モンゴルの大平原、大空にふく天上の風、力強く山を下り、平野を駆けぬけ、海を渡り、南の島に届きます。そして、南の海に浮かぶ島々沖縄にふく琉球の風は、海を渡り、野を走り、山をかけ上がり、果てしなく続く大平原と広いひろい大空の下、天上の風と出逢います。 ♦♦♦ 「天上の風」は、中国と沖縄の合作映画として2010年3月に日本・中国において企画が立ち上がり、両国の文化交流・観光（ロケーション・ツーリズム）の促進・誘致、更に地域産業との連携をもち沖縄発の海外向けコンテンツ制作と公開およびプロモーションを進める目的でスタートしました。合作映画の現状としては日本と中国の合作は少なく、昨今の政治状況を含め、沖縄（地域）と中国との合作映画（中国政府公認）は、とても希少なケースです。制作期間中は、東北大震災や社会的不安定要素もあるなか「天上の風」が無事完成することができたことはひとえに関係者の皆様の多大なご支援、ご協力があった御陰だと思う次第です。日中両国の製作者は、国際映画祭出展・映画上映に向けての対応を進めております。日中製作者代表：渡口政旬 ♦♦♦ 『天上の風』特別試写会を開催平成25年11月22日（金曜日）沖縄県の沖縄タイムスホール“沖縄・内蒙古（日中）国際共同製作映画『天上の風』”特別試写会を開催し、劇中での音楽に参加した馬頭琴演奏者のチ・ブルグレット氏の演奏や張加貝監督と主演女優福本幸子、プロデューサーの渡口政旬（CMC沖縄代表）、王俊彦（CWC代表）、小畑真登等の舞台挨拶、協力団体への感謝の式典、また、当上映会の主宰でもある社団法人沖縄中国友好協会事務局長山口芳弘氏の上映会の趣旨説明及び挨拶等が行われました。天上の風と琉球の風は、優しい歌となり人々の心に響き渡ります。日中の国境を越えて出逢う＝繋がる「天上の風」と「琉球の風」風・音楽（三線と馬頭琴、童神と天上の風）が海を越えて、沖縄と中国内モンゴルを繋ぎます。物語沖縄に生まれ育った若い女性が、幼い頃に別れた母に会う為、中国北京から内モンゴルへ、海を越え5000kmを旅するロードムービー。主人公の遥は沖縄に生まれ育った２０代半ば、沖縄の旅行社で中国人観光客のガイドをしている。ここ数年増え始めたのが、中国からリゾートウェディングを兼ねた観光である。遥は、母を知らずに育った。仕事に没頭する美ら海水族館の研究員である父光男も家を離れ仕事場の近くに部屋を借りて単身暮らしていた。民謡酒場を営む明るい祖母千代子に育てられ、父親や母親のいる家庭を知らず大人になった遥は、結婚や家庭に違和感を感じ、恋人の照屋からの求婚にも自ら母になることへの不安を感じ、結婚に踏み切れずにいた。ある日遥は、幼い頃に死んだと聞かされていた母がモンゴルで生きていることを知る。育ての親でもある最愛の祖母の死もあり、母に会う為に遥は沖縄からモンゴルまで５000kmの旅に出る。旅を共にすることとなる中国人男性との出逢いや、広い中国の旅で出逢う多くの人々との交流。様々な出来事を経験する遥。そして若き父と母のなれそめや別れの理由、二人の強い絆や想いを知り、遥は・・・・・。天上にふく風は、大草原を走り、大地をくだり、海を渡り、アジアの空にふき渡る。三線と馬頭琴の音色、風がつないだ道。沖縄、北京、風に導かれ遥が辿りついたのは、広大なモンゴルの草原だった。［主要スタッフ・関係者］監　督：張　加貝主　演：福本　幸子　巴　音脚　本：鮑　十（チャン・イー・モウ『初恋のきた道』、さくらんぼ『母ときた道』）石倉　保志撮影監督：堀田　泰寛　音　楽：安田　芙充央（『さくらんぼ母ときた道』、他）監督補：高　奇スーパーバイザー：山口　芳弘プロデューサー［中国］：史　可／四川騰龍映画有限公司プロデューサー［日本］：小畑　真登渡口　政旬（ＣＭＣ沖縄）王　俊彦（CWC）［沖縄撮影風景］中国製　作：四川騰龍映画有限公司（SOARING DRAGON PICTURES）企　画： the 8 Imagine（Asian Movie Project）制　作：四川騰龍映画有限公司（SOARING DRAGON PICTURES）制作協力：四川テレビ、モンゴル（内）テレビ日本［中国撮影風景］製　作： CMC沖縄、CWC 制作（沖縄）： CMC沖縄制作協力：日本デジタルコミュニケーションズ（JDC）合作企画： The 8 Imagine 企画協力・後援：沖縄県日中友好協会、沖縄中国友好協会支　援：浦添市、豊見城市、沖縄観光コンベンションビューロー、沖縄県文化庁（日本）、他 © 沖縄・中国国際共同製作映画「天上の風」製作委員会日本代表 CMC沖縄