ユーザーガイド - イメーション

リムーバブルハードディスクストレージシステム
RDX ドッキングステーション
ユーザーガイド
Rev:
04
対象機器
RDX ドッキングステーション
発⾏⽇
2013/5/10
イメーション株式会社
品質管理部
技術サポートグループ
⽬次
1. はじめに
1.1 概要 .............................................................................................................................3
1.2 RDX カートリッジの種類と容量 .........................................................................................4
1.3 使⽤可能なカートリッジ ...................................................................................................5
1.4 動作可能な OS................................................................................................................5
1.5 ソフトウエア .................................................................................................................5
1.6 フロントパネルの機能 ......................................................................................................6
2. クイックスタートインストール
2.1 USB 内蔵ドッキングステーションのインストール ..................................................................8
2.2 RDX USB 外付ドッキングステーションのインストール ...........................................................9
2.3 Windows ⽤ユーティリティソフトのインストール .................................................................11
3. イメーション RDX リムーバブルハードディスクストレージシステムの使⽤⽅法
3.1 RDX システムの操作 ........................................................................................................12
3.2 RDX カートリッジの取り扱い ............................................................................................12
3.3 カートリッジの装着と取り外し ..........................................................................................12
4. イメーション RDX リムーバブルディスクユーティリティの使⽤⽅法
4.1 概要 .............................................................................................................................15
4.2 リムーバブルディスクユーティリティの使⽤⽅法 ...................................................................15
5. トラブルシューティング
5.1 電源表⽰が OFF のまま .....................................................................................................16
5.2 電源表⽰が橙⾊のまま ......................................................................................................16
5.3 電源表⽰が橙⾊で点滅し、カートリッジが出てこない .............................................................17
5.4 カートリッジ表⽰が橙⾊のまま ..........................................................................................17
5.5 カートリッジが出てこない ................................................................................................18
5.6 ドッキングステーションが Windows デバイスマネジャーに表⽰されない ...................................18
5.7 ドッキングステーションのスピードが遅い ............................................................................19
5.8 書き込みエラー...............................................................................................................19
5.9 Windows Server 2003 でファームウエアのダウンロードに失敗 ...............................................19
5.10 RDX 外付けドッキングステーションでシステムブートが完了しない .........................................20
6. 仕様
6.1 概要 .............................................................................................................................21
6.2 性能 .............................................................................................................................21
6.3 ⼨法重量 .......................................................................................................................22
6.4 電源 .............................................................................................................................22
7. 法規制対応
7.1 環境規制 .......................................................................................................................23
7.2 電磁輻射規制 .................................................................................................................23
8. Linux OS での使⽤ : RDX ストレージシステム付属書
8.1 概要 .............................................................................................................................24
8.2 Linux 互換性 ..................................................................................................................24
8.3 RDX ドッキングステーションを Linux で使⽤する ..................................................................24
8.4 トラブルシューティング ...................................................................................................25
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2
1. はじめに:
イメーション RDX リムーバブル ハードディスク ストレージシステム
1.1 概要
イメーション RDX リムーバブルハードディスクストレージシステムはリムーバブルで堅牢なハードディスクドライブシス
テムです。
システムはバックアップアプリケーションとのコンパチブル、⾼速バックアップが可能な⾼速データ転送、持ち運び可能な
カートリッジおよび⾼度なデータ信頼性などの特⻑を兼ね備えています。システムは内蔵 USB モデル(図1)あるいは外
付け USB モデル(図2)が⽤意されています。
図1. RDX 内蔵ドッキングステーション
内蔵ドッキングステーション(USB)
図2. RDX 外付けドッキングステーション
外付け USB ドッキングステーション
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1.2 RDX カートリッジの種類と容量
イメーション RDX カートリッジの種類と容量を次の表に⽰します(表1)。
表 1. 容量および転送速度
■RDX カートリッジ
特性
⾮圧縮容量
(GB)
•
コマンドセット
RDX
RDX
RDX
RDX
RDX
RDX
RDX
160 GB
320 GB
500 GB
640 GB
750 GB
1TB
1.5TB
160
320
500
640
750
1000
1500
パケットコマンド実装セット、ATA/ATAPI-7 準拠
• SCSI プライマリコマンド
(SPC-2)
• SCSI ブロックコマンド (SBC-2)
論理ブロックサイズ
512 バイト
対応ファイルシステム
ext2, ext3, FAT32 および NTFS*
誤消去防⽌
機械式スイッチ
落下強度
1 メートル落下で 900G
※RDX カートリッジは NTFS に初期設定されています。
Linux を使⽤する場合はカートリッジを Linux OS で使⽤できるように再フォーマットが必要です。
また、Mac OS を使⽤する場合はカートリッジを「FAT32」または「Mac OS 拡張」に再フォーマットが必要です。
■RDX カートリッジセキュア
⽶国セキュリティ規格 FIPS140-2 Level1 準拠の AES256 ビット暗号化技術を搭載した RDX カートリッジ
特性
⾮圧縮容量
RDX
(GB)
320 GB
RDX
320
500 GB
500
RDX 1TB
RDX1.5TB
1000
1500
・対応 OS
Windows 7(32bit/64bit)、Windows Vista(32bit/64bit)、Windows XP(Home/Pro)
動作環境
Windows Server 2003(32bit)/2003 R2(32bit)
(Windows 専⽤)
Windows Server 2008(32bit/64bit)/2008 R2
・Java ソフトウエア
Java Version 6 build 31 以降 (64bit OS でも 32bit 版のインストールが必要)
•
コマンドセット
パケットコマンド実装セット、ATA/ATAPI-7 準拠
• SCSI プライマリコマンド
(SPC-2)
• SCSI ブロックコマンド (SBC-2)
論理ブロックサイズ
512 バイト
対応ファイルシステム
FAT32 および NTFS
誤消去防⽌
機械式スイッチ
落下強度
1 メートル落下で 900G
※初回のみ、RDX カートリッジセキュア内の専⽤ソフトウエアのインストールが必要です。
※ホストコンピュータ上に専⽤ソフトウエアがインストールされていない場合は、標準の RDX カートリッジとして機能します。
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4
1.3 使⽤可能なカートリッジ
RDX ドッキングステーションは異なるメーカーの RDX カートリッジや、暗号化技術を搭載したセキュアな RDX カートリ
ッジ(対応 OS 確認要)も使⽤可能です。RDX カートリッジは必要な容量に合わせ、各種容量タイプが⽤意されております。
1.4 動作可能な OS
RDX ドッキングステーションは以下の OS 上で動作可能です。
•
Windows 8
•
Windows 7
•
Windows Vista
•
Windows XP
•
Windows Server 2012
•
Windows Server 2008 / 2008 R2
•
Windows Server 2003 / 2003 R2
•
各種 Linux のディストリビューション (Linux Kernel 2.6 以降)
•
Mac OS X 10.4 以降
1.5 ソフトウエア
ROXIO Retrospect® バックアップソフトウエア
RDX ドッキングステーションはリムーバブルディスクをサポートしている業界標準のバックアップソフトで使⽤可能です。
データバックアップにはバックアップソフトのマニュアルをお読みください。
Windows ソフトウエア
RDX ユーザーガイドおよびユーティリティ CD には RDX ドッキングステーションを使⽤するための Windows ⽤ユーティ
リティソフトが含まれています。Windows ⽤ RDX ソフトは以下の機能をインストールします。
•
基本診断ソフトとファームウエア更新を可能にするリムーバブルディスクユーティリティ。
•
Windows 環境下でディスク取り出しボタンを正しく動作させるためのアプリケーション更新。
•
Windows 環境下でユーザーモードでの右クリックによるカートリッジ取り出しを可能にするアプリケーション。
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5
これらのアプリケーションに関する詳細は、2.3 "Windows ⽤ユーティリティソフトのインストールおよび 4.リムーバブ
ルディスクユーティリティの使い⽅"
の項をお読みください。
Linux ソフトウエア
Linux をお使いの場合は特別なソフトウエアは不要です。RDX を Linux でお使いになる場合の詳細は、8.“Linux OS を使う
場合”の項をお読みください。
1.6 フロントパネルの機能
RDX ドッキングステーションのフロントパネルには以下の機能と表⽰があります。
•
カートリッジ表⽰(カートリッジ上)
•
緊急取り出し⽤の⽳
•
取り出しボタン/電源表⽰
①
②
③
図 3. フロントパネルの機能
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6
表 2. 電源表⽰
取り出しボタンは電源表⽰で点灯します。表 2.は表⽰の動作を⽰します。
表⽰の状態
意味
説明
消灯
電源オフ
ドッキングステーションに電源が供給されていません
緑点灯
待機
電源供給され RDX ドッキングステーションは正常動作中です
緑点滅
取り出し
カートリッジを取り出し中です
橙点灯
不具合
RDX ドッキングステーションに何らかの不具合が発⽣していることを⽰します。詳
細は 4.“リムーバブルディスクユーティリティの使い⽅”の項を参考に診断アプリケ
ーションを動作させてください。
橙点灯
アクセス禁⽌
ホストコンピュータのメディアアクセス中に取り出しボタンが押されています。橙
点灯は数秒間続きその後、緑点灯に変わります。アクセス終了後にカートリッジが
取り出されます。
表 3. カートリッジ表⽰
カートリッジ表⽰はカートリッジの状態を⽰します。表 3.は表⽰の状態を説明します。
表⽰の状態
意味
説明
消灯
使⽤不可
カートリッジが正しく挿⼊されていないか、ドッキングステーションに電源が供給
されていません。
緑点灯
待機
カートリッジは使⽤可能
緑点滅
使⽤中
カートリッジは読み出し、書き込み、またはデータ検索中
橙点灯
不具合
RDX ドッキングステーションはカートリッジの不具合を検出しています。詳細は 4.
“リムーバブルディスクユーティリティの使い⽅”項を参考に診断プログラムを実⾏し
てください。
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2.クイックスタートインストール:
イメーション RDX リムーバブルハードディスク ストレージシステム
2.1 RDX USB 内蔵ドッキングステーション(組み込みモデル)
この項では RDX 内蔵モデルのお客様によるインストール⽅法を説明します。
作業開始前に
RDX ドッキングステーションは 5.25 インチハーフハイトドライブベイに実装可能な状態で出荷されます。
お使いのコンピュータにより、コンピュータのカバーを開けてドライブを組み込むためにマイナスまたはプラスドライバー
を⽤意してください。
静電気障害防⽌のための重要なお知らせ
コンピュータとドッキングステーションの静電気障害防⽌のため、次のガイドラインを守ってください:
注: お使いのコンピュータはアース付きの電源ケーブルなどを使⽤して正しく接地してください。
•
コンピュータのカバーを開けたり、ドッキングステーションを除電バッグから取り出す前にコンピュータの⾦属シャー
シなどの接地部分に触れてご⾃⾝の除電をしてください。望ましくはアースストラップをつけて作業をしてください。
•
RDX ドッキングステーションやコンピュータのプリント基板もしくは電⼦部品に触れないでください。
•
コンピュータと周辺機器の電源はドッキングステーションをインストールする前に切ってください。
インストール⼿順
1.
注意を払いながらドッキングステーションと付属品の開梱をしてください。
2.
コンピュータの電源を切ってください。
3.
必要に応じドライバーを使⽤してコンピュータのカバーを開けてください。
4.
ドッキングステーションを装着します。
ンピュータ表⾯を合わせてください。
RDX ドッキングステーションをドライブベイに滑り込ませ、ベゼル⾯とコ
ドッキングステーションを固定ねじで固定しますが、ねじの締めすぎにご注意
ください。(図1参照)
5.
電源ケーブルを電源コネクタに接続してください。(図1参照)
6.
USBデータケーブルをUSB データコネクタに接続してください。(図1参照)ドライブと反対側のケーブル端をマザ
ーボードのUSB コネクタに接続してください。
7.
コンピュータ内部のすべてのケーブルを確認してください。 コンピュータのカバーを戻す前に、すべてのケーブル引
き回しが正しくまた噛みこみや折れ曲がりがないこと、そしてインストールの作業中にケーブルはずれがないことを確
認してください。
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8
8.
コンピュータのカバーを戻してください。
9.
コンピュータの電源を⼊れてください。
10. Windows をお使いでしたら RDX ソフトウエアをインストールしてください。
(詳細は 2.3 “Windows ⽤ユーティリティソフトのインストール” 参照)
11 Linux をお使いでしたら
“Linux OS を使う場合”をご覧ください。
注:RDX ドッキングステーションを接続したコンピュータに新たに OS をインストールする場合、カートリッジを取り
外してください。
図 1. RDX 内蔵コネクタ
内蔵 USB ドッキングステーション
① 取り付けねじ
② 電源アダプタケーブル
③ 固定ねじ⽳
④ USB ケーブル
2.2 RDX USB 外付リムーバブルディスクドッキングステーション
1.
RDX 外付ドッキングステーションと付属品を開梱してください。
2.
USB ケーブルを RDX ドッキングステーション裏側の USB ポートに差込み、コンピュータの空き USB ポートに接続し
てください。(図 2 参照)
3.
電源ケーブルを電源コネクタ(図 2 参照)に接続し、電源コンセントに差し込んでください。
4.
RDX 外付ドッキングステーションを平らで安定した場所でコンピュータの近くにセットしてください。ドライブは⽔
平または垂直のどちらにも置けます。
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9
5.
Windows をお使いの場合は RDX ソフトウエアをインストールしてください。(“2.3 Windows ⽤ユーティリティソフ
トのインストール”参照)
6.
Linux をお使いの場合は付属書
“8.Linux OS での使⽤”をご覧ください。
図 2. RDX 外付け USB コネクタ
①
AC 電源アダプタ
②
USB ケーブル
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2.3 Windows ⽤ユーティリティソフトのインストール
注:Windows 上での正しい動作のためには RDX ユーティリティソフトのインストールが必要です。
イメーション RDX ユーザーガイドおよびユーティリティ CD には RDX システムを使⽤するための Windows ⽤ユーティリ
ティソフトが含まれています。Windows ⽤ RDX ソフトは以下の機能をインストールします:
•
基本診断ソフトとファームウエア更新を可能にするリムーバブルディスクユーティリティソフト
•
Windows 環境下でディスク取り出しボタンを正しく動作させるためのアプリケーション更新
•
Windows 環境下でユーザーモードでの右クリックによるカートリッジ取り出しを可能にするアプリ
この CD に含まれているソフトウエアは CD をコンピュータにセットすれば⾃動的にスタートします。またこのソフトウエ
アはお使いのコンピュータの他のアプリケーションに影響を与えることは通常ありません。
注: RDX ソフトウエアがインストールされないと、取り出しボタンや右クリック操作でのカートリッジ取出しが動作し
ない場合があります。
ソフトのインストール(Microsoft® Windows 7/Vista/XP/Server 2003 R2/ Server2008 R2):
注: あらかじめアドミニストレータまたは同等の権限でログインしてください。
1.
RDX ユーザーガイドおよびユーティリティ CD をコンピュータの光学ドライブに挿⼊してください。
2.
CD は⾃動的に起動してインストールを実⾏します。
3.
コンピュータを再起動してください。
注: もし CD が⾃動的に動作しない場合は以下のステップに従ってください。
1.
Windows エクスプローラ上で光学ドライブ(D ドライブなど)をブラウズしてください。
2.
InstallRDX.exe ファイルをダブルクリックしてインストールを開始してください。
インストーラはファイルを
C:/Program Files/RDX にコピーします。
3.
コンピュータを再起動してください。
RDX の使⽤開始準備ができました。
データバックアップには、お使いのバックアップソフトのマニュアルをご覧ください。
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3.イメーション RDX リムーバブルハードディスクストレージ システムの使⽤
⽅法
3.1 RDX システムの操作
ここでは、RDX システムの操作や保守に関する代表的な項⽬を説明します。
バックアップソフトウエアの操作に関して
はソフトウエアに付属のマニュアルをご覧ください。
3.2 RDX カートリッジの取り扱い
RDX カートリッジは堅牢に設計されていますが、取り扱い中に落下させないよう常に注意を払って下さい。データの正確性
と保存性を確保するために、このことは重要です。
以下の諸注意事項をご覧ください:
•
カートリッジは使⽤しないとき、保護ケースに⼊れて保管してください。
•
RDX カートリッジを積み重ねないでください。
•
塵埃や湿気の多い環境から遠ざけてください。
•
直射⽇光、⾼温あるいは極端な温度や温度変化を避けてください。
•
カートリッジを無理にドッキングステーションに⼊れないでください。挿⼊が困難な場合はカートリッジの向きが正し
い⽅向か、切り⽋きを参考に確認してください。
3.3 カートリッジの挿⼊と取り出し
ドッキングステーションの前⾯には RDX カートリッジ挿⼊⽤の開⼝部があります。 開⼝部には保護⽤ドアがあり、その
右下に電源表⽰をかねたカートリッジ取り出しボタンがあります。
カートリッジの挿⼊
カートリッジの切り⽋きが上左になるようにまた、書込み禁⽌スイッチが後右になるように正しい⽅向でドッキングステー
ションに挿⼊してください。(図 1.参照)
カートリッジはこの⽅向でのみ挿⼊可能です。 カートリッジをそっと押し込み、
クリック⾳がしてロックされるまで押し込んでください。
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図 1. カートリッジの挿⼊
① 切り⽋き部
② 書込み禁⽌スイッチ
カートリッジの取り出し
右クリックでカートリッジを取り出す⽅法: (Windows のみ)
1.
エクスプローラを開けて該当するデバイスのドライブレターを選択してください。
2.
デバイスを右クリックし取り出しを選択してください。
3.
ドッキングステーションがカートリッジを排出したら、カートリッジを真直ぐに引き出してください。
取り出しボタンでカートリッジを取り出す⽅法:
1.
取り出しボタンを押してください。
2.
ドッキングステーションがカートリッジを排出したら、カートリッジを真直ぐに引き出してください。
注: RDX ソフトがインストールされていないと取り出しボタンや右クリック操作が正しく動かないことがあります。
(2.3”Windows ⽤ユーティリティソフトのインストール”参照)
注: 正常動作の下では、ディスク取り出し中に⾳がします。もしカートリッジが取り出せないときは 5.“トラブルシュー
ティング”の項をみて、詳細説明を読んでください。
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図 2. カートリッジの取り出し
①
カートリッジ表⽰
(カートリッジにあります)
②
緊急取り出し⽤の⽳
③
取り出しボタン/電源表⽰
カートリッジの緊急取り出し
注: カートリッジの表⽰が点滅中は絶対に緊急取り出しをしないでください。
もしカートリッジが取り出せないときは、まず取り出しボタンまたは右クリック操作を試みてください。それから次に述べ
る緊急取り出し⽅法を⽤いてカートリッジを回収してください:
1.
RDX 内蔵ドッキングステーションの場合はコンピュータの電源を切ってください。
RDX 外付ドッキングステーショ
ンの場合は電源ケーブルをコンセントから外してください。
2.
⼤き⽬の⽂具クリップを真直ぐに伸ばして緊急取り出し⽤の⽳に差し込んでください。(図 2)この時クリップは斜め
に差し込まないように真直ぐに押し込み、少し⼒を加えてカートリッジを取り出します。
3.
カートリッジがドッキングステーションから出てきたら、⼿で真直ぐに引き出してください。(図 2)
4.
コンピュータを再起動し RDX ドッキングステーションをリセットしてください。 RDX 外付ドッキングステーションの
場合は電源ケーブルを再接続してからコンピュータを再起動してください。
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4.イメーション RDX ユーティリティの使⽤⽅法
4.1 概要
RDX ユーティリティは Windows®⽤のアプリケーションで RDX ドッキングステーションに関する問題解析が⾏えます。
このユーティリティでは以下のことができます:
•
RDX ドッキングステーションのコンピュータ上での認識。
•
デバイスおよびカートリッジ情報の取り出し。
•
ドッキングステーションとカートリッジのテスト。
•
ドッキングステーションのファームウエアアップデート。
4.2 リムーバブルディスクユーティリティの使⽤
Windows ⽤ RDX ユーティリティの起動⽅法:
この順にクリックしてください。
スタート ⇒ すべてのプログラム ⇒ RDX ⇒ RDX ユーティリティ
使⽤上の詳細説明は Help をクリックしてご覧ください。
もしコンピュータにソフトウエアがインストールされていない時は、2.3”Windows ⽤ユーティリティソフトウエアのイン
ストール”の項をお読みの上、インストールしてください。
5.トラブルシューティング
5.1 電源表⽰が OFF のまま
RDX 内蔵ドッキングステーション
電源表⽰が off のままの場合は、RDX 内蔵ドッキングステーションに電源が供給されていないことが考えられます。
次のステップを実⾏してドッキングステーション背⾯のケーブル接続を確認してください:
1. コンピュータの電源を切ってください。
2. ドッキングステーション背⾯の電源およびデータケーブル接続を確認してください。
3. コンピュータの電源を⼊れてください。
RDX 外付けドッキングステーション
電源表⽰が off のままの時は、RDX 外付ドッキングステーションに電源が供給されていないことが考えられます。次のステ
ップを実⾏してドッキングステーション背⾯のケーブル接続を確認してください:
1. ドッキングステーション背⾯の電源ケーブル接続を確認してください。
2. 電源アダプタがコンセントにしっかりと差し込まれていることを確認してください。
3. スイッチ付きの電源コンセントをお使いの場合はスイッチが on になっていることを確認してください。
5.2 電源表⽰が橙⾊に点灯のまま
電源表⽰が橙⾊に点灯のままの場合は、RDX ドッキングステーションが正常に動作していない可能性があります。不具合の
原因には次のいくつかが考えられます:
•
何らかの障害でドッキングステーションがカートリッジを排出できない。
•
内部電⼦回路が故障または動作不良。
次の⼿順に従ってカートリッジを取り出してください:
1. RDX 内蔵ドッキングステーションの場合はコンピュータの電源を切ってください。RDX 外付けドッキングステーション
の場合は電源ケーブルをコンセントから外してください。
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2. ⼤き⽬の⽂具クリップを真直ぐに伸ばして緊急取り出し⽤の⽳に差し込んで下さい。(3.3“カートリッジの挿⼊と取り出
し“の図 2 参照)
このときクリップを斜めに差し込まないでください。クリップを真直ぐに押し込み、少し⼒を加えてカ
ートリッジを取り出します。
3. カートリッジがドッキングステーションから出てきたら、⼿で掴んで真直ぐに引き出してください。
4. コンピュータを再起動して RDX ドッキングステーションをリセットして下さい。 RDX 外付けドッキングステーション
をお使いの場合は、電源ケーブルを再接続してからコンピュータを再起動してください。
5.3 電源表⽰が橙点滅し、カートリッジが出てこない
電源表⽰が取り出しボタンを押した後に橙⾊に点滅している場合は、コンピュータがメディアにアクセスしています。RDX
ドッキングステーションはコンピュータからのアクセスが完了すると⾃動的にカートリッジを排出します。
コンピュータのアクセス完了後もカートリッジが排出されない場合は、ユーティリティソフトウエアを正しく起動していな
い可能性があります。
2.3“Windows ⽤ユーティリティソフトウエアのインストール“の項をご覧の上、ソフトウエアをイ
ンストールしてください。
カートリッジが、さらに取り出せないときは Windows エクスプローラで取り出して下さい。エクスプローラでは RDX ド
ッキングステーションのドライブレター(たとえば F:)を右クリックして取り出しを選択します。
5.4 カートリッジ表⽰が橙⾊のまま
カートリッジ表⽰はカートリッジ前⾯にあります。表⽰が橙⾊のときはカートリッジ動作に問題があります。不具合の原因
には、次のいくつかが考えられます:
•
カートリッジが RDX ドッキングステーションに適合しない。
•
カートリッジが致命的に損傷されている。
•
カートリッジが⼗分に挿⼊されていない。
リムーバブルディスクユーティリティソフトにより、不具合に関する詳細な情報が⼊⼿できます。4.“リムーバブルディス
クユーティリティの使⽤⽅法”項をご覧ください。
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5.5 カートリッジが出てこない
カートリッジが出てこないときは、ユーティリティソフトがインストールしてあることを確認してください。必要なときは、
2.3“Windows ⽤ユーティリティソフトウエアのインストール”項をお読みください。
取り出せないカートリッジを排出するには次の⼿順に従って下さい:
1. RDX 内蔵ドッキングステーションの場合はコンピュータの電源を切ってください。RDX 外付けドッキングステーション
の場合は電源ケーブルをコンセントから外してください。
2. ⼤き⽬の⽂具クリップを真直ぐに伸ばして緊急取り出し⽤の⽳に差し込んで下さい。(3.3“カートリッジの挿⼊と取り出
し“の図 2 参照)
このときクリップを斜めに差し込まないでください。クリップを真直ぐに押し込み、少し⼒を加えてカ
ートリッジを取り出します。
3. カートリッジがドッキングステーションから出てきたら、⼿で掴んで真直ぐに引き出してください。
4. コンピュータを再起動して RDX ドッキングステーションをリセットして下さい。 RDX 外付ドッキングステーションを
お使いの場合は、電源ケーブルを再接続してからコンピュータを再起動してください。
注: 緊急取り出しを⾏うと OS が RDX カートリッジの認識を失う場合があります。その場合以下の⽅法でメディアの再
認識が可能となります。
1. コンピュータの再起動(推奨)。
2. 再起動を望まない場合は 4.“ドッキングステーションが Windows デバイスマネジャーから⾒えない”項のステップ 1-4
に従って下さい。
5.6 ドッキングステーションが Windows デバイスマネジャーから⾒えない
ドッキングステーションが Windows デバイスマネジャーに表⽰されず電源表⽰が緑⾊の場合は、次のステップに従ってハ
ードウエアの再スキャンを実⾏してください:
1. デバイスマネジャーを起動します:
a マイコンピュータを右クリックします
b 管理を選択します
c デバイスマネジャーを選択します
2. ⼀番上のフォルダ(通常ご⾃⾝のコンピュータ名)を右クリックします。
3. ハードウエア変更のスキャンを選択します。
4. ディスクドライブに RDX デバイスが⾒えるはずです。⾒えない時はコンピュータを再起動してください。
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5.7 ドッキングステーションのスピードが遅い
RDX 外付ドッキングステーションは接続される USB ポートのタイプにより低速となる場合があります。お使いのドッキン
グステーションが USB ポートに接続してあることを確認してください。最⾼の性能を発揮させるためには外付けハブ経由
ではなくコンピュータの USB ルートハブに直接接続してください。
USB バスはすべての USB デバイス間でバンド幅を共有しますので、 RDX 外付ドッキングステーションも他の機器の影響
を受けます。USB バス経由のカメラ、フラッシュメモリなどはデバイスの性能を低下させる可能性があります。不要なデバ
イスは取り外してください。
Linux をお使いの⽅
Linux では FAT32 に設定された RDX カートリッジでバックアップをすると性能低下を意識するかもしれません。最⾼の性
能を発揮させるために、RDX カートリッジは ext2 か ext3 でファイルシステムを構築してください。 付随書 8.“RDX ファ
イルシステム構築”をお読みください。
5.8 書き込みエラー
バックアップアプリケーションが書き込みエラー報告をした場合は以下の⼿順に従ってください。
1.
書込み禁⽌スイッチが許可側にセットされていることを確認してください。
2.
カートリッジ全⾯表⽰ランプを⾒てください。表⽰が橙⾊のときは、カートリッジは正しい動作をしていません。この
場合はカートリッジに致命的な損傷が加えられている可能性がありますので、RDX ユーティリティソフトを⾛らせて不
具合の詳細情報を⼊⼿してください。
3.
エラーが同⼀カートリッジで再現する場合は、新しいカートリッジと交換してください。
5.9 Windows Server 2003 でファームウェアダウンロードに失敗
Windows Server 2003 をお使いで、“ error invalid parameter”表⽰が出てファームウエアのダウンロードに失敗した時
は、SP1 以上のサービスパックが⼊っていることをご確認ください。
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5.10 RDX 外付ドッキングステーションでシステムブートが完了しない
BIOS のバージョンによっては⼤容量 USB リムーバブルメディアを取り扱えないことがあります。
RDX 外付デバイスが接続された状態でシステムブートが完了しない場合は、次のステップに従って下さい。
1. 最新の BIOS を使⽤していることを確認してください。
2. BIOS の USB ブートを無効にしてください。
3. カートリッジの取り出しを実⾏して、システムブートを再試⾏するか、RDX デバイスを外した状態でシステムブートを
してください。
4. FAT32 フォーマットのカートリッジをお使いの場合は、他のフォーマットで再フォーマットすると解決できる場合があ
ります。
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6.イメーション RDX リムーバブルハードディスクストレージシステム仕様
6.1 概要
製造元
Imation Corp
モデル名
RDX-USB-内蔵及び RDX-USB 外付
インターフェース
内部 USB ⼜は外部 USB
6.2 性能
特性
⾮圧縮容量
(GB)
インターフェース
RDX
RDX
RDX
RDX
RDX
RDX
RDX
160 GB
320 GB
500 GB
640 GB
750 GB
1TB
1.5TB
160
320
500
640
750
1000
1500
USB Ver. 3.0 Hi-Speed
・Windows 8
・Windows 7
・Windows Vista
・Windows XP
対応 OS
・Windows Server 2012
・Windows Server 2008 / 2008 R2
・Windows Server 2003 / 2003 R2
・各種 Linux のディストリビューション(Linux kernel 2.6 以降)
・Mac OS X 10.4 以降
転送速度 (※1)
使⽤可能カートリッジ(※2)
230 MB/s
160GB〜1.5TB(上位下位互換)
※AES256 ビット暗号化技術搭載した、RDX カートリッジセキュアも使⽤可能
・RDX SOFTWARE AND UTILITIES
( ROXIO Retrospect バックアップ・ソフトウエア、 RDX ユーティリティ・ ソフトウエア)
付属品
・USB ケーブル
・専⽤ AC アダプタ
・クイックセットアップガイド
電源⼊⼒
100-240V、50〜60Hz 専⽤アダプタ
消費電⼒
12W
※1. カートリッジは NTFS に初期設定されております。
Linux を使⽤する場合はカートリッジを Linux OS で使⽤できるように再フォーマットが必要です。
また、Mac OS を使⽤する場合はカートリッジを「FAT32」または「Mac OS 拡張」に再フォーマットが必要です。
※2. 転送速度は、ご使⽤のシステム環境やご使⽤の RDX カートリッジ容量で異なります。
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6.3 ⼨法重量
フォームファクタ
RDX 内蔵
RDX 外付
ドッキングステーション
ドッキングステーション
5.25 インチハーフハイト
内蔵
RDX カートリッジ
外付け
リムーバブルカートリッジ
⾼さ
41.4 mm
51.8 mm
23.68 mm
幅
146.0 mm
109.8 mm
86.6 mm
171.9 mm
177.5 mm
奥⾏き
重量
(ベゼル込み)
635 g
(ベゼル込み)
540 g
119.18 mm
173 g
(1TB は 200g、1.5TB は 240g)
6.4 電源
内蔵 RDX ドッキングステーション
電源電圧範囲
+5VDC±5%(USB)
+12VDC ±10% (USB)
消費電⼒(平均/最⼤)
6.6W/20W (USB)
AC アダプタ
N/A
外付 RDX ドッキングステーション
+12VDC ±10%
6.6W/13W
汎⽤電源アダプタ 100-240 VAC、
50-60Hz ⼊⼒
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7.法規制対応
7.1 環境規制
•
WEEE: 製品は⼀般廃棄物に適さない旨の登録および表⽰がされております。
•
RoHS: すべての材料および⼯程は指令に準拠します。
7.2 電磁輻射規制
•
(⽶) FCC 47CFR 15B clB –47 Part 15 Subpart B の不要輻射規制に合致
•
(欧) EMC 89/336/EEC, CISPR22 & CISPR24/指令に規定された CE 規制に合致
•
(ANZ) C-Tick に準拠
•
(⽇) VCCI に準拠
•
(台) BSMI に準拠
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8.Linux OS での使⽤:RDX ストレージシステム付属書
8.1 概要
本章では Linux 上での RDX リムーバブルディスクドッキングステーションの使⽤⽅法について説明します。
RDX ドッキングステーションには内蔵 USB バージョンと外付 USB バージョンの 2 タイプがあります。
どちらも Linux 上で使⽤可能です。
8.2 Linux 互換性
多くの Linux ディストリビューションが RDX ドッキングステーションのサポートを表明しています。各種 Linux のディス
トリビューション (Linux Kernel 2.6 以降)で互換性が確認されております。
8.3 RDX システムを Linux で使⽤する
RDX カートリッジファイルシステムに関する考慮
RDX カートリッジは出荷時に NTFS でフォーマットされています。 NTFS フォーマットでは Linux で書き込みができませ
ん。お使いのカートリッジは Linux でサポートされている FAT32, ext2, ext3 などに再フォーマットする必要があります。
Linux 説明書の fdisk や mkfs のページで、Linux でのパーティション操作とファイルシステム作成に関する詳細説明をご覧
ください。 複数パーティションを作成する場合は“Eject”以下の項をご覧ください。
•
ファイルシステムの選択はバックアップの性能に⼤きく影響します。Ext3 は通常の場合最⾼の性能を発揮します。
•
FAT32 ファイルシステムは最⼤ 4GB までのファイルサイズ制限があり、tar コマンドでのアーカイブサイズを制限し
ます。
•
⼀部のシステム BIOS は FAT32 フォーマットディスクを取り扱えないため、ブート時にハングアップを起こします。
これは BIOS で USB ブートを可能なセッティングにした場合に起こります。“トラブルシューティング”の項 5.12
“RDX 外付ドッキングステーションでシステムブートが完了しない” で詳細をご覧ください。
注: mkfs でパーティションを切る前にフォーマットは可能ですが、fdisk で事前にパーティションをきっておくことをお
奨めします。これは未パーティションメディアが 2.4 カーネルや umount コマンドで問題があるためです。
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⾃動マウント
バックアップアプリケーションからのアクセスを可能とするためカートリッジはマウントしておく必要があります。⼀部の
Linux はリムーバブルディスクの⾃動マウント構成を採⽤していますが、ユーザーによる再構成を必要とする場合もありま
す。⾃動マウントに関する詳細は Linux の説明書をお読みください。
取り出し
カートリッジがマウントされていると、RDX ドッキングステーションの取り出しボタンは正しく動作しません。アンマウン
ト及びカートリッジ取り出しを⾏うには eject コマンドを使ってください。
注: 複数パーティションがリムーバブルディスクにある場合、eject コマンドはアンマウント処理を正しく実⾏できませ
ん。それぞれのマウントされたパーティションごとに⼿動でアンマウントをして、 eject コマンドを実⾏してくださ
い。
tar コマンドでのバックアップ
tar コマンドは RDX ドッキングステーションのカートリッジにファイルのアーカイブを書き込みます。tar –M オプションを
使うことで RDX ドッキングステーションの複数のカートリッジにアーカイブを作成可能となります。
マルチボリュームバ
ックアップを作成するときは tar -M サイズオプション(カートリッジサイズはキロバイトで表⽰)を使って、リムーバブ
ルディスクカートリッジのスパニングをしてください。
詳細は tar コマンドに関する説明をご覧ください。
8.4 トラブルシューティング
SCSI デバイスステータス
ドライブがシステムで認識されているか確認するには、次のコマンドを使ってください:
cat
/proc/scsi/scsi
この操作ですべての SCSI デバイスリストが表⽰されます。
リストの中に RDX ドライブが含まれているはずです。
RDX ドッキングステーションがリストに含まれていない場合は、ケーブル接続、電源周りを再確認してください。
e2fsck File System Check Fails
e2fsck プログラムによる ext2/ext3 カートリッジのファイルチェックが成功しない場合は、e2fsprogs の最新バージョン
がインストールされているか確認してください。ある種の環境では e2fsck の 1.35 以前のバージョンではファイルシステム
チェックを完了できないことがあります。
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製品の登録とサポート情報
http://www.imation.co.jp/rdx/support/
https://www.imation.co.jp/support/form/
著作権保護
RDX カートリッジにデータを書き込むときは、データの著作権を侵害しないことをご確認ください。
ソフトウエアのバックアップを取得するときは、当該製品の著作権を侵害しないことをご確認ください。
●〈Imation〉〈Imation ロゴ〉は、Imation 社の商標です。
●〈RDX ロゴ〉は、タンベルグデータ社の登録商標です。
●その他、記載されている会社名、製品名等は各社の登録商標または商標です。
イメーション株式会社
150-0001 東京都渋⾕区神宮前 5-52-2 ⻘⼭オーバルビル 11F
http://www.imation.co.jp
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