Tableau Driveマニュアル

Tableau Driveマニュアル
分析を行う企業文化を定着させる
ための実務ロードマップ
2014年9月
目次
バックグラウンド........................................................................................................3
ビジュアル分析サイクルのサポート.................................................................3
役割と責任: IT部門とビジネスユーザー.........................................................4
Driveチーム.................................................................................................................5
Driveの4つのフェーズ............................................................................................6
発見フェーズ...............................................................................................................7
プロトタイピング&クイックウィンフェーズ.........................................................8
基盤構築フェーズ.................................................................................................. 10
規模拡大フェーズ.................................................................................................. 14
まとめ.......................................................................................................................... 15
用語集........................................................................................................................ 16
Tableau Driveリソース........................................................................................... 17
Tableau Driveマニュアル
p2
Tableau Driveマニュアル
p3
バックグラウンド
Driveとは、セルフサービス型データ分析の企業向け導入手
法です。このTableau Driveマニュアルは、Tableauを利用し
1.タスク
共有実
施
データ
取得
データか
ら本質を
導き出す
構造を
て分析を行う文化を組織に定着させるための実務ロードマッ
プです。
Tableau Driveは実際の経験から生まれました。Tableauは
セルフサービス型データ分析を行うための優れた機能を提
供しているにも関わらず、Tableauを使った分析を行う文化
の組織全体への導入、定着の度合いには企業差がありまし
発見
データ
ビュー
た。
この企業差について考察してみたところ、使用された導入ア
プローチや、その組織の変化への順応性によって、分析を
行う文化の定着度合いもさまざまであることがわかりまし
図1: ビジュアル分析のサイクル
た。私たちは分析を行う企業文化の構築に最も成功した企
業の導入方法を分析し、最も効果のある反復的なテクニック
を使ったDrive手法を開発しました。それを文書化したのが、
このマニュアルです。
組織によっては、このDriveマニュアルで説明されたフレーム
アジャイルとは何でしょう?
ソフトウェア開発に関連して言語処理が使用される場合に、
自然にアジャイルを思い浮かべる人もいると思います。
ワークだけで、十分に効果を得ることができますが、熟練し
アジャイルとは、要件の変化に対応できないウォーターフォ
たDrive推進者から助言を受けることにより、もっと迅速かつ
ール開発モデルに代わる柔軟性の高い開発モデルとして
効率的に最終目的を達成することができます。
1990年代に提案されました。
案内役として、TableauのパートナーまたはTableauプロフェ
ショナルサービスチームにご相談ください。
ビジネス
IT
ビジュアル分析サイクルの
サポート
一気に先に進む前に、まず、Tableau Driveを行う目的は、
個人またはチームベースでのビジュアル分析を可能にする
図2: 従来のウォーターフォールモデル
ことであると明確に理解してください。
ビジュアル分析では、データ取得、分析、仮説構築、そして、
アジャイルメソッドの指針は次の通りです。
再検討のサイクルを反復的に行います。近道や、より優れた
1. プロセスやツールよりも人材重視
アルゴリズムによって簡単に解くことはできません。
Tableauを使用するこのプロセスは、ビジュアル分析のサイ
2. 完全な文書化よりも動くソフトウェアを重視
クルと呼ばれ、Tableau設立以来、私たちはこのプロセスを
3. 要件のとりまとめよりもコラボレーションを重視
より速く簡単に実行できるように、ソフトウェアに改良を重ね
4. 計画に沿うよりも変化に対応することを重視
てきました。
アジャイル型のプロセスでは、徹底的に要件を文書化するメ
計画
リットはほとんどありません。要件はより柔軟になり、要件を
変更したとしても数時間もしくは数日分の工数が増えるだけ
です。納期が数か月延期になるといったことはありません。
開発
これにより、早い段階で多くのフィードバックがもたらされ、効
果的な結果につながります。
本番
ビジュアル分析のサイクルは、それ自体がアジャイルプロセ
対象領域
エキスパート
(要件)
スです。実際、アジャイルが、ソフトウェアの作成より分析に
適していると主張する人もいます。
試験
ユーザー受け入
れテスト
計画
図4: 改良されたアジャイルプロセス
開発
役割と責任:
IT部門とビジネスユーザー
対象領域
専門家
本番
(要件)
Driveでは、ビジネス部門とIT部門の新しい連携モデルを提
案しています。Driveは、IT部門とビジネス部門の両方のリー
テスト
ユーザー受け入
れテスト
ダーシップによるサポートなしでは成果は得られません。責
任は分担されますが、導入の過程ではどちらか一方が主責
任を担うこともあります。
また、IT部門とビジネス部門の役割を新しく提案することによ
り、ビジュアル分析のサイクルは、アジャイルな側面が強くな
オペレーションセンター(IT)
•
ニング
りました。ビジネスユーザー自身が開発者になり、彼らがクリ
エイティブな作業をコントロールします。
データ取得、準備、セキュリティ、ガバナンス、プロビジョ
•
イントラネットでのWiki、コミュニティソフトウェア、サービス
•
Tableau Serverの導入、構成、保守
せん。アジャイルメソッドは反復プロセスを提案します。
•
Tableau Desktopプロビジョニング
アジャイルの改良
エバンジェリズムセンター(ビジネスユーザー)
セルフサービス型のテクノロジーによって、このモデルはさら
•
ベストプラクティスの開発と推進
視覚的に直接処理できれば、要件収集、プランニング、開
•
トレーニングとサポート
発、ユーザー受け入れテストの各フェーズは、劇的に圧縮さ
•
図2に示された、通常のウォーターフォール開発モデルで
は、ビジネス部門は、要件収集フェーズだけにしか関与しま
に改良されました。ビジネスユーザーが自分自身のデータを
れます。実務では、ビンネスユーザーは考えるのと同じ速さ
でこれらの作業を行えるようになります。単にレポート作成
の時間が短縮されて、より大きい成果が上げられるようにな
っただけではなく、複数メンバーが協力してデータ分析を行
えるようになります。
分析開発と分析の定着を推進するための継続的キャン
ペーン
•
新しいデータソースの特定と優先順位付け
Tableau Driveマニュアル
p4
Tableau Driveマニュアル
p5
Tableau Driveによって、クリエイティブな分析作業を行うの
Tableauチャンピオン: 分析を用いてビジネスのゴールを達
が、IT部門からビジネスユーザーに変化します。IT部門が、
成するために、どのようにTableauを使用すればよいかとい
特定の事柄に特化したワークブック(CEO KPIダッシュボー
うビジョンを持つ人物です。この人物は、どのような問題が分
ドなど)を開発する一方で、ビジネスユーザーは彼ら自身の
析によって解決できるのかを熟知し、データを深く理解する
業務で分析を行えるようになります。
ことで得た情報をもとに行動することの重要性を説明するこ
とができます。Tableauチャンピオンは、プロジェクトマネージ
Driveチーム
最適な作業は、通常少人数のチームから生まれます。機能
横断型チーム内でリアルタイムに分析を行うことが、分析を
定着させるために組織ができる最も効率的かつ効果的な方
ャーと共にプロジェクト成果物を定義するなど、開始時点か
らプロジェクトに関与します。多くの場合、チャンピオンは分
析のプロトタイプを作成し、以前のプロジェクトの結果を使用
して、より大きなプロジェクトを推し進めます。プロジェクトが
発進したら、この業務の専任となります。
法です。アジャイルメソッドへの敬意を表して、このようにチ
ームとして問題を乗り越える作業を、Driveスプリントと呼び
ます。どのようなDriveチームにおいても、次のような役割が
必要です。一部のメンバーは 2 つ以上の役割を担うことにな
るかもしれませんが、どの役割が欠けてもサイクルが壊れて
しまうことに留意してください。
Tableau管理者: Tableau管理者は、Tableau Serverのイン
ストール、構成、アップグレード、監視、メンテナンスおよびセ
キュリティに責任を負います。 また、Tableau管理者は、組
織全体のデータガバナンスポリシーと整合するよう
に、Tableauデータソースのプロビジョニング、パブリッシュ、
管理を行います。セキュリティ分担をどのように行うかにもよ
Driveチーム
エグゼクティブスポンサー: プロジェクトの遂行を他のメンバ
ーに委任する人物です。通常、この人物はスタッフの上司で
りますが、Tableau Server業務の作業負荷を分割する目的
で、Tableauサイト管理者やTableauプロジェクトリーダーを
指名することもできます。
あり、プロジェクトの成果に応じて、関連する範囲の責任を
負います。エグゼクティブスポンサーは、プロジェクトマネー
ジャーと共にプロジェクトを定義するなど、開始時点からプロ
ジェクトに関与します。一旦プロジェクトが開始したら、積極
的なプロジェクトの評価と見直しが確実に行われるようにし
ます。エグゼクティブスポンサーは、プロジェクトの戦略的方
向性を設定し、会社の方向性または計画に整合させます。
Tableau作成者: Tableau作成者は、開発(または、ステージ
ング)環境用に、ダッシュボードを開発しパブリッシュします。
この人物は、Tableauを直接操作した経験が充分にあり、ビ
ジュアライゼーションの作成や手直しをリアルタイムで行うこ
とができます。 この役割を担う人物は、複数いることが理想
的です。また、他のメンバーのTableauスキル上達にも寄与
するリソースとなります。
プロジェクトマネージャー(PM): エグゼクティブスポンサーと
共に、プロジェクト定義の策定に責任を負う人物です。プロジ
ェクトマネージャーは、次に、プロジェクトがスケジュール通
り、予算内で遂行されることに責任を持ちます。プロジェクト
マネージャーは、プロジェクトに適格なスタッフを揃え、さまざ
まなグループとの関係を管理します。コンサルタントとしての
Tableau利用者: Tableau利用者は、最終的にビジュアル分
析を行う人物です。Tableau Serverにパブリッシュされたレ
ポートを見て分析を行い、ビジネスを行っていく上で生じる問
題の提起や、その解決を行います。
役割、効率的なリソースの割り当てと活用、そして、モチベー
ションが高く協力的で成果を上げられるチームを維持するこ
データベース管理者(DBA): データベース管理者は、ITのプ
とが求められます。
ロフェッショナルであり、組織のデータベースのインストー
ル、構成、アップグレード、管理、監視、メンテナンスおよび
セキュリティに責任を負います。Driveチームは、データセット
への接続を適切に行うためにDBAの協力が必要です。
DBAは、Tableauとの統合を最適化するために、データベー
Driveスプリントに関しては、この後、より詳しく説明します。
スをモデル化または構造化することもあります。
ただし、だいたいの目安として、継続的にDriveチームが一
データスチュワード: データスチュワードは、データディクショ
ナリー (DaD) やメタデータレジストリーのデータエレメントの
メンテナンスを行います。 データスチュワードの役割は広範
であり、組織のすべてのデータの管理を、ビジネスおよび法
制上の義務に適合した形で行うため、プロセス、ポリシー、ガ
般的なビジネスの問題と分析を一緒に解決していれば、運
営は適切に行われているといえるでしょう。
Driveの4つのフェーズ
イドラインの策定や責任の明確化を行います。データスチュ
これらの基本概念が理解できたら、次に、Driveの4つのフェ
ワードは、ビジネスドメインおよびビジネスプロセスとデータ
ーズの説明に入ります。つまり、発見、プロトタイピング&クイ
エンティティ/エレメントの相互関係を理解しなければなりま
ックウィン、基盤構築、規模拡大です。
せん。データスチュワードは、データのアクセスと使用につい
ての手順とガイドラインを文書化します。 データベース管理
者と一緒に企業全体のデータガバナンス、コントロールおよ
Plan
びコンプライアンスポリシーの計画と実行を行う場合もありま
Develop
Produc tion
す。
Subject Matter
Expert
User
Acceptance
Test
拡張Driveチーム
企業は、TableauパートナーまたはTableauプロフェショナル
サービスチームと協力してDriveを実施することもできます。
この場合は、企業からのメンバーは、拡張Driveチームの一
図5: Tableau Driveのフェーズ
員となります。
Tableauプロジェクトマネージャー: Tableauプロジェクトマネ
1.発見
ージャーは、社外チームの責任を負います。Tableauプロジ
発見フェーズは、その会社が分析を定着させるための準備
ェクトマネージャーは、プロジェクトの成果物を、企業と
がどれだけ整っているかを評価し、目標の状態と現状のギャ
Tableauの両方の視点から監視して、進捗を検証し、発生す
ップを埋めるための計画を行います。
る可能性があるあらゆる問題を特定します。また、リソース
使用に関するコンサルタントの要求を、最も効率的かつ費用
2.プロトタイピング&クイックウィン
対効果の高い方法で調整します。スコーピングの時点
このフェーズでは、パワーユーザーがトレーニングを受けて
で、Tableauプロジェクトマネージャーが、Tableauと企業の
分析チャンピオンとしての自信を得ることになります。またビ
両方の視点から、Driveプロジェクト全体を管理することを決
ジネスのためのデータ分析に価値があると証明する「クイッ
定する場合もあります。
クウィン」を作り出すフェーズでもあります。このクイックウィン
は、繰り返し行うことで、時間とともに大きく拡張していくこと
になります。
コンサルタント: コンサルタントは、高度な技能を持つ
Tableauのエキスパートです。企業とパートナーシップを結
3.基盤構築
び、分析駆動型の企業文化の定着に導きます。また、成功
幅広く分析が行われることをサポートするため、プロセス、組
事例から得たベストプラクティスに従い、Driveを推進し、す
織構造、技術インフラを整備します。通常は、このフェーズ
べての現場研修を実施します。
で、セキュリティ、データガバナンス、その他のポリシーが策
定され、広範な教育と実用化が行われます。
4.規模拡大
分析を定着させる活動を、企業レベルに展開します。
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1 発見フェーズ
Driveの最初のステージは、発見と認定を行う古典的なプロ
セスです。次の単純な疑問が鍵となります: 「うまく行くでしょ
うか?」もし、うまく行くとしたら、達成のためのロードマップは
戦略
•
過去と現在のエグゼクティブスポンサーの優先順位と
懸案事項
•
ビジネスインテリジェンスの使用法、歴史、懸案事項
•
関連および補足の計画
何でしょうか?旅行に出発するのと同じように、重要な要素を
すべてレビューして、確実に目的地に安全に到着できるよう
にしてください。
テクノロジー
Tableauおよびデータベース環境
•
ハードウェアとソフトウェア
•
コンピューター名とIPアドレス
企業で蓄積してきた記憶は貴重であり、その中には希少なも
•
ファイヤーウォール、プロキシ、ネットワーク境界
のもあります。コンサルタントが現場に訪問して詳細な面接
を行ったにもかかわらず把握できたことが、企業の歴史と現
現状のテクニカルアーキテクチャー
現状評価
目的地に到達するためには、出発点を知ることが必要です。
状、現在または過去の戦略、ソフトウェア、ハードウェア環境
だけであることがよくあります。明確に文書化されていれば、
•
データウェアハウス
新しいチームメンバーや問題解決者は、より速く貢献を始め
•
抽出、加工、書出し (ETL) ツール
•
データ品質
•
データエンリッチメント
しまいがちですが、人員、戦略そしてプロセスも、変化の推
•
メタデータ管理
進には同等に重要です。
られます。また、「今後のビジョン」を参照することも、役に立
ちます。
現在のレポートだけに焦点を当てて現状把握を行おうとして
データ:
現状評価チェックリスト
•
•
データディクショナリーとデータの系統を含む、表とフィ
ールドのディスクリプション
人員
•
実体関連 (ER) 図
組織図
•IT/ビジネス分析の役割と責任
技能評価
•Tableauの機能
•
データの可視化のためのベストプラクティス
•
データソースの専門知識
•
ビジネスドメインの専門知識
•
他のビジネスインテリジェンスツールからのメタモデル
レポート:
•
現状のレポートとダッシュボード
•
更新頻度
•
配布リスト
プロセス:
•
現状のライフサイクルマネージメント
•
トレーニングモデルと優先順位
•
現状の「センターオブエクセレンス」モデル
データガバナンス:
•
現状のグループレベル、役割レベル、ユーザーレベル
のセキュリティルール
•
現状のデータ品質管理プロセス
•
現在、過去、サマリーおよびトランザクションデータの保
存
抵抗がなく技術的に充分な能力がある人物を検討します。
企業によって、複数の候補プロジェクトに選ぶ場合と、1つの
候補プロジェクトしか選ばない場合があります。候補プロジェ
クトを見つけることができない場合は、その企業はまだこの
工程を始める準備ができていないと言えるかも知れません。
プロジェクト成功の定義
従来のビジネスインテリジェンスの実装プロジェクトでは、1
今後のビジョン
つのマイルストーンだけでプロジェクトの成功を定義すること
今後のビジョンは、工程の終わりおよび途中の主要マイルス
が一般的です。目的が、データに基づいた意思決定を行う
トーンにおいて、期待される状態を規定します。総体的な計
文化の強化であれば、従来のように「稼働開始」をマイルスト
画であり、人材、戦略、テクノロジー、プロセスについての現
ーンにする必要はありません。ユーザー自らが価値のある
状評価の際は、今後のビジョンをもとに議論が行われます。
重要な情報をデータから見つけだし、その情報を美しくかつ
細かくは各企業により異なりますが、導入に成功した企業の
多くは、ビジネス部門が自分たちでデータ分析を行えるよう
説得力のある形で表現し、他の人たちと共有できるようにな
ることが、このプロジェクトの成功です。
になり、分析を行う文化を広く行き渡ったらせることをテーマ
このフェーズでは、アウトプットをレポート一式として、「完成」
としてビジョンを策定しています。
または「終了」と見なしてしまうことがあります。ただし、分析
このビジョンをもとに、バランスのとれたデータガバナンスと
品質、権限と柔軟性を設定することになります。基盤構築お
よび規模拡大のフェーズでは、このビジョンを実現させるた
めに役立つテクニックを模索します。
2
を定着させる活動を行っている企業においては、終わりはい
つも新たな始まりであり、次のアクションと新しい疑問の基と
なります。
プロトタイピングフェーズでは、他のツールで作成されたダッ
シュボードやレポートを複製するのではなく、Tableauらしい
プロトタイピングおよびク
イックウィンフェーズ
使い方をすることに注力してください。発見の工程は、このフ
ェーズの基本に沿ったものとしてください。月単位ではなく、
日または週で測定する、期限付きアプローチを取ります。完
璧なデータを追及することによる遅れを発生させないように
してください。このフェーズでは、その核心として、このマニュ
Tableauでも最も成功を収めた導入を見てゆくと、共通のテ
アルの冒頭で論じた2つの基本要素 - ビジュアル分析のサ
ーマが見えてきます。それは、熱心なユーザーコミュニティが
イクルとDriveチームに焦点を当てます。
あることです。たとえデータセットが不完全だったとして
も、Tableauを実装して、分析文化の定着に成功できまし
た。Tableauチャンピオンは、通常、早くからTableauを使用し
Driveスプリント
ているユーザーから選ばれます。 エグゼクティブスポンサー
Driveチームに関しては、前述の通りです。アジャイルへの敬
は、一般的に、プロトタイピングフェーズの結果を見る段階か
ら関与します。
意を表して、協力的なDriveチームの開発活動を「スプリント」
と呼びます。Driveスプリントの間は、Driveチームは実際に
顔を合わせて作業を行い、一連のレポート、分析およびダッ
候補プロジェクトのプロトタイピング
最初は、参加を望みそうな事業部門や、データ分析の明瞭さ
を必要とするビジネスユニットから、パワーユーザーを特定し
ます。 すでにTableauを使用している人物が第一のプロジェ
クト候補者となりますが、それ以外でも、新しい技術に対して
シュボードを、迅速に作成します。
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Tableau Driveマニュアル
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それぞれのチームメンバーは:
•
DriveスプリントまでにTableau Desktopをインストール
してください。
•
インタラクティビティの活用: 静的レポートの目標は、多くの
場合、1ページにできる限り多くの情報を詰め込むことです。
このことは、視覚的デザインの悪さ、低い情報コミュニケーシ
ョン率、そして、業績最適化についての深刻な問題を招きま
DriveスプリントまでにTableauのWebサイトで無料トレ
す。それを避けるために、ページには最も本質的な項目のみ
ーニングビデオを多く視聴してください。
を記載します。 残りの部分はドリルダウン表示などインタラ
•
ビジネス上の差し迫った問題を明確化してください。
クティブに表示できるようにします。問題ごとに、個別のレポ
•
データが使用可能になったらすぐに作業を開始できるよ
ートを作成します。分析結果を紹介するには、8.2に追加され
うに準備してください。
•
最新のデータ(本番データ)を入力してください。
たStory Points機能を使用します。情報デザインのベストプ
ラクティスに従い、データ情報がより理解しやすいレポートを
作成します。
従うべき原則は:
リアルタイムに作業する: 明確化したビジネス情の差し迫っ
エキスパートによる支援
た問題に、Tableauを使ってリアルタイムに取り組みます。
社内スタッフであれ、コンサルタントの立場であれ、経験と知
最初の方法で行き詰ったら、アプローチを変更します。デー
識が豊富なTableauエキスパートが1人いることは、計画を
タが欠損した部分にプレースホルダーを作成し、フォローアッ
開始、持続していく上で非常に重要です。
プのため、ワークブック自体に注記を付けます。
初心者のユーザーに問題を解決する創意があったとしても、
彼らには、やり方をいつ変えることが賢明であるか、または、
実際に顔を合わせることを優先する: 実際に顔を合わせたほ
手詰まりのアプローチにいつ見切りをつければよいのかは
うが、Driveチームは、より迅速かつ効率的に作業を行えま
分かりません。さらに、管理されていないために発生する不
す。ミーティングの間は、後に実行するアクションよりもコンテ
確実性や根拠のない予測は、プロジェクトの機運や経営陣
ンツの変更や作成を優先します。 Web会議システムによる
からの信頼を損ないます。経験がものを言います。
共同作業も、同様に有効です。技術的課題の解決を除いて
は、孤立した作業は避けます。
持っているデータで作業をする
明確さをもとめる: 現在のビジネスにおける問題は明確です
早期の段階では、ビジネスユーザーのチャンピオンたちは、
か?その分析は求める回答に対して有効ですか?ドリルダウ
彼ら自身のスプレッドシートや、「非公式」なデータソースを持
ンビューで、その問題の根本原因に到達しますか?問題に回
っていることがあります。分析は、その時にあるデータですぐ
答するために、より多くのデータが必要ですか?ビジュアライ
に開始してください。「認定」されたデータソースを待つこと
ゼーションの作成に夢中になってはいけません。 重要な問
は、機運の妨げになります。
題に対する有効な回答を確実に表現するようにしてくださ
データが大きすぎて、手に負えないことがあります。その場
い。充分な結果が得られない場合は、ダッシュボードに明確
合には、Tableauは、ファイルをベースにした占有「高速デー
に注釈を付けて、後に続く作業への情報として役立てます。
タエンジン」データベースを提供します。 このデータベース
は、「抽出」を作成するだけで完全にプロビジョニングが行わ
れます。この方法で、単にデータを抽出して要約することに
頻繁なミーティング: 毎週の定例ミーティングで、新しいレポー
より、リアルタイム分析に有効な大型データセットを作成する
トの作成、レポートの改訂、データアーキテクチャーの反復が
ことができます。ラフなワークブックを作成したら、必ず、抽出
持続できることが実証されています。チームによっては、直接
したデータを要約し、使用しないフィールドを非表示にして、
または仮想的に、より頻繁にミーティングを行います。
クエリの性能を向上させます。
データプロパティの収集
マイルストーンチェックリストのプロトタイピング
データソースが、Tableauが必要とするスタースキーマまた
•
は完全な表形式になっていないことがあります。クロス集計
表のピボット化、異種データの結合、「不良」データの浄
化、Null値の割り振りなどの面倒な作業は、Excelのユーザ
り役に立つと考えられるレポートを作成してきましたか?
•
•
•
プまたはWebベースのツールを提供するベンダーには、以
下が挙げられます: Alteryx、CloverETL、Lavastorm、
Informatica、Paxata、Rapid Insight、SnapLogic、
Syncsort、Talend
Tableauフォーラムをチェックして、他のユーザーがどのツー
ルを使用しているかご確認ください。
レポートの即時配布
このフェーズでは、最初に作成したレポートが最終的に破棄
される可能性があるということを理解してください。このように
考えることで、停滞を避けられます。Tableauのデータソース
置換機能を使用して、後から、いつでもデータソースを入れ
替えてワークブックを再作成することができます。
ビジュアル分析に関して興奮した感覚を、他の人と共有
していますか?
幸いなことに、パーソナルETLツールの新しいクラスは、複
雑なデータ収集を、これまでになく簡単にします。デスクトッ
あなたの企業で最初のDriveチームが誰なのかを知っ
ていますか?
エクセル用に無料のデータピボット化ユーティリティを提供し
ます。
自分の作業が価値を作り出し、繰り返される可能性が
あるという感覚はありますか?
ーやデータウェアハウス構築者などを煩わせます。
Tableauには、データ作成についてのナレッジベースがあり、
1つまたは複数のビジネスユニットに対して説得力があ
•
チームで行っている素晴らしい仕事に関して、噂は広ま
っていますか?
これらの質問に対する答えがイエスなら、分析を行う企業文
化の基盤構築を行う準備ができているといえます。 そして、
その基盤構築が、後に行う規模拡大へとつながります。
3 基盤構築フェーズ
基盤構築フェーズでは、企業とプロセスの体力を養うことで、
データ品質とガバナンスを犠牲にすることのない速やかな規
模拡大を可能にするための準備を行います。これらのテクニ
ックの多くはプロトタイピングのフェーズでテストされるので、
このフェーズでは基盤を固めることに集中します。
Driveの計画以前にまで遡るワークブックを活用し、学習して
ください。何が有効だったか?何が有効ではなかったか?完
全に精査されなかった質問はどれか?v0.6をすぐに配布して
ください。後からv1.0を配布すればよいのです。
オペレーションセンター
Tableau導入の心臓部は、オペレーションセンター、すなわ
ち、IT組織内の「CO」です。COは、イントラネットアプリケーシ
ョンと同様にTableauサーバーのセットアップについても責任
プロトタイピング&クイックウィン
分析による価値を得られると同時に、企業が分析に必要な
体力を養うことができる重要なフェーズです。このフェーズで
を負います。基盤構築フェーズでは、COはTableau Server
のセットアップ、データソースの作成と文書化、それに、規模
拡大を可能にするアーキテクチャの確立を推進します。
は、プロセスやガバナンスの細部が犠牲になることがありま
開始にあたって、COは1番目のTableau Serverに2つのプロ
すが、心配することはありません。 これらは、次の基盤構築
ジェクトまたはサイトをセットアップします。Tableauのプロジ
および規模拡大フェーズで扱われます。
ェクトとは、関連するワークブックのコレクションを意味し、一
データや形式化といった面倒くさい作業には、達成する意欲
を持ってスタートする必要があります。 また、エネルギーと勢
いを持った推進にはクイックウィン(短期間での成果)が重要
です。
方、サイトとは、1台のサーバーへの異なる企業またはグル
ープのエントリーポイントで、別々のサーバーを使用している
かのように見せかけます。一方は、サンドボックスや「プレイ
グラウンド」になります。サンドボックス環境は多くの場合、プ
Tableau Driveマニュアル
p10
Tableau Driveマニュアル
p11
ロトタイプフェーズの間にセットアップされます。もう一方は「
ユーザーが、デスクトップまたはサーバーから、発行された
認定」または本番システムです。
データソースに接続すると、データソースで認証資格情報が
「認定」環境のパブリッシュ権限は、ロックダウンされます。ビ
ジネスユーザーはレポートをプレイグラウンドにパブリッシュ
確認されるか、または、ユーザーは認証資格情報を要求さ
れます(初回、または、毎回)。
し、ITまたはTableauコンテンツスチュワードがそのレポート
データソースを構築する際は、ベストプラクティスを理解し、
を本番環境に移動します。
実行することが重要です。次の原則に留意してください:
サイトとプロジェクトにはそれぞれメリットとデメリットがありま
す。プロジェクトだけを使用すると、サイト内検索の結果に全
単純さ: 可能な限り単純で、最も直接的なデータ構造を使用
プロジェクトのコンテンツが含まれることがあり、混乱の原因
します。複雑な構造にはしないでください。巨大なセマンティ
となる場合があります。サイトは、個別のパブリッシュステッ
ックレイヤーではなく、数多くの単純なモデルを活用すること
プを犠牲にするため、コンテンツの孤立を招きます。コンテン
を心掛けます。
ツを、あるサイトから別のサイトに「移動」させるには、デスク
トップクライアント、コマンドラインのスクリプト、Interworks
セキュリティ: データソースフィルターを設定して、グループ、役
Enterprise Deployment for Tableauのようなサードパーティ
割、ユーザー固有のセキュリティを実装します。セルフサービ
ー製ツールを使用してインポートと再パブリッシュを行う必要
ス型データ分析だからといって、すべてのデータをすべてのメ
があります。規模の大きな企業のほとんどは、品質保証と検
ンバーに使用させるわけではありません。どれだけデータに
証を優先して、このステップを行うことを選択します。
アクセスさせるかは、企業ごとに適正に設定してください。
「公式」データ、パブリッシュされたソースが完成する前でも、
アナリストやビジネスユーザーはサンドボックスで即座にレ
ポートを作り始めることができます。レポートが要件を満たし
ていれば、認定プロジェクトに昇格させることができます。
外部ユーザーコミュニティが想定される場合には、内部と外
スピードとガバナンス: ユーザーは結果が早く出ることを期待
します: 実行時間が長いクエリが予測される場合は、適切な
インデックスが付いたサマリーテーブルを作成する
か、Tableauデータエンジンに処理を任せることを検討してく
ださい。
部で個別にサイトをセットアップすることを強く推奨します。ユ
ーザーは複数のサイトにアクセスできますが、ユーザー間で
フレキシビリティ: ビジネスユーザーが行う分析に注意を払っ
成果物は共有されません。
てください。彼らの作業から、データソースをどのように構成
このことにより、内部用コンテンツが外部サイトのユーザーに
したらよいか、知ることができます。新しい要件を歓迎してく
共有されるようなアクシデントを防ぐことができます。
ださい。より深い理解と、未解決な問題が提起されます。
データ品質: 最初のクエリで、広範な使用に十分なデータ品
データソース
質であるかが明白になります。Nullフィールド、不一致の行
共有されたTableauデータソースの設定や文書化は、Drive
(非スタースキーマの場合)、重複、それに、ディメンションの
の成功におけるクリティカルパスの1つです。Tableauデータ
不適合に注意してください。
ソースは、コンセプト的に、Business Objects Universesま
エンドユーザーデータディクショナリー: データソースを作成し
たはCognos Framework Managerモデルに似ています。
たら、将来のユーザーが、データの由来、個々のデータフィー
レポート作成ツール(Tableau Desktop)で作成されますが、
ルドにどの情報が含まれるか、そして、これらを使用して何が
サーバーに個別にパブリッシュすることができ、複数のワー
クブックで共有することができます。
できるかを理解するために役立つ、短い文書を作成します。
1つまたは複数のサンプルレポートが役に立ちます。モデル
内でツールヒントを活用することが、特に役に立ちます。
抽出の効果的な使用
ベストプラクティス、テンプレート、スタイルガイド
ほとんどの企業の場合、Tableauデータエンジンが提供する
Tableauは、ユーザーのクリエイティビティを刺激する、フリー
抽出が、主要な分析データベースとなります。抽出を使用す
フォーム環境です。クリエイティビティは、説得力がある用例
るメリットは、インデックス作成やDBAリソースを必要としない
と、明確なガイドラインが提供されると、さらに自由に活性化
ことです。eBayのような大手の企業では、新しいデータ要件
します。統一されたスタイルと外観が、ブランドマネージャー
は、最初に抽出を使用することにより満たされます。90日後
や経営陣だけでなく、全員に自信を抱かせるのは当然のこと
に、抽出が頻繁に使用されていれば、DBAは、主要データ
です。次のベストプラクティスを考慮してください:
ベースのインデックスつきビューまたマテリアライズドビュー
の再作成を検討します。時によっては、サマリーデータは抽
簡略さ: ページには最も本質的な項目のみを記載し、後の部
出から提供され、一方、低レベルの詳細は、読み取り/書き
分はドリルダウンで表示するようにします。タイトル、軸、ツー
込みデータウェアハウスに残されます。
ルヒントを使用して、データ説明の一助とします。ビジュアラ
サイズが抽出クエリ性能に影響することに留意してください。
他のカラムナデータベースと同様に、一度に多数の列をクエ
リすることは、性能に影響を与えます。抽出はファイルベー
スであり、メインメモリーの容量による制限はありません。
10億行のデータセットをサポートするように設計されていま
すが、このサイズでは性能が劣化することが分かります。デ
ータに数百万行以上が含まれる場合には、サマリー化の戦
略を検討することが望ましい場合もあります。
イゼーションが1枚しかないダッシュボードの構築は避けてく
ださい。見て理解できるような構成と、論理的なドリルダウン
を用意し、ユーザーが複数回クリックすることで情報を得ら
れるように工夫してください。この戦略は、より高い性能を生
み出すだけでなく、分析をより有効なものにします。
完璧は完璧であり続けることはありません: 優先順位と見栄
えは常に変化します。高品質なサンプルを作成しますが、慎
重になり過ぎないことです。考えることは必要ですが、作業を
止めてはいけません
業務時間
美しさ: ワークシートをテンプレートワークブックにコピー&ペ
プロトタイピング&クイックウィンフェーズの間、ビジネスユニ
ーストする前に、経験の浅いエンドユーザーは、自分なりの
ットチャンピオンを養成し、データから重要な情報を見つける
美しい作業を目指すべきです。手を貸してあげてください!
ために協力します。基盤構築フェーズの間には、そのコミュ
ニティを、より大きなビジネスユニットチャンピオンのグルー
チームワーク: もっとも永続するモデルは、幅広く評価された
プに広めます。
モデルです。何種類かの「外観」テンプレートを作成し、どれ
を最終にするか投票で決める方法もあります。
協調能力を築く、実績のあるテクニックの1つは、正規の「業
務時間」を設定することです。たとえば、スケジュールが決め
られた時間に、Tableauのエキスパートが会議室でワークブ
ック作成の教習と支援を行うことができるようにします。業務
時間は、ビデオ会議を利用して、仮想的に実施することもで
きます。
サーバーがセットアップされていれば、作業成果をすぐにパ
ブリッシュすることができ、ビジネスユニットのリーダー層や
エグゼクティブスポンサーの称賛を得ることができます。
テンプレート作成のベストプラクティス
Tableauエキスパートとマーケティングチームが、今後の作
業のテンプレートとして使用される、説得力があり、機能的な
ワークブックを作成します。
次の事項を含めることを検討してください:
•
ジ)
業務時間自体が、規模拡大される、一種のテクニカルビジネ
スコラボレーションのプロトタイプです。業務時間は、プロトタ
イピング&クイックウィンフェーズの間に使用するテクニックで
すが、能力を成長させ、規模拡大させるための、基本的なベ
ストプラクティスです。
ナビゲーションリンク付のジャンプページ (タイトルペー
•
3~4つのビューを持ったダッシュボードを2つ以上用意
•
タイトルとサブタイトルに沿った、組み込み説明機能
Tableau Driveマニュアル
p12
Tableau Driveマニュアル
p13
•
[ヘルプ]、[ホーム]、[戻る]、[進む]などの共通ボタン
•
を含む「マイシェープ」に保存されたアイコンライブラリ。
•
Tableauをユーザーに知ってもらい、利用してもらうため
の実務プロセス
•
トレーニング資料とカレンダー
•
個人データソースの、集中データアセットへの格上げ
•
Tableauトレーニング資料へのリンク
•
使用法と効果を物語るプロトタイプワークブック
•
適切に文書化された、テンプレートとスタイルガイド
•
分析を討議するフォーラム
•
社内のデータ分析ブログ
ンインフラを構築します。
•
操作手順書またはビデオ
エバンジェリズムセンターは、個人の作業としてスタートする
•
Tableauライセンスの入手
かも知れませんが、IT部門とビジネスユニットの両方からス
•
Tableau有効化およびトレーニング用資料の調査
•
「プレイグラウンド」環境へのパブリッシュ
むような創造的なアイデアを開発しテストします。ま
•
ワークブックを「認定」環境に昇格させる要請
た、Tableauチャンピオンが、他メンバーを引き上げるために
•
スタイルガイドをテンプレートとして使用する、新しいレ
[ヘルプ]や[ホーム]ボタン (シェープの別のシート) の、
説明ツールヒント付きの使用
•
他のページへのドリルスルー
•
魅力的で、ブランド性があるルック & フィール
エバンジェリズムセンター
オペレーションセンターは、成功のためのITインフラを構築し
ますが、エバンジェリズムセンターは、成功のためのヒューマ
テークホルダーが選出されて構成されるようになります。
基盤構築の間に時間をかけて、ビジネスユーザーを巻き込
時間を取れるように準備します。
有効化プラットフォーム
ポートの開始
•
共通のフォーマット作成とレイアウトテクニック
•
社内ユーザーからのヒントや助言
初期のチャンピオンがレポートの策定作業を続ける間に、IT
側は、ビジネスユーザーが新しいテクノロジーで効果的かつ
快適に作業できるために必要なリソースを最終決定します。
このような資料は、社内イントラネットで使用できるようにす
ることが求められます。とるべき最初のステップは、サポート
とトラブルシューティングのメールエーリアスを作成すること
です。この作業は、CEスタッフまたは外部コンサルタントの
サポートが必要かもしれません。
エバンジェリズムセンターの立ち上げ
このフェーズの間に、エバンジェリズムセンターは、さまざま
なプログラムを立ち上げ、Driveチームメンバーの作業を向
上します。これらのテクニックの多くは、プロトタイピング&クイ
ックウィンフェーズで試験済みです。活動と達成への賞賛
は、し過ぎることはありません。
社内での開示と説明: 共有しフィードバックを得ることで最適
なコンテンツを作成できます。
エバンジェリズムセンターで推奨されるリソース
コンペティション: 賞賛は、いくら小さくても、やる気を起こさせ
•
リソースディレクトリ
るものです。シンプルさ、誘導された分析、クリエイティビテ
•
データプラットフォーム
ィ、そして、小さな気づきにも、賞を与えましょう。
•
Data Serverのデータソース文書
ゲーム: 宝探しのようにデータを洞察すると、分析が楽しいも
•
データディレクトリ文書
えで新しいメンバーを引き込みます。
のになります。Driveチームの現行メンバーの補充や入れ替
Tableauデー: 毎月「Tableauデー」を設定します。この機会を
•
利用して、ソフトウェアまたは社内プログラムの新しい機能を
紹介します。会社内やTableauから発表者を招きます。
•
外部からの刺激: Tableauユーザーグループへの参加、他の
企業のお手本となること、フォーラムに回答を送信すること、
提供したリソースの使用量の測定/モニターは、どのよ
うに行いますか?
データ品質とデータ定義を統制するプロセスはあります
か?
•
ユーザーは、コンテンツを会社全体で見られるようにす
Tableauウェブサイトでケーススタディを行うこと、および/ま
るための、認定サーバーへの昇格方法を理解していま
たは、Tableauコンファレンスでゲスト発表者を務めること。
すか?
•
基盤構築マイルストーンチェックリスト
基盤構築フェーズの間にセットアップしたシステムを評価す
最後に、最も重要なことは、ビジネスユーザーの隣に座
って、実際にプロジェクトイントラネットへのログインをし
て見せることです。スムーズ見せることができましたか?
彼らが持つ疑問に回答を与えられましたか?
る必要があります。分析文化の規模拡大にとりかかる前に、
組織対応計画を確定して使用できる状態にすることが必要
です。
このフェーズの間に、ビジネスユーザーが新しいシステムに
馴染めるようにする、さまざまなサービスを立ち上げます。基
盤構築の幅と深さが大きければ、考えられるリスクも軽減さ
れます。
•
エバンジェリズムセンター、オペレーションセンタ
ー、Driveチームメンバーの基本的役割と責任は、明確
に定義されていますか?
•
イントラネットwiki、トレーニングカレンダー、その他すべ
ての文書/リソースを維持管理し、更新する担当者は決
まりましたか?
•
社内トラブルシューティング用メールアカウントの責任
者は決まっていますか? また、問題のエスカレーション
プロセスは決まっていますか?
•
•
プロセスが完了し組織構造が整ったら、より広範なコミュニテ
ィに展開します。適正なプロセスと、組織的なコミュニティサ
ポートがあれば、より広く展開する準備が整ったことになりま
す。規模拡大が最大のイベントです。 この時、すべての準備
と計画の成果が表れます。
プロトタイピング&クイックウィン、基盤構築の間に行ったすべ
てのことが評価されます。準備不足だった場合、規模拡大フ
ェーズで大きな代償を払うことになります。
通常のユーザーはすぐにやる気を失い、新しいツールを敬
遠し、結果が出るまで耐えることができなくなります。ベストを
期待するのではなく、最悪に備えてください。
4 規模拡大フェーズ
改善のための提案を収集し、審査し、実施するプロセス
がありますか?
規模拡大戦略は継続的に改善されます。ベンチマークを収
会社イントラネットまたはメール配布リストを通して、使
集して、使用状況を評価します。最初のビジネスユニットから
用できるリソースの存在をユーザーコミュニティに公表
作業を学び、2番目に進める前に問題を解決します。
しましたか?
•
コンテンツをプレイグラウンドから認定環境に引き上げ
る際の、エンドユーザーおよびIT用ワークフローは明確
に定義されていますか?
ビジネスユニットキックオフミーティング
まずはチャンピオンから: 組織全体への分析を行う文化の規
模拡大は、一度で行うことはできません。そのかわり、最も
熱心なTableauチャンピオンと最強のプロトタイプを持つビジ
Tableau Driveマニュアル
p14
Tableau Driveマニュアル
p15
ネスユニットから始めます。実際にはビジネス優先のアプロ
ーチを取る企業もあります。 それぞれのビジネスユニット
は、プロジェクトに分析が必要になった時にプログラムを開
規模拡大マイルストーンチェックリスト
•
始します。
キックオフミーティングの開催: Tableauチャンピオンを紹介
しましたか?
•
ていますか?
表します。クイックウィンの間に作成した、「アッと言わせる」
•
うなインパクトを与えるかを話し合います。
ミッションの拡大: ビジュアル分析を一般化するための企業
規模拡大業務の成功を測定するための、質的および量
的な基準を制定しましたか?
ニーズ、インスピレーション、プロセスについて話してもらい
ます。ワークブックがどのように使用され、ビジネスにどのよ
主要なビジネスユニットのステークホルダーは、分析を
定着させるための活動を改善することに価値を見出し
し、基盤構築フェーズで構築したイントラネットリソースを発
デモから始めます。作成者を紹介し、ワークブックを作成した
セルフサービス型データ分析を自分たちで行うという意
欲があり、計画的に実施可能なビジネスユニットを選択
•
ステークホルダーは、ミッションの声明を受け入れ、共
有のゴールに取り組みますか?
•
他のビジネスユニットも、規模拡大の準備ができてい
る、良い感触が掴めましたか?
のビジョンを明確にするための時間を確保してください。自
分の企業でのビジネスインテリジェンスの歴史と、セルフサ
•
ユーザーは、オペレーションセンターとエバンジェリズム
ービス型データ分析を実現するためにITが行った巨大な投
センターから受けられるサポートのレベルに安心してい
資について話し合います。
ますか?
セルフサービス型データ分析を浸透させる: セルフサービス
まとめ
型データ分析のメリットを、個人と企業の観点から話し合い
ます。分析に貢献するすべてのメンバーと話し合ってくださ
Driveは、トップダウンとボトムアップの導入方法論であり、ア
い。広範な参加、チームワーク、そして、それぞれが理解で
ジャイルメソッドに則り、IT部門とビジネスユーザーの間の新
きることへの期待を高く設定してください。
しいパートナーシップを定義します。ビジネスインテリジェン
スでは、セルフサービスは、しばしば自己選択の枠に入れら
最後はハンズオントレーニング: キックオフミーティングを終
わりにする前に、実際にPCを使って会社データの分析を行
うハンズオントレーニングを1時間行うことを提案します。トレ
ーニングの進行は誰かに任せて、Tableauのパワーユーザ
ーはデスクをまわり初心者への指導を行ってください。正式
れます。
しかし、それは、まったく真実ではありません。広い選択を達
成するには、組織はビジネスユーザーの深い関与と、IT部門
の計画的なサポートを必要とします。
トレーニングについて紹介し、Driveチームの活動を含むカレ
ンダーを発表して終了とします。
フィードバック
ビジネスユーザーがアジャイルアプローチを理解し、自分で
もできるという自信を持ってキックオフミーティングを終了で
ユーザーから学ぶことが必要です。Driveは、生き物のように
きるようにしてください。
常に変化する手法であり、私たち自身と私たちのお客様の
実現経験によって発展します。おそらく、ユーザーは、私たち
がこれまで考えたこともないことを発見しています。アイデア
や提案がございましたら、ぜひお教えください:
[email protected].
Tableauウェブサイトから、数々のビデオ、ホワイトペーパ
ー、ケーススタディをご覧いただけます:
http: //www.tableausoftware.com/ja-jp/Drive
用語集
エクスペリメント: 必要に応じて行われるワークブック開発。
アジャイル: 短い開発サイクル、機能横断型チーム、継続
Jedi: 非常にスキルが高く、経験を積んだTableauユーザー。
的なテスト、頻繁なビルドのリリースを特徴としたソフトウェア
開発思想。
業務時間: Tableau Jediによる、現地またはリモートでの継
分析を定着させる活動: 頭脳明晰な人々が、批評的に思考
続的な分析業務支援。
し、共同で作業し、ビジネスを理解し、情報に基づいた判断を
することを後押しし、支援する活動、プログラムおよび機能。
プロトタイピング: 経験を積んだTableauユーザーの指導を
受け、対象領域のエキスパートとTableauエバンジェリストに
ビジネスユーザー: IT部門以外の要員で、データからの分
より実行される、高品質ビジュアル分析作業。
析情報を求める人物。
ステークホルダー: セルフサービス型レポーティングを支
エバンジェリズムセンター(CE): ソフトウェアの利用と採用
援、開発するメンバー、または、その影響を受けるメンバー。
のために、奨励、品質保証、サポートを提供する熱意のある
人たちの作業グループ。
対象領域エキスパート: ビジネスの特定分野のスペシャリ
スト。
オペレーションセンター(CO): Tableau Serverとデータソ
ースの設定、メンテナンス、文書化を行う、IT作業グループ。
Tableau Drive: 技術系でないユーザーが、自分で分析を行
うようになることを可能にし、奨励する導入のメタプロセス。
ビジュアル分析のサイクル: Tableauワークブック開発を
記述する、反復的な分析開発プロセス。サイクルにはタス
ク、データ取得、構造の選択、分析情報の展開、考察、実
Viz: Tableau用語でビジュアライゼーション(データ分析を視
覚化した図)のこと
行/共有が含まれます。
Driveスプリント: Driveチームの継続的な開発セッション。
期限を設けたアジャイルな開発期間に適応します。
Driveチーム: データ、Tableauのスキル、ビジネスの3つの
コンピテンシーを体現するメンバーの集合で、リアルタイムに
快適に協業します。アジャイルの機能横断型チームから選
抜されています。
ウォーターフォール: 確定した要件と明確な役割分担のも
と、工程順序に従って行う開発プロセス。高度に複雑なシス
テム開発で採用されることが多い。
Tableau Driveマニュアル
p16
Tableau Driveマニュアル
p17
Tableau Driveリソース
Driveのフェーズ...................................................................................................18
習熟ツールへの道のり....................................................................................19
発見フェーズチェックリスト..............................................................................20
プロトタイピング&クイックウィンフェーズチェックリスト........................21
基盤構築フェーズチェックリスト....................................................................21
規模拡大フェーズチェックリスト....................................................................22
テンプレート作成のベストプラクティス.......................................................22
COEが推奨するリソース.................................................................................22
p18
Tableau Driveマニュアル
Driveのフェーズ
1.発見
3.基盤構築
十分な技術、ビジネス、政策面のリソースを確保することが
幅広く採用されることをサポートするため、プロセス、組織構
できるか確認するための、確認作業です。変革の推進が失
造、技術インフラを整備します。
敗につながる一番の理由は、主要メンバーが実務に熱心で
ないことです。
4.規模拡大
権限が与えられた分析機能が、企業レベルに慎重に展開さ
2.プロトタイピング&クイックウィン
れます。
パワーユーザーが、分析チャンピオンとしての自信が得ら
れ、ビジネス主導の分析の価値を証明する「クイックウィン」
Driveは終わりのない旅です。いつまでも、分析対象の問題
を開発し、それを徐々にコピーし、拡張できるように、サポー
や教育するメンバーは増え、マスターする主題領域も広がり
トと教育を受ける期間です。
ます。これらを通して、分析を行う企業文化は確実に強化さ
れ、すべてのメンバーにとって、より健全で魅力のある職場
が作られます。
Plan
Develop
Produc tion
Subject Matter
Expert
User
Acceptance
発見
Test
プロトタイピング
基盤構築
規模拡大
Tableau Driveマニュアル
p19
ツールの習熟への道のり
オープンオンラインコース
一部のユーザーは、Tableauの使用は初めてでも、データ分
また、多数の魅力的なオンラインコースを、無料または低価
析とインフォグラフィック開発に、十分な学術的、実務的経験
格で提供します。「データ分析」、「統計」、「データベース」、「
を積みます。他のユーザーは全くゼロからのスタートになり
通信」、「視覚化」などのキーワード検索により、Courseraや
ます。最高レベルの熟達は、次の3つの分野の習熟により達
edXだけでも、20以上の無償コースにアクセスできます。
せられます:
人類の歴史を通して、新しいことを学ぶ意欲を持つことは、
•
ツール使用法: Tableauの使用方法
素晴らしい時間の過ごし方です。フロー体験の提唱者である
•
データ: 一般的な数学の基礎と、データベース、SQL、
なった頭脳労働者、単に新しい知識を得ることと、自分に挑
統計の知識
戦することだけを求めることを発見しました。
•
ミハイ・チクセントミハイは、次の食事を心配する必要がなく
ビジュアライゼーション: 情報を可視化し効果的に伝達
する技術
ブログとコミュニティ
それぞれの分野、または複数の分野をまたがって、興味深
Tableauソフトウェアは、多くのエリートデータアナリストの人
い学習機会のコミュニティ、コース、期間があります。これら
生に、強力なインパクトを与えてきました。彼らの多くは、個
の分野の内1つ、または、すべてを習熟には、非常に大きな
人として、または、組織を通して、データ分析ブログに「還元」
収穫があることが分かるでしょう。何にも増して、習熟への道
をしています。Tableauは、Best of the Web を毎月発行し
のりは、完全に無償です。
て、Tableauテクニックのハイライトとコメントを掲載していま
す。最新の投稿メッセージをチェックして、Web上で最適な
Tableauリソースを見つけてください。
オンラインTableauトレーニング
Tableauは、とても高品質な無償トレーニングをWebサイトで
提供していますが、これらのトレーニングなくしては、ソフトウ
ェア会社として、これほどの急成長を遂げることはありませ
んでした。核となるカリキュラムの合計時間は10時間を超え
ますが、学びやすい3~30分のレッスンとして提供されます:
http: //www.tableausoftware.com/ja-jp/learn/training
Tableauはこの素晴らしいリソースを、メジャーリリースごとにア
ップデートし、Tableau習熟の道のりの出発点を提供します。
Tableau Public
最後に、Tableau Publicもお忘れなく:
http: //public.tableausoftware.com
無料Vizホスティングサービス Tableau Publicは、オンライン
分析を共有、閲覧できる世界最大のWebサービスです。オ
ンラインギャラリーは素晴らしい出発点となり、Tableau
Publicのデータ分析は、すべてダウンロードして、学習演習
用としてリバースエンジニアリングを行うことができます。
ウェビナー
ウェビナーでは視覚的デザインについてのより深い議論を行
っています。次のサイトで利用できます:
http: //www.tableausoftware.com/ja-jp/learn/webinars.
1.発見フェーズチェックリスト
データ:
•
実体関連 (ER) 図
•
データディクショナリーとデータの系統を含む、表とフィ
人員
•
組織図
ールドのディスクリプション
•
他のビジネスインテリジェンスツールからのメタモデル
•IT/ビジネス分析の役割と責任
レポート:
技能評価
•
Tableauの機能
•
データの可視化のためのベストプラクティス
•
データソースの専門知識
•
ビジネスドメインの専門知識
•
現状のレポートとダッシュボード
•
更新頻度
•
配布リスト
プロセス:
•
現状のライフサイクルマネージメント
戦略
•
トレーニングモデルと優先順位
•
•
現状の「センターオブエクセレンス」モデル
過去と現在のエグゼクティブスポンサーの優先順位と
懸案事項
•
ビジネスインテリジェンスの使用法、歴史、懸案事項
•
関連および補足の計画
データガバナンス:
•
現状のグループレベル、役割レベル、ユーザーレベル
のセキュリティルール
テクノロジー
Tableauおよびデータベース環境
•
ハードウェアとソフトウェア
•
コンピューター名とIPアドレス
•
ファイヤーウォール、プロキシ、ネットワーク境界
現状のテクニカルアーキテクチャー
•
データウェアハウス
•
抽出、加工、書出し (ETL) ツール
•
データ品質
•
データエンリッチメント
•
メタデータ管理
•
現状のデータ品質管理プロセス
•
現在、過去、サマリーおよびトランザクションデータの保存
Tableau Driveマニュアル
p20
Tableau Driveマニュアル
p21
2.プロトタイピングとクイック
ウィンフェーズチェックリスト
3.基盤構築フェーズチェック
リスト
•1つまたは複数のビジネスユニットに対して説得力があ
•
り役に立つと考えられるレポートを作成してきましたか?
•
•
ー、Driveチームメンバーの基本的役割と責任は、明確
に定義されていますか?
自分の作業が価値を作り出し、繰り返される可能性が
あるという感覚はありますか?
•
ビジュアル分析に関して興奮した感覚を、他の人と共有
まりましたか?
•
チームで行っている素晴らしい仕事に関して、噂は広ま
っていますか?
社内トラブルシューティング用メールアカウントの責任
者は決まっていますか? また、問題のエスカレーション
していますか?
•
イントラネットwiki、トレーニングカレンダー、その他すべ
ての文書/リソースを維持管理し、更新する担当者は決
あなたの企業で最初のDriveチームが誰なのかを知っ
ていますか?
•
エバンジェリズムセンター、オペレーションセンタ
プロセスは決まっていますか?
•
改善のための提案を収集し、審査し、実施するプロセス
がありますか?
•
会社イントラネットまたはメール配布リストを通して、使
用できるリソースの存在をユーザーコミュニティに公表
しましたか?
•
コンテンツをプレイグラウンドから認定環境に引き上げ
る際の、エンドユーザーおよびIT用ワークフローは明確
に定義されていますか?
•
提供したリソースの使用量の測定/モニターは、どのよ
うに行いますか?
•
データ品質とデータ定義を統制するプロセスはあります
か?
•
ユーザーは、コンテンツを会社全体で見られるようにす
るための、認定サーバーへの昇格方法を理解していま
すか?
•
最後に、最も重要なことは、ビジネスユーザーの隣に座
って、実際にプロジェクトイントラネットへのログインをし
て見せることです。スムーズ見せることができましたか?
彼らが持つ疑問に回答を与えられましたか?
4.規模拡大フェーズチェック
リスト
エバンジェリズムセンター
(COE) が推奨するリソース
•
セルフサービス型データ分析を自分たちで行うという意
•
リソースディレクトリ
欲があり、計画的に実施可能なビジネスユニットを選択
•
データプラットフォーム
•
Data Serverのデータソース文書
定着させるための活動を改善することに価値を見出し
•
データディレクトリ文書
ていますか?
•
Tableauをユーザーに知ってもらい、利用してもらうため
しましたか?
•
•
•
主要なビジネスユニットのステークホルダーは、分析を
的な基準を制定しましたか?
•
トレーニング資料とカレンダー
ステークホルダーは、ミッションの声明を受け入れ、共
•
個人データソースの、集中データアセットへの格上げ
•
Tableauトレーニング資料へのリンク
る、良い感触が掴めましたか?
•
使用法と効果を物語るプロトタイプワークブック
ユーザーは、オペレーションセンターとエバンジェリズム
•
適切に文書化された、テンプレートとスタイルガイド
センターから受けられるサポートのレベルに安心してい
•
分析を討議するフォーラム
•
社内のデータ分析ブログ
•
操作手順書またはビデオ
•
Tableauライセンスの入手
•
Tableau有効化およびトレーニング用資料の調査
•
「プレイグラウンド」環境へのパブリッシュ
•
ワークブックを「認定」環境に昇格させる要請
•
スタイルガイドをテンプレートとして使用する、新しいレ
有のゴールに取り組みますか?
•
•
他のビジネスユニットも、規模拡大の準備ができてい
ますか?
テンプレート作成のベストプ
ラクティス
•
ナビゲーションリンク付のジャンプページ(タイトルページ)
•
3~4つのビューを持ったダッシュボードを2つ以上用意
•
タイトルとサブタイトルに沿った、組み込み説明機能
•
[ヘルプ]、[ホーム]、[戻る]、[進む]などの共通ボタン
を含む「マイシェープ」に保存されたアイコンライブラリ。
•
の実務プロセス
規模拡大業務の成功を測定するための、質的および量
[ヘルプ]や[ホーム]ボタン (シェープの別のシート) の、
説明ツールヒント付きの使用
•
他のページへのドリルスルー
•
魅力的で、ブランド性があるルック & フィール
ポートの開始
•
共通のフォーマット作成とレイアウトテクニック
•
社内ユーザーからのヒントや助言
Tableau Driveマニュアル
p22
Tableau Driveマニュアル
p23
Tableauについて
Tableau Softwareのミッションは、お客様がデータを見て理解できるように支援することです。Tableau を利用すれば、簡単に情
報を分析してビジュアル化し共有することができます。すでに世界で 12,000 社を超えるお客様が Tableau を導入し、オフィス
や外出先で簡単にデータ分析を行っています。また、無料のデータビジュアル化ツールである Tableau Public を利用して、数
万人のお客様がデータをインタラクティブな Viz (ビジュアライゼーション) としてブログや Web サイトで共有しています。Tableau
の機能についてお知りになりたい場合は、www.tableausoftware.com/ja-jp/products/trial から無料トライアル版をダウンロード
してください。
Tableau およびTableau Softwareは、Tableau Software, Inc. の商標です。その他の社名および製品名は各社の商標です。
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