形番追加

形番追加
CATALOG No.362-4
Caged Ball
LM Guide
LMガイドの新領域。
LMガイドに8条列を採用し、超低ウェービング・超々高剛性を実現しました。
従来のLMガイドを超える、超低ウェービングと超々高剛性を実現するために、
①8条の転動溝、②小径ボール、③超ロングブロック を採用。
これらにより、有効ボール数が大幅に増加するとともに、ボールの出入りによる振幅を最
小限に抑制。静圧案内に匹敵する超低ウェービングを実現しました。
同 時 に 、ボール の 変 形 量を極 小 化し 、ローラーガイドをしのぐ 超々高 剛 性をも実 現 。
装置の高精度化に貢献します。
90°
90°
45°
45°
ラジアルタイプ SPR 形
断面図
45°
45°
45°
45°
4方向等荷重タイプ SPS 形
断面図
1
ラインナップ
形番
サイズ
15 20 25 30 35 45
SPR
○ ○ ○ ○ ○ ○
SPS
○ ○ ○ ○ ○ ○
主な使用用途
超精密加工機/高精度マシニングセンタ/旋盤/平面研削盤
/半導体製造装置/FPD製造装置/検査装置/高性能測定機
2
Caged Ball
LM Guide
超低ウェービングと超々高剛性は実証されています。
[ウェービング評価]
■ 条件
SPR/SPS形は、従来の一般的な
LMガイドのウェービング値(100〜300nm)
1/10の値となります。
試験品
SPS25LR
レールスパン
250mm
ブロックスパン
250mm
測定点
テーブル中央上方 250mm
測定方向
上下、左右
と比較して、約
ウェービング 上下方向
0.03
変位[μm]
真直度 上下方向
変位[μm]
0.6
0.4
0.2
0
-0.02
9.5nm
-0.07
-0.2
-0.4
-0.6
0
50
100
150
200
250
-0.12
20
300
30
50
ウェービング 左右方向
-0.15
変位[μm]
真直度 左右方向
0.6
変位[μm]
40
ストローク[mm]
ストローク[mm]
0.4
0.2
0
-0.2
21nm
-0.25
-0.2
-0.4
-0.6
0
50
100
150
200
250
-0.3
210
300
220
ストローク[mm]
230
240
ストローク[mm]
※社内評価実績
[剛性比較評価]
非常に高い剛性を実現しています。
ラジアル剛性
変位量[μm]
変位量[μm]
SPS25LR
ローラーガイド
従来形ボールガイド
20
15
10
SPS25LR
ローラーガイド
従来形ボールガイド
20
15
10
5
5
0
逆ラジアル剛性
25
25
0
0
5
10
作用荷重[kN]
15
0
5
10
15
作用荷重[kN]
※本試験はC1すきまでの比較となっています。
3
製品概要
ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉
各方向の定格荷重
SPR/SPS形は、ラジアル方向・逆ラジアル方向・横方向すべての方向の荷重を負荷できます。
SPR形の基本定格荷重は右図のラジアル方向の値を示し、その値はSPR形寸法表中※1に記載されています。なお、SPR形
の逆ラジアル方向および横方向の値は下表により求められます。
SPS形の基本定格荷重は4方向(ラジアル方向・逆ラジアル方向・横方向)とも同等であり、その値はSPS形寸法表中※1に記
載されています。
S PR形
各方向の基 本定格 荷重
方向
CL
C
C0L
C0
PR
SPR形
基本動定格荷重
基本静定格荷重
CT
CT
C
C0
C0T
C0T
PT
PT
ラジアル方向
※1
PL
逆ラジアル方向
C L=0.71C
C 0L=0.71C 0
横方向
CT =0.44C
C 0T =0.35C 0
SPR/SPS形寸法表
SPR-LR形 →P.9
SPS-LR形 →P.11
等価荷重
SPR形のLMブロックが、逆ラジアル荷重と横方向荷重を同時に負荷する場合の等価荷重は、次式により求められます。
S PR形の等 価 係数
PE = X•PL+Y•PT
PE
X
Y
逆ラジアル方向等価荷重
1
2
注)逆ラジアル荷重と横荷重が同時に負荷する場合は逆ラジアルに等価してください。
P E : 等価荷重[N]
・逆ラジアル方向
P L : 逆ラジアル荷重[N]
P T : 横方向荷重[N]
X, Y : 等価係数
SPS形のLMブロックが、各方向の荷重を同時に負荷する場合の等価荷重は、次式により求められます。
PE = PR(PL)+PT
P E : 等価荷重[N]
・ラジアル方向
・逆ラジアル方向
P R : ラジアル荷重[N]
P L : 逆ラジアル荷重[N]
P T : 横方向荷重[N]
4
製品概要
ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉
寿命
LMガイドの寿命は同じように製作されたものを同一運転条件で使用しても、バラツキがあります。このためLMガイドの寿命
を求める目安として、次のように定義された定格寿命を使用します。
[定格寿命]
一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させたと
き、そのうちの90%がフレーキング(金属表面のうろこ状
のはく離)をおこすことなく到達できる総走行距離をいい
ます。
L=
(
fH•fT•fC C
•
fW
PC
L
: 定格寿命[km]
C : 基本動定格荷重※1[N]
PC : 計算荷重[N]
※1 基本動定格荷重(C)
一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させた時、定格寿命
(L)
が50kmとなるような方向と大きさの変動しない荷重をいいます。
fH
fT
fC
fW
)
3
×50
: 硬さ係数(図1)
: 温度係数
: 接触係数(表1)
: 荷重係数(表2)
[寿命時間]
定格寿命(L)が求められると、ストローク長さと往復回数
が一定の場合、寿命時間は右式により求められます。
L×106
2×ℓS×n1×60
Lh =
Lh : 寿命時間[h]
ℓs : ストローク長さ[mm]
n1 : 毎分往復回数[min-1]
●fC:接触係数
LMガイドの負荷能力を十分発揮させるためには、転動面の硬さを58
〜64 HRCとする必要があります。この硬さより低い場合、基本動定
格荷重および基本静定格荷重が低下しますので、それぞれに硬さ係
数(fH)を乗じます。通常、LMガイドは十分な硬さが確保されてい
るのでfH=1.0になります。
1.0
LMブロックを密着状態で使用する場合では、モーメント荷重や取付面
精度が影響し均一な荷重分布を得ることが難しいため、複数のブロック
を密着使用する場合は表1の接触係数を基本定格荷重(C)、
(C 0)に
乗じてください。
注)大型の装置に不均一な荷重分布が予想される場合は表1の接触係
数を考慮してください。
硬さ係数 fH
●fH:硬さ係数
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
60
表1
密着時のブロック数
接触係数 fC
2
0.81
3
0.72
4
0.66
5
0.61
6以上
0.6
通常使用
50
40
30
20
転動面硬さ
(HRC)
図1 硬さ係数(fH)
10
●fT:温度係数
ボールリテ ーナ入り L M ガイド の 使 用 温 度 は 通 常 8 0 ℃ 以 下 のた
め、fT =1.0になります。
5
接 触 係数(f C )
1
●fW:荷重係数
一般的に往復運動をする機械は運転中に振動や衝撃を伴うものが多
く、特に高速運転時に発生する振動や、常時繰返される起動停止時の
衝撃などのすべてを正確に求めることは困難です。したがって、速度・振
動の影響が大きい場合は、経験的に得られた表2の荷重係数を基本動
定格荷重(C)に除してください。
表2
荷重係数(f W)
振動・衝撃
速度(V)
fW
微
微速の場合
V≦0.25m/s
1 〜1.2
小
低速の場合
0.25<V≦1m/s
1.2〜1.5
中
中速の場合
1<V≦2m/s
大
高速の場合
V>2m/s
1.5〜2
2 〜3.5
精度規格
SPR/SPS形には、2種類の精度等級があります。精度規格では、走り平行度※1、高さ・幅の寸法許容差、1軸に数個のLMブ
ロックを使用する場合や、同一平面上に数軸取付ける場合に必要となる高さ・幅のペア相互差※2,※3を規定しています。
C
※1 走り平行度
LMレールを基準ベース面にボルトで締付けた状態で、LMブロックをLM
レールの全長にわたり走行させたときの、LMブロックとLMレール基準
面部同士の平行度誤差。
※2 高さMのペア相互差
同一平面上に組合される各々のLMブロックの、高さ
(M)
寸法の、最大
値と最小値の差。
※3 幅W2のペア相互差
1本のLMレールに組合される各々のLMブロックとLMレール間の幅
寸法の、最大値と最小値の差。
(W2)
D
M
A
B
W2
精度 規格
呼び形番
SPR/SPS15
SPR/SPS20
単位:mm
精度等級
超精密級
超超精密級
項目
SP
UP
高さMの寸法許容差
0
‑0.015
0
‑0.008
高さMのペア相互差
0.004
0.003
幅W2の寸法許容差
0
‑0.015
0
‑0.008
幅W2のペア相互差
0.004
0.003
A面に対する
C面の走り平行度
右表による
B面に対する
D面の走り平行度
SPR/SPS25
SPR/SPS30
SPR/SPS35
SPR/SPS45
走り平 行度
単位:μm
LMレール長さ[mm]
走り平行度の値
超精密級
超超精密級
SP
UP
50
1.5
1
50
80
1.5
1
80
125
1.5
1
こえる
以下
−
125
200
1.5
1
200
250
1.5
1
右表による
250
315
1.5
1
高さMの寸法許容差
0
‑0.02
0
‑0.01
315
400
2
1.5
高さMのペア相互差
0.005
0.003
400
500
2.5
1.5
幅W2の寸法許容差
0
‑0.015
0
‑0.01
500
630
3
2
幅W2のペア相互差
0.005
0.003
630
800
3.5
2
800
1000
4
2.5
1000
1250
4.5
3
1250
1600
5
4
A面に対する
C面の走り平行度
右表による
B面に対する
D面の走り平行度
右表による
高さMの寸法許容差
0
‑0.03
0
‑0.015
高さMのペア相互差
0.005
0.003
1600
2000
5.5
4.5
幅W2の寸法許容差
0
‑0.025
0
‑0.015
2000
2500
6
5
幅W2のペア相互差
0.005
0.003
2500
3090
6.5
5.5
A面に対する
C面の走り平行度
右表による
B面に対する
D面の走り平行度
右表による
6
製品概要
ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉
ラジアルすきま規格
SPR/SPS形には、2種類のラジアルすきま(予圧)があります。ラジアルすきまは、走り精度、耐荷重性能や剛性に大きく影
響するので、用途に応じた適切なすきまの選定が大切です。適切なラジアルすきまは、装置の動作時に発生する振動や衝撃
を抑制し、LMガイドの寿命および精度に好影響をもたらします。
単位:μm
表示記号
呼び形番
軽予圧
中予圧
C1
C0
SPR/SPS15
‑6〜‑4
−
SPR/SPS20
‑7〜 ‑4
−
SPR/SPS25
‑8〜‑5
‑10〜 ‑8
SPR/SPS30
‑8〜‑5
‑12〜 ‑9
SPR/SPS35
‑9〜‑5
‑13〜‑10
SPR/SPS45
‑11〜 ‑7
‑16〜‑12
ラジアルすきま
※SPR/SPS15、20形にてC0すきまが必要な場合は、THKまでお問い合わせください。
※1 予圧
LMブロックの剛性を高めるため、
あらかじめ転動体
(ボール)
に与える内
部荷重をいいます。
なお、SPR/SPS形は、
すべてご指定のラジアルすき
ま調整がなされた状態で出荷されます。
取付面の肩の高さとすみの半径
LMブロックとLMレールの取付面には、通常、組付け易さや高精度な位置合わせを可能にするため側面に突きあてを設けます。
取付面のすみは、LMブロックやLMレールの面取りと干渉しないように逃げをつけるか、すみの半径r以下に加工してください。
r2
H3
r2
H1
r1
H2
r1
LMレール部
LMブロック部
単位:mm
7
呼び形番
LMレール部の
すみの半径
r1(最大)
LMレール部の
肩の高さ
H1
LMブロック部の
すみの半径
r2(最大)
LMブロック部の
肩の高さ
H2
H3
SPR/SPS15
0.3
3
0.5
3.5
4
SPR/SPS20
0.3
3
0.5
4
4
4.5
SPR/SPS25
0.5
3.5
1
5
SPR/SPS30
1
4
1
6
5
SPR/SPS35
1
5
1
7
6
SPR/SPS45
1
7
1.5
8
8
2軸の平行度誤差許容値
LMガイドの取付面誤差は寿命に影響を及ぼす場合があります。一般的な使用における、2軸の平行度誤差許容値(P)の
目安を示します。
P
単位:μm
呼び形番
C1すきま
C0すきま
SPR/SPS15
5
−
SPR/SPS20
6.5
−
SPR/SPS25
8.5
7
SPR/SPS30
10.5
9
SPR/SPS35
13
10.5
SPR/SPS45
17.5
14.5
2軸の上下レベル誤差許容値
軸間距離500mmあたりの2軸の上下レベル誤差許容値(S)の目安を示します。軸間距離と上下レベル誤差許容値は比例し
ます。
単位:μm
呼び形番
C1すきま
C0すきま
SPR15,20
110
−
120
75
S
SPR25
SPR30
SPR35
500
SPR45
単位:μm
呼び形番
C1すきま
SPS15,20
C0すきま
−
SPS25
SPS30
105
SPS35
70
SPS45
軸方向のレベル誤差許容値
LMブロック間距離500mmあたりの軸方向のレベル誤差許容値(Y)の目安を示します。LMブロック間距離と軸方向のレベ
ル誤差許容値は比例します。
単位:μm
呼び形番
C1すきま
SPR15,20
C0すきま
Y
−
SPR25
SPR30
16
SPR35
9
500
SPR45
単位:μm
呼び形番
C1すきま
C0すきま
SPS15,20
20
−
21
14
SPS25
SPS30
SPS35
SPS45
8
寸法表
ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉
SPR-LR形
W
B
T
(K)
M
H3
W2
W1
SPR15、20形
W
B
T
(K)
M
H3
W2
W1
SPR25〜45形
外形寸法
呼び形番
高さ
幅
LMブロック寸法
長さ
取付穴
L
t
B
C
C
S×ℓ
L1
T
K
50
121.5
0.8
34
−
70
M5×8
106.5
7
28
60
150.5
1.2
40
−
90
M6×10
131.5
8
SPR25LR
31
72
180.1
−
47
40
120
M8×10.5
158.1
SPR30LR
38
90
207.8
−
58
45
135
M10×14
SPR35LR
44
100
235.5
−
66
50
150
SPR45LR
52
120
288.5
−
78
65
195
M
W
SPR15LR
25
SPR20LR
呼び 形 番 の 構 成 例
S PR 2 5
呼び形番
LR
2
N
fo
E
eo
Do
21
5.5
−
3.3
−
−
PB107
24
5.7
−
3
−
−
PB107
10
26.5
6.3
9.2
12
4.5
3.9
B-M6F
182.6
12
33
8.0
10.9
12
4.5
3.9
B-M6F
M12×16
208.3
14
38
9.5
12.4
12
6
5.2
B-M6F
M14×18.5
256.5
16
44
10.5
12.3
16
6
5.2
B-PT1/8
Q Z UU
潤滑装置 防塵用記号
QZ付き (P.16参照)
1軸に組合わせる
LMブロックの個数
C0
+10 0 0 L
UP -Ⅱ
LMレール長さ
(mm表示)
ラジアルすきま記号
(P.7参照)
LMブロックの種類
注)この呼び形番はLMブロックとLMレールで1セットとします。
(2軸並行使用の場合の必要数は、2セットとなります。)
潤滑装置QZ付きの場合、グリースニップルは付きません。QZ付き仕様でグリースニップルが希望される場合は、THKにお問い合わせください。
9
グリース
ニップル
同一平面に
使用される
軸数記号
精度記号
(P.6参照)
(E)
(t)
L
L1
C
6-S×ℓ
〃
〃
φd2
N
M1
h
φd1
F
SPR15、20形
8−S×ℓ
(E)
L
L1
C
e0
4−φD0
※
C
f0
φd2
N
h
M1
φd1
F
SPR25〜45形
単位:mm
LMレール寸法
H3
幅
W1
静的許容モーメント[kN・m]注2)
基本定格荷重
高さ
ピッチ
取付穴
長さ
C
Co
M1
F
d1×d 2×h
Max注1)
[kN]
[kN]
MA
0
‑0.05
W2
1個
4
25
12.5
14
30
6×9.5×8.5
3000
22.5
58.2
0.814
4
30
15
16
30
7×11×9
3000
36.8
92.4
1.56
4.5
35
18.5
18.2
40
9×14×12
3000
59.9
156
3.22
5
45
22.5
21.4
52.5
11×17.5×14
3090
83.2
212
6
50
25
25
52.5
14×20×17
3090
111
278
8
60
30
30.2
60
16×23×20
3060
178
434
MB
MC
LMブロック
LMレール
[k㷅/m]
1個
2個密着
1個
[k㷅]
3.65
0.401
1.8
0.454
0.6
2.5
7.05
0.77
3.48
0.84
1.0
3.4
14.5
1.69
7.59
1.72
1.5
4.1
5.08
22.7
2.66
11.9
3.02
2.7
6.9
7.56
33.6
3.96
17.6
4.37
4.0
9.0
64.4
7.73
33.7
8.05
7.0
11.6
13.8
2個密着
質量
注1)長さMaxは、LMレールの標準最大長さを示します。
注2)静的許容モーメント
1個
:LMブロック1個における静的許容モーメント値
2個密着:LMブロックを2個密着した状態での静的許容モーメント値
注3)SPR/SPS形は、
LMレールからLMブロックを抜くとボールが落下しますので、
LMブロックを抜かないでください。
※1 LaCSや潤滑装置QZ付きでグリースニップル付きを希望された場合のニップル下穴です。
LMブロック内への異物の流入を避けるため、通常は貫通しておりません。
グリースニップル取付けの加工を希望される場合は、THKにご連絡ください。
※2 潤滑
SPR/SPS形は、リチウム石けん基グリース2号(AFB-LFグリース)が標準で封入されています。
他のグリースをご希望の場合やグリース封入無しをご希望の場合は、THKにご連絡ください。
油潤滑の場合や自動給脂をご希望の場合は、THKに必ずご連絡ください。
10
寸法表
ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉
SPS-LR形
W
B
T
(K)
M
H3
W2
W1
SPS15、20形
W
B
T
(K)
M
H3
W2
W1
SPS25〜45形
外形寸法
呼び形番
高さ
幅
M
W
SPS15LR
25
SPS20LR
LMブロック寸法
長さ
取付穴
L
t
B
C
C
S×ℓ
L1
T
K
50
121.5
0.8
34
−
70
M5×8
106.5
7
28
60
150.5
1.2
40
−
90
M6×10
131.5
8
SPS25LR
31
72
180.1
−
47
40
120
M8×10.5
158.1
SPS30LR
38
90
207.8
−
58
45
135
M10×14
SPS35LR
44
100
235.5
−
66
50
150
SPS45LR
52
120
288.5
−
78
65
195
呼び 形 番 の 構 成 例
S PS 2 5
呼び形番
LR
2
N
fo
E
eo
Do
21
5.5
−
3.3
−
−
PB107
24
5.7
−
3
−
−
PB107
10
26.5
6.3
9.2
12
4.5
3.9
B-M6F
182.6
12
33
8.0
10.9
12
4.5
3.9
B-M6F
M12×16
208.3
14
38
9.5
12.4
12
6
5.2
B-M6F
M14×18.5
256.5
16
44
10.5
12.3
16
6
5.2
B-PT1/8
Q Z UU
潤滑装置 防塵用記号
QZ付き (P.16参照)
1軸に組合わせる
LMブロックの個数
C0
+10 0 0 L
UP -Ⅱ
LMレール長さ
(mm表示)
ラジアルすきま記号
(P.7参照)
LMブロックの種類
注)この呼び形番はLMブロックとLMレールで1セットとします。
(2軸並行使用の場合の必要数は、2セットとなります。)
潤滑装置QZ付きの場合、グリースニップルは付きません。QZ付き仕様でグリースニップルが希望される場合は、THKにお問い合わせください。
11
グリース
ニップル
同一平面に
使用される
軸数記号
精度記号
(P.6参照)
(E)
(t)
L
L1
C
6-S×ℓ
〃
〃
φd2
N
M1
h
φd1
F
SPS15、20形
8−S×ℓ
(E)
L
L1
C
e0
4−φD0
※
C
f0
φd2
N
h
M1
φd1
F
SPS25〜45形
単位:mm
LMレール寸法
H3
幅
W1
静的許容モーメント[kN・m]注2)
基本定格荷重
高さ
ピッチ
取付穴
長さ
C
Co
M1
F
d1×d 2×h
Max注1)
[kN]
[kN]
MA
1個
[k㷅]
[k㷅/m]
25
12.5
14
30
6×9.5×8.5
3000
15.9
41.2
0.728
3.26
0.728
3.26
0.389
0.6
2.5
4
30
15
16
30
7×11×9
3000
26
65.3
1.4
9.08
1.4
9.08
0.72
1.0
3.4
4.5
35
18.5
18.2
40
9×14×12
3000
42.4
110
2.91
13.1
2.91
13.1
1.38
1.5
4.1
5
45
22.5
21.4
52.5
11×17.5×14
3090
58.8
150
4.59
20.6
4.59
20.6
2.44
2.7
6.9
6
50
25
25
52.5
14×20×17
3090
78.2
196
6.83
30.4
6.83
30.4
3.52
4.0
9.0
8
60
30
30.2
60
16×23×20
3060
58.2
6.46
7.0
11.6
58.2
13.2
2個密着
LMレール
4
13.2
1個
LMブロック
W2
307
2個密着
MC
0
‑0.05
126
1個
MB
質量
注1)長さMaxは、LMレールの標準最大長さを示します。
注2)静的許容モーメント
1個
:LMブロック1個における静的許容モーメント値
2個密着:LMブロックを2個密着した状態での静的許容モーメント値
注3)SPR/SPS形は、
LMレールからLMブロックを抜くとボールが落下しますので、
LMブロックを抜かないでください。
※1 LaCSや潤滑装置QZ付きでグリースニップル付きを希望された場合のニップル下穴です。
LMブロック内への異物の流入を避けるため、通常は貫通しておりません。
グリースニップル取付けの加工を希望される場合は、THKにご連絡ください。
※2 潤滑
SPR/SPS形は、リチウム石けん基グリース2号(AFB-LFグリース)が標準で封入されています。
他のグリースをご希望の場合やグリース封入無しをご希望の場合は、THKにご連絡ください。
油潤滑の場合や自動給脂をご希望の場合は、THKに必ずご連絡ください。
12
寸法表
ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉
LMレール標準長さと最大長さ
SPR/SPS形のLMレール標準長さと最大長さを下表に示します。
特殊長さをご指定される場合のG寸法は、表中の寸法を推奨します。G寸法が長くなりますと取付け後、その部分が不安定な
傾向になり、精度上悪影響を及ぼすことがあります。
F
G
F
(G)
L0
S PR /S PS形
レール標 準長さと最大長さ
呼び形番
LMレール標準長さ L0
単位:mm
SPR/SPS15
SPR/SPS20
SPR/SPS 25
SPR/SPS 30
SPR/SPS 35
160
220
SPR/SPS 45
220
280
570
570
780
280
360
675
675
900
1020
280
340
440
780
780
340
400
520
885
885
1140
400
460
600
990
990
1260
460
520
680
1095
1095
1380
520
580
760
1200
1200
1500
580
640
840
1305
1305
1620
640
700
920
1410
1410
1740
700
760
1000
1515
1515
1860
1980
760
820
1080
1620
1620
820
940
1160
1725
1725
2100
940
1000
1240
1830
1830
2220
1000
1060
1320
1935
1935
2340
1060
1120
1400
2040
2040
2460
1120
1180
1480
2145
2145
2580
1180
1240
1560
2250
2250
2700
1240
1360
1640
2355
2355
2820
1360
1480
1720
2460
2460
2940
1480
1600
1800
2565
2565
3060
2670
1600
1720
1880
2670
1840
1960
2775
2775
1960
2040
2880
2880
2080
2200
2985
2985
2200
2360
3090
3090
2520
2680
標準ピッチF
30
30
40
52.5
52.5
60
G
20
20
20
22.5
22.5
30
最大長さ
3000
3000
3000
3090
3090
3060
注)
つなぎ方式は不可となります。
13
SPR/SPS OPTIONS
オプション
SPR/SPS形には防塵・潤滑のための各種関連部品をご用意しています。
用途・設置箇所によってお選びください。
1 エンドシール
4 ダブルシール
5 積層形接触スクレーパ
LaCS
6 金属スクレーパ
(非接触)
9 潤滑装置QZ
3 インナシール
7 8 LMレール取付け穴
専用キャップC/GC形
※特殊レール対応
2 サイドシール
14
オプション
ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉
防塵用部品
LMガイドに異物が流入すると、異常な摩耗やボール詰まりが発生し易くなり、早期寿命の原因となります。そのため、異物の
流入を防ぐ必要があります。異物の流入が考えられる場合は、使用条件にあった効果的な防塵用部品を選定することが重要
となります。
1〜4
シール
耐摩耗性に優れた特殊合成ゴム製のエンドシールや、より防塵効果を高めるためのサイドシール等が用意してあります。
防塵用部品が必要な場合は表3に示す記号でご指定ください。なお、防塵用部品の適応形番および防塵用部品取付け後のLMブロック全長寸法(L寸法)については、表4
をご参照ください。
1 エンドシール
2 サイドシール
LMブロックの両端に装着する一般的なシールです。
通常の使用環境(大気・常温)や異物環境(粉じん・切削粉)で
ご使用の場合は装着ください。
LMレール上面や側面からの粉じんの除去を目的としています。
また、防塵以外にLMブロック内の潤滑剤の保持を目的として
います。
LMブロックの下側に装着する一般的なシールです。
通常の使用環境(大気・常温)や異物環境(粉じん・切削粉)
でご使用の場合は装着ください。
LMブロック下側からの粉じんの流入防止を目的としています。
特に、取付姿勢が逆使用や粉じんが舞う環境では有効な防塵
部品です。
エンドシール
サイドシール
4 ダブルシール
3 インナシール
LMブロックの両端に装着するエンドシールを二重にしたシー
ルです。
特に粉じんや切削粉が多い箇所の除去を目的としています。
LMブロックの全長寸法が若干伸びますのでご注意ください。
LMブロックの全長寸法は、寸法表をご参照ください。
LMブロックの内部のボール転動溝近くに装着するシールです。
エンドシールだけでは取り除けないLMレール取付穴からの粉
じんや切削粉の流入防止を目的としています。
LMレール取付穴の防塵対策として、他にCキャップやGCキ
ャップもあります。
エンドシール
インナシール
●シール抵抗値
表1
シール最大抵抗値
単位:N
潤滑剤が塗布された状態における、LMブロック1個あたりのシール抵抗の最大値
は、表1の値をご参照ください。
15
呼び形番
UU
SS
6
SPR/SPS15
2
SPR/SPS20
2
6
SPR/SPS25
3
7
SPR/SPS30
5
11
SPR/SPS35
8
16
SPR/SPS45
10
20
5
積層形接触スクレーパLaCS(ラックス)
LMブロックの両端に装着する積層形のシールです。
クーラントがかかる環境や微細な異物がある環境は、LMガ
イドにとって非常に過酷な環境となり、早期破損の原因とな
ります。
LaCSは、積 層形 接触構造(3層スクレーパ)により、LM
レールに付着したクーラントや微細な異物を多段的に除去
し、LMブロック内への流入を防止します。
尚、LMブロックの全長寸法が若干伸びますのでご注意くだ
さい。
ボールリテーナ
ボール
接触スクレーパ
液体
多量の異物
●特長
3層スクレーパがLMレールに全面接触しているため、微
細異物の除去能力に優れています。
自己潤滑機能をもたせた含油発泡合成ゴムを採用してい
るため、低摩擦抵抗を実現しました。
表2
LaCSの抵抗値
単位:N
●LaCSの基本仕様
呼び形番
LaCSの使用温度範囲:−20℃〜+80℃
LaCSの抵抗値(参考):LaCSの最大抵抗値は表2に示
します。
注)LaCS単品での販売は行いませんのでご注意ください。
最大抵抗値
SPR/SPS25
13.0
SPR/SPS30
20.2
SPR/SPS35
22.9
SPR/SPS45
27.4
注1)LaCSのみの抵抗値とし、LMブロック、各種シール等の摺動抵抗は除きます。
注2)LaCSの使用最高速度についてはTHKまでお問い合わせください。
6 金属スクレーパ(非接触)
金属スクレーパ
LMブロックの両端に装着する金属製の非接触シールです。
溶接のスパッタなどがLMレールに貼りつくような環境の場
合、必ず装着ください。通常のエンドシールのみではすぐに破
損してしまいます。
LMブロックの全長寸法が若干伸びますのでご注意ください。
LMブロックの全長寸法は、寸法表をご参照ください。
表3
SPR/SPS形の防塵用部品記号
記号
UU
SS
DD
ZZ
KK
SSHH
DDHH
ZZHH
KKHH
防塵用部品
エンドシール
エンドシール+サイドシール+インナシール
ダブルシール+サイドシール+インナシール
エンドシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ
ダブルシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ
エンドシール+サイドシール+インナシール+LaCS
ダブルシール+サイドシール+インナシール+LaCS
エンドシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+LaCS
ダブルシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+LaCS
グリースニップル取付け時の増加分寸法については、THKまでお問い合わせください。
表4
SPR/SPS形 防塵用部品取付後のLMブロック全長(L寸法)
単位:mm
呼び形番
SS(UU)
DD
ZZ
KK
SSHH
DDHH
ZZHH
KKHH
SPR/SPS15
123.1
126.5
127.9
131.3
−
−
−
−
SPR/SPS20
152.9
156.9
158.1
162.1
−
−
−
−
SPR/SPS25
180.1
187.5
185.8
193.2
200.4
207.8
202.8
210.2
SPR/SPS30
207.8
216.2
214.3
222.7
231.1
239.5
234.3
242.7
SPR/SPS35
235.5
243.9
242
250.4
258.8
267.2
262
270.4
SPR/SPS45
288.5
297.9
295
304.4
311.8
321.2
315
324.4
16
オプション
ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉
7
LMレール取付穴専用キャップC形(Cキャップ)
LMレールの取付穴をふさぐ特殊合成樹脂製のキャップです。
LMレール上面の取付穴からの切り粉や異物、クーラントの
LMブロック内への流入を防ぎ、防塵用シールと共に使用
することでLMガイドの防塵性能を向上させます。
7 LMレール取付穴専用キャップC形
φD
H
LMレール取付穴専用キャップC形は、耐油性および耐摩耗性に優れ
た特殊合成樹脂を使用していますので、十分な耐久性を持っています。
ご注文の際は下表のCキャップ形番でご指定ください。また、他の材質
(金属製など)での対応も可能ですのでTHKにご相談ください。
8
主要寸法[mm]
呼び形番
Cキャップ
形番
使用
ボルト
SPR/SPS15
C5
M5
SPR/SPS20
C6
M6
11.6
2.7
SPR/SPS25
C8
M8
14.4
3.7
SPR/SPS30
C10
M10
18.0
3.7
SPR/SPS35
C12
M12
20.5
4.7
SPR/SPS45
C14
M14
23.5
5.7
D
H
9.8
2.4
LMレール取付穴専用キャップGC形(GCキャップ)
GCキャップは、LMレールの取付穴をふさぐ金属製のキャ
ップです(RoHS指令適合品)。LMレール上面の取付穴か
らのクーラントや微細な異物のLMブロック内への流入をC
キャップより更に防ぎ、防塵用シールと共に使用することで
LMガイドの防塵性能が飛躍的に向上します。
8 GCキャップ
φD
H
主要寸法[mm]
呼び形番
GCキャップ
形番
使用
ボルト
SPR/SPS15
GC5
M5
SPR/SPS20
GC6
M6
11.36
2.5
SPR/SPS25
GC8
M8
14.36
3.5
SPR/SPS30
GC10
M10
17.86
3.5
SPR/SPS35
GC12
M12
20.36
4.6
SPR/SPS45
GC14
M14
23.36
5.0
D
H
9.86
2.5
〈C/GCキャップ取付け方法〉
取付穴へのC/GCキャップ挿入方法は、図のように平らな当て
金具を用いてLMレール上面と同一面になるまで少しずつ打込
んでください。C/GCキャップは、LMレールからLMブロック
を抜かずに取付けてください。
GCキャップ付きのLMガイドをご希望の場合は、下記の構成例どおりに
ご指定ください。
呼び 形 番 の 構 成 例
SPR25 LR 2 QZ KKHH C0 + 1200L UP -Ⅱ GC
プラスチックハンマー
GCキャップ付き
※呼び形番の末尾に記号
(GC)
をつけてください
注1)GCキャップ付きのLMガイドは、
特殊レール仕様です。
注2)ステンレス鋼製および表面処理されたLMレールには取付けられません。
注3)真空、低温、高温など特殊環境下でご使用の際にはTHKにお問い合わせください。
注4)GCキャップ単体の販売は行っていません。必ずLMガイドとのセット販売になります。
注5)LMレールの取付穴の口元部は面取りされていません。作業中に手を傷つけない
ようご注意ください。
注6)GCキャップを取付けた後は、LMレール上面の平坦化と清浄
(拭き取り)
を必ず行
ってください。
専用ジャバラ
専用ジャバラの詳細につきましては、THKまでお問い合わせください。
17
当て金具
C/GCキャップ
潤滑用部品
9
潤滑装置QZ
LMブロックの両端に装着する潤滑用部品です。
潤滑装置QZは、LMレールの転動溝に直接、適切な量の
潤滑油を供給します。
このため、ボールと転動溝の間には常に油膜が形成され、
潤滑メンテナンスの大幅な延長を可能にします。
また、LMガイドの周囲を汚さず、環境に優しい潤滑システムです。
潤滑装置QZは、主に3つの部品から形成されており、潤滑
装置QZ内部にある潤滑油はフェルトペンなどに利用され
ている毛細管現象の原理を利用して、LMレール転動溝に
供給されます。
尚、LMブロックの全長寸法が若干伸びますのでご注意く
ださい。
9 潤滑装置QZ
ケース
② 高密度ファイバーネット
① 高含油ファイバーネット
ボール
(エンドシール)
③ オイルコントロールプレート
●特長
潤滑油の流れ
損失した油分を補うため、潤滑メンテナンス間隔の大幅な延
長が可能になります。
適切な量の潤滑油を転動面に供給するため、周囲をよご
さず、環境に優しい潤滑システムです。
使用用途にあった潤滑油の選択が可能です。
ボールリテーナ
●メンテナンス期間の大幅な延長
潤滑装置QZを装着することにより、軽荷重域から重荷重
域まで全ての荷重領域において、メンテナンス期間の延長
に効果を発揮します。
注)QZ単品での販売は行いませんのでご注意ください。
表5
SPR/SPS形の潤滑装置QZ付き部品記号
記号
QZUU
QZSS
QZDD
QZZZ
QZKK
QZSSHH
QZDDHH
QZZZHH
QZKKHH
潤滑装置QZ付き防塵用部品
エンドシール+QZ
エンドシール+サイドシール+インナシール+QZ
ダブルシール+サイドシール+インナシール+QZ
エンドシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+QZ
ダブルシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+QZ
エンドシール+サイドシール+インナシール+LaCS+QZ
ダブルシール+サイドシール+インナシール+LaCS+QZ
エンドシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+LaCS+QZ
ダブルシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+LaCS+QZ
グリースニップル取付け時の増加分寸法については、THKまでお問い合わせください。
表6
SPR/SPS形 潤滑装置QZ取付け後のLMブロック全長(L寸法)
単位:mm
呼び形番
QZUU(SS)
QZDD
QZZZ
QZKK
QZSSHH
QZDDHH
QZZZHH
QZKKHH
SPR/SPS15
144.1
147.5
148.9
152.3
−
−
−
−
SPR/SPS20
173.9
177.9
179.1
183.1
−
−
−
−
232.2
SPR/SPS25
202.1
209.5
207.8
215.2
222.4
229.8
224.8
SPR/SPS30
229.8
238.2
236.3
244.7
253.1
261.5
256.3
264.7
SPR/SPS35
267.5
275.9
274
282.4
290.8
299.2
294
302.4
SPR/SPS45
320.5
329.9
327
336.4
343.8
353.2
347
356.4
18
ボールリテーナ入り LM ガイド SPR/SPS
ご使用上の注意
●取扱い
本製品の多くは重量物
(20kg以上)です。重量物運搬の際は2人以上または運搬器具を使用しておこなってください。けがや破損の原
因となります。
各部を分解しないでください。機能が損失する原因となります。
LMブロックおよびLMレールを傾けますと、自重で落下する場合がありますので、ご注意ください。
LMガイドを落下させたり、叩いたりしないでください。けがや破損の原因となります。また、衝撃を与えた場合、外観に破損が見ら
れなくとも機能を損失する可能性があります。
切り粉やクーラントなど異物の流入のないようご注意ください。破損の原因となります。
切り粉、クーラント、腐食性のある溶剤、水などが製品内部に流入するような環境下で使用される場合は、ジャバラまたはカバー等
により製品への流入を避けてください。
80℃を超えての使用は避けてください。耐熱仕様を除き、この温度を超えると樹脂・ゴム部品が変形・損傷する恐れがあります。
切り粉などの異物が付着した場合は、洗浄した後、潤滑剤を再封入してください。
事故等によりエンドプレートが破損しますと、ボールが脱落し、LMレールからLMブロックが外れて落下する恐れがあります。LMガ
イドを逆さ吊り状態で使用される場合では、落下防止の安全機構を追加する等の対処をお願いします。
微少ストロークの場合は、転動溝とボールの接触面に油膜が形成されにくく、フレッチングを生じることがありますので耐フレッチ
ング性に優れたグリースをご使用ください。また、定期的にLMブロック長さ程度のストローク移動を加えることにより転動溝とボー
ルに油膜を形成させることを推奨します。
LMガイドを組付ける際、LMブロックをLMレールから抜かないように作業を行ってください。SPR/SPS形は、
LMレールからLMブロッ
クを抜くと、ボールが落下します。作業上、止むを得ずLMブロックを抜き挿しされる場合は、THKまでお問い合わせください。
●潤滑
防錆油をよく拭き取り、潤滑剤を封入してからお使いください。
異なる潤滑剤を混合しての使用は避けてください。増ちょう剤が同種類のグリースでも、添加剤などが異なることにより、お互いに
悪影響を及ぼす恐れがあります。
常に振動が作用する箇所、クリーンルーム、真空、低温・高温など特殊環境下で使用される場合は、仕様・環境に適したグリースをご
使用ください。
油潤滑にて使用される場合、LMブロックの取付姿勢によっては、潤滑油が行き渡らないことがありますので、事前にTHKにお問い合
わせください。
使用条件や使用環境により給脂間隔が異なりますが、走行距離100km(3〜6ヶ月)を目安に給脂してください。最終的な給脂間隔・量
は実機にて設定願います。
●保管
LMガイドは、弊社の梱包および荷姿で、高温、低温、多湿を避け、水平な状態で室内に保管してください。
長期間保管された製品は内部の潤滑剤が経時劣化していることがありますので、潤滑剤を再給脂してからご使用ください。
●「LMガイド」
「ボールリテーナ」
「
®
」はTHK株式会社の登録商標です。
●本カタログ記載の図・写真と実際の製品とでは異なる場合があります。
●改良のため予告なしに外観、仕様等変更することがありますので、ご採用の時は事前にお問合わせください。
●カタログの制作には慎重を期しておりますが、誤字・脱字等により生じた損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。
●弊社製品・技術の輸出及び輸出の為の販売につきましては、外国為替及び外国貿易法、及びその他の法令の遵守を基本方針としております。
尚、弊社製品の単品での輸出については、予めご相談ください。
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