No.21

毎日一歩!
<校訓> 白梅の においゆたかに
1/19 朝礼の話
東 京 都 板橋 区 立 加 賀 中学校
学校だより
平成 27 年 1 月 23 日第 21 号
発行:校長 関田 誠
明るく強く 毎日必ず 一歩前進
「朝の登校風景の話」
~自分の習慣を変えることができる秘策~
先日の朝、校門に立っていたら、面白い話を聞いたので紹介します。その朝も、ギリギリ
登校の生徒に「あと 1 分~。ダッシュ」と呼びかけていました。生徒が走ってきます。する
と突然、「先生も大変だねえ。朝から呼びかけで」の声。道向かいのマンション前で、掃除
おぼ
中の管理人さんと思しき、帽子にサングラスの初老の男性でした・・・。
「おはようございます」と挨拶した後、「そうでもないですよ。みんな走ってくれますか
ら」と笑顔の私。男性は首を振りながら、「あれは直んないねえ。時間の感覚はさあ」「ど
ういうことですか?」と私。「実はさあ、私も二人息子がいてね。長男は昔から時間にきち
んとして余裕をもって行動してた。今は、ある意味時間が勝負のJR勤務だ。次男は何度言
っても時間にだらしねえ、毎日ギリギリや遅刻だ。
高校は遅刻はなくなったけど、いい大人になって勤
め人を始めても、時たま遅刻して社長に怒られたり
してんだ」としみじみ言います。「同じように育て
たのに不思議ですね」と私。「本人の持っている性
格かねえ。でもあの生徒たちは何とかしてやって
よ」と最後は真顔で言われました。地域の人のあり
がたい言葉でした。「生徒によく伝えておきます。
ありがとうございました」と言いました。
さて、この話の“時間の感覚”は本当に『性格』でしょうか?余裕で登校して教室で友達
とくつろいだり勉強している人と、8 時 30 分ギリギリでバタバタの人。両者とも性格では
なく、実は習慣の行動ですね。こういう言葉があります。『人間は習慣の奴隷である』 ち
ょっとギョッとしませんか?一度身に付いた習慣は、悪いと分かっていても、それほど変え
にくいという意味です。でもね皆さん、『習慣の奴隷』から解放される、とっておきの秘策
があるんです。お教えしましょう。その秘策は“その事に『価値(Value)』を見い出せる
か”。根性とか意志の強さとか、朝が強い弱いではありません。人間の習慣は、外から強制
されない場合、こんな風に変わります。第1段階『その方がラク』な習慣。第2段階『その
方が楽しい』習慣。第3段階『価値を認めた』習慣。例えば 3 年生はこれから受験がありま
すよね?本番当日ギリギリに駆け込む人はいないでしょう?そんなことをしたら、気持ちが
動揺して試験がボロボロになると、その行動の価値を分かっている。これが時間に余裕をも
たせる価値ですね。学校の毎日はどうでしょうか?早起きして余裕の登校からスタートする
毎日の価値に気づきませんか?
これから 3 月まで一層寒い朝を迎えます。私が 8 時 25 分に、校門に立っている時、既に
通過する人がほとんどいない、なんて日が来たらうれしいです。皆さんが、自分の習慣に『価
値(Value)=お得感』を自分で見い出した証拠です。これは素晴らしい事だと思いません
か?
HP:http://www.ita.ed.jp/edu/kagajh/
2年生
スキー教室
1月14日(水)~16日(金)の3日間、信州
菅平高原スキー場に行ってきました。1日目曇り、
2日目曇りのち大雪、
3日目快晴でパウダースノー
という目まぐるしい天気の中、2年生は、雪国の自
然の中で様々なことを学んで来ました。同じ釜の飯
を食べ、枕を並べて寝る時間の流れの中で、仲間の
新たな一面を知り、
一層の絆を深めることができた
のです。
毎年、この季節はインフルエンザ対策が重要とな
ります。実際に体調を崩してしまい、当日参加を断
念せざるを得なかった無念の生徒、1日目の夕方に高熱を出してしまい、保護者のお迎えを要請す
る事態が、今年も起きました。次への教訓としましょう。なお3日間の記録は、学校連絡メールで
当該学年と来年経験する第一学年のご家庭にお伝えいたしました。
成人の日
タイムカプセル大捜索
成人の日の数日前。加賀中を卒業して二十歳になった
OB・OGから、担任の小室先生に連絡が入りました。
「小室先生、卒業の時に埋めたタイムカプセルを掘り出
したいのですが!」
「いいよ。どこに埋めたっけ?」
「確か埋めたところに、棒を立てておいたのですが…」
「5 年前のそんな棒、残ってないぞ?」
「大体の位置は分かるので、当日出てこないとまずいの
で、土曜日に探させてください」
前日にタイムカプセルの捜索をしました。しかし掘っ
ても掘っても見つかりません。最後は耕耘機まで出動さ
せて広範囲を掘り返したため、“宝物を探すために荒れ地を掘り返したら立派な畑になったとさ”
という日本昔話のような事になりました。結局、電話で実際に埋めた卒業生が急きょ呼び出され、
昔の記憶を頼りに、何とか掘り出すことができたそうです。カプセルからは何が出てきたのでしょ
うね?
『成人の日の教訓:埋めた場所は正確に測量しておこう!?』
ご参観くださ~い!
1月31日(土) 学校公開日
第3回
Dr.辻先生の講座
今回のテーマは、ライフスキル実践の第3回
『春に向けて
部活動で勝つ&受験直前の不安に勝つ
第1部:9:50~11:00(70分)
ライフスキル講座』
ライフスキル講座(体育館)
中学生向け Dr.辻先生自作の小冊子を使って、FLOW理論の定着とスキルアップトレーニングの実施。
ねらい①1・2年生には、春に向けて部活動に意欲的に取り組み成果を得るメンタルトレーニング
ねらい②3年生には、いよいよ迫った受験直前の不安を取り除くライフスキル講座。
第2部:11:10~11:40(30分)
学級活動(各学級)
1・2年生は春までの部活動等の目標、3年生は受験の心がけを織り込んで、今年度3回実施したライ
フスキル講座を受けて、辻先生への手紙とアンケート調査を実施します。
HP:http://www.ita.ed.jp/edu/kagajh/
3年生を激励する会
1月19日(月)に朝礼の後の体育館で、受験の3年生を激励する会を開きました。1・2年生
から、激励の寄せ書きが3年生の各学級に送られました。いよいよ、私立推薦入試が始まりました。
HP:http://www.ita.ed.jp/edu/kagajh/