「情報化優良表彰」【奨励企業賞・奨励サポート賞】

財団法人 群馬県産業支援機構
2012
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INDEX
■ 新 年 の ご あ い さ つ ・・・・・・・・・・・ 1
■ 「 情 報 化 優 良 表 彰 」【 奨 励 企 業 賞 ・ 奨 励 サ ポ ー ト 賞 】 受賞 ・・・・・・・・・・・ 2
■ 企 業 ル ポ 株 式 会 社 ジ ャ オ ス ・・・・・・・・・・・ 5
■ 連 載 「 中 小 企 業 の た め の 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 」 ス テ ッ プ 3 ・・・・・・・・・・・ 7
■ここに注目 !! 地域のこの企業 イヅハラ産業株式会社・・・・・・・・・・・ 9
■ぐんま産業創造倶楽部 活動報告・・・・・・・・・・・10
■ お 知 ら せ 群 馬 県 か ら の ご 案 内 ・・・・・・・・・・・11
■ 受・発注ニュース・・・・・・・・・・・13
新 春 を 迎 え て
財団法人 群馬県産業支援機構
理 事 長 下 山 博
あけましておめでとうございます。
皆様には輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
群馬県産業支援機構では、今年も県内中小企業の皆様に対する経営相談や受発注の斡旋など様々な御支援
を通じて県内経済が元気となるよう、職員一同全力を挙げて業務を推進して参りたいと考えています。関係
各位の一層の御指導、御鞭撻をお願い申し上げますとともに、今年一年の御隆盛を心からお祈りいたします。
昨年は、長引く円高や産業空洞化の進行、そして3月 11 日の東日本大震災と福島原発の被災に伴う放射
能汚染、ヨーロッパの財政問題の深刻化、新興国の成長鈍化、タイでの大洪水の発生など国内外に甚大な災
害や困難な状況が多数発生しました。そして、原発停止に伴う電力不足は我が国のエネルギー自給率が極め
て低いことを改めて認識させ、経済活動や社会生活の根底を揺るがす問題として深刻な影響を社会経済に与
えています。
この様な中、当機構では、「震災等影響対策経営相談会」を実施するとともに、「円高対策経営相談窓口」
を開設し、事業計画の見直しが必要な企業に対して専門家を派遣し支援しました。また、県内でいち早く「省
エネセミナー」を開催するとともに、群馬ディスティネーションキャンペーンを迎える旅館・ホテル向けや
製造業向けなど、優先度や業種に合わせた「節電対策セミナー」の実施、さらに、省エネから一歩踏み込ん
だ自然エネルギーを積極的に活用する創エネを考えるセミナーを開くなどきめ細かい省エネ対策事業を実施
し、多くの中小企業の皆様に御参加いただきました。また、経済活動のグローバル化が進む中、輸出入や販
路拡大を支援する「海外ビジネス個別相談会」の定期的な開催、外国への特許出願を支援する「中小企業外
国出願支援事業」なども実施しています。
一方、中小製造業の受注確保対策として、例年通り「広域商談会」や「個別商談会」を開催したほか、昨
年5月から「首都圏発注開拓員」を2名(10 月に2名増員、合計4名)配置し、東京を中心とした首都圏
で仕事を見つけ県内中小企業に斡旋しています。また、発注企業の具体的な発注案件や技術情報等を予め提
供し、これに対応可能な県内企業とのマッチングを行う「個別商談会群馬 in 東京」を1月と2月に2回開
催します。経済情勢が厳しい中、発注開拓は一段と難しくなっていますが、1件でも多く仲介ができるよう
取り組んでいるところであります。
私ども産業支援機構では今後とも、群馬県や関係支援機関との一層の連
携を図り、中小企業の皆様にお役に立てる御支援ができるよう努めていき
たいと考えています。また、公益法人制度の見直しに伴い、今年の4月1
日を目途に“公益財団法人群馬県産業支援機構”として改組すべく現在県
に移行認定を申請中であります。業務の内容は基本的に変わりませんが、
これを機会に新たな気持ちで中小企業支援に取り組んで参りたいと思いま
す。どうぞお気軽に御利用いただきますようお願い申し上げます。
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2012 JANUARY
「情報化優良表彰」
【奨励企業賞・奨励サポート賞】受賞!
11 月 15 日(火)東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷において、財団法人全国中小企業取引振興協会が主催す
る IT 経営に関する研修会、専門家派遣などによって成果を上げた中小企業者およびそれを支援した振興機関を一
対として表彰する「情報化優良企業表彰」の表彰式が行われました。
「奨励企業賞」には朝倉染布株式会社(桐生市浜松町)が、
「奨励サポート賞」には財団法人群馬県産業支援
機構が受賞いたしました。
■朝倉染布株式会社 「奨励企業賞」
■群馬県産業支援機構 「奨励サポート賞」
(中央:代表取締役社長 朝倉剛太郎氏)
( 左 :総 務 部 企 画 室 福原 貴雄氏)
( 右 :専
門
家 木島 隆氏)
♦授賞内容 「IT利活用による業務の効率化とデータ連携」
【1.同社の抱えていた問題点】
繊維業界でのコスト競争は激化し、加工料金の安い中国に移るなどグローバル競争にさらされている。また、
慢性的な消費市場の冷え込みによる利益が悪化する中、顧客からの納期や品質保証等に対する厳しい要求はま
すます高くなってきている。
社内においては、ベテラン社員の退職と新規採用の抑制により人員が縮小し、今まで以上の作業の効率化と
ノウハウの共有が必要となってきている。
同社は地域企業における繊維産業のリーダー的存在であり、情報化の取組みも先進的な企業であるが、情報
化にかかるコストが重い負担となり経営を圧迫していることから、それらにかかるコスト軽減、効率化を求めら
れている。
【2.情報化の内容・特色】
< 内 容 >
同社の情報化は 1982 年の大手取引先へのオンライン受発注対応より脈々と続けられており、すでに6回の大
幅な更新を行っている。
現在、同社の情報化システムはオフコンによる基幹系システムと情報系システム、および社内開発した業務支
援系システムに分類される。また、この他に生産機器と接続しデータ連携した生産支援システムがある。
基幹系システムは大手取引先からのEDI取り込み機能も含めた受注管理から始まり、生産計画管理、工程
実績管理、進捗管理、在庫管理等、生産現場に欠かせない機能を提供する。
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基幹系システムを補助するのが業務支援系システムであり、原材料管理、品質試験データ管理の機能及び経
理機能を有する。
情報系システムは基幹系システム等で管理されている加工、出荷、検査等の進捗情報および在庫情報を有力
な取引先ごとに公開しているシステムである。
生産支援システムは染色機配台システムや検反システム、自動倉庫システム等から成り、一部は基幹システム
と密接にデータの連携を行っている。
< 特 色 >
同社の情報化は歴史および規模、さらにその改良(改善)において中小企業の中ではトップレベルである。
改良を重ねた基幹系システムから作り出された取引先ごとの加工進捗情報などを、新たに稼働させた情報系シス
テムを活用して公開することにより取引先の満足度を上げている。
このように既存のシステムを改良し続け、省力化、効率化だけでなく、既存システム間とのデータ連携により、
競争力のある事業価値を生み出していることが特色である。
【3.情報化支援の内容】
情報化にかかるコスト縮減に関する支援で月1回、6ヶ月間にわたり支援した。
支援内容は、主に情報化担当者からのヒアリングと内部資料の精査によって、今後行う予定であるシステム更
新にかかる費用を洗い出した。
その際、特に基幹系システムにおいて現状のオフコンを継続するか、または Windows 等のオープン系システ
ムに移行するかの2面から費用を算出し、コスト削減に向けてのあり方を追求した。
また、費用対効果を知るために、現行システムにおける経営への効果を確認した。
今回の支援により、システム更新費用を見直し、現状システムの調査と課題の抽出を行い、総合的な IT コス
トダウンの方向性を見極め、決定を行うための基盤づくりが出来たと言える。
【4.情報化支援の効果】
現行システムにおいて以下の効果を確認した。
(定量的効果)
(1) 超短納期化の実現への対応と納期厳守率の改善・社
内納期厳守率は 99%以上となり、他社と差別化を
図ることが出来た。
(2) 品質保証水準の向上による利益率改善・不良率(C
反率)は買取り金額と共におよそ半分に減少した。
2006 年度:94.1%
⇒ 2007 年度:97.6%
⇒ 2008 年度:99.6%
⇒ 2009 年度:99.8%
⇒ 2010 年度:99.6% 2005 年度:1.31%
⇒ 2008 年度:0.73%
⇒ 2010 年度:1.01%
※新たにスポーツ用生地加工導入により増加した。
(従来用途の品質水準は低下せず)
(3) 新規事業による事業リスクの低減
・インクジェットプリント加工について、
加工計画確立により、以下の通り生産スピード(布速)が 20%程度向上し、
納期対応および工程費削減/稼働率向上に貢献した。
2006 年度:10.9m/h ⇒ 2007 年度:12.2m/h ⇒ 2008 年度:13.0m/h ⇒ 2009 年度:13.2m/h ⇒ 2010 年度:13.9m/h
(4) 情報開示による顧客の定着化
・Web 紹介サービスについて、利用会社数およびアクセス数が倍増した。
2003 年:10 社 ⇒ 2010 年:23 社
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(5) 間接業務の合理化とITコストの削減
・間接業務の合理化により、H 17 年度比で人員が約2割減少した。
・IT保守費用において 30%程度の削減を達成した。
(定性的成果)
(1) 超短納期化の実現への対応と納期遵守率の改善
・2007 年度:東レ㈱よりテキスタイルクイックレスポンス賞を受賞した。
・顧客より納期管理の好評を得て、社内営業の不満が解消した。
(2) 品質保証水準の向上による利益率改善
・買取り金額の視覚化によって、社員の意識高揚により、コストダウンプロジェクトの発足に貢献した。
(3) 新規事業による事業リスクの低減
・最終製品(ネットショップ含む)の取材で、新規引き合いが激増した。
・インクジェットプリントの柄番追加、伝票/請求書 書式改善により、社内外より好評を得た。
(4) 情報開示による顧客の定着化
・システム更新後、利用顧客にアンケートを取った結果、合計の把握・個別ダウンロードが便利/納期の精度が
上がった等の高い評価を得られた。
(5) 間接業務の効率化と IT コストの削減
・入力作業省力化/加工事故検索の効率化により、残業時間が減少した。
(総合的成果)
・同社の主力業務であった水着市場が毎年 10%以上縮小し、厳しい経営を強いられているが、2009 年度より始
めたスポーツ用途生地加工により売上減少を止める事が出来た。新規事業である撥水風呂敷等の製品加工は毎年
50%程度増加し、
一つのビジネス形態となりつつある。また特許申請中の赤外線吸収加工は盗撮防止機能をうたっ
たスクール水着に採用され、年々売上倍増している。
・情報系システムによる取引先への情報開示は、中堅取引先の囲いこみに大きな成果をもたらし、厳しい環境にも
かかわらず取引額は毎年増加傾向にあり、一連の情報化経営の成果が見られつつある。
二十三年度 グッドデザイン賞
企業名:朝倉染布株式会社
代表者:代表取締役社長 朝倉 剛太郎
所在地:群馬県桐生市浜松町 1-13-24
創業年:明治 25 年7月
資本金・従業員:3,800 万円・102 人
業 種:染色整理加工業
URL:http://www.asakura-senpu.co.jp/
中小企業庁 長官賞 受賞
超撥水風呂敷[ながれ]
【企業の概 要 】
<事業内容>
同社は染色だけでなく、高い耐久性を持つ撥水等の高次付加機能を加工付与することを得意とし、毎年
数件の特許出願を行う等、技術開発力を売りにしている。
また多彩な色相表現に富むインクジェットプリント加工や、顧客ニーズに合わせた高付加価値の生地販
売、さらに防水ではなく、撥水加工のため、生地本来の通気性を保ちながら「水も運べる超撥水風呂敷」
等の最終製品の販売も行っている。
同社の独自の超撥水加工技術により作られた「超撥水ポンチョ」は、2010 年度グッドデザインぐんま優
秀賞を受賞。また、
超撥水風呂敷「ながれ」は 2011 年度グッドデザイン賞 中小企業庁長官賞を受賞した。
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企業ルポ
No.194
株式会社ジャオス
北群馬郡榛東村広馬場3586-1
電 話/0279-20-5511
資本金/5,000万円
社員数/20人
業 種/4輪駆動車を中心とした自動車用品の
企画・製造・販売
設 立/1985年(昭和60年)4月
URL/http://jaos.co.jp
4輪駆動車パーツのトップブランド
代表取締役社長
赤星 大二郎 氏
自動車王国の群馬県には、自動車メーカーや部品製造会社だけでなく、特徴的な自動車用品メーカーが立地して
いる。なかでも榛東村のジャオスは、4輪駆動車やスポーツ用多目的車(SUV)向けアフターパーツで国内トップ
ブランドを確立。外・内装パーツ(スポイラー、アンダーガード等)、機能パーツ(エアクリーナー、マフラー、サス
ペンション、ブレーキ等)、ホイールなどを企画・製造・販売している。
オフロード車ファンにおける知名度は断トツと言ってよい。自動車用品
店や自動車雑誌などで、カンガルーをあしらった“JAOS”のマークを
見たことのある人も多いのではないだろうか。若者の自動車離れが進
む一方、中高年のスポーツカー人気が再燃。今年の東京モーターショー
ではトヨタ自動車が発表した小型スポーツカー「86(ハチロク)」に
長蛇の列ができ話題となった。ジャオスの主な顧客もスポーツカーや
大型バイクなどと同様に趣味性が強く、マニア的なファンの多い4輪
ジャオスの内外装パーツでドレスアップした 駆動車やSUVの愛好者である。最近では、世界的に災害が多いこと
海 外 専 売 車 両 LEXUS GX460 と NISSAN PATROL から「身を守るクルマ」としての需要も広がりつつある、という。
急拡大の創業期と2度の危機
ジャオスは、現会長の赤星嘉昭氏が 1985 年、商社を脱サラして東京都渋谷区にて創業した。若い頃からアウト
ドアへの関心が高く、自身も「ランドクルーザー60」のオーナーだった。趣味が高じての創業とも言えるが、その
趣味性が時代の嗜好にマッチし、当時のRVブームにも乗って事業は急拡大。アメリカやオーストラリア製パーツ
の輸入卸売業からスタートした事業は 87 年、本格的な自社ブランド開発とともに、直営ショップを大田区にオープ
ン、本社も移転した。フランチャイズを含め矢継ぎ早に出店するなど、順風満帆そのものだった。95 年には現在
地に群馬工場を設立し、生産体制も整えている。自動車部品会社の集積に加え、4輪駆動車の走行テストに適し
ていることが本県進出の理由だった。この間、93 年には世界一過酷なモータースポーツとして知られるパリダカー
ルラリーに参戦した「三菱パジェロ・OFFROAD EXPRESS」
チームのスポンサーにもなっている。こうした競技活動の支援とともに
現社長の赤星大二郎氏自らも参戦し、タイで開催された「アジアクロ
スカントリーラリー 2004」では日本人最高位の総合4位を獲得した実
績もある。
ただ、沿革を振り返ると必ずしも順風だったわけではない。危機は
2度あった、という。バブル経済の崩壊と、2000 年のディーゼル車
規制である。趣味性の強い市場だけにバブル崩壊は、国内販売の大
幅な後退をもたらした。そこで当時、カナダに留学していた大二郎氏 同社がスポンサードするファラオラリーの
が北米のマーケットを調べることになり、全米をくまなく調査。4輪
参戦車両(2011 年 10 月)
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駆動車市場に好感触を得たことで 96 年、日本の4WDアフターパー
ツメーカーとして初めて米国ラスベガスで開催される「SEMAショー」
(世界最大のアフターパーツ展示会)に出展、その存在が注目された。
翌 97 年に英語が堪能な大二郎氏が正式に入社し、米国、中近東、
ロシアにも営業をかけ輸出に活路を見出している。
ディーゼル車主体の4輪駆動車市場は、2000 年のディーゼル車規
制でも壊滅的な打撃を受けることになる。アフターパーツ業界は倒産、
撤退、転業が相次ぎ、同社も東京と群馬の2拠点体制を、群馬に本
社を移して一本化し業務の効率化を図っている。
本社社屋と工場
2度の危機を乗り越えた 02 年、転機が訪れた。ジャオスのブラン
ド力に着目していたトヨタ自動車と提携することになり、
「ランドクルーザープラド」と「ハイラックスサーフ」の“J
AOSバーション”を全国のトヨタディーラーで販売。これを機に「ノア」
「RAV4」
「クルーガー」
「ハリアー」
「ヴァ
ンガード」の各車種に
“JAOSバージョン”が取り入れられ、現在の安定成長へとつながっている。年商は約6億円。
オリジナル商品の販売が 50%、OEM供給が 25%、向け先の法規制や使用環境に合わせた海外向けの販売が
25%の構成。なかでも海外向けが伸びている。
協力工場によるファブレス生産
ジャオスは基本的には、商品企画・開発を専門とするファブレスメーカーである。設計及び開発作業や極小ロッ
トのものづくりは本社工場でも行うが、殆どは協力工場によって作られている。現在、約 100 社と経常的に取り引
きしている。
「仕事は量が少ないけれど、面白いからやってみよう」といってくれる協力会社が多いというが、お互
いに利益は確保しようとの姿勢は堅持している。赤星会長が商社マン時代に培ったマーケティング力と群馬の技術
力が結びつくことよって、強力なブランド力が育成された。それを引き継いだ赤星社長は「県内に集積する、もの
づくり企業さんの存在があってこその当社」といってはばからない。
とりわけトヨタ自動車との取り引きは教えられたことが多い、とい
う。特に品質。
「小さな会社なのでトヨタについて行くのに背伸びが
必要だったが、背伸びし続けた結果少しずつ実力がついた」と赤星
社長は笑う。08 年には品質マネジメントの国際規格ISO9001も
認証取得した。トヨタと取り引きのあることで信頼され、受注につな
がったケースもある。クルマ好きで徹夜作業も厭わない頼もしい従業
員たちが、ブランド力維持のかげの主役でもある。高い意匠性と品質。
魅力的な商品を生み出す開発部門
顧客に「この商品の魅力はたまらない」と思ってもらうのが信条だ。
中国富裕層を射程に入れる
今後の課題は、円高対策。
「最終組立は日本で行うが、部品はタイや中国などからの海外調達も検討していき
たい」と赤星社長は語る。また富裕層を顧客対象とした中国市場への進出も大きな課題で、手始めに9月に上海
そして 12 月に広州で行われた展示会に矢継ぎ早に出展した。ネットによる直販体制も築いており、ユーザーの声
を直接聞き商品に反映させるためのチャネルとしても活用している。
成熟消費の時代においては「趣味性」をどう刺激するかが需要の動向を左右する。海外市場も取り込めるニッ
チマーケットのガリバーとして、知る人ぞ知る存在となったジャオス。キャンプとコンサート、野外イベントを絡めた
ユーザー参加型のイベントを通じて4輪駆動車を使ったライフスタイルを提案するなど、顧客に新しい価値を届ける
『ことづくり』によるイノベーションを進行中だ。緩慢に縮む国内経済のなかで中小企業の新たな生き残り策を考
えた時、示唆に富む企業ではないだろうか―。
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中小企業のための情報セキュリティ 連載
ス テッ プ
3 「これだけは知っておこう!『システム障害』対策のポイント」
クエスト・フォー株式会社 代表取締役 伊東寛記
中小企業の経営者の皆様、こんにちは!ITコーディネータの伊東です。今や中小企業経営に大きな影響を与える
『情報セキュリティ』ですが、第3回目の今回は、突然発生する「システム障害」の影響とその対策のポイントにつ
いて解説したいと思います。
1.地震により発生したシステム障害
皆様の会社では、システム障害に対する対策はしっかり行われているでしょうか?
A商事は、社長がIT化に積極的で、5年前から在庫管理は全てシステム化していました。社内の情報システムは、当時IT
に詳しかった営業課長のBさんが兼務して管理しており、Bさんは、バックアップなど各システムの設定やパスワードについ
て忘れないようにテキストファイルでメモを作成し、自分の業務用のPCに保存していました。
ある日、Bさんは2週間の長期有給休暇を取って、海外旅行に出かけました。翌日、A商事の地域で地震が発生しました。
その時、社員が逃げ出す時にPCの電源ケーブルに足をとられ、書棚にぶつかった勢いで書棚が将棋倒しとなり、社内のP
Cやサーバがその下敷きになりました。この事故の影響で在庫管理サーバのハードディスクが故障し、システムが正常に起動
しなくなりました。A商事では、サーバの予備機はなかったので、すぐにシステム業者に修理を依頼しましたが、緊急時を
想定した契約を結んでいなかったこともあり、業者が来て修理に着手できたのは地震発生の3日後になりました。
またサーバのバックアップデータはアクセスできるパスワードをBさんだけが管理していたこともあり、社長が休暇中のBさ
んに連絡を試みましたが、海外のため連絡がつきません。結局、パスワードが分からず、バックアップのデータを開くことが
できませんでした。
2.事故の影響、
「システム障害」の主な危険要因とは?
社長は、現場のスタッフに手分けして在庫を調査し、再度データ入力を実施するように指示しましたが、スタッフ総出で毎
日残業して対応したものの必要なデータの入力が完了するまで1週間もかかってしまいました。その間、A商事は、手作業
で出荷等の作業を行いましたが、手作業による出荷管理等のマニュアルを整備していなかったため、現場は大混乱となり、
最終的に多くの顧客に迷惑をかけてしまうことになりました。
いざという時に備えてデータのバックアップをおこなっていたにも関わらず、なぜ顧客の信頼を損ねる事態にまで問題が発
展してしまったのでしょうか?今回のケースの危険要因として、次のような問題が考えられます。
①重要なPCやサーバを地震などの自然災害や人的災害の影響を受けないよう配慮して設置していない
②ITに関する業務を特定の個人のスキルに依存しすぎている
③事業継続への意識の低さ、代替要員体制やマニュアル等の不備など、システムが停止した場合を想定した対策が
備わっていない
3.
「システム障害」に対応するための情報セキュリティ対策のポイント
それでは、今回のケースのような場合、システム障害の対応としてどのような対策が考えられるのでしょうか?
まず、物理的セキュリティとして、PCやIT機器の配線は、地震などの自然災害やケーブルの引っ掛けなどの人的災害
が起こらないように配置・設置する必要があります。特にサーバなど基幹業務にかかわる重要なコンピュータは、許可さ
れた人だけが入ることができる安全なスペースを確保して設置し、地震などによる転倒防止、水濡れ防止、停電時の代替
電源の確保などを行っておくことが重要です。
中小企業の多くは、情報システムの管理に多くの人員を専任として配置することは難しいと思われます。しかし、特定
の個人に依存しすぎると、その社員の出張や休暇、退職などにより、情報システムの運用が困難となり、今回のケースの
ように業務にも支障が発生する恐れがあります。
中小企業では、社内の業務がITに依存すればするほど、システムに異常が発生した場合の業務に対する影響も大きく
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なります。そのため、災害やシステム障害などの緊急事態に遭遇した場合において、社長や経営幹部が業務を再開するた
めに何をすべきかを把握しておく必要があります。企業の損害を最小限にとどめつつ、事業の継続あるいは早期復旧を可
能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておくBCP(事
業継続計画)の存在がポイントになります。
事業継続に関して具体的にBCPの検討を行う際には、経済産業省が発表している『事業継続計画策定ガイドライン』
や
『ITサービス継続ガイドライン』、内閣府が発表している
『事業継続ガイドライン』等が参考になります。これらの資料は、
全てホームページで公開されていますので参考にしてみてください。
今回のケースのようにシステム障害がもし発生した場合、事前に対策を準備しておかないと業務がストップし、復旧如何
によっては、顧客の信頼を失い企業の存続にもかかわってきます。システム障害対策の責任者や組織体制、復旧手順書(業
務マニュアル)等が整備され、その内容が今の社内の実態に合っているのかなど、それぞれの課題について機能するか、
システム障害のシュミレーション(模擬訓練)を実施してチェックしてみてはいかがでしょうか。
【 執筆者紹介 】
中小企業診断士でありITコーディネータでもある伊東寛記氏が代表取締役を務める
クエスト・フォー株式会社は、中小企業の経営改革・経営革新を支援する情報化コンサ
ルティング・カンパニーです。
「経営とITの架け橋」となるべく企業経営に役立つ戦略的な情報化をサポートされ
ています。
クエスト・フォー株式会社 (千葉県市川市南行徳 3-14-11-501)
ホームページ:http://www.questfor.co.jp/
~知っておきたい取引ルール~
「優越的地位の濫用」
優越的地位の濫用行為は、相手方の利益を不当に奪い、競争を阻害する行為です!
■優越的地位の濫用とは
自己の取引上の地位が相手方に優越している一方の当事者が、取引の相手方に対し、その地位を利用し
て、正常な商慣習に照らして不当に不利益を与えることです。この行為は、私的独占の禁止及び公正取引
の確保に関する法律(以下「独占禁止法」といいます。)によって規制されています。独占禁止法とは別
に一定の要件を満たす下請取引については、下請代金支払遅延等防止法(「下請法」)によって規制されて
います。
◇公正取引委員会では、優越的地位の濫用に関するガイドブックや動画をインターネットで配信していま
す。従業員教育等にお役立て下さい。
○「優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の考え方」ガイドブック
http://www.jftc.go.jp/dk/yuuetsu.pdf
○動画配信「気を付けよう!取引のルール -優越的地位の濫用規制-」
http://www.jftc.go.jp/douga/100212index.html
※動画にはフルヴァージョン(28 分 22 秒)とショートバージョン(9分 23 秒)があります。
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ここに注目!
! 地域のこの企業
—— フリル織技術(FRITY)でめざす脱下請 ——
<企業概要>
事 業 者:イヅハラ産業株式会社 (代表取締役 赤石重男)
事業内容:高級ジャカード織、婦人服のデザイン・製造・販売
従 業 員:8 人
連 絡 先:群馬県桐生市広沢町2-3033-2
TEL 0277 - 52 - 8787 FAX 0277 - 52 - 8795
ホームページ:http://izuharasangyo.com
赤石重男 社長
○安価で高品質なフリルの製法を開発
Q.フリル織という技術を開発されたそうですね。どのような技術ですか?
A.通常フリルというのは織り上がっている生地に一つ一つ縫い付けていくも
のですが、私たちは織りの工程の中でフリルを織り込むという独特の技術
を開発し特許も取得できました。
Q.どのような利点があるのでしょう?
A.まず大幅な工程数・コストの削減になります。手縫いではないので高品質
のフリルを安定して生産することもできます。さらに、これまであまりフリ
工場内風景
ルが使われていなかったミセス層のファッションにも合う上品なデザインも
可能になりました。
○安心・安全・高品質を消費者に届けたい
Q.服飾メーカーなど販売先へのアプローチはいかがですか?
A.アパレルやデザイナーさんにはサンプルを提供していて、とてもよい評価
をいただいています。あと、実は私たちは織物だけでなくスカートのデザ
インから縫製までも手がけていまして、自社直販はもう始めています。
Q.フリル織はちょっと変わった売り方をされるそうですね?
フリル織のスカート
A.はい。今回「FRITY(フリティ)」という商標を登録しまして、商標のほか社名や桐生で織られたことなどを
記載した当社指定のタグを製品に付けることを取引先にはお願いしています。
これまでは製品である衣服のブランドやメーカー名は書いてあっても生地がどこで織られたのかは分かりませ
んでした。私たちは安心・安全・高品質を消費者に届けるために、これまでの慣例に
ないやり方をとりました。スーパーの野菜売り場に行くと生産農家の顔写真が商品の横
に並んでいます。生産者の顔が見えることで買う側は安心できる。さらには地域ブラン
ドになる。この考え方が織物には足りなかったと思います。
○繊維産地桐生を活性化
Q.生地の生産者の顔が見える売り方ですか。面白い取り組みですね。
A.我々は下請けの立場ですから大変です。でもその立場から自立していかないとい
けません。
フリル織の事業化について、10 月に経済産業省から地域資源活用事業計画の
認定をいただきました。応援してもらっているのだから、フリル織を通して繊維産
地桐生の名を広めていきたい。そうすることが私たちだけでなく周りの同業者に
フリル織のワンピース
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2012 JANUARY
も脱下請の機運が伝わり地域の活性化にもつながると信じています。
ぐんま産業創造倶楽部
活動報告
現場勉強会・交流会
ぐんま産業創造倶楽部は 11 月 10 日、
11 日の2日間にわたり現場勉強会・交流
会を実施、静岡県内の製造業2社を視察し
ました。
木村鋳造所と東海部品工業を訪問
訪問したのは、フルモールド鋳造のトップメー
カーである木村鋳造所 ( 本社・静岡県駿東郡清水
町、木村寿利社長 ) の御前崎工場 ( 御前崎市 ) と、
自動車用ネジや精密ネジを製造する東海部品工業
勉強会に参加した一行と木村鋳造所のみなさん
( 本社・同県沼津市、盛田延之社長 ) の天城工場 ( 伊豆市 ) の2社。
木村鋳造所では同社の木村博彦会長から説明を受けたあと2班に
分かれ広大な御前崎工場を見学。フルモールド鋳造に用いる模型
の製造工程から鋳造、機械加工に至るまでの一連の流れを視察す
るとともに、同社の品質管理や人材育成法などを学びました。一方、
東海部品工業では盛田社長や平野光輝・天城工場長から説明を聞
いたのに続き、マイクロネジや医療用インプラント製品の製造工程
などを見学しました。盛田社長からは企業連携などに関する話もあ
視察風景(東海部品工業)
り今後が期待される内容でした。
ビジネスサロン
講師の松岡氏
ぐんま産業創造倶楽部は 12 月 13 日、ビジネスサロン
事業の一環として、県公社総合ビルで「カラーコーディネー
ト講座」を開きました。
ビジネスサロ
ン事業は、会員
ニーズにきめ細
かく応えようと
今年度からスター
カラーコーディネートを学ぶ
トしたミニ勉強会。今回はパーソナル・カラー・コンサルタント
の松岡マキ子氏を講師に迎え、カラーコーディネートについて
学びました。講座では松岡氏の講義に続いて、受講者に色布
をあてながら一人一人にあった色合いや色の組み合わせ方につ
色の奥深さを学んだ講座
いて学びました。
2012 JANUARY
10
群馬県産業経済部からのお知らせ!
群馬県主催 第2回「先進商業まちづくり講座」
商店街定期市サミット 参加者募集 !!
定期市の開催により賑わっている県内の商店街の取組事例を紹介し、定期市による商店街活性化の成功
の秘訣や手法を学ぶ講座を開催します。
■日 時:平成
24 年 2 月 9 日(木) 13:30 ~ 16:00 ほこ ざ
■会 場:あーとほーる鉾座( 桐生市本町4-328 )
■事例紹介:① 弁天ワッセ(前橋市弁天通り商店街)
弁天通り商店街振興組合理事長 岸 篤美 氏
② 買場紗綾市(桐生市本町一丁目商進会)
買場紗綾市実行委員長 森 壽作 氏
③ 下町夜市(たてばやし下町通り商店街)
下町夜市実行委員長 三田 英彦 氏
■対 象 者:どなたでも参加できます。
■定 員:50 名 ■参 加 費:無料
参加申込・問い合わせ先
群馬県産業経済部商政課商業係
TEL:027-226-3342 FAX:027-223-7875
E-mail:[email protected]
サービス向上セミナー
~飲食・サービス業、そしてあなたの街を繁盛させるヒント~
県で実施したサービス産業生産性向上事業の取組を他の事業者の皆様に広くPRし、飲食業界や観光関
連業界のレベルアップを図るとともに、サービス向上のきっかけづくりとすることを目的としてセミナー
を開催します。
24 2 15
年 月
日(水)
14:00 ~ 16:10 ■日 時:平成
■会 場:群馬県庁 29 階 291 会議室( 前橋市大手町1-1-1 )
■内 容:①基調講演 演題 「飲食・サービス業の生き残り策~サービスのバラツキは命取り~」
講師 小倉高宏氏(公益財団法人日本生産性本部経営コンサルタント)
②事例発表 サービス産業生産性向上事業の取組紹介
事例1 下仁田での取組紹介
事例2 伊香保での取組紹介
コンサルタントによるまとめ
(株式会社日本旅行経営管理部コンサルティングチーム 砂子隆志氏)
■対 象 者:どなたでも参加できます。 ※飲食店の皆様、観光関係者の皆様におすすめです。
■定 員:50 名 ■参 加 費:無料
参加申込・問い合わせ先
群馬県産業経済部商政課経営支援係
TEL:027-226-3339 FAX:027-223-7875
E-mail:[email protected]
11
2012 JANUARY
事業の海外展開を考えている中小企業の皆さんへ
海外展開(現地進出・販路開拓)を目指す
意欲的な取組を支援します!
どこに相談したらよいか分からない
全国10ヶ所のワンストップ相談窓口で、
専門家のアドバイス・支援を受けられます。
また、海外展開のための計画策定を支援します。
海外顧客と知り合いたいのだけど
国内外展示会への出展支援※を受けたり、
海外バイヤーとの商談会に参加できます。
《※被災地中小企業は無料、その他企業は出展料の1/ 3を負担。
》
海外展開に必要な資金を調達したい
これまでの低利融資(日本政策金融公庫)に
加えて、出資や商工中金の低利融資による
資金調達も可能になります。
まずはワンストップ相談窓口に聞いてみよう
以下の電話番号(ナビダイヤル)で、北海道か
ら沖縄まで全国 10 ヶ所の最寄りの相談窓口に
つながります。お気軽にお問い合わせください。
0570-073-600(平日 9:00 ~ 17:45)
中小企業の海外展開支援施策全般についてのお問い合わせは
中小企業庁新事業促進課(03-3501-1767)まで
※海外ビジネス個別相談会は毎月第1水曜日(1月は第3水曜日)に群馬県産業支援機構(前橋
市大渡町 1-10-7)にて実施しています。 相談方法等は下記問合せ先へ事前に御確認ください。
問合せ先: 財団法人群馬県産業支援機構 経営・人材グループ
TEL: 027-255-6631 FAX: 027-255-6161
2012 JANUARY
12
●協力企業や発注元をさがしている。
●部品加工、機械製作等で外注先をさがしている。
●遊休機械を有効活用したい。
あっせんに関する相談は、お気軽にお問合せください。
販路・産学連携グループ
TEL.027-255-6501
<お知らせ> 当機構では、東日本大震災対応県内中小製造業への受発注確保を目的とし、「受発注緊急特別相談窓口」を
設置いたしました。お気軽に、ご相談ください。 受付時間 8:30 ~ 17:15(月~金:祝日を除く)
受注したい
番号
企業特徴等
経験年数
1
邑楽郡・5
小物精密切削加工φ4~20長尺物、複合加工
穴の裏側面取り工具製造
48
スイス型CNC自動盤5台(φ4~20)
、スイス型NC自動盤2台
その他、二次加工機等
2
高 崎・40
お客様がお困りの案件を何でも承ります。
17
NC2SP 旋盤 8 吋 ( ガントリーロボ付 )4 台、NC1SP 旋盤 8 吋 ( ガントリーロボ付 )2 台、NC2SP
複合旋盤 8 吋 ( ガントリーロボ付 )3 台、NC 旋盤 8 吋 1 台、NC 旋盤 10 吋 1 台、縦型 40 マ
シニングセンター 9 台、横型 50 マシニングセンター 500 × 500(PLL 付 )1 台、横型 40 マシニングセンタ
ー 400 × 400(PLL 付 )1 台、ギアシェーパー 3 台、ワイヤー放電加工機 1 台、平面研削盤 1 台、3
次元測定機 2 台、輪郭形状測定機 2 台、粗さ測定機 1 台、3 次元 CAD・CAM ほか多数
3
富 岡・5
4
邑楽郡・3
精密部品加工(光学、医用機器部品、治具設計、 30
製作、組立)
。取扱材質(アルミ・ステンレス・
鋼・その他材質可)
。
異形物の切削加工得意です。丸最大φ800、 30
単品、量産対応可能。納期厳守。
5
邑楽郡・18
NC 旋盤、マシニング加工全般。試作、多品 48
種 少 量 ~ 量 産 対 応 可 能。ISO9001:2008,
14001:2004 認証取得済
6
甘 楽・13
当社はコネクター部品メーカーとして認められ
ております。コネクター部品の切削からケーブ
ル Assy まで一貫として、お客様の要望にお応
えします。
50
自動旋盤(富士、ミヤノ)25台、NC自動旋盤(スター3台、ミヤ
ノ2台、江黒1台)
、卓上旋盤7台、フライス5台、二次加工機15台、
コード自動加工機(小寺)1台、コード加工機(シュロニガー)2台、
卓上プレス6台、自動コード試験機(三和)2台、フットプレス5台
7
前 橋・1
単品から量産まで、省力化機械部品、プレス金
型加工などマシニング加工全般。納期厳守。
38
8
富 岡・4
切削加工、パイプ加工。試作品、多品種小ロット対応
します。材料:鉄、SS、45C、アルミ、SUS等
45
マシニングセンター(MCV-500(1000×500×500)1台、MC
V-630(1200×600×600)1台)、縦フライス盤(YZ-8)2台、
横フライス盤(HF型)1台、2次元CAD・CAM 1台、ホイスト1台
立型マシニング(400×500)
1台、
NC旋盤
(φ100×100)
1台、
カム式自動盤7台、ボール盤3台、溶接機1台、バレル研磨機1台
9
高 崎・4
小ロット、短納期が得意です。
30
10
太 田・2
プレス金型の部品加工(セクショナルダイ・カ
ム・プレート)
、製缶加工 最大値W 1200 *
L 2500 *H 1000
10
1
伊勢崎・15
アルミ加工、溶接加工得意。
42
パイプベンダー、折り曲げベンダー、シャーリング、半自動溶接機・12、
アルミ溶接機・5、ステンレス溶接機・3
2
太 田・5
金型製作から試作・量産まで対応可能。鉄・ス
テン・アルミ・銅などの材料調達から加工・納
品まで一貫体制にて対応。ヘラ絞り加工につい
てもご相談ください。
50
順送プレス ( ダブルクランク 200t)1 台、順送プレス ( シングル 150t)1 台、
順送プレス ( シングル 80t)1 台、順送プレス ( シングル 60t)1 台、単発プレ
ス (C 型シングルプレス 110t)2 台、単発プレス (C 型シングルプレス 80t)3 台、
単発プレス (C 型シングルプレス 35t)1 台、シャーリング 1 台、旋盤 1 台
3
太 田・5
300 巾レベラー、110 tプレスのプログレ、80 t 2 台、45 t 2 台、
シャーリング、φ 14 パイスピン、多軸タップ等
4
桐 生・3
複写機などの精密部品、金型設計製作、プレス・ 35
バレル、スポット、ハイスピンカシメ、表面処
理等一貫生産。小回りのきく生産をめざします。
0.8 mm深絞り加工から5mmコンパンドブラ 18
ンク加工まで対応しています。小物部品が得意
です。
5
桐 生・23
プレス加工、プレス金型・樹脂金型・組立加工
金型作成から組立まで一貫生産 ISO9001
47
プレス 22 t~ 200 t(19 台)
、金型加工設備一式、組立用具一式
6
伊勢崎・3
各種溶接、組立加工。外構フェンス、道路用フ
ェンス、各種門扉、引戸門扉等の製作
39
バンドソー(H 300 *W 600)
、
シャーリング(1800 mm、
厚3mm)
、
ボール盤(13 mm)
、半自動溶接機・4、単発プレス機(50t、30t)
1
桐 生・4
ローレット転造機、ハイオスドライバー・5本、バフ、サンダー、
マイクロメーター、工具各種
2
高 崎・24
モータ部品加工、成形品の組付などを得意として 30
います。ローレット転造(3 φ~ 12 φ)は試作~
量産まで対応可能。ダイカスト品のバリ取りなど。
電気・自動車・医療・アミューズメント部品等 39
の半田付組立、検査。小ロット・試作対応可能。
切 削
プレス板金
組立
13
2012 JANUARY
地区・従業員(人)
(平成23年 12 月12 日現在)
主要設備
立型マシニングセンタ 7 台(最大加工範囲 X1626 Y813 Z762)
、
NC 旋盤 1 台
(最大加工範囲φ 200 Z363)
、
CAD/CAM(Feature
CAM 3D)
、CAD(CADCEUS 3D)
NC旋盤φ770×1500、φ650×900、複合機φ460
×750(回転工具付)
、ラジアルボール盤1500、1300、各々
1台
NC 旋盤 7 台(回転工具付 3 台含)
、ローター付平行 2 軸 NC 旋盤 10
台(回転工具付 2 台含)
、回転工具付対向 2 軸 NC 旋盤 2 台、立型
MC8 台(2APC 付 6 台含)
、横型 MC10 台(2APC 付 4 台,8APC
付 1 台,9APC 付 3 台,10APC 付 1 台,11APC 付 1 台)
マシニングセンター(40V)
・2、マシニングセンター(5V)、NC
フライス盤(2#)
、ワイヤーカット放電加工機、フライス盤(2#・
4#)
、平面研削盤 、汎用旋盤
高速5面加工機(テーブルサイズ 2500 *1200)
、立型マシニングセンタ
ー5番
(600 *1200)
、
ベッド型立フライス5番
(600 *1500)
、
3番
(500
*1000)
、ベッド型横フライス3番(400 *1000)
、横型フライス2番
プレス機(オートメ 150 t(ダイクッション付・DH 400 ~ 300
mm)
、ワシノ 110 t(ダイクッション付・DH 390 ~ 290 mm)
、
ワシノ 45 t(ダイクッション付・DH 290 ~ 230 mm)
、ワシノ
45t(DH290~230mm)
、ピンクラッチ・2台 )
自動半田付ロボット 5 台、リード線自動半田付装置 2 台、半田コテ、
半田槽、静電気対策用アース A 種完備、ホークリフト 1 t 1 台、コ
ンプレッサー 30/20/15/5PS 各 1 台
番号
そ の 他
企業特徴等
経験年数
1
渋 川・9
真空アルミ蒸着、ダイクロ蒸着(レインボー)
各種塗装
34
真空蒸着装置(BMC-1200AL)1台、真空蒸着装置(RM
C-1400)1台、自動塗装機1台、熱乾燥機4台
2
藤 岡・3
スポンジの様な軟質から、ABS,PPの様な
硬質なウレタンで成形可能
33
高圧シリンダー型2成分注入機
3
前 橋・3
CADソフト(ANDES Prowin,One Space D D(ME-10)
,Ideas,
MICRO CADAM Helix,Auto CAD(DXF変換)
)
4
伊勢崎・43
5
昭 和・2
多機種にわたって計画から部品図まで経験あり。 38
リサイクラー(ポリプロピレン等)
、電子部品
乾燥装置
一般金属塗装(カチオン電着、静電、粉体)全 43
て可能。ISO9001:2008 取得。カチオン最
大被塗物L= 2.2m、H= 1.5m、W= 0.6m。
プラスチック加工、真空成型
13
6
前 橋・22
47
キュポラ・2、AMFⅡ型(枠サイズ 450 × 550mm)
、AMFⅣ
型
7
伊勢崎・2
銑鉄鋳物製造 FC 150 ~ 280、ロット 5 個
~3万個/月、単重 0.05 ~ 5.0kg、納期5~
10 日(シェル使用は 10 日)
機械設備及び修理・溶接、製缶加工
40
8
館 林・8
9
桐 生・16
パイプ曲げ、レーザー加工、溶接、旋盤、研磨他、 30
金属加工社内にて一貫生産が可能です。
スポット溶接の試作・量産治工具の製作、材料 16
の調達~製造・出荷まで一貫した受注に対応し
ます。スポット溶接をキーとした開発課題にフ
レキシブルにお応えします。
シャーリング
(6.5 t× 2000 mm)
ベンダー
(100 t× 2000 mm)
、
バンドソー(H 300 ×W 650)
、プラズマ切断機、CO2溶接機、
天井クレーン(2.8 t)
、ボール盤
NCベンダ・3(φ8~φ 89.1)
、レーザー加工機、溶接ロボット、
プラズマロボット、溶接機・5、研磨機・4、旋盤
コンデンサ型スポット溶接機・10、インバータ溶接機、NC旋盤・8
玉 村・ 5
難易度の高い中小物冷間鍛造品を得意とします。 30
10
地区・従業員(人)
主要設備
自動静電塗装機1基、手吹静電塗装機4基、手吹粉体塗装機4基、
カチオン電着塗装自動ライン1式
真空成型機(1200 × 1600)
、NCルーター加工機(X 1300、Y
2000、Z 450
油圧プレス 1600 t、ナックルプレス、油圧複動プレス、油圧プレ
ス、クランクプレス、潤滑(ボンデ)処理装置
売 り ま す
買 い ま す
①チェーンブロック4台(㈱キトーES2-474(2t)
、㈱キトーES3B-
①二次元CAD(オリベッティM380-40 ハードディスク込み)
182
(1t)
、
㈱キトーES3B-813
(0.5t)、㈱キトーM-5
(0.
5t)
)
②NC旋盤(オークマLB15~20、2000年以降製、付属部品)
③NC旋盤(ファナック ロクテイ以上 チャック10~12以上)
④ローレット転造盤(SK120 久保田 転造駒付き)
⑤卓上旋盤(5~8号 曙 押しコック付き)
受・発注ニュース(速報版)
(財)群馬県産業支援機構では、情報誌『企業サポートぐんま』発行後に掲載申し込みがあった受発注案
件についてメールマガジン「G-BOSS ネット」内に「受・発注ニュース(速報版)」として概要をご紹介
していますので、併せてご活用ください。
http://www.g-inf.or.jp/mailmagazine/index.html(メルマガ登録はこちらをご覧下さい。)
BIZ MATCH STATION(ビジネス・マッチング・ステーション)をご利用ください!!
(財)全国中小企業取引振興協会では、中小企業の皆様方の取引拡大やビジネスパートナー探しをお手伝
いするサイトを運営しています。全国の企業から寄せられた、受発注情報をはじめとした様々な情報が掲
載されておりますので、是非ご利用ください。
http://biz-match-station.zenkyo.or.jp/(詳しくはホームページをご覧下さい。)
下請取引あっせんのご案内
群馬県産業支援機構では、県内外からの受注及び発注の申し出に対して、当機構へ登録されている企業の
なかから設備や技術などが適正な企業を紹介いたします。
取引のあっせんは、県内企業に限らず、広域的な取引のあっせんに努めます。
取引あっせんの流れ
発注企業
受注企業
登録申込
申出
登録
企業の登録は無料です!
登録企業
(約4,000社)
あっせん
成 立
結 果
不成立
報 告
不成立の時 再あっせん
2012 JANUARY
14
ものづくり技術展示商談会
inぐ んま 2 012
入場
無料
ぐんまの「期待できる企業」が多数集まる『ものづくり技術展示商談会 in ぐんま 2012』を開催します。
品質や生産性向上等につながる新たな企業・技術との出会いが、群馬県内で実現します。
展示商談会のほか、講演会や交流会も開催しますので、この機会に是非ご来場ください。
2月8日(水)
会期 平成24年
会場案内図
10:00 〜 16:30
会場 群馬産業技術センター
(群馬県前橋市亀里町884−1)
※当日は高崎駅から無料シャトルバスを運行します!
出 展 企 業 展 示
10:00〜16:30(多目的ホール、エントランス)
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 出展企業90社による展示
○提案分野
切削、鍛造、金型、プレス板金、樹脂成形、
素材、表面処理、繊維、設備装置など
詳しい展示商談会の情報はこちらをご覧ください !!
inぐんま2012
検索
http://www.pref.gunma.jp/06/g1600152.html
県内大手企業連続講演会
~将来の展望と技術開発~
※事前申込制(定員 100 名、申込書は上記ホームページより入手可)
13:00〜14:30(2階 第1研修室)
出展企業プレゼンテーション
【午前の部】11:00~12:40
【午後の部】14:40~16:00
(ブルーノタウトの部屋)
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 【第1部】
13:00~13:30
出展企業18社による
プレゼンテーション
【第2部】
13:30~14:00
○出展企業の独自技術などをプレゼン
テーション形式で紹介、説明します。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 富士重工業㈱ スバル技術本部 技術開発部 部長 荻原 浩 氏
太陽誘電㈱ 開発研究所 所長 岸 弘志 氏
【第3部】
14:00~14:30
サンデン㈱ 開発本部 研究開発部 部長 菊池 利之 氏
【お問い合わせ先】
〒371−8570 群馬県前橋市大手町1−1−1
群馬県産業経済部工業振興課販路支援係
TEL:027−226−3359
☆名刺交換会を開催します!!
展示商談会終了後に来場者と出展企業との名刺交換会を
2階 第1研修室で開催します。是非ご参加ください !!
【主 催】 群 馬 県
【共催】 財団法人 群馬県産業支援機構
特定非営利活動法人 北関東産官学研究会
特定非営利活動法人 群馬県ものづくり研究会
第 37 巻 第 8 号 平成24 年 1 月10 日
発行所/
(財)
群馬県産業支援機構 〒 371 − 0854 群馬県前橋市大渡町 1− 10− 7 群馬県公社総合ビル2階
TEL.027 − 255 − 6500 URL. http://www.g-inf.or.jp/
印刷所/上毎印刷工業株式会社 TEL.027 − 224 − 6245