2010年度 マスター・オブ・ワイン号修得者 発表 - the Institute of Masters

2010年度
マスター・オブ・ワイン号修得者
発表
Two New Masters of Wine Announced
日本初とカナダで4人目のマスター・オブ・ワイン
この度、インスティテュート・オブ・マスターズ・オブ・ワイン(以下、インスティテュート)
はネッド・グッドウィンとリス・ペンダーを2010年度マスター・オブ・ワイン号修得者として
発表致します。
テースティング、ワイン論、論文と3部門に渡る試験に合格し、マスター・オブ・ワイン号
(以後MWとして省略)を与えられた二人は、23カ国にて活動するマスター・オブ・ワインの
総数を281にもたらします。
オーストラリア出身のネッド・グッドウィンMW(Ned Goodwin 41才、日本在住)は9年間
日本を拠点にワインの知識と語学の才能を活かし、日本の飲食業界、ワイン界、ソムリエと密
な活動を行ってきました。
リス・ペンダーMW(Rhys Bender35才、カナダ在住)は同じくオーストラリアの出身であり
カナダのオカナガンバレーに住みコンサルタントと教育者として活動しています。
ネッド・グッドウィンは日本初、リス・ベンダーはカナダで4番目のMW号修得者と
なります。
インスティテュート委員長のジョゼフ・シューラー博士MWは 「マスター・オブ・ワインのグ
ローバルなコミュニティーの新たなメンバーとしてネッドとリスを喜んで歓迎します。 彼らは
ワインの芸術性、また学門やビジネスとしてのワインに対し素晴らしい理解と知識を示し、
今後のワイン界やインスティテュートへの貢献を期待しています。」とコメント。
合格の通知を受けたネッド・グッドウィンMWは
「 自分をはじめ、支持してくれた家族にとっても、緊張が溶けてほっとした、という言葉が最
適の言葉です。MWプログラムでは、初心に帰り謙虚になることと、 ワインに対する客観性を
学びました。 また、ワインをグローバルな観点でとらえることや、アカデミックなアプローチ
等も教わりました。学ぶこと、そして知識を身につけることは自分にとって喜びであり、大切
なことだと思っていますが、それぞれの国にとってのワインの存在やその文化に対しての関係
性については特に興味があります。MWを通じて改めて確認できました。」と語り、
リス・ペンダーMWは 「MWに合格したと知った時に大きな安堵感を感じたと同時にまだ
新しい冒険のスタートに立つような気分である気がします。」
リスとネッドは今年11月にヴィントナーズ・ホール(ロンドン)での授賞式とレセプション
にて正式にInstituteの会員として迎えられます。
メディア、その他お問い合わせ先:
インスティテュート・オブ・マスターズ・オブ・ワイン
Nathaniel Anderson, Communications Manager, The Institute of Masters of Wine
T: +44 (0)207 621 2830
E: [email protected]
ネッド・グッドウィン MW
Ned Goodwin MW
E: [email protected]
リス・ペンダー MW
Rhys Pender MW
E: [email protected]
T: 250 317 8796
インスティテュート・オブ・マスターズ・オブ・ワインについて
インスティテュート・オブ・マスターズ・オブ・ワインは、グローバルなワイン業界における
最高の教育と業界の水準の向上を目標に1955年に設立れた非営利団体です。
23カ国に拠点を置く281人にマスター・オブ・ワイン号を授与しています。
通常、マスターマスター・オブ・ワイン修得者の名前の後に<MW>と表記します。マスター・
オブ・ワインは業界のあらゆる分野で活動し、ワインメーカー、輸入業者、バイヤー、小売業
者、コンサルタント、ジャーナリスト、教育者、ソムリエ、およびワイン業界の重役を含んで
います。
現在、24カ国からの240人以上の学生が、インスティテュートの教育プログラムに従事してい
ます。インスティテュートはワイン多分野的なアプローチを推進し、最高レベルでのワイン教
育の環境づくりに専念しています。
マスター・オブ・ワイン認定試験は、毎年6月に4日間の期間に、ロンドン、ナパ(米国)、
シドニー(オーストラリア)にて同時開催されます。試験はTheory(ワイン論)、 Practical
(ブラインドテースティング)とDissertation(論文)と3部門から構成されます。
ブラインドテースティング は3回に渡り、それぞれ異なる12種の品質や地域のワインのブライ
ンドテースティングが行われ、ワイン論では、4つの質問を通じ、ワインメーキング/醸造学
、ブドウ栽培、ワインビジネス、ワインに関する社会問題などに関して述べます。論文では候
補者自信が議題を選び、10000文字以内の論文にて追求します。
試験の全3部門を合格し、初めてインスティテュートの規定における会員ととして認められ、
マスター・オブ・ワイン、 そしてMWという称号 が与えられます。
マスター・オブ・ワイン認定プログラムに加え、 インスティテュートはマスター・オブ・ワイ
ン、学生、業界で活動されるプロ、そしてワインへの高度な関心を伴う一般の方(コレクター
等)に向けてイベントの企画運営も行っています。 試飲会、セミナー、ワイン産地への訪問、
および世界の主なワインプロデューサーが指導するマスタークラス等の企画を通じ、ワイン界
のトップクラスのネットワーキングの機会として多くの方が参加されます。
インスティテュートの国際的な活動は企業の多大なご協力とサポートにより可能となっていま
す。それぞれのパートナー企業の活動分野に沿ったサポートを提供していだだいています。イ
ンスティテュートの主要なサポーターは、 AXA Millésimes とオーストリア・ワイン・マーケ
ティング委員会です。
インスティテュートについて、または活動中のマスター・オブ・ワインのプロフィール等は
以下のサイトにてご覧下さい:
www.mastersofwine.org
日本初のマスター・オブ・ワイン
ネッド・グッドウィンMW
Ned Goodwin
1969年4月ロンドンで生まれ。
オーストラリアで育ち、東京とパリにて教育を受ける。
飲食業、コンサルタント、バイヤー、イベントコーディネーター、そして
メディアパーソナリティー等と幅広く活動。
2001年にアジアの大手レストラングループの株式会社グローバルダイニングの
ワインディレクターとして、教育、バイヤー、そしてヘッドソムリエとして就任。
2004年以降はグローバルダイニングのワインディレクションと同時に、
外部コンサルタントとしてアテネオリンピックの在日ギリシア大使館のアドバイザーとしての
業務やポート・ジャパン・パートナーズ株式会社のレストラン
(WW, Saltなど)のコンサルティングミッションを受ける。
1998年から2001年までは、 ワインスペクテイターのGrand Awardを受賞した
Veritas(米国、マンハッタン、NY)のソムリエとして活躍。Veritasのワインリストは世界の
有数のリストを持つレストランとして知られている。 それまでパリのLes Juvenilesや
ロサンゼルスのMichael sにてソムリエとして経験を積みながら、在仏オーストラリア大使館や
ロン・パールマン、ハーヴィー・ワインスタインのアドバーザーとしてコンサルタント活動を
開始。
また、アルザスのLaurence Faller / Domain WeinbachやブルゴーニュのEtienne de Montill
/ Domaine de la Montilleなどのためのワインディナーを主催。
ソムリエ活動以外では、2000年には、日本のテレビ番組「ヴィンテージ」のナビゲーターや、
2002年から2004年にかけて、慶応義塾大学でワインマーケティングについて客員講師として
活動。
ワイン・ビジネス・インターナショナル、オーストラリアン・ウェー(カンタス機内誌)等に
寄稿。
ニューヨーク・タイムズ、WINART、ジャパンタイムズ、東京Calendar、
ニューズウィーク(国際版)、エル・ア・ターブル(日本版)などでソムリエとしての活動が
掲載される。
お問い合わせ先:
ネッド・グッドウィン MW
Ned Goodwin MW
E: [email protected]