McAfee Customer Submission Tool 2.4.0 製品ガイド

製品ガイド
改訂 A
McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
著作権
Copyright © 2016 McAfee, Inc., 2821 Mission College Boulevard, Santa Clara, CA 95054, 1.888.847.8766, www.intelsecurity.com
商標
Intel および Intel のロゴは、米国法人 Intel Corporation または米国またはその他の国の関係会社における登録商標です。McAfee および McAfee のロゴ、McAfee
Active Protection、McAfee DeepSAFE、ePolicy Orchestrator、McAfee ePO、McAfee EMM、McAfee Evader、Foundscore、Foundstone、Global Threat
Intelligence、マカフィー リブセーフ、Policy Lab、McAfee QuickClean、Safe Eyes、McAfee SECURE、McAfee Shredder、SiteAdvisor、McAfee Stinger、McAfee
TechMaster、McAfee Total Protection、TrustedSource、VirusScan は、米国法人 McAfee, Inc. または米国またはその他の国の関係会社における商標登録または商標
です。その他すべての登録商標および商標はそれぞれの所有者に帰属します。
ライセンス情報
ライセンス条項
お客様へ:お客様がお買い求めになられたライセンスに従い、該当する契約書 (許諾されたソフトウェアの使用につき一般条項を定めるものです、以下「本契約」といいます)
をよくお読みください。お買い求めになられたライセンスの種類がわからない場合は、販売およびライセンス関連部署にご連絡いただくか、製品パッケージに付随する注文
書、または別途送付された注文書 (パンフレット、製品 CD またはソフトウェア パッケージをダウンロードした Web サイト上のファイル) をご確認ください。本契約の規
定に同意されない場合は、製品をインストールしないでください。この場合、弊社またはご購入元に速やかにご返信いただければ、所定の条件を満たすことによりご購入額
全額をお返しいたします。
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McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
目次
5
まえがき
このガイドについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
対象読者 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
表記法則 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
1
製品マニュアルの検索 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
6
はじめに
7
仕組み . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
2
スパムの特定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
7
スパムの回避 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
スパム スコアの動作 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
フィッシング詐欺の特定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
9
フィッシング詐欺の回避 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
9
11
インストール
要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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インストール チェックリスト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
製品ファイルのダウンロード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
製品ファイルの手動インストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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スクリプトを使用したツールのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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サンプル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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電子メール ユーザーへの、このツールの通知 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
構成の変更 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
3
16
17
ツールの使い方
Outlook インターフェース上のツール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
電子メールにサンプルの送信 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
間違って分類されたサンプルの送信 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
18
Microsoft Outlook 連絡先のホワイトリストへの登録 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
Customer Submission Tool の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
索引
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製品ガイド
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目次
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McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
まえがき
このガイドでは、McAfee 製品の操作に必要な情報を提供します。
目次
このガイドについて
製品マニュアルの検索
このガイドについて
ここでは、このガイドの対象読者、表記規則とアイコン、構成について説明します。
対象読者
McAfee では、対象読者を限定してマニュアルを作成しています。
このガイドの情報は、主に以下の読者を対象としています。
•
管理者 - 企業のセキュリティ プログラムを実装し、施行する担当者。
•
ユーザー - このソフトウェアが実行されているコンピューターを使用し、ソフトウェアの一部またはすべての機
能にアクセスできるユーザー。
表記法則
このガイドでは、以下の表記規則とアイコンを使用しています。
『マニュアルのタイト
ル』、用語 または強調
太字
マニュアル、章またはトピックのタイトル、新しい用語、語句の強調を表します。
特に強調するテキスト
ユーザーの入力、コード、 コマンド、ユーザーが入力するテキスト、画面に表示されるメッセージを表します。
メッセージ
[インターフェースのテ
キスト]
オプション、メニュー、ボタン、ダイアログ ボックスなど、製品のインターフェースの
テキストを表します。
ハイパーテキスト (青
色)
トピックまたは外部の Web サイトへのリンクを表します。
注: 追加情報 (オプションにアクセスする別の方法など) を表します。
ヒント: ヒントや推奨事項を表します。
重要/注意: コンピューター システム、ソフトウェア、ネットワーク、ビジネス、データ
の保護に役立つ情報を表します。
警告: ハードウェア製品を使用する場合に、身体的危害を回避するための重要な注意事項
を表します。
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5
まえがき
製品マニュアルの検索
製品マニュアルの検索
[ServicePortal] では、リリースされた製品の情報 (製品マニュアル、技術情報など) を入手できます。
タスク
6
1
[ServicePortal] (https://support.mcafee.com) に移動して、[Knowledge Center] タブをクリックします。
2
[Knowledge Base] ペインの [コンテンツのソース] で [製品マニュアル] をクリックします。
3
製品とバージョンを選択して [検索] をクリックします。マニュアルの一覧が表示されます。
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1
はじめに
®
McAfee Customer Submission Tool は、受信する好ましくないメールまたはスパムの量の削減に役立ちます。 こ
のソフトウェアは Microsoft Office Outlook 電子メール ソフトウェアと協調して、電子メールを McAfee Labs と
McAfee Quarantine Manager (MQM) に転送します。 McAfee Labs および MQM は、電子メール メッセージ サ
ンプルを分析してスパムの量の削減に使用します。
®
目次
仕組み
スパムの特定
フィッシング詐欺の特定
仕組み
スパム対策製品はスパムに対して保護します。
スパム送信者が新しい技術を開発し、スパム対策製品が新しいスパムを検出できなくなるなど、スパムは検出が困難
な場合があります。 さらに、スパム対策製品が無害なメールをスパムに分類することにより誤検知が発生することが
あります。
新しいスパム、フィッシング詐欺、および誤分類されたメールを分析することにより、McAfee ではスパム対策製品
の改良を継続しています。
Customer Submission Tool は、電子メールを McAfee Labs または MQM に分析のために送信します。
•
McAfee Labs へのメールの送信 - McAfee Labs では、当社の製品または他のベンダーの製品が間違って分類
したメッセージを検査して、その原因を理解することにより、当社のスパム対策製品を改良することができます。
当社では、送信されたサンプルはすべて機密データとして取扱い、転送したり、研究以外の目的に使用することは
ありません。 サンプルを正しく分析するために、送信者、件名、本文、テキストと添付ファイルを含む、メッセー
ジ ヘッダーに注目しています。 プライバシー ポリシーの全文は、ツールのインストール時に確認することができ
ます。
•
MQM への送信 — ネットワークに MQM がある場合は、サンプルは MQM 宛に送信してください。
関連トピック:
3 ページの「ツールの使い方」
スパムの特定
あらゆる迷惑メールや望ましくないメール メッセージがスパムと見なされます。
スパム、または迷惑バルク電子メール (UBE) には以下が含まれます。
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1
はじめに
スパムの特定
•
ジャンク メールと同様の、広告電子メール メッセージ、
•
デマ ウイルス、ジョーク、およびチェーン メールなどの非広告の電子メール メッセージ
スパムを作成する (スパマーとも呼ばれる) 人々は、電子メール メッセージのヘッダーを偽造して身元を隠し、多く
の場合、罪のない受信者に向けて攻撃を行います。
スパムでないメールとは
スパムと呼ばれる電子メールには、実際にはそうでないものもあります。 たとえば、以下のようなシナリオに該当す
る場合は、電子メール アドレスが配布リストに登録されたままになっている可能性があります。
•
ニュースレターまたはオンライン フォーラムを購読した
•
何らかの製品に関する情報を要求した
•
ワークグループから最近脱退した
このような種類の迷惑メールを減らすには、古くなった配布リストからメール アドレスを削除します。
スパムの回避
メッセージの送受信、インターネット チャット ルームへの投稿、または電子メール アドレスの広告に電子メール ア
ドレスを使用する度に、スパム メール送信者に対して電子メール アカウントが開示されます。
スパム送信者は、電子メール アドレスのリストを使用します。 時間が経つにつれて、アドレスがスパム送信者のネ
ットワーク内の複数のリストに追加され、受け取るスパムの量が大幅に増加します。
受信するスパム メッセージの数を減らすには、会社が推奨する電子メールの使用法に関するガイドラインに従ってく
ださい。 例:
•
スパム メッセージ内で広告されている製品の購入にご注意。このような広告によって、電子メール アドレスが有
効で、アドレスや他の個人情報が他のスパム メール送信者に売却可能であることがスパム メール送信者に伝わっ
てしまいます。
•
個人の電子メール アドレスをオンラインに投稿しないようにします。 代わりに、ニュース グループ、コンテス
トなどに参加する場合、あるいはサードパーティが電子メール アドレスを要求する場合は、使い捨て可能な電子
メールにアドレスを使用します。 そのアドレスで受信するスパムが大量になったら、そのアドレスの使用を中止
して新しいアドレスを取得します。
•
スパム メッセージで配信リストからユーザを削除すると表示されても、返信しない。ユーザの返信によって、電
子メール アドレスが有効で、アドレスが他のスパム メール送信者に売却可能であることがスパム メール送信者
に確認されてしまいます。
スパム スコアの動作
弊社の迷惑メール対策製品は、あらゆる電子メール メッセージに対する拡張ルール セットに対応します。
各ルールが非検知と誤検知のスコアに関連付けられています。 スパムと考えられる特性に一致するルールは、誤検知
のスコアを付与します。 正当なメッセージの属性に一致するルールは、非検知のスコアを付与します。 追加された
場合は、スコアが各メッセージに全体的なスパム スコアを付与します。 ルールのいくつかは単純で、フレーズのみ
をチェックします。 他のルールはより複雑で、ヘッダー情報と電子メール メッセージの構造をチェックします。
非検知 は、一般的にスパムまたはフィッシング詐欺とみなされるコンテンツを含んでいる未分類の電子メール メッ
セージです。
誤検知 は、スパムまたはフィッシング詐欺に分類されたが、受信者がスパムまたはフィッシング詐欺とは見なさない
電子メール メッセージです。
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McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
はじめに
フィッシング詐欺の特定
1
スパム対策製品では、メッセージがスパムと見なされるレベルを指定できます。 一般的に、スコアが 5 の場合、メ
ッセージはスパムです。 スパム対策製品は、メッセージの件名行に **SPAM** などのテキストを追加することによ
りメッセージを強調表示します。 これにより、スパム電子メールを容易に特定して、メッセージの取扱いを決めるこ
とができます。
スパム対策製品で、スコアがあるレベルを超えるとスパムに分類するように設定する必要があります。 レベルが高す
ぎる (スパム スコアが 10 以上) の場合は、スパム対策製品がスパム メッセージを分類しない場合があります。 レ
ベルが低すぎる場合は、無害な電子メール メッセージがスパムに分類されます。
フィッシング詐欺の特定
一部のスパム送信者は、個人情報や銀行口座に関する情報の開示に疑いを持たない電子メール ユーザーを騙す、電子
メール メッセージのなりすましを専門としています。 なりすましの例には、送信者の身元を隠すための電子メール
メッセージの発信元の偽装や、本格的に見えるウェブサイトの作成などがあります。 このような特化したスパムは、
フィッシング詐欺として知られています。
一般的に、銀行などの権威のある企業を装った電子メールを受信します。 このような電子メールは、受信者を偽装さ
れた Web サイトに誘導し、以下のような個人情報や銀行情報などの入力を求めます。
•
口座番号
•
パスワード
•
クレジット カードの詳細情報
•
社会保障番号
犯罪者は、不正に盗まれた ID を使用して、
(個人ローンなどの)商品やサービスを取得して、以下のような行為を行
います。
•
口座からの直接の窃盗
•
銀行口座の開設
•
マネー ロンダリング
フィッシング詐欺の回避
お客様の会社に、正しいメッセージの取扱い方法を推奨する電子メールの使用方法に関するガイドラインがあればこ
れに従ってください。
例:
•
パスワードやその他の機密情報の入力を求める電子メールには注意してください。 銀行がそのような情報の直接
入力を求めることはなく、通常は郵便を使用して情報を確認します。 企業では、ユーザーのアカウント情報を紛
失することはあまりありません。 一般的な手順では、ユーザーに電子メールや Web サイトで詳細の入力を求め
ることはなく、郵便物により新しい詳細情報を発行します。
•
Web サイトへのリンクには注意してください。 機密情報の入力を求められる場合は、偽装されたリンクによっ
て別のサイトに誘導されている場合があります。 たとえば、電子メール中のリンクは使用している銀行の Web
サイト (www.example.com) のように見え、本物のサイトに接続するように見えますが、ブラウザーのアドレ
スには異なる名前 (例: www.example.net) または IP アドレス (例: 168.192.255.200) が表示されているこ
とがあります。
•
安全でない Web サイトに注意してください。 合法的な組織では、個人情報を送信する前にこれを暗号化するな
ど、安全な運用をしています。 そのような Web サイトは http://www.example.com ではなく https://
www.example.com のようなアドレスになっています。 つまり、HTTP の代わりに HTTPS として知られてい
る安全なインターネット プロトコルを使用しています。
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1
はじめに
フィッシング詐欺の特定
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インストール
インストール環境を準備して Customer Submission Tool ソフトウェアをインストールします。 ソフトウェアを
手動でインストールできますが、ツールを多くの電子メール ユーザーに提供する場合はスクリプトの使用を推奨しま
す。
目次
要件
インストール チェックリスト
製品ファイルのダウンロード
製品ファイルの手動インストール
スクリプトを使用したツールのインストール
要件
インストールを正常に完了するは、最小要件を満たす環境が必要です。
コンポーネント
要件
Microsoft Office
Outlook
32 ビットと 64 ビットの Customer Submission Tool インストーラーをダウンロードで
きます。 いずれのインストーラーも、異なるバージョンの Microsoft Outlook をサポートし
ます。
• 32 ビット インストーラーを使用して Customer Submission Tool をダウンロードする
場合は、以下のいずれかのバージョンの Microsoft Outlook を使用していることを確認し
ます。
• 2002
• 2010
• 2003
• 2013
• 2007
• 64 ビット インストーラーを使用して Customer Submission Tool をダウンロードする
場合は、以下のいずれかのバージョンの Microsoft Outlook を使用していることを確認し
ます。
• 2010
• 2013
メッセージング サ
ーバー
Customer Submission Tool は、以下のバージョンの Microsoft Exchange Server をサポ
ートしています。
• 2007
• 2010
• 2013
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2
インストール
インストール チェックリスト
インストール チェックリスト
システムがインストール プログラムを正しく実行するように設定されていることを確認するには、インストール チ
ェック リストを確認します。
確認...
検証
済み
コンピューターのオペレーティング システムが Microsoft Windows XP 以降の場合
Windows オペレーティング システムの最新のサービス パックと Windows Updates をインストールし
ている場合
コンピューターに Microsoft Outlook 2002 以降がインストールされている場合 Customer Submission
Tool は、Microsoft Outlook Express またはその他の電子メール クライアントに対応していません。
Customer Submission Tool ソフトウェアをインストールする管理者権限がある場合
製品ファイルのダウンロード
Customer Submission Tool 製品ファイルを McAfee Web サイトからダウンロードします。
タスク
1
ハード ドライブに一時フォルダーを作成します。
2
マカフィー無料ツール ページに移動します。
3
[スパムの送信] セクションに移動して、[Customer Submission Tool] をクリックします。
4
ご使用のコンピューターに適したインストール リンクをクリックして、[マカフィー ソフトウェア無償ライセン
ス] ページの [今すぐダウンロード] をクリックします。
5
アーカイブされた製品インストール フォルダーを一時フォルダーに解凍します。
.zip アーカイブを解凍するのに必要なユーティリティは、多くの電子サービスから入手できます。
製品ファイルの手動インストール
Customer Submission Tool 製品ファイルをコンピューターにインストールします。
•
Outlook 2007 以前のバージョンでは、最初のインストールの後で再インストールする場合、インストール先を
変更できません。
•
Customer Submission Tool を複数台のコンピューターにインストールする場合は、スクリプトの使用を推奨し
ます。
タスク
1
実行中のアプリケーションをすべて終了してください。
2
ツールのダウンロード先の一時フォルダで、
[[McAfee Customer Submission Tool]]フォルダをダブルクリッ
クします。
3
インストール ウィザードを開くには、Office 32 ビットの場合は MCSTx86.EXE ファイルを、Office 64 ビット
の場合は MCSTx64.EXE ファイルを見つけて実行します。
インストーラーが適切な言語を自動的に選択肢なかった場合は、言語を選択するダイアログ ボックスが表示され
ます。
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インストール
スクリプトを使用したツールのインストール
2
4
[McAfee Customer Submission Tool 設定] ウィンドウで、[次へ] をクリックして [宛先フォルダ] ページを開
きます。
5
デフォルトの宛先フォルダのままにするか、[参照] をクリックして異なるフォルダーを選択し、[次へ] をクリッ
クします。
6
[アプリケーションのインストール準備をする] ページで、[次へ] をクリックして [システムの更新] ページを開
きます。
ページには、進捗メッセージと進捗バーが表示されます。 ファイルがコピーされソフトウェアがインストールさ
れます。これには数分かかる場合があります。 インストールが完了すると、[McAfee Customer Submission
Tool がインストールされました] ページが表示されます。
7
ウィザードを閉じるには、[終了] をクリックします。
8
Microsoft Outlook を開きます。
Microsoft Outlook ユーザー インターフェースで追加のボタンが使用できます。
スクリプトを使用したツールのインストール
スクリプトを使用して、Customer Submission Tool を複数台のコンピューターにインストールします。
Outlook 2007 以前のバージョンでは、最初のインストールの後で再インストールする場合、インストール先を変更
できません。
インストール コマンドは以下のような形式です。
msiexec /qn /I mcstx86.msi パラメーター 1 パラメーター 2 パラメーター 3
msiexec /qn /I mcstx64.msi パラメーター 1 パラメーター 2 パラメーター 3
Windows インストーラーに関する詳細については、Microsoft の Web サイトにアクセスしてください。
ツールを手動で設定可能な機能 ([ツールの設定] の機能) は、すべてコマンドのパラメーターで指定できます。
以下の表でパラメータについて説明します。
表 2-1
一般パラメータ
パラメータとデフォルト値
説明
CONFIGENABLED 1 (はい)
[Configure MCST] ボタンが表示して、ツールをユーザーが設定できるよう
にします。
• 0 = いいえ
• 1 = はい
その他の値は 1 として扱われます。
DELETESPAMONSUBMIT 0 (いい
え)
スパムまたはフィッシング詐欺メールを送信後に削除します。
• 0 = いいえ
• 1 = はい
その他の値は 0 として扱われます。
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製品ガイド
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2
インストール
スクリプトを使用したツールのインストール
表 2-1
一般パラメータ (続き)
パラメータとデフォルト値
説明
DONTSHOWSPAMSUBMIT 0 (い
いえ)
ユーザーがボタンをクリックしてスパムまたはフィッシング詐欺メールを送
信する際に、送信ダイアログを非表示にします。
• 0 = いいえ
• 1 = はい
その他の値は 0 として扱われます。
DONTSHOWHAMSUBMIT 0 (いい
え)
ユーザーがボタンをクリックして間違ってスパムまたはフィッシング詐欺に
分類されたメールメッセージを送信する際に、送信ダイアログを非表示にし
ます。
• 0 = いいえ
• 1 = はい
その他の値は 0 として扱われます。
INSTALLDIR1 (テキストを参照)
ツールを指定した場所にインストールします。 デフォルトでは、ツールは
C:\Program Files\McAfee\Submission Tool にインストールされます。
MAXSUBMISSIONCOUNT 100
ユーザーが 1 度に 100 件のメッセージを送信できるようにします。
REBOOT (なし)
インストールの終了時にオペレーティング システムを再起動します。
設定可能な値は以下のとおりです。
• [F] = 強制
• [S] = 抑制
• [R] = 完全に抑制
[S] または [R] の使用を推奨します。
表 2-2 McAfee Labs への送信のパラメーター
パラメータとデフォルト値
説明
ASEENABLED 1 (はい)
サンプルの McAfee Labs への送信を有効にします、
ASERESPONSEFREQ 0 (即時) 送信に対する McAfee Labs の応答頻度です。 設定可能な値は以下のとおりで
す。
• 0 = [即時]
• 1 = [毎日]
• 2 = [毎週]
• 3 = [しない]
その他の値は 0 として扱われます。
ASERESPONSETYPE 0 (概要) McAfee Labs が送信する確認の種類。 設定可能な値は以下のとおりです。
• 0 = [概要]
• 1 = [標準]
• 2 = [詳細]
その他の値は 0 として扱われます。
14
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インストール
スクリプトを使用したツールのインストール
2
表 2-3 MQM への送信のパラメーター
パラメータとデフォルト値
説明
MQMENABLED 0 (いいえ)
サンプルの MQM への送信を有効にします、
• 0 = いいえ
• 1 = はい
その他の値は 0 として扱われます。
MQMPATH
MQM 上のユーザー フォルダーの URL
例: http://mqm.example.com/mqmuserui
WHITELISTHAMONSUBMIT 0 (いい
え)
送信された電子メールがスパムまたはフィッシング詐欺ではない場合
は、送信者のアドレスを自動的にホワイトリストに追加します。
• 0 = いいえ
• 1 = はい
その他の値は 0 として扱われます。
BLACKLISTSPAMONSUBMIT 0 (いい
え)
送信された電子メールがスパムまたはフィッシング詐欺であった場合
は、送信者のアドレスを自動的にブラックリストに追加します。
• 0 = いいえ
• 1 = はい
その他の値は 0 として扱われます。
サンプル
文字列は二重引用符で囲みます。例:INSTALLDIR1=”C:\FOLDER A\FOLDER 1”
次のコマンドは、以下を実行します。
•
デフォルト値を使用して Customer Submission Tool をサイレント インストールします。
•
[スパムの送信] および [非スパムの送信] ボタンを Microsoft Outlook ツールバーに表示できるようにします。
•
ユーザーがサンプルを McAfee Labs に送信できるようにします。
•
ユーザーが、Customer Submission Tool を再設定できないようにします。
インストールの完了後に再起動は必要ありません。
msiexec /qn /i mcstx86.msi CONFIGENABLED=0 INSTALLDIR1=”C:\FOLDER A\FOLDER 1” REBOOT=R
msiexec /qn /i mcstx64.msi CONFIGENABLED=0 INSTALLDIR1=”C:\FOLDER A\FOLDER 1” REBOOT=R
次のコマンドは、以下を実行します。
•
Customer Submission Tool をサイレント インストールします。
•
ユーザーがサンプルを MQM に送信できるようにします。
•
ユーザーが Customer Submission Tool を再設定できるようにします。
msiexec /qn /I mcstx86.msi MQMENABLED=1 MQMPATH=”http://mqm1/userui” REBOOT=R
msiexec /qn /I mcstx64.msi MQMENABLED=1 MQMPATH=”http://mqm1/userui” REBOOT=R
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15
2
インストール
スクリプトを使用したツールのインストール
電子メール ユーザーへの、このツールの通知
Customer Submission Tool が電子メール ユーザーの Microsoft Outlook クライアントにインストールされたと
きに、ユーザーに通知を発行することができます。
例
現在、当社では McAfee SPAM 送信ツールを開発しています。
このツールは、会社が受信する SPAM メールの量を、誰でも削減することができるようにします。
Microsoft Outlook ユーザー インターフェースに 2 つの追加のボタンが表示されます。 アイコンが表
示されない場合は、Microsoft Outlook を再起動してください。
SPAM として検出されなかった SPAM のサンプルを送信するには、
間違って SPAM に分類されたメッセージのサンプルを送信するには、
をクリックします。
をクリックします。
構成の変更
ツールを再インストールせずに設定を変更するには、レジストリ キー HKEY_CURRENT_USER\Software\McAfee
\Submission Tool を変更します。
表 2-4 設定
名前
デフォルト値(16 進数)
AseEnabled
00000001
AseResponseFreq
00000000
AseResponseType
00000000
BlacklistSpamOnSubmit
00000000
ConfigEnabled
00000001
DeleteSpamOnSubmit
00000000
DontShowHamSubmit
00000000
DontShowSpamSubmit
00000000
MaxSubmissionCount
00000064
MqmEnabled
00000000
WhitelistHamOnSubmit
00000000
レジストリ中の名称は、スクリプトを使用して Customer Submission Tool をインストールする際に使用するパラ
メーターと同一です。
変更したレジストリ設定を有効にするには、Microsoft Outlook を再起動します。 間違った値を入力すると、
Customer Submission Tool がその値をデフォルト値で置き換えます。
16
McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
3
ツールの使い方
Microsoft Outlook インターフェースでは、サンプルの送信、連絡先のホワイトリストへの追加、および Customer
Submission Tool の設定ができます。
目次
Outlook インターフェース上のツール
電子メールにサンプルの送信
間違って分類されたサンプルの送信
Microsoft Outlook 連絡先のホワイトリストへの登録
Customer Submission Tool の設定
Outlook インターフェース上のツール
Customer Submission Tool は、Microsoft Outlook 2007 以前のバージョンにツールバー ボタンとメニュー エン
トリを追加します。 Outlook 2010 および 2013 では、リボン ユーザー インターフェースのホーム タブにアイコ
ンが追加されます。
Outlook 2007
Outlook 2007 以前のサポートされているバージョンでは、以下のツールバーボタンが詳細なツールチップ テキスト
として表示されます。
•
[スパムまたはフィッシング詐欺のサンプルとして送信]
•
[非スパムとして送信]
•
[送信の詳細設定]
[アクション] メニューのオプションも使用できます。
Outlook 2010 および 2013
Outlook 2010 および 2013 では、リボン ユーサー インターフェースのホーム タブにアイコンが表示されます。
•
[スパムの送信]
•
[非スパムの送信]
•
[MCST の設定]
これらのオプションにより以下の操作が可能です。
•
スパムまたはフィッシング詐欺に分類されたメッセージの送信。
•
スパムまたはフィッシング詐欺に間違って分類されたメッセージの送信。
McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
17
3
ツールの使い方
電子メールにサンプルの送信
•
会社で MQM を使用している場合は、Microsoft Outlook のすべての連絡先をホワイトリストに追加します。
•
ツースの設定のいくつかを構成します。
電子メールにサンプルの送信
Microsoft Outlook クライアントを使用してスパムまたはフィッシング詐欺のサンプルを送信します。
タスク
1
Microsoft Outlook で、メッセージを表示するか、またはメッセージの件名を選択します。
2
ツールバーで、[スパムの送信] をクリックします。
[アクション] メニューを使用することもできます。
3
[スパムまたはフィッシング詐欺の送信] ダイアログ ボックスで、以下のいずれかのオプションを選択して、[OK]
をクリックします。
•
[送信時の送信者をブラックリストに登録] — スパム電子メールの送信者をブラックリストに追加します。
この送信者からの今後のすべての電子メールがブロックされます。 [送信時の送信者をブラックリストに登
録] チェックボックスは、会社が MQM を使用している場合のみ利用できます。
•
[送信時にメッセージを削除] — 選択したスパムまたはフィッシング詐欺サンプルを削除します。
•
[このダイアログを今後表示しない] — ダイアログ ボックスが再度表示されないようにします。 このダイア
ログ ボックスを再表示するには、Shift を押して、[スパムを送信] をクリックします。
Customer Submission Tool がサンプルを送信します。
4
サンプルを MQM に送信する場合は、ログイン名とパスワードが求められます。
5
サンプルの送信が成功したことを示すウィンドウが表示されたら、[OK] をクリックします。
このツールは、1 MB を超えるサンプルを送信しません。 1 MB を超えるファイルは削除することを推奨します。
間違って分類されたサンプルの送信
Microsoft Outlook クライアントを使用して間違って分類されたサンプルを送信します。
タスク
1
Microsoft Outlook で、メッセージを表示するか、またはメッセージの件名を選択します。
2
ツールバーで [非スパムの送信] をクリックします。
[アクション] メニューを使用することもできます。
3
[非スパムの送信] ダイアログ ボックスで、以下のいずれかのオプションを選択して、[OK] をクリックします。
•
[送信時に送信者をホワイトリストに登録] — 選択すると、この送信者からの今後のすべてのメールがスパム
に分類されません。 [送信時の送信者をホワイトリストに登録] チェックボックスは、会社が MQM を使用し
ている場合のみ利用できます。
•
[このダイアログを今後表示しない] — ダイアログ ボックスが再度表示されないようにします。 このダイア
ログ ボックスを再表示するには、Shift を押して、[スパムを送信] をクリックします。
Customer Submission Tool がサンプルを送信します。
18
McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
ツールの使い方
Microsoft Outlook 連絡先のホワイトリストへの登録
4
サンプルを MQM に送信する場合は、ログイン名とパスワードが求められます。
5
サンプルの送信が成功したことを示すウィンドウが表示されたら、[OK] をクリックします。
3
このツールは、1 MB を超えるサンプルを送信しません。 1 MB を超えるファイルは削除することを推奨します。
Microsoft Outlook 連絡先のホワイトリストへの登録
Microsoft Outlook の連絡先からの電子メールがスパムまたはフィッシング詐欺として分類されるのを防ぐために、
連絡先のアドレスをホワイトリストに追加できます。
開始する前に
この機能は以下の場合にのみ利用できます。
•
組織で MQM を使用している。
•
Customer Submission Tool が [MCST の設定] ボタンを Microsoft Outlook ツールバー表示す
るように設定されている。
タスク
1
Microsoft Outlook でツールバーの[MCST の設定]をクリックします。
2
[McAfee Customer Submission Tool] ダイアログ ボックスで、[連絡先アドレスを安全な送信者のリストに追
加] をクリックして [OK] をクリックします。
ホワイトリストに登録された電子メール アドレスから受信する今後のすべてのメッセージは、ウイルス スキャン
されますが、スパムとフィッシング詐欺についてはスキャンされません。
Customer Submission Tool の設定
[MCST の設定] ボタンがツールバーで利用可能な場合は、その機能を設定できます。
ボタンは、電子メールの件名行を表示している時のみ使用できます。また、ツールをインストールしたスクリプトが
ボタンを有効にしなかった場合は利用できません。
タスク
1
Microsoft Outlook ツールバーで [Configure MCST] をクリックします。
2
[McAfee Customer Submission Tool] ダイアログ ボックスで、[全般] タブをクリックし、以下のオプション
を選択します。
3
•
[送信後の削除] — スパムまたはフィッシング詐欺電子メールを送信した後に削除します。
•
[送信ダイアログを表示しない] — スパム、フィッシング詐欺、または間違って分類された電子メールの送信
時に、ダイアログ ボックスを表示しないようにします。
分析のためにサンプルを McAfee Labs に送信する場合は、[McAfee Labs] タブをクリックして、[有効] を選択
し、以下のオプションを設定します。
•
[応答頻度] — McAfee Labs が送信を確認するために電子メールを自動的に送信する頻度を指定します。
[今すぐ] を選択すると、多くのサンプルを同時に送信し、そのご数分以内にいくつかのリプライを受信しま
す。
•
[応答の種類] — 自動電子メールの詳細を指定します。 たとえば、[概要] は確認のみを提供します。 このツ
ールを最初に使用する際には、[今すぐ] と [概要] を選択することを推奨します。
McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
19
3
ツールの使い方
Customer Submission Tool の設定
4
分析のためにサンプルを MQM に送信するには、[MQM] タブをクリックし、[有効] を選択して、以下のオプシ
ョンを設定します。
•
20
[URL] — MQM サーバーのアドレスを指定します。 例:
•
http://www.example.com
•
192.168.255.200
•
[ユーザー名] — MQM との通信に使用するユーザー名を指定します。 例: [email protected].
•
[パスワード] — ユーザー名と関連付けられたパスワードを指定します。
•
[この送信者からの今後のメッセージをブロックする (送信者をブラックリストに登録する)] — 送信者から
受信するすべての電子メールをブロックします。
•
[この送信者からの今後のメッセージを許可する (送信者をホワイトリストに登録する)] — この送信者から
のすべてのメッセージに対する Customer Submission Tool のスパムまたはフィッシング詐欺のスキャン
を防止します。 電子メールは常にウイルスに対してスキャンされます。
McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
索引
M
ツール (続き)
設定 19
McAfee Customer Submission Tool 7
McAfee Customer Submission Tool の使用 17
McAfee ServicePortal、アクセス 6
O
ツールを電子メール ユーザに告知 16
て
テクニカル サポート、製品情報の検索 6
Outlook の連絡先をホワイトリストに追加 19
S
と
ドキュメント
このガイドの対象読者 5
ServicePortal、製品マニュアルの検索 6
表記規則とアイコン 5
い
インストール チェックリスト 12
な
インストール ツール
なりすまし 9
スクリプトを使用 13
手動 12
ひ
非検知 8
こ
ふ
誤検知 8
このガイドで使用している表記規則とアイコン 5
フィッシング詐欺 9
このガイドについて 5
フィッシング詐欺とは 9
フィッシング詐欺の回避 9
す
スパム 7
ま
スパム スコア 8
マニュアル
製品固有、検索 6
スパム送信者 9
スパムとは 7
スパムの回避 7, 8
よ
要件, インストール 11
せ
製品ファイルのダウンロード 12
つ
ツール
使用 17
McAfee Customer Submission Tool 2.4.0
製品ガイド
21
0A16