4.5MB - 株式会社日立国際電気

高画素 CCD カメラ
KP-F500WCL
KP-FR500WCL
取扱説明書
このたびは日立 CCD カメラをお買い上げいただき、ありがとうございます。
ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読みになり、正しくお使いください。
株式会社日立国際電気
安全上のご注意
絵表示について
絵表示の例
この「安全上のご注意」では、製品を安全に正しくお使いいただ
き、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防ぐため
○：この記号は禁止の行為であることを告げる
に、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次のよう
ものです。図の中や近傍に具体的な禁止
になっています。内容をよく理解してから本文をお読みくださ
内容（左図の場合は分解禁止）が描かれて
い。
います。
この表示を無視して、誤った取扱いをす
警告
ると、人が死亡または重傷を負う可能性
が想定される内容を示しています。
注意
●：この記号は行為を強制したり指示したり
する内容を告げるものです。図の中に具体
的な表示内容（左図の場合は電源プラグを
コンセントから抜く）が描かれています。
この表示を無視して、誤った取扱いをす
ると、人が損害を負う可能性が想定され
る内容および物的損害のみの発生が想定
される内容を示しています。
2010 年 1 月
第 2 版発行
警告
■異常なときは使わない
■カバーを開けない
万一、煙が出ている、変な匂いや音がする
カバーの内部には電圧の高い危険部分もあ
など異常状態のまま使用すると、火災、感
ります。カバーを開けると感電の原因とな
電の原因となります。すぐに電源を切り、
ります。内部の点検、調整、修理はお買い
その後必ず電源プラグをコンセントから
上げの販売店にご依頼ください。
抜いてください。煙が出なくなるのを確認
して販売店に修理をご依頼ください。お客
■分解、改造はしない
様による修理は危険ですから絶対におやめ
分解、改造はしないでください。火災、感
ください。
電の原因となります。
■異物を入れない
■水に濡らさない
通風口や開口部などから内部に金属類や燃
雨天、降雪中に使用するときは、濡らさな
えやすいものを差し込んだり、入れたりし
いようにご注意ください。火災、感電の原
ないでください。火災、感電の原因となり
因となります。
ます。
万一、水などが内部に入った場合は使用を
万一、異物が内部に入った場合は、機器の
やめ、機器の電源を切り、必ず電源プラグを
電源を切り、必ず電源プラグをコンセント
コンセントから抜いた後、
お買い上げの販売
から抜いた後、お買い上げの販売店に
店にご連絡ください。そのまま使用すると火
ご連絡ください。そのまま使用すると火災、
災、感電の原因となります。
感電の原因となります。
■水の入った容器を置かない
■原因不明のまま、画面が映らないときは使わない
電源機器、AC アダプター、カメラ本体の
画面が映らないなどの故障状態で使用しな
上に、花瓶、植木鉢、化粧品、薬品、水
いでください。火災、感電の原因となります。
などの入った容器（水槽やコップなど）を
すぐに電源を切り、電源プラグを抜いて修理
置かないでください。こぼれたりして、内
を販売店にご依頼ください。
部に水などが入ったまま使用すると、火災、
感電の原因となります。
■落下するおそれのある場所に設置しない
万一、内部に水が入った場合は、ご使用を
もろい材質の天井板（および壁面）に設置
中止してください。そのままご使用になり
しないでください。
ますと、火災、感電の原因となります。
落下してけがの原因となります。
■風呂場では使用しない
■レンズを強い光に向けない
カメラのレンズを目に当てて強い光に向け
風呂場では使用しないでください。火災、
感電の原因となります。
ると、目を痛めることがありますので強い光
に向けないでください。
■不安定な場所に置かない
ぐらついた台の上や傾いた所など、不安定
■発火や引火の危険性がある場所に設置しない
ガスなどが充満した場所に設置すると、火
な場所に置かないでください。落ちたり、
倒れたりして、けがの原因となります。
災の原因となります。
■落としたり、キャビネットを破損しない
■落下の恐れのある場所に設置しない
万一落としたり、キャビネットを破損した
カメラの重量に耐えられないような場所に
場合は、電源を切り、必ず電源プラグを
設置しないでください。落下してけがの原因
コンセントから抜いた後、お買い上げの
となります。設置の際は、販売店にご相談く
販売店にご依頼ください。そのまま使用
ださい。
すると、火災、感電の原因となります。
A
注意
■電源コードを熱器具に近づけない
■油煙や湯気が当たる場所に設置しない
コードの被覆が溶けて、火災、感電の原因
調理台や加湿器のそばなどに設置しないで
となります。
ください。火災、感電の原因となることが
あります。
■電源プラグを抜くときはコードを引っ張らない
コードを引っ張って電源プラグを抜くとコ
■温度の高いところには置かない
ードが傷つき、火災、感電の原因となるこ
直射日光が当たる所や熱器具のそばなど温
とがあります。電源プラグを抜くときは、
度の高い所には置かないでください。内部
必ずプラグ部分を持って抜いてください。
の温度が上がり、火災や故障の原因となる
ことがあります。
■濡れた手で電源プラグを抜き差ししない
感電の原因となることがあります。
■温度の低いところには置かない
冷凍倉庫や外気にさらされるなど、温度変
■長時間後使用にならないときは電源プラグを抜く
化の激しい所には置かないでください。結
安全のため、電源プラグをコンセントから
露などにより、火災や故障の原因となるこ
抜いてください。
とがあります。
■移動させるときは電源プラグを抜く
移動させるときは、電源コードのプラグと
外部機器の接続コードも抜いたことを確認
定期点検とお手入れについて
の上、移動してください。つながったまま
お手入れ前には必ず電源を切って、電源コードのプラグを抜
移動させると、電源コードなどが傷つき、
いてから行ってください。
火災、感電の原因となることがあります。
■ほこりの多いところには置かない
ほこりの多い所や油煙や湯気が当たるよ
うな場所に置かないでください。火災、感
電の原因となることがあります。
■振動や衝撃の加わる所には置かない
■年に一度はサービスマンに定期点検と内部の清掃を
依頼してください
機器内部にほこりがたまったまま長い間掃
除をしないと、火災や故障の原因となるこ
とがあります。なお、定期点検や掃除費用
については販売店などにご相談ください。
■カバーは乾いた布で拭いてください
この機器に振動や衝撃が加わると、火災や
汚れがひどいときは、薄目の中性洗剤を浸
故障の原因となることがあります。
しよく絞った布で拭き取ってから、から拭
きしてください。このとき、液が内部に入
■重いものを上に置かない
らないように注意してください。ベンジン、
バランスが崩れて倒れたり、落下してけが
シンナー、アルコールなどの液体クリーナ
の原因となることがあります。
ーやスプレー式クリーナーは使用しないで
ください。
■腐食性ガスのあるところには置かない
この機器の周囲に腐食性ガスがあると、火
災や故障の原因となることがあります。
B
中国 RoHS
下記の声明文は「中国 RoHS」として知られている「電子情報製品汚染防止管理弁法」の規則に関連しています。
表は、カメラに含まれる有毒有害物質を表しています。
说明书（环境方面：补充资料）
对象产品：CCD 摄像机
１．电子产品污染控制标志
此标志是根据 2006 年 2 月 28 日公布的《电子信息产品污染控制管理办法》以及
SJ/T11364-2006《电子信息产品污染控制标识要求》而制定的，是用来表示适用于在中华人民
共和国流通的电子信息产品的环保使用期限。
只要遵守此类产品的安全事项以及使用上应注意的问题，从制造日起到此年限内，不会发生
产品中的有害物质外泄、突变等，不会对环境、人体以及财产产生严重影响。同时，此年限是
除去必须定期交换的保守部品的，是其他产品的环保使用期限。
产品在正常情况下使用完毕要废弃时，请遵守各地区对电子信息产品的回收・再利用的相关各项法律、法规。
另外，从第三者处转买的情况下即使在本期限内也视为失去效力。
２．产品中有毒有害物质或元素的名称及含量
有毒有害物质或元素
部件名称
１
主机
铅
水银
镉
六价铬
多溴联苯
多溴二苯醚
(Pb)
(Hg)
(Cd)
(Cr(VI))
(PBB)
(PBDE)
×
○
○
○
○
○
○：表示该有毒有害物质在该部件所有均质材料中的含量均在 SJ/T11363-2006 标准规定的限量要求以下。
×：表示该有毒有害物质至少在该部件的某一均材料中的含量超出 SJ/T11363-2006 标准规定的限量要求。
C
CCD 特有の現象
● CCD の特性により次の様な現象が発生することがありますが故障ではありません。
スミア、ブルーミング現象
強い光(電灯、蛍光燈、太陽光の強い反射など)を写したときに起こる現象で、強い光の上下に縦に薄く尾を引いたような帯が
出ることがあります。このようなときは、強い光が画面に入りにくい位置にカメラの角度を変えてください。
固定パターン
高温時に動作させたとき、一定のパターンを持つ模様(縦スジ、梨地状のザラザラ)が現れることがあります。
カメラ感度を高くするほど見え易くなります。
モアレ現象
細かい線の集まりや縞模様を写した時には、実際にない縞模様(干渉縞)が現れることがあります。
ゴースト現象
被写体の近くに強い光(電灯、蛍光燈、太陽光の強い反射など)がありますと、ゴースト(正規の画像とずれて重複して現れる虚
像)が発生することがあります。レンズの絞り具合、またはレンズの種類によっては、ゴーストが顕著に現れることがあります。
このようなときは、カメラの角度を変えてください。
白点スポット
宇宙線などの影響により、まれに画面上に微小な白点が発生する場合があります。高温時に動作させたとき、カメラ
の感度を高くしたときに現れやすくなります。
ご使用になる前に
１．電源について
カメラ入力電源の直流 12V は 11～13V の範囲で供給してください。電源投入後、カメラが正常動作するまでに 4 秒程度の
時間が必要となります。
２．お手入れについて
●センサー前面の光学フィルタには手を触れないでください。汚れ、傷などにより画像が劣化します。
●レンズや光学フィルタに付着したごみや汚れ等は、手吹きブロアーやレンズブラシで吹き払うか、綿棒でガラスに傷をつけ
ない様に取り除いてください。
●本カメラを使用しない場合でもレンズ又はシールを取り付けて、光学フィルタにごみや傷がつかないように保護してくださ
い。
３．カメラを保護するために
●直射日光の下や、雨や雪が直接当たる場所や、引火性ガスや腐食性ガスのある場所での使用および保管はおやめくださ
い。
●本機は、-10～50℃の範囲で動作しますが、特に高温(40℃以上)で長時間連続して使用したり放置したりすると寿命が短く
なります。連続で長時間ご使用になる場合は、温度の高いところをさけて設置してください。また湿度の高い場所も故障の原
因となりますので避けてください。
●落としたり、強いショック・振動を与えたりしないでください。
●コネクタの抜き差しはコネクタ部分を持って行ってください。
４．カメラの固定
ズームレンズ等重いレンズを使用する場合や、激しい振動や衝撃が加わる場合には、レンズも装置へ固定してください。
５．取り扱いについて
●レンズ等の取付け作業は、ごみ付着防止のために清浄な場所で行ってください。
●レンズを取り付けるときは傾きが生じないように取扱いに注意してください。また、レンズのマウントネジ部にはごみ等の異
物の付着、傷が無いものをご使用ください。
D
目次
1. 概要 ···················································································································································································································· 1
2. 標準構成 ·········································································································································································································· 1
3. 特長 ···················································································································································································································· 1
4. システム例 ······································································································································································································ 1
5. 各部の名称と働き ······················································································································································································· 2
6. カメラの取付け ······························································································································································································ 2
7. レンズ ················································································································································································································· 2
8. 光学フィルタ ···································································································································································································· 3
9. コネクタ ············································································································································································································· 4
10. カメラ機能の説明 ························································································································································································· 5
11. リモートコントロール ··················································································································································································· 8
12. コマンドリスト ······························································································································································································· 15
13. カメラリンク出力タイミングチャート ··················································································································································· 18
14. トリガ動作とタイミングチャート ···························································································································································· 30
15. 入出力信号 ·································································································································································································· 35
16. 分光感度特性 ····························································································································································································· 36
17. 仕様 ················································································································································································································· 37
18. 外形寸法図 ·································································································································································································· 38
E
概要
日立カメラKP-F500WCLは、2/3型全画素読出し方式CCDを採用したCameraLink出力方式プログレッシブスキャンモノクロ
カメラです。KP-FR500WCLは、RAWデータ出力タイプのカラーカメラです。
500万画素の高解像度映像を毎秒１６フレームでノンインタレース出力します。
正方画素ＣＣＤを採用していますので、画像処理に適した画像が得られます。
標準構成
梱包を開いたときにご確認ください。
カメラ本体·······················································································１
保証書 ·····························································································１
注意
本製品を国外に輸出される場合には、外国為
替および外国貿易管理法の規制をご確認の
上、必要な手続きをお取りください。
なお、ご不明な場合は、弊社担当営業にお問
合わせください。
別売品
(1)12 ピンプラグ
HR10A-10P-12S(01)
(2)ジャンクションボックス
JU-F30/JC-100
(3)ダミーガラス（AR コート）
ARC1214
(4)IR カットフィルタ
IRC650
(5)三脚アダプタ
TA-F500
(6)ミニカメラリンクケーブル
(7)カメラケーブル
モールドタイプ
シールドタイプ
2m
C-201KSM
C-201KSS
5m
C-501KSM
C-501KSS
10m
C-102KSM
C-102KSS
CE マーキング適応地域ではシールドタイプを使用下さい。
また、ケーブル両端にクランプフィルタ(ZCAT2035-0930A：TDK)
を装着してください。
特長
・高解像度
2/3型500万画素の正方格子高画素CCDの採用により、高解像度映像を実現します。
・小型軽量
デジタル出力コネクタに小型SDRコネクタを採用し、44(W)×44(H)×41(D)mm、約110gの小型軽量化を実現しています。
・電源供給自動切換え
給電型フレームグラバーボードからカメラリンクケーブルを通しての電源供給が可能です。DCIN/SYNC コネクタからの
電源供給も可能ですので、通常のフレームグラバーボードを使用してカメラを動作させることもできます。
両方から電源が供給された場合は、DCIN/SYNC コネクタからの電源供給が優先されます。
システム例
KP-F500WCL、KP-FR500WCLはCameraLinkケーブルを使用してフレームグラバボードと接続します。
HITACHI
給電型
ミニカメラリンクケーブル
(Medium configuration 時は×２)
給電型カメラリンク
フレームグラバボード
HITACHI
ミニカメラリンクケーブル
(Medium configuration 時は×２)
カメラリンク
フレームグラバボード
電源アダプタ
1
各部の名称と働き
カメラ／三脚アダプタ
取付用ネジ
CameraLink コネクタ
レンズマウント
（C マウント）
デジタル映像出力およびカメラ制
御信号の入出力に使用します。
ボードからの電源供給も可能で
す。
DC IN/SYNC 12pin コネクタ
DC+12V 電源および外部トリガ
信号等の入出力に使用します。
ボードから CameraLink コネクタ
経由で電源供給する場合は、
接続は不要です。
カメラ／三脚アダプタ
取付用ネジ穴
カメラの取付け
オプションの三脚アダプタ「TA-F500」を装着して、カメラを三脚または取り付け金具に固定してください。
Ｕ1/4-20 山
L
Ｌ = 4～5.5mm
5.5mm を超えるねじはカメラを破損することがあります。
カメラ取り付けねじは、次のものをご使用ください。
また、4mm 以下のねじでは正しく固定できずにカメラが
落下することがあります。
レンズ
レンズ選定上のご注意
レンズの取り付け部分の寸法は右図の制限守ってください。
寸法が確保できない場合はレンズ及びカメラが破損しますので
絶対に取り付けないでください
レンズの突起面
レンズのフランジ面
Max 9mm
2
光学フィルタ
光学フィルタの取外し方
（１）ネジ①2 本を外すとフィルタ押さえ②が外れます。
（２）次にフィルタ枠④の中から光学フィルタ③を取り外します。
（３）光学フィルタを取り外した後に、フィルタ押さえをネジ 2 本で再び
取り付けます。
※ゴミ等がカメラ受光面に侵入するため、クリーンルーム等の清浄された
空気下で作業を行ってください。
3
2
1
4
3
コネクタ
１．カメラリンクコネクタ
D.OUT1 （コネクタ 1）
Pin No.
Signal
+12V (PoCL)
1
GND (non-PoCL)
2
TXOUT 0 (－)
3
TXOUT 1 (－)
4
TXOUT 2 (－)
5
TXCLKOUT (－)
6
TXOUT 3 (－)
7
RX (＋) [ SERTC (＋) ]
8
TX (－) [ SERTFG (－) ]
9
TRIG-A/VD (－) [ CC1 (－) ]
10
N.U. [ CC2 (＋) ]
11
N.U. [ CC3 (－) ]
12
N.U. [ CC4 (＋) ]
13
GND
Pin No.
Signal
14
GND
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
TXOUT 0 (＋)
TXOUT 1 (＋)
TXOUT 2 (＋)
TXCLKOUT (＋)
TXOUT 3 (＋)
RX (－) [ SERTC (－) ]
TX (＋) [ SERTFG (＋) ]
TRIG-A/VD (＋) [ CC1 (＋) ]
N.U. [ CC2 (－) ]
N.U. [ CC3 (＋) ]
N.U. [ CC4 (－) ]
+12V (PoCL)
GND (non-PoCL)
26
D.OUT2 （コネクタ 2：Medium configuration 時に使用）
Pin No.
Signal
Pin No.
+12V (PoCL)
1
14
GND (non-PoCL)
2
TYOUT 0 (－)
15
3
TYOUT 1 (－)
16
4
TYOUT 2 (－)
17
5
TYCLKOUT (－)
18
6
TYOUT 3 (－)
19
7
N.U.
20
8
N.U.
21
9
N.U.
22
10
N.U.
23
11
N.U.
24
12
N.U.
25
13
GND
26
Signal
GND
TYOUT 0 (＋)
TYOUT 1 (＋)
TYOUT 2 (＋)
TYCLKOUT (＋)
TYOUT 3 (＋)
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
+12V (PoCL)
GND (non-PoCL)
SDR コネクタ(3M) 又は相当品
N.U.：Not used
デジタル出力ケーブルは、特性インピーダンス１００Ωのツイストペア線および外皮シールドタイプをご使用ください。
また、ビデオ機器やフレームグラバー等のＧＮＤ端子にデジタル出力ケーブルのシールド線（ＧＮＤ）を接続してください。
TX:カメラ→装置への送信データです。
RX:装置→カメラへの送信データです。
(注)カメラに電源を投入したまま、デジタル出力ケーブルの抜き差しは行わないでください。
CE マーキング適合地域では、ケーブル両端（カメラ及び画像処理側）にクランプフィルタ（ZCAT2035-0930A：TDK）を
装着してください。
２．DCIN/SYNC コネクタ
PIN NO.
1
2
3
4
5
6
信号名
GND
---- (PoCL)
+12V (non-PoCL)
GND
---GND
----
PIN NO.
7
信号名
Trigger IN / VD IN
8
GND
9
10
11
12
---FLASH OUT / VD OUT
---GND
コネクタ（カメラ側座）
：SNH-10-12(RPCB)
SAMWOO 又は相当品
プラグ（ケーブル側適合プラグ）
：HR10A-10P-12S(01) ヒロセ電機又は相当品
(注)カメラに電源を投入したまま、カメラケーブルの抜き差しは行わないでください。
4
カメラ機能の説明
KP-F500WCL、KP-FR500WCLの機能設定はカメラリンクケーブルでPCから行います。本章では搭載されている機能の
説明とその調整方法について説明します。
各コマンドの送受信方法に関しては、8～17ページの「リモートコントロール」および「コマンドリスト」を参照ください。
1. メイン機能
(1) TRIGGER ：外部トリガに関する設定
-MODE- ：モードの選択
OFF （出荷時設定）
：トリガモードが OFF になります（ノーマルモード）
FIXED SHUTTER
：固定シャッタモードになります
ONE TRIGGER
： ONE トリガモードになります
VD CONTROL
： VD 同期モードになります
-POLARITY- ：トリガ極性の選択
POSITIVE （出荷時設定）：入力極性 HIGH をトリガ信号とします
NEGATIVE
：入力極性 LOW をトリガ信号とします
-SOURCE- ：トリガソースの選択
CL-CC1 （出荷時設定）：カメラリンク信号 CC1（4 ページ「コネクタ」参照）をトリガ信号とします
12pin
： DCIN/SYNC 12pin コネクタの７番ピンをトリガ信号とします
※詳細は 30～34 ページ「トリガ動作とタイミングチャート」を参照ください。
(2) OUTPUT SIGNAL ： DCIN/SYNCコネクタの10番ピンから出力する信号についての設定
OFF （出荷時設定）
FLASH OUT
VD OUT
：何も出力しません
：フラッシュパルス（ストロボ）を出力します
：カメラ内部 VD を出力します
(3) SHUTTER ：電子シャッタについての設定
OFF （出荷時設定）
：シャッタ動作を OFF にします（ノーマルシャッタ）
1/16, 1/60, 1/100, 1/250,
1/1000, 1/2000,
1/10000, 1/50000 second ：設定したシャッタスピードになります（PRESET シャッタ）
VARIABLE
： 10～1/100000 秒の範囲でシャッタスピードを設定できます（VARIABLE シャッタ）
-VARIABLE VALUE- ： VARIABLE シャッタのシャッタスピードを設定します
10 ～ 1/100000 second ： 1536 段階でシャッタスピードを設定します
VARIABLE シャッタスピードの設定値および露光時間は下記の計算式から求めます。(ShutterSpeed : μsec)
a) 露光時間から設定値 XYY16 を求める式
X int(log(ShutterSpeed )) 1
YY int
ShutterSpeed
10 X 1
1
10016
9
b) 設定値 XYY16 から露光時間を求める式
YY16
ShutterSpeed 10 X 1 (1
10016
9)[ sec]
5
例 1. 露光時間= 1/125sec (= 8000μsec)にする設定値 XYY を求める
X
int log 8000
2
1
8000
10 2 1
YY int
int 7
1
10016
9
10016
9
C716
XYY
2C716
例 2. 設定値 XYY = 25D16 のときの露光時間を求める
ShutterSpeed
10 2
1
(1
5D16
10016
9)
4269.53 [ sec]
1
[sec]
234.22
(4) CONFIGURATION ：コンフィグレーションの設定
BASE （出荷時設定）
：接続方法を Base configuration に切り換えます
MEDIUM
：接続方法を Medium configuration に切り換えます
(5) DATA BIT ：出力ビット幅の設定
8bit （出荷時設定）
10bit
12bit
：映像を 8bit で出力します
：映像を 10bit で出力します
：映像を 12bit で出力します
(6) VD/FVAL ：垂直同期信号の設定です
VD
FVAL （出荷時設定）
： VD を出力します
： FVAL を出力します
(7) HD/LVAL ：水平同期信号の設定です
HD
LVAL （出荷時設定）
LVAL2
： HD を出力します
： LVAL を出力します
： LVAL2 を出力して水平有効画素数を 2448 画素(16 の倍数)にします
(8) GAIN ：電気感度を調整します
0 （出荷時設定）～18dB
0 （出荷時設定）～12dB
： 0～18dB を 504 段階で設定します（KP-F500WCL）
： 0～12dB を 336 段階で設定します（KP-FR500WCL）
(9) BLACK LEVEL ：オフセットレベルを調整します
0 （出荷時設定）～ 63
： 64 段階で設定します
(10) VERTICAL 2 PIXEL ADDITION ：垂直2画素加算モードの設定です
OFF （出荷時設定）
ON
*KP-F500WCL専用の機能です
：垂直 2 画素加算を行いません
：垂直 2 画素加算を行いフレームレートを約 2 倍にします
(11) PARTIAL SCAN ：パーシャルスキャンに関する設定です
-MODE- ：モードの選択
OFF （出荷時設定）
：パーシャルスキャンを行いません
ON
：パーシャルスキャンを行います
-START- ：パーシャルスキャンの取込み開始位置
1 （出荷時設定）～ 2058 ： 1～2058 の範囲で設定したラインから走査を行います
-WIDTH- ：パーシャルスキャンの取込み幅
1 ～ 2058 （出荷時設定）： 1～2058 の範囲で設定したライン数走査を行います
※パーシャルスキャン使用時はSTARTとWIDTHの合計が2059を超えないようにしてください。
※パーシャルスキャン使用時はFVALを使用してください。
6
(12) BALANCE ADJUST ：左右画面のバランス調整に関する設定です
-MODE- ：モードの選択
OFF
：左右画面のバランス調整を OFF にします
MANUAL
：手動で左右画面のバランスを調整します
AUTO (出荷時設定)
：自動で左右画面のバランスを調整します
-RIGHT GAIN- ：右画面のゲイン設定
-1.1456dB～+1.1456dB ： MANUAL 設定時に、64 段階で右画面の基準ゲインを設定します。(出荷時設定：0dB)
-RIGHT BLACK- ：右画面のオフセット設定
-128/2048～+127/2048 ： MANUAL 設定時に、256 段階で右画面の基準オフセットを設定します。(出荷時設定：0/2048)
(13) WHITE SPOT CORRECT ：白点補正に関する設定です
-MODE- ：モードの選択
OF
：白点補正を OFF にします
ON （出荷時設定）
：白点補正を ON にします
-THRESH LEVEL- ：閾値設定
0～255
： 8bit 階調で白点検出時の閾値を設定します。(出荷時設定：20)
-DETECT- ：白点検出開始
START
：白点検出を開始します
(14) TEST PATTERN ：テストパターンに関する設定です
OFF （出荷時設定）
：テストパターンを OFF にします
H-LAMP
：水平ランプ波形を出力します
V-LAMP
：垂直ランプ波形を出力します
HV-LAMP
：水平垂直ランプ波形を出力します
(15) SORT ：出力順序並べ替え
OFF （出荷時設定）
：出力順序並べ替えを OFF にします（CCD 読み出し順に出力します。）
ON
：出力順序並べ替えを ON にします（1 画面に合成し出力します）
（16） FACTORY SETＴＩＮＧ：工場出荷状態に戻す設定です。
-SET- ：工場出荷設定に戻ります。
※白点補正アドレスは初期化されません。
7
リモートコントロール
１．通信方式
・制御方式
・転送速度
・データ長
・スタートビット
・ストップビット
・パリティ
・ビット転送
：
：
：
：
：
：
：
調歩同期方式
９６００ｂｐｓ
８ビット
１ビット
１ビット
無し
ＬＳＢファースト
２．通信制御方法
リモートコントロールソフトが通信制御の全コントロールを行い、カメラ制御マイコンに対しＴＥＸＴデータを転送する事により
データ送受信制御を行う。
３．プロトコルデータ説明
次ページ以降説明する内容は、カメラ制御マイコンとリモートコントロールソフトのデータプロトコルを表す。また、カメラ制御
マイコンをスレーブ、リモートコントロールソフトをマスタとする。
・受信保護タイマ（タイムアウトエラー）
マスタ、スレーブの共通処理として、受信保護タイマを１秒間とする。
“ＴＥＸＴ”データ等の１ブロックデータ受信制御時、データ間隔が１秒以上経過した場合は、直ちにエラーとして受信データを
破棄する。また、受信データに関する応答信号は出力しない。
8
(1）マスタがデータを送信した場合（正常処理）
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
HITACHI
2
送信データ（ＡＳＣＩＩコード）
スレーブ
（KP-F500WCL
KP-FR500WCL）
①
②
③
④
1
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
3
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
4
マスタ（PC）
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ＥＮＱ”コードを送信する。
スレーブは、“ＥＮＱ”コードを受信後、マスタに対して“ＡＣＫ”コードを送信する。
マスタは、“送信データ”をスレーブに対し送信する。
スレーブは、“送信データ”受信後に“ＡＣＫ”コードをマスタに送信してハンドシェークを終了させる。
(2）マスタがデータを読み出す場合（正常処理）
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
HITACHI
2
読出しコマンド（ＡＳＣＩＩコード）
スレーブ
（KP-F500WCL
KP-FR500WCL）
①
②
③
④
⑤
⑥
4
5
1
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
3
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
読出しデータ（ＡＳＣＩＩコード）
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
6
マスタ（PC）
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ＥＮＱ”コードを送信する。
スレーブは、“ＥＮＱ”コードを受信後、マスタに対して“ＡＣＫ”コードを送信する。
マスタは、“読出しコマンド”をスレーブに対し送信する。
スレーブは、“読出しコマンド”受信後に“ＡＣＫ”コードをマスタに送信する。
スレーブは、“読出しデータ”をマスタに対し送信する。
マスタは、“読出しデータ”受信後に“ＡＣＫ”コードをスレーブに送信してハンドシェークを終了させる。
9
(3）マスタがデータを送信した場合（制御打ち切り処理）
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
2
1
NＡＣＫコード（１５Ｈ）
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
HITACHI
NＡＣＫコード（１５Ｈ）
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
スレーブ
（KP-F500WCL
KP-FR500WCL）
NＡＣＫコード（１５Ｈ）
3
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
マスタ（PC）
NＡＣＫコード（１５Ｈ）
① マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ＥＮＱ”コードを送信する。
② スレーブは、“ＥＮＱ”コードを受信後、マスタに対して“ＡＣＫ”コードを送信不可状態のため、“ＮＡCＫ”
コードを送信する。
③ 一連のシーケンスを繰り返し、再転送処理を行う。再転送回数は、３回までとする。
３回連続でＮＡCＫコードを受信した場合、通信制御が行えない状態とし通信制御を終了させる。
(4）マスタがデータを送信時（データエラー発生時処理）
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
2
1
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
3
スレーブ
（KP-F500WCL
KP-FR500WCL）
送信データ（エラー発生）
送信データ（正常データ）
6
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
３秒間
経過
4
３秒間
経過
送信データ（エラー発生）
HITACHI
5
マスタ（PC）
①
②
③
④
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ＥＮＱ”コードを送信する。
スレーブは、“ＥＮＱ”コードを受信後、マスタに対して“ＡＣＫ”コードを送信する。
マスタより“送信データ”を送信する。
スレーブは、“送信データ”を受信する。受信データにエラーを検出した場合（フレーミング、オーバー
ランエラーのエラー検出）、データ通信を行わない。
⑤ ③、④のシーケンスを繰り返した後、“送信データ（正常データ）”をマスタが転送する。
⑥ スレーブは、“送信データ”を受信する。受信データが正常データの場合は“ＡＣＫ”コードを送信し、
一連のシーケンスを終了させる。
10
(5）送信フレームエラーの場合（マスタ送信時）
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
2
4
送信データ（ASCII コード）
3
送信データ（ASCII コード）
5
送信データ（ASCII コード）
送信データ（ASCII コード）
３秒間３秒間
経過
経過
スレーブ
（KP-F500WCL
KP-FR500WCL）
３秒間
経過
HITACHI
1
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
マスタ（PC）
6
①
②
③
④
⑤
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ＥＮＱ”コードを送信する。
スレーブは、“ＥＮＱ”コードを受信後、マスタに対して“ＡＣＫ”コードを送信する。
マスタより“送信データ”を送信する。
スレーブ側では、何らかの原因によりデータ受信が行われなかった。
マスタは、“送信コード”に対する応答コードが受信できないため、３秒後再度“送信コード”を
送信する。このシーケンスを３回繰り返す。
⑥ マスタで、３回再送信を行っても正常受信不可の場合、シーケンスを打ち切り制御を終了させる。
11
(6）送信フレームエラーの場合（マスタ受信時）
ＥＮＱコード（０５Ｈ）
2
読出しコマンド（ASCII コード）
HITACHI
4
5
読出しデータ（ASCII コード）
読出しデータ（ASCII コード）
読出しデータ（ASCII コード）
8
6
３秒間３秒間
経過
経過
7
3
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
３秒間
経過
スレーブ
（KP-F500WCL
KP-FR500WCL）
1
ＡＣＫコード（０６Ｈ）
マスタ（PC）
読出しデータ（ASCII コード）
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ＥＮＱ”コードを送信する。
スレーブは、“ＥＮＱ”コードを受信後、マスタに対して“ＡＣＫ”コードを送信する。
マスタより“読出しコマンド”を送信する。
スレーブは、“読出しコマンド”受信後に“ＡＣＫ”コードをマスタに送信する。
スレーブは、“読出しデータ”をマスタに対し送信する。
マスタ側では、何らかの原因によりデータ受信が行われなかった。
スレーブは、“読出しデータ”に対する応答コードが受信できないため、３秒後再度“読出しデータ”を
送信する。このシーケンスを３回繰り返す。
⑧ スレーブで３回再転送を行っても正常受信不可の場合、シーケンスを打ち切り制御を終了させる。
12
４．通信コマンドデータ形式
（1）送信データ、読出しコマンド（マスタ → スレーブ）
(a) コマンドデータは、ＡＳＣＩＩコードに変換し送信する。
(b) 通信バイト数は１８バイトとする。
(c) 通信データ形式（送信順）
ＳＴＸ
１バイト
ＴＥＸＴデータ
１４バイト
ＥＴＸ
１バイト
サム値
２バイト
１８バイト
・ＳＴＸ（スタートコード）
・ＴＥＸＴデータ
・ＥＴＸ（エンドコード）
・サム値
：ＴＥＸＴの開始を表すコード。
１バイト（０２Ｈ）
：送受信されるデータ。
１４バイト（ＡＳＣＩＩコード）
：ＴＥＸＴの終了を表すコード。
1 バイト（０３Ｈ）
：ＳＴＸ、ＴＥＸＴデータ、ＥＴＸの全データ
加算値と（ＦＦＨ）とのＸＯＲ結果とする。
２バイト（ＡＳＣＩＩコード）
(d) ＴＥＸＴデータ形式詳細（送信順）
ステータス
２バイト
ＩＤ No.
２バイト
エリアアドレス
２バイト
相対 No.
２バイト
データ
２バイト×３
１４バイト
・ステータス
・ID No.
・エリアアドレス
・相対 No.
・データ（注）
：送信するデータのステータス情報。
２バイト（ＡＳＣＩＩコード）
ＥＥＰＲＯＭの書き込みに使用。
（０：書き込み無し、１：書き込み有り）
：カメラ固有の ID。
KP-F500WCL、KP-FR500WCL は（FFH）固定
２バイト（ＡＳＣＩＩコード）
：送信データ(01H)と読出しコマンド(81H)の区別
２バイト（ＡＳＣＩＩコード）
：調整する項目毎にＮｏ．をセットする（０～２５５）。
２バイト（ＡＳＣＩＩコード）
：送信するデータをセットする。
２バイト×３（ＡＳＣＩＩコード）
13
（2）読み出し（受信）データ（スレーブ → マスタ）
(a) コマンドデータは、ＡＳＣＩＩコードに変換し送信する。
(b) 通信バイト数は１０バイトとする。
(c) 通信データ形式（送信順）
ＳＴＸ
1 バイト
ＴＥＸＴデータ
６バイト
ＥＴＸ
１バイト
サム値
２バイト
１０バイト
：ＴＥＸＴの開始を表すコード。
１バイト（０２Ｈ）
：送受信されるデータ。
６バイト（ＡＳＣＩＩコード）
：ＴＥＸＴの終了を表すコード。
１バイト（０３Ｈ）
：ＳＴＸ、ＴＥＸＴデータ、ＥＴＸの全データ
加算値と（ＦＦＨ）とのＸＯＲ結果とする。
２バイト（ＡＳＣＩＩコード）
・ＳＴＸ（スタートコード）
・ＴＥＸＴデータ
・ＥＴＸ（エンドコード）
・サム値
(d) ＴＥＸＴデータ形式詳細（送信順）
データ
２バイト×３
６バイト
・データ（注）
：読出しデータがセットされる。
２バイト×３（ＡＳＣＩＩコード）
（注）データ転送順について
データバイト数 1st データ
1 バイト
2 バイト
3 バイト
2nd データ
3rd データ
0
下位データ
中位データ
0
0
下位データ
3
AREA ADDRESS
01
4
RELATIVE NO
04
データ
上位データ
最上位データ
５．SUM 値の求め方
例
STX
02
1
STATUS
01
2
ID NO
FF
5
00
6
DATA
00
7
00
ETX
SUM
03
28
1. STATUS から DATA までを ASCII コードにより、数値に変換する（STX と ETX はそのまま）。
'0'→（30）16
'1'→（31）16
'4'→（34）16
'F'→（46）16
STX：（02）16
ETX：（03）16
2. STX から ETX までを全て足し合わせる（１つずつ足す）。
（02）16+（30）16+（31）16+（46）16+（46）16+（30）16+（31）16+（30）16+（34）16+（30）16+（30）16+（30）16+（30）16+（30）16+（30）16+（03）16 ＝（2D7）16
STX
STATUS
ID
AREA
RELATIVE
DATA
ETX
3. 2 で出た答えと（FF）16 との XOR（Exclusive OR）をとり、出てきた答えの下２桁が SUM 値となる。
（2D7）16 と（FF）16 との XOR ⇒ （228）16
14
コマンドリスト
１．送信データ（設定コマンド、注意：１～７及び SUM は ASCII コードに変換する必要があります）
1
Item
STX
OFF
FIXED
MODE
ONE TRIG
VD CONT
TRIGGER
POSITIVE
POLARITY
NEGATIVE
CL-CC1
SOURCE
12pin
OFF
OUTPUT SIGNAL
FLASH OUT
VD
OFF
1/16
1/60
1/100
1/250
PRESET
SHUTTER
1/1000
SPEED
1/2000
(*1)
1/10000
1/50000
VARIABLE (*2)
VARIABLE VALUE MIN (1/100000(s))
(2Byte) (*2)
MAX (10(s))
BASE
CONFIGURATION
MEDIUM
8bit
DATA BIT
10bit
12bit
VD
VD/FVAL
FVAL
HD
HD/LVAL
LVAL
LVAL2
MIN (0)
GAIN (2Byte)
MAX (503/336) (*4)
MIN (0)
BLACK LEVEL
MAX (63)
VERTICAL 2 PIXEL
OFF
ADDITION (*6)
ON
OFF
MODE
ON (*6)
PARTIAL
START
MIN (1)
SCAN
(2BYTE) (*7)
MAX (2058)
WIDTH
MIN (1)
(2BYTE) (*7)
MAX (2058)
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
(*1)
(*2)
(*3)
(*4)
(*5)
(*6)
(*7)
(*8)
2
3
4
5
6
7
AREA
RELATIVE
STATUS ID NO.
DATA
ADDRESS
NO.
01
FF
01
04
00
00
00
01
FF
01
04
01
00
00
01
FF
01
04
02
00
00
01
FF
01
04
04
00
00
01
FF
01
0F
00
00
00
01
FF
01
0F
01
00
00
01
FF
01
05
00
00
00
01
FF
01
05
01
00
00
01
FF
01
06
00
00
00
01
FF
01
06
01
00
00
01
FF
01
06
02
00
00
01
FF
01
08
00
00
00
01
FF
01
08
01
00
00
01
FF
01
08
02
00
00
01
FF
01
08
03
00
00
01
FF
01
08
04
00
00
01
FF
01
08
05
00
00
01
FF
01
08
06
00
00
01
FF
01
08
07
00
00
01
FF
01
08
08
00
00
01
FF
01
08
FF
00
00
01
FF
01
11
00 (*3) 00 (*3) 00
01
FF
01
11
06 (*3) 00 (*3) 00
01
FF
01
12
00
00
00
01
FF
01
12
01
00
00
01
FF
01
14
00
00
00
01
FF
01
14
01
00
00
01
FF
01
14
02
00
00
01
FF
01
15
00
00
00
01
FF
01
15
01
00
00
01
FF
01
16
00
00
00
01
FF
01
16
01
00
00
01
FF
01
16
02
00
00
01
FF
01
0C
00 (*4) 00 (*4) 00
01
FF
01
0C
01 (*4) F7/50(*4) 00
01
FF
01
17
00 (*5)
00
00
01
FF
01
17
3F (*5)
00
00
01
FF
01
13
00
00
00
01
FF
01
13
01
00
00
01
FF
01
1E
00
00
00
01
FF
01
1E
01
00
00
01
FF
01
1F
00
01
00
01
FF
01
1F
08 (*8) 0A (*8) 00
01
FF
01
20
00
01
00
01
FF
01
20
08 (*8) 0A (*8) 00
ETX
SUM
03
28
03
27
03
26
03
24
03
16
03
15
03
26
03
25
03
26
03
25
03
24
03
24
03
23
03
22
03
21
03
20
03
1F
03
1E
03
1D
03
1C
03
F8
03
2A
03
1E
03
29
03
28
03
27
03
26
03
25
03
26
03
25
03
25
03
24
03
23
03
19
03 FB/13
03
24
03
0B
03
28
03
27
03
16
03
15
03
14
03
FC
03
29
03
11
SHUTTER SPEED の設定は TRIGGER MODE が OFF または FIXED SHUTTER の時だけ有効となります。
VARIABLE を選択した時だけ、VARIABLE VALUE を設定できます。
VARIABLE VALUE は、000016～060016 の範囲で設定できます(シャッタスピードの設定値については 5～6 ページを参照)。
GAIN は、KP-F500WCL ：000016～01F716
KP-FR500WCL：000016～015016 の範囲で設定できます。
BLACK LEVEL は、0016～3F16 の範囲で設定できます。
VERTICAL 2 PIXEL ADDITION は KP-F500WCL 専用の機能です。
PARTIAL SCAN の MODE を ON にした時だけ、PARTIAL SCAN START/WIDTH を設定できます。
PARTIAL SCAN の START/WIDTH は、000116～080A16 の範囲で設定できます。
PARTIAL SCAN の START と WIDTH の合計は 080B16 を超えないようにしてください。
15
1
Item
MODE
BALANCE
ADJUST
RIGHT GAIN
（*9）
RIGHT BLACK
（*9）
MODE
WHITE SPOT
CORRECTION
THRESHOLD
DETECT
TEST PATTERN
SORT
FACTORY SETTING
STX
OFF
MANUAL
AUTO
MIN(-1.1456dB)
0dB
MAX(+1.1456dB)
MIN(-128/2048)
0/2048
MAX(+127/2048)
OFF
ON
MIN(0)
MAX(255)
START
OFF
H-LAMP
V-LAMP
HV-LAMP
OFF
ON
SET
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
2
3
4
AREA
RELATIVE
STATUS ID NO.
ADDRESS
NO.
01
FF
01
46
01
FF
01
46
01
FF
01
46
01
FF
01
48
01
FF
01
48
01
FF
01
48
01
FF
01
4A
01
FF
01
4A
01
FF
01
4A
01
FF
01
4B
01
FF
01
4B
01
FF
01
4C
01
FF
01
4C
01
FF
01
4D
01
FF
01
50
01
FF
01
50
01
FF
01
50
01
FF
01
50
01
FF
01
18
01
FF
01
18
01
FF
01
45
5
6
7
DATA
00
01
02
00
20
40
00
80
FF
00
01
00
FF
01
00
01
02
03
00
01
01
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
ETX
SUM
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
22
21
20
20
1E
1C
17
0F
EB
16
15
15
E9
13
27
26
25
24
23
22
22
（*9）RIGHT GAIN 及び RIGHT BLACK は BALANCE ADJUST MODE が MANUAL の時だけ有効となります。
16
２．読出しコマンド（注意：1～7 及び SUM は ASCII コードに変換する必要があります）
1
2
STATUS
ID NO.
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
02
02
00
00
FF
FF
Item
STX
MODE
POLARITY
SOURCE
OUTPUT SIGNAL
PRESET
SHUTTER SPEED
VARIABLE VALUE
CONFIGURATION
DATA BIT
VD / FVAL
HD / LVAL
GAIN
BLACK LEVEL
VERTICAL 2 PIXEL ADDITION (*1)
MODE
PARTIAL SCAN
START
WIDTH
TEST PATTERN
SORT
MODE
BALANCE
RIGHT GAIN
ADJUST
RIGHT BLACK
MODE
WHITE SPOT
THRESHOLD
CORRECTION
DETECT(*2)
POSITION1 X
POSITION1 Y
POSITION2 X
WHITE SPOT
POSITION2 Y
ADDRESS(*3)
(2BYTE)
TRIGGER
POSITION64 X
POSITION64 Y
3
4
AREA
RELATIVE
ADDRESS
NO.
81
04
81
0F
81
05
81
06
81
08
81
11
81
12
81
14
81
15
81
16
81
0C
81
17
81
13
81
1E
81
1F
81
20
81
50
81
18
81
46
81
48
81
4A
81
4B
81
4C
81
4D
91
00
91
01
91
02
91
03
・
・
・
91
7E
91
7F
5
6
7
DATA
ETX
SUM
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
21
10
20
1F
1D
23
22
20
1F
1E
12
1D
21
0F
0E
23
20
1C
1B
19
10
0F
0E
0D
84
83
82
81
00
00
00
00
00
00
03
03
68
67
(*1) VERTICAL 2 PIXEL ADDITION は KP-F500PCL/SCL 専用の機能です。
(*2) 読出しデータ(1 バイト)が、0016 は検出終了、0116 は検出実行中、0216 は検出個数オーバーです。
(*3) 白点座標が登録されていない場合は、読み出しデータ（2 バイト）は FFFF16 となります。
スレーブからの読出しデータは「リモートコントロール」の「４．通信コマンドデータ形式(2)」(14 ページ)に従います。
17
カメラリンク出力タイミングチャート
１．水平タイミング
(1) Base configuration （1 clk = 15.625 ns）
(a) SORT（出力順序並べ替え）ＯＦＦ
1924 clk
HD
100 clk
318 clk
278 clk
1228 clk
LVAL
4 clk
DB
・・・・
Active Picture
・・・・
1225
1226
1227
1228
・・・・
・・・・
1232
1231
1230
1229
DA
1
2
3
4
5
VIDEO
1224 clk
2456
2455
2454
2453
2452
LVAL2
(b) SORT（出力順序並べ替え）ON
1924 clk
HD
100 clk
318 clk
278 clk
1228 clk
LVAL
・・・・
・・・・
Active Picture
・・・・
2449
2451
2453
2455
DB
・・・・
2450
2452
2454
2456
DA
2 clk
1224 clk
1
3
5
7
VIDEO
2 clk
2
4
6
8
LVAL2
18
(2) Medium configuration （1 clk = 31.25 ns）
(a) SORT(出力順序並べ替え)ＯＦＦ
962 clk
HD
50 clk
159 clk
139 clk
614clk
LVAL
2 clk
Active Picture
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
1229 1230 1228 1227
・・・・
1227 1228 1226 1225
5
6
2451 2452
3
・・・・
1
4
DD
・・・・
2453 2454
DB
DC
VIDEO
・・・・
2
DA
612 clk
2455 2456
LVAL2
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
962 clk
HD
50 clk
159 clk
139 clk
614 clk
LVAL
1 clk
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
Active Picture
・・・・
2456 2455 2454 2453
・・・・
2452 2451 2450 2449
5
6
1
・・・・
7
DD
2
DB
DC
・・・・
8
VIDEO
3
DA
1 clk
612 ｃlk
4
LVAL2
19
２．垂直タイミング
2079 H
VD
3H
SORT OFF：8H
SORT ON：9H
SORT OFF：10H
SORT ON：9H
2058 H
FVAL
VIDEO
Active Picture
1 H = 30.0625 μs
※垂直 2 画素加算モード
垂直タイミング
＊KP-F500WCL 専用の機能です
1040 H
VD
3H
SORT OFF：5H
SORT ON：4H
SORT OFF：3H
SORT ON：4H
1029 H
FVAL
VIDEO
Active Picture
1 H = 30.0625 μs
※パーシャルスキャン使用時の垂直タイミングは「トリガ動作とタイミングチャート」を参照。
20
３．シリアルデータ出力パルス位置
（１）Base configuration
（ａ）8bit
D.OUT1
TCLK 15.625ns (64.0000MHz)
TXCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TXOUT 3
DA7-1
DA6-1
N.U.
N.U.
N.U.
DB7
DB6
DA7
DA6
TXOUT 2
N.U.
N.U.
N.U.
FVAL
LVAL
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
(VD)
(HD)
TXOUT 1
DB2-
DB1-1
N.U.
N.U.
DB5
DB4
DB3
DB2
DB1
TXOUT 0
DA1-1
DA0-1
DB0
DA5
DA4
DA3
DA2
DA1
DA0
N.U.: Not used
（ｂ）10bit
D.OUT1
TCLK 15.625ns (64.0000MHz)
TXCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TXOUT 3
DA7-1
DA6-1
N.U.
DB7
DB6
N.U.
N.U.
DA7
DA6
TXOUT 2
DB3-1
DB2-1
N.U.
FVAL
LVAL
DB5
DB4
DB3
DB2
(VD)
(HD)
TXOUT 1
N.U.
DA9-1
DB1
DB0
DB9
DB8
N.U.
N.U.
DA9
TXOUT 0
DA1-1
DA0-1
DA8
DA5
DA4
DA3
DA2
DA1
DA0
N.U.: Not used
21
（ｃ）12bit
D.OUT1
TCLK 15.625ns (64.0000MHz)
TXCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TXOUT 3
DA7-1
DA6-1
N.U.
DB7
DB6
DB11
DB10
DA7
DA6
TXOUT 2
DB3-1
DB2-1
N.U.
FVAL
LVAL
DB5
DB4
DB3
DB2
(VD)
(HD)
TXOUT 1
DA10-1
DA9-1
DB1
DB0
DB9
DB8
DA11
DA10
DA9
TXOUT 0
DA1-1
DA0-1
DA8
DA5
DA4
DA3
DA2
DA1
DA0
N.U.: Not used
※Base configuration でご使用するときは、ケーブルは必ず D.OUT1 に接続してください。
D.OUT2 に接続した場合機械が故障する恐れがあります。
22
（２）Medium configuration
（ａ）8bit
D.OUT1
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
TXCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TXOUT 3
DA7-1
DA6-1
N.U.
DC7
DC6
DB7
DB6
DA7
DA6
TXOUT 2
DC3-1
DC2-1
N.U.
FVAL
LVAL
DC5
DC4
DC3
DC2
(VD)
(HD)
TXOUT 1
DB2-1
DB1-1
DC1
DC0
DB5
DB4
DB3
DB2
DB1
TXOUT 0
DA1-1
DA0-1
DB0
DA5
DA4
DA3
DA2
DA1
DA0
N.U.: Not used
D.OUT2
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
TYCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TYOUT 3
DD7-1
DD6-1
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
DD7
DD6
TYOUT 2
N.U.
N.U.
N.U.
FVAL
LVAL
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
(VD)
(HD)
TYOUT 1
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
TYOUT 0
DD1-1
DD0-1
N.U.
DD5
DD4
DD3
DD2
DD1
DD0
N.U.: Not used
23
（ｂ）10bit
D.OUT1
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
TXCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TXOUT 3
DA7-1
DA6-1
N.U.
DB7
DB6
N.U.
N.U.
DA7
DA6
TXOUT 2
DB3-1
DB2-1
N.U.
FVAL
LVAL
DB5
DB4
DB3
DB2
(VD)
(HD)
TXOUT 1
N.U.
DA9-1
DB1
DB0
DB9
DB8
N.U.
N.U.
DA9
TXOUT 0
DA1-1
DA0-1
DA8
DA5
DA4
DA3
DA2
DA1
DA0
N.U.: Not used
D.OUT2
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
TYCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TYOUT 3
DD7-1
DD6-1
N.U.
N.U.
N.U.
DC7
DC6
DD7
DD6
TYOUT 2
N.U.
N.U.
N.U.
FVAL
LVAL
DD9
DD8
N.U.
N.U.
(VD)
(HD)
TYOUT 1
DC2-
DC1-1
DC9
DC8
DC5
DC4
DC3
DC2
DC1
TYOUT 0
DD1-1
DD0-1
DC0
DD5
DD4
DD3
DD2
DD1
DD0
N.U.: Not used
24
（ｃ）12bit
D.OUT1
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
TXCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TXOUT 3
DA7-1
DA6-1
N.U.
DB7
DB6
DB11
DB10
DA7
DA6
TXOUT 2
DB3-1
DB2-1
N.U.
FVAL
LVAL
DB5
DB4
DB3
DB2
(VD)
(HD)
TXOUT 1
DA10-1 DA9-1
DB1
DB0
DB9
DB8
DA11
DA10
DA9
TXOUT 0
DA1-1
DA8
DA5
DA4
DA3
DA2
DA1
DA0
DA0-1
N.U.: Not used
D.OUT2
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
TYCLKOUT
Previous Cycle
Next Cycle
TYOUT 3
DD7-1
DD6-1
N.U.
DD11
DD10
DC7
DC6
DD7
DD6
TYOUT 2
DC11-
DC10-
N.U.
FVAL
LVAL
DD9
DD8
DC11
DC10
(VD)
(HD)
TYOUT 1
DC2-
DC1-1
DC9
DC8
DC5
DC4
DC3
DC2
DC1
TYOUT 0
DD1-1
DD0-1
DC0
DD5
DD4
DD3
DD2
DD1
DD0
N.U.: Not used
25
４．データ出力順序
DA, DB, DC, DD は、カメラリンクの出力 TAP を示す。詳細はシリアルデータ出力パルス位置を参照。
4-1. KP-F500WCL
(1) Base configuration
(a) SORT(出力順序並べ替え)ＯＦＦ
・・・
1227 1228 1229 1230
2455 2456 画素数
1
2
・・・
1
DA
DA
DA
DA
DB
DB
DB
DB
2
DA
DA
DA
DA
DB
DB
DB
DB
2057 DA
DA
DA
DA
DB
DB
DB
DB
2058 DA
DA
DA
DA
DB
DB
DB
DB
・
・
・
・
・
・
・
ライン数
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
・
・
2453 2454 2455 2456 画素数
1
2
3
4
1
DA
DB
DA
DB
DA
DB
DA
DB
2
DA
DB
DA
DB
DA
DB
DA
DB
2057 DA
DB
DA
DB
DA
DB
DA
DB
2058 DA
DB
DA
DB
DA
DB
DA
DB
・
・
・
ライン数
26
(2) Medium configuration
(a) SORT(出力順序並べ替え)ＯＦＦ
・・・
1227 1228 1229 1230
2455 2456 画素数
1
2
・・・
1
DA
DB
DA
DB
DD
DC
DD
DC
2
DA
DB
DA
DB
DD
DC
DD
DC
2057 DA
DB
DA
DB
DD
DC
DD
DC
2058 DA
DB
DA
DB
DD
DC
DD
DC
・
・
・
・
・
・
・
ライン数
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
・
・
2453 2454 2455 2456 画素数
1
2
3
4
1
DA
DB
DC
DD
DA
DB
DC
DD
2
DA
DB
DC
DD
DA
DB
DC
DD
2057 DA
DB
DC
DD
DA
DB
DC
DD
2058 DA
DB
DC
DD
DA
DB
DC
DD
・
・
・
ライン数
27
4-2 KP-FR500WCL
(1) Base configuration
(a) SORT(出力順序並べ替え)ＯＦＦ
1
R
1
・・・
1227 1228 1229 1230
R
G
R
G
（DA）（DA）
G
2
2
G
2455 2456 画素数
R
G
・・・
（DA）（DA）（DB）（DB）
B
G
（DA）（DA）
B
G
（DB）（DB）
B
G
（DA）（DA）（DB）（DB）
B
（DB）（DB）
・
・
・
R
G
2057 （DA）（DA）
G
B
2058 （DA）（DA）
R
G
R
G
R
（DA）（DA）（DB）（DB）
G
B
G
G
（DB）（DB）
B
G
（DA）（DA）（DB）（DB）
B
（DB）（DB）
ライン数
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
1
R
1
3
R
4
G
（DA）（DB）（DA）（DB）
G
2
2
G
B
G
B
（DA）（DB）（DA）（DB）
・
・
・
・
・
・
2453 2454 2455 2456 画素数
G
R
G
R
（DA）（DB）（DA）（DB）
G
B
G
B
（DA）（DB）（DA）（DB）
・
・
・
R
G
G
R
2057 （DA）（DB）（DA）（DB）
G
B
G
B
2058 （DA）（DB）（DA）（DB）
R
G
R
G
（DA）（DB）（DA）（DB）
G
B
G
B
（DA）（DB）（DA）（DB）
ライン数
28
(2) Medium configuration
(a) SORT(出力順序並べ替え)ＯＦＦ
1
R
1
3
R
・・・
B
・・・ 2454 2455 2456 画素数
G
R
G
1227 1228 1229 1230
R
G
R
G
（DA）（DB）（DA）
G
2
2
G
（DA）（DB）（DD）（DC）
G
G
（DA）（DB）（DA）
B
G
（DC）（DD）（DC）
B
B
（DA）（DB）（DD）（DC）
G
B
（DC）（DD）（DC）
・
・
・
R
G
R
2057 （DA）（DB）（DA）
G
B
G
2058 （DA）（DB）（DA）
R
G
R
G
G
（DA）（DB）（DD）（DC）
G
B
G
R
G
（DC）（DD）（DC）
B
B
（DA）（DB）（DD）（DC）
G
B
（DC）（DD）（DC）
ライン数
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
1
R
1
3
R
4
G
（DA）（DB）（DC）（DD）
G
2
2
G
B
G
B
（DA）（DB）（DC）（DD）
・
・
・
・
・
・
2453 2454 2455 2456 画素数
G
R
G
R
（DA）（DB）（DC）（DD）
G
B
G
B
（DA）（DB）（DC）（DD）
・
・
・
R
G
G
R
2057 （DA）（DB）（DC）（DD）
G
B
G
B
2058 （DA）（DB）（DC）（DD）
R
G
R
G
（DA）（DB）（DC）（DD）
G
B
G
B
（DA）（DB）（DC）（DD）
ライン数
29
トリガ動作とタイミングチャート
１．ノーマルモード
(a)パーシャルスキャンOFF
Shutter time
(Camera setting value)
Shutter time
Data output
2079H
VD
SORT OFF：10H
SORT ON：9H
SORT OFF：8H
SORT ON：9H
3H
FVAL
2058H
1 H = 30.0625 μs
(b)パーシャルスキャンON
Shutter time
(Camera setting value)
Shutter time
Data output
④
VD
FVAL
①
②
3H
③
1 H = 30.0625 μs
①～④は取込み開始位置および取込み幅によって変わります(小数点以下は切捨て)。
SORT(出力順序並べ替え)OFF時
①
②
③
④
SORT(出力順序並べ替え)ON時
(3+（2067-取込み幅）/4-取込み開始位置/4)H
(2+（2067-取込み幅）/4-取込み開始位置/4)H
(8+取込み開始位置/4)H
(9+取込み開始位置/4)H
（取込み幅）H
(14+取込み幅+(2067-取込み幅/4))H
30
パーシャルスキャン時の取込み幅におけるフレームレートは下記グラフとなります。
KP-F500PCL/SCL、KP-FR500PCL/SCL
パーシャルスキャン
KP-F500WCL、KP-FR500WCL パーシャルスキャン
70
フレームレート [fps]
60
50
40
30
20
10
0
0
500
1000
1500
2000
取込み幅 [H]
※取込み幅から総ライン数(小数点以下は切捨て)およびフレームレートを求める式は次のとおりです。
総ライン数 = 14 + 取込み幅 + (2067 – 取込み幅) / 4
フレームレート = (64000000 / 1924) / 総ライン数
※パーシャルスキャン使用時の注意点
注 1: 取込み開始位置+取込み幅は 2059 以下で使用ください。
注 2: パーシャルスキャン使用時は FVAL を使用ください。
31
２．固定シャッタモード
外部トリガ信号がPOSITIVEの場合、トリガ信号の立ち上がりで露光を開始します。設定されたシャッタスピードの間露光し、露光
が終わると内部VD信号がリセットされ、画像データを転送します。
(a)パーシャルスキャンOFF
Trigger input
(POS)
High
Low
More than 2079H
More than 10μs
Shutter time
(Camera setting value)
Shutter time
0.35μs
FLASH OUT
Data output
2058H
3H
VD
SORT OFF：8H
SORT ON：9H
FVAL
1 H = 30.0625 μs
(b)パーシャルスキャンON
Trigger input
(POS)
High
Low
①
More than 10μs
Shutter time
(Camera setting value)
Shutter time
0.35μs
FLASH OUT
Data output
③
3H
VD
②
FVAL
1 H = 30.0625 μs
①～③は取込み開始位置および取込み幅によって変わります(小数点以下は切捨て)。
SORT(出力順序並べ替え)OFF時
①
②
③
SORT(出力順序並べ替え)ON時
(14+取込み幅+(2067-取込み幅/4))H 以上
(8+取込み開始位置/4)H
(9+取込み開始位置/4)H
（取込み幅）H
※ 画像出力中にトリガ信号が入力しても、出力画像に対する影響や、露光時間の変動は
発生しませんが、露光開始に 1H 以内の範囲で遅れが発生する場合があります。
32
３．ONEトリガモード
外部トリガ信号がPOSITIVEの場合、トリガ信号の立ち上がりから立ち下がりまでの時間で、露光時間を決めます。トリガ信号の
立ち下がりで、内部VD信号がリセットされ、画像データを転送します。
(a)パーシャルスキャンOFF
More than 2079H
Trigger input
(POS)
High
Low
More than
10μs
Shutter time
(Integration time)
Shutter time
0.35μs
25.5μs
FLASH OUT
Data output
2058H
3H
VD
SORT OFF：8H
SORT ON：9H
FVAL
1 H = 30.0625 μs
（b）パーシャルスキャンON
①
Trigger input
(POS)
High
Low
More than
10μs
Shutter time
(Integration time)
Shutter time
0.35μs
25.5μs
FLASH OUT
Data output
3H
③
VD
②
FVAL
1 H = 30.0625 μs
①～③は取込み開始位置および取込み幅によって変わります(小数点以下は切捨て)。
SORT(出力順序並べ替え)OFF時
①
②
③
SORT(出力順序並べ替え)ON時
(14+取込み幅+(2067-取込み幅/4))H 以上
(8+取込み開始位置/4)H
(9+取込み開始位置/4)H
（取込み幅）H
※ 画像出力中にトリガ信号が入力しても出力中の画像に影響はでませんが、露光時間が
1H 以内の範囲で増大する場合があります。
33
４．VDリセット
外部VDが入力されると、内部VDがリセットされます。露光時間は設定したシャッタスピードです。
(注)カメラ動作モードに合わない周期の外部VDを入力するとシャッタ時間に誤差が生じます。
(a) パーシャルスキャンOFF
外部VD：16Hz以下
More than 10μs
VD (Trigger) High
input (NEG) Low
More than 2079H
Data output
2058H
3H
Camera VD
SORT OFF：8H
SORT ON：9H
FVAL
3H
VD output
0.3μs
1 H = 30.0625 μs
(b) パーシャルスキャンOFF
More than 10μs
VD (Trigger) High
input (NEG) Low
①
Data output
③
3H
Camera VD
②
FVAL
VD output
3H
0.3μs
1 H = 30.0625 μs
①～③は取込み開始位置および取込み幅によって変わります(小数点以下は切捨て)。
SORT(出力順序並べ替え)OFF時
①
②
③
SORT(出力順序並べ替え)ON時
(14+取込み幅+(2067-取込み幅/4))H 以上
(8+取込み開始位置/4)H
(9+取込み開始位置/4)H
（取込み幅）H
34
入出力信号
１．入力信号
KP-F500WCL、KP-FR500WCLに入力するトリガ信号のレベルは次のとおりです。
（１）CameraLinkコネクタ
LVDSレベル
（２）DCIN/SYNCコネクタ
Highレベル
： +2.5～+5.0V
Lowレベル
： 0.0～+0.3V
２．出力信号
KP-F500WCL、KP-FR500WCLから出力されるVD OUT / FLASH OUTのレベルは次のとおりです。
Highレベル
： +5.0V
Lowレベル
： 0.0V
35
分光感度特性
KP-F500WCL、KP-FR500WCL の分光感度特性を下記に示します。
１．KP-F500WCL
1
Relative Response
0.9
0.8
CCD
0.7
IR cut filter
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
400
500
600
700
Wave Length (nm)
800
900
1000
２．KP-FR500WCL
1
0.9
G
R
Relative Response
0.8
0.7
B
0.6
0.5
IR cut filter
0.4
0.3
0.2
0.1
0
400
450
500
550
Wave Length (nm)
600
650
700
36
仕様
KP-F500WCL、KP-FR500WCLの仕様を示します。
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
8)
9)
10)
11)
12）
13)
14)
15)
16)
17)
18)
19)
20)
21)
22)
23）
24)
25)
撮像素子
総画素数
有効画素数
実効画素数
画素サイズ
色フィルタ
撮像面積
走査方式
アスペクト比
フレームレート
水平駆動周波数
水平走査周波数
垂直走査周波数
同期方式
レンズマウント
フランジバック
光学フィルタ
映像出力
出力画像サイズ
VDリセット入力
解像度
感度
最低被写体照度
S/N
電子シャッタ
プリセット
バリアブル
ガンマ
フレームオンデマンド
モード
入力
パーシャルスキャン
左右バランス調整
白点補正
リモート制御
通信方式
制御項目
26) 電源電圧
27) 消費電流
ノーマルモード
パーシャルスキャン
28) 周囲温湿度
性能維持
動作維持
保存
29) 耐振動性
30) 耐衝撃性
31) 外形寸法
32) 質量
33) 標準構成
KP-F500WCL
KP-FR500WCL
2/3型インターライン転送方式CCD
2536 (H) x 2068 (V)
2456 (H) x 2058 (V)
2448 (H) x 2050 (V)
3.45μm (H) x 3.45μm (V)
なし
RGB原色モザイクフィルタ
8.47mm (H) x 7.10mm (V)
プログレッシブスキャン
5:4
16フレーム/秒 (全画素読出し)
64.000MHz
33.264kHz
16.00Hz
内部同期
Cマウント
17.526mm（調整不可）
ダミーガラス（ARコート）
IRカットフィルタ
デジタル出力（CameraLink）
Base configuration：64.0000MHz / Medium configuration：32.0000MHz
（注：デジタル出力のケーブル長は、MAX10mです）
2456 (H) x 2058 (V) (全画素読出し)
16.00Hz以下
水平/垂直：2000TV本
水平/垂直：1300TV本相当
500 lx、F11、3200K
2000 lx、F8、3200K
1.0 lx (F1.4、ゲイン最大)
15 lx (F1.4、ゲイン最大)
48dB
1/16秒、1/60秒、1/100秒、1/250秒、1/1000秒、1/2000秒、1/10000秒、1/50000秒
10秒～ 1/100000秒
γ=1
OFF（ノーマルモード）、固定シャッタモード、ONEトリガモード、VD同期モード
CameraLink (CC1)もしくはDCIN/SYNCコネクタから入力
取込み開始位置及び取込み幅を1H刻みで設定
OFF/MANUAL/AUTO
OFF/ON 最大64画素
調歩同期式
TRIGGER、OUTPUT SIGNAL、SHUTTER SPEED、CONFIGURATION、DATA BIT、
VD/FVAL、HD/LVAL/LVAL2、GAIN、BLACK LEVEL、PARTIAL SCAN
VERTICAL 2 PIXEL ADDITION (KP-F500WCLのみ)、 WHITE SPOT CORRECTION
BALANCE ADJUST、FACTORY SETTING、TEST PATTERN、SORT
DC12V±1V
約260mA（約3.1W）
最大約330mA（約4.0W）取込み幅：1H時
0～40℃ RH90％以下
-10～50℃ RH90％以下
-20～60℃ RH70％以下 (結露なきこと)
10～55Hz（2.37～71.7m/s2） 1分の掃引 3方向各30分間
490.3m/ s2 (上下左右、各面1回)
44(W) x 44(H) x 41(D) mm
約110g
カメラ本体、保証書
37
±０.５
３×２－Ｍ３（ＤＥＰＴＨ：３）１０.５
±０.５
±１
３４
±１
２１
ＮＴＳ
２５
･ＳＣＡＬＥ:
±０.５
・ＭＡＳＳ：
１１０
ｇ
･ＭＡＳＳ: ＡＰＰＲＯＸ
ＡＰＰＲＯＸ
１１０ｇ
・ＵＨＩＴ：
ｍｍ
･ＵＮＩＴ: ｍｍ
・ＳＣＡＬＥ：ＮＴＳ
ＳＥＥＭＡＮＵＡＬ
ＡＰＥＲＣＥＶＯＩＲ
ＭＡＮＵＥＬ
外形寸法図
２－Ｍ２（ＤＥＰＴＨ：３）
４４
±０.５
２８
±１.５
４－Ｍ３（ＤＥＰＴＨ：６）
４７
±０.５
２２
６
０.５
４０.５
Ｕ１
±０.５
４４
ＤＣＩＮ/ＳＹＮＣ
±１
１０
ＳＥＲ.ＮＯ.
２－Ｍ２（ＤＥＰＴＨ：３）
±０.５
±１
３４
Ｐ
Ｌ
Ａ
Ｔ
Ｅ
，
Ｒ
Ａ
Ｔ
Ｅ
Ｄ
１０.５
Ｒ
ｏ
Ｈ
Ｓ
±１
２－Ｍ３（ＤＥＰＴＨ：３）
ＣＯＬＯＲ：ＢＬＡＣＫ
２.５
ＣＯＬＯＲ：ＢＬＡＣＫ
２６
２８
Ｄ．ＯＵＴ２
２５
２２
±０.５
±０.５
Ｄ．ＯＵＴ１
38
〒101－8980 東京都千代田区外神田4-14-1 (秋葉原UDXビル11F)
http://www.hitachi-kokusai.co.jp/
放送・映像事業部映像システム営業本部
第一営業部 (03) 6734-9540 第二営業部 (03) 6734-9542
営業所
札幌
仙台
水戸
金沢
電話(011)
電話(022)
電話(029)
電話(076)
233-6111
723-1800
227-4820
265-7098
名古屋
大阪
広島
高松
電話(052) 223-2770
電話(06) 6920-6320
電話(082) 506-2151
電話(087) 867-2300
福
沖
岡電話(092) 412-8828
縄電話(098) 860-8706
39

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