スーパー耐久レースシリーズ2014 第2戦(SUGO) ~学生レポート(確定版)

SUPER TAIKYU
TAIKYU Series 2014
ROUND 2 Sportsland SUGO
1.予選、決勝結果
5 月 24 日【土曜日】
予選
天気:晴れ
路面:ドライ
結果:2 位
Pos
NO
Team
Drivers A/B/C
A Driver
B Driver
Total Time
1
81
GTNET ADVAN NISSAN GT-R
星野一樹/青木孝行/尾本直史
1’22.165
1’21.311
2’43.476
2
24
スリーボンド日産自動車大学校 GTGT-R
藤井誠暢/GAMISAN
藤井誠暢/GAMISAN/佐々木大樹
/GAMISAN/佐々木大樹
1’21.096
1.23.728
2’44.878
3
3
ENDLESS・ADVAN・BMW
YOKE TANIGUCHI/峰尾恭輔
1’23.716
1’21.755
2’45.471
4
32
ケーズフロンティア DR Audi R8
小林崇志/Tetsuo Ogino/飯田太陽
1’22.487
1’24.429
2’46.916
グリッド順は A/B ドライバー合算タイム
藤井誠暢選手が 1’21.096 という予選最速タイムをマークするが、B ドライバーとの合算タイムで
今シーズン初登場の GTNET
5 月 25 日【日曜日】
決勝
ADVAN GT-R に約 1.4 秒遅れ、ポールポジションを逃した。
天気:曇り
Team
路面:ドライ
Lap
結果:周回不足
Pos
NO
1
81
GTNET ADVAN NISSAN GT-R
126
1’22. 168(青木孝行)
2
3
ENDLESS・ADVAN・BMW
126
1’22. 109(/峰尾恭輔)
3
32
ケーズフロンティア DR Audi R8
124
1' 22. 043(高木真一)
24
スリーボンド日産自動車大学校 GTGT-R
78
FastestLap
1' 21
21. 739(佐々木大樹
739(佐々木大樹)
佐々木大樹)
全校学生が応援する中、今回は GAMISAN でスタート。25 周目に藤井選手に交代したが、猛追中
の 45 周目にドライブシャフトの破損によって長時間のピットインを余儀なくされた。その後戦列
に復帰したものの規定周回に満たず完走扱いとはならなかった。
予選でのマシンの仕上がりもよく優勝を狙っていただけに非常に残念な結果となった。
しかし、何とか完走だけはさせたいと懸命に作業を続けるメカニックの姿や修復後の佐々木選手の
気迫の走りは、学生たちに学校では決して経験できない貴重な体験をもたらすことが出来た。
2.学生スタッフの活動
もてぎに引き続き 6 班体制の学生スタッフは、4 年生のリーダーを中心に活動しました。
班ごとに紹介します。
1班
リーダー:吉池
祐太
黒岩
大真
村上
荒井
貴之
星
太郎
福田
翔太
竜也
Q:今日は予選日ですが、気を付けることはありますか?
A:私たちの班は夕方テクニカルに入るので予選は終わってしまっているのですが、車をきれいにするなどの
作業にもしっかり取り組みたいです。また、スタッフの方の邪魔にならないように気を付けたいです。
マネジメントではお客様もいらっしゃるので「学生達、凄いね」と言ってもらえるように頑張りたいです。
Q:後輩たちの動きはどうですか?
A:私が指示しなくても自分たちで動いてくれるので助かっています。
Q:スリーボンドのスタッフの方との関係は良好ですか?
A:とても仲良くやらせてもらっています。
Q:楽しんでいますか?
A:私はもともとレース関係の仕事に就きたいと考えていましたので、とても楽しんでいます。
2班
リーダー:小池
貴久
斎藤
賢二
平澤
小澤
和馬
畑
宗磨
川瀬
竜也
和輝
Q:班ごとのローテーションは上手くいっていますか?
A:最初はうまくいくのかな?と不安に思っていましたが、意外に仲良くできていてるし、引き継ぎもミスな
くできているので、いい成果が得られていると思います。
Q:近藤レーシングやスリーボンドのスタッフさん達とのコミュニケーションはとれていますか?
A:もてぎの時から結構フレンドリーにやっているので、菅生でもいいコミュニケーションをとりながらでき
ていると思います。
Q:後輩たちの動きはどうですか?
A:凄くいいです。自分が指示する前に察して動いてくれることも多々あります。安心して見ていられますし、
来年度以降も期待できると思います。
Q:最後に小池君にとって S 耐とはどのようなものでしたか?
A:自分が成長できる場だと思います。
見ているだけの時は「レースメカニックってかっこいいなぁ」で終わっていましたが、実際現場に入ってみる
と、大変な面やつらい面も見えて来て、そこに自分が入って仕事をすることによって「レースってこういう事
があるから面白いんだな」というように より深みが出ると思います。
今後の整備の中でもその経験を活かして、作業の安全性であったり速さであったりを意識して取り組めると思
います。
3班
リーダー:鳥居
竜馬
吉田
勇介
北村
浩貴
大島
健太
水沼
穣
Q:ローテンションの体制はどうですか?
A:今までは狭い範囲で深く関わる感じでしたが、いろいろな仕事を経験できるのでとても楽しいです。
Q:後輩たちの動きはどうですか?
A:自分から仕事を探して動いてくれるので、凄くやりやすいです。
Q:引き継ぎはスムーズに行えていますか?
A:もてぎ戦では少し時間がかかってしまっていましたが、2戦目になると時間内にすべての引継ぎを行える
ようになっています。
Q:最後のS耐ですが、鳥居君にとってS耐とはなんでしょう?
A:将来の夢がレース業界に携わることでしたので、学生のうちからこういう経験ができて本当に楽しかった
です。
4班
リーダー:後藤
悟
永山
大将
花塚
一樹
橋本
賢一
佐々木 浩貴
木村
翼
Q:初参加でいきなりのリーダーですが感想は?
A:初めてのことなのでどうしていいかわからず、周りの人を見ながら動く感じだったのですが、レースに携
わることが大変だということを実感しています。
Q:後輩の反応はどうですか?
A:自分よりも多く経験しているメンバーも多くいて、私が助けてもらったりすることもあります。
それでも私の指示には従ってくれますし、私から疑問を投げかけると的確に答えてくれるので頼もしいです。
Q:初にして最後のS耐となりましたが、後藤君にとってS耐とはどんなものでしたか?
A:レースというものがすごく多くの人が関わって優勝を目指して努力しているということを感じることがで
きました。
団体行動というものが学校にいる時よりより強固に身に付きました。
5班
リーダー:鈴木
達朗
宮田
一希
鈴木
矢吹
勇太
関
啓太
藤平
博之
天志
Q:ローテーション体制2戦目ですがどうですか?
A:2回目ということでだいぶ慣れてきています。去年と違ってテクニカルとマネジメントの両方の仕
事ができるのでみんな楽しくやっています。
Q:困ったこととかはないですか?
A:テクニカルに入ると仕事が中途半端になってしまってなかなか抜けられないことがあります。引き
継ぎに関しても仕事の種類が増えているので少し大変に感じることもあります。ただ、そういったこと
も経験として生かしていけるし、みんなが楽しくできていると思います。
6班
リーダー:戸叶
裕貴
中村
健哉
樋口
佐藤
将史
神
智紀
樋口
晴也
翔平
Q:ローテーションになってやりやすくなりましたか?
A:去年まではテクニカルとマネジメントではっきり分かれていたけれど、今年は全員が両方を経験で
きるので、今までマネジメントしかできずに車に触れられなかった人たちもテクニカルを経験で来て、
全員が楽しめると思います。
Q:今回が最後のS耐となりましたが、戸叶君にとってS耐とはなんだったでしょうか?
A:最初は興味本位で参加しましたが、3年目となると愛着がわいてきて、スリーボンドや近藤レーシ
ングの方たちとも仲良くなれて、レースの中に自分の居場所を見つけられた気がします。
ドライバーサポート
菊池 貴文
仲野
和希
Q:ドライバーサポートの感想は?
Q:ドライバーサポート2回目ですがどうですか?
A:ドライバーさんにドリンクやタオルを渡すの
A:前回の茂木よりも仕事がわかってきているの
は前からやっていたのですが、今回は時間の管理
でスムーズに仕事ができていると思います。
も任されたので、とてもやりがいを感じています。
Q:今回は、より責任の重い仕事も任されているよ
Q:スタッフの方々とのコミュニケーションはどう うですが?
ですか?
A:S耐に参加して3年目ですが、今までで一番
A:重要な仕事もまかせていただいているので責
任感を持って取り組んでいます。
コミュニケーションがよく取れていて、みんな仲
良くやっているので凄くやりやすい環境です。
Q:最後のS耐ですが中野君にとってのS耐とは何
だったでしょうか?
Q:今回が最後ですが、菊池君にとってS耐とは何
A:1年目はマネジメント、2年目はテクニカル、
だったでしょうか?
今年はドライバーサポートと全部を経験できまし
A:自分成長させる場だったと思います。すごく
た。もともとレースが好きだったので、とてもい
いい経験ができたので、ここで学んだことを仕事
い経験ができたと思います。将来どういう仕事を
に生かしていけたらなと思います。
するかはわかりませんが、これを生かせていけた
らと思います。
広報
Q:広報3年目ですが感想は?
A:今年はローテーションになったので、取材対象を追いか
けるのが大変になりました。
しかも今回は一人なので、解らないことがあっても誰にも聞
けないのでちょっと不安です。
Q:来年もう1年ありますが心構えを聞かせてください
A:来年も参加できるように勉強をしっかりやって、再試を
受けなくてもいいようにして堂々と参加したいです。
瓦井
知宏
教員代表
Q:ローテーション方式の手ごたえはどうですか?
A:ローテーション方式そのものは横浜校の田中校長のアイ
ディアです。
これを今年のもてぎ戦から実施しているのですが、正直に言
って上手く行くか不安だったのですが、思い切ってやってみ
た結果、上手く行っているのでホッとしています。
Q:栃木校は菅生戦で今年度最後ですが振り返ってどうです
か?
A:レースウィークは4日間なのですが、実際にはその前か
櫻井教育部長
ら準備にかなりの時間がかかっています。正直大変だったの
でホッとする反面、肩の力が抜けすぎてしまうような気もし
ます。
Q:来年度に向けての抱負を聞かせてください
A:スタッフ学生だけではなく全学生がもっと楽しめて、そ
してレースに勝つということを念頭に置いて活動したいで
す。
3.スリーボンド、KONDO Racing のスタッフの方々の紹介
スリーボンド
米山さん
Q:普段はどのような仕事をされていますか?
A:クラブニスモ(NISMOファンクラブ)
の事務局業務をやっています。
Q:学生に一言お願いします。
A:学生さんにとっては貴重な経験だと思うの
で、思い出を作って将来の役に立ててもらえた
らなと思います。
Q:今回学生と一緒に活動してどう思いましたか?
A:初めてなのでわからないことばかりだったの
ですが、皆さん積極的に仕事をしていて、可愛か
ったです。
スリーボンド
森さん
Q:学生と一緒に仕事をしてみてどう思いました
か?
A:学生さんに限らず初めて会った人と一緒に
仕事をすることが難しいのはわかっています
が、2回目になって結構スムーズに進むように
なってきていますので今後が楽しみです。
飲食での修業はいろいろな勉強になるので、社
会勉強になるのではないかと思います。
Q:普段はどのような仕事をされていますか?
Q:学生に一言お願いします。
A:スリーボンドの社員食堂とお客様用のレスト
A:飲食のアルバイトでもしない限りは経験で
ランが併設されている施設の責任者をしていま
きないことなので、興味を持ってもらって何か
す。
のきっかけになればいいなと思います。
Q:S耐に帯同する経緯を教えてください
A:スリーボンドレーシングのF3にはすべて参
加していたのですが、今期からS耐にも参加して
います。
近藤レーシング
川村さん
Q:普段の仕事は何をしているのですか?
A:普段は無限のファクトリーに勤務しています
Q:今までにどんな車をやってきましたか?
A:フォーミュラ-や GT カーをやってきました
Q:今までやってきた車の中で一番思い入れがある車は
なんですか?
A:思い入れがある車はフォーミュラ-カーです
フォーミュラ-は戦うためだけに作られているから思い
入れがあります
Q:普段はどんな車に乗っているのですか?
A: 普段は 移動用 としてストリームで、遊び車として
S2000 とインテグラに乗っています
Q:自分の車をカスタムしたりしているのですか?
A:遊び車は足回りだとかエアロをくんだりしています
秋元リコさん(リコピン)
Q:普段、学生たちと一緒に過ごすことは少ない
と思いますが感想をお聞かせください。
A:みんな若いのでエネルギーもあるし、これ
からの可能性を秘めているので、一緒に仕事を
していてみんなの将来がすごく楽しみです。
開幕戦と今回を比べてもみんな仕事もテキパ
キとできていて成長しているなと思います。
Q:普段車の運転はしますか?
A:ほとんどペーパードライバーなのですが、
Q:レースクイーン以外ではどのような仕事をして
いますか?
A:コンシェルジュというご案内係や、教育係、
マニュアル運転免許は持っています
時々家の車で近所は走りますし、車庫入れも1
回で決めます。
館内放送、メイクショーのMC、レーサーインタ
ビュー、モデルなどをやっています。
いろいろなことに挑戦したいと思っています。
Q:栃木校は今年度最後になるので学生に一言お
願いします。
A:今回で最後なのですごく寂しいです。
Q:教育係とはどのようなものですか?
A:新人のスタッフが入った時などに、号令のか
け方や、声の出し方、立ち振る舞いや、笑顔など
を目の前で見せています。
Q:その教育係の視点から学生のあいさつを評価し
てください?
A:80点くらいですね。
Q:足りない20点はどのあたりでしょうか?
A:元気のある子とそうでない子の差が激しいの
と、ずっと笑顔でいることは難しいけれど、やは
り笑顔でいる方がお客様から話しかけられやす
い、そういった点でもう少し笑顔があった方がい
いかなと思います。
せっかく貴重な体験ができたと思うので、この
経験を将来に生かしてほしいです。
自慢できることなので誇りに思ってほしいし、
BIGな いい大人になってほしいです。
4.スリーボンドの車両紹介
スリーボンド・ケータリング・カー
運転は清水さん
全長
999㎝
全幅
246㎝
全高
350㎝
車両重量
10510Kg
車両総重量
10920Kg
排気量
7.68ℓ
換気扇&換気口
調理スペース
冷蔵庫
ジェネレータ
排水タンク
清水タンク
エアコン室外機
後部ハッチは上下開きで、キッチンの出入り
口と階段になる。
ジェネレータは交流 200V を発電し、冷蔵庫
の電源を中心に使われる。
インバータで 100V に降圧し、他の電装品に
も使っている。
燃料は連続で 1.5 日運転でき、不足の場合は
車両の燃料タンクからも供給できる。
24 時間で約 60 リットルの燃料を消費する。
右側スカート部には調理用の清水タンク、室
内用のエアコンの室外機が格納されている。
清水タンクには水道からホースで水を引き
込んでいる。
右後輪の後ろ(オーバーハング部)にはエア
コンの室外機(2台目)と調理用の排水タン
クがある。
タンクだけでは一杯になってしまうので、く
み上げポンプを使って排水している。
ポンプにはフロートスイッチが付いていて、
写真のプラコンテナがいっぱいになる前に
くみ上げられる。
冷蔵庫は大人が立って入れる高さがあり、大
量の食材を保管できる。
専用のジェネレータを搭載しているのは食
材を安全に保管し運搬するためでもある。
プロパンガスのボンベは左側のスカート部に搭載されている。
ガス配管が通っているので家庭のガス機器と同じように点検も行
っている(車両の点検とガス機器の点検は別に行われる)。
水やガスの配管のパッキンは消耗品なので点検の際の部品代は結
構かかる。
車両側面にテントを設営する。
テント内のカウンターの上に料理が並ぶカウンターの下は冷蔵庫
になっていてビールサーバーも装備されている。
運転席周りは普通のトラックでマニュアルトランスミッション。
その他の情報
総輪エアサスで振動はかなり抑えられていて、食器などを収納しているにもかかわらず、運転にはそれほど気を使う必要はない。
車両はディズニーランドの車両を作っている会社が改造している。
基本的に運転は清水さん、調理は山田シェフが行う。
荷物を運ぶ車ではないのでレースやイベント以外では使うことはなく、車庫に保管されている。
ケータリング・カーは最近人気で増えてきているがこの規模で動いているのは日本にはこの車しかない。
スリーボンドのケータリング・カーはベンツのワゴン、4 トン車と世代交代してきて現在で 3 代目。
ケータリング・カーの中はまさに厨房そのもの
小型冷蔵庫
エアコン室内機
フリーザー(冷凍庫)
電子レンジ
大型冷蔵庫
レンジフード(換気扇)
吊り棚収納
ガスコンロ(大型2口)
電磁調理器
シンク
オーブン
エスプレッソメーカー
食洗機
スリーボンド・トランスポーター(10トン)
運転は江口さん
全長
1199㎝
全幅
249㎝
全高
380㎝
車両重量
14490Kg
車両総重量
25000Kg
排気量
12.13ℓ
ホスピテントを2張り設営できるサーキットでは、ケータリングカーと10トンの組み合わせで使
われる。1張りしか設営できない場合はトランスポーターは4トンが組み合わされる。
栃木校が担当した「ツインリンクもてぎ」と「スポーツランド菅生」はどちらも10トンで、テン
トは2張りだった。
ルーフは油圧で昇降する
レーシングカーも格納できる
ゲートはチェーンの巻取
りにより昇降する
右スカート部には
発電機が格納され
ている
左側面にテ
ントを設営
する
ゲートは二つ折りで格納
されていて、伸ばすと
この長さになる
ゲートなどの昇降は、エンジンの P・T・O でポンプを
駆動し、油圧で動かしている。
総輪エアサスでキャビンにもサスが付いているので
乗り心地はすごくいい。
さらにシートにもエアサスが入っているので、乗用
車並みかそれ以上。
トラックにしてはハイテクで燃料の残量から走行可
能距離がメーターに出たり、燃費計算もしてくれる。
2ペダル(クラッチレス)のセミオートマチックで、
クルーズコントロールもついているの。
運転席が高いせいもあって死角が多く、国産トラッ
クに比べると軽自動車が前に入っても全く見えない
くらい直前の視界はよくない。
助手席ドアの下側のガラス窓も国産にはあるが、ボ
ルボにはないので、サイドやアンダーミラーに頼る
ことが多い。
テントはフォーミュラの時は 4 日間、ス
リーボンドの意向によっては 1 週間たて
今回は風は強かった
たままの時もある。
が、アンカーを打つほ
状況が許せばアンカーも打てるのでかな
どではなかったので
りの強風でも設営可能。
タイダウンベルトで
固定
←ガルウイングタイプの荷台の例
横は開かないし後ろもゲートを全開にし
ないといけないし、フォークリフトも使
えないので、一般の貨物輸送には向かな
い車ではある。
5.KONDO Racing の車両紹介
近藤レーシング
トランスポーター
運転は杉本さん
トラクタ(ヘッド)
車両総重量18t
440 馬力
国産のヘッドに比べて値段
も倍くらいする。
国産に比べてハンドルの切
角が小さく取り回しがよくない。
ポジション球など LED ものに交換しているが、秋葉原で部品を買ってきて自作して取り付けてい
る。
オーディオもカスタムしており KICKER のウーファーを積んで 5.1ch環境になっている。
トラックのバッテリーは 24V だが、オーディオ用に 12V のバッテリーも積んでいる。
トレーラー
元々は IMPUL で使っていたトランスポーター
(よく見るとところどころ青い部分が見える)
製造は 1991 年で日本トレーラーモービル製
値段は約 2000 万円ほどする。
ドライバーが休憩したりミーィングをしたりす
るスペース。
機材を箱に入れて積み卸ししやすく、
どこに何があるかわかりやすくなっている棚。
エンジニアがデータ解析をしているスペース。
入り口の最も近い場所にはドライバーが使うヘ
ルメットとハンズを置く棚が設置されている。
ハンズ
HANS(ハンズ)とは、
「Head and Neck Support」
の略で、四輪自動車競技の世界においてヘルメッ
トと並ぶ救命デバイスの一つ。主に頭部を保護す
るヘルメットとは違い首を保護するための物であ
る。ヘルメットほど一般には知名度はないが、国
際格式などの大きなレースでは着用が義務づけら
れておりヘルメットとともにレースには欠かせな
い用具の一つである。日本など一部地域では清音
で「ハンス
ハンス」とも発音される。
(wikipedia より引
ハンス
用)
トレーラーの中は 2 段になっていて 2 段目には
ホイールや外装部品など大きい部品が積んであ
る。
電動ドアトランスポーター
菅生には来ていなかったがフルオーダーの車両は作った当時で約 8000 万円ほどで
富士にはこちらが行くそうです。
国産の車両ではなくアメリカで作った車
「皆さん、ご協力ありがとうございました」
広報担当 日産栃木自動車大学校
一級自動車工学科 3年
瓦井 知宏