検索結果ログの構造

MASCOT 検索結果ログの構造
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検索結果データの検索ログについて
1. 検索結果ファイルの指定方法
Mascot の検索結果データの実体は、
C:\inetpub\mascot\data\yyyymmdd\Fxxxxxx.dat
(yyyymmdd は日付フォルダ、xxxxxx は Mascot が付与する検索結果固有 ID)
ファイル(MIME フォーマット)です。このファイルは Mascot 検索に関するすべての情報(検索条件、
検索結果、質量データ)を含んでおり、master_results.pl プログラムを通して、ブラウザ上にグラフィ
カルな検索結果として表示されます。
Mascot 検索結果格納フォルダは、
C:\inetpub\mascot\data
ですので、検索結果をブラウザで表示させる際、次のように、C:\inetpuub\mascot の下のフォルダを起
点として、相対パスを使って検索結果ファイルを指定しています。
http://Mascotホスト名/mascot/cgi/master_results.pl?file=../data/20040714/F001987.dat
(2004-7-14 に検索した F001987.dat 検索結果の場合)
従いまして、検索結果ファイルが、
C:\inetpub\mascot\anotherMascot\data\20040714\F001987.dat
に存在する場合は、次の相対パスを使って F001987.dat の内容をブラウザに表示させることができます。
http://Mascotホスト名/mascot/cgi/master_results.pl?file=../anotherMascot/data/20040714/F001987.dat
また、検索結果ファイルの絶対パスを使うこともできます。検索結果ファイルが
C:\inetpub\mascot\anotherMascot\data\20040714\F001987.dat
に存在する場合は、次の絶対パスを使って F001987.dat の内容をブラウザに表示させることができます。
http://Mascotホスト名
/mascot/cgi/master_results.pl?file=C:/inetpub/mascot/anotherMascot/data/20040714/F001987.dat
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2. 検索結果ログ(Search Log)
次の URL を指定することにより Mascot の検索結果ログが表示されます。
http://Mascotホスト名/mascot/x-cgi/ms-review.exe
リスト中、最左端の数字が検索 ID に対応しており、たとえば最新の検索結果である 2102 は、
http://Mascotホスト名/mascot/cgi/master_results.pl?file=../20060927/F002102.dat
にリンクしています。
検索結果ログの実体は、
C:\inetpub\mascot\logs\searches.log
ファイルです。このファイルの内容が
C:\inetpub\mascot\x-cgi\ms-review.exe
プログラムを通じてブラウズに表示されています。詳しくは、
http://Mascotホスト名/mascot/pdf/manual.pdf
の「7. Program Reference の Review(135 頁)」をご参照ください。ms-review.exe プログラムの機能に
ついて説明しています。
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2. Searches.log ファイルの構造
Mascot 検索結果に関するログ情報は searches.log ファイルに記録されます。15 項目の情報が記録され
ますが、1 行目は記録項目のタイトル、2行目以降に各々の検索結果に対する情報がタブで区切られ、記
録されます。
1.
MASCOT の検索結果 ID(Job#)
2.
プロセス ID(PID)
3.
配列データベース名(dbase)
4.
ユーザ名(User name)
5.
ユーザの電子メールアドレス(Email)
6.
検索タイトル(Ti)
7.
検索結果ファイルのパス(In)
8.
検索開始日時(Start time)
9.
検索に要した時間(Dur)
10. 検索完了状態(Status)
11. 検索優先度(Pr)
12. 検索モード(Typ)
13. 消化酵素(Enzyme:None 以外を選択した場合は Yes)
14. IP アドレス(IP)
15. ユーザ ID(User ID)
この中で 7.の項目が検索結果ファイルのパスに対応しており、リンクをクリックすると検索結果ファイ
ルの中身が表示されます。
各項目名の下にあるラジオボタンは昇順降順の表示スイッチになっています。ラジオボタンを選択した
後に [Sort/filter] ボタンを押してください。
ラジオボタンの下にある入力ボックスは、入力した文字列を含む検索結果をフィルタリングして表示し
ます。文字列を入力した後に[Sort/filter] ボタンを押してください。
次の例は dbase = sprot 、User name = Daemon 、Typ = MIS 、IP address = 172 の条件でフィルタリ
ングした例です。
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また、この表示に対応する URL は次のようになります。
http://Mascotホスト名
/mascot/x-cgi/ms-review.exe?CalledFromForm=1&logfile=..%2Flogs%2Fsearches.log&start=-1&howMan
y=50&pathToData=&column=4&s0=1&s1=1&s2=1&s3=1&s7=1&s8=1&s11=1&s13=1&f0=&f1=&f2=sprot&f3=Daemo
n&f4=&f5=&f6=&f7=&f8=&f9=&f10=&f11=MIS&f12=&f13=172&f14=
この URL をブラウザの [お気に入り] に登録することにより即座に表示させることができます。
4. 検索結果ファイルと searches.log ファイルの連携
次のようにして、Mascot 検索結果を他の Mascot Server に移し、利用することができます。
(1) 検索結果ファイルの格納フォルダの作成
C:\inetpub\mascot\anotherMascot\data
(2) searches.log の格納フォルダの作成
C:\inetpub\mascot\anotherMascot\logs
(3) 検索結果ファイルの移動
(4) 検索結果ファイルに対応した searchs.log の作成
C:\inetpub\mascot\anotherMascot\logs\searches.log
(5) searches.log の編集
検索結果ファイルの相対パスを(1)に対応するよう書き換えてください。
5. ユーザ定義の searches.log の表示
検索結果ログを開き( http://Mascotホスト名/mascot/x-cgi/ms-review.exe )、[Sort/filter] ボタ
ン右の [Log File:] 欄に新たに作成したsearches.logファイルの相対パスを入力してください。検索結果
情報が表示されます。
以上
何かお困りのことがありましたら弊社技術サポートにご連絡ください。
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