寒い季節の馬体管理

寒い季節の馬体管理
By Diane E. Rice Dec 29, 2014 Basic Topics: Winter Care Grains Hay Water & Electrolytes
冬期間は、毎日数回、馬の快適レベル(コンフォートレベル)を評価してください。
多くの国で2015年の冬が始まっています。冬期間に覚えておくべき、寒い季節の馬体管理につ
いて述べています。
寒い時期までに、馬たちはゆっくりと時間をかけて冬毛を伸ばし、冷たい風や低温から身を守
ります。しかし、馬服を着せた場合、人は気候が暖かくなるまで継続したくなります。
馬服を着ていても、雨、風、低温にさらされることによって馬が凍える傾向にあることは忘れ
ないで下さい。このような状況が強い場合、馬はシェルターに避難出来ることが必要でしょう。
これは、厩舎、小屋、あるいは単純な風よけでも良いのです。
馬のコンフォートレベルを1日数回評価して、同時に気温と状況を記録して下さい。もし馬服を
着たまま馬が震えていたら、発汗していないか確認して下さい。1日の中で馬服を交換したり、
非常に寒そうだったら厩舎に入れることも考えたりしてみましょう。毎日の始まりから終わり
まで馬が気候に対応出来ているかどうか確認して下さい。
この冬の間、馬が体重を減らしたりボディコンディションを落としたりしていませんか?
冬毛はボディコンディションを見誤らせますので、必ず手で触れてボディコンディションを評
価して下さい。
軽い手の圧力で肋骨を触る程度が良いボディコンディションです。もし、強く触らなければ肋
骨を触らないようだと太りすぎているので、冬期間に餌を増やす必要はありません。
もし、肋骨がゴツゴツと触る場合、馬は痩せすぎています。ボディコンディションの低下は餌
を増やす指標です。
シェルターと餌の他に、飲水量もモニターすべきです。冷たい水は馬の飲水量を減らし、脱水
に陥り、便秘疝の原因になります。
水のヒーターを使うか、毎日氷を割り、温水を加えて水の容器を暖めます。
冬期間も馬が快適に過ごせるようにすることはチャレンジです。しかし、前もってどのように
準備をするべきか知ることでやり易くなるでしょう。