Excel 数式

Excel 数式
Excelの計算=セルに数式&命令を埋め込む
(1)四則演算の組み合わせ
+(和) - (差) *(乗法) ÷(除法)
(2)関数 より複雑な計算や条件判断など
オートSUM (合計を計算する関数)
よく使うのでココに出っ張っている
数式バー
・アクティブセルの値 or 式が表示
・fx のボタンを押すと関数挿入モード
アクティブセル
・演算(+-*÷)を埋め込むときは
『=』イコールを入力してから
・関数の直接入力もOK
Excel 数式
- 基本操作-
(0)まずは英数入力にしてから
(1) 「 = 」 を入力(おまじない)
(2)数式を入力する
(3)【Enter】で数式確定
(このときマウスでクリックしない)
C2セルに埋め込まれている
数式が表示
C2セル上には,
計算結果が表示
「A2*B2 」の入力の仕方
“A2”と“B2”の入力はマウス選択かキーボード
*(半角)はキーボード入力で
C2セルに埋め込まれている数式(A2*B2)の意味
(1)“A2セル”と“B2セル”の値を見に行く.(これを“参照”という)
(2)“A2セル”の値と“B2セル”の値を掛け算(計算する).
(3)計算結果を“C2セル”に表示する
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セル内のデータ構造
― 文字列・数値の場合 -
(値と書式が一緒にコピーされる)
― 数式の場合 -
引数(数値・文字
・セル・セル範囲)
値(数値, 文字列)
参照
戻り値
(計算結果を表示)
数 式
(演算子&関数)
コピー
コピー
セル書式
セル書式
表示形式,罫線,色 etc.
表示形式,罫線,色 etc.
・コピーは,数式とセル書式のみ
・値(計算結果)をコピーする場合は,
【形式を選択して貼り付け】を行う
Excel 数式
- 数式のコピー/オートフィル -
-Copy&Paste -
C2セルにはA2*B2
が設定されている
-オートフィル-
A3*B3
A4*B4
A5*B5
コピー
■をドラッグ
*数式をコピーすると,自動的にセル参照が修正される.
コピー先にあわせて,
見に行くところ(セル参照)が
自動的に修正されている.
相対参照
数式/関数入力の効率化
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絶対参照
~ 数式をコピーしてもセル参照を変更したくないとき
例)福岡市内の各区の人口分布(福岡市全体の何%が住んでいるか)
B2/B9
B3/B10
B4/B11
B5/B12
B6/B13
B7/B14
B8/B15
B9/B16
←C2セルにB2/B9の数式を入力して
オートフィルでコピーしてみる
←コピー先にあわせて
分子部分は自動的に修正されても問題ない
分母が変わるとマズイ,分母は常に“B9”でないと
分母の部分を固定するには?
B2/$B$9
B3/$B$9
B4/$B$9
B5/$B$9
B6/$B$9
B7/$B$9
B8/$B$9
B9/$B$9
分母の頭に「$」マークをつければOK
「$ 」マークのつけ方は
【F4 】キーを押す
$B$9 行・列固定
$B9
行のみ固定
B$9 列のみ固定
コピー先でも普遍のセル参照 = 絶対参照
Excel 数式:関数1(基本)
関数式 = 関数名(引数1,引数2,引数3,・・・)
引数は基本的に半角英数文字で入力
文字列の場合は,“福岡”のように“”で囲む
◆関数名の入力法
(1)「=」を入力してから,関数名を直接入力
(2)関数の挿入
をクリックして
ここの一覧から
関数を選択
◆引 数の入力法
数値
例
100
セル
例
A2(A2セル)
セル範囲
例
A1:A15(A1~A15までの範囲)
なし
引数がない関数の例:=TODAY()
マウス操作
入力が楽
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Excel 数式
関数2:合計・平均の計算
関数式
=SUM(A1:A7)
意味:セルA1~A7の数値を合計する
関数式
マウスでセル範囲を選択するときはココを
クリックしてから
=AVERAGE(A1:A7)
意味:セルA1~A7の数値の平均を求める
Excel 数式 関数3:条件関数
― 条件によって表示を変える -
()>,“ は半角英数文字で
関数式 =IF(A1>=50, "A","B")
意味:セルA1の値を調べ,50以上なら「A」
50未満なら「B」と,B1セルに表示する
A1=100なので
条件式にあっている
だからTRUEと表示
条件設定部分
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家庭電気・機械及び情報生活処理
H21.5.27
文責
辻
康孝
第6回 Excel(2/5) 経理帳簿の作成(計算部分)補足
・「金額」,「支出総計」,「各部使用金額」,「使用割合」を計算する経理帳簿シートの設定法
・後々のことを考えて,100行目まで計算式を設定する.
(1) 「金額」の計算
「金額」 = 「単価」*「個数」の計算式を先頭行に設定して,オートフィルでコピー
「支出総計」の計算
SUM 関数を使って計算 ⇒ SUM(「金額」のセル範囲)
(2) 各部使用金額の算出
例えば,「購入部門」の値が”総務部”のときだけ「金額」を加算していくと,総務部が使用した金額を個別に集計することができる.
条件にあうデータだけを取り出して集計する関数
関数式
=SUMIF ( 条件の検索範囲,検索条件,合計範囲 )
このとき各引数には,つぎのように代入する
”検索範囲” = 【購入部門】のセル範囲を指定
”検索条件” = “総務部”
あるいは,“総務部”という文字が入っているセルを指定
”合計範囲” = 【金額】のセル範囲を指定
*検索条件が文字列のときは,"
" で囲むことに注意!!
したがって総務部の使用金額の計算設定は以下のようになる(どっちでも OK)
=SUMIF ( $H$9:$H$100, “総務部”, $E$9:$E$100 )
購入部門のセル範囲
=SUMIF ( $H$9:$H$100, A3 , $E$9:$E$100 )
A3 セルに「総務部」という文字が入っている
金額のセル範囲
*同様に他の部門の使用金額の「計算設定を行う.
ただしこの場合,絶対参照にしておかないと,オートフィルしたときに検索範囲がずれてしまう
(3) 「経費使用割合」の計算
・ 支出割合 =
各部使用金額
で計算
支出総計
『支出総計』のところは当然,絶対セル参照.
『各部使用金額』のところは,相対セル参照.
・ ”0.2224・・・”よりも22%と表示したが,見た目が良い
セルの書式設定―【表示形式】 で パーセンテージを選択
(4)ゼロの非表示設定
データが未入力の部分の『金額』の計算式の結果が,
▼操作:計算式の「0」を表示させない設定
「0」と表示されてしまう,イマイチ格好悪い.
【ツール】―【オプション】をクリック
データが未入力
このチェックをはずす
これで,数値の「0」が非表示になる。
ただし,計算式の結果だけでなく、数値として入力した 「0」 も非表示になるので注意.
福岡女子大学 人間環境学部