を形成し、良好な指通り
感、乾燥後の毛髪にまとまり、柔らかさを付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007
年 10 月 1 日)
◆「Solamer
GR8」(商品名)(表示名称:ポリアミド−2)は、紫外線による
ダメージから毛髪を保護し、毛髪の退色防止効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2007 年 10 月 1 日)
◆アミノ変性シリコーンは、髪への吸着性を向上させ柔軟性とヌメリ感を付与する。アミ
ノグリコール変性シリコーンは、親水性が高く水系処方に透明に配合出来る。直鎖アミノ
ポリエーテル変性シリコーンオイルは、アミノ変性シリコーンの感触に、整泡機能、しっ
とり、滑らかな感触を付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
117
◆「ソフケアGS−G」(商品名)(表示名称:ビス(ポリグリセリル−3オキシフェニル
プロピル)ジメチコン)は、直鎖状変性シリコーンに比べてシリコーン骨格の両末端に密
集して親水基が並んでいる為、親水性になった毛髪のダメージ部分に吸着し、毛髪に艶と
まとまり感を付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ソフケアKG−301W」(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム−52、PEG−
32、パラベン、水)は、球状の3次元架橋コポリマーで、洗浄剤のつっぱり感、キシミ
を改善し、また泡立ち、泡持ちを改善する作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2007 年 10 月 1 日)
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ,エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Arlasilk
PLN」(商品名)(表示名称:リノールアミドプロピルPG−ジ
モニウムクロリドリン酸ジメチコン)は、ダメージ修復成分である合成リン脂質を変性し
たシリコーンで、親水性のリン脂質がダメージ毛に吸着し、選択的にシリコーンを吸着さ
せる作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ポリエーテル変性シリコーンである「ABIL
B8832」(商品名)(表示名称:ジ
メチコンコポリオール)は、毛髪、皮膚洗浄系で泡立ちをクリーミーにし、保湿感を与え
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆カチオン化シリコーンである「ABIL
QUAT3272/3474」(商品名)(表
示名称:クオタニウム−80、PG)は、毛髪への吸着性に優れ、櫛通り改善、帯電防止
効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆シリコーン粘性吸着を促進させる会合型粘性調整剤である「Elfacos T−21
2」(商品名)(表示名称:ジカルバミン酸PPG−14パルメス−60ヘキシル)は、く
し通り性改善、シリコーンの毛髪表面への吸着増加作用を有する。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「シルク10WS1N」(商品名)(表示名称:水、BG、ペンチレングリコール、シル
ク、フェノキシエタノール)は、フィブロインを主成分とし必須アミノ酸の全てを含有し
た18種のアミノ酸で構成されている。分子量500以下でヒトコラーゲン、エラスチン
とアミノ酸組成が類似しており、保湿性を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆「リポフラクチル サイペラス LS 9892」(商品名)
(表示名称:サイぺラスエスク
レンタス根油)はオレイン酸などの不飽和脂肪酸に富み、抗フリーラジカルに対する天然
の防御剤としてトコフェロールを豊富に含む。ヘアケアでは髪の櫛通りを良くして髪に艶
をもたらし、ボリュームも増える。スキンケアでは保湿効果により肌になめらかさと柔ら
かさをもたらす。(山川貿易㈱・技術資料)
◆「ピューリケア LS 9658」(商品名)(表示名称:グリセリン、水、ワサビノキ種
子エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、モリンガ(Moringa ole
118
ifera(=Moringa pterygosperma))「和名:ワサビノキ」の種
子から抽出されるペプチドを、水−グリセリン溶液に溶解した原料であり、①毛髪の環境
汚染(物資、ストレス)からの防御効果、②排気ガスや紫外線からの防御効果、③大気中
の汚染微粒子の堆積(付着)の防御効果、④正常な髪及び痛んだ毛髪へのコンディショニ
ング効果・補強効果、⑤紫外線防御効果、がある。 (山川貿易㈱・原料カタログ)
◆コラーゲン、ヒアルロン酸、アミノ酸などの保湿成分で、髪や肌の乾燥を防ぐ。(㈱ノエ
ビア・ニュースリリース,2008 年 3 月 25 日)
119
IPC:A61Q5/04
Fターム:4C083CC34
3.2 パーマ剤
一般的にパーマと呼ばれるものには、毛髪にウェーブ形状や大小のカール形状を付与す
るウェーブ剤と縮毛や波状毛を真っ直ぐな状態に維持するための縮毛矯正剤の2種類が存
在する。上記各種製剤を頭髪に使用することによって新たなヘアデザインを形成(パーマ
ネント形成)し、長時間維持することができる。毛髪のパーマネント形成はシスチンジス
ルフィド結合の開裂と再生の化学であり、還元処理によるシスチンジスルフィド結合の開
裂、及びその後の酸化による再結合によってなされることが知られている。
主たる成分は、第一剤に還元剤とアルカリ剤、第二剤には酸化剤が配合される。第一剤に
は適宜反応調整剤が添加される場合がある。
還元剤は毛髪中のシスチンジスルフィド結合を還元して切断する効果を備え、加温式や
コールド式等といった分類により配合濃度の上限および下限が異なる。一方、アルカリ剤
は毛髪を膨潤させて、還元剤を含む成分の浸透やpHを上昇させて還元剤の活性化を促進
させ、加温式やコールド式等といった分類により配合濃度の上限および下限が異なる。種
類や配合量の違いによりpHとアルカリ度(アルカリ量)が大きく変化し、還元力も大き
く変わってくる。
酸化剤はシステインを再結合させることで還元工程において形成した形状を固定し、低
下した毛髪強度を元の状態に戻す。酸化剤の種類(臭素酸ナトリウム、過酸化水素)によ
り配合濃度上限が異なる。一般的に臭素酸塩は穏やかな酸化反応でウェーブが締まりすぎ
ない(柔らかく仕上がる)という特長があり、使用頻度が高い。
反応調整剤は還元剤の反応速度を抑制するために、毛髪への作用が穏やかになり、同時
に毛髪の損傷を抑えることができる。
(1)主要成分
<還元剤>
チオグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールア
ミン、チオグリコール酸グリセリル、チオプロピオン酸グリセリル、システイン、システ
イン塩酸塩、N‐アセチル‐L‐システイン、亜硫酸塩
<アルカリ剤>
アンモニア水、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
炭酸水素アンモニウム〔別名称:重炭酸アンモニウム〕、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素
アンモニウム、L‐アルギニン、水酸化ナトリウム
<酸化剤>
臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化水素
<反応調整剤>
120
ジチオジグリコール酸ジアンモニウム
(2)剤型又は製剤
一般的に、毛髪に還元処理を施すための第一剤と酸化処理を施すための第二剤から構成
されており、ウェーブ剤又は縮毛矯正剤液のいずれかによらず骨格処方はほぼ同じであり、
その剤型は液状、ローション状、ジェル状、乳液状およびクリーム状など種々のものが存
在する。施術上の利便性に併せて適宜使い分けられている。例えば、カールを形成させる
ためにロット等を使用するウェーブ剤の場合、巻きやすさを考慮して液状の剤型を選択す
る。一方、コールド式縮毛矯正剤の場合、矯正状態を物理的に維持するために粘性のある
クリーム製剤を適宜選択する。
理美容業界におけるウェーブ剤には、化粧品に分類されるカーリングローションと呼ば
れるものと、医薬部外品であるいわゆるパーマ剤に大きく分けられる。特にパーマ剤は『パ
ーマネント・ウェーブ用剤製造(輸入)承認基準』の品質規格に従い製造されている。当
該承認基準にあるコールド式とは、第一剤と第二剤の使用時の温度条件が室温(1〜3
0℃)のことをいい、加温式とは60℃以下のことをいうとされている。
その骨格処方は、還元剤、アルカリ剤、反応調整剤からなる第一剤と第二剤(酸化剤)
からなる。
(3)近年の報告
◆「サンフラワーセラミド」(商品名)(表示名称:オクチルドデカノール、水添ココグリ
セリル、ヒマワリ種子エキス)は毛髪に対し、修復効果、コンディショニング効果、パー
マに対する保護効果、頭皮乾燥に対する保護作用、カラー後の色落ち防止効果を有する。
(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「TEGO
Cosmo
C10」(商品名)(表示名称:クレアチン)はダメージ毛を
改善し、毛髪の強度向上、弾力性改善、パーマ・カラーからのダメージを修復保護する。
(㈱
マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「ハニーテイン」(商品名)(表示名称:加水分解ハチミツタンパク)はキューティクル
の剥離を防止し、毛髪のダメージを改善する。ヘアカラー、パーマから毛髪を保護する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「アルゲコロイド」(商品名)には、皮膚のビタミンともいわれているビタミンA及びD
が高単位含有されていると同時に、アミノ酸、ミネラル類が豊富に含まれており、増粘、
感触改善、乳化補助や保湿、皮膚の健康、美肌維持に必要な抹消血管の血行改善、新陳代
謝の促進が期待できる。
(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「MERQUAT280/295」(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム22)は、
塩化ジメチルアンモニウムとアクリル酸を共重合したカチオン性ポリマーで、高いコンデ
ィショニング効果、均染効果、洗い流し時の指通りの改善作用を有する。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
121
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ、エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有
する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Arlasilk
PLN」(商品名)(表示名称:リノールアミドプロピルPG−ジ
モニウムクロリドリン酸ジメチコン)は、ダメージ修復成分である合成リン脂質を変性し
たシリコーンで、親水性のリン脂質がダメージ毛に吸着し、選択的にシリコーンを吸着さ
せる作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆カチオン化シリコーンである「ABIL
QUAT3272/3474」(商品名)(表
示名称:クオタニウム−80、PG)は、毛髪への吸着性に優れ、櫛通り改善、帯電防止
効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ビオセラミドCH」
(商品名)は、ガラクトシルセラミドを高純度に含有し、さらにス
フィンゴミエリンなどのリン脂質も含有する細胞間脂質で、角質層の結合機能を改善する
とともに、角質層のバリヤー機能や水分保持機能を改善する。また、軽症〜中等症のアト
ピー性皮膚炎に対し改善効果が見られた。さらに、毛髪に対しコンディショニング及び修
復効果、ブラッシング容易化効果、パーマによる損傷毛髪に対する保護・修復効果が確認
されている。
(山川貿易㈱・原料カタログ)
122
IPC:A61Q5/06
Fターム:4C083CC32
3.3 整髪剤
スタイリング剤やセット剤とも呼ばれており、ドライヤーや櫛、手などによって整えた
髪型を維持させることを目的として整髪前後に適宜塗布される薬剤である。一方、洗い流
さない利点を活かして、毛髪保護成分などの添加剤を配合したトリートメント効果を併せ
持つ整髪剤も存在し、単に艶、柔軟性や潤いなどを付与するだけのものも存在する。
主に毛髪表面に被膜を形成して、または成分の構造や粘性などの固有の性質を利用して毛
髪にセット性を付与することを目的とする高分子成分と成分の融点や粘性などの固有の性
質を利用して毛髪にセット性を付与する油性成分がある。
(1)主要成分
<高分子>
・ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン/酢
酸ビニル/プロピオン酸ビニル三元共重合体、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベ
タイン/メタクリル酸アルキル)共重合体、(アクリル酸/アクリル酸ラウリル/アクリル酸
ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)共重合体、アクリル樹脂アルカノールア
ミン液、アクリル酸/アクリル酸アミド/アルキル酸エチル共重合体、(オクチルアクリルア
ミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)共重合体などの
共重合体。
・カチオン性セルロース誘導体等のセルロース誘導体。
・カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、高重
合ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンなどの合成水溶性高分子。
・シェラック、ヒドロキシプロピルキトサン、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチ
ルキトサン等のキチン・キトサン誘導体、ヒアルロン酸ナトリウム、フコイダンなどの天
然系高分子。
<油性成分>
・シアバター、アボカド油、マカデミアナッツ油、ホホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、ラ
ノリンとその誘導体、ミンク油などの油脂類。
・パラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、
ワセリンなどの炭化水素。
・ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニル
アルコール、オクチルドデカノールなどの高級アルコール類。
・ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン
酸などの脂肪酸類。
・ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オクチルドデシル、
123
イソステアリン酸イソステアリル、2‐エチルヘキサン酸セチルなどのエステル類。
・メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロ
キサンなどのシリコーン類。
・カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、ミツロウ、鯨ロウなどのロウ類。
(2)剤型又は製剤
ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアフォーム、ヘアスプレー、ヘアクリームおよびヘアウ
ォーターなどの種々の剤型があり、用途に併せて適宜使い分けられている。
①ヘアジェル
増粘作用のある水溶性高分子を配合したゼリー状の透明整髪料である。構成成分例とし
てカルボキシビニルポリマー、メチルセルロース、カラギーナンなどの水溶性高分子、ポ
リビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニルポリマーなどのセット剤、保湿剤、
アルカリ剤、界面活性剤、キレート剤などを含む。
②ヘアワックス
固形状からスプレー状、水系組成物から非水系組成物まで様々な剤型のものが存在する。
一般的には粘性のある乳化物から固体状の乳化物のものが多い。従って構成成分は多岐に
渡るが、ほとんどのものにロウ類や炭化水素などのワックス成分が配合されている。
③ヘアフォーム
泡状整髪料の総称であり、エアゾール金属缶に整髪機能を有する組成物〔原液〕と液化
ガス〔噴射剤〕の混液が詰められたタイプのものと、ポンプ式フォーマーと呼ばれる容器
を用いるタイプのものがある。前者の場合、混液の噴出と同時に内包されていた液化ガス
が大気圧下で気化することで、原液を膨らませて泡状になる。後者の場合は、外部から取
り入れた空気を機械的(メッシュ等を通過させる)に原液に取り入れることで泡状にする。
④ヘアスプレー
主機能成分をアルコール溶媒に分散させた組成物〔原液〕と液化ガス〔噴射剤〕をエア
ゾール金属缶に詰めたもので、噴出する際に噴霧器を通過させることで細かい霧状にする
ことができる。頭髪全体に均一に噴霧できるため、毛髪の形を保持するだけでなく艶を付
与する目的に用いられる。
⑤ヘアクリーム
主に油分による効果を付与したい場合に利用される剤型であり、乳化状態がW/O型のも
のは油性感があり、艶を付与しやすい。一方、O/W型のものはさっぱりとした傾向がある。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
ヘアワックス
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 3 月 13 日
成分名
124
重量%
油相
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル(商品名:リソカスタIOH
S)
5.00
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コ
ポリマー(商品名:ハイルーセントISDA)
4.50
セタノール/ジブチルラウロリルグルタミド/ジブチルエチルヘキ
水相
サノイル(商品名:AJK−CE2046)
3.00
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
ジメチコン
2.00
ステアリン酸グリセリル
2.00
イソステアリン酸ポリグリセリル−10
1.50
カルボマー
0.30
水酸化K
0.08
水
残量
Total
100.00
<処方例‑2>
剤型名
出典
ヘアワックス
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010年3月
成分名
A
重量%
PEG−60水添ヒマシ油(商品名:NIKKOL
HCO−60)
3.0
ステアリン酸グリセリル(SE)(商品名:NIKKOL MGS−
ASEV)
4.0
セタノール
3.0
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/エイコサン二酸)ポリグ
リセリル−10、パルミチン酸デキストリン(商品名:ニコワックス
LM)
7.0
パルミチン酸セチル(商品名:NIKKOL
白色ワセリン
4.0
8.0
イソステアリン酸イソステアリル
2
B
N−SPV)
4.0
ジメチコン(350mm /s)
6.0
PEG−1540
4.0
PEG−6000
4.0
防腐剤
適量
グリセリン
20.0
防腐剤
適量
全量で
精製水
100.0
125
調製法
A、Bをそれぞれ80℃に加熱して溶解する。Aを撹拌しながらBを加え、乳化
する。撹拌しながら40℃にまで冷却し、調整を終了する。
<処方例‑3>
剤型名
出典
ヘア・ワックス (ハードタイプ)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HW‑LQ‑7)
成分名
A
ステアリン酸グリセリル(SE) (商品名:レオドール MS−16
5V)
B
C
重量%
10.00
PEG−60水添ヒマシ油 (商品名:レオドール CH−60(K))
3.00
ステアリルアルコール (商品名:カルコール 8688)
3.00
パルミチン酸セチル (商品名:クチナ CP)
3.00
セレシン (商品名:セレシン ワックス 76°)
1.50
パルミチン酸オクチル (商品名:サラコス P−8)
2.50
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
10.00
トリオクタノイン (商品名:T.I.O)
5.00
ジメチコン (商品名:シリコーン IWS−100)
1.00
プロピルパラベン
0.10
水
45.70
グリセリン
3.00
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
7.00
メチルパラベン
0.20
ポリクオタニウム−16、水(商品名:ルビカット Style)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.AにBを加え、乳化を行う。
4.乳化後、Cを加え均一に分散させる。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
ルビカットStyleを配合したハードタイプのヘアワックスです。持続性が高
く、アレンジ自在にもかかわらずべたつきを感じません。
<処方例‑4>
剤型名
出典
ヘアワックス
FRAGRANCE JOURNAL,(6),105(2008)
成分名
油相
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル
126
重量%
5.00
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)
コポリマー
4.50
セタノール、ジブチルラウロイルグルタミド、ジブチルエチルヘキ
水相
特徴
サノイルグルタミド(商品名:AJK−CE2046)
3.00
ペンチレングリコール
3.00
ジメチコン
2.00
ステアリン酸グリセリル
2.00
イソステアリン酸ポリグリセリル−10
1.50
カルボキシビニルポリマー
0.30
水酸化カリウム
0.08
精製水
残量
保存安定性、官能特性(塗りやすさ)、整髪力に優れたヘアワックスである。
<処方例‑5>
剤型名
出典
ヘアワックス(処方番号:HD‑015)
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 12 月 1 日改訂版
成分名
油相
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)
コポリマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
4.500
イソステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:S−FACEI
S−1001P)
1.500
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル(商品名:リンカスタ IO
HS)
5.000
リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデ
シルアミド/エチレンジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレー
ト PAM)
水相
10.000
ジメチコン(商品名:TSF451−100A)
2.000
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
2.500
ステアリン酸グリセリル(商品名:ポエム V−100)
2.000
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.000
ドデシルヘキサデカノール
2.000
カルボマー(商品名:カーボポールETD2050)
0.600
水酸化K
0.162
精製水で全量
調製法
100.000
(1)油相、水相の各原料をそれぞれ順番どおりに加え、撹拌しながら80℃ま
で加温する。(2)撹拌しながら水相に油相を加え、ホモミキサーによる乳化を
行う。(3)ホモミキサーによる分散を行いながら、徐々に50℃まで冷却する。
127
(4)さらにゆっくりと冷却を続け、30℃まで冷却して製品とする。
特徴
のびが良く、べたつかず、しっとりとした自然なツヤ感のある仕上がりになる。
<処方例‑6>
剤型名
出典
整髪剤
高級アルコール工業㈱・パンフレット
成分名
精製水で全量
100.0
コハク酸ジエチルヘキシル(商品名:KAK DIOS)
7.2
セレシン(商品名:セレシンB)
5.4
ダイマージリノール酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタDA・H)
3.0
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
2.7
ステアリン酸グリセリル(商品名:リソレックスSMG90)
2.7
キャンデリラワックス(商品名:キャンデリラワックスNo.2)
2.7
ステアレス−3(商品名:エマレックス603)
1.8
ステアレス−6(商品名:エマレックス606)
1.4
ジメチコン(商品名:TSF451−100A)
1.0
シクロメチコン(商品名:SH245)
1.0
DPG(商品名:DPG−RF)
1.0
ステアロイルグルタミン酸Na(商品名:アミソフトHS−11P)
0.6
キサンタンガム(商品名:KELTROL T)
0.3
カルボマー(商品名:カーボポールETD2050)
0.3
メチルパラベン(商品名:ニパギンM)
0.2
安息香酸Na(商品名:安息香酸ナトリウム)
0.2
プロピルパラベン(商品名:ニパゾールM)
0.1
水酸化Na(商品名:水酸化ナトリウム)
特徴
重量%
0.075
1.さっぱりとした感触、2.セット力が高く、再整髪が可能、3.のびが良
く使いやすい。pH5.90、粘度(cps)920e3(スピンドルNo.
4、0.3rpm)、安定性(室温、45℃、5℃/45℃観察中)
<処方例‑7>
剤型名
出典
整髪剤
高級アルコール工業㈱・パンフレット
成分名
精製水で全量
重量%
100.0
コハク酸ジエチルヘキシル(商品名:KAK DIOS)
7.2
セレシン(商品名:セレシンB)
6.8
128
イソステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:リソレックスP
GIS101)
5.4
イソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:リソレックスPG
IS21)
3.2
ダイマージリノール酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタDA・H)
3.0
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
2.7
ステアリン酸グリセリル(商品名:リソレックスSMG90)
2.7
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
2.5
ジメチコン(商品名:TSF451−100A)
1.0
シクロメチコン(商品名:SH245)
1.0
ステアロイルグルタミン酸Na(商品名:アミソフトHS−11P)
0.6
キサンタンガム(商品名:KELTROL T)
0.3
カルボマー(商品名:カーボポールETD2050)
0.3
香料(商品名:SQUASH
J423389)
水酸化Na(商品名:水酸化ナトリウム)
特徴
0.05
0.075
1.しっとりとした感触、2.保湿効果が高い、3.のびが良く使いやすい。
pH5.45、粘度(cps)190e3(スピンドルNo.4、0.3rp
m)、安定性(室温、45℃、5℃/45℃観察中)
<処方例‑8>
剤型名
出典
シルエットヘアクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010年3月
成分名
A
重量%
1,3−BG
5.0
防腐剤
B
適量
PEG−100
0.01
ヒドロキシエチルセルロース
0.5
ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体(50%エタノール溶液)
2.0
精製水
C
10.0
ポリクオタニウム−11
8.0
全量で
精製水
D
100.0
オレス−15(商品名:NIKKOL
オレス−2(商品名:NIKKOL
BO−15TXV)
BO−2V)
モノステアリン酸グリセリル(NIKKOL
ステアリルアルコール
MGS−BV)
1.5
1.0
1.5
9.0
129
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステア
リン酸PEG−10(商品名:NIKKOL
MGS−DEXV)
5.0
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/エイコサン二酸)ポリグ
リセリル−10、パルミチン酸デキストリン(商品名:ニコワックス
LM)
5.0
トリエチルヘキサノイン(商品名:Trifat
S−308)
ジメチコン(10mm2/s)
E
10.0
2.0
紫外線吸収剤
適量
防腐剤
適量
D−パントテニルアルコール
0.01
精製水
調製法
Aを50〜60℃で均一に溶解させ常温に戻す。Bを撹拌しながらAを加え均一
にする。Cおよび(A+B)を80℃に加熱し、Cを撹拌しながら(A+B)を
加え、混合する。さらにDを80℃に加熱し、溶解する。(A+B+C)を撹拌
しながらDを加え、混合する。撹拌品しながら50℃以下に冷却し、これに常温
で均一にしたEを加え、35℃で調整を終了する。
<処方例‑9>
剤型名
出典
ヘアクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:MC‑HC‑1)
成分名
A
ポリソルベート40 (商品名:レオドールスーパー TW−S120)
ステアリン酸ソルビタン (商品名:レオドールスーパー SP−S1
0)
重量%
1.00
1.50
セタノール (商品名:カルコール 6870)
6.00
ステアリン酸 (商品名:精製ステアリン酸 #750)
4.00
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
5.00
ワセリン (商品名:サンホワイト P−150)
3.00
トリオクタノイン (商品名:T.I.O)
3.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
B
スリチル (商品名:コスモール 168AR)
3.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール 80)
0.20
プロピルパラベン
0.10
水
65.00
グリセリン
3.00
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
3.00
加水分解コラーゲン (商品名:HCP M−15)
1.00
130
C
メチルパラベン
0.20
シラカラバエキス、BG、水 (商品名:シラカバ抽出液 BG)
0.50
セージエキス、BG、水 (商品名:サルビア抽出液 BG)
0.50
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.低温でCを添加し、撹拌する。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
加水分解コラーゲン(HPC
M−15)を配合したヘアクリームです。
pH;4.5〜5.5[25℃]
<処方例‑10>
剤型名
出典
ヘアセットローション
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:S‑L‑1)
成分名
A
B
水
重量%
38.15
リゾレシチン、グリセリン (商品名:リゾレシチン協和)
0.20
グリセリン
5.00
ポリクオタニウム−10 (商品名:ポリマー JR−400)
0.30
PCA−Na、水 (商品名:PCAソーダ)
3.00
加水分解コラーゲン (商品名:HCP M−15)
1.00
EDTA−2Na (商品名:クレワット N)
0.05
メチルパラベン
0.30
キトサンPCA、水 (商品名:カイトマー PC (1.5%水溶液))
ローズ水、メチルパラベン (商品名:ローズウォーター)
50.00
2.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させ室温まで冷却する。
2.AにBを加え、均一に溶解させる。
3.適当な容器に充填する。
特徴
キトサンPCA(カイトマーPC)を配合したヘアセットローションです。
<処方例‑11>
剤型名
出典
ヘアミスト
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターD
131
重量%
CS)
7.50
2
エタノール(商品名:エタノール)
15.0
3
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
4
クエン酸(商品名:クエン酸)
0.02
5
クエン酸Na(商品名:クエン酸3ナトリウム)
0.18
6
水
残量
調製法
(1)原料4〜6を適当な容器に計量し、室温で均一溶解させる。
(2)原料1〜3を加え、均一になるまでゆっくり攪拌させ製品とする。
<処方例‑12>
剤型名
出典
ヘアミスト
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
重量%
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターD
CS)
7.50
2
ステアリルトリモニウムクロリド(商品名:ゲナミン
3
エタノール(商品名:エタノール)
15.0
4
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
5
クエン酸(商品名:クエン酸)
0.02
6
クエン酸Na(商品名:クエン酸3ナトリウム)
0.18
7
水
残量
調製法
STAC)
1.00
(1)原料5〜7を適当な容器に計量し、室温で均一溶解させる。
(2)原料2を加え、室温で均一に溶解させる。
(3)原料1、3〜4を加え、均一になるまでゆっくりと攪拌させ製品とする。
<処方例‑13>
剤型名
出典
ヘアミスト
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
重量%
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターD
CS)
7.50
2
ベヘントリモニウムクロリド(商品名:ゲナミン KDM−P)
0.80
3
エタノール(商品名:エタノール)
15.0
4
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
5
クエン酸(商品名:クエン酸)
0.02
6
クエン酸Na(商品名:クエン酸3ナトリウム)
0.18
7
水
残量
132
調製法
(1)原料5〜7を適当な容器に計量し、室温で均一溶解させる。
(2)原料2を加え、室温で均一に溶解させる。
(3)原料1、3〜4を加え、均一になるまでゆっくりと攪拌させ製品とする。
<処方例‑14>
剤型名
出典
ヘアオイル
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
重量%
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターD
CS)
5.00
2
イソドデカン(商品名:マルカゾール R)
80.0
3
エタノール(商品名:エタノール)
15.0
4
防腐剤
適量
調製法
(1)原料1、3〜4を適当な容器に計量し、室温で均一溶解させる。
(2)続いて原料2を加え、室温で均一になるまでゆっくりと攪拌させ、製品
とする。
(4)近年の報告
◆ポリアクリレートクロスポリマー−3(成分名)は表面に適度な粘着性がありながらべ
たつきがなく、しかもしなやかでありながら固定力のある薄い皮膜で毛髪をコーティング
でき、ヘアスタイリング剤に利用できる。(資生堂㈱・ニュースリリース,2009 年 6 月 8 日)
◆パウダー成分(ボリュームパウダー)で毛髪表面に微細な凹凸を生じさせ、毛髪同士が
ひっかかることにより、これまでのスタイリン剤と異なり毛髪1本1本がくっつかずひっ
かかるように整髪できるので、立体的なボリューム感を実現することができる。
(㈱マンダ
ム・ニュースリリース,2010 年 11 月 12 日)
◆18−MEA、コレステロールのカプセル化物(商品名:Nano Repair−C)
は毛髪内部に浸透し補修し、毛髪保水性が向上する。(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年
9 月 1 日)
◆「Hydrovance」(商品名)(表示名称:ヒドロキシエチルウレア、水)は痛ん
で弱くなった髪を補修し、健康的な髪へよみがえらせるだけでなく、ブラッシング等の外
適応力から毛髪を守る。髪にうるおいを与え、保水性が向上する。(㈱マツモト交商・技術
資料,2009 年 9 月 1 日)
◆オリーブオイルはビタミンやポリフェノール、必須脂肪酸を豊富に含み、またヒトの皮
脂の脂肪酸と構成が非常に近い。「オリベム1000」(商品名)(表示名称:オリーブ脂肪
酸セテアリル、オリーブ脂肪酸ソルビタン)は乳化処方中で液晶構造を作り、ダメージを
受けた部分のキューティクルに入り込み補修する。「オリベム460」(商品名)(表示名
称:オリーブ油PEG−7
カルボン酸Na)、「オリベム300」(商品名)(表示名称:
133
オリーブ油PEG−7エステル)はシャンプーに配合することで洗浄しながら毛髪のダメ
ージを抑えつつ毛髪表面をコートすることでアミノ酸等の水溶性成分の流出を防ぐことが
期待できる。また毛髪のキューティクルを健全に保つ。(㈱マツモト交商・技術資料,2009
年 9 月 1 日)
◆「マンゴーオイル203」(商品名)(表示名称:マンゴー種子油、クエン酸)は毛髪に
対し伸びが良く良好な感触を付与し、ドライ時のくし通り、ツヤ付与に効果がある。(㈱マ
ツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「ピューリケアLS9658」(商品名)(表示名称:ワサビノキ種子エキス、グリセリ
ン、水)は環境ストレスから毛髪を守るペプチドで、排気ガスや紫外線の防御、汚染微粒
子の付着防止、タバコ等の匂い付着防止、毛髪へのコンディショニング、補強作用を有す
る。(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「サンフラワーセラミド」(商品名)(表示名称:オクチルドデカノール、水添ココグリ
セリル、ヒマワリ種子エキス)は毛髪に対し、修復効果、コンディショニング効果、パー
マに対する保護効果、頭皮乾燥に対する保護作用、カラー後の色落ち防止効果を有する。
(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「TEGO
Cosmo
C10」(商品名)(表示名称:クレアチン)はダメージ毛を
改善し、毛髪の強度向上、弾力性改善、パーマ・カラーからのダメージを修復保護する。
(㈱
マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆セラミドはキューティクルの剥がれを改善しダメージ保護効果を有する。セラミド2は
損傷毛の修復、セラミド6Ⅱ(表示名称)(商品名:Ceramide
きと光沢付与、セラミド3(表示名称)(商品名:Ceramide
Ⅵ)は毛髪への輝
Ⅲ、ⅢB)は毛髪強
度の改善とキューティクルのめくれ改善、滑らかな指通りが実現できる。(㈱マツモト交
商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆加水分解コムギタンパク質(商品名:HYDROTRITICUMシリーズ)は毛髪へ
の吸着、浸透性に優れ、キューティクルの復元、毛髪強度の改善補強、光沢、潤滑性を付
与する。(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「Neosolue−Aqulio」(商品名)(表示名称:シクロヘキサン−1,4−
ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール)は毛髪への有効成分の浸透を促進し、ダメージ
を改善する。シリコーンのようなサラサラ感も付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2010 年 4 月 1 日)
◆「ハニーテイン」(商品名)(表示名称:加水分解ハチミツタンパク)はキューティクル
の剥離を防止し、毛髪のダメージを改善する。ヘアカラー、パーマから毛髪を保護する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックスAKJシリーズ(商品名:AKJ−OD2046、
AKJ−BG2055、AKJ−CE2046)は、ジブチルラウロイルグルタミド(表
示名称)(商品名:GP−1)と、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド(表示名称)(商
品名:EB−21)とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)のプレ
134
ミックス品で、アミノ酸系油ゲル化剤単品に比べより低温で溶解することが可能。種々の
油をゲル化することができ、スティックタイプ制汗剤、クリーム、リップグロス、アイシ
ャドー、マスカラ、口紅、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアクリーム、サンケア用品に応
用できる。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 2 月 1 日)
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックス(商品名:AKJ−OD2046、AKJ−BG2
055、AKJ−CE2046)は、ジブチルラウロイルグルタミド(表示名称)(商品名:
GP−1)と、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド(表示名称)(商品名:EB−21)
とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)のプレミックス品で、リッ
プスティック、クリーム、リップグロス、ヘアワックスに応用できる。プレミックス品に
することにより、アミノ酸系油ゲル化剤単品に比べより低温で溶解することが可能。(高級
アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 12 月 1 日改訂版,2010 年 4 月 1 日改訂版)
◆リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージリノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレン
ジアミン)コポリマー(商品名:ハイマレートPAM)は、オイルゲル化剤であり、油剤
を透明に固化、高い形状保持効果、変色・退色・着臭がなく、皮膚に対する高い安全性を
持っている。
(FRAGRANCE JOURNAL,35(11),72〜76(2007))
◆「NIKKOL シンセラン 4SP」(商品名)(表示名称:オレフィンオリゴマー、ま
たは水添ポリオレフィン(C6−12))を化粧品に配合すると、延びと浸透性が優れ、絹
のような軽い感触となる。また、オレフィンオリゴマーは他の油相成分(特に炭化水素、
動植物油、エステル油)と良く相溶し、容易に乳化させることができるため、次のような
化粧品の他様々な化粧品に使用されている。用途:皮膚用製品(モイスチャークリーム、
クレンジングクリーム、ハンドクリーム、ベビーオイル、ボディーローション、頭髪用製
品(リンス、トリートメント、ヘアクリーム、浴用製品(ミルクバス)、メークアップ用製
品(ファンデーション、リキッドファンデーション)、日焼け・日焼け止め用製品(サンス
クリーンクリーム、サンタンクリーム、サンオイル)、清浄用製品(清拭剤)(日光ケミカ
ルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月)
◆「Plandool−GR」(商品名)(表示名称:ダイマージリノール酸ダイマージリ
ノレイルビス(フィトステリル/べへニル/イソステアリル)
)は、植物由来ペースト状のオ
リゴマー型フィトステロールエステルであり、チクソトロピー性、顔料分散性に優れてい
る。艶、光沢性、セット性にも優れており、特にヘア WAX に最適である。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「SS−2801」(商品名)、「SS−2802」(商品名)(表示名称:PEG−10メ
チルエーテルジメチコン)は、臭いのない高度精製ポリエーテル変性シリコーンの乳化剤
である。アニオン性界面活性剤の刺激を緩和し、セット剤などに配合した場合、製泡効果
を発揮し、ベタつきを抑え、やわらかい仕上がりにする。スキンケアへの応用も可能であ
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「SS−2804」(商品名)(表示名称:PEG−12ジメチコン)は、臭いのない高
度精製ポリエーテル変性シリコーンの乳化剤である。アニオン性界面活性剤の刺激を緩和
135
し、セット剤などに配合した場合、製泡効果を発揮し、ベタつきを抑え、やわらかい仕上
がりにする。スキンケアへの応用も可能である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年
10 月 1 日)
◆毛髪表面に微細な凹凸を作ることで、毛髪1本1本を引っかけるように整髪することで、
細い髪・柔らかい髪でもふんわりとボリューム感のあるスタイルを作ることができる。(㈱
マンダム・ニュースリリース,2010 年 11 月 29 日)
◆アーユルヴェーダでも古くから使われているニームの葉には、抗マラリア薬、生活習慣
病予防の効能がある。花、種子には、血液浄化の効能やニームオイルとして石鹸や整髪料
に使われる。枝は、歯磨き、歯周病予防に、樹皮は、強壮剤、熱病の予防に使われる。ニ
ーム葉エキス(ニームリーフエキス)は、メラニン抑制作用、ヒト皮膚における透明感向
上作用の美白効果、ヒスタミン遊離抑制作用、COX−2阻害作用の抗炎症効果、リパー
ゼ活性促進作用により脂肪分解を促進するボディケア効果を有する。(一丸ファルコス
㈱・原料カタログ,2009 年 10 月 28 日)
◆「DA−H」(商品名)、「DA−L」(商品名)(表示名称:ダイマージリノール酸水添ヒ
マシ油)のリソカスタは、光沢性の高いエステル油剤、高粘性エステル油、包水性がよい。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ)
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ,エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆カチオン化シリコーンである「ABIL
QUAT3272/3474」(商品名)(表
示名称:クオタニウム−80、PG)は、毛髪への吸着性に優れ、櫛通り改善、帯電防止
効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆カチオン性コンディショニングポリマーである「Luvigel
Advanced」
(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム−86)は、セット力強化、カール保持力の向上、
コンディショニング効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「リソカスタHSDA」(商品名)(表示名称:(ジグリセリン/ジリノール酸/ヒドロキ
システアリン酸)コポリマー)は、すぐれた乳化力を持ち、乳化物の経時安定性に優れる。
また、油性原料のため、洗い流し後も補修成分が密着し、毛髪ダメージの回復性を改善す
るのでダメージヘアを美しくよみがえらせる。また、軽やかな指どおりを付与し、毛髪に
ハリ、コシ感を付与するといった「毛髪の硬さのコントロール」が可能。(ジグリセリン/
ジリノール酸/ヒドロキシステアリン酸)コポリマーを配合したヘアトリートメントは、
使用感を大幅に改善できる。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日)
◆「リポフラクチル
サイベラス」
(商品名)(表示名称:サイベラスエスクレンタス根油)
はオレイン酸などの不飽和脂肪酸に富み、抗フリーラジカルに対する天然の防御剤として
トコフェロールを豊富に含む。ヘアケアでは髪の櫛通りを良くして髪に艶をもたらし、ボ
リュームも増える。スキンケアでは保湿効果により肌になめらかさと柔らかさをもたらす。
136
(山川貿易㈱・技術資料)
◆「DynamX(ダイナミクス)
」(商品名)
(表示名称:ポリウレタン−14、アクリレ
ーツコポリマーAMP、変性アルコール、水)は、形状記憶セット樹脂であり、フレキシ
ビリティー、ヘアスタイルの持続性を兼ね備え、スプレー処方にも利用できる。(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「AMAZE(アメイズ)」(商品名)(表示名称:変性コーンスターチ)は、トウモロコ
シデンプンの中でも直鎖状の高分子構造であるアミロースを選択的に抽出した植物由来の
皮膜形成剤であり、ヘアセット樹脂として用いれば、雨の日でも崩れないセット性が実現
できる。マスカラやファンデーション等のメイキャップ製品に用いれば、涙や汗に強い皮
膜が得られ、スキンケア製品に応用した場合には、合成樹脂と比較してはるかに巨大な高
分子膜がしわのリフトアップ効果に役立つ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10
月 1 日)
◆「AMPHOMER(アンホマー)」(商品名)(表示名称:(オクチルアクリルアミド/
アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー)は、ア
クリル系のセット樹脂で、構造中に若干のアミノ基を導入することにより吸着力がアップ
し、カール保持効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「FLEXANⅡ(フレキサンⅡ)」
(商品名)(表示名称:ポリスチレンスルホン酸Na)
は、熱から痛んだ髪を守る皮膜形成剤である。耐熱性(約420℃)に優れ、ドライヤー
の熱から毛髪を保護する。また、帯電防止効果があり、ブラッシング時の摩擦軽減効果を
有し、乾燥時の髪の広がりを抑え、しなやかでまとまりのある髪を実現する。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「Fixomer A−30(フィクソマー A−30)」(商品名)(表示名称:(メタク
リル酸/アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸Na)コポリマー)は、アニオン系の
スタイリングポリマーで、高湿度下でも強いカール保持能力がある。(㈱マツモト交商・原
料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「Plandool−GR(プランドゥール−GR)」
(商品名)(表示名称:ダイマージ
リノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル//フィトステリル)、
水添ロジン酸トリグリセリル)は、ツヤとセット性を併せ持つ油性皮膜形成剤であり、高
い屈折率によるツヤ付与効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「Tremoist−TP(トレモイスト−TP)」(商品名)(表示名称:シロキクラゲ
多糖体)は、シロキクラゲから抽出された高い保湿力を持った純天然の高保湿多糖体であ
り、熱をかけて乾燥させることで耐水性の皮膜を形成し、温度変化による収縮が少ない。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「ハイマレートPAM」(商品名)(表示名称:リンゴ酸ジイソステアリル(ダイマージ
リノール酸ビスジオクタデシルアミド/エチレンジアミン)コポリマー)を用いた整髪料は、
①塗布時のスベリ性が良好、②高湿度下における毛髪への影響が少ない、③ワックス配合
処方と同等にスタイリング性が高い、④自然なツヤ感でテカらない、⑤再整髪が可能、と
137
いう特徴がある。(高級アルコール工業㈱,技術資料,2008 年 12 月 1 日改訂版)
◆「ハイルーセント ISDA」(商品名)(表示名称:(イソステアリン酸ポリグリセリル
−2/ダイマージリノール酸)コポリマー)は、①無色透明の高粘性オイル、②つややか
な光沢感、③ひと際優れた包水力、④色材との分散性が良好、⑤適度な粘性・粘着性を有
する(処方配合時の付着性を高めることが可能)、⑥油剤との相溶性が良好、⑦におい・味
なし、⑧安全性に優れる、⑨塗布時にはキシミ感がなく使用感に優れる、⑩−15℃以下
の融点を持ち温度安定性への影響が少ない、⑪酸化安定性が極めて良好、という特徴があ
る。リップグロスに用いる事により①輝くツヤ感、②なめらかな使用感、③不快なダレ感
はなく優れた付着性、④適度な膜厚によってふっくらとした唇になる、⑤ラスティング効
果が良好、という特徴がある。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改
訂版,技術資料,2005 年 11 月 25 日)
◆低粘度油分を主成分とする処方に、今回新開発された低粘度油分増粘剤(POE/PO
B)ジメチルエーテルと少量の水を共存させると、①たれ落ちにくい、②力を加えると流
動性が高くなり肌、髪へ伸ばしやすい、③一度柔らかくなっても時間が経つと再び元のた
れ落ちしない粘度に戻るという粘度特性を発揮しました。さらに、④非常に透明性が高い
という特徴を兼ね備えた製品開発が可能となりました。(㈱資生堂・ニュースリリース,
2009 年 9 月 24 日)
◆「ZONEN−MT10」(商品名)(表示名称:メチルイソチアゾリノン、水)はエー
ムス試験陰性であり、安全性が高く、リーブオン製品でも使用可。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2007 年 10 月 1 日)
138
IPC:A61Q5/08
Fターム:4C083CC35
3.4 ヘアブリーチ剤
毛髪脱色剤は一般的にヘアブリーチ剤とも呼ばれ、毛髪内に存在するメラニン色素を酸
化分解することで、毛髪を明るくする事を目的とする。ただし、酸化染料を含有していな
い為、毛髪内で色素を形成できないので、毛髪を着色することはできない。毛髪脱色剤は、
主に、毛髪脱色剤第一剤および第二剤から構成される二剤式、もしくは、第三剤を含めた
三剤式とからなる。アルカリ剤と酸化剤の作用により毛髪を明るくする毛髪脱色剤と、さ
らに粉末状の過酸化物を用いて強力なメラニン色素分解力を有する脱色・脱染剤がある。
この脱色・脱染剤は酸化重合した染料を分解する力を併せ持つ。
(1)主要成分
毛髪脱色剤第一剤、第二剤(共通)
<固体>
・高級アルコール:炭素数 14〜22 のアルコールなどが使用される。
・ロウ類:ラノリン、ミツロウ、パラフィンワックスなどが使用される。
・炭化水素:ワセリンなどが使用される。脂肪酸:ステアリン酸などが使用される。
・脂肪酸:ステアリン酸などが使用される。
・アニオン性界面活性剤:アルキル(C12、14、16)硫酸ナトリウム、POE ラウリルエーテ
ル硫酸塩、ラウロイルメチルアラニンナトリウム水溶液、ヤシ油脂肪酸サルコシン塩水溶
液、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナ
トリウム水溶液、ラウロイルサルコシンカリウム水溶液、ミリスルトイルサルコシンナト
リウム、オレオイルサルコシン、パルミトイルサルコシンナトリウム、POE アルキルエーテ
ル酢酸、POE ラウリルエーテル酢酸ナトリウム水溶液、POE トリデシルエーテル酢酸、POE
トリデシルエーテル酢酸ナトリウムなどが使用される。塩はナトリウム、トリエタノール
アミン塩などが使用される。
・ノニオン性界面活性剤:POE アルキル(C12、16、18、22)エーテル,POE・POP セチルエ
ーテル、POE・POP デシルテトラデシルエーテル、POE 硬化ヒマシ油、モノ脂肪酸 POE ソル
ビタン(脂肪酸はヤシ油脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレ
イン酸等)、トリ脂肪酸 POE ソルビタン(脂肪酸はステアリン酸、オレイン酸等)
、モノ脂
肪酸グリセリル(脂肪酸はステアリン酸、オレイン酸等)などが使用される。
・両性界面活性剤:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸プロピルアミドベ
タイン液、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン水溶液、N‑ヤシ油脂肪酸アシル‑N‑カルボキシメチル‑N‑ヒドロ
キシエチルエチレンジアミンナトリウム水溶液、N‑ヤシ油脂肪酸アシル‑N‑カルボキシメチ
ル‑N‑ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム水溶液、N‑ヤシ油脂肪酸アシル‑N‑カ
139
ルボキシメチル‑N‑ヒドロキシエチルエチレンジアミン・ラウリル硫酸ナトリウム水溶液、
N‑ヤシ油脂肪酸アシル‑N‑カルボキシメチル‑N‑ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリ
ウム水溶液などが使用される。
・カチオン性界面活性剤:塩化アルキル(C12、16、18、22)トリメチルアンモニウム、臭
化アルキル(C12、16、18、22)トリメチルアンモニウム、塩化ジステリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ベンザルコニウムなどが使用される。
・金属封鎖剤:エデト酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンヒド
ロキシエチル三酢酸三ナトリウムなどが使用される。
・酸化防止剤:亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、メタ重亜硫酸塩、アスコルビン酸とその塩、エ
リソルビン酸とその塩、チオグリコール酸とその塩、L‑システインとその塩、N‑アセチル
‑L‑システイン、L‑システインメチルエステルなどが使用される。塩としてはナトリウム塩、
アンモニウム塩などが使用される。
<液体>
・高級アルコール:ラウリルアルコール、ヘキシルデカノール、オレイルアルコールなど
が使用される。
・炭化水素:流動パラフィン、スクワランなどが使用される。
・脂肪酸:オレイン酸などが使用される。
・シリコーン油:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチ
ルポリシロキサン、高重合ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アルキル
変性シリコーン油、ポリエーテル変性シリコーン油などが使用される。
・溶剤:エタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコールなどの
多価アルコールが使用される。
・アルカリ剤:アンモニア、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノー
ルアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、2‑アミノ‑2‑メチル‑1‑
プロパノールなどが使用される。
・安定化剤(第二剤に使用される。):アセトアニリド、硫酸オキシキノリン、スズ酸ナト
リウム、尿素、1‑ヒドロキシエタン‑1,1‑ジホスホン酸又はその塩などが使用される。
・酸化剤:過酸化水素。
毛髪脱色剤第三剤(必要に応じて使用される。
)
<粉末>
・過酸化物:過硫酸塩,過炭酸塩,過ホウ酸塩などが使用される。塩としてはナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが使用される。
(2)剤型又は製剤
剤型はクリーム、乳液、液、ゲル、ペースト、粉末、エアゾールフォームタイプなど種々
140
の型態が挙げられる。
①クリーム、乳液タイプ
有効成分としてアルカリ剤が配合されたクリーム状の第一剤と、過酸化水素が配合され
たクリーム状もしくは乳液状の第二剤とからなる。
第一剤および第二剤ともに、高級アルコールおよび油剤を界面活性剤で乳化した後、有効
成分を配合して調製される。
②液体タイプ
有効成分としてアルカリ剤が配合された液状の第一剤と、過酸化水素が配合された液状
もしくは乳液状の第二剤とからなる。
第一剤は有機溶剤と界面活性剤と水から構成され、有効成分としてアルカリ剤が配合され
る。第二剤も第一剤と同様な構成となっており、有効成分として過酸化水素が配合される。
第一剤には必要に応じて液状油剤が配合される場合もある。液体タイプは、使用時に第一
剤と第二剤を混合することで、有機溶媒と水および界面活性剤等でゲルを形成することで
粘度を高め、使用される。
③粉末タイプ
<粉末二剤式>
固形の原料から構成される。固体のアルカリ剤を含有する第一剤と、有効成分として過
酸化水素を含有する第二剤から構成される。脱色・脱染剤の場合は、第一剤にさらに過酸
化物が配合される。
<その他>
・増粘剤:カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、キサンタンガム、トラガントガム、グァーガム、海藻類などが使用され
る。
・賦形剤:結晶セルロース、デキストリン、無水硫酸ナトリウム、デンプン、乳糖、白糖
などが使用される。
<粉末一剤式>
固形の原料から構成され、固体のアルカリ剤と過酸化物が配合された一剤式である。使
用時に水と混合し、使用される。
(3)近年の報告
◆「サンフラワーセラミド」(商品名)(表示名称:オクチルドデカノール、水添ココグリ
セリル、ヒマワリ種子エキス)は毛髪に対し、修復効果、コンディショニング効果、パー
マに対する保護効果、頭皮乾燥に対する保護作用、カラー後の色落ち防止効果を有する。
(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「TEGO
Cosmo
C10」(商品名)(表示名称:クレアチン)はダメージ毛を
改善し、毛髪の強度向上、弾力性改善、パーマ・カラーからのダメージを修復保護する。
(㈱
141
マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「ハニーテイン」(商品名)(表示名称:加水分解ハチミツタンパク)はキューティクル
の剥離を防止し、毛髪のダメージを改善する。ヘアカラー、パーマから毛髪を保護する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ラウレス−2、ラウレス−20、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、
ポリクオタニウム−10、フェノキシエタノール、イソプロパノール、ジメチコン、水の
混合物である高分子シリコンエマルジョン(商品名:DN−シリコンエマルジョン(10
万))は、シャンプー、コンディショナー及びトリートメント等に配合し、毛髪のすべり性
やまとまり性を付与する。高重合シリコンをエマルション化することで、低温でも容易に
製剤へ配合することが可能となった。また、高重合シリコンとカチオン化セルロースの組
み合せにより、エマルションの安定性と製剤中での安定化が得られると共に、毛髪へ優れ
た付着性が得られる。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤の相互作用によるゲル
化(ジェル化)に、アニオン性・カチオン性・両性と異なった電価を持つ三種のポリマー
を配合し、泡の中にこれらのネットワークを形成させることで、泡がムラなく髪全体へ行
き渡る「もっちりとした濃密な泡」を作り出せる。(㈱マンダム・ニュースリリース,2010
年 12 月 6 日)
◆油に対する乳化力の強いスルホベタイン型両性界面活性剤と枝分かれした親油基を持つ
分岐鎖型非イオン性界面活性剤を用いることで、優れた起泡性を付与し、ヘアワックス等
が付着した毛髪でも瞬時に泡立ち、ムラなく均一に行き渡らせることができる。(㈱マンダ
ム・ニュースリリース,2010 年 12 月 6 日)
142
IPC:A61Q5/10
Fターム:4C083CC36
3.5 ヘアカラー剤
3.5.1 酸化染毛剤
酸化染毛剤は一般的にヘアカラーとも呼ばれ、頭髪の色を変化させてファッションとし
て楽しむための手段として使用する。酸化染毛剤は、酸化染毛剤第 1 剤および第 2 剤から
構成され、使用時に混合して用いられる。酸化染毛剤は、毛髪内に存在するメラニン色素
を酸化分解し、同時に染毛を行うものであり、大きく分けて白髪染め、おしゃれ染め、白
髪おしゃれ染め等に分類される。白髪染め、白髪おしゃれ染めは、白髪を隠し、若々しく
見せるために、おしゃれ染めは、黒髪を望みの色に変え、髪色を楽しむ為に使用される。
(1)主要成分
酸化染毛剤第一剤、第二剤(共通)
<固体>
・高級アルコール:炭素数 14〜22 のアルコールなどが使用される。
・ロウ類:ラノリン,ミツロウ,パラフィンワックスなどが使用される。
・炭化水素:ワセリンなどが使用される。
・脂肪酸:ステアリン酸などが使用される。
・アニオン性界面活性剤:アルキル(C12、14、16)硫酸ナトリウム、POE ラウリルエーテ
ル硫酸塩、ラウロイルメチルアラニンナトリウム水溶液、ヤシ油脂肪酸サルコシン塩水溶
液、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナ
トリウム水溶液、ラウロイルサルコシンカリウム水溶液、ミリスルトイルサルコシンナト
リウム、オレオイルサルコシン、パルミトイルサルコシンナトリウム、POE アルキルエーテ
ル酢酸、POE ラウリルエーテル酢酸ナトリウム水溶液、POE トリデシルエーテル酢酸、POE
トリデシルエーテル酢酸ナトリウムなどが使用される。塩はナトリウム、トリエタノール
アミン塩などが使用される。
・ノニオン性界面活性剤:POE アルキル(C12、16、18、22)エーテル、POE・POP セチルエ
ーテル、POE・POP デシルテトラデシルエーテル、POE 硬化ヒマシ油、モノ脂肪酸 POE ソル
ビタン(脂肪酸はヤシ油脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレ
イン酸等)、トリ脂肪酸 POE ソルビタン(脂肪酸はステアリン酸、オレイン酸等)
、モノ脂
肪酸グリセリル(脂肪酸はステアリン酸、オレイン酸等)などが使用される。
・両性界面活性剤:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸プロピルアミドベ
タイン液、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン水溶液、N‑ヤシ油脂肪酸アシル‑N‑カルボキシメチル‑N‑ヒドロ
キシエチルエチレンジアミンナトリウム水溶液、N‑ヤシ油脂肪酸アシル‑N‑カルボキシメチ
ル‑N‑ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム水溶液、N‑ヤシ油脂肪酸アシル‑N‑カ
143
ルボキシメチル‑N‑ヒドロキシエチルエチレンジアミン・ラウリル硫酸ナトリウム水溶液、
N‑ヤシ油脂肪酸アシル‑N‑カルボキシメチル‑N‑ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリ
ウム水溶液などが使用される。
・カチオン性界面活性剤:塩化アルキル(C12、16、18、22)トリメチルアンモニウム、臭
化アルキル(C12、16、18、22)トリメチルアンモニウム、塩化ジステリルジメチルアンモ
ニウム、塩化ベンザルコニウムなどが使用される。
・金属封鎖剤:エデト酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンヒド
ロキシエチル三酢酸三ナトリウムなどが使用される。
・酸化防止剤:亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、メタ重亜硫酸塩、アスコルビン酸とその塩、エ
リソルビン酸とその塩、チオグリコール酸とその塩、L−システインとその塩、N−アセチ
ル−L−システイン、L−システインメチルエステルなどが使用される。塩としてはナトリ
ウム塩、アンモニウム塩などが使用される。
・アルカリ剤:炭酸塩、炭酸水素塩、ケイ酸ナトリウム、塩基性炭酸マグネシウムなどが
使用される。塩としてはナトリウム塩、アンモニウム塩などが使用される。
・酸化染料:
①主要中間体
p‑フェニレンジアミン、トルエン‑2,5‑ジアミン、N‑フェニル‑p‑フェニレンジアミン、
4,4'‑ジアミノジフェニルアミン、p‑アミノフェノール、o‑アミノフェノール、p‑メチルア
ミノフェノール、N,N‑ビス(2‑ヒドロキシエチル)‑p‑フェニレンジアミン、2‑ヒドロキシ
エチル‑p‑フェニレンジアミン、o‑クロル‑p‑フェニレンジアミン、4‑アミノ‑m‑クレゾール、
2‑アミノ‑4‑ヒドロキシエチルアミノアニソール、2,4‑ジアミノフェノール及びそれらの塩
から選ばれる 1 種又は 2 種以上が用いられる。
②カップラー
レゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、ハイドロキノン、
5‑アミノ‑o‑クレゾール、m‑アミノフェノール、5‑(2‑ヒドロキシエチルアミノ)‑2‑メチ
ルフェノール、m‑フェニレンジアミン、2,4‑ジアミノフェノキシエタノール、トルエン‑3,4‑
ジアミン、α‑ナフトール、2,6‑ジアミノピリジン、ジフェニルアミン、2‑メチルレゾルシ
ン、N,N‑ジエチル‑m‑アミノフェノール、フェニルメチルピラゾロン、3,3'‑イミノジフェ
ニール、1,5‑ジヒドロキシナフタレン、タンニン酸及びそれらの塩から選ばれる 1 種又は 2
種以上が用いられる。
③それ以外の染料
2‑アミノ‑4‑ニトロフェノール、2‑アミノ‑5‑ニトロフェノール、2‑ニトロ‑p‑フェニレン
ジアミン、4‑ニトロ‑o‑フェニレンジアミン、4‑ニトロ‑m‑フェニレンジアミン、N,N'‑ビス
(4‑アミノフェニル)‑2,5‑ジアミノ‑1,4‑キノンジイミン、2‑ヒドロキシ‑5‑ニトロ‑2',4'‑
ジアミノアゾベンゼン‑5
‑スルホン酸ナトリウム、2‑アミノ‑6‑クロロ‑4‑ニトロフェノー
ル、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、1‑アミノ‑4‑メチルアミノアントラキノン、
1,4‑ジアミノアントラキノン、ヘマテイン及びそれらの塩から選ばれる 1 種又は 2 種以上
144
を主要中間体及びカップラーに、さらに加えて用いることができる。
<液体>
・高級アルコール:ヘキシルデカノール、オレイルアルコールなどが使用される。
・炭化水素:流動パラフィン、スクワランなどが使用される。
・脂肪酸:オレイン酸などが使用される。
・シリコーン油:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチ
ルポリシロキサン、高重合ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アルキル
変性シリコーン油、ポリエーテル変性シリコーン油などが使用される。
・溶剤:エタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコールなどの
多価アルコールが使用される。
・アルカリ剤:アンモニア、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンなどが使用され
る。
酸化染毛剤第二剤
・安定化剤:アセトアニリド、硫酸オキシキノリン、スズ酸ナトリウム、尿素、1‑ヒドロ
キシエタン‑1,1‑ジホスホン酸又はその塩などが使用される。
・酸化剤:過酸化水素。
(2)剤型又は製剤
剤型はクリーム、乳液、液、ゲル、ペースト、粉末、エアゾールフォームタイプなど種々
の型態が挙げられる。
①クリーム、乳液タイプ
有効成分としてアルカリ剤、酸化染料が配合されたクリーム状の第一剤と、過酸化水素
が配合されたクリーム状もしくは乳液状の第二剤とからなる。
第一剤および第二剤ともに、高級アルコールおよび油剤を界面活性剤で乳化した後、有効
成分を配合して調製される。
②液体タイプ
有効成分としてアルカリ剤、酸化染料が配合された液状の第一剤と、過酸化水素が配合
された液状もしくは乳液状の第二剤とからなる。
第一剤は有機溶剤と界面活性剤と水から構成され、有効成分としてアルカリ剤、酸化染料
が配合される。第二剤も第一剤と同様な構成であり、有効成分として過酸化水素が配合さ
れる。第 1 剤には必要に応じて液状油剤が配合される場合もある。液体タイプは、使用時
に第一剤と第二剤を混合することで、有機溶媒と水および界面活性剤等でゲルを形成する
ことで粘度を高め、使用される。
③粉末タイプ
145
<粉末二剤式>
固形の原料から構成される。固体のアルカリ剤、酸化染料を含有する第一剤と、有効成
分として過酸化水素を含有する第二剤から構成される。
<その他>
・増粘剤:カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、キサンタンガム、トラガントガム、グァーガム、海藻類などが使用され
る。
・賦形剤:結晶セルロース、デキストリン、無水硫酸ナトリウム、デンプン、乳糖、白糖
などが使用される。
<粉末一剤式>
固形の原料から構成される。固体のアルカリ剤、酸化染料、過酸化物を含有する。使用
時に水で溶いて使用される。
3.5.2 酸性染毛料
酸性染毛料は一般的にヘアマニキュアとも呼ばれる。酸性染毛料は脱色作用を有さない
ので、白髪染めを目的として使用される。明るい頭髪に対しては、おしゃれ染めとして使
用することも可能である。
(1)主要成分
<固体>
・高級アルコール:炭素数 14〜22 のアルコールなどが使用される。
・脂肪酸:ステアリン酸などが使用される。
・アニオン性界面活性剤:アルキル(C12、14、16)硫酸ナトリウム、POE ラウリルエーテ
ル硫酸塩、ラウロイルメチルアラニンナトリウム水溶液、ヤシ油脂肪酸サルコシン塩水溶
液、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナ
トリウム水溶液、ラウロイルサルコシンカリウム水溶液、ミリスルトイルサルコシンナト
リウム、オレオイルサルコシン、パルミトイルサルコシンナトリウム、POE アルキルエーテ
ル酢酸、POE ラウリルエーテル酢酸ナトリウム水溶液、POE トリデシルエーテル酢酸、POE
トリデシルエーテル酢酸ナトリウムなどが使用される。塩はナトリウム、トリエタノール
アミン塩などが使用される。
・ノニオン性界面活性剤:POE アルキル(C12、16、18、22)エーテル、POE・POP セチルエ
ーテル、POE・POP デシルテトラデシルエーテル、POE 硬化ヒマシ油、モノ脂肪酸 POE ソル
ビタン(脂肪酸はヤシ油脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレ
イン酸等)、トリ脂肪酸 POE ソルビタン(脂肪酸はステアリン酸、オレイン酸等)
、モノ脂
肪酸グリセリル(脂肪酸はステアリン酸、オレイン酸等)などが使用される。
・酸性染料:赤色 2 号、赤色 3 号、赤色 102 号、赤色 104 号の(1)、赤色 105 号の(1)、
146
赤色 227 号、赤色 230 号の(1)、赤色 230 号の(2)、赤色 231 号、赤色 232 号、赤色 401
号、赤色 502 号、赤色 503 号、赤色 504 号、赤色 506 号、黄色 4 号、黄色 5 号、黄色 202
号の(1)、黄色 202 号の(2)、黄色 203 号、黄色 402 号、黄色 403 号の(1)、黄色 406 号、
黄色 407 号、だいだい色 205 号、だいだい色 207 号、だいだい色 402 号、緑色 3 号、緑色
204 号、緑色 205 号、緑色 401 号、緑色 402 号、紫色 401 号、青色 1 号、青色 2 号、青色
202 号、青色 203 号、青色 205 号、褐色 201 号、黒色 401 号などが使用される。
・酸:ピロリドンカルボン酸などが使用される。
・高分子化合物:アラビアガム、グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、カンテン、ア
ルギン酸、トラガントガム、タラガム、タマリンドガムなどの植物系高分子化合物、キサ
ンタンガム、プルラン、デキストラン、シクロデキストリン、カードラン及びジェランガ
ムなどの微生物系高分子化合物、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン、キトサ
ン及びヒアルロン酸などの動物系高分子化合物、メチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロースなどセルロース系高
分子、カチオン化グァーガムなどの半合成高分子化合物、カルボキシビニルポリマーなど
が使用される。
<液体>
・シリコーン油:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチ
ルポリシロキサン、高重合ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アルキル
変性シリコーン油、ポリエーテル変性シリコーン油などが使用される。
・溶剤:エタノール、n‑プロパノール、イソプロパノール、ブタノールなどの C2〜C8 の低
級アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3‑
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ポリエチレングリコールなどの多
価アルコール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、フェノキシエタノール、フ
ェノキシイソプロパノール、2‑ベンジルオキシエタノールなどの芳香族アルコール、N‑メ
チルピロリドン、N‑オクチルピロリドン、N‑ラウリルピロリドンなどの N‑アルキルピロリ
ドン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなどのアルキレンカーボネート、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトールなどの
エチレングリコールエーテルなどが使用される。
・酸:リン酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、
レブリン酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸及びマンデル酸など
(2)剤型又は製剤
剤型はクリーム、ジェル、エアゾールフォームタイプなど種々の型態が挙げられる。
①ジェルタイプ
酸性染料と酸を配合した 1 剤式で、高分子化合物で粘度を持たせ、調製される。
②クリームタイプ
147
高級アルコールおよび油剤を界面活性剤で乳化した後、酸性染料および酸を配合して調
製される。一般的にカラートリートメント、カラーリンスという名称で呼ばれている。
③エアゾールフォームタイプ
酸性染料、酸、溶剤などから成る原液と液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)
などの噴射剤を充填し泡状にして使用する。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
酸性染毛料
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
重量%
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDC
S)
5.0
2
エタノール
3
グリコール酸
5.0
4
ヒドロキシエチルセルロース(商品名:HEC−CFW)
2.0
5
色素
0.5
6
水
調製法
15.0
72.5
(1)予め水に分散させた原料4に、原料1〜3を加え、室温で均一溶解させる。
(2)均一溶解の後、原料5を加えて均一分散させ、製品とする。
<処方例‑2>
剤型名
出典
酸性染毛料
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
1
水
残量
2
エタノール
15.0
3
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDC
S)
0〜10.0
4
乳酸
5.0
5
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(商品名:メトローズ60SH
−4000)
6
調製法
色素
2.0
0.5
(1)予め水に分散させた原料5に、原料2〜4を加え、室温で均一溶解させる。
(2)均一溶解の後、原料6を加えて均一分散させ、酸性染毛料とする。
148
<処方例‑3>
剤型名
出典
酸性染毛料
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
重量%
1
水
残量
2
エタノール
15.0
3
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDC
S)
5.0
4
酸(乳酸、グリコール酸)
5.0
5
水溶性高分子(セルロース系、合成ポリマー系)
2.0
6
橙色205号
0.5
調製法
(1)予め水に分散させた原料5に、原料2〜4を加え、室温で均一溶解させる。
(2)均一溶解の後、原料6を加えて均一分散させ、酸性染毛料とする。
<処方例‑4>
剤型名
出典
酸性染毛料
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
1
重量%
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDC
S)
5.0
2
エタノール
3
グリコール酸
5.0
4
ヒドロキシエチルセルロース(商品名:HEC−CFW)
2.0
5
色素
0.5
6
水
調製法
15.0
72.5
(1)予め水に分散させた原料4に、原料1〜3を加え、室温で均一溶解させる。
(2)均一溶解の後、原料5を加えて均一分散させ、製品とする。
<処方例-5>
剤型名
出典
カラームース用原液
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HC‑M‑5)
成分名
A
水
重量%
67.80
ステアルトリモニウムクロリド、水 (商品名:コータミン 86W)
6.00
ノノキシノール−11 (商品名:エマルゲン 911)
0.50
グリセリン
5.00
PVP (商品名:PVP K−90)
2.00
149
B
C
(酸性染料)
0.50
乳酸
0.10
エタノール
5.00
メチルパラベン
0.10
ベンジルアルコール
8.00
メチルピロリドン
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.Cを秤量し、溶解させる。
4.AにB、Cを加え、撹拌を行う。
5.適当な容器に充填する。
特徴
一時染毛料用のムース原液です。
3.5.3 非酸化染毛剤
非酸化染毛剤は金属染毛剤とも呼ばれる。酸化染料を使用して染毛するものではなく、
多価フェノール−鉄錯体を利用して頭髪を染めるものである。酸化染料を使用しないので、
アレルギー性接触皮膚炎を引き起こしにくい。
(1)主要成分
<固体>
・高級アルコール:セタノール、ステアリルアルコールなどが使用される。
・ロウ類:ラノリン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
・炭化水素:流動パラフィン、ワセリン、スクワランなどが使用される。
・エステル油:パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピルなどが使用される。
・脂肪酸:ステアリン酸などが使用される。
・アニオン性界面活性剤:アルキル(C12、14、16)硫酸ナトリウム、POE ラウリルエーテ
ル硫酸塩、ラウロイルメチルアラニンナトリウム水溶液、ヤシ油脂肪酸サルコシン塩水溶
液、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナ
トリウム水溶液、ラウロイルサルコシンカリウム水溶液、ミリスルトイルサルコシンナト
リウム、オレオイルサルコシン、パルミトイルサルコシンナトリウム、POE アルキルエーテ
ル酢酸、POE ラウリルエーテル酢酸ナトリウム水溶液、POE トリデシルエーテル酢酸、POE
トリデシルエーテル酢酸ナトリウムなどが使用される。塩はナトリウム、トリエタノール
アミン塩などが使用される。
・ノニオン性界面活性剤:POE アルキル(C12、16、18、22)エーテル、POE・POP セチルエ
ーテル、POE・POP デシルテトラデシルエーテル、POE 硬化ヒマシ油、モノ脂肪酸 POE ソル
ビタン(脂肪酸はヤシ油脂肪酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレ
150
イン酸等)、トリ脂肪酸 POE ソルビタン(脂肪酸はステアリン酸、オレイン酸等)
、モノ脂
肪酸グリセリル(脂肪酸はステアリン酸、オレイン酸等)などが使用される。
・両性界面活性剤:
・カチオン性界面活性剤:
・金属封鎖剤:
・酸化防止剤:
・高分子化合物:アラビアガム、グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、カンテン、ア
ルギン酸、トラガントガム、タラガム、タマリンドガムなどの植物系高分子化合物、キサ
ンタンガム、プルラン、デキストラン、シクロデキストリン、カードラン及びジェランガ
ムなどの微生物系高分子化合物、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン、キトサ
ン及びヒアルロン酸などの動物系高分子化合物、メチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化セルロースなどセルロース系高
分子、カチオン化グァーガムなどの半合成高分子化合物、カルボキシビニルポリマーなど
が使用される。
・金属塩:硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄、水酸化第二鉄、リン酸第
二鉄、酢酸第二鉄などが使用される。
・多価フェノール:ピロガロール、没食子酸、没食子酸プロピル、タンニン酸、カテコー
ル、レゾルシン、ハイドロキノンなどが使用される。
・還元剤:亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩、チオグリコール酸塩、L‑システインと
その塩、N‑アセチル‑L‑システイン、L‑システインメチルエステルや L‑システインエチルエ
ステル等のシステイン誘導体から選ばれる 1 種又は 2 種以上を用いる。塩はナトリウム塩
又はアンモニウム塩などが使用される。
・その他:ヘマテイン
<液体>
・シリコーン油:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチ
ルポリシロキサン、高重合ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アルキル
変性シリコーン油、ポリエーテル変性シリコーン油などが使用される。
・溶剤:エタノール、n‑プロパノール、イソプロパノール、ブタノールなど C2〜C8 の低級
アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3‑
プロパンジオール、1,3‑ブタンジオール、グリセリン、ポリエチレングリコールなどの多
価アルコール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、フェノキシエタノール、フ
ェノキシイソプロパノール、2‑ベンジルオキシエタノールなどの芳香族アルコール、N‑メ
チルピロリドン、N‑オクチルピロリドン、N‑ラウリルピロリドンなどの N‑アルキルピロリ
ドン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなどのアルキレンカーボネート、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチルカルビトール、エチルカルビトールなどの
エチレングリコールエーテルなどが使用される。
151
・アルカリ剤:アンモニア、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミンが使用され
る。
(2)剤型又は製剤
アルカリ剤と還元剤を配合した第一剤と、金属塩と多価フェノール類を配合した第二剤
からなる二剤式、もしくは、金属塩と多価フェノール類を配合した一剤式などが挙げられ
る。
①二剤式非酸化染毛剤
アルカリ剤と還元剤を配合した第一剤を頭髪へ塗布し、所定時間放置した後、必要であ
れば水洗し、金属塩と多価フェノール類を配合した第二剤を塗布して染毛を行う。
②一剤式非酸化染毛剤
金属塩と多価フェノール類を配合した一剤式である。頭髪へ塗布し、所定時間後に水洗
する。
(3)近年の報告(ヘアカラー剤)
◆麹菌由来チロシナーゼを用いて製造したメラニン前駆体を染毛原料として利用すること
で、天然由来のメラミン色素で白髪を徐々に自然に染めることができる。(花王㈱、月桂冠
㈱・ニュースリリース,2009 年 9 月 14 日)
◆「サンフラワーセラミド」(商品名)(表示名称:オクチルドデカノール、水添ココグリ
セリル、ヒマワリ種子エキス)は毛髪に対し、修復効果、コンディショニング効果、パー
マに対する保護効果、頭皮乾燥に対する保護作用、カラー後の色落ち防止効果を有する。
(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「TEGO
Cosmo
C10」(商品名)(表示名称:クレアチン)はダメージ毛を
改善し、毛髪の強度向上、弾力性改善、パーマ・カラーからのダメージを修復保護する。
(㈱
マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「ハニーテイン」(商品名)(表示名称:加水分解ハチミツタンパク)はキューティクル
の剥離を防止し、毛髪のダメージを改善する。ヘアカラー、パーマから毛髪を保護する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆アロエベラ、中でもアロエベラ内葉部の多糖類には、細胞増殖促進作用、創傷治癒効果、
熱創傷治癒効果、コラーゲン形成促進作用、抗炎症作用(カラゲニン浮腫抑制作用)、免疫
賦活、感染防御作用が報告されている。キダチアロエの内葉部の多糖類に関する民間療法
として、育毛・養毛作用、白髪改善作用、肌質改善・肌荒れ防止作用、掻痒改善作用、雀
班・目の下のシミに対する作用、歯槽膿漏・歯肉炎に対する作用が報告されている。「ビオ
セルアクト(登録商標)アロエベラ」(商品名)は、外原規アロエエキス(2)に該当し、
アロエ
Aloe barbadensis Miller(Aloe vera Linne)(Liliaceae)の葉から得られた液
汁よりアロインを除去後、得られた粉末を水で溶解した溶液で、その主成分は多糖類であ
り、保湿作用、線維芽細胞増殖促進作用、刺激緩和作用、シワ改善作用、表皮細胞→、削
152
除増殖促進作用、コラーゲン産生促進作用がある。表示名称:アロエベラエキス‑1 又はア
ロエベラ葉エキス。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2001 年 4 月 16 日)
◆「セタノール SX」(商品名)(表示名称:セタノール)はヘアカラー、ヘアリンス用であ
る。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「セタノール H」(商品名)(表示名称:セテアリルアルコール)はヘアカラー、ヘアリ
ンス用である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆メドウフォーム−δ−ラクトン(商品名:メドウラクトンVE)(表示名称:メドウフォ
ーム−δ−ラクトン、トコフェロール)は、加熱により毛髪ケラチンのアミノ基と化学結
合し、毛髪の表面及び内部の疎水的性質を強化し、クシ通り改善作用、ダメージ毛改善作
用、刺激緩和作用を有する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 12 月 10 日)
◆「MERQUAT280/295」(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム22)は、
塩化ジメチルアンモニウムとアクリル酸を共重合したカチオン性ポリマーで、高いコンデ
ィショニング効果、均染効果、洗い流し時の指通りの改善作用を有する。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆ヘアカラーを使用した際に生じる「ピリピリ」、「ヒリヒリ」といった感覚刺激はアルカ
リ(pHを高くする成分)によるものであり、アルカリにより化学刺激物や温度の受容体
であるTRPチャネルのTRPA1が活性化に繋がることがわかった。炭酸イオンは細胞
内アルカリ化を抑制し、ヘアカラーの感覚刺激を低減する効果がある。(㈱マンダム・ニュ
ースリリース,2010 年 12 月 6 日)
◆アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤の相互作用によるゲル
化(ジェル化)に、アニオン性・カチオン性・両性と異なった電価を持つ三種のポリマー
を配合し、泡の中にこれらのネットワークを形成させることで、泡がムラなく髪全体へ行
き渡る「もっちりとした濃密な泡」を作り出せる。(㈱マンダム・ニュースリリース,2010
年 12 月 6 日)
◆油に対する乳化力の強いスルホベタイン型両性界面活性剤と枝分かれした親油基を持つ
分岐鎖型非イオン性界面活性剤を用いることで、優れた起泡性を付与し、ヘアワックス等
が付着した毛髪でも瞬時に泡立ち、ムラなく均一に行き渡らせることができる。(㈱マンダ
ム・ニュースリリース,2010 年 12 月 6 日)
◆「ハイアクオスターDCS」(商品名)(表示名称:コハク酸ビスエトキシジグリコール)
は、不快なにおいがなく、染毛への浸透性に優れていおり、染毛性・堅牢性は良好。さら
に、毛髪のキューティクルの状態を改善し、染毛後の毛髪はなめらかな感触。また、毛髪
の帯電を防ぐ。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日)
◆「ハイアクオスターDCS」(商品名)(表示名称:コハク酸ビスエトキシジグリコール)
は、不快なにおいがなく、あらゆる分量の水に溶解可能で、サラッとした軽やかな感触で
あり、グリセリンと同等の皮膚水分蒸散の抑制機能がある。また、染毛への浸透性に優れ
ており、染毛性・堅牢性は良好。さらに、毛髪のキューティクルのリフトアップを改善お
よび状態を改善し、ダメージを受けた毛髪の表面状態を改善するので染毛後の毛髪はなめ
153
らかな感触。また、毛髪の帯電を防ぎ、優れた潤いキープ効果を有する。水・油との相溶
性に優れ、あらゆるバランスで水へ溶解可能であり、潤いを保持する効果を有する。また、
さらに、染毛への浸透性に優れている。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3
月 3 日)
◆「ハイアクオスターDCS」(商品名)(表示名称:コハク酸ビスエトキシジグリコール)
は、ヘアダメージを改善し、なめらかな使用感になる。また、ハリ・コシ感を付与すると
ともに毛髪の帯電を防止する。さらに、染毛への浸透性に優れている。(高級アルコール工
業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日)
154
IPC:A61Q5/12
Fターム:4C083CC33
3.6 ヘアーコンディショナー剤
3.6.1 ヘアリンス
洗髪後の頭髪が、乾燥するまでの間に髪がもつれたりするのを抑える。また、乾燥後の
パサつき改善、指通りや櫛通りを良くし、ツヤを与える。
(1)主要成分
<油剤>:高級アルコール、炭化水素油、エステル油、グリセリド油、天然油、シリコー
ン油、高級脂肪酸などが使用される
・高級アルコール:セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニル
アルコールなどが使用される。
・炭化水素油:流動パラフィン、スクワラン、ワセリンなどが使用される。
・エステル油:パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロ
ピルなどが使用される。
・グリセリド油:オリブ油などが使用される。
・天然油:ラノリンなどが使用される。
・シリコーン油:ジメチコン、高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル
変性シリコーンなどが使用される。
・高級脂肪酸:オレイン酸などが使用される。
<コンディショニング剤>:カチオン性界面活性剤、シリコーン油などが使用される。
・カチオン性界面活性剤:塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどの塩化アルキルト
リメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリ
ルジメチルアンモニウム、酢酸ラウラミドブチルグアニジンなどの長鎖アルキルアミドグ
アニジン塩などが使用される。
・シリコーン油:ジメチコン、高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル
変性シリコーンなどが使用される。
<乳化剤>:ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤などが使用される。
・ノニオン性界面活性剤:PEG‑80 水添ヒマシ油、POE セチルエーテルなどの POE アルキル
エーテル、POE プロピレングリコール、モノステアリン酸ソルビタン
・カチオン性界面活性剤:塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどの塩化アルキルト
リメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリ
ルジメチルアンモニウム、酢酸ラウラミドブチルグアニジンなどの長鎖アルキルアミドグ
アニジン塩などが使用される。
・増粘剤:ヒドロキシエチルセルロースなどが使用される。
・安定化:グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エタノールなどが
155
使用される。
・保湿剤:グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどが使用され
る。
・防腐剤:パラオキシ安息香酸エチル及びパラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安
息香酸エステル(パラベン)類、ソルビン酸などが使用される。
・その他:加水分解コラーゲン、加水分解ケラチンなどが使用される。
(2)剤型又は製剤
高級アルコールとカチオン性界面活性剤とからなるクリームである。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名 ヘアリンス
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HT‑R‑4)
成分名
A
重量%
BG、セタノール、ステアルトリモニウムクロリド、(硬化油)、コカミ
ドMEA、イソプロパノール、オリーブ油、水(商品名:DN−Rコン
ク S)
B
10.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
2.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
72.20
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
キトサンPCA、水(商品名:カイトマー PC (1%水溶液))
C
5.00
10.00
EDTA−2Na(商品名:クレワット N)
0.20
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
香料
0.20
調製法 Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。BにAを加え、
乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。低温でCを加え、撹拌する。室温まで
撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
DN−RコンクSを用いたヘア・リンスです。カイトマーPCを配合し、なめらか
な風合いに整えます。pH;4.0〜4.6[25℃]粘度(mPa・s);700〜1,100
[25℃]
<処方例‑2>
剤型名 ヘアリンス
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:M‑R‑1)
成分名
156
重量%
A
ステアルトリモニウムクロリド、水(商品名:コータミン 86W)
8.00
オレス−8(商品名:エマレックス 508)
2.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
5.00
ミネラルオイル(商品名:シルコール P−70)
3.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
B
C
スリチル(商品名:コスモール 168AR)
1.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (350cs))
0.50
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
0.20
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
72.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
タナクラクレイ(商品名:ミロネクトン R)
1.00
加水分解コラーゲン(商品名:HCP M−15)
0.50
クエン酸
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
褐藻エキス、BG(商品名:ファルコレックス ヒバマタ)
0.20
銅クロロフィンNa、水(商品名:ミドリゲン粉末 (0.5%水溶液))
0.10
香料
0.10
調製法 Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。BにAを加え、
乳化を行う。低温でCを加え、撹拌する。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充
填する。
特徴
褐藻エキス(ファルコレックス ヒバマタ)を配合したタラソテラピーリンスで
す。
<処方例‑3>
剤型名 エモリエントリンス
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ET‑HR‑3)
成分名
A
重量%
ステアラミドエチルジエチルアミン(商品名:カチナール AEAS)
1.60
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパー TW−S120)
1.00
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドールスーパー SP−S1
0)
1.00
イソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:コスモール 41)
2.00
オクチルドデカノール(商品名:カルコール 200GD)
4.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
2.00
馬油(商品名:精製馬油)
4.00
パルミチン酸イソプロピル(商品名:エキセパール IPP)
4.00
157
B
精製水
63.25
コカミドプロピルベタイン、水(商品名:ソフタゾリン CPB)
4.00
セトリモニウムクロリド、水(商品名:コータミン 60W)
4.00
ポリクオタニウム−10(商品名:ポリマー JR−400)
0.20
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.00
クエン酸
0.80
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.15
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;3.5〜4.5[25℃]
馬油を配合したリンスです。
しっとり、艶やかな髪に仕上げます。
<処方例‑4>
剤型名 クリームリンス
出典
FRAGRANCE JOURNAL,2,89‑95(1994)
成分名
A
B
重量%
ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド
1.0
ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド
1.0
モノイソステアリン酸グリセリル
1.0
イソステアリン酸イソステアリル(商品名:ISIS)
2.0
セトステアリルアルコール
2.0
ブチルパラベン
0.1
BG
3.0
メチルパラベン
0.1
精製水で
100.0
3.6.2 ヘアトリートメント
洗髪後の頭髪に適度な栄養分を補給し、洗髪後から乾燥までの間の髪の絡まりを抑える。
また、乾燥後のパサつき改善、指通りや櫛通りを良くし、ツヤを与えるために使用する。
(1)主要成分
<油剤>:高級アルコール、炭化水素油、エステル油、グリセリド油、天然油、シリコー
ン油、高級脂肪酸などが使用される
158
・高級アルコール:セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどが使用
される。
・炭化水素油:流動パラフィン、スクワラン、ワセリンなどが使用される。
・エステル油:パルミチン酸セチルなどが使用される。
・グリセリド油:オリブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油などが使用される。
・天然油:ラノリンなどが使用される。
・シリコーン油:ジメチコン、メチルフェニルシリコン、環状ジメチルポリシロキサン、
アミノ変性シリコーン、高分子シリコーンなどが使用される。
・高級脂肪酸:オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などが使用される。
<コンディショニング剤>:カチオン性界面活性剤、シリコーン油などが使用される。
・カチオン性界面活性剤:塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどの塩化アルキルト
リメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリ
ルジメチルアンモニウム、酢酸ラウラミドブチルグアニジンなどの長鎖アルキルアミドグ
アニジン塩などが使用される。
・シリコーン油:ジメチコン、メチルフェニルシリコン、環状ジメチルポリシロキサン、
アミノ変性シリコーン、高分子シリコーンなどが使用される。
<乳化剤>:ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤などが使用される。
・ノニオン性界面活性剤:PEG‑80 水添ヒマシ油、POE セチルエーテルなどの POE アルキル
エーテル、モノステアリン酸ソルビタンなどが使用される。
・カチオン性界面活性剤:塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどの塩化アルキルト
リメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリ
ルジメチルアンモニウム、酢酸ラウラミドブチルグアニジンなどの長鎖アルキルアミドグ
アニジン塩などが使用される。
・増粘剤:ヒドロキシエチルセルロースなどが使用される。
・安定化:グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エタノールなどが
使用される。
・保湿剤:グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどが使用され
る。
・防腐剤:パラオキシ安息香酸エチル及びパラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安
息香酸エステル(パラベン)類、ソルビン酸などが使用される。
(2)剤型又は製剤
高級アルコールとカチオン性界面活性剤とからなるクリームである。ヘアリンスに比べ
コンディショニング成分が多く配合され、効果が高い。
(3)処方例
<処方例‑1>
159
剤型名 トリートメントパック
出典
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
重量%
水添レシチン(商品名:NIKKOL
レシノールS−GF)
1.0
カルボキシビニルポリマー(商品名:カーボポール981)(2%
水溶液)
10.0
(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30)
コポリマー
(商品名:カーボポール1382)(2%水溶液)
5.0
グリセリン
3.0
TEA
0.3
加水分解シルク液
2.0
精製水で全量
B
100.0
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MGS−AV)
ラウリン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
aglyn
3.0
Dec
1−L)
3.0
ヤシ油(商品名:NIKKOL
Trifat
ヒマワリ油(商品名:NIKKOL
C−24)
0.3
ヒマワリ油)
0.25
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル(商品名:NIKKOL
トリエスター
F−810)
5.0
セタノール
3.0
オクチルドデカノール
0.50
2
ジメチコン(10mm /s)
3.0
フェノキシエタノール
適量
調製法 Aを撹拌してポリマーを膨潤させた後、常温から徐々に70℃まで加温する。A
を撹拌しながらBを徐々に添加し、その後、ホモミキサーで処理する。パドルミ
キサーで攪拌しながら放冷し、35℃で調製を終了する。
<処方例‑2>
剤型名 二層式ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:PP‑1‑3)
成分名
A
水
重量%
49.85
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、水 (商品名:ジ
ャガー C−13S (0.5%水溶液))
12.00
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
12.00
加水分解コラーゲン (商品名:HCP M−15)
10.00
ソルビン酸K
0.05
160
B
メチルパラベン
0.10
ジメチコン (商品名:シリコーン L−45 (10万cs))
1.00
ジメチコン (商品名:シリコーン L−45 (5cs))
15.00
100.00
調製法 1.Bを秤量し、溶解させる。
2.Aを秤量し、加温し溶解させる。
3.低温でBを加え、撹拌する。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
二層分離タイプのノンカチオントリートメントです。
<処方例‑3>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HT‑R‑1)
成分名
A
重量%
ステアルトリモニウムクロリド、イソプロパノール、水(商品名:コ
ータミン 86Pコンク)
1.50
ジステアリルジモニウムクロリド、イソプロパノール(商品名:コー
タミン D86P)
1.50
ステアレス−15(商品名:エマレックス 615)
1.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
3.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
2.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
B
C
スリチル(商品名:コスモール 168AR)
1.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
81.60
DPG(商品名:DPG−RF)
5.00
ヒドロキシエチルセルロース(商品名:HEC SE−850)
0.10
加水分解コラーゲン(商品名:HCP M−15)
2.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
シラカラバエキス、BG、水(商品名:シラカバ抽出液 BG)
0.50
セージエキス、BG、水(商品名:サルビア抽出液 BG)
0.50
調製法 Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。BにAを加え、
乳化を行う。低温でCを加え、撹拌を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に
充填する。
特徴
加水分解コラーゲン(HPC
M−15)を配合したヘアトリートメントです。
161
<処方例‑4>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HT‑R‑2)
成分名
重量%
ステアルトリモニウムクロリド、イソプロパノール、水(商品名:コ
ータミン 86Pコンク)
3.00
ステアレス−8(商品名:エマレックス 608)
0.80
ステアレス−15(商品名:エマレックス 615)
0.40
ラウロイルグルタミン酸ジステアレス−5(商品名:アミテル LG
S−5(H))
3.00
ラウロイルグルタミン酸ジステアレス−2(商品名:アミテル LG
S−2(H))
1.60
ステアリン酸グリセリル(商品名:レオドール MS−60)
4.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
2.00
ワセリン(商品名:サンホワイト P−150)
3.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
6.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
スリチル(商品名:コスモール 168AR)
精製水
2.00
64.80
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
5.00
ヒドロキシプロピルキトサン、メチルパラベン、エタノール、水(商品
名:キトフィルマー)
4.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
香料
0.20
調製法 Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。BにAを加え、
乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。低温でCを加え、撹拌を行う。室温ま
で撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
キトフィルマー(ヒドロキシプロピルキトサン)を配合したヘアトリートメント
です。
<処方例‑5>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HT‑R‑3)
成分名
A
重量%
ジステアリルジモニウムクロリド、イソプロパノール(商品名:コー
タミン D86P)
2.00
セトリモニウムクロリド、水(商品名:コータミン 60W)
3.00
162
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
3.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
4.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
2.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−
01)
1.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
スリチル(商品名:コスモール 168AR)
B
精製水
1.00
77.70
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
6.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
調製法 Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。BにAを加え、
乳化を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
リゾレシチンを配合したヘア・トリートメントです。なめらか風合いが得られま
す。pH;3.5〜4.5[25℃]
<処方例‑6>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HT‑IT‑1)
成分名
A
B
重量%
ジメチコン(商品名:シリコーン KF−96H−50万CS)
8.00
フェニルトリメチコン(商品名:シリコーン MP−1)
8.00
セトリモニウムクロリド、水(商品名:コータミン 60W)
4.00
ステアルトリモニウムクロリド、イソプロパノール、水(商品名:コ
C
D
ータミン 86Pコンク)
2.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
6.00
精製水
66.50
イソペンチルジオール(商品名:イソプレングリコール)
5.00
クエン酸
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
香料
0.20
調製法 Aを秤量し、溶解させる。Bを加え、加温し溶解させる。Cを秤量し、加温し溶
解させる。Cに(A+B)を加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。低
温でDを添加し、撹拌を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
高重合シリコーンを配合したヘア・トリートメントです。櫛通りが良く、さらさ
らとした髪に仕上げます。pH;2.7〜3.3[25℃]
163
<処方例‑7>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:KL‑T‑1)
成分名
A
重量%
ステアルトリモニウムクロリド、イソプロパノール、水(商品名:コ
ータミン 86Pコンク)
1.00
ジステアリルジモニウムクロリド、イソプロパノール(商品名:コー
タミン D86P)
1.50
ステアリルアルコール(商品名:カルコール 8688)
4.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
2.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
6.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−
01)
6.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
B
スリチル(商品名:コスモール 168AR)
1.00
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
1.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
69.20
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
8.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
調製法 Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。BにAを加え、
乳化を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
パルミチン酸デキストリン(レオパールKL)を配合したヘアトリートメントで
す。コシのある使い心地で、髪に風合いを与えます。pH;4.0〜5.0[25℃]
<処方例‑8>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:T‑A‑15)
成分名
A
重量%
セトリモニウムクロリド、イソプロパノール、水(商品名:アーカー
ド 16−50)
2.00
ステアルトリモニウムクロリド、エタノール、水(商品名:アーカー
ド T−800)
4.00
ステアリルアルコール(商品名:カルコール 8688)
6.00
ミネラルオイル(商品名:シルコール P−70)
5.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
スリチル(商品名:コスモール 168AR)
164
1.00
B
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
1.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
59.10
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(商品名:ジャガ
C
ー C−13S)
0.10
加水分解コラーゲン(商品名:HCP M−15)
1.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
クエン酸
0.20
EDTA−2Na(商品名:クレワット N)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
シクロメチコン、ジメチコン、ノノキシノール−10、ノノキシノ
ール−30、エタノール、水(商品名:シリコーン FZ−4148)
15.00
カルボキシメチルキチン、メチルパラベン、エタノール、水(商品
名:キチンリキッド)
0.10
香料
0.20
調製法 Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、加温し溶解させる。BにAを加え、
乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。低温でCを加え、撹拌を行う。室温ま
で撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
高重合シリコーンエマルジョン(シリコーン FZ−4148)を配合したヘア
トリートメントです。pH;4.5〜5.5[25℃]
<処方例‑9>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HT‑RT‑1)
成分名
A
セテアリルアルコール(商品名:カルコール6850)
重量%
10.50
オリーブ油(商品名:クリピュアOL)
2.00
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
3.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリ
B
スリチル(商品名:コスモール168ARV)
0.50
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.05
フェニルトリメチコン(商品名:シリコーンMP−1)
1.00
ジメチコン(商品名:シリコーンIWS−1000)
1.00
精製水
60.10
ベヘントリモニウムクロリド、エタノール、水(商品名:アーカー
ド22−80)
3.60
165
ヒドロキシエチルセルロース、水(商品名:セロサイズQP−52
000
1%水溶液)
10.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
3.00
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:ト
ルナーレ)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
クエン酸
0.05
100.00
調製法 1.Aを秤量して加温し、溶解させる。
2.Bを秤量して加温し、溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
トルナーレを配合したヘアトリートメントです。
毛髪の保護、ウェット感が期待できます。
<処方例‑10>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HRT‑BB‑1)
成分名
A
精製水
重量%
82.60
ポリクオタニウム−16、水(商品名:ルビカット Excelle
B
nce)
2.00
ココトリモニウムメト硫酸、水(商品名:ルビカット Mono LS)
2.00
クエン酸、水(商品名:クエン酸 (5%水溶液))
1.00
エタノール
10.00
PEG−40水添ヒマシ油(商品名:エマノーン CH−40)
2.00
オクタン酸セテアリル(商品名:ルビトール EHO)
0.20
フィタントリオール(商品名:フィタントリオール)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
100.00
調製法 1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.AにBを加え、撹拌を行う。
4.適当な容器に充填する。
特徴
スプレータイプのべたつかないヘアトリートメントです。
毛髪の保護、修復に優れています。
166
<処方例‑11>
剤型名 トリートメントパック
出典
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
重量%
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MGS−AV)
ラウリン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
3.00
Dec
aglyn 1−L)
3.00
セタノール
3.00
オクチルドデカノール
0.50
ヤシ油(商品名:NIKKOL
Trifat
ヒマワリ種子油(商品名:NIKKOL
C−24)
ヒマワリ油)
0.25
0.25
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:NIKKO
L
トリエスター
F−810)
5.00
2
B
ジメチコン(10mm /s)
3.00
フェノキシエタノール
1.00
水添レシチン(商品名:NIKKOL
レシノールS−10)
カルボマー(2%水溶液)(商品名:カーボポール981)
1.00
10.00
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポ
リマー(2%水溶液)(商品名:カーボポール1382)
5.00
グリセリン
3.00
TEA
0.30
加水分解シルク
2.00
精製水で全量
100.00
調製法 Bを攪拌しポリマーを膨潤させた後、常温から徐々に70℃まで加温する。Bを
攪拌しながらAを徐々に添加し、その後、ホモミキサーで処理をする。パドルミ
キサーで撹拌しながら放冷し、35℃で調製を終了する。
<処方例‑12>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日
成分名
油相
重量%
(ジグリセリン/ジリノール酸/ヒドロキシステアリン酸)コポリ
マー(商品名:リソカスタHSDA)
3.0
ステアリルアルコール(商品名:ステアリルアルコールNX)
4.0
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
1.0
DPG(商品名:DPG−RF)
2.0
ステアルトリモニウムクロリド(商品名:Genamin
167
STA
水相
C)
3.0
ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール(商品名:NPDIN)
3.0
ジメチコン(商品名:TSF451−100A)
1.0
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(商品名:メトローズ60S
H−4000)
0.3
精製水
残量
調製法 各相の配合成分を80℃で加温溶解する。均一に溶解した後、水相に油相を加え、
ホモミキサーによる乳化を行う(3000rpm、3min)。30℃まで冷却
して製品とする。
<処方例‑13>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
油相
重量%
油剤(商品名:リソカスタHSDA、リソカスタDA−L、ハイル
ーセントISDA、リソカスタMIS)
ステアルトリモニウムクロリド(商品名:Genamin
水相
3.0
STA
C)
3.0
ステアリルアルコール
5.0
ジプロピレングリコール
2.0
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(商品名:メトローズ60S
H−4000)
0.3
精製水
83.7
調製法 各相の配合成分を80℃で加温溶解する。均一に溶解した後、水相を油相に加え、
ホモミキサーによる乳化を行う(3000rpm、3min)。30℃まで冷却
して評価用処方とする。
<処方例‑14>
剤型名 ヘアトリートメント
出典
高級アルコール工業㈱・パンフレット,2010 年 4 月 1 日(HT‑1‑5‑MIS)
成分名
油相
重量%
イソステアリン酸水添ヒマシ油(商品名:リソカスタMIS)
3.0
ステアリルアルコール(商品名:ステアリルアルコールNX)
4.0
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
1.0
DPG(商品名:DPG−RF)
2.0
168
ステアルトリモニウムクロリド(商品名:Genamin STA
水相
C)
3.0
ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール(商品名:NPDIN)
3.0
ジメチコン(商品名:TSF451−100A)
1.0
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(商品名:メトロ−ズ60SH
−4000)
0.3
精製水で全量
100.0
調製法 各相の配合成分を80℃で加熱溶解する。均一に溶解した後、水相に油相を加え、
ホモミキサーによる乳化を行なう(3000rpm、3min)。30℃まで冷
却して製品とする。
特徴
安定性試験:恒温試験(6ヶ月確認中、25℃、45℃)、サイクル試験(5サ
イクル確認中、5℃→25℃→45℃→25℃)
<処方例‑15>
剤型名
出典
ヘアトリートメント
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 3 月
成分名
A
重量%
ベヘントリモニウムクロリド、エタノール(商品名:NIKKOL
C
A−2580)
2.4
ジステアリルジモニウムクロリド、イソプロパノール、水(商品名:
NIKKOL
CA−3475V)
0.8
セタノール
5.0
オレイルアルコール
1.0
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MGS−BV)
1.0
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/エイコサン二酸)ポリグ
リセリル−10、パルミチン酸デキストリン(商品名:ニコワックス
LM )
1.0
オリーブ油(商品名:NIKKOL
白色ワセリン
1.0
2
ジメチコン(1000mm /s)
調製法
2.0
8.0
ジメチコン(100mm2/s)
B
オリーブ油)
0.5
トコフェロール
0.05
防腐剤
適量
全量で
精製水
100.0
A、Bをそれぞれ80℃に加熱して溶解する。Aを撹拌しながらBを加え、乳化
169
する。撹拌しながら40℃にまで冷却し、調整を終了する。
(4)近年の報告
◆「CEH」(商品名)(表示名称:エチルヘキサン酸セチル)は、皮膚、髪に対して、親和
性、分散性に優れたエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009
年 2 月 1 日)
◆「IOP」(商品名)(表示名称:パルミチン酸エチルヘキシル)は、顔料に対し優れた分
散特性のエモリエント剤、ヘアコンディショニング剤である。(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「アムレプスPC」(商品名)(表示名称:パルミチン酸セチル)は、植物由来のクリーム
の調度、光沢調整剤、ヘアコンディショニング剤である。
(高級アルコール工業㈱・原料カ
タログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「アムレプス SS」(商品名)(表示名称:ステアリン酸ステアリル)は、植物由来のク
リーム調度、光沢調整剤、ヘアコンディショニング剤である。(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆女性の加齢に伴う毛髪変化を調査した結果、毛髪密度は 60 代と 20 代を比較すると2割
ほど減少したが、毛髪径は 30 代が最も太く、加齢と共に細くなる。また、毛髪成長速度や
成長期毛の割合、休止期毛の割合も加齢による変化が観察された。これらの変化が加齢に
よるハリやコシの減少の原因のひとつである可能性が考えられる。(2009 年 8 月1‑2 日,
第 27 回日本美容皮膚学会総会発表)(花王㈱・ニュースリリース,2009 年 11 月 30 日)
◆18−MEA、コレステロールのカプセル化物(NanoRepair−C(商品名))
は毛髪内部に浸透し補修し、毛髪保水性が向上する。(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年
9 月 1 日)
◆「Hydrovance」(商品名)(表示名称:ヒドロキシエチルウレア、水)は痛ん
で弱くなった髪を補修し、健康的な髪へよみがえらせるだけでなく、ブラッシング等の外
適応力から毛髪を守る。髪にうるおいを与え、保水性が向上する。(㈱マツモト交商・技術
資料,2009 年 9 月 1 日)
◆オリーブオイルはビタミンやポリフェノール、必須脂肪酸を豊富に含み、またヒトの皮
脂の脂肪酸と構成が非常に近い。「オリベム1000」(商品名)(表示名称:オリーブ脂肪
酸セテアリル、オリーブ脂肪酸ソルビタン)は乳化処方中で液晶構造を作り、ダメージを
受けた部分のキューティクルに入り込み補修する。「オリベム460」(商品名)(表示名
称:オリーブ油PEG−7
カルボン酸Na)、「オリベム300」(商品名)(表示名称:
オリーブ油PEG−7エステル)はシャンプーに配合することで洗浄しながら毛髪のダメ
ージを抑えつつ毛髪表面をコートすることでアミノ酸等の水溶性成分の流出を防ぐことが
期待できる。また毛髪のキューティクルを健全に保つ。(㈱マツモト交商・技術資料,2009
年 9 月 1 日)
◆「マンゴーオイル203」(商品名)(表示名称:マンゴー種子油、クエン酸)は毛髪に
170
対し伸びが良く良好な感触を付与し、ドライ時のくし通り、ツヤ付与に効果がある。(㈱マ
ツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「ピューリケアLS9658」(商品名)(表示名称:ワサビノキ種子エキス、グリセリ
ン、水)は環境ストレスから毛髪を守るペプチドで、排気ガスや紫外線の防御、汚染微粒
子の付着防止、タバコ等の匂い付着防止、毛髪へのコンディショニング、補強作用を有す
る。(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「TEGO
Cosmo
C10」(商品名)(表示名称:クレアチン)はダメージ毛を
改善し、毛髪の強度向上、弾力性改善、パーマ・カラーからのダメージを修復保護する。
(㈱
マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆セラミドはキューティクルの剥がれを改善しダメージ保護効果を有する。セラミド2は
損傷毛の修復、セラミド6Ⅱ(表示名称)(商品名:Ceramide
きと光沢付与、セラミド3(表示名称)(商品名:Ceramide
Ⅵ)は毛髪への輝
Ⅲ、ⅢB)は毛髪強
度の改善とキューティクルのめくれ改善、滑らかな指通りが実現できる。(㈱マツモト交
商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆加水分解コムギタンパク質(商品名:HYDROTRITICUMシリーズ)は毛髪へ
の吸着、浸透性に優れ、キューティクルの復元、毛髪強度の改善補強、光沢、潤滑性を付
与する。(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1 日)
◆「Neosolue−Aqulio」(商品名)(表示名称:シクロヘキサン−1,4−
ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール)は毛髪への有効成分の浸透を促進し、ダメージ
を改善する。シリコーンのようなサラサラ感も付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2010 年 4 月 1 日)
◆「ハニーテイン」(商品名)(表示名称:加水分解ハチミツタンパク)はキューティクル
の剥離を防止し、毛髪のダメージを改善する。ヘアカラー、パーマから毛髪を保護する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「モイストコートPX」(商品名)(表示名称:キトサンヒドロキシプロピルトリモニウ
ムクロリド)はダメージが進む毛髪に選択的に吸着するダメージセンサー機能をもち、紫
外線照射及び洗浄による染色毛の退色防止作用、感触の改善、フケ原因菌に対する抗菌作
用を有する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「リポフラクチルPM LS 9323」(商品名)(表示名称:リンゴ種子油、その他成
分(防腐剤・調整剤等)を含む) リンゴ種子油は豊富にトリグリセライドを含み、リノール
酸などの必須脂肪酸を多く含む。リンゴ種子油は、スキンケアにおいて、外部ストレスや
加齢に伴う乾燥からの保護・改善効果、エモリエント効果、肌色改善、細胞間マトリック
スの修復という特性を有する。また、ヘアケアにおいては、毛髪の官能特性、くし通りの
改善効果という特性を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 6 月 20 日)
◆「アルゲフィルマー」
(商品名)及び「IPF−100K」(商品名)は、スサビノリ(P
rophyra yezoensis)の全藻から抽出して得られるポルフィランを含む溶
液で、吸保水性、皮膜形成、ダメージ毛改善、毛髪帯電防止、毛髪強度向上、紅斑抑制作
171
用がある。(アルゲフィルマー/水、エタノール、アルゲエキス又は紅藻エキス又はスサビ
ノリエキス、メチルパラベン)(IPF−100K/水、BG、アルゲエキス又は紅藻エキ
ス又はスサビノリエキス)(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 11 月 19 日)
◆飽和炭化水素油である、水添ジデセン(商品名:NIKKOL シンセラン 2)、オレフ
ィンオリゴマー(商品名:NIKKOL シンセラン 4SP)は、無色透明の軽く、さっ
ぱりとした感触で、酸化や熱に対して安定で、他の油性成分との相溶性に優れ、容易に乳
化することができる。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 11 月)
◆「NIKKOL シンセラン 4SP」(商品名)(表示名称:オレフィンオリゴマー、ま
たは水添ポリオレフィン(C6−12))を化粧品に配合すると、延びと浸透性が優れ、絹
のような軽い感触となる。また、オレフィンオリゴマーは他の油相成分(特に炭化水素、
動植物油、エステル油)と良く相溶し、容易に乳化させることができるため、次のような
化粧品の他様々な化粧品に使用されている。用途:皮膚用製品(モイスチャークリーム、
クレンジングクリーム、ハンドクリーム、ベビーオイル、ボディーローション、頭髪用製
品(リンス、トリートメント、ヘアクリーム、浴用製品(ミルクバス)、メークアップ用製
品(ファンデーション、リキッドファンデーション)、日焼け・日焼け止め用製品(サンス
クリーンクリーム、サンタンクリーム、サンオイル)、清浄用製品(清拭剤)(日光ケミカ
ルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月)
◆「ビオサッカライドLS」(商品名)は、高度に精製された海洋性グリコーゲンの抽出液
であり、皮膚細胞のエネルギー源であるグリコーゲンとα(1→4)グルカン構造のホモポ
リマーの多糖類であり、ヘアトニックとして使用した場合、毛包の成長、毛球ケラチノサ
イトの有糸分裂を刺激する。また、単独、コンディショナーとして使用した場合にも毛髪
の抗老化、抗ストレス、抗脱毛、傷んだ髪・ハリのない髪のケアに用いられる。 (山川貿
易㈱・原料カタログ,2009 年 10 月 23 日)
◆「SBG−HA」(商品名)(表示名称:グリセリン、セレブロシド 、スクワラン、ペン
チレングリコール、ヒアルロン酸Na)は、保湿・エモリエント&バリアー機能改善&皮
膚柔軟化に効果を示し、乳液・クリーム、エッセンス、ファンデーション等に配合できる。
化粧品用途としては、スキンケア製品、爪ケア製品、入浴剤、シャンプー、リンス、トリ
ートメントなど。(山川貿易㈱・原料カタログ,2010 年 3 月 29 日)
◆「Neosolue Aqulio」(商品名)(表示名称:シクロヘキサン−1,4−ジ
カルボン酸ビスエトキシジグリコール)は、両親媒性エステルであり、肌との馴染みが良
く、保湿性向上に役立ち、乳化系のクリーミング防止(比重=1.0804)に寄与する。
毛髪処理剤に配合できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「YOFCO MAS」(商品名)(表示名称:マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル)
は、皮膚バリア機能を持つ植物由来のステロールエステル油剤であり、体温付近に融点を
持つため、融点時の粘度も低いため、皮膚上での延びが良く、良好な感触を与え、ブリー
チやヘアカラーによるダメージを抑制できる。また、他の油脂類との相溶性に優れる。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
172
◆「ABIL OSW5」(商品名)(表示名称:シクロペンタシロキサン、ジメチコノール)
は、べとつかずに、すべすべした感触を付与でき、毛先のコンディショニング効果を発揮
できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Luvitol Lite」(商品名)(表示名称:水添ポリイソブテン)は、カシミア
のような軽い感触のエステル油剤であり、伸びが良く、優れた浸透力を持つためスキンケ
アの感触改良に好ましく、毛髪に優れた指通りと極上の艶を与える。
(㈱マツモト交商・原
料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「5562 Carbitol Fluid」(商品名)(表示名称:ビス(ヒドロキシエ
トキシプロピル)ジメチコン)は、各種化粧品原料との相溶性が高く、エステル油、アル
コールなど多くの極性・非極性の原料との配合が可能。また、紛体との親和性も上げ、分
散性も高めることから、サンケア化粧品のSPF向上、メイクアップ化粧品での発色性向
上が可能である。制汗剤では、ベタツキと白残りを減らし、表面をスムースにできる。ま
た、ヘアケア剤では、薄膜形成によりキューティクルを滑らかにし、リーブオン用途で艶
を向上させる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「1501 Fluid」(商品名)(表示名称:シクロペンタシロキサン、ジメチコノー
ル)は、高重合ジメチコンの両端末を水酸基で置換したもので、ジメチコンと比べて他成
分との親和性が高く、髪や肌への馴染みを改善し、しっとり感を付与する。ウエット時の
きしみ改善、ドライ時のやわらかさを付与し、髪・肌への馴染みがよい。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆1503 Fluid(商品名)(表示名称:ジメチコン、ジメチコノール)は、高重合
ジメチコンの両端末を水酸基で置換したもので、ジメチコンと比べて他成分との親和性が
高く、髪や肌への馴染みを改善し、しっとり感を付与する。ウエット時のきしみ改善、ド
ライ時のやわらかさを付与し、髪・肌への馴染みがよい。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2009 年 6 月 1 日)
◆「7−3100 Gum Blend HIP Emulsion」(商品名)(表示名称:
シクロペンタシロキサン、ジメチコノール)は、高重合ジメチコンの両端末を水酸基で置
換したもので、ジメチコンと比べて他成分との親和性が高く、髪や肌への馴染みを改善し、
しっとり感を付与する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「ビオセラG」(商品名)(表示名称:スフィンゴモナスエキス、グリセリン、トコフェ
ロール)(INCI:SPHINGOMONAS FERMENT EXTRACT、GLYCERIN、TOCOPHEROL)は難溶性、高融
点であるスフィンゴモナス糖脂質を水溶性とし、高保湿作用、肌荒れ改善効果、毛髪修復
効果を有する。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆「YOFCO MAS」(商品名)
(表示名称:マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル)
は細胞間脂質と類似構造を持つ植物性ステロールエステルで、皮膚の細胞再生、修復に関
与する。また、高い抱水性をもち皮膚や毛髪の水分量を高める。(㈱マツモト交商・原料カ
タログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「リポフラクチル DP LS 9346」(商品名)(表示名称:プルーン種子油, その他
173
成分(防腐剤・調整剤等)を含む)(INCI:Prunus Domestica Seed Oil)はモノ不飽和脂肪酸
のオレイン酸や必須脂肪酸のリノール酸を豊富に含み、皮膚への保湿、柔軟作用があり、
毛髪の柔軟性、くし通りの改善効果がある。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「オレイルアルコール VP」(商品名)(表示名称:オレイルアルコール)は皮膚や髪に
しっとり感を与えるエモリエント剤で抱水性が高く柔軟性を向上させる植物由来の不飽和
アルコールである。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「セタノール SX」(商品名)(表示名称:セタノール)はヘアカラー、ヘアリンス用で
ある。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「セタノール H」(商品名)(表示名称:セテアリルアルコール)はヘアカラー、ヘアリ
ンス用である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「ベヘニルアルコール,ベヘニルアルコール 65,ベヘニルアルコール 80R」(商品
名)(表示名称:ベヘニルアルコール)は髪を柔らかくし、リンスの流動性を改良し、エマ
ルジョンの熱安定性を向上させる。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1
日)
◆「アルコール NO.20−B」(商品名)(表示名称:水添ナタネ油アルコール)は髪を
柔らかくし、リンスの流動性を改良し、エマルジョンの熱安定性を向上させる。
(高級アル
コール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「シーナミン FP」(商品名)に含まれるオリゴアクチンペプチドは、損傷した毛髪を
保護、修復する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆ツバキ油は、保湿、柔軟、保護作用を有する。髪をダメージから守り、潤いやツヤを与
える。肌のバリア機能をアップする。(㈱大島椿・製品カタログ)
◆ヒマシ油誘導体エステル(商品名:RISOCAST
MIS)を配合した口紅は、自
然な付け心地、のびがよく・やわらかい感触、スティックの弾性を高め・折れ難い、付着
性がある、安全性が高い。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆メドウフォーム−δ−ラクトン(商品名:メドウラクトンVE)(表示名称:メドウフォ
ーム−δ−ラクトン、トコフェロール)は、加熱により毛髪ケラチンのアミノ基と化学結
合し、毛髪の表面及び内部の疎水的性質を強化し、クシ通り改善作用、ダメージ毛改善作
用、刺激緩和作用を有する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 12 月 10 日)
◆「MERQUAT2001」(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム−47)は、毛髪
への吸着が少なく、櫛通りを改善、ヘアカラーの色持ちを向上、ダメージ毛髪のゴワつき、
パサつき改善作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「MERQUAT280/295」(商品名)(表示名称:ポリクオタニウム22)は、
塩化ジメチルアンモニウムとアクリル酸を共重合したカチオン性ポリマーで、高いコンデ
ィショニング効果、均染効果、洗い流し時の指通りの改善作用を有する。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「SENSOMER
CI−50」(商品名)(表示名称:塩化ヒドロキシプロピルトリ
モニウムデンプン)は、損傷した毛髪に吸着し薄く柔らかい皮膜を形成し、良好な指通り
174
感、乾燥後の毛髪にまとまり、柔らかさを付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007
年 10 月 1 日)
◆「Solamer
GR8」(商品名)(表示名称:ポリアミド−2)は、紫外線による
ダメージから毛髪を保護し、毛髪の退色防止効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2007 年 10 月 1 日)
◆アミノ変性シリコーンは、髪への吸着性を向上させ柔軟性とヌメリ感を付与する。アミ
ノグリコール変性シリコーンは、親水性が高く水系処方に透明に配合出来る。直鎖アミノ
ポリエーテル変性シリコーンオイルは、アミノ変性シリコーンの感触に、整泡機能、しっ
とり、滑らかな感触を付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆カチオン性ポリマーのエステル分散物(商品名:Salcare
SC96)(表示名
称:ポリクオタニウム−37、ジ(カプリル酸/カプリン酸)PG、PPG−1トリセデ
ス−6)は、水添加により増粘し、乳化安定性を示す。球状ポリマーによる滑り、滑らか
な感触を与える。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「TINOVIS
CD」(商品名)(表示名称:(ジメチルアクリルアミド/メタクリル
酸エチルトリモニウムクロリド)ポリマー、ジ(カプリル酸/カプリン酸)PG、PPG
−1トリセデス−6、(C10,11)イソパラフィン、オレイン酸ソルビタン、水、クエ
ン酸)は、高いコンディショニング効果を付与するカチオン系ポリマーで、ダメージの多
い毛先部分に集中して吸着し、くし通り、滑らかさを改善作用を有する。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「コータミンE−80K」(商品名)(表示名称:ステアロキシプロピルトリモニウムク
ロリド、セタノール、ステアリルアルコール)は、シリコーンとの相性が良く、結晶化せ
ずに液晶を形成する事が可能で、コンディショナーへ配合する事により、良好な髪の柔軟
性、指通り性を付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ、エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有
する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Arlasilk
PLN」(商品名)(表示名称:リノールアミドプロピルPG−ジ
モニウムクロリドリン酸ジメチコン)は、ダメージ修復成分である合成リン脂質を変性し
たシリコーンで、親水性のリン脂質がダメージ毛に吸着し、選択的にシリコーンを吸着さ
せる作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆カチオン化シリコーンである「ABIL
QUAT3272/3474」(商品名)(表
示名称:クオタニウム−80、PG)は、毛髪への吸着性に優れ、櫛通り改善、帯電防止
効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆シリコーン粘性吸着を促進させる会合型粘性調整剤である「Elfacos T−21
2」(商品名)(表示名称:ジカルバミン酸PPG−14パルメス−60ヘキシル)は、く
し通り性改善、シリコーンの毛髪表面への吸着増加作用を有する。(㈱マツモト交商・原料
175
カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「シルク10WS1N」(商品名)(表示名称:水、BG、ペンチレングリコール、シル
ク、フェノキシエタノール)は、フィブロインを主成分とし必須アミノ酸の全てを含有し
た18種のアミノ酸で構成されている。分子量500以下でヒトコラーゲン、エラスチン
とアミノ酸組成が類似しており、保湿性を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆「GREEN
CLAY」(商品名)(表示名称:イライト)は吸着性が高く、ヘアケア
からボディーケアまで広く使用できる。特に、ニキビや油性肌用のスキンケアで使用でき
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「NIKKOL
レシノール
S−10」(商品名)(表示名称:水添レシチン)は、熱
安定性に優れており、これを配合した製剤を塗布した皮膚部位は、皮膚表面水分量が高く、
水分量の持続が認められる。また、アニオン界面活性剤の起泡力に対して影響を与えるこ
となく、マイルドな泡に改良することができる。NIKKOL
レシノール
S−10は、
UVB曝露によって増加するPGE2の産生を有意に抑制するので、紫外線によって生じ
る炎症を抑制する。また、皮膚刺激を緩和する。さらに、スティンギング刺激緩和効果を
有する。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版)
◆「リソカスタHSDA」(商品名)(表示名称:(ジグリセリン/ジリノール酸/ヒドロキシ
ステアリン酸)コポリマー)は、すぐれた乳化力を持ち、乳化物の経時安定性に優れる。
また、油性原料のため、洗い流し後も補修成分が密着し、毛髪ダメージの回復性を改善す
るのでダメージヘアを美しくよみがえらせる。また、軽やかな指どおりを付与し、毛髪に
ハリ、コシ感を付与するといった「毛髪の硬さのコントロール」が可能。(ジグリセリン/
ジリノール酸/ヒドロキシステアリン酸)コポリマーを配合したヘアトリートメントは、使
用感を大幅に改善できる。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日)
◆「ハイアクオスターDCS」(商品名)(表示名称:コハク酸ビスエトキシジグリコール)
は、ヘアダメージを改善し、なめらかな使用感になる。また、ハリ・コシ感を付与すると
ともに毛髪の帯電を防止する。さらに、染毛への浸透性に優れている。(高級アルコール工
業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日)
◆「ハイアクオスターDCS」(商品名)(表示名称:コハク酸ビスエトキシジグリコール)
は、毛髪への浸透に優れ、優れた潤いキープ効果があり、毛髪の帯電を防ぐ。また、毛髪
のキューティクルの状態を改善し、毛髪に適度なハリ・コシ感を与える。(高級アルコール
工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日)
◆グリシンが2つ結合したグリシルグリシンは、毛髪内部CMC(Cell
Membr
ane Complex)を柔軟化し、髪に実感できる柔らかさを与える。(花王㈱・ニュ
ースリリース,2009 年 8 月 27 日)
◆「TISG」(商品名)(表示名称:トリイソステアリン)は、低拡散性で皮膚への残り
が良くリッチだがべとつき感のないエモリエント剤である。口紅、ヘアケア用途に適して
いる。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「リソレックス PGIS22」(商品名)(表示名称:ジイソステアリン酸ポリグリセリ
176
ル−2)は、W/Oエマルジョン用の乳化剤である。口紅、ヘアコンディショナー用の極
性油である。参考値:水酸基価 約110〜140(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆「リソレックス PGIS23」(商品名)(表示名称:トリイソステアリン酸ポリグリセ
リル−2)は、W/Oエマルジョン用の乳化剤である。口紅、ヘアコンディショナー用の
極性油である。参考値:水酸基価 約30〜70(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆「リソレックス PGIS32」(商品名)(表示名称:ジイソステアリン酸ポリグリセリ
ル−3)は、W/O、O/Wエマルジョン用の乳化剤である。口紅、ヘアコンディショナ
ー用の高極性油である。参考値:水酸基価 約180〜220(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「ハイマレート DIS」(商品名)(表示名称:リンゴ酸ジイソステアリル)、「ハイルー
セント 138DP」(商品名)(表示名称:(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロ
ジン酸)ジペンタエリスリチル)は、粉体や顔料に対し優れた分散特性を持つ艶のある高
極性油。口紅のベース油、ヘアコンディショニング剤に最適である。
(高級アルコール工業
㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「リソラクト DIS」(商品名)(表示名称:イソステアロイル乳酸Na)は、洗浄後の
皮膚、毛髪にしっとり感を与えるコンディショニング剤である。(高級アルコール工業㈱・
原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「リソラクト ISL50」(商品名)(表示名称:イソステアロイル乳酸Na、DPG)
は、洗浄後の皮膚、毛髪にしっとり感を与えるコンディショニング剤である。50%のジ
プロピレングリコール溶液により、取り扱いが容易である。(高級アルコール工業㈱・原料
カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「ピューリケア LS 9658」(商品名)(表示名称:グリセリン、水、ワサビノキ種
子エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、モリンガ(Moringa ole
ifera(=Moringa pterygosperma)「和名:ワサビノキ」の種子
から抽出されるペプチドを、水−グリセリン溶液に溶解した原料であり、①毛髪の環境汚
染(物資、ストレス)からの防御効果、②排気ガスや紫外線からの防御効果、③大気中の
汚染微粒子の堆積(付着)の防御効果、④正常な髪及び痛んだ毛髪へのコンディショニン
グ効果・補強効果、⑤紫外線防御効果、がある。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆植物由来イソステアリン酸の精製方法開発により、含有量が多く、無色無臭のイソステ
アリン酸(商品名:ステアリン酸EX)が得られるようになり、より化粧品原料としての
応用が期待される。イソステアリン酸エステル類は常温で液体であり、組み合わされるア
ルコールにより、皮膚柔軟作用、エモリエント作用、相溶作用、皮膜形成作用などの特性
を持っている。また、常温で乳化させたW/Oエマルションの乳化物も得られている。さ
らに、イソステアリン酸エステル類の組み合わせにより粘度、使用感の調整が可能である。
イソステアリン酸プロピルは皮膚に対して、脂ぎった感じを与えずにエモリエント性を与
177
え、延展生にも優れている。イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステア
リル(商品名:ICIS、ISIS)はホホバ油と比較して、曇点が低く、加熱安定性、
相溶性、延展性に優れている。皮膚に柔軟性を与え、皮膚・毛髪を保護し、光沢を付与す
ることから、最近ではヘアケア製品、特にリンスの油成分として注目されている。ジイソ
ステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸トリグリセリルがW/Oエマルションを
安定に精製させる基剤として重要である。トリイソステアリン酸グリセリル、テトライソ
ステアリン酸ペンタエリスリットは、イソステアリン酸の改良により色相が大幅に改善さ
れトリオクタン酸エステルに比較しても過熱安定性に優れ、屈折率がオリーブ油に非常に
似ており毛髪に光沢を付与するので、今後ヘアケア用化粧品への応用が期待される。トリ
イソステアリン酸グリセリル(商品名:TISG)、トリイソステアリン酸トリメチロール
プロパン(商品名:KAK
品名:KAK
TTI)、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商
PTI)は、口紅の原料として有用であるが、におい、色相の課題からマ
スキング等の対応が必要であった。しかし、無色無臭のイソステアリン酸EXからの製品
はマスキング等が不要になった。(FRAGRANCE JOURNAL,2,89‑95(1994))
◆コラーゲン、ヒアルロン酸、アミノ酸などの保湿成分で、髪や肌の乾燥を防ぐ。(㈱ノエ
ビア・ニュースリリース,2008 年 3 月 25 日)
◆「ビオセラミド CH」(商品名)は、ガラクトシルセラミドを高純度に含有し、さらに
スフィンゴミエリンなどのリン脂質も含有する細胞間脂質で、角質層の結合機能を改善す
るとともに、角質層のバリヤー機能や水分保持機能を改善する。また、軽症〜中等症のア
トピー性皮膚炎に対し改善効果が見られた。さらに、毛髪に対しコンディショニング及び
修復効果、ブラッシング容易化効果、パーマによる損傷毛髪に対する保護・修復効果が確
認されている。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「デュルセミン LS」(商品名)はアルモンドの種子(甘へん桃)より水で抽出したエ
キスをグリセリンに溶解したもので、糖たん白(アマンドグロブリン)・たん白・オリゴ糖
を主成分とする。ピロリドンカルボン酸の前駆物質であるグルタミン酸を極めて多く含み、
NMFの構成成分であるプロリン、ロイシン、セリン、アルギニン、リジン、ヒスチジン
並びに表皮に強い親和性を有するメチニオン、システインを含み、表皮の保湿性を改善す
る保護皮膜を形成し、ケラチノサイトの増殖効果を示す。また、荒れ肌・敏感肌の柔軟化
と修復機能および毛髪に対する保湿効果、柔軟化、修復効果機能を有す。(山川貿易㈱・原
料カタログ)
178
4.発毛促進あるいは発毛抑制をする剤
IPC
:A61Q7/02
Fターム :4C083CC37
4.1 育毛剤・ヘアトニック
育毛・養毛剤は、頭皮又は毛根部に適用して、脱毛の防止、毛髪の成育を目的とする。
(1)主要成分
<育毛・ヘアトニック成分>
エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、ビタミンE及び誘導体、セ
ンブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、エンメイソウ、ゲンチアナ
エキス、トウキエキス、セファランチン、冬虫夏草エキス、塩化カルプロニウム、ミノキ
シジル、ジアゾキシド、トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、
ショウキョウチンキ、ハッカ油、l‑メントール、カンフル、ニコチン酸及び誘導体、乳酸
及び誘導体、レゾルシン、サリチル酸、乳酸、ヘキサクロロフェン、トリクロロカルバニ
リド、ビチオノール、ウンデシレン酸、亜鉛およびその誘導体、ピリドキシン及び誘導体、
イオウ、ベンザルコニウムクロリドなどの四級アンモニウム塩、塩化アルキルジアミノエ
チルグリシン液、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、クジン、感光素301
号、ヒノキチオール、パントテニルエチルエーテル、プラセンタエキス、ビオチン、ペン
タデカン酸グリセリド、パントテン酸及び誘導体、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、
オキセンドロン、アラキドン酸、塩酸ジフェンヒドラミン、シコンエキス、エイジツエキ
ス、ビタミン類、アミノ酸類など。
(2)剤型又は製剤
一般には、エタノールを含有した液剤である。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
ヘアトニック
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 11 月改訂版
成分名
PEG フィトステロール(商品名:NIKKOL
重量%
BPSシリーズ)
0.60〜1.20
dl−α−トコフェロール
0.10
ヒノキチオール
0.05
l−メントール
0.05
エタノール
30.00
精製水で全量
100.00
179
(4)近年の報告
◆ホウセンカエキスはツリフネソウ属ツリフネソウ科の一年草(学名:lmpatiens balsamina
L.)の全草(地上部)より抽出されたエキスで、抗アレルギー、抗かゆみ、関節リウマチ
抑制、アトピー性皮膚炎抑制、美白、抗酸化、保湿、テストステロン5α−リダクターゼ
阻害作用がある。(商品名:ホウセンカエキス TCP/PD)(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「ビオサッカライド LS」(商品名)は、高度に精製された海洋性グリコーゲンの抽出液で
あり、皮膚細胞のエネルギー源であるグリコーゲンとα(1→4)グルカン構造のホモポリ
マーの多糖類であり、ヘアトニックとして使用した場合、毛包の成長、毛球ケラチノサイ
トの有糸分裂を刺激する。また、単独、コンディショナーとして使用した場合にも毛髪の
抗老化、抗ストレス、抗脱毛、傷んだ髪・ハリのない髪のケアに用いられる。(山川貿易㈱・
原料カタログ,2009 年 10 月 23 日)
◆アロエベラ、中でもアロエベラ内葉部の多糖類には、細胞増殖促進作用、創傷治癒効果、
熱創傷治癒効果、コラーゲン形成促進作用、抗炎症作用(カラゲニン浮腫抑制作用)、免疫
賦活、感染防御作用が報告されている。キダチアロエの内葉部の多糖類に関する民間療法
として、育毛・養毛作用、白髪改善作用、肌質改善・肌荒れ防止作用、掻痒改善作用、雀
班・目の下のシミに対する作用、歯槽膿漏・歯肉炎に対する作用が報告されている。「ビオ
セルアクト(登録商標)アロエベラ」(商品名)は、外原規アロエエキス(2)に該当し、
アロエ
Aloe barbadensis Miller(Aloe vera Linne)(Liliaceae)の葉から得られた液
汁よりアロインを除去後、得られた粉末を水で溶解した溶液で、その主成分は多糖類であ
り、保湿作用、線維芽細胞増殖促進作用、刺激緩和作用、シワ改善作用、表皮細胞→、削
除増殖促進作用、コラーゲン産生促進作用がある。(表示名称:アロエベラエキス‑1 又はア
ロエベラ葉エキス)(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2011 年 4 月 16 日)
◆毛乳頭細胞周辺に存在するウイント 5a は、毛乳頭細胞活性作用がある。このウイント 5a
に着目し、バラや柑橘類の花などに含まれるグローウイントール(表示名称:フェニルエ
チルアルコール)を配合したジェル状発毛促進剤は、ボリュームのある美しい髪をもたら
す。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009 年 7 月 2 日)
◆シナノキ抽出液(商品名:シナノキ抽出液,BG‑J,ボダイジュエキス<芒硝>,表示名称:
フユボダイジュ花エキス)は、活性酸素消去作用、抗アレルギー作用、テストステロン5
α‑レダクターゼ活性阻害作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆「冬虫夏草抽出液」(商品名)(表示名称:冬虫夏草エキス)は、育毛作用、テストステ
ロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、抗炎症作用、保湿作用を有する。(丸善製薬㈱・原
料カタログ,2008 年 9 月)
◆ニンジン抽出液(商品名:ニンジン抽出液,BG,LA‑20,LAH‑30,ニンジンエキス<芒硝>,
表示名称:オタネニンジン根エキス)は、繊維芽細胞増殖作用、保湿作用、育毛作用を有
する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ビワ抽出液(商品名:ビワ抽出液‑J,BG‑J,LA,SQ,ビワエキス<芒硝>,表示名称:ビワ
180
葉エキス)は、活性酸素消去作用、リパーゼ活性阻害作用、コラゲナーゼ活性阻害作用、
エラスターゼ活性阻害作用を有する。また、「ビワ葉エキス CA」(商品名)(表示名称:ビワ
葉エキス)は、毛乳頭細胞増殖作用、テストステロン5α‑レダクターゼ活性阻害作用、毛
成長に関与する mRNA 発現促進作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ペパーミント抽出液(商品名:ペパーミント抽出液 BG,LA‑J,ペパーミントエキス<芒硝
>,表示名称:セイヨウハッカ葉エキス)は、SOD様作用、抗炎症作用、育毛作用を有
する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 3 月)
◆「エコファーム セージ E」(商品名)(表示名称:エタノール、水、セージエキス又は
セージ葉エキス)は育毛作用、接触皮膚炎抑制作用、ヒスタミン遊離抑制作用、SOD 様作用、
過酸化脂質生成抑制作用、タンパク質凝集作用がある。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,
2008 年 10 月 19 日)
◆ジメチコンに天然保湿因子の一つであるピロリドンカルボン酸を変性させたシリコーン
(商品名:Monasil
PCA)(表示名称:PCAジメチコン)は、肌への吸着性向
上、肌の柔軟化、滑らかさ,エモリエント効果を付与し、活性剤などの刺激緩和作用を有す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「NIKKOL
BPS−5」、
「BSP−10」、「BSP−20」
、「BSP−30」(商
品名)(表示名称:PEG−5フィトステロール、PEG−10フィトステロール、PEG
−20フィトステロール、PEG−30フィトステロール)は、表面張力が非常に低く、
分子が効率よく配向するので、少量で界面活性を発揮する。また、エタノールを含む系に
おいても界面活性が低下しにくい優れた可溶化剤である。(日光ケミカルズ㈱・原料カタロ
グ,2010 年 11 月改訂版)
◆「トリコラシル LS 9912」(商品名)(表示名称:グリセリン,水,ソルビトール,プテロカ
ルプスマルスピウム樹皮エキス,コハク酸2Na,グルタミン酸)は抗糖化、抗前炎症性サ
イトカイン、抗フリーラジカル効果があり、抜け毛防止作用が確認されている。
(山川貿易
㈱・原料カタログ)
◆「トリコーゲン LS 8960」(商品名)(表示名称:水、オタネニンジンエキス、アル
ギニン、アセチルチロシン、ゴボウ根エキス、加水分解ダイズタンパク、ポリクオタニウ
ム−11、PEG−12ジメチコン、パントテン酸Ca、グルコン酸亜鉛、ナイアシンア
ミド、塩酸オルニチン、シトルリン、グルコサミンHCl、ビオチン、その他成分(防腐剤・
調整剤等)を含む)は、ダイズ由来の含硫ペプチド、アミノ酸、アミノ糖、ビタミンB群、
植物エキス等を主成分とした発毛促進物質複合体である。継続的な局所適応により、ヘア
サイクルを正常化し、抜け毛を抑制する効果がある。また、毛髪の外観を改善し、ふけの
軽減や頭皮脂性の改善といった効果も併せ持つ。(山川貿易㈱・原料カタログ,2004 年 1 月
7 日改訂版)
◆女性の加齢に伴う毛髪変化を調査した結果、毛髪密度は 60 代と 20 代を比較すると2割
ほど減少したが、毛髪径は 30 代が最も太く、加齢と共に細くなる。また、毛髪成長速度や
成長期毛の割合、休止期毛の割合も加齢による変化が観察された。これらの変化が加齢に
181
よるハリやコシの減少の原因のひとつである可能性が考えられる。(2009 年 8 月1‑2 日,
第 27 回日本美容皮膚学会総会発表)(花王㈱・ニュースリリース,2009 年 11 月 30 日)
◆「ピューリケア LS 9658」(商品名)(表示名称:グリセリン、水、ワサビノキ種子エキ
ス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、モリンガ(Moringa oleifera(=Moringa
pterygosperma))「和名:ワサビノキ」の種子から抽出されるペプチドを、水−グリセリン
溶液に溶解した原料であり、①毛髪の環境汚染(物資、ストレス)からの防御効果、②排
気ガスや紫外線からの防御効果、③大気中の汚染微粒子の堆積(付着)の防御効果、④正
常な髪及び痛んだ毛髪へのコンディショニング効果・補強効果、⑤紫外線防御効果、があ
る。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 7 月 24 日)
◆「スルホ石炭酸亜鉛(SZ)」(商品名)(表示名称:フェノールスルホン酸亜鉛)は、発汗
抑制・脱臭効果の高い原料であり、皮脂異常分泌を抑制し、毛孔及び頭皮を清潔に保つこ
とにより、抜け毛を防止する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「Octopirox(オクトピロックス)」(商品名)(表示名称:ピロクトンオラミン)
は、優れた殺菌作用と抗酸化作用を有し、痒みや悪臭の原因となる頭皮細菌類が作り出す
遊離脂肪酸の生成を抑制し、過剰に分泌された皮脂(皮脂過酸化物)の刺激から頭皮を守
る。これにより、フケ・カユミ防止効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
年 9 月 1 日)
◆「Unitrienol T‑27(ユニトリエノール T‑27)」(商品名)
(表示名称:ファルネソール、
酢酸フェルネシル、トリ酢酸パンテニル)は、脂性肌では皮脂分泌量が抑制され、逆に乾
燥肌では皮脂分泌量が促進されることにより、頭皮の皮脂バランスを整え、潤った健康的
な頭皮へ導き、頭皮トラブルを未然に防ぐ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月
1 日)
◆「イノシトール」(商品名)(表示名称:イノシトール)は、生体成分として広く存在し、
穀物のぬかや豆、果物や肉、魚にも含有される水溶性のビタミンB様物質であり、皮膚病
予防効果、脱毛予防効果、保湿効果を有する。これにより、保湿・皮脂改善、細胞増殖作
用、脱毛予防の効果が期待される。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム」(商品名)(表示名称:アセチル化ヒアルロン酸
ナトリウム)は、頭皮改善効果があり頭皮を軟化・柔軟化して、毛髪が成長しやすい環境
にする。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「トリコラシル LS9267」(商品名)(表示名称:水、マンニトール、プテロカルプスマル
スピウム樹皮エキス、コハク酸 2Na、グルタミン酸)は、頭皮への悪影響(I型コラーゲン
の糖化、フリーラジカル産生、前炎症型サイトカイン(IL‑1α,TNF)の放出)を抑制し、抜
け毛を防止する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「5α Avocuta(5αアボキュータ)」
(商品名)(表示名称:アボカド油脂肪酸ブチル)は、
5α‑リダクターゼを強力に抑制し、過剰な皮脂の発生を抑え、快適な頭皮環境に導く。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「ProHairin β4(プロヘアリン ベータ 4)」
(商品名)(表示名称:オクタペプチド‑2、
182
水、BG)は、幹細胞が毛包下端まで移動する間に幹細胞の成長及び分化を促進すると共に、
毛根における代謝を活発にし、頭皮の状態を改善する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 9 月 1 日)
◆「MADECASSOSIDE(マデカッソシド)」(商品名)(表示名称:マデカッソシド(又はツボ
クサ葉エキス))は、頭皮の炎症を原因とした角化不全によるフケ症を改善する効果がある。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆センテラアジアチカ(日本名:ツボクサ)には、優れた創傷治癒効果がある。特に、皮
膚ダメージ後の初期症状である「炎症」と、炎症から誘導される「表皮角化不全」に強い
作用を持つ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「Cosmoperine(コスモペリン)」(商品名)(表示名称:テトラヒドロピペリン)は、黒
胡椒又は長胡椒由来の有効成分の経皮吸収促進剤であり、皮膚への透過率を高め、育毛成
分や栄養分をより速く、かつより多く頭皮に吸収させ、これらの物質を毛根に効率よく届
かせる。また、血行促進剤としての効果もあり、単体での育毛効果が期待できる。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ・2009 年 9 月 1 日)
◆「SymGlucan(シムグルカン)」(商品名)(表示名称:β‑グルカン)は、カラスムギ(オ
ート麦)由来のβ‑グルカンであり、コラーゲンの合成を促進すると共に、繊維芽細胞の成
長を促進するため、紫外線による頭皮の硬化が防御され、抜け毛が抑制される。(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「Dragosine(ドラゴシン)」(商品名)(表示名称:カルノシン)は、活性カルボニル種
(ROS)の除去及びその活性を抑制するため、頭皮のコラーゲンやエラスチンの変性・架橋
を抑え、頭皮の硬化を防止する効果がある。これにより、毛髪が生育しやすく、さらに抜
けにくい頭皮を保つことができる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「Phytosphingosine(フィトスフィンゴシン)
」(商品名)
(表示名称:フィトスフィンゴ
シン)は、頭皮異常をもたらす菌の繁殖を抑制し、炎症を抑える効果がある。これにより、
頭皮の状態を正常に保つことができる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「QUESTICE POWDER J(クエストアイスパウダーJ)」(商品名)(表示名称:PCA メンチル)
は、皮膚上に存在する酵素により徐々に加水分解し、緩効性で長続きする冷感効果と、NMF
(天然保湿因子)を活発に放散して肌に潤いを与える効果がある。これにより、荒れた頭
皮状態を整える効果を持つ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
183
5.除毛剤、または除毛補助剤
IPC
:A61Q9/02
Fターム :4C083CC21
5.1 シェービング剤
髭剃りの方法は、髭を石鹸水などにより膨潤・軟化させて安全カミソリで剃る湿式方法
と、電気カミソリによる乾式方法に大別される。
1.ひげそり剤(湿式方法)
湿式方法によるひげそり剤は、安全カミソリにより剃り易い状態にするために、ひげそ
り前に適用して髭を柔らかくする。
(1)主要成分
<高級脂肪酸(塩)>
ヤシ油脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリ
ン酸、ベヘニン酸など
<界面活性剤>
ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤など
<エモリエント剤>
多価アルコール:グリセリン、1,3−ブチレングリコール、マルチトール、ポリエチレング
リコールなど
油 剤:植物油(ヤシ油、パーム油、オリーブ油等)、エステル油,シリコーン油、ワセリ
ン、ラノリンなど
<その他成分>
抗 炎 症 剤:グリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなど
清 涼 剤:メントール、メンチルグリセリルエーテル、カンファーなど
(2)剤型又は製剤
シェービングソープ、シェービングクリーム、シェービングジェルなどがある。シェー
ビングソープは、液状や粉末状の石鹸を水に溶解して泡立てて使用する。シェービングク
リームは、クリームを水で塗らした皮膚に塗布しブラシで泡立てて使用するラザリングク
リームと、エアゾールで吐出した泡を直接皮膚に塗布して使用するシェービングフォーム
がある。シェービングジェルは、水を多く含んだジェルを肌に塗布できることから、髭を
水で濡らす必要がない。
184
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
シェービングクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FM‑SC‑1)
成分名
A
ステアリン酸
(商品名:ステアリン酸)
2.00
ミネラルオイル
4.00
(商品名:バイオレス U−7)
(商品名:T.I.O)
ジメチコン (商品名:シリコーン L−45 (50cs))
精製水
BG
2.00
0.50
61.90
TEA
C
18.00
ポリソルベート80 (商品名:レオドールスーパーTW−O120)
トリオクタノイン
B
重量%
(商品名:トリエタノールアミン)
3.00
(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
8.00
キサンタンガム (商品名:エコーガム)
0.20
メチルパラベン
0.30
(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
香料
0.10
100.0
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BをAに加え、乳化を行う。
4.低温でCを加え撹拌を行う。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH: 7.4〜8.0[25℃]
2.ひげそり剤(乾式方法)
乾式方法によるひげそり剤は、一般にローションタイプであることから、プレシェービ
ングローションと称される。皮膚タンパク収斂作用を奏する成分により皮膚を引き締める
ことで髭を剃り易くしたり、粉体を配合することにより電気カミソリの滑りを良くし髭を
剃り易くするために、ひげそり前に適用される。
(1)主要成分
<収斂成分>
パラフェノールスルホン酸亜鉛(スルホ石炭酸亜鉛)、タンニン酸など
<粉体>
タルク、シリカ、ナイロン末など
185
<油剤>
環状シリコーン、イソノナン酸イソノニル、トリ‐2‐エチルヘキサン酸グリセリル、イ
ソプロピルミリスチン酸エステルなど
<アルコール>
エタノールなど
<その他成分>
保湿剤:1,3‑ブチレングリコール、グリセリンなど
(2)剤型又は製剤
一般に、ローションタイプの剤型である。
(3)近年の報告(シェービング剤)
◆アルテロモナス発酵エキスは、皮膚の正常な免疫機能を高め、皮膚免疫機能の根本に作
用することで、過剰な紫外線による炎症や強い薬剤による副作用により、皮膚が赤くなっ
てしまったり(紅斑)、髭剤り後の痛みや違和感の緩和、細かな傷の修復などに効果的に働
く。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「NIKKOL TOC」(商品名)(表示名称:クエン酸トリエチルヘキシル)は無機粉体、顔料
の分散性に優れており、ほとんどの油相成分との相溶性が良く、サンスクリーンクリーム、
リキッドファンデーション、アフターシェイプローションなどに配合できる。(日光ケミカ
ルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月)
186
IPC
:A61Q9/04
Fターム :4C083CC18
5.2 脱毛剤・除毛剤
手,足,腋の下の無駄毛を処理するために使用される。無駄毛を物理的な力で抜き去る
ものが脱毛剤であり、化学的作用を利用したものが除毛剤と分類されている。
5.2.1
脱毛剤
無駄毛を脱毛する際の毛の保持・固定する手段として、加温溶解したワックスを塗布し
固化する方法,粘着性ジェルを塗布し不織布に密着させる方法,粘着テープに接着させる
方法などがある。無駄毛を固定したのち、物理的な力により毛根から抜き去ることにより
脱毛する。
(1)主要成分
<ワックス>
ミツロウ、固形パラフィンなど
<粘着剤>
水飴など
(2)剤型又は製剤
ワックスタイプの脱毛剤は、腋の下の無駄毛の除去に適している。粘着性ジェルタイプ
の脱毛剤は、手足の無駄毛の除去に適している。
5.2.2
除毛剤
除毛剤は、ケラチン蛋白のS‑S結合(ジスルフィド結合)を還元することにより、無駄
毛を化学的に脱毛する。
(1)主要成分
<還元剤>
チオグリコール酸、硫化ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化カルシウムなど
(2)剤型又は製剤
クリーム、ペースト、エアゾールなどがある。
(3)近年の報告(脱毛剤・除毛剤)
◆「フィリニーブ」(商品名)(表示名称:水,PG,PEG‑40 水添ヒマシ油,尿素,加水分解ダイ
ズタンパク,メントール,サリチル酸,セイヨウオトギリソウエキス,ハマメリスエキス,ア
ルニカ花エキス,セイヨウシロヤナギ樹皮エキス,その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)を
187
含有する。尿素は、毛包を通り、毛球部の未分化の細胞や、毛乳頭の細胞まで到達すると、
細胞の代謝を抑制する。サリチルサン、セイヨウシロヤナギエキスは、緩和な消毒作用、
易溶解性により、ケラチンの変性を促す。ハマメリスは局所収斂作用、アルニカ、オトギ
リソウは局所鬱血除去、鎮静作用、メントールは局所鎮静作用、爽快感、ダイズペプチド
は柔軟化、局所鎮静作用を有する。
(山川貿易㈱・原料カタログ,2004 年 1 月 7 日)
188
6.制汗剤または身体防臭剤
IPC
:A61Q15/00
Fターム :4C083CC17
6.1 制汗剤・身体防臭剤
腋臭、足臭などの体臭は、分泌された汗や皮脂が皮膚常在菌により分解されて臭気物質
が発生する。このような臭気物質として、ペラゴン酸、カプリン酸、イソ吉草酸などの脂
肪酸が確認されている。
この体臭の発生メカニズムから、体臭の防臭化粧料に求められる主機能は、制汗機能、
抗菌機能、消臭機能、マスキング機能の4つの機能に大別できる。実際の製品では、主と
して制汗成分と殺菌成分を併用して用いることを柱とし、消臭成分、マスキング成分は補
助的に配合される。
(1)主要成分
<制汗成分>
汗孔内で金属水酸化物を形成することで発汗を抑制する薬剤
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム(ミョウバン)、硫酸アルミニウム、酢酸
アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、アラントインクロロヒドロキシアルミニ
ウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、塩化ジルコニウム、クエン酸など
<殺菌成分>
皮膚常在菌を殺菌・除菌することにより汗や皮脂の分解を抑制する薬剤
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、トリクロロカルバニリド、
塩酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、グルコン酸クロ
ルヘキシジンなど
<消臭成分>
臭いを発する物質と反応・吸着したりして消臭効果を有する薬剤
酸化亜鉛、アルキルジエタノールアミド、ヒドロキシアパタイト、茶抽出物、炭酸水素
ナトリウムなど
<マスキング成分>
臭いを香りによりマスキングする薬剤
香料など
(2)剤型又は製剤
エアゾール、スティック、ロールオン、パウダー、クリーム、乳液、ローションなどの
種々の剤型があるが、エアゾール、スティック、ロールオンの剤型による商品が主流であ
る。
①デオドラントスプレー
上記主要成分と噴射剤を配合したエアゾール剤であり、ウェットタイプ(化粧水型)の
スプレーとドライタイプ(粉末型)のパウダースプレーとがある。
ウェットタイプのスプレーは、水,エタノールなどの水溶性溶媒が用いられる。ドライ
タイプのパウダースプレーは、液状部にエステル油,シリコーン油,多価アルコール,非
189
イオン性界面活性剤などを用い、タルク,無水ケイ酸(シリカ),酸化チタン,カオリンな
どの粉体が配合される。
②デオドラントスティック
前記主要成分を油性成分中に配合してスティック状に成形した剤型である。油性成分と
しては、カルナウバロウ,キャンデリラロウ,ラノリン,ワセリン,パラフィンワックス,
マイクロクリスタリンワックス,ポリエチレンワックスなどの固形油分や、流動パラフィ
ン,エステル油,環状シリコーンなどの液状油分などが用いられる。皮膚への付着力が高
いので、効果の持続性が期待できる。
処方的には、外観が不透明のワックス系と透明の石鹸アルコール系の2タイプがある。
③デオドラントロールオン
回転ボールを有する容器にデオドラントローションを充填し、塗布を行うものである。
デオドラントスティック同様、薬剤の皮膚への付着性に優れ、効果の持続性が高い。
(3)近年の報告
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックスAKJシリーズ(商品名:AKJ−OD2046、
AKJ−BG2055、AKJ−CE2046)は、「GP−1」(商品名)(表示名称:ジ
ブチルラウロイルグルタミド)と、
「EB−21」(商品名)(表示名称:ジブチルエチルヘ
キサノイルグルタミド)とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)の
プレミックス品で、アミノ酸系油ゲル化剤単品に比べより低温で溶解することが可能。種々
の油をゲル化することができ、スティックタイプ制汗剤、クリーム、リップグロス、アイ
シャドー、マスカラ、口紅、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアクリーム、サンケア用品に
応用できる。
(高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 2 月 1 日)
◆「5562 Carbitol Fluid」(商品名)
(表示名称:ビス(ヒドロキシエトキシプロピル)ジ
メチコン)は、各種化粧品原料との相溶性が高く、エステル油、アルコールなど多くの極
性・非極性の原料との配合が可能。また、紛体との親和性も上げ、分散性も高めることか
ら、サンケア化粧品の SPF 向上、メイクアップ化粧品での発色性向上が可能である。制汗
剤では、ベタツキと白残りを減らし、表面をスムースにできる。また、ヘアケア剤では、
薄膜形成によりキューティクルを滑らかにし、リーブオン用途で艶を向上させる。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆ジュウヤク抽出液(表示名称:ドクダミエキス,商品名:ジュウヤク抽出液,BG,LA,ジュ
ウヤクエキス<芒硝>)は、抗炎症作用、抗菌作用、消臭作用を有する。(丸善製薬㈱・原
料カタログ,2008 年 9 月)
◆清涼感の官能評価において、腕、頬、腋下、耳下部でL−メントールを配合したモデル
化粧水を評価した結果、耳下(首)部の場合は、L−メントール配合量の異なる2種類の
サンプルの清涼感の差異を有意に識別でき、適切な評価部位であることが見出された。(第
60 回日本化粧品技術者会研究討論会発表)(㈱マンダム・ニュースリリース,2007 年 6 月
14 日)
190
7.防護剤;外部の影響から防護するため皮膚に直接接触させる製剤
IPC
:A61Q17/04
Fターム :4C083CC19
7.1 サンスクリーン剤
紫外線防御剤(紫外線吸収剤、紫外線散乱剤)を、化粧水、乳液、クリームなどに含み、
日焼けを防ぐための化粧品である。日光や紫外線を物理的、化学的に遮断して皮膚を守る
ことから、皮膚の炎症(紅班、サンバーン)やメラニンによる皮膚の変色(遅延黒化、サ
ンタン)を防止し、さらに、長期的な紫外線暴露によって生じる、皮膚の不均一化、不規
則な色素沈着、しみ、たるみといった光老化を防止する。また、紫外線によるDNA損傷
や免疫抑制作用も効果的に防止することから、皮膚がんの発症の低減、身体の抵抗力の低
下防止、臨床的には色素沈着の増悪防止、光線過敏症、慢性光線皮膚炎、色素性乾皮症等
の皮膚疾患の予防にも応用されうる。
(1)主要成分
①紫外線吸収剤
主にUVA吸収剤とUVB吸収剤に分類され、吸収した紫外線のエネルギーを熱などの
害のないエネルギーに変化させて放出することで、紫外線防御の機能を果たす。UVA及
びUVBに対する防御機能は、それぞれPA値とSPF値で表示される。
<UVB吸収剤>
・ケイ皮酸誘導体(ジイソプロピルケイ皮酸メチル、パラメトキシケイ皮酸‑2‑エチルヘキ
シル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ‑2‑エチルヘキサン酸グリセリル、メチルケイ皮酸メチ
ルベンジル、メチルケイ皮酸オクチル、メトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮
酸ジエタノールアミン、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エ
ステル混合物)
・安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチル
アミノ安息香酸、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸‑2‑エ
チルヘキシル)
・サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸エチル
ヘキシル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸ジプロピレングリコール)
・その他(フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、オクチルトリアゾン)
<UVA吸収剤>
・ジベンゾイルメタン誘導体(4‑tert‑ブチル‑4
‑メトキシジベンゾイルメタン)
<UVA、UVB吸収剤>
・ベンゾフェノン誘導体(オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、2‑ヒドロキシ‑4‑メトキシ
ベンゾフェノン、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、
191
テトラヒドロキシベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸、ヒドロキシメ
トキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジ
スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジベンジフェノン)
・ケイヒ酸誘導体(2‑シアノ‑3,3‑ジフェニルプロパ‑2‑エチルヘキシルエステル(オクト
クリレン)
・ショウノウ誘導体(テレフタリリデンジカンフルスルホン酸)
<その他>
・ヒダントイン誘導体(ジメトキシベンジリデンジオキシイミダゾリンプロピオン酸 2‑エ
チルヘキシル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル)、
シノキサート、2‑ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール誘導体(2‑(2‑ヒドロキシ‑5‑メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール)、ウロカニン酸(ウロカニン酸エチル)、1‑(3,4‑ジメ
トキシフェニル)‑4,4‑ジメチル‑1,3‑ペンタンジオン、2,4,6‑トリス〔4‑(2‑エチルヘキシ
ルオキシカルボニル)アニリノ〕‑1,3,5‑トリアジン、トリメトキシケイ皮酸メチルビス(ト
リメチルシロキサン)シリルイソペンチル、ドロメトリゾールトリシロキサン、フェニル
ベンズイミダゾールスルホン酸、4‑(2‑β‑グルコピラノシロキシ)プロポキシ‑2‑ヒドロキ
シベンゾフェノン、フェルラ酸、ドロメトリゾールトリシロキサン
②紫外線散乱剤
紫外線散乱剤は、無機質被覆剤と有機質被覆剤に大別され、粒子の表面で紫外線を物理
的に反射、散乱及び吸収することで紫外線防御の機能を果たす。一般的には、粒子径が 15
〜50nm の超微粒子の無機粉体が用いられ、具体的には、超微粒子二酸化チタンと超微粒子
酸化亜鉛が汎用されている。無機質被覆剤は、基本的に経皮吸収されないため比較的安全
性が高い。
<無機質被覆剤>
酸化亜鉛、微粒子化酸化亜鉛、酸化チタン、微粒子化酸化チタン、酸化鉄、酸化セリウ
ム、酸化ジリコニウム、タルク、カオリン
<有機質被覆剤>
5−クロロウラシル、シトシン
(2)剤型又は製剤
紫外線防御剤を配合する製剤として、サンスクリーン剤には、液状、ジェル状、乳液状、
クリーム状、フォーム等の剤型があり、用途によって適宜選択される。乳液としては、水
中油(O/W)型の乳液が多い。通常、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤を組み合わせて配合す
るが、特に皮膚が弱い人のために、紫外線散乱剤のみを配合することもある。さらに、紫
外線防御剤はメーキャップ機能を有するファンデーション、化粧下地にも配合して用いる
こともできる。
また、主要成分である紫外線吸収剤、紫外線散乱剤以外にも、アルブチン、エラグ酸、
カモミラET,トラネキサム酸等の美白剤、ビタミンA誘導体、α‑ヒドロキシ酸、ビタミ
192
ンC誘導体、植物エキス等の老化防止剤、抗酸化剤、ビタミンC、ビタミンE、チオタウ
リン、グルタチオン等の活性酸素生成抑制剤、T4エンドヌクレアーゼ、フォトリアーゼ
等の紫外線によるDNA損傷修復などの成分を配合して製剤化を行う。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(7)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:TAMC‑26V)
成分名
A
重量%
スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
8.00
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコンCY−5)
5.00
ジメチコン (商品名:シリコンIWS−10)
0.50
ステアリン酸 PEG‑20 グリセリル (商品名:エマレックスGM−20)
1.00
ステアリン酸ソルビタン (商品名:レオドールAS−10)
1.00
ステアリン酸グリセリン(SE) (商品名:レオドールMS−165V)
1.00
セテアリルアルコール (商品名:カルコール6850)
2.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモールN−01)
4.00
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル (商品名:サラコスFH)
0.25
ステアリン酸 (商品名:精製ステアリン酸750V)
1.50
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロ
B
キサン (商品名:シリコン DN‑195)
2.50
プロピルパラベン
0.05
水
31.80
BG (商品名:1,3‑ブチレングリコール)
5.00
メチルパラベン
0.20
グリセリン
2.00
キサンタンガム (商品名:エコーガム)
0.15
ヒアルロン酸 Na、水 (商品名:ヒアルロンサン HA‑LQ(1%)soln.)
1.25
メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、デシ
ルグルコシド、PG、キサンタンガム、水 (商品名:チノソーブ M)
C
水
5.00
24.35
エチドロン酸、水 (商品名:フェリオックス115(4%soln.))
0.45
アルブチン (商品名:アルブチン)
3.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加熱溶解させる。
2.Bを秤量し、加熱溶解させる。
3.AをBに添加し、全体を均一に混合させ、冷却する。
193
4.40℃にて、予め準備していた C を加え、十分に混合させ室温まで冷却する。
5.適当な容器に充填する。
特徴
チノソーブ M(微粒子有機系 UV フィルター)とアルブチンを配合したデイリーケア
クリームです。のびが良くさっぱりとした使用感のクリームです。
<処方例‑2>
剤型名
出典
サンプロテクトクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SC‑LFS‑5)
成分名
A
重量%
ステアリン酸 (商品名:精製ステアリン酸 750V)
2.50
ポリソルベート65 (商品名:レオドール TW−S320V)
1.00
ステアリン酸グリセリル(SE) (商品名:エマレックス GMS−1
95)
1.00
セタノール (商品名:カルコール 6870)
0.80
ワセリン (商品名:スーペリアペト)
2.00
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
2.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N−0
B
1)
5.00
トリオクタノイン (商品名:T.I.O)
8.00
ジメチコン (商品名:シリコーン IWS−10)
2.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール 100)
0.05
プロピルパラベン
0.10
酸化チタン、シリカ、アルミナ、ステアリン酸、水添ヒマシ油、 フェニルト
リメチコン、イソステアリン酸ポリグリセリル‑2 (商品名:コスメサー
C
ブ WP−58MP)
16.00
水
40.35
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
メチルパラベン
0.20
ベントナイト (商品名:ベンゲル)
1.00
アルギニン (商品名:L−アルギニン)
0.70
ポリソルベート60 (商品名:レオドール TW−S120V)
0.30
キサンタンガム、BG、メチルパラベン、水 (商品名:エコーガム (2%
分散液))
7.00
シリカ、エタノール、BG、メチルパラベン、水 (商品名:サンラブリ
ー LFS−C)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
194
2.AにBを加え、均一に分散させる。
3.Cを秤量し、加温し溶解させる。
4.Cに(A+B)を加え、乳化を行う。
5.乳化後、D、Eを加え、均一にする。
6.室温まで冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
サンラブリーLFS−Cを配合した紫外線吸収剤フリーの O/W 型のサンスクリー
ンです。のびがよく、べたつきを感じず、持続性を有します。
(in vitro SPF; 17.7±4.5)
<処方例‑3>
剤型名
出典
サンスクリーンミルク
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SM‑EL16‑UTM)
成分名
A
重量%
セテアリルグルコシド、セテアリルアルコール (商品名:モンタノブ6
8)
2.00
イソステアリン酸ソルビタン (商品名:エマレックス SPIS−10
0)
0.50
ステアリン酸グリセリル(SE) (商品名:レオドールMS−165V)
0.50
セタノール (商品名:カルコール6870)
1.00
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル (商品名:ユビナール MC‑80)
5.00
スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
1.35
オクタン酸セチル (商品名:エキセパール HO)
2.00
フェニルトリメチコン (商品名:シリコンMP−1)
1.00
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、トコ
B
フェロール (商品名:エルデュウPS−203)
0.50
ステアリン酸 (商品名:精製ステアリン酸750V)
0.50
グリチルレチン酸ステアリル (商品名:シーオー・グレチノール)
0.05
トコフェロール (商品名:イーミックス‑D)
0.05
プロピルパラベン
0.05
酸化チタン、水酸化 Al、ステアリン酸、シクロペンタシロキサン、(ジメチ
コン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリン酸ポリグリ
C
セリル‑2 (商品名:コスメサーブWP−TTN(V))
12.50
水
37.90
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
グリセリン
3.00
スクレロチウムガム、フェノキシエタノール、水 (商品名:チノケア G
L)
5.00
195
D
クエン酸、水 (商品名:クエン酸(1%水溶液))
1.40
メチルパラベン
0.20
キサンタンガム、BG、メチルパラベン、水 (商品名:エコーガム (2%
分散液))
E
7.50
メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、デシ
ルグルコシド、キサンタンガム、PG、水 (商品名:チノソーブ M)
6.00
水
6.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加え、均一に分散させる。
3.Cを秤量し、加温し溶解させる。
4.Cに(A+B)を加え、乳化を行う。
5.乳化後、D、Eを加え、均一にする。
6.室温まで冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤チノソーブ M を配合した O/W 乳化型サンスクリーンミルクで
す。高い紫外線効果を持ちながら、滑らかに伸び、自然な仕上がりが得られます。
<処方例‑4>
剤型名
出典
サンスクリーンミルク
(3)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SC‑EI15‑TTM)
成分名
A
重量%
セテアリルグルコシド、セテアリルアルコール (商品名:モンタノブ6
8)
2.00
イソステアリン酸ソルビタン (商品名:エマレックス SPIS−10
0)
0.50
ステアリン酸グリセリル(SE) (商品名:レオドールMS−165V)
0.50
セタノール (商品名:カルコール6870)
1.00
スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
1.35
オクタン酸セチル (商品名:エキセパール HO)
3.00
フェニルトリメチコン (商品名:シリコンMP−1)
1.00
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、トコ
フェロール (商品名:エルデュウPS−203)
0.50
ステアリン酸 (商品名:精製ステアリン酸750V)
0.50
グリチルレチン酸ステアリル (商品名:シーオー・グレチノール)
0.05
トコフェロール (商品名:イーミックス‑D)
0.05
プロピルパラベン
0.05
196
B
酸化チタン、水酸化 Al、ステアリン酸、シクロペンタシロキサン、(ジメチ
コン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリン酸ポリグリ
C
セリル‑2 (商品名:コスメサーブWP−TTN(V))
12.50
水
41.90
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
グリセリン
3.00
スクレロチウムガム、フェノキシエタノール、水 (商品名:チノケア G
D
L)
5.00
クエン酸、水 (商品名:クエン酸(1%水溶液))
1.40
メチルパラベン
0.20
キサンタンガム、BG、メチルパラベン、水 (商品名:エコーガム (2%
分散液))
E
7.50
メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、デシ
ルグルコシド、キサンタンガム、PG、水 (商品名:チノソーブ M)
6.00
水
6.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加え、均一に分散させる。
3.Cを秤量し、加温し溶解させる。
4.Cに(A+B)を加え、乳化を行う。
5.乳化後、D、Eを加え、均一にする。
6.室温まで冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤チノソーブ M を配合した O/W 乳化型サンスクリーンミルクで
す。滑らかに伸び、自然な仕上がりが得られます。
<処方例‑5>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
水添レシチン(商品名:NIKKOL
重量%
レシノールS−10)
1.00
ベヘニルアルコール、ペンタステアリン酸ポリグリセリル−10、ステ
アロイル乳酸Na(商品名:NIKKOL
パルミチン酸セチル(商品名:NIKKOL
ニコムルス41)
スクワラン(商品名:NIKKOL
2.50
N−SPV)
3.00
精製オリーブスクワラン)
5.00
ネオペンタン酸オクチルドデシル(商品名:Elefac I−205)
5.00
イソノナン酸イソノニル
5.00
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:NIKKOL
197
D
B
GTIS)
2.00
酸化チタン(ステアリン酸アルミニウム処理)
6.00
酢酸トコフェロール
0.10
カルボマー(2%水溶液)(商品名:カーボポール981)
5.00
キサンタンガム(2%水溶液)
10.00
1,3−ブチレングリコール
3.00
TEA
0.10
EDTA−2Na
0.05
精製水で全量
C
調製法
100.00
防腐剤
適量
A、Bをそれぞれ80℃まで加温し、均一溶解する(Aは室温で水添レシチンを分
散した後に加温する)。80℃でAにBを添加して混合し、ホモミキサー処理をす
る。撹拌しながら冷却し、Cを 50℃以下で添加し、30℃で調製を終了する。
<処方例‑6>
剤型名
出典
W/Oサンスクリーンクリーム(1)
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
重量%
ペンタ12−ヒドロキシステアリン酸デカグリセリル(商品名:NIK
KOL
Decaglyn
5−HS)
2.0
パラメトキシケイ皮酸 2−エチルヘキシル
トリ
2.0
2−エチルヘキサン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
ifat S‑308)
5.0
パルミチン酸イソプロピル(商品名:NIKKOL
イソステアリン酸
B
IPP)
7.0
2.0
デカメチルシクロペンタシロキサン
10.0
防腐剤
適量
トリポリリン酸ナトリウム
0.5
親水性処理酸化チタン
4.0
1,3−ブチレングリコール
6.0
精製水で全量
調製法
Tr
100.0
A、Bをそれぞれ秤取し、70℃に加温、溶解します。70℃でAをホモミキサー
で攪拌しながら、Bを徐々に添加します。終了後、パドルミキサーで攪拌しながら
冷却し、35℃で調製を終了します。
198
<処方例‑7>
剤型名
出典
W/Oサンスクリーンクリーム(2)
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
重量%
ペンタ12−ヒドロキシステアリン酸デカグリセリル(商品名:NIK
KOL
Decaglyn
5−HS)
1.0
縮合リシノレイン酸ポリグリセリル(商品名:NIKKOL
glyn
PR−15)
0.2
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル
7.0
サリチル酸オクチル
3.0
スクワラン(商品名:NIKKOL
スクワラン)
マカデミアンナッツ油(商品名:NIKKOL
1.0
マカデミアンナッツ油)
2−エチルヘキサン酸セチル(商品名:NIKKOL
B
Hexa
ミリスチン酸イソプロピル(商品名:NIKKOL
CIO)
3.0
IPM−EX)
デカメチルシクロペンタシロキサン
2.0
10.0
シリコーン処理微粒子酸化亜鉛(商品名:Z−COTE
HP1)
グリチルレチン酸ステアリル
7.0
0.3
防腐剤
適量
濃グリセリン
5.0
硫酸マグネシウム
0.5
精製水で全量
100.0
リン酸L−アスコルビルマグネシウム(商品名:NIKKOL
VC−
PMG)
1.0
精製水
調製法
1.0
15.0
A、Bをそれぞれ秤取し、80℃に加温、溶解します。Cは40℃以下で加温、溶
解します。A、Bを50℃に冷却し、BにCを添加します。Aをホモミキサーで攪
拌しながら、B+Cを徐々に添加し、乳化します。終了後、パドルミキサーで攪拌
しながら冷却し、35℃で調製を終了します。
<処方例‑8>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月
成分名
A
クエン酸トリエチルヘキシル(商品名:NIKKOL
重量%
TOC)
5.0
ペンタヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル―10 (商品名:NIK
KOL Decaglyn 5−HS)
パルミチン酸イソプロピル(商品名:NIKKOL
199
2.0
IPP)
10.0
オレフィンオリゴマー(商品名:NIKKOL シンセラン4)
5.0
デカメチルシクロペンタシロキサン
10.0
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6(商品名:NIKKOL Hex
aglyn PR−15)
1.0
ステアリン酸アルミニウム処理微粒子酸化チタン
10.0
シリコーン処理微粒子酸化亜鉛(商品名:マックスライトZS−032
D)
B
5.0
防腐剤
適量
1,3−ブチレングリコール
5.0
硫酸マグネシウム
0.5
精製水で全量
調製法
100.0
A、Bをそれぞれ秤取し、80℃に加温、溶解する。Aを撹拌しながらBを加え、
ホモミキサーで乳化する。その後、パドルミキサーで撹拌しながら冷却し、調製を
終了する。
特徴
45℃で3週間の安定性を確認
<処方例‑9>
剤型名
出典
サンスクリーン剤
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
重量%
PEG/PPG−19/19ジメチコン、シクロペンタシロキサン(商
品名:BY22−003M)
10.0
シクロペンタシロキサン(商品名:SH245)
7.5
トリメチルシロキシケイ酸(商品名:BY11−018)
7.5
シクロメチコン、酸化チタン、ビス(PEG/PPG−14/14)ジメ
チコン、ステアリン酸アルミ、アルミナ(商品名:Tioveil
C
M)
20.0
精製水
53.7
塩化 Na
1.0
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル(商品名:Glycasil20
00)
特徴
0.3
シリコーンの軽い感触の日中用美容液、SPF20(in vivo)
W/O型
<処方例‑10>
剤型名
出典
サンスクリーン剤
㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日
200
成分名
酸化チタン(約33%) シクロメチコン (商品名:Tioveil
重量%
CM)
40.0
シクロペンタシロキサン(商品名:SH245)
5.0
トリメチルシロキシケイ酸(商品名:BY11−018)
7.5
カプリリルメチコン(商品名:SS−3408)
3.0
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(商品名:ユビナールMC−80N)
8.0
PEG−10ジメチコン(商品名:ES−5612)
1.0
精製水
35.2
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル(商品名:Glycasil20
00)
特徴
0.3
顔料を安定に配合できる。
<処方例‑11>
剤型名
出典
サンスクリーンミルク
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:WO‑96051OR)
成分名
A
重量%
セチルジメチコンコポリオール (商品名:アビル EM−90)
3.00
ラノリン (商品名:クロダラン SWL)
0.50
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
2.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N−0
B
1)
3.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール 80)
0.05
プロピルパラベン
0.10
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、メチルポリシロキサ
ン (商品名:シリコーン DN−196)
(UV−B 散乱剤ペースト)(商品名:コスメサーブ WP−58MP)
3.00
10.00
(UV−A 散乱剤ペースト) (商品名:コスメサーブ WPA−65M
P)
5.00
C
ジメチコン (商品名:シリコーン IWS−2)
18.00
D
水
47.15
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
グリセリン
2.00
塩化Na
1.00
メチルパラベン
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加え、撹拌を行う。
201
3.乳化直前の(A+B)にCを添加し、撹拌を行う。
4.Dを秤量し、加温し溶解させる。
5.(A+B+C)にDを加え、乳化を行い、さらにホモミキサーを作動させる。
6.適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤を使用していないW/O型のサンスクリーンミルクです。さっ
ぱりした使用感で自然な仕上りが得られます。
<処方例‑12>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:PUV‑SC‑94)
成分名
A
重量%
セスキオレイン酸ソルビタン (商品名:コスモール 82)
2.50
トリオクタノイン (商品名:T.I.O)
8.00
イソノナン酸イソトリデシル (商品名:サラコス 913)
4.00
マイクロクリスタリンワックス (商品名:マイクロクリスタリンワック
ス W−445)
4.00
プロピルパラベン
0.10
フェニルトリメチコン (商品名:シリコーン FZ−209)
6.00
ジメチコンコポリオール (商品名:シリコーン FZ−2110C)
2.00
フェニルトリメチコン、クオタニウム−18ベントナイト、水、エタノー
B
C
ル (商品名:S−BEN W/MP−1 ゲル)
6.00
ジメトキシケイヒ酸オクタン酸グリセリル (商品名:ノムコート X)
7.00
酸化チタン
8.00
酸化亜鉛
2.00
マイカ (商品名:セリサイト DN−MC)
4.00
タルク (商品名:タルク JA−46R)
3.98
シリカ (商品名:サンスフェア
2.00
H−121)
プロピルパラベン
0.02
水
1.00
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
塩化Na
34.15
EDTA−2Na (商品名:クレワット N)
0.05
メチルパラベン
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、全体を粉砕する。
3.AにBを加え、撹拌を行う。
202
4.Cを秤量し、加温し溶解させる。
5.(A+B)にCを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
6.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤と無機系微粒子紫外線散乱剤を併用したW/O型のサンスク
リーンクリームです。
<処方例‑13>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:PUV‑SCB‑94)
成分名
A
重量%
セスキオレイン酸ソルビタン (商品名:レオドール AO−15)
2.00
ジメチコンコポリオール (商品名:シリコーン FZ−2110C)
1.50
イソノナン酸イソトリデシル (商品名:サラコス 913)
4.00
マイクロクリスタリンワックス (商品名:マイクロクリスタリンワック
B
ス W−445)
6.00
プロピルパラベン
0.10
シクロメチコン (商品名:シリコーン VS−7158)
16.00
フェニルトリメチコン、クオタニウム−18ベントナイト、水、エタノー
ル (商品名:S−BEN W/KF−56 ゲル)
C
D
8.00
酸化チタン、アルミナ、シリカ (商品名:微粒子酸化チタン MT−50
0SA)
8.00
酸化亜鉛 (商品名:ファイネックス 25)
2.00
マイカ (商品名:セリサイト DN−MC)
4.00
タルク (商品名:タルク JA−46R)
5.72
黄酸化鉄
0.20
ベンガラ
0.04
黒酸化鉄
0.02
メチルパラベン
0.02
水
36.15
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
塩化Na
1.00
EDTA−2Na (商品名:クレワット N)
0.05
メチルパラベン
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Cを秤量し、全体を粉砕する。
3.AにBを加え、撹拌を行う。
203
4.(A+B)にCを添加し、撹拌を行う。
5.Dを秤量し、加温し溶解させる。
6.(A+B+C)にDを加え、乳化を行い、さらにホモミキサーを作動させる。
7.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤を使用していないW/O型のサンスクリーンクリームです。高
い紫外線防止効果を持ちながら、自然な仕上がりが得られます。
<処方例‑14>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(3)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SC‑AH11N)
成分名
A
セチルジメチコンコポリオール (商品名:アビル EM−90)
重量%
3.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N−0
B
1)
2.00
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
1.00
フェニルトリメチコン (商品名:シリコーン MP−1)
2.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール 80)
0.05
グリチルレチン酸ステアリル (商品名:シーオー・グレチノール)
0.03
プロピルパラベン
0.07
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、メチルポリシロキサ
ン (商品名:シリコーン DN−196)
C
D
E
2.50
(UV−B 散乱剤ペースト) (商品名:コスメサーブ WP−UF)
22.50
(UV−A 散乱剤ペースト)(商品名:コスメサーブ WPA−STD)
15.00
ジメチコン (商品名:シリコーン IWS−2)
6.00
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
10.00
水
26.75
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
グリセリン
1.50
塩化Na
1.00
メチルパラベン
0.20
オタネニンジンエキス、BG、水 (商品名:ニンジン抽出液 BG)
0.10
シャクヤクエキス、BG、水 (商品名:シャクヤク抽出液 BG)
0.10
ドクダミエキス、BG、水 (商品名:ジュウヤク抽出液 BG)
0.10
ソウハクヒエキス、BG、水 (商品名:ソウハクヒ抽出液 BG)
0.10
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを添加し、撹拌を行う。
204
3.乳化直前の(A+B)にCを添加し、撹拌を行う。
4.Dを秤量し、加温し溶解させる。
5.DにEを添加し、撹拌を行う。
6.(A+B+C)に(D+E)を加え、乳化を行い、さらにホモミキサーを作動
させる。
7.適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤を使用していないW/O型のサンスクリーンクリームです。高
い紫外線効果を持ちながら、さっぱりした使用感で自然な仕上りが得られます。
(in vitro SPF;35.7±3.9)
<処方例‑15>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(4)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SC‑1206<FJ>)
成分名
A
重量%
セチルジメチコンコポリオール (商品名:アビル EM−90)
3.00
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
1.00
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール (商品名:コスモール 525)
2.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N−0
B
1)
2.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール 80)
0.10
プロピルパラベン
0.05
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、メチルポリシロキサ
ン (商品名:シリコーン DN−196)
2.00
(UV−B 散乱剤ペースト) (商品名:コスメサーブ WP−UF)
30.00
(UV−A 散乱剤ペースト)(商品名:コスメサーブ WPA−STD)
10.00
C
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
D
水
6.00
36.65
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
塩化Na
1.00
メチルパラベン
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを添加し、撹拌を行う。
3.乳化直前の(A+B)にCを添加し、撹拌を行う。
4.Dを秤量し、加温し溶解させる。
5.(A+B+C)にDを加え、乳化を行い、さらにホモミキサーを作動させる。
6.適当な容器に充填する。
205
特徴
有機系紫外線吸収剤を使用していないW/O型のサンスクリーンクリームです。高
い紫外線効果を持ちながら、さっぱりした使用感で自然な仕上りが得られます。
(in vitro SPF;31.3±6.3 , in vitro E.UVA;16.0±1.9)
<処方例‑16>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(5)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SC‑TZ‑11)
成分名
A
B
重量%
ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン (商品名:
シリコーン KF‑6038)
3.00
ステアリン酸イヌリン (商品名:レオパールISK)
0.30
スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
2.00
オクタン酸セチル (商品名:エキセパールHO)
3.60
フェニルトリメチコン (商品名:シリコーンMP−1)
3.00
トコフェロール (商品名:イーミックス−D)
0.05
グリチルレチン酸ステアリル (商品名:CO−グリチノール)
0.05
プロピルパラベン
0.05
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン (商品
名:シリコーンDN−196)
2.50
酸化チタン、シリカ、水酸化Al、ステアリン酸、シクロペンタシロキサ
ン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリン
酸ポリグリセリル‑2 (商品名:コスメサーブWP−TTN(V))
16.00
酸化亜鉛、ジメチコン、フェニルトリメチコン、(ジメチコン/ビニルジメ
チコン)クロスポリマー、イソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品
名:コスメサーブWPA−STD(V))
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
16.00
4.00
ナイロン‑12 (商品名:オルガゾール2002exd.Nat.Co
s.)
C
3.00
水
38.15
BG (商品名:1,3‑ブチレングリコール)
6.00
グリチルリチン酸 2K (商品名:グリチルリチン酸二カリウム)
0.10
塩化Na
1.00
グリセリン
1.00
メチルパラベン
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを添加し、ディスパーで攪拌し均一に分散させ、温度を 50℃に調節す
206
る。
3.Cを加温し温度を 50℃に調節する。
4.(A+B)をホモミキサーで攪拌しながら C を加え、乳化を行う。
5.室温まで攪拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤無配合の W/O 乳化型サンスクリーンクリームです。ナイロンパ
ウダーを配合することにより使用感を向上させました。
<処方例‑17>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(6)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SC‑TZU‑881)
成分名
A
B
重量%
ラウリル PEG‑9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン (商品名:シリ
コーン KF‑6038)
3.00
ステアリン酸イヌリン (商品名:レオパールISK)
0.30
スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
2.00
オクタン酸セチル (商品名:エキセパールHO)
3.60
フェニルトリメチコン (商品名:シリコーンMP−1)
3.00
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル (商品名:ユビナールMC−80N)
8.00
トコフェロール (商品名:イーミックス−D)
0.05
グリチルレチン酸ステアリル (商品名:CO−グリチノール)
0.05
プロピルパラベン
0.05
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン (商品
名:シリコーンDN−196)
2.50
酸化チタン、シリカ、水酸化 Al、ステアリン酸、シクロペンタシロキサン、
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリン酸ポ
リグリセリル−2 (商品名:コスメサーブWP−TTN(V))
16.00
酸化亜鉛、ジメチコン、フェニルトリメチコン、(ジメチコン/ビニルジメ
チコン)クロスポリマー、イソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品
名:コスメサーブWPA−STD(V))
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
16.00
1.00
ナイロン‑12 (商品名:オルガゾール2002exd.Nat.Co
s.)
C
3.00
水
33.15
BG (商品名:1,3‑ブチレングリコール)
6.00
グリチルリチン酸 2K (商品名:グリチルリチン酸二カリウム)
0.10
塩化Na
1.00
グリセリン
1.00
207
メチルパラベン
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを添加し、ディスパーで攪拌し均一に分散させ、温度を 50℃に調節す
る。
3.Cを加温し温度を 50℃に調節する。
4.(A+B)をホモミキサーで攪拌しながらCを加え、乳化を行う。
5.室温まで攪拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤を配合したW/O乳化型サンスクリーンクリームです。高い紫
外線効果を持ちながら、自然な仕上がりが得られます。
<処方例‑18>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(9)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SC‑1206(V))
成分名
A
B
重量%
セチルジメチコンコポリオール (商品名:アビルEM−90)
3.00
スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
2.00
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール (商品名:コスモール525)
1.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモールN−01)
2.00
トコフェロール (商品名:トコフェロール100)
0.10
プロピルパラベン
0.05
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、セチルペンタシロ
キサン (商品名:シリコンDN−196)
2.00
酸化チタン、シリカ、アルミナ、ステアリン酸、シクロメチコン、(ジメチコ
ン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、イソステアリン酸ポリグリセリ
ル‑2 (商品名:コスメサーブWP−UF(V))
32.00
酸化亜鉛、ジメチコン、フェニルトリメチコン、(ジメチコン/ビニルジメ
チコン)クロスポリマー、イソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品
名:コスメサーブWPA−STD(V))
シクロメチコン (商品名:シリコンCY−5)
C
精製水
10.00
4.00
36.65
BG (商品名:1,3‑ブチレングリコール)
6.00
メチルパラベン
0.20
塩化Na
1.00
100.00
調製法
1.全量が仕込める製造容器にAを秤量し、加温して溶解させる。
2.AにB成分を添加して均一分散する。(油相)
208
3.別の容器にC成分を秤量し、加温し溶解させる。
4.油相:(A+B)にCを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
紫外線吸収剤無配合のW/O乳化型サンスクリーンクリームです。滑らかな伸び
で、べとつかず自然な仕上がりが得られます。
<処方例‑19>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(10)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:UVF−FC02B)
成分名
A
重量%
セチルジメチコンコポリオール (商品名:アビル EM−90)
3.00
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル (商品名:ノムコート HK−
G)
0.30
トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル (商品名:サラ
コス WO−6)
0.50
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
1.00
フェニルトリメチコン (商品名:シリコーン
1.00
MP−1)
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N−0
B
1)
3.00
グリチルレチン酸ステアリル (商品名:シーオー・グレチノール)
0.05
トコフェロール (商品名:トコフェロール 100)
0.05
プロピルパラベン
0.05
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー/メチルポリシロキ
サン (商品名:シリコン DN−196)
2.00
酸化チタン、シリカ、水酸化 Al、ステアリン酸、シクロペンタシロキサン、
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリン酸
ポリグリセリル−2 (商品名:コスメサーブ WP−TTN(V))
30.00
酸化亜鉛、ジメチコン、フェニルトリメチコン、(ジメチコン/ビニル
ジメチコン)クロスポリマー、イソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商
品名:コスメサーブ WPA−STD(V))
C
10.00
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
8.00
ナイロン‑12(商品名:オルガソール 2002exd.Nat.Cos.)
2.00
酸化チタン、(酸化鉄/酸化チタン)焼結物、水酸化 Al (商品名:T
TO−F−2)
D
1.50
水
29.35
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
グリセリン
1.00
209
塩化Na
1.00
メチルパラベン
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを添加して均一にし、更に、C成分を加えて均一にする。
3.(油相)Dを秤量し、加温し溶解させる。
4.(A+B+C)にDを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤を使用していないW/O型のサンスクリーンクリームです。高
い紫外線効果を持ちながら、さっぱりした使用感で自然な仕上りが得られます。
<処方例‑20>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
(11)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SC‑M‑FC02A)
成分名
A
重量%
セチルジメチコンコポリオール (商品名:アビルEM−90)
3.00
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル (商品名:ノムコート HK
−G)
0.30
トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル (商品名:サラ
コス WO−6)
0.50
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル (商品名:ノムコートTAB)
6.00
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
1.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N−0
1)
1.00
フェニルトリメチコン (商品名:シリコーン
B
MP−1)
1.00
グリチルレチン酸ステアリル (商品名:シーオー・グレチノール)
0.05
トコフェロール (商品名:トコフェロール 100)
0.05
プロピルパラベン
0.05
酸化チタン、シリカ、水酸化 Al、ステアリン酸、シクロペンタシロキサン、
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリン酸
ポリグリセリル−2 (商品名:コスメサーブ WP−TTN(V))
25.00
酸化亜鉛、ジメチコン、フェニルトリメチコン、(ジメチコン/ビニル
ジメチコン)クロスポリマー、イソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商
品名:コスメサーブ WPA−STD(V))
7.00
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン (商品
C
名:シリコーン DN−196)
2.50
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
7.00
210
ナイロン‑12(商品名:オルガソール 2002exd.Nat.Cos.)
D
2.00
水
28.25
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
グリセリン
1.00
メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、デシ
ルグルコシド、キサンタンガム、PG、水酸化Na、水 (商品名:チノ
ソーブ M)
6.00
クエン酸、水 (商品名:クエン酸(1%水溶液))
1.40
メチルパラベン
0.20
塩化Na
0.70
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを添加して均一にし、更に、C成分を加えて均一にする。(油相)
3.Dを秤量し、加温し溶解させる。
4.(A+B+C)にDを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤チノソーブ M を配合したW/O型のサンスクリーンクリーム
です。なめらかなのびで、べたつかず、高い紫外線防御効果を持っています。
<処方例‑21>
剤型名
出典
サンスクリーンミルク(シェイクウェル)
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula : SW‑M‑393S)
成分名
A
重量%
PEG−9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン (商品名:シリコ
ーン KF−6028)
1.00
イソステアリン酸グリセリル (商品名:エマレックス GWIS−10
0EX)
0.50
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル (商品名:サラコス 5408)
1.00
(植物性)スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
1.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール (商品名:エステモール N−0
1)
1.00
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル (商品名:O.D.O)
4.00
プロピルパラベン
0.10
B
メトキシケイヒ酸オクチル (商品名:ノムコート TAB)
C
酸化チタン、シリカ、アルミナ、ステアリン酸、シクロペンタシロキサン、
10.00
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリン酸
ポリグリセリル−2 (商品名:コスメサーブ WP−TTN)
211
7.82
酸化亜鉛、ジメチコン、フェニルトリメチコン、(ジメチコン/ビニルジメ
チコン)クロスポリマー、イソステアリン酸ポリグリセリル−2 (商品
名:コスメサーブ WPA−STD)
17.54
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロキ
サン (商品名:シリコーン DN−195)
1.50
トリメチルシロキシケイ酸,シクロペンタシロキサン (商品名:シリコ
ーン X−21−5250)
D
1.00
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
ナイロン (商品名:オルガソール 2002exd.Nat.Cos.)
E
F
水
18.74
2.00
24.40
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
グリセリン
1.00
メチルパラベン
0.20
塩化Na
0.80
グリチルリチン酸2K (商品名:グリチルリチン酸ジカリウム)
0.10
シリカ (商品名:アエロジル 200)
0.30
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させ室温まで冷却し、Bを加え、均一に溶解させる。
2.(A+B)にCを加え撹拌し、さらに、Dを加えて、均一に撹拌を行う。
3.Eを秤量し、加熱し溶解させ、Eを加えて均一にする。
4.(A+B+C+D)に(E+F)を加えて乳化を行い、さらにホモミキサー等
で十分攪拌する。
5.適当な容器に充填する。
特徴
無機系紫外線散乱剤と有機系紫外線吸収剤を併用したW/O型のサンスクリーンミ
ルクです。伸びが良く、さっぱりした使用感にかかわらず、高い紫外線防御効果を
持ち、高い透明感が得られます。
<処方例‑22>
剤型名
出典
サンスクリーンミルク(シェイクウェル)
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SW‑M‑STD1)
成分名
A
重量%
ラウリル PEG‑9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン (商品名:シリ
コーンKF‑6038)
1.50
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、トコ
フェロール (商品名:エルデュウ PS−203)
0.30
スクワラン (商品名:植物性スクワラン)
1.00
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル (商品名:O.D.O)
3.00
212
B
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル (商品名:ノムコート TAB)
7.00
グリチルレチン酸ステアリル (商品名:シーオー・グレチノール)
0.05
トコフェロール (商品名:トコフェロール 100)
0.05
プロピルパラベン
0.05
酸化チタン、シリカ、水酸化Al、ステアリン酸、シクロペンタシロキサ
ン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリ
ン酸ポリグリセリル‑2 (商品名:コスメサーブ WP−TTN(V))
15.60
酸化亜鉛、ジメチコン、フェニルトリメチコン、(ジメチコン/ビニルジメ
チコン)クロスポリマー、 イソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品
名:コスメサーブ WPA−STD(V))
5.00
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロキ
サン (商品名:シリコーン DN−195)
C
シクロペンタシロキサン (商品名:シリコーン CY−5)
2.00
24.45
ナイロン−12(商品名:オルガソール 2002 Exd.Nat.C
os.)
D
E
2.00
水
30.50
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
グリセリン (商品名:濃グリセリン)
1.00
メチルパラベン
0.20
シリカ (商品名:アエロジル 200)
0.30
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させ 40℃まで冷却し、Bを加え、均一に溶解させる。
2.(A+B)にCを加え、均一に撹拌する。
3.Dを秤量し、加熱し溶解させ、Eを加えて均一にする。
4.(A+B+C+D)に(D+E)を加えて乳化を行い、さらにホモミキサー等
で十分攪拌する。
5.適当な容器に充填する。
特徴
有機系紫外線吸収剤配合のW/O乳化型シェイクウェルタイプのサンスクリーン
ミルクです。滑らかな伸びで、さっぱりとした使用感に仕上がります。
<処方例‑23>
剤型名
出典
サンスクリーンクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ
2010 年 3 月
成分名
A
重量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6、イソステアリン酸ポリグリセ
リル−2ジステアルジモニウムヘクトライト(商品名:NIKKOL ニ
コムルス WO−NS)
2.0
213
シクロペンタシロキサン、PEG−10ジメチコン、ジステアルジモニ
ウムヘクトライト(商品名:NIKKOL ニコムルス WO)
2.0
シクロメチコン、ジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロス
ポリマー(商品名:NIKKOL
SILBLEND−91)
パルミチン酸エチルヘキシル(商品名:NIKKOL
ホホバ種子油(商品名:NIKKOL
5.0
IOP)
5.0
ホホバ油S)
2.0
シクロペンタシロキサン
10.0
2
ジメチコン(6mm /s)
2.0
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
5.0
酸化亜鉛、含水シリカ、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:
FINEX−50W−LP2)
10.0
ステアリン酸、水酸化アルミニウム、酸化チタン(商品名:MPT−1
B
36)
5.0
グリチルレチン酸ステアリル
0.1
d−δ−トコフェロール
0.1
1,3‑ブチレングリコール
7.0
ペンチレングリコール
3.0
グリチルリチン酸2K
0.1
エルゴチオネイン、水(商品名:Thiotaine)
0.1
防腐剤
適量
精製水で全量
調製法
100.0
Aを80℃に加温して均一分散させ、ホモミキサーまたはディスパーミキサーでゆ
っくりと撹拌しながらAにBを徐々に加えた後、強く撹拌し乳化を行う。パドルで
撹拌を行いながら35℃まで冷却する。
<処方例‑24>
剤型名
出典
ミルキーサンスクリーン
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ
2010 年 3 月
成分名
A
重量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6、イソステアリン酸ポリグリセ
リル‑2、ジステアルジモニウムヘクトライト(商品名:NIKKOL ニ
コムルス WO−NS)
2.0
シクロペンタシロキサン、PEG−10ジメチコン、ジステアルジモニ
ウムヘクトライト(商品名:NIKKOL ニコムルス WO)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
308)
Trifat
2.0
S−
5.0
214
ホホバ種子油(商品名:NIKKOL ホホバ油S)
シクロペンタシロキサン
3.0
20.0
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
5.0
シクロペンタシロキサン、酸化チタン、PEG−10ジメチコン、アル
ミナ、メチコン(商品名:CM3K40T4)
15.0
酸化亜鉛、シクロペンタシロキサン、PEG−10ジメチコン、メチコ
B
ン(商品名:CM3K50XZ4)
6.0
グリチルレチン酸ステアリル
0.1
d−δ−トコフェロール
0.1
1,3−ブチレングリコール
7.0
ペンチレングリコール
3.0
グリチルリチン酸2K
0.1
エルゴチオネイン、水(商品名:Thiotaine)
0.1
防腐剤
適量
精製水で全量
調製法
100.0
Aを80℃に加温して均一分散させ、ホモミキサーまたはディスパーミキサーでゆ
っくりと撹拌しながらAにBを徐々に加えた後、強く撹拌し乳化を行う。パドルで
撹拌を行いながら35℃まで冷却する。
(4)近年の報告
◆「Eusolex 232」(商品名)(表示名称:フェニルベンズイミダゾールスルホン
酸)は、水溶性のUVB吸収剤である。そのため、乳化系に限らず水系処方への応用も可
能。また、他のUV吸収剤との併用による相乗効果で、高いSPFが得られる。
(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2007 年 11 月 22 日)
◆「Eusolex T」(商品名)(表示名称:酸化チタン、水、ジメチコン)は、サンケ
ア、メイク処方へ配合可能なサンスクリーン向け酸化チタン混合原料である。独自にカス
タマイズが可能なアナターゼ型酸化チタン。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月
1 日)
◆「Eusolex T−2000」(商品名)(表示名称:酸化チタン、アルミナ、ジメチ
コン)は、サンケア、メイク処方へ配合可能なサンスクリーン向け酸化チタン混合原料で
ある。表面処理を施した粒径 20nm 以下のルチル型酸化チタン。(㈱マツモト交商・原料カ
タログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「Eusolex T−ECO」(商品名)(表示名称:酸化チタン、アルミナ、ステアリ
ン酸)は、サンケア、メイク処方へ配合可能なサンスクリーン向け酸化チタン混合原料で
ある。Eusolex T‑2000 のかさ比重の小さいタイプ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
年 6 月 1 日)
215
◆「Eusolex T−S」(商品名)(表示名称:酸化チタン、アルミナ、ステアリン酸)
は、サンケア、メイク処方へ配合可能なサンスクリーン向け酸化チタン混合原料である。
アルミナステアリン酸で表面処理したシリコーンフリー処方へ適する。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「Eusolex T−AQUA」(商品名)(表示名称:水、酸化チタン、アルミナ、ヘ
キサメタリン酸塩Na、フェノキシエタノール、メチルパラベンNa)は、サンケア、メ
イク処方へ配合可能なサンスクリーン向け酸化チタン混合原料である。水分散の為、各種
O/W 処方へ配合が可能。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「Eusolex T−AVO」(商品名)(表示名称:酸化チタン、シリカ)は、サンケ
ア、メイク処方へ配合可能なサンスクリーン向け酸化チタン混合原料である。チタンをシ
リカでコーティングしている為、UVA波の吸収剤アボベンゾンと併用可能。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「Eusolex T−PRO」(商品名)(表示名称:酸化チタン、アルミナ、酸化マン
ガン)は、サンケア、メイク処方へ配合可能なサンスクリーン向け酸化チタン混合原料で
ある。酸化マンガンをコーティングし、フリーラジカル抑制能を持たせた機能性酸化チタ
ン原料。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「フェルラ酸」(商品名)(表示名称:フェルラ酸)は、植物(米ぬか)由来の紫外線吸収
剤である。高い紫外線吸収効果があり、ポジティブリストに収載されている。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「酸化チタン STR−60C−LP」(商品名)(表示名称:酸化チタン、水酸化Al、
ハイドロゲンジメチコン)、「酸化チタン STR−60A−LP」(商品名)(表示名称:酸
化チタン、水酸化Al、シリカ、ハイドロゲンジメチコン)、「酸化チタン STR−100
C−LP」(商品名)(表示名称:酸化チタン、水酸化Al、ハイドロゲンジメチコン)、「酸
化チタン STR−100A−LP」(商品名)(表示名称:酸化チタン、水酸化Al、シリ
カ、ハイドロゲンジメチコン)は、優れた紫外線 B 波遮断効果のあるサンスクリーン向け
超微粒子酸化チタンである。粒径コントロールにより透明性が高く、また、表面処理によ
って優れた分散性・感触を併せもつ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「酸化亜鉛 FINEX−30S−LP2」(商品名)(表示名称:酸化亜鉛、ハイドロゲ
ンジメチコン)は、優れた透明性とUV波遮断効果をもつサンスクリーン向け超微粒子酸
化亜鉛である。吸収端 380nm までのUVカット性を高めた 35nm コア粒子。
(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「酸化亜鉛 FINEX−50S−LP2」(商品名)(表示名称:酸化亜鉛、ハイドロゲ
ンジメチコン)は、優れた透明性とUV波遮断効果をもつサンスクリーン向け超微粒子酸
化亜鉛である。透明性とUV−Aカット性のバランスを得た 20nm コア粒子。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「酸化亜鉛 FINEX−30−LPT、FINEX−50−LPT」(商品名)(表示名
称:酸化亜鉛、ハイドロゲンジメチコン)は、優れた透明性と UV 波遮断効果をもつサンス
216
クリーン向け超微粒子酸化亜鉛である。独自の表面処理により、高濃度かつ低粘度を維持。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「酸化亜鉛 FINEX−H50、FINEX−H30」(商品名)(表示名称:酸化亜鉛)
は、分散性に優れた超微粒子酸化亜鉛である。独自の粒子制御技術を駆使し、酸化亜鉛の
凝集力を弱めることで高い透明性を実現している。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010
年 4 月 1 日)
◆「酸化亜鉛 FINEX−H30−LP2、FINEX−H50−LP2」(商品名)(表
示名称:酸化亜鉛、ハイドロゲンジメチコン)は、分散性に優れた超微粒子酸化亜鉛であ
る。ポリシロキサン処理グレードで易分散性を示し、高可視光透明性とUV遮蔽性を有す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「酸化亜鉛 FINEX−30W−LP2、FINEX−50W−LP2」(商品名)(表
示名称:酸化亜鉛、シリカ、ハイドロゲンジメチコン)は、優れた透明性とUV波遮断効
果をもつサンスクリーン向け超微粒子酸化亜鉛である。高密度シリカ表面処理により不活
性であり、各種原料との安定な配合が可能である。また、サンケア特有の臭気も抑制され
ている。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックスAKJシリーズ(商品名:AKJ−OD2046、
AKJ−BG2055、AKJ−CE2046)は、「GP−1」(商品名)(表示名称:ジ
ブチルラウロイルグルタミド)と、
「EB−21」(商品名)(表示名称:ジブチルエチルヘ
キサノイルグルタミド)とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)の
プレミックス品で、アミノ酸系油ゲル化剤単品に比べより低温で溶解することが可能。種々
の油をゲル化することができ、スティックタイプ制汗剤、クリーム、リップグロス、アイ
シャドー、マスカラ、口紅、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアクリーム、サンケア用品に
応用できる。
(高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 2 月 1 日)
◆チリロシドは、皮膚において炎症を示す、紅斑を減らすことが確認された。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆アルテロモナス発酵エキスは、皮膚の正常な免疫機能を高め、皮膚免疫機能の根本に作
用することで、過剰な紫外線による炎症や強い薬剤による副作用により、皮膚が赤くなっ
てしまったり(紅斑)、髭剤り後の痛みや違和感の緩和、細かな傷の修復などに効果的に働
く。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆クリサンテルムインジクムエキスは、紫外線(UVB)により皮膚に誘導される炎症をサイト
カインレベルから、調整し、繰り返し起こる炎症を抑える。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2009 年 9 月 1 日)
◆酵母(サッカロミセスシルビシエ)エキスは、サッカロミセスシルビシエの細胞壁に含
まれる糖鎖成分「ポリβl‑3 グルコピラノース」を、90%以上にまで徹底的に精製したエキ
スで、アトピー性皮膚炎にも効果を示すといわれるインターロイキン 10(IL10)をヒトの肌
中にて誘導し、肌の監視能力を高める。また、肌免疫の監視細胞「ランゲルハンス細胞」
が紫外線によリダメージを受けにくくする。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月
217
1 日)
◆「NIKKOL シンセラン4SP」(商品名)(表示名称:オレフィンオリゴマー、または水添ポ
リオレフィン(C6−12))を化粧品に配合すると、延びと浸透性が優れ、絹のような軽
い感触となる。また、オレフィンオリゴマーは他の油相成分(特に炭化水素、動植物油、
エステル油)と良く相溶し、容易に乳化させることができるため、次のような化粧品の他
様々な化粧品に使用されている。用途:皮膚用製品(モイスチャークリーム、クレンジン
グクリーム、ハンドクリーム、ベビーオイル、ボディーローション、頭髪用製品(リンス、
トリートメント、ヘアクリーム、浴用製品(ミルクバス)
、メークアップ用製品(ファンデ
ーション、リキッドファンデーション)、日焼け・日焼け止め用製品(サンスクリーンクリ
ーム、サンタンクリーム、サンオイル)、清浄用製品(清拭剤)(日光ケミカルズ㈱・原料
カタログ,2009 年 10 月)
◆「コスメサーブ WPA‑STD(V)」(商品名)(表示名称:酸化亜鉛、メチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、モノイソステアリン酸ポ
リグリセリル)は、微粒子酸化亜鉛を化粧品汎用の特定の油性基剤中に低次粒子化させた
ペーストで、各種化粧品油性基剤への分散性に優れている。また、紫外線による変色を起
こさず、酸化安定性など、保存安定性に優れる。W/Oクリームに配合した場合、紫外線
を効率よく散乱させる効果がある。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆「コスメサーブ WP‑LS」(商品名)
(表示名称:シクロペンタシロキサン、酸化チタン、水
酸化 Al、ステアリン酸、PEG‑9 ジメチコン、ポリグリセリル‑3 ポリジメチルシロキシエチ
ルジメチコン、ポリクオタニウム‑61)は、透明性の高い、高SPF製剤を容易に得るため
の微粒子酸化チタン分散ペーストで、各種化粧品油性基剤への分散性に優れる。なお、微
粒子酸化チタンには、予めポリクオタニウム‑61 にて表面コートし、紡錘状結晶としている。
(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆「コスメサーブ WP‑LS」(商品名)
(表示名称:オレフィンオリゴマー)を化粧品基剤に配
合すると、延びと浸透性が優れ、絹のような軽い感触となる。また、オレフィンオリゴマ
ーは他の油相成分(特に炭化水素、動植物油、エステル油)と良く相溶し、容易に乳化さ
せることができるため、次のような化粧品の他様々な化粧品に使用されている。用途:皮
膚用製品(モイスチャークリーム、クレンジングクリーム、ハンドクリーム、ベビーオイ
ル、ボディーローション)、頭髪用製品(リンス、トリートメント、ヘアクリーム)、浴用
製品(ミルクバス)、メークアップ用製品(ファンデーション、リキッドファンデーション)、
日焼け・日焼け止め用製品(サンスクリーンクリーム、サンタンクリーム、サンオイル)、
清浄用製品(清拭剤)(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月)
◆「NIKKOL TOC」(商品名)(表示名称:クエン酸トリエチルヘキシル)は無機粉体、顔料
の分散性に優れており、ほとんどの油相成分との相溶性が良く、サンスクリーンクリーム、
リキッドファンデーション、アフターシェイプローションなどに配合できる。(日光ケミカ
ルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月)
◆「タマリンドポリサッカライド」(商品名)(表示名称:水, タマリンド種子多糖体, そ
218
の他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、特殊な抽出・精製方法並びに安定化により得ら
れるキシログルカン群の低分子分岐複合多糖類の濃縮液で、皮膚防御システムの強化、抗
フリーラジカル効果、皮膚正常化、抗老化作用、保湿効果があるため、乾燥肌、荒肌、敏
感肌、刺激過敏肌用の化粧品に配合される。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「アクティブホワイト LS 9808」(商品名)(表示名称:水, グリセリン, ジラウリン酸
スクロース, ポリソルベート20, ドウエキス, その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)、
「アクティブホワイト PW 9860」(商品名)(表示名称:マルトデキストリン, ジラウリン
酸スクロース, ココイルグルタミン酸Na, エンドウエキス)、「アクティブホワイト LS
9808」(商品名)、「アクティブホワイト PW 9860」(商品名)は、ジラウリン酸スクロース
とエンドウエキスの相乗効果により、チロシナーゼ活性抑制作用と高いメラニン形成抑制
機能が発揮されるため、美白用化粧品、ライトニングケア製品、シミ・そばかすケアクリ
ーム、美容液に配合される。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆「Monasil PCA」(商品名)(表示名称:PCAジメチコン)は、PCA(ピロ
リドンカルボン酸)を変性させたシリコーンオイルで、肌や髪に対して馴染みが良く、シ
リコーンオイル独特のきしみ感が低減でき、感触が持続できる。また、構造中のカルボン
酸基(‑COOH)によって紛体に対して吸着性が高くなるため、皮膚へのなじみと顔料への吸
着により肌と顔料を密着させる効果から、メイク製品やサンケア製品に有効である。(㈱マ
ツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「5562 Carbitol Fluid」(商品名)
(表示名称:ビス(ヒドロキシエトキシプロピル)ジ
メチコン)は、各種化粧品原料との相溶性が高く、エステル油、アルコールなど多くの極
性・非極性の原料との配合が可能。また、紛体との親和性も上げ、分散性も高めることか
ら、サンケア化粧品のSPF向上、メイクアップ化粧品での発色性向上が可能である。制
汗剤では、ベタツキと白残りを減らし、表面をスムースにできる。また、ヘアケア剤では、
薄膜形成によりキューティクルを滑らかにし、リーブオン用途で艶を向上させる。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「BY22‑008M」(商品名)(表示名称:PEG/PPG‑19/19 ジメチコン、シクロペンタシロキサ
ン)は、高分子量ポリエーテル変性シリコーンであり、安定な W/Si 乳化剤である。べとつ
きのない軽い感触を付与する。紫外線防止剤に用いられる。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ES‑5612」(商品名)
(表示名称:PEG‑10 ジメチコン)は、W/Si 型シリコーン乳化剤で
あり、シリコーンオイル以外に非極性油、エステル等の乳化が可能である。ベタツキのな
いさっぱりした感触が得られ、紛体を配合したときの乳化安定性に優れるため、サンスク
リーン剤やメイクアップ剤に最適である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1
日)
◆「TEGO Care 450」(商品名)(表示名称:ジステアリン酸ポリグリセリル‑3 メチルグルコ
ース)は、耐水性の高い安定なO/Wエマルションを形成する乳化剤であり、高い耐水性
を持つのでUVケア処方への使用が可能である。また、低刺激で保湿効果を有する。(㈱マ
219
ツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「ISOLAN GPS」(商品名)(表示名称:(ジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン
酸/セバシン酸)ポリグリセリル‑4)は、軽い感触を付与できるPEGフリーW/O乳化剤。
シリコーンとの相溶性に優れる。スキンケア剤、サンケア剤、カラーコスメティックにも
用いられる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Laracare
A200」(商品名)(表示名称:ガラクトアラビナン)は、西洋
カラマツ由来の多糖体であり、ベンガラなどの顔料分散性に優れる。乳化系に使用すると、
乳化滴を細かくすることができる。サンスクリーン剤に用いられる。
(㈱マツモト交商・原
料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「フォトニール」(商品名)(表示名称:アルギニン,アデノシン三リン酸2Na,マンニ
トール,ピリドキシン HCl,RNA,ヒスチジン HCl,フェニルアラニン,チロシン)は、
光損傷に対する表皮細胞防御作用、ランゲルハンス細胞に対する光防御作用、光量子エネ
ルギー冷却作用、光酸化に対する防御作用、サンバーンセルの形成減少、光老化による衰
えるキメの保護作用などがある。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 8 月 4 日)
◆「RonaCare AP」(商品名)(表示名称:マロン酸ビスエチルヘキシルヒドロキシジメトキ
シベンジル)は、優れた抗酸化性能と安定性を有する。また、紫外線により、紫外線吸収
性能を有する物質に変換する。従って、抗酸化剤、紫外線吸収剤の安定化剤、退色防止剤
として使用できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆フェラル酸(表示名称)は、フリーラジカル消去能、紫外線吸収能を有する。
(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆微粒子酸化亜鉛を油性基剤中に低次粒子化させたペースト(商品名:コスメサーブWP
A−65MP(V))(表示名称:酸化亜鉛、フェニルトリメチコン、メチコン、水添ヒマ
シ油、イソステアリン酸ポリグリセリセリル−2)は、酸化安定性に優れ、紫外線散乱効
果を有する。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆微粒子酸化チタンを揮発性シリコン基剤中に低次粒子化させたペースト(商品名:コス
メサーブWP−TTN(V))(表示名称:酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸、シク
ロペンタシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジイソステアリ
ン酸ポリグリセリル−2)は、透明性、酸化安定性に優れ、紫外線散乱効果を有する。(岩
瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆シリカ被覆微粒子酸化チタンをミクロンサイズの中空状にすることで、塗布時に肌の上
で軽くくずれてなめらかにのびるとともに、細かく均一に広がることで高い紫外線防止効
果を発揮する。(日本メナード化粧品㈱・ニュースリリース,2010 年 4 月 9 日)
◆形状制御技術に基づき開発したUV−A防御能のポテンシャルが高い独自の薄板状酸化
亜鉛の製造プロセスにおける結晶化条件を最適化することにより、粉体の厚みをさらに2
0%薄くすることに成功。このことにより、同じ配合量でも粉体数が多いために皮膚上で
のUV遮蔽性が高まると共に、粉体そのものの透明性が高まる。(花王㈱、㈱カネボウ化粧
品・ニュースリリース,2009 年 11 月 9 日)
220
◆ポリアクリル酸ナトリウムを酸化チタンに表面処理して水に分散させた新しい紫外線散
乱剤、P−TiO2を開発した。P−TiO2は化粧膜中で均一に分散し、従来の酸化チ
タンに比べ約155%もSPF値がアップした。また、SPF値を高くする為に、酸化チ
タンを多く配合しなければならなかったが、P−TiO2を使用すれば、少ない量で最大
限の紫外線防御効果が期待されるので、感触を損ねることなく高いSPFのサンスクリー
ン剤が得られる。(㈱ポーラ・オルビスホールディングス・ニュースリリース,2010 年 9 月
27 日)
◆ジメチコンクロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー(商品
名:EP−9216
TI
Cosmetic
Powder)のプレミックスタイプは、
酸化チタン被覆で、スムースでパウダリーな感触を与え、サンケア製品の機能を向上させ
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「ドライフローPURE」(商品名)(表示名称:オクテニルコハク酸トウモロコシデン
プンAI)は天然感触向上剤であり、ソフトでベルベット様の感触を付与できる。また、
吸油性に優れ、べた付き防止やSPFブースターの機能を持っている。さらに酸化チタン
との併用でベタ付きを抑え、皮膚上での白残りがない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2010 年 4 月 1 日)
◆「DAIAMID
シリーズ」(商品名)(表示名称:ナイロン−12)は、水溶性物質
と共にコンパウンドし、水で洗浄するという粉砕プロセスの強制乳化法(コンパウンド法)
によって製造された新球状のナイロンパウダーである。コンパウンド法を用いる事で残存
モノマーが無く、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛を内包することで、感触向上やSP
F、PAを上げるW効果が期待できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆「NIKKOL
レシノール
S−10」(商品名)(表示名称:水添レシチン)は、熱
安定性に優れており、これを配合した製剤を塗布した皮膚部位は、皮膚表面水分量が高く、
水分量の持続が認められる。また、アニオン界面活性剤の起泡力に対して影響を与えるこ
となく、マイルドな泡に改良することができる。NIKKOL
レシノール
S−10は、
UVB曝露によって増加するPGE2の産生を有意に抑制するので、紫外線によって生じ
る炎症を抑制する。また、皮膚刺激を緩和する。さらに、スティンギング刺激緩和効果を
有する。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版)
◆「RonaCare
Ectoin」(商品名)(表示名称:エクトイン)は、ヒートシ
ョックプロテインの生成スピードを上げ、紫外線によるダメージから保護し、皮膚の免疫
を高める。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「Preparami」(商品名)(表示名称:オプンチアフィクスインジカ果実エキス)
は、ヒートショックプロテインの合成促進、UVダメージ保護と修復の効果を有する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「Unirepair
T−43」
(商品名)(表示名称:アセチルチロシン、プロリン、
加水分解野菜タンパク、アデノシン三リン酸)はピリミジン2量体を除去し、DNAの保
護・修復し、紫外線による炎症防止効果を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
221
年 9 月 1 日)
◆「SymMatrix」(商品名)(表示名称:セイヨウヤブイチゴ葉エキス)は、老化
や紫外線によるダメージから真皮を保護し、コラゲナーゼ活性を抑制する。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「Kizis(商品名)」(表示名称:アメリカショウマ根エキス)は健康的な肌色を導
き、UVに対する持続性を向上させることにより、日焼けが原因で起こる赤みや不快感を
改善する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「Solaveil CT−100」(商品名)(表示名称:酸化チタン、安息香酸アルキ
ル(C12−15)、ポリヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸Al、アルミナ)、「So
laveil CT−200」(商品名)(表示名称:酸化チタン、トリエチルヘキサノイン、
イソヘキサデカン、ポリヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸Al、アルミナ)、「So
laveil CT−300」(商品名)(表示名称:酸化チタン、トリ(カプリル酸/カプ
リン酸)グリセリル、ポリヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸Al、アルミナ)、「S
olaveil CT−434」(商品名)(表示名称:酸化チタン、シクロペンタシロキサ
ン、イソステアリン酸PG、ポリヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸Al、アルミナ)
は、微粒子酸化チタンを効率よく分散させているため白浮きせず、透明性が高い。また、
ノニオン分散剤を使用しているので、広いpH域で安定である。さらに疎水性コートによ
り、耐水性ですべりがよく使用感に優れている。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年
6 月 1 日)
◆「Solaveil CZ−100」(商品名)(表示名称:酸化亜鉛、安息香酸アルキル(C
12−15)、ポリヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸)は、粒度分布を正確にコ
ントロールすることで、高いUV性能を維持しながらも白浮きしない酸化亜鉛分散体であ
る。疎水性コートにより、耐水性ですべりがよく使用感に優れている。また、有機サンス
クリーン剤との相溶性に優れた無機UV保護剤である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 6 月 1 日)
◆「Solaveil CZ−200」(商品名)(表示名称:酸化亜鉛、ポリヒドロキシス
テアリン酸、イソステアリン酸、トリエチルヘキサノイン、イソヘキサデカン)は、粒度
分布を正確にコントロールすることで、高いUV性能を維持しながらも白浮きしない酸化
亜鉛分散体である。疎水性コートにより、耐水性ですべりがよく使用感に優れている。ま
た、軽い感触を付与するキャリアーを使用した UVA 保護剤である。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「Solaveil CZ−300」(商品名)(表示名称:酸化亜鉛、トリ(カプリル/
カプリン酸)グリセリル、ポリヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸)は、粒度分
布を正確にコントロールすることで、高いUV性能を維持しながらも白浮きしない酸化亜
鉛分散体である。疎水性コートにより、耐水性ですべりがよく使用感に優れている。また、
天然由来のキャリアーを使用したUVA保護剤である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 6 月 1 日)
222
◆「Solaveil CT−30W」(商品名)(表示名称:酸化チタン、水、ポリアクリ
ル酸Na、アルミナ、シリカ、メチルパラベンNa)、「Tioveil AQ−N」(商品
名)(表示名称:酸化チタン、水、ポリアクリル酸Na、アルミナ、シリカ、フェノキシエ
タノール、クエン酸Na)は、アルミナ、シリカで親水性表面処理をした高い透明性を有
したウォーターベース分散体である。水系処方に簡単に配合できるため、使用感を最適に
するあらゆる油相原料が選択可能。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆「Tioveil CM」(商品名)(表示名称:酸化チタン、シクロメチコン、ビス(P
EG/PPG−14/14)ジメチコン、ステアリン酸Al、アルミナ)は、ステアリン
酸アルミ、アルミナで疎水性表面処理しているシクロメチコン(D5)分散体である。微粒子
酸化チタンを均一に分散させており、白浮きせず、感触のよいクリームが作れる。また、
シクロメチコンが分散体であることから、Si/W、W/Siといったシリコーン系処方
が可能。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Uvinul A Plus Granular」(商品名)(表示名称:ジエチルアミノ
ヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル)は、新規安定型持続性UV−A紫外線吸収剤で
ある。従来のUV−A紫外線吸収剤と比較して、光安定性が優れ劣化しにくいことが確認
されている。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 11 月 27 日)
◆「Uvinul MC80N」(商品名)(表示名称:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
は、肌への安全性に高い BHT フリー原料である。短長波 UVB を有効に吸収し、酸化チタン
等の紫外線散乱剤との併用も可能である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月
1 日)
◆「Eusolex UV−Pearls 2292」(商品名)(表示名称:水、メトキシケイヒ
酸エチルヘキシル、フェノキシエタノール、クロルフェネシン)、「Eusolex UV−
Pearls OMC」(商品名)(表示名称:水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、メチ
ルパラベン、プロピルパラベン)は、UVフィルターをマイクロカプセル化した、皮膚に
刺激のない紫外線吸収剤である。水系処方に配合が可能。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2007 年 10 月 1 日)
◆「Eusolex 9020」(商品名)(表示名称:t‑ブチルメトキシベンゾイルメタン)
は、油溶性のUVA吸収剤である。波長領域 320nm〜390nm で最も優れたプロテクション効
果を発揮する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 11 月 22 日)
◆「Eusolex OCR」(商品名)(表示名称:オクトクリレン)は、油溶性のUVB吸収
剤である。一般的に低アレルギー性かつ光安定性が高いことから、肌に優しく敏感肌用の
処方に向いている。UVA 波を吸収するアボベンゾンとの相性も良く、油溶性の UV 吸収剤及
び一般の化粧品原料のための優れた溶媒である。また、UVB の波長領域のみならず、UVA
の波長領域でも優れたプロテクション効果を発揮する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2007 年 11 月 22 日)
◆「MBBT タルク DM」(商品名)(表示名称:タルク、メチレンビズベンゾトリアゾリ
ルテトラメチルブチルフェノール、水酸化Al、ジメチコン)は、光安定性に優れ、汎用
223
の紫外線防御剤との組み合わせにより、紫外線防止能のブースター効果が期待できる。(岩
瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆機能性紫外線散乱剤ペースト(商品名:コスメサーブWP−58MP(V)、WP−UF
(V)、WP−TTN(V)、WP−LS、WPA−65MP(V)、WPA−STD(V))
は、化学的に安定である無機紫外線散乱剤を、油性ベヒクル中に安定に低次粒子化させた
微粒子紫外線防御素材である。サンスクリーン剤などの化粧品製剤に配合すると、優れた
透明性と高い紫外線防御効果が得られる。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1
日)
◆「コスメサーブ WP‑58MP(V)」(商品名)(表示名称:酸化チタン、シリカ、水酸化 Al、ス
テアリン酸、フェニルトリメチコン、水添ヒマシ油、イソステアリン酸ポリグリセリル−
2)は、機能性紫外線散乱剤としての効果を有する。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008
年 4 月 1 日)
◆「FA4001CM」(商品名)(表示名称:シクロペンタシロキサン、(アクリレーツ/メタクリ
ル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー)、「FA4002ID」(商品名)(表示名称:イソドデ
カン、(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー)は、耐水性、
耐皮脂性のある柔らかい皮膜形成剤であり、サンスクリーン、ベースメイキャップに適し
た違和感のない皮膜を形成し、色移り防止効果がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2007 年 10 月 1 日)
◆「670 Fluid(670 フルイド)」(商品名)(表示名称:ポリプロピルシルセスキオキサン、
シクロペンタシロキサン)は、柔軟で密着性の高いシリコーン皮膜形成剤であり、耐水性
はそのままで柔軟な皮膜を形成する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Dermacryl AQF(ダーマクリル AQF)」(商品名)(表示名称:アクリレーツコポリマー)
は、耐水性の皮膜を作るスキンケア向け樹脂エマルジョンで、ヨレ難くつっぱり感がない。
また、アルカリで容易に溶解するため、洗顔料等の石けんで簡単に洗い流すことができ、
肌への負担が少ない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「Unimer U‑6」(商品名)(表示名称:トリコンタニル PVP)、
「Unimer U‑15」(商品名)
(表
示名称:(エイコセン/ビニルピロリドン)コポリマー)、「Unimer U‑151」(商品名)(表示
名称:(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマー)は、顔料分散性に優れた耐水性皮
膜を形成すると共に、紫外線吸収剤の密着性を向上させる。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2009 年 6 月 1 日)
◆「ミリストイル化プルラン」(商品名)(表示名称:ミリストイル化プルラン)は、高い
耐水性を持ち、油との相溶性に優れ、ハリのある皮膜を形成する。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆アミノ酸誘導体「1−ピペリジンプロピオン酸」は、たんぱく質「Serpin b3」(紫外線
や乾燥などの外界ストレスから皮膚を守るバリア機能を阻害する因子)の生成を抑制する。
(㈱資生堂・ニュースリリース,2009 年 3 月 26 日)
224
IPC
:A61Q19/10
Fターム :4C083CC23
8.身体用洗浄剤
身体用の洗浄化粧料であって、皮膚を洗浄して清潔にするとともに適度な潤いを付与する
ことを目的とする。ボディシャンプー、シャワーソープ、ボディバブルスなど種々の剤型
があり、用途に併せて適宜使い分けられている。
(1)主要成分
<界面活性剤>
皮膚上にある皮脂やその他付着した汚れと皮膚の間に浸透し、分子中に当該汚れを取り込
み、水洗によって落とす。
アニオン界面活性剤として、ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムなどのアルキルエーテルカルボン酸
塩;ステアロイル乳酸ナトリウム、イソステアロイル乳酸ナトリウム、ステアロイル乳酸
カリウムなどのアシル乳酸塩;ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイル
グルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸カリウムなどのN‑アシルグルタミン
酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、アルキル(12,13)
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウムなどのアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシ
エチレンラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノ
ールアミンなどのアルキルエーテル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテルリン酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステ
ル塩;N‑アシルグルタミン酸塩、N‑アシルグリシン塩、N‑ココイルグリシンカリウムなど
のアシルアミノ酸塩などが挙げられる。両性界面活性剤として、2‑アルキル‐N‐カルボキ
シメチル‐N‐ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、ス
テアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタインなどが挙げら
れる。
<保湿剤>
皮膚上および内部に浸透することで、皮膚表面の水分量を調節するとともに過剰に取り除
かれた皮脂の補充及び皮膚の乾燥を防ぐ。また、製品の水分蒸発も防ぐ。
グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、アミノ
酸、DL−ピロリドンカルボン酸及びその塩、乳酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、
ヒアルロン酸およびその塩、植物抽出液、加水分解コラーゲン、加水分解シルク、リン脂
質。
225
(2)剤型又は製剤
ボディシャンプー、シャワーソープ、など種々の剤型があり、用途に併せて適宜使い分け
られている。
(3)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
ボディシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ET‑BS‑3)
成分名
A
B
ラウリン酸(商品名:ルナック L−98)
9.00
ミリスチン酸(商品名:ルナック MY−98)
4.00
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #550)
3.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
0.50
PG(商品名:プロピレングリコール)
11.00
精製水
20.20
水酸化K(商品名:水酸化カリウム)
C
重量%
精製水
4.70
15.00
ラウラミドプロピルベタイン、水、塩化 Na
(商品名:アンホレックス L
B−2)
D
25.00
パーム核脂肪酸アミドDEA(商品名:アミノーン PK−02S)
5.00
ジステアリン酸グリコール(商品名:エマノーン 3201M)
2.00
EDTA−2Na(商品名:クレワット N)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
香料
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.Cを秤量し、加温し溶解させる。
4.AにBを加え、ケン化を行う。
5.さらに、Cを加え撹拌を行う。
6.低温でDを加え、撹拌を行う。
7.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;8.3〜9.3[25℃]
粘度(mPa・s);300〜600[25℃]
脂肪酸石鹸をベースとしたボディシャンプーです。
植物性スクワランを配合し、さっぱりとした洗い上がりにかかわらず、しっとり
感が得られます。
226
<処方例‑2>
剤型名
出典
ボディシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ST‑IBS‑1)
成分名
A
精製水
重量%
41.75
ココイルグルタミン酸TEA、水(商品名:アミソフト CT−12)
1.00
ラウラミドプロピルベタイン、水、塩化 Na
(商品名:アンホレックス L
B−2)
B
20.00
パーム核脂肪酸アミドDEA(商品名:アミノーン PK−02S)
2.00
ジステアリン酸PEG−150(商品名:エマノーン 3299)
2.00
ジステアリン酸グリコール(商品名:エマノーン 3201M)
2.00
EDTA−2Na(商品名:クレワット N)
0.05
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
カリ石ケン素地、グリセリン、水(商品名:HGR−30K)
香料
30.00
1.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.低温で、Bを加え、撹拌を行う。
3.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;8.7〜9.3[25℃]
粘度(mPa・s);2,500〜3,000[25℃]
石鹸ベースのボディシャンプーです。アミソフト系活性剤とベタイン系活性剤を
併用することで、さっぱりとした洗い上がりにかかわらず、適度なしっとり感が
得られます。
<処方例‑3>
剤型名
出典
ボディシャンプー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SF‑BS‑4)
成分名
A
B
重量%
ラウリン酸(商品名:ルナック L−98)
9.00
ミリスチン酸(商品名:ルナック MY−98)
6.00
ココイルグルタミン酸(商品名:アミソフト CA)
3.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
15.00
精製水
28.60
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
3.80
水酸化K(商品名:水酸化カリウム)
4.30
227
C
D
精製水
6.00
パーム核脂肪酸アミドDEA(商品名:アミノーン PK−02S)
3.50
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
精製水
10.00
PEG−7M(商品名:ポリオックス WSR−N−750CG)
E
ココアンホ酢酸Na、エタノール、水(商品名:アンヒトール 20YB)
香料
0.20
10.00
0.30
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.Cを秤量し、加温し溶解させる。
4.Dを秤量し、加温し均一に分散させる。
5.AにBを加え、ケン化を行う。
6.さらにC、Dを加え、撹拌を行う。
7.低温で、Eを加え、撹拌を行う。
8.適当な容器に充填する。
特徴
脂肪酸石鹸が主体のボディシャンプーです。
<処方例‑4>
剤型名
出典
ハンドソープ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:XB‑1‑5)
成分名
A
重量%
精製水
36.30
カリ石ケン素地、グリセリン、水(商品名:HGR−30K)
10.00
ラウリル硫酸TEA、水(商品名:エマール TD)
40.00
コカミドDEA(商品名:アミゾール CDE)
3.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
8.00
ジステアリン酸PEG−150(商品名:エマノーン 3299)
2.00
クエン酸
0.50
EDTA−2Na(商品名:クレワット N)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;6.0〜6.8[25℃]
弱酸性の手洗いソープです。
洗浄後、さっぱりとした感触です。
228
<処方例‑5>
剤型名
出典
液体石鹸
㈱マツモト交商・原料カタログ 2009 年 9 月 1 日
成分名
精製水
適量
防腐剤
0.20
ポリクオタニウム‑6
1.00
香料
0.10
オリベム300
2.00
オリベム400
8.75
ジオレイン酸PEG−120メチルグルコース
1.50
ラウラミドプロピルベタイン
6.00
カプリロイルグルタミン酸2Na
コカミドDEA
特徴
重量%
10.00
1.00
pH:5.7〜5.8
<処方例‑6>
剤型名
出典
フェイスウォッシュ(液体タイプ)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション Formula:FW‑OGS‑1
成分名
A
精製水
重量%
20.00
オリーブ油脂肪酸加水分解コムギタンパク、水酸化K、水(商品名:
オリーブオイル グルチネート)
25.00
ココアンホ酢酸Na、水(商品名:ソフタゾリン CL−R)
36.00
ラウリルグルコシド、水、エタノール(商品名:マイドール 12)
4.00
ラウレス−2(商品名:アリポン F−T)
2.00
ジオレイン酸PEG−120メチルグルコース(商品名:グルカメー
ト DOE−120)
1.00
セテアレス−60ミリスチルグリコール(商品名:エルファコス G
B
T−282S)
1.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
2.00
クエン酸
0.20
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
精製水
7.40
229
カンジダボンビコラ/グルコース/ナタネ油脂肪酸メチル発酵物(商
調製法
品名:ソフォリアンス)
1.00
水酸化K(5%水溶液)
0.20
Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、溶解させる。低温でAにBを加え
均一に溶解させる。適当な容器に充填する。
特徴
植物由来の洗浄成分を主体に配合した洗顔フォームです。抗菌作用のあるソフォ
リアンスを配合することで肌を健やかに保ちます。pH: 6.0〜7.0[25℃]
<処方例‑7>
剤型名
出典
A
フェイスウォッシュ(液体タイプ)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LW‑WT‑14)
成分名
重量%
ラウリン酸ポリグリセリル−10(商品名:サンソフトM−12J)
15.00
ラウロイルメチルアラニンNa、水(商品名:エナジコールL−30
AN)
30.00
ミリストイルグルタミン酸K(商品名:アミソフトMK−11(F))
6.00
ラウラミドプロピルアミンオキシド、水(商品名:ソフタゾリンLA
O−C)
15.00
精製水
12.70
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
ナーレ)
20.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
セテアレス‑60 ミリスチルグリコール(商品名:エルファコスGT2
82S)
調製法
1.00
Aを秤量して加温し、溶解させる。室温まで撹拌冷却する。適当な容器に充填す
る。
特徴
豊かな泡立ちの液状洗顔料です。トルナーレを配合し、洗い上がりしっとりした
使用感が得られます。
<処方例‑8>
剤型名
出典
フェイスウォッシュ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FW‑CF‑2)
成分名
A
重量%
精製水
73.60
ココアンホ酢酸Na、水(商品名:アンホレックス K−80)
15.00
230
ラウラミドDEA(商品名:アミノーン L−02)
1.00
イソペンチルジオール(商品名:イソプレングリコール)
5.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
3.00
ジステアリン酸PEG−150(商品名:エマノーン 3299)
2.00
グリチルリチン酸2K(商品名:グリチルリチン K2)
0.20
クエン酸 (20%水溶液)
適量
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
調製法
Aを秤量し、加温し溶解させる。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
イミダゾリウムベタイン系活性剤を洗浄剤として用いた洗顔料です。pH;5.2〜
6.2[25℃]
<処方例‑9>
剤型名
出典
フェイスウォッシュ
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FW‑BT‑1MT)
成分名
A
ミリスリン酸(商品名:ルナックMY−98)
重量%
14.00
パルミチン酸(商品名:ルナックP−95)
9.00
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸750V)
7.00
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
B
ナーレ)
7.00
PEG−75(商品名:PEG−4000)
3.00
ジステアリン酸グリコール(商品名:エマノーン3201MH−V)
2.00
ジステアリン酸 PEG‑150(商品名:エマノーン3299V)
6.00
ラウラミドDEA(商品名:アミノーンL−02)
4.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.40
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.10
精製水
10.20
水酸化K
C
調製法
6.30
精製水
16.00
ラウラミドプロピルベタイン、水(商品名:アンヒトール20AB)
15.00
Aを秤量して加温し、溶解する。Bを秤量し溶解させる。Cを秤量し溶解させる。
AにBをゆっくりと加え、ケン化を行う。(A+B)にCを加え全体を均一にす
る。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
トルナーレを配合したクリームタイプの洗顔料。豊かな泡立ちで汚れをしっかり
落とし、洗い上がりはしっとりとしています。
231
<処方例‑10>
剤型名
出典
洗顔フォーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FW‑CF‑1)
成分名
A
重量%
精製水
38.00
ラウロイルグルタミン酸Na(商品名:アミソフト LS−11)
20.00
(ヤシ脂肪酸/水添牛脂脂肪酸)グルタミン酸Na(商品名:アミソフ
ト GS−11)
2.00
パーム核脂肪酸アミドDEA(商品名:アミノーン PK−02S)
1.00
PEG−20ソルビタンココエート(商品名:レオドールスーパー T
W−L120)
5.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.00
PEG−8(商品名:ポリエチレングリコール 400)
16.00
ステアリン酸PEG−150(商品名:エマノーン 3199)
4.00
ジステアリン酸PEG−150(商品名:エマノーン 3299)
1.00
ヒドロキシプロピルキトサン、メチルパラベン、エタノール、水(商品
調製法
特徴
名:キトフィルマー)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
Aを秤量し、加温溶解させる。室温まで攪拌冷却し、適当な容器に充填する。
キトフィルマーを配合したアミノ酸系洗顔フォームです。pH;6.0〜7.0[25℃]
<処方例‑11>
剤型名
出典
洗顔フォーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FWI‑CF‑1)
成分名
A
ミリスチン酸(商品名:ルナック MY−98)
C
10.00
ラウリン酸(商品名:ルナック L−98)
5.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
4.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
5.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
B
重量%
12.00
ステアロイルグルタミン酸2Na(商品名:アミソフ ト HS−21)
8.00
ラウラミドDEA(商品名:アミゾール LDE)
5.00
ジステアリン酸PEG−150(商品名:エマノーン 3299)
3.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
精製水
44.30
232
水酸化K(商品名:水酸化カリウム)
調製法
3.50
Aを秤量し、加温し溶解させる。Cを秤量し、溶解させる。AにCを加え、ケン
化を行う。Bを加え、撹拌を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
脂肪酸石鹸をベースとした洗顔フォームです。さっぱりとした洗い上がりにかか
わらず、しっとり感が得られます。pH;7.5〜8.5[25℃]
<処方例‑12>
剤型名
出典
洗顔フォーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FW‑NS‑1)
成分名
A
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸(商品名:ルナック MY
−P)
B
18.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
6.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
2.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
精製水
28.60
水酸化 K(商品名:水酸化カリウム)
C
D
E
重量%
ケイ酸Al(商品名:天然ケイ酸アルミニウム)
3.80
30.00
酸化チタン(商品名:酸化チタン JA−C)
2.50
黒砂糖(商品名:黒砂糖)
1.50
ラウロイルメチルアラニンNa、水(商品名:エナジコール L−30
AN)
4.00
パーム核脂肪酸アミドDEA(商品名:アミノーン PK−02S)
2.00
サクシニルコラーゲン、リン酸2Na、リン酸K、
メチルパラベン、水(商品名:アテロコラーゲン SS 0.3%)
1.00
ローヤルゼリーエキス、エタノール、精製水(商品名:ローヤルゼリ
ー抽出液)
0.10
キダチアロエエキス−1、BG、水、メチルパラベン(商品名:アロエ
抽出ゲル (キダチ))
0.10
加水分解コンキオリン、BG、水、メチルパラベン(商品名:パール
カルク抽出液)
調製法
0.10
Aを秤量し、加温し溶解させる。Bを秤量し、溶解させる。AにBを加え、ケン
化を行う。Cを加え、撹拌を行う。Dを加え、撹拌を行う。低温でEを加え、撹
拌を行う。室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
天然スクラブ剤(天然ケイ酸アルミニウム)を配合した洗顔フォームです。さっ
233
ぱりとした洗い上がりです。
<処方例‑13>
剤型名
出典
洗顔フォーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:M‑F‑1)
成分名
A
精製水
46.60
ミリストイルグルタミン酸K(商品名:アミソフト MK−11)
20.00
ココイルグルタミン酸Na(商品名:アミソフト CS−11)
3.00
パーム核脂肪酸アミドDEA(商品名:アミノーン PK−02S)
3.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
B
調製法
重量%
10.00
PEG−75(商品名:ポリエチレングリコール 4000)
8.00
ジステアリン酸PEG−150(商品名:エマノーン 3299)
1.00
ジステアリン酸グリコール(商品名:エマノーン 3201M)
1.00
PCA−Na、水(商品名:PCAソーダ)
6.00
タナクラクレイ(商品名:ミロネクトン R)
0.80
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
褐藻エキス、BG(商品名:ファルコレックス ヒバマタ)
0.20
銅クロロフィンNa、水(商品名:ミドリゲン粉末 (0.5%水溶液))
0.20
Aを秤量し、加温し溶解させる。低温でBを加え、撹拌する。室温まで撹拌冷却
し、適当な容器に充填する。
特徴
褐藻エキスを配合したタラソテラピー洗顔フォームです。アミノ酸系洗浄剤を用
い、低刺激性で弱酸性です。
<処方例‑14>
剤型名
出典
洗顔パウダー
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CP‑AM‑2)
成分名
A
ラウロイルグルタミン酸Na(商品名:アミソフト LS−11)
ココイルグルタミン酸Na(商品名:アミソフト CS−11)
重量%
25.00
8.00
シリカ(商品名:サンスフェア H−52)
15.00
マルチトール(商品名:マビット)
20.00
アルギン酸Na(商品名:ダックアルギン NSP LL)
コンスターチ(商品名:コンスターチ W)
2.00
24.80
タナクラクレイ(商品名:ミロネクトン R)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
234
調製法
特徴
Aを秤量し、均一に混合する。適当な容器に充填する。
アミノ酸系洗浄剤を使用した洗顔パウダーです。すばやく水に溶け豊かな泡立ち
で、皮脂の汚れや皮脂をきれいに取りさります。pH;5.0〜6.0[25℃]…5%水
溶液
(4)近年の報告
◆ボディ用洗浄剤にはちみつを配合することにより、しっとりなめらかに洗い上げること
ができる。(ライオン㈱・ニュースリリース,2010 年 8 月 3 日)
◆ボディ用洗浄剤にソルビトール(成分名)を配合することにより、よりクリーミィな泡
が持続し、泡が途切れることなく体を洗うことができる。(ライオン㈱・ニュースリリース,
2010 年 8 月 3 日)
◆オリーブ油 PEG‑7 カルボン酸 Na、水/オリーブ油 PEG‑7 の混合物であるオリーブオイル由
来陰イオン界面活性剤(商品名:オリベム 460/300)は、特別に選ばれたイタリアトスカー
ナ地方のオリーブ油を由来とし、皮脂成分に近いため、肌に負荷が少く、既存の液体石け
ん、固形石けんの系に足すだけで、保湿・抗炎症バリア機能をアップ。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ハチミツ、プロポリス、ローヤルゼリーによる複合型原料「メリディン BG 9834」(商品
名)は、皮膚保湿、皮膚柔軟化、肌緩和作用、肌鎮静効果があるため、乾燥肌及び敏感肌
ケアやフェイス・ハンド・ボディケア用としてシャワーゲルやバスフォームなどに配合さ
れる。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆ラウレス硫酸 Na(表示名称)又はココイルグルタミン酸 TEA(表示名称)を主成分とす
るパール光沢発泡剤(商品名:DN‑P コンク A,B,AP‑FP)を用いることにより、製造工程
の省力化、常に一定のパール光沢を持った製品の製造が可能となる。
(岩瀬コスファ㈱・原
料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆ツバキ油は、保湿、柔軟、保護作用を有する。髪をダメージから守り、潤いやツヤを与
える。肌のバリア機能をアップする。(㈱大島椿・製品カタログ)
◆MERQUATシリーズ(表示名称:ポリクオタニウム−7、ポリクオタニム−39)
は高い水分保持効果、皮膚刺激改善、刺激緩和作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタ
ログ,2007 年 10 月 1 日)
◆ポリエーテル変性シリコーンである「ABIL
B8832」(商品名)(表示名称:ジ
メチコンコポリオール)は、毛髪、皮膚洗浄系で泡立ちをクリーミーにし、保湿感を与え
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆「NIKKOL TGI‑20」(商品名)(表示名称:トリイソステアリン酸 PEG−20グリセリル)
は自己乳化油用の乳化剤で、広範囲の油性原料に対する乳化性能が優れている。液状でに
おいが少なく、植物起源の脂肪酸、グリセリンを使用している。(日光ケミカルズ㈱・原料
カタログ,2007 年 3 月改訂)
235
◆「ミクロネクトン」、「ミクロネクトンR」(商品名)(表示名称:タナクラクレイ)は平
均細孔半径500Åの多孔質の物質のため、皮膚表面の垢や汚れなどの不純物を吸着し、
水洗いするだけで滑らかな美肌作用がある。それ以外にも各種ミネラル成分をバランス良
く含有しており、しっとり感を出す作用がある。更に、酸化鉄および微量の硫黄の働きに
より消炎作用がある。タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚表面で角質タンパク、特に
システインと反応し、徐々に硫化水素やポリチオン酸、特にペンタチオン酸となって抗菌
性を現す。それ以外にも、タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚角化に関係があるSH‑
基をS・Sに変えることによって、角質軟化作用を呈する。また、緩和な還元作用を呈す
る。(美白作用)(大日本化成㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆アプリコット由来のスクラブ剤は、ナチュラル素材で、古い角質を除去できる。(商品
名:Scrubami)
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「とりのぞく」「ひきしめる」の2つの毛穴ケアを1回のお手入れで可能にした洗い流し
用オイルジェルマスクを発売。洗浄成分であるオレンジ油が汚れや角栓をとかしておとし、
角質柔軟成分(フルーツ酸)であるパパイヤ果実エキスとパイナップル果実エキスが古い
角質をとりのぞく。また、ポリフェノールを含むグレープフルーツ果実エキスが肌をひき
しめ、整肌成分であるマンゴー種子油が肌のきめを整える。(㈱ノエビア・ニュースリリー
ス,2009 年 12 月 9 日)
◆コラーゲン、ヒアルロン酸、アミノ酸などの保湿成分で、髪や肌の乾燥を防ぐ。(㈱ノエ
ビア・ニュースリリース,2008 年 3 月 25 日)
236
IPC
:A61Q19/10
Fターム :4C083CC25
9. 入浴剤
入浴剤は、浴湯に投入したり、皮膚に直接塗布したりすることにより
①配合成分の化学的、物理的、生理的、薬理的作用による皮膚の清浄、保護、保湿
②温熱効果の向上で、新陳代謝の促進による病気の予防、治療、健康維持、改善
③色や泡による視覚的要素、香りによる嗅覚的要素、皮膚感触による触覚的要素などの、
感覚的要素による快適な入浴環境の付与、および温泉の効能に近い効果を家庭等において
簡便に得ること
以上の効果などを得ることを目的として使用される。
これらの効果を得るだけでなく、品質の安定性、身体に対する安全性を担保するために、
使用方法および効能面から様々な組成、剤型、製造方法が工夫される。種類としては無機
塩類系入浴剤、炭酸ガス系入浴剤、薬用植物系入浴剤、酵素系入浴剤、清涼系入浴剤、ス
キンケア系入浴剤に分類され、それぞれに適した成分が配合され、剤型も成分、使用方法
に合わせて様々なものがある。
(1)主要成分
無機塩類、生薬類、酵素類、有機酸類、保湿剤、着色剤、その他
<無機塩類>
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリ
ウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、
塩化ナトリウム、塩化カリウム、チオ硫酸ナトリウム、酸化マグネシウム、硫酸アルミニ
ウム、ミョウバン、メタケイ酸塩など
配合目的:抹消血管の血流量を増加させて新陳代謝を促し、浴後の保温効果を持続させる。
アルカリ塩類の角質軟化作用により皮膚を清浄化する。浴湯水の皮膚感触を和らげる。硬
水を軟水化させ、石けんの泡立ちを良くする。殺菌静菌作用を有する。収斂作用を有する。
<生薬類>
ウイキョウ、オウゴン、オウバク、カミツレ、コウボク、米醗酵エキス、ジュウヤク、シ
ョウブ、センキュウ、チンピ、トウキ、トウヒ、ニンジン、ユズ、ヨモギ、アロエ、ボウ
フウ、ハッカ葉、モモ葉、ショウキョウ、カンゾウ、ケイヒなど
<酵素類>
パパイン、パンクレアチン、タンパク分解酵素など
<有機酸類>
アミノ酸塩類、カルボン酸塩類、高級脂肪酸塩類など
配合目的:pH調整(緩衝、中和)。粘度、比重調整。乳化安定、分散、懸濁。洗浄、清浄。
保湿。
237
<酸・アルカリ類>
コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、酒石酸、クエン酸、マロン酸、マレイン酸
等の有機酸、アミノ酸、安息香酸、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、ほう砂など
配合目的:収斂。pH調整。乳化、分散。炭酸塩と酸で炭酸ガスを発生させる。
<保湿剤>
尿素など
<油性成分>
大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ油、
パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油
脂を水素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリド、2‑エチルヘキサン酸グリ
セリド等の合成グリセリド、ジグリセリド等の油脂類;カルナウバロウ、鯨ロウ、ミツロ
ウ、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリ
ンワックス、セレシン、スクワラン、プリスタン等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、
ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸類;ラウリルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、2‑ヘキシルデカノー
ル等の高級アルコール類;オクタン酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン
酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレステロール等のエステル類;精油類;シ
リコーン油類など
<アルコール類>
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、
ラウリルアルコール、ホホバアルコール、ラノリンアルコールなど
配合目的:皮膚保護(収斂、清浄、殺菌等)。製剤化助剤(抽出溶媒、可溶化剤、溶解補助
剤、乾燥促進剤、乳化安定助剤など)
<無機顔料>
酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛(亜鉛華)、タルク、ケイ酸カ
ルシウム、無水ケイ酸、カオリン、ベントナイト、雲母チタンなど
<糖類>
ソルビトール、キシリトール、マルチトール、デキストリン、グルコース、マルトース、
ラクトース、サッカロース、キシロース、フルクトース、マンニトール、ラクチトールな
ど
<多価アルコール類>
エチレングリコール、プロピレングリコール、3‑メチル‐1,3‐ブタンジオール、グリセリ
ン、1,3‐ブチレングリコールなど
<アミノ酸類>
ピロリドンカルボン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム等、グリシンなど
238
<防腐剤>
パラオキシ安息香酸エステル(例えば、メチルパラベン)
、安息香酸、安息香酸塩、フェノ
キシエタノールなど
配合目的:製剤又は配合成分の防腐目的で配合される。
<香料>
ラベンダー油、ジャスミン油、レモン油等の天然香料、ゲラニオール、シトロネロール、
フェネチルアルコール等の合成香料など
<界面活性剤>
カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤など
<滑沢剤>
カオリン、ポリエチレングリコール、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
カルシウム、シリコーン油、油性成分、澱粉など
<水溶性高分子>
にかわ、ゼラチン、コラーゲン蛋白、カゼイン、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、
ファーセレラン、タマリンドガム、ペクチン、アラビアガム、グアーガム、キサンタンガ
ム、トラガントガム、ローカストビーンガム、デキストラン、寒天、澱粉等の天然水溶性
高分子;カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、アルギン酸プロ
ピレングリコールエステル、酸化澱粉、エステル化澱粉、エーテル化澱粉、カチオン澱粉
等の半合成水溶性高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、ポリビニル
アルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン等の合成水溶性高分子など
<鉱物・動物・植物原料>
以下に示すものをそのまま、または抽出物、濃縮物として単独もしくは組み合わせて使用
される。
鉱物、湯の花、中性白土、珪藻土、雲母末、ゼラチン、コラーゲン、ペプタイド類、生薬
類、植物一般、植物抽出物、ローヤルゼリー、ヒアルロン酸など
<色素>
カロチノイド系、フラボノイド系、フラビン系、キノン系などの天然色素、アゾ系、キノ
リン系、トリフェニルメタン系、インジゴ系などのタール系色素など
配合目的:溶解時の浴湯水の色調により視覚的な効果(楽しさ、リラックスなど)を得る。
製剤色の外観色の着色。
<水>
天然水(温泉水)、海洋深層水、ろ過水、水道水、イオン交換水、蒸留水など
これらを単独又は組み合わせて使用する。
配合目的:溶媒。湿潤剤。バインダー。特殊な水の場合、効果を訴求することも。
<その他>
上記のほかに入浴剤の種類、用途、剤型などの目的に応じて次のものが使用される。
239
安定化剤:配合成分の分解、変化の抑制。
物性改良剤:製剤の流動性改善。皮膜形成。
酸化防止剤:主に油脂類の酸化防止。
ビタミン類:皮膚の栄養、保護。副次的に色素として配合。
結合剤:
崩壊剤:顆粒タイプや錠剤タイプの溶解分散を促進させる目的。カルボキシメチルセルロ
ース、ハイドロキシプロビプスターチ、デンプンなど。
清涼剤:メントール、カンファー、サリチル酸メチル
(2)剤型又は製剤
・固形剤として
粉末状(バスパウダー、バブルバスなど)、結晶状(バスソルトなど)、粒状(丸剤、顆粒
剤、ブリケットなど)、固形状(主に炭酸ガスの発泡を伴う。ケーキ剤、錠剤、バスボムな
ど)、切裁状
・半固形剤として
ゲル状(ゾル、ゲル、ゼリー)、クリームペースト状(バブルバス)、軟膏状
・液剤として
液状(水剤・油剤)、乳液状(乳剤)
・その他(カプセル剤、おもちゃや花びらなどの不溶性のものを封入など)
これらの剤型を組み合わせる場合もある。
・製剤の安定性などを向上させるため、粉体原料は浴湯に投入して溶解しやすい範囲とし
て平均粒径は 100〜500μm程度のものが好適に用いられる。また、色素は発色安定、退色
防止、色調の変化として皮膜形成、吸着、吸湿防止、pH調整などの特殊な処理が行われ
たものを配合する場合がある。
また、容器形態も、各種のものが見受けられ、剤型、製剤の安定性、使用時の簡便性、
製造時や輸送時の安定性、視覚、環境面(廃棄性や詰替)などの理由により、適宜選択さ
れる。特に香りは、容器を通過して揮散したり、容器内壁に吸着したりして、使用時の香
りの質が低下しやすい。
ボトル(ガラス、PP、PET、紙、スチール缶など)、分包(アルミ、PP、PE など)、袋(不
織布など)、エアゾール(スチール缶など)、ノンガス(PP、PET など)など
これらの容器形態や容器材質を組み合わせる場合もある。またネットを配してフォーマ
ータイプとする場合もある。
(3)近年の報告
◆飽和炭化水素油である、水添ジデセン(商品名:NIKKOL シンセラン 2)、オレフィンオリ
ゴマー(商品名:NIKKOL シンセラン 4SP)は、無色透明の軽く、さっぱりとした感触で、
酸化や熱に対して安定で、他の油性成分との相溶性に優れ、容易に乳化することができる。
240
(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 11 月)
◆「NIKKOL シンセラン4SP」(商品名)(表示名称:オレフィンオリゴマー、または水添ポ
リオレフィン(C6−12))を化粧品に配合すると、延びと浸透性が優れ、絹のような軽
い感触となる。また、オレフィンオリゴマーは他の油相成分(特に炭化水素、動植物油、
エステル油)と良く相溶し、容易に乳化させることができるため、次のような化粧品の他
様々な化粧品に使用されている。用途:皮膚用製品(モイスチャークリーム、クレンジン
グクリーム、ハンドクリーム、ベビーオイル、ボディーローション)、頭髪用製品(リンス、
トリートメント、ヘアクリーム)、浴用製品(ミルクバス)、メークアップ用製品(ファン
デーション、リキッドファンデーション)、日焼け・日焼け止め用製品(サンスクリーンク
リーム、サンタンクリーム、サンオイル)、清浄用製品(清拭剤)(日光ケミカルズ㈱・原
料カタログ,2009 年 10 月)
◆「SBG−HA」(商品名)
(表示名称:グリセリン,セレブロシド ,スクワラン,ペンチレング
リコール,ヒアルロン酸Na)は、保湿・エモリエント&バリアー機能改善&皮膚柔軟化に
効果を示し、乳液・クリーム、エッセンス、ファンデーション等に配合できる。化粧品用
途としては、スキンケア製品、爪ケア製品、入浴剤、シャンプー、リンス、トリートメン
トなど。(山川貿易㈱・原料カタログ,2010 年 3 月 29 日)
241
10.スキンケア剤
IPC
:A61Q19/00,19/02,19/08
Fターム :4C083CC02〜CC07
10.1
美白用化粧料
美白用化粧料は、日焼けによるしみ・そばかすを防ぎ、肌の色を白く明るくすることを
目的として使用される化粧料である。しみ・そばかすは、表皮内でメラニンが異常に増加
した結果形成されるので、その生成を抑制したり、生成したメラニンを薄くしたり、表皮
のターンオーバーを亢進させてメラニン排出を促進するなど種々のアプローチがある。
(1)主機能成分
アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビルアスコルビ
ン酸などのアスコルビン酸誘導体、レゾルシノール誘導体、グルタチオン及び誘導体、コ
ウジ酸及び誘導体、ハイドロキノン及び誘導体、アルブチン、エラグ酸、イオウ、リノー
ル酸、リノレン酸、乳酸、トラネキサム酸、プラセンタエキス、油溶性甘草エキス、ソウ
ハクヒエキス、トウキエキス、マロニエ樹皮エキス、ワレモコウエキス、オウゴンエキス、
カミツレエキス、クララエキス
(2)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
ホワイトニングクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:WT‑CR‑2)
成分名
A
B
重量%
PEG−80水添ヒマシ油(商品名:エマノーン CH−80)
1.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
7.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
3.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
4.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
68.14
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
2.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
リン酸アスコルビルMg(商品名:リン酸L−アスコルビルマグネシ
ウム)
3.00
アミノカプロン酸(商品名:ε−アミノカプロン酸)
0.10
ペンテト酸5Na、水(商品名:クレワット DP−80)
0.03
242
C
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
クエン酸Na、水(商品名:クエン酸Na (15%水溶液))
0.22
クエン酸、水(商品名:クエン酸 (15%水溶液))
0.11
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.低温でCを添加し、撹拌する。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;7.0〜7.6[25℃]
リン酸L−アスコルビルマグネシウムを配合した医薬部外品対応の美白クリー
ムです。
<処方例‑2>
剤型名
出典
ホワイトニングクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:WT‑CR‑5)
成分名
A
B
C
重量%
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドールスーパー SP−S1
0)
2.00
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパー TW−S120)
1.80
セタノール(商品名:カルコール 6870)
3.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
15.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
10.00
パルミチン酸セチル(商品名:エマード SK)
4.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (350cs))
0.30
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
46.20
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
3.00
PEG−30(商品名:ポリエチレングリコール 1500)
3.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
クエン酸Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.70
クエン酸、水(商品名:クエン酸 (20%水溶液))
適量
ペンテト酸5Na、水(商品名:クレワット DP−80)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
リン酸アスコルビルMg、水(商品名:リン酸L−アスコルビルマグ
ネシウム (5%水溶液))
10.00
243
プラセンタエキス、メチルパラベン、水(商品名:ビオカタライザープ
ラセンタ APF(SW))
0.50
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.低温でCを加え、撹拌する。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
リン酸 L‑アスコルビルマグネシウム、プラセンタ配合の美白クリームです。
<処方例‑3>
剤型名
出典
ホワイトニングクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:VCC‑960626‑C)
成分名
A
PEG−40水添ヒマシ油(商品名:エマノーン CH−40)
重量%
1.50
ステアリン酸グリセリル (SE)(商品名:レオドール MS−16
5)
2.00
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドール AS−10)
0.50
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
1.60
モノステアリン酸グリコール(商品名:DN−WAX MM)
1.50
パルミチン酸セチル(商品名:クチナ CP)
2.80
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
0.50
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−
B
01)
7.00
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル(商品名:O.D.O.)
4.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (100cs))
0.50
酢酸トコフェロール(商品名:酢酸dl−α トコフェロール)
0.20
トコフェロール(商品名:トコフェロール 80)
0.05
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.08
精製水
32.52
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
4.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
2.00
キサンタンガム、BG、メチルパラベン、水(商品名:エコーガム 1.
5%水溶液)
10.00
アラントイン
0.10
244
C
グリチルリチン酸2K(商品名:グリチルリチン酸ジカリウム)
0.10
EDTA−4Na(商品名:クレワット T)
0.05
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
精製水
20.00
クエン酸Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.80
リン酸アスコルビルMg(商品名:リン酸L−アスコルビルマグネシ
ウム)
3.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し撹拌分散を行う。
3.BにAを加え、乳化を行い、さらにホモミキサーを作動させる。
4.低温でCを添加し、撹拌を行う。
5.適当な容器に充填する。
特徴
リン酸L−アスコルビルマグネシウムを配合した医薬部外品対応のO/W型ク
リームです。
ホワイトニング効果に優れ、各種有用成分の働きで潤いを与えます。
<処方例‑4>
剤型名
出典
ホワイトニングクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HVCC‑D06)
成分名
A
PEG−40水添ヒマシ油(商品名:エマノーン CH−40)
重量%
1.50
ステアリン酸グリセリル (SE)(商品名:レオドール MS−16
5)
2.00
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドール AS−10)
0.50
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
1.60
モノステアリン酸グリコール(商品名:DN−WAX MM)
1.50
パルミチン酸セチル(商品名:クチナ CP)
2.80
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
0.50
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−
B
01)
7.00
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル(商品名:O.D.O.)
4.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (100cs))
0.20
トコフェロール(商品名:トコフェロール 100)
0.05
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.08
精製水
27.27
245
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
2.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
1.00
キサンタンガム、BG、メチルパラベン、水(商品名:エコーガム(1.
5%分散液))
C
10.00
グリチルリチン酸2K(商品名:グリチルリチン酸ジカリウム)
0.10
EDTA−4Na(商品名:クレワット T)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
精製水
23.00
クエン酸Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
3.60
リン酸アスコルビルMg(商品名:リン酸L−アスコルビルマグネシ
ウム)
6.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し撹拌分散を行う。
3.BにAを加え、乳化を行い、さらにホモミキサーを作動させる。
4.低温でCを添加し、撹拌を行う。
5.適当な容器に充填する。
特徴
リン酸L−アスコルビルマグネシウムを6%配合したクリームです。
サッパリとした使用感で、肌を健やかに保ちます。
(3)近年の報告
◆ビオカタライザープラセンタ APF(SW)(商品名)(表示名称:水、プラセンタエキス、そ
の他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、1.25〜5.00%の範囲で濃度依存的に、優れたメ
ラニン産生阻害作用を示し、繊維芽細胞に対する優れた賦活作用を示す。(山川貿易㈱・原
料カタログ,2003 年 7 月 23 日)
◆マルメロは天然の増粘剤として古くから化粧品に使用されており、べたつきがなくさっ
ぱりとした使用感がある。また構成成分である種々の多糖類混合物が、保護コロイドとし
て作用する。これらの特性を利用したクインスシードG(商品名)(表示名称:クインスシ
ードエキス、グリセリン、水)、クインスシード2S(商品名)(表示名称:クインスシー
ドエキス、BG、水、フェノキシエタノール、メチルパラベン)は、フィーリング改良剤、
クリーム、乳液、ファンデーション、等に配合されている。(岩瀬コスファ㈱・原料カタロ
グ,2008 年 4 月 1 日)
◆メラノサイト内で産生したメラニン色素が、ケラチノサイト内に受け渡されることがシ
ミの原因であり、メラニン色素を含むメラノソームの輸送を阻害することで、ケラチノサ
イトへのメラニン色素の移行を抑えることができることを見出した。メラノソームの輸送
を阻害する成分「クマリン酸」には、メラノサイト内の輸送に関するタンパク質の一つ
「Slp2‑a」の量を減少させる効果があることを同時に確認した。(㈱コーセー・ニュースリ
246
リース,2008 年 6 月 2 日)
◆ホウセンカエキスはツリフネソウ属ツリフネソウ科の一年草(学名:lmpatiens balsamina
L.)の全草(地上部)より抽出されたエキスで、抗アレルギー、抗かゆみ、関節リウマチ
抑制、アトピー性皮膚炎抑制、美白、抗酸化、保湿、テストステロン5α−リダクターゼ
阻害作用がある。(商品名:ホウセンカエキス TCP/PD)(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆グリセリン、水添レシチン、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、スク
ワラン、ステアロイルメチルタウリンNaの混合物である O/W 乳化剤(商品名:NIKKOL ニ
コムルス LH)は、耐塩性に優れた複合 O/W 乳化剤で、ほとんどの油性成分を乳化可能、チ
キソトロピー性のある、なめらかでのびのよいエマルションが得られる。(日光ケミカルズ
㈱・原料カタログ,2010 年 5 月)
◆アルゲフィルマー及び IPF‑100K(商品名)は、スサビノリ(Porphyra yezoensis)の全
藻から抽出して得られるポルフィランを含む溶液で、吸保水性、皮膜形成、ダメージ毛改
善、毛髪帯電防止、毛髪強度向上、紅斑抑制作用がある。
(アルゲフィルマー/水、エタノ
ール、アルゲエキス又は紅藻エキス又はスサビノリエキス、メチルパラベン)(IPF‑100K/
水、BG、アルゲエキス又は紅藻エキス又はスサビノリエキス)(一丸ファルコス㈱・原料カ
タログ,2010 年 11 月 19 日)
◆サケ Oncorhynchusketa(Salmonidae)の鼻軟骨から抽出して得られるプロテオグリカン
の溶液(商品名:プロテオグリカン IPC)であり、EGF 様(表皮細胞増殖促進)
、肌荒れ改
善、ヒアルロン酸産生促進、I 型コラーゲン産生促進、シワ改善、皮膚弾力改善、保湿、B16
メラニン生成抑制、色素沈着改善の各作用がある。(プロテオグリカン IPC/水、BG、水溶
性プロテオグリカン)(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 5 月 20 日)
◆クリサンテルムインジクムエキスは、紫外線(UVB)により皮膚に誘導される炎症をサイト
カインレベルから調整し、繰り返し起こる炎症を抑える。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 9 月 1 日)
◆アーユルヴェーダでも古くから使われているニームの葉には、抗マラリア薬、生活習慣
病予防の効能がある。花、種子には、血液浄化の効能やニームオイルとして石鹸や整髪料
に使われる。枝は、歯磨き、歯周病予防に、樹皮は、強壮剤、熱病の予防に使われる。ニ
ーム葉エキス(ニームリーフエキス)は、メラニン抑制作用、ヒト皮膚における透明感向
上作用の美白効果、ヒスタミン遊離抑制作用、COX‑2 阻害作用の抗炎症効果、リパーゼ活性
促進作用により脂肪分解を促進するボディケア効果を有する。(一丸ファルコス㈱・原料カ
タログ,2009 年 10 月 28 日)
◆ウマ由来プラセンタエキス(商品名:ビオカタライザープラセンタCH)は、真皮繊維
芽細胞賦活作用、B‑16 メラノーマ細胞によるメラニン生合成抑制作用(美白)を有する。
(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆ショウガ抽出エキスが、メラノサイト内部(メラノソーム)のpH を酸性化し、チロシナ
ーゼの活性を低下させ、メラニンの生成を抑制することを見いだした。(㈱ポーラ・オルビ
スホールディングス・プレスリリース,2010 年 3 月 18 日)
247
◆ビタミンC誘導体(表示名称:アスコルビルリン酸Na、商品名:ステイ‑C50)は、美白
作用、抗酸化作用、コラーゲン合成促進作用、ニキビ予防作用を有する。(丸善製薬㈱・原
料カタログ,2008 年 9 月)
◆マロニエ抽出液(表示名称:セイヨウトチノキ種子エキス、商品名:マロニエ抽出
液,BG‑J,LA,SQ)は、抗炎症作用、美白作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 9 月)
◆ムラヤコエンジー抽出液はタンニン類による収斂効果、抗酸化作用、ヒアルロニターゼ
活性抑制、チロシナーゼ活性阻害作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆ダーマホワイト NF LS 9410(商品名)(表示名称:マンニトール、グルコン酸 Na、クエ
ン酸、クエン酸 Na、デキストリン、ワルテリアインディカ葉エキス、フェルラ酸)
(INCI:Mannitol、Sodium gluconate、Citric acid、Sodium citrate、Dextrin、Waltheria
Indica Extract、Ferulic acid)はメラノサイトでのチロシナーゼ抑制およびキレート化
によるメラニン色素生成抑制作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆エコファーム
セイヨウサンザシ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、セイヨウサ
ンザシエキス又はセイヨウサンザシ果実エキス)は B16 メラノーマメラニン生成抑制作用、
SOD 様作用、抗補体作用、ヒスタミン遊離抑制作用がある。(一丸ファルコス㈱・原料カタ
ログ,2008 年 10 月 19 日)
◆エコファーム
ビルベリーリーフ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、ビルベリ
ー葉エキス)は GABA 産生酵素増加作用、繊維芽細胞増殖促進作用、ヒアルロン酸産生促進
作用、グルタチオン産生促進作用、SOD 様作用、コラゲナーゼ阻害作用、エラスターゼ阻害
作用、リパーゼ阻害作用、B16 メラノーマメラニン生成抑制、ヒスタミン遊離抑制作用があ
る。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆エコファーム
ラベンダー
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、ラベンダーエキ
ス又はラベンダー花エキス)は B16 メラノーマメラニン生成抑制作用、SOD 様作用、抗菌作
用、抗補体作用がある。
(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆アーティチョークエキス(表示名称)(商品名:バイオベネフィティ)は、NF‑κB 転写亢
進抑制作用、bFGF 産生抑制作用、COX‑2 転写抑制作用、エンドセリン産生抑制作用、表皮
メラノサイト増殖抑制作用、ヒト皮膚における美白作用、B16 メラノーマ細胞メラニン生成
抑制作用、MMP‑1 産生抑制作用、ヒト皮膚弾力改善作用、毛穴改善作用を有する。
(一丸フ
ァルコス㈱・原料カタログ,2010 年 4 月 30 日)
◆プラセンタ(商品名:ビオファルコ PQ‑1)は、線維芽細胞増殖促進作用、ヒスタミン遊
離抑制作用、B16 メラニン生成抑制作用、角質水分量増加作用、チロシナーゼ活性抑制作用
を有する。プラセンタ(商品名:ファルコニックス PC‑1)、は、線維芽細胞増殖促進作用、
ヒスタミン遊離抑制作用、角質水分量増加作用、チロシナーゼ活性抑制作用、色素沈着改
善作用を有する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 2 月 10 日)
◆チトカタライザー(商品名)(表示名称:サッカロミセス溶解質エキス、水、その他成分
(防腐剤・調整剤等)を含む)は、チトリゼーションによりエキスを得た無臭の酵母エキス
248
である。その為、細胞内成分を変質させることなく安定化し、高い細胞賦活作用を有する。
チトカタライザーは皮膚弾力性効果、創傷治癒効果、細網内皮系(RES)活性作用、細
胞増殖促進作用、細胞呼吸促進作用を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆メリッサ(日本名:セイヨウヤマハッカ、別名:レモンバーム)エキスは、メラニン生
成酵素であるチロシナーゼ量を減らしてメラニンの生成を抑制し、表皮細胞のメラニン取
り込み作用を抑制する効果を有する。(㈱ポーラ・オルビスホールディングス・ニュースリ
リース,2009 年 11 月 30 日)
◆フルーツ濃縮エキス配合により、肌に負担をかけずに硬くなった角質をほぐし、ピーチ
クリア成分が肌の新陳代謝を高めてメラニン色素を含んだ老化角質を排出する。(㈱ナリス
化粧品・ニュースリリース,2010 年 4 月 19 日)
◆Unispheres/Unipearls(商品名)
(表示名称:マンニトール、セル
ロース末、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、有効成分、顔料)は、水に膨潤させて、
指で押すと肌の上で崩れ、こすれば後残りしない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010
年 4 月 1 日)
◆エバーセルホワイト(商品名)(表示名称:BG、水、アセチルチロシン、ボタンエキス、
カッコンエキス)は、N−アセチルチロシン、ボタンエキス、カッコンエキスのそれぞれ
の作用により色素沈着を予防し、メラニン生成抑制効果を有する。また、N−アセチルチ
ロシンは、酵素の拮抗阻害及びメラニンの重合を阻止し、メラノサイトの活性化や色素沈
着を防ぐ。また、カッコンエキスはチロシナーゼを阻害する。さらに、ボタンエキスはI
L−1αの産生を抑制する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 9 月 17 日第 3 版)
◆ミクロネクトン、ミクロネクトンR(商品名)(表示名称:タナクラクレイ)は平均細孔
半径500Åの多孔質の物質のため、皮膚表面の垢や汚れなどの不純物を吸着し、水洗い
するだけで滑らかな美肌作用がある。それ以外にも各種ミネラル成分をバランス良く含有
しており、しっとり感を出す作用がある。更に、酸化鉄および微量の硫黄の働きにより消
炎作用がある。タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚表面で角質タンパク、特にシステ
インと反応し、徐々に硫化水素やポリチオン酸、特にペンタチオン酸となって抗菌性を現
す。それ以外にも、タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚角化に関係があるSH‑基をS・
Sに変えることによって、角質軟化作用を呈する。また、緩和な還元作用を呈する。(美白
作用)(大日本化成㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆オリーブ葉エキスは酸化したビタミン C を再生する働きのある生体物質グルタチオンを
産生し、ビタミン C の美白効果を持続させる。ホホバリーフエキスは紫外線が引き起こす
肌へのダメージを防ぐ。セリンは肌の角層へうるおいを与え肌の透明感を引き出す。(㈱フ
ァンケル・ニュースリリース,2010 年 1 月 19 日)
◆アロエベラエキスは肌のほてりを抑える。センテラアジアチカエキスは紫外線ダメージ
を受けた肌をケアする。
(㈱ファンケル・ニュースリリース,2010 年 1 月 19 日)
◆ワルテリアインディカ葉エキス、グルコン酸Na、フェルラ酸、クエン酸、クエン酸N
a、水、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、BG、ジ
249
カプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグ
リセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む(表示名称)は、長期的なメラニン
合成阻害効果、及びライトニング効果があり、非親水性のメイクアップ処方に配合できる。
(商品名:アクティブパウダーホワイトネス LS 9724)(山川貿易㈱・技術資料)
◆エイジツ抽出液(表示名称:ノイバラ果実エキス、商品名:エイジツ抽出液−R,BG−
R,BG−01,LA)は美白作用、SOD様作用、収れん作用、過酸化脂質抑制作用を有
する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆油溶性甘草エキス(表示名称:カンゾウ根エキス、商品名:油溶性甘草エキスP−T(4
0),HG,アクアコリスエキストラクトP−T)は美白作用を有する。(丸善製薬㈱・原料
カタログ,2008 年 9 月)
◆オーキッドエキスN(商品名)(表示名称:BG、水、オーキッドエキス)は、保湿作用(角
質水分量増加)、美白作用(B16 メラノーマメラニン産生抑制)、抗酸化作用(SOD 様)を有
する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 3 月 1 日改訂版)
◆コスメサーブWP−UF(V)(商品名)(表示名称:酸化チタン、シリカ、水酸化Al、
ステアリン酸、シクロペンタシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマ
ー、イソステアリン酸ポリグリセリル−2)は機能性紫外線散乱剤である。(岩瀬コスファ
㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆「ボタンエキス」が炎症物質であるCXCR3を抑制すること、および紫外線によるサ
ンバーンを抑制することで、その後発生する色素沈着を抑えることを明らかにした。(㈱マ
ンダム・ニュースリリース,2010 年 12 月 1 日)
◆VCエチル(商品名)
(表示名称:アスコルビルエチル)は、酸化に弱い3−O位を保護
しているため、酸化安定性に優れます。一方、美白効果は3−O位のエチル基が外れるこ
となく発揮されますので、安定性と美白作用の両立が図られます。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆β−アルブチン(商品名)(表示名称:アルブチン)のメラニン生成抑制作用はハイドロ
キノンの寄与はなく、スーパーオキシドアニオンの産生抑制とチロシナーゼタンパクその
ものの生成抑制効果が認められる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆フェルラ酸(表示名:フェルラ酸)はポジティブリストに収載されている紫外線吸収剤
では唯一の天然植物由来であり、メラニン生成(チロシナーゼの活性)を阻害する効果も
持つ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆TEGO Cosmo C250(商品名)(表示名称:クレアチニン)は天然のアミノ酸誘導体で、少
量でメラニンネットワーク形成を阻害する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月
1 日)
◆TGP2(商品名)(表示名称:オリゴペプチド‑34、水、BG)の機能はメラニン合成のシグ
ナルを阻害し、合成酵素であるチロシナーゼ、および TRP1&2 を阻害します。つまり、TGP2
は紫外線によって活性化したメラノサイトでのメラニンの合成を根本から阻止する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
250
◆①EDP3(EGF 様ペプチド)(商品名)(表示名称:オリゴペプチド‑24、水、BG)は EGF の
分泌を促し、肌の若返りを進める。また、細胞増殖を促進し、健全なターンオーバーを導
きます。②Rejuline(FGF 様ペプチド)(表示名:リジュリン、水、BG)は真皮に作用し、
主要な細胞外マトリクスの合成を促進する。③IDP5(IGF 様ペプチド)(表示名:オリゴペ
プチド‑20、水、BG)は IGF を活性化する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9
月 1 日)
◆Abyssine657(商品名)(表示名称:アルテロモナス発酵エキス、水、フェノニップ)は
皮膚の正常な免疫機能を高め、外因性のストレスから皮膚を守り、その修復を高めること
で紅斑、シミ・クスミを抑える。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆Mandresy Extract(マンドレシーエキス)(商品名)(表示名称:ブドレジャアクシラリ
ス葉エキス)には①ポリフェノールとして酸化ダメージの低減②それにより誘導されるメ
ラノサイト活性分子の抑制③メラニンの合成阻害④メラノサイトから周辺表皮細胞へのメ
ラノソームの移行阻害と 3 段階、4段階のクスミ、シミの拡大の抑制効果が期待される。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆Heterosides of C.A(ヘテロサイド)(商品名)(表示名称:ツボクサ葉エキス)の2成
分アジアチコシド、マデカッソシドは、皮膚の再生に重要な「炎症」
「組織再編」の調整を
活性化し、紫外線などのストレスや加齢により乱れた皮膚の代謝を調整、正常化すること
で「炎症を原因とする肌のクスミ(炎症斑、肝斑など)」の改善を助ける。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆Ambora Extract(アンボラエキス)(商品名)(表示名称:タンブリッサトリコフィラ葉
エキス)は、肌の赤みに特化し、その原因となる4大因子①無駄な血管、②繰り返しの炎
症、③紫外線などのダメージ、④肌バリア(抗菌ペプチド)の暴走をすべて食い止めるこ
とで、肌の赤みを根本から治癒に導く。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆Skinenergium(スキンエナジウム)(商品名)(表示名称:加水分解レピジウムメイエニ
根、水、フェノキシエタノール、ソルビン酸K、クエン酸)は、老化した線維芽細胞をリ
バイタライズし、くすんだ肌を元気にすることで、肌に輝きを与える。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆バイオホワイト(商品名)(表示名称:ユキノシタエキス、ブドウエキス、BG、水、ヤ
マグワ根皮エキス、オウゴンエキス、EDTA‑2Na、他)は、強力なチロシナーゼ活性阻害効
果を有し、肌に自然な輝きを取り戻す。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆MELASLOW(メラスロー)(商品名)(表示名称:チンピエキス、グリセリン、水)は、チ
ロシナーゼ活性阻害や色素沈着抑制作用がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年
9 月 1 日)
◆β−ホワイト(商品名)(表示名称:オリゴペプチド‑68、水、BG、水添レシチン、オ
レイン酸 Na、EDTA‑2Na)は TGFβレセプターへ結合し、TGFβ同様メラニン合成のシグナル
MITF の阻害、およびメラニン合成酵素であるチロシナーゼ、および TRP1&2 を阻害する。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
251
◆キリバースBG(商品名)(表示名称:カッパフィカスアルバレジエキス、BG、水)は
チロシナーゼの生合成そのものを抑制することにより、メラニン生成抑制効果を有します。
また、他の美白主剤(アルブチン)と相乗的に効果を高める。(㈱マツモト交商・原料カタ
ログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ダーマホワイト NFLS9410(商品名)(表示名称:マンニトール、グルコン酸 Na、クエン
酸、クエン酸 Na、ワルテリアインディカ葉エキス、デキストリン)は各種有効成分の相乗
効果でメラニン形成を防ぐ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆NIKKOL VC‑IP(商品名)(表示名称:テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)は、油との
相溶性がよく、経皮吸収性に優れた油溶性ビタミン C 誘導体であり、経皮浸透性・角層貯
留性に優れ、皮膚中のエステラーゼによりビタミン C に変換されることが期待される。U
VBによる細胞内過酸化レベルの増加を抑制し、色素細胞活性化因子放出を抑制すること
で紫外線による色素沈着を抑制する。また、さまざまな酸化ストレスを軽減し、細胞傷害
を軽減し、紫外線起因のDNA損傷を軽減することが明らかになっている。(日光ケミカル
ズ㈱・原料カタログ)
252
10.2
保湿・肌荒れ防止用化粧料
皮膚は、表皮、真皮及び皮下組織からなっており、このうち最外層の表皮では表皮細胞
が分化しながら基底層、有棘層、顆粒層、角質層へと移行して約28日で代謝される。通
常、角質層には10〜20%程度の水分が保持され、健康なみずみずしい肌を保っている。
しかしながら、外気が乾燥したり、加齢に伴って皮脂腺機能が低下したり、角質バリア機
能が低下したりする種々の要因により角質層の水分量の減少、角質水分の適切な保持能な
どの健全性が損なわれると落屑、ひびわれなど皮膚表面の形態に変化を呈して、
『肌荒れ』
を生じる。また、日焼けなどの外的要因により皮膚に炎症を生じることによる『肌荒れ』
も知られている。
従って、保湿・肌荒れ防止化粧品に求められる機能は、皮膚に潤いを与え、皮膚の乾燥
を防ぎ、炎症を抑制して、皮膚を健やかに保つことである。
(1)主機能成分
<保湿剤>
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3‑ブチレングリコール、グリセリ
ン、ジグリセリン、1,2‐ペンタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリグリセリン、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、
エリスリトール、ペンタエリスリトール、マンニトール、トレハロース、グルコース、シ
ュークロース、グルコース、フルクトース、ラフィノース、スクロース、コンドロイチン
硫酸塩、ヒアルロン酸塩、デルマタン硫酸塩、ケラタン硫酸塩、ヘパリン、アルギン酸塩、
キチン、キトサン、プルラン、グリシン、アラニン、イソロイシン、セリン、スレオニン、
アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、ポリグルタミン酸、ポ
リアスパラギン酸、ペプチド、ポリペプチド、コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチ
ン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、尿素、ムチン、ベタイン、トリ
メチルグリシン、ホエイ、乳酸菌培養液、アロエ、ヘチマなどの植物抽出物、コンブ、テ
ングサなどの海藻抽出物、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、スフィンゴエ
ミリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノ
シトール、大豆レシチン、卵黄レシチンなどのリン脂質、スフィンゴ脂質、セラミド、コ
レステロール、ビタミン類など。
<抗炎症剤>
アラントイン、グリチルレチン酸塩およびその誘導体、グリチルリチン酸塩およびその
誘導体、感光素 301 号、感光素 401 号、イプシロンアミノカプロン酸、塩酸ピリドキシン、
塩酸ジフェンヒドラミン、アズレン、ビザボロール、アデノシン一リン酸、甘草エキス、
紫根エキス、当帰エキス、ウイキョウエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、アマチ
ャエキス、ワレモコウエキスなどの植物抽出物など。
253
(2)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
モイスチャークリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
水添レシチン(商品名:NIKKOL
重量%
レシノールS−GF)
イソステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
1.00
caglyn
De
1−IS)
2.00
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MGS−AV)
2.00
ステアリン酸ソルビタン(商品名:NIKKOL
SS−10V)
0.70
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール65)
2.00
オリーブスクワラン(商品名:NIKKOL
精製オリームスクワラン)
1.00
マカデミアンナッツ油(商品名:NIKKOL
マカデミアンナッツ油)
ミリスチン酸イソプロピル(商品名:NIKKOL
IPM−EX)
ネオペンタン酸オクチルドデシル(商品名:ELEFAC
2.00
I−205)
ワセリン
4.00
2
ジメチコン(350mm /s)
0.50
パルミチン酸レチノール
0.10
酢酸トコフェロール
0.10
防腐剤
適量
カルボマー(商品名:カーボポール980)(2%水溶液)
7.50
ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液)
2.50
TEA
0.30
グリセリン
2.00
PCA−Na(50%水溶液)
1.60
精製水で全量
C
100.00
防腐剤
適量
スギナエキス(商品名:フィテレン EG−199)
1.00
褐藻エキス(商品名:Phyco
1.00
ARL
EDTA)
精製水
D
E
2.00
0.25
シクロペンタシロキサン
B
2.00
1.00
テルミナリアエキス、大豆リン脂質(商品名:Sericoside
P
hytosome)
0.01
BG
1.00
ヒアルロン酸Na(1%水溶液)
0.50
254
調製法
A、B各々ビーカーに秤量し、80℃に加温する。BにAを加えながら、4,50
0rpmで5分間ホモミキサー処理する。乳化後、パドルミキサーで攪拌しながら
放冷し、40℃以下でC、D、Eを添加する。
<処方例‑2>
剤型名
出典
モイスチャークリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
水添レシチン(商品名:NIKKOL
重量%
レシノールS−10)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
スクワラン(商品名:NIKKOL
Trifat
S−308)
精製オリーブスクワラン)
ホホバ種子油(商品名:NIKKOL
ホホバ油S)
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
パルミチン酸セチル(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール80)
N−SPV)
ミリスチルアルコール
ジメチコン(350mm /s)
8.0
1.0
3.0
2.0
1.0
防腐剤
適量
1,3−ブチレングリコール
5.0
グリセリン
8.0
キサンタンガム(2%水溶液)
5.0
防腐剤
適量
精製水で全量
調製法
10.0
2.0
2
B
2.0
100.0
A、Bをそれぞれ80℃まで加温し、均一溶解する(Aは室温で水添レシチンを分
散した後に加温する)。80℃でBにAを徐々に添加して乳化し、ホモミキサー処
理をする。撹拌しながら冷却し、30℃で調製を終了する。
<処方例‑3>
剤型名
出典
モイスチャークリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
水添レシチン(商品名:NIKKOL
重量%
レシノールS−10)
1.00
イソステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
Decaglyn
1−ISV))
2.00
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MGS−AV)
2.00
ステアリン酸ソルビタン(商品名:NIKKOL
SS−10V)
0.70
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
255
ベヘニルアルコール65)
2.00
スクワラン(商品名:NIKKOL
精製オリーブスクワラン)
マカデミアナッツ油(商品名:NIKKOL
マカデミアンナッツ油)
ミリスチン酸イソプロピル(商品名:NIKKOL
B
1.00
IPM−EX)
D
E
調製法
2.00
ネオペンタン酸オクチルドデシル(商品名:Elefac I−205)
2.00
ワセリン
0.25
シクロペンタシロキサン
4.00
ジメチコン(350mm2/s)
0.50
パルミチン酸レチノール
0.10
酢酸トコフェロール
0.10
防腐剤
適量
カルボマー(2%水溶液)(商品名:カーボポール980)
7.50
ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液)
2.50
TEA
0.30
グリセリン
2.00
PCA−Na(50%水溶液)
1.60
精製水で全量
C
2.00
100.00
スギナエキス、BG、水(商品名:フィテレン
EG−199(BG))
1.00
アスコフィルムノドスムエキス、水(商品名:Phyco ARL EDTA)
1.00
精製水
1.00
テルミナリアエキス、レシチン(商品名:Sericoside
Phy
tosome)
0.01
1,3−ブチレングリコール
1.00
ヒアルロン酸Na(1%水溶液)
0.50
A、Bをそれぞれ80℃まで加温し、均一溶解する(Aは室温で水添レシチンを分
散した後に加温する)。80℃でBにAを徐々に添加して乳化し、ホモミキサー処
理をする。撹拌しながら冷却し、40℃以下でC、D、Eを添加し、30℃で調製
を終了する。
<処方例‑4>
剤型名
出典
アンチエイジング&保湿クリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 6 月
成分名
A
スクワラン(商品名:NIKKOL 精製オリーブスクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL Trifat S‑308)
重量%
10.0
7.0
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸 PEG‑60 グリセリル(商
品名:NIKKOL MGS‑150V)
3.0
256
パルミチン酸セチル(商品名:NIKKOL N‑SPV)
3.0
バチルアルコール(商品名:NIKKOL バチルアルコール EX)
1.5
セトステアリルアルコール
3.0
2
B
ジメチコン(350mm /s)
0.5
トコフェロール
0.1
BG
5.0
グリセリン
5.0
フェノキシエタノール
0.4
キサンタンガム(2%水溶液)
5.0
防腐剤
適量
精製水で全量
C
100.0
グリシン亜鉛(商品名:NIKKOL グリシン亜鉛コンプレックス)
1.0
アスパラギン酸
0.2
クエン酸
0.2
EDTA‑2Na
0.05
ヒアルロン酸 Na(1%水溶液)
調製法
1.0
グリチルリチン酸 2K
0.05
精製水
15.0
A,Bをそれぞれ 80℃まで加温し、均一溶解する。80℃でAにBを徐々に添加して
手攪拌にて乳化し、その後ホモミキサー処理を行う。攪拌しながら冷却し、約 40℃
でCを添加し、30℃で調製を終了する。
特徴
pH (10%水溶液、25℃):6.7〜7.2
<処方例‑5>
剤型名
出典
モイスチャーミルク
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
B
水添レシチン(商品名:NIKKOL
重量%
レシノールS−10)
0.80
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL Trifat S−308)
4.00
パルミチン酸セチル(商品名:NIKKOL
N−SPV)
0.80
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール80)
0.40
ステアリルアルコール
0.40
フィトステロール
0.20
スクワラン(商品名:NIKKOL
精製オリーブスクワラン)
ホホバ種子油(商品名:NIKKOL
ジメチコン(350mm2/s)
ホホバ油S)
3.20
0.40
0.40
257
C
防腐剤
適量
1,3−ブチレングリコール
5.00
グリセリン
3.20
キサンタンガム(2%水溶液)
5.00
カルボマー(2%水溶液)(商品名:カーボポール981)
3.00
防腐剤
適量
精製水で全量
D
100.00
アルギニン
0.07
精製水
調製法
12.83
A、B、Cをそれぞれ85℃まで加温し、均一溶解する(Aは室温で水添レシチン
を分散した後に加温する)。80℃でCにA+Bを徐々に添加して乳化し、ホモミ
キサー処理をする。Dを添加し、攪拌しながら冷却し、30℃で調製を終了する。
<処方例‑6>
剤型名
出典
モイスチャーゲル
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
水添レシチン(商品名:NIKKOL
重量%
レシノールS−10)
1,3−ブチレングリコール
1.0
5.0
グリセリン
15.0
PEG−32
2.0
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー
(商品名:Pemulen
TR−1)
キサンタンガム(2%水溶液)
4.0
ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液)
4.0
ヒアルロン酸Na(1%水溶液)
1.0
アルギニン
0.3
防腐剤
適量
精製水で全量
B
調製法
15.0
100.0
シクロペンタシロキサン
4.0
ジフェニルジメチコン
1.0
Aを80℃まで加温し、均一溶解する(Aは室温で水添レシチンを分散した後に加
温する)。Bは室温で均一混合し、80℃まで加温する。80℃でAにBを添加し
て混合し、ホモミキサー処理をする。撹拌しながら冷却し、30℃で調製を終了す
る。
258
<処方例‑7>
剤型名
出典
モイスチャーエッセンス
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
水添レシチン(商品名:NIKKOL
重量%
レシノールS−10)
0.6
1,3−ブチレングリコール
6.0
グリセリン
15.0
PEG−32
1.0
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー
(商品名:Pemulen
TR−1)
10.0
ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液)
4.0
アルギニン
0.2
EDTA−2Na
0.1
防腐剤
適量
精製水で全量
B
100.0
トリスヘキシルデカン酸ピリドキシン(商品名:NIKKOL
VB6−
IP)
1.0
バチルアルコール(商品名:NIKKOL
調製法
バチルアルコールEX)
0.1
シクロペンタシロキサン
5.0
トコフェロール
0.1
A、Bをそれぞれ80℃まで加温し、均一溶解する(Aは室温で水添レシチンを分
散した後に加温する)。80℃でAにBを添加して混合し、ホモミキサー処理をす
る。撹拌しながら冷却し、30℃で調製を終了する。
(3)近年の報告
◆花には見た目の美しさだけでなく、外的ダメージから身を守る機能を持っている。ボタ
ンエキス、シャクヤクエキスは肌ダメージを防ぎ、トウキセンカエキスは肌の血行を促進、
月下香エキスは角質を柔軟に、アラニルグルタミンは角層の奥深くに潤いを与える効果が
ある。また、マリアアザミの種子から抽出し安定化させた成分「シリビンフィトソーム」
には、肌に不要なコラーゲンを除去し、今あるコラーゲンを新鮮に保ち、さらに新しいコ
ラーゲンに働きかける効果がある。
(㈱ファンケル・ニュースリリース,2009 年 10 月 23 日)
◆「商品名:CEH」(表示名称:エチルヘキサン酸セチル)は、皮膚、髪に対して、親和
性、分散性に優れたエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009
年 2 月 1 日)
◆「商品名:ICEH」(表示名称:エチルヘキサン酸ヘキシルデシル)、「商品名:KAK N
259
DO」(表示名称:ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール)は、加水分解しにくい、
低粘度のサッパリした感触のエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタロ
グ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:TOG」(表示名称:トリエチルヘキサノイン)
、「商品名:KAK TTO」(表
示名称:トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン)、「商品名:KAK PTO」(表
示名称:テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル)は、植物油に比べ酸化安定性に優
れたサッパリした感触のエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:TCG−M」(表示名称:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル)は、
安全性の高い、軽い感触の植物由来のエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:NPDC」(表示名称:ジカプリン酸ネオペンチルグリコール)は、加水分解
しにくい、低粘度のサッパリした感触のエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・
原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:ES108109」(表示名称:イソノナン酸エチルヘキシル)、「商品名:K
AK 99」(表示名称:イソノナン酸イソノニル)、「商品名:KAK 109」(表示名称:
イソノナン酸イソデシル)、「商品名:KAK 139」(表示名称:イソノナン酸イソトリ
デシル)は、顔料に対する分散特性や、シリコーンに対する相溶性に優れた油性感が少な
い軽い感触の油剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:NPDIN」(表示名称:ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール)は、顔料
分散性に優れ、低重合シリコーンとも相溶する軽い感触の油剤である。加熱安定性にも優
れている。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:IPM−R」(表示名称:ミリスチン酸イソプロピル)は、他成分との親和性、
伸び、分散性に優れたエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009
年 2 月 1 日)
◆「商品名:ICM−R」(表示名称:ミリスチン酸イソセチル)、「商品名:ODM」(表示
名称:ミリスチン酸オクチルドデシル)は、低粘度、低凝固点で皮膚との親和性の高いエ
モリエント剤、スキンコンディショニング剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタロ
グ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:IPP」(表示名称:パルミチン酸イソプロピル)は、他成分との親和性、伸
び、分散性にすぐれたエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009
年 2 月 1 日)
◆「商品名:IOP」(表示名称:パルミチン酸エチルヘキシル)は、顔料に対し優れた分
散特性のエモリエント剤、ヘアコンディショニング剤である。(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:アムレプスPC」(表示名称:パルミチン酸セチル)は、植物由来のクリーム
の調度、光沢調整剤、ヘアコンディショニング剤である。
(高級アルコール工業㈱・原料カ
260
タログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:ICS−R」(表示名称:ステアリン酸イソセチル)は、低粘度、皮膚との親
和性の良いエモリエント剤、スキンコンディショニング剤である。(高級アルコール工業
㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:KAK ES」(表示名称:ステアリン酸エチル)は、人肌融点で皮脂の可溶化
能に優れた油剤である。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:アムレプス SS」(表示名称:ステアリン酸ステアリル)は、植物由来のクリ
ーム調度、光沢調整剤、ヘアコンディショニング剤である。(高級アルコール工業㈱・原料
カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:EIS」(表示名称:イソステアリン酸エチル)
、「商品名:IPIS」(表示名
称:イソステアリン酸イソプロピル)は、閉塞感が無く、伸びの優れた軽い感触のエモリ
エント剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:ICIS」(表示名称:イソステアリン酸ヘキシルデシル)、「商品名:ISI
S」(表示名称:イソステアリン酸イソステアリル)は、中程度の閉塞性のリッチなエモリ
エント剤。皮膚にホホバオイルのような薄い膜を形成する。(高級アルコール工業㈱・原料
カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:リソレックス PGIS21」(表示名称:イソステアリン酸ポリグリセリル−
2)は、W/O、O/Wエマルジョン用、特にGD乳化法に望ましい主要な乳化剤である。
参考値:水酸基価 約220〜260(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月
1 日)
◆「商品名:ネオライト 180P」(表示名称:ネオペンタン酸イソステアリル)、「商品名:
ネオライト 200P」(表示名称:ネオペンタン酸オクチルドデシル)は、低粘度、低凝
固点のサッパリした滑らかな感触のエモリエント剤。シリコーン同様な軽い感触だが、が
さがさ感がない。ネオ構造の為加水分解しにくい。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:ネオライト 2000」(表示名称:ネオデカン酸オクチルドデシル)は、中程
度の粘度で、油性感の少ない伸びの良いエモリエント剤である。(高級アルコール工業㈱・
原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:リソカスタ IOHS」(表示名称:ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル)
は、高粘性油と組み合わせて感触改良に有効である。(高級アルコール工業㈱・原料カタロ
グ,2009 年 2 月 1 日)
◆イノシトール(商品名)(表示名称:イノシトール)は、生体成分として広く存在し、穀
物のぬかや豆、果物や肉、魚にも含有される水溶性のビタミンB様物質であり、皮膚病予
防効果、脱毛予防効果、保湿効果を有する。これにより、保湿・皮脂改善、細胞増殖作用、
脱毛予防の効果が期待される。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:KAK DIBA」(表示名称:アジピン酸ジイソブチル)、「商品名:KAK D
IOS」(表示名称:コハク酸ジエチルヘキシル)は、低粘度で容易に分散するエモリエン
261
ト剤、紫外線吸収剤及び香料の可溶化剤である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆「商品名:ハイアクオスタ−DCS」(表示名称:コハク酸ビスエトキシジグリコール)
は、水と任意に混合でき、軽くさっぱりした感触のエモリエント剤である。(高級アルコー
ル工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ボディ用洗浄剤にはちみつを配合することにより、しっとりなめらかに洗い上げること
ができる。(ライオン㈱・ニュースリリース,2010 年 8 月 3 日)
◆Mannosylerythritollipid−B(成分名)とショ糖ラウリン酸
エステル(成分名)を用いたベシクルは角層下部の水分環境(40%)で層状ラメラ構造
に変化する。このベシクルを配合したローションは短期間でバリヤ機能を改善する。(㈱ポ
ーラ・オルビス ホールディングス・ニュースリリース,2010 年 9 月 28 日)
◆超低分子化ヒアルロン酸Na水溶液であるヒアルロン酸WS1N(商品名)(表示名称:
ヒアルロン酸Na、水、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は皮膚への高い親和性、
感触改良、べたつき軽減、より高い保湿効果・ハリ改善効果を有する。(山川貿易㈱・技術
資料)
◆エンドウ(Pisum
sativum)より抽出したペプチド複合体プロテアシル PW
(商品名)(INCI:Pisum
sativum(Pea)
extract)はエラ
スターゼ抑制、皮膚弾力性増強、ハリ・引き締め効果、保湿効果、繊維芽細胞賦活作用、
コラーゲン、エラスチン、GAG合成促進効果を有する。
(山川貿易㈱・技術資料)
◆オリーブオイルはビタミンやポリフェノール、必須脂肪酸を豊富に含み、またヒトの皮
脂の脂肪酸と構成が非常に近い。オリベム1000(商品名)(表示名称:オリーブ脂肪酸
セテアリル、オリーブ脂肪酸ソルビタン)は乳化処方中で液晶構造を作り、ダメージを受
けた部分のキューティクルに入り込み補修する。オリベム460(商品名)(表示名称:オ
リーブ油PEG−7
カルボン酸Na)、オリベム300(商品名)(表示名称:オリーブ
油PEG−7エステル)はシャンプーに配合することで洗浄しながら毛髪のダメージを抑
えつつ毛髪表面をコートすることでアミノ酸等の水溶性成分の流出を防ぐことが期待でき
る。また毛髪のキューティクルを健全に保つ。
(㈱マツモト交商・技術資料,2009 年 9 月 1
日)
◆乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液(表示名称)(商品名:ファーメンテージ
シャルドネ
B)
は果汁由来の糖、ミネラル、アミノ酸と発酵によって生成した乳酸を含有し、保湿作用、
シワ改善作用、皮膚弾力改善作用を有する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 3
月 31 日改訂版)
◆(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポリマー(表示名
称)(商品名:ハイルーセントISDA)は安全性の高い乳化剤でありスキンクリームに配
合できる。さっぱりとした使用感でべたつかずのびが良く、優れた保湿効果がある。(高級
アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 6 月 1 日改訂版)
◆(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポリマー(表示名
262
称)(商品名:ハイルーセントISDA)は高い光沢性、抱水性に優れた植物由来のオリゴ
マーエステルで、リップグロスやスキンクリーム(O/W)に応用できる。乳化剤としても
機能し、角質水分量を向上させ、水分量をキープし、皮膚バリヤ機能が高い。(高級アルコ
ール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日)
◆「浸透型シリビン(コラーゲンサポート成分)」マリアアザミの種子から抽出したエキス
は、老化コラーゲンの排出と新しいコラーゲンの産生機能を併せ持ち、内側から弾むハリ
のある肌へ整える。「HTCRコラーゲン」は、コラーゲンを出来るだけ小さくし、皮膚への浸
透性を高めた成分。コラーゲンの合成をサポートし、内側から弾むハリのある肌へ整える。
「ホップエキス」は、エイジング特有の黄ぐすみの原因となるくすみタンパクを排出し、
透明感のある肌へ導く。
「アミノC」は、ビタミンCとアミノ酸が結合した成分で、肌の保
湿力を高め、透明感のある肌へ導く。
「エンリッチオイル」加齢により失われる油分を補い、
肌表面のバリア機能を助け、ツヤとうるおいを与える。(※浸透型シリビン:シリビンマル
トシド,※HTCコラーゲン:加水分解コラーゲン,※アミノC:リン酸アスコルビルア
ミノプロピル)(㈱ファンケル・ニュースリリース,2010 年 10 月 27 日)
◆ボディジェルで白茶エキス(天然ひきしめ成分)を配合。さらに、アニスエキス(天然
保湿成分)を配合し、肌を保湿して、弾むようなハリのある肌に整える。ジェルによりす
ーっと伸びて素早く肌になじみ、みずみずしい使用感が得られる。(花王㈱・ニュースリリ
ース,2009 年 2 月 19 日)
◆W/O エマルションを水中ではなく O/W エマルションに分散させた(W/O+O)/W エマルシ
ョンを開発した。この新型多層エマルションは、O/W エマルションの持つコク・密閉性と
W/O エマルションの持つ浸透性の 2 つの特長を合わせ持っている。W/O/W エマルションか
ら成る従来クリームと比較して、密閉効果が約 80%、浸透効果が約 10%高くなり、「コク・
密閉性」と「浸透性」の両立に成功した。 また、実際に肌に塗布した際には水分量、柔軟
性、キメなどにおいて肌状態が良化した。(ポーラ化成工業㈱・ニュースリリース,2009 年
7 月 8 日)
◆バオバブエキスはアフリカバオバブの木(Adansonia digitata L.)の葉から抽出した水
分保持粘液質を含有し、優れた皮膚水分保湿効果を有する。バオバブエキスは皮膚表面に
保護皮膜を形成することにより、皮膚の潤い、柔軟性、つや等の官能特性を改善し、顕著
な皮膚引き締め効果も有する。(原料名:バオバブエキス/水、加水分解バオバブエキス、
フェノキシエタノール、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)(山川貿易㈱・原料カタロ
グ,2001 年 9 月)
◆リポフラクチル PM LS 9323(商品名)(表示名称:リンゴ種子油、その他成分(防腐剤・
調整剤等)を含む)リンゴ種子油は豊富にトリグリセライドを含み、リノール酸などの必須
脂肪酸を多く含む。リンゴ種子油は、スキンケアにおいて、外部ストレスや加齢に伴う乾
燥からの保護・改善効果、エモリエント効果、肌色改善、細胞間マトリックスの修復とい
う特性を有する。また、ヘアケアにおいては、毛髪の官能特性、くし通りの改善効果とい
う特性を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 6 月 20 日)
263
◆グリセリン、水添レシチン、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、スク
ワラン、ステアロイルメチルタウリンNa の混合物である O/W 乳化剤(商品名:NIKKOL ニ
コムルス LH)は、耐塩性に優れた複合 O/W 乳化剤で、ほとんどの油性成分を乳化可能、チ
キソトロピー性のある、なめらかでのびのよいエマルションが得られる。(日光ケミカルズ
㈱・原料カタログ,2010 年 5 月)
◆サケ Oncorhynchusketa(Salmonidae)の鼻軟骨から抽出して得られるプロテオグリカン
の溶液(商品名:プロテオグリカン IPC)であり、EGF 様(表皮細胞増殖促進)
、肌荒れ改
善、ヒアルロン酸産生促進、I 型コラーゲン産生促進、シワ改善、皮膚弾力改善、保湿、B16
メラニン生成抑制、色素沈着改善の各作用がある。(プロテオグリカン IPC/水、BG、水溶
性プロテオグリカン)(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 5 月 20 日)
◆遺伝子解析による肌荒れメカニズム解明
肌荒れを起こしている肌では、SPRR1B というタンパク質の遺伝子が過剰に発現しているこ
とがわかった。角質細胞の最外層には、角質細胞の内部を守る CE(コーニファイドエンベロ
ープ)と呼ばれる膜があり、SPRR1B はこの膜形成に必要なタンパク質である。SPRR1B が過
剰に生成されることによつて膜形成が異常になり、膜が不均一な角質細胞が作られてしま
うことがわかった。角質細胞の内部を守る膜が正常に作られないと、角質細胞内のうるお
いが保たれないだけでなく、角質層の重要な役割である肌を守るバリア機能が十分に発揮
できず、肌荒れが起きる。肌荒れを防ぐには、角質細胞の膜が正常に形成されることが重
要といえる。今回の研究により、ミネラル配合ローション使用によって増加した SPRR1B の
発現が低下し、正常な CE が形成されて、肌荒れが改善されることを確認した。
(日本メナ
ード化粧品㈱・ニュースリリース)
◆アスコフィルムノドスムエキス、水、ソルビトール、フェノキシエタノール、ソルビン
酸 K の混合物である海藻エキス(商品名:ホメオスーズ)は、アトピーや黒色化の原因と
なる炎症因子である PGE2(プロスタグランジン E2)の産生を抑制するため、繰り返し起こる
炎症の抑制に効果が期待できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆タンブリッサトリコフィラ葉エキスは、炎症の主因となる COX、LOX の両経路を阻害し、
更に赤みの原因となる VEGF も適度に抑制した。また、新しい炎症因子として知られるカテ
リシジン(Cathelicidin)、及び、その働きを促進する KLK‑7、KLK‑5 の発現をも抑制した。
また、免疫障害の原因となる微小循環をも改善する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
年 9 月 1 日)
◆飽和炭化水素油である、水添ジデセン(商品名:NIKKOL シンセラン 2)、オレフィンオリ
ゴマー(商品名:NIKKOL シンセラン 4SP)は、無色透明の軽く、さっぱりとした感触で、
酸化や熱に対して安定で、他の油性成分との相溶性に優れ、容易に乳化することができる。
(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 11 月)
◆表示名称「アマチャヅル」(商品名:ファルコレックス アマチャヅル)には、皮膚細胞
のアクアポリンの機能を高め(アクアポリン産生促進作用)、細胞一つ一つに水をを行き渡
らせます。これによって、個々の細胞が潤い、肌のキメが整いみずみずしい肌に導かれる。
264
(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 8 月 14 日)
◆表示名称「オレフィンオリゴマー、または水添ポリオレフィン(C6−12)」(商品名:
NIKKOL シンセラン4SP)を化粧品に配合すると、延びと浸透性が優れ、絹のような軽い感
触となる。また、オレフィンオリゴマーは他の油相成分(特に炭化水素、動植物油、エス
テル油)と良く相溶し、容易に乳化させることができるため、次のような化粧品の他様々
な化粧品に使用されている。用途:皮膚用製品(モイスチャークリーム、クレンジングク
リーム、ハンドクリーム、ベビーオイル、ボディーローション、頭髪用製品(リンス、ト
リートメント、ヘアクリーム)、浴用製品(ミルクバス)、メークアップ用製品(ファンデ
ーション、リキッドファンデーション)、日焼け・日焼け止め用製品(サンスクリーンクリ
ーム、サンタンクリーム、サンオイル)、清浄用製品(清拭剤)(日光ケミカルズ㈱・原料
カタログ,2009 年 10 月)
◆「テクノビオン(商品名)」:ミルクから分離した乳酸菌より得られた生分解物(乳酸連
鎖球菌抽出液)であり、角質層の保湿性改善、皮膚細胞への栄養補給、皮膚細胞活性化再
生、皮膚機能正常化と改善の助長、生態防御作用、および浸透性の改善があるため、化粧
品に配合した場合、保湿・栄養補給、肌の修復・防御、サンケア、フェイス・ボディ・ハ
ンドケアの作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2007 年 6 月 22 日)
◆商品名:タマリンドポリサッカライド,表示名称「水, タマリンド種子多糖体, その他
成分(防腐剤・調整剤等)を含む」は、特殊な抽出・精製方法並びに安定化により得られる
キシログルカン群の低分子分岐複合多糖類の濃縮液で、皮膚防御システムの強化、抗フリ
ーラジカル効果、皮膚正常化、抗老化作用、保湿効果があるため、乾燥肌肌、荒肌、敏感
肌、刺激過敏肌用の化粧品に配合される。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆表示名称「グリセリン,セレブロシド ,スクワラン,ペンチレングリコール,ヒアルロン酸
Na」(商品名:SBG−HA)は、保湿・エモリエント&バリアー機能改善&皮膚柔軟化に効
果を示し、乳液・クリーム、エッセンス、ファンデーション等に配合できる。化粧品用途
としては、スキンケア製品、爪ケア製品、入浴剤、シャンプー、リンス、トリートメント
など。(山川貿易㈱・原料カタログ,2010 年 3 月 29 日)
◆表示名称「(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル‑10、グリセリン」(商
品名:Neosolue AquaS)は、水に溶ける油剤であり、化粧水などの水系処方にクリアに配
合できる。優れた水分蒸散抑制、バリア性、保湿性を有するが、べたつきを抑制し、しっ
とり、さらさらした感触を付与できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆表示名称「コメヌカ油脂肪酸フィトステリル」(商品名:RICETEROL)は、米の中に天然
で存在するステロールエステルを抽出した油剤であり、抱水性、皮膚のバリヤ性があり、
エモリエント剤として使用できる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「水添レシチン、大豆ステロール」
(商品名:Phytopresome)は、リポソーム製
剤を形成する植物由来の脂質複合体であり、独特の感触と保湿効果をクリーム・乳液に付
与することができ、ホモミキサーのみでリポソームを形成できる。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2007 年 10 月 1 日)
265
◆アロエベラ、中でもアロエベラ内葉部の多糖類には、細胞増殖促進作用、創傷治癒効果、
熱創傷治癒効果、コラーゲン形成促進作用、抗炎症作用(カラゲニン浮腫抑制作用)、免疫
賦活、感染防御作用が報告されている。キダチアロエの内葉部の多糖類に関する民間療法
として、育毛・養毛作用、白髪改善作用、肌質改善・肌荒れ防止作用、掻痒改善作用、雀
班・目の下のシミに対する作用、歯槽膿漏・歯肉炎に対する作用が報告されている。「ビオ
セルアクト(登録商標)アロエベラ」(商品名)は、外原規アロエエキス(2)に該当し、
アロエ
Aloe barbadensis Miller(Aloe vera Linne)(Liliaceae)の葉から得られた液
汁よりアロインを除去後、得られた粉末を水で溶解した溶液で、その主成分は多糖類であ
り、保湿作用、線維芽細胞増殖促進作用、刺激緩和作用、シワ改善作用、表皮細胞増殖促
進作用、コラーゲン産生促進作用がある。表示名称:アロエベラエキス‑1 又はアロエベラ
葉エキス。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2011 年 4 月 16 日)
◆NIKKOL レシノールSH50(商品名)は、高親水性の水酸化レシチンであり、可溶
化剤、乳化剤、保湿剤などに利用でき、感触改良剤、洗浄剤、刺激緩和剤としても利用で
きる。表示名称:水酸化レシチン、グリセリン。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009
年 11 月)
◆野性ヤマイモの根抽出物である「アクチゲンY」(商品名)(表示名称:ヘキシルデカノ
ール、ディオスコレアビロサ根エキス INCI:HEXYLDECANOL、Dioscorea villosa)は、ロ
ーションや洗浄用化粧料の他、保湿用化粧料、クレンジング剤、シャドー及び敏感肌用・
炎症性肌用化粧料等に使用できる。
(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆野性ヤマイモの根抽出物である「アクチフィトY」(商品名)(表示名称:BG、水、ディ
オスコレアビロサ根エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む) (INCI:Butylene Glycol、
Water、Dioscorea villosa、Root Extract)は、ローションや洗浄用化粧料の他、保湿用
化粧料、クレンジング剤、シャドー及び敏感肌用・炎症性肌用化粧料等に使用できる。(山
川貿易㈱・原料カタログ)
◆ビタミン・ミネラル・アミノ酸など肌に必要な栄養素を豊富に含むローヤルゼリーから
新鮮な状態で抽出した成分「フレッシュローヤルゼリーエキス」は、肌をやわらげ、古い
角層を取り除きやすい状態にする機能がある。
「セイヨウナシエキス」は肌に刺激にならず
古い角層を選択的に除去する。(㈱ファンケル・プレスリリース,2009 年 1 月 7 日)
◆清酒から抽出した天然由来の引き締め成分「αGG」と、菖蒲の根から抽出した温感成分
「ショウブ根エキス」が肌を引き締める。海水から抽出した「アクアフルパウダー」は、
しっとりすべすべの肌に導く。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2008 年 2 月 7 日)
◆ジオウ抽出液(表示名称:ジオウ根エキス、商品名:ジオウエキス<芒硝>)は、カタ
ラーゼ合成促進作用、保湿作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆冬虫夏草抽出液(表示名称:冬虫夏草エキス、商品名:冬虫夏草抽出液)は、育毛作用、
テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、抗炎症作用、保湿作用を有する。(丸善
製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆トマト抽出液(表示名称:トマト果実エキス、商品名:トマト抽出液 BG)は、保湿作用
266
を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆セイヨウニワトコ抽出液(表示名称:セイヨウニワトコ花エキス、商品名:ニワトコ抽
出液 BG)は、保湿作用、SOD様作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9
月)
◆ニンジン抽出液(表示名称:オタネニンジン根エキス、商品名:ニンジン抽出
液,BG,LA‑20,LAH‑30,ニンジンエキス<芒硝>)は、繊維芽細胞増殖作用、保湿作用、育毛
作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ヒマラヤンラズベリー(表示名称:オニイチゴ根エキス、商品名:ヒマラヤンラズベリ
ー抽出液 BG80)は、抗老化作用(繊維芽細胞増殖作用)、保湿作用を有する。(丸善製薬㈱・
原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ブクリョウ抽出液(表示名称:ブクリョウエキス、商品名:ブクリョウ抽出液,BG‑J)
は、保湿作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 3 月)
◆プルーン抽出液(表示名称:プルーン分解物、商品名:プルーン抽出液 WC)は、収れん
作用、保湿作用、抗炎症・抗アレルギー作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 3 月)
◆ヘチマ抽出液(表示名称:ヘチマエキス、商品名:ヘチマ抽出液‑JC,BG‑JC,LA‑JC)は、
保湿作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 3 月)
◆ビオセラ G(商品名)(表示名称:スフィンゴモナスエキス、グリセリン、トコフェロー
ル)(INCI:SPHINGOMONAS FERMENT EXTRACT、GLYCERIN、TOCOPHEROL)は難溶性、高融点で
あるスフィンゴモナス糖脂質を水溶性とし、高保湿作用、肌荒れ改善効果、毛髪修復効果
を有する。(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆シマナンヨウスギ抽出エキスにはコラーゲンの産生促進作用、ヒアルロン酸分解抑制作
用、抗酸化作用、紫外線による炎症性物質の産生抑制作用があることを見出した。(㈱ノエ
ビア・ニュースリリース,2009 年 9 月 25 日)
◆Tremoist‑TP(商品名)
(表示名称:シロキクラゲ多糖体)はヒアルロン酸 Na と同様にグ
ルクロン酸を含有した高い保湿力をもった植物性多糖体である。(㈱マツモト交商・原料カ
タログ,2009 年 9 月 1 日)
◆YOFCO MAS(商品名)(表示名称:マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル)は細胞間脂
質と類似構造を持つ植物性ステロールエステルで、皮膚の細胞再生、修復に関与する。ま
た、高い抱水性をもち皮膚や毛髪の水分量を高める。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
年 9 月 1 日)
◆Hydorovance(商品名)(表示名称:ヒドロキシエチルウレア、水)はべたつきがなく、
高い保湿力があり、肌に弾力性を与える。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1
日)
◆RonaCare Ectoin(商品名)(表示名称:エクトイン)は環状アミノ酸であり、タンパク
質を保護することで、肌の保水力を高める。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月
1 日)
267
◆Amiporine(商品名)(表示名称:ザクロ果実エキス、グリセリン)はアクアポリンの発
現量を増加し、肌内水分を正常化することでハリを付与する。(㈱マツモト交商・原料カタ
ログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ソフケア TP‑S(商品名)(表示名称:チューベロース多糖体、エタノール、水)は皮膚表
面を平滑化する水溶性多糖体で、寒冷乾燥から角質を保護し、肌のバリア機能を高める。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆Olivem 1000(商品名)(表示名称:オリーブ脂肪酸セテアリル、オリーブ脂肪酸ソルビ
タン)はオリーブ由来の高機能な乳化剤でバリア機能の回復と長期の保湿効果がある。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆Olivem 460(商品名)(表示名称:オリーブ油 PEG‑7 カルボン酸 Na、水)はオリーブ由来
のマイルドな洗浄成分である。皮脂成分に近いため肌への負担が少なく、保湿効果に優れ
ている。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆HOMEO‑SHIELD(商品名)(表示名称:フカセラツスエキス、水、ソルビトール、フェノキ
シエタノール、ソルビン酸 K)は褐藻フカツセラツスから得られた海洋エキスで、皮膚の水
分やグリセリンの調節機能を担うアクアポリン‑3 やコーニファイド・セルエンベロープ
(CE)の成熟にかかわる遺伝子を活性化する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9
月 1 日)
◆DRIELINE(商品名)(表示名称:酵母エキス、水、ソルビトール)は皮膚修復力を高め、
乾燥による「かかと」や「指先」のひび割れによる痛みを軽減し修復する。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆EXOSSINE(商品名)(表示名称:アルテロモナス発酵液、ビブリオアルギノリチクス発酵
液、水、BG)は即時的に保湿効果を高め、乾燥肌のバリア機能を改善する。(マツモト交商
㈱・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆Soline(商品名)(表示名称:ヒマワリ種子油不けん化物)は高い保湿効果があり、肌に
とって必要な皮脂のみの生産量を促進する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月
1 日)
◆MCM‑N1(商品名)(表示名称:加水分解コラーゲン、BG、ペンチレングリコール、水)は
特殊高圧乳化機でナノ処理した海洋性コラーゲンで、皮膚とのなじみが高く、さらっとし
た保湿感が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆バイオヒアルロン酸ナトリウム(商品名)(表示名称:ヒアルロン酸 Na)は湿度の変動に
関わらず一定量の水分量を保持する能力が高く、他の保湿剤と比較して極めて高い水分保
持力を持つ。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆Aqualance(商品名)(表示名称:水、エリスリトール、ホマリン HCl)は皮膚水分量を
短時間で増加させ、肌の奥まで潤いを付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年
4 月 1 日)
◆Skinmimics(商品名)(表示名称:セラミド NP、セラミド NS、セラミド EOS、セラミド
AP、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、他)は細胞間脂
268
質を増加させ、皮膚のバリアー機能を改善し皮膚の水分状態を改善して潤いと弾力を与え
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆Lubrajel OIL BG/OIL BG free(商品名)(表示名称:アクリル酸 Na、(ビニルメチルエ
ーテル/マレイン酸エチル)コポリマー、グリセリン、カルボマー、BG、水)はクラスタ
ー水により持続性のある保湿効果、滑らかな潤滑性、粘性安定向上効果がある。
(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆Lubrajel CG/PF/NP/MS free(商品名)(表示名称:アクリル酸 Na、グリセリン、カル
ボマー、水)はクラスター水により持続性のある保湿効果、滑らかな潤滑性、粘性安定向
上効果がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆Lubrajel ⅡXD/ⅡXD free(商品名)(表示名称:ポリアクリル酸 Na、グリセリン、水)
はクラスター水により持続性のある保湿効果、滑らかな潤滑性、粘性安定向上効果がある。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆こんにゃくセラミド NWS(商品名)(表示名称:コンニャク根エキス、BG、ペンチレング
リコール、フェノキシエタノール、キサンタンガム、水)は超高圧乳化機でナノレベルに
粒子化した植物セラミドで、多重層ナノ粒子によりリッチでみずみずしい感触を付与する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆パワーヒアルロン酸(商品名)(表示名称:ヒアルロン酸 Na、水)はヒアルロニダーゼ耐
性が非常に強いので酵素により低分子化されにくく、水分保持能力が長時間維持できる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ブルーエラスチン(商品名)(表示名称:加水分解エラスチン、水、BG)は国産クロマグ
ロより採取した海洋性エラスチンで肌を引き締め、ハリや柔軟性、保湿感をもたらす。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆イノシトール(商品名)(表示名称:イノシトール)はコメ由来の水溶性ビタミン B 様成
分で保湿効果に優れている。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆Peptan P 2000HD/(商品名)(表示名称:加水分解コラーゲン豚皮由来)、Peptan F 2000HD
(商品名)(表示名称:加水分解コラーゲン魚皮由来)は、低分子(分子量約 2,000)のコ
ラーゲンペプチドで保湿効果がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ハイビスカスエキス HP(商品名)
(表示名称:水、オクラ種子エキス、その他成分(防腐
剤・調整剤等)を含む)(INCI:WATER(and)HIBISCUS ESCULENTUS SEED EXTRACT )はオクラ(学
名:Hibiscus esculentus L.)の種子から得られる平均分子量 50 万ダルトン以下の天然タン
パクを含み、即効性の皮膚のハリ、引き締め作用、角層の水分保持能を高め柔軟性、弾力
性を改善する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆ムラヤコエンジー抽出液はタンニン類による収斂効果、抗酸化作用、ヒアルロニターゼ
活性抑制、チロシナーゼ活性阻害作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆マッシュルームエキス(商品名)(表示名称:水、BG、エブリコエキス、その他成分(防
腐剤・調整剤等)を含む)は東欧に自生するサルノコシカケ科の一種、エブリコ(Fomes
officinalis)を精製、濃縮し得られた抽出エキスで、収斂作用、毛孔収縮作用、保湿作用
269
を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆リポフラクチル DP LS 9346(商品名)(表示名称:プルーン種子油, その他成分(防腐剤・
調整剤等)を含む)(INCI:Prunus Domestica Seed Oil)はモノ不飽和脂肪酸のオレイン酸
や必須脂肪酸のリノール酸を豊富に含み、皮膚への保湿、柔軟作用があり、毛髪の柔軟性、
くし通りの改善効果がある。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆エコファーム
キューカンバー
E(商品名)(表示名称:水、エタノール、キュウリエ
キス又はキュウリ果実エキス)は角質水分量増加作用がある。(一丸ファルコス㈱・原料カ
タログ,2008 年 10 月 19 日)
◆エコファーム
ノバラ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、カニナバラ果実エキ
ス又はノバラエキス)はエラスターゼ阻害作用、角質水分量増加作用がある。(一丸ファル
コス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆トリオール
VE(商品名)(表示名称:グリセリン)は植物由来の保湿剤である。(高級
アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ペンチレングリコール(商品名:ジオール
PD)は通常保湿剤として使用され、微生物
の成長を抑制し、抗菌力を有する。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1
日)
◆アセチルコリンは、紫外線や物理的な刺激によって傷ついた表皮細胞を修復する。精油
(フランキンセンス、ローズマリー、スイートマジョラム)は、表皮細胞でアセチルコリ
ンを分解する酵素アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の活性を阻害する。さらに精油(ロ
ーズマリー、スイートマジョラム)は、紫外線により基底膜などの皮膚成分を破壊する酵
素である MMP‑9 の発現を抑制する。(㈱ポーラ・オルビスホールディングス・ニュースリリ
ース,2009 年 5 月 12 日)
◆Uniprotect PT‑3(商品名)は、トリ酢酸パンテニル、リノール酸エチル、オレイルアル
コ− ル(表示名称)を含有し、UV によるタンパク質の酸化を抑制する。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆LANACHRYS(商品名)は、クリサンテルムインジクムエキス、水、BG(表示名称)を含有
し、抗酸化、抗炎症、血流促進効果を有する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9
月1日)
◆サンフラワーセラミド(商品名)オクチルドデカノール、水添ココグリセリル、ヒマワ
リ種子エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む(表示名称)主成分であるセラミド、
糖脂質、リン脂質が、細胞膜の防御、保湿作用、角質細胞接着増強効果を発揮する。(山川
貿易㈱・原料カタログ)
◆海洋性ポリサッカライド(商品名:ビオサッカライド GY)は、保湿作用、湿潤作用、上
皮修復作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆NIKKOL レシノール WS‑50(商品名)は、水酸化レシチン、グリセリン(表示名称)から
構成され、皮膚に潤いを与え、みずみずしい肌にし、可溶化性、乳化性を有する。(日光ケ
ミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月)
270
◆プラセンタ(商品名:ビオファルコ PQ‑1)、は、線維芽細胞増殖促進作用、ヒスタミン遊
離抑制作用、B16 メラニン生成抑制作用、角質水分量増加作用、チロシナーゼ活性抑制作用
を有する。プラセンタ(商品名:ファルコニックス PC‑1)、は、線維芽細胞増殖促進作用、
ヒスタミン遊離抑制作用、角質水分量増加作用、チロシナーゼ活性抑制作用、色素沈着改
善作用を有する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 2 月 10 日)
◆ツバキ油、ホホバ油は保湿、柔軟、保護作用を有する。ダイズエキス、トウキ根エキス、
クロレラエキス、センブリエキスは保湿作用を有する。ツボクサエキス、緑茶エキス、ブ
ッチャーブルーム根エキスは引きしめ作用を有する。(㈱大島椿・製品カタログ)
◆チトカタライザー(商品名)(表示名称:サッカロミセス溶解質エキス、水、その他成分
(防腐剤・調整剤等)を含む)は、チトリゼーションによりエキスを得た無臭の酵母エキス
である。その為、細胞内成分を変質させるころなく安定化し、高い細胞賦活作用を有する。
チトカタライザーは皮膚弾力性効果、創傷治癒効果、細網内皮系(RES)活性作用、細
胞増殖促進作用、細胞呼吸促進作用を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆シルク10WS1N(商品名)(表示名称:水、BG、ペンチレングリコール、シルク、フェ
ノキシエタノール)は、フィブロインを主成分とし必須アミノ酸の全てを含有した18種
のアミノ酸で構成されている。分子量500以下でヒトコラーゲン、エラスチンとアミノ
酸組成が類似しており、保湿性を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆NIKKOLバチルアルコール100、EX(商品名)
(表示名称:バチルアルコール)
は抗炎症、傷の回復を早める、抗腫瘍活性、ヒト結核菌の発育阻止効果を有する。乳化補
助作用、モノグリセリン脂肪酸エステルと類似の特性を持ち、高級アルコールと比較して、
べたつきの少ない製剤を調製出来る。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2007 年 3 月改訂)
◆40ナノメートルを基準としたエマルジョンは、角質細胞の隙間(50ナノメートル)
を通って成分を肌に素早く届ける事ができる。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2008 年 5
月 20 日)
◆マッサージクリームの新たな物理的特性として、とれ、厚み、転相の早さ、残り感を摩
擦感テスターの因子である平均摩擦係数、平均摩擦係数の変動、動的粘弾性装置の因子で
ある弾性項、粘性項で評価出来る。また総合的評価は、弾性項に対する粘性項の割合が影
響している事がわかり、マッサージクリームの官能特性と物理的特性の相関関係を見出し
た。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009 年 3 月 25 日)
◆保湿性オリゴマーエステルD/DC(表示名称:(ジエチレングリコール/ダイマージリ
ノール酸)コポリマー)を予め塗布しておく事により、SLSの皮膚刺激反応を抑制する。
また他の油剤に比べて抱水性が高く、高い保湿性を有し、アトピー性皮膚炎患者に対して
皮膚刺激反応がなく、保湿機能の改善効果を有する。(㈱ファンケル・ニュースリリース,
2009 年 3 月 13 日)
◆真珠は、各種アミノ酸や微量元素を含み、真珠末を肌に適用すると、シットリ感を与え、
キメ細かい綺麗な肌に整える。また、真珠に含まれるたんぱく質であるコンキオリンは、
ケラチンやコラーゲンに似た性質を持っており、優れた保湿効果があり、肌にハリと潤い・
271
ツヤを与える。(商品名:淡水真珠末、化粧品表示名称:パール)(岩瀬コスファ㈱・原料
カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆植物由来のコラーゲン・ヒアルロン酸・アミノ酸と、14種類(ハマナス、ウイキョウ、
カミツレ、コウスイハッカ、スギナ、セイヨウノコギリソウ、トウキンセンカ、ニンジン、
ホップ、マロニエ、マンネンソウ、ヤグルマギク、ヤドリギ、サルビア)の植物のちから
でみずみずしい素肌に導く。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2007 年 12 月 26 日)
◆L−シトルリンには、遺伝子レベルでコラーゲン分解酵素を抑制する効果がある。また、
コラーゲン産生を促進、角層の水分量を増加させる効果がある。(㈱ノエビア・ニュースリ
リース,2010 年 3 月 26 日)
◆RED
CLAY(商品名)(表示名称:カオリン)は脂質が多く吸着性が低い為、保湿
効果が期待できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆Unispheres/Unipearls(商品名)
(表示名称:マンニトール、セル
ロース末、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、有効成分、顔料)は、水に膨潤させて、
指で押すと肌の上で崩れ、こすれば後残りしない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010
年 4 月 1 日)
◆ベジセリル
HGP
LS
8572(商品名)(表示名称:水、ダイズタンパク、その
他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、皮膚のしわを改善し、皮膚をやわらかでなめらか
にし、皮膚弾力性を改善し、皮膚のやわらかさおよび乾燥肌を改善する効果を有する。ま
た、細胞生存率、成長率を改善し、細胞の衰えを軽減する効果を有する。さらに、ヒト繊
維芽細胞保護作用を有し、界面活性剤に対する優れた細胞保護作用を有する。(山川貿易
㈱・原料カタログ)
◆ビオセラミドWS1N−BG(商品名)(成分:水、BG、セレブシド、キサンタンガム)
は、ガラクトシルセラミド70%以上を含む天然糖セラミドを有し、細胞間脂質の構成成
分を補い、保湿効果、バリアー機能改善効果を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆ハイアクオスターDCS(商品名)(INCI:BIS−Ethoxydiglycol
Succinate)は、皮膚への保湿効果、水分蒸散抑制効果を有し、皮膚にしっとり
とした効果を付与する。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2007 年 5 月 16 日)
◆HAISUGARCANE
BG(商品名)
(表示名称:BG)は、優れた保湿効果を有
する。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2007 年 5 月 16 日)
◆水添レシチン(表示名称)(商品名:NIKKOL
レシノール
S−10)は、熱安定
性に優れており、これを配合した製剤を塗布した皮膚部位は、皮膚表面水分量が高く、水
分量の持続が認められる。また、アニオン界面活性剤の起泡力に対して影響を与えること
なく、マイルドな泡に改良することができる。NIKKOL
レシノール
S−10は、
UVB曝露によって増加するPGE2の産生を有意に抑制するので、紫外線によって生じ
る炎症を抑制する。また、皮膚刺激を緩和する。さらに、スティンギング刺激緩和効果を
有する。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版)
◆ハイシュガーケインBG(商品名)(表示名称:BG)は、臭気を大幅改善し、また、優
272
れた保湿効果がある。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日)
◆コハク酸ビスエトキシジグリコール(表示名称)(商品名:ハイアクオスターDCS)は、
水・油との相溶性に優れ、あらゆるバランスで水へ溶解可能であり、潤いを保持する効果
を有する。また、サラッとした軽やかな感触であり、グリセリンと同等の皮膚水分蒸散の
抑制機能がある。さらに、染毛への浸透性に優れている。(高級アルコール工業㈱・原料カ
タログ,2009 年 3 月 3 日)
◆コハク酸ビスエトキシジグリコール(表示名称)(商品名:ハイアクオスターDCS)は、
あらゆるバランスで水へ溶解可能。また、皮膚のバリア機能の改善効果があり、グリセリ
ンと同等の皮膚水分蒸散の抑制機能がある。また、1,3−BGと比較すると、皮膚によ
りしっとりとした効果を与え、1,3−BGと同等の水分損失量の抑制効果がある。また、
サラッとした感触である。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日改訂)
◆ミクロネクトン、ミクロネクトンR(商品名)(表示名称:タナクラクレイ)は平均細孔
半径500Åの多孔質の物質のため、皮膚表面の垢や汚れなどの不純物を吸着し、水洗い
するだけで滑らかな美肌作用がある。それ以外にも各種ミネラル成分をバランス良く含有
しており、しっとり感を出す作用がある。更に、酸化鉄および微量の硫黄の働きにより消
炎作用がある。タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚表面で角質タンパク、特にシステ
インと反応し、徐々に硫化水素やポリチオン酸、特にペンタチオン酸となって抗菌性を現
す。それ以外にも、タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚角化に関係があるSH‑基をS・
Sに変えることによって、角質軟化作用を呈する。また、緩和な還元作用を呈する。(美白
作用)(大日本化成㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆ミクロネクトン、ミクロネクトンR(商品名)(表示名称:タナクラクレイ)は平均細孔
半径500Åの多孔質の物質のため、皮膚表面の垢や汚れなどの不純物を吸着し、水洗い
するだけで滑らかな美肌作用がある。それ以外にも各種ミネラル成分をバランス良く含有
しており、しっとり感を出す作用がある。更に、酸化鉄および微量の硫黄の働きにより消
炎作用がある。タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚表面で角質タンパク、特にシステ
インと反応し、徐々に硫化水素やポリチオン酸、特にペンタチオン酸となって抗菌性を現
す。それ以外にも、タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚角化に関係があるSH‑基をS・
Sに変えることによって、角質軟化作用を呈する。また、緩和な還元作用を呈する。(美白
作用)(大日本化成㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆メドウフォームオイルから誘導されるセラミド類似物質であるメドウフォームエストリ
ド(表示名称)はセラミド様構造によって優れた水分保持能力を有する。また、バリア機
能改善効果を有している。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 23 日初版)
◆ハイルーセント ISDA(商品名)(表示名称:イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイ
マージリノール酸)コポリマー)はラノリンの5倍の保水効果と優れた水分蒸散防止効果
をもつ。(Fragrance Journal,(20),118〜121(2007))
◆ハイオクスターDCS(商品名)(表示名称:コハク酸ビスエトキシジグリコール)は吸湿
効果と保水効果のバランスに優れ、かつベタツキのない基剤である。また、水溶性・油溶
273
性の双方が両立する(両親媒性)を有している。(Fragrance Journal,(20),118〜121(2007))
◆リポフラクチル
サイベラス(商品名)(表示名称:サイベラスエスクレンタス根油)は
オレイン酸などの不飽和脂肪酸に富み、抗フリーラジカルに対する天然の防御剤としてト
コフェロールを豊富に含む。ヘアケアでは髪の櫛通りを良くして髪に艶をもたらし、ボリ
ュームも増える。スキンケアでは保湿効果により肌になめらかさと柔らかさをもたらす。
(山川貿易㈱・技術資料)
◆紫外線や乾燥によって活性化した酵素エンド−β(ベータ)−D−グルクロニダーゼは、
潤い機能を調節するのに重要なグリコサミノグリカンを分解している。カノコソウエキス
は酵素エンド−β(ベータ)−D−グルクロニダーゼの働きを抑制することで、表皮の増殖・
分化のバランスを整え、フィラグリンの発現を回復することがわかった。(㈱資生堂・ニュ
ースリリース,2010 年 4 月 21 日)
◆オリーブ葉エキスは酸化したビタミン C を再生する働きのある生体物質グルタチオンを
産生し、ビタミン C の美白効果を持続させる。ホホバリーフエキスは紫外線が引き起こす
肌へのダメージを防ぐ。セリンは肌の角層へうるおいを与え肌の透明感を引き出す。(㈱フ
ァンケル・ニュースリリース,2010 年 1 月 19 日)
◆ゴマ種子発芽体エキスに含まれる水溶性のリグナン配糖体類は抗酸化効果に優れている。
ゴマ種子発芽体エキスは紫外線照射後に発生する活性酸素の攻撃から細胞を防御する。ま
た、皮膚のキメが細かくそろった肌へと導く。
(㈱コーセー・ニュースリリース,2009 年 7
月 7 日)
◆パルミトイルペンタペプチド−4、威霊仙(イレイセン)エキスは保湿効果を有してい
る。ソウハクヒエキス、トコフェロール(保湿成分)が日中の肌をトリートメントする。
(㈱
ナリス化粧品・ニュースリリース,2010 年 9 月 14 日)
◆保湿成分としてアミノ酸系保水成分、はちみつ、ローヤルゼリーエキスを配合した。ア
ミノ酸系保水成分とダイマー酸エステル(保水成分)の保水構造体がヴェールとなって保
水持続効果を奏する。(花王㈱・ニュースリリース,2010 年 7 月 8 日)
◆カラハリスイカエキス及びカラハリスイカエキスに含まれる L‑シトルリンに紫外線によ
る肌のダメージを防ぐ効果があることを見出した。L‑シトルリンに炎症性物質の産生を抑
える効果を見出した。また、L‑シトルリンは皮膚の繊維芽細胞において紫外線によるコラ
ーゲン分解酵素の産生を抑える効果があることを見出した。(㈱ノエビア・ニュースリリー
ス,2010 年 9 月 25 日)
◆レチスター(商品名)(表示名称:レチノール、アスコルビン酸Na、トコフェロール、
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル)はレチノール、ビタミンC、ビタミンEが適切
なバランスで配合されており安定性に優れる。表皮細胞の保湿性向上、表皮細胞保護作用、
抗炎症が期待される。活性酸素除去、光老化・加齢にシワの改善、表皮細胞の再生促進、
繊維芽細胞の活性化効果がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆シムグルカン(商品名)(表示名称:β−グルカン)はカラスムギ(オート麦)由来のβ
−グルカン。コラーゲン生成促進、繊維芽細胞の成長促進、シワ改善効果。保湿や皮膚軟
274
化能によってドライスキンにも効果が期待できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
年 9 月 1 日)
◆ダーマキシル(商品名)(表示名称:安息香酸アルキル(C12‑15)、トリベヘニン、セラ
ミド2、PEG10 アブラナ種子ステロール、パルミトイルオリゴペプチド)はマトリカインと
角質層を形成し、肌の保水力を高めるセラミド2を含み効果的にシワを改善する。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆エッセンスキン(商品名)(表示名称:水、ペンチレングリコール、ポリソルベート20、
3−アミノプロパンスルホン酸、ヒドロキシメチオニン Ca、ヒドロキシエチルセルロース)
はカルシウムαヒドロキシメチオニン、ホモタウリンという相乗的な組み合わせでカルシ
ウムと必須アミノ酸を補給する。チリメンジワに効果がある。皮膚反射率が減少され透明
感のある水分・脂質の豊富で滑らかな皮膚状態になった。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 9 月 1 日)
◆NIKKOL ニコワックス LM(商品名)(表示名称:(ヒドロキシシテアリン酸/ステアリン酸/
エイコサン二酸)ポリグリセリル−10、パルミチン酸デキストリン)は疎水性皮膜を形
成し、皮膚や毛髪からの水分蒸散を抑制する。また、良好な包水性を持つ、優れたエモリ
エント成分である。体温に近い融点(約30℃)を持ち、皮膚上ののびが良好で、べたつ
かず、しっとりした感触である。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 3 月)
◆低分子ヒアルロン酸は、角質層深部まで浸透し、真皮の細胞に働きかけて高分子ヒアル
ロン酸の産生を促進することで、荒れ肌のバリア力回復を速める。(㈱マンダム・ニュース
リリース,2010 年 5 月 31 日)
◆ホスファチジルイノシトール及びホスファチジルエタノールアミンの含有量を高めた水
添レシチン(表示名称)は、保湿性に優れしっとりとした肌にする、皮膚表面をなめらか
な状態に改善する、及び活性成分の角質層での貯留性を向上する効果がある。(商品名:N
IKKOL
レシノール
S−PIE)(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月第
2 版)
◆セラミド様物質であるスフィンゴモナス糖脂質を3%含有した界面活性剤フリーのスフ
ィンゴモナスエキス、スクワラン、グリセリン、水、オリーブ油、マカデミアナッツ油、
グリチルリチン酸2K、トコフェロール、メチルパラベン、プロピルパラベン(表示名称)
のエマルションベースは、水と任意の割合で混和し、微細な粒径エマルションが得られる。
また、エモリエント効果とモイスチャー効果が持続し、若々しく張りのある肌に整える。
(商品名:ビオセラジェルMOS)
(大日本化成㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆ヒバマタエキスとセルロース(表示名称)の混合物であり肌になめらかなハリを与える。
肌の細胞は浄化・解毒され、肌は潤い明るくなる。
(商品名:スブリマルグ LS 9700)
(山川貿易㈱・技術資料)
◆エンドウの種子を温水抽出して得られたポリペプチドをシクロデキストリンで倍散した
粉末植物エキスは、エラスターゼの活性を阻害し、皮膚の保水性・柔軟性・弾力性を増強
し、皮膚老化防止の役割を果たす。(商品名:プロテアシル
275
PW)(山川貿易㈱・原料カ
タログ)
◆セレブロシド、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ペンチレングリコール、グリセ
リン(表示名称)をナノ化及びリポソーム化した原料でありセレブロシドによるセラミド
の補修、βグルコセレブロシダーゼの活性化、保湿効果、皮膚バリア機能改善効果を発揮
し、また、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルによるメラニン生成抑制、チロシナーゼ
活性阻害、抗酸化、細胞賦活効果、コラーゲン合成促進効果が期待される。(商品名:SB
G−24)(山川貿易㈱・技術資料)
◆シャクヤクエキスと米から取れるオリザノールは保湿作用を示し、透明感のある美しい
肌へと導く。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2008 年 2 月 5 日)
◆月桃葉エキス、ユーカリエキスには保湿作用がある。(ニベア花王㈱・ニュースリリース,
2009 年 1 月 22 日)
◆電子スピン共鳴装置を用いた角層細胞間脂質の新評価法を開発した。また、この評価法
を用い、フィトステロールと保湿成分(POE/POP)ジメチルエーテルを組み合わせ
た複合成分(商品名:セルケア
PCL)を開発し、角層水分量を高め、肌表面のキメの
状態が改善する効果があることを確認した。(㈱資生堂・ニュースリリース,2009 年 8 月
26 日)
◆リポソームに包括されたルチニル二硫酸2Na、リン酸アスコルビルMg、ヒドロキシ
プロリン(表示名称)はヒアルロニターゼ活性を抑制し、硫酸化グルコサミノグルカンの
防御及び強化を行うことで皮膚の保湿、生理改善に効果を発揮する。
(商品名:RonaC
are
VTA)(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆パジナパボニカ葉状体エキス(表示名称)はグリコサミノグリカンの合成及び真皮コラ
ーゲン率の増加を促進し、加齢により衰えた肌を引き締め、弾力性、保湿性を改善する。(商
品名:Padinami)(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ハベルレアロドペンシス葉エキス、ビート根エキス、酵母エキス(表示名称)を最適に
組み合わせた原料はコスモトロピック作用により保湿性を劇的に向上させ、皮膚のシワを
改善する。(商品名:Unisurrection
S−61)(㈱マツモト交商・原料カ
タログ,2009 年 9 月 1 日)
◆アルテロモナス発酵液、ビフリオアルギノリチクス発酵液(表示名称)は、トランスグ
ルタミナーゼを発現させ、ターンオーバーを正常化し、表皮の成熟を促すことで肌のキメ
の改善効果をもたらす。(商品名:Exossine)(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2010 年 4 月 1 日)
◆下関のトラフグ由来水溶性コラーゲン(表示名称)は繊維芽細胞を賦活させ、肌荒れ改
善作用を有する。(商品名:トラフグコラーゲン)(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010
年 4 月 1 日)
◆加水分解ローヤルゼリータンパク(表示名称)は、コラーゲン産生促進、タルミの防止、
荒れ肌の修復、皮膚刺激緩和作用を有する。(商品名:ロイヤルビオサイド)(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
276
◆アカブドウ抽出液(表示名称:ブドウ葉エキス、商品名:アカブドウ抽出液BG)は保
湿作用、収れん作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆アシタバ抽出液(表示名称:アシタバ葉/茎エキス、商品名:アシタバ抽出液BG)は
保湿作用、ヒアルロン酸合成作用、コラーゲン合成促進作用、抗酸化作用を有する。(丸善
製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆アルテアエキス(表示名称:アルテア根エキス、商品名:アルテアエキス)は皮膚柔軟
化作用、保湿作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆アロエ抽出液(表示名称:アロエフェロックス葉エキス、商品名:アロエ抽出液,BG−
J,BG100,LA,<芒硝>)は保湿作用、抗炎症作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カ
タログ,2008 年 9 月)
◆アロエ抽出液(表示名称:キダチアロエ葉エキス、商品名:アロエ抽出液<キダチ>,ア
ロエ抽出ゲル<キダチ>−J,アロエ抽出ゲルBG<キダチ>−J,アロエエキス<キダチ
><芒硝>,アロエ抽出液SQ)は保湿作用、抗炎症作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カ
タログ,2008 年 9 月)
◆アロエベラ抽出液(表示名称:アロエベラ葉エキス、商品名:アロエベラ抽出液−JC)
は保湿作用、抗炎症作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ウスベニアオイ抽出液(表示名称:ゼニアオイエキス、商品名:ウスベニアオイ抽出液
BG,LA,SQ)は保湿作用、活性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆甘草抽出液(表示名称:カンゾウ葉エキス、商品名:甘草抽出液BG,LA)は抗老化作
用(コラーゲン合成促進作用、エストロゲン様作用、繊維芽細胞増殖作用、紫外線ダメー
ジ回復作用)
、保湿作用(セラミド産生促進作用)を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆コメヌカ抽出液(表示名称:コメヌカエキス、商品名:コメヌカ抽出液BG,LA)は保
湿作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ジオウ抽出液(表示名称:ジオウ根エキス、商品名:ジオウ抽出液J,BG−J)はカタ
ラーゼ合成促進作用、保湿作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆「商品名:アフリカマンゴバター LS 9890」(表示名称:アフリカマンゴノキ核脂、オク
チルドデカノール、水添ココグリセリル)は、アフリカマンゴノキの果実から抽出した植
物由来のバターである。この製品は、べとつかず、皮膚上に輝く色つやを伴う柔らかな保
護皮膜を形成するものであり、その保湿効果はシアバターと比較しても著しいものである
ことがわかった。また、スムージング効果もあり、皮膚に柔らかさ、しなやかさ、なめら
かさを与える。なお、損傷口唇修復効果があることから、口紅への応用も可能である。(山
川貿易㈱・原料カタログ)
◆「商品名:ユーフォリル オメガ‑3 LS 9846」(表示名称:プルケネチアボルビリス種子油、
サンショウモドキ種子エキス)は、オメガ‑3が非常に豊富なサチャインチオイルと、ドー
パミンの放出を促進させるサンショウモドキ(ブラジリアンペッパーツリー)エッセンシ
277
ャルオイルのコンプレックスである。オメガ‑3は、体で合成できない必須脂肪酸であり、
皮膚においては、過敏症、乾燥、炎症を抑制し、抗酸化力がある。また、ドーパミンは、
血行を促進し、皮膚のバリア機能を高め、皮膚を美しくする効果がある。当原料の臨床試
験においては、皮膚微小循環の改善が見られ、みずみずしさ、さわやかさ、心地よさにお
いて全体的に高い評価が得られた。
(山川貿易㈱・技術資料)
◆「商品名:リッチダーム
LS 9704(表示名称:BG、ライチー果皮エキス)は、
ムクロジ科のライチーの果皮から得られたエキスである。当原料は、抗フリーラジカル作
用、MMP−1阻害作用、UV照射による有害な作用の軽減、保湿等の効果を有する。そ
して、これらの作用により、肌の水分の損失、酸化的ストレスそして亢進された内因的、
外因的老化から肌を保護し、それらの原因による冴えない皮膚色を改善する。(山川貿易
㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 22 日改訂版)
◆「商品名:NIKKOL Decaglyn 10−MAC」(表示名称:デカマカデミア
ナッツ脂肪酸ポリグリセリル−10)は、マカデミアナッツ油由来の脂肪酸を原料とした
ポリグリセリン脂肪酸エステルである。脂肪酸組成が皮脂と類似しているため、皮膚との
親和性に優れたエモリエント剤である。製剤の感触改善、安定化に寄与し、とくに可溶化
製剤の透明性を向上させる、。また、液状であるため、取り扱いやすく、乳化製剤や透明製
剤に幅広く使用できる。
(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 7 月改訂版)
◆「商品名:NIKKOL GS−MHL」(表示名称:ラウリル酸メチルヘプチル)
、「商品
名:NIKKOL GS−MHM」(表示名称:ミリスチン酸メチルヘプチル)、「商品名:
NIKKOL GS−MHP」(表示名称:パルミチン酸メチルヘプチル)、「商品名:NI
KKOL GS−MHIS」(表示名称:イソステアリン酸メチルヘプチル)は、植物由来
の2−オクタノール(別名:1−メチルヘプチルアルコール)と植物由来の脂肪酸を原料
とするエステル油である。軽い感触で油性感が少なく、エモリエント効果に優れている。
また、化粧品に汎用される原料との相溶性に優れている。
(日光ケミカルズ㈱・原料カタロ
グ,2010 年 8 月)
◆「スキンケアの効果」と「香りの効果」、そして「天然植物の効果」を融合させたボディ
ケア製品からハンドクリームを発売。潤いパック成分としてメドウホーム油、浸透型潤い
成分として加水分解ヒアルロン酸、肌なじみがよく美肌効果のあるキャリアオイルとして
ホホバ油が配合されている。(㈱ナリス化粧品・ニュースリリース,2010 年 8 月 20 日)
◆アジア地域に生息する植物 3 種に関して、皮膚細胞への有用性を発見した。オオバナノ
エンレイソウのエキスは、皮膚の真皮繊維芽細胞において、保湿効果に優れていることを
見出し、活性成分として「ケルセチン配糖体」を発見。また、フタバナヒルギ葉エキスは、
皮膚細胞に対してヒアルロニダーゼの活性を阻害する効果が高く、抗炎症効果に優れてい
ることを見出し、活性成分として「クリプトクロロゲン酸」を発見。デュアバンガ葉より
有効成分として「オイゲニン」を発見し、紫外線照射後の皮膚細胞に対して様々な炎症を
抑えることを見出した。
(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009 年 2 月 27 日)
◆「商品名:リソラクト DIS」(表示名称:イソステアロイル乳酸Na)は、洗浄後の皮
278
膚、毛髪にしっとり感を与えるコンディショニング剤である。(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆NIKKOL ニコムルス LC‑EF(商品名)は、角層細胞間脂質類似のラメラ液晶を形成する天
然系複合乳化剤であり、その構造中に多くの水分を保持して、優れた皮膚保護作用、皮膚
状態改善作用を発揮する。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版)
◆オーキッドエキスN(商品名)(表示名称:BG、水、オーキッドエキス)は、保湿作用(角
質水分量増加)、美白作用(B16 メラノーマメラニン産生抑制)、抗酸化作用(SOD 様)を有
する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 3 月 1 日改訂版)
◆MCM‑N1(商品名)(表示名称:加水分解コラーゲン、BG、ペンチレングリコール、水)は、
カレイ由来の海洋性コラーゲンを特殊高圧乳化機でナノ処理し、低分子化することにより
皮膚浸透性が高められているため、皮膚とのなじみがよく、べたつきが抑えられた保湿剤
である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆AMAZE(アメイズ)(商品名)(表示名称:変性コーンスターチ)は、トウモロコシデンプ
ンの中でも直鎖状の高分子構造であるアミロースを選択的に抽出した植物由来の皮膜形成
剤であり、ヘアセット樹脂として用いれば、雨の日でも崩れないセット性が実現できる。
マスカラやファンデーション等のメイキャップ製品に用いれば、涙や汗に強い皮膜が得ら
れ、スキンケア製品に応用した場合には、合成樹脂と比較してはるかに巨大な高分子膜が
しわのリフトアップ効果に役立つ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆SW‑8005 C30 Resin Wax(SW‑8005 C30 レジンワックス)(商品名)(表示名称:アルキル
(C30‑45)ジメチルシリルポリプロピルシルセスキオサン)は、皮膜形成性、皮膜持続性を
有すると共に、アルキル変性ワックスの持つ相溶性、増粘・固化効果、及び保湿効果を併
せ持つ新規多機能シリコーンである。よって、耐水性を付与し、色移り、化粧崩れを防止
する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆角層細胞の配列規則性の年間変動幅は、健常肌に近い人ほど大きいことがわかった。そ
の結果、健常肌においても季節の変わり目にには肌状態が急激に変化しており、この変化
に合わせたスキンケアが必要であることがわかった。(㈱ポーラ・オルビスホールディング
ス,ニュースリリース,2009 年 8 月 31 日)
◆アミノ酸誘導体「1−ピペリジンプロピオン酸」は、たんぱく質「Serpin b3」(紫外線
や乾燥などの外界ストレスから皮膚を守るバリア機能を阻害する因子)の生成を抑制する。
(㈱資生堂・ニュースリリース,2009 年 3 月 26 日)
◆肌表面と深部のPCA量のバランスに着目した肌の保湿性評価法を開発した。洗顔料や
クレンジング料の保湿性を評価する事が出来る。(㈱ファンケル,ニュースリリース,2008
年 11 月 21 日)
◆低粘度油分を主成分とする処方に、今回新開発された低粘度油分増粘剤(POE/PO
B)ジメチルエーテルと少量の水を共存させると、①たれ落ちにくい、②力を加えると流
動性が高くなり肌、髪へ伸ばしやすい、③一度柔らかくなっても時間が経つと再び元のた
れ落ちしない粘度に戻るという粘度特性を発揮しました。さらに、④非常に透明性が高い
279
という特徴を兼ね備えた製品開発が可能となりました。(㈱資生堂・ニュースリリース,
2009 年 9 月 24 日)
◆肌表面に働きかける「アミノセラミド」と肌内部に働きかける「モイストセラミド」の
角層への2段階の働きかけにより、べたつきを抑えながら高い潤いを持続。肌への浸透性
が高い「浸透型ヒアルロン酸」により角層全体にすばやく深く潤いを与える。「アルギニン」
と「セラミド誘導体」で高い保湿効果を与える。(㈱ファンケル・ニュースリリース,2009
年 9 月 17 日)
◆血液の流れに働きかけ栄養を取り込む「シトルリン」と老廃物を排出する機能を持つ「ア
ロエベラエキス」により代謝を整えうるおいを保持しすっきりとした目元へ。「アルギニ
ン」と「セラミド誘導体」で高い保湿効果を与える。(※セラミド誘導体:セチル PG ヒド
ロキシエチルパルミタミド)(㈱ファンケル・ニュースリリース,2009 年 5 月 15 日)
◆「伸筋草」「黄花報春」「フタバナヒルギ」などの植物エキスと、大きさの違うコラーゲ
ン、ヒアルロン酸、アクアプラセンタが潤いに満ちた肌に導く。(㈱ノエビア・ニュースリ
リース,2010 年 9 月 7 日)
◆皮膚をTRPV4が活性化する「温かい」温度に保つことがバリア機能の恒常性維持、
すなわち美しい肌を作る為に重要であることを見いだした。(㈱ポーラ・オルビスホールデ
ィングス・ニュースリリース,2010 年 9 月 21 日)
◆ビオセラミド CH(商品名)は、ガラクトシルセラミドを高純度に含有し、さらにスフィ
ンゴミエリンなどのリン脂質も含有する細胞間脂質で、角質層の結合機能を改善するとと
もに、角質層のバリヤー機能や水分保持機能を改善する。また、軽症〜中等症のアトピー
性皮膚炎に対し改善効果が見られた。さらに、毛髪に対しコンディショニング及び修復効
果、ブラッシング容易化効果、パーマによる損傷毛髪に対する保護・修復効果が確認され
ている。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆デュルセミン LS(商品名)はアルモンドの種子(甘へん桃)より水で抽出したエキスを
グリセリンに溶解したもので、糖たん白(アマンドグロブリン)・たん白・オリゴ糖を主成
分とする。ピロリドンカルボン酸の前駆物質であるグルタミン酸を極めて多く含み、NM
Fの構成成分であるプロリン、ロイシン、セリン、アルギニン、リジン、ヒスチジン並び
に表皮に強い親和性を有するメチニオン、システインを含み、表皮の保湿性を改善する保
護皮膜を形成し、ケラチノサイトの増殖効果を示す。また、荒れ肌・敏感肌の柔軟化と修
復機能および毛髪に対する保湿効果、柔軟化、修復効果機能を有す。
(山川貿易㈱・原料カ
タログ)
◆デュルセミン LS(商品名)はアルモンドの種子(甘へん桃)より水で抽出したエキスを
グリセリンに溶解したもので、糖たん白(アマンドグロブリン)・たん白・オリゴ糖を主成
分とする。ピロリドンカルボン酸の前駆物質であるグルタミン酸を極めて多く含み、NM
Fの構成成分であるプロリン、ロイシン、セリン、アルギニン、リジン、ヒスチジン並び
に表皮に強い親和性を有するメチニオン、システインを含み、表皮の保湿性を改善する保
護皮膜を形成し、ケラチノサイトの増殖効果を示す。また、荒れ肌・敏感肌の柔軟化と修
280
復機能および毛髪に対する保湿効果、柔軟化、修復効果機能を有す。
(山川貿易㈱・原料カ
タログ)
281
10.3
抗酸化用化粧料
抗酸化作用には大きく二つの作用機序が考えられる。一つは活性酸素およびフリーラジ
カルの発生抑制を行う
予防的な抗酸化作用 、もう一つはラジカルによる連鎖開始反応を
抑制もしくは連鎖成長反応を阻止する
予防的抗酸化作用
ラジカル捕捉型抗酸化作用
である。
は一言でいうと、危険度の高い活性種であるヒドロキシラジカル
(HO・)やアルコキシラジカル(LO・)の生成を未然に防ぐ作用を指し、 ラジカル捕捉型
抗酸化作用
は、ラジカル種が生成した場合にその段階でラジカル種を捕捉し、その先の
反応を阻止する役割を持つ。
太陽紫外線の下、皮膚表面において活性酸素が発生する。この活性酸素により皮脂の過
酸化が進行し、過酸化脂質が生成する。過酸化脂質はアクネ、日焼けの原因となるといわ
れ、また、表皮における酸化反応は単に表皮脂質の酸化にとどまらず、角層、表皮、真皮
と酸化反応が伝播し、様々な弊害を引き起こすことも指摘されている。抗酸化用化粧料は、
これらの皮膚における酸化作用を抑制することを主たる目的とする。
(1)主機能成分
スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ、グルタチオン及び誘導体、アスコル
ビン酸及び誘導体、α‐、β‐、γ‐、δ‐トコフェロール及び誘導体、ユビキノン(コ
エンザイム Q)、ハイドロキノン及び誘導体、β‑カロチン、イソプレノイド、フラボノイド、
メタロチオネイン、エピカテキン、エピガロカテキン、カテキン、ルチン、ケルセチン、
チオタウリン、没食子酸及び誘導体、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ジブチルヒド
ロキシアニソール(BHA)、イチョウ、大黄、緑茶などの植物抽出物。
(2)近年の報告
◆エコファーム
ローズマリー
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、ローズマリー
エキス又はローズマリー葉エキス)は SOD 様作用、抗菌作用、抗補体作用がある。(一丸フ
ァルコス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆冬虫夏草(学名:Cordyceps sinensis)を用いて老化予防に関する研究を進めてきた結
果、「超臨界抽出エキス」※2 において、「熱水抽出エキス」と同等の Caenorhabditis
elegans※1 の平均寿命及び生存率の向上、その他、モデル動物を使った系において長寿遺
伝子と呼ばれる sirt1 遺伝子※3、klotho 遺伝子※4 を発現させる効果を見出した。
※1 全長が 1mm程度の土壌生物で、神経系、消化器系、生殖器、筋肉などの組織を持つヒ
トの遺伝子と74%の相同性を持ち、老化研究に多く使用される(C.elegans と表す)
※2 極性の低い脂溶性の成分を抽出する方法を用いて抽出したエキス
※3「代謝関連」や「細胞の生存」に関与し、世間的に長寿遺伝子とよばれる遺伝子
※4 老化に伴って klotho タンパク質は減少すること、klotho 遺伝子に異常があるマウス
は寿命が短いことから世間的に長寿遺伝子と呼ばれる遺伝子(㈱ノエビア・ニュースリリ
ース,2008 年 10 月 28 日)
282
◆ホウセンカエキスはツリフネソウ属ツリフネソウ科の一年草(学名:lmpatiens balsamina
L.)の全草(地上部)より抽出されたエキスで、抗アレルギー、抗かゆみ、関節リウマチ
抑制、アトピー性皮膚炎抑制、美白、抗酸化、保湿、テストステロン5α−リダクターゼ
阻害作用がある。(商品名:ホウセンカエキス TCP/PD)(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆商品名「フォトニール」(表示名称:アルギニン,アデノシン三リン酸2Na,マンニトー
ル,ピリドキシン HCl,RNA,ヒスチジン HCl,フェニルアラニン,チロシン)は、光損
傷に対する表皮細胞防御作用、ランゲルハンス細胞に対する光防御作用、光量子エネルギ
ー冷却作用、光酸化に対する防御作用、サンバーンセルの形成減少、光老化による衰える
キメの保護作用などがある。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 8 月 4 日)
◆シソ抽出液(表示名称:シソ葉エキス、商品名:シソ抽出液,BG,LA,SQ,シソエキス<芒
硝>)は、活性酸素消去作用、抗炎症作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年
9 月)
◆シノキ抽出液(表示名称:フユボダイジュ花エキス、商品名:シナノキ抽出液,BG‑J,ボ
ダイジュエキス<芒硝>)は、活性酸素消去作用、抗アレルギー作用、テストステロン5
α‑レダクターゼ活性阻害作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆シャクヤク抽出液(表示名称:シャクヤク根エキス、商品名:シャクヤク‑J,BG‑JC,LA,
シャクヤクエキス<芒硝>)は、活性酸素消去作用、抗酸化作用、抗炎症・抗アレルギー
作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆甜茶抽出液(表示名称:テンチャエキス、商品名:甜茶抽出液 BGW)には、活性酸素消去
作用、コラゲナーゼ活性阻害作用、抗炎症作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 9 月)
◆トウヒ抽出液(表示名称:ビターオレンジ果皮エキス、商品名:トウヒエキス<芒硝>)
は、活性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆トゲナシ抽出液(表示名称:イザヨイバラエキス、商品名:トゲナシ抽出液 BG)は、活
性酸素消去作用、エストロゲン様作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆トルメンチラ(表示名称:トルメンチラ根エキス、商品名:トルメンチラ抽出液 BG)は、
活性酸素消去作用、抗アンドロゲン作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9
月)
◆セイヨウニワトコ抽出液(表示名称:セイヨウニワトコ花エキス、商品名:ニワトコ抽
出液 BG)は、保湿作用、SOD様作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9
月)
◆ハマメリス抽出液(表示名称:ハマメリス樹皮/葉/枝エキス、商品名:ハマメリス抽
出液 BG‑J)は、収れん作用、抗炎症作用、活性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原料
カタログ,2008 年 9 月)
◆ビタミンC誘導体(表示名称:アスコルビルリン酸Na、商品名:ステイ‑C50)は、美白
作用、抗酸化作用、コラーゲン合成促進作用、ニキビ予防作用を有する。(丸善製薬㈱・原
料カタログ,2008 年 9 月)
283
◆ビワ抽出液(表示名称:ビワ葉エキス、商品名:ビワ抽出液‑J,BG‑J,LA,SQ,ビワエキス
<芒硝>)は、活性酸素消去作用、リパーゼ活性阻害作用、コラゲナーゼ活性阻害作用、
エラスターゼ活性阻害作用を有する。また、商品名「ビワ葉エキス CA」(表示名称:ビワ葉
エキス)は、毛乳頭細胞増殖作用、テストステロン5α‑レダクターゼ活性阻害作用、毛成
長に関与する mRNA 発現促進作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆フキタンポポ抽出液(表示名称:フキタンポポ花エキス、商品名:フキタンポポ抽出液,
BG‑J)は、活性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 3 月)
◆ペパーミント抽出液(表示名称:セイヨウハッカ葉エキス、商品名:ペパーミント抽出
液 BG,LA‑J,ペパーミントエキス<芒硝>)は、SOD様作用、抗炎症作用、育毛作用を有
する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 3 月)
◆ボタンピ抽出液(表示名称:ボタンエキス、商品名:ボタンピ抽出液)は、活性酸素消
去作用、抗炎症・抗アレルギー作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ホップ抽出液(表示名称:ホップエキス、商品名:ホップ抽出液,BG‑JN)は、活性酸素
消去作用、抗炎症・抗アレルギー作用、抗菌作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆イチョウ葉エキス(ポリフェノールの一種であるケンフェロール、クエルセチンを含む)
は紫外線による酸化ダメージから肌を守る細胞内の生体内防御システムのひとつである
「チオレドキシンシステム」の働きを高める。
(㈱資生堂・ニュースリリース,2010 年 8 月
4 日)
◆早摘みイネ複合成分(紫外線が強い時期に採取したイネの葉から抽出したエキス)は高
い抗酸化力と過酸化脂質抑制効果を発揮し、くり返しできるニキビの原因である過剰皮脂、
活性酸素、過酸化脂質の全てにアプローチをしてニキビができにくい肌に導く。
(※早摘み
イネ複合成分:イネ出穂前葉抽出加水分解物、オウバクエキス、オキシプロリン)(㈱ファ
ンケル,ニュースリリース,2010 年 3 月 16 日)
◆シマナンヨウスギ抽出エキスにはコラーゲンの産生促進作用、ヒアルロン酸分解抑制作
用、抗酸化作用、紫外線による炎症性物質の産生抑制作用があることを見出した。(㈱ノエ
ビア・ニュースリリース,2009 年 9 月 25 日)
◆アルガニル LS F(商品名)(表示名称:水、グリセリン、アルガニアスピノサ葉エキス、
ココイルグルタミン酸Na、カルボマー、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)(INCI:
WATER(and)GLYCERIN(and)ARGANIA SPINOSA LEAF EXTRACT)はアルガンツリーの葉から抽出
して得られる天然由来ポリフェノールの溶液で、抗フリーラジカル作用を有し、コラゲナ
ーゼを阻害しマトリックス・メタロ・プロテアーゼによるコラーゲン分解を保護する。(山
川貿易㈱・原料カタログ)
◆ムラヤコエンジー抽出液はタンニン類による収斂効果、抗酸化作用、ヒアルロニターゼ
活性抑制、チロシナーゼ活性阻害作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆エコファーム
セイヨウサンザシ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、セイヨウサ
ンザシエキス又はセイヨウサンザシ果実エキス)は B16 メラノーマメラニン生成抑制作用、
284
SOD 様作用、抗補体作用、ヒスタミン遊離抑制作用がある。(一丸ファルコス㈱・原料カタ
ログ,2008 年 10 月 19 日)
◆エコファーム
セイヨウノコギリソウ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、セイ
ヨウノコギリソウエキス)は SOD 様作用、抗補体作用がある。(一丸ファルコス㈱・原料カ
タログ,2008 年 10 月 19 日)
◆エコファーム
セージ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、セージエキス又はセ
ージ葉エキス)は育毛作用、接触皮膚炎抑制作用、ヒスタミン遊離抑制作用、SOD 様作用、
過酸化脂質生成抑制作用、タンパク質凝集作用がある。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,
2008 年 10 月 19 日)
◆エコファーム
ビルベリーリーフ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、ビルベリ
ー葉エキス)は GABA 産生酵素増加作用、繊維芽細胞増殖促進作用、ヒアルロン酸産生促進
作用、グルタチオン産生促進作用、SOD 様作用、コラゲナーゼ阻害作用、エラスターゼ阻害
作用、リパーゼ阻害作用、B16 メラノーマメラニン生成抑制、ヒスタミン遊離抑制作用があ
る。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆エコファーム
ラベンダー
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、ラベンダーエキ
ス又はラベンダー花エキス)は B16 メラノーマメラニン生成抑制作用、SOD 様作用、抗菌作
用、抗補体作用がある。
(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆マロン酸ビスエチルヘキシルヒドロキシジメトキシベンジル(表示名称)である RonaCare
AP(商品名)は、優れた抗酸化性能と安定性を有する。また、紫外線により、紫外線吸収
性能を有する物質に変換する。従って、抗酸化剤、紫外線吸収剤の安定化剤、退色防止剤
として使用できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆Phytopresome Asta(商品名)、Phytopresome Lutein(商品名)、Phytopresome FA‑OR(商
品名)は、それぞれ、ヘマトコッカスプルビアリス油、水添レシチン、大豆ステロール、
トコフェロール(表示名称)、キサントフィル、サフラワー油、水添レシチン、大豆ステロ
ール、トコフェロール(表示名称)、水添レシチン、フェラル酸、オリザノール(表示名称)
を含有し、リポソーム化により、アスタキサンチン、ルテイン、γ‑オリザノール・フェラ
ル酸の安定性が増し、優れた抗酸化効果を発揮する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
年 9 月1日)
◆フェラル酸(表示名称)は、フリーラジカル消去能、紫外線吸収能を有する。
(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆ツボクサエキス(表示名称)の TECA(商品名)は、アシアチン酸(表示名称)含有し、
抗糖化作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆LANACHRYS(商品名)は、クリサンテルムインジクムエキス、水、BG(表示名称)を含有
し、抗酸化、抗炎症、血流促進効果を有する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9
月1日)
◆Eurol BT(商品名)は、オリーブ葉エキス、水(表示名称)含有し、不飽和脂肪酸の過
酸化を抑制する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
285
◆RICEO(商品名)は、コメヌカエキス(表示名称)を含有し、高い抗酸化能とチロシナー
ゼ活性阻害能を有する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆アルガンオイル(商品名:リポフラクチルアルガン LS 9799)は、抗フリーラジカ
ル効果、抗酸化作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆マイオキシノール LS9736(商品名)(表示名称:加水分解オクラ種子エキス、デキストリ
ン)はオクラ種子から得られるオリゴプロテイン複合体。フリーラジカルに対する細胞保
護効果、ボトックス効果(筋細胞の痙縮頻度を減少させる効果)を持ち表情シワに対して
効果が期待できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆NIKKOL Decaglyn PR‑20(商品名)(表示名称:デポリリシノレイン酸ポリグリセリル−
10)は親油性の界面活性剤でIOBからの算出したHLBは約3.8で優れたW/O乳化
性能がある。酸性領域や無機塩の存在下でも良好な乳化性能を発揮する。O/W製剤中で、
水溶性抗酸化剤の抗酸化力を向上させる。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 7 月)
◆チベット高原に自生する冬虫夏草には細胞賦活、抗酸化、代謝促進効果があり、老化に
対する予防効果がある。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2008 年 9 月 17 日)
◆紫外線を感知するとカプセルがはじけて抗酸化作用のあるテトラ2−ヘキシルデカン酸
アスコルビルとビタミンEを放出するUVセンサーカプセルは、光を積極的に利用して、
肌を紫外線から守る。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009 年 2 月 10 日)
◆アシタバ抽出液(表示名称:アシタバ葉/茎エキス、商品名:アシタバ抽出液BG)は
保湿作用、ヒアルロン酸合成作用、コラーゲン合成促進作用、抗酸化作用を有する。(丸善
製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆アセンヤク抽出液(表示名称:アセンヤクエキス、商品名:アセンヤク抽出液,BG)は
抗酸化作用、コラゲナーゼ活性阻害作用、エラスターゼ活性阻害作用、収れん作用を有す
る。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ウイキョウ抽出液(表示名称:ウイキョウ果実エキス、商品名:ウイキョウ抽出液−J,
LA−J,W−BG)は活性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年
9 月)
◆ウーロン茶抽出液(表示名称:チャ葉エキス、商品名:ウーロン茶抽出液,BG)は活性
酸素消去作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、コラーゲン分解抑制作用、抗う触作用を
有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ウスベニアオイ抽出液(表示名称:ゼニアオイエキス、商品名:ウスベニアオイ抽出液
BG,LA,SQ)は保湿作用、活性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆エンメイソウ抽出液(表示名称:ヒキオコシ葉/茎エキス、商品名:エンメイソウ抽出
液−JC,BG)は抗菌作用、抗男性ホルモン作用、活性酸素消去作用、抗炎症作用を有す
る。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ゴボウ抽出液(表示名称:ゴボウ根エキス、商品名:ゴボウ抽出液BG,LA)は活性酸
素消去作用、コラーゲン合成促進作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
286
◆サンザシ抽出液(表示名称:サンザシエキス、商品名:サンザシ抽出液,BG−J)は活
性酸素消去作用、コラゲナーゼ活性阻害作用、cAMPホスホジエステラーゼ活性阻害作
用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆サンシシ抽出液(表示名称:クチナシ果実エキス、商品名:サンシシ抽出液,BG)は活
性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆サンショウ抽出液(表示名称:サンショウ果皮エキス、商品名:サンショウ抽出液−J)
は活性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆「商品名:ユーフォリル オメガ‑3 LS 9846」(表示名称:プルケネチアボルビリス種子油、
サンショウモドキ種子エキス)は、オメガ‑3が非常に豊富なサチャインチオイルと、ドー
パミンの放出を促進させるサンショウモドキ(ブラジリアンペッパーツリー)エッセンシ
ャルオイルのコンプレックスである。オメガ‑3は、体で合成できない必須脂肪酸であり、
皮膚においては、過敏症、乾燥、炎症を抑制し、抗酸化力がある。また、ドーパミンは、
血行を促進し、皮膚のバリア機能を高め、皮膚を美しくする効果がある。当原料の臨床試
験においては、皮膚微小循環の改善が見られ、みずみずしさ、さわやかさ、心地よさにお
いて全体的に高い評価が得られた。
(山川貿易㈱・技術資料)
◆オーキッドエキスN(商品名)(表示名称:BG、水、オーキッドエキス)は、保湿作用(角
質水分量増加)、美白作用(B16 メラノーマメラニン産生抑制)、抗酸化作用(SOD 様)を有
する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 3 月 1 日改訂版)
◆マイオキシノール LS 9736(商品名)
(表示名称:加水分解オクラ種子エキス、デキスト
リン)は、顔の筋痙縮を阻害すると共に、酸化的ストレスから保護すること(抗酸化作用)
により、抗シワ作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2004 年 4 月 15 日)
◆ナンヨウスギ属シマナンヨウスギ(学名:Araucaria heterophylla)
」は、抗酸化効果を
持つ活性成分「ネオクロロゲン酸(5‑O‑caffeoylquinic acid)」を含有する。(㈱ノエビア・
ニュースリリース,2010 年 3 月 26 日)
287
10.4 しわ・たるみ改善用化粧料
しわやたるみは、表皮の下部に存在する真皮の構造変化によって発生するといわれている。
この構造変化は真皮の老化によって引き起こされると考えられている。老化の種類には皮
膚の角質に存在する細胞間脂質によって保たれている保湿機能が年齢と共に低下するいわ
ゆる生物学的な老化や、紫外線による膠原繊維(コラーゲン)や弾力繊維(エラスチン)
の破壊による光老化等が挙げられる。このような皮膚の老化に対しては様々な方法が用い
られているが、真皮付近に潤いを付与する方法、皮膚表面を覆うことにより水分蒸散の抑
制や、紫外線を防止する方法等も用いられている。また、生体内に発生する活性酸素の抑
制に着目した方法もある。また、上記コラーゲンやエラスチンの産生を促進させる成分に
よって皮膚機能を再生する方法も提示されている。
(1)主機能成分
主たる機能成分は、保湿剤、水分蒸散抑制剤、紫外線防止剤、皮膚機能再生促進剤など
をジェル、クリーム、乳液、シートなどの剤型、機能に応じて適宜配合できる。
<保湿剤>
グリセリン、プロピレングリコール、アミノ酸類、ヒアルロン酸等
<水分蒸散抑制剤>
セラミド類、ワセリン、エステル類、シリコーン類、フッ素系油剤
<紫外線防止剤>
パラメトキシケイヒ酸 2‑エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキ
シル、サリチル酸 2‑エチルヘキシル、2‑ヒドロキシ‑4‑メトキシベンゾフェノン、パラジメ
チルアミノ安息香酸‑2‑エチルヘキシル、酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛、ウロカニ
ン酸エチル
<金属キレート剤>
クエン酸、サリチル酸、フィチン酸、グルコン酸、エチレンジアミン四酢酸及びその塩、
ラクトフェリン、ピロガロール
<皮膚機能再生促進剤>
L‑アスコルビン酸、テトラ 2‑ヘキシルデカン酸アスコルビル、レチノイン酸、レチノー
ル、酢酸レチノール
(2)近年の報告
◆ダーミカン LS 9745、ダーミカン PW LS 9838(商品名) アセチルテトラペプチ
ド−9 は、コラーゲン線維の機能性維持に関与する皮膚細胞外マトリックス成分のルーミ
カンの生合成促進、Ⅰ型コラーゲン生合成促進効果を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆チトカタライザー(商品名)(表示名称:サッカロミセス溶解質エキス、水、その他成分
(防腐剤・調整剤等)を含む)は、チトリゼーションによりエキスを得た無臭の酵母エキス
である。その為、細胞内成分を変質させるころなく安定化し、高い細胞賦活作用を有する。
288
チトカタライザーは皮膚弾力性効果、創傷治癒効果、細網内皮系(RES)活性作用、細
胞増殖促進作用、細胞呼吸促進作用を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆シルク10WS1N(商品名)(表示名称:水、BG、ペンチレングリコール、シルク、フェ
ノキシエタノール)は、フィブロインを主成分とし必須アミノ酸の全てを含有した18種
のアミノ酸で構成されている。分子量500以下でヒトコラーゲン、エラスチンとアミノ
酸組成が類似しており、保湿性を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆マッサージクリームの新たな物理的特性として、とれ、厚み、転相の早さ、残り感を摩
擦感テスターの因子である平均摩擦係数、平均摩擦係数の変動、動的粘弾性装置の因子で
ある弾性項、粘性項で評価出来る。また総合的評価は、弾性項に対する粘性項の割合が影
響している事がわかり、マッサージクリームの官能特性と物理的特性の相関関係を見出し
た。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009 年 3 月 25 日)
◆角層に存在する老化因子であるAGEs(advanced glycation en
d
products)が角層に多い肌はキメが失われ、少ない肌はキメが整っている。
レンゲソウエキスは角層AGEs除去効果を有している。(㈱ポーラ・オルビスホールディ
ングス・ニュースリリース,2010 年 4 月 28 日)
◆超低分子化ヒアルロン酸Na水溶液であるヒアルロン酸WS1N(商品名)(表示名称:
ヒアルロン酸Na、水、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は皮膚への高い親和性、
感触改良、べたつき軽減、より高い保湿効果・ハリ改善効果を有する。(山川貿易㈱・技術
資料)
◆エンドウ(Pisum
sativum)より抽出したペプチド複合体プロテアシル PW
(商品名)(INCI:Pisum
sativum(Pea)
extract)はエラ
スターゼ抑制、皮膚弾力性増強、ハリ・引き締め効果、保湿効果、繊維芽細胞賦活作用、
コラーゲン、エラスチン、GAG合成促進効果を有する。
(山川貿易㈱・技術資料)
◆乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液(表示名称)(商品名:ファーメンテージ
シャルドネ
B)
は果汁由来の糖、ミネラル、アミノ酸と発酵によって生成した乳酸を含有し、保湿作用、
シワ改善作用、皮膚弾力改善作用を有する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 3
月 31 日改訂版)
◆「浸透型シリビン(コラーゲンサポート成分)」マリアアザミの種子から抽出したエキス
は、老化コラーゲンの排出と新しいコラーゲンの産生機能を併せ持ち、内側から弾むハリ
のある肌へ整える。「HTCRコラーゲン」は、コラーゲンを出来るだけ小さくし、皮膚への浸
透性を高めた成分。コラーゲンの合成をサポートし、内側から弾むハリのある肌へ整える。
「ホップエキス」は、エイジング特有の黄ぐすみの原因となるくすみタンパクを排出し、
透明感のある肌へ導く。
「アミノC」は、ビタミンCとアミノ酸が結合した成分で、肌の保
湿力を高め、透明感のある肌へ導く。
「エンリッチオイル」加齢により失われる油分を補い、
肌表面のバリア機能を助け、ツヤとうるおいを与える。(※浸透型シリビン:シリビンマル
トシド,※HTCコラーゲン:加水分解コラーゲン,※アミノC:リン酸アスコルビルア
ミノプロピル)(㈱ファンケル・ニュースリリース,2010 年 10 月 27 日)
289
◆サケ Oncorhynchusketa(Salmonidae)の鼻軟骨から抽出して得られるプロテオグリカン
の溶液(商品名:プロテオグリカン IPC)であり、EGF 様(表皮細胞増殖促進)
、肌荒れ改
善、ヒアルロン酸産生促進、I 型コラーゲン産生促進、シワ改善、皮膚弾力改善、保湿、B16
メラニン生成抑制、色素沈着改善の各作用がある。(プロテオグリカン IPC/水、BG、水溶
性プロテオグリカン)(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 5 月 20 日)
◆加齢とともに肌のコラーゲン線維の束が細くなり、肌にシワ、タルミが現れる。この原
因は、コラーゲン線維同士を結合させて束にする働きをもつ「タイプ12コラーゲン」が
加齢に伴い減少し、コラーゲン線維の束が細くなることにあることを見出した。さらに、
コラーゲンを酵素で加水分解したペプチドは、肌の線維芽細胞に働きかけて、「タイプ12
コラーゲン」の産生を高め、太いコラーゲン線維の束を作り出す効果があることも見出し
た。(日本メナード化粧品㈱・ニュースリリース)
◆表示名称「シア脂」(商品名:Lipex Shea、Lipex Shea Soft)は、精製したシアバター
であり、結晶性が改善されているため処方中の安定性が高い。また、保湿効果や細胞再生
促進効果があり、皮膚の乾燥、しみ、傷跡、しわ等のケアに効果的である。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆キク科シカギク属の「ジャーマンカモミール」エキスは、肌のハリや弾力に影響を与え
る成分グリコサミノグリカンの産生促進効果がある。キク科ローマカミツレ属の「ローマ
ンカモミール」は、グリコサミノグリカンを分解する酵素ヒアルロニダーゼの活性を抑制
する効果がある。(2008 年 9 月 19 日・日本生薬学会第 55 回年会)(㈱ノエビア・ニュース
リリース,2008 年 9 月 17 日)
◆アルガテンシル LS 9735(商品名)(表示名称:水、アルガニアスピノサ核エキス、ココ
イルグルタミン酸 Na、カルボマー、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)(INCI:
WATER(and)ARGANIA SPINOSA KERNEL EXRACT(and)SODIUM COCOYL GLUTAMATE(and)CARBOMER)
はアルガンの実由来の高分子タンパクで、皮膚に塗布すると高い親和性をもち表面上で膜
を形成、即効的かつ知覚できる作用を発現し、長期的には生理作用をもってしわを軽減す
る。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆プラセンタ(商品名:ビオファルコ PQ‑1)、は、線維芽細胞増殖促進作用、ヒスタミン遊
離抑制作用、B16 メラニン生成抑制作用、角質水分量増加作用、チロシナーゼ活性抑制作用
を有する。プラセンタ(商品名:ファルコニックス PC‑1)、は、線維芽細胞増殖促進作用、
ヒスタミン遊離抑制作用、角質水分量増加作用、チロシナーゼ活性抑制作用、色素沈着改
善作用を有する。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2010 年 2 月 10 日)
◆形状制御技術に基づき開発したUV−A防御能のポテンシャルが高い独自の薄板状酸化
亜鉛の製造プロセスにおける結晶化条件を最適化することにより、粉体の厚みをさらに2
0%薄くすることに成功。このことにより、同じ配合量でも粉体数が多いために皮膚上で
のUV遮蔽性が高まると共に、粉体そのものの透明性が高まる。(花王㈱、㈱カネボウ化粧
品・ニュースリリース,2009 年 11 月 9 日)
◆皮膚弾力性、皮下脂肪の厚さ、顔に振動を与えた時の皮膚の振れ幅の3つの指標を使い、
290
「たるみ」を評価する式を作成した。この式を使用することでたるみ度合いやたるみの改
善度合いを測定することが可能となる。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009 年 6 月 11
日)
◆L−シトルリンには、遺伝子レベルでコラーゲン分解酵素を抑制する効果がある。また、
コラーゲン産生を促進、角層の水分量を増加させる効果がある。(㈱ノエビア・ニュースリ
リース,2010 年 3 月 26 日)
◆たるみ量が大きい人は、左目の下を頂点に顔の内側に向かって110度から170度の
弾力が低いことが明らかとなり、この弾力の平均値を方向別弾力指数と定義。たるみが大
きいと、方向別肌弾力指数が低くなる。抗老化成分として開発した新素材
YACエキス
は肌内部の弾力に効果があり、これは、真皮の構造が変化し、弾力など皮膚内部が総合的
に改善した結果が反映されたものである。(㈱ポーラ・オルビスホールディングス・ニュー
スリリース,2009 年 7 月 22 日)
◆Unispheres/Unipearls(商品名)
(表示名称:マンニトール、セル
ロース末、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、有効成分、顔料)は、水に膨潤させて、
指で押すと肌の上で崩れ、こすれば後残りしない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010
年 4 月 1 日)
◆ベジセリル
HGP
LS
8572(商品名)(表示名称:水、ダイズタンパク、その
他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、皮膚のしわを改善し、皮膚をやわらかでなめらか
にし、皮膚弾力性を改善し、皮膚のやわらかさおよび乾燥肌を改善する効果を有する。ま
た、細胞生存率、成長率を改善し、細胞の衰えを軽減する効果を有する。さらに、ヒト繊
維芽細胞保護作用を有し、界面活性剤に対する優れた細胞保護作用を有する。(山川貿易
㈱・原料カタログ)
◆オオバナサルスベリ抽出液はチロシナーゼの活性、ヒアルロニダーゼの活性及び活性酸
素を抑制し、美白、肌荒れの防止、肌のつや及び肌のハリに有効である。また、エラスタ
ーゼ活性を抑制することで、シワの減少や肌のつや、肌のハリに有効である。5α−レダ
クターゼ活性を抑制し、優れた育毛効果が期待できる。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆ビタエーライク LS 9737(商品名)(表示名称:水・グリセリン・モスビーン種子エキス・
クエン酸 Na、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は表皮細胞ターンオーバーに関わる
と考えられている成長因子の刺激を介した、優れた皮膚再生作用を有する。また、繊維芽
細胞のコラーゲン合成促進能により真皮における老化予防作用を有する。肌の感触・キメ
を整える。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆ロケナア ASC−Ⅲ(商品名)(表示名称:水、レシチン、ジパルミトイルヒドロキシプロ
リン、シトステロール、リノール酸、トコフェロール、アスコルビン酸ナトリウム、マン
ニトール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、
ブチルパラベン)はジパルミトイルヒドロキシプロリンをリン脂質(大豆由来)のマイク
ロカプセル(粒径:100−200nm)で包括したリポソーム構造物。ロケナリア ASC
−Ⅲはケラチノサイトを刺激し、繊維芽細胞中において、特異的にⅢ型コラーゲンを合成
291
し、コラゲナーゼ活性抑制効果も認められる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9
月 1 日)
◆リスラチンV(商品名)(表示名称:水、イノンドエキス、キサンタンガム)はLOXL
のmRNA発現およびタンパク質LOXL(リシルオキシダーゼ類似体)の生成を促進す
る。LOXL量が増加することでミクロフィブリルおよびトロポエラスチンの集合が促進
され弾性が改善される。肌の弾力を回復し、エラスチンを強化し、光老化を防ぐ。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ヒアルロン酸フィリングスフィア(商品名)
(表示名称:パルミチン酸オクチル、ジメチ
ルシリル化シリカ、BG、ヒアルロン酸ナトリウム)はヒアルロン酸の高分子をフリーズ
ドライして得られた無水ミクロ球体で、皮膚に塗布すると皮膚の水分を含んで膨潤し、そ
の増加した体積で皮膚表面を滑らかにし、シワ改善する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 9 月 1 日)
◆レチスター(商品名)(表示名称:レチノール、アスコルビン酸Na、トコフェロール、
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル)はレチノール、ビタミンC、ビタミンEが適切
なバランスで配合されており安定性に優れる。表皮細胞の保湿性向上、表皮細胞保護作用、
抗炎症が期待される。活性酸素除去、光老化・加齢にシワの改善、表皮細胞の再生促進、
繊維芽細胞の活性化効果がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ラナブルー(商品名)(表示名称:アルゲエキス(もしくはラン藻エキス)、水、ソルビ
トール、フェノニップ)はラン藻類アファニゾメンノンフロスアクア(学名:Aphan
izomenon flos−aquae)より抽出した水溶性エキス。ビタミンやアミノ
酸を含みリフトアップ効果を有する。ハリ感UP、毛穴の目立ちを抑える。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆クロノライン(商品名)(表示名称:カプロオイルテトラペプチド−3、水、グリセリン、
デキストラン)は皮膚の修復に必須なHGF由来のHGF様ペプチド。基底膜構造タンパ
クであるコラーゲン−7、ラミニン−5、ファイブロネクチンの合成を促進し、シワを改
善する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆アビシン(商品名)(表示名称:アルテロモナス発酵エキス、水、フェノニップ)は深海
2600mに生息する(アルテロモナスマクレオディ(ver657)が産生するバイオバリ
ア成分であり、新規多糖類である。皮膚の正常な免疫機能を高め、肌の持つ自然治癒力を
高めることで、表皮・真皮全体を引き締め、肌の内側からハリや柔軟性を導く。
(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ホメオエイジ&ホメオシールド(商品名)(表示名称:アスコフィルムノドスムエキス、
フカスセラツエキス、水、ソルビトール、フェノキシエタノール、ソルビン酸 K、グリセリ
ン)はブルターニュ海 UNIESCO 保護海域より採取された褐藻エキスである。ホメオエイジ
は褐藻アスコフィルムノドスムの細胞質から得られたエキスで60種類以上のミネラル、
12種類以上のビタミン、炭化水素やアミノ酸を含む。ホメオシールドは褐藻フカセラツ
スから抽出される。コラーゲン、デコリンなど真皮成分を複合的に活性化し真皮でハリア
292
ップ。肌バリアを強化し表皮でハリを向上。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月
1 日)
◆EDP3&Rejuline&IDP5(商品名)(表示名称:オリゴペプチド−24/アセチルデカペプ
チド−3/オリゴペプチド−20、水、BG)。EDP3(EGF 様ペプチド)は主に表皮に作用し、
加齢により減少する EGF の分泌を抑制し、肌の若返りを進める。また、細胞増殖を促進し、
内側から健全なターンオーバーを導く。Rejuline(FGF 様ペプチド)は真皮に作用し、細胞
外マトリクス(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)の合成を促進する。IDP5(IGF 様
ペプチド)はhGH(ヒト成長ホルモン)の直下にある IFG に近い働きを持つ。IDP5 は年齢
により減少する IGF を活性化することで、細胞死を防ぎ、衰えた細胞の保護機能を取り戻
す。以上の働きによりシワが改善される。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1
日)
◆アンビューティエキス(商品名)
(表示名称:ベルノニアアペンジクラタ葉エキス)はマ
ダガスカル島にのみ生息する植物アンビューティのエキス。クロロゲン酸を含むポリフェ
ノールを機能性成分とし、基底膜の主要構成成分の産生を促進し、その結合因子を活性化
することで年齢と共に変化する基底膜の構造を若返らせ、シワにも効果を示す。
(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆スキンエナジウム(商品名)(表示名称:加水分解レピジウムメイエニ根、水、フェノキ
シエタノール、ソルビン酸、クエン酸)はペルーのマカの根由来継代を繰り返した繊維芽
細胞を再活性化し増殖率を向上させる。肌のキメを改善し、クスミを減少させ肌に明るさ
をもたらす。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ジェリーフィッシュコラーゲン(商品名)(表示名称:コラーゲン、水、フェノニップも
しくはソルビン酸)はクラゲのカサより抽出されたⅤ型コラーゲン。筋繊維の収縮効果(ボ
トックス効果)、ヒト繊維芽増殖効果がある。表情ジワの改善に効果が期待できる。(㈱マ
ツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ユニプロシン PS‑18(商品名)(表示名称:水、BG、加水分解コムギタンパク、ナイアシ
ンアミド、アデノシン三リン酸)は表皮、真皮でのタンパク質合成を促進。フィラグリン、
スモールプロリンリッチプロテイン等のタンパク質を増加あせる。角化プロセスをサポー
トし、肌の表面の荒れを改善する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆マイオキシノール LS9736(商品名)(表示名称:加水分解オクラ種子エキス、デキストリ
ン)はオクラ種子から得られるオリゴプロテイン複合体。フリーラジカルに対する細胞保
護効果、ボトックス効果(筋細胞の痙縮頻度を減少させる効果)を持ち表情シワに対して
効果が期待できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆シムグルカン(商品名)(表示名称:β−グルカン)はカラスムギ(オート麦)由来のβ
−グルカン。コラーゲン生成促進、繊維芽細胞の成長促進、シワ改善効果。保湿や皮膚軟
化能によってドライスキンにも効果が期待できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
年 9 月 1 日)
◆マトリキシル3000(商品名)
(表示名称:グリセリン、水、BG、カルボマー、ポリソ
293
ルベート20、パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルテトラペプチド−7)は細胞
外マトリックスの再生や細胞増殖に関わる遺伝子を活性化させるマトリカインを含み、コ
ラーゲンやグルコサミノグリカン等の皮膚細胞間物質の合成を促進させ、ふっくらと弾力
のある肌に導く。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ダーマキシル(商品名)(表示名称:安息香酸アルキル(C12‑15)、トリベヘニン、セラ
ミド2、PEG10 アブラナ種子ステロール、パルミトイルオリゴペプチド)はマトリカインと
角質層を形成し、肌の保水力を高めるセラミド2を含み効果的にシワを改善する。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆エッセンスキン(商品名)(表示名称:水、ペンチレングリコール、ポリソルベート20、
3−アミノプロパンスルホン酸、ヒドロキシメチオニン Ca、ヒドロキシエチルセルロース)
はカルシウムαヒドロキシメチオニン、ホモタウリンという相乗的な組み合わせでカルシ
ウムと必須アミノ酸を補給する。チリメンジワに効果がある。皮膚反射率が減少され透明
感のある水分・脂質の豊富で滑らかな皮膚状態になった。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 9 月 1 日)
◆クイックリフト(商品名)(表示名称:水、BG、炭酸水素 Na、キサンタンガムクロスポリ
マー、カプリリルグリコール、フェノキシエタノール、ヘキシレングリコール、ヒドロキ
シエチルセルロース)は多糖体由来(キサンタン)の重合体でマイクロネットーワークを
形成し、緩んだ肌を引き上げてシワを目立なくし、即効的な効果で美肌へと導く。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ヒアルフィクス GL(商品名)(表示名称:アルピニアガランガ葉エキス、水、BG、キサン
タンガム、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル)はヒアルロン酸合成酵素の HAS‑2
を促進させることで高分子量ヒアルロン酸を生成する。深いシワを改善する。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ラインファクター(商品名)(表示名称:トロロアオイモドキ種子エキス、水、フェノキ
シエタノール、キサンタンガム)は創傷後の皮膚再生(GAGs等の皮膚構成要素の合成)に
重要な役割を担っているFGF−2(繊維芽細胞成長因子)に対するプロテオグリカンの
安定化機能を代用し、皮膚内のFGFを保護し、皮膚の再活性化を図る。肌の弾力、キメ
改善。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆NIKKOL アスコルビン酸セチルエーテル(表示名称:3−O−セチルアスコルビン
酸)は、安定なビタミンC誘導体で、真皮繊維芽細胞における一酸化窒素の合成、Hea
t
Shock
Protein
47の産生、及びⅠ型コラーゲンの合成を促進し、皺
の深溝化を抑制することで老化現象を防ぐ。(商品名:NIKKOL
VC
セチルエーテ
ル)(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 1 月第 2 版)
◆アロエベラ葉エキス(表示名称)は、真皮繊維芽細胞増殖促進作用、表皮細胞増殖促進
作用、コラーゲン産生促進作用、シワ改善作用があり、肌のハリ低下やタルミの改善、皮
膚老化の改善につながる。(商品名:ビオセルアクト
コス㈱・原料カタログ,2009 年 8 月 2 日)
294
アロエベラ
B,E)(一丸ファル
◆エンドウの種子を温水抽出して得られたポリペプチドをシクロデキストリンで倍散した
粉末植物エキスは、エラスターゼの活性を阻害し、皮膚の保水性・柔軟性・弾力性を増強
し、皮膚老化防止の役割を果たす。(商品名:プロテアシル
PW)(山川貿易㈱・原料カ
タログ)
◆ギムネマシルベストレ茎エキス、ガルシニアカンボジア果実エキス、αグリセリルグル
コシド、モクマオウ枝/葉エキスには肌引き締め作用がある。(㈱ノエビア・ニュースリリ
ース,2009 年 5 月 20 日)
◆ハベルレアロドペンシス葉エキス、ビート根エキス、酵母エキス(表示名称)を最適に
組み合わせた原料はコスモトロピック作用により保湿性を劇的に向上させ、皮膚のシワを
改善する。(商品名:Unisurrection
S−61)(㈱マツモト交商・原料カ
タログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ヨーロッパアキノキリンソウエキス(表示名称)はコラーゲン束の弾性の向上、コラー
ゲン量を増加させ、ハリのあるダメージに強い肌をもたらす。(商品名:SONGA)(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆シロバナルーピン種子エキス(表示名称)は、HSP47の発現を亢進及びコラーゲン
の産生を促進し、ハリ及びたるみを改善する。(商品名:Collageneer)(㈱マ
ツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆サーマスサーモフィルス培養物(表示名称)は、活性酸素除去、細胞間脂質の合成促進、
しわやしみを低減する作用がある。(商品名:VENUCEANE)(㈱マツモト交商・原
料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆加水分解ローヤルゼリータンパク(表示名称)は、コラーゲン産生促進、タルミの防止、
荒れ肌の修復、皮膚刺激緩和作用を有する。(商品名:ロイヤルビオサイド)(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆マイオキシノール LS 9736(商品名)
(表示名称:加水分解オクラ種子エキス、デキスト
リン)は、顔の筋痙縮を阻害すると共に、酸化的ストレスから保護すること(抗酸化作用)
により、抗シワ作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2004 年 4 月 15 日)
◆クイックリフト(商品名)(表示名称:水、BG、炭酸水素 Na、キサンタンガムクロスポリ
マー、カプリリルグリコール、フェノキシエタノール、ヘキシレングリコール、ヒドロキ
シエチルセルロース)は、即効性と持続性のある皮膜を形成し、皮膚のスムージング効果
を発揮する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆コラーゲン線維同士をつなぐ「デコリン」を復活させる事によりシワが改善され、グル
コース‑1‑リン酸 2Na は、線維芽細胞とコラーゲン線維を支える接着たんぱく質の生産を促
進する。多年草トルメンチラの根から抽出される成分は弾力を失ったコラーゲンの架橋を
分解し、もとの弾力あるコラーゲンに復活させる。ピュアハイビスカスは、コラーゲンの
産生を促進する成分であり、線維芽細胞の増殖作用、DNA損傷の修復作用を有する。(㈱
ナリス化粧品・ニュースリリース,2010 年 1 月 13 日)
◆古代植物「モクマオウ(学名:Casuarina Stricta)」から抽出したエキスは、「TRAM
295
P(Tyrosine Rich Acidic Matrix Protein):肌のハリや弾力を維持するのに重要な因子」
の産生を促進する作用を有する。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2009 年 3 月 25 日)
◆デュルセミン LS(商品名)はアルモンドの種子(甘へん桃)より水で抽出したエキスを
グリセリンに溶解したもので、糖たん白(アマンドグロブリン)・たん白・オリゴ糖を主成
分とする。ピロリドンカルボン酸の前駆物質であるグルタミン酸を極めて多く含み、NM
Fの構成成分であるプロリン、ロイシン、セリン、アルギニン、リジン、ヒスチジン並び
に表皮に強い親和性を有するメチニオン、システインを含み、表皮の保湿性を改善する保
護皮膜を形成し、ケラチノサイトの増殖効果を示す。また、荒れ肌・敏感肌の柔軟化と修
復機能および毛髪に対する保湿効果、柔軟化、修復効果機能を有す。
(山川貿易㈱・原料カ
タログ)
296
10.5
創傷治癒・細胞賦活用化粧料
創傷治癒・細胞賦活剤は、加齢などによって傷ついたり働きが衰えたりした細胞の機能
の低下を抑制することを目的として使用されるものである。
例えば、加齢により、皮膚の形態は変化し、皮膚の機能は低下する。具体的には、皮膚
のうちの表皮では、基底細胞の増殖速度が低下し、ターンオーバーも遅くなる。また、皮
膚のうちの真皮では、線維芽細胞の増殖能や細胞外マトリックス成分の合成能が低下する。
このように機能の低下した細胞に作用する創傷治癒・細胞賦活剤を配合したスキンケア剤
である。
(1)主機能成分(新化粧品ハンドブック;日光ケミカルズ,521 頁 2006 年)
デオキシリボ核酸、リボ核酸、アデノシン一燐酸、アデノシン三燐酸、α‑ヒドロキシ酸、
感光色素、トコフェロール、ビタミンA、エストラジオール、コラーゲン、ロイヤルゼリ
ー、エラスチン、酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出液、プラセンタエキス(胎
盤抽出物)、ニンジン抽出物、霊芝抽出物等の植物抽出物。
(2)近年の報告
◆美容液(1)創傷治癒の効果を再現する3つのGF(グロースファクター)=成長指令
因子を配合。
(TGF、FGF、EGF(様ペプチド)
※創傷治癒とは、再生の力を失う
ことで痕が残りやすかったやけどや妊娠線などをもとの肌へ復活(再構築)させる治療の
こと。(2)細胞の復活に必要な細胞エネルギーを配合。細胞再生活動をバックアップ。
(3)細胞をすべての酸化から遺伝子レベルで守るハナイグチエキス配合。(㈱ナリス化粧
品・ニュースリリース,2010 年 12 月 21 日)
◆冬虫夏草(学名:Cordyceps sinensis)を用いて老化予防に関する研究を進めてきた結
果、「超臨界抽出エキス」※2 において、「熱水抽出エキス」と同等の Caenorhabditis
elegans※1 の平均寿命及び生存率の向上、その他、モデル動物を使った系において長寿遺
伝子と呼ばれる sirt1 遺伝子※3、klotho 遺伝子※4 を発現させる効果を見出した。
※1 全長が 1mm程度の土壌生物で、神経系、消化器系、生殖器、筋肉などの組織を持つヒ
トの遺伝子と74%の相同性を持ち、老化研究に多く使用される(C.elegans と表す)
※2 極性の低い脂溶性の成分を抽出する方法を用いて抽出したエキス
※3「代謝関連」や「細胞の生存」に関与し、世間的に長寿遺伝子とよばれる遺伝子
※4 老化に伴って klotho タンパク質は減少すること、klotho 遺伝子に異常があるマウス
は寿命が短いことから世間的に長寿遺伝子と呼ばれる遺伝子(㈱ノエビア・ニュースリリ
ース,2008 年 10 月 28 日)
◆モリンガ Moringa oleifera (= Moringa pterygosperma) 「和名:ワサビノキ」の種子
から抽出して得られるペプチドを水−グリセリン溶液に溶解させた原料。(原料名:ピュー
リソフト LS 9602/グリセリン、水、ワサビノキ種子エキス、クロルフェネシン、エチル
パラベン、メチルパラベン、リン酸 2Na、クエン酸)①環境汚染物質からの皮膚防御、②皮
297
膚の清浄化作用、がある。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 6 月 16 日)
◆カッシアベータグルカンはインド産のマメ科の植物(Cassia angustifolia Vahl )の種
子から抽出精製して得られる、高分子(分子量約17万ダルトン)の複合多糖類を、濃縮
安定化したコロイド状の水溶液。本品含有のガラクトマンナンは、D−ガラクトース及び
D−マンノースが分子量比 1.5:3.5 でグリコシド結合している、水溶性多糖類。この鎖状
構造ならびに保水機能は、ヒアルロン酸と同等と考えられる。(原料名:INDINYL CA LS 8998)
(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆サケ Oncorhynchusketa(Salmonidae)の鼻軟骨から抽出して得られるプロテオグリカン
の溶液(商品名:プロテオグリカン IPC)であり、EGF 様(表皮細胞増殖促進)
、肌荒れ改
善、ヒアルロン酸産生促進、I 型コラーゲン産生促進、シワ改善、皮膚弾力改善、保湿、B16
メラニン生成抑制、色素沈着改善の各作用がある。(プロテオグリカン IPC/水、BG、水溶
性プロテオグリカン)(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 5 月 20 日)
◆「テクノビオン(商品名)」:ミルクから分離した乳酸菌より得られた生分解物(乳酸連
鎖球菌抽出液)であり、角質層の保湿性改善、皮膚細胞への栄養補給、皮膚細胞活性化再
生、皮膚機能正常化と改善の助長、生態防御作用、および浸透性の改善があるため、化粧
品に配合した場合、保湿・栄養補給、肌の修復・防御、サンケア、フェイス・ボディ・ハ
ンドケアの作用を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2007 年 6 月 22 日)
◆アロエベラ、中でもアロエベラ内葉部の多糖類には、細胞増殖促進作用、創傷治癒効果、
熱創傷治癒効果、コラーゲン形成促進作用、抗炎症作用(カラゲニン浮腫抑制作用)、免疫
賦活、感染防御作用が報告されている。キダチアロエの内葉部の多糖類に関する民間療法
として、育毛・養毛作用、白髪改善作用、肌質改善・肌荒れ防止作用、掻痒改善作用、雀
班・目の下のシミに対する作用、歯槽膿漏・歯肉炎に対する作用が報告されている。「ビオ
セルアクト(登録商標)アロエベラ」(商品名)は、外原規アロエエキス(2)に該当し、
アロエ
Aloe barbadensis Miller(Aloe vera Linne)(Liliaceae)の葉から得られた液
汁よりアロインを除去後、得られた粉末を水で溶解した溶液で、その主成分は多糖類であ
り、保湿作用、線維芽細胞増殖促進作用、刺激緩和作用、シワ改善作用、増殖促進作用、
コラーゲン産生促進作用がある。表示名称:アロエベラエキス‑1 又はアロエベラ葉エキス。
(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2011 年 4 月 16 日)
◆DRIELINE(商品名)(表示名称:酵母エキス、水、ソルビトール)は皮膚修復力を高め、
乾燥による「かかと」や「指先」のひび割れによる痛みを軽減し修復する。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆アセチルコリンは、紫外線や物理的な刺激によって傷ついた表皮細胞を修復する。精油
(フランキンセンス、ローズマリー、スイートマジョラム)は、表皮細胞でアセチルコリ
ンを分解する酵素アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の活性を阻害する。さらに精油(ロ
ーズマリー、スイートマジョラム)は、紫外線により基底膜などの皮膚成分を破壊する酵
素である MMP‑9 の発現を抑制する。(㈱ポーラ・オルビスホールディングス・ニュースリリ
ース,2009 年 5 月 12 日)
298
◆チトカタライザー(商品名)(表示名称:サッカロミセス溶解質エキス、水、その他成分
(防腐剤・調整剤等)を含む)は、チトリゼーションによりエキスを得た無臭の酵母エキス
である。その為、細胞内成分を変質させるころなく安定化し、高い細胞賦活作用を有する。
チトカタライザーは皮膚弾力性効果、創傷治癒効果、細網内皮系(RES)活性作用、細
胞増殖促進作用、細胞呼吸促進作用を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆NIKKOLバチルアルコール100、EX(商品名)
(表示名称:バチルアルコール)
は抗炎症、傷の回復を早める、抗腫瘍活性、ヒト結核菌の発育阻止効果を有する。乳化補
助作用、モノグリセリン脂肪酸エステルと類似の特性を持ち、高級アルコールと比較して、
べたつきの少ない製剤を調製出来る。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2007 年 3 月改訂)
◆真珠は、各種アミノ酸や微量元素を含み、真珠末を肌に適用すると、シットリ感を与え、
キメ細かい綺麗な肌に整える。また、真珠に含まれるたんぱく質であるコンキオリンは、
ケラチンやコラーゲンに似た性質を持っており、優れた保湿効果があり、肌にハリと潤い・
ツヤを与える。(商品名:淡水真珠末、化粧品表示名称:パール)(岩瀬コスファ㈱・原料
カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆WHITE
CLAY(商品名)(表示名称:カオリン)はわずかに酸性pH=5であり、
敏感肌に向いている。また、アルミニウムが高濃度含まれている為に傷の治療としても使
われる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆ベジセリル
HGP
LS
8572(商品名)(表示名称:水、ダイズタンパク、その
他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、皮膚のしわを改善し、皮膚をやわらかでなめらか
にし、皮膚弾力性を改善し、皮膚のやわらかさおよび乾燥肌を改善する効果を有する。ま
た、細胞生存率、成長率を改善し、細胞の衰えを軽減する効果を有する。さらに、ヒト繊
維芽細胞保護作用を有し、界面活性剤に対する優れた細胞保護作用を有する。(山川貿易
㈱・原料カタログ)
◆ビタエーライク LS 9737(商品名)(表示名称:水・グリセリン・モスビーン種子エキス・
クエン酸 Na、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は表皮細胞ターンオーバーに関わる
と考えられている成長因子の刺激を介した、優れた皮膚再生作用を有する。また、繊維芽
細胞のコラーゲン合成促進能により真皮における老化予防作用を有する。肌の感触・キメ
を整える。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆チベット高原に自生する冬虫夏草には細胞賦活、抗酸化、代謝促進効果があり、老化に
対する予防効果がある。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2008 年 9 月 17 日)
◆ユビキノン、ダイズステロール、水添レシチン(表示名称)のリポソーム脂質複合体(商
品名:Phytopresome
Q10)及びユビキノン、マンニトール、セルロース
末、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酸化鉄、トコフェロール(表示名称)の球状
キャリアー(商品名:Unispheres
称)(商品名:TEGO
COSMO
NT−2206)及びクレアチン(表示名
C100)は、加齢により減少するATP産生に関
与し、細胞を活性化する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆コムギ胚芽エキス(表示名称)は、細胞賦活能、コラーゲン産生促進能を有し、ポルフ
299
ィリン(アクネ菌の代謝物)を減少させる。(商品名:フィトポリアミン)(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ビオカタライザープラセンタ APF(SW)(商品名)(表示名称:水、プラセンタエキス、そ
の他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、1.25〜5.00%の範囲で濃度依存的に、優れたメ
ラニン産生阻害作用を示し、繊維芽細胞に対する優れた賦活作用を示す。(山川貿易㈱・原
料カタログ,2003 年 7 月 23 日)
◆イノシトール(商品名)(表示名称:イノシトール)は、生体成分として広く存在し、穀
物のぬかや豆、果物や肉、魚にも含有される水溶性のビタミンB様物質であり、皮膚病予
防効果、脱毛予防効果、保湿効果を有する。これにより、保湿・皮脂改善、細胞増殖作用、
脱毛予防の効果が期待される。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆センテラアジアチカ(日本名:ツボクサ)には、優れた創傷治癒効果がある。特に、皮
膚ダメージ後の初期症状である「炎症」と、炎症から誘導される「表皮角化不全」に強い
作用を持つ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
300
10.6 アクネ用化粧料
アクネは、顔面、胸、背部等にできる毛包脂腺系の炎症性疾患であり、毛包に一致して
丘疹や膿包が発生する。思春期から青年期ころのアクネは尋常性痤瘡とよばれる。発生初
期には、コメド(面皰)と呼ばれる白色丘疹(毛管上部に角質と脂質の混合物が詰った状
態)がみられ、炎症が毛包周囲の結合組織まで及ぶと、白血球,リンパ球,マクロファー
ジなどが湿潤して膿包を形成する。
アクネの代表的な発生要因は、①内分泌因子(脂腺拡大,皮脂分泌過剰),②毛漏斗部の
角化障害因子(毛漏斗の栓塞によるコメド形成),③細菌性因子(Propionibacterium acnes
などにより生成した遊離脂肪酸による毛包内組織の炎症)などがある。
重症なアクネは、専門医による治療が必要であるが、軽度のアクネやその予防のための
アクネ用化粧料は、コメドを作らせないこと、並びにコメドから炎症性丘疹に移行させな
いことが目的となる。
(1)主機能成分
<皮脂抑制剤>
エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール
<角質溶解剤>
イオウ、サリチル酸
<抗 炎 症 剤>
グリチルリチン酸類、アラントイン、ε−アミノカプロン酸
<殺
菌
剤>
トリクロサン、トリクロカルバン、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノ
ール、感光素201号(ピオニン)
、レゾルシン
(2)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
アクネクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:YA‑1‑1)
成分名
A
重量%
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
1.000
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパー TW−S120)
1.500
ステアリン酸グリセリル(商品名:レオドール MS−60)
0.500
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.000
フェニルトリメチコン(商品名:シリコーン FZ−209)
1.000
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (350cs))
0.200
クオタニウム−73(商品名:感光素 201号)
0.001
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.100
301
B
精製水
42.799
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.800
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.000
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー 104 (2%水溶液))
C
25.000
PEG−30(商品名:ポリエチレングリコール 1500)
3.000
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.100
プラセンタエキス、メチルパラベン、水(商品名:ビオカタライザープ
ラセンタ APF(SW))
1.000
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
10.000
100.000
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.低温でCを加え、撹拌を行う。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
感光素201号を配合したアクネクリームです。
(3)近年の報告
◆ホウセンカエキスはツリフネソウ属ツリフネソウ科の一年草(学名:lmpatiens balsamina
L.)の全草(地上部)より抽出されたエキスで、抗アレルギー、抗かゆみ、関節リウマチ
抑制、アトピー性皮膚炎抑制、美白、抗酸化、保湿、テストステロン5α−リダクターゼ
阻害作用がある。(商品名:ホウセンカエキス TCP/PD)(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆身体のニキビの原因菌である「マラセチア(Malassezia)」によって起こるニキビの炎症
について研究を進め、その炎症を防ぐ成分を発見した。マラセチアによって起こるニキビ
には、2つの炎症反応が起きていることを見出した。一つ目は、毛穴の細胞がマラセチア
を異物と判断して炎症を起こす免疫反応によるものである。二つ目は、マラセチアが産生
する皮脂分解酵素リパーゼ(以下マラセチアリパーゼ)によって皮脂が分解されて炎症物
質(遊離脂肪酸)に変わり、炎症を起こす反応である。そして、皮膚の免疫反応によって
起こる炎症には、M.furfur の影響、マラセチアリパーゼによって起こる炎症には M.globosa、
M.restricta、M.sympodialis、M.dermatis の影響が大きいことが推察された。また、皮膚
の免疫反応によって起こる炎症には、海草の一種であるアマモとサンゴ草から得られるエ
キスに効果を見出した。また、マラセチアリパーゼによって起こる炎症には海水ミネラル
に効果を見出した。(日本メナード化粧品㈱・ニュースリリース)
◆ボスウエリアセラタガムは、皮膚刺激のもととなる「5‑リポキシキナーゼ」を阻害し、
刺激緩和機能により繰り返される炎症から肌を保護する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 9 月 1 日)
◆フィトスフィンゴシンは、紫外線による IL‑1α (サイトカイン)の分泌、炎症を抑制し、
302
抗炎症効果、抗菌効果でニキビの赤みを沈静化する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009
年 9 月 1 日)
◆ニームリーフエキスは、ストレスホルモンによるアクネ菌受容体(Toll 様受容体2)の
発現亢進(促進)を抑制する効果がある。(㈱資生堂・ニュースリリース,2009 年 9 月 30
日)
◆ビタミンC誘導体(表示名称:アスコルビルリン酸Na、商品名:ステイ‑C50)は、美白
作用、抗酸化作用、コラーゲン合成促進作用、ニキビ予防作用を有する。(丸善製薬㈱・原
料カタログ,2008 年 9 月)
◆早摘みイネ複合成分(紫外線が強い時期に採取したイネの葉から抽出したエキス)は高
い抗酸化力と過酸化脂質抑制効果を発揮し、くり返しできるニキビの原因である過剰皮脂、
活性酸素、過酸化脂質の全てにアプローチをしてニキビができにくい肌に導く。
(※早摘み
イネ複合成分:イネ出穂前葉抽出加水分解物、オウバクエキス、オキシプロリン)(㈱ファ
ンケル,ニュースリリース,2010 年 3 月 16 日)
◆チトカタライザー(商品名)(表示名称:サッカロミセス溶解質エキス、水、その他成分
(防腐剤・調整剤等)を含む)は、チトリゼーションによりエキスを得た無臭の酵母エキス
である。その為、細胞内成分を変質させるころなく安定化し、高い細胞賦活作用を有する。
チトカタライザーは皮膚弾力性効果、創傷治癒効果、細網内皮系(RES)活性作用、細
胞増殖促進作用、細胞呼吸促進作用を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆毛穴ケアには水分と油分のバランスが大切である事から、ひきしめ、うるおい、過剰皮
脂抑制、過剰皮脂吸着により毛穴を目立たなくする働きがある。チャ葉エキスは収斂作用
のある茶カテキンを高濃度に含有し、毛穴をひきしめ、皮脂の酸化を抑制し黒ずみを防ぐ
効果がある。アセチルヒアルロン酸ナトリウムはヒアルロン酸よりも皮膚のうるおい保持
力が高く、角層を柔らかくし、毛穴をふっくらさせる。ヒドロキシプロリンはコラーゲン
を引き締める働きがある。キハダ樹皮エキスは皮脂腺に働き、過剰な皮脂の生成を抑制す
る。(㈱ファンケル・ニュースリリース,2009 年 3 月 16 日)
◆イライト(表示名称)
(商品名:GREEN
CLAY)は吸着性が高く、ヘアケアから
ボディーケアまで広く使用できる。特に、ニキビや油性肌用のスキンケアで使用できる。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆ミクロネクトン、ミクロネクトンR(商品名)(表示名称:タナクラクレイ)は平均細孔
半径500Åの多孔質の物質のため、皮膚表面の垢や汚れなどの不純物を吸着し、水洗い
するだけで滑らかな美肌作用がある。それ以外にも各種ミネラル成分をバランス良く含有
しており、しっとり感を出す作用がある。更に、酸化鉄および微量の硫黄の働きにより消
炎作用がある。タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚表面で角質タンパク、特にシステ
インと反応し、徐々に硫化水素やポリチオン酸、特にペンタチオン酸となって抗菌性を現
す。それ以外にも、タナクラクレイに含まれるイオウは皮膚角化に関係があるSH‑基をS・
Sに変えることによって、角質軟化作用を呈する。また、緩和な還元作用を呈する。(美白
作用)(大日本化成㈱・原料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
303
◆「商品名:Eurol BT」(表示名称:オリーブ葉エキス、水)は、オリーブ葉から抽
出した濃縮水溶性エキスである。ニキビの原因となるニキビ菌の繁殖を阻害し、それらに
よる酸化脂肪の増加を防ぐことで、ニキビを予防する。また、赤ニキビなど炎症を伴った
ニキビの赤味を抑え、多角的にニキビにアプローチできることもわかってきた。さらにわ
ずか 0.2‑0.3%の配合でメチルパラベンよりも高い抗菌効果を持つ。(㈱マツモト交商・原
料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:イノシトール/フィチン酸」(表示名称:イノシトール/フィチン酸)は、生
理的に重要な成分であり、細胞内メッセンジャーとして知られている。当原料は、有効な
米由来原料であり、フィチン酸のデトックス(毒素排出)効果により皮膚を改善し、イノ
シトールが皮脂を正常化する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:Seborami」(表示名称:グリセリン、水、カキネガラシエキス、ゴボ
ウ根エキス、クエン酸、グリコール酸、PCA亜鉛、スクレロチウムガム)は、過剰な皮
脂分のみを抑制する水溶性原料である。ゴボウエキス、エリシマムエキスが硫黄成分によ
って皮脂をコントロールし、2つのαヒドロキシ酸(クエン酸、グリコール酸)及びPC
A亜鉛がアクネ菌を抑制する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:Unitrienol T−27」(表示名称:ファルネソール、酢酸ファルネ
シル、トリ酢酸パンテニル)は、皮脂の前駆体であるファルネソールを含有しており、皮
膚上に分泌される皮脂組成のバランスを正常化することで、ニキビの発生の原因となる過
剰な皮脂分泌を抑える働きがある。また、皮膚の水分量を持続し、皮膚そのものを正常に
整えることでニキビのできにくい肌にする効果がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:Unireduce R−35」(表示名称:酢酸ファルネシル、トリ酢酸パン
テニル、酢酸トコフェロール)は、皮脂代謝機能を正常化させる複合体である。トリ酢酸
パンテニルと酢酸ファルネシルが、毛嚢脂腺内の脂肪代謝を増加させ、イソプレノイドと
ステロールの同化を増加させる。また、皮脂抑制効果が塗布停止後においても持続する実
験結果が得られている。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:Phytosphingosine」(表示名称:フィトスフィンゴシン)は、
スフィンゴシンと類似しているため、肌なじみがよく、外部の刺激から皮膚細胞を守る役
割を果たす。一般的な抗菌剤、抗炎症剤と比較してもアクネ菌の繁殖抑制や赤みを帯びた
ニキビをの抑制に対して効果が認められていることから、ニキビケアにおいて有用である。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:アクティブパウダーピューリティLS9695」(表示名称:セイヨウトチノ
キ種子エキス、酵母エキス、ナイアシンアミド、パンテノール、グルコン酸亜鉛、カフェ
イン、ビオチン、水、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマ
ー、ジカプリリルエーテル、酸化チタン、アルゲエキス、グリチルリチン酸アンモニウム、
キサンタンガム、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル−2
他)は、皮脂分泌
を調整するエキスを疎水化することでメイクアップ製品への配合を可能とした粉末である。
304
疎水性ポリマーが水溶性有効成分を高濃度(63%)で内包し、この内包した有効成分を皮膚
へ自然に除放する機能を持っている。水溶性有効成分には、5αリダクターゼを阻害し、過
度な皮脂分泌を抑制するセイヨウトチノキ種子エキスが使用されている。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:マッシュルームエキス」(表示名称:水、ブチレングリコール、エブリコエキ
ス、フェノキシエタノール)は、一般的にエブリコというサルノコシカケ科のキノコから
得られるエキスである。このエキスは、毛穴(毛孔)を収縮することで、ニキビ発生原因
のひとつである毛穴に皮脂がたまる状態を防ぐため、額(全額部)や鼻の周りの脂性皮膚
には特に有効である。また、角の皮脂分泌に起因するテカリを最小限に抑え、ニキビの発
生を抑制する働きがある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆「商品名:Evermat」(表示名称:エナンチアクロランタ樹皮エキス、オレアノー
ル酸、BG)は、有効成分エナンチアクロランタ樹皮エキスとオレアノール酸を含有するプ
レミックス原料である。エバーマットに含まれるオレアノール酸は、皮脂分泌を促してい
る 5αレダクターゼを抑制し、テストステロンの活性を阻害することで皮脂分泌量を抑制す
る。また、エナンチアクロランタ樹皮エキスが毛穴を引き締め、ニキビが出来にくい皮膚
環境へ導く。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆イノシトール(商品名)(表示名称:イノシトール)は、生体成分として広く存在し、穀
物のぬかや豆、果物や肉、魚にも含有される水溶性のビタミンB様物質であり、皮膚病予
防効果、脱毛予防効果、保湿効果を有する。これにより、保湿・皮脂改善、細胞増殖作用、
脱毛予防の効果が期待される。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
305
10.7 くすみ対応用化粧料
「肌のくすみ」は、顔全体または目のまわりや頬などの部位に生じ、肌の赤みが減少し
て黄みが増し、または肌のつやや透明感が減少したり皮膚表面の凸凹などによる影によっ
て明度が低下して暗くみえたりする状態で、その境界線は不明瞭である。その原因には、
皮膚表面の毛細血管中のヘモグロビンの減少(血行の影響を含む)、血行不良、色素沈着の
増加、その他の黄色色素の増加、角質層の肥厚化、つやの低下をともなう角質層の変化、
肌のハリ減少を伴う形態的要素の劣化などが挙げられる。それらは、加齢、体調不良、ス
トレスやクレンジング不足など皮膚生理的、物理的、あるいは心理的要因などの複合的な
要因によって生じると考えられている。
くすみ対応化粧料は、スキンケア的な側面とメイクアップ的な側面とからのアプローチ
が考えられ、前者では、美白、保湿、UV対策、血行促進、ターンオーバー促進などの作
用により肌の状態を改善し、後者では、肌色をよくしたり、覆い隠したりすることで、顔
色等を向上させるものである。従って美白化粧料など他の化粧料においても夫々の機能成
分を配合することで2in1化やボーダーレス化が進んでいる。
(1)主機能成分
・スキンケア的アプローチ(製品として、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パックが主
に用いられる。)
アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸リン酸
エステルナトリウム、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビルトコフェリルリン酸カリ
ウム、アスコルビン酸エチル、エラグ酸、アルブチン、プラセンタエキス、トラネキサム
酸、ブチルレゾルシノール、リノール酸、カミツレエキス、マグノリグナン、油溶性カン
ゾウエキス、コウジ酸、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイ
チン硫酸、AMP、ATP、アミノ酸、ピロリドンカルボン酸、乳酸、キチン・キトサン、ビフ
ィズス菌代謝物、酵母発酵代謝産物、酵母抽出物、トレハロース、トウキエキス、シャク
ヤクエキス、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、γ‑オリザノール、パルミ
チン酸レチノール、ニンジンエキス、トウガラシチンキ、ショウキョウエキス等。
・メイクアップ的アプローチ(製品として、ファンデーション、コンシーラーが主に用い
られる。)
隠蔽剤(顔料等):酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化クロム、酸化ジルコニウム、水
酸化アルミニウム、グンジョウ、コンジョウ、マイカ、タルク、カオリン等。
(2)近年の報告
◆リポフラクチル PM LS
9323(商品名)(表示名称:リンゴ種子油、その他成分(防腐剤・
調整剤等)を含む)リンゴ種子油は豊富にトリグリセライドを含み、リノール酸などの必須
脂肪酸を多く含む。リンゴ種子油は、スキンケアにおいて、外部ストレスや加齢に伴う乾
燥からの保護・改善効果、エモリエント効果、肌色改善、細胞間マトリックスの修復とい
306
う特性を有する。また、ヘアケアにおいては、毛髪の官能特性、くし通りの改善効果とい
う特性を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 6 月 20 日)
◆サケ Oncorhynchusketa(Salmonidae)の鼻軟骨から抽出して得られるプロテオグリカン
の溶液(商品名:プロテオグリカン IPC)であり、EGF 様(表皮細胞増殖促進)
、肌荒れ改
善、ヒアルロン酸産生促進、I 型コラーゲン産生促進、シワ改善、皮膚弾力改善、保湿、B16
メラニン生成抑制、色素沈着改善の各作用がある。(プロテオグリカン IPC/水、BG、水溶
性プロテオグリカン)(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2009 年 5 月 20 日)
◆酵母(サッカロミセスシルビシエ)エキスは、サッカロミセスシルビシエの細胞壁に含
まれる糖鎖成分「ポリβl‑3 グルコピラノース」を、90%以上にまで徹底的に精製したエキ
スで、アトピー性皮膚炎にも効果を示すといわれるインターロイキン 10(IL10)をヒトの肌
中にて誘導し、肌の監視能力を高める。また、肌免疫の監視細胞「ランゲルハンス細胞」
が紫外線によリダメージを受けにくくする。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月
1 日)
◆アロエベラ、中でもアロエベラ内葉部の多糖類には、細胞増殖促進作用、創傷治癒効果、
熱創傷治癒効果、コラーゲン形成促進作用、抗炎症作用(カラゲニン浮腫抑制作用)、免疫
賦活、感染防御作用が報告されている。キダチアロエの内葉部の多糖類に関する民間療法
として、育毛・養毛作用、白髪改善作用、肌質改善・肌荒れ防止作用、掻痒改善作用、雀
班・目の下のシミに対する作用、歯槽膿漏・歯肉炎に対する作用が報告されている。ビオ
セルアクト(登録商標)アロエベラ」(商品名)は、外原規アロエエキス(2)に該当し、
アロエ
Aloe barbadensis Miller(Aloe vera Linne)(Liliaceae)の葉から得られた液
汁よりアロインを除去後、得られた粉末を水で溶解した溶液で、その主成分は多糖類であ
り、保湿作用、線維芽細胞増殖促進作用、刺激緩和作用、シワ改善作用、表皮細胞→、削
除増殖促進作用、コラーゲン産生促進作用がある。表示名称:アロエベラエキス‑1 又はア
ロエベラ葉エキス。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2011 年 4 月 16 日)
◆表皮細胞の遺伝子分析によって、シミが一旦できてしまうと表皮細胞がメラノサイトを
刺激し続け、さらにターンオーバーを遅くし、シミ、色素沈着が居座り続けるというメカ
ニズムを解明した。このメカニズムをもとに、シミ改善にはモモ葉抽出液・スターフルー
ツ葉抽出液が有用であることを見出した。(㈱ポーラ・オルビスホールディングス・プレス
リリース,2010 年 11 月 18 日)
◆LANACHRYS(商品名)は、クリサンテルムインジクムエキス、水、BG(表示名称)を含有
し、抗酸化、抗炎症、血流促進効果を有する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9
月1日)
◆角層に存在する老化因子であるAGEs(advanced glycation en
d
products)が角層に多い肌はキメが失われ、少ない肌はキメが整っている。
レンゲソウエキスは角層AGEs除去効果を有している。(㈱ポーラ・オルビスホールディ
ングス・ニュースリリース,2010 年 4 月 28 日)
◆形状制御技術に基づき開発したUV−A防御能のポテンシャルが高い独自の薄板状酸化
307
亜鉛の製造プロセスにおける結晶化条件を最適化することにより、粉体の厚みをさらに2
0%薄くすることに成功。このことにより、同じ配合量でも粉体数が多いために皮膚上で
のUV遮蔽性が高まると共に、粉体そのものの透明性が高まる。(花王㈱、㈱カネボウ化粧
品・ニュースリリース,2009 年 11 月 9 日)
◆ピノレン酸が豊富に含まれているゴヨウマツ種子油(表示名称)は、皮膚に対する刺激
を軽減し、健常な角質の剥離を防ぐことにより、くすみのない肌を維持する。また、リポ
キシナーゼの活性を阻害する。(商品名:デルマピノレイル)(㈱マツモト交商・原料カタ
ログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ソフトセリサイト T‑6(商品名)(表示名称:ヒドロキシフルオロケイ酸(Mg/K))は、白
色度の高い顔料であり、くすまないため化粧持ちの良い製品の開発を容易にすると共に、
さらっと仕上がり、しっとり感のある粉体製品の開発を容易にする。(岩瀬コスファ㈱・原
料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
308
10.8
敏感肌用化粧料
敏感肌用化粧料は、紫外線や大気汚染などの外的環境要因、ストレスなどの内的要因、
化学物質等、様々な刺激に対して感受性が亢進した肌、アレルギー症状を有する肌に対し
て使用される低刺激性あるいは低アレルギー性の化粧料である。敏感肌は角層細胞間脂質
の不均衡による角層バリア機能の低下、乾燥肌、アトピー素因、アレルギー体質に、外的
環境要因、内的要因、化学物質等の様々な刺激が関わって、かぶれ、肌荒れ、にきびなど
の肌トラブルを起こしやすい肌、炎症症状を伴わず痒み、ほてり・ヒリヒリ・チクチク・
ピリピリ感などの主観的症状を感じる肌をいう。
敏感肌には角層の透過性の亢進、皮膚の神経応答の促進が関与する事、また角層中に神
経成長因子が高濃度に観察され、電気刺激に対する反応性が高い事も報告されている。従
って敏感肌用化粧料の開発には、角層バリア機能の正常化、炎症を抑制する、皮膚の神経
応答を抑制する事が重要となる。
(1)主機能成分
グリチルリチン酸、グリチルリチン酸塩、β‑グリチルレチン酸、ε‑アミノカプロン酸、
アラントイン、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン、4−アミノメチル
シクロヘキサンカルボン酸、ニコチン酸誘導体、シソエキス、オウゴンエキス、カワラヨ
モギエキス、セイヨウノコギリソウエキス、アロエエキス、カンゾウエキス、カミツレエ
キス、シラカバエキス、ドクダミエキス、セラミド、スフィンゴ脂質、ピロリドンカルボ
ン酸ナトリウムなど。
また敏感肌用化粧料には皮膚トラブルの可能性のある香料、アルコール、防腐剤(パラオ
キシ安息香酸エステル類)、タール系色素を配合しない場合が多い。
(2)近年の報告
◆清涼感に関する男女の差① 今までボディ製品の清涼感を好まないと思われた女性も、男
性と同等に清涼感を好む。② 女性は男性より清涼感を「高く感じる」傾向がある。③ そ
れは、男女の肌状態に依存しており、特に女性は使用感のマイルド志向を反映している。
④ 清涼感の快適ゾーンは、男女および肌状態によって異なることが明確になった。(㈱マ
ンダム・ニュースリリース,2008 年 7 月 11 日)
◆ホウセンカエキスはツリフネソウ属ツリフネソウ科の一年草(学名:lmpatiens balsamina
L.)の全草(地上部)より抽出されたエキスで、抗アレルギー、抗かゆみ、関節リウマチ
抑制、アトピー性皮膚炎抑制、美白、抗酸化、保湿、テストステロン5α−リダクターゼ
阻害作用がある。(商品名:ホウセンカエキス TCP/PD)(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆コメヌカ油フィトステリルは皮膚を保護する働きがあり、肌の水分の拡散を防ぐ事によ
り、炎症から肌を守る働きがある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆セイヨウニワトコ花エキスは、炎症系サイトカイン、特に TNF−αの産生を DMS 以上に強
力に抑制し、皮膚の炎症を鎮め、快適さをもたらすことが期待される。(㈱マツモト交商・
309
原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆オリゴペプチド‑34 は、皮膚細胞より分泌される炎症性因子 TNF、IL1 を強力に抑制し、
炎症により過剰に発現したシグナル NFkB(エヌエフカッパービー)を濃度依存的に減少す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆ヒドロキシフェニルプロパミド安息香酸(ジヒドロアベナンスラミド D)、ペンチレングリ
コール、BG の混合物(商品名:シムカルミン)は、抗ヒスタミン作用により炎症の引き金
となるヒスタミン放出を抑制し、抗炎症、かゆみ止め効果を得る。(㈱マツモト交商・原
料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆商品名:タマリンドポリサッカライド,表示名称「水, タマリンド種子多糖体, その他
成分(防腐剤・調整剤等)を含む」は、特殊な抽出・精製方法並びに安定化により得られる
キシログルカン群の低分子分岐複合多糖類の濃縮液で、皮膚防御システムの強化、抗フリ
ーラジカル効果、皮膚正常化、抗老化作用、保湿効果があるため、乾燥肌肌、荒肌、敏感
肌、刺激過敏肌用の化粧品に配合される。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆野性ヤマイモの根抽出物である「アクチゲンY」(商品名)(表示名称:ヘキシルデカ
ノール、ディオスコレアビロサ根エキス
INCI:HEXYLDECANOL、Dioscorea villosa)は、
ローションや洗浄用化粧料の他、保湿用化粧料、クレンジング剤、シャドー及び敏感肌用・
炎症性肌用化粧料等に使用できる。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆野性ヤマイモの根抽出物である「アクチフィトY」(商品名)(表示名称:BG、水、デ
ィオスコレアビロサ根エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む) (INCI:Butylene
Glycol、Water、Dioscorea villosa、Root Extract)は、ローションや洗浄用化粧料の他、
保湿用化粧料、クレンジング剤、シャドー及び敏感肌用・炎症性肌用化粧料等に使用でき
る。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆Olivem 460(商品名)(表示名称:オリーブ油 PEG‑7 カルボン酸 Na、水)はオリーブ由
来のマイルドな洗浄成分である。皮脂成分に近いため肌への負担が少なく、保湿効果に優
れている。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆エコファーム セージ E(商品名)(表示名称:エタノール、水、セージエキス又はセ
ージ葉エキス)は育毛作用、接触皮膚炎抑制作用、ヒスタミン遊離抑制作用、SOD 様作用、
過酸化脂質生成抑制作用、タンパク質凝集作用がある。(一丸ファルコス㈱・原料カタロ
グ,2008 年 10 月 19 日)
◆TRP(Transient Receptor Potential)チャネルは皮膚や感覚神経にセンサーとして存在
するレセプターであり、化粧品成分で感覚刺激を引き起こすと言われる多くはTRPチャ
ネルを活性化する。このことから、刺激受容体を強制的に発現させた培養細胞を用意し、
それらの細胞の刺激物で処理したときのカルシウム濃度変化を測定することにより、化粧
品成分による感覚刺激の評価法を開発した。(㈱マンダム・ニュースリリース,2007 年 10
月 9 日)
◆NIKKOLバチルアルコール100、EX(商品名)(表示名称:バチルアルコール)
は抗炎症、傷の回復を早める、抗腫瘍活性、ヒト結核菌の発育阻止効果を有する。乳化補
310
助作用、モノグリセリン脂肪酸エステルと類似の特性を持ち、高級アルコールと比較して、
べたつきの少ない製剤を調製出来る。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2007 年 3 月改訂)
◆保湿性オリゴマーエステルD/DC(表示名称:(ジエチレングリコール/ダイマージ
リノール酸)コポリマー)を予め塗布しておく事により、SLSの皮膚刺激反応を抑制す
る。また他の油剤に比べて抱水性が高く、高い保湿性を有し、アトピー性皮膚炎患者に対
して皮膚刺激反応がなく、保湿機能の改善効果を有する。(㈱ファンケル・ニュースリリー
ス,2009 年 3 月 13 日)
◆WHITE
CLAY(商品名)(表示名称:カオリン)はわずかに酸性pH=5であ
り、敏感肌に向いている。また、アルミニウムが高濃度含まれている為に傷の治療として
も使われる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆配列Acetyl−Tyr−Pro−Phe−Phe−NH2のアセチルテトラペプチ
ド−15(表示名称)は、神経伝達物質CGRPの放出を抑制し、知覚神経刺激敏感肌に
対して優れた作用を有する。(商品名:スキナセンシル LS 9749,スキナセンシル P
W LS 9852)(山川貿易㈱・技術資料)
◆(商品名:アナセンシル LS 9322)は、炎症伝達物質の抑制・制御を目的として
開発された植物および合成由来の複合型有効性原料である。セイヨウトチノキ由来のフラ
ボノイド、カンゾウ由来のサポノシド、カフェイン、亜鉛塩を含有する。この製品は、肌
への抗炎症・鎮静効果、皮膚過敏症減弱、抗紅斑、抗浮腫の有効性が確認されており、敏
感肌ケア用の化粧品等に使用できる。「INCI:Mannitol(and)Ammoni
um Glycyrrhizate (and)Caffeine (and)Zinc G
luconate(and)Aesculus Hippocastanum(Horse
Chestnut) Extract」(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 10 月 14 日)
◆「商品名:ビオフィテックス LS 8740」(表示名称:PG、パンテノール、水、マ
ロニエエキス、グリセリン、ブッチャーブルーム根エキス、グリチルリチン酸アンモニウ
ム、ツボクサエキス、加水分解酵母タンパク、トウキンセンカ花エキス、その他成分防腐
剤・調整剤等)を含む)は、サポニン、フラボノイドに富む5種類の天然由来エキスに酵母
エキスを配合した化粧品用有効性原料である。組成成分の相乗効果により、毛細血管拡張
や発赤を妨げ、血管が脆くなることによる皮膚諸症状を改善する。当原料は、クプローズ
(赤色膿疹/紅斑、紅潮を示す血管変化と丘疹、膿疱、嚢胞、ざ瘡様の皮膚変化)をコン
トロールする効果があり、血管透過性を低下させ、血管を補強する働きを有する。その他、
血管壁の補強、皮膚柔軟化、抗炎症効果などの効果も挙げられる。(山川貿易㈱・原料カ
タログ,2004 年 10 月 28 日)
◆「商品名:ユーフォリル オメガ‑3 LS 9846」(表示名称:プルケネチアボルビリス種子油、
サンショウモドキ種子エキス)は、オメガ‑3が非常に豊富なサチャインチオイルと、ドー
パミンの放出を促進させるサンショウモドキ(ブラジリアンペッパーツリー)エッセンシ
ャルオイルのコンプレックスである。オメガ‑3は、体で合成できない必須脂肪酸であり、
皮膚においては、過敏症、乾燥、炎症を抑制し、抗酸化力がある。また、ドーパミンは、
311
血行を促進し、皮膚のバリア機能を高め、皮膚を美しくする効果がある。当原料の臨床試
験においては、皮膚微小循環の改善が見られ、みずみずしさ、さわやかさ、心地よさにお
いて全体的に高い評価が得られた。(山川貿易㈱・技術資料)
◆「商品名:Eusolex OCR」(表示名称:オクトクリレン)は、油溶性の UVB 吸収剤
である。一般的に低アレルギー性かつ光安定性が高いことから、肌に優しく敏感肌用の処
方に向いている。UVA 波を吸収するアボベンゾンとの相性も良く、油溶性の UV 吸収剤及び
一般の化粧品原料のための優れた溶媒である。また、UVB の波長領域のみならず、UBA の波
長領域でも優れたプロテクション効果を発揮する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007
年 11 月 22 日)
◆刺激受容体TRP(Transient Recepter Potential)チャネルが防腐剤や多価アルコー
ルによって活性化し、その活性と皮膚上の感覚刺激に高い相関関係があることが明らかに
なった。この見解を応用することで、化粧品原料だけでなく化粧品そのものの感覚刺激を
評価することが可能となった。(㈱マンダム・ニュースリリース,2010 年 9 月 22 日)
◆ビオセラミド CH(商品名)は、ガラクトシルセラミドを高純度に含有し、さらにスフィ
ンゴミエリンなどのリン脂質も含有する細胞間脂質で、角質層の結合機能を改善するとと
もに、角質層のバリヤー機能や水分保持機能を改善する。また、軽症〜中等症のアトピー
性皮膚炎に対し改善効果が見られた。さらに、毛髪に対しコンディショニング及び修復効
果、ブラッシング容易化効果、パーマによる損傷毛髪に対する保護・修復効果が確認され
ている。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆デュルセミン LS(商品名)はアルモンドの種子(甘へん桃)より水で抽出したエキスを
グリセリンに溶解したもので、糖たん白(アマンドグロブリン)・たん白・オリゴ糖を主
成分とする。ピロリドンカルボン酸の前駆物質であるグルタミン酸を極めて多く含み、N
MFの構成成分であるプロリン、ロイシン、セリン、アルギニン、リジン、ヒスチジン並
びに表皮に強い親和性を有するメチニオン、システインを含み、表皮の保湿性を改善する
保護皮膜を形成し、ケラチノサイトの増殖効果を示す。また、荒れ肌・敏感肌の柔軟化と
修復機能および毛髪に対する保湿効果、柔軟化、修復効果機能を有す。(山川貿易㈱・原
料カタログ)
312
10.9
抗老化用化粧料
皮膚の老化とは、加齢に伴い皮膚の形態が変化すること、及び皮膚の機能が低下するこ
とである。皮膚の形態の変化には、表皮の厚さ、各細胞の大きさが不規則になること、真
皮の厚さが減少すること等がある。一方、皮膚機能の低下には、表皮の分裂能低下、水分
保持能の低下等がある。
老化の要因としては様々な学説が提出されているが、大きく二つの考え方に分けること
ができる。ひとつは、生物は必ず老化しやがて死ぬという「プログラム説」であり、細胞
の遺伝子により寿命がプログラム化されているという考え方である。もうひとつの考え方
は、生体がいろいろな原因により傷害を受けることにより老化するという「分子障害説」
である。生体に対する障害因子が蓄積することにより、すなわち細胞のDNAやタンパク
質が傷害を受けた結果として老化が生じるという考え方である。
老化防止とはこれらの要因に関わる様々な生体機能に作用し、老化を遅らせたり老化の
兆候を緩和したりするためのものである。
(1)主機能成分
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、アラントイン、グリコール酸、乳酸、グリセリ
ン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アロエ、オウゴン、ニンニク、ハマメリス、オドリ
コソウ、ヨクイニン、ローズマリー、アルニカ、セイヨウノコギリソウ、大豆、ホップ、
ゴボウ根、シコン、トマト、センブリ、マンネンロウ、ヘチマ、スイカズラ、コラーゲン、
エラスチン、プラセンタエキス、牛乳タンパク、DNA、酵母エキス、発酵乳エキス、乳
酸菌エキス、霊芝エキス
(2)処方例
<処方例‑1>
剤型名
出典
アンチエイジング&保湿クリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 6 月
成分名
A
スクワラン(商品名:NIKKOL 精製オリーブスクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL Trifat S‑308)
重量%
10.0
7.0
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸 PEG‑60 グリセリル(商品名:
B
NIKKOL MGS‑150V)
3.0
パルミチン酸セチル(商品名:NIKKOL N‑SPV)
3.0
バチルアルコール(商品名:NIKKOL バチルアルコール EX)
1.5
セトステアリルアルコール
3.0
ジメチコン(350mm2/s)
0.5
トコフェロール
0.1
BG
5.0
313
グリセリン
5.0
フェノキシエタノール
0.4
キサンタンガム(2%水溶液)
5.0
防腐剤
適量
精製水で全量
C
100.0
グリシン亜鉛(商品名:NIKKOL グリシン亜鉛コンプレックス)
1.0
アスパラギン酸
0.2
クエン酸
0.2
EDTA‑2Na
0.05
ヒアルロン酸 Na(1%水溶液)
調製法
1.0
グリチルリチン酸 2K
0.05
精製水
15.0
A,Bをそれぞれ 80℃まで加温し、均一溶解する。80℃でAにBを徐々に添加し
て手攪拌にて乳化し、その後ホモミキサー処理を行う。攪拌しながら冷却し、約
40℃でCを添加し、30℃で調製を終了する。
特徴
pH (10%水溶液、25℃):6.7〜7.2
<処方例‑2>
剤型名
出典
アンチエイジングローション
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 6 月
成分名
A
B
PPG‑6 デシルテトラデセス‑30(商品名:NIKKOL PEN‑4630)
0.6
BG
7.0
トコフェロール
0.05
メチルパラベン
0.1
BG
3.0
フェノキシエタノール
0.2
精製水で全量
C
100.0
グリシン亜鉛(商品名:NIKKOL グリシン亜鉛コンプレックス)
0.5
アスパラギン酸
0.1
精製水
D
重量%
20.0
ソルビトール発酵多糖、水(商品名:FUCOGEL 1000PP)
1.0
グリセリン
3.0
精製水
8.0
314
調製法
Aを 50℃に加温溶解する。Cを 70℃に加温し透明まで溶解する。B,Dを常温
で溶解する。Aを攪拌しながらBを徐々に添加し可溶化する。更にC,Dの順で
添加し、均一まで混合する。
特徴
pH (10%水溶液、25℃):6.9〜7.5
(3)近年の報告
◆花には見た目の美しさだけでなく、外的ダメージから身を守る機能を持っている。ボタ
ンエキス、シャクヤクエキスは肌ダメージを防ぎ、トウキセンカエキスは肌の血行を促進、
月下香エキスは角質を柔軟に、アラニルグルタミンは角層の奥深くに潤いを与える効果が
ある。また、マリアアザミの種子から抽出し安定化させた成分「シリビンフィトソーム」
には、肌に不要なコラーゲンを除去し、今あるコラーゲンを新鮮に保ち、さらに新しいコ
ラーゲンに働きかける効果がある。
(㈱ファンケル・ニュースリリース,2009 年 10 月 23 日)
◆「浸透型シリビン(コラーゲンサポート成分)」マリアアザミの種子から抽出したエキス
は、老化コラーゲンの排出と新しいコラーゲンの産生機能を併せ持ち、内側から弾むハリ
のある肌へ整える。「HTCRコラーゲン」は、コラーゲンを出来るだけ小さくし、皮膚への浸
透性を高めた成分。コラーゲンの合成をサポートし、内側から弾むハリのある肌へ整える。
「ホップエキス」は、エイジング特有の黄ぐすみの原因となるくすみタンパクを排出し、
透明感のある肌へ導く。
「アミノC」は、ビタミンCとアミノ酸が結合した成分で、肌の保
湿力を高め、透明感のある肌へ導く。
「エンリッチオイル」加齢により失われる油分を補い、
肌表面のバリア機能を助け、ツヤとうるおいを与える。(※浸透型シリビン:シリビンマル
トシド,※HTCコラーゲン:加水分解コラーゲン,※アミノC:リン酸アスコルビルア
ミノプロピル)(㈱ファンケル・ニュースリリース,2010 年 10 月 27 日)
◆冬虫夏草(学名:Cordyceps sinensis)を用いて老化予防に関する研究を進めてきた結
果、「超臨界抽出エキス」※2 において、「熱水抽出エキス」と同等の Caenorhabditis
elegans※1 の平均寿命及び生存率の向上、その他、モデル動物を使った系において長寿遺
伝子と呼ばれる sirt1 遺伝子※3、klotho 遺伝子※4 を発現させる効果を見出した。
※1 全長が 1mm程度の土壌生物で、神経系、消化器系、生殖器、筋肉などの組織を持つヒ
トの遺伝子と74%の相同性を持ち、老化研究に多く使用される(C.elegans と表す)
※2 極性の低い脂溶性の成分を抽出する方法を用いて抽出したエキス
※3「代謝関連」や「細胞の生存」に関与し、世間的に長寿遺伝子とよばれる遺伝子
※4 老化に伴って klotho タンパク質は減少すること、klotho 遺伝子に異常があるマウス
は寿命が短いことから世間的に長寿遺伝子と呼ばれる遺伝子(㈱ノエビア・ニュースリリ
ース,2008 年 10 月 28 日)
◆リポフラクチル PM LS 9323(商品名)(表示名称:リンゴ種子油、その他成分(防腐剤・
調整剤等)を含む) リンゴ種子油は豊富にトリグリセライドを含み、リノール酸などの必
須脂肪酸を多く含む。リンゴ種子油は、スキンケアにおいて、外部ストレスや加齢に伴う
乾燥からの保護・改善効果、エモリエント効果、肌色改善、細胞間マトリックスの修復と
315
いう特性を有する。また、ヘアケアにおいては、毛髪の官能特性、くし通りの改善効果と
いう特性を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 6 月 20 日)
◆加齢とともに肌のコラーゲン線維の束が細くなり、肌にシワ、タルミが現れる。この原
因は、コラーゲン線維同士を結合させて束にする働きをもつ「タイプ12コラーゲン」が
加齢に伴い減少し、コラーゲン線維の束が細くなることにあることを見出した。さらに、
コラーゲンを酵素で加水分解したペプチドは、肌の線維芽細胞に働きかけて、「タイプ12
コラーゲン」の産生を高め、太いコラーゲン線維の束を作り出す効果があることも見出し
た。(日本メナード化粧品㈱・ニュースリリース)
◆ツボクサ葉エキスは、紫外線などのストレスや加齢により乱れた皮膚の代謝を分子レベ
ルで調整し、正常化することで、皮膚を健全な状態へ若返らせる効果や、炎症により引き
起こされる表皮、真皮のトラブルを未然に防ぐ効果が期待できる。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆シニョレージ LS 9748、シニョレージ PW LS 9847(商品名)は、純粋なテトラペプチド
であり、表皮の接着に関わる二つのタンパク(シンデカン‑1 及び XVII 型コラーゲン)に働
きかけ、加齢と共に衰える
表皮の細胞同士の結合
と
表皮と基底膜との結合
を強化
し、表皮の細胞・組織を整える。(山川貿易㈱・技術資料)
◆NIKKOL グリシン亜鉛コンプレックス(商品名)は、グリシンと亜鉛の錯体であり、
細胞内で抗酸化物資(メタロチオネイン、グルタチオン)を誘導する。紫外線照射や酸化
ストレスに対する細胞耐性の増強、紫外線照射によるメラニン産生の亢進抑制、チロシナ
ーゼタンパク質の合成制御、紫外線による色素沈着抑制、メラニン産生抑制作用を有する
抗老化素材である。表示名称:グリシン亜鉛。
(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年
6 月)
◆男性顔肌上に起こる特有の反射光を「グレア」と定義し、それが目立っている状態を「グ
レア現象」と表現する。グレア現象の原因は、皮脂のみではなく、キメや肌色もギラつき
印象度への影響が大きいことがわかった。グレア現象は、初期老化のサインとなっており、
スキンケアにより改善が可能。(平成 20 年 11 月 26 日・第 63 回 SCCJ 研究討論会、平成 21
年 6 月 12 日・第 34 回日本香粧品学会・講演)(㈱マンダム・ニュースリリース,2009 年 8
月 18 日)
◆ヒマラヤンラズベリー(表示名称:オニイチゴ根エキス、商品名:ヒマラヤンラズベリ
ー抽出液 BG80)は、抗老化作用(繊維芽細胞増殖作用)、保湿作用を有する。(丸善製薬㈱・
原料カタログ,2008 年 9 月)
◆マチルス抽出液(表示名称:マチルスオドラチシマ樹皮エキス、商品名:マチルス抽出
液,BG)は、抗老化作用(コラゲナーゼ活性阻害作用)を有する。(丸善製薬㈱・原料カタ
ログ,2008 年 9 月)
◆シマナンヨウスギ抽出エキスにはコラーゲンの産生促進作用、ヒアルロン酸分解抑制作
用、抗酸化作用、紫外線による炎症性物質の産生抑制作用があることを見出した。(㈱ノエ
ビア・ニュースリリース,2009 年 9 月 25 日)
316
◆Amiporine(商品名)(表示名称:ザクロ果実エキス、グリセリン)はアクアポリンの発
現量を増加し、肌内水分を正常化することでハリを付与する。(㈱マツモト交商・原料カタ
ログ,2009 年 9 月 1 日)
◆アルガテンシル LS 9735(商品名)(表示名称:水、アルガニアスピノサ核エキス、ココ
イルグルタミン酸 Na、カルボマー、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)(INCI:
WATER(and)ARGANIA SPINOSA KERNEL EXRACT(and)SODIUM COCOYL GLUTAMATE(and)CARBOMER)
はアルガンの実由来の高分子タンパクで、皮膚に塗布すると高い親和性をもち表面上で膜
を形成、即効的かつ知覚できる作用を発現し、長期的には生理作用をもってしわを軽減す
る。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆アルガニル LS F(商品名)(表示名称:水、グリセリン、アルガニアスピノサ葉エキス、
ココイルグルタミン酸Na、カルボマー、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)(INCI:
WATER(and)GLYCERIN(and)ARGANIA SPINOSA LEAF EXTRACT)はアルガンツリーの葉から抽出
して得られる天然由来ポリフェノールの溶液で、抗フリーラジカル作用を有し、コラゲナ
ーゼを阻害しマトリックス・メタロ・プロテアーゼによるコラーゲン分解を保護する。(山
川貿易㈱・原料カタログ)
◆ハイビスカスエキス HP(商品名)
(表示名称:水、オクラ種子エキス、その他成分(防腐
剤・調整剤等)を含む)(INCI:WATER(and)HIBISCUS ESCULENTUS SEED EXTRACT )はオクラ(学
名:Hibiscus esculentus L.)の種子から得られる平均分子量 50 万ダルトン以下の天然タン
パクを含み、即効性の皮膚のハリ、引き締め作用、角層の水分保持能を高め柔軟性、弾力
性を改善する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆エコファーム
ノバラ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、カニナバラ果実エキ
ス又はノバラエキス)はエラスターゼ阻害作用、角質水分量増加作用がある。(一丸ファル
コス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆エコファーム
ビルベリーリーフ
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、ビルベリ
ー葉エキス)は GABA 産生酵素増加作用、繊維芽細胞増殖促進作用、ヒアルロン酸産生促進
作用、グルタチオン産生促進作用、SOD 様作用、コラゲナーゼ阻害作用、エラスターゼ阻害
作用、リパーゼ阻害作用、B16 メラノーマメラニン生成抑制、ヒスタミン遊離抑制作用があ
る。(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆イチョウ科のイチョウの新芽、シダ植物のナツノハナワラビのエキスは、真皮線維芽細
胞からの活性化因子(KGF)の産生を促進し、回心草のエキスは、基底膜を構成するコラー
ゲン(Ⅳ型)の産生を高め、従って、表皮・真皮・基底膜それぞれに働きかけることによ
り、アンチエイジング効果を期待できる。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2008 年 9 月
17 日)
◆アミノ酸の一種である L− シトルリンは、紫外線(UVB)によって発生する炎症反応を直
接抑えるだけでなく、発生した炎症性因子によって間接的に引き起こされる真皮コラーゲ
ン分解酵素の産生を濃度依存的に抑制する。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2010 年 6 月
24 日)
317
◆アンマロク果実エキス(表示名称)である EMBLICA(商品名)の主成分は、低級タンニン
類の Emblicanin A と Emblicanin B であり、非常に優れた抗酸化機能を有する。活性酸素
の保護やアンチエイジング製品に配合することができる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 9 月1日)
◆Uniprotect PT‑3(商品名)は、トリ酢酸パンテニル、リノール酸エチル、オレイルアル
コ− ル(表示名称)を含有し、UV によるタンパク質の酸化を抑制する。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆ツボクサエキス(表示名称)の TECA(商品名)は、アシアチン酸(表示名称)含有し、
抗糖化作用を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆HOMEOXY(商品名)は、ダルスエキス、ヒラアオノリエキス、水、ソルビトール、フェノ
キシエタノール、ソルビン酸 K を含有し、老化細胞に働きかけ、抗酸化酵素を活性化し、
若年細胞レベルに回復させる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆DRAGOSINE(商品名)は、カルノシン(表示名称)を含有し、老化によるタンパク質の糖
化を抑制する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆発酵緑茶エキス EB‑1(商品名)は、アスペルギルス/チャ葉エキス発酵液、BG(表示名
称)を含有し、スーパーオキシドラジカルを除去し、抗酸化作用、コラゲナーゼ阻害作用
を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月1日)
◆サンフラワーセラミド(商品名)オクチルドデカノール、水添ココグリセリル、ヒマワ
リ種子エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む(表示名称)主成分であるセラミド、
糖脂質、リン脂質が、細胞膜の防御、保湿作用、角質細胞接着増強効果を発揮する。(山川
貿易㈱・原料カタログ)
◆アーティチョークエキス(表示名称)(商品名:バイオベネフィティ)は、NF‑κB 転写亢
進抑制作用、bFGF 産生抑制作用、COX‑2 転写抑制作用、エンドセリン産生抑制作用、表皮
メラノサイト増殖抑制作用、ヒト皮膚における美白作用、B16 メラノーマ細胞メラニン生成
抑制作用、MMP‑1 産生抑制作用、ヒト皮膚弾力改善作用、毛穴改善作用を有する。
(一丸フ
ァルコス㈱・原料カタログ,2010 年 4 月 30 日)
◆ダーミカン LS 9745、ダーミカン PW LS 9838(商品名) アセチルテトラペプチ
ド−9 は、コラーゲン線維の機能性維持に関与する皮膚細胞外マトリックス成分のルーミ
カンの生合成促進、Ⅰ型コラーゲン生合成促進効果を有する。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆チトカタライザー(商品名)(表示名称:サッカロミセス溶解質エキス、水、その他成分
(防腐剤・調整剤等)を含む)は、チトリゼーションによりエキスを得た無臭の酵母エキス
である。その為、細胞内成分を変質させることなく安定化し、高い細胞賦活作用を有する。
チトカタライザーは皮膚弾力性効果、創傷治癒効果、細網内皮系(RES)活性作用、細
胞増殖促進作用、細胞呼吸促進作用を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆シルク10WS1N(商品名)(表示名称:水、BG、ペンチレングリコール、シルク、フェ
ノキシエタノール)は、フィブロインを主成分とし必須アミノ酸の全てを含有した18種
のアミノ酸で構成されている。分子量500以下でヒトコラーゲン、エラスチンとアミノ
318
酸組成が類似しており、保湿性を有する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆角層に存在する老化因子であるAGEs(advanced glycation en
d
products)が角層に多い肌はキメが失われ、少ない肌はキメが整っている。
レンゲソウエキスは角層AGEs除去効果を有している。(㈱ポーラ・オルビスホールディ
ングス・ニュースリリース,2010 年 4 月 28 日)
◆真珠は、各種アミノ酸や微量元素を含み、真珠末を肌に適用すると、シットリ感を与え、
キメ細かい綺麗な肌に整えます。また、真珠に含まれるたんぱく質であるコンキオリンは、
ケラチンやコラーゲンに似た性質を持っており、優れた保湿効果があり、肌にハリと潤い・
ツヤを与えます。(商品名:淡水真珠末、化粧品表示名称:パール)(岩瀬コスファ㈱・原
料カタログ,2008 年 4 月 1 日)
◆形状制御技術に基づき開発したUV−A防御能のポテンシャルが高い独自の薄板状酸化
亜鉛の製造プロセスにおける結晶化条件を最適化することにより、粉体の厚みをさらに2
0%薄くすることに成功。このことにより、同じ配合量でも粉体数が多いために皮膚上で
のUV遮蔽性が高まると共に、粉体そのものの透明性が高まる。(花王㈱、㈱カネボウ化粧
品・ニュースリリース,2009 年 11 月 9 日)
◆L−シトルリンには、遺伝子レベルでコラーゲン分解酵素を抑制する効果がある。また、
コラーゲン産生を促進、角層の水分量を増加させる効果がある。(㈱ノエビア・ニュースリ
リース,2010 年 3 月 26 日)
◆ベジセリル
HGP
LS
8572(商品名)(表示名称:水、ダイズタンパク、その
他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、皮膚のしわを改善し、皮膚をやわらかでなめらか
にし、皮膚弾力性を改善し、皮膚のやわらかさおよび乾燥肌を改善する効果を有する。ま
た、細胞生存率、成長率を改善し、細胞の衰えを軽減する効果を有する。さらに、ヒト繊
維芽細胞保護作用を有し、界面活性剤に対する優れた細胞保護作用を有する。(山川貿易
㈱・原料カタログ)
◆ラブインナミストエキスは加齢によるストラテフィンの増加を防ぐことで、セラミド、
NMF、コラーゲン、ヒアルロン酸等の生成低下を抑えることができる。(日本メナード化粧
品㈱・ニュースリリース)
◆ビタエーライク LS 9737(商品名)(表示名称:水・グリセリン・モスビーン種子エキス・
クエン酸 Na、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は表皮細胞ターンオーバーに関わる
と考えられている成長因子の刺激を介した、優れた皮膚再生作用を有する。また、繊維芽
細胞のコラーゲン合成促進能により真皮における老化予防作用を有する。肌の感触・キメ
を整える。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆NIKKOL アスコルビン酸セチルエーテル(表示名称:3−O−セチルアスコルビン
酸)は、安定なビタミンC誘導体で、真皮繊維芽細胞における一酸化窒素の合成、Hea
t
Shock
Protein
47の産生、及びⅠ型コラーゲンの合成を促進し、皺
の深溝化を抑制することで老化現象を防ぐ。(商品名:NIKKOL
ル)(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 1 月第 2 版)
319
VC
セチルエーテ
◆アロエベラ葉エキス(表示名称)は、真皮繊維芽細胞増殖促進作用、表皮細胞増殖促進
作用、コラーゲン産生促進作用、シワ改善作用があり、肌のハリ低下やタルミの改善、皮
膚老化の改善につながる。(商品名:ビオセルアクト
アロエベラ
B,E)(一丸ファル
コス㈱・原料カタログ,2009 年 8 月 2 日)
◆エンドウの種子を温水抽出して得られたポリペプチドをシクロデキストリンで倍散した
粉末植物エキスは、エラスターゼの活性を阻害し、皮膚の保水性・柔軟性・弾力性を増強
し、皮膚老化防止の役割を果たす。(商品名:プロテアシル
PW)(山川貿易㈱・原料カ
タログ)
◆グリセリン、水、ハネセンナ葉エキス、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む(表示名
称)は皮膚細胞核のDNA保護、皮膚細胞機能維持、及び抗光老化作用がある。
(商品名:
DN−AGE LS 9653)(山川貿易㈱・技術資料)
◆チベット高原に自生する冬虫夏草には細胞賦活、抗酸化、代謝促進効果があり、老化に
対する予防効果がある。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2008 年 9 月 17 日)
◆クスノキ科ケイの樹皮から抽出したケイヒエキスは、加齢によって減少する活性化Ti
e2(タイツー)の量を増加させることで、皮膚毛細血管の機能低下を改善する効果があ
り、老化の予防につながる。(㈱資生堂・ニュースリリース,2009 年 10 月 7 日)
◆パジナパボニカ葉状体エキス(表示名称)はグリコサミノグリカンの合成及び真皮コラ
ーゲン率の増加を促進し、加齢により衰えた肌を引き締め、弾力性、保湿性を改善する。(商
品名:Padinami)(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆セイヨウヤブイチゴ葉エキス(表示名称)は、老化や紫外線によるダメージから真皮を
保護し、コラゲナーゼ活性を抑制する。(商品名:SymMatrix)(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆加水分解シロバナルーピンタンパク(表示名称)は、MMPの活性を抑制し、抗光老化
活性を有する。(商品名:Actimp1.9.3PF)(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2010 年 4 月 1 日)
◆アルニカ抽出液(表示名称:アルニカ花エキス、商品名:アルニカ抽出液−J,BG,L
A)は抗老化(活性酸素消去)作用、抗炎症作用、痩身作用を有する。(丸善製薬㈱・原料
カタログ,2008 年 9 月)
◆ウコン抽出液(表示名称:ウコン根エキス、商品名:ウコン抽出液BG)は抗炎症作用、
着色作用、抗光老化作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆甘草抽出液(表示名称:カンゾウ葉エキス、商品名:甘草抽出液BG,LA)は抗老化作
用(コラーゲン合成促進作用、エストロゲン様作用、繊維芽細胞増殖作用、紫外線ダメー
ジ回復作用)
、保湿作用(セラミド産生促進作用)を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆「商品名:リッチダーム
LS 9704」(表示名称:BG、ライチー果皮エキス)は、
ムクロジ科のライチーの果皮から得られたエキスである。当原料は、抗フリーラジカル作
用、MMP−1阻害作用、UV照射による有害な作用の軽減、保湿等の効果を有する。そ
320
して、これらの作用により、肌の水分の損失、酸化的ストレスそして亢進された内因的、
外因的老化から肌を保護し、それらの原因による冴えない皮膚色を改善する。(山川貿易
㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 22 日改訂版)
◆「カラハリスイカ」に多く含まれる成分「シトルリン」を配合した美容液を発売。シト
ルリンは、乾燥などによる隠れた肌のダメージに働きかけ、なめらかな肌へと導く。また、
シマナンヨウスギとの併用でふっくらとしたハリと弾力を肌に与える。(㈱ノエビア・ニュ
ースリリース,2009 年 12 月 9 日)
◆アグリカル LS 8777(商品名)(表示名称:マンニトール、シクロデキストリン、イガイ
グリコーゲン、ウワルルシ葉エキス)は、植物由来成分と海由来成分を組み合わせた香粧
品用有効性原料であって、糖化とフリーラジカルの肌老化の2大要因に対し、糖化からの
Ⅰ型コラーゲン及びヒアルロン酸の保護作用、抗フリーラジカル作用などを有す。(山川貿
易㈱・原料カタログ)
321
10.10 その他
10.10.1
スキンケア処方集
この処方集では、スキンケア剤のカテゴリーに紐付けられなかった処方を化粧水、
ジェル、美容液、乳液、クリーム、パック、マッサージ、その他の「製剤別」に分け
て整理しています。
1.化粧水
<処方例‑1>
剤型名
出典
W/Oローション
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版
成分名
A
重量%
ペンタ12−ヒドロキシステアリン酸デカグリセリル(商品名:NI
KKOL
トリ
Decaglyn
5−HS)
2.0
2−エチルヘキサン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
rifat S‑308)
19.0
メドウホーム油(商品名:NIKKOL
ホホバ油(商品名:NIKKOL
B
メドウホーム油)
ホホバ油)
0.5
0.5
防腐剤
適量
1,3−ブチレングリコール
10.0
カルボマー(商品名:カーボポール1342)(2%水溶液)
10.0
精製水で全量
100.0
L−アルギニン
調製法
T
0.2
A、Bをそれぞれ秤取し、70℃に加温します。70℃でAを攪拌しながらBを添
加し、乳化します。その後、ホモミキサーで攪拌しながら製剤を放冷し、35℃で
調製を終了します。
<処方例‑2>
剤型名
出典
化粧水
Fragrance Journal,(20),118〜121(2007)
成分名
コハク酸ジエトキシエチル(商品名:ハイアクオスターDCS)
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
重量%
15.0
3.0
クエン酸
0.02
クエン酸Na
0.18
322
水、PG、アカシアセネガルエキス、フェノキシエタノール、パラベ
ン、ソルビン酸K(商品名:Acacia
Collagen)
水
特徴
3.0
適量
保湿機能に優れ、さっぱりした使用感触
<処方例‑3>
剤型名
出典
ローション
山川貿易㈱・原料カタログ
成分名
オリーブ油
0.5
オオバナサルスベリ抽出液
0.5
ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノステアレート
2.0
ポリキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油
2.0
エタノール
30.0
1.0%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液
精製水
特徴
重量%
5.0
60.0
5α−レダクターゼ活性を抑制し、優れた育毛効果が得られる。
<処方例‑4>
剤型名
出典
ローション
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
特徴
FB‑2540 Emulsifier Premix
6.90
エタノール
2.00
精製水
89.00
防腐剤
0.05
リン酸水素2ナトリウム
0.03
リン酸2水素ナトリウム
0.02
HYDROVANCE
2.00
微濁ローションが簡単にできる。ナノ粒子 50‑60nm。
<処方例‑5>
剤型名
出典
重量%
化粧水
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 7 月改訂版
323
成分名
A
重量%
デカマカデミアナッツ脂肪酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
Decaglyn 10‑MAC)
0.2
ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(4)セチルエー
B
テル(商品名:NIKKOL PBC‑34)
1.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(商品名:NIKKOL HCO‑60)
1.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(商品名:NIKKOL Trifat S‑308)
0.2
濃グリセリン
3.0
防腐剤
0.2
精製水で全量
C
調製法
100.0
ビオサッカリドガム−1(1%水溶液)(商品名:FUCOGEL 1000PP)
1.0
精製水
4.0
A、Bをそれぞれ秤取し、加温して溶解する。パドルミキサーでAを攪拌しながら、
Bを少量ずつ加える。Bを全量添加した後にCを加え、均一化後、調製を終了する。
<処方例‑6>
剤型名
出典
ビタミン配合ローション
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 7 月改訂版
成分名
A
重量%
デカマカデミアナッツ脂肪酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
Decaglyn 10‑MAC)
0.40
ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(6)デシルテト
B
ラデシルエーテル(商品名:NIKKOL PEN‑4620)
0.75
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(商品名:NIKKOL HCO‑60)
0.75
テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル(商品名:NIKKOL VC‑IP)
0.20
パルミチン酸レチノール
0.10
酢酸dl−α−トコフェロール
0.10
グリセリン脂肪酸エステル混合物(商品名:NIKKOL ニコガード DL)
0.50
濃グリセリン
3.00
ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液)
精製水で全量
調製法
10.00
100.00
A、Bをそれぞれ秤取し、加温して溶解する。パドルミキサーでAを攪拌しながら、
Bを少量ずつ加える。Bを全量添加したら、室温になるまで攪拌を続け、調製を終
了する。
324
<処方例‑7>
剤型名
出典
ミルクローション
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 7 月改訂版
成分名
A
重量%
デカマカデミアナッツ脂肪酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
Decaglyn 10‑MAC)
0.5
ベヘニルアルコール、ペンタステアリン酸ポリグリセリル−10、ス
B
テアロイル乳酸Na(商品名:NIKKOL ニコムルス 41)
1.5
デカメチルシクロペンタシロキサン
5.0
スクワラン(商品名:NIKKOL 精製オリーブスクワラン)
5.0
パルミチン酸オクチル(商品名:NIKKOL IOP)
5.0
防腐剤
0.1
モノイソステアリン酸ポリグリセリル(商品名:NIKKOL Decaglyn 1‑IS)
0.5
1,3−ブチレングリコール
5.0
キサンタンガム(2%水溶液)
5.0
カルボキシビニルポリマー(2%水溶液)(商品名:カーボポール 981)
5.0
防腐剤
0.2
精製水で全量
C
調製法
100.0
トリエタノールアミン
0.1
精製水
4.9
A、Bをそれぞれ秤取し、80℃に加温する。Bを攪拌しながらAを加え、ホモミ
キサーで乳化する。その後、パドルミキサーで攪拌しながら冷却し、40℃以下で
Cを添加する。
<処方例‑8>
剤型名
出典
化粧水(エモリエントタイプ)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LV‑A‑4)
成分名
A
B
C
重量%
PEG−60水添ヒマシ油(商品名:エマノーン CH−60)
1.50
馬油(商品名:精製馬油)
0.10
エタノール
8.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
精製水
77.30
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.00
PEG−30(商品名:ポリエチレングリコール 1500)
3.00
325
プラセンタエキス、メチルパラベン、水(商品名:ビオカタライザープ
ラセンタ APF(SW))
1.00
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
1.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させ室温まで冷却する。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.Cを秤量し、溶解させる。
4.BにAを加え、均一に溶解させる。
5.Cに(A+B)を加え、可溶化を行う。
6.適当な容器に充填する。
特徴
馬油を可溶化した化粧水です。エモリエント効果に優れています。
<処方例‑9>
剤型名
出典
化粧水
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:TEN‑L‑QHBC)
成分名
A
B
PEG‑60 水添ヒマシ油(商品名:エマノーン CH‑60(K))
0.50
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
メチルパラベン
0.20
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、セレブロシド、グリセリン、
1,2‑ペンタンジオール(商品名:SBG‑24)
C
重量%
0.20
水(クラスター水)(商品名:クラスター水)
10.00
水(クラスター水)(商品名:クラスター水)
44.20
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン(商品名:トルナー
レ)
0.50
ヒアルロン酸 Na、水(クラスター水)(商品名:ヒアルロンサン HA‑LQ
1%水溶液)
D
2.00
水(クラスター水)(商品名:クラスター水)
アルブチン
30.00
1.50
エチドロン酸、水(クラスター水)(商品名:フェリオックス 115‑A
5%水溶液)
1.40
ペンテト酸 5Na、水(クラスター水)(商品名:クレワット DP‑80 5%
E
水溶液)
4.00
ダイズエキス、BG、水(商品名:フラボステロン SB)
0.10
ソウハクヒエキス、BG、水(商品名:ソウハクヒ抽出液 BG)
0.10
シャクヤクエキス、BG、水(商品名:シャクヤク抽出液 BG‑JC)
0.10
カミツレエキス、BG、水(商品名:カミツレ抽出液 BG−J)
0.10
326
ローズマリーエキス、BG、水(商品名:ローズマリー抽出機 BG‑J)
0.10
100.00
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを秤量し、均一にする。
3.AにBを加え可溶化を行う。
4.Cを秤量し、溶解させる。
5.Cに(A+B)を添加し、均一にする。
6.(A+B+C)にD、Eを添加し、均一にする。
7.適当な容器に充填する。
特徴
フラボステロン SB(女性ホルモン様物質)を補給し、透明感を保つ化粧水です。
アルブチン、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルなど美白効果が期待できます。
<処方例‑10>
剤型名
出典
化粧水
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CL‑FTM‑4)
成分名
A
精製水
重量%
85.750
BG(商品名:1,3−ブチレンブリコール)
5.000
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
ナーレ)
3.000
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.200
スクレオチウムガム、フェノキシエタノール、水(商品名:チノケア
B
C
GL)
3.000
クエン酸
0.010
クエン酸 Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.040
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル(商品名:サラコスFH)
0.030
トリエチルヘキサノイン(商品名:T.I.O)
0.180
イソステアリルアルコール(商品名:イソステアリルアルコールEX)
0.090
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
0.135
PEG‑60 水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−60K)
0.504
ジイソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール42V)
0.336
グリセリン
0.825
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.003
精製水
0.297
コメヌカスフィンゴ糖脂質、レシチン、BG、エタノール、メチルパラ
ベン、水(商品名:植物スフィンゴ液FR−1)
327
0.600
100.000
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを秤量して加温し、溶解させる。
3.BにCを加え、ゲルを生成させる。
4.Aに(B+C)を加え、均一にする。
5.適当な容器に充填する。
特徴
少量の油分を安定に配合したマイクロエマルションです。
持続性のあるしっとり感が得られ保湿効果に優れています。
<処方例‑11>
剤型名
出典
化粧水
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ME‑CE‑1B)
成分名
A
精製水
重量%
91.750
BG(商品名:1,3−ブチレンブリコール)
3.000
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
B
ナーレ)
1.000
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.200
クエン酸
0.010
クエン酸 Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.040
PEG‑60 水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−60)
0.672
ジイソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール42V)
0.448
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル(商品名:サラコスFH)
0.040
トリエチルヘキサノイン(商品名:T.I.O)
0.136
イソステアリルアルコール(商品名:イソステアリルアルコールEX)
0.120
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
0.260
セチルヒドロキシプロリンパルミタミド(商品名:セラミドバイオ)
C
‑
グリセリン
1.120
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.004
精製水
1.200
100.000
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを秤量して加温し、溶解させる。
3.BにCを加え、ゲルを生成させる。
4.Aに(B+C)を加え、均一にする。
5.適当な容器に充填する。
328
特徴
セラミドバイオを配合したマイクロエマルションタイプの化粧水です。
ベタツキがなく持続性の高い保湿感が得られます。
<処方例‑12>
剤型名
出典
化粧水
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ME‑CE‑1)
成分名
A
精製水
重量%
91.750
BG(商品名:1,3−ブチレンブリコール)
3.000
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
B
C
ナーレ)
1.000
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.200
クエン酸
0.010
クエン酸 Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.040
PEG‑60 水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−60)
0.672
ジイソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール42V)
0.448
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル(商品名:サラコスFH)
0.040
トリエチルヘキサノイン(商品名:T.I.O)
0.136
イソステアリルアルコール(商品名:イソステアリルアルコールEX)
0.120
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
0.160
セチルヒドロキシプロリンパルミタミド(商品名:セラミドバイオ)
0.100
グリセリン
1.120
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.004
精製水
1.200
100.000
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを秤量して加温し、溶解させる。
3.BにCを加え、ゲルを生成させる。
4.Aに(B+C)を加え、均一にする。
5.適当な容器に充填する。
特徴
セラミドバイオを配合したマイクロエマルションタイプの化粧水です。
ベタツキがなく持続性の高い保湿感が得られます。
<処方例‑13>
剤型名
出典
化粧水
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ME‑CE‑2)
成分名
329
重量%
A
精製水
91.750
BG(商品名:1,3−ブチレンブリコール)
3.000
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
B
C
ナーレ)
1.000
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.200
クエン酸
0.010
クエン酸 Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.040
PEG‑60 水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−60)
0.672
ジイソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール42V)
0.448
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル(商品名:サラコスFH)
0.040
トリエチルヘキサノイン(商品名:T.I.O)
0.116
イソステアリルアルコール(商品名:イソステアリルアルコールEX)
0.120
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
0.080
セチルヒドロキシプロリンパルミタミド(商品名:セラミドバイオ)
0.200
グリセリン
1.120
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.004
精製水
1.200
100.000
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを秤量して加温し、溶解させる。
3.BにCを加え、ゲルを生成させる。
4.Aに(B+C)を加え、均一にする。
5.適当な容器に充填する。
特徴
セラミドバイオを配合したマイクロエマルションタイプの化粧水です。
ベタツキがなく持続性の高い保湿感が得られます。
<処方例‑14>
剤型名
出典
化粧水
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ABML‑EH10F)
成分名
A
精製水
重量%
79.25
BG(商品名:1, 3−ブチレングリコール)
6.00
メチルパラベン
0.15
グリチルリチン酸2K(商品名:グリチルリチン K‑2)
0.10
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
ナーレ)
1.00
330
B
アウレオバシジウム培養液、メチルパラベン、エチルパラベン、エタ
ノール(商品名:アウレオバシジウム M‑P04)
C
エタノール
D
ポリクオタニウム‑61、BG、グリセリン(商品名:リピジュア N
10.00
3.00
R)
0.50
100.00
調製法
1.全量が仕込める製造釜にAを秤量し、攪拌して溶解させる。(室温)
2.規定量のBを秤量し、Aに添加・攪拌し、均一に溶解させる。(室温)
3.次いで、C,Dの規定量を順次(A+B)に添加・攪拌し、均一に溶解させる。
(室温)
4.適当な容器に充填する。
特徴
アウレオバシジウム M‑P04 を10%配合したローションです。
さらっとした仕上がりに拘わらず、肌の柔軟性を付与します。
<処方例‑15>
剤型名
出典
化粧水(ローション)
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日改訂
成分名
1
重量%
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDC
S)
7.00
2
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
3
クエン酸(商品名:クエン酸)
0.02
4
クエン酸Na(商品名:クエン酸3ナトリウム)
0.18
5
精製水
残量
調製法
(1)原料3〜5を適当な容器に計量する。
(2)原料1〜2を、(1)に加える。
(3)均一になるまでゆっくりと攪拌する。
<処方例‑16>
剤型名
出典
化粧水(保湿ローション)
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日改訂
成分名
重量%
1
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDCS)
7.00
2
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
3
クエン酸(商品名:クエン酸)
0.02
4
クエン酸Na(商品名:クエン酸3ナトリウム)
0.18
331
5
水、PG、アカシアセネガルガムエキス(商品名:Acacia
6
精製水
調製法
Collagen)
3.00
残量
(1)原料3〜6を適当な容器に計量する。
(2)原料1〜2を、(1)に加える。
(3)均一になるまでゆっくりと攪拌する。
<処方例‑17>
剤型名
出典
ゲル状化粧水
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日改訂
成分名
重量%
1
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDCS)
5.00
2
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
3
クエン酸(商品名:クエン酸)
0.02
4
クエン酸Na(商品名:クエン酸3ナトリウム)
0.18
5
カルボマー(商品名:カーボポールETD2050)
1.50
6
水酸化Na(商品名:水酸化ナトリウム)
0.30
7
精製水
残量
調製法
(1)原料3〜7を適当な容器に計量する。
(2)原料1〜2を、(1)に加える。
(3)均一になるまでゆっくりと攪拌する。
<処方例‑18>
剤型名
出典
ローション
日光ケミカルズ・パンフレット,Jun,2010
成分名
重量%
エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル(商品名:ニコガー
ド88)
0.8
PPG−8セテス−20(商品名:NIKKOL
PBC−44)
2.0
酢酸トコフェロール
0.1
グリセリン
2.0
1,3−ブチレングリコール
2.0
キサンタンガム
0.2
ヒアルロン酸ナトリウム
0.05
精製水で全量
100.0
332
<処方例‑19>
剤型名
出典
ローション
FRAGRANCE JOURNAL,2,89‑95(1994)
成分名
A
イソステアリン酸イソプロピル
イソステアリン酸イソセチル
(商品名:IPIS)
(商品名:ICIS)
トリイソステアリン酸グリセリル
B
(商品名:TISG)
重量%
2.0
2.0
0.5
ポリオキシエチレンセチルエーテル(25EO)
5.0
セタノール
2.5
ステアリン酸モノグリセリル
8.0
流動パラフィン
3.0
ブチルパラベン
0.1
プロピレングリコール
3.0
メチルパラベン
0.1
精製水で
100.0
<処方例‑20>
剤型名
出典
ホワイトニングエッセンス(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SL‑L‑2)
成分名
A
B
C
D
精製水
重量%
42.17
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
5.00
マルチトール、水(商品名:アマルティシロップ)
3.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.40
精製水
40.00
ヒアルロン酸 Na(商品名:ヒアルロン酸HA−Q)
0.03
(スチレン/ビニルピロリドン)コポリマー(商品名:アンタラ430)
0.30
リン酸アスコビル Mg(商品名:リン酸L−アスコルビルマグネシウム)
3.00
クエン酸 Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.50
クエン酸、水(商品名:クエン酸(20%水溶液))
0.30
ペンテト酸5Na、水(商品名:クレワットDP−80)
0.10
キュウリエキス、BG、水(商品名:キューカンバー抽出液 BG)
0.10
エタノール
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
100.00
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させ室温まで冷却する。
333
3.BにCを加え、撹拌を行う。
4.Dを秤量し、溶解させる。
5.Aに(B+C)を加え、撹拌を行う。
6.さらに、(A+B+C)にDを加え、撹拌を行う。
7.適当な容器に充填する。
特徴
リン酸L−アスコルビルマグネシウムを配合した医薬部外品対応ローションです。
微白濁のエッセンスタイプです。pH;7.0〜7.6[25℃]
<処方例‑21>
剤型名
出典
ホワイトニングエッセンス(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CPM‑E‑XK15B)
成分名
A
B
重量%
PCAイソステアリン酸グリセス−25(商品名:ピロテルGPI−2
5)
1.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.00
メチルグルセス−10(商品名:グルカムE−10)
2.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
1.00
パリミチン酸レチノール(商品名:ビタミンAパルミテート)
0.01
トコフェロール(商品名:トコフェロール80)
0.01
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.15
精製水
10.00
グリチルリチン酸2K(商品名:グリチルリチン酸ジカルシウム)
0.05
セレブロシド、キサンタンガム、BG、水(商品名:ビオセラミドWS
1−BG)
C
D
1.00
精製水
42.08
クエン酸 Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
1.00
リン酸アスコルビル Mg(商品名:リン酸L−アスコルビルマグネシウム)
3.00
キサンガンタム、BG、メチルパラベン、水(商品名:エコーガム1.
5%水溶液)
12.00
クインスシードエキス、グリセリン、水
(商品名:クインスシードG
10%水溶液)
15.00
キトサンサクシナミド、BG、メチルパラベン、水(商品名:モイスフ
E
ァインリキッドBG)
3.00
オオバクエキス、BG、水(商品名:オウバク抽出液BG)
0.10
ローズマリーエキス、BG、水(商品名:ローズマリー抽出液BG)
0.10
ソウハクヒエキス、BG、水(商品名:ソウハクヒ抽出液BG)
0.10
334
オタネニンジンエキス、BG、水(商品名:ニンジン抽出液BG)
0.10
甘草エキス、BG、水(商品名:甘草抽出液BG)
0.10
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し混合する。
2.Bを秤量し、撹拌分散を行う。
3.AにBを添加し、可溶化を行う。
4.Cを秤量し、溶解させる。
5.Cに(B+A)を加え、撹拌を行う。
6.Dを加え、撹拌を行う。
7.Eを加え、撹拌を行う。
8.適当な容器に充填する。
特徴
リン酸L−アスコルビルマグネシウムを配合した医薬部外品対応のエッセンスで
す。ホワイトニング効果に優れ、各種有用成分の働きで肌に潤いを与えます。pH;
7.4〜8.0[25℃] , 粘度(mPa・s);200〜300[25℃]
<処方例‑22>
剤型名
出典
ホワイトニングエッセンス(2A)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CPM‑E‑ZK12)
成分名
A
B
重量%
PCAイソステアリン酸グリセレス−25(商品名:ピロテルGPI−2
5)
1.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.50
メチルグルセス−10(商品名:グルカムE−10)
2.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
2.50
パルミチン酸レチノール(商品名:ビタミンAパルテミート)
0.01
トコフェロール(商品名:トコフェロール80)
0.01
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.15
精製水
8.00
グリチルリチン酸2K(商品名:グリチルリチン酸ジカリウム)
0.05
セレブロシド、キサンタンガム、BG、水(商品名:ビオセラミドWS
1−BG)
C
D
1.00
精製水
54.38
クエン酸Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
1.20
リン酸アスコルビルMg(商品名:リン酸L−アスコビルマグネシウム)
3.00
キサンタンガム、BG、メチルパラベン、水(商品名:エコーガム1.
5%分散液)
12.00
335
クインシードエキス、BG、水、メチルパラベン、フェノキシエタノー
ル(商品名:クインシード2S)
4.50
キトサンサクシナミド、BG、メチルパラベン、水(商品名:モイスフ
E
ァインリキッドBG)
3.00
オオバクエキス、BG、水(商品名:オウバク抽出液BG)
0.10
ローズマリーエキス、BG、水(商品名:ローズマリー抽出液BG)
0.10
ソウハクヒエキス、BG、水(商品名:ソウハクヒ抽出液BG)
0.10
オタネニンジンエキス、BG、水(商品名:ニンジン抽出液BG)
0.10
甘草エキス、BG、水(商品名:甘草抽出液BG)
0.10
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し混合する。
2.Bを秤量し、撹拌分散を行う。
3.AにBを添加し、可溶化を行う。
4.Cを秤量し、溶解させる。
5.CにDを加え、撹拌を行う。
6.(C+D)に(A+B)を加え、撹拌を行う。
7.Eを加え、撹拌を行う。
8.適当な容器に充填する。
特徴
リン酸L−アスコルビルマグネシウムを配合した医薬部外品対応のエッセンスで
す。ホワイトニング効果に優れ、各種有用成分の働きで肌に潤いを与えます。pH;
7.2〜8.0[25℃] , 粘度(mPa・s);200〜300[25℃]
<処方例‑23>
剤型名
出典
ホワイトニングエッセンス(3)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ATKI2K13)
成分名
A
B
C
精製水
重量%
77.95
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
水溶性コラーゲン(商品名:アテロヘロゲン)
13.40
リン酸アスコルビルMg(商品名:リン酸L−アスコビルマグネシウム)
3.00
クエン酸Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
2.00
EDTAー2Na(商品名:クレワットN)
0.05
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
1.00
メチルグルセス−10(商品名:グルカムE−10)
2.00
ヒアルロン酸 Na(商品名:ヒアルロン酸HA−B)
0.10
336
ベタイン(商品名:アクアデュウAN−100)
0.20
クエン酸(商品名:クエン酸)
0.02
ラベンダーエキス、エタノール、水(商品名:ラベンダー抽出液)
0.08
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し混合する。
2.Bを秤量し、透明に溶解させる。
3.AにBを加え、撹拌を行う。
4.低温でCを加え、透明に溶解させる。
5.適当な容器に充填する。
特徴
リン酸L−アスコルビルマグネシウムを配合した医薬部外品対応の透明なエッセ
ンスです。水溶性コラーゲン(アテロヘロゲン)、ヒアルロン酸Na(ヒアルロン
酸HA−B)の配合により肌に潤いを与えます。pH;7.3〜8.3[25℃]
<処方例‑24>
剤型名
出典
リバイタルエッセンス(1)a
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HC‑RE‑1)
成分名
A
重量%
精製水
68.25
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
5.00
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー105
1%水溶液)
20.00
加水分解コラーゲン(商品名:HCPM−15)
1.00
ヒアルロン酸 Na(商品名:ヒアルロン酸HA−Q)
0.05
B
水酸化Na、水(商品名:水酸化Na
0.50
C
エタノール(商品名:エタノール)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
5%水溶液)
100.00
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを加え、中和を行う。
3.Cを加え、撹拌を行う。
4.適当な容器に充填する。
特徴
加水分解コラーゲン(HCP M−15)を配合したローションです。高い保湿性
効果が得られます。pH;5.1〜6.1[25℃] , 粘度(mPa・s);3,500〜5,000[25℃]
<処方例‑25>
剤型名
出典
リバイタルエッセンス(1)b
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HC‑RE‑1)
成分名
337
重量%
A
精製水
68.55
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー105
5.00
1%水溶液)
20.00
加水分解コラーゲン(商品名:HCPM−15)
1.00
ヒアルロン酸 Na(商品名:ヒアルロン酸HA−Q)
0.05
B
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.20
C
エタノール(商品名:エタノール)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを加え、中和を行う。
3.Cを加え、撹拌を行う。
4.適当な容器に充填する。
特徴
加水分解コラーゲン(HCP M−15)を配合したローションです。高い保湿性
効果が得られます。pH;5.6〜6.6[25℃] , 粘度(mPa・s);3,000〜4,000[25℃]
<処方例‑26>
剤型名
出典
リバイタルエッセンス(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HC‑RE‑1)
成分名
A
重量%
精製水
68.25
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー105
5.00
1%水溶液)
20.00
加水分解コラーゲン(商品名:HCPM−15)
1.00
ヒアルロン酸 Na(商品名:ヒアルロン酸HA−Q)
0.05
B
アミノカプロン酸(商品名:ε−アミノカプロン酸)
0.50
C
エタノール(商品名:エタノール)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.Bを加え、中和を行う。
3.Cを加え、撹拌を行う。
4.適当な容器に充填する。
特徴
加水分解コラーゲン(HCP M−15)を配合したローションです。高い保湿性
効果が得られます。pH;4.9〜5.9[25℃] , 粘度(mPa・s);3,000〜4,500[25℃]
338
<処方例‑27>
剤型名
出典
リバイタルエッセンス(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:YA‑1‑1)
成分名
A
重量%
精製水
23.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
30.00
PEG−30(商品名:ポリエチレングリコール1500)
10.00
PEG−75(商品名:ポリエチレングリコール4000)
5.00
キサンタンガム、水(商品名:エコーガム1.0%soln)
20.00
グリチルリチン酸2K(商品名:グリチルリチン酸ジカルシウム)
0.20
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパーTW−S120)
1.50
酢酸トコフェロール(商品名:酢酸トコフェロール)
0.10
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名チトカタライザー)
10.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させ、室温まで冷却する。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.AにBを加え、可溶可を行う。
4.Cを加え、撹拌を行う。
5.適当な容器に充填する。
特徴
酢酸トコフェロールを可溶化したエッセンスです。保湿性効果に優れています。
<処方例‑28>
剤型名
出典
モイスチャーエッセンス
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:EC‑M‑1)
成分名
A
精製水
68.714
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
3.000
PEG−30 (商品名:ポリエチレングリコール1500)
3.000
キサンタンガム、水 (商品名:エコーガム1.0%soln)
0.500
メチルグルセス−10(商品名:グルカムE−10)
B
重量%
10.000
PEG−7M (商品名:ポリオックス WSR−N−750CG)
0.100
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.300
精製水
10.000
リン酸アスコビル Mg (商品名:リン酸L−アスコルビルマグネシウム)
0.500
クエン酸 Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.500
クエン酸 (商品名:クエン酸)
0.036
339
C
ペンテト酸5Na、水 (商品名:クレワットDP−80)
0.050
ヒアルロン酸Na、水、メチルパラベン (商品名:ヒアルロンサン液 H
A−Q1)
2.000
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
1.000
パンテニルエチル (商品名:パントテニルエチルエーテ)
0.300
100.000
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させ、室温まで冷却する。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.AにBを加え、均一に溶解させる。
4.(A+B)にCを加え、均一に溶解させる。
5.適当な容器に充填する。
特徴
加水分解酵母(チトカタライザー)配合した保湿エッセンスです。
<処方例‑29>
剤型名
出典
モイスチャーエッセンス(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ABME‑EH10B)
成分名
A
重量%
精製水
41.30
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
グリチルリチン酸 2K(商品名:グリチルリチン K−2)
0.10
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トルナ
ーレ)
B
1.00
アウレオバシジウム培養液、メチルパラベン、エチルパラベン、エタノ
ール(商品名:アウレオバシジウム M‑P04)
C
50.00
スクワラン、オリーブ油、マカデミアナッツ油、トコフェロール、スフ
ィンゴモナスエキス、グリセリン、グリチルリチン酸 2K、メチルパラベ
D
ン、プロピルパラベン、水(商品名:ビオセラジェルMOS)
1.00
ポリクオタニウム−61、BG、グリセリン(商品名:リピジュア NR)
0.50
100.00
調製法
1.全量が仕込める製造釜にAを秤量し、撹拌して溶解させる。(室温)
2.規定量のBを秤量し、Aに添加・撹拌し、均一に溶解させる。(室温)
3.次いで、C、Dの規定量を順次(A+B)に添加・撹拌し、均一に溶解させる。
(室温)
4.適当な容器に充填する。
340
特徴
アウレオバシジウム M‑P04 を50%配合したエッセンスです。なめらかな使い心地
で潤いの持続性を付与し、張りのある肌に整えます。
<処方例‑30>
剤型名
出典
ローション
山川貿易㈱・原料カタログ
成分名
オリーブ油
0.5
ムラヤコエンジー抽出液
0.5
ポリオキシエチレン(20E.0.)ソルビタンモノステアート
2.0
ポリオキシエチレン(60E.0.)硬化ヒマシ油
2.0
エタノール
10.0
1.0%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液
精製水
特徴
重量%
5.0
80.0
pH:5.7〜5.8
2.ジェル
<処方例‑1>
剤型名 ジェル
出典
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007年10月1日
成分名
A
PEG/PPG‑19/19ジメチコン、シクロペンタシロキサン (商品名:BY22‑008M)
2.4
ジメチコン (商品名:SH200C‑6cs)
10.3
シクロペンタシロキサン (商品名:SH245)
10.3
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル (商品名:ユビナールMC‑80N)
特徴
重量%
1.0
水
37.0
グリセリン
37.5
天然抽出物
5.0
塩化ナトリウム
0.5
透明ジェル、W/Si型、UVホワイト
341
<処方例-2>
剤型名 ジェルファンデーション
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:WGF‑QECJ)
成分名
A
重量%
水添レシチン(商品名:ベイシス LP‑20H)
0.30
セスキイソステアリン酸ソルビタン(商品名:コスモール 182V)
0.30
トリエチルヘキサノイン(商品名:T.I.O)
7.00
マイクロクリスタリンワックス(商品名:マイクロクリスタリンワックス
B
W445)
1.00
ポリソルベート80(商品名:レオドール TW‑O120V)
0.10
ポリソルベート85(商品名:レオドール TW‑O320V)
0.60
プロピルパラベン
0.05
酸化チタン、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:チタン DN‑SH
(2))
2.55
タルク、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:タルク
DN‑SH)
2.91
メタクリル酸メチルクロスポリマー(商品名:マツモトマイクロスフェア
M‑305)
5.00
マイカ、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:SI01‑2 セリサイト
FSE)
3.00
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:シリコン処理
黄
酸化鉄)
0.55
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:シリコン処理
ベ
ンガラ)
0.11
酸化鉄、(ジメチコン/メチコン)コポリマー(商品名:シリコン処理
C
黒
酸化鉄)
0.05
メチルパラベン
0.01
水
42.15
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
(2%分散液))
ローカストビーンガム(商品名:ローカストビーンガム (2%分散液))
6.00
20.00
カンテン(商品名:寒天 AX‑200)
2.00
TEA
0.12
BG
6.00
メチルパラベン
0.20
100.00
調製法 1.Bを秤量し、全体を粉砕する。
2.Aを秤量し、85〜90℃で均一に溶解させる。
3.AにBを添加し、ディスパーで攪拌する(75〜85℃)。
342
4.Cを秤量し、70〜80℃で溶解させる。
5.70〜80℃で(A+B)にCを添加し、乳化する。
6.脱泡して、適当な容器に充填する。.
特徴
さっぱりとした使用感のジェルタイプのファンデーションです。
<処方例‑3>
剤型名 モイスチュアゲル
出典
日光ケミカルズ㈱・パンフレット,2010年4月
成分名
A
B
C
重量%
カルボマー(商品名:カーボポールUltrez10)
0.3
精製水
19.7
水酸化ナトリウム
0.05
精製水
4.95
水酸化大豆リン脂質(商品名:NIKKOL
レシノールWS−50)
1,3−ブチレングリコール
0.5
10.0
POE(30)コレスタノール(商品名:NIKKOL
DHC−30)
防腐剤
0.10
適量
精製水で全量
100.0
調製法 Aを室温で分散後、Bを加える。ついで、あらかじめ加熱して均一溶解させたCを添
加する。
<処方例‑4>
剤型名 ゲルローション
出典
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009年11月
成分名
A
B
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(2%水溶液)(商品名:カー
ボポール1382)
20.0
L‑アルギニン
0.40
精製水で全量
100.0
水酸化大豆リン脂質(商品名:NIKKOLレシノールSH50)
テトラ 2‑ヘキシルデカン酸アスコルビル(商品名:NIKKOL VC‑IP)
C
重量%
3.0
0.05
グリチルリチン酸ジカリウム
0.1
濃グリセリン
1.0
フェノキシエタノール
0.8
精製水
5.0
海藻エキス(1)(商品名:C.Phyco)
1.0
343
精製水
5.0
調製法 Bを60〜70℃で均一混合後、室温にもどす。Aを攪拌(100〜150rpm)しながら、B
とCを室温で順次添加する。均一化後、調製を終了する。
<処方例‑5>
剤型名 モイスチャージェル
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:AF‑1‑13)
成分名
A
重量%
精製水
25.00
メチルグルセス−10(商品名:グルカムE−10)
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
10.00
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
10.00
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
B
C
5.00
1%水溶液)
30.00
アラントイン(商品名:アラントイン)
0.05
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.15
精製水
3.00
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.80
ヒアルロン酸Na、水(商品名:ヒアルロンサンHA−Q(0.5%)soln.)
10.00
プラセンタエキス、メチルパラベン、水(商品名:ビオカタライザープラ
センタ APF(SW))
1.00
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
5.00
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加え、撹拌を行う。
3.低温でCを加え、撹拌を行う。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
ゲル状クリームタイプ保湿エッセンスです。高い保湿効果にもかかわらず、べたつき
ません
<処方例‑6>
剤型名
出典
アイエッセンスジェル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:EEG‑TPM)
成分名
A
重量%
(1)水添レシチン(商品名:ベイシスLS−60HR)
0.20
(2)スフィンゴ糖脂質(商品名:コメヌカスフィンゴ糖脂質)
0.01
(3)(アスコルビル/トコフェリル)リン酸K(商品名:EPC(SENN
0.10
344
JU))
(4)グリセリン(商品名:グリセリン)
3.00
B
(5)精製水
6.65
C
(6)精製水
36.19
(7)カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
2%分散液)
(8)BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
20.00
3.00
(9)グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トルナ
ーレ)
4.00
(10)プルラン(商品名:プルラン)
1.50
(11)メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
(12)ヒアルロン酸Na、水(商品名:ヒアルロンサン HA−LQ 2%分散
液)
2.50
(13)EDTA‑2Na(商品名:クレワットN)
D(14)水酸化Na、水(商品名:水酸化ナトリウム
0.05
5%水溶液)
E(15)精製水
2.40
20.00
加水分解オクラ種子エキス、デキストリン(商品名:マイオキシノール
(16)
LS9736)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、75〜80℃で溶解させる。
2.70〜80℃で撹拌中のAに同温度に温めたBを徐々に添加した後、室温まで
冷ます。
3.全量量りこめるビーカーに(8)(11)を秤量し、75〜80℃で溶解させ
る。その後、室温まで冷ます。
4.Cの残りの成分を3のビーカーに量りとり、均一の溶液になるまで撹拌する。
5.40〜50℃の(15)で(16)を溶解させ、室温まで冷まし、Eを調製す
る。
6.C中にDを添加し、よく混合する。その後5で調製したEを添加し、均一な状
態になるまで撹拌する。
7.(C+D+E)中に(A+B)を添加・混合後、脱泡・充填を行う。
特徴
軽くさっぱりとした使用感の半透明ジェル状アイエッセンスです。肌のひっぱり感
を付与するプルランや表情ジワ改善効果を持つマイオキシノールLS9736を
配合しています。
<処方例‑7>
剤型名 ホットジェル
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:QG‑HG‑1)
成分名
345
重量%
A
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
カラギーナン(商品名:カラギーナン)
60.05
0.90
クインスシードエキス、グリセリン、水(商品名:クインスシードG10%
グリセリン液)
B
26.30
PPG−10メチルグルコース(商品名:グルカムP−10)
塩化Na(商品名:SDS−1(天然塩))
0.45
12.30
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.低温でBを加え、撹拌を行う。
3.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
温感効果を有する天然塩配合リンスオフタイプのパックです。
3.美容液
<処方例‑1>
剤型名 美容液
出典
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009年7月改訂版
成分名
A
B
デカマカデミアナッツ脂肪酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
Decaglyn 10‑MAC)
0.20
モノオレイン酸ポリグリセリル(商品名:NIKKOL 1‑O)
1.50
グリセリン
4.00
1,3−ブチレングリコール
3.00
酢酸dl−α−トコフェロール
0.10
防腐剤
適量
カルボキシビニルポリマー(2%水溶液)(商品名:カーボポール980)
C
重量%
11.25
キサンタンガム(2%水溶液)
3.75
マルトース(75%水溶液)
1.00
エデト酸四ナトリウム
0.10
精製水で全量
100.00
パンテノール
0.10
水溶性コラーゲン(1)(商品名:コラーゲンPUN)
0.10
ニンジンエキス
0.10
ヒアルロン酸ナトリウム液(商品名:ヒアルロン酸Q‑5‑AQ)
0.50
L−アルギニン
0.30
精製水
8.90
346
調製法 A、Bをそれぞれビーカーに秤取し、80℃に加温、溶解する。Aを攪拌しながらB
を徐々に添加し、混合する。Cを添加し、均一にする。
<処方例‑2>
剤型名 エモリエントローション
出典
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010年4月第2版
成分名
(A) 水添レシチン(NIKKOL
レシノール
重量%
S−PIE)
モノイソステアリン酸デカグリセリル(NIKKOL
1.00
Decaglyn
1−IS)
2.00
自己乳化型モノステアリン酸グリセリル(NIKKOL
MGS−BS
E)
1.00
ステアリン酸
0.80
ベヘニルアルコール(NIKKOL
スクワラン(NIKKOL
ベヘニルアルコール
65)
0.50
スクワラン)
3.50
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(NIKKOL
Trifat
S
−308)
1.00
メチルポリシロキサン 10cSt
0.20
メチルポリシロキサン 300cSt
0.10
酢酸dl−α−トコフェロール
0.20
防腐剤
適量
(B) 1,3−ブチレングリコール
5.00
グリセリン
3.00
グリチルリチン酸ジカリウム
0.10
精製水で全量
(C) カルボマー(カーボポール
100.00
Ultrez10)
0.20
キサンタンガム
0.05
精製水
10.00
(D) L−アルギニン
0.30
精製水
4.70
(E) リン酸L−アスコルビルマグネシウム(NIKKOL
イチョウ抽出物とレシチンの複合体(Gynkgo
VC−PMG)
biloba
0.30
Ph
ytosome)
0.10
L−セリン
0.05
DL−アラニン
0.05
精製水
9.50
347
調製法 (A)、(B)をそれぞれ加温溶解後、約80℃にて(B)を(A)に攪拌しながら添
加し、添加終了後ホモミキサー(1kgスケールの場合:5000rpm、10分)
で乳化する。乳化物を攪拌しながら冷却し、約50℃において(C)
、(D)
、(E)の
順に添加し、30〜35℃で調製を終了する。
4.乳液
<処方例‑1>
剤型名 乳化物
出典
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007年10月1日
成分名
A
B
C
D
重量%
トリオクタノイン
5.0
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル
5.0
PPG‑15ステアリル
4.0
セトステアリルアルコール
2.0
ジメチコン
1.0
200CS
ステアリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸スクロース (商品名:
Arlatone2121)
2.0
グリセリン
4.0
ヒドロキシプロピルデンプンリン酸
2.0
水
残余
フェノキシエタノール
適量
調製法 1.Cを混ぜ、400rpmに10分間撹拌・分散した後、20分以上80℃に加熱する。
2.Bを1.に加え、Arlatone2121が膨潤するまで80〜85℃に30分間以上保
温する。
3.2.を400rpmで10分間撹拌後、8,000rpmで30秒間ホモジネーションする。
4.Aを75℃に加熱する。
5.400rpmに撹拌しながら、Aを少しずつBに加え、8,000rpmで1分間ホモジネー
ションする。
6.100rpmで撹拌しながら40℃まで冷却する。
7.200〜300rpmで撹拌しながらCを加える。
特徴
ハイドロソーム(液晶乳化)、O/W型
<処方例‑2>
剤型名 ミルキーローション
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ML‑3‑1)
348
成分名
A
B
セタノール(商品名:カルコール 6870)
0.70
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
2.50
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−01)
1.50
パルミチン酸セチル(商品名:クチナ CP)
1.20
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
0.50
ミツロウ(商品名:ゴールデンブランド蜜蝋)
0.40
トコフェロール(商品名:イーミックス D)
0.15
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.05
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸ブチル)
0.05
精製水
55.00
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
1.50
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.15
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
7.00
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー 105 (1%水溶液))
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
C
重量%
15.00
0.10
10.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
エタノール
4.00
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.低温でCを加え、撹拌を行う。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;4.5〜5.5[25℃]
粘度(mPa・s);3,000〜4,000[25℃]
チトカタライザー(酵母エキス)を配合した乳液です。
さっぱりとした使用感で張りのある肌に整えます。
<処方例‑3>
剤型名 ミルキーローション
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LV‑C‑4)
成分名
A
重量%
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
1.50
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.00
馬油(商品名:精製馬油)
10.00
349
B
C
トコフェロール(商品名:トコフェロール 80)
0.05
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
58.75
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
12.00
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー 104 (2%水溶液))
10.00
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.50
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
プラセンタエキス、メチルパラベン、水(商品名:ビオカタライザープラセ
ンタ APF(SW))
1.00
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
1.00
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.低温でCを加え、撹拌する。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
馬油を配合した乳液です。高いモイスチャー感が得られます。
<処方例‑4>
剤型名 ミルキーローション
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HN‑1‑7)
成分名
A
B
重量%
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
1.00
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
1.50
セタノール(商品名:カルコール 6870)
1.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
8.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
0.50
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
66.80
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.00
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー 104 (2%水溶液))
5.00
PEG−30(商品名:ポリエチレングリコール 1500)
3.00
カルボキシメチルキチン、メチルパラベン、エタノール、水(商品名:キチ
ンリキッド)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
350
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
ライトタッチの乳液です。
さらっとした感触にもかかわらず、高いエモリエント効果を示します。
<処方例‑5>
剤型名 ミルキーローション(乳化剤フリー)
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:FS‑IML‑1)
成分名
A
セタノール(商品名:カルコール 6870)
6.00
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
3.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
B
10.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−01)
8.00
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
1.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
(アクリル酸アルキル/オクチルアクリルアミド)コポリマー(商品名:ダ
ーマクリル 79)
C
重量%
0.30
精製水
68.40
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
3.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
100.00
調製法 1.Cを秤量し、加温し溶解させる。
2.Aを秤量し、加温し溶解させる。
3.CにAを加え、撹拌を行う。
4.(A+C)Bを加え、ホモミキサーを作動させ乳化を行う。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;5.3〜6.3[25℃]
界面活性剤を使用しないO/W型のミルクローションです。
<処方例‑6>
剤型名 モイスチャーミルクローション
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ATNI2K01)
成分名
A
重量%
ミリスチン酸ポリグリセリル−10(商品名:サンソフト Q−14S)
1.00
テトラオレイン酸ソルベス−60(商品名:レオドール 460)
0.50
水添レシチン(商品名:ベイシス LP−20H)
0.50
351
セテアリルグルコシド、セテアリルアルコール(商品名:モンタノブ 68)
1.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
1.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
2.00
ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシ
B
ル)(商品名:エルデュウ CL−301)
1.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−01)
4.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
3.00
オリーブ油(商品名:精製オリーブ油)
3.50
トコフェロール(商品名:トコフェロール 80)
0.10
精製水
35.56
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.50
クインスシード、フェノキシエタノール、メチルパラベン、BG、水(商
品名:クインスシード 2S)
C
20.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.40
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
精製水
14.00
水溶性コラーゲン(商品名:アテロヘロゲン)
3.35
ヒアルロン酸Na(商品名:ヒアルロンサン HA−B)
0.02
クエン酸Na(商品名:クエン酸ナトリウム)
0.25
クエン酸
0.02
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し撹拌分散を行う。
3.BにAを加え、乳化を行い、さらにホモミキサーを作動させる。
4.Cを秤量し、透明に溶解させる。
5.低温で(A+B)にCを加え、撹拌を行う。
6.適当な容器に充填する。
特徴
pH;6.0〜7.0[25℃]
保湿性の高い水溶性コラーゲン(アテロヘロゲン)及びヒアルロン酸Na(ヒアルロ
ンサン HA−B)を配合したしっとりタイプの乳液です。高い保湿効果とエモリエ
ント効果で、肌の潤いを逃しません。
<処方例‑7>
剤型名 エモリエントミルキーローション
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CM‑Y‑2)
成分名
A
テトラオレイン酸ソルベス−60(商品名:レオドール 460)
352
重量%
2.80
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドール AS−10)
1.20
セタノール(商品名:カルコール 6870)
3.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
10.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
6.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−01)
3.00
ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシ
B
ル)、トコフェロール(商品名:エルデュウ CL−301)
0.50
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (100cs)
)
0.50
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
55.30
水添レシチン(商品名:ベイシス LP−20H)
0.20
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
5.00
メチルグルセス−10(商品名:グルカム E−10)
8.00
ヒアルロン酸Na、水(商品名:ヒアルロンサン HA−Q (0.5%水溶
C
液))
2.00
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー 105 (1%水溶液))
2.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
KOH、水(商品名:水酸化カリウム (0.5%水溶液))
0.10
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.Cを加え、撹拌を行う。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
植物性スクワランを高配合したエモリエント効果の高い乳液です。
<処方例‑8>
剤型名 パウダーイン乳液
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:CTPL‑4‑SA)
成分名
A
B
重量%
PEG−60水添ヒマシ油(商品名:エマノーン CH−60(K))
1.00
セテアリルアルコール(商品名:カルコール 6850)
0.50
フェニルトリメチコン(商品名:シリコーン MP−1)
1.50
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
55.20
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
353
3.00
メチルグルセス−10(商品名:グルカム E−10)
1.00
クインシードエキス、フェノキシエタノール、メチルパラベン、BG、水
C
(商品名:クインスシード 2S)
3.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
精製水
20.00
PEG−7M、水(商品名:ポリオックス WSR N−60K−CG 1%
水溶液)
5.00
クインシードエキス、フェノキシエタノール、メチルパラベン、BG、水
(商品名:クインスシード 2S)
7.50
シリカ(商品名:サンスフェア H−51)
2.00
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、さらにホモミキサーを作動させる。
4.Cを秤量し、撹拌分散を行う。
5.(A+B)にCを加え、ホモミキサーを作動させる。
6.適当な容器に充填する。
特徴
pH;4.5〜5.5[25℃]
サンスフェア H−51を配合した油性感の少ない乳液です。
クインスシード分散液(クインスシード 2S)の配合により低粘度でライトタッチ
の使用感です。
<処方例‑9>
剤型名 ミルキーローション
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HI104‑12)
成分名
A
重量%
精製水
58.35
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
2%水溶液)
フェノキシエタノール(商品名:フェノキシエタノールS)
12.00
0.35
クインスシードエキス、BG、フェノキシエタノール、メチルパラベン、水
(商品名:クインスシード 2S)
18.00
B
水酸化Na、水(商品名:水酸化ナトリウム
5%水溶液)
C
スクワラン、オリーブ油、マカデミアナッツ油、トコフェロール、スフィ
1.30
ンゴモナスエキス、グリセリン、グリチルリチン酸2K、メチルパラベン、
プロピルパラベン、水(商品名:ビオセラジェル MOS)
10.00
100.00
調製法 1.Aの成分を秤量し、均一にする。
354
2.AにBを添加し、均一にする。
3.(A+B)にCを添加し、均一にする。
4.適当な容器に充填する。
特徴
エマルションベースであるビオセラジェルMOSで乳化させた乳液です。
<処方例‑10>
剤型名 モイスチャーミルク
出典
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010年5月改訂版
成分名
A
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOLニコムルスLC‑EF)
3.5
メドウフォーム油(商品名:NIKKOLメドウフォーム油)
3.0
スクワラン(商品名:NIKKOL精製オリーブスクワラン)
2.0
ホホバ種子油(商品名:NIKKOLホホバ油S)
1.0
2
ジメチコン(350mm /s)
B
1.0
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10‑30))クロスポリマー(2%水溶液)(商品名:Pemulen
TR‑2)
5.0
キサンタンガム(2%水溶液)
3.0
1,3−ブチレングリコール
7.0
グリセリン
3.0
EDTA‑2Na
1.0
防腐剤
適量
精製水で全量
C
D
重量%
100.0
アルギニン
0.1
精製水
3.0
バイオヒアルロン酸液(1%水溶液)
1.0
精製水
5.0
調製法 A,Bをそれぞれ80℃まで加温し、均一溶解する。ホモミキサー処理をしながら80℃
でBにAを徐々に添加して乳化する。そしてCを添加した後、パドル攪拌しながら冷
却し、50℃以下でDを添加する。さらに攪拌しながら冷却し、35℃で調製を終了する。
<処方例‑11>
剤型名 乳化物
出典
FRAGRANCE JOURNAL,2,89‑95(1994)
成分名
A
イソステアリン酸イソプロピル(商品名:IPIS)
355
重量%
2.5
イソステアリン酸イソプロピレングリコール
3.0
トリイソステアリン酸グリセリル(商品名:TISG)
6.5
イソステアリン酸イソステアリル(商品名:ISIS)
6.5
セトキシメチルポリシロキサン、テトライソステアリン酸テトラグリセ
B
リル、ラウリン酸ヘキシル(ABIL WE09)
4.5
グリセリン
2.5
プロピレングリコール
0.5
NaCl
1.0
精製水で
100.0
<処方例‑12>
剤型名 モイスチャーエッセンス(3)
出典
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ML‑FTM‑7)
成分名
A
精製水
重量%
44.90
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
1.00
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トルナ
ーレ)
4.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
スクレオチウムガム、フェノキシエタノール、水(商品名:チノケア G
L)
10.00
クインシードエキス、BG、水、メチルパラベン、フェノキシエタノー
ル(商品名:クインシード2S)
B
10.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−S10V)
0.50
ステアリン酸グリセリル(SE)(商品名:レオドールMS−165V)
1.00
PEG‑60水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−60K)
1.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
1.00
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル(商品名:サラコスFH)
0.30
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、トコ
フェロール(商品名:エルデュウ PS−203)
0.50
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
6.00
パルミチン酸オクチル(商品名:P−8)
2.00
トリエチルヘキサノイン(商品名:T.I.O)
2.00
ジメチコン(商品名:シリコン IWS−100)
0.50
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
356
C
コメヌカスフィンゴ糖脂質、レシチン、BG、エタノール、メチルパラ
ベン、水(商品名:植物スフィンゴ液 FR−1)
10.00
100.00
調製法 1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BをAに加えて乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.低温でCを加え、均一にする。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
トルナーレを配合したしっとりタイプの乳液です。こくのある持続性の高いしっとり
感が得られます。
<処方例‑13>
剤型名 モイスチャ―ミルキーローション(リッチタイプ)
出典
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010年3月
成分名
A
重量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6、イソステアリン酸ポリグリセ
リル−2、ジステアルジモニウムヘクトライト(商品名:NIKKOL ニコム
ルス WO‑NS)
3.5
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL Trifat S‑308)
15.0
スクワラン(商品名:NIKKOL 精製オリーブスクワラン)
3.0
ホホバ種子油(商品名:NIKKOL ホホバ油S)
3.0
水添レチノール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:
B
NIKKOL レチノールH10)
0.5
d‑δ‑トコフェロール
0.1
グリセリン
10.0
1,3‑ブチレングリコール
2.0
PEG‑150
0.3
PEG‑32
0.2
キサンタンガム(2%水溶液)
5.0
ヒアルロン酸Na(1%水溶液)
1.0
防腐剤
適量
精製水で全量
100.0
調製法 室温でA、Bそれぞれを均一分散させ、ホモミキサー、ディスパーミキサーまたはパ
ドルでゆっくりと撹拌しながらAにBを徐々に加えた後、強く撹拌して乳化を行う。
357
<処方例‑14>
剤型名 モイスチャ―ミルキーローション
出典
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010年3月
成分名
A
重量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6、イソステアリン酸ポリグリセ
リル−2、ジステアルジモニウムヘクトライト(商品名:NIKKOL ニコム
ルス WO‑NS)
1.0
シクロペンタシロキサン、PEG‑10ジメチコン、ジステアルジモニウムヘ
クトライト(商品名:NIKKOL ニコムルスWO)
2.5
エチルヘキサン酸セチル(商品名:NIKKOL CIO)
5.0
ホホバ種子油(商品名:NIKKOL ホホバ油S)
2.0
シクロペンタシロキサン
B
15.0
ジメチコン(6mm2/s)
5.0
酢酸トコフェロール
0.2
1,3‑ブチレングリコール
7.0
PCA‑Na(50%水溶液)
3.0
ソルビトール(70%水溶液)
1.0
ヒアルロン酸Na(1%水溶液)
1.0
防腐剤
適量
精製水で全量
100.0
調製法 室温でA、Bそれぞれを均一分散させ、ホモミキサー、ディズパーミキサーまたはパ
ドルでゆっくりと撹拌しながらAにBを徐々に加えた後、強く撹拌して乳化を行う。
5.クリーム
<処方例‑1>
剤型名
出典
スキンクリーム
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 3 月 13 日
成分名
重量%
セテアリルアルコール(商品名:セテアリルアルコール)
3.0
パルミチン酸セチル(商品名:アムレプスPC)
3.0
ステアリン酸(商品名:ステアリン酸)
3.0
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
2.0
イソステアリン酸イソセチル(商品名:ICIS)
2.0
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセントISDA)
358
1.5
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
1.5
ステアリン酸ポリグリセリル−10
1.5
ステアリン酸グリセリル(SE)
1.0
BG/ジブチルラウロリルグルタミド/ジブチルエチルヘキサノイル(商
品名:AJK−BG2055)
7.0
イソステアリルアルコール(商品名:イソステアリルアルコールEX)
7.0
水
残量
Total
100.0
<処方例‑2>
剤型名
出典
スキンクリーム(O/W型)
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 6 月 1 日改訂版,MSC294
成分名
油相
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセントISDA)
2.00
ステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
glyn
水相
Deca
1−SV)
1.50
イソステアリン酸ヘキシルデシル(商品名:ICIS)
2.00
スクワラン(商品名:オリーブスクワラン)
8.00
セテアリルアルコール(商品名:セテアリルアルコール)
2.00
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
1.00
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
グリセリン(商品名:トリオール
2.00
VE)
キサンタンガム(商品名:KELTROL
T)
0.08
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー(商
品名:Aristoflrx
AVC)
精製水で全量
調製法
0.22
100.00
1)油相、水相の各原料をそれぞれ順番通りに加え、撹拌しながら80℃まで加温
する。2)攪拌しながら油相に水相を加え、ホモミキサーによる乳化を行う。3)
ホモミキサーによる分散を行いながら、徐々に40℃まで冷却する。4)更にゆっ
くりと冷却を続け、30℃まで冷却し製品とする。
特徴
pH:6.20、硬度(N):0.16、安定性:25℃(6ヶ月○)、40℃(3
ヶ月○)、サイクル試験(5往復○)
359
<処方例‑3>
剤型名
出典
O/W型クリーム
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 6 月 1 日改訂版
成分名
油相
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセントISDA)
2.00
(商品名:リソレックス PGIS 101)
1.50
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール(商品名:KAK
8.00
スクワラン(商品名:オリーブスクワラン)
7.00
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
1.00
ステアリン酸ステアリル(商品名:アムレプス
3.00
パルミチン酸セチル(商品名:アムレプス
水相
NDO)
SS)
PC)
1.00
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
グリセリン(商品名:トリオール
3.00
VE)
キサンタンガム(商品名:KELTROL
T)
0.08
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー(商
品名:Aristoflrx
AVC)
0.22
精製水で全量
調製法
100.00
1)油相、水相の各原料をそれぞれ順番通りに加え、撹拌しながら80℃まで加温
する。2)攪拌しながら油相に水相を加え、ホモミキサーによる乳化を行う。3)
ホモミキサーによる分散を行いながら、徐々に40℃まで冷却する。4)更にゆっ
くりと冷却を続け、30℃まで冷却し製品とする。
<処方例‑4>
剤型名
出典
O/W型乳化物
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 6 月 1 日改訂版
成分名
油相
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセントISDA)
ステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
glyn
2.0
Deca
1−SV)
1.5
スクワラン(商品名:オリーブスクワラン)
水相
15.0
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー(商
品名:Aristoflrx
AVC)
精製水
0.2
81.3
360
<処方例-5>
剤型名
出典
スキンクリーム
O/Wタイプ
高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日
成分名
油相
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセントISDA)
2.00
ステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
glyn
水相
Deca
1−SV)
1.50
イソステアリン酸ヘキシルデシル(商品名:ICIS)
2.00
スクワラン(商品名:オリーブスクワラン)
8.00
セテアリルアルコール(商品名:セテアリルアルコール)
2.00
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
1.00
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.00
グリセリン(商品名:トリオール
5.00
VE)
キサンタンガム(商品名:KELTROL
T)
0.08
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウムメタクリル酸ベへネス
−25)クロスポリマー(商品名:Aristoflrx
AVC)
水で全量
0.22
100.00
<処方例‑6>
剤型名
出典
スキンクリーム
高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 12 月 1 日改訂版,MSC‑308
成分名
A
重量%
セテアリルアルコール(商品名:セトステアリルアルコール)
3.0
パルミチン酸セチル(商品名:アムレプス
3.0
PC)
ステアリン酸(商品名:ステアリン酸)
3.0
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
2.0
イソステアリン酸イソセチル(商品名:ICIS)
2.0
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
1.5
ステアリン酸ポリグリセリル−10
1.5
ステアリン酸ポリグリセリル(SE)
1.5
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセントISDA)
B
1.0
BG、ジブチルラウロイルグルタミド、ジブチルエチルヘキサノイルグ
ルタミド(商品名:AJK−BG2055)
イソステアリルアルコール(商品名:イソステアリルアルコール
C
水
6.0
EX)
5.0
残量
361
Total
100.0
<処方例‑7>
剤型名
出典
O/W型スキンクリーム
Fragrance Journal,(20),118〜121(2007)
成分名
A
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセントISDA)
2.0
ステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:Decaglyn
B
1−
SV)
1.5
イソステアリン酸ヘキシルデシル(商品名:ICIS)
2.0
スクワラン(商品名:オリーブスクワラン)
8.0
セテアリルアルコール
2.0
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
1.0
ペンチレングリコール(商品名:ジオールPD)
3.0
グリセリン(商品名:トリオール VE)
キサンタンガム(商品名:ケルトロール
2.00
T)
0.08
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネ
ス−25)クロスポリマー(商品名:Aristoflex
特徴
AVC)
0.22
コハク酸ビスエトキシジグリコール(商品名:ハイアクオスターDCS)
2.00
クエン酸
0.02
クエン酸Na
0.18
水
残量
保湿機能に優れ、さっぱりした使用感触
<処方例‑8>
剤型名
出典
スキンクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 3 月
成分名
A
重量%
テトラオレイン酸ソルベス−60(商品名:NIKKOL
GO−46
0V)
2.0
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリ
ン酸PEG−10(商品名:NIKKOL
MGS−DEXV)
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
5.0
2.5
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/エイコサン二酸)ポリグリ
セリル−10、パルミチン酸デキストリン(商品名:ニコワックスLM)
362
4.0
ミツロウ
2.5
スクワラン(商品名:精製オリーブスクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:Trifat
10.0
S−308)
2
ジメチコン(350mm /s)
0.2
防腐剤
B
適量
カルボマー(2%水溶液)
5.0
防腐剤
適量
全量で
精製水
C
調製法
6.0
100.0
トリエタノールアミン(10%水溶液)
1.9
精製水
3.1
A、Bをそれぞれ80℃に加熱して、溶解する。Aを撹拌しながらBを加え、乳化
する。撹拌しながら冷却し、40℃以下でCを添加し、35℃で調製を終了する。
特徴
皮膚の乾燥を防ぎ、うるおいを保つ
<処方例‑9>
剤型名
出典
乳化物
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
A
B
C
重量%
スクワラン(植物)
5.0
ステアリン酸
1.5
ベヘニルアルコール
2.0
PPG‑15 ステアリル
4.0
ジメチコン
1.0
水
81.0
ソルベス 30
2.0
Arlatone V‑175
1.0
フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパ
ラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン
香料
0.5
微量
100.0
調製法
①Arlatone V‑17 を冷水に徐々に加え分散するまで 400rpm で撹拌する。
②B相のその他の原料を加える。
③A,B相を 80℃にそれぞれ加熱する。
④400rpm に撹拌しながら、ゆっくりAをBに加える。
⑤8,000rpm に 1 分間ホモジネーションする。
363
⑥ゆっくり撹拌しながら、40℃まで冷却する。
⑦ゆっくり撹拌しながら、C相を加える。
⑧ゆっくり撹拌しながら、室温まで冷却する。
特徴
界面膜をもたない乳化物
<処方例‑10>
剤型名
出典
乳化剤フリー保湿クリーム
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
重量%
A
Phytopresome
1.50
B
Plandool‑S
5.00
LUSPLAN PI‑DA
3.00
YOFCO MAS
2.00
ベヘニルアルコール
3.00
ステアロイル乳酸ナトリウム
2.00
ジメチコン
1.00
エチルパラベン
0.10
グリセリン
2.00
BG
3.00
クエン酸
0.01
クエン酸 Na
0.09
メチルパラベン
0.10
精製水
残余
C
調製法
1.B部を約 80℃に加温し、溶解させる。
2.C部を約 80℃に加温・溶解させ、Aを加えて均一に溶解する。
3.撹拌しながらB部にC部を徐々に加え、ホモミキサーで3分間(3,000〜
4,000rpm)撹拌後、約 25℃まで冷却する。
特徴
リポソーム製剤を形成する。
<処方例‑11>
剤型名
出典
乳化剤
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
A
重量%
(ジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸)ポ
リグリセリル‑4 (商品名:ISOLAN GPS)
Castor WAX
0.10
364
マイクロクリスタリンワックス(商品名:Paracera W)
0.10
パラフィンオイル/パルミチン酸オクチル(1:1)
B
MgSO4*7H2O
1.50
ブロノポール
0.05
グリセリン
3.00
水にて
特徴
18.80
100.00
スキンケアをはじめ、サンケア、カラーコスメティックにも適している。
W/O 型
<処方例‑12>
剤型名
出典
アルブチン配合ジェルクリーム
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
A
B
C
調製法
セチルジメチコンコポリオール (商品名:ABIL EM90)
1.50
ジメチコンコポリオール、シクロメチコン (商品名:ABIL EM97)
0.50
シクロペンタシロキサン
9.00
ジメチコン
8.00
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル
1.00
酢酸トコフェロール
0.05
水
65.40
アルブチン
3.00
亜硫酸 Na
0.20
EDTA‑3Na
0.10
クエン酸
0.10
クエン酸 Na
1.10
エタノール
5.00
グリセリン
5.00
メチルイソチアゾリノン
0.05
1)B相を室温にて均一に撹拌する。
2)1)にC相を添加し、混合溶解後、pH=6.5〜6.8 を確認する。
3)A相を均一に混合溶解し、2)へ添加する。
(注入:30 秒、乳化時間:2 分間、D=2,000rpm)
特徴
重量%
W/O型
365
<処方例‑13>
剤型名
出典
乳化物
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
油相
ミネラルオイル
25.0
水添ポリイソブテン
25.0
乳化剤
ステアレス‑2/ステアレス‑21
水相 1
水
乳化助剤
重量%
0.5〜
2.0
残余
ヒドロキシプロピルデンプンリン酸(商品名:STRUCURE XL)
水相 2
水
調製法
①油相+乳化剤+水相 1 を混ぜ乳化する。
0.0〜
2.5
20.0
②予め溶解させた(STRUCTURE XL+水相 2)を添加する。
特徴
経時安定性が良好。
<処方例‑14>
剤型名
出典
セルフタンニングクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:T‑CR‑1)
成分名
A
B
C
水
重量%
76.90
BG (商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
(ジヒドロキシアセトン) (商品名:ジヒドロキシアセトン)
5.00
メチルパラベン
0.10
シクロメチコン (商品名:シリコーン VS−7158)
10.00
水添ポリイソブテン、ポリアクリルアミド、ラウレス−7 (商品名:セ
ピゲル 305)
3.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させ室温まで冷却する。
2.AにBを加え、均一に分散させる。
3.(A+B)にCを加え、撹拌を行う。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
塗布後約2時間で日焼けしたようなブロンズ色の肌になるセルフタンニングクリ
ームです。pH;4.0〜5.0[25℃]
366
<処方例‑15>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
岩瀬コスファ テクニカルインフォメーション(Formula:ET‑CR‑1)
成分名
A
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
5.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
5.50
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
B
C
重量%
10.00
オリーブ油
2.00
ミリスチン酸オクチルドデシル(商品名:MOD)
2.00
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
0.50
ミツロウ(商品名:ゴールデンブランド蜜蝋)
2.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (100cs))
0.30
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.20
精製水
53.70
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
2.00
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.40
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
DNA−K
0.10
アミノカプロン酸(商品名:ε−アミノカプロン酸)
0.10
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
エチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸エチル)
0.10
ポリメタクリル酸メチル、ジメチルPABAオクチル、t−ブチルメト
キシジベンゾイルメタン(商品名:マイクロスフェアー ESP)
10.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.Cを加えて、撹拌分散を行う。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;5.8〜6.8[25℃]
紫外線吸収剤(マイクロスフェアーESP)配合のクリームです。
紫外線吸収剤が直接、肌に接触しません。
<処方例‑16>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
岩瀬コスファ テクニカルインフォメーション(Formula:UP‑CR‑2)
成分名
367
重量%
A
B
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
1.00
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
5.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
4.50
オクチルドデカノール(商品名:カルコール 200GD)
1.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
2.00
リンゴ酸ジイソステアリル(商品名:コスモール 222)
3.00
パルミチン酸イソプロピル(商品名:エキセパール IPP)
2.00
パルミチン酸デキストリン(商品名:レオパール KL)
2.00
精製水
64.60
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
10.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
4.50
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;4.2〜4.8[25℃]
パルミチン酸デキストリン(レオパールKL)を用いたスキンクリームです。
<処方例‑17>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ET‑CR‑3)
成分名
A
重量%
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパー TW−S120)
1.00
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドールスーパー SP−S10)
2.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
4.00
ベヘニルアルコール(商品名:カルコール 220−80)
10.00
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
1.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
10.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−0
1)
1.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリス
リチル(商品名:コスモール 168AR)
0.20
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
368
B
精製水
59.50
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
3.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
3.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;4.8〜5.4[25℃]
弱酸性のエモリエントクリームです。
水溶性高分子を使用していないので、さっぱりとした感触が得られます。
<処方例‑18>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:ET‑CR‑4)
成分名
A
重量%
ステアリン酸グリセリル(SE)、水、グリセリン、BG、アルギニン、カル
ボマー、キサンタンガム、メチルパラベン(商品名:DN−ベーシック W
−6R)
4.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
3.00
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
3.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
10.00
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(商品名:エステモール N−0
B
1)
9.00
エルカ酸オクチルドデシル(商品名:EOD)
3.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (350cs))
0.20
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
60.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
7.00
DNA−Na
0.50
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
369
特徴
pH;5.4〜6.4[25℃]
DN−ベーシック W−6Rを乳化剤として用いた O/W 型クリームです。
DNA−Naが肌にハリを与え、若々しい肌に整えます。
<処方例‑19>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HE‑1‑3)
成分名
A
B
重量%
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
2.00
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパー TW−S120)
1.20
ステアリン酸グリセリル(商品名:レオドール MS−60)
0.50
セタノール(商品名:カルコール 6870)
2.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
8.00
パルミチン酸セチル(商品名:クチナ CP)
6.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (350cs))
0.50
酢酸トコフェロール
0.10
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
69.20
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.20
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
加水分解シルク、エタノール、水、エチルパラベン、ブチルパラベン(商品
名:シルクゲン Gソルブル)
2.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;7.0〜8.0[25℃]
シルクゲンGソルブルを配合したクリームです。
しっとりとなめらかに肌を整えます。
<処方例‑20>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:LV‑B‑11)
成分名
370
重量%
A
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
8.00
リゾレシチン、グリセリン(商品名:リゾレシチン協和)
1.50
セタノール(商品名:カルコール 6870)
3.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.00
馬油(商品名:精製馬油)
B
C
10.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (350cs))
0.20
トコフェロール(商品名:トコフェロール 80)
0.05
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
61.45
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
0.50
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.10
プラセンタエキス、メチルパラベン、水(商品名:ビオカタライザープラ
センタ APF(SW))
1.00
加水分解酵母、水、メチルパラベン(商品名:チトカタライザー)
1.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.低温でCを加え、撹拌する。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
馬油を配合したO/W型クリームです。
さっぱりとした仕上がりにかかわらず、高いエモリエント効果が得られます。
<処方例‑21>
剤型名
出典
クリーム(W/O タイプ)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:WO‑CR‑95)
成分名
A
重量%
セチルジメチコンコポリオール(商品名:アビル EM−90)
2.00
セスキオレイン酸ソルビタン(商品名:コスモール 82)
1.00
ミネラルオイル(商品名:シルコール P−70)
5.00
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール 525)
8.00
マイクロクリスタリンワックス(商品名:マイクロクリスタリンワック
ス W−445)
2.00
フェニルトリメチコン(商品名:シリコーン FZ−209)
3.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
371
B
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン(商品
名:シリコーン DN−196)
C
2.00
精製水
69.70
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
6.00
塩化 Na(商品名:塩化ナトリウム)
1.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.AにBを加え、撹拌を行う。
3.Cを秤量し、加温し溶解させる。
4.(A+B)にCを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
ライトタッチの W/O 型クリームです。
<処方例‑22>
剤型名
出典
ハンドクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:HG‑CR‑11)
成分名
A
B
重量%
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
4.50
セタノール(商品名:カルコール 6870)
1.00
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル(商品名:O.D.O)
5.00
カルナウバロウ(商品名:カルナウバワックス No.1)
2.40
ミツロウ(商品名:ゴールデンブランド蜜蝋)
2.20
シクロメチコン(商品名:シリコーン VS−7158)
4.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (350cs))
1.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
76.00
水酸化K(商品名:水酸化カリウム)
0.30
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
3.30
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
372
特徴
pH;7.0〜8.0[25℃]
シリコーンを配合したしたハンドクリームです。
さっぱりとした使用感にもかかわらず、高いバリア効果を示し、高い保湿作用を有
します。
<処方例‑23>
剤型名
出典
ハンドクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SB‑7F‑2)
成分名
A
ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸 #750)
2.00
ステアリン酸グリセリル(SE)(商品名:レオドール MS−165)
1.50
ミリスチルアルコール(商品名:カルコール 4098)
1.50
馬油(商品名:精製馬油)
B
重量%
40.00
トリオクタノイン(商品名:T.I.O)
3.00
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (350cs))
0.30
トコフェロール(商品名:トコフェロール 80)
0.10
精製水
39.70
アルギニン(商品名:L−アルギニン)
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
0.40
10.00
ベントナイト(商品名:ベンゲル 23)
1.00
フェノキシエタノール(商品名:PHE−S)
0.50
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
pH;7.1〜8.1[25℃]
馬油を配合したハンドクリームです。
高いエモリエント効果で手荒れを防止します。
<処方例‑24>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:NCP‑FG18)
成分名
A
PEG‑40 水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−40)
重量%
1.00
自己乳化型ステアリン酸グリセリル(商品名:レオドールMS−165
V)
2.00
373
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドールAS−10V)
0.50
モノステアリン酸グリコール(商品名:DN−WAX MM)
1.50
セテアリルアルコール(商品名:カルコール6850)
2.00
パルミチン酸セチル(商品名:クチナCP)
1.50
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル(商品名:サラコスFH)
0.50
植物性スクワラン(商品名:フィトスクワラン)
5.30
スクワラン(商品名:スクワランS)
0.50
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:サラコス541
B
8V)
7.00
オリーブ油
4.50
メチルポリシロキサン(商品名:KF−96A−100CS)
0.50
パルミチン酸レチノール(商品名:理研Aパルミテート1000)
0.05
天然ビタミン E(商品名:トコフェロール100)
0.05
パラオキシ安息香酸プロピル(商品名:プロピルパラベン)
0.05
精製水
55.90
1・3‑ブチレングリコール(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
4.00
濃グリセリン(商品名:グリセリン)
2.00
パラオキシ安息香酸メチル(商品名:メチルパラベン)
0.20
グリチルリチン酸ジカリウム
0.10
キサンタンガム(商品名:エコーガム(2%)soln.)
7.50
ヒアルロン酸ナトリウム(2)、精製水(商品名:ヒアルロンサンHA
−B(2%)soln.)
C
1.25
水、フェノキシエタノール、水溶性コラーゲン、クエン酸(商品名:オ
ーシャンコラーゲンZP−05)
1.00
水、加水分解コラーゲン、フェノキシエタノール(商品名:マイクロオ
ーシャンコラーゲンASー10)
1.00
加水分解コンキオリン(商品名:真珠たん白抽出液BG−J)
0.10
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.全量が秤量できる容器にBを秤込み、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、高温で乳化し、40℃まで冷却する。
4.(A+B)にCを添加後、全体を均一にする。
5.冷却後、適当な容器に充填する。
特徴
皮膚に浸透しやすい微細化コラーゲンによる皮膚の弾力性の付与により、女性が本
来もつ透明感とハリのある肌に導き、シワ・小ジワを防ぐナイトクリームです。
374
<処方例‑25>
剤型名
出典
クリーム
日光ケミカルズ㈱・パンフレット,2010 年 6 月
成分名
重量%
メチルパラベン
0.3
プロピルパラベン
0.2
セタノール
3.0
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール65)
ステアリン酸PEG−40(商品名:NIKKOL
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MYS−40V)
MGS−BV)
テトラオレイン酸ソルベース−40(商品名:NIKKOL
2.5
1.2
2.0
GO−4
40V)
1.0
スクワラン(商品名:NIKKOL
精製オリーブスクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
10.0
TrifatS−3
08)
10.0
キサンタンガム
3.0
精製水で全量
100.0
<処方例‑26>
剤型名
出典
クリーム
日光ケミカルズ㈱・パンフレット,2010 年 6 月
成分名
重量%
エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル(商品名:ニコガー
ド88)
0.4
セタノール
3.0
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール65)
ステアリン酸PEG−40(商品名:NIKKOL
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MYS−40V)
MGS−BV)
テトラオレイン酸ソルベース−40(商品名:NIKKOL
2.5
1.2
2.0
GO−4
40V)
1.0
スクワラン(商品名:NIKKOL
精製オリーブスクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
08)
10.0
TrifatS−3
10.0
キサンタンガム
3.0
精製水で全量
100.0
375
<処方例‑27>
剤型名
出典
クリーム
日光ケミカルズ㈱・パンフレット,2010 年 6 月
成分名
重量%
エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル(商品名:ニコガー
ド88)
0.4
1,3−ブチレングリコール
3.0
セタノール
3.0
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール65)
ステアリン酸PEG−40(商品名:NIKKOL
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MYS−40V)
MGS−BV)
テトラオレイン酸ソルベース−40(商品名:NIKKOL
2.5
1.2
2.0
GO−4
40V)
1.0
スクワラン(商品名:NIKKOL
精製オリーブスクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
10.0
TrifatS−3
08)
10.0
キサンタンガム
3.0
精製水で全量
100.0
<処方例‑28>
剤型名
出典
クリーム
日光ケミカルズ㈱・パンフレット,2010 年 6 月
成分名
重量%
エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル(商品名:ニコガー
ド88)
0.8
セタノール
3.0
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール65)
ステアリン酸PEG−40(商品名:NIKKOL
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MYS−40V)
MGS−BV)
テトラオレイン酸ソルベース−40(商品名:NIKKOL
2.5
1.2
2.0
GO−4
40V)
1.0
スクワラン(商品名:NIKKOL
精製オリーブスクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
08)
10.0
TrifatS−3
10.0
キサンタンガム
3.0
精製水で全量
100.0
376
<処方例‑29>
剤型名
出典
クリーム
日光ケミカルズ㈱・パンフレット,2010 年 6 月
成分名
重量%
エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル(商品名:ニコガー
ド88)
0.6
水添レシチン(商品名:NIKKOL
レシノールS−10)
ミリスチン酸ポリグリセリル−10(商品名:NIKKOL
0.2
Deca
glyn1−M)
2.0
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MGS−BV)
セタノール
1.0
4.0
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
スクワラン(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール65)
スクワラン)
2.0
6.0
エチルヘキサン酸セチル(商品名:NIKKOL
CIO)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
TrifatS−3
3.0
08)
3.0
ジメチコン(350mm2/s)
0.3
1,3−ブチレングリコール
7.0
キサンタンガム
0.2
カルボマー(商品名:カーボポール980)
0.1
精製水で全量
100.0
<処方例‑30>
剤型名
出典
W/Oクリーム
日光ケミカルズ㈱・パンフレット,2010 年 6 月
成分名
重量%
エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル(商品名:ニコガー
ド88)
0.6
シクロペンタシロキサン、PEG−10、ジメチコン、ジステアルジモ
ニウムヘクトライト(商品名:NIKKOL
ニコムルスWO)
デカメチルシクロペンタシロキサン
3.0
10.0
シクロメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー(商
品名:NIKKOL
SILBLEND−91)
ホホバ油(商品名:NIKKOL
ホホバ油S)
マカデミアナッツ油(商品名:NIKKOL
マカデミアンナッツ油)
8.0
1.2
1.3
グリセリン
6.0
1,3−ブチレングリコール
5.0
377
ポリエチレングリコール1540(PEG−32)
0.2
ポリエチレングリコール10000(PEG−220)
0.3
ヒアルロン酸ナトリウム
0.03
クエン酸ナトリウム
0.2
L−ヒドロキシプロリン(協和発酵工業社)
0.2
EDTA−2Na
0.05
精製水で全量
100.0
<処方例‑31>
剤型名
出典
スキンクリーム
Fragrance Journal,(6),105(2008)
成分名
A
重量%
セトステアリルアルコール
3.0
パルミチン酸セチル
3.0
ステアリン酸
3.0
ペンチレングリコール
2.0
イソステアリン酸ヘキシルデシル
2.0
ベヘニルアルコール
1.5
ステアリン酸ポリグリセリル‑10
1.5
ステアリン酸グリセリル(SE)
1.5
(イソステアリン酸ポリグリセリル‑2/ダイマージリノール酸)コポリ
マー
B
C
特徴
1.0
BG、ジブチルラウロイルグルタミド、ジブチルエチルヘキサノイルグ
ルタミド(商品名:AJK‑BG2046)
6.0
イソステアリルアルコール
5.0
精製水
残量
保存安定性、官能特性(塗りやすさ)、保湿効果に優れたO/W型スキンクリーム
である。
<処方例‑32>
剤型名
出典
モイスチャークリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版
成分名
A
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOL ニコムルス LC‑EF)
重量%
7.0
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル‑10,パルミチン酸デキストリン
(商品名:NIKKOL ニコワックス LM)
378
3.0
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL ベヘニルアルコール 65)
1.0
スクワラン(商品名:NIKKOL 精製オリーブスクワラン)
7.0
メドウフォーム油(商品名:NIKKOL メドウフォーム油)
4.0
マカデミアナッツ油(商品名:NIKKOL マカデミアンナッツ油)
3.0
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL Trifat S‑308)
3.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:NIKKOL トリエ
3.0
スター F‑810)
2.0
セトステアリルアルコール
2
2.0
ジメチコン(6mm /s)
2
B
ジメチコン(350mm /s)
0.5
(PPG‑51/SMDI)コポリマー(商品名:Polyolprepolymer‑14)
0.5
防腐剤
適量
カルボマー(2%水溶液)(商品名:カーボポール 980)
13.0
キサンタンガム(2%水溶液)
5.0
1,3−ブチレングリコール
5.0
グリセリン
5.0
EDTA‑2Na
5.0
適量
防腐剤
100.0
精製水で全量
C
D
調製法
アルギニン
0.2
精製水
3.0
ソルビトール発酵多糖、水(1%水溶液)(商品名:FUCOGEL 1000PP)
5.0
精製水
5.0
A,Bをそれぞれ 80℃まで加温し、均一溶解する。ホモミキサー処理をしながら
80℃でBにAを徐々に添加して乳化する。そしてCを添加した後、パドル攪拌しな
がら冷却し、50℃以下でDを添加する。さらに攪拌しながら冷却し、35℃で調製を
終了する。
<処方例‑33>
剤型名
出典
スキンクリーム(処方番号:MSC294)
高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂版
成分名
油相
重量%
(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポ
リマー(商品名:ハイルーセント ISDA)
2.00
ステアリン酸ポリグリセリル−10(商品名:Decaglyn 1‑SV)
1.50
イソステアリン酸ヘキシルデシル(商品名:ICIS)
2.00
379
水相
スクワラン(商品名:オリーブスクワラン)
8.00
セテアリルアルコール(商品名:セトステアリルアルコール)
2.00
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール 65)
1.00
ペンチレングリコール(商品名:ジオール PD)
3.00
グリセリン(商品名:トリオール VE)
5.00
キサンタンガム(商品名:KELTROL T)
0.08
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー(商品名:Aristoflex AVC)
0.22
精製水で全量
調製法
100.00
(1)油相、水相の各原料をそれぞれ順番どおりに加え、撹拌しながら 80℃まで加温
する。(2)撹拌しながら油相に水相を加え、ホモミキサーによる乳化を行う。(3)ホ
モミキサーによる分散を行いながら、徐々に 40℃まで冷却する。(4)さらにゆっく
りと冷却を続け、30℃まで冷却して製品とする。
特徴
さっぱりとした使用感でありながら、保湿効果に優れ、不快なべとつきがないクリ
ームである。
<処方例‑34>
剤型名
出典
クリーム(W/O)
FRAGRANCE JOURNAL,2,89‑95(1994)
成分名
A
B
重量%
トリイソステアリン酸グリセリル(商品名:TISG)
3.0
イソステアリン酸イソステアリル(商品名:ISIS)
4.0
ジイソステアリン酸プロピレングリコール
3.0
モノイソステアリン酸プロピレングリコール
1.5
イソステアリルアルコール
0.5
ジイソステアリン酸ジグリセリル
3.0
マイクロクリスタリンワックス
3.0
流動パラフィン
5.0
ブチルパラベン
0.1
プロピレングリコール
3.0
メチルパラベン
0.1
精製水で
100.0
<処方例‑35>
剤型名
出典
クリーム
FRAGRANCE JOURNAL,2,89‑95(1994)
成分名
380
重量%
A
B
ポリオキシエチレンセチルエーテル(5EO)
2.5
ポリオキシエチレンセチルエーテル(25EO)
2.5
ステアリン酸モノグリセリル
1.0
イソステアリン酸イソプロピル(商品名:IPIS)
6.0
イソステアリン酸イソステアリル(商品名:ISIS)
1.0
ポリオキシエチレン蜜蝋(8EO)
3.0
セチルアルコール
2.0
ブチルパラベン
0.1
グリセリン
2.0
水溶性コラーゲン液
2.0
メチルパラベン
0.1
精製水で
100.0
<処方例‑36>
剤型名
出典
美白クリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 7 月
成分名
A
重量%
縮合リシノール酸ヘキサグリセリル(商品名:NIKKOL Hexa
glyn PR‑15)
1.5
モノイソステアリン酸ジグリセリル(商品名:NIKKOL
B
DGMI
S)
1.5
精製水素添加大豆リン脂質(商品名:NIKKOL レシノールS‑10)
0.3
2‑エチルヘキサン酸セチル(商品名:NIKKOL
7.0
CIO)
メチルフェニルポリシロキサン
5.0
濃グリセリン
8.0
防腐剤
適量
アルギン酸ナトリウム(1%水溶液)
20.0
1.3‑ブチレングリコール
7.0
精製水で全量
C
調製法
100.0
リン酸L‑アスコルビルマグネシウム(商品名:NIKKOL VC‑P
MG)
3.0
精製水
30.0
A、B、Cをそれぞれ室温で混合後、Aを高速撹拌しながらB、Cを少しずつ添加
し、乳化する。均一になった時点で調製を終了する。
381
<処方例‑37>
剤型名
出典
酸化チタン配合サンスクリーンクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 7 月
成分名
A
重量%
縮合リシノール酸ヘキサグリセリル(商品名:NIKKOL Hexa
glyn PR‑15)
1.5
親油処理微粒子酸化チタン
8.0
イソステアリン酸イソステアリル
10.0
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル(商品名:NIKKOL トリエス
ターF‑810)
B
15.0
ベヘニルアルコール、ペンタステアリン酸ポリグリセリル−10、ステ
アロイル乳酸Na(商品名:NIKKOL
ニコムルス
41)
2.0
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル(商品名:NIKKOL トリエス
ターF‑810)
C
5.0
モノイソステアリン酸デカグリセリル(商品名:NIKKOL Decaglyn
1−IS)
2.0
セタノール
2.0
キサンタンガム
0.3
精製水
調製法
53.2
A、B、Cをそれぞれ加温分散後、約80℃にてBをAに混合する。ついでA+B
をホモミキサーで撹拌しながらCを添加し、乳化する。パドルミキサーで撹拌しな
がら冷却し、30〜35℃で調製を終了する。
<処方例‑38>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
(7A)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:NCP‑FH09)
成分名
A
重量%
PEG‑40 水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−40)
1.00
ステアリン酸グリセリル(SE)(商品名:レオドールMS−165V)
2.00
ステアリン酸ソルビタン(商品名:レオドールAS−10V)
0.50
モノステアリン酸グリコール(商品名:DN−WAX MM)
1.50
セテアリルアルコール(商品名:カルコール6850)
2.00
パルミチン酸セチル(商品名:クチナCP)
1.50
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル(商品名:サラコスFH)
0.50
植物性スクワラン(商品名:フィトスクワラン)
5.30
スクワラン(商品名:スクワランS)
0.50
382
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(商品名:サラコス541
B
C
8V)
7.00
オリーブ油
4.50
ジメチコン(商品名:KF−96A−100CS)
0.50
パルミチン酸レチノール(商品名:理研パルミテート1000)
0.05
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.05
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.05
精製水
55.30
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
4.00
グリセリン(商品名:'濃グリセリン)
2.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
グリチルリチン酸 2K(商品名:グリチルリチン K2)
0.10
キサンタンガム、水(商品名:エコーガム(2%)soln.)
7.50
ヒアルロン酸 Na、水(商品名:ヒアルロンサンHA−B(2%)soln.)
1.25
水、フェノキシエタノール、水溶性コラーゲン、クエン酸(商品名:オ
ーシャンコラーゲンZP−05)
1.00
水、加水分解コラーゲン、フェノキシエタノール(商品名:マイクロオ
ーシャンコラーゲンAS−10)
1.00
加水分解コンキオリン、BG、水、メチルパラベン(商品名:真珠たん
白抽出液BG−J)
0.10
オタネニンジンエキス、BG、水(商品名:ファルコレックスニンジン
B)
0.10
ダイズエキス、BG、水(商品名:フラボステロンSB)
0.10
オウゴンエキス、BG、水(商品名:オウゴンリキッドB)
0.10
カミツレ花エキス、BG、水(商品名:カミツレ抽出液BG−J)
0.10
ワレモコウエキス、BG、水(商品名:ジユ抽出液BG−R)
0.10
ボタンエキス、BG、水(商品名:ファルコレックスボタンピB)
0.10
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.全量が秤量できる容器にBを秤込み、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、高温で乳化し、40℃まで冷却する。
4.(A+B)にCを添加後、全体を均一にする。
5.冷却後、適当な容器に充填する。
特徴
皮膚に浸透しやすい微細化コラーゲンや植物エキスを数種類配合することで、透明
感とハリのある肌に導き、さらにシワ・小ジワを防ぐナイトクリームです。
383
<処方例‑39>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
(8)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:SYM‑26GT700A)
成分名
A
重量%
PEG‑60 水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−60(K))
0.58
ジイソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:コスモール42V)
0.38
N‑ラウロイルサルコシンイソプロピル(商品名:エルデュウSL−20
B
5)
0.25
精製水
1.30
精製水
50.79
フェノキシエタノール(商品名:フェノキシエタノール)
0.50
(PEG‑240/デシルテトラデセス‑20)コポリマー(商品名:アデカノール
C
GT‑700)
1.00
アルカリゲネス産生多糖体(商品名:アルカシーラン)
0.05
1,3‑プロパンジオール(商品名:Zemea
2.50
Propanediol)
グリチルリチン酸 2K(商品名:グリチルリチン酸ジカリウム)
0.10
シリカ(商品名:アエロジル200)
0.30
スクワラン、オリーブ油、マカデミアナッツ油、トコフェロール、スフ
ィンゴモナスエキス、グリセリン、グリチルリチン酸 2K、メチルパラベ
D
ン、プロピルパラベン、水(商品名:ビオセラジェルMOS)
15.00
精製水
25.00
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(商品名:フェリオックス115)
0.20
水酸化 Na(商品名:水酸化ナトリウム)
0.05
アルブチン(商品名:アルブチン)
2.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.BにAを加え、攪拌を行う。
4.C、Dを加え、撹拌し、適当な容器に充填する。
特徴
リセット性のポリマーであるアデカノール GT‑700 により、クリームを崩しても、
元通りのツヤツヤの状態に戻る豆腐状のクリームです。ビオセラジェル MOS により
エモリエント効果が持続します。
<処方例‑40>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
(9)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:EM‑26CV)
成分名
384
重量%
A
オレイン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル、セテアリルアルコー
ル、水酸化K、オリーブ油脂肪酸加水分解コムギタンパク(商品名:エ
B
マル OG)
9.00
セタノール(商品名:カルコール 6870)
2.50
ジメチコン(商品名:シリコーン L−45 (100cs))
1.00
オリーブ油(商品名:クロピュア OL)
3.00
マカデミアナッツ油(商品名:マカデミアナッツ油)
2.00
(植物性)スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
5.00
トコフェロール(商品名:トコフェロール 100)
0.05
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.05
精製水
68.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
2.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.20
ヒアルロン酸Na、水(商品名:ヒアルロンサン HA−B (1%水溶
液))
2.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.AにBを加え、乳化を行う。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
乳化性、生分解性に優れた植物性乳化ベースの「エムログ OG」を使用したモイ
スチャークリームです。さっぱり滑らかな感触にも関わらず、しっとりとした使用
感が持続します。pH: 6.5〜7.5[25℃]
<処方例‑41>
剤型名
出典
マッサージクリーム
(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:WTP‑MT‑1)
成分名
A
B
重量%
PEG‑60 水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−60K)
3.00
セテアリルアルコール(商品名:カルコール8650)
1.50
フェニルトリメチコン(商品名:シリコンMP−1)
4.50
ジフェニルメチコン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.05
精製水
44.35
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
グリセリン(商品名:グリセリン)
385
2%分散液)
20.00
3.00
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
5.00
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トルナ
ーレ)
8.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
C
水酸化 Na、水(商品名:水酸化ナトリウム
1.40
D
マンナン(商品名:プロポールISLB)
1.00
精製水
8.00
5%水溶液)
100.00
調製法
1.Aを秤量して加温し、溶解させる。
2.Bを秤量して加温し、溶解させる。
3.AをBに加えて乳化を行い、ホモミキサーを作動させる。
4.(A+B)にCを加え、均一にする。
5.低温で均一にしたDを加え、均一にする。
6.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
トルナーレを高配合した洗い流しタイプのマッサージクリームです。スクラブ効果
を有し、洗い流し後は持続性のあるしっとり感が得られます。
<処方例‑42>
剤型名
出典
ゴマージュクリーム(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:GC‑KS02)
成分名
重量%
A(1) グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トルナ
ーレ)
3.00
(2) グリセリン(商品名:濃グリセリン)
2.00
(3) BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
2.00
(4) カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
2%分散液)
25.00
(5) メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
(6) EDTA‑2Na(商品名:クレワットN)
0.05
(7) 精製水
46.05
B(8) 結晶セルロース(商品名:セオラスPH−F20)
C(9) 水酸化 Na、水(商品名:水酸化ナトリウム
5%水溶液)
20.00
1.70
100.00
調製法
1.3)と5)を適当な容器に量り込み、加熱して溶解させる。
2.1.を冷ました後、PhaseAの残りの成分を秤込み、均一にする。
3.十分に分散させたPhaseAに、数回に分けてPhaseBを添加し、十分
に攪拌し、均一にする。
386
4.さらにPhase(A+B)にPhaseCを添加し、十分に撹拌する。
5.適当な容器に充填する。
特徴
増粘剤と結晶セルロースを配合した白色クリーム状のゴマージュ様ピーリング剤
です。トルナーレやマンナンを配合し、肌のしっとり感やスクラブ効果を高めまし
た。
<処方例‑43>
剤型名
出典
ゴマージュクリーム(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:GC‑KS‑02M)
成分名
重量%
A (1) グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水
(商品名:ト
ルナーレ)
3.00
(2) グリセリン(商品名:濃グリセリン)
2.00
(3) BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
2.00
(4) カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
2%分散液)
25.00
(5) メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
(6) EDTA‑2Na(商品名:クレワットN)
0.05
(7) 精製水
37.05
B (8) マンナン(商品名:プロポールISLB)
1.00
(9) 精製水
8.00
C(10) 結晶セルロース(商品名:セオラスPH−F20)
D(11) 水酸化 Na、水(商品名:水酸化ナトリウム
20.00
5%水溶液)
1.70
100.00
調製法
1.3)と5)を適当な容器に量り込み、加熱して溶解させる。
2.1.を冷ました後、PhaseAの残りの成分を秤込み、均一にする。
3.プロペラ等で早い攪拌を行いながら、均一にしたPhaseBを添加し、均
一に分散させる。
4.十分に分散させたPhase(A+B)に、数回に分けてPhaseCを添
加し、十分に攪拌し、均一にする。
5.さらにPhase(A+B+C)にPhaseDを添加し、十分に撹拌する。
6.適当な容器に充填する。
特徴
増粘剤と結晶セルロースを配合した白色クリーム状のゴマージュ様ピーリング
剤です。トルナーレやマンナンを配合し、肌のしっとり感やスクラブ効果を高め
ました。
387
<処方例‑44>
剤型名
出典
ゴマージュクリーム(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:BGC‑KS‑SM)
成分名
重量%
A (1) グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トル
ナーレ)
3.00
(2) グリセリン(商品名:濃グリセリン)
2.00
(3) BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
2.00
(4) カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
2%分散液)
25.00
(5) メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
(6) EDTA‑2Na(商品名:クレワットN)
0.05
(7) 精製水
47.05
B (8) セルロース、ヒバマタエキス(商品名:スブリマルグLS9700)
(9) 結晶セルロース(商品名:セオラスPH−F20)
2.00
18.00
サンザシエキス、タイソウエキス、グレープフルーツエキス、リンゴ
C(10) エキス、オレンジ果汁、レモン果汁、ライム果汁、BG、水(商品名:
フルーツリンクルプロテクトエッセンス)
D(11) 水酸化 Na、水(商品名:水酸化ナトリウム
0.20
5%水溶液)
0.50
100.00
調製法
1.3)と5)を適当な容器に量り込み、加熱して溶解させる。
2.1. を冷ました後、PhaseAの残りの成分を秤込み、均一に溶解する。
3.プロペラ等で早い攪拌を行いながら、PhaseBを順次添加し、均一に分
散させる。
4.十分に分散させたPhase(A+B)に、数回に分けてPhaseCを添
加し、十分に攪拌し、均一にする。
5.さらにPhase(A+B+C)にPhaseDを添加し、十分に撹拌する。
6.適当な容器に充填する。
特徴
増粘剤と結晶セルロースを配合した白色クリーム状のゴマージュ様ピーリング
剤です。セルロースやフルーツ酸を含む植物エキスを配合し、軽いスクラブ効果
やピーリング効果を高めています。
<処方例‑45>
剤型名
出典
エモリエントクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月第 2 版
成分名
(A)
水添レシチン(商品名:NIKKOL
重量%
レシノール
S−PIE)
モノミリスチン酸デカグリセリル(商品名:NIKKOL
388
Decag
1.00
lyn
1−M)
2.00
ベヘニルアルコール(商品名:NIKKOL
ベヘニルアルコール
6
5)
2.00
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
fat
S−308)
5.00
スクワラン(商品名:NIKKOL
スクワラン)
オレイン酸デカグリセリル(商品名:NIKKOL
(B)
Tri
2.00
Decaglyn
10−O)
1.00
ステアリン酸
3.00
メチルポリシロキサン
10cSt
0.20
メチルポリシロキサン
300cSt
0.10
酢酸dl−α−トコフェロール
0.20
グリチルレチン酸ステアリル
0.10
防腐剤
適量
1,3−ブチレングリコール
5.00
グリセリン
2.00
精製水で全量
(C)
(D)
100.00
カルボマー(商品名:カーボポール
Ultrez10)
0.10
精製水
4.80
L−アルギニン
0.20
精製水
(E)
408.00
リン酸L−アスコルビルマグネシウム(商品名:NIKKOL
VC−
PMG)
0.30
イチョウ抽出物とレシチンの複合体(商品名:Gynkgo
ba
調製法
Phytosome)
bilo
0.10
L−セリン
0.05
DL−アラニン
0.05
精製水
9.50
(A)、(B)をそれぞれ加温溶解後、約80℃にて(B)を(A)に攪拌しなが
ら添加し、添加終了後ホモミキサー(1kgスケールの場合:5000rpm、1
0分)で乳化する。乳化物を攪拌しながら冷却し、約50℃において(C)、(D)、
(E)の順に添加し、30〜35℃で調製を終了する。
<処方例‑46>
剤型名
出典
アンチエイジングクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 1 月第 2 版
389
成分名
A
重量%
3−O−セチルアスコルビン酸(商品名:NIKKOL
VC
セチル
エーテル)
1.00
ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、PEG−20フィトステ
ロール、セタノール、フィトステロールズ、ステアリン酸グリセリル、
水添レシチン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:
NIKKOL
ニコムルス
LC)
スクワラン(商品名:NIKKOL
7.00
精製オリーブスクワラン)
メドウフォーム油(商品名:NIKKOL
7.00
メドウホーム油)
4.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(商品名:NIKKOL
リエスター
ト
F−810)
3.00
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
Trifat
S−
308)
3.00
マカデミアナッツ油(商品名:NIKKOL
マカデミアンナッツ油)
3.00
セトステアリルアルコール
2.00
ベヘニルアルコール
1.00
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/エイコサン二酸)ポリグリ
セリル−10、パルミチン酸デキストリン(商品名:NIKKOL
コワックス
B
LM)
3.00
シクロペンタシロキサン
5.00
ジメチコン(6mm2/s)
3.00
カルボマー
2%水溶液(商品名:カーボポール
キサンタンガム
調製法
980)
13.00
2%水溶液
5.00
1,3−ブチレングリコール
5.00
グリセリン
4.00
ペンチレングリコール
1.00
防腐剤
適量
精製水で全量
C
ニ
100.00
アルギニン
0.15
EDTA−2Na
0.10
精製水
3.00
A、Bをそれぞれ80℃まで加温し、均一にする。80℃でBをホモミキサーで攪
拌しながらAを徐々に添加して乳化する。パドルミキサーにより攪拌しながら冷却
し、50℃でCを添加する。さらに攪拌を続け、35℃で調製を終了する。
特徴
pH:6.6
390
<処方例‑47>
剤型名
出典
アンチエイジングクリーム
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 1 月第 2 版
成分名
A
重量%
3−O−セチルアスコルビン酸(商品名:NIKKOL
VC
セチル
エーテル)
1.0
ステアリン酸PEG−25(商品名:NIKKOL
MYS−25V)
テトラオレイン酸ソルベス−40(商品名:NIKKOL
1.0
GO−44
0V)
0.5
ステアリン酸グリセリル(商品名:NIKKOL
MGS−BV)
2.0
ステアリルアルコール
3.0
セタノール
2.0
スクワラン(商品名:NIKKOL
スクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL
Trifat
7.5
S−
308)
7.5
2
B
ジメチコン(10mm /s)
5.0
ジメチコン(500mm2/s)
0.5
1,3−ブチレングリコール
5.0
ヒドロキシエチルセルロース
2%水溶液
10.0
防腐剤
適量
精製水で全量
C
調製法
100.0
EDTA−2Na
0.1
精製水
3.0
A、Bをそれぞれ90℃まで加温し、均一にする。85℃でBをホモミキサーで攪
拌しながらAを徐々に添加して乳化する。パドルミキサーにより攪拌しながら冷却
し、40℃でCを添加する。さらに攪拌を続け、35℃で調製を終了する。
<処方例‑48>
剤型名
出典
クリーム
山川貿易㈱・原料カタログ
成分名
A
重量%
スクワラン
20.0
オリーブ油
2.0
ミンク油
1.0
ホホバ油
5.0
ミツロウ
5.0
391
B
調製法
セトステアリルアルコール
2.0
グリセリンモノステアレート
1.0
ソルビタンモノステアレート
2.0
ムラヤコエンジー抽出液
1.0
精製水
47.9
ポリオキシエチレン(20E.0.)ソルビタンモノステアレート
2.0
ポリオキシエチレン(60E.0.)硬化ヒマシ油
1.0
グリセリン
5.0
1.0%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液
5.0
パラオキシ安息香酸メチル
0.1
A、Bをそれぞれ計量し、70℃まで加温する。BにAを撹拌しつつ徐々に加えたの
ち、ゆっくり撹拌しつつ 30℃まで冷却する。
<処方例‑49>
剤型名
出典
薬用美白クリーム(モイスチュアタイプ)
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 3 月
成分名
A
重量%
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6、イソステアリン酸ポリグリセ
リル−2、ジステアルジモニウムヘクトライト(商品名:NIKKOL ニコ
ムルス WO‑NS)
3.5
トリエチルヘキサノイン(商品名:NIKKOL Trifat S‑308)
B
スクワラン(商品名:NIKKOL 精製オリーブスクワラン)
3.0
ホホバ種子油(商品名:NIKKOL ホホバ油 S)
3.0
シクロペンタシロキサン
5.0
d‑δ‑トコフェロール
0.1
リン酸アスコルビル Mg(商品名:NIKKOL VC‑PMG)
3.0
グリセリン
10.0
1,3‑ブチレングリコール
2.0
キサンタンガム(2%水溶液)
5.0
ヒアルロン酸 Na(1%水溶液)
1.0
グルタミン酸 Na
0.6
防腐剤
適量
精製水で全量
調製法
10.0
100.0
室温でA、Bそれぞれを均一分散させ、ホモミキサー、ディズパーミキサーでゆっ
くりと撹拌しながらAにBを徐々に加えた後、強く撹拌して乳化を行う。
392
6.パック
<処方例‑1>
剤型名
出典
ピールオフパック(1)
岩瀬コスファ テクニカルインフォメーション(Formula:PT‑PO‑1)
成分名
A
重量%
硫酸Ca、アルミナ、ピロリン酸4Na、アルギン酸Na、ミネラルオ
イル、カオリン(商品名:アルギンパックベース)
95.00
キシリトール(商品名:キシリットXC)
2.00
褐藻エキス(商品名:アルゲコロイド)
1.00
キトサン(商品名:キトファイン)
1.80
DNA−K(商品名:DNA−K)
0.20
100.0
調製法
1.Aを秤量し、混合する。
2.適当な容器に充填する。
特徴
アルギン酸のゲル化作用を利用したピールオフタイプのパックです。
<処方例‑2>
剤型名
出典
ピールオフパック(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:PT‑PO‑2)
成分名
A
ポリビニルアルコール(商品名:ポバール PVA217)
B
ヒドロキシプロピルセルロース(商品名:HPC H)
精製水
重量%
15.00
1.00
48.80
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
C
エタノール(商品名:エタノール)
10.00
D
キトサンPCA、水(商品名:カイトマーPC(1%水溶液))
20.00
100.00
調製法
1.Bを秤量し、加温し溶解させる。
2.室温まで冷却し、Aを加え、撹拌を行う。
3.(A+B)を加温し溶解させる。
4.低温でC、Dを添加し、撹拌する。
5.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
キトサンPCA(カイトマーPC)を配合したピールオフタイプのパックです。皮
膚の汚れや皮脂をきれいに取り去ります。
393
<処方例‑3>
剤型名
出典
クレイパック(1)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:MR‑CP‑8)
成分名
A
カオリン(商品名:日本薬局方カオリン)
30.00
タナクラクレイ(商品名:ミロネクトン R)
15.00
ベントナイト(商品名:ベントナイト)
B
重量%
精製水
2.00
31.60
ステアリン酸グリセリル(SE)(商品名:レオドールMS−165)
5.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
8.00
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
8.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.15
エチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸エチル)
0.15
100.0
調製法
1.Bを秤量し、加温し溶解させる。
2.BをAに加え、撹拌を行う。
3.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
タナクラクレイ(ミロネクトン)を配合したクレイパックです。皮膚の汚れや皮脂
をきれいに取り去ります。pH: 8.0〜8.6[25℃]
<処方例‑4>
剤型名
出典
クレイパック(2)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:YDP‑11HSA)
成分名
A
重量%
精製水
35.60
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
10.00
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
5.00
セスキステアリン酸PEG−20メチルグルコース(商品名:グルカメ
B
ート SSE−20)
4.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
カオリン(商品名:日本薬局方カオリン)
16.10
タナクラクレイ(商品名:ミロネクトン R)
5.00
酸化チタン(商品名:酸化チタンCR−50)
1.00
酸化鉄(商品名:黄酸化鉄)
0.50
酸化鉄(商品名:黒酸化鉄)
0.50
グンジョウ(商品名:群青)
0.10
394
C
エタノール (商品名:エタノール)
キサンタンガム、水 (商品名:エコーガム1.0%soln)
D
5.00
10.00
モンモリロナイト(商品名:クニピア G)
5.00
シリカ(商品名:サンスフェアH−121)
2.00
100.0
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.室温まで撹拌冷却し、Bを加え、撹拌を行う。
3.C、Dを加え、撹拌を行う。
4.適当な容器に充填する。
特徴
タナクラクレイ(ミロネクトン)を配合した洗い流しタイプのクレイパックです。
皮膚の汚れや皮脂をきれいに取り去ります。pH: 8.0〜9.0[25℃]
<処方例‑5>
剤型名
出典
クレイパック(3)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:NCP‑12FH‑R)
成分名
A
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
重量%
10.00
5.00
セスキステアリン酸PEG−20セチルグルコース(商品名:グルカメ
B
C
D
ート SSE−20)
4.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
精製水
35.60
カオリン(商品名:カオリンJP−100)
13.10
ヒドロキシアパタイト(商品名:板状 HAP)
3.00
タナクラクレイ(商品名:ミロネクトン R)
5.00
酸化チタン(商品名:酸化チタンCR−50)
1.00
黄酸化鉄(商品名:タロックス LL−XLO)
0.50
黒酸化鉄(商品名:タロックス BL−100)
0.50
グンジョウ(商品名:グンジョウNo.801)
0.10
キサンタンガム、水、BG(商品名:エコーガム1%分散液)
10.00
エタノール(商品名:エタノール)
5.00
モンモリロナイト(商品名:クニピア G)
5.00
シリカ(商品名:サンスフェアH−121)
2.00
100.00
395
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、全体を粉砕する。室温まで撹拌冷却し、Bを加え、撹拌を行う。
3.室温でAにBを加え、撹拌を行う。
4.(A+B)にC、Dを加え、撹拌を行う。
5.適当な容器に充填する。
特徴
ミロネクトン、板状HAP、球状多孔質シリカを配合した洗い流しタイプのパック
です。皮膚の汚れ、余分な皮脂、過酸化脂質などの吸着効果が期待できます。pH:
7.8〜8.5[25℃]
<処方例‑6>
剤型名
出典
クレイパック(4)
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:NCP‑12FH‑SC‑F)
成分名
A
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
重量%
10.00
5.00
セスキステアリン酸PEG−20セチルグルコース(商品名:グルカメ
B
ート SSE−20)
4.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
精製水
35.60
カオリン(商品名:カオリンJP−100)
13.10
ヒドロキシアパタイト(商品名:板状 HAP−SC)
3.00
タナクラクレイ(商品名:ミロネクトン R)
5.00
酸化チタン(商品名:酸化チタンCR−50)
1.00
黄酸化鉄(商品名:タロックス LL−XLO)
0.50
黒酸化鉄(商品名:タロックス BL−100)
0.50
グンジョウ(商品名:グンジョウNo.801)
0.10
C
シリカ(商品名:サンスフェアH−121)
2.00
D
キサンタンガム、水(商品名:エコーガム1%分散液)
E
10.00
エタノール(商品名:エタノール)
5.00
モンモリロナイト(商品名:クニピア F)
5.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し均一に溶解させる。
2.Bを秤量し、全体を均一に粉砕する。室温まで撹拌冷却し、Bを加え、撹拌を
行う。
3.Aを室温まで冷却し、撹拌しながらBを徐々に加え、ディスパーで均一に分散
させる。
4.(A+B)にCを加え、ディスパーで分散させる。
396
5.(A+B+C)にDを加え、ディスパーで分散させる。
6.(A+B+C+D)にEを加え、ディスパーで分散させ、アンカーで全体を均
一に撹拌する。
7.適当な容器に充填する。
特徴
ミロネクトンR、板状HAP‑SCを配合した洗い流しタイプのパックです。ミロ
ネクトンRとサンスフェアH−121と板状HAP−SCを配合したことで、皮膚
の汚れ、余分な皮脂、過酸化脂質などの吸着効果が期待できます。
<処方例‑7>
剤型名
出典
モイスチャーパック
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:JR‑24GL)
成分名
A
重量%
ポリソルベート20(商品名:レオドールスーパーTW−L120)
2.000
トコフェロール(商品名:トコフェロール100)
0.050
スクワラン(商品名:植物性スクワラン)
0.005
B
精製水
7.885
C
カルボマー、水(商品名:ハイビスワコー104
3%分散液)
50.000
精製水
10.000
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
10.000
BG(商品名:1,3‑ブチレングリコール)
7.000
クインシードエキス、BG、水、メチルパラベン、フェノキシエタノー
ル(商品名:クインシード2S)
6.000
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水(商品名:トルナ
ーレ)
2.000
PCA−Na、水(商品名:PCAソーダ)
0.800
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.200
アラントイン(商品名:アラントイン)
0.050
グリチルリチン酸2K(商品名:グリチルリチン酸ジカルシウム)
0.010
水酸化K、水(商品名:水酸化カリウム20%水溶液)
4.000
100.00
調製法
1.Aを秤量し、溶解させる。
2.AにBを加える。
3.Cの成分を秤量し溶解させ、水酸化K水溶液を加えゲル化させる。
4.Cに(A+B)を加え撹拌し均一にする。
5.適当な容器に充填する。
特徴
トルナーレを配合した洗い流さないタイプの保湿パックです。
397
<処方例‑8>
剤型名
出典
リフトアップパック
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:PPC‑34H)
成分名
重量%
A
精製水
66.50
B
エタノール(商品名:エタノール)
10.00
C
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパーTW−S120V)
0.10
PEG−60水添ヒマシ油(商品名:エマノーンCH−60K)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.30
プルラン(商品名:化粧品用プルラン)
デキストリン(商品名:JPデキアミコール10)
20.00
3.00
100.00
調製法
1.Bを秤量し、溶解させる。
2.Cを秤量し均一にする。
3.AにBを加え、均一にする。
4.(A+B)を撹拌させながら、ゆっくりCを加え、溶解させる。
5.適当な容器に充填する。
特徴
プルランを配合した洗い流すタイプのひきしめ感の強いリフトアップパックです。
バルクを少量ずつとり顔に均一に伸ばし、10〜15分後パックが乾いたら、水ま
たはぬるま湯でよく洗い流してください。
<処方例‑9>
剤型名
出典
ホットジェル
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:QG‑HG‑1)
成分名
A
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
カラギーナン(商品名:カラギーナン)
重量%
60.05
0.90
クインスシードエキス、グリセリン、水(商品名:クインスシードG1
0%グリセリン液)
B
26.30
PPG−10メチルグルコース(商品名:グルカムP−10)
塩化Na(商品名:SDS−1(天然塩))
0.45
12.30
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.低温でBを加え、撹拌を行う。
3.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
温感効果を有する天然塩配合リンスオフタイプのパックです。
398
7.マッサージ
<処方例‑1>
剤型名
出典
マッサージクリーム
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:MC‑Y‑1)
成分名
A
重量%
ステアリン酸グリセリル(SE)(商品名:レオドール MS−165)
2.00
ポリソルベート60(商品名:レオドールスーパー TW−S120)
1.00
イソステアリン酸ポリグリセリル−2(商品名:コスモール 41)
1.00
ステアリルアルコール(商品名:カルコール 8688)
3.00
ミネラルオイル(商品名:シルコール P−70)
24.00
ワセリン(商品名:スーペリアペト)
8.00
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール(商品名:コスモール 525)
ミツロウ(商品名:ゴールデンブランド蜜蝋)
10.00
3.00
(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル
B
(商品名:コスモール 168E)
2.00
ヒドロキシステアリン酸コレステリル(商品名:サラコス HS)
1.00
プロピルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸プロピル)
0.10
精製水
39.60
PG(商品名:プロピレングリコール)
5.00
キサンタンガム(商品名:エコーガム)
0.10
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させる。
2.Bを秤量し、加温し溶解させる。
3.BにAを加え、乳化を行う。
4.室温まで撹拌冷却し、適当な容器に充填する。
特徴
ノニオン系界面活性剤を用いたマッサージクリームです。
肌上での滑りが良く、血行促進に効果的です。
8.その他
<処方例‑1>
剤型名
出典
ボディトリーロメント
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 3 月
成分名
A
テトラオレイン酸ソルベス−60(商品名:NIKKOL
0V)
重量%
GO−46
2.0
399
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリ
ン酸PEG−10(商品名:NIKKOL
MGS−DEXV)
5.0
ベヘニルアルコール(商品名:ベヘニルアルコール65)
2.5
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/エイコサン二酸)ポリグリ
セリル−10、パルミチン酸デキストリン(商品名:ニコワックス
L
M)
5.0
白色ワセリン
4.0
ミツロウ
2.5
スクワラン(商品名:NIKKOL
精製オリーブスクワラン)
トリエチルヘキサノイン(商品名:Trifat
S−308)
ジメチコン(350mm2/s)
適量
PG
4.0
カルボマー(2%水溶液)
5.0
防腐剤
適量
精製水で全量
C
6.0
0.2
防腐剤
B
10.0
100.0
トリエタノールアミン(10%水溶液)
1.9
精製水
3.1
ヒバマタエキス、クレマティスエキス、シモツケソウエキス、スギナエ
D
調製法
キス、セイヨウキヅタエキス、BG、水(商品名:フィテレンEGX−
250)
0.5
グリチルリチン酸ジカリウム
0.1
精製水
2.0
A、Bをそれぞれ80℃に加熱して、溶解する。Aを撹拌しながらBを加え、乳化
する。撹拌しながら冷却し、40℃でC、Dを加え、35℃で調製を終了する。
<処方例‑2>
剤型名
出典
アフターシェイブローション
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 10 月
成分名
A
重量%
クエン酸トリエチルヘキシル(商品名:NIKKOL TOC)
1.0
PEG‑100 水添ヒマシ油(商品名:NIKKOL HCO‑100)
1.0
グリセリン脂肪酸エステル混合物(商品名:NIKKOL ニコガード DL)
0.5
l‑メントール
0.2
濃グリセリン
3.0
400
B
カルボマー(2%水溶液) (商品名:カーボポール 981)
0.5
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(2%水溶液)
2.0
ソルビトール(70%水溶液)
5.0
セイヨウオトギリソウエキス、ゴボウエキス、サボンソウエキス、セー
ジエキス、トウキンセンカエキス、ホップエキス、レモン果汁エキス、
BG、水(商品名:フィテレン EGX‑252(BG))
1.0
トリエタノールアミン(10%水溶液)
0.1
精製水で全量
調製法
100.0
A、Bをそれぞれ秤取し、加温して溶解する。パドルミキサーでAを撹拌しながら、
Bを少量ずつ加え、調製を終了する。
特徴
45℃で3週間の安定性を確認
<処方例‑3>
剤型名
出典
乳化物
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
重量%
①
水添レシチン、フィトステロール(商品名:Phytocompo‑PP)
1.00
②
グリセリン
5.00
③
BG
8.00
④
トリオクタノイン
10.00
⑤
水
56.15
⑥
メチルイソチアゾリノン
⑦
カルボマー
⑧
水酸化ナトリウム
調製法
0.05
12.00
7.80
1)①、②をデスパで均一に混合分散する。
2)1)に③を添加し、加温(65±5℃)する。
3)④のいずれかを加温(70±5℃)する。
4)⑤、⑥を加温(70±5℃)する。
5)2)を 30 秒間撹拌後に3)を徐々に添加し、ゲルを調製する。(D=4,000rpm,30
秒,65±5℃)
6)5)を 30 秒間撹拌後に4)を徐々に添加し、乳化する。(D=4,000rpm,40 秒→
添加後:D=2,000rpm,2 分,65±5℃)
7)6)に⑦を添加し、撹拌する(D=2,000rpm)。
8)7)に⑧を添加し、1 分間撹拌する(D=2,000rpm)。
9)8)を冷却する。(35℃)
401
特徴
乳化剤フリーの乳化物を調製できる。
<処方例‑4>
剤型名
出典
乳化物
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
重量%
①
水添レシチン、フィトステロール(商品名:Phytocompo‑PP)
1.00
②
グリセリン
5.00
③
BG
8.00
④
ミネラルオイル
10.00
⑤
水
56.15
⑥
メチルイソチアゾリノン
⑦
カルボマー
⑧
水酸化ナトリウム
調製法
0.05
12.00
7.80
1)①、②をデスパで均一に混合分散する。
2)1)に③を添加し、加温(65±5℃)する。
3)④のいずれかを加温(70±5℃)する。
4)⑤、⑥を加温(70±5℃)する。
5)2)を 30 秒間撹拌後に3)を徐々に添加し、ゲルを調製する。(D=4,000rpm,30
秒,65±5℃)
6)5)を 30 秒間撹拌後に4)を徐々に添加し、乳化する。(D=4,000rpm,40 秒→
添加後:D=2,000rpm,2 分,65±5℃)
7)6)に⑦を添加し、撹拌する(D=2,000rpm)。
8)7)に⑧を添加し、1 分間撹拌する(D=2,000rpm)。
9)8)を冷却する。(35℃)
特徴
乳化剤フリーの乳化物を調製できる。
<処方例‑5>
剤型名
出典
乳化物
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
重量%
①
水添レシチン、フィトステロール(商品名:Phytocompo‑PP)
1.00
②
グリセリン
5.00
③
BG
8.00
④
ジメチコン
10.00
⑤
水
56.15
402
⑥
メチルイソチアゾリノン
⑦
カルボマー
⑧
水酸化ナトリウム
調製法
0.05
12.00
7.80
1)①、②をデスパで均一に混合分散する。
2)1)に③を添加し、加温(65±5℃)する。
3)④のいずれかを加温(70±5℃)する。
4)⑤、⑥を加温(70±5℃)する。
5)2)を 30 秒間撹拌後に3)を徐々に添加し、ゲルを調製する。(D=4,000rpm,30
秒,65±5℃)
6)5)を 30 秒間撹拌後に4)を徐々に添加し、乳化する。(D=4,000rpm,40 秒→
添加後:D=2,000rpm,2 分,65±5℃)
7)6)に⑦を添加し、撹拌する(D=2,000rpm)。
8)7)に⑧を添加し、1 分間撹拌する(D=2,000rpm)。
9)8)を冷却する。(35℃)
特徴
乳化剤フリーの乳化物を調製できる。
<処方例‑6>
剤型名
出典
乳化剤
㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日
成分名
A
重量%
ジメチコンコポリオール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル(商
品名:ABIL Care 85)
(商品名:TEGO SML 20)
1.5
ミネラルオイル
B
11.8
ジカプリリルエーテル
2.2
安息香酸アルキル C12‑15
2.5
イソノナン酸セテアリル
1.0
カルボマー
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C=10‑30))クロスポリマー
グリセリン
4.1
水
73.0
香料、防腐剤
特徴
ビロードのような感触を演出できる。
O/W 型
403
<処方例‑7>
剤型名
出典
ハンドガード
岩瀬コスファ㈱・テクニカルインフォメーション(Formula:MO‑HG‑1)
成分名
A
B
精製水
重量%
45.40
BG(商品名:1,3−ブチレングリコール)
8.00
ヒドロキシプロピルセルロース(商品名:HPC M)
2.00
ヒドロキシプロピルキトサン、メチルパラベン、エタノール、水(商品名:
キトフィルマー)
3.00
エタノール
40.00
(アクリル酸アルキル/オクチルアクリルアミド)コポリマー(商品名:
C
ダーマクリル 79)
1.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
TEA(商品名:トリエタノールアミン)
0.40
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加温し溶解させ、室温まで冷却する。
2.Bを秤量し、溶解させる。
3.BにCを添加し中和を行う。
4.Aに(B+C)を加え、撹拌を行う。
5.適当な容器に充填する。
特徴
pH;8.0〜8.6[25℃]
キトフィルマーを配合したハンドガードです。
<処方例‑8>
剤型名
出典
液晶の安定性試験用製剤
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版
成分名
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOL ニコムルス LC‑EF)
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
5.0
20.0
ステアリルアルコール
2.5
カルボマー
3.0
アルギニン
1.5
精製水で全量
特徴
重量%
100.0
皮膚温付近において液晶を形成する。
404
<処方例‑9>
剤型名
出典
水分保持試験用製剤
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版
成分名
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOL ニコムルス LC‑EF)
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
ステアリルアルコール
5.0
20.0
2.5
精製水で全量
特徴
重量%
100.0
有意に水分の蒸散量が少ない。
<処方例‑10>
剤型名
出典
肌保湿およびバリア機能に対する作用試験用製剤
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版
成分名
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOL ニコムルス LC‑EF)
5.0
スクワラン
5.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
15.0
ステアリルアルコール
2.5
カルボマー
0.2
アルギニン
0.2
精製水で全量
特徴
重量%
100.0
有意に高い皮膚表面水分保持効果とバリア機能低下抑制効果を有する。
<処方例‑11>
剤型名
出典
NIKKOL ニコムルス LC‑EF 配合量試験用製剤
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版
成分名
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOL ニコムルス LC‑EF)
重量%
3.0〜
7.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
20.0
ステアリルアルコール
2.5
1,3−ブチレングリコール
3.0
グリセリン
3.0
カルボマー
0.2
405
アルギニン
0.2
精製水で全量
特徴
100.0
NIKKOL ニコムルス LC‑EF の配合量が 3%以上で液晶を形成し、配合量が増加するの
に伴ってエマルション粒子径が小さくなる。
<処方例‑12>
剤型名
出典
油性成分影響試験用製剤
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版
成分名
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOL ニコムルス LC‑EF)
油性成分(トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル,パルミチン酸
エチルヘキシル,マカデミアナッツ油,またはスクワラン)
5.0
10.0〜
40.0
ステアリルアルコール
2.5
1,3−ブチレングリコール
3.0
グリセリン
3.0
カルボマー
0.2
アルギニン
0.2
精製水で全量
特徴
重量%
100.0
エステル油、植物油、炭化水素油のいずれを用いても、液晶が形成する。
<処方例‑13>
剤型名
出典
シリコーン油影響試験用製剤
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版
成分名
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOL ニコムルス LC‑EF)
環状シリコーンまたはジメチコン
5.0
10.0
ステアリルアルコール
2.5
1,3−ブチレングリコール
3.0
グリセリン
3.0
カルボマー
0.2
アルギニン
0.2
精製水で全量
特徴
重量%
100.0
環状シリコーンまたはジメチコンを併用しても液晶が形成する。
406
<処方例‑14>
剤型名
出典
水溶性高分子配合試験用製剤
日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 5 月改訂版
成分名
重量%
天然系複合乳化剤(商品名:NIKKOL ニコムルス LC‑EF)
5.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
20.0
ステアリルアルコール
2.5
1,3−ブチレングリコール
3.0
グリセリン
3.0
水溶性高分子((アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10‑30))クロスポリマー,キサンタンガ
ム,またはヒドロキシエチルセルロース)
0.2
精製水で全量
特徴
100.0
いずれの水溶性高分子を配合しても、液晶が形成する。
<処方例‑15>
剤型名
出典
ホワイトニングスティック
岩瀬コスファ テクニカルインフォメーション(Formula:AS‑26SI)
成分名
A
重量%
シクロペンタシロキサン(商品名:シリコンCY−5)
27.00
水添ホホバ油(商品名:ハイドロホホバ)
4.00
セレシン(商品名:セレシン810)
2.00
メントキシプロパンジオール(商品名:Cooling Agent‑10)
0.30
セチルジメチコンコポリオール(商品名:ABIL
1.50
EM−90)
セスキイソステアリン酸ソルビタン(商品名:エマレックスSPIS−
150)
1.50
(ジメチコン・ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロ
キサン(商品名:DN−195)
1.00
酸化チタン、トリイソステアリン酸ポリグリセリル‑2(商品名:CR−
50(70%) in コスモール43V)
B
1.00
精製水
28.30
DPG(商品名:ジプロピレングリコール)
5.00
メチルパラベン(商品名:パラオキシ安息香酸メチル)
0.20
グリセリン(商品名:濃グリセリン)
5.00
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、水
商品名:トルナ
ーレ)
0.50
ヒアルロン酸Na、水(商品名:ヒアルロンサン HA−LQ 1%so
0.50
407
ln.)
ラフィノース(商品名:オリゴGGF)
0.20
エチドロン酸、水(商品名:フェリオックス115(4%)soln.)
5.00
水酸化 Na、水(商品名:水酸化ナトリウム
2.50
2%水溶液)
シリカ(商品名:サンスフェアNP−30)
アルブチン(商品名:アルブチン)
11.50
3.00
100.00
調製法
1.Aを秤量し、加熱溶解させる。
2.Bを秤量し、加熱溶解させる。
3.AをBに添加し、全体を均一に混合させ、冷却する。
4.適当な容器に充填する。
特徴
水相成分が40%以上配合されたW/Oタイプの美白スティックです。美白成分で
あるアルブチンを3%配合しています。
408
10.10.2 その他近年の報告
ここでは、この技術集で取上げなかったカテゴリーに関連する技術を掲載しています。
◆マルメロは天然の増粘剤として古くから化粧品に使用されており、べたつきがなくさっ
ぱりとした使用感がある。また構成成分である種々の多糖類混合物が、保護コロイドとし
て作用する。これらの特性を利用したクインスシードG(商品名)(表示名称:クインスシ
ードエキス、グリセリン、水)、クインスシード2S(商品名)(表示名称:クインスシー
ドエキス、BG、水、フェノキシエタノール、メチルパラベン)は、フィーリング改良剤、
クリーム、乳液、ファンデーション、等に配合されている。(岩瀬コスファ㈱・原料カタロ
グ,2008 年 4 月 1 日)
◆ベンザルコニウム塩化物0.05%に低濃度アルコール(30vol%)を組み合わせ
ると、高いインフルエンザウイルス殺菌効果がある。(ライオン㈱・ニュースリリース,2009
年 12 月 9 日)
◆スベルトニール(商品名)(INCI:Butylene
eza
Capitata
t、Combretum
nium
Extract、Ulva
Micranthum
Glycol、Lesped
Lactuca
Extrac
Leaf
Extract、Ammo
Glycyrrhizate、Disodium
Succinate、Ni
acinamide、Threonin)は脂肪細胞内の脂肪分解誘発、過剰に貯蔵され
た脂質の消費刺激をし、部分痩せ、皮膚の抗菌及び皮膚外観の改善に対して最大限効果を
発揮する。(山川貿易㈱・技術資料)
◆HSP
バランス
LS
9587(商品名)(表示名称:ライムギ種子エキス、デキス
トリン)はストレス下において、ヒートショックプロテインの合成を速やかに誘導し、ス
トレスによる皮膚のダメージの予防及び修復を行う。(山川貿易㈱・技術資料)
◆アミノ酸系油ゲル化剤(表示名称:ジブチルラウロイルグルタミド(商品名:GP−1)、
表示名称:ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド(商品名:EB−21))は少量で高い
ゲル化能を持ち、多くの油剤との溶解性に優れる。より高い透明度のゲル化物を得ること
が可能である。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 3 月 13 日)
◆非遺伝子組み替えの大豆を原料とした水添レシチン(表示名称)(商品名:NIKKOL
レシノール
S−GF)は、大豆レシチンより強い界面膜を形成し、安定なエマルション
を調製できる。洗浄成分による皮膚刺激の軽減、活性成分の経皮吸収の促進効果を有する。
(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版)
◆ペンタヒドロシシステアリン酸ポリグリセリル−10(表示名称)(商品名:NIKKOL
Decaglyn
5−HS)安定な界面膜を形成し、少量でも安定なW/Oエマルショ
ンを調製できる。また極性油の多い処方系や、低粘度の処方系でも安定なW/Oエマルシ
ョンを調製できる。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版)
◆(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポリマー(表示名
409
称)(商品名:ハイルーセントISDA)は安全性の高い乳化剤でありスキンクリームに配
合できる。さっぱりとした使用感でべたつかずのびが良く、優れた保湿効果がある。(高級
アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 6 月 1 日改訂版)
◆(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポリマー(表示名
称)(商品名:ハイルーセントISDA)は高い光沢性、抱水性に優れた植物由来のオリゴ
マーエステルで、リップグロスやスキンクリーム(O/W)に応用できる。乳化剤としても
機能し、角質水分量を向上させ、水分量をキープし、皮膚バリヤ機能が高い。(高級アルコ
ール工業㈱・技術資料,2009 年 3 月 3 日)
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックスAKJシリーズ(商品名:AKJ−OD2046、
AKJ−BG2055、AKJ−CE2046)は、ジブチルラウロイルグルタミド(表
示名称)(商品名:GP−1)と、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド(表示名称)(商
品名:EB−21))とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)のプレ
ミックス品で、アミノ酸系油ゲル化剤単品に比べより低温で溶解することが可能。種々の
油をゲル化することができ、スティックタイプ制汗剤、クリーム、リップグロス、アイシ
ャドー、マスカラ、口紅、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアクリーム、サンケア用品に応
用できる。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2008 年 2 月 1 日)
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックス(商品名:AKJ−OD2046、AKJ−BG2
055、AKJ−CE2046)は、ジブチルラウロイルグルタミド(表示名称)(商品名:
GP−1)と、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド(表示名称)(商品名:EB−21))
とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)のプレミックス品で、リッ
プスティック、クリーム、リップグロス、ヘアワックスに応用できる。(高級アルコール工
業㈱・技術資料,2010 年 4 月 1 日改訂版)
◆アミノ酸系油ゲル化剤プレミックス(商品名:AKJ−OD2046、AKJ−BG2
055、AKJ−CE2046)は、ジブチルラウロイルグルタミド(表示名称)(商品名:
GP−1)と、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド(表示名称)(商品名:EB−21))
とアルコール類(オクチルドデカノール、BG、セタノール)のプレミックス品にするこ
とにより、アミノ酸系油ゲル化剤単品に比べより低温で溶解することが可能。リップステ
ィック、クリーム、リップグロス、ヘアワックスに応用できる。(高級アルコール工業㈱・
技術資料,2008 年 12 月 1 日改訂版)
◆計算課題(マス計算)前にスキンケアを行った群と行わなかった群を比較すると、スキンケ
アを行った群は酸素化ヘモグロビンの増加が緩和されることが分かった。一般的に計算課
題のようなストレス負荷を行う場合、前頭前野の酸素化ヘモグロビンが増加することが知
られている。スキンケアを行った直後には酸素化ヘモグロビンの増加を緩和していること
から、スキンケアにはリラックス効果があると考える。(㈱ノエビア・ニュースリリース,
2010 年 7 月 21 日)
◆真皮の黄色化とそのメカニズム:紫外線を浴びた部位の肌の状態を、浴びていない部位
と比較して研究した結果、肌の深部にある真皮が黄色化していることを突き止めた。さら
410
に、紫外線を浴びた肌の真皮では、脂質の過酸化反応などに起因する「カルボニル化」と
いうタンパク質の変性が生じており、この反応が肌の黄色化に大きく影響していた。さら
に研究を進め、真皮における黄色化したタンパク質の分布と、カルボニル化したタンパク
質の分布を詳細に調べた結果、真皮の上部に多く存在することを明らかにした。また、年
代別に調べると、カルボニル化したタンパク質は 40 代以降になると多くなることが明らか
になった。対応成分「オリーブ葉エキス」の開発:真皮タンパク質のカルボニル化を抑制
する成分について約 200 種類から探索し、オリーブ葉エキスに真皮タンパク質の黄色化を
抑制する効果が高いことを見出した。今回の発見により、
「黄ぐすみ」に悩んでいる女性に
向けて、これまで対応していたメラニンと血流(血色)に加えて、真皮の黄色化を抑える
対応が可能となった。(㈱資生堂・ニュースリリース,2010 年 8 月 31 日)
◆アクティブホワイト LS 9808,表示名称「水, グリセリン, ジラウリン酸スクロース, ポ
リソルベート20, ドウエキス, その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む」 アクティブホワイ
ト PW 9860「マルトデキストリン, ジラウリン酸スクロース, ココイルグルタミン酸Na,
エンドウエキス」 (商品名:アクティブホワイト LS 9808、アクティブホワイト PW 9860)
は、ジラウリン酸スクロースとエンドウエキスの相乗効果により、チロシナーゼ活性抑制
作用と高いメラニン形成抑制機能が発揮されるため、美白用化粧品、ライトニングケア製
品、シミ・そばかすケアクリーム、美容液に配合される。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆表示名称「ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/
ベヘニル)」(商品名:Plandool-S、Plandool-H)は、泡水性に優れ厚みのある植物性ペー
スト油剤であり、自重の 3 倍量の水を抱え込むことができるため保湿効果に優れる。(㈱マ
ツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル」(商品名:YOFCO MAS)は、皮膚
バリア機能を持つ植物由来のステロールエステル油剤であり、体温付近に融点を持つため、
融点時の粘度も低いため、皮膚上での延びが良く、良好な感触を与え、ブリーチやヘアカ
ラーによるダメージを抑制できる。また、他の油脂類との相溶性に優れる。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物」(商品名:LUSPLAN DD-DHR)は、
艶の高い植物性エステル油剤であり、泡水性、密着性が高い。(㈱マツモト交商・原料カタ
ログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル」(商品名:LUSPLAN DD-IS)は、
艶の高い植物性エステル油剤であり、泡水性、密着性が高い。(㈱マツモト交商・原料カタ
ログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)」(商品名:
LUSPLAN PI−DA)は、艶の高い植物性エステル油剤であり、泡水性、密着性が高い。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル」
(商品名:LUSPLAN DD-DA5、
LUSPLAN DD-DA7)は、艶の高い植物性エステル油剤であり、泡水性、密着性が高い。(㈱
411
マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「コメヌカ油」(商品名:こめサラダ油)は、玄米を精製する時に得られる米糠
であり、各種化粧品基材との相性も良い。また、こめ油に含まれる機能性成分として、γオリザノールは紫外線吸収・抗酸化・皮膚の分泌促進・血液循環促進・新陳代謝促進・美
白、トコトエリノールは美白・抗酸化、ビタミン E は、抗酸化・角化促進・発毛促進・美
白・血液拡張作用、植物ステロールは保湿・乳化安定作用がある。(㈱マツモト交商・原料
カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「イソステアリン酸PG」(商品名:シスロールPGMIS)は、乳化所剤とし
て使用可能であり、吸着性のあるエモリエント剤。肌の弾力性向上に有効。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「トリイソステアリン」
(商品名:クロダモルGTIS)は、乳化所剤として使
用可能であり、吸着性のあるエモリエント剤。肌の弾力性向上に有効。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル」
(商品名:クロダモルPTIS)
は、乳化所剤として使用可能であり、吸着性のあるエモリエント剤。肌の弾力性向上に有
効。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「PCAジメチコン」(商品名:Monasil PCA)は、PCA(ピロリ
ドンカルボン酸)を変性させたシリコーンオイルで、肌や髪に対して馴染みが良く、シリ
コーンオイル独特のきしみ感が低減でき、感触が持続できる。また、構造中のカルボン酸
基(-COOH)によって紛体に対して吸着性が高くなるため、皮膚へのなじみと顔料への吸
着により肌と顔料を密着させる効果から、メイク製品やサンケア製品に有効である。(㈱マ
ツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「炭酸ジエチルヘキシル」(商品名:TEGOSOFT DEC)は、感触の軽い、べた
つかない油剤である。(㈱マツモト交商・原料カタログ)
◆表示名称「水添ポリイソブテン」
(商品名:Luvitol Lite)は、カシミアのような軽い感触
のエステル油剤であり、伸びが良く、優れた浸透力を持つためスキンケアの感触改良に好
ましく、毛髪に優れた指通りと極上の艶を与える。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007
年 10 月 1 日)
◆表示名称「シクロペンタシロキサン」(商品名:DC245Fluid)は、さっぱり、さらさら、
肌をやわらかくし、ベタつきを抑える。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1
日)
◆表示名称「ジメチコン、トリシロキサン」(商品名:2-1184Fluid)は、揮発性が高く、
さっぱり感を与える。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「シクロメチコン」(商品名:DC246Fluid、DC345Fluid)は、揮発速度が遅く、
粘度も高いため、肌への残り感がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1
日)
◆表示名称「カプリリルトリメチコン」(商品名:SS3408)は、アルキル変性シリコーンで
412
あり、鉱物油とジメチコンの中間的な感触である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007
年 10 月 1 日)
◆表示名称「ビス(ヒドロキシエトキシプロピル)ジメチコン」(商品名:5562 Carbitol
Fluid)は、各種化粧品原料との相溶性が高く、エステル油、アルコールなど多くの極性・
非極性の原料との配合が可能。また、紛体との親和性も上げ、分散性も高めることから、
サンケア化粧品の SPF 向上、メイクアップ化粧品での発色性向上が可能である。制汗剤で
は、ベタツキと白残りを減らし、表面をスムースにできる。また、ヘアケア剤では、薄膜
形成によりキューティクルを滑らかにし、リーブオン用途で艶を向上させる。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆表示名称「ジメチコンクロスポリマー、シクロペンタシロキサン」(商品名:8040)は、
エラストマー12%の液体成分であり、エラストマー由来の独特のクッション性、弾力性と
いった感触が得られ、シルキーでスムースな感触、紛体の分散助剤として利用できる。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「ジメチコンクロスポリマー、シクロペンタシロキサン」(商品名:9045)は、
エラストマー12.5%の液体成分であり、スムースな感触を得ることができる。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「ジメチコンクロスポリマー、ジメチコン」(商品名:9041)は、エラストマー
16%の液体成分であり、優れた広がり性を持った滑らかな感触、耐久性、化粧持ちの良さ、
更に紛体の分散助剤として利用できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1
日)
◆表示名称「シクロペンタシロキサン、ジメチコンクロスポリマー(ジメチコン/ビニルジ
メチコン)クロスポリマー、ジメチコノール」
(商品名:9546)は、エラストマー15〜16%
の液体成分であり、真球状のシリコーンパウダーがエラストマーの感触に落ち着いた高級
感を与え、マットで照からない外観となる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4
月 1 日)
◆表示名称「イソドデカン、ジメチコンクロスポリマー」(商品名:EL−8040ID)は、エ
ラストマー18%の液体成分であり、他の有機原料との相溶性に優れる。
(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「ジメチコンクロスポリマー、イソドデカン」(商品名:EL−8050ID)は、エ
ラストマー15%の液体成分であり、べとつかずにシルキーで滑らかな感触で、他の有機原
料との相溶性に優れる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「ジメチコンクロスポリマー、ネオペンタン酸イソデシル」(商品名:EL−
8051ID)は、エラストマー15%の液体成分であり、べとつかずにシルキーで滑らかな感触
で、他の有機原料との相溶性に優れる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「シクロペンタシロキサン、ジメチコノール」(商品名:1501Fluid)は、高重
合ジメチコンの両端末を水酸基で置換したもので、ジメチコンと比べて他成分との親和性
が高く、髪や肌への馴染みを改善し、しっとり感を付与する。ウエット時のきしみ改善、
413
ドライ時のやわらかさを付与し、髪・肌への馴染みがよい。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2009 年 6 月 1 日)
◆表示名称「ジメチコン、ジメチコノール」(商品名:1503Fluid)は、高重合ジメチコン
の両端末を水酸基で置換したもので、ジメチコンと比べて他成分との親和性が高く、髪や
肌への馴染みを改善し、しっとり感を付与する。ウエット時のきしみ改善、ドライ時のや
わらかさを付与し、髪・肌への馴染みがよい。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6
月 1 日)
◆表示名称「フェニルトリメチコン、ジメチコノール」(商品名:CB-1556Fluid)は、高重
合ジメチコンの両端末を水酸基で置換したもので、ジメチコンと比べて他成分との親和性
が高く、髪や肌への馴染みを改善し、しっとり感を付与する。光沢・艶を与え、有機油と
の相溶性が高く、紛体や顔料との分散性を向上させる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 6 月 1 日)
◆表示名称「シクロペンタシロキサン、ジメチコノール」(商品名:7-3100 Gum Blend HIP
Emulsion)は、高重合ジメチコンの両端末を水酸基で置換したもので、ジメチコンと比べ
て他成分との親和性が高く、髪や肌への馴染みを改善し、しっとり感を付与する。(㈱マツ
モト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆表示名称「ステアリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸スクロース」(商品名:Arlatone
2121)」は、ハイドロソームができる O/W 型乳化剤であり、乳化安定性を向上させ、伸び
が良く使用感に優れている。薬剤の放出制御ができ、極性油、非極性油とも乳化できる。
保湿効果にも優れる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ジポリヒドロキシステアリン酸 PEG-30」(商品名:シスロール DPHS)は、
高分子 W/O 型乳化剤であり、高温安定性に優れ、乳化助剤が不要であり、軽い感触を付与
する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「パルミチン酸スクロース、ステアリン酸グリセリル、クエン酸脂肪酸グリセ
リル、スクロース、マンナン、キサンタンガム」(商品名:Arlatone V-175)は、界面膜を
持たない乳化、スプレーからクリームまで幅広く対応し、皮膚に自然な感触で、低刺激で
ある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ステアレス-2」(商品名:BRIJ S2)は、オレオゾーム(液晶構造)を形成す
る塩に強い乳化を作ることができ、保湿効果、使用感に優れる。クリーム、乳液に適する。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ステアレス-21」(商品名:BRIJ S721)は、オレオゾーム(液晶構造)を形成
する塩に強い乳化を作ることができ、保湿効果、使用感に優れる。クリーム、乳液に適す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「PPG-15 ステアリル」(商品名:ARLAMOLPS15E)は、オレオゾーム(液晶
構造)を形成する塩に強い乳化を作ることができ、保湿効果、使用感に優れる。クリーム、
乳液に適する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ポリシリコーン-13」(商品名:FZ-2222、FZ-2233)は、直鎖にシリコーンと
414
ポリエーテル基が共重合された W/Si 用乳化剤である。乳化粒子サイズを細かくすることが
できる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「PEG-10 メチルエーテルジメチコン」(商品名:SS-2801、SS-2802)は、臭
いのない高度精製ポリエーテル変性シリコーンの乳化剤である。アニオン性界面活性剤の
刺激を緩和し、セット剤などに配合した場合、製泡効果を発揮し、ベタつきを抑え、やわ
らかい仕上がりにする。スキンケアへの応用も可能である。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「PEG-12 ジメチコン」(商品名:SS-2804)は、臭いのない高度精製ポリエー
テル変性シリコーンの乳化剤である。アニオン性界面活性剤の刺激を緩和し、セット剤な
どに配合した場合、製泡効果を発揮し、ベタつきを抑え、やわらかい仕上がりにする。ス
キンケアへの応用も可能である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「PEG-10 ジメチコン」(商品名:ES-5612)は、W/Si 型シリコーン乳化剤であ
り、シリコーンオイル以外に非極性油、エステル等の乳化が可能である。ベタツキのない
さっぱりした感触が得られ、紛体を配合したときの乳化安定性に優れるため、サンスクリ
ーン剤やメイクアップ剤に最適である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1
日)
◆表示名称「PEG/PPG-30/10 ジメチコン」(商品名:FB-2540)は、シリコーン乳化剤と
シリコーンなどを含むエタノール溶液であり、ツッパリ感を軽減し、さらさら感の付与が
可能である。非常に簡単にシリコーンを配合したローションや美容液の処方組みが可能と
なる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「水添レシチン、大豆ステロール」
(商品名:Phytocompo-PP)は、脂質複合乳
化剤であり、角質水分保持機能や皮膚バリア性を向上させ、瑞々しい感触を付与すること
ができる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー」(商品名:
Aristoflex AVC)は、高分子乳化剤であり、UV 光や強いせん断に対して安定である。べと
つかず心地よい感触を付与し、皮膚上での高いチキソトロピー性を有する。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウムメタクリル酸べへネス-25)クロ
スポリマー」
(商品名:Aristoflex HMB)は、高分子乳化剤であり、UV 光や強いせん断に
対して安定である。べとつかず心地よい感触を付与し、皮膚上での高いチキソトロピー性
を有する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ポリクオタニウム-37、ジ(カプリル酸/カプリン酸)PG、PPG-1 トリデセス
-6」(商品名:SALCARE SC96)は、コールドプロセスでの乳化が可能なプレミックス乳
化剤であり、いずれの界面活性剤とも相溶性があり、凍結融解に安定な乳化物が得られる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「アクリレーツコポリマーNa、水添ポリデセン、PPG-1 トリデセス-6」(商品
名:TINOVIS ADM、TINOVIS ADE)は、コールドプロセスでの乳化が可能なプレミック
415
ス乳化剤であり、いずれの界面活性剤とも相溶性があり、凍結融解に安定な乳化物が得ら
れる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「(ジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸)ポリグリセ
リル-4」(商品名:ISOLAN GPS)は、軽い感触を付与できるPEGフリーW/O乳化剤。
シリコーンとの相溶性に優れる。スキンケア剤、サンケア剤、カラーコスメティックにも
用いられる。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「セチルジメチコンコポリオール」(商品名:ABIL EM90)は、W/O型
エマルション用のシリコーン乳化剤であり、皮膚に対し軽い感触を付与する。(㈱マツモト
交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ジメチコンコポリオール、シクロメチコン」(商品名:ABIL EM97)は、
軽い感触のW/Si型エマルション用のシリコーン乳化剤であり、水溶性有効成分のリリ
ース速度を下げる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ジメチコンコポリオール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル」(商品
名:ABIL Care85)は、皮膚に対し高い保湿効果をあわせもち、幅広い油剤との
処方組みが可能である。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ヒドロキシプロピルデンプンリン酸」(商品名:STRUCTURE
XL)
は、天然物由来のノニオン性乳化安定剤であり、他原料との相溶性が良好であり、さっぱ
りとした感触を付与する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆アーチチョーク葉エキスは毛穴の引き締まった肌へと導く。(㈱ナリス化粧品・ニュース
リリース,2010 年 6 月 16 日)
◆Sclerotium rolfsii の発酵で得られる天然増粘剤(表示名称:スクレロチウムガム)(商
品名「AMIGEL」)は、少量添加でチクソトロピー性を示す透明ゲルが得られる。安定化剤
としても利用され、肌上での滑りがよく、乾く瞬間のつっぱり感もない。耐塩性:制汗剤
などに応用できる。耐アルコール性:エタノール 25%まで添加可能。
(㈱マツモト交商・原
料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆ヒドロキシエチルセルロース骨格に電荷の高いスルホン酸塩と疎水性のステアリル基の
両方が付いた構造の商品名「ポイズ 310」(表示名称:ステアロキシPGヒドロキシエチル
セルローススルホン酸Na)は、塩類、粉体、油剤が共存する条件下でも高粘度を実現す
る。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「コカミドメチルMEA」(商品名:アミノーン
C−11S)は、シャンプー
の補助界面活性剤であり、皮質(油分)があっても泡立ち、温度安定性の高い洗浄系増粘
剤である。ジエタノールアミドと比較して、シャンプーの増泡性、速泡性、増粘性のいず
れも優良な効果を示す。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ポリクオタニウム−37、ジ(カプリル酸/カプリン酸)PG、PPG−1
トリデセス−6」(商品名:Salcare SC96)、表示名称「アクリレーツコポリマーNa、ミネ
ラルオイル、PPG−1
トリデセス−6」(商品名:Tinovis ADM)、表示名称「アクリレ
ーツコポリマーNa、水添ポリデセン、PPG−1
416
トリデセス−6」(商品名:Tinovis
ADE)は、分散ポリマー、油剤、ノニオン界面活性剤の3つからなる油中分散型微ポリマ
ーで、なめらかな感触の乳化・増粘剤プレミックスである。のび、浸透性に優れ、クリー
ム、ローションに最適な増粘剤である。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1
日)
◆表示名称「(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー、水、ラウリル硫
酸Na、ラウレス−9、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロ
ピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン」(商品名:チノビスGTC)は、透
明度が非常に高いレオロジー調整剤。中性からアルカリ条件下で、安定なジェルが作成で
きる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「(ジメチルアクリルアミド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)コポ
リマー、ジ(カプリル酸/カプリン酸)PG、PPG−1、トリデセス−6、(C10,1
1)イソパラフィン、オレイン酸ソルビタン、水、クエン酸」(商品名:チノビスCD)は、
スキンケアで使用した場合、ジヒドロキシアセトンなどの有効成分をムラ無く均一に塗布
する乳化処方が可能。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆水添(スチレン/イソプレン)コポリマーと水添ポリデセンの混合物である商品名「パ
イオニア
ゲル
12PAO」(表示名称:水添ポリデセン、水添(スチレン/イソプレン)
コポリマー、トコフェロール)は、油剤に添加すると、透明で滑らかなオイルゲルを作成
する。リップグロス、オイルクレンジングへの配合が推奨。(㈱マツモト交商・原料カタロ
グ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー」(商品名:
Aristoflex
AVC)、表示名称「(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウ
ムメタクリル酸ベヘネス−25)クロスポリマー」(商品名:Aristoflex
HMB)は、従来のカルボキシビニルポリマーよりも、幅広いpH条件、高濃度のエタノー
ル配合にも対応できる親水性ポリマー。部分中和タイプなので、増粘させるためにpH調
整が必要ない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ラウリン酸PEG−2」(商品名:ゲナポールDEL)は、液体洗浄剤の増粘
剤、泡安定剤。コカミドDEAより優れた増粘性を示し、特にアミノ酸系洗浄剤でその効
果が最大に発揮される。DEAに懸念されるニトロソアミン(発癌性物質)が発生する心
配もない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表面をトリメチルシラン処理したシリカ(表示名称:シリル化シリカ)(商品名:Dow
Corning VM-2270 Fine Particle)は、シリコーンオイルやミネラルオイルなどの各種油剤
にそのまま添加し攪拌するだけで増粘させることができる。空隙率が高く(90%)、比表面
積が大きい(700 ㎡)ため、従来の疎水化シリカよりも高い吸油性を示し、増粘効果も高い。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆表示名称「ポリアクリル酸Na、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、トリデセス−
6、PEG/PPG−18/18ジメチコン」(商品名:Dow Corning RM2051 Thickening
Agent)は、室温で簡単にSi/W型乳化ができる。また、中和せずに増粘剤として使用で
417
きる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆疎水化変性したアクリル酸ポリマーである表示名称「(アクリレーツ/イタコン酸ステア
レス−20)コポリマー、水」(商品名:ストラクチャー2001)は、水分散体なので、
処方にそのまま加えることができる。また、アルカリ中和、若しくは親油性界面活性剤の
添加によって増粘し、チクソトロピー性があるので、伸び易く、垂れ難い処方ができる。(㈱
マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆スターチベースの増粘剤である商品名「Structure XL」(表示名称:ヒドロキシプロピル
デンプンリン酸)は、冷水でも容易に溶解する為、コールドプロセスでの配合が可能。乳
化物の安定化向上。オイルを大量に保持させることで、O/Wでありながら、オイルクレ
ンジング、オイルトリートメントなどの処方へ応用ができる。脂肪酸石鹸の泡質を改善し、
フォーム製品に応用することでマシュマロのような、しっとりした泡をつくることができ
る。ビタミンC誘導体等の塩配合系においても、安定な粘度が得られる。(㈱マツモト交
商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆ワキシコーン由来の商品名「ナビアンス
メイズ」、「インスタントメイズ」(表示名称:
コーンスターチ)は、チキソトロピー粘性、耐塩性を備えた粘性調整剤。処方上の工程で
冷水への溶解が可能。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆ビニルカルボン酸とグリセリンで構成される「かご」のような構造の中に水分子を閉じ
込めた(クラスレート構造)商品名「ルブラジェル
NP」、「ルブラジェル
ⅡXD」(表
示名称:アクリル酸Na、グリセリン、カルボマー、水)は、皮膚上の塩により、この構
造が崩れると水が放出され、湿潤性と保湿性が得られる。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2007 年 10 月 1 日)
◆透明水溶性増粘剤である(メチルビニルエーテル/マレイン酸)クロスポリマー(表示
名称)(商品名:スタビリーゼ QM)は、高粘度,極めて低粘度の処方、コールドプロセス,
ホットプロセスにおいて使用することができ、また、分散,加水分解に要する時間が短い
ことから、取扱いが簡単。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆複合機能性ポリマーの増粘剤である(アクリル酸/ビニルピロリドン)コポリマー(表
示名称)(商品名:ウルトラシックス P-100)は、耐水性に優れたスキンケア,ヘアケア増粘
剤であり、塩,高pH に強く、イオン性を選ばない。シルクのようなスキンフィールの増
粘剤である。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆通常のカラギーナン(カッパカラギーナン)の硫酸基含量を増加させたイオタカラギー
ナン(商品名:Viscarin PC389)、ラムダカラギーナン(商品名:Viscarin PC209,XP8012)
は、冷水への溶解性が高く、ゲル化しにくいことが特徴。寒天のような硬いゲルにはなら
ず、流動性のあるゲルを作成する。原料は、冷水海域に生殖する紅藻。(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2009 年 6 月 1 日)
◆カチオン性増粘剤であるポリクオタニウム−86(表示名称)(商品名:ルビジェル ア
ドバンスド)は、カチオン性成分の高配合が可能であり、低pH での増粘が可能。増粘効
果に加えて、セットの強化、カール保持力の向上、コンディショニング効果の付与の機能
418
性を合わせもつ。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆表示名称「ジカルバミン酸 PPG-14 パルメス−60ヘキシル」(商品名:エルファコス
T-212)は、トイレタリー(シャンプー、ボディシャンプー)用途の各種界面活性剤の処方
において増粘特性を持ち、透明系にも配合可能。増粘しにくいアミノ酸活性剤でも増粘特
性がある。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆皮膚の最外層にある角質において重要な役割を果たす角層細胞間脂質の配列構造を、実
験室レベルで評価研究できる「新・脂質基板」を開発した。この基板は特定の種類のセラ
ミド、脂肪酸、コレステロールを用いた独自の調製方法で作成されたものである。これに
よって、これまで詳細なプロセスが不明であった、細胞間脂質が外的なダメージを受けた
場合から修復するまでの配列構造の変化や脂質の動態を始めて解明した。今後、本脂質基
板を活用してスキンケア商品の開発や有用性評価をすすめる。(2009 年 9 月 16 日・高分子
討論会)(㈱資生堂・ニュースリリース,2009 年 9 月 10 日)
◆ジオウ抽出液(表示名称:ジオウ根エキス、商品名:ジオウエキス<芒硝>)は、カタ
ラーゼ合成促進作用、保湿作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆シソ抽出液(表示名称:シソ葉エキス、商品名:シソ抽出液,BG,LA,SQ,シソエキス<芒
硝>)は、活性酸素消去作用、抗炎症作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 9 月)
◆シノキ抽出液(表示名称:フユボダイジュ花エキス、商品名:シナノキ抽出液,BG-J,ボダ
イジュエキス<芒硝>)は、活性酸素消去作用、抗アレルギー作用、テストステロン5αレダクターゼ活性阻害作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆シャクヤク抽出液(表示名称:シャクヤク根エキス、商品名:シャクヤク-J,BG-JC,LA,
シャクヤクエキス<芒硝>)は、活性酸素消去作用、抗酸化作用、抗炎症・抗アレルギー
作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ジュウヤク抽出液(表示名称:ドクダミエキス、商品名:ジュウヤク抽出液,BG,LA,ジュ
ウヤクエキス<芒硝>)は、抗炎症作用、抗菌作用、消臭作用を有する。(丸善製薬㈱・原
料カタログ,2008 年 9 月)
◆甜茶抽出液(表示名称:テンチャエキス、商品名:甜茶抽出液 BGW)には、活性酸素消
去作用、コラゲナーゼ活性阻害作用、抗炎症作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆トウガラシ抽出液(表示名称:トウガラシ果実エキス、商品名:トウガラシチンキ)は、
抗炎症作用、皮膚刺激作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆トウキ抽出液(表示名称:トウキ根エキス、商品名:トウキ抽出液-JC,BG-J,LA,トウキ
エキス<芒硝>)は、ヒアルロン酸合成促進作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆トウキンセンカ抽出液(表示名称:トウキンセンカ花エキス、商品名:トウキンセンカ
抽出液-J,BG-J,SQ)は、抗炎症作用、抗菌作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 9 月)
419
◆冬虫夏草抽出液(表示名称:冬虫夏草エキス、商品名:冬虫夏草抽出液)は、育毛作用、
テストステロン5α−レダクターゼ活性阻害作用、抗炎症作用、保湿作用を有する。(丸善
製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆トウニン抽出液(表示名称:モモ種子エキス、商品名:トウニン抽出液-J)は、抗炎症作
用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆トゲナシ抽出液(表示名称:イザヨイバラエキス、商品名:トゲナシ抽出液 BG)は、活
性酸素消去作用、エストロゲン様作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9
月)
◆トルメンチラ(表示名称:トルメンチラ根エキス、商品名:トルメンチラ抽出液 BG)は、
活性酸素消去作用、抗アンドロゲン作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9
月)
◆ニンドウ抽出液(表示名称:スイカズラ葉エキス、商品名:ニンドウ抽出液-J,ニンドウ
エキス<芒硝>)は、cAMP ホスホジエステラーゼ活性阻害作用を有する。(丸善製薬㈱・
原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ハス抽出液(表示名称:ハス胚芽エキス、商品名:ハス胚芽抽出液 BG-05)は、繊維芽
細胞増殖作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆パセリ抽出液(表示名称:パセリエキス、商品名:パセリ抽出液 BG-J)は、抗炎症作用
を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ハマメリス抽出液(表示名称:ハマメリス樹皮/葉/枝エキス、商品名:ハマメリス抽
出液 BG-J)は、収れん作用、抗炎症作用、活性酸素消去作用を有する。(丸善製薬㈱・原
料カタログ,2008 年 9 月)
◆バラ抽出液(表示名称:センチフォリアバラ花エキス、商品名:バラ抽出液 BG)は、抗
炎症作用、う触予防作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ヒノキ抽出液(表示名称:ヒノキ水、商品名:ヒノキ水 B)は、抗炎症・抗アレルギー作
用、リラックス作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ブッチャーブルーム抽出液(表示名称:ブッチャーブルーム根エキス、商品名:ブッチ
ャーズ・ブルーム抽出液)は、抗炎症・抗アレルギー作用、繊維芽細胞増殖作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 3 月)
◆プルーン抽出液(表示名称:プルーン分解物、商品名:プルーン抽出液 WC)は、収れん
作用、保湿作用、抗炎症・抗アレルギー作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 3 月)
◆ベニバナ抽出液(表示名称:ベニバナ花エキス、商品名:ベニバナ抽出液,BG,LA)は、
着色作用、抗炎症作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 3 月)
◆ペパーミント抽出液(表示名称:セイヨウハッカ葉エキス、商品名:ペパーミント抽出
液 BG,LA-J,ペパーミントエキス<芒硝>)は、SOD様作用、抗炎症作用、育毛作用を有
する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 3 月)
◆ボタンピ抽出液(表示名称:ボタンエキス、商品名:ボタンピ抽出液)は、活性酸素消
420
去作用、抗炎症・抗アレルギー作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ホップ抽出液(表示名称:ホップエキス、商品名:ホップ抽出液,BG-JN)は、活性酸素
消去作用、抗炎症・抗アレルギー作用、抗菌作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆マジョラム抽出液(表示名称:マヨラナ葉エキス、商品名:マジョラム抽出液 BG)は、
ヒアルロン酸産生増強作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆マロニエ抽出液(表示名称:セイヨウトチノキ種子エキス、商品名:マロニエ抽出
液,BG-J,LA,SQ)は、抗炎症作用、美白作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 9 月)
◆ムクロジ抽出液(表示名称:ムクロジエキス、商品名:ムクロジ抽出液 BG80C)は、リ
パーゼ活性阻害作用、抗菌作用、抗炎症作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 9 月)
◆不安定で壊れやすいが皮膚への吸収力に優れたビタミン C 誘導体「APPS」をスクロース
と凍結乾燥することで製品に安定に配合でき、ナノエマルジョン処方の美容液と凍結乾燥
した APPS を使用直前に混ぜることで安定により浸透させることができた。(※APPS:
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)(㈱ファンケル,ニュースリリース,2010 年 4
月 23 日)
◆液状オイルが肌に柔らかさを与えるメカニズムについて研究した結果、液状オイルが角
層の細胞間脂質を柔軟にすることで角層全体を柔らかくすることを発見した。(第 31 回日
本バイオレオロジー学会にて発表)
(㈱ノエビア・ニュースリリース,2008 年 12 月 2 日)
◆エコファーム
タイム
E(商品名)(表示名称:エタノール、水、タイムエキス又はタ
チジャコウソウエキス又はタチジャコウソウ花/葉エキス)はタンパク質凝集作用がある。
(一丸ファルコス㈱・原料カタログ,2008 年 10 月 19 日)
◆ニコムルス WO-NS(商品名)(表示名称:ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、イソ
ステアリン酸ポリグリセリル-2、ジステアルジモニウムヘクトライト)はエステル油・植物
油・炭化水素油を主な油性成分とする W/O 製剤の調製に最適な乳化剤で、複数の乳化剤を
組み合わせることなく、単独で幅広い粘度の W/O を調製することができる。(日光ケミカ
ルズ㈱・原料カタログ,2010 年 3 月)
◆リジノール酸ジイソプロピル(商品名:KAK DADIP-R)は高粘性油だがべとつき感の少
ない軽い感触のエモリエント剤で口紅の発汗防止効果がある。(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ハイルーセント ISDA(商品名)(表示名称:イソステアリン酸ポリグリセリル-2/ダイ
マージリノール酸)コポリマー)は光沢性、保湿性に優れた高粘性油で顔料分散性、乳化
安定性にも優れている。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆リソカスタ MIS(商品名)(表示名称:イソステアリン酸水添ヒマシ油)は紛体や顔料に
対し優れた分散特性を持つ艶のある高極性油である。(高級アルコール工業㈱・原料カタロ
グ,2009 年 2 月 1 日)
421
◆リソカスタ
DA-L,リソカスタ
DA-H(商品名)(表示名称:ダイマージリノール酸水
添ヒマシ油)は延糸性があり艶のある厚い皮膜を形成する高極性オリゴマー油で総合的な
機能、感触はラノリンに近い。固形化粧料において発汗防止、硬度低下抑制、折損強度を
高める。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆シアバター RF(商品名)(表示名称:シア脂)は抱水性に優れたコンディショニング剤
である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆オリーブスクワラン(商品名)(表示名称:スクワラン)はオリーブ油から精製した、色、
臭いの優れた高純度のスクワランである。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009
年 2 月 1 日)
◆エコオイル
RS(商品名)(表示名称:ホホバ種子油)は圧搾抽出法で生産された天然ホ
ホバ油である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆パーム核硬化油(商品名)(表示名称:水添パーム核油)は植物油を水素化して得られる
硬化油でクリーム類、口紅類に最適である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009
年 2 月 1 日)
◆ペンチレングリコール(商品名:ジオール
PD)は通常保湿剤として使用され、微生物
の成長を抑制し、抗菌力を有する。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1
日)
◆ハイシュガーケイン
BG(商品名)(表示名称:BG)はサトウキビより得られたエタノ
ールから合成した植物性1,3−BG である。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009
年 2 月 1 日)
◆イソステアリン酸
EX,HAIMARIC MKH(R)(商品名)(表示名称:イソステアリン
酸)は植物由来のメチル分岐型飽和脂肪酸で閉塞性が低く、無色無臭、安定した色相で使
用しやすい。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆イソステアリルアルコール
EX(商品名)(表示名称:イソステアリルアルコール)は植
物由来のメチル分岐型イソステアリン酸から製造され、乳化助剤に最適である。
(高級アル
コール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆リソノール
16SP(商品名)(表示名称:ヘキシルデカノール)、リソノール
18SP(商
品名)(表示名称:イソステアリルアルコールもしくはオクチルデカノール)、リソノール
20SP(商品名)(表示名称:オクチルドデカノール)、リソノール
24SP(商品名)(表示
名称:デシルテトラデカノール)は、植物由来のアルコールからガーベット反応より得ら
れる 2-アルキル-アルカノール構造を持つ高級アルコールである。分岐鎖構造のため、飽和
アルコールにもかかわらず凝固点は低く、色、臭いに優れ酸化されにくく、メークアップ
化粧品、口紅、乳化物に対して優れた性能をもつ。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,
2009 年 2 月 1 日)
◆オレイルアルコール
VP(商品名)(表示名称:オレイルアルコール)は皮膚や髪にしっ
とり感を与えるエモリエント剤で抱水性が高く柔軟性を向上させる植物由来の不飽和アル
コールである。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
422
◆セタノール、脱臭セタノール(商品名)(表示名称:セタノール)は植物由来でスキンコ
ンディショニング剤、過脂肪剤、W/O、O/W エマルジョンの安定化剤として使用される。
脱臭セタノールはセタノールの脱臭グレードである。(高級アルコール工業㈱・原料カタロ
グ,2009 年 2 月 1 日)
◆セタノール
SP-D50,SP-D70(商品名)(表示名称:セタノール)は植物由来、高精
製のスキンコンディショニング剤、過脂肪剤で W/O、O/W エマルジョンの安定化剤として
使用される。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆セタノール
TK(商品名)(表示名称:セタノール)は C14 の割合が他のセタノールと比
べて多い。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆セチルアルコール
NX(商品名)(表示名称:セタノール)は C16 の高純度タイプであ
る。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆セトステアリルアルコール(商品名)(表示名称:セテアリルアルコール)は植物由来、
高精製のスキンコンディショニング剤、過脂肪剤で W/O、O/W エマルジョンの安定化剤と
して使用される。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ステアリルアルコール(商品名)
(表示名称:ステアリルアルコール)は植物由来でスキ
ンコンディショニング剤、過脂肪剤、W/O、O/W エマルジョンの安定化剤として使用され
る。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ステアリルアルコール
NX(商品名)(表示名称:ステアリルアルコール)は C18 の高
純度タイプである。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ベヘニルアルコール,ベヘニルアルコール
65,ベヘニルアルコール
80R(商品名)(表
示名称:ベヘニルアルコール)は髪を柔らかくし、リンスの流動性を改良し、エマルジョ
ンの熱安定性を向上させる。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆アルコール
NO.20-B(商品名)
(表示名称:水添ナタネ油アルコール)は髪を柔らかく
し、リンスの流動性を改良し、エマルジョンの熱安定性を向上させる。(高級アルコール工
業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆ハイノール
14SS(商品名)(表示名称:ミリスチルアルコール)、ハイノール
品名)(表示名称:セタノール)、ハイノール
コール)、ハイノール
16SS(商
18SS(商品名)(表示名称:ステアリルアル
20SS(商品名)(表示名称:アラキルアルコール)、ハイノール
22SS
(商品名)(表示名称:ベヘニルアルコール)は、色、臭い、安定性に優れた高純度の飽和
高級アルコールである。
(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2009 年 2 月 1 日)
◆SHGに着目したレーザー光・イメージング(画像化)技術を応用し、紫外線や加齢に
よってダメージを受けたヒトの顔の肌内部組織(メラニンやメラノサイト、コラーゲン、
エラスチン)を肌を傷つけることなく直接、可視化し、評価することができる。紫外線を
浴びる機会が多かった女性は、メラノサイトが活性化している、コラーゲンが減少してい
る、エラスチンが変性しかたまりになっている、ことが分かった。(㈱資生堂・ニュースリ
リース,2010 年 10 月 27 日)
◆EPISKIN を用いた皮膚刺激性試験法は、どのような形の化合物にも応用可能で性能が良
423
い。MTT 法で細胞生存率を評価する試験は簡単に結果が得られ、また比較的コストがかか
らない。(Fragrance Journal,2007 年 10 月)
◆アルゲコロイド(商品名)には、皮膚のビタミンともいわれているビタミンA及びDが
高単位含有されていると同時に、アミノ酸、ミネラル類が豊富に含まれており、増粘、感
触改善、乳化補助や保湿、皮膚の健康、美肌維持に必要な抹消血管の血行改善、新陳代謝
の促進が期待できる。(山川貿易㈱・原料カタログ)
◆NIKKOL ニコガード88(商品名)は、エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセ
リルから構成され、細菌類、真菌類の増殖を抑制する。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,
2010 年 6 月)
◆現在ヘアカラーの中で最も広く普及しているのは、2剤式の酸化染毛剤である。この2
剤式のヘアカラー施術時の刺激は、過酸化水素の強い酸化力や、それに伴う脱色力に起因
するものではなく、pHに大きく依存し、pHが高くなるに従い灼熱感を伴う刺激を引き
起こす。(㈱マンダム・ニュースリリース,2008 年 12 月 8 日)
◆化粧品油剤としての各種エステルの特性を摩擦感・粘度による評価、有機性・無機性・I.O.B
で評価、抱水性評価、光沢性・屈折率で評価など行ない比較。(高級アルコール工業㈱・原
料カタログ,2009 年 3 月 3 日改訂)
◆各種油剤とワックスからなる固形物の特性を硬度試験、発汗試験、結晶状態の観察で評
価し分析。(高級アルコール工業㈱・原料カタログ,2008 年 6 月 1 日改訂)
◆INDUCOS
シリーズ(商品名)(表示名称:ポリエチレン、ナイロン−6)は、肌
を傷つけることなく、マイルドなピーリング効果が期待でき、粒子サイズ分布及び密度が
一定であるので、製品中でパウダーの沈降が生じない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2009 年 6 月 1 日)
◆スリムフィットLS9509(商品名)(INCI名:Propylene
l
(and) Ceropia
Obtusifolia
Bark
Glyco
Extract)は、
ヒト含脂肪細胞からのグリセロールの遊離を促進し、脂肪分解活性を有する。また、3%
配合したクリームを大腿部へ1日2回、2ヶ月間塗布した結果、オレンジピール様の皮膚
外観が改善された。(山川貿易㈱・原料カタログ,2003 年 7 月 30 日)
◆水添レシチン(表示名称)(商品名:NIKKOL
レシノール
S−10)は、熱安定
性に優れており、これを配合した製剤を塗布した皮膚部位は、皮膚表面水分量が高く、水
分量の持続が認められる。また、アニオン界面活性剤の起泡力に対して影響を与えること
なく、マイルドな泡に改良することができる。NIKKOL
レシノール
S−10は、
UVB曝露によって増加するPGE2の産生を有意に抑制するので、紫外線によって生じ
る炎症を抑制する。また、皮膚刺激を緩和する。さらに、スティンギング刺激緩和効果を
有する。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2010 年 4 月改訂版)
◆コハク酸ビスエトキシジグリコール(表示名称)(商品名:ハイアクオスターDCS)は、
クエン酸緩衝剤を添加することでDCS水溶液のpH低下を抑制できる。また、PS(ポ
リスチレン)との相溶性が著しく高い。(高級アルコール工業㈱・技術資料,2009 年 1 月
424
21 日)
◆アロエベラエキスは肌のほてりを抑える。センテラアジアチカエキスは紫外線ダメージ
を受けた肌をケアする。
(㈱ファンケル・ニュースリリース,2010 年 1 月 19 日)
◆NIKKOL Decaglyn PR-20(商品名)(表示名称:デポリリシノレイン酸ポリグリセリル
−10)は親油性の界面活性剤でIOBからの算出したHLBは約3.8で優れたW/O乳
化性能がある。酸性領域や無機塩の存在下でも良好な乳化性能を発揮する。O/W製剤中で、
水溶性抗酸化剤の抗酸化力を向上させる。(日光ケミカルズ㈱・原料カタログ,2009 年 7
月)
◆バラ科ハマナスエキスはPGC−1αの発現量を高めた結果、細胞内ATPの産生を増
加させる。体内での生体エネルギー産生を高める作用を有することが期待される。ハマナ
スエキス中の成分であるトリクマロイルスペルミジンが活性成分の一つであることを発見
した。(㈱ポーラ・オルビスホールディングス・ニュースリリース,2010 年 3 月 24 日)
◆角層の糖化は分単位の非常に短い紫外線によっても増加する。角層のAGEsが少ない
人は多い人と比較して、肌の柔軟性が高い。(㈱ポーラ・オルビスホールディングス・ニュ
ースリリース,2010 年 9 月 29 日)
◆加齢とともに肌のうるおい感、しっとり感を感じにくくなる現象には、肌の弾力性の低
下が影響している。(㈱ノエビア・ニュースリリース,2010 年 6 月 3 日)
◆電子スピン共鳴装置を用いた角層細胞間脂質の新評価法を開発した。また、この評価法
を用い、フィトステロールと保湿成分(POE/POP)ジメチルエーテルを組み合わせ
た複合成分(商品名:セルケア
PCL)を開発し、角層水分量を高め、肌表面のキメの
状態が改善する効果があることを確認した。(㈱資生堂・ニュースリリース,2009 年 8 月
26 日)
◆パジナポボニカ葉状体エキス(表示名称)は、表皮のカルシウム代謝を再活性化、表皮
の細胞ケラチンとデスモゾームタンパク質の合成能力維持、タバコ等の環境ストレスに対
する皮膚の結合強化効果を有する。(商品名:Protectami)(㈱マツモト交商・
原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆アスコフィルムノドスムエキス(表示名称)は、老化により低下する表皮修復成分であ
るEGF(上皮細胞増殖因子)への反応力を向上させる(商品名:Homeo−AGE)。
フカツセラツスエキス(表示名称)は皮膚バリアの成熟に必要なトランスグルタミナーゼ
を活性化する(商品名:Homeo−Shield)。(㈱マツモト交商・原料カタログ,
2010 年 4 月 1 日)
◆ツボクサエキス(表示名称)はアシアチン酸、マデカシン酸、アシアチコシドの100%
からなるエキスであり、皮膚の再生に必須な4つのステップ炎症、細胞移行、組織修復、
再生が活性化され皮膚の修復期間を約半分まで短くする。(商品名:TECA)(㈱マツモ
ト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆アルゲエキス(表示名称)はINF−αの分泌を低減し皮膚の炎症を抑制、脂質の過酸
化を防ぐ、インボルクリン合成の誘導、MMP−1、2活性阻害効果を有する。
(商品名:
425
オズモジェリン)(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆ガラクトアラビナン(表示名称)は、AHAと併用すると角質除去効果が高まる。(商品
名:LaraCare
A200)
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2009 年 9 月 1 日)
◆アマチャ抽出液(表示名称:アマチャエキス、商品名:アマチャ抽出液)は抗炎症作用
を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆イチョウ抽出液(表示名称:イチョウ葉エキス、商品名:イチョウ葉抽出液,BG)は抗
炎症作用、血流促進作用、紫外線吸収作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008
年 9 月)
◆イラクサ抽出液(表示名称:セイヨウイラクサエキス、商品名:イラクサ抽出液,BG)
はコラーゲン合成促進作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆インチンコウ抽出液(表示名称:カワラヨモギエキス、商品名:インチンコウ抽出液,B
G,LA,SQ)は抗炎症作用、抗アレルギー作用、抗ミュータンス菌・プラーク形成阻害作
用、SOD様作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆カンゾウエキス(表示名称:カンゾウ根エキス、商品名:カンゾウエキス散−20P,カ
ンゾウ抽出液,BG−J,LA,カンゾウ抽出末CP)は抗炎症・抗アレルギー作用を有する。
(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆グリチルリチン酸ジカリウム(表示名称:グリチルリチン酸2K、商品名:グリチルリ
チン酸ジカリウム)は抗炎症・抗アレルギー作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆グリチルレチン酸(表示名称:グリチルレチン酸、商品名:グリチルレチン酸)は抗炎
症・抗アレルギー作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆グリチルリチン酸モノアンモニウム(表示名称:グリチルリチン酸アンモニウム、商品
名:グリチルリチン酸モノアンモニウム)は抗炎症・抗アレルギー作用を有する。(丸善製
薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆ステアリン酸グリチルレチニル(表示名称:ステアリン酸グリチルレチニル、商品名:
グレチノールオー)は抗炎症・抗アレルギー作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆サクシニルグリチルレチン酸二ナトリウム(表示名称:サクシニルグリチルレチン酸2
Na、商品名:3−サクシニルオキシグリチル)は抗炎症・抗アレルギー作用を有する。
(丸
善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆グリチルレチン酸ステアリル(表示名称:グリチルレチン酸ステアリル、商品名:シー
オーグレチノール)は抗炎症・抗アレルギー作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,
2008 年 9 月)
◆サイシン抽出液(表示名称:ウスバサイシン根エキス、商品名:サイシン抽出液W−L
A)はメラニン産生抑制作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆サボンソウ抽出液(表示名称:サボンソウエキス、商品名:サボンソウ抽出液BG−J)
は起泡作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
426
◆サルビア抽出液(表示名称:セージ葉エキス、商品名:サルビア抽出液,BG−J,LA,
SQ,サルビアエキス<芒硝>)は抗菌作用、抗炎症・抗アレルギー作用、抗男性ホルモン
作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆シイタケ抽出液(表示名称:シイタケエキス、商品名:シイタケ抽出液BG)はSOD
様作用を有する。(丸善製薬㈱・原料カタログ,2008 年 9 月)
◆「商品名:ADS−μカプセル」(表示名称:シリカ、セテアリルアルコール、セテアリ
ルグルコシド、アルギン酸Na、キトサン、乳酸、ヒアルロン酸Na、ポリグルタミン酸、
BG、その他任意の成分)は、化粧品に用いられている多くの成分を内包することができる。
ADS(Active Delivery
System)機能は、肌のイオンバランスが
乱れている箇所に応答し、カプセルに包まれた有効成分を放出することでトラブルの緩和
に働きかける。また、内包物を光や空気による酸化から保護する機能も期待出来る。(一丸
ファルコス㈱・技術資料,2009 年 2 月 23 日)
◆梅の完熟果実に関して、各品種の香りと遺伝系統との関係が確認された。「南高」「橙高」
「地蔵梅」はアップル的なピーチ様の香り、「鶯宿」「白加賀」「露茜」はフレッシュなリー
フィーグリーン様の香り、「白王」は軽いリキュール様の香り、「剣先」「翠香」はマンゴー
様のトロピカルフルーツの香りという4つのグループに分類。(花王㈱・ニュースリリース,
2010 年 11 月 25 日)
◆アクティブパウダーアイトリートメント LS 9792(商品名)(表示名称:水、(メタクリ
ル酸ラウリル/ジメタクリルサングリコール)クロスポリマー、PG、ジカプリリルエーテ
ル、パンテノール、グリチルリチン酸アンモニウム、酸化チタン、アルゲエキス、ナギイ
カダ根エキス、ツボクサエキス、トウキンセンカ花エキス、キサンタンガム、ジポリヒド
ロキシステアリン酸ポリグリセリル−2、その他成分(防腐剤・調整剤等)を含む)は、内包
する水溶性の有効成分を皮膚へ自然に徐放する機能を持ち、抗くま作用を有する。(山川貿
易㈱・原料カタログ,2007 年 5 月 15 日改訂版)
◆Dermacryl AQF(ダーマクリル AQF)(商品名)(表示名称:アクリレーツコポリマー)
は、耐水性の皮膜を作るスキンケア向け樹脂エマルジョンで、ヨレ難くつっぱり感がない。
また、アルカリで容易に溶解するため、洗顔料等の石けんで簡単に洗い流すことができ、
肌への負担が少ない。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆ミリストイル化プルラン(商品名)(表示名称:ミリストイル化プルラン)は、高い耐水
性を持ち、油との相溶性に優れ、ハリのある皮膜を形成する。(㈱マツモト交商・原料カタ
ログ,2010 年 4 月 1 日)
◆クイックリフト(商品名)(表示名称:水、BG、炭酸水素 Na、キサンタンガムクロスポ
リマー、カプリリルグリコール、フェノキシエタノール、ヘキシレングリコール、ヒドロ
キシエチルセルロース)は、即効性と持続性のある皮膜を形成し、皮膚のスムージング効
果を発揮する。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆清涼感の官能評価において、腕、頬、腋下、耳下部でL−メントールを配合したモデル
化粧水を評価した結果、耳下(首)部の場合は、L−メントール配合量の異なる2種類の
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サンプルの清涼感の差異を有意に識別でき、適切な評価部位であることが見出された。(第
60 回日本化粧品技術者会研究討論会発表)(㈱マンダム・ニュースリリース,2007 年 6 月
14 日)
◆植物由来イソステアリン酸の精製方法開発により、含有量が多く、無色無臭のイソステ
アリン酸(商品名;ステアリン酸EX)が得られるようになり、より化粧品原料としての応
用が期待される。イソステアリン酸エステル類は常温で液体であり、組み合わされるアル
コールにより、皮膚柔軟作用、エモリエント作用、相溶作用、皮膜形成作用などの特性を
持っている。また、常温で乳化させたW/Oエマルションの乳化物も得られている。さら
に、イソステアリン酸エステル類の組み合わせにより粘度、使用感の調整が可能である。
イソステアリン酸プロピルは皮膚に対して、脂ぎった感じを与えずにエモリエント性を与
え、延展生にも優れている。イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステア
リル(商品名;ICIS、ISIS)はホホバ油と比較して、曇点が低く、加熱安定性、
相溶性、延展性に優れている。皮膚に柔軟性を与え、皮膚・毛髪を保護し、光沢を付与す
ることから、最近ではヘアケア製品、特にリンスの油成分として注目されている。ジイソ
ステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸トリグリセリルがW/Oエマルションを
安定に精製させる基剤として重要である。トリイソステアリン酸グリセリル、テトライソ
ステアリン酸ペンタエリスリットは、イソステアリン酸の改良により色相が大幅に改善さ
れトリオクタン酸エステルに比較しても過熱安定性に優れ、屈折率がオリーブ油に非常に
似ており毛髪に光沢を付与するので、今後ヘアケア用化粧品への応用が期待される。トリ
イソステアリン酸グリセリル(商品名;TISG)、トリイソステアリン酸トリメチロール
プロパン(商品名;KAK
品名;KAK
TTI)、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール(商
PTI)は、口紅の原料として有用であるが、におい、色相の課題からマス
キング等の対応が必要であった。しかし、無色無臭のイソステアリン酸EXからの製品は
マスキング等が不要になった。(Fragrance Journal,2,89-95(1994))
◆セリサイトDN、DN−MC(商品名)(表示名称:マイカ)は、表面が絹糸の光沢をも
つことから体質顔料として応用されています。
(岩瀬コスファ㈱・原料カタログ,2008 年 4
月 1 日)
◆ADS−ナノミセル(商品名)は、親水性ブロックと疎水性ブロックが重合してなるブ
ロックコポリマーの会合体です。親水性環境で疎水性ターゲット成分内包のナノサイズミ
セルを形成する。(一丸ファルコス㈱・技術資料,2009 年 2 月 23 日)
◆天然成分(ヨクイニンエキス)が老化角質を柔らかくし、とりのぞきやすくする。皮膚
細胞の中で潤いを作り出す「アクアレシチン(リゾレシチン)」や細胞同士の水分や栄養を
行きわたらせるために必要な「クローディン」を強化する「バイオマコンブエキス」、抗酸
化作用のある「リーチライムエキス」の配合でなめらかで美しい肌へと導く。(㈱ナリス化
粧品・ニュースリリース,2010 年 8 月 3 日)
◆Geogard ULTRA(商品名)(表示名称:グルコノラクトン、安息香酸 Na、グルコン酸
Ca)は天然由来成分を配合した抗菌剤で、グリセリンよりも高い保湿効果がえられる。(㈱
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マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆Glycacil シリーズ(商品名)(表示名称:ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
他)は
真菌、酵母、カビ類に抜群に効果を発揮する防腐剤になります。アルカリ性及び酸性領域、
アニオン系から非イオン系に至る幅広い処方で使用可能。パラベン代替、防腐剤の低減に
有効である。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2007 年 10 月 1 日)
◆Sabilizel シリーズ(商品名)は高い防腐効果を備えた天然成分で低濃度でも幅広い抗菌
活性を示す。
(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆Nipaguard
PO5(商品名)(表示名称:ピロクトンオラミン、フェノキシエタノール)
は、細菌、酵母、カビ類に優れた防腐効果を発揮し、広い抗菌スペクトルを有します。pH
領域も 4-10 で安定。(㈱マツモト交商・原料カタログ,2010 年 4 月 1 日)
◆マンゴーオイル 203(商品名)は、トリグリセライドをふんだんに含んでおり、非常に優
れたエモリエント効果を発揮し、サリチル酸のような薬物のリリース剤として、通常のパ
ラフィンをベースとしたエモリエント剤より優れた働きがある。(山川貿易㈱・原料カタロ
グ,2003 年 8 月 27 日)
◆NIKKOL Hexaglyn PR-15(商品名)(表示名:ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6)
は、親油性の界面活性剤で、IOB からの算出 HLB は約 3.2 である。優れた W/O 乳化性能
があり、W/O/W 型や O/W/O 型のエマルション調製にも利用でき、酸化チタンなどの顔料
を、油相に安定に分散させ、酸性領域や無機塩存在下においても優れた乳化作用を示す。
食品添加物公定書にも収載されている毒性の極めて低い原料である。(日光ケミカルズ㈱・
原料カタログ,2009 年 7 月)
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化粧料分野における公知技術集 2012 年版
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平成 24 年 3 月16 日
第1版発行
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