平成25年度 事業報告書 - ボーイスカウト日本連盟

平成25年度 事業報告書
◆平成25年度事業の概要
◆長期的視点からの日本連盟運営方針
◆中期事業目標・
◆年度事業の報告
特別事業(16NJ)
Ⅰ隊・団活動への支援
Ⅱ会員の確保
Ⅲ訓練施設の充実
Ⅳ安定した経営の推進
Ⅴ23WSJ開催準備
その他の取り組み
◆各種会議の開催
◆平成25年度ユースフォーラム採択文
◆ボーイスカウトエンタープライズ事業報告
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平成25年度は、2年後の平成27年(2015年)日本で開催する第23回世界スカ
ウトジャンボリー(以下「23WSJ」
)のプレ大会となる「第16回日本ジャンボリー/
第30回アジア太平洋地域スカウトジャンボリー(以下「16NJ」)」を山口県・きらら
浜で開催しました。
大会は、日本を含む53か国から14,340人の参加により開催され、キャンプ生活を
通じて、参加者たちは相互に友好を深めながら、さまざまなプログラムを体験しました。
プログラムも山口県のみならず広島県でも実施されました。
会期中には皇太子殿下、安倍内閣総理大臣のご臨席いただくとともに、政界、財界等か
らも多くのゲストにご来場いただき、スカウト、指導者、関係者をご激励いただきました。
16NJは23WSJの実質的なスタートであり、大会成功のためには、運動内に留ま
らない支援要請や対外的な広報活動を活発に行う必要があることから、大会開催を通じて
広く社会にスカウト運動への理解を広める絶好の機会を活かせるよう、組織を挙げ加盟員
一丸となって取り組むこととしました。
そこで平成25年度は、「23回世界スカウトジャンボリーを成功させよう!みんなで
隊・団を充実・発展させよう!キャンペーン」として、全国の加盟員にキャンペーンワッ
ペンを配布し、協力を呼びかけました。
ジャンボリー以外では、茨城県高萩市に寄付をいただいた82万坪の用地については、
既存の野営場にはない、多岐にわたる活動が行える野外活動施設を目指すこととして、整
備計画を策定、初期整備に着手し、井戸と仮設トイレの設置を行いました。これにより、
平成26年度から部分的となりますが、野外活動を実施していくことが可能となりました。
このような事業を展開する中で、社会に対してスカウティングの素晴らしさを伝えられ
るのは、地域に根ざした団活動そのものであることから、スカウト教育法が適切に用いら
れた活動を確実に行えるよう、指導者への個別支援や活動の実践に役立つツールの提供に
もつとめることとして、スカウトゲーム集の発行やスカウトソング研修会なども実施しま
した。
さらには、新規会員獲得のための説明会や体験会等、募集活動が効果的に行えるよう各
種の募集ツールの開発や提供を行いました。残念ながら、会員拡大ではまだ十分な結果が
得られていませんが、引き続き、23WSJ開催の準備を進めながら、対外広報活動を積
極的に展開し、広く社会に向けてボーイスカウト運動への理解を深め、関心を高めていき
ます。
1
平成25年度 事業の概要
事業スローガン
スカウト運動の基本に基づいて、よりよいスカウトを育てよう!
~まずは班制教育の徹底!~
目標
団・隊、都道府県連盟(地区)、日本連盟は連携しそれぞれの役割を果たし目標を達
成する。
1. 社会から高い評価を得られるスカウトの育成として具体的には、富士章の取得
について都道府県連盟毎に定めた年間目標数(全国 320 人)を目指す。
・ボーイスカウトは、1級スカウトを目指す。
・カブスカウトは、うさぎ・しか・くまの各課程において、クリア章およびチャ
レンジ章5個以上を取得して、「くまスカウト」は全員ボーイ隊へ上進する。
・ビーバースカウトは、全員カブ隊へ上進する。
2.青少年 100 人に 0.8 人のスカウトを確保するという中期事業目標において、都道
府県連盟毎に定めた平成25年度(第3年度)目標を達成する。2号会員につい
ては、新構想に基づいて試行を行う。
3.スカウトおよび指導者の訓練施設の充実を図る。
4.当年度予算・決算において収支相償の健全財政を堅持するための施策を推進する。
重点施策
I. 隊・団活動への支援策の更なる推進
スカウト教育の素晴らしさとその効果的な運営手法を正しく認識し、着実に実践
することによって、スカウトおよび保護者に対して、スカウト活動の満足度を高め、
中途退団を抑止する。そのため隊・団指導者への個別支援の推進や実践に役立つツ
ールの提供など前年度の具体的支援策を更に進める。また、全国の各隊のプログラ
ム調査を進め、本来のスカウティングの特徴をいかしたプログラム展開ができるよ
う支援を講じる。
II. 会員の確保
新規会員募集、特に1号会員に重点を置き、友情バッジの活用、説明会や体験会
等の開催回数の増加など募集活動の徹底、日本連盟・県連盟(地区)は募集ツール
の提供など支援を図るとともに対外広報活動を展開し、スカウト運動の認知度を高
める。更に上進率を向上させて、中途退団者を減らして、会員の確保に努める。
III. スカウトおよび指導者の訓練施設の充実
スカウト訓練の更なる充実のため、大和の森 高萩スカウトフィールドの整備を
推進するとともに指導者訓練の新しい訓練場を確保する。
IV. 安定した経営の推進
充実した活動が展開されるよう維持会員制度の拡充、寄付の促進などを行い経営
の安定化を図っていく。
V.
第16回日本ジャンボリー(16NJ)の開催および第23回世界スカウトジ
ャンボリー(23WSJ)の開催準備
いよいよ16NJ開催の年、23WSJのプレ大会の目的を持つ大会として、ス
カウト運動の社会的認知度を上げ、会員拡充の実を挙げるよう、すべての組織を通
じてその影響を多方面に拡大する。また、両大会の成功に向けて16NJの遂行と
23WSJの準備、加えて加盟員による23WSJ 協賛金の支援体制の強化を一層推
進する。
2
長期的視点からの日本連盟事業方針
平成23年3月8日承認
ボーイスカウト日本連盟は、平成22年4月1日から新たに公益財団法人としてスター
トしました。公益財団法人としての付託に応えるとともに、スカウト運動の価値をより高
め、わが国における青少年運動の中核となり、健全なる青少年を育成し、より良き社会人
をより多く輩出するためにその使命を果たします。
長期的視点に立ち、定款における「目的」に加え、日本のスカウト運動の「使命」およ
び「展望」を再確認し、日本のスカウト運動を推進するための方針を示します。
目 的
「公益財団法人ボーイスカウト日本連盟定款の目的」より
「この法人は、世界スカウト機構憲章に基づき、日本におけるボーイスカウト運動を普
及し、その運動を通じて青少年の優れた人格を形成し、かつ国際友愛精神を図り、青少年
の健全育成に寄与することを目的とする。」
使 命(ミッション)
「個人の資質をのばし、地域社会と世界に役立つ青少年を育てます。
」
展 望(ビジョン)
日本のスカウト運動は、青少年教育の中心的役割を果たしつつ、この運動の目的、使命
を達成いたします。
展望を実現するためには、次の条件を満たします。
*社会からの高い評価を得る *会員を十分に確保する *安定した経営を行う
戦略的優先課題
展望を達成するため、次の「戦略的優先課題」を設定する。
A.青少年へのサポートを実践する
・スカウト教育法を十分に活用した隊活動の展開
・年齢区分や教材プログラムの見直しと再構築
・国際的スカウト活動の充実
B.大人へのサポートを推進する
・意欲と情熱に富んだ隊指導者の養成
・アダルトリソーシス方針を取り入れた運営
・定型訓練とともに日常的に成人を支援する内容および環境の充実
C.社会に広く開かれた運営を行う
・統治力(ガバナンス)と透明性のある運営 ・新たな会員制度を策定し広く社会に提供
・ブランディングの構築とコミュニケーションの充実
・諸団体や諸組織との連携
D.青年および女性の参画を実現する
・青少年の意思決定への機会の提供
・本運動に関わる女性の高い参画率の確保
E.安定的な財源確保を行う
・財政基盤の確立
・資金造成、スカウト用品販売の推進
3
中期事業目標
展望を達成するために平成27年度までの中期事業目標を策定する。
団・隊、都道府県連盟(地区)、日本連盟は連携し、それぞれの役割を果たし目標を達
成する。
一.社会からの高い評価を得る
*より良き社会人を輩出する使命を果たすために、質的充実を期す。
・そのため、富士章の取得スカウトを年間、現在の237人(平成22年度)から
320人を目標とし、都道府県連盟別目標値を別表に示す。
その目標値達成のために、
・ボーイスカウトは、1級スカウトを目指す。
・カブスカウトは、うさぎ・しか・くま各章においてクリア章およびチャレンジ章
5個以上を取得し、「くまスカウト」はボーイ隊に全員上進する。
・ビーバースカウトは、全員カブ隊に上進する。
*第23回世界スカウトジャンボリーを始め、計画されている各種事業の成功に向け
た取り組みを行い、日本のスカウト活動を活性化させる。
一.会員を十分に確保する
*青少年100人に1人のスカウトを確保することを長期目標とする。
ビーバーからベンチャーまでのスカウトを対象として、現在の0.61人(平成2
1年度)から1.00人を目指す。(実数でいえば現在の8.4万人から12万人
へ)
*中期事業計画において、0.80人(10万人)を目標とし、都道府県連盟別目標
値を別表に示す。
*2号会員については、新構想に基づいた試行を経て、中期事業計画期間内に体制を
整え会員確保に至る。
一.スカウトおよび指導者の訓練施設の充実を図る
*スカウト訓練の更なる充実のため、大和の森 高萩スカウトフィールドの整備を推
進する。
*指導者訓練の新しい訓練場を確保する。
(注記:社会からの高い評価を得る、会員の十分な確保に資する大きな施策として追加-H25)
一.安定した経営を行う
*予算・決算において収支相償に努め、費用対効果の精査を行い健全財政を堅持する。
*資金造成の拡大を図るとともに、収入に見合った重点指向の予算編成・管理を行う。
*資金を造成し、スカウト用品販売を向上させる施策を推進する。
一.第23回世界スカウトジャンボリーを成功させる。
*日本連盟全組織をあげて取組み、スカウト運動を活性化させ会員の拡充を図る。
*「みんなで23WSJを成功させよう協賛金」、経済界募金等の寄附を推進する。
*23WSJ日本委員会の活動を展開し、政府、開催地、企業等の支援促進を図る。
*WOSM,APR,各国との連携を深め、プロモーションと広報活動を展開する。
(注記:最重要中期事業として明記して追加-H25)
以上
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平成25年度事業の報告
重点施策(特別事業)
第16回日本ジャンボリーの開催
16NJの開催
第16回日本ジャンボリーを成功裡に実施する
事
業
名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
第16回日本ジャンボリー(16NJ)/第30回アジア
特別事業
太平洋地域スカウトジャンボリー(30APRSJ)
会期・日程
平成25年(2013年)7月31日(水)~8月8日(木)9日間
7月29日(月)大会運営スタッフ入場
7月30日(火)ISTトレーニング
7月31日(水)参加者入場・設営
8月 1日(木)参加者入場(午前まで)・設営・開会式
8月 2日(金)プログラム(モシュール)
8月 3日(土)プログラム(モジュール)
8月 4日(日)プログラム・全体行事
8月 5日(月)プログラム(モジュール)
8月 6日(火)プログラム(モジュール)
各国連盟・県連盟代表の広島平和記念式典等への参加
8月 7日(水)プログラム(モジュール)
・閉会式
8月 8日(木)参加者退場
8月 9日(金)大会運営スタッフ退場
会場
山口県山口市阿知須きらら浜
テーマとコンセプト
テーマ: 「 和 」 ~ WA: a Spirit of Unity ~
コンセプト:- 力:エナジー(Energy)
- 革新:イノベーション(Innovation)
- 調和:ハーモニー(Harmony)
- コミニュケーション(Communication)
参加者
合計 14,340人
内訳 国内参加者 12,949人
外国参加者
1,391人
参加国数
53の国と地域(日本を含む)
見学者
6,902人(7日間合計)
オープン参加者
267人
*別途、山口県の招待枠で6日間合計6,119人の来場あり
来賓・協力者
2,488人
・ 第23回世界スカウトジャンボリーのプレ大会として開催し、所期の目的
を達成することができた。
・ 世界スカウトジャンボリーに向けたさまざまな取り組みに挑戦を行った。
・ 事前の成人スタッフ研修として、セーフ・フロム・ハーム(主に参加者の
安全確保に関する事前研修)をEラーニングの環境で提供した。
・ デイビジターチケットを、ネット販売の形式で受け付けることができた。
招聘事業 平成25年度インスパイア・ジャパン
特別事業
事業期間:7月25日~8月9日 16日間
開催場所:山口県、愛媛県、福岡県
参 加 者:26の国と地域から78人(青少年52人、指導者26人)
内
容:山口県、愛媛県、福岡県の3会場に別れた16NJ外国参加者が、
各地の青少年教育施設にて日本の青少年との交流を行い、会場
付近でホームステイを行った後、山口県山口市阿知須きらら浜
で開催された16NJへ参加した。
・ 愛媛、山口、福岡の 3 ヵ所に分かれ青少年参加者も含め、地元の中学生・
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高校生と交流を行った。
山口県内プログラムでの交流参加者 49人
山口県内ホームステイ受入家庭 19家庭
愛媛県内プログラムでの交流参加者 56人
愛媛県内ホームステイ受入家庭 29家庭
福岡県内プログラムでの交流参加者 41人
福岡県内ホームステイ受入家庭 10家庭
第16回日本ジャンボリーでの交流参加者 約1万人
事 業 名
事業内容
成果と評価
招聘事業 第16回日本ジャンボリー特別招待計画
特別事業
事業期間:7月25日~8月9日 16日間
開催場所:福岡県
参 加 者:6の国と地域から18人(青少年12、指導者6人)
内
容:福岡県の青少年教育施設にて日本の青少年との交流を行い、会場
付近でホームステイを行った後、山口県山口市阿知須きらら浜
で開催された16NJに参加した。
・ 福岡県内の青少年参加者も含め、地元の中学生・高校生と交流を行った。
福岡県内プログラムでの交流参加者 41人
福岡県内ホームステイ受入家庭 10家庭
第16回日本ジャンボリーでの交流参加者 約1万人
重点施策Ⅰ
隊・団活動への支援策の更なる推進
1.スカウト・保護者のスカウト活動の満足度向上を図る
①自発性・自主性によって実施する班・隊活動を推進する
事
業
名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
県連盟コミッショナー推進のアクションプランの実施・状
重点事業
況を確認し継続する。
・ 全国県連盟コミッショナー会議で各県のプランを確認し、共有した。
・ 全県連盟でプランを設定できた。実施について、県連盟での促進を図るこ
とができた。
「班活動バッジ」
(班活動活性化のためのアワード)創設
重点事業
・ ボーイ隊の班活動を活性化し、促進するためのプログラムである班活動バ
ッジを新設し、4月からスタートさせた。
・ スカウティング5月号およびホームページで周知を図った。
・ 全国県連盟コミッショナー会議や全国事務局長会議にて取り組みの促進
を依頼した。
・ 班活動バッジを創設できたが、バッジ出荷状況からは、取得率はかなり低
い状況であり、今後の運用について課題が残った。基準に達する班活動が
なされていないのか、それとも班活動バッジの存在を知らないのか、状況
を分析し、次年度に向け対応していく必要がある。
RS部門のあり方について方向性を検討し、確定する。
重点事業
・ RS部門在り方検討タスクチームを編成し検討を行った。
・ 今期に4回のタスクチーム会議を開催し、RS部門の在り方の「答申書」
を作成した。
・ 任期中に、RS部門の在り方の「答申書」を取りまとめることができた。
・ 任務である「ローバースカウトハンドブックの改訂」と、検討のまとめに
関連する「ローバー認識章の設置」、
「ローバーセミナーの開催」について
更に検討が必要となった。
6
事
業
名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
国際ユースアワード(プログラム)を試行する。全国ロー
重点事業
バースカウト会議(RCJ)を通じてローバースカウト活動の
活性化を図る。
・ WOSMから各国連盟に導入が推奨されている本プログラムの試行。
・ プログラム呼称が「英国エディンバラ公国際アワード」と変更になった。
・ 参加の仕組みを整え、12月27日からプログラム提供を開始した。
・ 事業の後半部分は、
「RS年代の全国組織を活かした活動(青年代表の意見
反映)を推進する」と内容が同じため、同事業を参照のこと。
・ 当初、4月提供開始を予定していたが、世界的なシステム変更に伴いプロ
グラム提供が停止していたが、国際アワード日本事務局と密な調整によ
り、プログラムを提供することができた。
・ アワードリーダー登録を実施し、約100人が登録した。
・ 本プログラムは以前、導入の取り組みがあったが、諸般の事情により提供
できなかった。今回、プログラム提案から提供開始までスピード感をもっ
て提供できた。まだ整備が不十分なところもあるが、提供しながら改善し
ていく必要がある。
・ プログラム促進のため、この世界的なプログラムのアワードバッジを制服
の左ポケットフラップの制服中心部側に着用できるように教育規程を改
正した。
スカウトの信仰を奨励する。
一般事業
・ 年2回の宗教関係代表者会議を開催して、信仰奨励について検討を行っ
た。
・ 16NJ開催に伴い、多くの教宗派にスカウト活動への支援を呼びかける
ことができ、信仰奨励を今後促進する一助となった。
事 業 名
事業内容
成果と評価
隊活動の標準展開例のツールを作成する。
一般事業
・ 具体的な取り組みなし。
・ ゲーム集作成事業を優先させ、これをツールの一つとした。
事 業 名
事業内容
ゲーム集を新たに作成する。
一般事業
・ スカウトゲーム集作成タスクチームで検討し、スカウトゲーム集を作成し
た。
・ タスクチーム会議(ゲーム研修会スタッフ会議を含む)を12回開催した。
・ ゲーム稿本を用いて富士山麓山の村で、スカウトゲーム研修会を6月と1
0月に1泊2日で2回開催し、のべ191人の参加者があり、その参加者
からのフィードバックに基づき稿本改訂を行った。
・ 千葉県連盟主催隊指導者研修会(平成26年2月)においても、タスクチ
ームがゲームを担当し、未実施のゲームを行いゲーム稿本に反映させた。
・ 年度内に校了を終え、製本作業に入った。平成26年度全国大会(5月)
に提供できる見通しとなった。
・ スカウトゲームの普及とゲームのフィードバックを得るためにスカウト
ゲーム研修会を開催したが、予想を大幅に超える参加者を得ることができ
た。また、多くの参加者からフィードバックを得ることができた。
・ タスクチームは日本連盟近隣のメンバーで編成したため、集まりやすく、
経費も抑えられ、濃厚な会議を開催することができ、進捗が早かった。
成果と評価
事 業 名
事業内容
スカウトソング研修会の実施
一般事業
・ 成人指導者を対象とし、スカウトソング等を歌うことを通して楽しさや喜
びを体験する。
・ プログラムの中に歌を導入する重要性を認識し、様々な場面における歌の
活用方法や指導方法を修得する。
・ 3 月15日(土)~19日(日)国立オリンピック記念青少年総合センタ
7
ー
成果と評価 ・ スカウト達の前で率先して歌うことのできるソングリーダーを目指し、
22県連盟95人の指導者が参加した。
・ 研修では、セレモニーやキャンプファイアにおける効果的な歌の導入や、
日常のスカウト活動の中で、状況に応じて正しい選曲ができ、且つ自ら
が自然に楽しく歌えるようになることの重要性を理解した。
・ 加えて、正しく、効果的な歌の指導にあたっては、不断の努力と継続し
た自己研修が欠かせないことを深く理解した。
・ スカウトソング振興のため、より多くの県連盟・地区においてスカウト
ソング研修会が開かれるよう特別委員会として必要な支援を行っていく
こととした。
事
業
名
BVSからCSへ、BSからVSへの上進プログラムの開
一般事業
発
事 業 内 容 ・ BVS、CS部門の上進時期の変更、CS部門の「くま」に月の輪課目の
新設、ステップ章の完修章化について検討した。
・ CS部門修得課目タスクチームを編成し、修得課目を見直した。
・ BS・VS部門については、委員会内にタスクチームを設置し、一体化し
た「スカウト部門」新設の構想、進級制度一本化、修得課目の見直しを行
った。
成果と評価 ・ BVS、CS部門の上進時期の変更についての検討を終え、規程改正を行
った。
・ それに伴い、ビーバースカウト、カブスカウトおよびボーイスカウトの教
育を受ける対象の教育規程の改正を行い、対象(時期)を変更した。
・ CS部門プログラムの一部見直しを終え、くまの課程に修得課目の追加、
「月の輪課目」の新設、ステップ章の完修章化について教育規定改正を行
った。
・BS、VS部門の見直しの一環として、看護に対する現状を組み入れ、教
育規程施行細則 技能章課目 7-63-1 技能章「9.看護章」の考査細目1「(参
考)ボーイスカウト看護法講習会細目」および考査細目2を改正した。
事 業 名
事業内容
成果と評価
事
業
名
事業内容
成果と評価
『スカウティング』誌の充実を図る。
一般事業
・ 今年度は、読者対象を成人指導者にしぼり、指導者への直接的な情報提供
のためのツールとしての役割を強化するべく内容の充実を図った。
・ 記事内容について、日本連盟の方針が明確に理解できるようなものとし、
新しい情報、生きた情報、必須の情報等のバランスを考慮、
「スカウト教
育法」の理解とより良いスカウト活動を展開するヒント、自己研修のツー
ルとなるような内容(スキルトレーニングの連載等)とした。
・ また、9月号は「16NJ特集号」とし、参加者(スカウト、IST等)
にも配布した。さらに、3月号は、
「スカウティング誌創刊700号記念」
を特集、読者プレゼントの記念品(ビクトリノックス・ジャパン㈱提供)
を用意できた。
第56回ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)
一般事業
第17回ジャンボリー・オン・ジ・インターネット(JO
TI)
・ 10月19日(土)00:00~20日(日)24:00(48時間)に、
ボーイスカウト会館他日本各地および世界各地(各国の標準時で実施)で
展開した。
・ JOTA:参加団体46団体、参加者267人、オペレーター144人
・ JOTI:参加団体30団体、参加者236人、オペレーター170人
・ JOTA、JOTIとも昨年度より参加団体数、参加者数とも増加した。
・ 増加したが、まだまだ活動数は少ないため、この事業を更に周知し、多く
のスカウトが取り組めるよう今後も促進を図っていく。
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事 業 名
事業内容
成果と評価
ユースフォーラム
一般事業
・ スカウト運動の主役である青少年がより活発な活動を実践する事ができ
るようなアクションプランを作り上げることを趣旨として、9月21日
(土)~23日(月)に静岡県立富士山麓山の村で開催し、31県連盟5
7人が参加した。
・実行委員会を編成し、準備・運営を行った。
・ 全国から公募したRS年代とRCJ運営委員、アドバイザーによって、主
体的な運営を行うことができた。
・ 前回29県連盟41人の参加者を大きく上回るフォーラムとなった。
・ ICT活用や参加者主体によるフォーラムであった。
・ ユースフォーラム採択文・提言文が作成され、膳師日本連盟コミッショナ
ーに手渡され、青年の意見を聞くことができた。
・ RCJとユースフォーラムの位置づけが不明確であったため、次回以降
は、RCJフォーラムとしてRCJ運営委員が主体となって運営してい
く。※巻末にユースフォーラム採択文掲載
②リーダーシップを育成する適用年齢等を検討し確定する
事
業
名
事業内容
成果と評価
RS年代の全国組織を活かした活動(青年代表の意見反映)
一般事業
を推進する。
・ 運営委員会を3回開催した。
・ メールマガジン7回配信した。
・ スカイプ会議12回実施した。そのうち2回はWEB会議を試行した)
・ アンケートを実施した。
・ ローバーの集い2013in16NJを開催した。
・ 山口県復興支援(義援金募金、復興支援ボランティア)を展開した。
・ 月1回のスカイプ会議により意見交換し、限られた回数の運営委員会をフ
ォローしたことにより、全国発信し16NJで「ローバーの集い」を開催
し、期間中発生した災害についても臨機応変に「災害支援活動」を実施す
るなど青年ならでも活力をもった活動が見られた。
・ 更なる活性化のため「アンケート」を実施し、メールマガジンの発行回数
も増加し、RCJも2年目となり、前年度よりも活動が活発化している。
・ 県連盟代表も昨年の32県連盟から36県連盟と増加したが、全県連盟か
ら代表が選出されるよう引き続き働きかけが必要である。
・ 予算の関係で会議回数が限られるため、スカイプ会議に変わる新たな会議
体としてWEB会議の導入の試行など積極的な姿勢・関与がなされた。
③スカウト活動の効果について保護者への理解を深める
事
業
名
事業内容
スカウト・保護者のスカウト活動に関する満足度調査と活
重点事業
用募集説明会用に映像ツールを作成し、各団で説明会の普
及を図る。県連盟、地区は団が有効活用できるよう支援を
行う。
・ 事業「隊長と保護者のコミュニケーションの増加を図る。」
「募集説明会用
に映像ツールを作成し、各団で説明会の普及」と一体的に事業を進めた。
・ 当初は昨年度の成果物として今年度早々にホームページへ掲載すること
としていたが、平成25年度全国大会時の「テーマ集会」での意見等を踏
まえ、更に委員会で検討を加え、平成26年度会員拡充担当者会議で再度
提示することとした。
・ スカウト・保護者のスカウト活動に関する満足度調査票(一例・アンケー
ト2種類)
、保護者のスカウト運動理解促進のための説明会用資料を完成
させ日本連盟ホームページに掲載する。
・ 映像ツールについては、説明会用資料の中に、これまでに日本連盟が製作
9
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
したものの一部を採用することとした。
・ 平成24年度会員拡充担当者会議時・それ以降に参加者より資料類の提供
依頼が10件以上あり、使用後の評価・ご意見等をいただき、踏まえなが
ら、改良作業をすることができた。
隊長と保護者のコミュニケーションの増加を図る。
重点事業
・ 事業「スカウト・保護者のスカウト活動に関する満足度調査と活用募集説
明会用に映像ツールを作成し、各団で説明会の普及を図る。県連盟、地区
は団が有効活用できるよう支援を行う。」
「募集説明会用に映像ツールを作
成し、各団で説明会の普及」と一体的に事業を進めた。
・ 当初は昨年度の成果物として今年度早々にホームページへ掲載すること
としていたが、平成25年度全国大会時の「テーマ集会」での意見等を踏
まえ、更に委員会で検討を加え、平成26年度会員拡充担当者会議で再度
提示することとした。
・ スカウト・保護者のスカウト活動に関する満足度調査票(一例・アンケー
ト2種類)
、保護者のスカウト運動理解促進のための説明会用資料を完成
させ日本連盟ホームページに掲載する。
・ 映像ツールについては、説明会用資料の中に、これまでに日本連盟が製作
したものの一部を採用することとした。
・ 平成24年度会員拡充担当者会議時・それ以降に参加者より資料類の提供
依頼が10件以上あり、使用後の評価・ご意見等をいただき、踏まえなが
ら、改良作業をすることができた。
事 業 名 富士スカウト代表を顕彰する。
(代表表敬)
一般事業
事 業 内 容 ・富士章受章のスカウト代表による主要機関への表敬訪問を行い、スカウト
自身の情熱の喚起と社会貢献意欲を向上させることを目的に開催した。
・表敬事業対象者(平成25年2月1日~平成26年1月31日までの受章
スカウト)は36県連盟246人のなかから代表スカウト94人で実施し
た。
<平成25年度 首相官邸・文部科学省表敬>
日 時:4月2日(水)13:00~13:20(文部科学省)
17:15~17:35(首相官邸)
場 所:文部科学省、首相官邸
参加者:代表スカウト 22県連盟47人
<平成25年度 東宮御所表敬>
日 時:4月2日(水)16:00~16:40
場 所:東宮御所 日月の間
参加者:代表スカウト 35県連盟47人
成果と評価 ・ 首相官邸・文部科学省への表敬訪問と東宮御所への表敬訪問は別日程で予
定していたが、今回は同日日程で行うこととなった。そのため役職員を二
手に分け事業を展開した。
・ 代表スカウトは4月1日~2日の1泊2日の日程で国立オリンピック記
念青少年総合センターにて事前研修を行い、2日に各所に表敬訪問を実施
した。
・ 皇太子殿下のお言葉、安部内閣総理大臣と下村文部科学大臣より激励の言
葉をいただくことができた。
・ 改正ベンチャープログラムの移行期間が平成26年3月31日で終了し、
平成26年4月1日からは改正規程のみが有効となるため、平成25年度
(平成25年4月1日~平成26年3月31)富士章受章スカウトは28
7人と例年に比べかなり多かった。
事 業 名
事業内容
「スカウトの日」を活用して各種活動を全国展開する。
一般事業
・ 9月16日(第3月曜日・敬老の日)をスカウトの日として、一般財団法
10
成果と評価
事
業
名
事業内容
成果と評価
人セブンイレブン記念財団の協賛、文部科学省、厚生労働省、環境省の後
援をいただき、日本全国で環境美化活動をはじめとした社会貢献活動を展
開し、877団、27,503人の参加があった。
・ 16NJ展示ブースで「スカウトの日」を周知した。
・ スカウトの日の取り組みを広く一般に周知するため、日本最大級の環境展
示会「エコプロダクツ2013」(12月12~14日)において出展し、
「スカウトの日」の取り組みおよびスカウト活動を紹介した。
・ 「スカウトの日」活動資材として、缶バッジ、軍手、環境学習教材(冊子)
を参加団に配布した。
・ 「スカウトの日」参加申込者数は、前年度を超え、多くの参加者による全
国展開が期待されたが、当日は、台風の影響で中止した団が多く、参加団・
人数とも昨年度より大きく下回る結果となった。
・ エコプロダクツ2013の出展については、3日間で約17万人の来場が
あり、当連盟のブースにも約500人の小中学生、一般の方々訪れ、ボー
イスカウト活動についてクイズ形式でPRし、ボーイスカウトクイズに参
加した小中学生には、「スカウトの日」で一緒に環境美化活動を実践して
くれることを期待し、環境美化活動の一環として花の種を配付した。初め
ての出展であったが、諸団体や企業ともつながりができ、成果があった。
保護者へスカウト活動理解の深化を図る。
(進級式への保護
一般事業
者の出席奨励)
・ 具体的な取り組みなし
・ 保護者と隊・団がコミュニケーションを取り、スカウト活動の理解を図る
ことは基本であるため、今後、コミッショナーを通じて、更に隊、団に積
極的に取り組むよう促していく。
④国際的な活動を推進する
事
業
名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
世界に通用する人材の確保(および国際活動サービスチー
一般事業
ムの運用)
・
「外国スカウト案内」「国際交流事業への協力支援」「翻訳」等の国際活動
で活躍できる人材の募集
・国際交流に関わる指導者への情報提供
平成25年度登録者 37人(過年度からの継続登録含む)
・ 国際活動サービスチーム員の登録を通し、潜在する人材の発掘につなげ
た。
・ 日韓スカウトフォーラムでスカウトの交流に携わるスタッフへのセミナ
ーを開催した。
・ ローバー年代以上を対象とした各海外派遣事業では、派遣員へ国際活動サ
ービスチームの紹介を行った。
・ 第16回日本ジャンボリーおよび国内招聘事業に国際活動サービスチー
ムの人材の活用を行った。
ナショナルジャンボリー等海外派遣
グループによる海外派遣
・ 韓日スカウトフォーラム派遣
・ 2013アメリカジャンボリー派遣
・ 第14回世界スカウトムート派遣
・ アイルランド英語研修・キャンプスタッフ派遣
国際協力プロジェクト海外派遣
・ CJKプロジェクト・バングラデシュ派遣
個人による海外派遣(プロジェクト派遣等)
・ カンデルスティッヒ夏季野営スタッフ派遣
11
一般事業
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
・ スカウト特別海外派遣
・ スカウトオーストラリア短期留学(学習旅行)派遣
韓日スカウトフォーラム派遣
派遣期間:8月13日(火)~18日(日) 6日間
派遣人員:20人(スカウト18人、指導者2人)
派 遣 先:韓国・ソウル
2013アメリカジャンボリー派遣
派遣期間:7月14日(日)~27日(土) 14日間
派 遣 先:アメリカ・ウェストバージニア州
派遣人員:9人(スカウト5人、指導者2人、IST2人)
第14回世界スカウトムート派遣
派 遣 先:カナダ オタワ
派遣期間:8月7日(水)~20日(火) 14日間
派遣人員:4人(ローバースカウト3人、指導者1人)
アイルランド英語研修・キャンプスタッフ派遣
派 遣 先:アイルランド各地
派遣期間:8月17日(土)~9月15日(日) 30日間
派遣人員:ローバースカウト6人
CJKプロジェクト・バングラデシュ派遣
派遣期間:2月13日(木)~23日(日)10日間
派 遣 先:バングラデシュ ダッカ、ジャマルプル
派 遣 員:10人(ローバースカウト9人、指導者1人)
カンデルスティッヒ夏季野営スタッフ派遣
派遣期間:6月8日(土)〜9月7日(土) 92日間
派 遣 先:カンデルスティッヒ国際スカウトセンター
派遣人員:1人
スカウト特別海外派遣
①派遣期間:8月9日(金)~9月10日(火) 33日間
派 遣 先:コスタリカ
②派遣期間:2月6日(木)~3月4日(火) 26日間
派 遣 先:ブラジル、ボリビア、ペルー
スカウト・オーストラリア短期留学(学習旅行)派遣
派遣期間:平成25年7月24日(水)~8月28日(水) 36日間
派 遣 先:オーストラリア ニューサウスウェールズ州シドニー近郊
派遣人員:1人
平成25年度日韓スカウト交歓計画
一般事業
期
間:1月10日(金)~20日(日)
場
所:福岡、山口、長崎
参 加 者:韓国連盟のベンチャースカウト35人、指導者6人 合計41人
内
容:福岡県での日韓スカウトフォーラム、山口県山口市阿知須きらら
浜で開催される第23回世界スカウトジャンボリー(23WS
J)会場の視察、長崎市内の学校見学や平和学習、福岡県連盟
でのホームステイプログラムを実施した。
・ 1月11日から13日に福岡市で実施した日韓スカウトフォーラムでは、
日本全国のベンチャースカウト49人と交流した。フォーラムの開会式で
は15年間の締めくくりとして記念式典が行われ、両国連盟による表彰が
行われた。
平成25年度オーストラリア留学生受け入れ事業
一般事業
受入期間:11月25日(月)~1月18日(土)54日間
・ 留学生名:ジェニファー・ミシェル・カスタンス
・ 日本のスカウトの家にホームステイし、ホスト家族のスカウトと共に学校
12
に通いながらスカウト活動を行った。
事 業 名
事業内容
成果と評価
CJKベンチャープロジェクト
一般事業
開催期間:8月10日(土)~16日(金)7日間
場
所:神奈川 野島青少年研修センター
参 加 者:中国(台湾)連盟 スカウト8人、指導者2人
韓国連盟
スカウト5人、指導者1人
日本連盟
スカウト9人、指導者1人 計26人
内
容:参加者の交流、地域社会奉仕、ホームステイ
・ 野営場の整備などの地域奉仕活動、参加者同士の異文化交流、日本文化体
験、ホームステイプログラムを行った。
2.隊・団指導者 支援の充実を 図る
⑤隊・団指導者向け個別支援を効果的に展開する
事 業 名
事業内容
成果と評価
事
業
名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
インサービス・サポートの充実
重点事業
隊・団指導者向けの各種サポートツールを開発する
・ 隊・団指導者の活動支援のためのサポートツールの開発については、ボー
イスカウト講習会に使用する映像資料の制作を予定していたが、各部門の
プログラム見直しやユニフォームの改定などといった要因から、今年度は
主に内容の協議を進めた。
Eラーニングを使った学習方法を開発する
・ Eラーニングを使った学習については、時代に応じた新しい訓練方法の開
発を引き続き検討した。
・ 本年度から新指導者訓練を全国で実施した。
・ さらなる指導者の資質向上のために、どのような支援やサポートツールの
開発が必要であるかを今後も協議する必要がある。
新たな表彰制度(①隊長・団委員長対象表彰、②国会議員
重点事業
連盟表彰)について推進する。
・ 前年度までに検討を行った表彰について、①隊長・団委員長対象表彰は、
全国大会時に表彰を行い、②国会議員連盟表彰については当該県連盟の総
会で表彰するよう調整を行った。
・ 表彰について、想定した表彰対象者と実際の各県連盟からの推薦に差異が
あり、今後、本表彰について制度の周知を改めて行う必要があった。
成果と評価
新刊書籍・資料の検討と発行
一般事業
・ 隊指導者を支援する書籍として、指導者養成委員会、プログラム委員会と
の連携により、各種ハンドブック、資料等の刷新を行った。
・ 主な改訂は、
「団の運営と団委員会」、
「平成25年版日本連盟規定集」、
「ベ
ンチャー隊長ハンドブック」、「ベンチャースカウトハンドブック」、「B
S・VS・RS個人記録」
。今年度は、新刊書籍の発行と絶版書籍の再販
は行わなかった。
事 業 名
事業内容
WOSM・外国連盟出版図書を翻訳し出版する。
・ 検討を行ったが、該当する図書がなく実施しなかった。
事 業 名
事業内容
隊・団指導者向けの従来の資料を刷新する。
一般事業
・ 従来の隊・団指導者向けの各種サポートツールの刷新に着手した。
・ 既刊書籍の改訂については「団の運営と団委員会」の内容を精査し、文中
の表現や規程改正に伴った修正をし、発刊した。その他の支援資料として
小冊子「ボーイスカウト日本連盟の指導者養成体制」を制作し、これをホ
ームページに掲載して日本連盟の方針をより多くの指導者に周知し、理解
13
一般事業
成果と評価
促進を図った。
「団の運営と団委員会」
・ 団委員会の組織と機能、団委員会の任務、団会議との連携、育成会との関
係などについて内容を精査し、団委員研修所において活用している。
「ボーイスカウト日本連盟の指導者養成体制~訓練と個人的発達のための
システム~」
・ これまでトレーニングチームハンドブックの資料としていた「スカウティ
ングにおける指導者の訓練」「指導者訓練の種類と業務」を統括し、これ
からのボーイスカウト指導者を養成する体制について説明をした資料を
制作した。
・ 本書はコミッショナー研修所課題研修の課題図書としても設定し、隊指導
者・団指導者の育成のために日本連盟が進める方針の理解促進のための一
助となっている。
⑥ 指導者の質を高めるため新指導者訓練制度の運用を開始する
事
業
名
事業内容
新指導者訓練機関を実施する(隊指導者・団指導者・コミ
重点事業
ッショナー基礎訓練課程)
・ 新指導者訓練体系に基づく各種訓練を全国各地で実施した。
ウッドバッジ研修所(72コース:BVS課程15コース、CS課程20
コース、BS課程21コース、VS課程16コース)
成果と評価
事 業 名
事業内容
団委員研修所(14コース)
安全セミナー(67回)
コミッショナー研修所(5コース)
ウッドバッジ研修所(72コース)
・ 72コースのうち、宿舎泊で行ったコースが50%の36コースとなり、
開設した県連盟からは「参加しやすさ」や「学習の時間に余裕が出来た」
等の評価があった。
・ コースの中で隊編成を行っているが、当該隊指導者経験の浅い参加者にと
っては、集会中の動きや、チームシステムの理解、メンバーシップ、リー
ダーシップの相互学習に効果がある。
団委員研修所(14コース)
・ 団委員の実務を中心とした内容になっている。開設した県連盟からは「わ
かりやすく今後の団運営に役立つ」との評価があった。セッションの展開
方法について、参加者の状況や地域差により所長の指導に任せているが、
おおむねコースの目的を達成できている。
安全セミナー(67回)
・ 本セミナーは、2、3人から20人以上の集合型で行うなど、対象者数に
よって運営方法を柔軟に変えることで参加しやすくなり、基礎訓練課程修
了者の増加を期待している。
コミッショナー研修所(5コース)
・ コミッショナーとして、隊・団の現状を把握し、支援を行うことの重要性
の理解と、業務の流れ、コミッショナーに求められる知識、技能、態度な
どに関する理解を深めることにポイントを置いた研修内容となっている。
セッションの展開方法については参加者の状況や、地域差により所長の指
導に任せているが、おおむねコースの目的を達成できている。
トレーナー研究集会、トレーナー訓練を実施する。
一般事業
トレーナー研究集会
・ 毎年トレーナーの定型外訓練として行っているトレーナー研究集会を、今
年度も全国11会場で開催し、今年度の日本連盟の指導者養成に関する取
り組みと平成26年度の予定、隊指導者・団指導者基礎訓練課程の研究、
トレーナーとしてのインサービス・サポートなどについてそれぞれ研究を
行った。
14
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
リーダートレーナーコース
・ 本コースは、参加者が日本連盟の訓練方針と新指導者訓練体系を理解し、
各種の指導者訓練、特に訓練の企画及び実施をするための技能を修得する
ことを目的として開設している。
・ 6/12(水) ~6/16(日) 於・那須野営場 12 県連盟 17 人の参加となった。
副リーダートレーナーコース
・ 本コースは、参加者が日本連盟の訓練方針と新指導者訓練体系を理解し、
各種の指導者訓練、特に導入訓練課程及び基礎訓練課程を行う技能を修得
することを目的として開設した。
・ 6/26(水) ~6/30(日) 於・山中野営場
14 県連盟 33 人の参加となった。
トレーナー研究集会
・ 全国のトレーナーに新指導者訓練を浸透させ、隊指導者・団指導者への支
援の方法について深く考察する機会となっている。
・ 今年度も研究資料を日本連盟ホームページから事前にダウンロードする
方法をとり、事前に研究内容を考察することで、研究討議をより有意義な
ものにする取り組みを行っている。
リーダートレーナーコース
日本連盟の指導者訓練方針と新指導者訓練の内容(隊指導者/団指導者上級
訓練課程・コミッショナー基礎訓練課程)とその展開についての理解を深め
させる事に注力し、十分に理解を得ることが出来た。
副リーダートレーナーコース
日本連盟の指導者訓練方針と新指導者訓練の内容(導入訓練課程、隊指導者
/団指導者基礎訓練課程)とその展開についての理解を深めさせる事に注力
し、十分に理解を得ることが出来た。
新任トレーナーを養成する。
一般事業
新任副リーダートレーナー研修会
・ 副リーダートレーナーコースを修了し、トレーナー就任を承諾された者を
対象に委嘱状、3ビーズの授与の他、手続き、心構えについて研修を行っ
た。
・ 3 月 8 日(土)東会場:BS会館 3 月 9 日(日)西会場:京都アスニー
新任副リーダートレーナー研修会
・ トレーナーの任務や、必要な資料の活用方法、関連する教育規程について
研修を行い、トレーナーとして奉仕する決意を新たにする有意義な研修と
なっている。
重点施策Ⅱ
会員の確保
3.全組織を挙げて会員拡充に取り組む
⑦ 新規会員の獲得を拡大する
事
業
名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
団・地区・県連盟に「会員拡充担当」を置き各組織にて会
重点事業
員拡充を推進する。組織間の訪問を推進する。
・ 全国事務局長会議(11/23~24 開催)の事前アンケートで、都道府県連盟
での会員拡充担当委員会の構成、任務等を確認した。
・ 「組織間の訪問推進」については、会員拡充担当者会議(サミット)での
「啓発」程度に留まった。
・ これまで調査していなかった、都道府県連盟での会員拡充担当委員会の構
成、任務等を確認することができた。今後も継続して調査確認を行いつつ、
会員拡充担当者会議への参加を促す等効果を高める。
隊長と保護者のコミュニケーションの増加を図る。
重点事業
・ 事業「スカウト・保護者のスカウト活動に関する満足度調査と活用募集説
明会用に映像ツールを作成し、各団で説明会の普及を図る。県連盟、地区
15
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
は団が有効活用できるよう支援を行う。」
「募集説明会用に映像ツールを作
成し、各団で説明会の普及」と一体的に事業を進めた。
・ 当初は昨年度の成果物として今年度早々にホームページへ掲載すること
としていたが、平成25年度全国大会時の「テーマ集会」での意見等を踏
まえ、更に委員会で検討を加え、平成26年度会員拡充担当者会議で再度
提示することとした。
・ スカウト・保護者のスカウト活動に関する満足度調査票(一例・アンケー
ト2種類)
、保護者のスカウト運動理解促進のための説明会用資料を完成
させ日本連盟ホームページに掲載する。
・ 映像ツールについては、説明会用資料の中に、これまでに日本連盟が製作
したものの一部を採用することとした。
・ 平成24年度会員拡充担当者会議時・それ以降に参加者より資料類の提供
依頼が10件以上あり、使用後の評価・ご意見等をいただき、踏まえなが
ら、改良作業をすることができた。
新加盟登録システムの運用を推進する。
一般事業
・ 平成25年度継続登録開始時から実運用して発見できた不具合等につい
て、改修を行いながらシステムをより良いものにするため作業を進めた。
また、平成26年度から、そなえよつねに保険が共済に変更されることに
より、継続登録開始までにシステムの改修を行った。
・ 平成26年度継続申請メニューは、平成26年1月8日(水)10時に公
開した。
・ システムでのデータを使用した集計機能等の「拡張的改良」に関する意
見・要望については、今後の対応となる。
・ 新システム導入時のコンセプト、①手作業による運用の廃止、②登録業務
効率化については一定の成果があった。③データ利用効率化をより進めて
いくことについては、次年度以降も課題となる。
⑧ 中途退団抑制活動を推進する
事
業
名
事業内容
成果と評価
事
業
名
事業内容
成果と評価
中途退団抑止策として、BVS・CS 部門からの上進率を高める
重点事業
ことの策を策定し、団隊は活用する。県連盟・地区は団隊
が有効活用できるよう支援を行う。
・ 上進促進のためのプログラムの検討を行い、全国県連盟コミッショナー会
議で説明、意見交換を行った。
・ 「月の輪」課目として案をとりまとめることができ、規程改正を行った。
(BVSからCSへ、BSからVSへの上進プログラムの開発事業の項を
参照)
平成 23 年度のビーバーの退団数が 7,079 人と入団者の
一般事業
6,188 人を上回っている要因究明
・ 新登録システムより、ビーバースカウトの平成24年度登録者で、平成2
5年度非継続登録者の「非継続理由」のリストアップを行った。
・ ほとんどが「学業・部活」または「未記入」であり集計するまでには至ら
なかった。但し、少数ではあるが、
「他の習い事」
「スポーツ活動」等への
専念、
「ガールスカウトへの転籍」
「家庭事情」
「活動になじまず」
「上進希
望なし」の理由が挙げられていた。
・ 現状のデータでは、集計、要因究明までは難しいので、各団への「理由欄」
入力のお願い及びデータ取得へのシステムの一部改修が必要となる。
16
4.対外部に重点を置き広報活動を展開する
⑨ 23WSJ の対外広報と合わせ募集に密着した広報活動を展開する
事 業 名
事業内容
成果と評価
目的を明確にした広報資料を作成する。
重点事業
・ 保護者向けのスカウト運動理解促進のための資料を作成し、配布する。
・ 検討を行い、原稿制作まで行ったが印刷製本はできず、次年度事業に引き
継ぐこととした。
・ 原稿はホームページで公開していくこととした。
事 業 名
事業内容
23WSJの広報活動を対外部に力点をおいて実施する。
一般事業
・ 23WSJ日本開催をあらゆる機会をとらえて、対外部に重点をおいて広
報活動を行った。
・ 16NJ開催を契機として、地元、山口のメディアとの関係を強化した。
・ 23WSJに向けて、①スカウト経験者・著名人へのインタビュー、②ス
カウト・指導者経験者にWEBから登録してもらい、スカウト運動協力者
としてのネットワークを構築すること、について検討した。
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
日本連盟のブランディング開発
一般事業
・ スカウト章や日本連盟ロゴ使用等についてのガイドラインについて検討
した。
・ ボーイスカウトのイメージを浸透させるツールとしてのルールとして、
「記章等の取扱いについて」の取りまとめを行った。
事 業 名
事業内容
成果と評価
全国BS写真コンテストの実施
一般事業
・ スカウト運動の広報に資するための継続事業。本年度は第41回。
・ 応募点数は、少年の部:257点、成人・青年の部300点、計557点。
・ 最優秀賞の賞品のデジタルカメラは、リコーイメージング㈱からの提供を
受けた。
事 業 名
事業内容
絶版書籍の再版を検討し実施する。
・ 検討したが、該当書籍がなかった。
事 業 名
事業内容
電子媒体の充実
一般事業
・ ホームページの改善と充実(16NJサイト、23WSJサイトの整備)、S
NSの活用を中心に行った。
・ 16NJ期間中もサーバーがダウンすることなく機能した。メディアへの
露出(テレビ放送「アメトーク」、スカウト一時不明の報道等)があるた
びに、ホームページへのアクセス数が増加した。
成果と評価
一般事業
5.地域貢献活動を推進する
⑩アウトドアチャレンジ(ODC)事業を推進する
事
業
名
事業内容
成果と評価
ODC事業を日本連盟の支援のもと県連盟独自事業として
一般事業
展開するとともに、
「野外力検定」を完成させる。
・ 野外力検定会開催(全国24会場) 参加者:3,047 名(延べ人数)
・ 野外力検定指導・運営者研修会の実施(1回)参加者:18 名
・ 野外力検定マニュアルの作成
・ これまでは各県での実施は、ボーイスカウトと諸団体とで編成した実行委
員会が中心であったが、本年度は、行政や大学、県連盟単位での実施があ
り、取り組みのすそ野が広がった。
・ また、自然体験活動を日常的に取り組めるように、日常生活の中で挑戦で
きる、いつでも、どこでも身近な人と互いに検定できる「ともだちde検
定」を月ごとに種目を変え、毎月ホームページに掲載した。
・ 月ごとの種目の他に四季節毎の種目も作成し、これは主に野外力検定会場
17
での参加者に配付し、取組みへの推進を図った。
・ 予算がないなか、初めての指導者研修会を開催した。参加者には、加盟員
以外の者もおり、検定会開催普及につながった。
・ 現在までのところの野外力検定制度がまとめ、マニュアルを作成し、指導
者研修会に活用した。
重点施策Ⅲ
スカウトおよび指導者の訓練施設の充実
6.スカウト及び指導者の訓練施設の充実を図る
⑪「大和の森」高萩スカウトフィールドの整備を推進する
事
業
名
事業内容
成果と評価
プロジェクトチームを設置し県市行政とも連携し推進す
重点事業
る。
・ 「大和の森」
高萩スカウトフィールド特別委員会編成し、作業にあたった。
・ 茨城県、高萩市の協力のもと整備計画をたて事業を進めた。
・ 地鎮祭を行うとともに、茨城県連盟の協力のもと実験キャンプを行った。
・ 井戸(2本)
、仮設トイレを設置した。
・ 整備事業について、茨城県、高萩市から整備促進補助金の助成を受けられ
た。
⑫新たな活動施設・土地の取得を推進する
事
業
名
事業内容
成果と評価
プロジェクトチームを設置し検討を進める。
(日本ジャンボ
重点事業
リーなど開催可能な常設キャンプ場や指導者訓練野営場の
確保を目指す)
・ プロジェクトチームは発足せず、運営会議、事務局で対応した。
・ 土地の寄贈について、都度対応を行った。
・ 兵庫県西宮市の船坂キャンプ場隣接地等を新たに寄贈を受け開発を進め
ている。
重点施策Ⅳ
安定した経営の推進
7.安定した経営を行う
⑬新たな維持会費の増進と新たな財源確保を図る
事
業
名
事業内容
成果と評価
事
業
名
事業内容
成果と評価
スカウトロータリアン/ライオンズ入会促進活動等を推進
重点事業
する
・ スカウトロータリアン/日本スカウトライオンズへの入会、及び維持会員
の獲得に努めた。
・ スカウトロータリアンは、現在は57名の登録。
・ 日本スカウトライオンズ45名となった。
・ 23WSJへの支援として、全国のロータリークラブ、ライオンズクラブ
に支援のお願いをし、それぞれにご協力の輪が広がった。
ともに進もう(ひとり親家庭等応援)助成プログラムを促
重点事業
進する。
・ ひとり親家庭等において経済的事由でスカウト活動への参加が困難な青
少年(ご家庭)への奨学金制度を検討した。
・ リーフレットを作成し、全国の図書館に配付をした。
・ 資金については、書き損じハガキ回収などの協力により加盟員を中心に呼
びかけたが、図書館に設置したリーフレットから加盟員以外からの寄付も
あった。
・ 助成プログラムは、東日本大震災に被災した青少年(ご家庭)への支援も
含むことで検討した。
18
事 業 名
事業内容
維持会員入会促進活動等を推進する。
一般事業
・ 平成 23 年度より税額控除適用団体の証明を受け、維持会費や「みんなで
23WSJを成功させよう協賛金」など、個人から寄附しやすい環境つく
りを行ってきた。維持会費については、今年度も23WSJ協賛金の影響
を懸念したが、各県連盟の協力を得て、平成 25 年 3 月末日現在、対前年
+641千円とすることができた。
成果と評価
維持会員
通常維持会員
特別維持会員
法人維持会員
旧特別維持会員
総計 3,995
3,707
68
116
104
維持会費入金額
当該年度実績額
当該年度予算額
前年度実績額
54,484,672
50,000,000
53,848,020
円(予算額の 109.0%)
円
円
当該年度実績額内訳
県連盟取扱額
県連盟協力依頼額
前年度実績額
44,387,000
37,000,000
42,592,000
円(予算額の 120.0%)
円
円
(内訳)
個人・法人
個人・法人
個人
法人
個人・法人
日本連盟取扱額
10,102,672 円(予算額の 77.7%)
日本連盟予算額
13,000,000 円
前年度実績額
11,256,020 円
(注)
(平成25年度県別維持会員数、維持会費入金状況表は「資料編」参照)
事 業 名
事業内容
成果と評価
ボーイスカウトカードへの入会促進を図る。
一般事業
・ 平成23年度にウェブによる申込システムを導入し、入会促進を図る。
・ ボーイスカウトカード会員数(平成25年度末現在)
総計 1,681 人 (内訳)正会員数 1,531 人、家族会員数 150 人
・ 加入者数が一旦下げ止まりを見せたが、また減少を始めている。今後、退
会者以上に入会者を増やす様、各県連盟に協力を依頼するとともに、キャ
ンペーンを行っていくなどの検討が必要である。
事 業 名
事業内容
成果と評価
ゴルフ大会等のチャリティーイベントを開催する。
一般事業
・ 年2回開催し、本連盟運営のための支援金が日本連盟に寄附された。
・ 日本連盟主催の第16回チャリティゴルフ大会が、平成25年8月5日に
16NJ会場の山口県「宇部72万年池西コース」で開催。続いて第17
回大会を9月20に茨城県「大洗ゴルフ倶楽部」で開催した。
・ 平成26年秋には第18回大会が神奈川連盟のご協力により神奈川県下
で開催される予定である。
事 業 名
事業内容
成果と評価
遺贈システムのPRと促進を図る。
一般事業
・ ホームページに掲載し、各県連盟への協力依頼を行った。
・ 土地寄贈を受け付けた。
・ 各県連盟とどの様に協調を図っていくかが今後の課題となる。
事 業 名
事業内容
世界スカウト財団・APR財団への支援を行う。
一般事業
・ 世界スカウト財団「ワールド ベーデン-パウエル フェローシップ」につ
いて日本チャプターと連携して協力、支援を行った。
・ 平成25年11月26~30日に京都に於いて、スウェーデン国王陛下を
19
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
事
業
名
事業内容
成果と評価
お迎えして第66回イベントが開催し、470名以上の参加があった。
・ アジア太平洋地域(APR)スカウト財団への支援として、会員登録の促
進に協力した。
・ アフリカ地域スカウト財団の支援
・ その他の地域スカウト財団への活動協力
世界スカウト財団「ワールド ベーデン-パウエル フェローシップ」
・ 第66回イベント後に、日本連盟関係者で新たに6名が入会し、現在22
7名の日本人会員が「ワールド ベーデン-パウエル フェローシップ日本
チャプター」を組織して世界スカウト財団の活動への協力を続けている。
アジア太平洋地域(APR)スカウト財団
・ 日本連盟関係では、本年も3名が入会され現在172名が会員として登録
されている。
アフリカ地域スカウト財団
・ 現在22名が会員として登録され、アフリカ地域のスカウティングの展開
促進に協力している。
その他の地域スカウト財団への活動協力
・ ヨーロッパ地域スカウト財団やインターアメリカ地域財団にも日本人が
会員として入会し、その地域のスカウト活動の進展に協力している。
行政・民間からの委託・助成事業を獲得する。
一般事業
・ 年間事業について、行政・民間から委託・助成事業についての情報を収集
しながら、該当事業について申請し、助成を受けた。
セブン-イレブンみどりの基金
・ スカウトの日(環境美化の推進)
6,987 千円
子どもゆめ基金
・ アウトドアチャレンジ
不採択
広島市
・ 第16回日本ジャンボリー
851 千円
23WSJ山口県支援委員会
・ 第16回日本ジャンボリー
800 千円
独立行政法人 日本万博博覧会記念機構
・ 第16回日本ジャンボリー特別招待計画 2,004 千円
書き損じはがき等回収による「もったいない寄附」を促進
一般事業
する。
・ 全国加盟団を通じて、家庭にある書き損じハガキ等を回収のうえ、仕分け、
整理をして、金融機関、金券類取扱い業者などを通じて換金した。
・ この寄付は、
「ともに進もう(ひとり親家庭等応援)助成プログラム」の
資金として活用する。
・ 全国から2万枚を超すハガキ(未使用、書き損じ)が寄せられた他、切手、
テレカ類、貴金属類、CD DVD、ゲームソフトなどが寄付され、換金した。
・ 合計 1,168,114 円となった。
・ 仕分け作業については、福島県連盟のスカウト、指導者、保護者の協力に
より実施した。
重点施策Ⅴ
第23回世界スカウトジャンボリーの開催準備
8. 第23回世界スカウトジャンボリーの準備に取り組む
⑭日本連盟全組織を挙げて取り組む
事
業
名
事業内容
成果と評価
世界各国からのスタッフを迎え、23WSJ実行委員会、
重点事業
JMT、JCT各部で準備を行う。
・ 世界各国からのスタッフを募集し、準備を進めた。
・ 31の国と地域、WOSMから90人がJPTとして登録があった。
20
⑮「みんなで 23WSJ を成功させよう」協賛金による寄附を推進する
事
業
名
事業内容
成果と評価
都道府県連盟の協力を得て、個人による協賛金と商工会議
重点事業
所を中心とした法人からの支援を得る。
・ 昨年度から引き続き、日本経済団体連合会、日本商工会議所、都道府県連
盟等の協力を得て、経団連業界団体および個別企業、全国の商工会議所、
ロータリークラブ、ライオンズクラブ、宗教団体、一般企業ならびに成人
加盟員をはじめとするスカウト関係者などに対し、経済界募金および23
WSJ協賛金の募集を行なった。
・ 平成26年3月14日、世界スカウトジャンボリーへの寄附金が、財務大
臣指定寄附金の指定を受け、法人からの寄附は、全額損金算入が可能とな
った。今後の法人からの寄附金募集に、はずみがつくと思われる。
日本連盟自助努力の進捗状況(3月31日現在)※申込(未入金含む)での集計
・ みんなで23WSJを成功させよう協賛金(分割申込を含む)
個人向け
目標1億円 8,806万円 88.1%
法人向け(商工会議所含む)目標 1 億円 4,309万円 43.1%
・ その他(宗教法人、ロータリー、ライオンズ等) 目標1億円
・
3,752万円 37.5%
・ 経団連募金 目標3億円(分割申込を含む)6,551万円 21.8%
合計
23,418万円 21.3%
・ なお、この他に、新たに企業協賛として2億円、委託事業を通じて政府か
ら3億円(平成27年度予算)の支援を目標としている。
⑯23WSJ 日本委員会の活動展開と政府・開催地・企業等への支援促進
事 業 名
事業内容
成果と評価
23WSJ日本委員会の活動を展開する。
重点事業
・ 23WSJ日本委員会を開催し、23WSJ開催の支援を行う。
・ 政府、関係省庁、開催地、関係機関、企業等の支援の輪を広げることがで
きた。
事 業 名
事業内容
第7回世界スカウト国会議員連合開催の支援協力
重点事業
・ ボーイスカウト振興国会議員連盟がホストをした世界スカウト国会議員
連合(WSPU)総会開催について支援を行った。
・ 会期 11月6日(水)~8日(金)3日間
・ 会場 東京・京王プラザホテル、経団連会館、衆議院第一議員会館、首相
官邸、衆議院議長公邸
・ 参加者 20の国と地域から178人
・ 多くの参加者を得て開催し、23WSJについてもプロモーションを行え
た。
・ 安倍晋三内閣総理大臣主催の歓迎夕食会が首相官邸で、伊吹文明衆議院議
長主催夕食会が同議長公邸で行われた。
・ 日本国内に本事業を通じてスカウト運動のアピールを行うことができた。
成果と評価
⑰WOSM、APR、各国との連携を深め、プロモーションと広報活動を展開する
事
業
名
成果と評価
国内および世界各地域、各国でのプロモーション活動、広
重点事業
報活動を展開する。
・ 諸会議、行事を通じて23WSJのプロモーションを行った。
・ プロモーション用の映像、記念品などを制作してアピールした。
・ 多くの機会にアピールを実施することができた。
事 業 名
事業内容
国際協力資金対外義捐金
一般事業
世界スカウト機構に加盟する国連盟に対し、災害が発生した際に必要に応じ
事業内容
21
て義捐金を送金する。
成果と評価 ・パキスタンへ地震の被害義捐金としてUSD1000、フィリピンへ地震
被害義捐金としてUSD1000、同国台風被害義捐金としてUSD100
0を送金した。
事 業 名
事業内容
成果と評価
CJK事務局長会議を通じて連携の強化を図る。
一般事業
・ 10月2日(水)~4日(金)で東京 ボーイスカウト会館で開催した。
・ 毎年開催している会議のため、3か国のコミュニケーションが促進され、
さまざまな事業の連携が可能となっている。
その他の取り組み
⑱「事故ゼロ」に向けて事故データに基づく各種安全広報活動に取り組む
事 業 名
事業内容
成果と評価
事
業
名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
事 業 名
事業内容
成果と評価
共済事業移行への取組を行う。
重点事業
・ PTA 共済事業準備特別委員会により、共済事業を平成26年4月から開始
できるよう検討した。
・ 年8回開催した。
・ 平成25年11月7日付で文部科学大臣より事業実施の認可がおりた。
チャイルドプロテクション(セーフ・フロム・ハーム)に
一般事業
関して検討・提案・実施する 。
・ セーフ・フロム・ハーム研究タスクチームを設置して検討を行った。
・ 検討に着手をしたが、提案には至らなかった。
安全促進フォーラムの開催
一般事業
・ 開催:5会場(岡山・大阪・愛媛・鹿児島・奈良)
、延べ10県連盟から
242名参加。内、3会場で50名以上の参加を得た。
・ 当初は6会場の予定であったが日程の調整が出来ず5会場となった。
・ プログラム内容
1.弁護士による裁判事例に学ぶ安全対策 2.そなえよつねに保険の解
説3.実際の事故事例でグループ討議
・ 事故補償の仕組みである「傷害共済制度」と「そなえよつねに保険」の運
用上で得た事故データと弁護士が講師となって実際にあった裁判事例を
有効活用した安全促進フォーラム は、平成21年度から開始され、今年
度までに22回開催され(H25.11.24現在)、延べ1,000人余
りの参加を得ている。更に、基幹フォーラムに参加した指導者による拡大
フォーラムは、今年は7会場、155名の参加を得て開催されより多くの
指導者へ伝達された。
・ 平成26年2月9日に他の青少年団体指導者向けに、開催を予定したが、
最少人数に届かず開催を中止した。募集期間が1カ月足らずで、広く周知
する時間がなかったためと思われる。
・ 実際にボーイスカウト活動で起こった事故事例を身近に感じてもらう機
会となり、当事者意識を持って、団内での安全管理などへ活かすことが出
来た。
「スカウティング」誌へ安全記事シリーズ掲載する
一般事業
野外活動のための安心・安全講座 掲載テーマ
・ 5月号:2011(平成23)年度そなえよつねに保険事故データの分析
・ 7月号:対物賠償責任について (対物事故事例の紹介及び分析)
・ 9月号:法律家からみた安全 その1(落雷事故と自転車事故について)
・ 11月号:法律家からみた安全 その2(スキー事故と水難事故について)
・ 3月号:事故に学ぶ 具体的な事故事例から、安全対策の検討を行う
・ 実際に起こった事故の分析結果を踏まえての記事なので、これら記事を基
22
に、継続的に掲載することにより、再発防止に役立つ。
・ 初めて対物事故事例も掲載したので、対物事故をより身近に感じてもらえ
た。
・ 事故事例を多数紹介することにより、活動への注意喚起につながってい
る。
事 業 名
事業内容
成果と評価
ワースト上位事故防止対策の研究成果を開示する
一般事業
・ ワースト上位事故の分析を行った。
・ 事故防止の具体的対策の研究の成果は完成に至らなかった。
事 業 名
事業内容
成果と評価
災害に向けた対応マニュアルの作成
一般事業
・ 災害に向けた奉仕活動マニュアルを作成。
・ 「ボーイスカウトのための災害時における奉仕活動マニュアルと作成の
手引き」が完成。
・ 今後、各都道府県連盟へ配布し、活用を依頼していく。
事 業 名
事業内容
成果と評価
そなえよつねに保険の運用
一般事業
・ 災害に向けた奉仕活動マニュアルを作成。
・ 平成26年3月末現在、130,775 人(非加盟員を含む)の申込みを受けて
運用した。
・ 事故件数は、平成26年3月28日までに 367 件の事故発生状況受付簿
が提出され、事故発生率は 0.28%となった。
⑲ユニフォームの改定に取り組む
事 業 名
事業内容
スカウト活動の活性化を図る
重点事業
・ 23WSJを契機としたスカウト活動の活性化に合せて、ユニフォームの
改定を行う。
事 業 名
事業内容
23WSJを目指してユニフォームを改定する。
一般事業
・ 検討委員会の編成し、ユニフォームの研究、検討を重ね、改定案をまとめ
た。
・ 平成26年全国大会でデザイン発表を行えるよう作業を終えた。改定につ
いては、平成26年度中に行うこことした。
成果と評価
⑳東日本大震災支援活動の継続
事 業 名
事業内容
成果と評価
東日本大震災支援活動の継続
特別事業
・ 全国で行われる支援活動の継続の呼びかけと調整を行う。
・ 日本連盟では、昨年に引き続き、福島県相馬市の小学生を対象としたキャ
ンプを8月に那須野営場で開催した。
23
各種会議の開催
評議員会、理事会の開催
基本方針
8.第23回世界スカウトジャンボリー予算案
9.西宮船坂野営場周辺山林および現金
寄付の受領
10.名誉役員の委嘱
5月理事会
1.平成24年度の事業報告
2.平成24年度の収支決算
3.平成25年度定時評議員会の議題
4.名誉会議議長の選任
5.平成25年度維持会費の都道府県連盟
への協力依頼
6.第16回日本ジャンボリーおよび第23回
世界スカウトジャンボリーの大会役員の
選任と大会組織
7.共済規程の制定
臨時評議員会
1.名誉役員の一部交代
県連盟代表者会議の開催
県連盟代表者会議(第1回)
日 時: 平成25年5月26日(日)9:30
~11:30
場 所: 高松市 玉藻公園内 披雲閣
出 席: 都道府県連盟 理事長または代
理者46人、事務局長または代
理者32人、
日本連盟 奥島理事長他7人
協議事項:
平成24年度事業計報告および平成25
年度事業計画について/平成24年度収
支決算および平成25年度収支予算につ
いて/平成25年度維持会費のご協力の
お願いについて/第16回日本ジャンボリ
ーの準備状況について/第23回世界スカ
ウトジャンボリーに向けてについて/ユニフ
ォーム改定検討について/PTA共済移行
について/文部科学省委託事業について
/新加盟登録システムについて
定時評議員会
1.平成24年度の収支決算
2.共済規程の制定
10月理事会
1.平成26年度事業計画
2.ビーバースカウト・カブスカウト部門の上
進時期の変更に伴う教育規程の改正
3.平成27年度全国大会の開催地
4.平成26年度全国大会実行委員会の編
成
5.平成26年度国の委託事業・公益団体
等補助事業の申請
6.経理規程の改正
7.富士訓練キャンプの実施
1月臨時理事会
1.平成25年度臨時評議員会の議題
2.そなえよつねに共済諸規程の制定
3.評議員の一部交代
4.第16回日本ジャンボリーの決算
5・土地の寄贈受領
6.名誉役員の交代
7.平成26年度事業計画
8.平成26年度収支予算
9.平成25年度決算見込み
10.ビーバースカウト・カブスカウト部門の上
進時期の変更に伴う教育規程の改正
11.ユニフォームの改正
県連盟代表者会議(第2回)
日 時: 平成26年1月25日(土)13:00
~16:00
場 所: 東京 ボーイスカウト会館
出 席: 46県連盟理事長又は代表者、
日本連盟 奥島理事長他8人
協議事項:
平成26年度事業計画(案)について/平
成26年度収支予算(案)について/第23
回世界スカウトジャンボリーの準備状況に
ついて/ユニフォームについて/文部科学
省委託事業会計について/そなえよつね
に共済運用開始について/書き損じハガ
キ回収プロジェクトについて/平成28年度
以降の全国大会開催について/ボーイス
カウトエンタープライズの業務概況につい
て
3月理事会
1.平成26年度事業計画
2.平成26年度収支予算
3.ビーバースカウト・カブスカウト部門の上
進時期の変更に伴う教育規程の改正
4.加盟登録料の減免
5.常設委員会および特別委員会の編成
6.共済運営委員会の設置
7.第23回世界スカウトジャンボリー実施の
24
平成25年度ユースフォーラム採択文・提言文
私たち「平成25年度ユースフォーラム」参加者57名は、
「ローバースカウト年代の活
動の強化と必要な支援について -ジャンボリーの経験、RCJとの協働、自団・自地区・
自県連での実践-」のテーマのもと、活発に議論を行いました。
以下の内容を採択し、提言します。
※1 採択文、提言文の●マークは、ローバースカウト自らが主体的にアクションを起こす
項目、■マークは、その活動を行うために県連盟もしくは日本連盟に対し支援を要請
する項目(提言)と位置付ける。
※2 本採択文においてRCJとは、全国ローバースカウト会議を指すものとする。
※3 『日本連盟規程集』54頁以降に、「ローバースカウト」及び「ローバー」に関する
規程があるため、採択文の表記はこれにならうものとする。
A.ユースができる世間へのスカウティングのPR
ボーイスカウトがどのような活動をしているか知らない人が多い現状がある。時代のニ
ーズに沿った広報活動ができていないことが原因なのではないかと考えられる。ローバー
スカウト年代が考える、今の時代のニーズにあった広報活動を行うことで、ボーイスカウ
トの魅力を知ってもらい、ボーイスカウトの人口増加を目指す。
 新しく今の時代に適したSNSなどのメディアを使用し、一般の人にも解りやすい広
報を行う。
 全国に向けたPR活動と、各地域に向けたPR活動を行う。
我々が考える広報の4つのメディアを以下に記す。
 プレゼンテーション(学校、講習会)
 インターネット(Facebook、Twitter、Blog 等の SNS)
 ムービー(YouTube)
 フリーマガジン(コラム、全国のスカウトの紹介ページ、最新おすすめアウトド
ア商品の紹介、ボーイスカウトを始めて私に起きた変化の記事等)
 日本各地のボーイスカウト情報をまとめたホームページを作成する。
 日本連盟の広報委員会にローバースカウトを所属させることを提言する。
 日本各地のボーイスカウト情報をまとめたホームページの作成の協力を要請する。
B.ローバースカウト活動を魅せるために
ベンチャー隊からローバー隊に上進する際、多くのスカウトが活動から離れる傾向があ
る。その理由として、ローバー隊の活動の魅力がベンチャー隊員にうまく伝わっていない
ことに加え、ローバースカウトとしての質が低下していることが考えられる。
 「ちかい」と「おきて」を改めて意識し、ローバースカウトとして必要とされる技能
を自分で研鑽し続けられることができるスカウトを増やす。
 ローバー主体の社会貢献を地域・団などで継続的に企画実行する。その成果を団のホ
ームページや個人のSNSを通じて報告する。
 スカウト個人の活動を知ってもらうため、個人のローバースカウト活動の写真やムー
ビーをアルバムやDVDにまとめ、各団で共有する。
 各団、各地区、各連盟のローバースカウト活動の内容を網羅するデータベースを作成
する。
C.世界における日本のローバースカウト活動
日本のローバースカウト活動を活性化するため、そのひとつとしてスカウトの視野を世
界にも広げることを提案する。
 海外派遣の公式報告会を毎年実施する。また、報告会の内容を記録し、インターネッ
ト上で共有することで、全国のスカウトに配信する。
 日本連盟に報告会の開催を提言する。開催期間としては、毎年行われる全国大会期間
中が望ましい。
 RCJとして海外派遣の情報を蓄積し、全国のスカウトと共有する。
25
 日本連盟に、これまで行われてきた海外派遣の情報の提供を提言する。
 第23回世界スカウトジャンボリーに向けて海外スカウトとの交流プロジェクトを展
開する。
 日本連盟に、日本のスカウトと海外から来るスカウトが事前に交流できる場をインタ
ーネット上に設けることを提言する。
D.ニーズに応じたローバースカウト活動のあり方
自らのニーズに応じたローバースカウト活動を行いつつ、よりよき指導者となることを
目指す。
 後輩や指導者を対象にローバースカウト活動のPRの場を設け、ローバースカウト活
動への理解を得る。
 他隊への奉仕や研修等に参加し、指導者になるための準備をする。
 RCJおよび各県連ユース組織を活用し、活動の幅を広げる。
 ローバースカウトの定義を明瞭なものにするため、規程集、ローバースカウトハンド
ブックなどの書籍の改訂・出版を日本連盟に提言する。
E.RCJのミライ
RCJの活動があまり知られていない。加えて、その本来の目的についてローバースカ
ウトたちの間で認知が低いという現状を踏まえて、以下のことを提案する。
 ユースフォーラムの報告会を参加者が開催する。その告知や報告をRCJから発信す
る。ユースフォーラムの報告会の内容は、今回の参加者たちが主催となり開催する。
 「情報の発信、情報交換の場の提供」、「各活動の支援」というRCJの方向性を正し
く理解してもらうために、ユースフォーラムの参加者が中心となって広報を行う。そ
の際SNSを利用することが望ましい。
 憲章とは別個にRCJの方向性について明確に記された文章を、日本連盟のホームペ
ージに掲載することを日本連盟に要請する。
F.ローバースカウト・コミュニティの創設に向けて
現在、ローバースカウトの自律が充分に達成されているとは言いがたい。そこで、我々
はローバー・コミュニティによる活動を提起する。ローバー・コミュニティは、既存の隊・
地域ベースの活動単位とは異なり、趣味・関心ベースの活動単位を指す。これを普及させ
ることで、隊や地域を超えた幅広い人脈に基づいた、高度な専門性を有する活動を達成す
ることが可能となり、自律の確立が促されると考えられる。
 RCJが、ローバースカウトが自分の趣味と関心を軸に仲間を集めることのできるプ
ロセスを創設する。
 日本連盟に対して、ローバースカウトハンドブックに掲載を求める活動例を提出する。
活動例はローバー・コミュニティを基礎とする。
 趣味・関心を軸に集まれるデータベースを創設する。そこには、大容量の掲示板が求
められる。
 日本連盟にローバースカウトハンドブックの活動例に、ローバー・コミュニティを活
用したプランを盛りこむことを提言する。
 日本連盟にデータベースの創設と普及を実現できるよう支援を要請する。
G.ユースフォーラム以後の活動について
ユースフォーラムの採択文が実行されない傾向がある。その上、中には実行されている
にもかかわらず、その活動内容が見えにくい現状がある。
 ローバースカウト同士がつながることのできるネットワークづくりを進める。
 ローバースカウトは今回のユースフォーラムのアクションプランのそれぞれの達成度
合を様々な場で報告する。
 次回ユースフォーラムまでに、ローバースカウトがアクションプラン全体の達成度合
を評価する機会を2回設ける。
 日本連盟には、それぞれの採択文の実行に必要なアドバイザー及びインストラクター
の紹介の依頼を提言する。
26
<参考>
1.共済制度実施に関わる定款の一部改定について
承認: 平成25年3月12日開催の評議員会
施行: 平成25年3月12日
2.スカウト章の取扱いに関する取り決めについて
承認: 平成25年5月9日開催の運営会議
施行: 平成25年5月9日
3.トレーナー選考委員会の構成について
承認: 平成25年5月12日開催のスカウト教育推進会議
施行: 平成25年5月13日
4. 外国語バッジの対象語の追加について
承認: 平成25年11月11日開催のスカウト教育推進会議
施行: 平成26年4月1日
5.BVS・CS部門上進時期の変更について
承認: 平成26年3月11日開催の理事会
公布: 平成26年4月1日
施行: 平成27年4月1日
6.技能章「9看護章」考査項目の改正について
承認: 平成26年2月23日開催のスカウト教育推進会議
施行: 平成26年4月1日
7.英国エディンバラ公国際アワードの着用について
承認: 平成26年2月23日開催のスカウト教育推進会議
施行: 平成26年4月1日
8.共済事業関連諸規程の制定について
承認: 平成26年3月11日開催の理事会
施行: 平成26年4月1日
【ボーイスカウトエンタープライズ事業】
一般財団法人ボーイスカウトエンタープライズ設立から2年を終えた。平成25年度は、
第16回日本ジャンボリー開催があり、エンタープライズでは従来の大会記念品から、米
国連盟、英国連盟、韓国連盟の協力による各国連盟の商品を取り扱った。これは大変に好
評であり、今後も各国商品の取り扱いを積極的に進めていくことが望まれる。また、16
NJに関連しては、15NJと比較して客単価は伸びており、新商品の開発、海外商品の
貢献の他、大会期間中の在庫コントロールによる在庫切れ対策が功を奏した結果となった。
平成25年度の公益財団法人へのブランド使用料(ロイヤリティ)については、前年度
よりも販売金額がダウンしているため、支払額が当初予定の金額に僅かに及ばなかった。
昨年度に調整した米国連盟所有の権利(ノーマン・ロックウェルの絵画等)のライセン
スビジネスについては、具体的な契約を検討することができ、早期に事業の展開を図って
いきたい。
27