鼠径ヘルニアの治療方法について

鼠径ヘルニアの治療方法について
鼠径ヘルニアは手術数が年間約10万人と外科領域では最多の疾患で
す。男女比は男性が女性の10倍と言われています。
鼠径ヘルニアは腹壁の筋肉が脆弱化した部分に腹圧がかかり腹腔内
臓器が腹壁外へ脱出する病態です。
皮膚
筋肉
正常時
腹膜
ヘルニアの状態
症状は違和感・痛み・引っ張られる感じ等ですが、まれに脱出
臓器が戻らなくなる状態(嵌頓)の危険が約5 %あり、嵌頓した場
合には緊急手術が必要になる場合があります。
治療方法は外科的な手術のみです。手術方法は
①鼠径部切開法
②腹腔鏡下手術
の2通りがあります。
腹腔鏡下手術は、
利点・・・ヘルニアの正確な評価が
可能、痛みが少ない、早い社会復
帰、整容面、対側の評価が可能
欠点・・・全身麻酔が必要
といった特徴があります。
鼠径部切開法
腹腔鏡下手術
腹腔鏡下手術はお腹の中を内視鏡で観察しながら
細い鉗子を操作する手術です。
腹腔内を観察し、ヘルニアの原因になっている部
分に網(メッシュ)を当てます。
腹腔内を観察
メッシュをヘルニアに当てて
蓋をする
平均手術時間は 60 〜 70分
術後在院日数は 約2日
術後合併症は認めていません。
また、2016年1月から3 mm鉗子を
使用し疼痛と整容面に、更に優れ
た結果を得ています。
2016年4月から毎週月曜日午後13時
30分からにヘルニア専門外来を開設
することとなりました。
5mm
3mm
5mm
当科では鼠径ヘルニアをはじめ、腹腔内の様々なヘルニア疾患に
対しても腹腔鏡下手術を導入しています。
これまで通りの手術はもちろんですが、腹腔鏡下手術のご希望が
ある患者様がおられましたら当科受診をよろしくお願いいたします
門司メディカルセンター 外科(外科外来・ヘルニア外来)
Tel:093-31-3461、 FAX:093-332-7234